シャロ「助けてえぇぇ〜〜」back

シャロ「助けてえぇぇ〜〜」


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1:
千夜「すぅ??,はぁ????」
千夜「よしっ……!」
ピンポーン
千夜「シャロちゃーん!!」
シャロ「はーい! 千夜ー? なにー?」
ガチャ
千夜「シャロちゃんっ!!」ギュッ
シャロ「えっ――いいいいきなり何するのよっ////」
3:
千夜「シャロちゃんをもふもふしたくってついやっちゃった♪」テヘッ
シャロ「なんなのよまったくココアみたいなこと言って」
シャロ「……それで何か用なの?」
千夜「えーっと…………特にないわね……」
シャロ「そう……それじゃ」
千夜「あー! 待って待ってシャロちゃん!」
シャロ「何よ,もう……」
6:
千夜「じゃあ一緒にお出かけしない? シャロちゃん今日はバイトおやすみよね?」
シャロ「そうだけど……」
千夜「ダメかしら? お出かけしたいなーって思ったんだけど」
シャロ「うーん」
千夜「お出かけしたいなーって,シャロちゃんと!」
シャロ(まぁどっちにしろ買う物あるし……)
千夜「二人で! 一緒に!」
シャロ「ん……行くぅ」
千夜(押しに弱いシャロちゃん可愛い!!)
9:
千夜「シャロちゃん,この服なんてどうかしら」
シャロ「私のはいいわよ……それより自分のは? 何かいいの見つかった?」
千夜「うーん,コレと言ったものは――あっ!!」
千夜「これだわ! 絶対に似合う! シャロちゃんに!!」
シャロ「私のはいいからぁっ!!」
千夜「試着だけでもしてみましょうよ,ねっ? ほらほら!」
シャロ「押すなーぁ」
11:
シャロ「……なんか恥ずかしい」ソワソワ
シャロ「大丈夫? 変じゃない?」
千夜「よく似合ってるわ」
シャロ「そ,そう?」
千夜「大人っぽいし,できる女って感じね」
千夜「シャロちゃん,これは買いよ,買い!」
シャロ「できる女……」
シャロ(――リゼ先輩みたいな!)
シャロ「そんなに言うなら……買っちゃお」
12:
――――――――――――
千夜「お邪魔しまーす」フラフラ
シャロ「どうぞー」
千夜「ふーっ,さすがに歩き疲れたわね」
千夜「そう言えばシャロちゃん,服の他に何買ったの?」
シャロ「あー,ちょっとね,個人的なモノよ」
シャロ「ほら,麦茶用意するから千夜は休んでなさい」
千夜「そうね,ありがとう,そうさせてもらうわ」パタリ
トプトプトプトプ
シャロ「――おまたせ」
シャロ「……千夜?」
13:
千夜「すぅすぅ……」
シャロ「寝てる」
シャロ(……まったく仕方ないわね)
毛布モフッ
シャロ「おやすみ」
シャロ(……本でも読んでようかな)
15:
――――パタン
シャロ「ふは???っっ!」ノビノビ
シャロ(読み終わっちゃった)
シャロ(それにしても……)ツンツンフニフニ
千夜「すーぅすーぅ……」
シャロ(なかなか起きないわね)
シャロ(どうすれば……)
16:
シャロ(そろそろご飯の時間じゃない)
シャロ(……千夜の分も作ってあげよ)
シャロ「♪??」
千夜「シャロちゃん……」
シャロ「!!!!!」ドキッ
千夜「こういうことは人前では……すーすー」
シャロ「……寝言?」
シャロ「というかどんな夢見てるのよっ////」
17:
シャロ「――できた」
シャロ「千夜?,起きなさいよ」ユサユサ
千夜「だめっ,シャロちゃんそんな激しっ…………あら?」
シャロ「お……おはよう////」
千夜「あらシャロちゃんおはよう」
千夜「あっ,ごめんなさい私いつの間にか眠ってたみたい」
シャロ「そ,それよりご飯作ったから食べない?」
千夜「まぁ,ありがとう,いただくわ」
18:
千夜「ごちそうさま,美味しかったわ」
千夜「シャロちゃんの料理には愛がこもってるわね,ふふふっ」
シャロ「何言ってるのよ普通よフツー」
千夜「お皿は私が洗うわ」ジャーッ
シャロ「あ,うん,ありがと」
千夜「この後一回うちに来てお風呂にしない?」ゴシゴシ
シャロ「ちょっと早くない?」
千夜「お風呂上がったら少ししたいことがあって♪」カチャカチャ
20:
千夜「さて,お風呂も終わったしシャロちゃんちに戻って来たわけだけれど」
シャロ「な,なにするつもり……」ソワソワ
千夜「それは……ファッションショーよ!!」
シャロ「……え?」
千夜「今日買ってきた服あるじゃない? それを着るの」
シャロ「買う前に着たじゃない!」
千夜「まあまあ! 私が買ってきたのでまだ合わせてないのシャロちゃんに見てほしいし」
シャロ「……仕方ないわね,見てはあげるわよ」
21:
千夜「――これはこっちのスカートと組み合わせたほうが良いかしら?」
シャロ「んー,そうね,それもアリだけど私は今着てるやつのほうが好き」
千夜「じゃあこのまま♪」
千夜「ほら,シャロちゃんも今日買ったの着て」
シャロ「私は着なくていいわよ」
千夜「シャロちゃんも着ないとダメよ,ほらほら」
シャロ「わ,わかったわよ」
24:
千夜「シャロちゃんやっぱり似合うわね」
シャロ「い,いいからっ///」
千夜「私が男性だったらもうベタ惚れよ」
シャロ「千夜! 変なこと言うのやめなさいよ///」
千夜「もともとシャロちゃん大好きだけどね♪」
シャロ「ば……ばかぁ///」モジモジ
千夜「あら? 顔真っ赤よ,ふふっ」
シャロ「うるしゃいだまれー!」
千夜「シャロちゃん照れ屋さん可愛い!!」
26:
千夜「シャロちゃんちょっとこっち来て?」
シャロ「……なんか変なことするんじゃないでしょうね」オソルオソル
千夜「一緒に写真撮るだけよ」
カシャッ
千夜「壁紙にしちゃおーっと」
千夜「シャロちゃんにも送るわ」
ピロリン
シャロ「来た,もう着替えていい?」
千夜「そうね,着替えましょうか」
28:
ゴソゴソ
シャロ「……あのさ,千夜」
千夜「なあに?」
シャロ「えっと……」
シャロ(な,なんか緊張する……)
千夜「ん?」
シャロ「コレ……あげる」スッ
シャロ「誕生日おめでと」
33:
千夜「まあ!!」
千夜「シャロちゃんがさっき買ってたの!」
千夜「私の誕生日覚えててくれたの?」
シャロ「……当たり前じゃない///」
千夜「ありがとうシャロちゃん!」ギュッ
シャロ「い,いいから離れなさいよっ///」
千夜「嫌よ♪」
シャロ「助けてえぇぇ??」
36:
ピンポーン
シャロ「来たっ!! 入って!!」
ガチャッ
ココア「お邪魔しまー……!?」
リゼ「――なっ,なにやってるんだお前ら!?」
ココア「チノちゃん見ちゃダメっ!」
チノ「うぇっ!?」
シャロ「リゼ先輩!! そういうんじゃないんです!!!」
千夜「あら,そうかしら♪」
シャロ「変なこと言うなーっ!」
39:
シャロ「はぁはぁ……まあ入ってよ……」
ココア「お邪魔しまーす」
チノ「わっ,ココアさん前が見えないです!」
ココア「あ,ごめんごめん」テヘ
リゼ「変なタイミングで来てすまないな……」
シャロ「違いますって!!」
千夜「みんなしてどうしたの?」
ココア「今日は千夜ちゃんの誕生日でしょ? だから……」
千夜「えっ,もしかしてみんな――」
41:
ココア「おめでとう千夜ちゃん!!」
チノ「おめでとうございます!」
リゼ「千夜,おめでとう!」
シャロ「おめでとっ!」
千夜「――みんなありがとう!!」
FIN
4

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