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【ゲーム】ゲーム関係のいい話のコピペ貼るね


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これはスパ施設に行った時の話である
施設内にはポツポツとしか客がいなかった
風呂上りに私は施設を散策するうちにラウンジに一台のピアノを発見した
自慢じゃ無いが私は少々ピアノが弾ける
受付で聞くと、そのピアノは誰もが自由に弾いていいという。
見渡せば、ラウンジには携帯ゲームに興じる中学生の男の子が数人いるだけ。
私は弾くことにした。最初はおずおずとクラシックを。ちょっと大きめの音で
スタンダードな曲を。そして気持ちを込めて、好きなアーティストのヒット曲を。
誰も気にする者はいない。気持ちがいい。私はしだいにおおらかな気分になった。
手を休めてふと見ると、あいかわらず男の子達は携帯ゲームに夢中だ。
2
ふと、いたずら心が私に芽生えた。
私は「ドラゴンクエスト」のテーマ曲を弾いた。続けて、「FF」のテーマ曲を弾いた。
反応があるかな、と期待したが、男の子達はとくに変化が無くゲームに没頭している。
私はあてが外れて少々残念に思ったが、そこからはたんに自分の趣味として
好きなゲームのテーマ曲やBGMなどをいくつか適当に弾いた。
4
そして、「ファイアーエムブレム」のメインテーマを弾いたとき、
背後からこんなささやき声がした。
「マルス、マルス!」。え?反応した?私は今一つ確信が持てない。
もう一度弾いてみようかと思ったが
同じ曲を繰り返すのもなんだか照れくさかった。
思案のすえ、私は「エムブレム」で
仲間が誰かを説得する時の曲を弾いてみた。
すると背後から「マルス、マルス!」と言う声がして
さらには「ファイアーエムブレム?」と言う声まで届いたので、
私はついに振りかえって
彼らに微笑みかけた。男の子達は、振り向いた私に「うまいですね!」と恥ずかしそうに言い
私はお礼を返しながら「「ファイアーエムブレム」知ってるの?」と問い掛けた。
どちらにとってもちょっと意外な出来事だったのだろう
こんな感じでゲームに関係するコピペを貼っていく

8
俺こないだ彼女にヤられてる時に思わず
「らめぇ」なんて喘いじゃったんだよ。
そしたら「らめぇ?何それ可愛いつもり?」とか言われてさ。
「もう一回言ってごらん。じゃないとオチンチンいじめてあげないよ?」って。
もうね、らめぇ連呼したよ。
「馬鹿じゃないの?馬鹿じゃないの?」って罵られながらヤられた。
Mならわかると思うけど、正直最高だった。
で、それ以来らめぇプレイがスタンダードになったんだけど、
おかげで彼女のS度が上昇しちゃったみたいでさ、
つい先日「ほら、こういう事されるの大好きでしょ?らめぇ?」なんてナメた口調で言いながら
俺の目の前でアーマードコアのセーブデータ消しやがった。
普通にぶん殴ったよ。
9
俺には3歳の姪が居る
居間でゲームをしていると両親と共に泊まりに来ていた姪がやって来て
TVが見られないと怒りだした。
可愛い姪の気持ちを酌んで
俺はセーブして電源を切ろうとしたが、
3歳児の激情というのはある種、理不尽な程の勢いを持つもので、
姪にはセーブという概念がない。
今すぐその「わけがわからない画面」を消してテレビを観せてくれとせがみ続ける。
俺は仕方無くセーブ無しで電源を切り、姪にTVを見せてあげた。
次の日も俺がゲームをしていると、姪がやって来てTVを観せろと要求する
俺はまたしてもセーブせずに電源を落とす。まあ、それは仕方が無いことだと
俺も諦めていた。さて、その次の事。
11
俺は新しいゲームを買ってきた。
「ICO」である。独特の雰囲気を持つこの美しいゲームを
俺はワクワクしながらプレイした。
姪がやって来なければいいな、
と思いつつプレイしていたが、しばらくすると姪がやって来た
仕方が無い、と俺は諦め、姪に向かって「TV観たいの?」と聞いた。
すると、姪は驚く事にこう言った。
「これ好き!」。切なく美しいそのゲームは、3歳児を魅了したのだ。
俺は驚きつつも嬉しく思いゲームを続けた。
姪はTVのそばに座り、じっとそのキレイな画面に見入っていた。
それから3年が過ぎ、家族から聞いた話に寄れば6歳になった
姪は今、2歳の弟を横に座らせて「ICO」をプレイしているのだという
俺は今度、姪に会う時に「ワンダと巨像」をプレゼントしようと密かに思っている。
12
長期の休みを利用して実家に帰った時の話である。
自分と同じくゲームファンである妹がwiiを持ち帰っていたため
姉妹は久々にゲームを堪能した。なんと愉快な事か。
少し老けた父と母も、ゲームに興じる子供達を今更たしなめたりはしない。
それどころか、分別のついた年齢になっても仲良く遊ぶ二人を
微笑ましく眺めている。
キャアキャアと二人がリモコンを振っていると、やがて父親がトイレに立った
そして、二人のそばを通る時、なぜか大きな声でこう告げた
「お父さん、通りまーす!」
…なぜ、そんな事をわざわざ宣言するのか?姉妹は不思議に思ったものの
すぐに意識はテレビ画面へと戻った。
やがて休みが終わり、私も妹も実家をあとにした
そして、都会へと戻る電車の中で、私は突然に昔の場面を思い出したのだ。
14
あれは小学生の頃だ。居間のテレビにはファミコンが繋がっていて
私は妹と二人で毎日の様にコントローラーを握っていた。
父も母もまだ若く、ゲームという娯楽を完全に肯定しているわけでは無かったため
ゲームをするにあたってふたつの約束事を姉妹に守らせた
すなわち、ゲームは一日2時間まで。そして、テレビから3メートル以上離れる事
もちろん、姉妹は守った。ある日、二人は「ドラクエ」をプレイしていた。
経験値を稼ぐ為、2人で2時間近くバトルを繰り返していた。
もう少しでレベルアップだ、と姉妹が感じ始めたころ
父がテレビの前を通り過ぎようとした。そのときだ。
15
「ピ?!」奇妙な電子音とともに、画面がフリーズした。
フリーズしたのは画面だけではない。
姉も、妹も、そして父も、動きを止めた、父はファミコンとテレビを繋ぐ
コードに足を引っかけたのだ。幼い二人にとって、2時間の消失は
ある種の絶望を意味した。二人は、文字通りわんわんと泣いた。
そして、たんにテレビの前を通っただけの父にとってもその出来事は
トラウマとして刻まれた。長く時が流れ、幼い二人は絶望を忘れたが
父はゲームとセットで記憶し続けた。それで言ったのだ
「お父さん、通りまーす!」
全てのを帰路の車中で悟った時、成長した姉は遠ざかる実家の父に向かって
語りかける。お父さん、ごめんね。wiiのリモコンはワイヤレスだし、
私達も、もう泣いたりしないよ。
18
俺は発売当初から「FF11」をプレイしているが
最近ようやくプレイし始めたという友達も少なくない
友人Yもそのひとりで、本日ようやく届いたBBユニットを嬉々として設置している
しかし、俺も経験したが、実際に「FF11」をプレイできるようになるまでには
結構時間が掛かる、接続がすんなりいっても、BBユニットのファーマットや
各種ソフトのダンロードなど、どうしても若干の待ち時間が生じるためだ。
客観的にみるとそう長くない時間でも、今すぐプレイしようと焦ってる人間に
とってはひどく長く感じる。今もまた、新たな待ち時間を知らせる
長いバーがYの前に現れた。イライラしながらYは待つ。
ようやくバーがほとんど最後まで伸びて、下に表示された待ち時間が
”約3分”になった。Yはホッとしてジュースなどを買いに行く。
ジュースを飲みながら他の友達とのんびり話をして
さあもうよかろう、というタイミングでYは意気揚揚と席に戻って来た。
そしてモニターを見ると、そこにはこう表示されている。
19
待ち時間、”約2分”。Yはモニターに向かって叫んだ。
「3分は何分なんだ!」
それは、ブラック・ジャックがジャングルの奥地で叫んだ
「医者は何の為にあるんだ!!」という有名な叫びに似ていたと言う。
いや全然違うな。
20
あるゲーム会社での話
俺が徹夜開けで机で熟睡していた時である、突然揺り起こす声がした。
「起きてください!緊急です!」
寝ぼけながら起き上がる俺。
見ると、俺を起こしたのは社長秘書である。
「Hさんが直ぐ来て欲しいとの事です!」Hさんというのは
つまり弊社の社長の事である。社長からの緊急呼び出し。
俺の目は瞬時に覚めた。俺は慌てて社長室のドアをノックする。
「お呼びですか」。そこには、モニターに向かってコントローラーを握り
せかせかと細かく貧乏揺すりする社長、Hの姿。
いかにもせっぱ詰まっている様子である。
いったい何事だろうか。緊張する俺を見て
社長は待ちわびていたかのようにこう叫んだ。
21
「おお、君か!今「FF11」をやってるんだ!知らない人とパーティー組んで
 ヤバイモンスターと戦ってるところで、大変な場面なんだ!でも、どうしても
 トイレに行きたいんだ!!」
そう叫ぶと社長は、唖然とする俺に無理矢理コントローラーを握らせ
社長室を飛び出した。行き先はもちろんトイレである。
秘書を使って仮眠中の部下をたたき起こす強さがあるのなら。
パーティーのメンバーに「ちょっとトイレです」の一言を告げる勇気を持て
と言いたい
25
タクシー内での事
俺は友達と飲んだ帰りに友達と一緒にタクシーに乗った
居酒屋でパワプロの話で盛りあがり、
タクシー内でもその続きをしていた
やれ、あかつき高校は変化球技術点があまるとか、
内野安打を付けないと
打率が上がらない気がするとか、
西本投手のフォームがカッコイイとか
打者で茜を彼女にするメリットはあるのかとか、
定位置以外のポジションを
守らせると守備時の走力が下がるとか、
そんな話を延々とクロストークする。
深夜にタクシーは赤信号で止まり、ふと車内に沈黙が流れた。
その間をすかさずとらえたのは無口だった運転手である。
26
彼は辛抱たまらぬ、と言う感じで次のように言った。
「あのう、さっきからお客さん達の話している意味を
 わかりかねるんですが…」
野球の話をしているようで、野球の話ではない。
知った選手の名前が頻繁に出るが、突然に奇妙な専門用語も混じる。
物腰柔らかい運転手が混乱したのも無理からぬことと思われた。
それを聞いて、野球ゲーム好き達は、なぜか一斉に謝るのだった。
すいません、すいません。
27
幼少より俺はゲームに親しんできた。
俺の母がとくにそれをとがめるということもなかった。
家にはテレビが一つしかなかっため、俺は居間でプレイした。
そんな息子の姿を、日常的な風景として眺めていた。
俺のゲーム暦は長く、門前の小僧が習わぬ経を詠むように
いつしか母もゲームの知識を息子の背中越しに吸収していった。
とはいえ、母は50代。認識はひどく曖昧である。
端的にに表わせば、画面でキャラクターがジャンプしていれば
それは母にとって全て「マリオ」であった。
同様に、画面に文字がずらっと表示されていたらそれは
全て「FF」であった。
ある日、俺はリメイクされた「バイオハザード」をプレイしていた
母はいつものようにそれを眺めながら紅茶を飲んでいた。
おだやかなひとときである。
ジルを操る俺は薄暗い地下道を進んでいた。
28
と、そこに突然おぞましい化け物が現れる。戦闘。
あまりにもリアルなグラフィックは、
背後で紅茶を飲む母にすら影響する。
緊張感が、母と息子を等しく包む。
慌てた俺は操作を誤り
ジルが連続してダメージを食らう。
瀕死となったジルは画面の中でふらふらと揺れる
誰の目にも明らかなピンチ。見守る母の緊張もピークに達した。と、
母が飲みかけた紅茶をテーブルへドンと置き、ついに叫んだ。
「ケアルケアル!!ほらケアル!!」。
あまりに超越的な母のアドバイス。
息子は爆笑して操作どころではない。
もちろんジルは息絶えたが、
母と息子の絆はほんの少し強くなったという。
31
俺はとあるゲームショップでバイトをしている。
ある日いつものようにレジに立っていると、老夫婦が店に訪れた。
おじいさんはしばらく物色した後、レジにやってきて
「年寄りにもできるゲームはありますか?」と聞いた。微笑ましい話である。
俺はいくつかのソフトを教え、老夫婦はそのうちの一つを買って
嬉しそうに帰っていった。
しばらくしたある日、またその老夫婦がやってきた。そしておじいさんが再び
レジにやってきて俺にこう言った。
「もっと過激なゲームはないのかい?」
うろたえながらも俺は職務を全うし、おじいさんはゲームキューブ版の
「バイオハザード」を買っていった。以来おじいさんは店をちょくちょく訪れ
「今このへんまで進んだよ」と報告する様になったとか。
いくつになっても過激さを求めるおじいさんも凄いが
付き添うおばあさんが思わずこぼした言葉もまた驚いた
「私はもう少し普通のゲームがやりたいんだけどねぇ。
 おじいさんが過激なやつばかりやりたがるんだよ」
ヤー、ワイルド・グランパ!
33
私と妹は、姉妹揃ってゲームファンである。
同じゲームを交代でプレイしたり、
攻略法を伝え合ったりしながら
二人は仲良く互いのゲームライフを満喫していた。
姉妹が特に好きなのはRPGで、
いうかは自分でRPGを作ってみたいと
言うのが二人の共通の夢だった。ある日、姉である私は、自分の夢を
ほんの少し現実に近づけるべく、以前から目をつけていたソフトを買った。
「RPGツクールアドバンス」である。
準備された機材を使ってオリジナルのRPGを作る事ができる
このゲームを手にして、姉の構想は無限に広がっていった。
どういうゲームにしようか?テーマは?世界観は?物語のバックグラウンドは?
主人公の性格は?ヒロインとの出会いをどう演出する?
あれこれ思案していたその時、姉がそれを購入したことに気付いた妹がやってきて
自らの激情を込めて強く要求した。
34
具体的に言うと、妹は次のように叫んだ。
「ホモのRPG作って!登場人物は全員男で!」
姉の壮大な構想は木っ端微塵に吹き飛んだ。
好きなものを好きだと言える心ってすばらしい。
しかしながらもう少しマイルドに表現してもいいのではないか、
と姉は思った。
35
各世代に共通するモチーフと独特のインターフェイスにより
幅広い年齢層に受け入れられている「太鼓の達人」。
俺の弟はこのゲームを得意にしていた。
ある日、俺の叔父が遊びに来た。画面の表示に合わせて太鼓を叩く
このユニークなゲームに叔父は興味を持った。
それなら、ということで、弟は叔父に手ほどきを始める。
ゲームのスジが良いのか、
叔父は瞬く間にゲームのコツを飲み込んでいった。
やがて二人は対戦プレイを始める。
リビングで仲良く太鼓を叩く叔父とその甥っ子。
微笑ましい光景である。
しかし、そのなごやかな空気が
しだいに張り詰めていくのを俺は感じ取っていた
36
理由は明白だ。叔父の成長が著しいのだ。
みるみるうちに叔父は腕を上げ、ついに弟に勝った。弟の顔色が変わる。
叔父とはいえ、付け焼き刃のプレイヤーに負けるわけにはいかない。
本気になる弟。だが、勝てない。連戦連敗。ついに弟はプライドを捨て
ハンデをもらうことにした。ところがそれでも勝てない。
強い!叔父は強すぎる!連敗する自己への失意が連勝する叔父への
尊敬に変わり始める刹那、弟の中に残った最後のプライドが次の叫びを生んだ。
弟は叔父をにらみつけ、こう叫んだ。
「なんで太鼓職人にならなかったんだ!」。
そんなこと言われても困るだろうなぁ。
38
とある暑い夏の日の事だった。
授業中にある生徒の携帯電話が鳴ってしまった。
壇上の教師はいらだちながら、「授業中は電源を切っておけ!」と叱りつけた。
慌ててその生徒は携帯電話の電源を切り、他の生徒もこっそりと電源を切った。
ところがぼんやりとしているやつはどこのクラスにもいるもので
数十分のあいだ授業が平穏に過ぎたあと、またしても携帯電話が鳴った。
「電源を切っておけと言っただろう!!」。教師の怒りはピークである。
「次に鳴らしたやつは没収だからな!」。ぼんやりしていた生徒も流石に電源を切った
ところが、その状況においてなお電源を切り損ねていた、真なるぼんやり生徒がいた
しばらく授業が進んだ後、突然、教室に大音量でメール着信音が流れた
「テレレレッテッテレー♪」。それはゲーマーであれば聞き覚えのあるフレーズだった
「…(ドラクエだ)」と何人かの生徒が思った瞬間、教師はくるりと振り返り
怒りに任せて叫んだ。
「誰だぁ!!今レベルアップしたやつは!!」
どうやら教師はゲームファンだった。
39
私の夫は40代になって始めてネットワークゲームの楽しさしった。
彼がここのところ毎日プレイしているのが
「みんなのゴルフオンライン」である。
私がそれをぼんやりと背後からぼんやりと眺めるのも、最近は日課になってきた。
その日も、夫は仲間と3人でラウンドを始めた。
40秒制限のストロークプレイである。ネットワークゲーム初心者ながら
キーボードによるタイピングにも慣れてきた夫。
仲間と言葉を交わしながら、のんびりとホールをこなしていく。
ティーショット、バンカー越え、アプローチ…。
仲間の一人がロングパットを見事に沈めた。と、そのとき
夫の背中がにわかにせわしなくなったのが妻にはわかった。
41
なにやら必死にキーボードを叩いている。どうやら非常事態だ。
何が起こったのか尋ねようと思い、私が身を乗り出した瞬間
夫は背後の伴侶に向けて叫んだ。
「バーディーってどう打つの!」。
40秒の制限の中で、夫はひどく焦っていた。
妻は優しくこう返した
「B・A・ー・D・H・I・ー」。
安堵した夫はようやく仲間に伝える事ができた。
「バーディおめ」。
43
これは小学校低学年の頃の話である。
「マリオカート」のタイムアタックに
没頭していたのは2コ上のUちゃんである。
年上だけあって、Uちゃんはゲームが上手く、彼が記録したハイスコアを
誰も抜けずにいた。多くのタイムアタックがそうであるように
長くそれを繰り返していると挑むべき敵は必ず自分自身となる。
その日もUちゃんは自らの記録に挑戦していた。
俺は友人のN君と一緒にそれを背後から見守っていた。
そして、奇跡の瞬間は訪れる。完全なラインが路面に浮びあがり
タイヤはそれをなぞるが如く行く。
瞬時のブレは画期的なアドリブによって
新たなるラインの創造へと代わり、
その作用によって、マシンと己の影たる
ゴーストの間には数インチばかりの差ができる。
つまり、この時点で最。その差を死守したまま、
ついにラスト1週。
44
マシンを駆るUちゃんはおろか、背後の俺もN君も手に汗握る。
そう、そのコーナーを回ればゴールだ。つまり、奇跡は目撃されつつある。
今まさに最後のコーナーを抜けんとしたそのとき
緊張のピークに達したのは背後のN君だった。彼は叫んだ。
「出るぅ出るぅ?!」。
あまりの気の抜けたその声がUちゃんの緊張の糸をプツリと切り
3人が見守る中をゴーストがせせら笑うように追い抜いていった。
45
かつて大きな反響を呼んだタイピングゲーム
「タイピング・オブ・ザ・デッド」
俺の部屋に後輩が遊びに来た時、
俺はそれを熱心にプレイしていた。
迫り来るゾンビに対して、文字をタイプしながら応戦する俺。
後輩はそういったソフトにほとんど知識が無かったため、
興味深そうに覗き込んでいる
「おもしろそうですね」
「やってみる?」。
キーボードとはあまり縁のない彼だが、すぐにのめり込み始めた。
タイプする音がしだいに勢いを増していく。
「おもしろいですね、これ!」。
自分の好きなソフトに他の人がハマっていくのは
嬉しいものだ。さしてアドバイスが必要なゲームでも無いので
俺は少し離れた場所で雑誌などを読み出した。
時々、「おもしろい!」とか、「買おうかなぁ」
と言ったつぶやき声が聞えたが
徐々に難易度が上がっていくためか、その声はしだいに少なくなる
46
部屋に響くのは、後輩が忙しくキーボードを叩く音のみ。
ある意味で静寂ともとれるこの状況を唐突に破ったのは後輩の絶叫だった。
「ピィィィイイッ!」。
いったいそれは何を意味する叫びだ?
まあ、要するに、”P”が見つからなかったということだね。
47
始めにプロフィールを明かしておくとすると、
私は26歳のOLである。
私は最近、新しい友人ができた。
ネットのゲームサイトを通じて知り合ったメール友達だ。
当然の事ながら、二人は共にゲームファンだったから
互いの好きなゲームについて、
今プレイしているゲームについて
毎日にようにメールを交換していた。
直接の面識は無く、
お互いの事を深く知っているわけではないが、
やはり共通の趣味について
コミュニケーションするのは楽しいものだ。
ここ数日、二人が話題にしているのは
「逆転裁判3」についてだった。
二人は共にこのシリーズのファンで
最新作も当然のように発売日に購入していた。
私はOLながら通勤時間などを利用して熱心にやり込み
発売日から3日目にして早くもゲームをクリアーした。
早その友人にメールで報告したところ、
男性だと思われる友人からは
つぎのような返事が来た。
48
「やはり学生さんは早いですね。僕は仕事があるので、なかなか進めません」
違うの、と私は思った。私だって社会人なの。
満員電車の中で無理矢理プレイしているの。
ここ数日はほとんど徹夜なの。
複雑な思いを抱えながら、私は彼に向けて返事を書いた。
「社会人はたいへんですね!」。
53
修学旅行での話、やはり楽しみは夜である
定められた消灯時間などは守らないのが当たり前。
思いでの夜を好き勝手に過ごすのは10代の学生の特権といってもいい。
騒ぎ、誘い、笑い、眠るものなどほとんどいなかった。
友人の一人は、携帯ゲームを所持していて、好きな釣りゲームに興じていた。
楽しい夜はしだいに更けていくが、学生達の振る舞いが野放しにされるほど
日本の教育は大らかではない。扉が開き、他の部屋へ遊びに行っていた
生徒の一人が血相を変えて飛び込んできた。
叫ばれるのはお決まりのフレーズだ。
「見回りがやってくるぞ!」
深夜の旅館を徘徊する恐怖の大王、それが教師である。
やっかいなことに、今見回りしているのは
学校でもっとも恐れられている強面の教師だった。
54
楽しい声をあげていた生徒達は慌てて部屋の電気を消し
めいめいに布団へ飛び込む。瞬時に訪れる闇としばしの静寂。
そして、ギ、ギ?と扉が開く。踏み込んで来る強面の教師。
ところが生徒達はミスを犯していた。教師は、足元に、電源が入りっぱなしに
なっている携帯ゲームを見つける。教師は、それを見つける。教師は、それを拾う。
布団の中で思わず息を飲む生徒たち。ぴん、と緊張が張り詰めた部屋に
強面教師のドスの利いた声が響いた。
「誰だ・・・・・夜釣りをしていたやつは!」。
55
私の職業はOLであり、部署的にいうと社長秘書を務めている。
日々多忙な社長のスケジュールを管理し、
資料をまとめて打ち合わせに同行する。
そんな彼女の趣味は意外なことにオンラインゲームである。
「FF11」を発売当初から精力的にプレイし続けている。
当然複数のキャラクターを使用しているし、
レベルもスキルもトップレベルにある。
現実世界の私がそうであるかのように、
ヴァナ・ディールにおける私もまた効率を重んじる。
私は目標を定め、それに向かって脇目も振らず努力する。
私の操作するキャラクターは、
おおむねヴァナ・ディールを走り回っており
どこかひとつのところにとどまるということがあまりない。
昼間の私は忙しくデスクワークをこなし、
夜の彼女はヴァナ・ディールを颯爽と駆ける。
頭脳労働と肉体労働。バランスが取れているように見えるが、
もちろんそうではない。
それは私もよくわかっていた。
ある日、私はハードな業務を追え、
ようやく自宅から「FF11」の世界にログインした。
56
私は荒野を駆け出しながら、
その夜の計画を練っていた。
今夜はどこでレベル上げようかしら?
どのモンスターと戦おうかしら?
夜も昼も忙しいけど、私の生活は充実していた。
しかし、私はふと我に返ることがある。
私の生活には何かが足りない、と。
そして私は走りつづける自分のキャラクターの
後ろ姿を見ながらこうつぶやくのだ。
「・・・これでカロリー消費できたらいいのに」。
57
姉の彼氏のMさんは、ときどき家に遊びに来て、
俺のゲームで遊ぶ事があった。
ある日、彼が何かのゲームを貸して欲しいというので
俺は以前クリアーした「ファイアーエムブレム封印の剣」を貸すことにした。
以来、Mさんはすっかりハマってしまったようで、遊びに来たおりに
攻略法などを質問されることがよくあった。
そのような日々が続いたある夜
Mさんから俺へ電話があった。彼が言った。
「一人も殺さずに進めているのだが、どうも進めない。一人くらい、
 死んでしまっても、大丈夫だろうか?」
言うまでもなく、「エムブレム」は硬派でシビアなゲームだ。
一人も殺したくないという気持ちもわかるし、全員生存にこだわっていては
ゲームが進行しないという苦しさもわかる。
俺は疲れ切った声を聞き、その電話の真意を理解した。
58
おそらく、Mさんは「一人ぐらい死んでしまっても大丈夫だよ、進んじゃいなよ」
と言って欲しいのだろう。察した俺は優しく答えた。
「使わない人は死んでも大丈夫だよ」。
電話口の向こうでMさんがホッと安堵するのがわかった。しかし次の瞬間
俺の持つゲーマーとしての誇りがつい主張してしまう。
俺は次のように続けた。
「まあ、自分は一人も殺さなかったけどね」。
疲れ切っていたMさんは、それ聞いて別人のように声を荒げた。
「ちっきしょー、もういいよ!絶対殺さねぇ!じゃぁね!」。
姉の彼氏は、吐き捨てて電話を切った。
40

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