ココア「ココアさんと身体が」チノ「入れ替わっちゃった!?」back

ココア「ココアさんと身体が」チノ「入れ替わっちゃった!?」


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1:
リゼ「ん?今日はココアの奴まだ寝てるのか」
チノ「そうですね、私ちょっと起こして来ます」
リゼ「階段に気を付けろよー」
チノ「大丈夫です、私そんなに子供じゃありません」タタッ
ー部屋ー
ココア「zzz………」
チノ「ココアさん、朝ですよ」ユッサユッサ
ココア「んん……、お姉ちゃんって呼んでくれたら起きる…」
チノ「………呼びませんからね」
ココア「うぅぅ……」
チノ「リゼさんも来てますし早く起きて下さい」
ココア「うぅ…分かったよう」ゴソゴソ
チノ「ほら、下に降りますよ」
ココア「チノちゃん、階段に気を付けてね」
チノ「大丈夫です、私そんなに子供じゃありません」ズルッ
ココア「チノちゃん危ないっ!」
6:
リゼ「だ、大丈夫かお前達!今凄い音がしたぞ!」
ココア「うぅ………だ、大丈夫です」
チノ「いたたたた………はっ、チノちゃん大丈夫!?」
ココア「わ、私はなんとか。それよりココアさんは………あれ?」
リゼ「どうしたんだ…?急に自分の名前なんて呼んで」
ココア「…………私が」
チノ「二人居る!?」
リゼ「どうしたんだお前達、頭でも打ったのか??」
チノ「違うようリゼちゃん!チノちゃんだと思ったら私で」
ココア「ココアさんだと思ったら私が居るんです!」
7:
リゼ「一体何を言ってるんだ……」
ココア「私も何がなんだか……」
チノ「あうううう、本当に頭でも打っちゃったのかなぁ…」
リゼ「まるで二人が入れ替わったみたいだ」
ココア「入れ替わった?」
リゼ「チノがココアみたいになってるし、ココアはチノみたいになってる」
チノ「それだよリゼちゃん!」
ココア「私がココアさんと入れ替わった…?」
ー学校ー
千夜「それでココアちゃんはチノちゃんになっちゃったのね」
ココア「はい…」
千夜「そういえば今日はココアちゃんちょっとおかしかったものね、学校に行こうとして迷ったり」
ココア「学校には休めない、ということでそのまま学校に来てしまいましたがやっぱり休むべきでした…」
9:
ココア「私にも何がなんだか」
千夜「悩んでいたってしょうがないわ。大丈夫、きっとそのうち戻るわよ」
ココア「だといいんですが……」
千夜「 (チノちゃんみたいなココアちゃんも可愛いわね…)」
ココア「ココアさんは上手くやれてるでしょうか…」
ー中学校ー
マヤ「おーっすチノ!おはよー」
メグ「おはようチノちゃん」
チノ「あ、マヤちゃんもメグちゃんもおはようっ」
マヤ「おおっ、今日はやけに元気だな!チノ」
チノ「えへへー、もふもふさせてー!」ギュッ
メグ「なんだか今日のチノちゃんはココアさんみたいね」
14:
マヤ「本当だ、今日のチノはココアさんみたいだ」
チノ「えへへへー、何とね今日はね!チノちゃんと私ココアが入れ替わっちゃったの♫」
メグ「……チノちゃん、今日は疲れてるの…?」
チノ「本当だよぅ!階段から落ちて入れ替わったの!」
マヤ「まあ、チノがこんな冗談言うとは思わないし、本当なのかなぁ……」
メグ「チノちゃんが言うんだし…あれ?今はココアちゃんなのかな?」
チノ「うんっ、今はココアだよ!」
マヤ「なんかちょっと混乱するな」
メグ「チノちゃんがココアちゃんなら今はココアちゃんがチノちゃんなの?」
チノ「うんうん、そうだよ」
マヤ「チノ大丈夫かなぁ…」
メグ「ちょっと心配ね」
チノ「千夜ちゃんも居るし多分大丈夫だとは思うけどね」
16:
ー昼休みー
千夜「チノちゃん、とりあえずお昼にしましょう」
ココア「そうですね、お腹も空いてきました」
千夜「学校にも慣れてきた?分からない事があったらどんどん聞いてね?」
ココア「ありがとうございます。…こうしてみると千夜さんはお姉ちゃんみたいですね」
千夜「お姉ちゃんって呼んでくれてもいいのよ?」
ー中学校ー
チノ「はうっ、チノちゃんが今私の事お姉ちゃんって呼んだ気がした!」
マヤ「それは無いな」
メグ「うん、無いかなぁ」
チノ「うえぇぇぇぇん!」
メグ「でもこういったチノちゃんは新鮮だね」
マヤ「もっとチノは落ち着いてるもんな」
19:
ー放課後ー
千夜「チノちゃん、帰り道は分かる?」
ココア「はい、今日一日お世話になりました。お礼に今度ラビットハウスにいらした時にご馳走します」ペコッ
千夜「いいわ気にしないで、私も楽しかったしね」
ココア「ありがとうございます…でも…」
千夜「んん…、じゃあそうね。お礼といってはなんだけど」
ココア「はい、何でも言って下さい」
千夜「お姉ちゃんって一度呼んでくれないかしら?」
22:
ココア「ううぅ……」
千夜「千夜お姉ちゃんって」
ココア「ち、千夜お姉ちゃん…、今日はありがとうございました」タタッ
千夜「 (あんなココアちゃんも可愛いわね……)」
ー中学校ー
マヤ「ココアは帰り道分かるのか?」
チノ「うんっ、私これでも方向感覚には自信があるんだよ」
メグ「なら良かった、ココアちゃん方向音痴な気がしたから」
チノ「ええっ、私そんな風に思われてたの!?」
マヤ「って言ってもなぁ…」
メグ「ココアちゃんだしねぇ…」
チノ「うぅ…妹達にそんな風に思われてたなんて…。……こうなったら…」
マヤ メグ「「こうなったら…?」」
チノ「お仕置きにもふもふしてあげるっ」ギュッ
25:
メグ「えへへへ?」
マヤ「こんなのお仕置きにじゃないよ?」
チノ「ふうっ……」
マヤ「もう帰るのか?」
メグ「色々ビックリしたけど、あっという間に一日終わっちゃったね」
チノ「もう一人の妹のチノちゃんも心配だしね」
マヤ「じゃあなー!ココア」
メグ「またね、ココアちゃん」
チノ「うんっ、またね」タタッ
27:
ーラビットハウスー
ココア「おかえりなさい、ココアさん」
リゼ「遅かったな」
チノ「ただいまチノちゃん、リゼちゃん……ってうわぁ!私の頭の上にティッピーが!?」
リゼ「やっぱり違和感あるよな…」
ティッピー(チノよりも高くて怖い…)ガタガタ
ココア「やっぱり頭の上にティッピーが乗ってないと落ち着かなくて…」
チノ「羨ましい……」ウズウズ
28:
カランコロンカランコロン
リゼ「いらっしゃいませー」
千夜「うふふ、来ちゃった」
チノ「千夜ちゃんっ」ギュッ
千夜「あらあら、今はココアちゃんなのかしら?」
チノ「今日一日会えなくて寂しかったよぅ!」
リゼ「シャロは居ないのか?」
千夜「誘おうと思ったんだけれど、ちょうどバイトだったみたい」
リゼ「そうか、残念だな」
32:
千夜「慣れない事もあるだろうし今日は私も手伝うわ」
ココア「何から何まですみません…」
チノ「ありがとう千夜ちゃん!」
リゼ「それは助かるが、千夜の店は大丈夫なのか?」
千夜「うふふ、今日は定休日よ」
ティッピー「ふんっ、ワシは嫌じゃ!」
ココア「お祖父ちゃんは黙ってて下さい」ユッサユッサ
ティッピー「のぉぉぉぉ揺らすな揺らすな!」
リゼ「ココアになっても腹話術出来るんだな」
34:
カランコロンカランコロン
千夜「いらっしゃいませー、空いてる席にどうぞ」
客「ありがとう、メニューを下さる?」
千夜「はい、こちらに」
リゼ「ちゃんと接客出来てる、流石だな」
ココア「ココアさんも負けてられないですね」
チノ「わ、私だってやればできるもん!」
千夜「ご注文はキリマンジャロよ」
ココア「分かりました」
リゼ「そうか、今日はココアがコーヒーを淹れるのか」
チノ「バリスタの私って、何かかっこいいね」キリッ
35:
ーーーー
ココア「出来ました」
チノ「私が運ぶね」カチャカチャ
チノ(いつもよりも重い……)
リゼ「危なっかしいなぁ…」
チノ「ご注文のキリマンジャロですっ」
客「あらあら、今日はウェイトレスさんなのね」
チノ「は、はいっ」
客「頑張ってね」
チノ「ありがとうございます」
38:
ーーー
カランコロンカランコロン
チノ「ありがとうございました!」
チノ「見てた見てた!?私も千夜ちゃんみたいにちゃんと出来てたよ!」
千夜「偉いわねココアちゃん」
リゼ「もうそろそろ閉店の時間だな」
ココア「片付けに入りしょうか」
ごめん昼飯
42:
ー夜ー
チノ「私達元に戻れるのかなぁ」
ココア「きっとすぐ戻れますよ」
チノ「それもそうかな。ねえねえチノちゃん!今日は一緒に寝ようよっ」
ココア「…………今日だけですよ?」
チノ「やったぁ!お泊まり会だね!」
ココア「ずっとお泊まりじゃないですか」
ーベッドー
チノ「もふもふ?」ギュゥ
ココア「ココアさん、くすぐったいです」モジモジ
チノ「えへへへ?、何か変な感じだね」
ココア「はい、変な感じです」
ココア「でも、私はちょっと楽しかったです」
43:
ーーー
チノ「zzz……zzz……」
ココア「ココアさん寝ちゃいましたね。これだと私の方がお姉ちゃんみたいです」
チノ「むにゃむにゃ……私の方がお姉ちゃんなんだから………」
ココア「ふふ、そうですね ココアお姉ちゃん」
ココア「おやすみなさい…」
44:
ー朝ー
チノ「ココアさん起きて下さいっ、ココアさん」ユッサユッサ
ココア「むにゅぅぅ…、チノちゃん朝早いよ…」
チノ「そうじゃなくて!見て下さいっ」
ココア「んん…………あれっ?元に戻ってる!」
チノ「はい!元に戻れました!」
ココア「やったねチノちゃんっ」ギュッ
チノ「でも、一体何だったんでしょうね…」
ココア「無事に戻れたんだしそれでいいや♫」
チノ「それもそうですね、そろそろリゼさんが来る頃ですね。早く支度しましょう」
ココア「チノちゃん、階段に気を付けてね」
チノ「……私は子供じゃありません」トントン
46:
ーシャロ宅ー
千夜「なんて事があったのよ」
シャロ「どうして私に教えてくれなかったのよっ。私も見てみたかった!」
千夜「でもシャロちゃんバイトで居なかったし……」
シャロ「うぅぅ……」
千夜「でもそんなシャロちゃんの為にココアちゃんになってたチノちゃんやチノちゃんになってたココアちゃんの写真沢山撮っておいたわ」
シャロ「それって千夜が欲しいから撮ってたんじゃ……?」ボソッ
千夜「何かしら?」
シャロ「ううん、何でもないわ。そろそろ学校に行きましょ」
千夜「あら、もうこんな時間。急ぎましょうか」
シャロ「あ、そこ段差」
千夜「えっ?」ズルッ
シャロ「危ない千夜っ!!」
4

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