美希「魔法をかけてくれたね。また」back

美希「魔法をかけてくれたね。また」


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1:
――美希の部屋
――22:30
美希「キラキラ光るコレはなんなのかな」ドキドキ、
美希「ミキ、おかしくなっちゃったのかな」
美希「プロデューサーなら、分かるの…かな」ドキドキ、ドキドキ、
――あ
美希「また、なの。プロデューサーの事を思うと、胸の中の何かが、キラキラするの」
ミキの中でキラキラするこれは何?
美希「きっと、たぶん、プロデューサーならわかるよね」ドキドキ、
――キュンッ
美希「あう…また。はぁ…今日はもう寝るの」
美希「おやすみなさい、プロデューサー」
―――
――

3:
――765プロ事務所
――10:00
――ガチャッ、バタン
美希「プロデューサー!おはよーなのー!」
P「あぁ、おはよう。美希。なんだ、今日は早いじゃないか」ニヤニヤ、
美希「ぶー!それじゃまるでミキが、遅刻ばっかしてるみたいなの!」プンスカ、
まったく!いつもプロデューサーは一言多いんだから!
P「あっはっは。悪い悪い。で、今日はどうした?仕事は午後からのはずだけど」
でも、プロデューサーが笑ってるからって許しちゃうミキもミキなんだけどね?
4:
美希「うん。あのね?ミキ、プロデューサーに聞きたい事があるの!」
それは、ミキの中の何か。初めての、キラキラ。
P「聞きたい事?」スッ、
プロデューサーの顔が、凄く近い…。
美希「うん。あのね?何だかミキ、最近おかしいの(あ、またなの…)」ドキドキ、
P「おかしい?身体の調子でも悪いのか?」ピトッ
美希「ッ!プププ、プロデューサー!?顔っ!顔が近いのーっ!(…あっ…凄い、の。ドキドキって…)」ドキドキ、ドキドキ、
P「あ、あぁ悪い。悪い。つい、昔のクセでな。でも、熱は無いみたいだぞ?」
5:
――ズキッ
美希「昔の癖…って?プロデューサー、そういう事する女の子…いたの?」
ミキ、こんな事が聞きたい訳じゃないのに…。言葉が勝手に出てきちゃう…。
P「ははっ。もう何年も昔の話だよ。でも、熱とかは無いみたいだぞ?」
美希「うん。あのね?体調は平気へっちゃらなの」
P「じゃあ、どこがおかしいんだ?」
美希「あのね?ココ…なの」トン、
P「胸?胸が痛むのか?」
美希「胸っていうか…心の中、なのかな。プロデューサーの事を考えるとね?キラキラって光るの。心が。あと、凄くドキドキもするの」
6:
P「…今も、か?」
美希「うん…。ミキ、病気なのかなぁ…」グスッ、
P「…」
P「あのな?美希」
美希「…ぐすっ。うん?」グスン...
P「俺に言えることは、一つだけだよ」ナデナデ、
美希「…いいの…教えて?(あったかいの…)」ドキドキ、
P「それはな?病気じゃないんだけど、とっても大切な病気だよ」ナデナデ、
美希「…むぅ。ますますわからなくなったの…(プロデューサーのて、あったかいの)」
7:
P「ははは。美希には、ちょっと難しかったか。でもな?美希」
美希「…なに?」
P「辛いかもしれないけど、それの答えは自分で見付けなくちゃいけない」
P「それでな?答えが出たとしても、その答えでまた、ドキドキしたり、悩んだりするかもしれない」
P「それでも、答えを見付けたいか?」
美希「…(プロデューサーの顔…凄く真剣)」
美希「…うん。知りたいの」
そうすればミキ…もっともっとオトナになれるかも。
P「そっか。じゃあ、美希」
P「今日は午前と午後はレッスンだったけどキャンセルして、」
P「二人でどこか、出掛けようか」ナデナデ、ナデナデ
8:
美希「…えっ?(えっ?コレってもしかして…)」ドキドキ、ドキドキ、
P「嫌か?」
美希「うっ、うぅんっ!行く!行きたい!(昨日より…ドキドキ、してる…)」
P「うん。わかった。じゃあ、今の仕事もう終わらせるから、待っててくれな?」
美希「わかったの!(えへへ…プロデューサーとデート、なの)」
小鳥「…ふふっ。プロデューサーさん?」ニコッ、
P「何です?小鳥さん」
小鳥「くすっ。その仕事、私にください。今日はなんだか絶好調なんです」クスクス、
P「小鳥さん…ありがとうございます」
9:
小鳥「ふふっ。こんど、飲みにでも連れていってくださいね?」クスクス、
P「ははっ。喜んで。じゃあ仕事の引き継ぎだけしちゃいましょう」
小鳥「ふふっ。約束ですよ?」
美希「むぅ…」イライラ、
なんだろ。プロデューサーがピヨちゃんと楽しそうにしてると、何だかイライラするの!
―――
――

11:
――765プロ事務所
――10:45
P「…おーい、美希。終わったぞー?」
美希「…むにゃ…ぷろでゅ…」zzz...
P「ははっ。こういうところは、いつもの美希だな」ナデナデ、ナデナデ、
美希「…ふにゃ…ん?」パチッ、パチッ、
P「おはよう。美希。今日は、どこに行きたい?」ニコッ
美希「」
美希「っ!///」カァァァァ
――ドンガラガッシャーン、ワーン、イタイノー
小鳥「ふふっ。ほんと、世話の焼けるお二人さんなんですから」クスクス、
―――
――

12:
――Pの車の中
P「なぁ、悪かったって。俺が悪かったから、そろそろ機嫌直してくれよ…」
美希「ぶー!まだお尻がジンジンするのー。ソファから落ちて、お尻をぶつけるアイドルなんていないよ?(…アイドル…キラキラ…?)」ジンジン、サスサス、
P「はははっ。じゃあお詫びに、美希の好きなものを昼飯にしようか。なに食べたい?」
美希「ホントッ!?じゃあミキ、今日はパスタが食べたい!」
P「パスタか。分かった!俺のとっておきの店に連れていってやる」
美希「楽しみなのー!」
―――
――

13:
――横浜・某DIY店内
美希「ここ、DIYのお店なの…。プロデューサー、ミキを騙したの…」
P「ふっふっふ。まぁいいから俺に着いてこい。エレベーターが来ちゃうぞ?」ニヤッ、
美希「あっ!待ってよ、プロデューサー!」
――タッタッタッタッ、
―――
――

某スウィーツ&パスタの店
美希「…うわぁ…あま?い匂いがするの?♪」クンクン、クンクン、
P「だろ?ここは隠れた名店でな?ケーキやタルトも美味いが、パスタやサラダがまた絶品なんだ」
美希「うん!早くいこ!プロデューサー!」
14:
P「ほらほら、走るとまた転んで、お尻をぶつけるぞー?」ニヤニヤ、
美希「もっ、もう!プロデューサーのエッチー!」プンプン、
―――
――

――食後
美希「あふぅ…お腹いっぱいなの♪パスタも美味しかったけど、ミキ的にはストロベリーのタルトがたまらなかったの?♪」ニコニコ、
P「ははは。それは良かった。ミキ、いちごが好きだったもんな」ナデナデ、
美希「うん!いちご大好きなの♪(プロデューサーに撫でられて、嬉しいのっ♪)」ドキドキ、
P「お?いつもの美希に戻ってきたな?」ニヤッ
15:
美希「むぅ?それってどういう意味?」ジトー、
P「ははっ。美希は悩んでいるより、笑ってる方が似合うし可愛いって事だよ」ナデナデ、
美希「…ばか///」テレテレ、
P「じゃあせっかく横浜まで来たんだ。いろいろと回ろうか」
美希「うん!プロデューサーとデートだね!」ニコッ
P「ばっ!声がデカいって!」
美希「あ、ごめんなの」クスクス、
P「ったく…」クスッ、
美希「あはっ!」
―――
――

17:
――港の見える丘公園
美希「うわぁ?!すごい綺麗なの?!」ピョンピョン、
P「だろ?(ふふっ。美希、喜んでるな。良かった)」
美希「あっ!ねっ!ねっ!プロデューサー!見て見て!」ピョンピョン、
美希「あそこ、結婚式やってるよ!あふぅ、綺麗なの?!(花嫁さん…凄く幸せそうなの…)」キュンッ
P「あそこは、式場とホテルが一つになってるんだよ」ナデナデ、ナデナデ、
美希「へぇ?!(あ…またなでなで…)」ドキッ、
P「…」ジッ、
美希「?」
美希「どうしたの?プロデューサー」チラッ、
19:
P「あっ…いや、何でもないよ」ナデナデ、
美希「?」
美希「変なプロデューサー」クスクス、
P「ははっ。次はどこに行きたい?」
美希「どこでもいいの?」
P「もちろん。今日はそのつもりだからな」
美希「じゃあミキ、車の中から見えた、あのでっかい観覧車に乗ってみたい!」
P「じゃあ、みなとみらいまで行こうか」
美希「なのー!」
―――
――

20:
――大観覧車
――16:45
美希「見て見て!すっごく高いよ!あっ!さっきお昼食べたとこなの」キョロキョロ、
P「ははっ。ホントだ(…うん。この笑顔だ。もう、大丈夫かな)」
美希「♪」
美希「だいすきはにぃ?♪みらいはふ?たり?♪」
P「お?ふるふるフューチャー☆か?」
美希「なのっ♪ミキ、この曲と?っても大好きっ♪」
美希「…」
美希(あれ?そういえば…この曲を歌ってからなのかも…このキラキラ…)
P「美希?どうした?」
美希「うっ、うぅん。何でもないの♪あはっ!」
P「…」
―――
――

21:
――山下公園
――19:00
P「…」スタスタスタ、
美希「…」トテトテトテ、
美希「…」チラッ、
P「…っ」チラッ、
美希「?っ!///」カァァァ
美希(ミキ…わかっちゃった…ミキ…プロデューサーのコト…)ドキドキ、
美希「…あのね?プロデューサー…」トクン...
P「ん?どうした?」
美希「…あのね?ミキね?」トクン...トクン...
P「大丈夫だから、美希。慌てないで、話してごらん」
美希「…ミキ…」トクン...トクン...トクン...
美希「答え、解っちゃった」
P「っ!」
P「…そっか」
23:
美希「…うん…それでね?」
美希「ミキ…プロデューサーに会うまでは、体育座りしてたの…」
P「体育座り?」
美希「うん。…あ、ハnプロデューサー!あそこにベンチがあるよ!ミキ、ちょっぴり疲れちゃったな(アレ?ミキ今、何て言おうとしたの?)」ドキドキ、ドキドキ、
P「そっ、そうだな…(ミキ、今、何て言おうとしたんだ?)」ドキドキ、
―――
――

24:
美希「ふぅ…。それでね?さっきの話の続きだけど…」ドキドキ、
P「あぁ。聞かせてくれ」ドキドキ、
美希「ミキ、今までは何でもすぐにパパっと出来たの。
だから、すぐに飽きちゃって、つまんなくて、タイクツで…」
P「…」
美希「だからね?アイドルも、すぐにつまらなくなる、タイクツになるって『思ってた』の」
P「思ってた?」
美希「うん」
美希「だけどね?ホントは違ってたんだ」
P「…」
25:
美希「ミキは一人じゃなんにも出来なくて、キラキラ出来なくて、これじゃミキはアイドルじゃないって思ったの(アレ?ミキ、何を言ってるの?)」
美希「だけどね?ミキを変えてくれた人がいたの。
自分じゃ出来なかった事を、『魔法』みたいにあっという間に変えてくれた人がいたの(おかしいよ。ミキ、こんなこと言うつもりないの!)」グスッ...
P「…美希、ゆっくり…ゆっくりでいいから」ナデナデ、ナデナデ、
美希(あぁ…この人なの。この人だから、ミキは…)
美希「…ありがとう、なの。じゃあ…続き、話すね?」
P「あぁ」
美希「…」スゥ...
美希「…プロデューサー」ジッ...
P「…なんだ?」
26:
美希「ミキはね、プロデューサーが大好きなの」
27:
P「…」
美希「ミキ、やっとわかったの…。
このキラキラは、ドキドキは…好きってコトなんだって…」
美希「あのね?だけど、プロデューサーはこた…」
P「…ミキ、俺は…」
美希「いいのっ!」ギュッ、
P「えっ?」
美希「プロデューサーは、答えなくていいの…」
美希「もうプロデューサーの答えは…うっ…ぐすっ…しって…る、から…」グスッ...
P「…」ジッ
29:
P「…でも、言うよ。俺はな?ミキ…」
美希「ヤダッ!聞きたくないのっ!ヤダッ!」バタバタ、バタバタ、
P「っ!このっ!わからず屋っ!」バッ、
美希「ッ!」ギュッ、
――チュッ、
美希「…えっ?」パチッ、
P「…///」カァァァァ
美希「ぷろ…でゅーさー?」カァァァァ
P「お、落ち着いたか?」ドキドキ、
美希「…う、うん…」ドキドキ、ドキドキ、
P「なぁ、美希。ひとつ、いいか?」
美希「…うん(凄く真剣な顔なの…)」
P「お前はまだ、アイドルだ。しかも、大人にもなっていない」
P「この意味が、分かるか?」
30:
美希「…うん。まだ、ハタチになってない…こども、なんだよね…」
P「そうだ。そしてお前は、まだまだ光り輝ける」
P「その名の通り、お前は星のように美しくて、皆に希望を与えられる女の子だ」
美希「…」ドキドキ、
P「『本来』なら、誰かがそんな女の子を独り占めしちゃいけないんだよ」
美希「…」シュン...
美希(ん?本来、って…?)トクン...
P「でもな?俺は思ってしまったんだ」
P「お前を、」
P「お前のキラキラを、」
P「独り占めしたい、ってな」
美希「プロデューサー…」ドキドキ、
31:
P「なぁ、美希」
美希「…なぁに?」
P「お前の胸の中、今はどうなってる?」ナデナデ、
美希「…凄く…すっごくキラキラして…ドキドキしてる…」ドキドキ、
美希「でも、昨日みたいに痛くなくて…むしろ…」
美希「…あったかい、の…」グスッ...
P「そっか…」
P「じゃあ俺も…」スッ、
P「覚悟、決めないとな」
美希「えっ?」
P「…」スゥ...
P「美希…いや、この場合は少し違うな」
美希「…?」
32:
P「星井美希さん、俺は、キミを愛しています」
34:
美希「…」ポロッ...ポロッ...
P「ま、まぁそういう事だ。美希」
P「アイドルであるお前も好きだが…やっぱり俺は、」
P「普通の女の子としての美希が好きなんだ」
P「甘いもの食べて幸せな顔をして、」
P「花嫁さんに憧れて、」
P「大きな観覧車ではしゃぐ、」
P「そんな普通の女の子な美希が、俺は好きなんだ」
P「だからな?美希」
P「俺に着いてきてくれ。俺はお前を、公私ともに幸せにする」
P「だから、あと数年…待っててくれないか?」
美希「…プロデューサーは、ほーんとニブチンなの…」ギュッ、
36:
ミキのハートは、もうずーっと決まってるの!
P「えっ?」
美希「ミキはもう、『魔法』に掛かってるから、離れられないの」
ミキのハートは、もうハニーでいっぱいなの♪
P「ははっ。そっか」
美希「あはっ!そうなのっ♪」
美希「…」
美希「…ねぇ?プロデューサー?」チラッ、
P「ん?」
美希「…いっこだけ、ワガママ…いいかな」
P「ワガママ?」
38:
美希「んー、ワガママというか…これはミキの決意なの!」
P「決意…?」
美希「すぅ…」スゥ...
美希「ハニー!愛してるのっ♪」
美希「ミキに、魔法をかけてくれたね!」
美希「ちゅっ」チュッ、
――かかと伸ばしてしたキスは…ふふっ。
ナイショなのっ♪
おわり
41:
乙なの・・・あふぅ
42:
おつん
ベッタベタな甘さですわぁ
4

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