貴音「らぁめんこわい」back

貴音「らぁめんこわい」


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1:
真「・・・え? 今なんて?」
貴音「ですから、らぁめんがこわいと申しました」
真(オーケー、落ち着こう)
春香「きゃん!」ドガラガッシャーン!
真(春香はいつも通りコケてるし・・・)
美希「Zzz・・・あふぅ・・・」
真(美希が覚醒したりってこともなければ・・・)
小鳥「ぼけーっ」
真(小鳥さんも相変わらず仕事していない・・・)
真(大丈夫。天変地異が起こるってワケじゃなさそうだ)キリッ
3:
真「うん、どういうことなの貴音?」ニコッ
貴音「実は先日、落語の寄席を観覧したところ、『まんじゅうこわい』なる噺を知りました」
真「なるほど。はい読めたよ、読めました」
貴音「その時にふと思ったのです」
貴音「らぁめんこわいと申せば、皆がらぁめんを恵んでくれるのではないかと」キラキラ
真「うん。そんなことだろうと思った」
5:
真「・・・いやあのね、色々と突っ込みたい所があるんだけどさ・・・。
そもそもあの噺って周りの人が怖がらせようとするから成立すると思うんだ?」
真「765プロの誰かが貴音にいじわるするとは思えないから成り立たない気が・・・」
貴音「いえ、そんなことはありません! らぁめんの美味しさを知る者ならば、その美味しさを他人に伝えずにはいられないはず!
わたくしがらぁめん嫌いと知れば必ずや、その魅力を説く者が現れることでしょう!」フフンッ
貴音「また、元の噺通り悪戯として出されるパターンも双海姉妹で想定しております」ドヤッ
真「貴音なりに色々考えたんだね・・・」
真(ただ根本的に抜けてるのが、貴音のラーメン好きが既に知れ渡ってるっていう点なんだけど・・・・・・)
貴音「さて、先ずは誰からにしましょうか・・・」ワクワク
真(流石にストレートすぎて言えない・・・)
7:
真(多分この後も付き合わされるんだろうなぁ・・・貴音の思い付きに)
真「はぁ・・・」
春香「まーこーと!」ヒョコ
真「ん? あぁ、春香・・・」
春香「大丈夫? 元気ないよ? ほら、クッキー焼いて来たんだけど、真もどう?」
真「・・・うん、それじゃあ一つ貰おうかな。へへっ」
貴音「・・・・・・ふむ」ジーッ
8:
真「うん、おいひい」モグモグ
春香「良かった。貴音さんもお一ついかがですk「春香」・・・は、はい?」
貴音「実はわたくし、今まで隠していた秘密があるのです。聞いて頂けますか?」
真「む、ごふっ?!」
春香「秘密、ですか・・・?」
貴音「はい。何を隠そうわたくしは・・・」
春香「わ、わたくしは・・・?」ゴクリ
貴音「らぁめん恐怖症だったのです!!」ドン!
春香「へ・・・? えっ? は?」ポカーン
10:
春香(な、なんだかとんでもないことに関わってしまった気がする・・・)
貴音「ふふふ・・・」ニヤニヤ
春香(真・・・何これ!? なんて返すのが正解なの?!)ボソボソ
真(ぼ、ボクに聞かないでよ・・・)
貴音「どうでしょう? この哀れなわたくしに何か言うことはありませんか?」チラッ
のワの「え、ええっと・・・」
貴音「あ?つれー。実質麺類食せないからつれーわー。
実質麺類全般食せないからなー」チララッ
春香「そ、そそそそうだ! 実質麺類全般が食べれない貴音さんには、こ、このキャラメルもお付けします!」ススッ
貴音「・・・ほう。キャラメル、ですか」
12:
春香「は、はい! 全部差し上げますから! それではっ!」ピューン
真(765プロ随一のコミュ力を持つ春香が、為すすべもなく撤退した・・・)
貴音「キャラメルを手にいれました」
貴音「これはさながら、ぱーふぇくとこみゅにけーしょん、といった所でしょうか」フフン!
バッドコミュニケーション!
16:
貴音「キャラメルとは、当初の予定とは違いましたが、これはこれで大変美味なものです」モキュモキュ
真「よ、良かったね・・・」
貴音「しかしこれではっきりしました。わたくしのぷらんに狂いはないと!」
真(どうしよう妙な自信がついちゃったみたい)
貴音「さぁ、次なる使者よ! うぇるかむです!」
17:
P「ふぃ?ただいま」ガチャ
貴音「プロデューサーですか・・・。これは早くも本命ですね」ワクワク
真「そうなの?」
貴音「はい。世話好きなあの方ならばおそらく・・・」
P『何っ!? ラーメンが食べられないだとっ!?』
P『それは一大事だ! 貴音、俺と一緒に特訓しよう。もちろん俺の奢りだからな!』
貴音『はい、あなた様とならば・・・』
P『いざ、二十郎へ!』
貴音「となること請け合いです!」
真「それはないんじゃないかな」
21:
貴音「では、行って参ります」キリッ
真「うん、もう貴音に何言っても無駄なんだね」シクシク
貴音「あなた様っ!」バーン
P「お、おう貴音・・・どうした?」
貴音「わたくし・・・あなた様に秘密にしていたことがあるのです」ダキッ
P「えっ・・・ひ、秘密?」ドキッ
貴音「今日まで黙っておりましたが・・・」
P「おいおい、それは流石にイカンて・・・」ドキドキ
貴音「わたくし、らぁめんがこわいのです」
P「ああ、俺もだよ・・・って、は?」
貴音「らぁめんこわい」キリッ
P「え、なにいってんの?」
23:
貴音「ですから、らぁめんがこわいと」
P「いやいや、今まであんなに・・・どういうことこれ?」チラッ
真「え、えーっと・・・」
貴音「」ソワソワ
真(ら・く・ご!)パクパク
P「あ、あぁあ?・・・なるほど、把握したわ・・・」
貴音「分かって頂けましたか?」
P「・・・そうかそうか。こりゃあ大変なことだ。なんとかしなくっちゃな」
貴音「はい! 是非とも」パァァ
24:
P「・・・そうだな。じゃあまずは手始めに・・・」
貴音「はい!」テカテカ
P「亜美隊員ー! 亜美隊員ー!」
亜美「アイアイサー!」シュタッ
P「いいか亜美、ゴニョゴニョ・・・」
亜美「ほうほう・・・」
貴音(これは・・・双海姉妹を使った特訓に違いありません! やりましたよ真!)
真(え?? 本当かなぁ・・・)
29:
P「では、指示通りに頼むぞ」
亜美「ラジャ→!!」バッ
貴音「あなた様・・・今のは一体・・・?」オズオズ
P「ああ、亜美に頼んだんだ」
P「給湯室にあるラーメンの買い置きをすべて捨てるようにな」
真「えっ」
貴音「なん・・・だと・・・?」ガクガク
31:
貴音「あ、あなた様・・・それはあまりに勿体無いというものでは・・・」プルプル
P「そんなことないさ。貴音がラーメン怖いって言うならこれくらいはしないとな」
P「それにこの事務所で即席めんを食べるのは俺だけだ。捨てても問題ないだろ?」
貴音「わ、わたわたくしの・・・秘蔵これくしょんが・・・」ガタガタ
P「ん??? 聞こえんなァー?」
貴音「はっ・・・がっ、ぐはっ・・・!」ワナワナ
真「ちょっと! プロデューサー!」グイグイ
P「なんだよ真?」
32:
真(貴音あんなになっちゃってますよ!?)ヒソヒソ
P(うむ、効いてるか・・・)ニヤニヤ
真(やり過ぎじゃないですか? 嘘だって分かってるんでしょ?)
P(いや、貴音のやついくら太らないからってラーメン食べすぎだったからな。以前から不摂生だと注意してたんだ)
P(それを聞かないばかりかこんな事をするとはな。ま、良い薬だよ)
真(そうかもしれないですけど・・・)
P「フフフ・・・」
真(絶対楽しんでるだろこの人)
35:
P「じゃあ俺は仕事に戻るから。後は任せた!」スタッ
真「あ、待ってくださいよー!」
真「はぁ・・・任せるってどうすりゃいいんですか・・・。あ、そういえば貴音h」チラッ
貴音「ひぃー・・・ひぃー・・・」ゼェゼェ
真「か・・・過呼吸になっとる」
38:
真「貴音、深呼吸だよ、深呼吸!」
貴音「ひっ、ひっ、ふー! ひっ、ひっ、ふー!」
真「いやそれじゃラマーズ法だから」
―――――
―――
真「少しは落ち着いた?」
貴音「はい、見苦しいところを見せてしまいました・・・」
真「もう諦めた方がいいんじゃないかな・・・」
貴音「いえ・・・これも未来のらぁめん食べ放題への試練と受け取りました」
貴音「わたくしは必ずらぁめんを得てみせます! 散っていったこれくしょんの為にも!」ゴゴゴゴゴ…
真「なんかもうボクは貴音の執念が怖いよ」
39:
貴音「らぁめんこわいらぁめんこわい」ブツブツ
真「そんなお経みたいに唱えていても効果ないって」
ドサッ…
真「ん?」
響「あ・・・あ・・・」プルプル
響「たかねー!」ダキッ
貴音「ひ、響・・・?」
真(効果ありそうなのが一人いた)
響「どうしちゃったんさー? 貴音!? らぁめんこわいなんて言い出して!」
貴音「響・・・心配してくれるのですね。わたくしがらぁめん恐怖症ということを」
響「そんな・・・前はあんなに美味しそうに食べてたのに!!」
貴音「はっ! い、いえ・・・それは・・・」アセアセ
響「うわーん! 貴音がおかしくなっちゃったぞー!」
45:
響「こうなったら貴音がラーメン食べられるように、なんでも協力するさー!」
響「ラーメンが無理ならまずは沖縄そばからにしよう! 自分いい店知ってるんだ!」
貴音「響・・・」ホロリ
真(響・・・なんという良い子・・・)
P「ストーップ! 駄目じゃないか響! 勝手なことをしちゃあ」
響「えっ、でもプロデューサー・・・」
P「貴音が怖いって言ってるんだ。無理に食べさせるのは良くない。今は出来るだけラーメンから離れさせてあげるべきだ」
貴音「い、いえわたくしは・・・」
響「・・・うん、そうかもしれないぞ。また突っ走っちゃったな自分・・・」
響「ごめん貴音。こっちの気持ちを押し付けたりして」
貴音「なっ・・・あ、あっ・・・」ガクガク
真(響・・・なんという怒られ損・・・)
48:
P「ところで響、その沖縄そばの上手い店教えてくれよ」
響「うん、連れてってあげるぞ。美味し過ぎてびっくりしても知らないからね!」
P「そりゃ楽しみだ。今度一緒に行こう。二人だけで」ニヤニヤ
キャッキャッ
真(プロデューサーがかつてないほど輝いてる気がするんだけど)
貴音「ひっ、ひっ、ふー! ひっ、ひっ、ふー!」ゼェゼェ
真「って貴音はまた!? さっきから一体何産もうとしてるのさ!?」
49:
貴音「・・・」ブツブツ
真「あ、あのさ貴音・・・やっぱり最初から無理があったt」
貴音「・・・月は出ていますか」
真「はい?」
貴音「月は出ているかと聞いています!!」バン!
真「はわぁっ!?」
真「そ、そんなこと聞いてどうするのさ・・・?」
貴音「かくなる上は」
貴音「さてらいときゃのんをぶち込みます」
真(ナンテコッタイ。貴音が壊れちゃった)
54:
貴音「まいくろうぇーぶよ来たれ・・・!」ウィンウィン
真(わっ! 貴音の銀髪がX字に割れて輝きだした・・・!?)
真「・・・」
真「・・・あの、盛り上がってるとこ悪いんだけどさ」
貴音「何でしょうか?」クワッ
真「月が出るとか出ないとか以前に・・・」
真「今昼なんだけど」
貴音「なんとっ」
56:
貴音「・・・・・・」
雪歩「あ・・・四条さん・・・」
雪歩(椅子に座って窓の外を眺めてるだけなのに、かっこいいなぁ・・・)
雪歩「あの、何を見てらっしゃるんですか・・・?」
貴音「・・・雪歩ですか。わたくしは何も見てはおりません」
雪歩「え?」
貴音「しいて言うならば」
貴音「燃え尽きたのです。真っ白な灰に・・・」ルルルー
雪歩「ほぇぇ・・・」
63:
真「雪歩、実は貴音、かくかくしかじかでさ・・・」
雪歩「それって、プロデューサーと喧嘩しちゃったってこと?」
真「まぁ、喧嘩ってほどでもな「それです!」 っ!?」ビクッ
雪歩「ひっ?!」ビクッ
貴音「たった今、プロデューサーへの攻撃方法を思いつきました!」
雪歩「攻撃ですかぁ・・・?」ビクビク
貴音「そう、こーどねーむは・・・名付けて、『プロデューサーこわい』作戦!」バーン!
真「いやコードネームになってないから。内容バレバレだから」
66:
貴音「プロデューサー!」
P「うん、どうした?」
P(そろそろ音を上げたかな)
貴音「わたくし・・・わたくし・・・」
貴音「あなた様が嫌いです」
P「」グサッパリーン!
真(プロデューサーの眼鏡が吹き飛んだ)
69:
P(え、マジで? やりすぎた?)
P(貴音に嫌われた? うそーん!)
P「ま、待ってくれ貴音・・・」アセアセ
貴音「むっ」ツーン
P「いや違うんだよ! あれは貴音の為を思って・・・」
貴音「もう知りません」プイッ
P「あばばばばば」
真「ははは、見てる分には面白いね」
雪歩「ま、真ちゃん、いくら振り回されたからって・・・」アワワ
72:
P「ラーメンも本当は捨ててないんだよ! 」
貴音「」ピクッ
P「軽い気持ちだったんだ! ほら、良くあるじゃないか・・・」
P「好きな子にはイタズラしたくなるって!!」
貴音「!」
雪歩「はわわっ」
P「あっ、いいい今のはっ」
貴音「あなた様の・・・まことの気持ち、ですか?」
P「・・・・・・ああ、そうだ」
真「えっ、何。結局こういう結末?」
響「イヌ美も食わないとはこのことだぞ」
75:
貴音「プロデューサー・・・わたくしも本心ではあなたをお慕いしております」ダキッ
貴音「それも・・・こわくなるくらいに・・・」
P「貴音・・・」ギュ
貴音「・・・ふふ」
P「どうしたんだ?」
貴音「わたくし、また一つこわいものが出来てしまいました」
P「おいおい、次はなんなんだ?」
貴音「そうですね、次はわたくし」
貴音「接吻がこわい、です」クスッ
真「ちゃんちゃん」
78:
終わりです
投下スピードが遅くてスンマセンでした
途中画像と支援くれた人ありがとうございます
天然な貴音かわいいよねってことでここはひとつ
77:
乙なの
7

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