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モバP「美嘉と休日に水族館へ出かける」


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1:
以前書いたSSと関連があります。読まなくても問題ないはずです。
▼以前書いたSS
茄子「お仕事は終わりましたか?プロデューサー」
モバP「蘭子の買い物に付き合うことになった」
モバP(以下P)「う?ん、休日にこんなに早く起きたのは久しぶりだな。それにしても美嘉が水族館に行きたいと言い出すとは...少し意外かな」
P「まあ、俺も久しぶりに行くから楽しみなんだけどな。さてと、美嘉の自宅に着いたし電話してと...」
プルルルル...
美嘉『もしもし』
P「もしもし。今美嘉の自宅前に着いたんだけど」
美嘉『ありがとう。すぐ行くからちょっと待っててね』
P「うん。分かった待ってる」
3:
-------
---
美嘉「おはよー!プロデューサー。今日は宜しくね☆」
P「おはよう。じゃあ行こうか」
美嘉「うん、ところでプロデューサーは今日朝ごはん食べてきた?」
P「いや、食べてないよ。他県の水族館に行くから出発も朝早いし、途中でコンビニかサービスエリアで簡単に済まそうと思ってたんだけど」
美嘉「よかったー♪実はお弁当作ってきたんだよね☆ほらっ、運転中でも食べれるようにサンドイッチにしたんだよ☆」
4:
P「おおっ!ありがとう美嘉、嬉しいよ。でも大変だったんじゃないか?今7時半だからそれよりもだいぶ早起きしたんだろ?」
美嘉「それくらい平気だよ。早起きして健康的だしね☆それに、こうやってお弁当を作った方がデートっぽいじゃん☆」テレテレ
P「で、デート...まあそうだな。男女が二人で遊びに出かけるんだし」
美嘉「だ、だよね。今日は思いっきり楽しんで良い思い出にしよーね☆」
P「そうだな。遊びに行くんだから楽しまないとな。お弁当はもう少ししてから食べようかな?」
美嘉「楽しみにしててね。ちなみにお弁当は莉嘉も手伝ってくれたんだよ。後で感想を聞かせてね?莉嘉もプロデューサーの感想を聞きたいだろうしさ☆」
5:
P「じゃあしっかり味わって食べないとな。高に乗って、最初のサービスエリアで食べようかな」
美嘉「サンドイッチとか片手で食べられるものばかりだからわざわざ車を停めなくても大丈夫だよ?」
P「それだとじっくり味わえないだろ?折角二人が早起きして作ってくれたお弁当なんだし落ち着いて食べたいんだよ。それに」
美嘉「それに?」
P「片手間で運転をして、もし事故でも起こしたら大変だからな。美嘉が一緒に乗っているんだし」
6:
美嘉「それってアタシが大切だからってことかな?」
P「もちろん」
美嘉「そっか?...えへへっ♪そっか...うん!じゃあ最初のサービスエリアで食べようか☆そろそろ行こっか?」
P「シートベルトは締めたか?」
美嘉「うん、大丈夫!運転よろしくねっ☆」
11:
城ヶ崎美嘉(17)
14:
-車中-
美嘉「こうして二人っきりで車に乗るのってクリスマス以来だねっ★」
P「そうだな。その時はアニバーサリーのパーティー会場に行く時で、あのときは渋滞で大変だった」
美嘉「そうだったね。でもアタシは悪くないと思ったよ?プロデューサーをしばらく独り占めできたし★」
P「こらこら、アイドルがそんなこと言っちゃいけません。でも俺も久しぶりに美嘉とじっくり話ができたし、確かに悪くはなかったかもな」
美嘉「今じゃ中々プロデューサーとゆっくりできる機会がないからね。アタシや事務所の仕事が忙しくなったのもあるけど、誰かさんがポンポン新人をスカウトしてくるから...」
15:
P「いやー、アイドルの素質のある娘を見つけちゃうとどうしてもね...」
美嘉「そのおかげで今じゃCGプロ所属のアイドルの数は150人を超えてるよね...賑やかになるのは嬉しいんだけど人数が増えただけプロデューサーとの時間がね」
P「うっ...それは申し訳ない...」
美嘉「あっ!ゴメン、ゴメン!なんか愚痴を言っちゃって。少し寂しいのは本当だけどそれ以上に感謝してるよ?プロデューサーがアタシをスカウトしてくれたおかげで今がある訳だし」
美嘉「おかげで毎日が楽しいよ♪それにお願いすればこうして付き合ってくれるしねっ★」
P「そうか?」
16:
美嘉「そうそう、今日は滅多にない日なんだから目一杯楽しもうよ★」
P「悪いな、気を遣わせちゃって」
美嘉「ふふっ、今日は楽しく過ごすことだけを考えようよ?」
P「...そうするか!俺も楽しみなんだ、水族館。何年ぶりかなー」
美嘉「アタシは莉嘉と友達と一緒に去年言ったのが最後かな?」
P「そういえば水族館は都内にもあるのに、どうしてわざわざ他県のにしたんだ?」
17:
美嘉「だって都内だと知り合いに会うかもしれないじゃん?それはプロデューサーも困るでしょ?」
P「まあ確かに...人も多いだろうしな」
美嘉「それに今日行く水族館は長い水中トンネルが評判なんだって。都内の水族館より大きいから興味があるんだよね★」
P「道を確認するときにそんなこと書いてあったような...」
美嘉「まあ一番の理由はこうしてプロデューサーと二人っきりで居ることなんだけどね★車の中じゃ絶対邪魔は入らないしさ」
P「」
18:
美嘉「最初の会話で気づいて欲しかったんだけどなー」
P「あ、ははは...」
美嘉「プロデューサー飲み物いる?ずっと喋ってたから喉乾いたでしょ?」
P「じ、じゃあ頂こうかな?」
美嘉「お茶とコーヒーがあるけど、どっちがいい?」
P「コーヒーをもらえるか?」
19:
美嘉「コーヒーでいいの?...本当に?」
P「?...ああ」
美嘉「はいどうぞ★...ふふっ♪」
P「ありがとう」
美嘉「ふふふっ...♪」
P「?さっきからどうしたんだ美嘉?」
20:
美嘉「プロデューサーまだ気づかない?」
P「え....あっ!?」
美嘉「えへへっ♪間接キスだねっ★いや?アタシがコーヒー飲んでるのわかってたはずなのにねー♪」
P「てっきり別のボトルを渡してくれたのかと...というか美嘉!ダメだろこんなことしちゃ!」
美嘉「え?!でも美優さんと仁奈ちゃんとはもっと凄い事したんだよね?ごはんの食べさせ合いだっけ?」
P「なんでそれを...?」
21:
美嘉「事務所じゃ結構有名だよ?三人で晩御飯を食べていた時に仁奈ちゃんにお願いされて、流れで美優さんとも食べさせ合ったって話じゃん」
P「ちなみに情報の発信原は...?」
美嘉「うーん、アタシは響子ちゃんに聞いたかなー?誰が最初に広げたのかは分からないなー」
P「そうか...」
P(発信原を判明させてこれ以上広がらないようにしなくちゃな)
美嘉「それでさ、プロデューサー...」
22:
P「なんだ、美嘉?」
美嘉「ア、アタシもやってみたいかなー...食べさせ合いっこ★美優さんがOKならアタシもいいよね?」
P「そ、それは...ほらっ、外だしもし美嘉だってばれたらまずいだろ!?」
美嘉「変装してるし大丈夫だよ★髪形だっていつもと違って下してるし、眼鏡かけて帽子もかぶってるからアタシだって分からないよ」
P「た、確かに...」
美嘉「それに車の中だったら日よけをすれば殆ど外から見えないし、どう...かな?」
P「...」
P(断れる材料がねー!!)
P「...わかった。車の中で食べるんだったら...」
美嘉「えへへっ、ありがとープロデューサー★...そろそろサービスエリアに着くねっ♪」
23:
-サービスエリア駐車場-
美嘉「じゃーん♪どうぞ召し上がれ★」
P「サンドイッチと...おっ、から揚げとかもあるのか」
美嘉「どぉ?意外と手が込んでるでしょ?」
P「正直想像より手が込んでたよ。サンドイッチ以外のおかずも片手で食べられるように工夫されてる」
美嘉「料理の練習をしてるのは茄子さんだけじゃないからね★アタシだってなかなかのもんでしょ?」
24:
P「いやいや、御見逸れいたしました」
美嘉「えへへっ、じゃあプロデューサー。はい、あーん」
P「え、えっと...」
美嘉「ほ、ほら、早く口を開けてよ」カァァァ
P「すまん。いざやるとなると照れちゃってな...」
美嘉「そ、それはアタシだって一緒だよ...約束でしょ?」
25:
P「そ、そうだよな...あーん」
美嘉「ん....どう?おいしい?」
P「ああ、おいしいよ」
美嘉「よかった?★じゃあ次はアタシの番だよね?」
P「えーと、何がいい?」
29:
美嘉「じゃあこのサンドイッチで。これは莉嘉が作ったのなんだ★」
P「へぇー、ほらいくぞ?」
美嘉「う、うん....やっぱり照れちゃうね、これ」
P「そうだよな。どうする?止めるか?」
美嘉「いや、続けて...」
P「わかったよ。....どうだ?」
30:
美嘉「...正直照れちゃってて味はよく分かんなかったかな?」
P「じゃあ後は普通に食べようか?」
美嘉「そうしようか。あっ、でも」
P「なに?」
美嘉「嬉しかったかな★うん。ただそれだけだよ」
P「それは...喜んでいいのかな?アイドルのプロデューサーとして...?」
31:
美嘉「勿論喜んで良いことだよ★だってプロデューサーと担当アイドルが良好な関係だってことじゃん♪」
P「だよね、そういうことでいいんだよね?」
美嘉「どこまで良好なのかは第三者の意見も必要だと思うけどね★」
P「だよねー。ちなみにもし美嘉が第三者だとしたらどう思うかな?今の俺たち?」
美嘉「カップルが仲睦まじくしてる....かな」
P「...はははっ、食べようか!折角二人が早起きして作ってくれたお弁当なんだし!」
美嘉「そ、そうしようか!他のも自信があるんだからっ★」
32:
(30分後)
P「御馳走様。いやぁ?美味しかったよ」
美嘉「うん、ありがとう★莉嘉にもプロデューサーがそう言ってくれてことを伝えたら喜ぶよ♪」
P「宜しく頼むな。おっと、飲み物がもうないな。水族館までまだあるし補充しておこう」
美嘉「じゃあアタシが買ってくるよ」
P「いや、俺が行くから美嘉は車で待ってて。飲み物は何がいい?」
美嘉「じゃあお茶で。種類は緑茶で宜しくね★」
P「分かった。ちょっと行ってくる」
33:
-------
---
P「二本ずつ位買えばいいよな」
一般女性「お兄さんちょっといい?」
P「はい?なんですか?」
一般女性「ひょっとして一人?」
P「へっ?」
34:
-------
---
P「ごめん美嘉。少し遅くなった」
美嘉「...ナンパされてたもんね?」
P「うぐっ!...見えてた?」
美嘉「バッチリとね」
P「....なんかごめんな?」
35:
美嘉「プロデューサーが謝ることはないよ?不可抗力だしさ。でもやっぱりアタシも行った方が良かったかなって思ってね」
美嘉「彼女がいればプロデューサーがナンパされることは無かったでしょ?」
P「か、彼女って」
美嘉「さっきも言ったでしょ?他の人から見たらアタシたちカップルに見えるって★」
P「美嘉、でもそれは」
美嘉「アタシだってアイドルなんだからわかってるよ?でも同時に17歳の高校生なんだから、そういうのに憧れる気持ちがあることもプロデューサーに分かって欲しいなー?」
美嘉「...ちょっとワガママ言い過ぎかな?」
36:
P「いや。美嘉の言うとおりかもしれないな。俺が美嘉をこの世界に連れ込んで、普通の高校生が送るような生活ができなくなったんだし」
P「少しでもその憧れを俺が叶えられるなら付き合うよ。もっとも俺で良ければの話なんだけどな?」
美嘉「十分だよっ★むしろプロデューサー以外の人とは考えられないね♪」
P「それは”信頼”されているからと考えてよいかな?」
美嘉「そうだよ★プロデューサーはアタシたちを傷付けることはしないって、信じているからね★」
P(ほっ...)
美嘉(でもそう思っているから、アタシとしては”信頼”より”親愛”の感情を持ってるんだけどね...)
P「行くか?飲み物も買ったし」
美嘉「そうだねっ★」
37:
-水族館-
P「凄いな...都内じゃ見られない大きさの水族館だな」
美嘉「海中トンネル以外も楽しみだね★他にも参加型のイルカショーとかあるみたいだし」
P「ああ、簡単な指示をやらせてくれるやつか。面白そうだけど、参加は流石にできないぞ?ばれるのが怖いし」
美嘉「分かってるって、ショーまでまだ時間があるから先に海中トンネルに行こうよ★」
P「そうするか」
38:
-------
---
美嘉「うわぁ?♪」
P「これは壮観だな...」
美嘉「来てよかったね★HPの写真よりもずっと凄い...」
P「これは見応えがあるな。ありがとうな美嘉、ここに誘ってくれて」
美嘉「プロデューサーに喜んでもらえて良かった★サービスエリアで”憧れを叶えられるなら付き合う”って言ってくれたよね?」
P「ああ、言ったぞ」
美嘉「...じゃあさ」ダキッ!
39:
P「み、美嘉!?」
美嘉「こうやってデート中に彼氏の腕に抱きついて歩くのに憧れてたんだよねっ★」
P「でも、これはさすがに...」
美嘉「海中トンネルは暗いし大丈夫だよ?海中トンネルの間だけにしとくからさ★逆にそうやって騒いじゃったら周りから注目されるよ?」
P(あれ?デジャヴ?)
美嘉「凛や蘭子ちゃんにもしてあげてたんだから...ねっ?いいでしょう?」
P「...ですよねー」
美嘉「えへへ...ありがとうプロデューサー★」
美嘉(莉嘉、お姉ちゃんやったよ!)
40:
?二週間前?
莉嘉『お姉ちゃん、お姉ちゃん!次の次の週のお休みにP君とデートするんだよね☆』
美嘉『で、デートって...そんな大げさなもんじゃないよ』
莉嘉『でもデートで間違いないでしょ?場所とかはもう決めているの?』
美嘉『いや...まだ決めてないよ。都内のどこかで買い物でいいかなって、考えてるんだけど?』
莉嘉『はぁ?...お姉ちゃんそれじゃあ何も考えていないのと同じだよ!』
美嘉『そう?プロデューサーと買い物に行くことなんかあまりないんだから、それでいいじゃん?』
41:
莉嘉『駄目だよ!それじゃP君を他の娘にとられちゃうよ!?』
美嘉『なっ!?べ、べつにアタシはプロデューサーのことをそんな風にみ、見てないからっ!?ほ、本当だよっ!?』
莉嘉『お姉ちゃん...嘘をつくのが下手すぎるよ...』
美嘉『う?、だったらどうすればいいのよ....』
莉嘉『大丈夫☆きっとそんなことになってるだろうと思ってアタシなりに考えたんだよ☆...と言っても事務所の皆にアドバイスしてもらったんだけどねっ♪』
42:
美嘉『んっ?...じゃあ事務所のみんな今度のことを知ってる...ってこと?』
莉嘉『あっ!?....うん、そうだね☆』
美嘉『......あ、あぁぁぁぁ!?』
莉嘉『お、お姉ちゃん!?しっかりして!』
美嘉『だからみんな最近なんだか優しい目でアタシのこと見てたんだー!!』
43:
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---
莉嘉『落ち着いた?お姉ちゃん?』
美嘉『うん...取り乱してごめんね、莉嘉?』
莉嘉『アタシこそごめんね?で、みんなからのアドバイスなんだけどね☆』
美嘉『うんうん』
44:
莉嘉『これは留美さんからなんだけど、”車で連れて行ってもらえる場所が良いかしらね”って』
美嘉『どうして?』
莉嘉『アタシも聞いたんだけど、”車の中で二人っきりだったら誰にも邪魔されずに会話ができるから”だって』
美嘉『なるほどね★』
莉嘉『それで響子ちゃんが”それならお弁当を作るのがいい”って、教えてくれたよ』
美嘉『お弁当か...確かにそうかもね★でもアタシはそんなに料理は得意じゃないよ...』
45:
莉嘉『アタシもそういったよ?そしたら響子ちゃんが”だったら今度一緒に練習しましょう”って☆』
美嘉『ありがとう!響子ちゃん!』
莉嘉『でね、P君は運転しているから運転中でも片手で食べられる工夫も教えてくれるって☆アタシも一緒に練習するよ☆デートの日のお弁当はアタシも手伝うからねっ♪』
美嘉『うんうん、莉嘉もありがとうねっ★』
莉嘉『うん!後この前のお買いもの時に凛ちゃんと蘭子ちゃんはP君と腕組んでたでしょ?お姉ちゃんもそうすることができないかなって、相談したんだ』
美嘉(凛と蘭子ちゃんにも流れ弾が...)
46:
莉嘉『その話になった時に奏ちゃんが”だったらその二人にしてあげた時よりもハードルを下げればプロデューサーも断れないでしょ”ってアドバイスをくれたんだ♪』
美嘉『そうかもしれないけど、ハードルを下げると言ってもさ...』
莉嘉『アタシも思いつかなくて、もう一回奏ちゃんに相談したんだ☆そしたらね、”例えば水族館なんてどうかしら?全体的に暗い場所だし、海中トンネルだと特に人に注目されないでしょ?”って』
美嘉『なるほどねー★』
莉嘉『だからアタシ良さそうな水族館を調べたんだよ☆例えばね.....』
47:
-------
---
美嘉(今のところはみんなのアドバイス通りになってるね★それにしても...)
美嘉「プロデューサー?なんだか心臓がバクバクしてるけど、ひょっとして緊張してる?」
P「そりゃ緊張するさ。美嘉に抱きつかれているんだし」
美嘉「それは周りにアタシたちの事がばれたらどうしようって思ってるから?」
P「それもあるけど、”美嘉に”って方が大きいかな?」
48:
美嘉「へぇ?、意外だね★プロデューサーってアタシたちのことをそういう風に見てないと思ってたんだけどね」
P「がっかりしたかな?担当アイドルに抱きつかれて緊張するプロデューサーなんて」
美嘉「ん?、逆に安心したかな?プロデューサーにとってアタシは魅力的なんだって確認できてさ★」
P「そりゃ魅力的に決まってるだろ?じゃなきゃスカウトなんてしないよ。それでもってその魅力が全国で通用するものだとも思ってるんだしな」
P「美嘉なら積極的な態度の中にある純情さとかな、俺が魅力に感じた一番のところは。他にも年少に対する優しさとか...」
美嘉「...」ギュッ
P「あれっ、美嘉?」
49:
美嘉「ごめん。そんなに褒めてもらえるなんて思ってなくてさ...恥ずかしくって...」
P「はははっ、ごめんごめん」ナデナデ
美嘉「もうっ!莉嘉じゃないんだからね....でももうちょっと頭撫でてもらってていいかな?」
P「わかったよ」
美嘉(これヤバいな...莉嘉や凛、みくちゃんの気持ちが分かったかも...)
50:
(3時間後)
美嘉「楽しかったねー★イルカショー」
P「ああ。本当に賢いんだなイルカは」
美嘉「莉嘉にも見せてあげたかったなー★ねぇプロデューサー今度は莉嘉も一緒にまたここに来ようよ♪」
P「機会があればな」
美嘉「約束だよっ★あとは莉嘉お土産にイルカのぬいぐるみでも買って帰ろうかな」
P「俺も事務所用に菓子詰を買ってこうかな。それとそろそろお腹が空かないか?少し遅い時間だけど」
美嘉「そうだね★水族館のパンフレットによると併設されてるレストランがあるみたいだよ。なんでも魚料理が評判なんだってさ★」
P「そうか、じゃあ行ってみるか。お昼時も外れているしすぐに入れるんじゃないかな」
美嘉「だといいね」
51:
-レストラン入り口前-
ガヤガヤ
美嘉「あれ?入口に人がいっぱいいるね」
P「だな?でも行列ができているって感じじゃないみたいだけど」
美嘉「そうだね、もっと近づいてみようよ」
P「一体何が...んっ?」
のあ「さあ...早く入るわよ...みく」グググッ
みく「いやにゃあー!!みくは絶対入らないにゃ!」←柱にしがみついている
アナスタシア「二人とも...お店の迷惑になってますから...」オロオロ
52:
P・美嘉「」ズルッ
P(あいつら何やってんだ!確かあの三人はオフだったはず)
のあ「珍しく三人ともオフだからお昼をレストランで食事しようと誘ったのに...何が不満なのかしら?」
みく「不満しかないにゃ!のあにゃんはみくがお魚が嫌いなのを知っているのになんでここを選んだにゃ!?しかもここに来るまで全部鈍行で!」
アナスタシア「みくГолос...声が大きいです」
一般客「あれ...にゃんにゃんにゃんの三人だよね?」
一般客「ゲリラ...コント?」
53:
のあ「私達にゃんにゃんにゃんは猫をイメージしたユニットよね...みく?」
みく「そうにゃ。猫キャラのユニットを作りたかったからみくがPちゃんにお願いして結成されたんだよ!」エヘンッ
のあ「そのリーダーである貴方が魚を食べられないというのはいかがなものかしら...?」
みく「にゃっ!?それは...」
アナスタシア「それは確かに...」
みく「アーニャン!?」
54:
のあ「民主主義の観点からもここに入るのは決定事項よ...さあ入るわよ」グググッ
みく「いやにゃー!!...あっ!?」ダッ!!
のあ「みく?どこへ行くの...あら...?」
アナスタシア「あれは...」
P(あれっ?みくがこっちに来てるような...)
みく「Pちゃん!!みくを助けるにゃ!のあにゃんがみくをいじめる?!...あれっ?美嘉ちゃんも一緒にゃ?」
美嘉「」ビクッ!
P「あっ、馬鹿...」
55:
一般客「本当だ...城ヶ崎 美嘉がいる...」
P(マズイ...騒ぎになる...もう既になってるけど)
のあ「...待っていたわ...二人とも」
P・美嘉「え?」
のあ「悪いわね、折角の休日にみくの欠点克服に付き合ってもらって...さあ入りましょう」
P「のあさん何を?」
のあ「.........」
56:
P「...ハッ!そうだぞーみく。高校生にもなって好き嫌いはいけないなー」ガシッ!
みく「ぴ、Pちゃん?」
P「なあー、美嘉?」
P(頼む美嘉!察して!)
美嘉「...そうだよーみくちゃん。アタシは莉嘉にだって好き嫌いは許してないんだからね★」ガシッ!
みく「二人とも、どうして...みくの肩をつかむにゃ?」
アナスタシア(あっ...)スタスタ
57:
みく「アーニャン、どうしたにゃ?」
アナスタシア「そうですよみく。二人が協力してくれるのですから、Слабый...弱点を直しましょう」ガシッ!
みく「何でみくの右足をつかむにゃ!!?」
のあ「じゃあ私は残った左足を...」ガシッ!
みく「いつここまで来たにゃ!?四人でみくを抱えないでにゃ!?めっちゃ恥ずかしいにゃ!!」
のあ「じゃあ行きましょうか」
みく「えっ!?このままで!?せめて降ろして!?な、なんでこうなるにゃー!?」
一般客「何だったんだ...いったい?」
一般客「わからん」
65:
-レストラン内個室-
のあ「少し手間取ったけど...無事に入店出来たわね」
P「いや、全然無事じゃなかったんですけど?よくお店に入店拒否されなかったもんですよ」
美嘉「まあ、お店の外にそのまま出したら騒ぎがますます大きくなったろうしね...”おかえりの際は裏口からお願いします”って言われちゃったし」
アナスタシア「二人ともごめんなさい...」
美嘉「あっ、アーニャちゃんが謝ることじゃないよ?」
のあ「そうね...悪いのは私とみくだものね...本当にごめんなさい」
66:
みく「十中八九のあにゃんが悪かったにゃ!でも、二人ともごめんなさい...」
美嘉「いいって★アタシたちもお昼ごはんを食べに来たところだったし、一緒に食べよっ♪」
P「そうだな。食べ終わったら三人も俺が車で寮まで送るよ」
アナスタシア「ありがとうございますプロデューサー...でもいいんですか?今日は美嘉とデートなのに二人のпомеха...邪魔をして?」
みく「え?そうだったの?」
アナスタシア「みくは莉嘉がконсультация...相談してきたとき、事務所にいませんでしたね」
67:
のあ「それはますます申し訳のない事をしたわね...」
アナスタシア「のあはその場にいたはずですけど...?」
みく「何で知らなかった体にしようとしたの!?」
P(もう突っ込んだら負けの気がする...莉嘉が相談って今日のことだろうな)
美嘉「気にしないで三人とも、あとは食事をして帰るだけだったしね★ねっ、プロデューサー?」
P「ああ、早く注文してなるべく迅に店を出よう。これ以上騒ぎを起こしたくないし」
アナスタシア「ですね」
のあ「そうしましょう」
68:
みく「わかったにゃ、じゃあみくは...」
のあ「とりあえずこの舟盛りにしましょうか?」
みく「いやにゃ!!そもそも好き嫌いを抜きにしても一人じゃ食べきれないにゃ!」
のあ「仕方ないわね...じゃあこの握り十貫セットはどうかしら?」
みく「”どうかしら?”じゃないにゃ!なんでのあにゃんがみくの注文を決めるの!?」
のあ「みく...」
みく「な、なに...?」
69:
のあ「今日はPと美嘉のデートを邪魔してしまったのだから...何か他のことで挽回してみようという気にはならないかしら?」
みく「それは、そうかもしれないけど...」
アナスタシア(のあは...?)
のあ「ここであなたが魚嫌いを少しでも克服できれば、猫キャラとしての活動の幅も広げられるし....Pも喜ぶと思うのだけど?」
みく「う?ん...分かったよ!Pちゃんとにゃんにゃんにゃんの為にも魚嫌いを少しでも克服して見せるにゃ!」
のあ「よく言ったわ...みく。じゃあこの海鮮丼のセットを...」
みく「でもせめてメニューは自分で決めさせてよ!?」
P・美嘉・アナスタシア(面白いなー)
70:
みく「じゃあ...えーと...」
アナスタシア「みく、この....お吸い物はどうですか?これなら魚の量も少ないですし」
みく「う?ん、そうかも。じゃあそれと...この”玉子寿司五貫セット”にするにゃ」
のあ「あら、意外ね?」
みく「お寿司でも玉子のお寿司は大好きだよ♪アーニャンもありがとうね」
アナスタシア「いえ、喜んでもらえたのなら私も嬉しいです」
のあ「........」
71:
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---
ウェイトレス「お待たせいたしました。”海鮮丼セット”のお客様?」
P「あっ、私です」
ウェイトレス「”シーフードドリア”のお客様?」
美嘉「はい、アタシです」
ウェイトレス「”ブイヤベース”のお客様?」
アナスタシア「はい」
ウェイトレス「”ハンバーグセット”のお客様?」
のあ「私よ」
みく「のあにゃんはお魚を食べないんだね...」
のあ「.......」
72:
ウェイトレス「”玉子寿司五貫セット”と”鯛のお吸い物”のお客様?」
みく「はいっ.....えっ?」
ウェイトレス「ご注文は以上で宜しいでしょうか?」
P「えっと...はい、大丈夫です」
ウェイトレス「それでは失礼いたします。ごゆっくりどうぞ」
アナスタシア「確かに...玉子ですね...」
美嘉「うん...間違いなく”玉子寿司五貫セット”だね...」
みく「.......」
P「まあ内容が”いくら”、”数の子”、”とびっこ”、”からすみ”、”玉子焼き”の五貫だけどな...」
73:
アナスタシア「みく...食べれますか?」
みく「.......無理にゃ?...」
のあ「ふぅ...仕方ないわね。みく、私のメニューと半分ずつに分けましょうか」
みく「!?本当のあにゃん?」
のあ「ええ...でも半分はみくが食べるのよ?自分で注文をしたのだから」
みく「わかったにゃ!...ありがとうのあにゃん!」
74:
美嘉(なんだかんだで仲がいいんだよね、二人とも★)
アナスタシア(良かったですねみく)
P(微笑ましいもんだな...)
のあ「じゃあ、私がお寿司を三貫食べるわね」パクっ
みく「どうして”玉子焼き”のお寿司を食べたの?!?」
P・美嘉・アナスタシア「.......」
75:
のあ「心外ね?魚を克服をするのだから、”玉子焼き”では訓練にならないわ...そうでしょう?」
みく「う??...アーニャん、やっぱりのあにゃんがいじめるにゃ?...」
アナスタシア「よしよしです」ナデナデ
P「微笑ましいが...なんだかなー」
美嘉(のあさん”玉子寿司五貫セット”がどんな内容か最初から知ってたんじゃ?)
のあ「さあ、早く食べるわよ...みく」
みく「にゃ?.......」
79:
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-車中-
P「参ったな...渋滞だ」
のあ「しばらくは動けそうにないわね...」
みく「みく達は同じ寮で寮長の早苗さんに連絡したから大丈夫だけど、美嘉ちゃんはお家には連絡したの?」
美嘉「大丈夫★家族の皆にはメールで連絡したから。ママからは”頑張りなさい”って返信もきたしね」
P(何を?)
80:
アナスタシア「そうですか...それなら良かったです。Поспешность...急ぐ必要もありませんし、ゆっくりお話しをしませんか?」
美嘉「みんなでゆっくりお喋りできる機会もなかなか無いからいいね★」
みく「そうだね。ところで今日はPちゃんと美嘉ちゃんはデートしてたけど...美嘉ちゃんが誘ったの?」
美嘉「へっ!?いや...その、それは...」
P「えーと何て言うか...」
アナスタシア「あー...そういえば理由は莉嘉も教えてくれませんでしたね」
81:
みく「いいなー、今度はみくとも二人でお出かけしてほしいにゃ」
アナスタシア「わたしも二人でお出かけしたいです」
P「そのなんだ...」
のあ「二人とも...あまりPを困らせちゃだめよ?Pも私達も今は都合はなかなかつかないのだし」
みく「そうだね...あー、みくが事務所に移籍したばかりの頃はまだお仕事もあまりなくて、お買いものに付き合ってもらったりしてたんだけどね」
アナスタシア「お仕事があるのは良い事ですけどね」
82:
美嘉「うん...贅沢なことをいってるよね、アタシたち」
P「でも担当アイドルとプロデューサーのコミュニケーション不足も問題だと思うしな。時間がある時は喜んで付き合うよ」
アナスタシア「本当ですか!?」
みく「いいの!?じゃあ楽しみに待ってるにゃ!」
美嘉「...アタシもいいかな?」
P「勿論だよ。それに”機会ができたら今度は莉嘉も一緒に水族館に行こう”って、約束しただろ?」
美嘉「そうだったね...ありがとうねっ★プロデューサー」
83:
のあ「P...その心掛けは良いのだけど、大丈夫かしら?」
P「なにがですか?」
のあ「まだ他の子にお礼...もしくはお詫びが残ってるでしょ?」
P「げっ...知ってるんですか?」
のあ「まあね...それにあなたの知らないところで、それは増えてるかもしれないわよ」
P「?」
84:
アナスタシア(留美、響子、奏での事ですかね...)
のあ「...この話はここまでにして、次はアイドルとしての話でもしましょうか」
P「ええ、そうだな...みんなはやってみたい仕事とかはあるか?あったら聞かせてくれると嬉しんだが」
みく「みくはもっとにゃんにゃんにゃんの活動を広げたいにゃ!この前の海でのお仕事はアーニャんは一緒だったけど、のあにゃんは別のお仕事だったから少し寂しかったにゃ」
アナスタシア「そうでしたね...今度は三人で海でお仕事がしたいですね。あと私は沙織みたいにふるさとでライブがやりたいです...パパとママに今の私を近くで見てほしいんです」
P「ふるさとライブか...いいかもしれないな!沙織のライブも大好評だったし」
85:
美嘉「アーニャちゃんのパパとママも喜ぶだろうしね★」
アナスタシア「はい...それにみくとのあの二人を紹介したいんです。大切な仲間で友人を...」
みく「アーニャん...」ジーン
のあ「ありがとうアーニャ...アーニャの故郷は北海道だったわよね?」
アナスタシア「そうです」
のあ「良かったわねみく...新鮮な魚介がまっているわよ」
みく「アーニャんの言葉に感動していたのに、どうして話をそう持っていくにゃ!?」
86:
P「ははは...美嘉は何か要望はないか?」
美嘉「アタシ?う?ん今は特にないかな?」
P「本当か?」
美嘉「だってプロデューサーが取ってきてくれるお仕事で楽しくなかったり、理不尽に辛かったことなんて無かったからね★今に不満がないから要望もないよ♪」
美嘉「あっ、でも一つだけ!アタシはナンバーワンになりたいから、そのために今足りないことがあったらそれを教えてね★」
P「...了解だ!任せとけ!」
87:
みく「美嘉ちゃんかっこいいにゃ...」
アナスタシア「Да...」
美嘉「そう?ふふっ、プロデューサーの事を凄く信頼しているから言えるよね★みんなもプロデューサーの事を信頼している気持ちは一緒でしょ?」
みく「勿論にゃ!」
アナスタシア「信じてます」
のあ「愚問ね...」
美嘉「だってさ★プロデューサー?」
88:
P「...お、おう...ありがとう」
みく「あれっ?Pちゃん照れてるにゃ?」
P「うるせいやい、嬉しかったんだよ」
アナスタシア「プロデューサー...なんだかカワイイです」
P「アーニャまで...」
のあ「心地良いわね...今この空間は...」
美嘉「そうですね★」
89:
-第二女子寮前-
P「結構遅くなっちゃったな」
アナスタシア「プロデューサーありがとうございました」
みく「みんなでお喋りできて楽しかったにゃ」
美嘉「アタシも楽しかったよ★」
P「俺は美嘉を送るから、またな三人とも」
のあ「Pちょっといいかしら?」
90:
P「なんですか、のあさん?地図?」
のあ「途中ここに立ち寄るといいわ...きっと良い思い出ができると思うわ...」
P「丁度美嘉の自宅への道の途中にあるみたいですから、寄ってみますね」
のあ「ええ...それではまた」
美嘉「三人ともまたねっ♪」
91:
------
---
みく「のあにゃん、Pちゃんに何を渡したのにゃ?」
のあ「前に三人で行った場所の地図よ...みくも気に入ってたでしょ?」
みく「あーあそこね。きっと美嘉ちゃんも喜ぶにゃ」
のあ「私なりの...今日のお詫びかしらね」
アナスタシア「綺麗でした...また行きましょうね」
92:
-車中-
美嘉「のあさんが勧めてくれた場所ってどんなところ?」
P「いや、俺もよく分からないんだ。カーナビに地図に書いてあった住所を入れても何か建物がある訳じゃないみたいだし」
美嘉「でものあさんが勧めてくれたんだし、行ってみようよ?」
P「そうだな」
93:
------
---
美嘉「綺麗...」
P「都市部にもこんなに星が見える場所があるんだな...」
P(着いた場所は都心から少し離れた丘の上の公園だった。都心が近くにあるのに夜空の星はしっかり輝いていた)
美嘉「のあさん、天体観測が趣味だったね★だからこういう場所知ってるんだろうね」
P「”良い思い出”...か、確かに。美嘉とは前一緒に夜景を見たよな。覚えているか?」
94:
美嘉「勿論だよ★あの時の夜景も綺麗だったけど...この星空もとっても綺麗で素敵だよ。のあさんには今度お礼を言わないとねっ★」
P「俺もお礼を言わないとな」
美嘉「水族館でデートした後に、二人っきりで星を眺める...素敵な一日だったよ★」
P「美嘉が憧れる体験はさせてあげられたのかな?」
美嘉「十分すぎるほどにね♪」
P「そう言ってくれて良かったよ」
95:
美嘉(でも...だから今日みたいな日を”本物”にしたいんだよね...)
美嘉(...)
莉嘉『駄目だよ!それじゃP君を他の娘にとられちゃうよ!?』
美嘉(...そうだよね。それに...)
P『そりゃ魅力的に決まってるだろ?じゃなきゃスカウトなんてしないよ。それでもってその魅力が全国で通用するものだとも思ってるんだしな』
美嘉(つまり事務所の皆にチャンスがあるってことだよね...だったら...)
96:
美嘉「ねぇ...プロデューサー、少し腕を貸してもらっていいかな?」
P「いいけど、どうした?」
美嘉「うん、ありがとう。すぐ終わるから...」スッ
P「...!?み、美嘉?」
P(美嘉は俺の腕を自分の方に持って行って、美嘉の頬に俺の手を添えて頬ずりをしてきた)
97:
美嘉「...」スリスリ
P(凄い愛しそうな表情をしているような...)
美嘉「...プロデューサー」
P「な、何っ!?」
美嘉「アタシが”どうせやるならオンリーワンよりナンバーワンになりたい!”って言ったのを覚えてる?」
P「ああ...覚えているよ。美嘉はその宣言に違わないように努力して、着実にナンバーワンに近づいていることも分かっているつもりだ」
98:
美嘉「でも、最近は少し考えが変わったんだよ...最近は”オンリーワンでナンバーワンになりたい!”って思うようになったんだ」
美嘉「アイドル”城ヶ崎美嘉”がファンの記憶に残って、私が引退した後もずっと語り継がれるような...」
美嘉「そんなアイドルになりたいって...なれるかな?」
P「悪いがそうなれるって約束はできない。でも美嘉がそうなりたいって言うのなら俺は全力でサポートするし、そうなれると信じるから」
美嘉「正直に答えてくれてありがとう。アタシもプロデューサーを信じているからね、だから...」チュッ
99:
P「...!?」
P(腕に...キスされた...)
美嘉「えへへっ...これはアタシなりにプロデューサーへの気持ちを行動で表してみたんだよ★」
美嘉「待っててねプロデューサー★アタシは必ずトップアイドルになってみせるから」
美嘉「だからプロデューサーを信じるアタシを信じて、ずっと傍にいてね♪ 約束だよ★」
100:
---------------------
----------
------
---
-美嘉の部屋-
美嘉「...今日は楽しかったな...それにしても”ずっと傍にいてね♪”か...」
美嘉「まあ、ぎりぎりセーフだよね?愛の告白とも取れるけど、プロデューサーとしてとも取れるよね?本気の告白はまだ早いと思うし」
美嘉「それに奏によると腕へのキスは”信頼”を表してるらしいしね★...あれっ”敬愛”だったっけ?」
美嘉「ちょっと調べて確認してみよっ★...何々?」
101:
>腕へのキス 意味「恋慕」
美嘉「えっ....?」
美嘉「ちょ、ちょっと待って!?じゃあ....腕にキスした後にああ言ったら、完全に愛の告白...」
美嘉「......」
美嘉「......あ、あああああああっ」ジタバタ
美嘉「明日からプロデューサーにどんな顔を見せればいいかわかんないよーー!!」
102:
-莉嘉の部屋-
>あ、あああああああっ
莉嘉「ふふっ、お姉ちゃん今日は大胆に行動できたみたい☆これで他の皆より一歩リードだねっ♪」
城ヶ崎母「良かったわね...ところで莉嘉ちゃん...」
莉嘉「なーに?ママ?」
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