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花京院「銃や剣よりもエメラルド・スプラッシュ!!」


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ジョセフ「東京」
ジョセフ「香港」
ジョセフ「シンガポール」
ジョセフ「そしていよいよ」
花京院「エジプト」
ジョセフ「エジp早いわ。インドを横断する訳じゃが、そのーちょいと心配なんじゃ」
ジョセフ「インドという国はカレーばかり食べていて」
ジョセフ「病気にすぐにでもかかりそうなイメージがある」
ポルナレフ「おれ、カルチャーギャップで体調壊さねーか心配だなぁ」
アヴドゥル「ふっふっふ。それは歪んだ情報です」
アヴドゥル「心配ないです。カレー尽くしのいい国です」
アヴドゥル「もちろんカルチャーギャップで最悪死ぬこともあります」
ポルナレフ「イメージ通りじゃねーか!!」
アヴドゥル「さあ、次はカルカッタとかいう街らしいです。出発しましょう!」
花京院「望むところだッ!!」
2: 以下、
 パァァ???
 ワイワイ ワイワイ ワイワイ
「おい、デュエルしろよ」
「一緒にヴァンガろうぜ!」
「バトルで、ケリつけるぜっ!」
「MTg……デュエマで勝負だ!!」
「僕とウィクロスして、夢幻少女になってよ!」
「ありがとうございました、いいバトルでした」
 
 ワイワイ ワイワイ ワイルド ワイバーン
 
 
 インド! カルカッタ!
 
 20世紀のこのとき カードゲーム人口1100万人!
 
 都市に渦巻いているのは 凄まじい数のドローである!!
 
 
ポルナレフ「こいつら目が正気じゃねえ! あと牛のウンチ踏んづけちまった畜生!」
 
花京院「僕はもう3連勝してしまった」
 
ジョセフ「ア、アヴドゥル、これがインドか?」
アヴドゥル「ね、いい国でしょう。はははは、これだからいいんですよこれが!」
 
ポルナレフ「これみよがしにチラつかせてるが、タロットカードじゃ対戦できねーからな!」
3: 以下、
 
【レストラン】
 
アヴドゥル「はっはっは。さぁ、これを」 コトン
 
アヴドゥル「茶ー湯です。おいしいですよ」
 
 
 ちゃーう! チャーイ! インドの庶民的な飲み物!
 
 紅茶と砂糖としょうがと恋しさとせつなさを牛乳で煮込んだ
 
 甘 い 飲 み 物 で あ る !
 
 
ジョセフ「ふーっ。やっと落ち着いたわい」
 
アヴドゥル「要は慣れですよ。慣れればこの国の懐の深さが分かります」
 
承太郎「なかなか気に入った、いい所だぜ」ピリピリ
 
ジョセフ「マジか承太郎! マジにスターター買ってんの? おまえ」
 
ポルナレフ「はぁ?。驚くべきカルチャーショック。慣れれば好きになる、か」
 
ポルナレフ「ま、人間は環境に慣れるっていうからな……。そこの店員、手洗いは?」
 
店員「あハイ、休憩時間に済ませました」
 
ポルナレフ「お前じゃなくて場所!」
4: 以下、
 
ジョセフ「ポルナレフ」
 
ポルナレフ「あん?」
 
ジョセフ「注文はどうするんじゃ」
 
ポルナレフ「任せる。とびっきりのを頼むぜ?」
 
ポルナレフ「フランス人の俺の口に合う、ゴー☆ジャスな料理をよ」スタスタ
 
 
 
ジョセフ「フランス人の口に合う??」
 
花京院「要するに何でもいいってことだろう!」
 
アヴドゥル「ファンタ☆スティックな料理があればいいが」
 
花京院「すみません!」
 
店員「はい」
 
花京院「このククレカレーとバーモントカレーとジャワカレーと、あとカレー職人もお願いします!」
 
店員「かしこまりました」
 
ジョセフ「本場のくせに露骨にレトルト置いてるんじゃあない!!」
 
承太郎「いい所だぜ」
5: 以下、
 
ポルナレフ「」 スタ スタ
 
店員「あ。お客様おまちを」
 
ポルナレフ「あ?」
 
店員「これをお使い下さい」
 
ポルナレフ「? なに、この木の棒は? おい!」
 
ポルナレフ「??」
 
 キィー…
 
ポルナレフ「ん。妙な形をしている便器だが、なかなか綺麗じゃないのォ」
 
ポルナレフ「ナイスガイのおれは、トイレの汚いのだけは我慢ならんタチだからな」
 
 ブタ「 」 ギ ャ ー ス
 
ポルナレフ「ぎにゃああああぁぁッッ!!」
 
店員「いかがなされましたか?」
 
ポルナレフ「いかがなされましたか、じゃない! 便器の中にブタが顔を出しているぞ!」
 
 ブタ「めしどこかたのむ」
 
ポルナレフ「うわあああああぁぁ!」
6: 以下、
 
店員「インドでも珍しい方式を取ったトイレですが」
 
店員「ちょいと下のブタ小屋を、設計ミスで浅く作り過ぎまして」
 
店員「ブタが腹を空かすと顔を出してくるんですわ」
 
ポルナレフ「そっ、そういう問題を聞いとるんじゃ……」
 
ポルナレフ「って何……それってどう……このブタのエサは……!」
 
ポルナレフ「そのためにいるのか!?」
 
ブタ「ちがいます」
 
店員「だからですね、これを使うんですよ。どれ」
 
 ドゴッ
 
ブタ「ありがとうございます!」
 
 ドゴッ ドゴッ
 
ブタ「ありがとうございます! ありがとうございます!」
 
店員「ね」
店員「突きをくらわして、ブタが喜びにもだえた隙に用を足してください」
 
ポルナレフ「どういう隙だよ!!」
7: 以下、
 
 ジャー…
 
ポルナレフ「ホテルまで我慢しよ……」
 
 ジャー…
 
ポルナレフ「……ん?」
 
 
 Hマン「」 ズズズ
 
 
ポルナレフ「!!」
 バッ
 
ポルナレフ「い……いない。いまそこに……何か異様なものが居た気がしたが」
 
ポルナレフ「ふう、気のせいか。無理もねえか。便器の中にブタがいたんだからな」
 
ポルナレフ「インドカルチャーショックって奴か……ふっ」
 
 
 Hマン「」 キイィ… ズルズル…
 
 
ポルナレフ「何!? な……なんだこいつは! 鏡の中だけに見える!」
 
ポルナレフ「し、しかしこいつ……なぜパンツ一枚なんだ……」
8: 以下、
 
 Hマン「」 スッ ググ…
 
ポルナレフ「両手を腰に回して……パンツを……? なんか……ヤバイ!」
 
ポルナレフ「こいつは相当ヤバイぜ!!」
 
店員「いかがなされましたか?」
 
ポルナレフ「いかがなされましたか、じゃない! 鏡の中に変態がいるぞ!」
 
店員「インドでも珍しい方式の洗面所ですが」
 
店員「ちょいと隣のJ・ガイル小屋を設計ミスでくっ付けてしまいまして」
 
店員「欲求不満になると顔を出して、○○○を出してくるんですわ」
 
ポルナレフ「そっ、そういう問題を聞いとるんじゃ……」
 
店員「だからですね、この棒を使うんですよ。どれ」
 
 ガシャーン!!
 
店員「ね」
 
店員「鏡をカチ割って、スタンドが帰った隙に手を洗ってください」
 
ポルナレフ「ふっ……インドカルチャーショックって奴か……」
 
ポルナレフ「スタンド!?」
9: 以下、
 
 ダッダッダッ
 
承太郎「ん?」
 
ポルナレフ「スタンドッ!」
 
ポルナレフ「本体はどいつだ! どの野郎だ!?」
 
ポルナレフ「両方右腕の奴は……!?」
 
 ピッコロ「騒々しいな」
 
 虎眼「種 種ェ」
 
ポルナレフ「くそっ、4本指や6本指の客はいるのに!」
 
 バンッ
  ワイワイ ガヤガヤ ワイガヤ
 
ポルナレフ「この人の数……くそうっ……」
 
ジョセフ「どうしたポルナレフ」モグモグ
 
アヴドゥル「何事だ」クッチャクッチャ
 
花京院「あ、ちょっとぼくも皿取ってくる!」
 
ポルナレフ「食っとる場合かーッ!!」
10: 以下、
 
ポルナレフ「今のが! 今のがスタンドだとしたなら……ついに!」
 
ポルナレフ「ついにヤツが来たぜ! 承太郎!」
 
ポルナレフ「お前が聞いた鏡を使うというスタンド使いが来た!」
 
承太郎(そんな話をした覚えはねえが……)
 
ポルナレフ「おれの妹の魂を、尊厳を、全てをふみにじったドクサレ野郎?!」
 
ポルナレフ「ついに……ついに会えるぜ!」
 
ジョセフ「お前のカタキがここに……」
 
ポルナレフ「ジョースターさん。おれはここでアンタ達とは別行動を取らせてもらうぜ」
 
一同「「!」」
 
ポルナレフ「妹のカタキがこの近くに居ると分かった以上……」
ポルナレフ「もうあの野郎が襲ってくるのを待ちはしねえぜ!」
 
ポルナレフ「敵の攻撃を受けるのは不利だし、おれの性に合わねえ」
 
ポルナレフ「こっちから探し出してムッコロス!」
 
花京院「なーるほど! ではぼくもここから別行動を取らせてもらうッ!」
 
ジョセフ「待て待ておまえら落ち着け!!」
11: 以下、
 
承太郎「相手の顔もスタンドの正体も分からないのにか?」
 
ポルナレフ「両腕とも右腕と分かっていれば十分」
ポルナレフ「それにヤツの方もおれが追っているのを知っている」
 
ポルナレフ「ヤツもおれに寝首をかかれねえか心配のはずだぜ」
 
ポルナレフ「じゃあな」
 
 ザッ ザッ ザッ ザッ…
 
アヴドゥル(こいつはミイラ取りがミイラになるな)
 
アヴドゥル(敵は今、お前を一人にするためにわざと攻撃してきたのがわからんのか!?)
 
アヴドゥル(勝手な男だ! DIOに洗脳されたのを忘れたのか!?)
 
アヴドゥル(DIOがすべての元凶だということを忘れたのか!?)
 
アヴドゥル(こんな男だとは思わなかった……)
 
 
ジョセフ「行ってしまったな」
 
承太郎「ああ」
 
花京院「ポルナレフー! 達者でなーッ!!」
36: >>11? 2014/07/10(木) 04:40:32 ID:mA.6bF.I
 
―――― ド ド ド ド ド ド ド
 
象「パオーン!!」ズズーン
 
ホルホース「降りな。俺は友人に用がある」
 
ネーナ「えっ?」
ホルホース「ここからは一人で帰れ」
 
ネーナ「はい……」 スタ スタ
 
 
 
Jガイル「ヘッヘ」
 
ホルホース「ん?」
 
Jガイル「ヘッヘッヘ」ボローン
 
ホルホース「下だけポンで座り込むとはいい趣味だぜ」
Jガイル「ヘッヘッヘッヘッヘッ」
 
ホルホース「ふっ、相変わらず回りくどいことをやってると言いてーだろうがよォ」
 
ホルホース「あんな象が世界中にいるとよォ?、何かと利用できて便利なのよ」
ホルホース「おう、そっちの象さんは仕舞っときな」
37: 以下、
 
ホルホース「おれのやり方は分かってるよな? Jガイルの旦那よ」
 
Jガイル「へっへ?」
ホルホース「゜ー゜?」
 
ホルホース「ところでだ。『銀の戦車』のポルナレフだが……」
 
ホルホース「単独行動であんたを探し回ってるぜェ? どうするね」
 
ホルホース「アンタがわざとおびき出しているのに、引っかかりやがったなァ」
Jガイル「ヘッヘッヘッ!」ボロン
 
ホルホース「フフン。ヤるのは奴からか? ……んっ!?」
 
 
 コブラ「シャーーボック!!」
 
 
ホルホース「コブラじゃねーか!」メギャン
 
 皇帝『』ドムッ
 
  コブラ「シャーッ」 ヒョイ
 
 ガブッ
 
ホルホース「ぎゃあああ」
38: 以下、
 
ホルホース「インドコブラの毒は強力な神経毒! こいつぁヤバイッ!」
 
 
 コブラ「シャーッ!」
 
 
ホルホース「あぶねえ旦那! そっちに行ったぜ!」
 
ホルホース「旦那の周りに反射するものはねえ! どうするつもりだ!?」
 
Jガイル「ヘッ」
 
 Hマン『』ズズズ…
 
ホルホース「! あ、あれは……周囲に鏡がないと思いきや!」
 
ホルホース「『コブラの目の中』だ! 『コブラの目の中』にHマンがいるぞ!」
 
ホルホース「その手があったか! これならばスタンドは安全! 一切攻撃を受けないッ!」
 
 Hマン『フッフッフ』
 
 ガブッ
 
Jガイル「へああッ!?」
 
ホルホース「そ、そうだった! スタンドをしのいだところで本体は無防備!」
ホルホース「しかもこれじゃあスタンドからは一切手が出せねーぜッ! ちくしょ?」
39: 以下、
 
――
 
【レストラン】
 
ジョセフ「そういえば結局、戻ってこなかったな」
 
花京院「誰が?」
 
アヴドゥル「ポルナレフ」
 
花京院「ああ」レロレロ
 
ジョセフ「アヴドゥル、お冷やとってくれ」
 
アヴドゥル「お断りします」
 
承太郎「雨が降ってきたな」
 
花京院「すみません店員さん、チェリーもうひとカゴ追加で」
 
 
 
【道端】
 
ポルナレフ「両腕とも右手の男を見なかったか?」
 
決闘者「さぁな。だが、俺に決闘で勝ったら教えてやるぜ!」バッ
 
ポルナレフ「この街めんどくせえ!」
40: 以下、
 
――
 
ポルナレフ(くそ。どいつもこいつも、結局知らねえのかよ)
 
占術師「そこのアンタ!」
 
ポルナレフ「ああ?」
 
占術師「ズバリ、知りたいことがあるね」
 
ポルナレフ「何ィ」
占術師「ピー子ちゃんが言っておる」
占術師「あんたには探し物か尋ね人があるとな」
インコ「 」 ピョン
ポルナレフ「お前、両腕とも右手の男のことを知っているのか?」
占術師「おお、ピー子ちゃんが動き出した、動き出したぞ」
占術師「近い、近いよ! 探し物はすぐそこじゃ! 本当にすぐ目の前に――」
ポルナレフ「あいつか!」ダッ
占術師「ああちょっと、お代は……」
ポルナレフ「出世払いだ!」
41: 以下、
ザッ ザッ
 
 ズアァァ
 
ホルホース「はぁ?えらい目に遭ったぜ……。あっ、ポルナレフ!」
 
ポルナレフ(……ちっ、こいつじゃねえな)
 
ホルホース「コブラは銃よりも強し!」
 
ポルナレフ「あん?」
 
ホルホース「ンッン?、迷言だなこれは」
 
ポルナレフ「あ? ああん? なんだてめーは」
 
ホルホース「ふん……ホル・ホース。おれの名前だぜ」
 
ホルホース「『エンペラー』のカードを暗示するスタンド使いってわけよ」
 
ホルホース「あんたらを始末してこいと、DIO様に金で雇われたってことさ」
 
ホルホース「もっとも前金は、レンタル象と毒の治療で全部使っちまったがなァ」
ポルナレフ「おい田舎もん、テメーの自己紹介は必要ないぜ」
ポルナレフ「両右手の男を知っているのか?」
ホルホース「ふっ、ヤツとは一緒に来た。近くで全裸待機してるぜ。パンツ脱いでな!」
42: 以下、
ポルナレフ「何っ、どいつだ!?」
 
ホルホース「言う必要はねえぜ」
ホルホース「このホル・ホースがあんさんを始末するからなァ」
 
ポルナルフ「はっ。おめーのようなカスは皆そう言うぜ」
 
ポレナルフ「そしていつも逆にやられる」
 
ホレホース「ふっ。くっくっくっく」
 
ポルホレフ「ほーう? おかしいか?」
 
ホルナース「DIO様が言ってたぜ」
 
ホルホーフ「ポルナレフって野郎はおれと字ヅラが似てるから」
 
ポルホース「二人並んで会話すると←の台本書式が混乱するってな」
 
ポルナレス「何ィ」
 
ポルポース「その通りなんで笑っちまったぜ」
 
ポル)ナ.励ョフ「貴様を先に倒さなきゃヤツに会えねーなら、そうしてやる」
 
ホ萃゚ルナ[レ、"ヲ「かかってこい!」
・!ルc木♂ース「モ翫實ыェ・・≦メ凪"ょJ倪!・!!!」
43: 以下、
ホルホース「軍人将棋ってあるよなァ」
ポルナレフ「ああ?」 コムギ…?
ホルホース「戦車は兵隊より強いし、戦車は地雷に弱いんだ」 それ軍儀
ホルホース「ま、戦いの原則ってヤツよ」
ホルホース「このホル・ホースの『皇帝』はあんさんより強いから」
ホルホース「おれのスタンドの能力を、戦う前に教えといてやるぜぇ?」
ホルホース「『銃は剣よりも強し! ンッンー名言だなこれは』」
ホルホース「ンッンー名言だなこれは」
ポルナレフ「さっきから何が言いてぇんだ?」
ホルホース「おれのスタンドはハジキだ。ハジキに剣では勝てねェ」
ポルナレフ「何? おはじきだァ?」(∀・)ゝ 
ポルナレフ「( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\/ \/ \」
ホルホース「イーヒッヒッヒッヒッヒ」・゜・(ノ∀`)σ・゜・
アヒャヒャ┌(゚∀。)┘ヒャヒャヒャ イーッヒッヒ└(。∀゚)┐ッヒッヒッヒ
ポル&ホル「「てめーぶっ殺す^^」」
44: 以下、
 
ホルホース「甘く見たなポルナレフ!」
 
 皇帝『 』メギャン
 
ポルナレフ「!!」ズサッ
 
ホルホース「やはりてめーの負けだ!」 ドムッ
 
 
 ⊂弾⊃))))))))))))) ゲルグググググ
 
 
ポルナレフ「『シルバー・チャリオッツ!』」
 
 銀の戦車『 』 バウッ
 
ポルナレフ(甲冑を脱ぎ捨てれば、これしきの弾丸――!)
 
 ザクッ
 
 ⊂弓 ヅダッ 単⊃
 
ホルホース「へっ。弾丸だってスタンドなんだぜぇ?」 ブ シャアアァァ
 
ホルホース「あんさんを舐めきって、そこんとこ予想しなかった……おれの命取りなのさ!」
 
ホルホース「グフッ」
 
ポルナレフ「あっけねえヤツだぜ!!」
45: 以下、
 
アヴドゥル「ポルナレフーッ!」ドンッ
 
ポルナレフ「うおおおっ!?」 ザザーッ
 
ポルナレフ「な……アヴドゥル」
 
アヴドゥル「その辺散歩して通りがかってみれば、言わんこっちゃない!」
 
アヴドゥル「うぬぼれが強すぎるぞポルナレフ!」
 
ポルナレフ「さ、散歩だと!? お前らエジプト行くのにいつまで油売ってんだよ!」
 
アヴドゥル「相手はお前を知り尽くしているんだぞ!」
 
アヴドゥル「お前は一人で生きてきたと言ったが、これからはお前一人では勝てんぞ!」
 
ポルナレフ「もう勝ってんだよ!」
 
ホルホース「ふん。とんだところで邪魔が入ったが……」
 
ポルナレフ「復活してんじゃねえ!」
 
ホルホース「改めてくらえっ!」
 
 皇帝『 』ドムッ
 
アヴドゥル「どけポルナレフ! 弾丸が来る!」
 
ポルナレフ「そいつはさっき捌いた! お前は出てこんでいいってのにあーもう!」
46: 以下、
 
アヴドゥル「マジシャンズ・レッド!」
 
 魔術師の赤『ケェー』
 
アヴドゥル「焼き尽くしてやる!」
 
ポルナレフ(もしや出番に飢えていたのか? 気の済むまでやらせておくか……)
 
ホルホース「ふん」ニヤ
 
――――――――――
 
ジョセフ「ええいみんな好き勝手ぶらつきおって、どこにいった!?」タッタッタ
 
 女帝『チュミミーン』
 
――――――――――
 
承太郎(ジジイめ、どこに行きやがった。だが散歩も悪くねえな) スタ スタ 
 
――――――――――
花京院「ここらの決闘者は大体制圧したな……次のエリアに向かおう」
 
 男「おい、あっちで妙なケンカしてるぞ!」
 
花京院「おおっ! 行かいでかっ!」スタタタタタタ
 
――――――――――
47: 以下、
 
――――――――
 
花京院「到着! 花京院見参! 花京院典明参上!」
花京院「ハッ、すでに弾丸vsアヴドゥルさんが!」
 
アヴドゥル「うおおおおっ!」
 
 Hマン『……』ズズズズ
 
 Hマン『 ハァ ハァ ノヽア 』
 
アヴドゥル「ウホッ! 水溜まりにイイ男――」チラ
 
  ( ゚д゚)・∵. ターン
 
アヴドゥル「え、嘘……」
 
ポルナレフ「……何……ッ!」
 
花京院「アヴドゥルさん!!」
 
   ドサッ…
 
ホルホース「ほーうこいつはツイてるぜ」
ホルホース「おれとJガイルの旦那は、アヴドゥルがもう生理的に無理でよォ」
 
ホルホース「アヴドゥルがラスボスだと思っていたから、もう怖い駒はコブラぐらいだぜ!」
48: 以下、
 
ダッダッダッダッダ
 
花京院「アヴドゥルさん!!」グイッ ユサッユサッユサユサユサユサ
 
花京院「はっ」ドロッ…
 
アヴドゥル「 」
 
花京院(ケガをしているだけに決まっている!)
 
花京院(軽いケガさ! ほら、しゃべりだすぞ!)
 
アヴドゥル「 ベェェ 」
 
花京院(今にきっと目を開ける……そうでしょう!?)
 
アヴドゥル「 」パチッ
 
花京院「起きてくれるんでしょう!? アヴドゥルさん!!」
 
花京院「起きてくれ! 頼む! アヴドゥルさん!!」
 
アヴドゥル「うう……」ムクリ…
 
花京院「馬鹿な……簡単すぎる! あっけなさ過ぎる!」
ポルナレフ「……ぺっ。説教好きだからこうなるんだぜ。なんてザマだ」
 
アヴドゥル「何だとポルナレフ……!」
49: 以下、
花京院「アヴドゥルさんはお前を心配して……!」
ポルナレフ「誰が助けてくれと頼んだ」
ポルナレフ「お節介焼きのしゃしゃり出のくせに、うすのろだからやられるんだ」
ポルナレフ「こういう奴が足手まといになるから、オレは一人でやるのがいいと言ったんだぜ」
花京院「き、貴様……助けてもらって……」
アヴドゥル「なんて奴だ……!」
 
 ポタ 
 
   ポタ ポタ
 
花京院「!」
 
ポルナレフ「う……うう……うっく……」
 
ポルナレフ「迷惑なんだよ……」
 
ポルナレフ「自分の周りで死なれるのは……」
 
花京院「ポルナレフ……」
 
ポルナレフ「スゲー迷惑だぜッ! このオレはッ!」ブワッ
 
アヴドゥル「ポルナレフ……」
53: 以下、
 
ホルホース「ひっひ、濃い顔に似合わずあっさり死んじまったなァ」
アヴドゥル「おのれホルホース……!」
ホルホース「ま、人生の終わりってのは、大抵の場合あっけない幕切れよのォ」
ホルホース「さよならの一言もなく死んでゆくのが、普通なんだろうねェ?」
 
ホルホース「へっへ。悟ったことを言うようだがよォ?」
 
ポルナレフ「……」キッ
 
花京院「ポルナレフ! 僕も加勢させろ!!」ザッ
 
アヴドゥル「二人とも相手の挑発には乗るな!」
 
アヴドゥル「まだ分からないのか!? 私は言った、『一人で戦うな』と!」
 
花京院「二人がかりだ問題ない!」
 
アヴドゥル「ポルナレフ! お前は相打ちしてでも、カタキを討つと考えている!」
 
アヴドゥル「私はそれを心配して、お前を追ってこうなった!」ドクドク
 
ポルナレフ「くっ……」
 
ポルナレフ「俺に……どうしろというのだッ……!?」
 
アヴドゥル「ここは一旦退くのだ! 花京院もだ! 止まらんか花京院!!」
54: 以下、
 
ポルナレフ「アヴドゥルは無残にも眉間を撃ち抜かれた」
ポルナレフ「妹は露出狂の痴態をみせつけられた」
 
ポルナレフ「この無念を、抑えて逃げろというのか……!」
 
アヴドゥル「あいつらのスタンドの性質が分からないうちは戦うな!」
 
アヴドゥル「自分も死ぬような戦いはやめるんだ! 私はそれを言っているのだ!」
 
ホルホース「カモォ?ン! ポルポルくぅ?ん!」
 
ポルナレフ「野郎ォ?!!」
 
アヴドゥル「ポルナレフ! ゆっくり私のところまで戻ってくるんだ」
 
アヴドゥル「あのトラックで逃げる!」
 
 花京院「いつでもいいぞ!」ブブブブブブ
 
ポルナレフ「お……抑えろというの……か……くっ……」
 
 Hマン『へっへっへっへ。おい、ポルナレフ』
 
ポルナレフ「!?」
 Hマン『スケベしようや……』
 
ポルナレフ「野郎ォーッ!!」 ブチッ
55: 以下、
 
 シュパパパパパパパパ
 
 ガシャーン バラバラバリーン
 
ポルナレフ「!!」
 
Hマン『フッフッフ』
Hマン『お前のチャリオッツに、我がHマンは斬れない』 ピュー
 
Hマン『オレは鏡の中にいる。お前のスタンドは鏡の中に入れない』 ドクドク
 
Hマン『だからだ。悔しいか? 悔しいだろうなァ??』 ダラダラ
 
ポルナレフ「血まみれじゃねーか!」
 
Hマン『おいホルホース、撃て』
Hマン『とっととこのナイスガイを掘るホースしよう』
 
ホルホース「アイアイサー!」スッ
 
 皇帝『 』ドムッ
 
Hマン『バカ野郎、何撃ってやがる! もっと楽しませろ!』
 
ホルホース「ええっ、ダンナさっき撃てって言ったぜ!?」
 
ポルナレフ「ぐ……肩がつかまれて動けん……!」
56: 以下、
 
 \ パ パ ー ッ /
 
 
 花京院「エメラルド・クラァァーッシュッッ!!」ブオオン
 
 
ポルナレフ「うおおーッ!?」 ドンッ
アヴドゥル「ぬおおーっ!?」 ボンッ
 
 
ホルホース「な、なんと……ポルナレフを……」
 
Hマン『轢きやがった……!』
 
 
 キキーッ
 
 花京院「エメラルド・クラァァーッシュッッ!!」ギュルルル
 
 
ホルホース「危ねえ!」
ポルナレフ「うわああっ!!」
アヴドゥル「ぬわーっ!」 ドンッ
 
 
 花京院「エメラルド・クラァァァ」
 
 
ポルナレフ「オレを拾うどころか助ける気もねーだろ!!」
57: 以下、
 
ホルホース「花京院とやら、メチャクチャやりおるぜ!」バッ
 
 皇帝『 』カチャッ
 
 
 ブロロロロロ…
 
 
ホルホース「……ちっ。スタンド射程距離外だ」
 
ホルホース「あんなに離れちゃダメだこりゃ。弾丸の威力もダメだこりゃ」
 
ホルホース「ん?」
 
 ジャリッ…
 
ホルホース「Jガイルの旦那、追ったか」
 
ホルホース「ふっ、とことんポルナレフを始末する気だな」
 
Hマン『ここにいるぞ』
 
ホルホース「旦那」
 
Hマン『行ってくるぜ』
 
ホルホース「今から追いつくか?」
 
Hマン『やるだけやってみるぜ』
58: 以下、
 
アヴドゥル「 」
 
 ブロロロォォ…
 
花京院(アヴドゥルさん……)
 
ポルナレフ「……す、すまねえ。花京院」
 
ポルナレフ「オレは……妹のカタキが取れるなら、死んでもいいと思っていた」
 
ポルナレフ「アヴドゥルの気持ちが分かった……。奴の気持ちを無駄にはしない」
 
花京院「ほんとに分かったのですか?」
 
ポルナレフ「ああ」
 
 バ ギ ィ
 
ポルナレフ「アギッ!」
 
花京院「これはアヴドゥルさんの分だ……顔面のどこかの骨がへし折れたようだが」
 
花京院「それはアヴドゥルさんがお前の顔をへし折ったと思え……」
 
花京院「そしてこれもアヴドゥルさんのぶんだッ!」 バギョオオォ
 
花京院「そして次のもアヴドゥルさんのぶんだ。その次の次のも、次の次の次のも」
 
花京院「アヴドゥルさんのぶんだああああーッ これも! これも! これも!」ドゴドゴドゴドゴ
59: 以下、
――――――――――――――――――――
 
ざわ… ざわ… ざわ…
 
 
アヴドゥル「 」
 
 
ジョセフ「……」
 
承太郎「……」
 
ジョセフ「アヴドゥル……お前……」
 
承太郎「……ちっ……」グッ
 
アヴドゥル「 」Zzz…
 
――――――――――――――――――――
 
 ブロロロロ…
 
ポルナレフ「うう……」 ボロ…
 
花京院「さっきのは仲直りの握手の代わりだ。ポルナレフ」
 
ポルナレフ「ううふう?」
 
花京院「今度奴らが襲ってきたら、僕たち二人が倒すッ!!」
60: 以下、
 
――
 
ポルナレフ「あの時――オレは確かにヤツを剣で突いた」
 
ポルナレフ「だが命中はしなかった。手ごたえは無かったんだ」
 
ポルナレフ「ヤツのスタンドHマンは、鏡の中で、鏡の中のオレを襲う!」
 
ポルナレフ「オレのスタンドは、鏡の中には入れない……」
 
ポルナレフ「鏡の世界なんて、どうやって攻撃すればいいのだ! クソッ!」ガンッ
 
ポルナレフ「鏡の世界に入ろうとしたら、ぶつかって割れちまうじゃあねーか!」
ポルナレフ「入れるもんなら入ってみやがれってんだ! チクショーッ!!」
 
ポルナレフ「鏡の世界って、どういう事だよッ! ナメやがって、クソッ! クソッ!」ガンッガンッ
 
花京院「ポルナレフ。鏡に、中の世界なんてありませんよ」
 
花京院「龍騎やイルーゾォじゃあないんですから」
 
ポルナレフ「何言ってんだ! おめーも見ただろ?」
ポルナレフ「鏡の中だけに居て、振り向くといねーんだぜ!?」
 
花京院「なるほど。そう言われれば確かに」
 
ポルナレフ「納得はえーよ!」
61: 以下、
 
花京院「ん?」
 
 Hマン『ゼェ……ハァ……』
 
花京院「ポルナレフ! ハンドルのメッキに奴がいる! Jがいる!」
 
ポルナレフ「何ィーッ!」
 
花京院「奴は追いついている!」
 
 Hマン『いま来たばっかり!』
 
花京院「うおおおおっ」 ガシャーン
 
ポルナレフ「うわああああっ!」
 
 
 キキーッ
  ギュルギュルギュル
     ドドーンッッ
 
 
ポルナレフ「う……うぎぎ……大丈夫か、花京院」
 
花京院「何ともないが。そっちは!?」
 
ポルナレフ「轢かれたり殴られたり吹っ飛んだり、オレの身体はボロボロだッ!」
 
花京院「ウェーイ!!」
62: 以下、
 
 ピューン ピューン
 
ポルナレフ「! 何っ……この光は!?」
 
  ピュルルーン ルンルンルン
 
 Hマン『寒うござんす』ピュル ルルルルーン
 
ポルナレフ「うおおおっチャリオッツ!!」
 
 シュパパパパパ ドッパァァァン!!
 
ポルナレフ「花京院! 映るものから逃げるんだ!」
 
花京院「否、迎え撃つぞ!」
 
ポルナレフ「否じゃなくてそこの岩陰に飛び込め!」
 
 
 ザッ  ザザーッ
 
 
ポルナレフ「ハァ……ハァ……分かった……今、見えたんだ!」
 
ポルナレフ「奴は鏡から鏡へ、映るものから映るものへ、飛び移って移動している!」
 
花京院「くそう」チラッ チラッ
 
ポルナレフ「聞け! 頭も出すな!」
76: 以下、
 
ポルナレフ「これまでの話から、奴の正体は光のスタンドということだ!」
 
花京院「なぜそうなる!?」
 
ポルナレフ「うるせえッ! とにかく奴はさっき、車のバンパーにいた」
ポルナレフ「そこから何かに反射して移動するに違いない」
 
ポルナレフ「いいか、映るもののそばには行くな! ……ハッ!」
 
ポルナレフ「身体からも映るようなものは外せ!」
 
花京院「分かった、全部脱げばいいんだな!」
 
ポルナレフ「全部は脱がなくてもウワッ、お前異常にガタイいいな」
 
花京院「ポルナレフのズボンもまずいんじゃあないか!?」 
 
ポルナレフ「そ、そうだな、脱ごう!」
 
花京院「パンツ一丁シャツ一丁!」
 
ポルナレフ「これでよし!」 ピシィ
 
 少年「お兄ちゃんたち、大丈――」
 
 少年「げえっ、サンタナとワムウ!」
 
ポルナレフ「誰がワムウだコラ!!」
77: 以下、
 
少年「柱のお兄ちゃん達、大丈夫? おくすり持ってこようか?w」
 
ポルナレフ「おい小僧、危ねえから向こうへ行け!」
 
少年「ねえねえ、あのホイール・オブ・フォーチュン、メチャメチャだけどww」
 
  ピュン
 
花京院「! 光が飛んだぞ!」
 
ポルナレフ「何!」
 
少年「ねえ、血が出てるけど?w」
 
 ズズズズズズズズズ
 
 Hマン『ヘッヘッヘ』
 
ポルナレフ「や、野郎!」
 
花京院「子供の目の中に!」
 
少年「ケガは大丈夫?w」
 
ポルナレフ「おい小僧、おれたちを見るな!」
 
少年「えっ、何?wwwww ケガしてるよwwwwwwww」
 
ポルナレフ「目で追うな! あーもーコイツめんどくさくなった!」
78: 以下、
 
Hマン『ヘッヘッヘ、どうするねぇ?』
 
ポルナレフ「ヤッロォ?、J・ガイル!!」
 
Hマン『まさかこのかわいい子供のケツを、それで突き刺すというのかね?』
 
ポルナレフ「刺すか変態野郎!」
 
Hマン『クククク。ついに捕らえたぞ!』 グワシッ
 
花京院「ヌルポレフ!」
 
ポルナレフ「ガッ! かはっ……」
 
Hマン『もう逃れられん! 子供のケツをアレしない限りなぁ!』 ジャキン!
 
花京院「くっ……なんて卑劣な男だ! 許さん!!」
 
 
 
ポルナレフ「……ふっ」
 
ポルナレフ「ふっふっふっふ。おい花京院」
 
ポルナレフ「この場合、そういうセリフを言うんじゃねぇ。いいか! こういう場合」
 
ポルナレフ「カタキを討つ時というのは、今から言うようなセリフを吐いて戦うんだ!」
 
少年(なんかよう分からへんけど、この人らメッチャおもろい)
79: 以下、
 
ポルナレフ「我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ!」
 
花京院「我が名は花京院典明!!」
 
ポルナレフ「!?」
花京院「!!」
 
ポルナレフ「我が妹の名誉のために――」
 
花京院「我が友、アヴドゥルの心の安らぎのために――」
 
ポルナレフ「このおれが貴様を絶望の淵へ!」
 
花京院「おうッ!!」
 
ポルナレフ「ぶち込んでやる! Jガイル!!」
 
銀の戦車『 』ヒュパパパパパ ピシィッ
 
 
 少年「スゴイぞー カッコいいぞー!!」
 
 Hマン『あわわわカッコイイ……』
 
 
ポルナレフ「許せ小僧、あとで(ジンギスカン)キャラメル買ってやるからな!」ザザッ
 
少年「メガ!!!!」
80: 以下、
 
 ドシュバッ
 
   「ぎぃやああああアァァァァ!!」
 
花京院「ポ……ポルナレフの股間の中に!!」
ポルナレフ「原理はよく分からんが、こいつは光並のさで……股間じゃねぇ目だ目!」
 
ポルナレフ「光並のさで動く。普通なら見切れねえスピードさ。だが……」
少年「ああぁ?目(↑)が、目があぁ?(↓)」
 
ポルナレフ「子供の瞳が閉じたなら、コイツが次に移動するのは、おれの」
 
花京院「股間」
ポルナレフ「の中だろうということは分かっていたのさ」
 
花京院「なるほど……」
 
ポルナレフ「どうして股間の中にいることにしたいの!?」
 
 
 
 Hマンは 映っているものの世界にしか 存在できない!
 
 その世界が消滅するときは! 逆に考えるんだ
 
 「存在しなくてもいいさ」 と考えるんだ
81: 以下、
 
ポルナレフ「とにかく、軌道さえ分かれば、剣で斬るのはたやすい!」
 
Hマン『 』クパァ
 
  「ぎぃやああああアァァァァ!!」
 
花京院「あそこにいるな、本体!!」
 
ポルナレフ「なんかさっきも聞いた気がするがな!」
 
 
 ダダダダダダダダダダダダダダダダグダグダ
 
 
ポルナレフ「野郎……ついに! ついに!!」
 
ホモ「ハァ……ハァ……」
 
ポルナレフ「ついに会えたな……J・ガイル!!」
 
ホモ「ハァ……ハァ……」
 
ポルナレフ「おれの名はジャン・ピエール・ポルナレフ! 貴様の鏡のスタンドの秘密は見切った」
 
ホモ「ハァ! ハァ! ハァ!」
 
花京院「おいポルナレフ! それは両右手の男じゃあないぞ! 野生のホモだ!!」
 
ポルナレフ「何ィ!? こいつ呼吸荒いのはそういうことかよ!!」
82: 以下、
 
 ヒュッ
 
花京院「あっ、ポルナレフ危ない! ナイフだ! ナイフが飛んでくるぞ!」
花京院「刃渡り20センチくらいのナイフが、ポルナレフの尻肉を襲う!」
 
 ドスッ
 
ポルナレフ「ぎゃあぁッ! 言うヒマあるなら何とかしろよ!!」
 
花京院「奴はどこだ!?」
 
 
 Jガイル「カハハハ。ここだ!」 ドZ_ン
 
 
花京院「お前がJ・ガイルか!」
 
ポルナレフ「てんめぇ……!」
 
Jガイル「そいつは、たまたまこの村にいたホモだよ!」
 
Jガイル「おれのケツ穴と同じように、ちょいとナイフで切れ目を広げておいたのさぁ」
 
ホモ「あぁ?もっと拡張してくれぇ?」
 
花京院「貴様ァ!!」
 
ポルナレフ「野郎ォーッ!!」
83: 以下、
 
花京院「くらえ! ぼくのエメラルド――」
 
Jガイル「へへへ、待ちな! 周りをよおく見ろ!!」
 
花京院「スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!」
 
 ドバババババババババババババババ
 
Jガイル「ぎゃあああああああああああ!」ビシビシビシビシ
 
ポルナレフ「よくやった花京院! 一気に畳みかけるぞ!」
 
Jガイル「うう……ま、待て……お、お?い!! 集まれ?!!」
 
Jガイル「こ、このお方たちが、みんなにお金を恵んで下さるとよ?!!」
 
物乞い「おお?!!」
物乞い「タダでお金くださるとは」
物乞い「おお、ありがてえ」
決闘者「どんだけ太っ腹なお兄さん達だ」
物乞い「ありがてえ、ありがてえ」
 
ポルナレフ「Jガイル! これからテメーは泣きわめきながら地獄へ落ちるわけだが――」
 
Jガイル「ひいいい全然間に合わねえ!!」
 
花京院「エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!」ドバババババ
 
Jガイル「ぎゃあああああああああああ!」ビシビシビシビシ
84: 以下、
 
ポルナレフ「ひとつだけ地獄の番人にゃ任せられないことがある」
銀の戦車『 』 シュピン!
ポルナレフ「それは! 針串刺しの刑だ!!」
 
銀の戦車『 』ヒュパパパパパパパパパパパパパパパ
 
Jガイル「ぎゃあああああああああああ!!」ドスドスドスドスドスドス
 
ポルナレフ「この時を長年待ったぜ!!」
 
花京院「うおおおおおおエメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!」
 
Jガイル「ぎゃあああああああああああ!」ビシビシビシビシビシビシビシビシビシ
 
 ヒュルルルルル  ゴ ☆ ン
 
Jガイル「かは……」
 
 
 
花京院「これがHマンの最期か……心底 ク ズ 野 郎 だったな」
 
ポルナレフ「な、なんかおれよりよっぽど気合い入ってたが、お前もこいつと何かあったの?」
 
花京院「別に何も」
ポルナレフ「無いならおれのカタキ討ちを霞ませるんじゃねー!!」
93: 以下、
 
物乞い「お恵みを?」
物乞い「お金を下さるとは?」
物乞い「ありがてえ、ありがてえ?」
少年「お恵みを?wwww」
花京院「む! なんだこいつら!」
 
ポルナレフ「さっきあの野郎が呼んだ物乞いたちだ!」
 
ポルナレフ「気をつけろ! 何か仕掛けてくるかもしれん!」
 
物乞い「お恵みを?」
決闘者「ありがてえ、ありがてえ?」
ハート様「いてえよ? いてえよ?」
物乞い「お恵みを?」
ポルナレフ「こ……こいつら?!」
 
花京院「ポルナレフ。そのセリフは違うぞ」
 
ポルナレフ「!?」
 
花京院「仇を討つときというのは、『こいつら?』なんてセリフを吐くもんじゃあない」
 
ポルナレフ「仇なら30秒前に討っ」
 
花京院「こう言うんだ」
 
花京院「スペースないから次レスで」
94: 以下、
 
花京院「我が名は花京院典明! 我が友人アヴドゥルの無念のために」
 
花京院「そして左にいる友人・ポルナレフの上にいる上の下の下の左の右の左右BA」
 
花京院「死をもって償わせてやる!」
 
ポルナレフ「誰にだ」
 
 スッ
 
物乞い「「「 オ オ オ ォ ? ! 」」」
 
花京院「拾った者にはこのエメラルドをやるぞ! 顔が映るほどスプラッシュなエメラルドだ!」
 
ポルナレフ「お前それスタンドの……えっ!? 今こいつらオオォ?って」
 
 ピ?ン
 
物乞い「「「 ワ ァ ? ! 」」」
 
花京院「これでみんなの目が一点に集まった!」
 
ポルナレフ「ああ、そうだな」
 
花京院「Hマンが移動しなくてはならない軌道は分かった!」
 
ポルナレフ「ああ、そうだな」
 
花京院「よし、そろそろ行くか!」
95: 以下、
 
【街道】
 
ホルホース「待ちなァ?!」
 
花京院「……」
ポルナレフ「……」
 
ホルホース「追ってきたぜ? ヒッヒ」 メギャン
 
花京院「……」
ポルナレフ「……」
 
ホルホース「なにタラタラ歩いてんだ? 逃げるなら必死に走らんかい!」パァン
ホルホース「必死によォ?。なぁJガイルの旦那」
 
 ドムッ バリーン
 
ホルホース「今度は観念しな。てめェらの人生の最後だ。なぁJガイルの旦那!」
花京院「……」
ポルナレフ「……」
ホルホース「……き、聞いているのかい? Jガイルの旦那よォ!」
花京院「よし、フルバーンデッキの完成だ。これなら初心者でも勝てる」
ポルナレフ「本当かよォ」
ホルホース「てめェらもよォ!」
96: 以下、
ポルナレフ「野郎なら今ごろ地獄で刑罰を受けてるぜ」
ホルホース「あぁん? オイオイオイオイオイオイオイッ オイッ オイッ」ユバーバ
ホルホース「デマへるんじゃねーぜ。このおれにハッタリは通じねえよ?」
ホルホース「ポルナレフ?冗談きついぜ? ヘッヘッヘッヘ」
花京院「2、300m向こうにアヴドゥルさんの死体がある。見てくるか?」
ホルホース「!?」
ポルナレフ「いやいやそっちじゃねえだろ」
花京院「あっちか」
ポルナレフ「そいつじゃねえって言ってんだよ!」
ホルホース「よし見てこよう」ダッ
ポルナレフ「あっ! ヤロー逃げる気か!」
ホルホース(こいつは敵わんぜ。俺一人完璧不利此処逃次機会待)
 
ホルホース(おれは誰かと組んで始めて実力を発揮するタイプだからな)
 
ホルホース(一番よりNo.2! これがホルホースの人生哲学。文句あっか!)
 
   >学級王Y「ある!」 >穴の主「ある!」
97: 以下、
 
 (拳===ヒュッ
 
ホルホース「何!?」
 
 ドゴォ!
 
ホルホース(い……痛え! 鋭い痛みがゆっくりやってくるッ!)ミシミシミシ
 
ホルホース「うぐおおおあああ!」 ドシャッ
 
承太郎「」 カ★ン
ジョセフ「」 コーン★
 
花京院「ジョースターさん! 承太郎!!」
 
ジョセフ「アヴドゥルのことはすでに知っている」
 
ジョセフ「彼の遺体は簡素ではあるが、埋葬してきた」
 
承太郎「……フン」
ジョセフ「アヴドゥルは犠牲になったのだ。古くから続く犠牲……その犠牲にな」
ポルナレフ「くっ……」
花京院「ホルホォ!」キー
ホルホース「ひいぃぃやめろォ!」
98: 以下、
 
ポルナレフ「背中から刺したのはJガイルだが、直接の死因はこいつのダンガンだ」
 
ポルナレフ「この男をどうする」
 
承太郎「裁判ならクロだな」
 
ジョセフ「おしおきじゃな」
 
花京院「エメラルド・スプラッシュ1000球だな!」
 
ホルホース「ひいいいぃぃぃアホアホアホアホアホ」
 
ネーナ「ホルホース様! お逃げ下さい!!」
 
 ドンッ
 
ポルナレフ「うおっ!? なんだこのババア。おい、連れていけ」
 
ジョセフ「待て。言わせてやれ」
 
ネーナ「お逃げ下さい、ホルホース様!」
ネーナ「私には事情はよく分かりませぬが、あなたの身をいつも案じておりまする!」
 
ネーナ「それが私の生き甲斐! お逃げ下さい! 早く!」
 
ホルホース「お、おれはお前みたいなババアなんざ知らんわ!!」
 
ネーナ「あいっけね中身で出てた」
99: 以下、
 
ホルホース「どこのババアかは知らんがお前の気持ちは受け取ったぜ!」ヒヒーン
 
花京院「あっこいつ馬を!」
 
ホルホース「逃げるのはお前を愛しているからだぜ、ベイベー!」
 
ホルホース「フォーエバーバババァ?」パカラッ パカラッ パカラッ…
 
ポルナレフ「ま、待ちやがれ!」
 
ネーナ「ああん!」ザザッ
 
ポルナレフ「ああんじゃねえ気色悪いババアが!」
 
ネーナ「げへへ」
 
ジョセフ「ポルナレフ。そのババアもDIOに利用されてる一人に過ぎん」
 
ジョセフ「それに奴はもう戦う意思はなかった。構っているヒマはない」
 
ジョセフ「アヴドゥルは死んだ、もういない。しかし先を急がねばならんのだ」
ポルナレフ「う……」
花京院「だが我々の背中に! この胸に! 一つになって生き続ける!!」
 
ジョセフ「ん。婆さんいま、わしの腕にチュミミ?ン付けたな。よすんじゃ」ゴシゴシ
 
ネーナ「あー……」ショボーン
100: 以下、
 
ポルナレフ「くぅ……たく。ま、しょうがねえ」ザッザッ
 
ポルナレフ「さ! エジプトへの旅を再開しようぜ!」
 
ポルナレフ「いいか? DIOを倒すにはよ。みんなの心を一つにするんだぜ!」
 
ポルナレフ「一人でも勝手なことをするとよ、奴らはそこにつけこんでくるからよ!」
 
ポルナレフ「いいな!」
 
ジョセフ「ああ……ところでわしのかわいさは十分に伝わったかな?」
承太郎「やれやれだぜ……」ファサ
花京院「エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!
 エメラルド・スプラッシュウウウウゥゥゥゥッ!!
 エメラルド・スプラッシュワワワワゥゥゥゥッ!!」
 
イギー「ワン」
 
では、
 
ポル、ジョ、承、花、アヴ、イギー「皆さんありがとうございました!」
 
END
 
ポル、ジョ、承、花、イギー「って、なんでアヴドゥルが!?」
 
本当の本当にENド・スプラッシュウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ!!
101: 以下、
最後は駆け足になってすみません
今回で阿呆院シリーズは完結とさせていただきます
今までお付き合いいただきありがとうございました。じゃあの(^q^)ノシ
103: 以下、

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