【閲覧注意】怖い話・恐い話『奇妙な痣』back

【閲覧注意】怖い話・恐い話『奇妙な痣』


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4:
昔、車を運転している途中、爺さんが家の前にボケーっと立っているのを目撃した。
しかし、その爺さんは俗に言う死に装束?みたいなものを着ていて
変な人だなぁ?と思いつつも、予定があったためそのまま車を走らせた。
その日の夕方、無事予定も終わり車で帰っていると、今朝、爺さんが立っていた家の前を通過した。
しかし、そこには今朝はなかった花束が沢山玄関に飾ってあり、いかにもお葬式の真っ最中っぽかった。
今思い返してみるとその爺さんは…
ガクブル(((゚д゚;))ガクブル
29:
「2ちゃん板「東京伝説」より
652 本当にあった怖い名無し sage 2005/04/22(金) 16:46:11 ID:ioIZXWY80
学生のとき住んでいたワンルームで夜、玄関でキュルキュルと変な音が
鳴るなぁと思っていた。あまり気にしていなかったが毎晩鳴り続けるので
音がしそうな時間にそっと玄関を伺っていたらキュルキュルと鳴り始めた。
初め何の音か判らなかったが外から玄関に一筋の明かりが差し込んだので
わかった。覗き穴の器具を回してはずしていたのです。器具が外され
スポットのように外の明かりが入ってきて穴の向こうから誰かがこちらを
覗いているのが濡れた瞳でわかりました。たぶん向こうと目が合ったと
思う。なのに相手はこちらを覗き込んでる気配で、ぞーっとしてガチガチ
震えて固まっていました。
しばらくするとまたキュルキュルと音がしたのでそっと覗くと器具を元に
もどしているようでした。
あまりにビックリして攻警察に電話しましたが巡回してみますだけで
帰ってしまいました。翌朝管理会社に言ってもドアは変えられないとの事。
で、管理会社の人に見てもらうとその器具が外側からはずれるように細工
していた様です。その晩から友達の家に泊まることにしました。
で即引越し。今でもあれは誰が覗いていたのかわかりませんが毎晩見られて
いたと思うと・・・。板橋区にいた時のはなし。
36:
俺ね、小学生のときおかんと海岸の堤防の上を散歩してたんだ。
そんで立ち止まって海を向いて遠くを眺めていたときに突然
後ろからドンとおされて、オットットってな感じになって
たまたま近くに小さなボートがありその上にとっさに飛び降りたんだ。
おかんは少し離れた所にいて「あなたなにやってんの!」っていいながら
引っ張りあげてくれたんだけど、その時はまだ俺泳げなかったし、真冬だったから
あのまま落ちていたら多分死んでたなきっと…
 
今思い出しても怖い怖い…
67:
海にまつわる怖い話から
503 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/01/03(火) 03:27:07 ID:/tffSDBn0
UMA系、前(前々?)スレ辺りにあったのを転載(不思議さが気に入ったのでコピっておいた)
大学生のときに忍者の国の南端にある海で
かなり沖のほうまで泳いだ。
ブイなんかとうの昔に通り過ぎた。
この海は足がつかないくらい深い場所でも
海底が見えるほど水が澄んでいるのだが、
台風の影響かいつもより海水が濁っている。
水の底は一面に茶色く濁った緑色である。
相当沖に来たところで疲れたからそろそろ引き返そうと思い、
立ち泳ぎで体を休めていると
足の下の緑に濁った海水の中を
大きな長い影がすぅっと横切った。
長細いうなぎか蛇のようなシルエットだったけど、
頭が大きめの浮き輪ぐらいあったと思う。
見えたのはほんの数秒だったけれどとにかく長いという印象を持った。
しばらく固まった後、
とにかく刺激しちゃいけないと思いゆっくり平泳ぎで海岸まで戻った。
足が着くほどの浅瀬になると全身が今頃恐怖でがたがた震えだした。
ただの見間違いだったのかもしれないが
それ以来海では絶対に泳がない。船にも乗りたくない。
74:
私のバイト先での出来事です。発端は1年ちょっと前でした。衝撃的な出来事でした。
当時のことは、今も鮮明に覚えています。バイト先に、A君という社員がいました。
年は私より一つ下。高卒で入社したそうです。彼は、職場で皆から嫌悪されていました。
外見も余り良くないのですが、それ以上に、性格に問題がありました。
私はバイトに入って日が浅く、彼とは1週間しか一緒に働かなかったのですが、
それでも、何度か酷い厭味を言われ、気が滅入りました。
そのA君は、私が入った一週間後に救急車で運ばれました。
男子トイレには、三つ洋式トイレがあるそうで、その真ん中で失神していたといいます。
私も、救急車に乗せられる彼の顔を見ましたが、人間とは思えない様な凄い形相でした。
私は、彼を心配した風に装いながら、内心は嫌な社員が消えて、ほっとしていました。
しかし、その後の周囲の反応には驚きました。皆が、A君の悪口を言ったのです。
「あのバカ、使えないから仕事が回ってかないだろ? で、残業もないから上司の誰かが
飲みに行く時、いつも付いて行くじゃん? で、上司に気に入られていると勘違いして、
同僚や後輩を見下して、偉そうに厭味言うんだよな。むかつく」と、同僚の男性。
「重体らしいね。もう退職して欲しい。あの顔で、私に色目使ってたんだから。
気持ち悪くてしょうがないっつーの」と派遣社員のHさん(女性)が言いました。
さらに、A君とは比較的仲が良さそうだったS君が続きました。普段は穏やかな人です。
「あいつ拷問道具とか集めていたよ。俺、あいつの家に一回遊びに行ったけど、
気持ち悪くなった。変態だよ。マジでひく」
皆は、気の弱いS君が我慢して、A君に合わせていた事を知っていて、同情していました。
「別に死んでくれても良いよね」誰かが言うと、皆、爆笑しました。
脱線しますが、この頃、男子トイレを利用する女性がいるという苦情が頻繁に出され、
会社から女性従業員に、トイレに入る前に確認するよう指導がありました。
A君が、トイレで無残な姿で発見される少し前にも、見慣れない女性が二人、
男子トイレから出て来たのが目撃されていました。
75:
それから一ヶ月程経った頃のことです。T先輩が従業員に言いました。
「A君に面会が可能になったそうだ。一安心だね。そこで、皆でA君のお見舞いに行って
あげたいと思うんだけど、どうだろう」
T先輩は熱血漢で人望も厚く、本気でA君の容態を気にかけている様子なので、
皆、渋々ながらも先輩の提案に従いました。
病院へ行く途中、T先輩が皆に言いました。「A君は、頚部の椎間板ヘルニアだ。
神経が強く圧迫されて、余りカラダを動かせない。症状が重く、下手に手術をすると
神経が麻痺してしまう虞があるから、時間をかけて薬で治す方法を選んだそうだ」
A君は、思った以上に大変な状態でした。首を固定され、カラダを動かせません。
なぜか声を出すのが苦しい様子で、かすれた声で、皆にお見舞のお礼を言いました。
眼だけを動かして私達を見たA君は、腕は動くようで、手を差し出して握手を求めました。
しかし、T先輩以外は、誰も応じようとしません。私は、同情から彼の手を握りました。
油っぽいその手は驚くほど冷たく、小刻みに震えていた気がします。
私達がA君に別れを告げ病室を出ようとすると、彼は、もの凄い声で喚き出しました。
それを見たT先輩が、ナースコールのボタンを押しました。
程なく看護婦と医師がやってきて、何かを注射してA君を眠らせました。
その後、看護婦が病室の外で言いました。
「彼は、人がいなくなるのを怖がるんです。だから、夜中も良く呼ばれるんですよ」
病院を出た私達は、お茶を飲みに行きました。T先輩は用事があるので先に帰りました。
少し落ち着いた頃、S君が「あいつ、少し頭もおかしくなっているのかな」と言うと、
他の男性社員が「もともと頭悪いけどねぇ。ゴマすりしか能のないビビリ馬鹿だし」
と言いました。「入院してる割には、少しも痩せてなかったよね」
派遣社員のHさんに至っては、そんな不謹慎なことを言う始末。
一同、爆笑していましたが、私は、A君の悲惨な姿を思うと、とても笑えませんでした。
76:
さらに一週間ほど過ぎたある日、T先輩が、A君の休職が長引くので彼の机とロッカーを
片付けるよう、S君と私に言いました。私は机を、S君はロッカーを担当しました。
私は、机の片づけを終えてA君の物を箱に詰め、ロッカールームに運びました。
すると、そこではS君とHさん、他の数人が集まり、携帯電話を囲んで談笑していました。
「これ、この前の年末になくした俺の携帯なんだけど、Aのロッカーに入ってたよ。
見てよ、このメール」S君が私に言いました。それは、A君がS君に送ったメールでした。
「続き見ようよ」Hさんが可笑しそうに言いました。
「2007年2月14日:俺、今年のクリスマスはHを誘う予定。あいつは俺に本気だ。
間違いない。そういや、最近、家の周りで女の子の二人組を良く見かける。どうやら俺に
気がある」S君が読み上げました。
Hさんは嫌悪感を隠さず、「気持ち悪すぎ、あのデブ。このまま死ねよ」と吐き捨てました。
私が、「日付が滅茶苦茶だよ?」と言うと、S君は「携帯が狂ってたみたい」と答えました。
「2007年2月18日:あの二人毎日来てる。夜、俺の部屋を見てる時あるし。絶対、
一人が俺のこと好きなんだ。Hが本命だけど、あれならOK。期待大!!」
「2007年2月19日:今朝、二人に声かけた。恥ずかしがって? 逃げた。マジ可愛い」
「2007年2月20日:今朝あの二人がアパートの玄関近くにいた。ちょっとストーカー
っぽいけど確定だろ? ラッキー」
S君はこれを読んだ後、苦笑しながら言いました。
「あいつ、この頃は四六時中、俺にこの二人の話をしててさぁ。本当うざかったよ」
誰かが、「つーか、警察に連絡しろよ。でも、変態だから死んでいいや」と言い放ちました。
「2007年2月21日:首が痛い。遅刻するってT先輩に伝えて。寝違えた」
「2007年2月21日:今朝変な夢みた気がする。あの女の子二人が、ワッカに二本の
鉄パイプの付いた道具で、俺の首を捻じ切ろうとした。あれは鉄の渦巻きっていう
拷問具に手を加えた感じ」
78:
Hさんが、「うわ、拷問に詳しすぎる。ヤバすぎ」と言いました。ここでS君が、
「俺、この日に携帯を落としたから、この後は俺も初めて」と、楽しそうに宣言しました。
「2007年2月22日:首痛い。今朝ドアを開けたらあいつらがいた。何かやべぇ。怖い」
「2007年2月23日:お前無視してるだろ? 返事くれ。痛みが酷いから今日病院に行く。
午前は会議あるから、午後から半休とって帰る」
「2007年2月23日:なんで? あの二人がにいる。注意してくれ。鉄パイプ」
Hさんが、「ラリってる? 何、鉄パイプって。アホ?」と、気持ち悪そうに言いました。
「なんだこれ。何があったんだ?」と、他の人も少し戸惑っていました。
「2007年2月23日:今トイレ。外に何かいる。怖くて出れない。
鉄引きずってる音がする。怖い頼む。迎えにきて。早く」
「2007年2月23日:たすけてはやくまじ」
これが最後のメールでした。さすがに、誰も笑えませんでした。
「トイレって電波入るんだ」と、誰かが冗談ぽく言いましたが、皆、無反応でした。
あの日、A君はトイレで失神していました。
救急車へ運ばれる時、私も皆も、彼の状態を目撃しました。
彼の首は180度とまではいかずとも、かなり後の方に捻れて、正直、ありえない姿でした。
暫く黙っていると、Hさんが言いました。
「確か、Aが運ばれた日、男子トイレから二人の女の子が出てきたのが目撃されたよね。」
その場では、もう誰も何も言いませんでした。
S君は、21日付の「鉄の渦巻き」のメールを、考えを込む様にじっと見つめていました。
79:
それから数日後、T先輩が再び従業員を集めて言いました。
「A君は入院が長引く為、長期の傷病休暇をとることになった。まずは半年だけれど、
とにかく、早い回復を願おう」
その日の昼食で、T先輩にもう少し話を聞くことが出来ました。
「A君は、症状が改善しないそうだ。両親と医者から聞いたけど、正直、社会復帰は
難しいらしい」皆、あれだけ悪口を言っていた手前、気まずい雰囲気でした。
すると、T先輩が少し小声で言いました。
「これは医者の話だけど。」さらに声を潜めて囁きました。「彼の首が、時々、あの日と
同じ様に捻れてるそうだ。原因は不明だが、自然にそうなるとは考えにくいって」
T先輩は、さらに一言付け加えました。
「A君は一人になるのを怖がり、誰かに殺されると、頻りに訴えているそうだ」
それを聞いた私達は、皆同じことを想像したと思います。
A君が一人になった時に何が起こるのか、何が彼を怯えさせるのか。
その日、S君と私は一緒に帰りました。S君は、暗い声で私に話しました。
「俺、あの日(救急車の日)、メールの日付が変な事をAに伝えた。そしたら、Aが凄い顔で
俺を睨んで胸倉を掴んで、「お前か?お前なんだろ。もうやめろよ!」とか怒鳴って、
俺に突っかかってきたんだ。首が痛かったから、あいつすぐに手を離したけど」
「何でそんなに怒ったのか分からなかった。2007年2月ってのを、凄い気にして、
あいつ最後は泣いてたよ。その後の二日は俺もちょっと気まずくて…。
携帯も失くしたし、Aとは話していない。なんであいつが俺の携帯を盗ったんだろ。
それに、自分のロッカーに隠しといて、その後も俺にあんなメール送るのは・・・。」
S君は、必死に考えをまとめようとしていました。
80:
「実はね。」S君が最後に付け加えました。
「怒り出す前に、あいつが俺に相談したことがあるんだ。ネットでトラブったとか何とか。
俺は、そんなのは気にしないで、とにかく病院に行くように勧めたけど。」
私は、A君のメールを思い出しました。彼に付きまとっていた二人の女のことをです。
A君が救急車で運ばれたあの日から1年以上経ちますが、彼は依然入院中です。
事件の後、あの男子トイレのそばで怪我をしたり、失神する人が何名もいました。
そんな経緯から、その男子トイレは、以来ずっと閉鎖されたままです。
彼らは、皆一様に、男子トイレから出てくる見慣れない女性を見たといいます。
怪我や失神をする少し前に、長髪の美女と髪を結い上げた美女を見かけたと。
また、ガラガラと何かを引き摺る音を聞いたという人も少なくありません。
そのトイレは閉鎖された今でも、「呪われた男子トイレ」として恐れられています。
一方、女子従業員の間では、別の噂も流れています。
女子トイレの真中のドアを開けると、首が後方に捻じ曲がったA君が座っていて、
助けを求めて抱きついて来るというのですが、これは流石に悪質な冗談でしょう。
しかし、真中のトイレを使う人は誰もいません。
今回、当時の私の日記と記憶を元にやり取りを再現しましたが、不明なことばかりです。
中でも、A君が2007年2月という日付に異常に反応した、という点がとても気がかりです。
どこぞの恐い映画の様に、あのメールが何かを暗示しているのではないかと。
来年、A君の身に本当に悪いことが起こるのでは、という不安を覚えます。
しかし、仮にそうなっても、同僚に彼の不幸を悼む人はいないと思うと、
私は、やるせない気持ちになります。
すべては単なる偶然なのかも知れませんが、社内ではかなり恐い噂になっています。
85:
>>80現在進行形っぽくて怖い
GJ
149:
去年の夏に、免許を取りに実家に戻りました。
諸事情で実家には寝泊りしたくなかったので、同じ敷地内にある祖父の家で寝起きしました。
祖父は1年半前に他界し、祖母はホームにいるので、私ひとりでした。
この家はいつも暗くて寒くて、幼い頃からすごく怖かったです。
夜トイレに行く時に暗くて怖い、と言うのとは少し違う感じの、説明できない恐怖感が常にありました。
でも慣れない家だからだな、と勝手に納得していました。
初日の夜、外はすごく静かでした。
台風が近づいていると言う話だったのですが、晴れていたし、風もありません。
8月だというのに祖父の家はすごく寒くて、タオルケット、毛布、掛け布団2枚をかけて寝ても寒い。
定期的に鳥肌がたつのですが…まぁ気のせいだと思うことにしました。
電気を消して、布団に潜り込むと…すごい家鳴りが。
玄関は古いタイプの引き戸で、それをバーン!と叩くような音や、
激しい「ミシ、バキ」という音が響いてきました。特にキッチンと縁側。
まぁ古い家だから仕方ない…と寝ることにしました。
152:
翌日、部屋が暖かくて明るかったのが印象的です。
台風の前日で、少し風がありました。それなのに家鳴りがしない…
前日はかなり酷かった家鳴りが一切しませんでした。
不思議だったのですが、人が住み始めて安定(?)したのかな?と思いながら寝ました。
それから2,3日は何もなかったのですが…
定期的にくる鳥肌はだんだん酷くなり、起きている間にも鳥肌が立つようになりました。
しかも、誰かが近づいてくる気配がしてからぶわ!っと鳥肌が立つ。
まぁこの時は、恐怖感から来る勘違いだと思っていましたが。
それからまたしばらくすると、今度は家鳴りが…
それまでは電気を消してから気づいていた家鳴りが、起きている時でもなるようになりました。
しかも、キッチンの土間から、徐々に居間に近づいてくる…
いや、最初はほんとに勘違いだと思っていたけど、何度も何度も繰返すし、
それと同時に気配→鳥肌も繰返すので、さすがにこれはおかしいんじゃないかと思い始めました。
季節が9月になったせいか、ますます冷え込んできて、薄い掛け布団を1枚追加しました。
鳥肌も家鳴りも相変わらずでした。
153:
不思議なことに、怖い日と怖くない日があります。
その日はものすごく怖くて、なかなか寝付けませんでした。
家鳴りと鳥肌がものすごかったです。
居間がすごく怖い感じがしたので、背中を向けて寝ていました。
いつものように、キッチンから徐々に近づいてくる家鳴りと気配と寒気が続いていました。
オカ板で「出て行け!と強気で念じるといい」とよく見るので、心の中で「出て行け!」と繰り返し思っていると
背中を向けている居間から「トーン!」という音が…
例えが思いつかないのですが、普通に耳にするような音ではなかったです。
そのあとピタリと寒気と家鳴りが止まり…
私は恐怖のあまり、実家に逃げ帰りました。徒歩5歩くらいですw
鍵もかけず電気もつけたままで出てしまいました。
そのまま母が起きるのを待ち、母に「あの家おかしい!!」と訴えてみました。
次の日は、祖父の家が怖くなかったのでそこで寝ることにしました。
母に「今日は怖くないの?」と聞かれ「全然怖くない」と答えると
「お母さんがおじいさんに脅かさないでくださいってお願いしたからかな」と言っていました。
マジでそう言う事もあるかもしれないと思いました…
154:
これは勘違い+不正電波の可能性があるのですが…
ある朝、目が覚めて布団の中でもぞもぞしていると、居間を誰かが歩いてきて、テレビをつけました。
母はたまにNHKの朝のドラマを見にくるので、母かな?と思っていたら、ついているのは海外のニュース番組。
しばらくそのまま布団の中にいたのですが、いつまでもチャンネルを変える気配がない。
CSの切り替えの仕方がわからなくて諦めたのかと思ったのですが…そういえば玄関が開く音もなにもしていない…
弟もたまに祖父の家で寝るので、いつも寝ている応接室にいるのかと思ったけどだれもいない…
足音がはっきり聞こえたので勘違いではなさそうなのですが…
実家にも行ってみたけれど、母は爆睡中…
その後、彼氏が遊びに来たので、祖父の家に一緒に寝ることにしました。
彼氏は入るなり「なんか怖い」と言い出すし…
雨など降っていないのに「昨日はすごい土砂降りだったね」とか言い出しました。
私が怖がると思って言わなかったそうなのですが、後日聞いた話では、
一晩中、周りを走り回る足音がしていて眠れなかったとか。
200:
3日前、夜寝ているときに、いきなり身体が重くなって目が覚めた。
何か大きなものが、ドスンって落ちてきた様な強い衝撃を、下腹部の辺りに感じた。
部屋は月明かりで薄明るくて、周囲はそれなりに見えたんだけど、何もいなかった。
布団にも、何かが落ちてきた様子はなかったけど、その夜は、そのまま眠れなかった。
で、次の日も下腹部が痛くて、足も痛くなっていたんだけど、
昨夜になって、下腹部が大きく腫れてきた。驚いて、今日、病院にいったんだけど、
そこで、産婦人科を勧められた。妊娠なんかしてないし、思い当たることも
ないんだけど。勿論、今日の医者が妊娠って言ったわけじゃないんだけど、
産婦人科って。。午後、産婦人科に行くのが怖い。もしかして、変なものを
身ごもってたり、しないよね。
201:
>>200
産婦人科を勧めるのは、妊娠を疑ったからとは限らないよ。
変に心配しないで、早く見てもらった方が良いと思う。
203:
 ある北国の山あい。鄙びた温泉宿で、僕は穴を掘っていた。
脇の木製のベンチに腰をか けて、夕闇に浮かぶ、整然と美しく並んだ双子山を眺めた。
「今日の作業は終わりか。日没 まで間もないしな」僕は呟いて、部屋へと戻った。
肉体労働の疲れは、上質の睡眠薬をも しのぐ程、短時間で僕を眠りへ誘った。
どれ位経ったか。目が覚めた。日はとっぷり暮れ ている。
何気なく窓の外を眺めるが、薄闇の中に、山際が茫と浮んでいるだけだった。
 「おめの命コとれせ(命をとるぞ)」不意に、掠れた様な女の声が聞こえた。
「え…」僕は耳を疑った。 目を細め、声の主を探した。
「こご掘れば、まえへんネ(許さない)」今度は、はっきり聞き取ることができた。
いつの間にか、部屋には生臭い匂が充満し、胸が悪くなる。
正体を確かめようと、 とっさに周囲に目を走らすと、部屋の出入口に人影が居た。
扉を開いた様子もなく、その うつろな背中は、消える様に見えなくなった。
「掘ったら…殺される?」頭が真白になった。
 この温泉宿は、僕の親戚が細々と営んできた。
それが、近年の温泉ブームに後押しされ 都会からの宿泊客が増えた為、
露天風呂を新設することにしたのだが、専門業者に仕事を してもらう様な金はなく、
家族で造ることにした。原泉を掘るわけではないから、素人で も何とかなるのだ。
僕は、休暇がてらに手伝いを申し出て、この宿に滞在している。
 夜闇に浮ぶ双子山。この山に纏わる伝承が幾つかある。
双子山には姉弟の山神様が住む。ろくろ首を幾体もお供に従え、里に季節を運んでくる。
また、昔話ではこの山一体を統治した侍が、巨大なまな板の上で女房をぶつ切りにした。
殺された女はその怨念を晴らすべく未だに山を彷徨っていて、
里の男を惑わし死へと誘うそうだ。
こうした不気味な伝承も怯えを増徴させ、
その夜、僕は何をするにも辺りの気配ばかり気にしていた。
204:
 寝床に入った後も、僕は暫く眠れなかったが、疲労が恐怖を上回った様だ。
不意に、目 が覚めた。どうやら、僕は眠っていたらしい。
「ドサッ」突然布団の上に何かが落ちてきた。
いつの間にか、部屋にはあの生臭い匂が満ちている。
雪明りを頼りに暗い部屋に目を凝ら して、今起きている事の理解に努めた。
布団からは決して出ずに、落ちてきたモノを手で まさぐった。嫌に軟らかい。
少し滑り気がある。「ドサッ」また何かが落ちてきた。
 すぐに布団から飛び出した僕の眼が捉えた者。前腕が切れ落ちた青白い女。
布団の上に 落ちた二個の肉塊。女は無表情のまま「おめの命コ」と呟いた。
僕の頬に、冷や汗が一筋 流れた。女の体中に、赤い線が幾筋も浮かぶ。
汗が、僕の首筋から、じっとり湿った胸元 に流れ込んだ。
女の体を覆う筋から、赤黒い血が糸を引いて垂れ流れる。
汗が僕のへそに行き着いたその時、女の腕が、脚が、胴体が、「ブチブチッ」と
音を立てて千切れ飛んだ。
最後に残った頭部が宙に浮いたまま口を開いた。
「こご掘れば」目を横切って赤い線が走る。 「まえへんネ」
女の顔は、瞳を境にバックリと上下に切り開かれ、ぐちゃっと布団の上に 転がった。
鮮烈な血の匂が鼻を突き、僕は堪えきれずに嘔吐した。
ぶつ切りの女の死体は、 止め処なく血を流し、うねうねと蠕動した。
「ぎゃあっ」僕は大声で叫んでしまった。
205:
 得体の知れない別の気配を感じたのは、その時だった。
床の間の辺から、室内とは思え ぬ強烈な風が吹き付け、僕の髪を舞い上げた。
目を細め風の向うを見つめると、二つの幼 い顔が見えた。
おかっぱ頭の無邪気な顔。しかし、二人の体は赤く腫れ、膨れ上がり、細い亀裂が全身を
覆って、所々肉が裂け体液が噴出している。
二人は爛れた口を尖らせると、 寒い冬風を吐きかけて女の肢体を吹き飛ばした。
女の残骸が断末魔の叫びと共に霧消した。
まったく状況が掴めず、僕は呆然としていた。
「おどさまこえしじゃた(恋しかった)」そう呟き、二人 が僕の胸に抱きついた。
そして、すぅと消えた――
翌日。僕は一心不乱に土を掘った。
そんなに深く掘るまでもなく、その手がかりを見つけられた。
二体の子供の骨。温泉宿の大婆が駆けつけた。
婆は骨を箱に収めて、双子山に向かって手を合わせた。
里の言伝えによれば、侍が女をぶつ切りにしたのは、
女が彼の実子(姉弟)を大釜で茹で殺して、銀杏の木に寄る土地に埋めた為だ。
死体の場所は二羽の小鳥が伝えたという。
以来、姉弟は山の神となり里を守っている。
僕の掘った土地の脇には銀杏の木が佇む。
山神が僕を助けてくれた。
「ありがとう」僕は双子山に手を合わせた。
二羽の小鳥が山際でいつまでも戯れていた。
206:
以上、山コワの話のコピペ(オリジナルは読みにくいので整えてみた...orz)
212:
「残念ながらあなたのお子さんは地獄に落ちました」っていうヤツが読みたいです
誰かお願いします
【洒落怖】洒落にならない怖い話『娘の最後の写真』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4586532.html
411:
十年以上前ちょこっと車関係の仕事してた時数年連絡取ってない友人から連絡があり
中古で雨宮エンジンフルチューン350馬力のRX?7を購入したけれども、半年で
もう手放したい!と言う。理由を聞くともう飽きたとか不経済だとか変な言い訳
実車を見に友人宅へ行くとガレージで数ヶ月も乗ってない様で埃被ってた。
その前にと試運転させてもらった時乗ってやたらと室内が暗く息苦しい
感じ、普通に運転していても軽く踏んだブレーキが急にロックしたり、室内灯が急に
点いたりと不思議な事があっがスルー。その後俺の知り合いの販売業者に7を預けて
数日後別件でその業者と会った時例の7の事聞くと、ひと言目に あの7ヤバイよ?
絶対に普通とは違う人身事故起こしてるはず! って言う。
理由を聞くとある日その7を従業員が試運転中に単独事故を起こし事故原因を
聞くと いわゆるその従業員って’見える‘人だったらしく走行中必ず交差点
に差し掛かるとハンドルが異常に重くなりそのとたんバックミラーに血だらけの
女性の姿が映り後部座席から女の手が伸びてくるのでパニックで動転してるうち
にガードレールに激突した との事だった。
412:
俺もその時内心 マジ?!と思い それで7はどうしたの?って聞くと
業者は 理由はどうであれ客から預かった車で事故起こしたのは事実だから
持ち主(友人)と示談してお互い納得のいく価格で話は着いたらしく特殊な
車なんでそのまま関西の某走り屋専門店に転売したとの事だった。
その後元持ち主の友人に全て話すと、友人も事故の事は業者から聞き納得のいく
様に対応させてもらうとの事だったんで全て任せたが、その事故原因については
初めて知った様で顔色変わってたな。友人も薄々7がいわく付きだと感じていたらしい。
本人も購入後一週間で交差点で単独事故起こしていてその原因もカーブ
時急に体が動かなくなった その後も数回同じ様な感覚に襲われ決定的に
車を手放そうと思ったのはある日久々の女友達から電話で
 
’この間数回○○の駐車場で見かけたけれど後部座席に乗せてたの彼女?
 なぜいつも後部座席なの?悪いと思って声掛けなかったけど‘
…これで決心着いたと言ってたな。
469:
今日、妹と留守番だった。
妹が夕飯の下ごしらえしてるとき、自分は部屋中の掃除機をかけていた。
だが、妹のいる台所には入らなかった(台所は狭いんで・・・
で、掃除機かけ終わって、夕飯手伝うよーって台所に入っていったら、彼女がポカンとしてこちらを見ていた。
「・・・・今まで私のとなりで動いていたの、誰?」
  し ら ね え よ
487:
覚めない夢って知ってる?
高校の頃の先輩から聞いた話なんだけど
夢の中で「これは夢」だと気付くんだけど、最初の内は意識的に目覚められるんだそうだ。
夢の内容はこれと言って無く、今居る場所で金縛りになってるらしい
何度も同じ夢を見続けると段々、目覚めても目覚めても夢から抜け出せなくなっていく
その内誰かの気配と濡れたモップが地面にぶつかるような音がしてきて
夢を見る度に近付いてくるらしい
先輩の連れが体験してて相談を受けてたらしいけど
その人は病院やお祓いを何度もしたけど結局夢は止められなかったみたいで
自分の家の風呂でしゃがみ込むような姿勢で溺死したらしい
その後、相談を受けてた他の連れも同じ夢を見るって言い出して精神病院で入院中なんだけど
一度興味本位で見舞いに付いていって後悔したよ
ものすごいやつれてて、パッと目が飛び出てるのかと思うぐらい
聞いたところによると水をあまりに怖がって、最近じゃ飲み水だけでなく点滴も打たせてくれないらしい・・
これが伝染系の話だったら俺もその人みたいになるのかもしれない
そう考えると怖くて眠れないんだが、誰か安全に眠れる方法を教えてくれorz
506:
あるところに盲目の女の子が居たんだって。
女の子は一人っ子だったのでよく隣のお婆ちゃん家に遊びに行っていた。
お婆ちゃんはいつも面白い話を聞かせてくれていたのにある日ぱったりいなく
なった。
近所の人の話では近くのスーパーで見かけたのが最後らしい。
最近お婆ちゃん家には見かけない大人の人が出入りしていたという噂も・・。
ある日女の子のお母さんが、お婆ちゃんの家の前を通ると
お婆ちゃんが居ないのにも関わらず女の子はいつもの様にあがりこんでいる。
注意しようとするが、何やら誰かと会話している様子。
不思議に思い陰で聞いてみると・・・
「ふふふ、お婆ちゃんのお話はいつもおもしろいね。」
「・・・・・」
「あれ?どこか痛いの?お婆ちゃん。」
「・・・・・」
「咳してるの?お婆ちゃん。」
「・・・・・」
「これ、ハンカチよ。貸してあげるね。」
「・・・・・」
507:
誰もいない空間に差し出されたそのハンカチはみるみるうちに血で染まって
いった。お母さんは恐ろしくなり、堪らず声をかけて帰ろうとしたが、
「どこ行くの?お婆ちゃん!」と言って女の子は庭の真っ赤な椿の花の前
まで駆け寄った。
後で聞いたところ、お婆ちゃんは家を売ってほしいという不動産屋ともめて
殺されたということだ。椿の花のちょうど真下を掘ると、
血だらけのお婆ちゃんの死体が埋まっていたんだって。
530:
 友人の話をさせて頂きます <(_ _)>。
 彼はあるサークルで知り合った人で、年は僕より上なのですが趣味や
話も合い、いつの間にか互いの家に遊びに行ったり電話し合ったりする
仲になっていました。
 その日も彼と電話でひとしきり話をしたあと受話器を置いたのですが
(今思えばいつもと比べて元気が無かった気もします。)言い忘れた事
があって、すぐにかけ直しました。しかし彼は出ませんでした。その時
はあまり気に留めなかったのですが、それから何時間経っても連絡が取
れません。翌日になっても連絡は途絶えたまま…。何より気になったの
は、彼は出かける時や電話にしばらく出られない時は必ず留守電をセッ
トするのに、その時はいつまで経っても切り換らなかった事でした。
 携帯電話も通じず、妙な胸騒ぎもしたので、彼の住むマンションに向
かいました。外は暗くなり始めていました。(続きます)
531:
 部屋に電気は点いておらず、呼び鈴を押しても誰も居ない様子。(彼
は離婚歴があり一人暮らしです。)もしかしたら急病で、中で倒れてい
るのでは…という考えが頭をよぎりましたが、1?2日連絡が取れない
くらいで騒ぐのも いかがなものかと思い、とりあえず翌日、彼の職場に
確認をとってから考えることにして、その日は帰宅しました。
 翌日、彼の職場に電話して尋ねると、『急病で入院した。かなり重態
なので詳しい事は家族にしか話せない。心配なら彼の家族から連絡させ
る』…とのことでした。そんな状態では、ご家族(彼の実家には彼のお
母さんとお姉さんがいます。)もさぞご心労だろうと思い、それはお断
りして電話を切りました。(続きます)
532:
 それから数日して、突然彼から電話がありました。職場の人が僕から
電話があった事を伝えてくれたそうで、心配をかけて申し訳ない…と謝
ってくれました。そして、手当てが早かったので、思ったより後遺症も
残らないだろうし、ようやく許可が出たので是非遊びに来て欲しい…と
のこと。僕は喜んで彼の入院している病院にお見舞いに行きました。
 病室に入ると、頭にネットのようなものを巻いてニコニコしている彼
がいました。(あまりにも急な入院だったので、もし自殺未遂でもして
いて、首や手首に包帯を巻いていたらどう声を掛けたものか…と心配し
ていましたが頭なので安心しました。)
 あの日、僕との電話が終わった直後、激しい頭痛や吐き気がした為、
意識があるうちに救急車を呼んだそうなのです。は病名は『くも膜下出
血』だそうで、若くて体力があるのに加え、処置が早かった為、奇跡的
に助かったそうなのです。
…と、ここで、彼の表情が変わり、暫く沈黙が続きました。(続きます)
533:
『どうしたんだろう?病状が急変したのかな??』と戸惑っていると彼
がポツンと言いました。
『実はね、まだ誰にも話してないんだが、ちょっと怖い体験をしたんだ。
○○君(僕の名前です)に聞いて欲しいだけど…。』
 突然の沈黙と初めて見せる彼の怯えたような表情に、こちらも怖くな
りました。(今でもあの顔は忘れられません。)昼とはいえ場所は病室
です。もしかしたらここで亡くなった人が居たかも知れない…等と思う
と背筋が寒くなりましたが、彼が『聞いて欲しい』と言っているからに
は断るわけにもいきません。勇気を出して聞く事にしました。(あまり
静かだと怖いのでテレビを点けてもらいました。奥様向けのワイドショ
ーが妙に場違いだったのを覚えています。)
 彼の話は、こうでした。(続きます)
534:
 彼は病院で検査の仕事をしています。主な仕事は脳波や心電図、そし
てMRIという断層撮影(人体を大根の輪切りのようにスライスした形
を撮影し、病気の有無を診る検査)です。
 彼が発病する数日前、ある患者さんの脳の検査をしていた時のことで
す。
 撮影の最中、突然装置が止まってしまいました。MRIは通常、機械
が自動的に写真を保存してくれるのですが、途中で止まってしまうと手
動で保存しない限り写真が消えてしまいます。彼は慌てて写真の保存を
手作業で始めました。当然、綺麗に撮影出来ているかどうか一枚一枚確
認しながら保存します。
 …確認作業は問題なく進み、順調に写真を保存していましたが、その
中の一枚を見てふと操作する手が止まりました。(彼の言葉によると『
脳の左のヒカク』のあたりに)見慣れない物が写っていました。脳腫瘍
か?と思い、モニターに顔を近付けて目を凝らした瞬間、我が目を疑い
ました。(続きます)
536:
 先ほども描きましたが、MRIは『断層撮影』なので立体の物は切れ
て写り、顔など映るはずが無いのですが、それは目や口まで鮮明に写っ
ていました。(良く見ると肩辺りまで写っていたそうです。)大きさは
モニターのスケールで計って8mm位。性別までは判りませんでしたが
『地獄の絵』に出てくる『餓鬼』のような顔で、こちら睨むように見据
え、大きく丸く口を開けていました。
 急いで誰かに見せようとしましたが、昼休み時間で誰もいません。デ
ジカメで撮影しようと立ち上がった瞬間、どこも触っていないはずなの
に装置の電源が切れてしまいました。急いで立ち上げ直してもその写真
は消えており、再撮影しても先ほどの部位に異常は一切ありませんでし
た。…諦めて患者さんを出すことにしました。
537:
 撮影室に入り、装置からベッドごと患者さんを出しました。足からゆ
っくり出てきます。ふと顔を覗き込んだ瞬間、患者さんの口からゲップ
のような音と共に『大量の栗のような?卵が腐ったような?凄い臭気』
がしました。その後、その患者さんは何事も無かったかのように帰って
行きましたが、彼は暫く咳とくしゃみが止まらず、そればかりか匂いも
感じられなくなりました。(未だに食事をしても匂いや味が判らないそ
うです。主治医に相談しても症状の一種だと言って取り合ってくれない
そうです。)
 
 翌日ドクターに撮った写真を診断して貰いましたが『全く異常は無し。
健康そのもの』とのことでした。
 そしてその翌日、彼は発病し、入院、手術…となったわけです。
(もう少しで終わります。)
538:
 彼は『もう、あそこで働きたくない。少なくともMRIは絶対に撮影
したくない!ただ、上司に言っても信じて貰えないだろうから、最悪、
転職するしかないかも…。』と言っていました。
 …なんとコメントしたら良いのか判りませんでしたが、彼はそういっ
た冗談を言う人間ではありません。少なくとも彼には『それ』が見えた
し『凄い臭気』も感じたのでしょう。彼は口に出して言いませんでした
が『その時、病魔が乗り移った』のでしょうか?
(以上です。長文、失礼致しました。)
554:
終電近く地下鉄のホームの端で酔っぱらいが線路に向かってゲーゲーやり出した。
しばらく収まったみたいだったが突然大きく線路に頭を付きだし口から噴水のようなげろを延々と吐き出し始めた。
気持ち悪かったがあまりにもすごいので見続けてしまった。
 
タイミング悪くその時カーブの先から電車がホームに入ってくるとこだった。
ああっつと思った瞬間パーンという音とともにそいつのつきだした頭が砕ける音が響くと同時にあごから上だけに砕けた頭の固まりが横の柱にぶち当たった。
黒い髪の付いた固まりが柱の根本にまるでスイカをぶち当てたよう崩れ落ち灰色の脳が真っ赤な血とぐちゃちゃに散らばった。
頭蓋骨が割れたヘルメットそっくりだった。
 
ううっーと思った瞬間、頭が下あごだけになった体が斜め前のホーム中央まで飛ばされていった。
同時にこれを見た客達からのすごい悲鳴がホーム中響き渡った。
その体は、こちらに砕けた頭を向けるような位置で止まっていた。
下顎の歯と舌だけが首にくっついた状態だった。
喉に当たる穴から空気が血と混じってゴロゴロ音を出して吹き出していた。
体はまだ生きていたのだ。
膝を立てたように転がっていた体は足を床に何度も何度もこすりつけ、砕けた頭を中心に円を描くようにぐるぐる回転しだした。
あれほど身の毛がよだつ瞬間はなっかった。
脳がないのに断末魔の苦しみから逃げるように・・・
 
何かの話で首を切り落とした鶏がそのまましばらく走り回る話を思い出してしまった。
人間でもあるんだ・・・
 
ふと柱を振り返ると砕けた頭から飛び出した目玉がまるで遙か向こうの自分の体を見つめているように床に付着していた。
 
もう気が狂うと思うほど凍り付いた瞬間だった。
これが列車事故の現実なんだと思った。
713:
大して怖くも無い話だが、実際にあった少しおかしな話をする。
職場で残業をしていると、よく遊ぶツレからメールがあった。
「おまえ昨日の夜、俺の家に来たか?」と書いてあった。
オレは仕事で忙しかったし、言葉自体意味不明なので、
「行ってないが、何かあったのか?」と返したら「それならいい」と返してきた。
なんだか少し気になったので、仕事を切り上げてそいつの住んでる少し古い
マンションに行ってみた。ツレは突然来た俺に少し戸惑いつつ、喜んでいるようだった。
ツレは「どうしたんだ?」ととぼけるので、それはこっちのセリフだと。
メール見たけどなんだアレは? というと、ツレは黙って俺の背後、
部屋の入り口辺りをおもむろに指差した。
「そこにな、昨日の夜、誰か立ってたんだ…」という。ちよっとゾクっとしつつ、
「誰かって誰だよ」「それはわからん……かったけど実はわかった」
「は? それは話が早いな」「今朝方まで誰かがたっていたのはわかってた。
 だから中々寝れなくて、それでも空が白みかけてから寝れたんだ。ところが朝の6時
 ぐらいに電話が鳴った」「どこから?」
「母さんの親戚のお姉さんの訃報だった。病気とは聞いてたけどな」
「じゃあ、そのお姉さんがお前に会いに来たのか?」「らしいけどよ…でも俺、
 そのおばさんのこと全然知らないんだよな。顔もろくに覚えてないし…」
といぶかしがる。とはいえそれはそれ。どうせそいつのことが心配だったの
だろうと勝手に解釈しつつ、「まあ付き合いが少ない親戚なんてそんなもんだろ。
原因がわかってよかったじゃないか」とか話し、いつのまにか俺たちは酒を飲んでいた。
714:
話もいつのまにか世間話に変わっていた。気が付けば時計は夜中の一時をさしていた。
俺が話を切り上げて帰ろうとすると、そいつは「今日は泊まっていくんだろ?」という。
何が悲しくて昨日何かが出た部屋に泊まらねばならんのか。俺はさっさと上着を着て
「バカいってんじゃねーよ、明日もはやいんだ」というと、そいつはすがるような目で
「正直、ちょっと気持ち悪いんだ…」と泣き言を抜かす。だがそれはこっちも同じ。
「出たといってもおまえの親戚だろ? 手ぐらいあわせてやれば消えるよ」
「いや、でも本当にそうかはわからんし…」
言われれば確かにその通り。だけどオレは霊媒師でも修験者でもない。
本当に出られでもしたらマジ怖い。「そういえばおまえの母さんはどうした? 見てないのか?」
「母さんは今朝から葬式にいって、まだ帰ってきてないから、今日は俺一人なんだよ…」という。
これは参ったな…と思ったが、怖いことに変わりは無い。それに俺は白状ものだから
「何かあったら電話かメールしろよ」と、そいつのマンションから急ぎ足で逃げ帰った。
715:
そして次の日の夜、またメールがあった。
「おまえ、昨日の夜、俺の部屋に戻ってきたか?」という、例によっておかしなメール。
もちろんそんなことは無いので、再びツレの家を訪ね、何があったのかと聞くと、
隣の部屋の冷蔵庫の上に乗っていた箱が落ちたという。
見ると、冷蔵庫の上には菓子箱がいくつも乗っていた。
「なんだ? これが落ちたのか?」
「おまえが帰って一時間ぐらいしてからドサドサって音がしたから
 おまえが忘れ物でもして戻ってきて、何か落としたのかと思ったけど
 それっきりだったからな…」という。
 開けてみると箱の中には糊とか、ふりかけが入っていた。
「で、これを俺が引っ掛けて落としたと…」
「戻ってきてないのか?」
「忘れ物もしてないしな… ていうかさ、大体引っ掛けて落とすも何も無理だろ」
「まあ、そうなんだよな…」
そうなのだ。そもそもその冷蔵庫は高さ2メートル近くあって、その上に乗っている
箱に身長170のオレが触れるには、手を伸ばさないとムリ。戻ってきたとしても、
偶然引っ掛けて荷を落とすなんてありえないのだ。
「で、これが全部下に落ちてたのか?」
「落ちてたというか、この紙の箱の下にしいてあった、鉄製のクッキーの箱だけが
 落ちてたんだ…」「ますます絶対ありえねーっかポルターガイスト?」
「騒ぐヤツってか?」「知らんけどさ、で、その後何か出たのか?」
「足音を聞いた気がするけど…夢かもしれん…」
「一度お払いでもいった方が良くないか?」
「うーん。どこへ?」
「近所の神社とか…」
「うーん… まあ、今日は母さんが戻ってきてるからちょっと様子見するわ」
「そうか。まあ大丈夫ならいいけどさ。また何かあったらメールしろよ」
「ああ、そうするよ」
717:
それから何事も無く数ヶ月が過ぎた…。
そいつからは以前のようなおかしなメールは来なくなった。
そいつもあのときのことは何もいわなくなったし、オレもそのときのことはあえて聞かなかった。
そしてまたしばらくして、そいつがそのマンションから引っ越すことになった。
オレも引越しの手伝いに狩りだされ、荷物を一通りトラックに積んで何往復かして、
やっと最後の荷物を積み終えてオレは助手席に座った。ツレは運転席に座って車を出すときになって、
マンションの自分たちのいた部屋を横目にしみじみ呟いた。
「やっとここから出れるな」
「ここボロだからなぁ」と言うと、「いや、ここはそれ以前にちょっとおかしいからな…」と真顔で言う。
オレは以前のことかなと思い、「ああ、あのときのことか?」とふると、そいつは「いや、実はココ、
アレだけじゃないんだ…」という。
「なんだ。まだ何かあったのか?」というと、「まあそれはおいおいな…。今はとにかくここを出れたことが嬉しいよ」と
しみじみ呟くそいつの顔は本当に晴れやかで嬉しそうだった。
今度機会があったら、アレ以外に何があったかまた聞いてみようと思っている。
719:
家変わってから友人に問題ないならその部屋になにかしらの問題ありなのかもな
草木も眠る丑三つ時に投下おつ。
720:
>>719
ツレは、昔から意地っ張りというか、やたらと強がるヤツで、
伊勢神トンネル行ったときも平気な顔してた。
でもあのときは、マジに怯えてたから、あのマンションに何かが
あったのだろうとは思っている。
731:
実体験なんだけど、あまりに長いから途中で書くのあきらめたやつ貼るね。
2週間位前の話。
9時頃、仕事から帰って来たら誰もいない。んでお膳を見たら
手紙がありました。
『みんなでご飯食べに行ってきます☆』
借金まみれなのに何してんだよと思いつつ、
まぁいつもの事だしと思って自分の部屋に篭って
ご飯食べたりネットしたりしてました。
明日は休みだから夜更かしだ?♪と浮かれていると、
突然物凄い異臭が。マジでびっくりしてむせかえるほどの臭さ。
自分は臭いにおいって本当苦手で、自分のうんこの匂いも嫌いなんです。
ツーンとして何かが腐っちゃったようなもう酷い刺激臭。
何だよこれーと嘆きながら様子を見に行こうとしました。
それと同時位にドアから物凄い大きな音が。
「ダンッ!ダンッ!ドンドンッ!!!」
また物凄いびっくりして、平常心を保ちながら
「誰?お父さん…?」
732:
「…」返事がありません。
「何か…すごい臭いんだけど何これ?」
「…」この時、早くドアを開ければいいのに何故かドアノブをしっかり
握ったまま硬直してる自分がいました。
普通、家族の誰かが外から帰って来たら必ず分かるんです。
家の周りは全て砂利だし古い家だから玄関開けるとしたら
「ガラガラーカララン」みたいな音は必ずする。
けど何も音がしてなかった。異臭とドアを叩く(?)音のみ。
私すごいビビリだからどうしようもない。
頭真っ白で立ちすくんでました。
この時までは不審者が…?と思っていたので絶対ドアノブを放しちゃいけないと
思い、力の限り握ってました。
鼻で息するの嫌だったんで口でハァハァしてたら過呼吸気味になって
パニック。
するとまた音が。「ギィ、ギィ、ミシミシ」
これはうちで誰かが歩くと出る音です。
私の部屋の前で音が止まる。
これは、本当にやばい。携帯は持ってないし、パソコンまでは遠い。
何も出来ない。ドアノブを握っている手の感覚がなくなっていき、
同時に何故か怒りが湧いてきて、
「誰だよ!いい加減にしろよ!!」みたいな事を叫びました。
でもそんな事言わなきゃ良かった。
733:
ドアの外にいる何かは、
「かなだ(?)が欲しい・・・」と蚊の泣くような、しかし部屋全体に
しっかり響くように喋ったのです。女性らしい声で。
もう私は気力も体力も限界で、泣きながら言葉にならない声を発していました。
まだその女性は喋ります。
「のりこ(?)があのときxxxx(ここは聞き取れなかった)をはなしていれば
おまえがしねばよかったんだよ くるしいいいいいいいいいい」
私はのりこではない。女はまだ喋る。
「はやくそこからだせ
もう自分もおかしくなってた。思いっきりドアを開けました。
するとそこにはボールペンをノートの上で無造作に延々走らせたような、
黒いモヤのような物体。
ドアを開けると、黒いモヤのような物体がうねうねしてました。
ロボットのようにギクシャクしたり、ぼわーんと一部分だけ大きくなったり。
本当、驚いたなんてもんじゃないほど驚愕して、
「んぎっ!!!」みたいな声を出して後ろにもつれながら倒れ
てしまいました。本当、声がまともに出せなくて、
床には何も障害物などないのにうまく立ち上がれません。
何故か死ぬほど怖かったのに気絶とか失神など出来ませんでした。
私はキチガイのようにシーツをひっぱったりバタバタしながらもがいていると、
だんだんモヤが近づいてくるんです。本当きもい動きしながら。
そしてその物体は喋りました。今度は何故か砂嵐と混ざったようなかすれた声です。
「なんで はなれても はなせ ふざけることれxxxxるんじゃない」
「ウゴァァアアアァア!!!!!!!」
精一杯耳を塞いでるのにはっきり聞こえてくる。
この時で持病の喘息が始まったのか、さらに息が出来なく、
私は顔をぐしゃぐしゃにしながら「知らない、知らない、私じゃないよぉぉぉ!!!!」
と必死に叫びました。(声になってなかったかも)
その時くらいに、遠くから妹の声がしたんです。
「お姉ちゃん・・・?何してんの?」
え?と思った瞬間、空気が綺麗になるようなスーッとした感覚になりました。
それと同時に異臭もゆっくり薄れていきます。モヤ自体は直視出来ませんでしたが
薄らいでいったように記憶してます。
妹と両親はモヤが部屋に入ってきた時点で帰っていたらしいです。
私の部屋から「ブーン、ブーン」という音と、変な音(これは私の出す声、音のようです)
が聞こえていたようで、父と妹で様子を見に来たのです。
二人は私の様子を見て、重度の発作が起きたと思ったらしく、
すぐさま病院に連れてかれました。段々落ち着いてきて、
息苦しさもなくなって帰宅しましたが、その日は恥ずかしながら
父と母と一緒に寝ました。
それ以来変なモヤは来てませんがもしかしたら幻覚を見てキチガイに
なっちゃったのかなーと心配しましたよ。
ちなみに私の知ってる限りで、のりこという人物はいません。
長くなってすみません。大マジの話です。
920:
>>733
凄いな。通り魔的な悪意とでも言えばいいのかな…。コエー。
とりあえずその後は何もないのが救いだね。
お疲れ様。
746:
これは、ぼくが大学の頃の話です。
僕には、霊感のようなものが少しだけあります。
幽霊が見えるとか、聞こえるとか
そんな強いものではないのですが。
その関係で、良く友人から相談を受けたり
していました。
別に僕が解決できたりするわけではないですが、
話すだけでも大分楽になるようです。
その日も、親友のKに呼び出され、
近くの喫茶店でKの知り合いの相談を受けていました。
その人はF木くんといい、
真面目で人の良さそうな感じでした。
「どうしたの?今日は」
僕が聞くと、Kは周りを気にしながら、
小声で話し始めました。
「わりい、A(僕の名です)
 ちょっとさ、見て欲しいもんがあんだけど・・・」
Kがそう言うとF木さんは、
左の袖を肘までめくり上げました。
左腕の内側、
ちょうど腕時計をする位置から、
5センチほど肘側に、
奇妙な痣が出来ていました。
747:
K「なあ、なんか人の顔に見えないか?」
よく見ると、
確かに人の顔に見えないこともありません。
でも、霊の気配のようなものは感じませんでした。
F木くんの話によると、
ぶつけた覚えもないのに急できて、
痛くもなんともないということでした。
人の顔の痣というと、
映画や漫画でよく、「人面疽(じんめんそ)」と
いうのを見ますが、あんな感じでもありません。
その日は、きっと気のせいだろうということで、
KとF木くんとは別れました。
それから数日後。
またもやKに呼び出され、
いつもの喫茶店へ向かいました。
そこに待っていたのは、
KとF木くんでした。
F木くんは、前に会った時よりも
いくらか憔悴しているように見えました。
「どうしたの、痣消えた?」
僕が聞くと、Kは深刻な顔で
首を横に振りました。
「とりあえず、見てくれよ・・・」
Kが言うと、F木くんは袖をめくりました。
748:
「!」
そこには、人の顔がくっきりと浮かびあがっていました。
目蓋を閉じ、口を真一文字に結んだ
男の人の顔です。
鼻ももりあがり、鼻腔まであります。
「なんで・・・」
僕は言葉も出ませんでした。
F木くんの話では、
あれからも少しずつ痣が濃くなり、
昨日あたりからしっかりと人間の顔に
形成されてきたと言います。
「A、何にも感じないのか?」
Kの問いに、僕は頷きました。
僕「霊的なものじゃ、無いのかもしれない
 医者には行ったの?」
F「行ったけど、ダメなんです。
 原因は分からないって・・・
 変なでき物じゃないかって・・・
 塗り薬をもらっただけです。
 これでダメだったら、手術で切るって」
答える声にも張りがありません。
かといって、僕にもどうしようも無く、
調べてみることを約束し、
とりあえずは帰ってもらいました。
749:
家に帰り、色々な本を見てみましたが、
人面疽について書いた本はあっても、
具体的な取り方などはありません。
困った僕は、母方の祖父に相談してみることにしました。
長野に住む爺ちゃんは、ただの農家なのですが、
そういった関係に詳しく、
よくアドバイスなどをくれるのです。
「おお、Aか」
電話をかけると、すぐに爺ちゃんが出ました。
それまでの経過を話すと、
爺ちゃんは相槌を打ちながら
真剣に聞いていました。
話し終えると、
「Aや、その顔はもしかして、
 F木くんとやらにそっくりか?」
思いもしないことを聞いてきました。
「あ!」
僕は声を上げました。
たしかに、痣を見たとき、
どこかで見たことのある顔だな、
と感じたのです。
F木くんの顔でした。
750:
「そっくりだ!確かにF木くんの顔だよ!」
僕が言うと、爺ちゃんは
しばらく黙ってしまいました。
何か考え込んでいるようでした。
「そりゃあ、おそらく・・・
 ヤドリギじゃ・・・ろう。
 お前じゃ手に余る。
 F木くんを連れてこっちに来い」
爺ちゃんは言いました。
「じゃあ、相談して今週末にでも・・」
僕が言いかけると、
爺ちゃんはすぐに声を荒げて言いました。
「今週末じゃ手遅れじゃ!
 あれは、脳が出来てからは
 成長が早い。
 出来るだけ早く、
 今すぐ来るんじゃ!」
僕は爺ちゃんの剣幕に、
驚き、慌ててKとF木くんに連絡をとり、
その日のうちに
長野行きの特急に飛び乗りました。
751:
電車の中で痣を確認したところ、
先に見たときよりも
さらに顔がはっきりとしてきていました。
目蓋にはまつげもあり、
今にも目を開きそうです。
恐る恐る、唇を指で開けてみると、
中には粒粒とした歯まで生えていました。
F木くんは、ぶるぶると震えて
さらに具合が悪そうに見えました。
特急から電車、タクシーを乗り継ぎ、
3時間ほどで実家に着きました。
そのころにはもう、夜の9時を過ぎていました。
実家では、爺ちゃんが馴染みの坊さんを呼んで
お払いの準備をしていました。
「見してみい!」
僕らが着くなり、
爺ちゃんと坊さんはF木くんの腕を見ました。
爺「やっぱり・・・」
坊「いかん、大分育っとる。
 もう、脳まで出来とるんか!」
ほかにも、僕らには分からないように
小声でごそごそ話した後、
さっそくお払いに取り掛かりました。
752:
護摩壇の前で、坊さんが読経を始めてしばらくすると。
「われ!生臭あ!
 なにしやがる!」
突然、F木くんがわめきだしました。
いえ、良く見ると、
F木くんではなく、
その痣がわめいているのです。
今まで閉じていた目をカッと見開き、
歯をむき出しながら、
狂ったように吠えていました。
F木くんは、すでに意識がないのか、
焦点の合わない目を、天井に向けていました。
僕とKは部屋の外に出されました。
その後、読経とわめき声が
延々と聞こえる中、
僕とKはまんじりともせずに夜を過ごしました。
明け方近くなると、
わめき声も聞こえなくなり、
爺ちゃんと坊さんが部屋から出てきました。
F木くんは疲れて、護摩壇の前で寝ていました。
爺ちゃんは、僕とKに話し始めました。
754:
話を要約すると
「ヤドリギ」は「宿鬼」と書き、
妖怪、物の怪といった類のものらしいです。
だから、霊的なものを少し感じる程度の
僕には分からなかったとのこと。
深い森や山奥で、
旅人や遭難者の傷口に種を植えつけ、
長い年月をかけて発芽する。
発芽し、しばらくは普通の青痣と見分けがつかないが、
しばらくすると徐々に宿主と同じ顔を形成する。
さらに、脳ができると、
そこから髄を宿主の脳に伸ばし、
宿主の脳に取り付き、
少しずつ、宿主と入れ替わると。
F木くんの場合は、
脳が形成されたばかりだったので、
なんとか間に合っただろうという話でした。
昼近くに起きたF木くんの腕には、
もう顔はなく、ひっつれた傷跡があるだけでした。
755:
それから、何ヶ月かたったある日。
僕とKは、なんとなくF木くんの話題になりました。
「その後、F木くんの様子はどおだい?」
僕の問いに、
Kは笑顔で答えました。
「いや、Aの爺ちゃんのおかげで助かったよ。
 今じゃあ、ぴんぴんしてるさ」
「ただ、あいつ。
 左利きだったような気がしたんだけど、
 最近右利きなんだよな・・・」
756:
>>755
長野の爺ちゃんキタコレ
いいオチもついて面白かったYO
762:
じじぃのお祓いも手遅れだったと。
838:
僕が社会人になってからの話です。
親友のKと、J、Yさんの男3、女1人で、
長野の爺ちゃんの家に遊びに行きました。
久しぶりの旅行ということもあり、みんな浮かれていました。
今でも、本当に、行かなければ良かったと後悔しています。
2泊3日ででかけ、いよいよ明日帰るという、
2日目の晩です。
僕らは、肝試しに出かけようという話になりました。
僕はあまり気が進まなかったのですが、
みんなの勢いに負けてしまいました。
爺ちゃんの家からちょっと山に入って行ったとこに、
地元の人が「むくろくり」と呼んでいる川岸があります。
昔は「むくろ送り」と呼んでいたのが、「むくろくり」になったと言われていました。
その岸より上で川に落ちた死体は、必ずその岸に着くという話です。
そこは地元でも有名な霊の出る場所で、
前にその話を僕から聞いていたKが、場所はそこにしようと決めてしまいました。
僕らは爺ちゃんには内緒で、こっそりと出かけました。
田舎の闇は深く、2本の懐中電灯だけが頼りです。
馬鹿話をしたり、仕事の話をしたりしている内に、「むくろくり」に着きました。
なんの変哲もない川辺でした。
多少、霊感のようなものがある僕にも、何も感じません。
839:
僕がほっとしていると、Jが何か見つけたようでした。
「お?い!こっち来て見ろ!なんかあるぞ!」
行ってみると、洞穴がありました。
割と大きな穴で、180センチあるJでもしゃがまずに入れそうです。
僕は何かイヤな感じがしました。
「おい、帰ろうぜ」
僕が言うのも聞かず、
Jは中に入っていってしまいました。
仕方なく、僕とK、Yさんも後に続きました。
しばらく歩くと、割と大きな空間に出ました。
大人が十人は入れそうな感じです。
「昔の防空壕の跡かなあ?」
Jが言いました。
「見て!」
Yさんが、懐中電灯で奥を照らしました。
そこにはお堂がありました。
お堂といっても、小さな30センチほどのお堂で、
とても人は入れません。
薄汚れて、あちこち傷んでおり、何かイヤな雰囲気をもっていました。
僕らは気味悪くなり、誰からとも無く帰ろうという話になり、
出口に向かって歩き始めました。
840:
その時です。
「・・・・わば・・・・まで」
どこからか声が聞こえて来ました。
同時に、僕の背中にイヤな感じがしました。
霊が近くにいるときの感じ。
「毒・・・・わば・・・皿・・・まで」
声は背中から近づいてきます。
僕は思い切って後ろを振り向きました。
声はやはりお堂からでした。
お堂の破れた障子からは、明かりが漏れていました。
まるで、中で蝋燭を灯しているかのような、
ゆらゆらとした明かりです。
そして、お堂の扉が少しずつ開き始めました。
本能的に、「これはやばい!」と分かっているのですが、
体が全く動きません。
開いた扉から、スウっと、何かが出てきました。
包丁?の先のような、尖った刃物。
もしかしたら、日本刀でしょうか?
「キャーーーーーーーーー!」
Yさんが悲鳴をあげました。
同時に、こわばっていた体が、フッと動くようになりました。
僕たちは慌てて、わき目をふらずに逃げ出しました。
841:
僕たちは、へとへとになりながら
爺ちゃんの家までたどり着きました。
「なんだったんだよ!あれ!」
Kが僕に言いました。
「僕だってわんないよ!」
Yさんは周りを見回していました。
「待って!Jくんがいない!!」
見ると、確かにJがいません。
いつはぐれたのかさえ、分かりません。
そこへ、騒ぎに気付いた爺ちゃんが出てきました。
「なにやっとんじゃ、おまえら!こん夜中に!」
僕たちは、爺ちゃんに今あったことを話しました。
聞いているうちに、爺ちゃんの顔色が見る見る青ざめていきました。
そして、
いきなりバキッ!っと僕の頬を思い切り殴り飛ばしました。
「・・・・!」
僕はびっくりして、声もでません。
爺ちゃんに殴られたのなんて、これが初めてだったのです。
「A!おまが着いていながら、なんでむくろくりになんぞ!
 行ったらあかんと・・・・
 何故あかんと・・・・わからんじゃあ・・・」
最後の方は言葉になっていませんでした。
こんなに狼狽している爺ちゃんを見るのは初めてでした。
842:
「大黒の坊主に・・・いや・・・
 今日は坊主の集会で京にいっとる日じゃ・・・」
ぶつぶつと一人でつぶやくと、一人で頷き、僕の肩に手を置きました。
「いい、いい。 心配するな、A。
なんとかしてやる、爺ちゃんがなんとかしてやる・・・」
そう言うと、家から塩を持って来ました。
「毒を食らわば皿まで食らわん 皿まで食らわば肝食らえ・・・
 毒を食らわば皿まで食らわん 皿まで食らわば肝食らえ・・・」
僕たち3人を並ばせると、頭から足まで塩をかけながら、
何かおまじないのような事を言っていました。
そして、着いて行くという僕を残し、爺ちゃんは一人でJを探しに向かいました。
僕たちは、爺ちゃんの家で、ひたすら二人の帰りを待っていました。
翌朝、Jは一人で裏庭に倒れているのを発見されました。
外傷もなにもなく、ただ疲れきっていて、それから3日間も眠りっぱなしでした。
爺ちゃんは。
「むくろくり」に流れ着いていました。
僕は会わせてもらえませんでしたが、
とても苦しそうな、何か恐ろしいものを見たような表情で
亡くなっていたそうです。
そして、体には何も外傷がないのに、内臓が一切無かったと。
目が覚めたJは何も覚えていませんでした。
ただ、うっすらと
「大丈夫、大丈夫じゃ」
という爺ちゃんの声だけは覚えていると言っていました。
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