美希「星井美希の、正直眠いの。って思うな」back

美希「星井美希の、正直眠いの。って思うな」


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1:
美希「あふぅ。みんな久しぶりー。ミキだよー!」
美希「ここ最近は陸上、サッカー、バレーとスポーツ続きで、しばらく放送が飛んじゃってたの……」
美希「って事情を言えるのも、ここだけの話、こうやってミキが喋るシーンは放送ギリギリの収録なの」
美希「だからこの番組は一番新しいミキに会えるってこと!」
美希「あ、でも生すかよりは古いよ?あっちは生放送だし仕方ないの」
美希「って、別の局の番組の話しちゃったけどいいのかな?いいよね?ミキの番組だもん♪」
美希「それじゃあ今回も!VTR…でしょう?」
5:
美希「はいはーい、VTR始まりなの?!」
美希「えっとね、今回は765プロの事務所で待ち合わせだよ」
美希「……あんまり言いたくないんだけど、今回のゲストはあんまり複雑なところだと、すぐに迷子になっちゃうの…」
美希「だからミキ的にも安心できる事務所を待ち合わせ場所に指定したんだけどー……」
美希「ちゃんと来れてるかな?ちょっと不安なの……ちょっと見てくるね!」
?三分後?
美希「無事発見したの!それじゃあ今回のゲストは……」
13:
あずさ「みなさんこんばんは。三浦あずさです?」
美希「ミキのお姉ちゃんみたいな人、あずさなの!ミキたちとっても仲いいんだよ!」
あずさ「美希ちゃん、今日は呼んでくれてありがとう」
美希「あずさは一人だとすぐに迷子になっちゃうから、今日はミキがエスコートしてあげるね!」
あずさ「あらあら、それじゃあお願いしようかしら?」
美希「それじゃあ今日のプラン、発表するね!」
16:
美希「今回はショッピングとかー、映画とかー……」
あずさ「み、美希ちゃん?時間的に映画は無理があるんじゃないかしら?
 それにカメラさんも入れないし?……」
美希「そうだったの…。あずさが持ち歌でショッピングとか映画に行きたいって行ってたから、ついつい……」
あずさ「いっぱい聴いてくれるのは嬉しいのだけれど、無理に繋げなくてもいいのよ?」
美希「うん、そうだね!歌に合わせちゃったらミキなんて
 ジェット機をチャーターして、無人島にバカンスなんてのになっちゃうの!」
あずさ「まぁ、それは素敵ね?♪」
美希「でしょ?…って今日のプラン!!えっと…もう散歩でいいの!!」
17:
美希「というワケで、そのへんに出てみたの!」
あずさ「ええっと…これでいいのかしら…?」
美希「大丈夫だよ!この番組のほとんどはミキの気まぐれで進んでるの!」
あずさ「まあ…私のやってる『あず散歩』も、私が気ままに歩き回る番組なのよ?」
美希「ミキもチェックしてるの!内容かぶっちゃうかもしれないけど、特に問題ないよね?」
あずさ「ええ。この辺りは来てないはずだけど?……」
美希「じゃあレッツゴーなのー!」
18:
あずさ「…あら?美希ちゃん。スタッフさんが指示を出してくれてるみたい」
美希「あ、早お題なの!えっと…『あずさと手を繋いで歩く』……うん、これはそうしなきゃだね」
ぎゅっ
あずさ「あ、あらあら、なんだか恥ずかしいわ?」
美希「あずさとは手を繋いでないと、すぐにはぐれちゃうの……」
あずさ「あ……ごめんなさい……」シュン
美希「なんで謝るの?あずさは全然悪くないよ?」
あずさ「でも…迷惑を掛けたらと思うと……」
美希「こればっかりはしょうがないし、ミキ的には全然迷惑じゃないってカンジ。次そんなこと言ったらあずさでも怒るよ?」
あずさ「美希ちゃん…ふふ、ありがとう♪」
21:
美希「川原に出たのー!」
あずさ「涼しい風が気持ちいいわねぇ?」
美希「でも下には降りないよ?草むらで虫に噛まれちゃったら足が大変なの!」
あずさ「虫よけスプレーがあったらよかったのだけれど……」
美希「今回は諦めよ?でもその代わり……」
あずさ「どうするの?」
美希「あっちのコンビニでなにか買ってた、川原で食べよっ♪」
あずさ「まあ、いい考えね?♪」
23:
美希「ん?♪涼しい風に当たって食べるおにぎりはおいしいの?♪」
あずさ「美希ちゃん、その……五個も買って大丈夫なの……?」
美希「全然ヘーキだよ?こんなの朝飯前なの!」
あずさ「羨ましいわ?…私なんか、ちょっと食べただけですぐに肉が付いちゃうから……」
美希「…あずさの場合、どこに肉が付いてるか一目瞭然なの……」ジーッ
あずさ「あ、あらあら…ダメよ美希ちゃん。そんなこと言っちゃ?」カァッ
25:
美希「子供がキャッチボールやってるねー」
あずさ「そうね?」ポカポカ
美希「あ、落としちゃった…あははは!あっちの子、ノーコンなの!」
あずさ「そうね?」ノホホン
美希「あはっ!落とした方の子がちょっとイラッてしてる!」
あずさ「そうね?」ホワホワ
美希「……あずさ?」
あずさ「そうね?」マッタリ
美希「…ダメだこりゃなの……」
28:
美希「えっと、そろそろ別のところ行こ?」
あずさ「…あっ…ご、ごめんなさい美希ちゃん。私、ついぼーっとしちゃって……」
美希「ううん、ミキもまったりするの好きだよ?でもそろそろ違うところに行かないよ、偉い人に怒られちゃうの!」
あずさ「まぁ、それは大変!じゃあ行きましょうか?」
ぎゅっ
美希「うんっ!」
29:
あずさ「あら?駄菓子屋さんがあるわね、珍しいわ?」
美希「ミキ、駄菓子屋さんって初めて見たの」
あずさ「そう?じゃあ少し寄っていきましょうか♪」
美希「うんっ!ごめんくださいなのー!」
店主「はいはい」
美希「ねぇおばあちゃん、テレビなんだけどカメラ入っていい?」
店主「おやおや珍しい、お好きにどうぞ?」
美希「ありがとうなの!入ろ、あずさ!」
あずさ「えぇ?」
31:
美希「あ!マシュマロチョコまんがある!これ好きなの?♪」
あずさ「まあ…ヨーグルなんて久しぶりね?」
美希「あずさは駄菓子屋さんに入るの、初めてじゃないの?」
あずさ「えぇ。実家の近くに駄菓子屋さんがあったの。私のお父さんが小さい頃からやってたお店だったらしいわ?」
美希「へぇ?…すごんだね!でも、だったってことは今はもうないの?」
あずさ「私が中学生になるぐらいにお店を閉めちゃったの。かなりお年のおばあちゃんだったから、仕方ないのだけれど……」
美希「やっぱり寂しかった?」
あずさ「そうねぇ?…小学生のたまり場みたいなところだったし……」
32:
美希「なんかいいね、そういうの」
あずさ「えっ?」
美希「ミキの近くにはそんなお店なんてなかったから、ちょっと羨ましいって思うな」
あずさ「そうね?。近くにあり過ぎて、駄菓子屋さんの重要さに気付かなかったのかも……」
美希「ね、ちょっと思い出話聞かせてほしいな!」
あずさ「えっ?は、恥ずかしいのだけれど?……」
美希「ね、いいでしょ?ちょっとだけ!」
あずさ「もう、しょうがないんだから?」
33:
あずさ「お店の人がお年寄りだって話、さっきしたわよね?」
美希「うん」
あずさ「ある日お菓子を買いに行ったら、お菓子が段ボールのまま未開封状態だったの。おばあちゃんは足腰がつらそうでね?」
美希「それでそれで?」
あずさ「友達と一緒に開けてお店に出してあげちゃったの♪」
美希「わぁ…大胆なの!」
あずさ「もちろんおばあちゃんには余計なことするなって叱られちゃったけど、その後に大人のお姉さんが来てね…」
美希「うんうん」
あずさ「出したばかりのお菓子を大人買いしていったの!30個ぐらい!」
35:
美希「お、恐るべし大人の財力なの……」
あずさ「それでおばあちゃんに感謝されちゃって、その時流行ってたシール…束になってるんだけどね?
 その束の一番前に付いてるシール、つまり非売品のシールを貰っちゃった♪」
美希「非売品なんてすごいの!そのシールはどうしたの?」
あずさ「もちろん貼らずに、実家の机にしまってあるわ?。こういうのって宝物よね?」
美希「やっぱりいいな、そういうの」
あずさ「美希ちゃんには宝物はないのかしら?」
美希「そんなことないよ?友達や765プロのみんなで撮ったプリクラとか!全部ミキの宝物なの!」
あずさ「ふふっ…じゃあ帰り道にでも、私と一緒に撮りましょう?」
美希「はいなのっ!」
36:
あずさ「いろいろ話し込んじゃったけど、お菓子は選んだかしら??」
美希「ちょ、ちょっと待ってほしいの。えっと…あれとこれと…チョコまんいっぱい買いたいな……」
あずさ「おやつは300円までよ??」
美希「ええっ!?そ、そんなの聞いてないの!!」
あずさ「ルールは守らないと、先生怒っちゃうわよ??」
美希「いつから先生になったの!?」
あずさ「うふふっ♪」
37:
あずさ「あ、さくらんぼ餅…このお菓子の名前、ついつい忘れちゃうのよね?」
美希「え?なんで?」
あずさ「よくわからないのだけれど『ピンク色のあれ』とか『四角いもちっとしたの』って言われてたわ?」
美希「ふ?ん…気になるから買ってみよっと!」
あずさ「美希ちゃん、10円オーバーしてるわよ?」
美希「きっ、厳しすぎるの!!」
39:
美希「あ、お題みたい。『チョコバットを買って運試し』…これならミキも知ってるの!
 確か、アウトとヒットとホームランがあるんだよね?」
あずさ「そうよ?。じゃあこれは300円とは別にしましょうか。おばあちゃん、これだけくださいな?」
店主「はいよ?。二人一緒でいいのかい?」
あずさ「えぇ?」
店主「じゃあ…660円ね」
美希「あ、それぐらいミキが払うの!」
あずさ「うふふ、いいのよ?ここはお姉ちゃんに払わせてちょうだい?」
美希「あずさ…ありがとうなの!」
40:
美希「それじゃあチョコバット…」
あずさ「オープン?!」
美希「……アウトなの…」
あずさ「私もアウトね?……」
美希「むむむ…引き分けだね!」
あずさ「そうねぇ?、ふふっ♪」
美希「あはっ!一緒ってなんだか嬉しいね♪」
あずさ「私もそう思っていたのよ?♪」
41:
美希「えっと…まだちょっと時間あるよね?それじゃあさっき言ってたプリクラ撮りにいこっか?」
あずさ「前に竜宮のみんなで撮って以来だから、なんだか久しぶりだわ?」
美希「決定なのー!それじゃあいこっか!」
ぎゅっ
あずさ「うふふっ、美希ちゃんって妹みたいね?」
美希「ミキもあずさのこと、お姉ちゃんみたいに思ってるよ?ね、お姉ちゃんっ♪」
あずさ「あ、あらあら?……」キュンッ
42:
美希「フレームはこれでいい?」
あずさ「うふふっ、美希ちゃんにおまかせするわ?」
美希「じゃあこれで…あ、お題だね!」
あずさ「えっとぉ…『仲良し姉妹的な一枚を!』…だって」
美希「おやすい御用なのー!『お姉ちゃん』、もっとこっち来て?」
あずさ「わかったわ?」
美希「それじゃあピースにしよっか!いくよ?。はい、チーズ!」
あずさ「ピースっ♪」
美希「…あはっ☆」ギュッ
あずさ「えっ…?」
パシャッ
43:
あずさ「み、美希ちゃん…顔をくっつけるのはさすがに恥ずかしいわ?……」カァッ
美希「ミキたちは仲良し姉妹なんだから、全く問題ないの!」
あずさ「でも美希ちゃん」
美希「んー?」
あずさ「次からはちゃんと言ってね?私、こんなふにゃふにゃな表情はちょっと……」
美希「ざーんねん!もう視聴者プレゼントに決定してるのっ♪」
あずさ「えぇ?!?美希ちゃんひどいわ?……」
45:
ピピピピピッ
美希「あ、ちょうど時間だね。あずさ、ミキの番組はどうだった?」
あずさ「とっても自然体で過ごせて、いい経験だったわ?」
美希「でしょ?ミキもこの番組はお気に入りなの!」
あずさ「また機会があれば呼んで頂戴ね??」
美希「うんっ!あずさ、今日はもうお仕事無い?」
あずさ「レッスンがあるけど、ちょっと時間があまってるのよねぇ?……」
美希「じゃあ事務所まで一緒に帰ろ?お姉ちゃんっ♪」
あずさ「うふふ…了解?♪」
47:
美希「はーい。VTR終了なのー!あずさの魅力、伝わったかな?ミキ的にも大満足だったって思うな!」
美希「駄菓子屋って初めてだったけど、お菓子もおいしかったしあずさは優しいしで最高だったってカンジ!」
美希「やっぱりあずさはいいお姉ちゃん…」
響「あ、美希だ!」
貴音「収録中でしたか。お邪魔してしまったようですね」
美希「…えっ?響と貴音!?あとハ…プロデューサー!か、カメラさん!ちょっとカメラ止めてほしいの!」
?お待ちくださいなのー☆?
美希「え、えっと、なんか急だけど、スタジオに響と貴音が遊びに来てくれたの!このまま一緒にCDの告知しちゃうね!」
48:
美希「まずはいきなりだけど…ごめんなさいなの!」
貴音「制作上の都合により、七月四日発売の『生っすかSPECIAL 01』はまたもや発売延期になってしまいました……」
響「楽しみにしてた人、ホントにごめん!遅れを取り戻すつもりで全力で頑張るから、仕上がりを期待しててね!」
美希「えっと、さすがに謝るだけだからあれだし、ジャケット秘話でも話しちゃおっか?」
響「ええっ!?あ、あれを話すの!?自分、ちょっと…ううん、めちゃくちゃ恥ずかしいぞ……」
貴音「ふふ…良いではありませんか。減るものではありませんし」
響「自分の精神が擦り減るの!!」
美希「擦り減るのは胸だけにしてほしいの」
響「ひっ…ひどいぞ美希!!あんまりだ?!!」
50:
美希「実はあのジャケットを取る時、貴音と一緒にちょっと企んでたの!」
貴音「写真を撮る瞬間に、吸血鬼らしく響に噛み付いてみるという企みです」
響「おかげでヘンな顔を撮られちゃったさー……」
美希「でもあれでGOサインが出ちゃったから仕方ないよね?」
貴音「そうですね。詮無きことです」
響「うぅ…自分、いつもこんな役回りだよ……」
52:
美希「あ、そろそろ巻いた方がいい?じゃあ告知はここまでだね!響、貴音、ありがとうなの!」
響「みんなばいばーい!CD買ってね!」
貴音「買わないと…あなたの血を頂戴しに行くかもわかりませんよ?ふふっ…♪」
美希「それじゃあえっと…あ!あずさのことだね!」
美希「ミキにはお姉ちゃんがいるんだけど、あずさはもう一人のお姉ちゃんみたいに思ってるんだ!」
美希「あずさは優しくて包容力があって…すっごく素敵な人なの!」
美希「あ、怒ったら怖いのはここだけのヒミツだよ?」
美希「それじゃあ恒例の、ゲストからのメールタイムなの?!」
53:
From:あずさ
Subject:かわいい妹の美希ちゃんへ
美希ちゃん、今日はありがとう
お仕事であれだけのんびり出来たのは久しぶりだわ?♪
私、ついついお仕事ってことを忘れちゃった
美希ちゃんといると、なんだかお日様に当たってるような気持ちになるのよね
ところで、私は美希ちゃんのいいお姉ちゃんでいられたかしら?
年上らしく振る舞おうと思ったのだけれど、やっぱり美希ちゃんにリードされちゃったわねぇ?……
まだまだ書きたいことはいっぱいあるのだけれど、それはまた直接言わせてもらうわね?
それじゃあ、また事務所で?♪
54:
美希「あはっ☆実にあずさらしいの!」
美希「ミキものんびりしてる方だから、あずさといるとまったり度が3倍ぐらいになるんだよね?」
美希「そんなのんびりまったりしたあずさが、ミキはだーい好きなのっ♪」
美希「よく迷子になっちゃうけど、それも含めてあずさなんだから、気にすることなんかないってカンジ!
美希「ね、番組を見てくれてるみんなもそう思うよね?」
55:
美希「それじゃあプレゼントの時間なの!今回も二つあるよ!」
美希「まずはミキと顔がふにゃふにゃになったあずさの姉妹プリと……」
美希「今回も『生っすかSPECIAL 01』をプレゼントなの!」
美希「発売日が変わっちゃったからいつになるかわかんないけど、必ず発売日にお届けするから待っててね!」
美希「はがきに住所氏名電話番号とあずさの魅力を5個以上書いて、ご覧のあて先に送ってね♪」
【東京都大田区矢口2丁目1番765号 たるき亭ビル 3F 私書箱821号 正直眠いの係】
56:
美希「実はあれから駄菓子にハマっちゃって、毎日買い食いが止まらないの……」
美希「うーん、おにぎり味のお菓子とかないのかな?」
美希「調べたらキャラメルマキアート味のお菓子は出てきたんだけど、もう生産終了してるみたいなの……」
美希「復刻版とか出してくれないかなー?まあしょうがないけどね!」
美希「それじゃあ今回はここまで!お菓子の食べすぎには気を付けようね!」
美希「まったね?♪」
おわり☆
65:

このシリーズ大好き
66:
おつりんこ
67:
おつおつ
6

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