薔薇乙女のうた『パジェロ・パジェロ・パジェロ』back

薔薇乙女のうた『パジェロ・パジェロ・パジェロ』


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真紅「ねえ? どう? 歪んでない? 私のボンネット(帽子)、ちゃんと真っ直ぐになってる?」
翠星石「大丈夫です。パリッと決まってるですよ真紅」
雛苺「うにゃーっ! 翠星石に整えてもらったヒナのリボンがほどけたのー!」
翠星石「ああもう、何やってるんですか。もうすぐ出発の時間だと言うですのに! バカチビ?」
雛苺「だって、何だかゆるい気がして自分で付け直そうと思ったらぁ…」
翠星石「翠星石はこれから、できたてのスコーンを包まねばならんのですよ! リボンをやり直してる暇はないです」
雛苺「みゅぃ…」
真紅「仕方のない子ね、じゃあ今度は私がリボンを整えてあげる」
雛苺「ありがとうのなの?」
664 :
真紅「つまらない冗談はよして頂戴ジュン」
雛苺「今日はお父様に会いに行く日なのよね!」
ジュン「え? ローゼンさんに?」
翠星石「そうです!」
真紅「最近はnのフィールドのあちこちに研究旅行だなんだと忙しいお父様が
  今日は特別に私達とキャッキャウフフする時間を作ってくださったのだわ」
ジュン「あの人もアリスゲームの輪廻から解き放たれてフットワーク軽くなったもんだな」
雛苺「うぃ! シツメイの無いようにヒナ達は礼儀正しくするの!」
ジュン「シツメイ(失明)じゃなくて失礼の無いようにだ。まあ、目どころか顔がごっそり無いけどローゼン」
翠星石「最近、旅行先の土産物をあの顔の抉れたスペースに置くのがお気に入りらしいですよ」
真紅「そういえば白薔薇が偶然この間お父様に会った時はイセエビのフィギュアを置いてたらしいわ」
翠星石「マジですか。流行の最先端に立ち続けているですね、お父様は!」
雛苺「今日はどんな顔しているか楽しみなのよ!」
ジュン「……」
翠星石「うぉっと! チビ人間とくだらぬトークをしていたせいで、さらに時間が無くなって…!」
真紅「あらやだ! 本当に急がなくちゃ! 待ち合わせ時間に少しでも遅れたりしたら
  水銀燈に半年ぐらいの間、顔あわせるたびに嫌味を言われるわよ!」
雛苺「水銀燈の人、ヒナ達が遅刻した時間を秒単位で数えてそうなのよね」
ジュン「待ち合わせってことは薔薇乙女全員集合して行くのか」
真紅「当然でしょ。ただし薔薇水晶テメーはダメだ」
ジュン「だから薔薇水晶ディスるなって。しかも本人いないところで」
翠星石「薔薇水晶の前でならディスってもいいんですか?」
ジュン「そういうわけじゃあ…」
雛苺「うにゃーっ! もう出発しなきゃなのよ! 真紅、翠星石!」
翠星石「うおっと! またもやチビ人間の時間泥棒ぶりにしてやられたですぅ!」
真紅「大丈夫! 走ればまだ間に合うわ! 行くわよ!」ドタバタ
雛苺「うぃー!」ダバダバ
翠星石「おー!」ズダダダ
ジュン「急ぎすぎて、こけるんじゃないぞー」
665 :
水銀燈「遅い…! 桜田家の三馬鹿、今日のこと忘れてるんじゃあないでしょうね」イライラ
蒼星石「まあまあ落ち着いて水銀燈。ほら、まだ集合時間前だし」
水銀燈「五分前集合が基本でしょ! 折角のお父様と会える日なのよ! 一秒たりとも
  無駄にはできない。集合時間になったら、あの子達が来てなくても出発するからね」
蒼星石「だ、大丈夫だから。きっともうすぐ来るから翠星石達は…」
水銀燈「本当でしょうね?」
蒼星石「…うーん、こんな事なら桜田家に寄ってくれば良かったか」ボソッ
水銀燈「蒼星石、何か言ったぁ?」
蒼星石「あ、いや! 何でもない! えーと、気晴らしに金糸雀と雪華綺晶のトークに参加したら? 水銀燈」
水銀燈「は?」
蒼星石「面白そうなクイズを出し合っているみたいだよ、ほら」
水銀燈「……」チラリ
雪華綺晶「お父様は失った愛娘を取り戻すために七体の人形を作り戦わせました。何故?」
金糸雀「ゲイのサディストだから」
雪華綺晶「正解です」
水銀燈「正解なわけあるかーーーっ!!!」ビシュッ
雪華綺晶「く、黒薔薇のお姉様!?」
金糸雀「羽根を飛ばすのはやめてかしら!! ジョーダン! ジョーダンよ!」
雪華綺晶「そうですわ! ただ単に暇を持て余した…」
金糸雀「乙女達の…」
金&雪「「遊び」」
水銀燈「……」ビシュシュシュシュシュ
雪華綺晶「ですから羽根を撃つのをやめてくださいませ、お姉様…!」
金糸雀「痛い痛い! 無言で攻撃はやめて! 痛いかしら! 体も心もー!」
666 :
水銀燈「…? この声は」
蒼星石「あ、見て! 来たよ! 翠星石達だ!」
翠星石「ふー、どうやらギリギリセーフのようですねぇ」
真紅「だから言ったでしょ。走れば間に合うって」
雛苺「みゅ?、でももうヘトヘトなの。これからお父様と遊べるのにぃ…」
雪華綺晶「これで全員そろいましたわね」
金糸雀「かしら」
水銀燈「けど、遅い。ギリギリセーフじゃなくてアウトよ、アウト。247秒の遅刻」
翠星石「うぐっ! そ、そんなの誤差の範囲じゃねーですか水銀燈」
真紅「やっぱり嫌みったらしくカウントしていたわね」
雛苺「ヒナ、水銀燈の人のそういうところチョー苦手なの」
水銀燈「うるっさい! あんたらが遅刻しなければいいだけの話でしょうが!」
雪華綺晶「どうどう、落ち着いて黒薔薇のお姉様」
蒼星石「こんなところで喧嘩していても、それこそ時間の無駄だ」
金糸雀「早くお父様のところへ行きましょう、みんな」
水銀燈「……」
翠星石「そうですそうですぅ! ほらほら急げです水銀燈」
真紅「まったく癇癪もちの長女のせいで余計なタイムロスだったわ」
雛苺「困っちゃうのよね」
水銀燈「……」
667 :
 ○o
   ゜._/\
   ||||    \
  /  \
   ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ 
    ||  田  ||
  _||___||_
  ┴┬┴┴┬┴_
   | |  -_ λλλλλλλ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
水銀燈「この家の中に…扉の向こうにお父様が…」
蒼星石「こうして全員でお父様と直接会うだなんて久しぶりじゃない?」
雪華綺晶「そうですね。確か忘年会の時も、お父様はビデオレターでしたし(※)」
※ 桜田ジュンの忘年『お父様は正義』 参照
668 :
真紅「ああ、あの超真紅様復活祭ね」
翠星石「あれは楽しかったですぅ。三日三晩、みんなで歌って踊り狂い続けたですよ」
蒼星石「お父様も篠原ともえのウルトラリラックスを三回連続で歌って踊るほどテンションMAXだったよね」
金糸雀「水銀燈ですら、あんなことやそんなことまでしたのかしら」
水銀燈「はぁ? ちょっと金糸雀、何を言ってるのよ? あんなことやそんなことって…!?」
翠星石「ま、思い出話はそれぐらいにして早インターホンを押すですぅ」♪チンコーン
雛苺「ああっ! 翠星石ずるいのよ! ヒナがピンポン押したかったのに!」
雪華綺晶「私も押したかった…」
翠星石「へっへーん。早い者勝ちでーす」
水銀燈「ほら、騒がない。もうすぐドアが開くわよ…」
669 :
 /⊂且∩
 ||. (・x・´..| < ああ、あなた達でしたか。
 ||oとY U |
 || |(__)J|
 ||/彡 ̄ ガチャ
真紅「ラプラスの魔!」
金糸雀「どうして、あなたがお父様の家に居るかしら!?」
ラプラス「居てはいけませんか? 私とお父様は仲良しですのに」
蒼星石「もしかしたら居るだろうとは思っていたけど…」
雛苺「これだと家族ミミズいらずが台無しなのよー!」
雪華綺晶「水入らずですわ、お姉様」
ラプラス「私めはペットのようなものですから。ほら、最近はペットも家族でしょ?」
真紅「出ていけと言っても無駄でしょうね。けど、今日のことはあなたも知っているの?」
ラプラス「勿論ですとも。さあ、お父様が中でお待ちですよ。どうぞお入りください」
雛苺「ヒナが最初に入るのー!」グイグイ
翠星石「うんにゃ! ここも早い者勝ちです!」グイグイ
金糸雀「いやいや、ここはカナが」グイグイ
ラプラス「玄関狭いんですから、そうグイグイ来ないでください」
雪華綺晶「では私は皆様を尻目に横の壁からすり抜けさせていただ…」ゴチン
670 :
蒼星石「雪華綺晶、君はもう実体化しているんだから…」
ラプラス「昔みたいに壁抜けとかできなくなってるんですね、七番めのお嬢さんは」
真紅「けれど白薔薇、あなた実体になってから随分と日が経っているのに」
水銀燈「まだ、その癖なおってないようねぇ末妹」
雪華綺晶「迂闊でしたわ」ヒリヒリ
翠星石「いぇーい! この騒ぎに乗じて翠星石が一番槍ですぅ?!」グイン
雛苺「ああっ! ずるいのよ翠星石!」
翠星石「お父様?? どこですぅー! 翠星石が今朝焼いたばかりのスコーンを持って…」ドタタタ
ラプラス「あ、いけません! 三番めのお嬢さん! 廊下には…」
翠星石「ぎゃーーーーーーーっ!!!?」♪テレッテレッテテーン
水銀燈「何!? 落とし穴!? 翠星石の足元にいきなり穴が開いて、落ちたわ!」
蒼星石「しかもボッシュートの効果音付きだ!」
真紅「ということは、私が栄誉あるスーパーひとしくん!?」
金糸雀「いやいやいや」
671 :
ラプラス「こほん、説明が遅れましたがお父様は久しぶりにあなた達と会えることが楽しみ楽しみで
   仕方の無いあまり、このローゼンハウスをローゼンフレンドパークに改造されました」
真紅「ローゼン!!?」
雛苺「フレンド…!!?」
金糸雀「パークッッ!!?」
水銀燈「すっげー、ヤな予感」
ラプラス「この先、七つのトラップ…じゃなくてアクティビティーがあなた達を待ち受けます」
蒼星石「どうして、またそんなことを」
ラプラス「あなた達に楽しんでもらうためですよ勿論」
雛苺「そんなのよりも、ヒナ達はお父様とすぐに会うのが楽しみだったのよ?」
雪華綺晶「それを、このように…じらすとは」
金糸雀「やはりお父様はゲイのサディストかしら水銀燈」
水銀燈「違うと言い切れない気がしてきた…」
672 :
蒼星石「あ、翠星石が落とし穴を登ってきた」
真紅「心配も何もボッシュートされたから今回はもう翠星石はフェードアウトだと思ってたわ」
翠星石「そんなワケあるかです!」
ラプラス「…この落とし穴は実はかなりガチでして、エヌイソメの巣穴と繋がっています」
蒼星石「エヌイソメだってェーーー!!?」
雪華綺晶「知っているのですか蒼薔薇のお姉様?」
蒼星石「記憶の海の底にすむ超巨大なゴカイの仲間だ。鋭い牙、致死性の麻痺毒を備える危険生物。
  庭師連盟の危険度カテゴリーでもCクラスに属するほどの…」
※危険度カテゴリー概要
クラスC(Caution:注意しろ)
クラスB(Buster:破壊しろ)
クラスA(Akiramero:諦めろ)
673 :
真紅「あのまま落ちていたら、今頃どうなっていたことやら」
金糸雀「けど、記憶の海から離れているここにまで、巣穴が伸びて…?」
蒼星石「実はエヌイソメはワームホールワームと呼ばれることがある特殊生物でもある」
水銀燈「ワームホール…ワーム?」
真紅「何その『頭痛が痛い』みたいな呼び名は」
雪華綺晶「エヌイソメの巣穴は地中で空間を跳躍しているらしいのですわ」
水銀燈「つまりワームホールを作れる生き物だってこと? 無茶苦茶ね」
蒼星石「確かに詳細にエヌイソメを調査した人はいない、だが…」
翠星石「おいおいおいおいおいおいおいです! 不思議生物談義は翠星石も大好きですが
  今はそんなことで時間を消費している場合じゃあねえはずだろーがですぅ」
金糸雀「そうよ。早く次々進めていかないとお父様と面会できる時間が減っちゃうかしら」
雛苺「うにゅにゅ! それは困るの、次へ案内してなのよラプラス!」
ラプラス「御意」
674 :
雛苺「テレビで見たことあるのー! これ、ジャンプして一番高いところにくっつけばいいのよね!」
ラプラス「違います」
雛苺「にょわわ…」ガクッ
蒼星石「ルールが異なるのかい?」
ラプラス「はい。よく見てください。廊下の先に立てられた壁は二つありますよね」
金糸雀「そう言われれば確かに。そして片方には○、片方には×と書いてあるかしら」
雪華綺晶「どうやらこれはフレンドパークではなくウルトラクイズ形式のようですね」
ラプラス「はい。お嬢様方の中から一名選出して、挑戦してください」
真紅「片方が正解で、片方が泥沼というわけ?」
ラプラス「そのとおり。クイズは挑戦者が決まってから出します」
蒼星石「クイズに間違えて選択を失敗したら?」
ラプラス「それでも特に支障ありません。次へと進んでもらいます。これはあくまで楽しんでもらうためのもの」
翠星石「うーん…どうするですぅ? 翠星石はさっき落とし穴に落ちたから、今度は他の人ですよね」
雪華綺晶「いえいえ、さっきのは緑のお姉様が勝手に落ちただけですわ」
翠星石「む…」
水銀燈「金糸雀、あなた賢いんだからクイズぐらいお手の物でしょ?」
金糸雀「ちょっ!? いきなり何てキラーパスを出すかしら水銀燈お姉ちゃん!」
ラプラス「誰が挑戦してもかまいませんが、早く決めたほうがよろしいのでは? 時間が惜しいのでしょう?」
蒼星石「そうだ。ここはもう、さっさとジャンケンで決めてしまおう」
真紅「そうね。それが一番だわ」
雛苺「うぃ!」
金糸雀「分かったかしら」
翠星石「翠星石もジャンケンで決めるのなら文句ないです」
雪華綺晶「最初はグーですよね?」
水銀燈「じゃ、いくわよ。最初はグー…! ジャンケンっっ!!!」
675 :
翠星石「ぽんっ」チョキ
蒼星石「ぽんっ」チョキ
水銀燈「ぽんっ」チョキ
雛苺「ぽんっ」チョキ
雪華綺晶「ぽんっ」チョキ
金糸雀「ぽんっ」パー
ラプラス「……」
水銀燈「決まったわ金糸雀ね」
金糸雀「ちょちょちょちょっとちょっと! おかしいかしら! 何でカナ以外みんなチョキなのォーー!!!?」
蒼星石「そういうこともあるよ」
翠星石「見苦しいですよカナチビ」
雛苺「うぃ! コーヒーなジャンケンで決まったことなの!」
真紅「コーヒーじゃなくて公平よ」
雛苺「そ、そうとも言うの!」
雪華綺晶「さあさ、早くクイズに挑戦してください金のお姉様」
金糸雀「いやいやいやいや! これ絶対アレでしょ! みんなチョキってカナのいない時に決めた約束事でしょ!
  いつ!? いつ決めたの!? 今日じゃないわよね! カナだけ仲間はずれにして楽しいのかしらーーッ!!!?」
真紅「うるさいうるさい。ほら、さっさと行く」
金糸雀「ううう…」グスッ
ラプラス「ええと、いいですか? 問題を出しても」
水銀燈「いいわよぉ」
676 :
金糸雀「え…?」
蒼星石「それが、ここの問題?」
ラプラス「はい」
翠星石「けーっ、大騒ぎしてカナチビを押し出したってのに、しょっぺぇ問題ですぅ」
水銀燈「ちっ、こんな簡単な問題に右往左往させられてたなんて」
金糸雀「それって珪孔雀よね、第8ドールって。だったら正解は×の壁…?」
ラプラス「私に聞かれましても、返答できかねます」
金糸雀「みんなもそうよね? 珪孔雀だから、正解は×かしら」
真紅「私ら外野が答えるのもルール違反でしょ。て言うか、分かってるならさっさと飛びこみなさい」
水銀燈「そうそう、これ以上時間を取らせないで」
雛苺「かなりあ、あいと! あいとーなの!」
金糸雀「むむむ。どう考えても第8ドールは薔薇水晶でなく珪孔雀…。しかし問題が
  簡単すぎるかしら。お父様はゲイのサディストよ! きっと何か裏があるかも…っ!」ブツブツ
雪華綺晶「金のお姉様…?」
金糸雀「しかし、だとしても○が正解であるはずないかしら。そもそも薔薇水晶はローゼンメイデンですら…」
水銀燈「この期に及んで何を逡巡してるのよぉ! ほら行きなさいってば!」ドンッ
金糸雀「ああっ」ヨロロ
ラプラス「さあ、金糸雀スタート! 一度走り出したら勢いよくどちらかの壁に突っ込まねばなりません!」
金糸雀「ううっ! こうなったらもう覚悟を決めるしかないかしら! 乙女番長の意地を見せる時!」ダダダッ
蒼星石「やっと走り出してくれたね」
翠星石「どう考えても×が正解なのに、何を考え込んでいたのやらですぅ」
真紅「まさか変に勘ぐって○の壁に突っ込むつもりじゃあ…?」
雪華綺晶「お姉様ならやりかねませんわね」
雛苺「でも、どうせ泥まみれになるのはカナだけだからどうでもいいのよ」
蒼星石「それもそうだが、どうやら金糸雀は×に突っ込むつもりだ」
金糸雀「とぉりゃーーーーーーー! 絶対に正解は×かしら!!!!!」ぴょいーーーん
水銀燈「あぁら、つまんない。泥まみれのあの子のツラ、見物だったでしょうに…」
677 :
翠星石「なっ!!? カナチビが壁に…壁にズボッと刺さったですよ! 頭から上半身まで!」
真紅「どういうこと!? まさか×の壁は不正解…!!?」
ラプラス「あ、いえ。正解です。×で正解なのです…が」
金糸雀「ふがー! もががーー!」じたばた
ラプラス「どうやら設計ミスで壁を厚く作りすぎたようです」
蒼星石「なんてこった」
ラプラス「すいません。どの道、次は×の壁の奥ですので皆様で突き崩して進みましょう」
雪華綺晶「思わぬアクシデントでしたわね金のお姉様」
金糸雀「もごっ! むががー!」じたばた
翠星石「こいつがもっと思い切りよく飛び込んでいれば壁も崩れていたのかもしれねーですのに」
真紅「とんだ二度手間ね」ゲシッ
金糸雀「もげっぼばばばっばばばば!?(誰、今カナのお尻を蹴ったの!?)」
678 :
雛苺「みょわわわわっ! 何キロォォォ!!? 真紅、今ヒナ何キロぉおおおおお!?」ズババババ
真紅「時27km…、まだまだよ雛苺」
翠星石「スピードアップのためにチビ苺のケツに火をつけてやるです」
水銀燈「あら、それいいわねぇ翠星石」
679 :
金糸雀「はぁはぁ…」グルグル
雛苺「わぁい、グルグルなの?」
翠星石「こらチビチビ! 棒に掴まって浮くなです! 楽するなですよ!」
蒼星石「はぁはぁ…」グルグル
雪華綺晶「ラプラスの魔、これを回すことに一体何の意味が…?」
ラプラス「特に意味はありません」
680 :
蒼星石「♪わ?たしは…いつでもリラックス…」
翠星石「こらー、蒼星石ぃ! まだ一回目ですよ! 元気出せですぅ!」
金糸雀「恥ずかしがってないで、もっと声を張るかしら?」
ラプラス「声が出ていないと最初からやり直しですんで」
真紅「ほら、ラプラスの魔もこう言ってるわよ!!」
水銀燈「しゃっきりしなさい蒼星石!」
蒼星石「♪ひ?とあじ違うぜデラックス!!!」
681 :
  .ィ/~~~"ヾ
  、_/ /  ̄`ヽ}
  ,》@ i(从_从)) おえっぷす
 .||ヽ|| ^ω^ノ
  ≦ ノ つ!;:i;l 。゚・
 テ と_)i:;l|;:;::;:::⊃  ビチビチビチ
 ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
翠星石「お、真紅が当たりを引いたですか」ムシャムシャ
雛苺「たこ焼き美味しいの?」ムシャムシャ
蒼星石「と言うか何も盛大に嘔吐しなくても…真紅」
水銀燈「汚い妹ねぇ」
金糸雀「真紅はゲロ癖がついちゃっているかしら」
雪華綺晶「一度、病院に行った方がいいのでは」
682 :
ラプラス「さあ! これぞ最後の種目! ハイパーホッケーです!!!」
翠星石「おぉ?っ!」
金糸雀「ゲーセンでやったことあるかしら。カナ、得意かしらコレ」
蒼星石「でも、多分ただのハイパーホッケーじゃないはずだ、ここまでの流れからして」
真紅「ええ、きっと熱した鉄板の上で火薬を埋め込まれたアイスパックを互いに打ちあうのよ」
ラプラス「そんな初期の遊戯王みたいなことはしません。ちゃんとフレンドパークと同じルールです」
水銀燈「フレンドパークと同じ? ということは対戦者は…?」
ローゼン「私だ!」ジャジャーン
真紅「お父様!」
翠星石「お父様です!」
雛苺「お父様なの!」
ローゼン「待ちわびたよ愛しの娘達。そう…! ここのホッケー対決は私とラプラスの魔がお相手する」
雪華綺晶「本当ですか!?」
ラプラス「はい」
ローゼン「そちらも取りあえず二名を選ぶといい。途中交代は何度でも誰とでも自由だから深く考えなくてOKだ」
683 :
ローゼン「どうした水銀燈? その目は…? そうか、商品が無いとやる気が出ないか」
水銀燈「いえ、そうじゃなくて! お父様、私は…」
ローゼン「いい、いい! 言わなくても分かる。銀お姉ちゃん小さい頃からそういうトコあったからな?」
翠星石「ほほぅ…」
ローゼン「よし、そっちが勝ったらパジェロあげよう! パジェロ! それも人数分だよ!」
雛苺「わぁい!」
ラプラス「いいんですか、お父様? そんな約束しちゃって」
ローゼン「ダイジョブダイジョブ」
水銀燈「……」
金糸雀「お父様とホッケー勝負だなんて楽しくなってきたかしら」
真紅「全くだわ。それと…気づいている白薔薇? お父様の顔…」
雪華綺晶「ええ、赤べこが収められていますわ」
蒼星石「最近、会津に行ってきたのか…!」
684 :

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