勇者「魔王!」魔王「……来たか」back

勇者「魔王!」魔王「……来たか」


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1:
勇者「行くぞ!」
炎の魔神「おう!」
風の魔神「ああ!」
土の魔神「ま、今まで通りに行くんだなー」
水の魔神「ええ。私達は私達の力を信じましょう」
ガチャ
勇者「魔王!」
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2:
魔王「……来たか」
剣士「勇者!」
魔法使い「魔王様……守る」
格闘家「来るなら来やがれ!」
僧侶「魔王様!」
魔王「……勇者よ」
勇者「貴様が魔王か! 人間ぽい顔つきだな!」
魔王「貴公こそ……青白い顔といい、尖った耳、白い髪……まるで魔族ではないか」
3:
勇者「ふん! 魔族などと一緒にするな! この魔剣の錆にしてくれる!」
魔王「ならば、我は聖剣の力で……」
勇者&魔王「「……」」
勇者&魔王「「……?」」
4:
勇者「何かおかしくないか?」
魔王「貴公もか……我もそう思っていた」
勇者「この疑問が片付くまでは休戦ということで」
魔王「良かろう」
炎の魔神「おい! 勇者! 正気かよ!?」
風の魔神「まあ、待て……勇者には勇者の考えがあるのだろう」
土の魔神「だなー」
水の魔神「勇者様にお任せしましょう」
勇者「……すまん。みんな」
5:
勇者「先ずーー先ずは、だ」
魔王「うむ」
勇者「……お前が着ている神々しい鎧はなんだ?」
魔王「代々の勇者が眠っているという聖なる祠に……」
勇者「待て。あそこは勇者にしか入れない筈だ……」
6:
勇者「だとしたらその鎧は……」
魔王「勇者の鎧だ」
勇者「魔王であるお前が勇者の神殿に入れて、勇者の鎧を着れただと? 馬鹿げている……」
魔王「我に言われてもな……我は魔王。そのような常識など通じぬ」
勇者「なるほど……魔王なら仕方ないのかもな」
魔王「貴公の見にまとっている鎧も絶大な闇の力を感じるが?」
勇者「これか?」
魔王「うむ。その禍々しさ……魔王の鎧であろう?」
9:
勇者「ああ。ある夜……不思議な夢を見てな」
魔王「ふむ」
勇者「夢に出てきた男が。お前は最悪の魔王となる……力を授けようと言ったんだ」
魔王「何と。貴公は勇者だと言うのに」
勇者「だろ? 失礼な話だ」
魔王「うむ……敵とは言え、同情しよう」
勇者「ありがとう」
魔王「……だが」
勇者「ん?」
10:
魔王「うむ……それは魔王の一族しか身につけられないはず……」
勇者「勇者だからな」
魔王「道理」
勇者「何で魔王が聖剣を?」
魔王「うむ。この聖剣が我を選んでな……聖剣に光を歩む者よ。闇を恐れるな、我は汝と共にあるーーと言われた」
勇者「俺も。魔剣に、魔に属し、魔を超越せし者よ……みたいな事を言われた」
魔王「……面妖だ」
勇者「だな」
13:
勇者「……装備を変えてみるか?」
魔王「何故だ?」
勇者「いや。違和感を抱えたままじゃ、戦えないだろ」
魔王「道理」ぬぎぬぎ
勇者「ばっ……脱ぐなら俺が見ていない所でしろ!」
魔王「? 良かろう」
14:
数分後。
勇者「か、体が消えるぅーー!」
魔王「ならぬ、出来ぬ……! 民を手にかけるなど……!」
数分後。
魔王「我に魔王の鎧は着こなせぬようだ……」
勇者「俺も無理だった……何故だ?」
魔王「……これは憶測だが」
15:
魔王「我が長期に渡って着たことにより、勇者の鎧は闇の力を。魔王の鎧は光の力を得たのではないか」
勇者「? 勇者だから魔王だから大丈夫なんじゃ……」
魔王「魔王や勇者を何だと思っている。無理な物は無理だ」
勇者「なるほど……なら、無理に着ることもないか!」
魔王「うむ」
勇者「じゃあ、返してくれ」
魔王「わかった」ぬぎぬぎ
勇者「だからここで脱ぐな!」
16:
勇者「それで俺の仲間を見てくれ」
魔王「む……?」
炎の魔神「クズどもが! まとめて灰にしてくれる!」
風の魔神「吹き荒れる風には触れることもままならぬ。触れられぬ恐怖にもがき苦しむがいい……!」
土の魔神「大地よ! 震え雄叫びを上げよ!! ……イマイチなんだなー」
水の魔神「身近にあり、生きていく上で必要なのだけれど恐ろしい物。それは何かしら? そう……それは水」
魔王「あそこでエンカウント時のセリフを練習している連中か」
勇者「ああ……なんか他の奴らが連れているパーティメンバーと違う気がするんだよ」
魔王「……そう言えば」
勇者「何だ?」
魔王「数十年前から四魔貴族が跡形もなく行方不明に……ま、考えすぎだが」
勇者「だな」
17:
勇者「後はお前の仲間だ」
魔王「仲間である前に友だ。我の大切な」
勇者「ああ。すまない……」
魔王「うむ」
剣士「……」精神統一中
魔法使い「……」ぼーっ
格闘家「ふっふっふっ!」筋トレ中
僧侶「神を。我らをお導きください」
勇者「随分と人間的だな」
魔王「人間だが?」
勇者「何!?」
魔王「友に人間など魔族など……その様な蟠りは無粋よ」
勇者「……そうだな」
18:
勇者「……だが、魔族からの差別はなかったのか?」
剣士「? いや……」
格闘家「ふっふっふっ! 同じ土地に……ふっふっふっ!住んで同じ飯を食えば……ふっふっふっ! 種族関係無しに仲間だってよ」
僧侶「私は教会を作るのを手伝って頂きました……宗教は個人の自由だそうで」
魔法使い「魔法教えてくれた」
勇者「そう言えば、ここまであまり戦っていないな……むしろ親切にして貰った」
魔王「他人への親切は、いずれ自分の為。皆の為になるからな」
19:
こいつらなんで戦ってんの?
21:
勇者「……話が脱線したな」
魔王「うむ」
勇者「聖剣や魔剣はどう説明をつける?」
魔王「……突然変異?」
勇者「もうそれでいいか」
魔王「うむ」
26:
勇者「得意な魔法は?」
魔王「光魔法、回復系、治療系が得意だ」
勇者「俺は闇魔法。破壊魔法、消滅魔法だ」
魔王「闇魔法だけは極める事が出来んのだ……何かに飲まれてしまうような気がしてな」
勇者「俺も……何か寄せ付けないんだよなぁ……」
魔王「得意不得意があるのだろう」
勇者「そうか……そうだな」
27:
勇者「……違和感の正体はわかったか?」
魔王「……もしや」
勇者「何だ?」
魔王「我々は逆なのではないか?」
勇者「……?」
魔王「……我が勇者でお前が魔王ではないか、っと言っている」
28:
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……ははは」
魔王「……ふふふ」
勇者「冗談はよしてくれ」
魔王「我としては上出来な冗談だったのだが」
勇者「ああ……傑作だったよ。何故か悪い気はしなかった」
魔王「うむ……我も自分で言って、違和感がなかった」
29:
「……とうとう、話す時が来たか」
勇者「誰だ!?」
魔王「この声は……父上!」
魔王父「まさか……自分達で答えにたどり着くとはな」
勇者「?」
魔王「……?」
魔王父「魔王よ……お前は」
魔王父「私の実の息子ではない」
30:
勇者「な……なんだと……?」
魔王「……父……上……?」
側近「魔王様が……前魔王様の……実のご子息ではない……?」
魔王父「……信じられぬか。だが、事実なのだ」
34:
「待て……私からも勇者に言っておきたいことがある」
勇者「な……あんたは……父ちゃ……親父!」
勇者父「……勇者よ。お前は」
勇者「……」
勇者父「私の本当の子供ではないのだ」
勇者「……な」
側近「何だって!? 勇者まで……実の子供ではない、だとぉ!?」
魔王「側近。うるさい」
側近「御意」
36:
魔王「……皆は……知っていたのか……?」
剣士「……」
僧侶「……」
魔法使い「……」
格闘家「ふっふっふっ!」
魔王「何故だ。何故、何も言わんのだ……何も言ってくれないのだ!」
37:
勇者「……お前達もか?」
炎の魔神「……」
風の魔神「……」
土の魔神「……」
水の魔神「……」
勇者「ははは……何だよ……そりゃあ……」
38:
魔王父「息子よ。勇者よ……そのもの達に罪はない」
魔王「……父上」
勇者父「ああ……全ては、我々の責任だ」
勇者「……親父」
魔王父「あれは……確か、今日のような雨が降った日であった」
側近「たった今、晴れましたが」
魔王父「……確か、今日のような雨が降った日であった」パチンッ
ザーザー(雨の音)
側近「!?」
39:
若き日の勇者父「……」そわそわ
若き日の魔王父「……」そわそわ
勇者父「……おや」
魔王「む……もしや、あなたもお子様が?」
勇者父「はい。今、妻が頑張っているところで……」
魔王父「……無力ですな」
勇者父「……はい」
40:
魔王父「私はそれなりの魔力と力を持つ者です……ですが、妻が苦しんで頑張っているというのに、何も出来ない」
勇者父「……私も己の無力に嘆いているところでした」
魔王父「妻に何か出来ることはないかと考えたのですが……」
勇者父「私には神に祈ることしか出来ない……」
魔王父「妻を守ることは出来ましょう。ですが、妻を手助けする事は出来ないのです」
バタン!
勇者父&魔王父「「!?」」
42:
「勇者様! 元気な男の子です!」
「魔王様! 元気な……」
勇者父「……む」
魔王父「……むむ?」
43:
魔王父「魔王と勇者は引かれ会うと言うが……」
勇者父「あんな形で会うことになるとは」
側近(何で同じ所で取り上げてるんだよ)
魔王父「私達の戦いは」
勇者父「何日も続いた」
魔王父「……そして」
魔王「父上。それが我々と何の関係が……」
魔王父「私の戦いのいざこざでな……」
勇者「……?」
勇者父「げ、現場も混乱していたんだ」
44:
勇者父「早い話が……」
魔王父「……赤ん坊をな」
「「取り違えたのだ」」
魔王「……な」
勇者「……な」
45:
魔王「つまり……我の本当の父は」
勇者父「私だ」
勇者「俺の父ちゃんは……」
魔王父「……私だよ」
勇者「……なあ、魔王」
魔王「……うむ」
46:
勇者「これが違和感の正体だったんだな!」
魔王「うむ! まさか、こんな真実だったとは……実に愉快!」
勇者父「……え?」
魔王父「……ふむ?」
47:
勇者「つまり後で取り違えに気づいたものの、引き返せない理由が出来たんだろ?」
魔王「うむ……魔族の子だとバレれば勇者は殺されていただろう。我もそうだ」
魔王「今ならまだしも、昔なら……我が人の子などとバレていれば命はなかっただろう……」
勇者「だから、あなた達はそれを突き通すことにしたんだ」
魔王「無論。強引に、我々を返す事も考えただろうが……」
勇者「それじゃ、幼い俺たちにどんな影響があるか、わかったもんじゃない……だからあんた達は」
魔王「我々を育てることにした……違うか?」
魔王父「……」
勇者父「……」
48:
勇者「お前達は魔王の方の親父が送り込んだんだろ?」
炎の魔神「……ああ」
土の魔神「だなー」
風の魔神「……隠す意味はないな」
水の魔神「前魔王様にあそこまで頭を下げられたら、ね……断れる訳が無いわ」
49:
魔王「……皆の場合は、勇者父殿が我が寂しがらぬよう、歳の近い皆を派遣したのだろう」
魔王「……今思えば出来すぎていたな」
剣士「すまない! 騙してたのは事実だ!」
格闘家「……剣士」
剣士「だが、貴方に剣を捧げたのは嘘でもなんでもない! 心から捧げたつもりだ!」
僧侶「魔王様に全てを捧げたのは、私自信の意思です!」
魔法使い「……私も」
格闘家「……俺の拳はアンタの為に使う。後、筋肉も」
魔王「……それなら良い。それがあるなら……我は何とも思わぬ」
50:
魔王父「……そうではない」
勇者父「……ああ」
魔王「……?」
勇者「何だよ?」
勇者父「そんな複雑な事情があったかも知れない……いや。あったのだろう」
魔王父「だが、一番の理由は……同じ時を過ごす内……愛してしまったのだ」
勇者父「離れたくないぐらいに……敵である魔族の子を」
魔王父「憎い筈の……人の子を……ただ、愛してしまった」
51:
勇者「……そうか」
魔王「……ならば」
勇者「……過去なんて知らない。俺の父ちゃんは……アンタだけだ」
勇者父「!?」
魔王「確かに、我が尊敬すべき父が他にいるのかも知れない……だが、我が唯一尊敬し、敬愛する父は……貴方だけだ」
魔王父「……魔王」
魔王「……勇者よ。我はどうあっても魔王だ」
勇者「……ああ。俺も偉大な勇者の……子供だ」
53:
勇者「魔王!」
炎の魔神「へっ……前振りは長くなったが!」
風の魔神「結局はこうなる」
土の魔神「まあ、仕方ないんだなー」
水の魔神「……そうね」
54:
魔王「……来たか」
剣士「俺は魔王の剣……魔王が戦うならば、何であろうと斬る」
格闘家「拳と筋肉で打ち砕いてやるぜ!」
僧侶「神よ……我らに光を」
魔法使い「……負けるのはあなた達」
55:
魔族の勇者と
人の魔王。
その戦いがどうなったかは……また別の話。
end
57:
側近「……ふー……久々の故郷帰りだ」
側近「ん? 手紙……」
勇者&魔王『結婚しました』
側近「何でだよ!?」
ene
58:
勇者のギャグ物を一度は書きたかった。反省はしていない。
ありがとうございました。
60:
この二人の子供は血筋的にも心情的にも勇者父、魔王父の孫になる
円満解決だな
6

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