モバP「有名になって困る事?」 凛「うん」back

モバP「有名になって困る事?」 凛「うん」


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1:
P「いやあ、第三回総選挙一位!凛も有名になったよなぁ!」
凛「……そうだね」
P「……なんだ?何か問題でもあったのか?表情が良くないが」
凛「有名になる、ってのは嬉しいんだけどさ」
凛「この前こんな事があってさ」
――――― 先日 街中
凛「(この後はいつもの服屋に行って……その後ホームセンターでハナコの餌を……)」
テクテク
ファンA「おい、あれアイドルの渋谷凛ちゃんじゃないか?」
ファンB「本当だ!あのにじみ出るクールさ、間違いなく本物の凛ちゃんだ!」
ファンC「すみません!僕渋谷凛さんの大ファンなんです!サインください!」
ファンB「おいおい、迷惑だろ」
凛「え、あ……サインくらいなら」
ファンD「わーい!私にもサインください!」
ファンE「拙僧もサインいただいてよろしいかな?」
凛「あ、えっと、あっと……?」オロオロ
渋谷凛(15)
3:
P「それは困るなぁ……」
凛「うん。有名になるのも、いい事ばかりじゃないんだな、って……」
P「いやあ、でもそれは、ある意味有名税みたいなものだしな」
凛「有名税?」
P「ああ、俺たちは顔を売ってお金を貰ってるわけだしな。むしろ今回は、きっちりと断れなかった凛にも非があるんじゃないだろうか」
凛「そうなのかな」
P「全て凛が悪いとはとても思えないが、プライベートでのファンへの対応くらいは心得とかないと……」
P「誰かちょうどいい人いないかな……たとえば前回総選挙二位で、かつファンへの対応を心得てそうな人……」
凛「(一人しかいない)」
ガチャミン
菜々「ただいま戻りました!今日のお仕事はおしまいです!ウーサミン!」
安部菜々(永遠の17歳)
5:
P「ってことで、菜々さんなんかいい案ないすか?」
菜々「へ?何の話ですか?」
凛「プロデューサー、その振り方でわかる人いないから」
P「ウサウサミンミンって感じなんですけど」
菜々「プライベートでのファンへの対応ですか」
凛「(わかりあっとる!!!!!)」
菜々「うーん、そういえば菜々も、先日こんなことがありましたねぇ」
―――― 先日 電車内
ガタンゴトン…… ガタンゴトン……
菜々「(えーっと……あとは靴擦れ対策にインソールだったかな。最近色々物入りだなぁ……)」
ファンA「おい、あれアイドルの安部菜々さんじゃないか?」
ファンB「ん……確かに帽子と眼鏡だが……なんとなく菜々さんのウサミンパワーを感じるような……」
ファンC「……」
ファンA「本物だったらサイン欲しいな、ちょっと声かけてみようか」
ファンB「おいおい、迷惑だろ」
ファンA「すみ―――」
バキィィィッ!!!
菜々「!?」
ファンB「!?」
ファンA「ゴフッ……!何しやがる!!」
ファンC「 馬 鹿 野 郎 !!!」
菜々「(何事!?)」
ファンC「菜々さんは……ウサミン星人で、移動はニンジンの馬車なんだよ……」
ファンA「……!!!」
ファンC「ステージ衣装は衣装じゃない……あれは私服だ!!!」
ファンB「……!!!」
ファンC「コートを着て……埼京線に乗る菜々さんなんて……いない!!!」
ファンA「そうだった……」
菜々「(そうなの!?)」
ファンB「すまない、俺たちが間違ってたよ」
ファンC「わかってくれたなら、良い……。さぁ、飲みにいこうぜ」
ファンA・B「「おう!!!」」
7:
P「(訓練され過ぎだろ)」
凛「あの……なんか格が違いすぎてよくわからないんですけど……」
菜々「えっ?そうですか?」
P「もうなんか別世界の生物って感じっすね」
菜々「菜々をなんだと思ってるんですか!?」
P・凛 「 「 ウサミン星人 」 」
菜々「ひ、否定できないッ……!!」
――
菜々「なるほど……まぁ確かに菜々の話じゃあんまり意味ありませんね。
もっと年代近……ゴホッ!!!ゴホッ!!よく話すアイドルの子に聞いてみてはどうですか?」
P「なるほど!流石亀の甲より」
凛「ウサミンパワー」
菜々「訴えて勝ちますよ?」
ガチャ!
卯月「島村卯月です!がんばりました!」
P「ナイスタイミング!」
島村卯月(17)
8:
P「実はな卯月、どーたらこーたらうんぬんかんぬん」
卯月「プライベートでのファンへの対応……ですか……」
凛「卯月はどう対応してるのか気になってさ」
卯月「えーと……私の場合は……」
――――― 先日 街中
卯月「(島村卯月です!)」
卯月「(今日は携帯の機種変更のために町を歩いています!)」
卯月「(今日も精一杯、頑張ります!)」
テクテク
ファンA「おい、あれアイドルの島村卯月ちゃんじゃないか……?」
ファンB「え?そうか……?なんか普通の女の子に見えるけど」
ファンC「何言ってんだよ、あの子は普通なのがウリなんだろ?」
ファンA「え?でもアイドルだろ?」
ファンB「ええ?でも普通なのがウリなんじゃないのか?」
ファンC「ん?」
ファンA「ちょっと待て、この場合どっちが正しいんだ?」
ファンB「普通だから本人じゃない、か……普通だから本人なのか……」
ファンC「そもそも、普通ってなんだ……?」
ファンB「え……?」
ファンA「さぁ……」
ファンA「とにかく近くで確認してみたら……って遠ッ!!!」
ファンB「俺たちどのくらい話し合ってたんだ……」
9:
P「(全く参考にならない……)」
凛「(すこしも参考にならない……)」
菜々「(下手すると菜々より参考になりませんね……)」
卯月「頑張りました!」
P「うーん……なんかごめん、あんまり参考にならなかった」
卯月「えっ」
凛「でもこういうパターンもあるんだなっていう意味で参考になったよ。ありがとう卯月」
卯月「えっと……この際だし、未央ちゃんも呼ぶ?」
凛「でも、わざわざこんなことで呼び出すのは悪いよ」
ガチャー
未央「なになにー?呼んだ―?」
P「お前マジで友達想いだよな」
本田未央(15)
10:
未央「……プライベートでのファンへの対応?」
P「そうだ」
凛「(かくかくしかじかはもう飛ばすんだ……)」
未央「うーん……確か私の場合はねぇ」
―――― 先日 街中
未央「(おっかいもの?、おっかいもの?♪)」
ファンA「おい、あれアイドルの本田未央ちゃんじゃないか?」
ファンB「そうかな?ちょっと帽子で目元が隠れててわかりづらいな……」
未央「えーでもあれ別人じゃない?なんかオーラがないっていうかさ……」
ファンC「言われてみればそうかもな……それに、芸能人がこんなとこ歩いてるかって言われると……」
ファンB「そうだよな、俺たちが未央ちゃん好きすぎて見間違えたのかも……」
未央「他人の空似ってよくあるしねー」
ファンA「あ?わかる?!この前も後輩と間違えて女性に声かけちゃってさ」
未央「え?それ大丈夫だったの?」
ファンA「実は相手も俺の事間違えてたっぽくて……」
ファンB「マジかよ!」
ファンC「それでそれで?」
ファンA「それからさ……」
12:
P「……………混ざっとるッ!!!」
凛「え……?あ、本当だ!」
菜々「自然すぎて気が付きませんでした!」
卯月「すごいね未央ちゃん!?」
未央「いやあ、もう一種のファンサービスかな」
P「ツッコミを入れないファンもファンだな」
未央「もうそこは様式美ってカンジで」
凛「(なんでどのファンもやたらと訓練されてるんだろう……)」
未央「ていうかしぶりんの場合、私たちみたいなキュートパッションじゃなく、クール組から聞いた方が早いんじゃないの?」
P「そういえばそうだな」
菜々「対応が全然違いますしねぇ、属性ごとに」
P「誰かクール来ないかな、なんか適当に……」
ガチャー!
蘭子「我が漆黒たる魔力はここに顕現せり!(お仕事おわりましたー!)」
P「ナイス」
菜々「(なんかこの事務所都合よすぎません……?)」
神崎蘭子(14)
13:
※卯月と未央はレッスンに向かいました。
蘭子「下僕との戯れ……?(プライベートでのファンの皆さんへの対応ですか?)」
P「是である(そうそう)」
凛「(もう会話段階からついていけない)」
菜々「(菜々が通訳しますから)」
凛「(できるんですか……)」
蘭子「あれは数刻の刻みが舞い戻る時……(えーと、先日こんなことがありましたね)」
――――― 先日 街中
蘭子「(今日は個人的なお洋服を買いに来ました!)」
蘭子「(ゴスロリって高くて大変です!でも最近お小遣いが増えたので嬉しいです!)」
ファンA「視よ、あれは顕現されし、我らが魔王≪ブリュンヒルデ≫(おい、あれアイドルの蘭子ちゃんじゃね?)」
ファンB「否……世界の理は偶像たらん(え?マジ?本物かなぁ……)」
ファンC「現世の真実は儚き(お前ら何言ってるんだよ)」
ファンA「紡ぐ言霊?(え?どういうことだ?)」
ファンC「我らが魔王は……深淵たる闇の中に存在せり(蘭子ちゃんは闇の中を移動してるに決まってるだろ)」
ファンA「真なる漆黒を操りし魔王(そうだったそうだった。『ルイン・ダーク・オプスキュリテ』によって、自在に影を移動するんだったよな)」
ファンC「移ろいの羽ばたきは銀なるもの(最低でも銀の翼をもつグリフォンに乗ってるに決まってるだろ)」
ファンA「我らが愚かさを、魔王は許さん(すまんな……研究不足だった。許してくれ)」
ファンC「全ての下僕はサバトの前に一つとなり、血肉の宴を彩る(俺たちファンは仲間だろ?わかってくれたならいいって!)」
ファンB「全ての豊穣に感謝の舞を(お、サンキュー!)」
14:
P「訓練されすぎだろ!!!」 ダンッ!!!
蘭子「天地開闢か!(わぁ!大きな音だして、どうしたんですか!?)」ビクッ
凛「やっぱり訓練されてるんだ……ていうか菜々さんの通訳なかったらファンの人が何言ってるかさえわからなかったよ」
菜々「(ていうか蘭子ちゃん独白だと滅茶苦茶普通の女の子ですね……熊本弁のせいなんでしょうか)」
蘭子「我血肉を貪る下僕は彩の主たらん。現世の女神に尋ねん(うーん……私のファンは特殊かもしれませんし、他のアイドルの方に聞いてみてはどうでしょう?)」
P「ああ、そっちのほうがいいな」
凛「なんかもうちょっとこう……日本語使える人がいいかな」
菜々「ミミミーン……なんかそれ別のフラグが立ったような気がしますよ」
ガチャッ。
茄子「……?なんだか、来た方がいい気がしたので、来てみたんですが……」
P「流石茄子さん。俺たちの期待を裏切らない」
菜々「茄子ちゃ……茄子さんなら日本語ですね!」
凛「(別な意味で参考にならない気はすでにしてる)」
鷹富士茄子(20)
15:
茄子「……プライベートの時の、ファンの方への対応、ですか?」
P「そうそう」
茄子「う?ん、少し迷った経験ならありますねぇ」
凛「本当ですか?」
菜々「お、これは参考になるかもしれませんよ!」
茄子「あ、いや参考になるかどうかはわからないんだけど……」
―――― 先日 街中
茄子「(今日はお買いものに来ています?)」
茄子「(新しいかくし芸の道具を調達しようと思いましてー♪)」
ファンA「おい……あれ、アイドルの鷹富士茄子さんじゃないか!?」
ファンB「本当か!?一日見たらその年は幸運が続くっていう!?」
ファンC「マジか!!握手しに……いてっ!」
ドンッ
ファンC「す、すみません……よそ見を……え?」
女性「お兄ちゃん……?」
ファンC「お前は……もしかして……10年前、事故で生き別れてしまった妹……!?」
ファンA「何事!?」prrrr
ファンA「あ、はい……え!?あの取引が成立!?ヤッター!!!」
ファンA「本当ですか!?わかりました!はい!はい!!」
ピッ
ファンA「やったああああああああ俺も部長に昇進だぁああああ!!!」
ファンB「お前ら何事だよwwww」
ガンッ
ファンB「いって!なんだこれ!」 ヒョイ
大富豪「そ、それは私の財産の詰まったアタッシュケース!君がみつけてくれたのか!!」
ファンB「はい?」
大富豪「ありがとう!!!本当に助かったよ!!お礼にこれをあげよう」
ファンB「ウワアアアー!!札束だぁあ!!ありがとうございます!!!」
18:
茄子「忙しそうだったので去りましたが……握手とかした方がいいのかな、って迷っちゃいましたね?」
P「(尋常じゃねぇ)」
菜々「(もう握手どころじゃないじゃないですか)」
凛「(驚くほど参考にならなかった……)」
※蘭子は新たなる闇の力を会得するため修練の儀に向かいました(トレーニングルーム行きました)
茄子「あの……自分で言うのもなんですけど、私より、他の子のほうが参考になるんじゃないですか?」
P「ぶっちゃけそうだと思います」
凛「わざわざありがとうございます」
菜々「このレベルだったらむしろ困りそうですよね……お疲れ様です」
茄子「あ、いや別に……いつもちょうどいいタイミングで起こってくれるから、こっちとしても助かるの」
凛「(なんて便利な能力)」
45:
※茄子さんはお守りをつくるアルバイトに行きました
P「うーん、もっと参考になりそうなアイドルとかいないかなぁ」
菜々「そういえば」
凛「?」
菜々「年少組の皆ってどうしてるんでしょう?大人組のように華麗に対応するのは難しいと思うんですけど」
凛「確かに」
P「年少組……?確かに気になりますねぇ。誰かそのへんにいないかな」
こずえ「こずえは……いるよー……」
凛「(いつの間に!?)」
P「さすが、どこにでもいるけど、どこにもいない……」
菜々「どんどんこずえちゃんが神格化されていってるような気がします」
遊佐こずえ(11)
47:
こずえ「ぷらい……べーと……?」
P「要するにいつものこずえだ」
菜々「その時ファンの人たちに会ったことってありますか?」
こずえ「あるよー……?」
凛「じゃあ、その時のお話聞かせてもらってもいいかな?」
こずえ「いいよー……えっとねぇー……」
――――― 先日 電車内
こずえ「(こずえはねぇー……おつかいに……ひとりで……いけるよー……)」
こずえ「(きょうは……しぶやえきの……おはなやさんに……いくのー……)」
ガサガサ
こずえ「えーっとぉー……このめもを……」
ファンA「あ、あれ遊佐こずえちゃんだ」
ファンB「ホントだ、なんかすごいわかりやすいな」
ファンC「空間があそこだけほんわかしてるな」
ファンA「プライベートみたいだし、そっとしておいてあげるか」
ファンB「そうだな」
こずえ「しぶやー……しぶやにいくのぉー……」ブツブツ
ファンC「ははは、今日はおつかいみたいだな」
ファンA「ちゃんと渋谷にたどりつけるかな」
ツギハー シナガワー シナガワー
こずえ「ふわぁー……ここ……しぶやー……?」スクッ テクテク
ファンA「違う!!違うよこずえちゃん!!ここは品川だッ!!」
こずえ「ちがうのぉー……?」
ファンB「も、もうちょっと座ってようか!」
こずえ「わかったぁー……こずえー……すわるー……」
ファンC「(き、危機一髪……!!)」
49:
P「保護者じゃねーーかッ!!!」
凛「(こずえちゃんの時は遠慮するんだ……まぁ気持ちはわかるけど)」
菜々「なんというか……ファンに愛されてますねぇ」
こずえ「こずえねー……ひとりでおつかい……できたよー……」
P「こずえ、それ半分くらいできてないからな?」
こずえ「えぇー……」
P「もっと他に……」
ヘレン「………………」
バァァァァーーーーーンッ!!!!
P「他のアイドルいないかな、うーん」
ヘレン「ちょっと」
ヘレン(24)
50:
※こずえはレッスンに行ったかもしれませんし、ここにいるかもしれません。
どちらの可能性も存在しており、確認するまでどちらとも言い切れません。
ヘレン「……プライベートでのファンへの対応の話をしているんでしょう?」
ヘレン「私の世界レベルの体験を聞くこともできるわよ」
凛「(なんか全体的に参考にならないような気がしてきた)」
菜々「(奇遇ですね凛ちゃん、菜々もぶっちゃけ参考にならない気がしています)」
P「わかりましたから……結局どうしたんですか?その時」
ヘレン「私の場合はね」
――――― 先日 街中
ヘレン「(ヘレンよ)」
ヘレン「(今日は買い物に来ているわ)」
ヘレン「(世界レベルにね)」
ファンA「あッ……あれは!!世界レベルで有名な、ヘレンさんじゃないか!?」
ファンB「何ィ!?あの世界レベルで有名な、ヘレンさんか!?」
ヘレン「世界」
ファンC「本物だーーッ!!今、世界って言ったぞ!!」
ファンA「なんて世界レベルだ……思わず独り言で世界と言ってしまうとは……」
ファンB「くっそ……サインが欲しい……しかし、こんな地域レベルの俺がサインを貰ってもいいのか?」
ファンA「た、確かに……」ギリッ
ンアアアアアアアアアー!!
ファンB「な、なんだ!?」
ファンC「声……声が聞こえるぞ!?」
ファンA「見ろ!!空だ!!空から世界レベルのファンが!!」
ファンD「サインーーーー!!!!くださぁァーーーーー!!!いーーーー!!!!」ブワァァァァァァァァ
ファンA「スカイダイビング……スカイダイビングだッ!!!
バサァッ!!!  ズジャジャジャジャジャ!!!
ファンC「パラシュートを開いた!!!着地成功だ!!!」
ファンD「ありがとう……ございます
ファンA「何!?もうサインを貰っている!!なんてさ……流石世界レベル!!」
ヘレン「街中でのスカイダイビングは危ないから……お止めなさい!」 バァーーーーン!!!!
ファンA「流石ヘレンさんだァァー!!!正論だぁぁー!!!」
ファンD「二度と街中でスカイダイビングなんてしないよ」
ファンたち 「「「「 これが……世界レベル!! 」」」」
53:
P「どこからツッコめばいいんだよ!!!!」ダンッ!!!
凛「(たのしそう)」
菜々「もう参考になるならないじゃなく、レベルが違いますね」
ヘレン「もちろんよ、だって世界レベルだもの」
P「もっと日本レベルのアイドルに聞こう」
ガチャ
ありす「ただ今戻りました」
P「ナイスありす!」
ありす「はい……?」
橘ありす(12)
56:
※ヘレンは世界レベルに行きました
ありす「……プライベートでのファンへの対応ですか」
P「そうだ」
凛「サインを求められて困ったり……握手してほしいって言われたり」
菜々「(なんかありすちゃん相手だと犯罪チックになるのは何故でしょうか)」
ありす「そういえば先日……こんなことがありましたね」
――――― 先日 電車内
ありす「(今日はお買いものに来ています)」
ありす「(もちろん、タブレットの新作が出るので、その下見です)」
ファンA「おい、あれアイドルの橘ありすちゃんじゃないか?」
ファンB「うーん……そうか?よくわからんな」
ファンC「よーし、確認するか」
―――
橘ありすを応援するスレ 苺150個め(450)
455 :アイドルを応援する名無しさん [↓] :20XX/0X/03(水) 15:30:13.49 ID:funoffanO [携帯]
今電車内でありすちゃん見つけた、変装してても可愛い
―――
ファンC「……」チラ
ありす「……」 タブレットスッス
―――
456 :苺タブレット [↓] :20XX/0X/03(水) 15:32:15.15 ID:arisuinwro [専ブラ]
変装しててもあまりの可愛さにファンにバレてしまうとは、流石わた橘さんですね
―――
ありす「……」ニコ
ファンA「本物だ!!!」ガタッ
ありす「!?」
ファンB「ファンです!サインください!」
ファンC「握手してください!!」
ありす「え、えっと……順番に並んで下さい」
61:
P「わりと全部自分のせいじゃねぇか!!!」
ありす「あの時は大変でした」
凛「(なんで積極的に正体バラしにいくかな……)」
菜々「(ていうか自分の応援スレ監視してるんですね……)」
ありす「そもそも、わたしよりももっと対応の上手いアイドルの方がいるんじゃないですか?」
P「それはそうだよなぁ……」
凛「(そう考えて菜々さんに聞いて失敗したけど)」
凛「まぁ、対応上手そうな人に聞くのも確かに正論だよね」
ありす「ですよね!」ロンパァ
P「別に論破したわけじゃないからな、ありす」
ガチャーン!!!
きらり「おっつおっつばっちし!!」
P「対応が上手いどころの話じゃなさそうなのが来たな」
凛「ファンの皆が心配かな」
諸星きらり(17)
63:
※ありすはSSまとめサイトにコメントを書きに行きました
きらり「きらりのファンの皆とどうやってはぴはぴするかってことにぃ?」
P「まぁだいたいそんな感じかな」
きらり「きらりははぐしてあげゆー☆ってのがこーしきだにぃ!・・」ビシッ
菜々「ハグ!?」
P「うむ、事務所からもOKが出ている。プライベートできらりに会ったファンは、希望があればハグできるんだ」
凛「ええ?それって大丈夫なの?」
P「まぁ、よっぽど覚悟したファンしかこないしな……」
菜々「え?」
きらり「えっとねー☆確かこの前ー……」
―――――― 先日 街中
ザワッ……
ファンA「あ、あれは……きらりちゃん!!諸星きらりちゃんだ!」
ファンB「あの体躯、あのスタイル……!間違えようがない!きらりちゃんだ……!!」
ファンC「……ど、どうする」
男たちは迷っていた――――無論、きらりファンへのご褒美とも言える、「ハグ」についてだ……
ファンA「俺は……くそっ!!駄目だ!今の俺じゃあ、どうやっても骨持たない!!」
ファンB「ああ……俺もジムに通い始めて15年になるが……まだ、まだ無理だ……」
ファンC「くそっ……せっかくこんな街中で会えたってのに……!!」
ファンD「すまないが……すこし道をあけてもらえるかな?」
その瞬間!!ファンたちに戦慄!!
ファンD……その体躯、実に2m50cm!まごうことなき巨人である!
さらにその体は、固い筋肉の鎧で覆われ、体重はなんと150kg!!
ファンA/B/C「(あいつなら……あいつならきっと!!)」
ファンD「貴殿が諸星きらり殿だな」
きらり「はーい☆!きらりはきらりだにぃ!」
ファンD「いつも応援している……貴殿の姿に元気づけられている。是非、ハグして欲しい」
きらり「うきゃ?はぐはぐして大丈夫かにぃ?」
ファンD「ああ……頼む!!」
きらり「ぎゅーーーっ☆」
ギュウウウウウウウウォォァァァァァアアアアア!!!!
ファンD「ぐっ……!!!」
64:
ミシッ…… ミシミシッ……!!!
ファンA「(この音は……!!)」
まごうことなき、骨の軋む音―――――
しかし、ファンD、これをものともしない!!」
ファンD「きらり殿に抱きしめてもらえて……我が筋骨も喜びの雄叫びをあげておるわ!!」
ミシミシッ…… ブチィィッ!!
ファンB「(ダメだ……!!今間違いなく、筋繊維が破裂した!)」
筋肉の鎧を失った骨は脆く―――――
グシャッ グシャァッ…… メキメキメキメキッ……!!!
鎖骨 上腕骨 肋骨 胸骨 肩甲骨……次々と破壊されていく!!!
しかし、この状況をもってしても!!
ファンD「先日のバラエティ……凄くよかったです!!」
屈しない!!!
きらり「ありがとー☆」
ぎゅーっ
メキメキメキメキメキメキメキッ!!!
―――――そして、終わりを告げる声
きらり「はい、おーわりっ☆いつも応援ありがとにぃ!」ニコニコ
ファンD「ありがとう……ございましたッ!!!」ニコッ
晴れやかな表情……無論彼の骨は、既に半分が粉砕され、
筋繊維も4割が引きちぎれている。
しかし!!この状況さえ打破する―――――
ファンA「あ、あれは!!」
ファンD「ゴクッ……ゴクッ……」
そう、スタミナドリンク!!それはなんと、全ての崩壊した骨や筋繊維を復活させる効果を持つ!
まさに女神の作り出した万能薬!女神!天使!ちひろ!!
こうして……きらりのファンたちは、今日も己を磨くのであった……
73:
P「もうわけわかんねぇよ!!!!」ダンッ!!!
菜々「なんか人数重ねるごとにツッコミどころ増えて行きません?」
凛「これなら変なファンも現れないね。うん完璧な対応」メソラシー
きらり「うきゃ?Pちゃんなんでそんなにハッスルしてるの?」
P「これが落ち着いてられるか!!!」ダンッ
きらり「落ち着けー☆ぎゅー☆」
メギメギメギメギメギメギメギッ!!!!
P「ぐわああああああああああああああ!!!」
凛「プロデューサァアーッ!!!!」
P「……なんてな!」ゴクゴク
P「スタミナドリンクがあってよかったぜ!これで突然の骨折も平気だわ!」
菜々「(アレなに……?なんなの……?)」
きらり「きらりよりもーっと参考になるアイドルさんがいると思うの☆だからそっちに聞くべきだと思うにぃ☆」
P「まぁその通りだよな」
凛「もうちょいなんというかこう……普通の、卯月じゃない感じの普通の……」
ガチャ
心「スゥィーティー☆」
P「なるほど」
心「おい今なんか失礼なもんを感じたぞ☆」
凛「(なるほど……)」
佐藤心(26)
76:
※きらりんは杏ちゃんを捕獲しに行きました
心「ファンへの対応?☆」
P「そうそう」
心「そんなー☆アイドルとしてしゅがしゅがって対応する感じかなー?☆」
凛「(わけわかんねぇ)」
菜々「エピソードとかありませんか?」
心「んー☆そういえばねぇ、この前」
―――― 先日 街中
心「(今日はお買いもの☆)」
心「(芋焼酎……じゃなくてはぁとに似合うようなキューティな小物を探しにきたよ☆)」
ファンA「あっ、あれはアイドルの佐藤心さんじゃないか?」
ファンB「え?本物か?」
心「スウィーティー」
ファンたち「「「本物だ!!!」」」
ファンA「サインください!大ファンです!」
ファンB「握手してください!」
ファンC「給料三か月分の指輪をどうぞ!!」
心「おい☆」
ファンA「あ、はい……?」
心「街中で大声出すなよ☆迷惑だろ☆」
心「サインくらいやるから大人しくしろ☆」
ファンA「あっ……はい」
心「じゃ?☆、はぁとの特別サイン会はじめちゃうよーっ☆」
ファンたち「「「ヤッター!!!(こころもち静かな声で)」」」
80:
P「まさに神対応」
菜々「(こわい)」
凛「はじめて参考になりました。でも再現できる気がしません」
心「それは残念っ☆」
P「もうちょっと気の弱いアイドルの方がいいかな……」
凛「うん……流石にファンに『サインくらいやるから大人しくしろボケナス』とは言えないし……」
心「流石にそこまで言ってないからね☆」
菜々「大人しそうなアイドルですか……」
ガチャ……
小梅「……よ、呼んだ?」
P「流石」
菜々「もう驚きませんからね」
白坂小梅(13)
83:
小梅「ファンの人たちへの……対応?」
P「そうだ」
凛「普段どうしてるのか気になってさ……」
小梅「あ、あんまりファンの人と会わないから……」
菜々「そうなんですか?私服も結構ガッツリなイメージでしたけど……」
小梅「あ、でもこの前……」
――――― 先日 自殺者に大人気の心霊スポット
ブロロロロロロ……
P「なぁ……もうやめようぜ小梅……そろそろなんか嫌なオーラがきてるんだよ?」
小梅「も、もうちょっとだけ……」
P「わかったよ……ああ、なんか怖いなぁ……」
ガタンッ
P「へ?」
ビシッ!! バンバンバンバンバンバンバン!!!!
P「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!きたああああああああ!!」
小梅「わぁ……」ニコニコ
P「すっごい喜んでる!!」
小梅「み、見て……後ろのガラスに……文字……」
キキッ
P「ま、マジで……?」
ベッタリ
P「うわああああああああ血文字だあああああああ!!」
小梅「こ、これ……読める?」
P「えぇー……?懐中電灯で照らして……あれ……これって……」
コ ウメ チャン イツモ オウエ ン シテマス
 ガン バッテ クダサ イ ファン ヨリ
P「応援メッセージだこれーーー!?」ガーンッ!!!
93:
P「ああ、あったな、そんなこと」
小梅「ああいう……ファンレター……嬉しい……」
凛「う、うん、ひ、広い層から、好かれてるんだね」メソラシッ
菜々「なんかもうレベルが違いましたね」
凛「せめて現世レベルがよかった……」
P「もうちょっと生きてるファンの人の対応してそうなアイドルは……」
凛「いや、ほとんど皆そうだよ……」
ガチャ
笑美「なんか、やたらとボケばっかりでツッコミがおらん気がしてきたんやけど……」
P「おうナイス!お前は人間だもんな!」
笑美「当たり前やろ!?」
難波笑美(17)
94:
※小梅は『誰か』とレッスンに行きました。
笑美「ファンの人への対応?」
P「そそそ」
笑美「んー……そんなん意識した事ないしなぁ。普通でええんちゃう?ふつうで」
菜々「今の所……その『普通』が全然いなくて」
笑美「全然おらんの!?10人くらい聞いたのに!?」
凛「骨を粉砕したりスカイダイビングしたり、札束をもらったり会話に混ざったりで……」
笑美「意味がわからん!意味がわからん!」
P「そんな笑美のエピソードをひとつ聞かせてくれよ」
笑美「うちのはそんな頭おかしくないからな……?えっと」
―――― 先日 街中
笑美「(今日はオフやからお買いものや!)」
笑美「(ハリセン?ちゃうちゃう!普通にアクセとか見に来たんや!)」
ファンA「お、あれアイドルの難波笑美ちゃんじゃないか?」
ファンB「本当だ、そうっぽいな」
ファンC「違うだろ、何言ってるんだ」
ファンA「え?」
ファンC「笑美ちゃんはもっとマイク・タイソンみたいな大柄の男だったろ」
ファンB「ああ、そうだったっけ」
笑美「(何で!?どういうことなん!?)」
ファンA「そうだったな。しかも歩くときは必ずまきびしを撒くって有名だったな」
笑美「(迷惑極まりない!)」
ファンB「しかも、必ず道行く人にウェスタンラリアットをしないといけない体質だからな」
笑美「(どんな体質やねん!!買い物行く前に病院行け!)」
ファンC「しかも見ろ、今日は火炎放射器も使ってないだろ?あれは偽物だ」
笑美「なんでやねんっ!!!」ビシッ!!
笑美「なんでアイドルが火炎放射器使うねん!迷惑どころか犯罪やないか!」
笑美「しかもマイクタイソンってなんなん!?イメージとかけ離れすぎちゃう!?」
笑美「あとまきびしも撒かへんし、ラリアットするような腕もしてへんわぁーーっ!!」
ファンたち「「「本物だーーー!!」」」
笑美「し、しまったぁぁーーーっ!!」ガーンッ
97:
P「(楽しそう)」
凛「(楽しそう……)」
菜々「(楽しそうですね)」
笑美「大変やったわー……」
P「そうか!?」
笑美「でもウチのあんまり参考にならへんような気がするなぁ。他の子とかは?」
P「一体誰なら参考になるんだろうな……」
笑美「さ、さぁ……それは正味ウチもわからんわ」
ガチャ
飛鳥「風に呼ばれたよ」
P「おはよう、でもお前きっと参考にならないよな」
飛鳥「大切なのは結果じゃない。過程さ」
P「おう」
二宮飛鳥(14)
99:
※笑美はレッスンルームにツッコミに行きました
飛鳥「ファンへの対応かい?」
P「まぁそういうことだな」
飛鳥「僕らはマリオネットじゃない――その時の対応は、人によって異なるものだろう?」
P「まぁそうなんだけどさ、一例を聞こうと言う事だ。ていうかそういう企画だ」
凛「(割とついていけない)」
菜々「(蘭子ちゃんと同じ匂いがします)」
飛鳥「フー。わかったよ。ボクの場合はね」
―――― 先日 街中
飛鳥「(今日はエクステを買いに来たよ)」
飛鳥「(種類があって損することはないからね。これも世界へのささやかな抵抗さ)」
ファンA「……あれは、アイドルの『二宮飛鳥』じゃないかな?」
ファンB「そうだったとしたらどうするんだい?サインでもくださいとへりくだるのかな」
ファンC「ふー、確かにこの状況は貴重かもしれないね。でもボクらは、それをすべき人間なのかな?」
ファンA「……いや、風がきまぐれであるように、ボクらも同じ考えだとは限らないんじゃないかな」
ファンB「愚問だね」
ファンC「アイドルなんてものは所詮偶像――そこにあるものが真実であるかどうかは、わからないからね」
ファンA「考え方の差異なんてものは、ほんの小さな人間のエゴにすぎない。誰もが同じ考えなんだよ」
ファンB「その意見は暴論じゃないかな。人間は皆、異なる運命に属してるはずだけど?」
ファンC「運命が異なっていても、所詮人間の遺伝子に大きな差異はないはずさ。どんな行動をするかで、大きく人間が違うと思われているだけさ」
ファンA「面白い考え方だね。でもそれが『正しい』と決めつけるのは君のエゴだよ」
ファンC「――そうだね。やっぱり全て、僕らはバラバラに生きてるんだ」
ファンB「そういえば、飛鳥ちゃん、既にいなくなっているよ」
ファンA「流石『飛ぶ鳥』の名前を冠するだけあるね」
ファンC「渡り鳥は、冬には温かさを求めて飛んでいく。彼女もきっと今、ぬくもりを感じているだろう……」
103:
P「(うぜぇ……)」
凛「(うざい……)」
菜々「(うわぁ……めんどくさいアレですね……)」
飛鳥「許してやってくれないかな。彼らもまた、いわゆる『痛いヤツ』なんだ」
P「本当ファンってそのアイドルの影響でるんだな……」
凛「一部軍隊みたいなのがいるけどね」
飛鳥「自分でいうのは何だけど、ボクみたいなヤツより、もっとふさわしい子がいるんじゃないかな?こういう話は」
P「そうだな。飛鳥のファンはもうなんか全く持って違ったわ」
ガチャ
幸子「フフーン!カワイイボクを呼びましたか!?」
P「ボクつながり?」
幸子「何の話ですか?」
輿水幸子(14)
106:
※気まぐれに舞う蝶のように、飛鳥はどこかへ行きました。
幸子「プライベートの時のファンの皆さんへの対応ですか」
P「そうだ」
幸子「フフーン!僕はプライベートも完璧なので、対応くらい朝飯前ですよ!」
菜々「お、やっと参考になりそうですね!」
凛「うーん……どうかな……」
幸子「ボクの場合はですね……」
――――― 先日 街中
幸子「(今日はお買い物に来ていますよ!)」
幸子「(まぁ正確にいうと、今度Pさんに連れて行ってもらうための下見です!)」
ファンA「あれ……幸子ちゃんじゃないか?」ヒソヒソ
ファンB「本当だ……でも変装しててわかりづらいな……」ヒソヒソ
ファンC「試してみるか」
ファンA「おい、あそこの女の子すげぇ可愛いな!!」
幸子「……」ピクッ
ファンB「本当だ!すげぇ可愛いな!うわぁ?可愛い!ファッションセンスも可愛いな!!」
幸子「……」ピクッ ピクッ
ファンC「ハリウッドスターも裸足で逃げていく可愛さだな!あ?可愛いなぁ?!!」
バサァーッ!!
幸子「フフーン!変装していてもやっぱりボクの可愛さは隠せませんね!」
ファンA「わ、わぁー!アイドルの輿水幸子ちゃんだったんだー!」
ファンB「まったく気づかなかった?!!」
ファンC「大ファンです!サインくださいー!」
幸子「仕方ありませんね!順番ですよ!!」
112:
P「(ちょろい)」
凛「(ちょろい)」
菜々「(ちょろいですね)」
幸子「フフーン!ボクのにじみ出る可愛さは、やはり変装ごときでは隠せませんでしたね!」
P「うん!そうだね!」
凛「すごいね!」
菜々「よかったね!」
幸子「し……白々しいッ!?」
P「幸子は可愛すぎて駄目だな。他の子に聞くか」
幸子「仕方ありませんね!それも一つの手だと思いますよ!」
菜々「(ちょろかわいいなぁ……)」
127:
※しゅがーはぁとさんは先ほど事務所に来てファンの話をした後、
ソファの横あたりで『物理的はぁとあたっくクッション』をひたすら手縫いしています。今も縫ってます。
P「それじゃあ、お友達紹介してくれるかな?」
幸子「いいとも……って、このネタ大丈夫なんですか?」
凛「ま、まぁ番組終わったし……」
―――
輝子「フヒヒ……」
P「輝子か」
幸子「はい、ボクはそろそろトレーニングルームに行ってきていいですか?」
P「おうとも」
輝子「行ってらっしゃい……」←友達として呼ばれて嬉しい
菜々「で、輝子ちゃんですか」
凛「たしかにファンへの対応が気になる……」
星輝子(15)
128:
輝子「プライベートの時の……ファンの人への対応?」
P「そそ」
輝子「会ったこと、ない……」
菜々「ええ!?」
凛「そういうパターンもあるんだ」
輝子「というか、会っても、気づかないかも……フヒ」
P「ああ、そうか……輝子、ライブの時はファンも輝子もV系バリバリだから……」
菜々「そういえば、モヒカンやアフロな人がヒャッハーってカンジでしたっけ」
P「無茶苦茶抽象的にも関わらず大体あってる」
輝子「あ、でも……」
P「ん?」
輝子「お仕事でなら……」
P「あ、そういえばあったな!」
凛「お仕事で……?握手会とかじゃなく?」
P「いや、完全に別だ、あれは確か……」
――――― 先日 事務所
P「今日は大きな仕事だな……まさか神奈川支社の代表が来るとは」
輝子「フヒ……緊張する」
ガチャ
支社長「失礼します。ビッグ・プロモート株式会社、神奈川支社で支社長をやらせていただいています。相田です」
P「はじめまして」
営業部長「営業部長の番場です」
P「よろしくおねがいします」
経理部長「経理部長の千原です」
P「よろしくおねがいしま……ん?」
輝子「……もしかして」
P「どうした輝子、ほら、あいさつしないと……」
輝子「いや……この人たち」
P「?」
支社長「ああ……すみません、つい見とれてしまい……」
P「は?」
営業部長「いやあ、やはり本物を間近で見るのは……嬉しさが違いますな」
P「え?あの?」
輝子「フヒヒ……やはり」
支社長「お気づきになられないのも無理はありません。これをごらんください……」
スッ
P「(カツラ!?違う……これは!!)」
モヒカン(支社長)「星輝子ファンクラブ、会員No4、通称モヒカンです」
バァーーーーン!!!
129:
P「エエエーーッ!?」
アフロ(営業部長)「星輝子ファンクラブNo.7、通称アフロです」
バァーーーン!!
P「エエエエー!!!!?」
リーゼント(経理部長)「星輝子ファンクラブNo.9、通称リーゼントです」
ババーーーン!!!
P「アイエエエエエエーーーー!?!?」
輝子「いつも……ありがとうございます……フヒ」
P「どどど、どういうことですか!?」
モヒカン「どうもこうも、私どもが偶然輝子さんのファンだったというだけですよ」
アフロ「本当は私だけでよかったところ、無理やり二人がついてきたんですよ」
リーゼント「こ、こら、余計な事言うなって!」
P「(ちょっと待てよ……この3人って……)」
――――― さらに数日前 輝子のライブ
輝子「YEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」
ファンたち「YEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」
ワァァァァ!!!
P「(相変わらず耳が割れそうなくらい盛り上がってるなぁ)」
「ギヒィィィィィィィィィ!!!」
P「何事!?」
ファンX「グヒャヒャヒャーーー!!!」
「おい!なんか頭おかしいファンがステージに向かってるぞ!」
「止めろ!止めろ!!」
P「何だって!?すぐに警備員を……」バッ
モヒカン「何やってんだコラァアーーーッ!!!」
グシャアアッ!!!
「で、でたー!!!モヒカンさんのシャイニングウィザードだぁああー!!」
「強い!!強すぎる!!」
「うわぁーー!!暴徒と化したファンがモヒカンさんに向かっていくーー!!」
P「(世紀末かよ)」
130:
バキィィッ!!!
アフロ「助太刀するぜ!!」
リーゼント「ライブの邪魔するヤツは寝てろォ!!!ウラァアア!!!」
ワァアァァァアァァ!!
輝子「HYAAAAAAAAAAAAA!!!元気がいいなテメェラァァーーー!!!」
ガッシャーン!!
ワー!ショウコサンガスピーカーヲナゲトバシター!!
P「ああ、やっぱりここのスピーカーも買い取りかぁ……」
131:
――――
P「あ、『あの』御三方ですか……?」
モヒカン「ええ。普段はこうして一社会人をやらせてもらっていますが……」
アフロ「我々もやはり、ストレスなどがたまるんです」
リーゼント「やんちゃしていた昔を懐かしみ……安住の地を探していて……」
モヒカン「彼女に出会ったのです」
輝子「フヒ?」
モヒカン「輝子さんのライブはただの音楽ではない……それすなわち、『魂の解放』!!」
アフロ「彼女にはいつも元気づけられ、会社で働く意欲をいただいています」
リーゼント「貴方のようなアイドルに出会えたこと……誠に感謝しております」
輝子「こちらこそ……ありがとう……ございます」ニコ
P「(キャラ違いすぎだろォォーーーッ!!!)」
132:
P「……ってな事があってな」
凛「町で会ってもそりゃ気づかないよね……お互いに」
菜々「いくらなんでもキャラクターが違いすぎません……?」
P「てっきり俺も、見た目からアウトローな世界の住人が多いのかと思いきや、学校の先生や……普通の大学生なんかも多かったわ」
輝子「ライブ……それは魂の解放……フヒ、フヒヒヒ……」
菜々「ライブの時だけは世紀末みたいですけど……普段は本当、普通の人なんですね」
P「ああ、皆妻子持ちだったわ」
凛「(なんかいろいろ凄すぎてついていけない……)」
134:
P「よし輝子、次の人呼んでくれ」
輝子「フヒヒ……お隣さんを、召喚しよう……」
コンコン
P「(そこ俺の机)」
「誰もいませんけど……」
P「(いるじゃん)」
凛「(いるね)」
菜々「(いますねこれ)」
森久保乃々(14)
136:
※輝子はキノコルームへ行きました
P「待った……キノコルームなんていつの間に作った!?俺聞いてないぞ!?」
凛「え……前からあった気がするけど」
菜々「買いに行く手間が省けたって響子ちゃん喜んでましたよ」
P「(割とマジでいつの間に……?)」
乃々「あの……帰ってもいいですか……?」
P「あ、ごめんごめん。プライベートでファンに会ったときどうしてる?」
凛「って話なんだけど」
乃々「ぷらいべーと……」
菜々「凛ちゃんがどう対応していいかわからなくって、皆の意見を聞いて回ってるんですって」
乃々「無視してますけど……」
凛「ひどくない!?」
乃々「えっ、でも、そんな、急に話しかけられても……むーりぃ……」
菜々「まぁそういう子ですよね……」
乃々「えっと……たとえば……」
――――― 先日 電車内
乃々「(今日は電車移動なんですけど……)」
乃々「(正直電車は人の目があるので嫌なんですけど……タクシーがいいんですけど……)」
ファンA「あ、あれ森久保さんじゃないですか?」ヒソヒソ
乃々「!」ビクッ!!
ファンB「あ……今目をそらしましたね。多分本物です……」
ファンC「サ、サインとか欲しいですよね……」
ファンA「で、でも、話しかけるのは、ちょっと……」
ファンB「迷惑ですよね、そうですよね……」
ファンC「さ、流石に女の子に急に話しかけるっていうのは……」
ファンA「ハードルが高すぎますよね……」
ファンB「今回諦めて……この気持ちを次回にかければいいんですよ……」
ファンC「そ、そうですよね……次回こそは……」
ファンA「次回も声掛けられる気しないんですけど……」
ファンB「……ハハ」
ファンC「ですよね……」
138:
P「ファン弱すぎじゃないか!?」
凛「うーん……なんというか、ある意味訓練されてるよね」
乃々「こういうことが……25回くらいありました」
P「誰か一人くらい勇気だせよ!!」
乃々「ファンの皆さんは……もりくぼの気持ちを汲み取ってくれてるんです」ニコ
P「わりと違うと思うぞ!?」
菜々「でもある意味そういう結果になってますよね」
凛「アイドルの影響受けるとは思ってたけど……まさかここまでとは」
乃々「そういえば……結果的に話しかけられたことは一度も無いような気がします……」ニコニコ
P「(すごい嬉しそう……)」
凛「(25回チャンスがあっても誰一人声をかけないなんて……)」
菜々「(もうわけわかんないですね……)」
141:
P「さ、乃々、友達紹介して」
乃々「と、友達……!?」
菜々「なんか乃々ちゃんに強要するのは酷な気が……」
乃々「(だ、誰を紹介すれば……もし紹介しようとして『は?アンタなんか友達じゃねーし』と言われてしまったら……!)」
乃々「(でももし友達だと思ってくれているなら、ここで紹介しないほうが失礼……あうあうあうあう……)」
乃々「(ど、どうすればいいかわからないんですけど……!神様……助けてほしいんですけど……!!)」
凛「(すごいおろおろしてる……)」
ガチャ
芳乃「呼びまして―?」
乃々「……!!!」パァァァァ
P「え?今何が起こったの?」
依田芳乃(16)
142:
※乃々は机の下に避難しました
芳乃「プライベートでの対応でしてー?」
P「そそそ」
凛「芳乃さ……芳乃なら柔軟に対応できそうだよね」
菜々「芳乃ちゃんをついつい芳乃様と呼んでしまいそうになる気持ち、わかりますよ」
芳乃「わたくしの体験談でよければーお話することができましてー」
P「おう頼む」
芳乃「あれはー……少し前の事でしてー」
―――― 先日 町中
ぶおおーー
ぶおおーーーー
芳乃「(本日はーほら貝の練習にきておりましてー)」
芳乃「(今度の本番に向けてーミスのないようにいたしましょー)」
ガサガサ
ファンA「おお、こんなところにおられましたか」
芳乃「はいー?」
ファンB「依田芳乃様とお見受けします……少しお話したいことがございまして」
芳乃「わたくしでよければー話を聞きましょうー」
ファンC「ありがたや……ありがたや……」
―――
芳乃「干ばつでしてー……?」
ファンA「ええ、ここ半年、我々の村で雨が降らなくなってしまったのです」
芳乃「なんとー……」
ファンB「簡単に解決する問題でない事は承知しています、しかし、なんとしてでも解決したい……」
ファンC「そこでお願いに参ったわけです」
芳乃「承知しましてーどこまでできるかはわかりませんがー試してみましょうー」
ファンA「おお、ありがたや……ありがたや……」
143:
―――
芳乃「……」
ファンA「……」
芳乃「とりあえず儀式を行ってみまして―それから変化がなければーまた来てほしいでのしてー」
ファンB「は、はい!」
芳乃「……龍宮の大神にましますー住吉の大神ー」
芳乃「火と水を結び合わせて萬物をー」
ボッ ボッ
ファンA「(紙が勝手に燃え始めた!)」
芳乃「想像し給う水火土の大神ー」
パチパチ…… パチパチ……
ザッ ザーッ
芳乃「時には潮満の珠を投げ給いー」
ファンB「(何かを撒いておられる……)」
ファンA「(あれは一体……?)」
―――― 数時間後
芳乃「儀式は以上でしてーあとは信仰することでしてー」
ファンA「ありがたや……ありがたや……」
ファンB「お納めください……」
スッ
芳乃「お金よりもーお茶とおせんべがよいですー」
―――
数日後
ぶおおーー
ぶおー
ポツッ
芳乃「!」
パラパラ……サァァァァァァァァ
芳乃「もうここまで来ているのですねー」
P「芳乃ォ!大丈夫か!濡れてないか!」
芳乃「濡れても良い服を着ているのでしてー」
P「どうした……なんだか楽しそうだな」
144:
芳乃「ということがありましてー」
P「もうそれプライベートでのファンへの対応じゃなくね!?」
菜々「てか干ばつ……なんとかしちゃったんですね……」
凛「流石神様……」
芳乃「これもーアイドルを始めたおかげでしてー」
P「アイドルパワー!?わけわからん!!」
凛「あ、私逆に納得できるかも」
菜々「不思議ですね、菜々も何故か納得できてしまいます」
P「なにゆえ!?」
145:
芳乃「それではー本日はここまでー」
P「え?」
芳乃「続きは次回といたしましょうー」
P「え?え?」
芳乃「皆様に、よきご加護のあらんことをー」
凛「(な、何を言ってるんだろう……?)」
菜々「(な、菜々にも理解できません……!)」
162:
P「というわけで芳乃、アイドル呼んでくれ」
芳乃「承知しまして―」
芳乃「むん」
キュイーーン
菜々「……ん?今なんかきゅいんって言いませんでした?」
凛「私にも聞こえたような……」
ガチャーーッ!!
茜「呼びましたかっ!!!!」
P「流石」
凛「えっ」
菜々「えっ」
日野茜(17)
164:
※芳乃は人々を導きに行きました
茜「プライベートでのファンの皆さんへの対応ですか!!」
P「そうそう!!!」
菜々「(うるさい)」
凛「(なんで大声なのかな)」
茜「そうですねー、私の時はっ……」
――――― 先日 街中
ファンA「日野茜ちゃんですよね!!!サインください!!!!」
ファンB「握手してください!!!!」
ファンC「結婚してください!!!」
茜「え!?ちょっと待ってください!!」
茜「(こんな街中でサインなんて書いてたら他の人に迷惑だよね……よし!!!)」
茜「すみません、ここからちょっと(4kmほど)いった所に広場があるんでそこまで来てください!
そこでサインも書きます!!」
ダッ!!
ファンD「わかりました!」
バッ!!!
ファンたち「よっしゃあ!!」
ザッ!!!
?4km先?
茜「よし!!ここなら人の迷惑になりませんね!!!並んでください!!!」
ファンたち「はい!!!」
ザッ!!!
茜「(あれ……?なんだか人数が減ってるような……)」
茜「(まいっか!!!!)」
4kmごとき全力疾走できないヤツに、サインをもらう資格なし!!!!!(茜ファンの共通認識)
166:
P「オリンピック選手かな?」
菜々「菜々、その中に混じったら一分で死ぬ気がします」
凛「ファンへの対応どころか、ファンの対応さえ参考にできなかったけどありがとう」
茜「いえいえ!」
P「もうちょっと体力が普通そうなファンとアイドルいないかな」
菜々「流石に今回は規格外すぎましたね」
ガチャ……
ほたる「あの……さきほど神のお告げがあったんですけど」
P「芳乃完全に神になっちゃったかぁ……」
菜々「いやぁ、相変わらず無茶苦茶ですよねぇ、この事務所」
凛「もう驚かないけど、テレパシーで長電話とかを普及させるのはやめてよね?」
茜「大声で話せば遠くの人にも聞こえますよ!!!!」
白菊ほたる(13)
169:
※茜はちょっと埼玉あたりまでランニングに行きました
ほたる「……プライベートの時の、ファンの皆さんへの対応ですか?」
P「そうそう、サイン求められたり、握手求められたり」
凛「対応すればいいのか、無視すればいいのか迷っちゃってさ」
菜々「サイン会ならともかく、私生活ですもんね……」
ほたる「あの……私そういう事一回もなくて……」
凛「えっ?」
ほたる「個人的には、サインや握手くらいなら喜んでしたいです。
そこまで有名になれたってことで羨ましいので……」
菜々「え?で、でも、ほたるちゃんも有名になってますよね?」
凛「一度も会ったことないって……どういうこと?」
ほたる「あ、正確にはちょっと違いますね……ファンの人を『見かけたこと』は何度もあるんですが」
凛「?」
ほたる「えーっと……たとえば」
―――― 先日 町の喫茶店
ファンA「おい見ろよ!ほたるちゃんのインタビューが載ってる雑誌買ってきたぜ!」
ファンB「もう発売してたのか!」
ファンC「発売日明日じゃなかったか」
ファンA「そこはあれだよ、ちょちょいっとな」
ほたる「(あ、あの人たち私のファンなんだ……嬉しいな)」
ほたる「(という事は……見つかったらサインとか書いた方がいいのかな)」
ほたる「(前は有名になるまで活動続けられなかったから……嬉しいな)」
ワァァァァアーー!!
ほたる「!?」
客A「大変だ!!なんか向こうでスカイダイビングしてる奴がいるらしいぞ!!」
ファンA「ええ!?すげぇ!!」
ファンB「見に行こうぜ!!」
ダッ タッタッタ……
アリガトウゴザイマシター
ほたる「あっ……」
ほたる「……」シュン……
174:
ほたる「……みたいなことが何十回かありまして」
P「何十回!?」
凛「偶然どころの話じゃなかった!!」
ほたる「かといってこっちから話しかけるのも少しおかしいかな、と思いまして……」
菜々「た、確かにアイドルからファンに話しかけるって前例ないですよね」
P「なんてことだ……これが不幸系アイドルの真骨頂かよ」
ほたる「いえ……別にファンの皆さんに鉄骨が降ってきて即死とかそんなこともないので……」
P「それはもう大惨事だからな!?」
ほたる「私では参考にならなかったですね……すみません」
凛「あ、いや……他の人よりは参考になったからいいよ」
菜々「ですね、身長2m50cmのファンもいませんでしたし」
P「ギネスに近づいてるなぁ」
ガチャ
夏樹「おー、誰か呼んだか?」
P「どんどん来るな……」
凛「どれくらい呼んだんだろ」
菜々「どこまでの範囲通じるんですかね……」
ほたる「?」
『3里ほどでしてー』
P「えっ」
木村夏樹(18)
175:
※ほたるは茄子さんのお守りを買いに行きました
夏樹「なるほど……プライベートでのファンへの対応ねぇ」
凛「(やっと常識人がきた!!)」
菜々「(やっと参考になりそうですね!)」
夏樹「うーん、やっぱ状況によるとしか言えねぇな。忙しい時や、迷惑になりそうな時は、ズバッと断るつもりだけど」
P「つもり?」
夏樹「ああ、そういう状況になった事ないんだよ」
菜々「そうなんですか?」
夏樹「えーっと、例えばだな」
―――― 先日 電車内
夏樹「?♪」シャカシャカ
夏樹「(今日は渋谷まで楽器を見に行くぜ)」
夏樹「(楽器店というのは……思わぬ出会いが転がっているから、ついつい何度も足を運んじまうな)」
ファンA「あ、あれ……アイドルの木村夏樹さんじゃないか?」
ファンB「本当だ……私服でもわかるロックさだな」
ファンC「サイン……いや」
ファンA「お?」
ファンC「彼女は今……プライベートだ。女の子の私生活に割り入ってサインをねだるなんて、ロックじゃねぇ」
ファンB「……確かにな!お前の考えに賛成だぜ」
ファンA「ああ、俺たちにも『誇り』ってヤツがあるからな!」
シブヤー シブヤー
プシュー
ヒュヒュンッ
ファンA「!?」
パシッ
ファンA「こ、これは……名刺?」
ファンB「お、おい!裏面を見て見ろ!」
『女の子の気持ちを考える事のできるお前らはロックだぜ!
         Natsuki 』
夏樹「じゃあな」ニコッ
ファンたち「……あざっす!!」
179:
P「かっこいい……」
菜々「かっこいい……」
凛「かっこいい……」
夏樹「なんだよ、褒めても何もでねぇぞ」
P「なんか今までの超展開を見てるとすごい感動するな」
菜々「こんなおしゃれなストーリーもあったんですね」
凛「ファンはアイドルの影響受けるって聞いたけど、ここまで変わるんだね」
菜々「なんかもう性格矯正レベルですよね」
夏樹「ま、まぁ参考になったなら良かったよ」
P「参考にはなったけど、凛の場合とはちょっと違うな」
凛「まぁ私のファンはそこまでロック推ししてないしね」
菜々「そこまでロックじゃないアイドルですか……」
ガチャ
李衣菜「今ロックって言った?」
P「おお、丁度よかった」
夏樹「だりー……」
多田李衣菜(17)
182:
李衣菜「……プライベートでのファンに対して?」
P「そうそう」
李衣菜「ロックに対応してるかな」
菜々「すごい具体性にかけますね」
夏樹「例えば、どんなことがあったとかの具体例を出すとわかりやすいぜ?」
凛「……(常識人がいると話が早く進んでいいな)」
李衣菜「例えば?例えばねー……」
――――― 先日 喫茶店にて
ファンA「あそこにいるの李衣菜ちゃんじゃないか?」
ファンB「え?そうか……うーん、解りづらいな」
ファンC「試してみるか」
ファンA「俺最近UKロックにはまっててさ!」
李衣菜「……」ピクッ!
ファンA「(お、食いついた)」
ファンB「UKロックいいよな!俺A.F.ヴァンデフォーストとかハマってるんだよ!」
李衣菜「(ヴぁんでほーすと?よくわかんないけどロックシンガーかな?)」
ファンC「ああー、いいよな?、あのノスタルジーでアンチノミーな感じ!」
李衣菜「……(とりあえずわかってる感じで頷こう)」コクコク
ファンA「おお、俺も好きなんだよ!あのクライシスでインディペンデンスな感じがさー!」
李衣菜「……うんうん」コクコク
ファンB「本物だ」
ファンA「多田李衣菜さんですよね!!サインください!」
李衣菜「えっ!?(私のあまりのロックなオーラに気付かれてしまったのかな……?変装してたのに)」
李衣菜「まあいいや、並んでください」
A.F.ヴァンデフォースト…フランスのファッションブランド。
伝統的なデザインを基調に、ユニークさを取り入れていくスタイルが有名。UKロック?全く関係ないよ?
186:
P「(アチャァ?……)」
李衣菜「いやー、あの時は自分の知識の深さがやっぱり裏目に出たんですかね?」
夏樹「だりー……」←出来の悪い娘を慈しむような表情
菜々「(……ロックバンドとファッションブランドさえ区別がつかないとは)」
凛「(ていうかファンの人たちはそこで確認するんだ……)」
P「なんかもう話が通じてないような……」
菜々「もうちょっと会話のキャッチボールができる子の方が……」
ガチャ
友紀「キャッチボール?」
P「お前らの耳どうなってんの?」
凛「どんどん人間離れしていくね、この事務所のアイドル」
姫川友紀(20)
188:
友紀「ネクストバッターズサークルでのストレッチについて?」
P「違う。違うぞ友紀……プライベートでのファンへの対応だ」
友紀「惜しいね」
P「惜しくない」
凛「(一番会話のキャッチボールできてない……)」
菜々「(会話のキャッチボールと現実のキャッチボールってまぁ別物ですし)」
友紀「んー、時と場合によるかなぁ」
凛「やっぱりそうなんですかね」
P「割とまともなアイドルは結構そう言うな」
菜々「(やはり20代ですからねー、鍛えてきたものが違いますよねー)」ウンウン
凛「?」
友紀「えーと、例えばなんだけど……」
――――― 先日 町中(前日にキャッツが敗北した日)」
友紀「……(……)」
友紀「……(……)」
友紀「……………ハァ」トボトボ
ファンA「……」
ファンB「……」
ファンC「……はぁ」
ファンA「やめろよ……ため息つくなよ……」
ファンB「あ、あれユッキじゃね……」
ファンC「そうだな……ハァ」
ファンA「……」
ファンB「……」
ファンC「……」
――――― 先日 町中(前日にキャッツが大勝利した日)」
友紀「(いやー!!今日もいい天気だね!!空気がおいしい!!)」
友紀「(今日は次回のライブで使えそうなグッズを物色しにきたよ!!)」
ファンA「お!!あれユッキじゃん!!」
ファンB「サインください!!」
ファンC「握手してください!!!」
友紀「いいよいいよー!はい並んで並んでーー!!」
195:
P「態度違いすぎだろ!?」
友紀「日によってあたしもファンもテンション全然違うからさー」
菜々「いくらなんでもこのレベルで違うとは」
凛「もう人格が違うって言われても信じるよ」
友紀「やー!まぁ人格なんてすぐ変わるって!」ケラケラ
P「だめだこいつ……」
凛「もうちょっと真面目な人が来てくれれば……」
ガチャ
マキノ「プロデューサー、少し聞きたいことが……」
P「ぶっちぎりで真面目なの来たな」
菜々「おー!これは期待できますよ!」
マキノ「?」
八神マキノ(18)
196:
※ユッキはおうちで野球観戦をするそうなので帰りました
マキノ「これはね、私が特別に用意した端末なんだけど……」
菜々「(なんでそんなものがあるんでしょう)」
≪事務所にくるのでしてー≫
P「……これ」
凛「えっと……」
マキノ「この端末は……私の家にあるもう一つの端末を使ってしかメッセージが送れない仕様のはず」
マキノ「なのになぜか……気づいたらこのメッセージが受信させられていて……」
P「マキノ……それは理論で一生片付かない問題だけど、どうする?」
マキノ「……そんなことが、あり得ると言うの?」ゾク……
凛「(真面目だなぁ……)」
菜々「(真面目ですねぇ……)」
197:
※そういやだりなつコンビは防音室でギターの練習をしてるそうです
マキノ「……プライベートで、ファンに握手やサインを求められたとき?」
P「おう」
マキノ「私は、サインや握手くらいなら、時間があれば問題ないと考えているわ」
菜々「ファンサービス精神旺盛ですね!」
マキノ「ただし……」
凛「?」
マキノ「私に会えたら、ね」
P「……えっ?」
―――― 先日 ファンAの家
ファンA「……」
カタカタカタ……
ファンA「……」
カタカタカタ……
ファンA「ククク……ついに」
ファンA「ついに入手したぞ!!マキノちゃんのプライベート情報!!」
ファンA「いやぁ……苦労した。なんせありとあらゆるサーバーをハッキングしたのに一向に見つからないんだもんな」
ファンA「だがこれならば……ふむふむ、翌日、土曜日がオフ……行きつけの店は……ふむふむ」
ファンA「ククク……待っててくれ、マキノちゃん!」
――― 翌日 街中
ファンA「(データによるとこっちのはずだ)」
ファンA「(この時間に……この辺りで待ち伏せしていれば……)」
?数時間後?
ファンA「……何故だ?何故来ない」
ファンA「まさか……あのデータ……?」
通行人「すみません」
ファンA「は、はい?」
通行人「これをどうぞ」
ファンA「はい?」
通行人「では」
ファンA「……は?なんだこれ、紙?」
パラ……
『 は ず れ ♪ 』
ファンA「……――――ッ!!」
ファンA「まだまだ、修行が足りなかったという事か……」ニコッ!
198:
凛「(まずい……ツッコミが追いつかない!!)」
P「くそっ……一体どこからツッコめばいいんだ!?」
菜々「まず落ち着いてツッコミましょう。もうこれファンとアイドルじゃないでしょう!?」
マキノ「……?データによると、ファンはアイドルの影響を受けるって聞いたけど」
P「その通りすぎて反論できない!!」
凛「ものすごい量の前例があるしね……」
菜々「ていうかこれ、この時マキノちゃ、マキノさんはいなかったんですよね?どうしてこのことを……?」
マキノ「……さぁ?」ニコニコ
P「(こいつは普段、何をやってるんだ……?)」
200:
―――――――
※マキノは何かの調査に出かけたようです。
P「……結局、ほとんどが参考にならなかったな」
凛「まぁ、そんなに深く考えなくていいってことがわかったし、助かったよ。ありがとう」
菜々「もうちょっとまともな人が多い事務所だったら良かったんですけど……」
P「うーん、常識的な大人かぁ、そういう人は……」
ガチャ
ちひろ「あれ?まだ残ってたんですか?」
P「あ、ちひろさん」
千川ちひろ(??)
202:
ちひろ「プライベートでの、ファンへの対応、ですか……」
P「そうです」
菜々「ようやく参考になりそうですね!」
ちひろ「(ようやくって……何十人も聞いて参考にならなかったのかしら……?)」
ちひろ「まぁ、アイドルの個性がありますから、やはりその子の気分次第というのは大きいと思いますよ」
ちひろ「元気で明るく、気前がいい子がサインを断るのは、やっぱりマイナスイメージにつながりかねません」
ちひろ「でも、凛ちゃんみたいな、クールを売りにしている女の子なら、そっけなく断るのもイメージの定着として大事かもしれませんね」
ちひろ「プライベートを私生活と考えるか、プライベートも仕事のうちと考えるかで、大きく変わってくると思います」
P「さ、参考になる……!」
凛「最初からちひろさんに聞けばよかった……」
菜々「流石ですね!」
ちひろ「(え、そ、そこまで感謝されるほど……?)」
P「そういえば、ちひろさんはないんですか?」
ちひろ「へ?」
P「サインをねだられたり、握手を求められたり」
菜々「Pさん、ちひろさんはアイドルじゃないですよ……?」
ちひろ「実は……あるんですよ」
凛「えっ?」
P「おお」
菜々「そうなんですか?」
ちひろ「はい。雑誌か何かで特集されてしまってるらしくて……この前」
――――― 先日 街中
ファンA「すみません!CGプロの事務員、千川ちひろさんですよね!」
ちひろ「え?あ、はい……そうですが」
ファンB「おお、これがあの『可愛すぎる事務員』かぁ」
ファンC「本当に可愛い!」
ちひろ「はいっ!?」
ファンA「よかったら、サインとかもらえると嬉しいんですが……」
ちひろ「すみません、私アイドルじゃないんで、そういうのはちょっと……」
ファンA「そこをなんとか!」
スッ
ちひろ「(封筒?)」
ちひろ「……(この手触り、この感覚!)」
ちひろ「仕方ないですね。今回だけ、特別ですよ♪」ニコ
ファンたち「やったー!」
204:
ちひろ「みたいなことがあって……いやあ、有名になるっていうのも、困りものですね」
P「(今賄賂貰ってなかったか……?)」
菜々「(袖の下……)」
凛「(ファンはアイドルに似るって、ここまでなんだ……)」
ちひろ「まぁ、凛ちゃんの場合は、その日の気分で決めてしまっていいと思いますよ」
ちひろ「サインをむげに断っても、それはそれでクールなアイドルってことで箔がつきますよ♪」
凛「ありがとうございます」
P「まぁ、とりあえずはこれで解決かな」
凛「うん、また悩んだらプロデューサーに聞きに行くよ」
菜々「また今回みたいなのが繰り返される可能性があるってことですね」
P「おう、微塵も参考にならなさそうなアイドル呼んでやるよ」
―――― 一方その頃、とある地下室
マキノ「チヒロ・センカワ……」
マキノ「……情報ランクS+」
マキノ「……サーバーのセキュリティも、今まで見たことのないレベルね」
マキノ「……」ピクッ
マキノ「やーめたっ」
カチッ
マキノ「世の中には、知らない方がいいこともあるものね」
マキノ「(今、選択を誤ったとして……私がこの世にいたかどうか……)」
マキノ「なんてね」クス
おしまい
208:
■おまけ1 ファンからの熱烈なアプローチ
『昨日、アメリカにて、大規模なミステリーサークルが出現したとのニュースが入りました』
P「へぇ?。いまだにあるんだなぁ、ミステリーサークル」
『内容は「アメリカは小さい」といった意味を指すもので、これは政治的な思惑があるとの専門家の意見が……』
P「ミステリーサークルなのに、政治的思惑?よくわからんな」
『しかし、これを一日で作るのは、現代の科学で不可能とされており……』
P「お、画像が映った」
 U S A M I N
P「USA(アメリカ)MIN(最も小さい)かぁ……」
P「なるほどなぁ……な……」
P「……ん?」
菜々「うっさうさみんみん、うさみんみーん♪」
P「……」ジー
菜々「ど、どうしました?菜々を急に見つめてっ」
P「いや、なんでもないですよ……ええ、なんでも……」
P「(まさかな)」
210:
■おまけ2 独自の交流方法
・卯月の交流会『おしゃべり会』
通常の握手会などより時間を多めにとり、回数を増やすことにより、
アイドルとのちょっとしたおしゃべりが楽しめる交流会となっている
卯月「今日は来てくれてありがとうございます!」
ファンA「いやあ、来たかいがありました!」
卯月「そう言ってもらえると嬉しいです!」
・有香の交流会『天下一武闘会』
通常の握手会よりすこし腕に自信のあるファンたちを集め、
アイドルとのちょっとした戦いが楽しめる交流会となっている
有香「はぁッ!!!」ブォンッ!!
ファンA「(なんてキレのある蹴りだ!!)」
有香「隙あり!」
ヒュンッ!
バシッ!!
有香「(えっ!?今確かに左に重心が……!)」
ファンA「(よし!)」
有香「(これは……『ガマク』!」
ガッ!
ガマクとは……横腹のあたりの筋肉のやらかい部分を指し、この筋肉をうまく使い、重心を隠すことができる。
熟練すれば左に体重をかけたように見せかけて、右に体重をかける事もできる
P「アイドル……?アイドルってなんだ……」
菜々「これがアイドルですよ」
P「そっか……そうだよな……」
菜々「(Pさんもどんどん麻痺してるなぁ)」
中野有香(18)
211:
■おまけ3 パッケージの文章は『このアイドルも使ってる!』
P「う?ん……」
菜々「悩み事ですか?」
P「ああ、第三回総選挙は化粧品会社にスポンサーについてもらったんだけどさ」
菜々「ええ、そうでしたね」
P「それでコラボレート商品として『ホーリーパウダー』って名前のファンデーションを発売したんだよ」
菜々「なんだかすごく、聖なる戦いで使われそうですね」
P「それで、売れ行きがいいのはありがたいんだけどさ」
菜々「ええ」
P「せっかく凛、菜々、智絵里、卯月、未央でパッケージ五種類も出したのに」
P「菜々のがぶっちぎりで売れてさ……」
P「なんでなんだろうな……」
菜々「……」
菜々「……」
菜々「(なんでしょう、本来なら喜ぶべきところなんですが)」
菜々「(めちゃくちゃ複雑な気分です)」
212:
■おまけ4 ファンにアンケートをとってみる
マキノ「これがアンケートの結果よ」
P「おー!ありがとう!」
菜々「へぇ!CGプロダクション総合アンケートですか!」
P「ああ、色んなファンからアンケートをとってさ!」
菜々「面白そうな項目がいっぱいありますね!」
P「例えばこれとか……」
○アイドルは貴方にとってどんな存在ですか?
菜々「わーこれ、おもしろそうですねー!」
P「だろだろ!」
・応援したい友達のような存在
菜々「未央ちゃんとかですかね?」
・頼れる姉のような存在
P「拓海とかかなー?」
・神
P「……」
菜々「……」
・教祖様
P「……」
菜々「……」
・17歳
P「……(ぼくはそっとアンケート用紙を紙束に戻した)」
213:
■おまけ5 ファンにアンケートをとってみるその二
P「ほ、他にも色々アンケートあるしな!」
ガサガサ
菜々「おお!これ面白そうですよ!」
○アイドルの恋愛経験についてどう考えていますか?」
P「おお!恋愛ご法度な人から別にいいんじゃない派の人まで幅広そうだなぁ」
菜々「気になるところですね!」
・まあアイドルといっても普通の女の子ですし、普通に恋愛くらいするんじゃないですかね。
アイドルなので普通に彼氏はいないと思いますが
P「(これ卯月ファンだろ……)」
・アイドルといっても、年齢もありますし、別に彼氏くらいいたとしてもおかしくないでしょう。
ていうか、異性間でもキスくらいは挨拶のうちだと思います。
菜々「(これ奏ちゃんファンですね……)」
・アイドルが恋愛!?絶対ありえないです!私のイメージとしては保育園の時から既に男女別で、
現在に至るまで小中高と一貫の女子校に通っていて欲しいです!
恋愛どころか、男子とは話さえせず、手すら握ったことのないというのが理想です!
小さいころから姉妹だけで仲良く暮らしていってくれていることを何より願っています!
P「……美嘉か」
菜々「……美嘉ちゃんのファンですね」
214:
■おまけ6 ファンにアンケートをとってみるその三
P「ま、まだアンケートはあるし!!」
菜々「そうですね!!」
P「これとかいいじゃん!」
菜々「おっ、いいですね!」
○アイドルに呼んでほしい呼び方は?
・下の名前 51%
・お兄ちゃん 20%
・苗字+くん 10%
・オリジナルのあだ名 8%
・マゾ豚 5%
・その他 6%
P「(マゾ豚……)」
菜々「(マゾ豚……)」
215:
■おまけ7 気になるあの子の対応とは
杏「うはースタミナたまりすぎワロター」
ポチポチ
杏「レベリングついでにまとめサイトめぐるか」
カチカチ
ピンポーン サガワキュウビンデース
杏「はいはい今いきまーす
杏「いやー、やっぱり夜食は出前のピザに限るね」モグモグ
杏「え?ファンへの対応……?」
杏「家から出なければ会わないので杏には関係ない!」ドヤァァッ!
  ま  さ  に  杏
双葉杏(17)
21

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