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チノ「ココアさん! 単芝生やすのやめてください!」


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1:
チノ「それイライラするんですよ」
ココア「単芝?w 何それw」
チノ「今やってるやつです」
ココア「どれ?w」
チノ「……煽ってるんですか?」
7:
ココア「ごめんw ちょっと言ってる意味が分かんないよw」
チノ「……」
ココア「何怒ってるのチノちゃんw
 顔真っ赤だよ?w」
チノ「……」
ココア「チノちゃん涙目w」
8:
チノ「……もういいです」
ココア「ちょっとw どこ行くのw」
チノ「気晴らしに散歩に行ってきます」
ココア「お店はどうするの?w」
チノ「オープンまでには戻りますよ」
ココア「それならいいけどw いってらっしゃいw」
チノ「……行ってきます」
10:
チノ「……まだイライラします」
チノ「あ、あれは」
チノ「シャロさーん。ちょっと聞いてください」
シャロ「チノちゃんwwwwwwwwwwww
 どうしたのwwwwwwwwwwwwwww」
チノ「えっ」
シャロ「何その顔wwwwwwwwwwwwww」
12:
チノ「顔?」
シャロ「何驚いた顔してるのwwwwwwwwwwwww」
チノ「だって。シャロさんが草たくさん生やしてるから」
シャロ「草wwwwwwwwwwwww
 意味分からないよwwwwwwwwww」
チノ「……それ、やめてもらえませんか?」
シャロ「それってwwwwwwwwwwwwwww
 どれ?wwwwwwwwwwwwwwwww」
15:
チノ「ココアさんが変なんです。いちいち単芝生やして」
シャロ「単芝wwwwwwwwwwww
 何それwwwwwwwwwwwwww」
チノ「……。なんか煽られてる気がして」
シャロ「ごめんwwwwwwwwwww
 ちょっとよく分からないwwwwwwwwww」
チノ「ちゃんと私の話を聞いてください」
シャロ「聞いてる聞いてるwwwwwwwwwwww」
16:
チノ「……もういいです。失礼します」
シャロ「チノちゃん怒ってるのwwwwwwwwwww」
チノ「……」
シャロ「チノちゃんwwwwwwwwwww」
チノ「もう! いい加減にしてください!」
シャロ「なんかよく分からないけどごめんねwwwwwwwwwww」
18:
チノ「ああー……。苛立ちがおさまりません」
チノ「深呼吸……。深呼吸です……。すー……はー……」
チノ「あ、あれは」
チノ「リゼさーん」
リゼ「おー、チノか^^」
チノ「えっ」
20:
リゼ「どうした?^^」
チノ「……いえ」
リゼ「言いたいことがあるならはっきり言えよ^^」
チノ「……最後の顔文字みたいなのやめてもらえますか」
リゼ「顔文字?^^」
チノ「それです」
リゼ「ちょっとよく分かんないな^^;」
22:
チノ「ココアさんも、シャロさんも、リゼさんも。
 ちょっとおかしいですよ」
リゼ「どこが?^^」
チノ「だから! それです!」
リゼ「言ってる意味がよく分からんな^^;
 ちなみにその二人はどこがおかしいんだ?^^」
チノ「草生やしてるんです」
26:
ココア「千夜ちゃーん」
千夜「あ、ココアちゃん。どうしたの?
 わざわざうちの店まで」
ココア「チノちゃんがおかしいんだよー」
千夜「チノちゃんが?」
ココア「うん。なんか”単芝”がどうとかって」
千夜「……ちょっと詳しく聞かせてくれる?」
27:
千夜「それは強迫性煽動症候群ね」
ココア「きょうはくせいせんどうしょうこうぐん……?」
千夜「そう。周りの人間すべてに煽られていると思い込んでしまうのよ。
 精神病の一種ね」
ココア「精神病……。私、チノちゃんに負担かけているのかな……」
千夜「でも単芝ならまだレベル1ってところね。
 まだ簡単な説得ですぐ治せるわよ。
 ココアちゃんが気に病むことは無いわ」
ココア「そうなんだ? それならいいけど……」
28:
シャロ「千夜ー。……あ、ココアも」
ココア「シャロちゃーん」
千夜「シャロちゃんこんにちは。何か御用?」
シャロ「うん。チノちゃんがなんかおかしくなって……。
 私が草たくさん生やしてるとか」
千夜「えっ!?」
ココア「どうしたの? 千夜ちゃん」
29:
千夜「草原幻視が始まってる……。病気の進行が早すぎるわ……」
ココア「それってまずいの?」
シャロ「いったい何の話?」
千夜「ええ。草原幻視はレベル2よ。通常は数日から数週間かけて、
 ゆっくりと病気が進行するはずなんだけれど……」
ココア「ええっ……」
シャロ「だから何の話なのよ」
32:
シャロ「……ふむ。話は大体飲み込めたけど。
 その病気が進行するとどうなるわけ?」
千夜「この病気は、進行具合によってレベル6まで分かれているんだけど、
 そこまで行くのに早くて半年、通常なら2、3年はかかるの」
ココア「でもチノちゃんのペースだと……」
千夜「そう。このままじゃ数日以内にレベル6に達するでしょうね」
シャロ「それは分かったけど……。レベル6になるとどうなるのよ?
 もう治らないとか?」
千夜「レベル6になるとね」
シャロ「うん」
千夜「死ぬの」
ココア「え……」
34:
チノ「まったく……。ココアさんもシャロさんもリゼさんも。
 あの三人はしょうがないですね」
リゼ「おい! 待ってくれよ! ”池沼!”」
チノ「……っ!」
リゼ「はぁ……。ようやく追いついた……。
 いきなり怒った顔して行っちゃうから驚いたよ。
 ”煽り耐性低すぎwwwwwww”」
チノ「……暴言吐くのやめてもらえませんか」
リゼ「え? 別に暴言なんて吐いてないが……。
 ”だって全部本当のことだろ?^^”」
37:
シャロ「死ぬって……」
ココア「どうにかできないの……? 千夜ちゃん」
千夜「病気が進行してしまうと手遅れになるわ!
 そうなる前に、チノちゃんを見つけ出さないと……!」
ココア「じゃあ手分けして探そうよ!
 見つけたらみんなに連絡回して、
 ラビットハウスか甘兎庵、近い方に集合しよう!」
シャロ「そうね!」
38:
チノ「もうリゼさんとは話したくありません」
リゼ「おい! そんなに怒ってどうしたんだよ!
 ……私に悪いところがあるなら言ってくれ。謝るから。
 ”まぁ一番悪いのはお前の頭だけどな^^;”」
チノ「知りません」
リゼ「どうしちゃったんだよ……。
 ”完全にキチガイの顔ですわ。これ”」
チノ「……ちっ」
41:
千夜「”超煽動幻聴”が始まるともう手遅れになるわ。
ココア「ちょうせんどうげんちょう?」
千夜「ええ。そこが助かるボーダーラインのレベル5。
 相手の言っていることが全部煽りに聞こえてしまうの。
 こうなると一切の説得が不可能になるわ。
 手の施しようもなく、レベル6までノンストップよ」
シャロ「じゃあ急がないと!」
千夜「……そうね。レベル2発症の早さから考えても、
 もうレベル3”顔文字幻視”が始まっててもおかしくはないわね……」
ココア「じゃあみんな! 行くよ!」
43:
ココア「リゼちゃん!」
リゼ「ココア。どうしたんだ、そんなに息切らして」
ココア「はぁ……っ。チノ……、チノちゃん、見なかった!?」
リゼ「ああ……。ついさっきまで一緒にいたけど……」
ココア「どこに行ったの!?」
リゼ「おいおい……。どうしたんだよ」
ココア「お願い、リゼちゃん! どこに行ったのか教えて!」
47:
千夜『……もう危険な状態だわ。レベル4”煽動幻聴”が始まってる』
ココア「ええっ……。どうしよう……」
千夜『泣いてる暇はないわよ。……探しましょう。
 まだチノちゃんを助ける手立てはあるわ』
ココア「……うん。そうだよね! リゼちゃんにも手伝ってもらうよ!」
千夜『……ええ。じゃあまたあとでね』
ココア「うん。…………。チノちゃん……」
50:
リゼ「ここでチノと会ったんだ!
 それで向こうの角を曲がって行った!」
ココア「はぁ……っ! 待っててね……っ!
 チノちゃん……っ!」
リゼ「……!? おい! あれ……?」
ココア「はぁ……っ! チノちゃん……っ!?
 チノちゃん!!! チノちゃん!!!!!」
チノ「……っ!?」
56:
チノ「なんですかこれは! 離してください!」
千夜「……ごめんなさい。チノちゃんを助けるにはこうするしか……。
 ”はぁ。馬鹿の相手をするのは疲れますね^^;”」
ココア「チノちゃん……。”チビwwww 死ねよ奇形wwwww”」
リゼ「チノ……。”可及的やかに死ね。消滅しろ”」
シャロ「チノちゃん……。”クソガキはとっとと寝ろ。いややっぱ死ね”」
チノ「……っ! 椅子に縛り付けて……っ!
 取り囲んで暴言吐くのは楽しいですか……っ!?」
57:
千夜「違うの! これは私たちが言ってるんじゃないのよ!
 ”いったいお前は何と戦ってるんだ”
 これは全部チノちゃんの錯覚なの!
 ”境遇を言い訳にすんなカス。
 お前がカスなのはお前自身の責任だろ。
 言い訳しかできないならさっさと死んだ方がお前のためだぞ”」
チノ「こんなことして何が面白いんですか!?
 早くこの縄ほどいてください!」
ココア「チノちゃん! ”底辺見下すのは楽しいなぁ^^”
 お願いだから聞いて!
 ”その顔の横についてるのは飾り?
  人の話聞く気が無いなら取っちゃったほうがいいよ^^”」
チノ「うるさいっ! 早くほどけよ! 
 さっさとほどけぇっ!!!!」
62:
シャロ「チノちゃっ……”死ねチビカス”」
チノ「うわああああああ!!!!!!!!!!!!!
 わあああああああああああっっっ!!!!!!!!」
リゼ「頼むから……っ! 聞いてく”死ねよメンヘラブス。
 手首切るより首くくる方が確実だぞ”」
チノ「あああっっあああああっあっ!!!!!!!!!
 うがああああああああああああっ!!!!!!」
66:
?さかのぼること約1時間前。甘兎庵?
シャロ「ところでチノちゃんはどうしてこの病気に……?」
千夜「環境の変化が大きいと思うわ。
 もともと人付き合いが得意じゃなかったチノちゃんが、
 これだけ笑ったり、しゃべるようになったんだもの。
 それが少しずつ心にプレッシャーをかけていたんだろうね」
ココア「やっぱり私の……」
68:
千夜「ううん。違うの。
 ”人に好かれたい”って言う気持ちが、
 そのままプレッシャーになっているのよ。
 きっと、チノちゃんはココアちゃんが大好きなのね」
ココア「チノちゃん……」
千夜「だから、チノちゃんを見つけたら真っ先に声をかけてあげてね。
 ココアちゃんの言葉が一番響くと思うの」
ココア「……うん。分かったよ」
シャロ「ところでどうやって治療するのよ」
74:
ココア「え……」
シャロ「縛り上げて説得する……?」
千夜「……ええ。少し強引なやり方だけど。
 病気の進行したチノちゃんは平気で人を殺すわ。
 それを防ぎながら、こっちの話を通すには、
 もうそれしか方法が無いのよ」
ココア「そんな……」
千夜「ごめんね……。つらいだろうけど、分かって……」
77:
チノ「ああああっ! あああああっっあああっ!!!!!!」
ココア「もう嫌だよ! やめようよ!」
リゼ「ココア!?」
千夜「危険よ! ココアちゃん!」
チノ「あああああああっ!!!!!」
ココア「こんなに苦しんでるチノちゃんなんて見たくないよ!
 ……ほら、見てよ! ロープが食い込んで血が出ちゃってる!」
千夜「ほどいちゃダメ!」
78:
チノ「殺すううううっ!!!!!!!!
 殺してやるうううううううううう!!!!!!!!」
ココア「……かはっ!?」
シャロ「ココア!」
ココア「ダメ! シャロちゃん! こ……、来ないで……! ぐうう……」
チノ「殺すうううううう!!!!!
 死ねぇぇぇええええっっ!!!!!!!」
ココア「ごめんね……。チノちゃん……。
 苦しかったんだよね……。つらかったんだよね……」
チノ「あああっ!!! ああああああああああっっっ!!!!」
ココア「お姉ちゃん何もしてあげられなくて……。ごめんね……」
82:
チノ「……」
ココア「……? チノちゃん?」
チノ「ココアさん……。そんな悲しい顔しながら……。
 泣きながら……! 何を言ってるんですか……っ!」
ココア「チノちゃん……」
チノ「もうわけがわかりませんよ……!
 なんでそんなにつらそうに……、
 私に暴言を吐き続けるのか……っ!」
ココア「チノちゃんごめん……。チノちゃんごめんねぇっ……!」
85:
チノ「私がおかしいんでしょうか……。
 こんなに優しい人たちが……、
 こんなにひどいこと言うわけないのに……」
ココア「チノちゃん」
チノ「もう悪口しか聞こえませんけど、私は……、信じます。
 みなさんを信じます」
ココア「チノちゃん!」
千夜「嘘……。レベル5を自力で克服した……?」
89:
チノ「みなさんすいません。
 ご迷惑をおかけしました……」
ココア「こっちこそ、ロープなんかで縛っちゃってごめんね?
 ……ここ。痛くない?」
チノ「……。心の方が痛いです。もうどう謝ったらいいのか……」
シャロ「別に謝らなくていいよ。治って良かったし」
千夜「そうね」
リゼ「そうだな」
91:
チノ「いきなりうちでお泊り会しようとか言い出してごめんなさい。
 なんだか一人で寝るのが怖くて……」
千夜「いいのよ。大勢の方が楽しいでしょう?」
シャロ「チノちゃんは寂しがり屋さんね」
千夜「うふふ。シャロちゃんもさっき震えながら、
 うちに泊まるって言い張ってたじゃない」
シャロ「千夜!?」
ココア「えっへへ。シャロちゃーん」
シャロ「何よ!?」
93:
リゼ「もう体は大丈夫なのか?」
チノ「……はい。もう平気です」
リゼ「そうか。良かったな。
 ……これからは、つらかったり、悩み事があったら、
 すぐ私たちに言うんだぞ? 力になるからな」
チノ「……ありがとうございます」
チノ「いてっ」
ココア「あっはは! チノちゃんに当たったー!」
千夜「あっ、ごめんねぇ」
シャロ「恒例のまくら投げよ!」
98:
チノ「……」
チノ「やりましたね!」
シャロ「いたっ!」
千夜「うふふ。どこに投げてるのー?」
シャロ「このー!」
リゼ「……っ! ふんっ!」
シャロ「リ、リゼせんぱ……っ、あいたっ!」
ココア「あー! 私もー!」
こうして5人のドタバタと騒ぐ音と笑い声は、
夜遅くまで響き続けるのでした。
終わり
103:

良かった
10

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