阿笠「ワシが開発協力した鰻の養殖施設じゃ」back

阿笠「ワシが開発協力した鰻の養殖施設じゃ」


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1:
阿笠「ワシらが船で向かっておるあの島は魚曼島と呼ばれる島でな」
阿笠「あの島全体が一つの鰻養殖施設となっている」
歩美「あの島全体が!?」
元太「すげええええええええええええええ!!!!!!」
光彦「元太君にとっては夢のような島ですね!」
阿笠「ほっほっほ、お昼には鰻の料理も振る舞ってくれる予定じゃから楽しみにしておれ」
元太「イヤッフゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!!!」
灰原「でも博士が関わったって考えると何か不安ね」
コナン「だよな」
阿笠「そんな」
9:
阿笠「さあ着いたぞ! 鰻の養殖施設じゃ!」
歩美「わぁー! 鰻さんの入った水槽がいっぱい!」
光彦「まるで水族館ですね!」
コナン「鰻だけの水族館か……ハハハ、ある意味贅沢だな」
元太「やべえええええええええええええええ食いてええええええええええええええええええ!!!!!」
阿笠「これこれ、ちゃんとお昼は来るから騒ぐでない」
灰原「それにしても……随分種類があるのね」
阿笠「ああ、品種改良を繰り返し、様々な鰻を作ったからのう」
11:
阿笠「例えばこのユズウナギとかな」
阿笠「こいつは品種改良を加え、脂身を少し抑えた上に餌に柚子を混ぜておる」
阿笠「そうすると控えめな脂と柚子の香りから通常の鰻よりさっぱりとした味わいになり」
阿笠「酢の物などに適した鰻になるんじゃ」
阿笠「もちろん普通に蒲焼にしても美味いぞ!」
コナン「へー」
阿笠「後はこのオオキモウナギも研究を重ねた鰻じゃ」
阿笠「消化器官を中心とした内臓が発達した鰻であり、その内臓を使った肝吸いは絶品じゃぞ」
歩美「えー、歩美、あの肝吸いってあんまり好きじゃないんだけどなー」
阿笠「ほっほっほ、安心せい、そんな子でも食える最高の肝吸いが食えるからの」
13:
阿笠「元太君にはこのツキムネウナギがオススメじゃ」
阿笠「なんとこの鰻は通常の鰻の数倍の脂が乗っており」
阿笠「口に入れたとたん鰻の脂の旨味が舌の上にじゅわっと広がるぞ!」
元太「やべええええええ腹減ってきたぁぁぁあああああああああああ!!」
光彦「うわっ、この大きな鮫みたいな鰻は何ですか!?」
阿笠「ああ、そっちはサメモドキウナギじゃ」
阿笠「こいつはウナギのカマボコを作ってみないかという発想から、作りやすいよう鮫に近い肉質に品種改良したんじゃが」
阿笠「どうも見た目も鮫になってしまい、異様に巨大になってしまってのォ……」
阿笠「まだカマボコの試作も行っておらんが、カマボコが美味しくなければ大失敗の鰻じゃな」
光彦「そうなんですかー」
阿笠「それに非常に気性が荒くてな。この施設の職員も何人か手を噛まれそうになったと聞く」
コナン「こえーな」
21:
阿笠「さあ、今度はこっちじゃぞー」
歩美「はーい!」
光彦「うーん……あのサメモドキウナギ、とても興味深いですね」
光彦「おや、こんな所に空いている扉があります……」
光彦「関係者以外立ち入り禁止と書いてありますが……ちょっとだけ覗いてみましょう」
光彦「仮に怒られても大丈夫です、開発協力者の阿笠博士の知り合いなんですからある意味関係者ってゴリ押しできます」
光彦「ふーむ、どうやらサメモドキウナギの水槽の裏側に繋がってるみたいですね……」
光彦「おっ、あのハシゴから水槽の上へ行けるみたいです!」
光彦「ちょっとだけ登ってみましょう」
25:
光彦「おおー、上から見るとより一層鮫に見えますね」
光彦「気性が荒いというお話ですがただ泳いでるようにしか見えませんねー」
光彦「あっ、ちょっと水面に近い所まで上がって来ました」
光彦「どれどれ……肌の表面は鰻に近いんでしょうか、鮫に近いんでしょうか」
光彦「ちょっと手を水槽の中に入れて確認を……」
 ザバァッ
29:
阿笠「むぅ? 光彦君はどこに行ったんじゃ?」
コナン「あれ、さっきまでいたんだがな……」
歩美「はぐれちゃったのかな?」
コナン「DBバッジで連絡を……おーい、光彦、どこだー?」
コナン「……反応しねえな」
阿笠「困ったのう……とりあえず施設の職員に気持ち悪いソバカスの少年がいたらワシに連絡を寄越すよう頼んでおくか」
元太「頼むぜ博士えぇぇぇえええええええええええええええええええ!!!!」
灰原「まったく、集団行動を取れない人間って最低ね」
32:
阿笠「さあ、お待ちかねのお昼の時間じゃ!」
阿笠「光彦君はまあ後で食って貰えばいいじゃろう! 先に食おう!」
元太「っしゃぁぁあああああ来たぁぁあああああああああああ!!」
阿笠「まずは先ほどのユズウナギと胡瓜の酢の物から味わっていただこう!」
歩美「歩美、鰻の酢の物って初めて!」
灰原「鰻を蒲焼にしたものをさらに酢の物に調理するのね……」
コナン「どれどれ……」
 もぐもぐ
コナン「へえ! こいつは面白い味だな!」
灰原「脂っこい鰻がすごくさっぱりした味に変わったわ」
歩美「柚子の香りもふわっと上がって来てすっごく美味しい!」
元太「うめええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」ガツガツ
35:
阿笠「次はツキムネウナギの鰻重じゃ!」
コナン「うおっ! 今度は脂がすげえ! 脂で鰻が輝いてるみてーだ!」
灰原「そしてこの香り! 鰻は匂いだけでご飯が食べられるっていうけど」
灰原「この香りはそれが真実だと訴えかけて来るような芳醇で強い香りよ!」
元太「もう待てねえええええええいただきまあああぁぁぁああああああす!!!!!!!!!」
 もぐもぐ
灰原「すごい脂……! でも決して嫌な脂じゃないわ!」
コナン「ああ! 豪快に蒲焼にされた鰻なのにすごい上品な脂の味だ!」
コナン「その脂が口の中いっぱいに広がるぜ! まるで脂の洪水だ!」
歩美「脂だけじゃないよ! 鰻の身も肉厚でふっくらしてて柔らかくて……元太君じゃないけど止まらないよー!」
元太「うひゃほぉぉぉおおおおおうおっひゅぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」ガツガツガツ
40:
阿笠「さあ、鰻重を味わっている最中で申し訳ないが」
阿笠「ここで鰻重と一緒に運ばれてきた肝吸いも飲んでみなさい」
コナン「ああ、これだな……ふむ、見た目は麩と三つ葉も入ってるスタンダードな肝吸いだ」
歩美「ホントに歩美にも美味しく食べられるのかなぁ……?」
灰原「あら……でもすごい良い香りよ。この鰻重の隣にあるっていうのに、この肝吸いの香りも負けてないわ」
コナン「じゃあまずは汁を一口……」
 すっ
コナン「っ……おぉ……!」
歩美「すごい……すっと喉を通って行くこの飲みやすさ……!」
灰原「カツオ節と昆布……いえ、それだけじゃない……このダシは……」
灰原「まさか、ウナギの骨!?」
阿笠「ほっほっほ、正解じゃ」
45:
阿笠「ダシ向けに品種改良したダシウナギの骨をダシに使っておる」
阿笠「こいつはそのままでも十分に上手いが、カツオ出汁や昆布出汁と合わせるとさらに深いコクと旨味を生むんじゃ!」
阿笠「それだけではない! さあ肝吸いの肝も口にしてくれ!」
コナン「言われなくとも食いたい気持ちでいっぱいだぜ!」
 ふわっ
コナン「お、おおおおお!」
コナン「何だこの肝は……柔らかい! そしてまったく生臭さが無い!」
コナン「ん、いや……コリッと言い具合に歯応えのある部分もあるぞ……一つの肝吸いの中で分かれるこの内臓の食感の違いは肝吸いの楽しさの一つ……」
コナン「そしてこれらを噛んでいるとじわりじわりと染み出てくる鰻の肝の旨味……!」
歩美「内臓系特有の苦さは無い……ううん、無いわけじゃないんだけど」
歩美「すごい……歩美にも全然嫌に感じない、すっごく美味しい苦味……!」
灰原「そして肝吸いを口にしたから、さっきまで鰻の脂まみれだった口がすっきりして……」
コナン「また鰻重への食が進むぜ!」
元太「んふぉぉおおおおおおおおあむへぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ガツガツガツガツ
48:
阿笠「ほっほっほ、楽しんで貰えたかのう。ほれ、食後のお茶じゃよ」
コナン「ああ、最高に美味かったぜ!」
阿笠「ちなみにこのお茶も鰻料理の際に出る生ゴミを堆肥にし」
阿笠「それを茶畑の肥料として使ったお茶じゃ」
歩美「わぁ、そんな所にまで鰻を?」
灰原「まあ……ここまで来ると鰻がどう関わっているのかよくわからなくなるけどね」
元太「プハーッ!! お茶もうめえぇぇええええええええええええええひぃぃぅぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!」
コナン「落ち着け」
52:
阿笠「さあ帰るか……っと、光彦君がまだ戻ってきておらんのう……」
コナン「ったく、仕方ねえな……先に帰るぜってメールでも送っておいて、俺たちは先に帰るか」
阿笠「そうじゃな、職員に頼めば船で送って貰えるじゃろうし」
歩美「歩美、またここに来たいなー!」
元太「俺もぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
灰原「小嶋君は毎日でも来たがりそうね」
 \HAHAHA/
53:
阿笠「ほれ、こっちじゃ! 来た道を戻るだけじゃから迷わんと思うがの」
サメモドキウナギ「……」
歩美「来た時も見たけど、このサメモドキウナギって、ホントに鮫さんみたいだよねー」
元太「だよなぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
灰原「あら、何か口の端にくっついてない? 糸みたいな、何かの切れ端みたいな……」
コナン「エサの一部か何かじゃねーの?」
阿笠「うーむ、あれだけじゃよくわからんのう。エサ以外の異物を飲み込んでなければいいが……」
阿笠「ん? それに何か水槽の水の色がちょっと濁っておるような……?」
55:
阿笠「ま、サメモドキウナギに関しても光彦君と同じように職員に任せよう」
阿笠「今日はもうとっとと帰らんと暗くなってしまうしの」
歩美「職員の人に任せてばっかりだね」
灰原「もしかして開発に協力はしたけど開発後はあんまり協力してなくて、施設のことにあまり詳しくない、とか?」
阿笠「そ、そんなことはないぞ! 日夜自宅で鰻の品種改良に力を入れておるわい!」
コナン「結局この島ではあんまり働いてないってことだよなそれ」
阿笠「……まあ……そうなるがの」
 \HAHAHA/
サメモドキウナギ「……」
サメモドキウナギ「ペッ」
DBバッジ「」カシャン
 おわり
56:
光彦入りカマボコ
65:
>>56
最後これだと思ってたわ
66:
あっさり光彦
69:
追いついた乙
7

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