エレン「ウルヴァリン」back

エレン「ウルヴァリン」


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1:
進撃×アメコミクロスSS
キース「聞けぇい!本日よりお前達訓練兵のために新しい教官が配属されることになった!」
エレン「新しい教官?なんでこんな時期に・・・」
キース「この教官には主に戦闘訓練の指導をしてもらうことになる!今まで以上に気を引き締めろ!おい、訓練兵に名を名乗るんだ」
 「・・・」スパァ?・・・
キース「おい」
 「・・・」フゥー・・・
キース「おい!新人教官!お前だお前!」
 「ん?・・・ああ、そうか」ギュ
アルミン「・・・た、タバコ吸ってるよ・・・」
ミカサ「・・・ヒゲモジャ」
 「俺がお前らをしごく新教官だ。お前達にはあらゆる戦闘技術をたたきこんでやる。覚悟するんだな。・・・それと、俺を呼ぶならこう呼べ」
 SNIKT!
ウルヴァリン「ウルヴァリンってな」
3:
>>1
ウルヴァリン:アメコミ会社、MARVELコミックの看板人気キャラクターにして、世界一有名なアメコミキャラクターの一人。主にX-MENのメンバーとして活躍することが多い
 本名、ジェームズ・ハウレット。だが本人含め周囲は通称の『ローガン』と呼ぶことが多い。生まれながらにして特殊能力を持ったミュータント。その能力は再生能力
 『ヒーリング・ファクター』と呼ばれる再生能力は脅威的で、爆破で吹き飛ばされようとも元に戻る。首を切られたとしてもくっつければ再生するほどである
 また、ウルヴァリンの骨格は『アダマンチウム』というMARVEL世界で最も硬い金属となっており、破壊不可能と言われている。そのため首を切断することすらできない
 さらに、手の甲から3本のアダマンチウムの爪を伸ばすことができる。あらゆるものを切断し、決して折れないウルヴァリン最強の武器である。(元々は手の骨だった)
 MARVELの世界では、ミュータントは人間から差別的扱いを受け、弾圧されている。そのため一部のミュータントは人間を敵視し、自分達が人間に代わって世界を支配しようとしている
 だがウルヴァリンをはじめとする正義のミュータント達のチーム、『X-MEN』は悪のミュータントを止め、人間との共存のために活動をしている
 また、ウルヴァリンはヒーリングファクターの影響で歳をとるのがとてもゆっくりになっているので、実年齢は100歳以上とも言われている
 ウルヴァリンは見た目が毛むくじゃらでヒゲとモヒカンが目立つ小柄なおっさんで、必要とあれば悪人の命をも奪うダークヒーロー的キャラクター
 実写映画版『X-MEN』シリーズではヒュー・ジャックマンが演じている。映画の公開前はヒュー・ジャックマンとウルヴァリンは全然イメージが合わないと批判があった
 が、映画が公開されるとその声はピタリとやんだ。もはや誰もが認めるほどジャックマンはウルヴァリンにピッタリとハマり、ウルヴァリンそのものを演じた
 これを受けてか、コミックでのウルヴァリンも映画版に近いイケメンに描かれることが多くなった
4:
このSSはシリアスではありません。基本的におふざけの茶番劇になります。>>1は進撃はアニメで見たくらいの素人ですので間違いなども多いかもしれませんがご了承ください
また、アメコミに関する注釈や情報もミスや間違いがあることもあります。ご注意ください
12:
クリスタ「うるばりん・・・教官かぁ」
サシャ「何だか怖そうな人ですねぇ」イモグモグ
コニー「おい・・・アレ、手からでっけぇ爪が出てねえか?俺の見間違いか?」
ライナー「いや、俺にも見えるぞ・・・どうなってんだありゃ」
ウルヴァリン「どうやら俺の爪が気になって仕方がねえらしいなてめぇら。こいつぁ俺の特殊能力よ。切れねえものはねえぜ」
大阪「うわ?、かっこええ?」
ユミル「どういう能力だよ一体・・・気味わりィな」
キース「とりあえず今日はこれからウルヴァリン新教官に訓練に慣れてもらうこともかねてお前達に指導をしてもらう。任せたぞローガン」
ウルヴァリン「おう。任せろ。ケガ人が出たら呼ぶからよ」
キース「・・・なるべく出ないようにしてくれ」
ウルヴァリン「そんじゃ、とりあえずお前らの腕がどの程度か見るためにも俺にかかって来いや。何人でもいいぜ。腕に覚えのあるやつは前に出ろ」
エレン「え?」
ベルトルト「・・・かかってこいって・・・言ったってね」
ウルヴァリン「エンリョはいらねーぜ。10人でも120人でもかかってきやがれ。丸腰で不安だってんなら武器も持って来たっていいぜ」
ジャン「おもしれぇじゃねえか。自分でああいうんだからやってやろうぜ。ライナー、ベルトルト、エレン、コニー、手をかせ。俺達でブチのめしてやろうぜ」
ライナー「・・・いいぜ。新人教官ってことは俺達よりも後輩だもんな」
エレン「へっ、面白いじゃねえか!覚悟してもらうぜ新人教官!」
クリスタ「み、皆・・・そんな5人がかりなんて・・・」
アニ「・・・」
大阪「がんばりーやーみんなー」
ウルヴァリン「来い」
13:
>>12
大阪:大阪「人類の反撃はこれからや!」より
14:
ライナー「いくぜ!皆で全方向から一気にかかれー!」グア
コニー「うりゃあー!」グオ
ベルトルト「気は進まないけど・・・いきます!」グオ
ジャン「覚悟しな?!新米さんよぉ?!」グア
 ビシバシドッカーン!
ジャン「」ボロッ・・・
ウルヴァリン「ッへ、こんなもんかよ。こいつはしごきがいがあるな」
アルミン「す、すごい!訓練兵とはいえ対人格闘術でも上位の成績の5人が・・・アッと言う間にやられた!エレンまで!」
ミカサ「メラメラメラメラメラ・・・・・・」
クリスタ「み、ミカサおさえて。ね」
コニー「手も足もでなかった・・・」ボロ・・・
ベルトルト「つ、強い・・・」ボロ・・・
エレン「う、ウルヴァリン教官!俺にもその戦い方を教えてくれ!俺はアンタみたいに強くなりたいんだ!」
ウルヴァリン「言われなくてもそのつもりだ。ガキの指導はそれなりに経験があるんでな。せいぜい・・・骨の5,6本は覚悟しておくんだな」
エレン「」ゾォ?ッ
16:
>>14
指導はそれなりに経験?:ウルヴァリンは近年、『ジーン・グレイ学園』というミュータントのための学園を設立し、そこで校長となった
 が、開校初日から当然のようにトラブル続きで、資金難になれば宇宙のカジノでごっそり稼ごうとしたり、生徒に幻の世界に閉じ込められてしまったりと波乱万丈の教師生活となった
 担当科目は歴史。曰く『自分の目で色々見てきたから』。100年以上の歴史を当人の目を通して教えている。ちなみに映画『X-MEN:フューチャーアンドパスト』でも・・・・・・
17:
ローガン煙草吸っとるやん
ローガン先生!
31:
キース(・・・・・・ウルヴァリン・・・いや、ローガンと言ったな・・・あの男は一体何者なのだ?・・・訓練兵団の教官にして本当にいいのか?・・・・・・あいつは・・・一体・・・・・・)
 ・・・・・・1週間前・・・
 ―――壁の外・・・・・・
リヴァイ「・・・・・・そろそろ壁が見えてくる頃だ。今回も生き残っちまったか・・・」
エルヴィン「そういうなリヴァイ。我々が壁の外に出るのは決して無駄なことではない。・・・街の人達はそう思っていない者が多いがな・・・」
リヴァイ「今回の壁外調査で何か成果があったか?結局巨人の謎は謎のままだ・・・手土産がなきゃあ上の連中はそろそろ重い腰を――」
調査兵団員「エルヴィン団長!9時の方向に人が倒れています!」
エルヴィン「!?人!?人間だというのか!?」
調査兵団員「間違いありません!あれは人間です!」
ウルヴァリン「・・・Grrr・・・・・・Ghhh・・・・」ズリリ・・・
エルヴィン「・・・人間だ・・・確かに・・・・・・なぜこんなところに・・・それも・・・生きている」
ウルヴァリン「・・・ここは・・・・・・どこだ?・・・今度はどんな世界に飛ばされたってんだ?・・・俺ァ・・・」
エルヴィン「・・・?」
リヴァイ「お前――」
調査兵団員「!きょ、巨人です!巨人が現れましたッ!」
リヴァイ「!」
巨人「―――」ダダダダダ
エルヴィン「まずい!この人間を守――」
 SNIKT
ウルヴァリン「っへ、気味悪いが面白ぇ」
32:
>>31
今度はどんな世界?:MARVELコミックには様々な平行世界、異次元世界が存在する。『もし○○が○○だったら・・・』といったIFの世界から、登場人物全てゴリラの世界など様々
SNIKT:ウルヴァリンが手の甲から爪を出す時の擬音。ウルヴァリンが主役のストーリーのタイトルにも使われるほど馴染みのあるもの
 ちなみに、爪を出す度に手の甲をつらぬくので痛いのは痛い
33:
 SLASHHH!
リヴァイ「!」
巨人「ッ―――・・・・・・」
 ズズーーーン・・・・・・
調査兵団員「きょ・・・巨人の首を・・・一刀両断に・・・・・・」
エルヴィン「・・・君は一体・・・それは手から剣が生えているのか?巨人の首を切断など・・・どんな切れ味なんだ・・・」
リヴァイ「・・・」
ウルヴァリン「お前らは話ができるみてぇだな。この気味わりぃデカイ人間とお前らは別の種族みてぇだが・・・・・・お前らは何者だ?ミュータントか?インヒューマンズか?」
エルヴィン「・・・???・・・何のことを言っているのかさっぱりだが・・・」
リヴァイ「・・・エルヴィン、こいつを壁の中に連れて帰るぞ。最初からそのつもりだったろうが、こいつは想像以上の手土産になりそうだ」
 ?????
キース(・・・てな感じで調査兵団に拾われて、極秘で色々と話を聞きだそうとしたらしいが・・・その後に『訓練兵団でこの世界のことを学ばせるべきだ』とか言って教官にしてあげられたが・・・)
キース(何もかもが謎のままの得体のしれない人間を教官に配属など・・・それも上には知らせずに極秘にしたままで・・・・・・どうなってもしらんぞ・・・)
35:
>>33
ミュータント:先天的に超能力を持った人間。人間よりも優れた種族とも言われる新人類。いずれ人類にとって代わる種族とも言われている
インヒューマンズ:古代から続く超人類の種族。かつて異星人達によって改造された種族達の末裔。月に王国を築いているが、後に別の星に移住したりしてる
 普通の人間を遥かに凌駕する肉体を持っており、見た目は人間とさほど変わりないものからまさしく宇宙人そのもののような者まで様々。メシは地球人にとってマズイ
 ちなみにこの種族の王、ブラックボルトはささやき声で山を壊し、その気になって叫べば核並の威力になり、本気で叫べば星を砕くほどのジャイアンボイスの持ち主
37:
ウルヴァリン「と、言うわけで」
 ?座学の授業?
ローガン「俺は教師、お前らは生徒。だがまずはこのおかしな世界の設定を教えてもらおう。あと、戦闘時以外は俺のことはローガンと呼ぶように」ドカッ
アルミン「・・・イスに座りこんじゃった・・・これって座学の授業ですよね?教官が僕達を指導してくれるんじゃないんですか?」
ローガン「悪いな。俺はこの世界のことはトンとしらねぇんだ。1日が何時間あるか、大統領は誰か、禁酒法は撤廃されてるか・・・お前達に教えてもらうぜ」
ジャン(・・・なんだコイツ・・・)
コニー「ちょっと何いってるかわかんねーんだけど」
サシャ「この世界が?とか言ってますが・・・どういうことなんですかね?」イモグモグ
ローガン「おい、そこの女」
サシャ「ッ!」ング
ローガン「イモ食ってんのか?俺の授業で」SNIKT
サシャ「ゲッ」
ミーナ(新人教官だから見逃してくれるだろうとふんだんだろうけど・・・真逆だったみたいだね)
ローガン「よし、今回は見逃してやる。その代わりお前が答えろ。この世界はどういう世界だ?」
サシャ「・・・・・・えっと」チラッ
アルミン(目線で助けを求めてる・・・しょうがないな)
アルミン「あの、僕が代わりに答えます」ス・・・
ローガン「おう、お優しい少年がいてくれて助かったなイモ女」
サシャ「ぐぬぬ!新人のクセにイモ呼ばわりですか!」グヌヌ・・・
アニ「アンタは本当にそろそろ大人しくしときな。まったく」
38:
アルミン「あの・・・まず教官がおっしゃる『この世界』という言葉が理解できないのですが・・・」
ローガン「ああ、俺ぁ別の世界から来たからな」
アルミン「・・・・・・えぇ??」
エレン「!」ガタッ
ミカサ「エレン、ああいうのに興味もちすぎ」
ライナー(・・・別の世界?)
ジャン「ッハ!おいおいおいおいおい・・・新教官サマはメルヘンさんかよ。こんなんが教官なんかつとまんのかね」
マルコ「おいジャン!」
ローガン「おいそこの。聞こえねぇ声で言ってるつもりか?・・・お前、面白いな。俺がイカレ野郎だと思うか?」
ジャン「・・・ッチ」
ローガン「まあ無理もねぇ。いきなり新しいセンコーだとかでやってきた男が何も知らねえって言いだす上に異世界人だっていうんだからな。鼻につくのも無理はねぇ。正気を疑うだろう」
ローガン「それともなにか?数人がかりで手も足も出ずにズタボロにされたのを根に持ってるのか?」
ジャン「!」
エレン「ズボシジャン」
ジャン「うるせーエレン!」
アルミン「あの・・・教官。あなたが何も知らないと言うのは異世界の人と言われても納得のしようがないんですが・・・」
ローガン「これが証拠にはならないってか?」SNIKT!
ベルトルト「!拳から剣みたいなものが!」
ライナー「3本飛びだした!?」
エレン「か・・・か・・・かっこいい・・・」
ミーナ(さっきサシャを注意した時もやってたのに誰もつっこまないのね・・・)
39:
ローガン「あと俺は死なねぇ」
エレン「!弟子にしてください!」
ミカサ「エレンだけずるい私も」
アルミン「ま、待ってください!それ・・・どういう仕組みなんですか!?異世界なんてものが本当にあるなんて思えないし・・・その爪はどういうタネが・・・」
ローガン「手品じゃねぇよ。生まれもった俺の特技ってやつだ。まっ、確かにこれが証拠ってのは無理かもな。ここにも俺みてぇに特殊な能力を持つやつがいるかもしれねぇ」
ライナー「・・・」
ベルトルト「・・・」
ローガン「そろそろ教えてもらえねぇか?この世界はどういう世界なのか・・・俺が見た巨人ってのはなんだ?なぜお前達はこんな壁の王国にとじこもってる?」
アルミン「・・・」
コニー「アルミン、言ってやれ言ってやれ」
アルミン「・・・わかりましたよ。この世界は――」
 ?説明中?
アルミン「――というわけで僕達は巨人を倒す術を学んでいるんです」
ローガン「・・・なるほどな。壁の外は巨人がうじゃうじゃってことか」
サシャ「ローガン先生、質問です」スチャ
ローガン「おう、イモ」
サシャ「ローガン先生はどうしてこの世界に来たんですか?というか異世界ってどうやったら行けるんですか?異世界のゴハンっておいしいですかッ!?」ア、ヨダレズビッ!
ミカサ「ハンカチ」ス・・・
ローガン「そうだな・・・俺がなぜここにいるのかってのは俺自身わかんねえ。まあよくある話だ」
ジャン「ねえよ」
ローガン「大方、リチャーズの発明品の誤作動とかそういうオチだろうぜ。こういうのは大抵どっかでアイツにつながるからな」
アルミン「?」
40:
>>39
リチャーズ:ファンタスティック・フォーのリーダー、Mr,ファンタスティックことリード・リチャーズのこと。宇宙で数本の指に入るほどの大天才
 宇宙船で宇宙を探索に出た所、宇宙線を浴びたことで宇宙パワーを手に入れたヒーロー。特殊能力として伸縮自在なゴムの身体を手に入れた
 最大の武器はゴムの身体よりもその頭脳であり、タイムマシンから異世界への移動装置まで色々作っている。遠足気分で家族で異世界へ度に出るなどけっこうアクティブ
 自分の子供が『神はいるのか』という質問を投げかけようものならわざわざタイムマシンで古代エジプトなど様々な時代ンに行って懇切丁寧に説明している
41:
ミカサ「教官、先ほどのお話からすると教官はすでに巨人と遭遇したことがあるようですがどういうことですか」
ローガン「壁の外側で巨人の首をハネた」
エレン「弟子にしてくださいッ!」
ローガン「お前らはあのキモチワリイ巨人をブチのめす術を学んでいるっつったな。あれくらいのに遅れをとるようじゃお前らもまだまだだな」
ジャン「ッチ・・・本当シャクに触るやつだな」
ライナー「教官は巨人を狩るのは簡単だとおっしゃるんですか?」
ローガン「俺は世界のあらゆる戦闘術を学んだ。宇宙中のあらゆる生物の息の根を止める方法を知ってる。ああいうのは首を落とせばそれでしまいだ」
アルミン「まあ間違いではないんだろうけど・・・」
ローガン「そんじゃお前ら次は外に出ろ。格闘術ってもんを教えてやる。ガキは机に向かって頭悩ますよりも外で動いてヒザすりむくくらいのが健康的ってもんだ」
エレン「外に出て対人格闘術ですね!一体何を教えてくれるんだろう!」キラキラ
 ?外?
ローガン「まずはお前ら忍者になれ」
エレン「!?」
42:
>>41
あらゆる戦闘術?:ウルヴァリンは世界中のあらゆる地域を訪れてあらゆる戦闘術を学んでいる。日本で侍修行をしたり、忍者修行もしている
忍者:案外忘れがちだがウルヴァリンは忍者修行もしている。ちなみにMARVELにおける日本には現代でも忍者がいっぱいいる。しかも世界有数の精鋭戦闘集団として
56:
アルミン「ニンジャ?ニンジャってなんですか?」
ローガン「忍者ってのは世界最強の戦闘集団のことだ。気配を消して音もなく戦う。東洋の神秘ってやつだな。そこのお前」
ミカサ「ハッ」
ローガン「お前も東洋人だろ?忍者は知ってるか?」
ミカサ「いえ、まったく」
ローガン「・・・侍は?」
ミカサ「?」
ローガン「・・・ッチェ」
コニー「そのニンジャってのはどうすりゃなれるんですか?」
ローガン「忍者には柔軟な身体に強靭な足腰が必要だ。まずは身体を作ることから始めるぞ。おら、走れ走れ」
ベルトルト「やっつけだなぁ・・・これが訓練になるの?」
ライナー「ま、黙って言うこと聞いてりゃ成績下がるようなことはねーだろう。黙って従おうぜ」
ジャン「ッチ・・・」
ローガン「ついでにルール追加だ。40キロ以下の走りになった奴は俺が八つ裂きにすっからな。死ぬ気で走れ」SNIKT
ジャン「」
57:
 その後・・・
サシャ「ばんごはんですー!」ヤッター
ユミル「あー・・・あんだけ走らされたってのに元気だなお前は・・・」
クリスタ「き・・・きつかったね・・・ホント・・・」
エレン「これから毎日あんな調子だと思うと頭が痛くなるけどよ、ニンジャになれるってんならやるっきゃねえよな!」
ローガン「今日はまだまだ小手調べだぞ。明日からは重りをつけてやるからな」
エレン「!きょ、教官!どうして食堂に?」
ローガン「俺だって飯は食うさ。それよりなんだこりゃ?パサパサのパンに水みてえなスープだけじゃねえか。山にこもってた頃のがよっぽどいい飯食ってたぜ」
サシャ「激しく同意」
ライナー「教官も俺達と一緒に食事をするんですか?なんかフレンドリーですね」
ローガン「これが食事って言えんのならな。それよりキースってやつに聞いたんだが、リッタイキドウソウチって奴の練習をしとけってことだが・・・どういう装置だ?」
コニー「アルミン」トントン
アルミン「立体機動装置は巨人との戦いにおいてなくてはならない装備で――」
 ?説明中?
ローガン「なるほどな。ようはアンカー飛ばして移動するってことか」モグモグ
アルミン「これはさすがに一朝一夕じゃ扱えるものじゃないので、教官が無理に指導してくれる必要は・・・」
ローガン「教育者として生徒に教えるべきことは全て叩きこまなきゃならねえ。心配すんな、そういう道のプロに指導してもらうつもりだからよ」
アルミン「?」
 ・・・・・・その夜
 MMMMMMOOOOOO・・・・・・
ローガン「よう、そろそろ来ると思ってたぜ。遅かったがな」
リード「いやぁ?ごめんごめんご!僕の発明した異次元移動マスィーンが誤作動しちゃってね!君がこのヘンテコな異世界に飛ばされちゃってたってのはついさっき判明したんだ!」スマン
58:
ローガン「だろうと思ってたぜ。で、もう問題はないんだな?」
リード「そうだよ♪これで君も僕達の世界にスッパリと帰れるってワケさ☆さ、荷物まとめて帰ろうぜ!充電器もった?」
ローガン「まだ帰れねえ。ここのガキどもに教えることが山ほどあるからな」
リード「HA?」
ローガン「なりゆきとはいえ、俺はここで教師をすることになったんだ。途中でほっぽりだして帰るなんて冗談じゃねえ。俺の生徒達に教えることを教えてから帰ることにするぜ」
リード「おったまげ?☆義理人情に熱いって思ってたけどそこまでだったとが大天才リードもビックリ仰天!んじゃ僕帰るね♪帰りたくなったら留守電に入れといてくれたら迎えにくるよ」
ローガン「おっと待った。その前に・・・逆に連れてきてほしいやつがいる。サポートをしてもらうためによ」
リード「HA?」
 そんでもって・・・・・・
ローガン「おう、わざわざ呼びつけてわりぃなピーター」
スパイダーマン「あのさぁ・・・僕をデリバリーの配達人かなんかとでも思ってんの?蜘蛛のタイツ男を未知の異世界に呼び出すのは常識ハズレって学校で習わなかった?」
ローガン「ぐちぐち言う割にちゃんと来るお前を信頼してんだぜ、これでもな」
60:
>>58
スパイダーマン:あなたの親愛なる隣人。ご存じMARVELの看板キャラクターにして世界で最も有名なヒーローの一人。もはや知らぬ人はいないほどの超人気者
 本名ピーター・パーカー。ひ弱でオタク気質の少年だったが、ある日放射線を浴びたクモに噛まれたことからスーパーパワーを手に入れ超人となった
 当初はそのパワーを見世物にしてテレビなどに出演し、人気を集めていた。テレビの収録後、テレビ局内で強盗が発生し、その現場に居合わせる。スパイダーマンの眼の前を強盗が逃げていく
 後方では警備員が『そいつをつかまえてくれ!』と叫びながら追いかけているが、スパイダーマンは収録の疲れから強盗を見逃してしまう
 『足をひっかけるなりするだけで捕まえられたのに!』と言う警備員に『僕に命令できるのは僕だけさ』とエラそうに帰っていくスパイダーマンだったが、家につくとパトカーが停まっていた
 スパイダーマン・・・ピーターを親代わりとして育ててくれたベンおじさんが強盗に撃たれたのだという。怒りに震えるピーターは強盗を探しだして復讐しようとする
 が・・・その強盗の顔を見てピーターは気付いた。その男はテレビ局にいた強盗だったのだ。自分が見逃した強盗がベンおじさんの命を奪ったのだった
 そしてピーターは知ったのだ。かつてベンおじさんに言われた言葉の意味を・・・大いなる力には、大いなる責任がともなうということを・・・
 こうしてピーター、スパイダーマンはその力を人々のために使うと決意し、悪と戦うヒーローとなったのだ!
 スパイダーマンとしての能力は、壁に張り付く能力と10トンを持ち上げる力、危機を察知する『スパイダーセンス』(銃弾や背後からの攻撃もいち早く感知して回避できる)
 また、代名詞とも言えるクモの糸は能力由来ではなく、ピーターの発明品。手首に装備して粘着性の糸を出す『ウェブシューター』で、残量切れもしばしば
 旧実写映画版では観客にのみこみやすくするためかピーターの腕から直接糸が出るようになっていた。コミックでも一時期同じように身体から出すことができたが、後にその能力は消えた
 『ウェブヘッド(クモの巣頭)』、『ウォール・クローラー(壁を這う者)』などのアダ名が複数ある。特に『スパイディ』と呼ばれることが多い
62:
スパイディ「ありがたいね。一匹狼のローガンさんにそんな風に言われちゃ断れっこないや。そんで・・・一目アンタを見た瞬間から言おうと思ってたんだけど・・・そのカッコ・・・」
ローガン「なんだよ」
スパイディ「・・・ップ!ククッ・・・いいね。歳のわりに無理してる感じがして面白いよ」
ローガン「言うんじゃねえよ・・・タイツのが着慣れてるがこの制服はベルトやらなんやらでギチギチなんだ。見た目まで批難されちゃ気が滅入るぜ」
スパイディ「ピカチュウタイツは似合ってたけど、その制服はどう見ても似合わないよ。プププ・・・せめてヒゲ剃ったら?」
ローガン「てめぇのイヤミを聞いてるヒマはねえ。立体機動のやり方を教えてもらうぜピーター。お前のウェブスイングをな」
スパイディ「マジで?僕の専売特許をアンタに横流ししろって?ウルヴァリンに僕だけのアイデンティティ奪われちゃったら人気総取りされちゃう!そんなのヤダよ!ウワハァ???ン!」ビエー
ローガン「で、まずは何すりゃいい?」
スパイディ「まずはアンカーを指す地点を上手く見極めることがカンジンだね。僕で言えばウェブだけど」
ローガン「そんじゃ、徹底的に教えてもらうぜウェブスリンガー」
スパイディ「今度から出張特別手当出してもらうからね」
63:
>>62
ピカチュウタイツ:ウルヴァリンがコミックで着用しているX-MENのコスチュームのこと。色合いが黄色と黒で長い耳のような造形なのでピカチュウとか言われる
 ウルヴァリン本人は着るの嫌がっていることがある。実写映画シリーズではさすがにリデザインされたコスチュームだったので出番はなかった
 ・・・・・・かと思いきや、『ウルヴァリン:SAMURAI』のカットシーンで登場している。ヒュー・ジャックマンが着ることはなかったものの、実写映画にピカチュウコスが登場したのはある意味快挙
人気総取り?:スパイディとウルヴァリンはMARVELの二大人気キャラ。互いに超人気なのでいくつものコミックで活躍する多忙な毎日を送っている(ファンは『分身してる』と表現している)
 また、スパイディとウルヴァリンは互いのヒーロー性こそ違えど友人として、仲間として仲が良い
64:
 次の日・・・
ユミル「うわぁ・・・」
アルミン「・・・あの・・・教官、そちらの方は?・・・」
ローガン「俺のダチのスパイダーマンだ。立体機動の講師として特別にお前らを一日指導してくれる」
スパイディ「やあどうも、あなたの親愛なる隣人スパイダーマンだよ。ローガンが世話になってるらしいね」
ジャン「・・・赤と青の全身スーツ?人間なのかこいつ?」
アニ「見たことない生物」
ミカサ「変」
スパイディ「今日ほどこのタイツがはずかしく思った日はないよ。言っとくけどこの下は君達と変わらない普通の人間だからね!怪力あるけど」
エレン「ローガン教官、この人が立体機動の指導をしてくれるんですか?」
ローガン「こいつはもうずっと昔から立体機動してっからな。その手の道に関しちゃ誰よりも上手だぜ。この中で立体機動が一番上手い奴は誰だ?」
コニー「・・・立体機動といえばやっぱジャンか?」
ライナー「だな」
ローガン「おいナマイキ野郎、お前の御自慢の立体機動のウデをこの蜘蛛野郎に見せてみろ。他の生徒は蜘蛛野郎の立体機動をちゃんと見学しろよ」
ジャン「!」
スパイディ「ジャンって言うんだね?僕が動きまわるからとっ捕まえてみてよ。ここにいる皆に僕のパフォーマンス見せるための踏み台になってもらうことになっちゃうけど」
ジャン「なっ・・・この野郎・・・・・・いいぜ!やってやる!(きにくわねー新人が連れてきたうさんくせー奴め!新人教官の面目をぶっつぶしてやるぜ!)」
スパイディ「じゃ、行くよ」THWIP!
66:
ジャン「付き合ってやるぜ!10秒間だけな!」バシュッ
 ギューン!
コニー「いけー!ジャン!」
 THWIP! THWIP! THIWP!
 バシュッ! ギューン! バシュ!
ジャン「っく!なんて度だ!こっちはガス使ってアンカー出してまでスピード出してるのに向こうはただ縄みてーなのだけなのによ!」バシュ!
スパイディ「木だとかビルだとか、ひっかける場所があるたくさんある場所で僕とスピード勝負なんて勝てっこないのにな。ほらほら、もっとアクセル吹かすよー!」THIWP!
ジャン「くそッ!回転を上げやがった!こっちもガス残量なんざ気にせずに本気でッ――」グンッ
ジャン「ぐぇッ!・・・か、身体がきしむッ・・・」
 ガッ!
ジャン「ぐあっ!(しまった!木にぶつかっちまって・・・落ちる!)」
 THWAP!THWAP!
 バゥンッ
ジャン「・・・?・・・・・・な、なんだこりゃ?・・・でっかいクモの巣?」ビヨヨンビヨヨン・・・
スパイディ「大丈夫?クラッシュしちゃったね。まあ気に病むことはないよ。『スターウォーズ』でもルークはダースベイダーに負けただろ?年上に負けてもはずかしくなんかないんだから」
ジャン「このクモの巣はアンタが?・・・」
スパイディ「うん。卵パックをおっことしそうになった時とかよく使うんだ」
ジャン「・・・・・・アンタ・・・なんであんな度が出せるんだ?手から糸を出してるだけなのに・・・なんで立体機動装置よりも早く動けるんだよ」
スパイディ「うーん、僕くらいになるとどういう角度でどういう体重移動をすればどれくらいの度が出るかとか身体が覚えちゃってるんだよね。ようは振り子の運動エネルギーが――」ペラペラ
スパイディ「それにこう見えて怪力があるから、ウェブ(糸)を引っ張って身体をひきよせる勢いもかなりのもんだし、なにより身体にかかる負荷を気にせず度を上げれるから――」ペラペラ
スパイディ「普通の人間じゃ身体に相当な負荷がかかってコントロールが効かなくなっちゃうスピードでもへっちゃらなのさ。つまるところ年季とエンジンとボディが優れモノってとこだね」
ジャン「・・・・・・俺も・・・アンタみたいにもっと上手くなれるか?」
スパイディ「今の君よりは上手くしてやれるさ。そのためにローガンは僕を呼んだんだからね。さ、皆のとこに戻ろう。安心していいよ。木にぶつかったことは内緒にしといてあげるからさ」
72:
ベルトルト「あ、帰ってきた」
エレン「どうだったジャン?スパイダーマン教官の立体機動は」
ジャン「・・・すげぇぜ。訓練兵団の誰よりもすげえと思うくらいだ・・・」
エレン「スパイダーマン教官!俺にも立体機動の指導してください今すぐ!」
スパイディ「OKOK、ちゃんと皆に教えてあげるから。その前に誰かこの子医務室に連れてってあげて。身体打っちゃったみたいだからさ」
サシャ「まさかジャンともあろう者が立体機動の訓練で木にぶつかっちゃったんですか?」
スパイディ「いや?、追いつかれそうになっちゃったからつい手が出ちゃってさ・・・追いかけっこなのに殴っちゃって。ごめんねジャン」
ジャン「え・・・あ、いや・・・大丈夫ッス。ケガはしてませんよ。それより俺も教官に指導してもらいたいんです。あなたみたいに・・・上手くなりたい」
スパイディ「いやぁそこまで言われると悪い気はしないね。よーし、僕が皆をしっかり指導してあげるからね!どっかの誰かさんみたいに訓練兵イジめて満足するような悪徳教官じゃないから安心して」
ローガン「教官殿、俺も生徒と一緒に訓練させてもらうぜ。昨晩お前から多少学んだが、まだまだなんでな」
スパイディ「いいよ。そのかわり僕は知り合いには甘くないからね。ビッシバッシスパルタ指導でいくよ!」
ローガン「いいぜ」SNIKT
スパイディ「それじゃ皆、まずは拳に爪をしまって腰に装備した剣を外して。立体機動の訓練だからね。武器はダメ。わかった?おい毛むくじゃら、爪しまえって。かみつくのもナシだからな」
74:
 ・・・・・・
ローガン「うし、今日の訓練はこの辺にしとくか。よくやったぜてめぇら」CLAP CLAP
エレン「は、はひぃー・・・き、厳しかった・・・」グテー
アルミン「な、何だか今までの訓練とは・・・毛色が違ったね・・・有意義・・・なのかな」グテー
大阪「うあー・・・むっちゃしんどいわー。クリスタはへーきやった?」
クリスタ「う、うん・・・なんとか・・・でも不思議と前よりもアンカーの角度とか上手く打ちこめるようになった気がするよ」
スパイディ「今まで訓練してたっていうからけっこうトバし気味で教えたけど・・・やっぱ立体機動をウェブスインヅのノリで教えるのは無茶だったかな?」
ミカサ「スパイディ教官、私はもっと教えてもらいたいくらいです。あなたのおかげで以前よりも立体機動が上達しました。明日も朝一で教えてください」
スパイディ「うん、君くらいだよね僕についてこれたの。それはそれでちょいショックだわ」
ローガン「アッカーマン、悪いがピータ・・・コイツは俺みたいにここに居残ることはできねぇ。この後すぐに元の世界に戻るんだとよ」
ミカサ「え」
スパイディ「ごめんね。こう見えて多忙な毎日でね。異世界では時間の流れが様々とはいえ、ここに長居してらんないんだ。学園都市のコ達に『どこ行ってた?』って問い詰められるのがオチだ」
ローガン「ま、たまになら呼べば来るだろうよ。週に一回とかな」
スパイディ「出張サービスは高くつくぞローガン。覚えとけ。アンタもここに居座るんじゃないぞ。元の世界もそうだけど学園都市にだってヴィランが山ほど――」
アニ「ガクエントシってなんだろうね?」
エレン「さあ?」
サシャ「じゃあ明日からはまたローガン先生が指導してくれるんですか?」
スパイディ「そうなるね。僕としても君達をこんな野蛮人に任せるのは不安だよ」
ミカサ「でもスパイディ教官の立体機動は実に参考になります。できればスパイディ教官がいい」
スパイディ「僕のクローンでも呼ぶ?いっぱいるんだよ。ベン・ライリーにカイン、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、香山浩介サン・・・」
75:
>>74
異世界では時間の流れが様々?:スパイディがファンタスティック・フォーと一緒に異世界にちょっと冒険に行って、帰ってきたら約2カ月も時間が過ぎてしまっていたエピソードがある
学園都市の?:御坂「親愛なる隣人」 より
ベン・ライリー:スパイディ、ピーターのクローン体。スパイディそっくりのヒーロー、スカーレットスパイダーとして活躍していた。そのコスチュームはスパイディとちょっと違う
 打倒スパイダーマンのために悪人によって作られた。が、ピーターの性格までそのままクローン状態なので普通にいい人。すぐにピーターと打ち解け、仲間となった
 なんやかんやあってピーターがスパイディを引退し、ベンが『本物のスパイダーマン』として活動していた。最後はピーターをかばって消滅したが、最近復活したらしい
カイン:ベンと同じくピーターのクローン。だが『失敗作』の烙印を押され、(オリジナルと思いこんだ)ベンを倒そうとする。見た目はピーターともスパイディとも全然違う
 後に改心し、ベンが名乗っていた『スカーレットスパイダー』を襲名。黒基調の新コスチュームで活躍している
トビー・マグワイア:スパイダーマンの旧実写映画シリーズでピーターを演じた俳優
アンドリュー・ガーフィールド:映画、アメイジング・スパイダーマンシリーズでピーターを演じている俳優
香山浩介:日本の東映版スパイダーマン(いわゆるスパイダーマッ!)でピーター・・・ではなくスパイダーマンの中の人、山城拓也を演じた俳優
77:
ローガン「心配するなアッカーマン、今日一日で俺ァコイツと同じくらい上達したからよ。俺がちゃんと指導してやるぜ」
ミカサ「・・・ローガン教官よりスパイディ教官の方が立体機動にかけては優れているかと」
スパイディ「この子素直でいい子だね」
ローガン「アッカーマン、あらゆる戦闘術を学びたいだろ?なにより忍者になるための訓練はこいつにゃ教えられねえんだぜ?忍者のための強靭な肉体鍛錬をしてやるぜ」
ミカサ「・・・忍者ですか・・・」
エレン「俺忍者になりたいです!」
ミカサ「ご指導してくださいローガン教官」
ローガン「おう。それでいいんだよそれで」
スパイディ「ッチェ、調子いいんだから。どうせならミュージカルのレッスンもしてあげなよ。そんじゃ、僕は帰るからね」
ジャン「スパイダーマン教官!ご指導ありがとうございました!」
スパイディ「僕も君達に会えてよかったよ。じゃ、またね。親愛なる隣人、スパイダーマンをよろしくね」
 MMMMMMMMOOOOOOO・・・・・・
ジャン「・・・スパイダーマン教官・・・俺・・・きっとあなたみたいに上手くなります!」ブワッ
ユミル「泣いてるよ・・・コイツ」
大阪「ジャンはかわりもんやなー」
78:
>>77
ミュージカルの?:実写映画版の『X-MEN』シリーズでウルヴァリンを演じる俳優、ヒュー・ジャックマンは、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で圧巻の演技を魅せている
 ちなみに、スパイダーマンもブロードウェイで舞台化したこともある
79:
 ・・・夜
ローガン「今日のメシもパンとスープかよ。こりゃ俺が壁の外なりにでかけて食糧を調達してきた方がいいんじゃあねえか?」
サシャ「おともします教官」
ライナー「俺達にとっちゃ食えるだけでありがたいもんなんですよ。それより壁の外なんか出たらすぐ巨人に・・・いや、そういえば教官は巨人を簡単に倒したんでしたね」
エレン「教官!俺も教官みたいに強くなりたいです!どうすれば忍者になれるんですか!?どうすれば教官みたいに強くなれますか!?」
ローガン「俺の言う通りにきちんと訓練すりゃすぐさ。人類の勝利は近いな」モグモグ
エレン「うおおお?!教官!ついていきます教官?ッ!」
ミカサ「メラメラメラ・・・」
アルミン「あれくらい大目に見ようよミカサ」
アニ「・・・教官は忍者ニンジャって言うけどさ・・・私達本当にそんなのになれんのかい?・・・いや、なれるんですか?」
ローガン「無理に敬語じゃなくてもいいぜ。で、どういう意味だ?」
アニ「忍者ってのは相当な訓練をつまないとなれないんでしょ?いくら濃密な訓練をしたとして短期間でなれるものなの?それに・・・忍者になったところでどうなのよ」
クリスタ(敬語じゃなくていいと言われたとはいえ教官に対してすごい言葉づかい・・・)
ローガン「・・・フム、確かにな。忍者になれって言ったのは俊敏な動きができるようになるためだったんだが、立体機動がありゃ十分かもしれねぇな」
エレン「え!?忍者やめちゃうんですかー!?」
大阪「かっこええおもてたのに?」
ベルトルト「アニの言うのももっともですよ。僕達は兵士として訓練してるんですから・・・個人の技能よりも集団戦法の訓練の方が大事かと」
ローガン「兵士ね・・・いいぜ。集団戦法やら兵士としての戦い方が上手い奴を知ってる。また明日は新人講師をゲストに呼んでやるぜ」ズズ・・・
80:
 ・・・次の日
サシャ「今日はどんな教官が来てくれるんですかね」ワクワク
ユミル「あのなぁ・・・なんでそんなウキウキできんだよ。毎日日替わりで指導者が入れ替わり立ち替わりしてて本当に訓練になってんのか心配にならねえのか?」
クリスタ「でも昨日のスパイダーマン教官の立体機動の訓練はタメになったと思うよ。上手くなった気がするもん」
ユミル「能天気なこって・・・」
エレン「まあそんなこと言わずにさ、ローガン教官を信じようぜ。訓練は厳しいけどなんだかんだで優しいし親身になってくれるし、あの人は悪い人には思えないしな」
ユミル「・・・そりゃそうだけどさ」
ジャン「どうだか・・・スパイダーマン教官はいい人だとは思うけどな」
アニ「ローガン教官はいい人だと思うよ。食事も一緒にとって私達となじもうとしてるのが見てとれるしさ。異世界がどうのこうのってのは疑問だけどね」
コニー「そうそう。ローガン教官は食事だけじゃなくて寝る時も俺達と同じ兵舎で寝てるんだぜ。新人だから寝床が確保できなかったとか言ってたけど」
ライナー「寝る前に俺達の話の輪に入って話ししてくれたり、やたらフレンドリーなんだぜ。女子は知らないだろうけどな」
サシャ「一度来ましたよ?女子の兵舎にも」
ライナー「え」
サシャ「アニとユミルが追い返しましたけど」
アニ「さすがにそこまで踏み込ませはしないよ」
ローガン「お前ら待たせたな。ゲスト講師を俺の世界から招待したぜ。ん?なんだお前ら、俺をジトっとした目で見やがって」
ライナー「・・・いえ、別に」ジト
ジャン「・・・」ジト
ローガン「まあ話は後でいくらでも聞くとして、今日お前らに兵士としての訓練を指導してくれる講師のロジャース大尉だ」
 ビシッ
キャプテンアメリカ「私がキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースだ。諸君に兵士としてのなんたるかを一から叩きこむために来た。敬礼!」バッ
82:
>>80
女子の兵舎にも?:ウルヴァリンは常に伴侶を求めている。簡単にいうと女好き。X-MENの女性メンバーの多くとカンケイを持っている
キャプテンアメリカ:生きる伝説とも呼ばれるMARVELのヒーローリーダー。ヴィランを含む多くのキャラクターから尊敬されている偉大なるキャプテン
 本名スティーブ・ロジャース。第二次世界大戦の時代、ひ弱な身体だったために兵士になれなかったものの『超人血清』を投与する実験に参加し、超人的な肉体を得た
 その直後に血清の技術は失われてしまったため、超人はスティーブだけ。血清は人間の運動力や神経、心を大きく増幅する効果があるので、善の心はより大きくなると言われている
 世界大戦の前線で活躍し、『バッキー』という相棒と一緒に人々のために戦った。が、ある事件で氷漬けになったまま放置されてしまうこととなる
 その後、アイアンマンやソーらアベンジャーズが偶然氷漬けになっているキャプテンアメリカを発見、そのまま復活。凍ってたので歳をとらなかった
 その後はアベンジャーズのリーダー的存在として、アイアンマン、ソーと並び『BIG3』と称される。MARVEL世界のリーダーのような存在としてヒーロー達と共闘する
 通称はキャップ。アメリカを象徴する存在ではあるが、アメリカそのものに忠誠を誓っているわけではなく、アメリカの理想のために戦う戦士
 そのためアメリカ政府のやり口が間違っていると思えば普通に敵対する。決して国家の操り人形というわけではないのだ。多少古臭い考え方でガンコな部分も見えたり・・・
 実はヒーローとしてのパワーはさほど大したことはない(スパイディよりもパワーは下。ビーム系の攻撃も何もない)。だが熟練の卓越した戦闘技術と指揮能力が武器
 また、キャップの代名詞でもあるシールドは『ヴィブラニウム』という素材でできており、ほぼ破壊不可能の盾。科学者が偶然開発したオーバーテクノロジーで再現不可能らしい
 ウルヴァリンのアダマンチウムとどちらがすごいかは不明。アダマンチウムは最も硬い金属で、ヴィブラニウムは衝撃を吸収してさらに強度が増すというものだが・・・
 ちなみに、第二次大戦当時はアメリカで発売されてたコミックで日本を含む枢軸軍をやっつけるものが流通していた。フォローするなら当時はそういう表現で国内の士気を保ってたから
 さらに当時の『過激な行動をとっていたキャプテンアメリカはキャップの名を語った別人』という設定などが後年に追加されている
89:
アルミン「キャプテンアメリカ・・・スパイダーマン教官と同じで変わった格好だね」
ライナー「だ、ダサイ・・・」
ローガン「お前らがどう思おうがこいつは実際に戦争の最前線で戦ってきた歴戦の兵士だ。かく言う俺もそうだが・・・集団戦法だとかはニガテなんでな」
キャップ「正直なところ、君達のような歳端もいかない10代の子供たちに戦いの指導をするのは気が進まない・・・しかしローガンから話は聞いている。君達は戦わなければならないということを」
ベルトルト「・・・」
キャップ「私が教えられることは教えよう。君達が立派な兵士として戦うためだけでなく、何より生き残るために」
エレン「はい!」
ミカサ「ハイ」
ローガン「おうし、そんじゃ任せるぜ大尉殿。軍隊仕込みの兵法を叩きこんでやってくれや」
キャップ「ではまずは準備運動だ。グラウンドで走りこみだ!」
ジャン「走りこみだって?そんなのさんざんやってきたぜ俺達は」
ユミル「早々に体力だけ消耗させて音を上げさせようってとこだろう。私達が毎日体力作りさせられてるってことを知らないんだろな。逆にへばらせてやろうぜ」
ライナー「ゲスト講師殿の出鼻をくじくってか。いいぜ。俺達訓練兵団をなめちゃだめだってことを思い知らせてやろう」
 ???・・・・・・
ライナー「ハアッ!ハアッ!ハアッ!」タッタッタッタッタ・・・
ジャン「ヒィッー!ハァーッ!ヒィーッ!」タッタッタッタッタ・・・
コニー「ゼェーッ!ゼェーッ!ゼェーッ!」タッタッタッタッタ・・・
キャップ「左から失礼」タタタ
エレン「なにがッ・・・おもいしらせる・・・だっ・・・ハア・・・ハア・・・」タッタッタッタッタ・・・
ユミル「と・・・とんでもない体力とスピードだ・・・人間じゃねぇ・・・」タッタッタッタッタ・・・
キャップ「左から失礼」タタタ
マルコ「こ、これで何度追い抜かれたんだ・・・ハア・・・ハア・・・」タッタッタッタッタ・・・
アルミン「ヒューッ・・・ヒューッ・・・ゼヒューッ・・・」ヘトヘトヘト・・・
キャップ「左から失礼」タタタ
90:
>>89
俺もそうだが?:ウルヴァリンは第二次大戦当時にキャップ達と一緒に戦争に参加していたこともある
気が進まない?:キャップは『子供達を戦わせること』に特に反対している。特に10代前半の子供には何がなんでも学問を優先させようとする
 これはキャップ自身が幼い頃、芸術方面の大学に進学したかったが、両親を失ったことで働かなければならなくなり、学問をあきらめたことが原因らしい
 また、キャップとして第二次大戦の前線で戦っていた頃に、サイドキック(ヒーローを補佐する相棒)として共に戦った少年、バッキーを失ったことも大きく関係していると思われる
 二人が初めて出会った時はバッキーはまだ16歳で、すぐに共に戦争の最前線へと赴くこととなった。キャップはバッキーを誰よりも信じていた仲間だったが、その分失った悲しみは大きかった
左から失礼:映画『キャプテンアメリカ:ウィンターソルジャー』の冒頭にてスティーブ(キャップ)がランニングをしているシーンのセリフ
 同じランニングコース(池の周り)を走っている元軍人のサムを周回遅れで追い抜く度に『左から失礼』と言いながら、サムの左側から追い抜いた。何度も
 印象的なセリフだからか、アニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』のニコニコ動画配信版で、OPでキャップが登場すると『左から失礼』というコメントが多く流れている
92:
エレン「」グッタリ
ライナー「」グッタリ
キャップ「さすがにやりすぎたか。では少し休憩といこう」
トーマス「じゅ、準備運動でこれじゃ・・・先が思いやられる・・・」グッタリ
ローガン「体力なんざ一日二日でつくもんじゃねえからな。俺の忍者修行と謳ってた訓練でも体力作りはしたが、まだまだだったか」
キャップ「ならば次は体術訓練といこうか。その前に、休みながらでいいから聞いてくれ。君達には兵士としての身体作り以前に、兵士としての心構えをしてもらいたい」
エレン「・・・?」グッタリ
キャップ「君達の事情・・・この世界の事情はある程度は聞いている。壁の中に立てこもり、外の巨人達と戦うために・・・『尊厳』を取り返すために訓練を積んでいるのだと」
キャップ「私も自分の信じる尊厳、誇りのために戦った。君達と同じように、訓練を積んで兵士となるべく努力した。だがかつての私は虚弱な身体で、兵士として認められなかった」
アルミン「!」
キャップ「ライナー・ブラウン、君は屈強な体格をしている。兵士としては申し分ない素質を備えていると言えよう」
ライナー「・・・あ、ありがとうございます」
キャップ「アルミン・アルレルト、気を悪くしないで聞いてほしいのだが、君は訓練兵の中では小柄な方だと思う」
アルミン「・・・はい」
キャップ「アルミンにとってはライナーと同じ訓練内容でも何倍もの難しさに感じるだろう。さっきの走りこみでも、ライナーよりもアルミンの方がつらそうだった」
アルミン「・・・」
キャップ「なのにアルミンは最後まで走り切った。もっと言うならば、今日この日まで皆と同じ訓練メニューをこなしてきた。アルミンの心が強いという証拠だ」
アルミン「!」
キャップ「勘違いしないでほしいのは、決してライナーの心が弱いということではない。私が言いたいのはアルミンの意志の強さだ。つらい訓練にもなんとか食らいついていくガッツだ」
キャップ「それが何よりも大事なものなんだ。人間の最大の武器は心なのだ。君達がこれから先、どんな絶望的な状況になろうとも、どんな残酷な局面に立たされようとも・・・」
キャップ「決してあきらめるな」
93:
アルミン「ッ・・・・・・キャプテン・・・教官・・・」
ライナー「・・・」
キャップ「さて、そろそろ呼吸は整ったかな。次は格闘術と集団戦法の訓練に移るぞ。さあ立った立った」
エレン「なんだか難しかったな。とにかくアルミンもスゲーってことだろ」ヨッコイセ
ミカサ「言われるまでもない。アルミンはすごい頑張り屋なのは私もエレンも知ってる」
アルミン「そ・・・そんなこと・・・」グスッ
コニー「あれ?アルミン泣いてんのか?なんで?」
大阪「泣かんときー。はいハンカチ」
ジャン(決してあきらめるな・・・か。まあ、調査兵団なんぞに行く連中には肝に銘じておくべきかもな)
ユミル「アルミンの話だったけどよ、お前にも当てはまるからなクリスタ」グリグリ
クリスタ「わ、私なんかはそんな・・・」
ローガン「老人の説教ほど退屈でタメになるものはねえやな」
キャップ「話す当人が思っているほどこういう話は相手には伝わらないものだが、少しでも伝わればそれでいい。アルミン・アルレルトを見てると他人とは思えなくてね」
ローガン「子供を指導するのは趣味にあわねえっつってた割には感情移入してるのか。だからってアルレルトに戦車や機銃の扱いまで教え込むんじゃねえぞ」
キャップ「君こそ、子供達を戦わせることに反対していたと思ったんだがな。彼らを立派な兵士にすると意気込んで指導しているとは・・・」
ローガン「キティがX-MENに入った頃、当時あいつは16だった。こいつらも同じくらいの年頃だし、何よりこの世界じゃ兵士にならなきゃまともに生活もできねえそうだしよ」
キャップ「・・・10代前半はNGで後半はOK、と言った所か」
ローガン「言い訳するならそんなとこだ。ま、だからと言って俺達の世界のガキ共は戦わせやしないけどな」
94:
>>93
キティ:X-MENのマスコット的キャラとも言われていた少女のミュータント。コードネームはシャドウキャット。物体を透過できる能力を持つ。壁をすり抜けられるということ
 本名キティ・プライド。X-MENに加入した当時は16の少女で、他のメンバーの戦闘訓練などを眺めては『おっかない』と思いながらも『自分も早く立派なX-MENになりたい』と思っていた
 長年、いわゆる皆の妹キャラといった立ち位置だったがさすがに年代が進むと徐々に大人になっていき、後には幼いミュータント達を指導する教師の立場になった
 また、ウルヴァリンが校長を務める『ジーン・グレイ学園』ではウルヴァリンの補佐もかねて副校長になった。もちろん学園ではてんやわんやの毎日を送っている
子供達を戦わせることに反対?:ウルヴァリンはワイルドな一匹狼キャラとして人気だが、実は子供にやさしい。最近は子供のミュータント達を守るために戦うという展開も多い
 近年、X-MENのリーダーだったサイクロップスがミュータント達の国家『ユートピア』を建国し、ウルヴァリンもそこで多くのミュータント達と暮らしていた
 が、とある悪人に窮地に陥れられ、サイクロップスやウルヴァリンを含むX-MENのメンバーが身動きを取れない状況で唯一状況を打開できる10代のミュータントがその場に居合わせた
 サイクロップスはそのミュータントに戦うように命令し、悪人は命を落とした。ウルヴァリンはこれに激怒し、『戦いの重荷を背負うのは俺達だけで十分だ!』とサイクロップスを批難
 サイクロップスは『たとえ子供でもミュータント(仲間)を守るためには戦う必要がある』と反論。実際その状況では他に方法はなかった
 ウルヴァリンはサイクロップスに見切りをつけ、自分に賛同するミュータント達をつれてユートピアを離れ、『ジーン・グレイ学園』を設立したのだった
 これがX-MEN(ミュータント達)を二分化する『スキズム』という事件。ちなみに子供達のために学園をたてたウルヴァリンだがその生徒達にさんざ手を焼かされているのは言うまでもない
95:
 ???
キャップ「多数の敵に囲まれた時は、自分の仲間と背中を合わせて対応するんだ。一人では立ち向かえなくても二人ならばなんとかなる」
エレン「おいジャン!ケツで押すんじゃねえよ!」
ジャン「そりゃお前だろ!ちゃんとしやがれ!」
 ???
キャップ「その場にあるものを利用するんだ。小石だろうと木の板だろうと使える。自分が持っているもの以外でも使えるものは使うんだ。例えばサシャ・ブラウスの持っているコレ」スイ
サシャ「あぁ!?パァンが!?な、なぜ気付いたんですかぁ!?」
キャップ「これも相手の眼つぶしにもつかえる。こうやって相手の目線めがけ投げるんだ」ポイ
サシャ「なんの!」パクゥ!
ユミル「眼つぶしになってませんぜ教官」
キャップ「・・・なかなかやるな」
 ???
キャップ「戦いにおいて最も大事なのはチームワークだ。自分よりも仲間を信じて戦え。敵の注意が仲間に向けられている時、敵は自分を見ていない。その隙をつくんだ」
コニー「でも仲間がやられちゃったらどうするんですか?」
キャップ「信じるんだ。その仲間をな。けっしてやられやしないと」
ジャン「・・・能天気すぎな考え方じゃないですかね。キレイごとですよそんなのは」
キャップ「かもしれん。だが君達の仲間は・・・君達と同じ訓練を乗り越えてきた立派な兵士なんだろ?仲間を信じれなければ自分も信じれないんじゃないのかな?」
ジャン「・・・」
キャップ「一人でもいい・・・仲間がいればそれだけで勇気がわいてくる。仲間がいれば・・・楽しいことは倍になる。苦しいことは半分で済む」
アニ「・・・」
96:
 ???
ライナー「だっしゃあ!」ズダァン!
エレン「ぐっへぇ!」
キャップ「見事だライナー。私が教えた背負い投げのフォームを完璧に覚えたな。君の体格に合った戦い方として重宝してくれ」
ライナー「ありがとうございますキャプテン!しかし一つよろしいでしょうか」
キャップ「なんだい?」
ライナー「巨人に背負い投げは通用しますでしょうか」
キャップ「あ・・・・・・いや、対人格闘術も大事な訓練なんだろ?巨人との戦いよりも訓練だよ訓練」
ライナー「ハッ!」バッ
キャップ「エレン、ライナーに投げられっぱなしでいいのかい?」
エレン「んぎぎ・・・なんのこれしきぃ!ライナー!もう一本勝負だ!」
ライナー「おう!」
アニ「キャプテン」
キャップ「アニ・レオンハート訓練兵、私に何か?」
アニ「あなたに私の対人格闘術を見て評価してもらいたいのですが」
キャップ「・・・いいだろう。よほど自信がある顔付きだね」
アニ「・・・」ス・・・
キャップ「来い」ス・・・
 シュッ
 ガッ!
アニ「!」
キャップ「・・・見事な蹴りだ。訓練兵の中では一番だろうな」
アニ「・・・・・・でもあなたに見切られた」
97:
キャップ「こう見えてそれなりに歳をとっていてね、経験でモノを言っているだけだよ。その蹴り・・・自分で練習したのかい?」
アニ「・・・父に教えてもらいました」
キャップ「そうか・・・いい父を持ったな。実に綺麗なフォームだ。それでいて力強い。女性でいながら強靭な一撃を放つことができるのはすごいと思うよ。なのになぜ浮かない顔を?」
アニ「・・・これしか誇るものがないので・・・・・・いくら教官と言っても、多少はあなたを揺らがせることができると思っていたんですけどね・・・」
キャップ「いや、さっきも言ったが見事な蹴りだよ。私が揺らがなかったのは普通の人間よりも強化された身体だからだ。おそらくここにいる兵達の誰もが君の一撃を受ければ苦悶の顔になるさ」
アニ「・・・」
キャップ「それに・・・重い蹴りだったよ。自信を持って放ったのが感じとれた。父から教わった君の蹴りは、物理的な重みだけでなく、強い意志による重みがある」
アニ「・・・」
キャップ「君達の格闘術のフォームを徹底的に指導するつもりだったが、君の場合は私が変に手を加える訳にはいかないな。その蹴りをこれからも誇り、磨き続けてくれ」
アニ「・・・はい」
キャップ「それと、これしか誇るものがないと言ったけれど・・・君には他にも誇れるものがあるさ」
アニ「・・・?」
キャップ「仲間達と、君自身の強い意志だ」
アニ「・・・・・・はい。ありがとうございます、キャプテン」
 スパァ?・・・
ローガン(これで集団戦法とメンタル面の指導はいいか。キャプテンアメリカもお役御免だな)
98:
 ・・・・・・
キャップ「諸君、私の訓練指導はここまでだ。短時間ではあったが、君達に教えられることはできるだけ教え込んだ。私は元の世界に帰るが・・・これからもがんばってくれ」
訓練兵一同『ハッ!』バッ!
ローガン「おいおい・・・俺の時より全員しっかり敬礼してるってのはどういうわけだ?」
キャップ「諸君・・・できれば私は諸君に戦ってほしくはない。当然のことだが、皆平和に過ごしてほしい気持ちがある。・・・だが君達は戦わなければならない。生きるために。尊厳のために」
ミカサ「・・・」
キャップ「私の指導が君達にとって少しでも糧になってくれればこれ以上のことはない。仲間を信じ、自分を信じて戦え。諸君の健闘を祈っている。・・・・・・なんとしても生きるんだぞ」
訓練兵一同『ハッ!』バッ!
キャップ「・・・では、いつかまた・・・どこかで会おう」
 MMMMMMMMMMMOOOOOOOOOO・・・・・・
アルミン「うぅ・・・キャプテン・・・・・・本当にありがとうございました・・・グスン・・・」ポロポロ
エレン「泣いてんのかアルミン?」
アニ「・・・」シンミリ
ミーナ「アニ大丈夫?なんかすんごいしんみりしてるよ?」
ローガン「さあ、明日からはまた俺がお前らをシゴいてやるぜ。キャップの兵法の練習、スパイダーマンの立体機動の練習を重点的に繰り返してくぞ。気合いれろお前ら」
訓練兵一同『は?い』
ローガン「・・・・・・」
99:
 ・・・・・・
アルミン「今日は休みの日、久々に町に出かけることになったんだけど・・・」
ローガン「いいのか?せっかく訓練の無い休日だってのに先公の俺と一緒に出かけるなんてよ」
エレン「いいえ!ぜひローガン教官もご一緒してください!忍者になるには一日たりとも無駄にできませんから!」キラキラ
ミカサ「メラメラメラ・・・」
アルミン「ドロドロだよぉ・・・」
ローガン「なんだかんだ言って兵舎以外のとこに行ったことねえな。この世界じゃどういうもんが売ってんだ?」
アルミン「どういうって言われても・・・普通ですよ。服だったりごはんだったり・・・」
ローガン「ほお、いつも食ってるパンとスープよりも美味い飯はあんだろうな?」
アルミン「それなら大丈夫ですよ。ちゃんとオイシイのありますよ」
サシャ「なんなら私がエスコートしましょうか教官」モグモグ
エレン「サシャ!?突然現れるとはまさか忍者!?」
サシャ「ゴハンの話が聞こえたのでスっ飛んできました」
ミーナ「おーい、サシャ!勝手に走りだして・・・って、エレン達と教官!」
アニ「・・・」
ミカサ「サシャにつられてミーナとアニまで・・・」
ライナー「なんだなんだ?何か騒がしいと思ったら教官が訓練兵率いてるのか?」
ベルトルト「アニ達もいるみたいだね」
コニー「なんだなんだ?皆そろってどこ行くんだ?」
ジャン「てめぇエレン!またミカサと一緒にいやがって!」
クリスタ「ねえユミル、あっちに皆いるよ。私達も合流しようよ」グイグイ
ユミル「・・・正直スゲーいやなんだけど」
アルミン「なんでこんな大所帯に・・・」
 ゾロゾロ・・・
ローガン「いやぁ、人望のある教師ってのは大変だな」ニンマリ
100:
サシャ「では皆さんでオイシイゴハンを食べにいきましょうよ!私いいとこ知ってますよ!」ジュルリ
コニー「俺そんなに金もってないから安いとこにしてくれよ」
ミカサ「心配ない。今日はローガン教官が皆の分を払ってくれる」
ローガン「なに」
サシャ「本当でございますか教官サマ!」キラキラ
コニー「やったぁ!美味いメシたらふく食える!」
ミーナ「サシャについてきて正解だったー!」ヤッホイ
クリスタ「ありがとうございます教官」ペコ
ライナー「ッシャ」グッ
ジャン「サンキュー、教官殿」ニヤニヤ
ローガン「・・・」
 ???
エレン「で、サシャの言う美味い店ってこの辺なのか?」
サシャ「ええ。ここで見たこともないけどすっごくオイシイご飯を売ってる屋台があるんですよ!」
アニ「見たことない?・・・ちゃんとした食べ物なんだろうね」
サシャ「大丈夫です!私が身をもって保障します!他では味わえない特別な味です!」
ローガン「こっちの世界の食いものがどんなもんか気になるが・・・まずけりゃ代金は払わんぜ」
サシャ「あ、ありました!アレですよアレ!あの人!」
デッドプール「ラッシャイラッシャイ!デッドプールたんの特製チミチャンガだよぉん☆美味くて心臓病になっちゃってもしらないゾ♪あ!ローガンちゃん!オッハー☆」キャルン♪
ローガン「・・・」SNIKT
101:
>>100
デッドプール:今やアメリカだけでなく日本でも大人気のMARVELイチのクレイジーキャラ。メタ発言で有名な何でもアリな無茶苦茶キャラクター。通称デップー
 本名ウェイド・ウィルソン。元々は雇われ兵士だったがガンを患い、その治療のためにウルヴァリンの能力であるヒーリングファクターを移植する手術(実験)を受ける
 その結果ガンは治ったものの、顔は焼けただれ、精神が狂ってしまった。それ以降はメタ発言を連発する狂人となり、報酬しだいではヒーローにもヴィランにもなる人物となる
 と言っても、どっちかというとヒーロー側の人間であり、スパイディを友達と(一方的に思いこんで)一緒に行動したり、ミュータントのために一緒に戦ったりしている。が、毛嫌いされてる
 ウルヴァリン率いる、裏X-MENとも言える暗躍チーム『X-FACTAR』などにも参加していたり、戦闘技術は文句ナシでかなり高い。ヒーリングファクターで不死身だし
 武器として日本の刀を背負っていたり、手裏剣やクナイを腰のポッケに入れてたり、あらゆる銃器を扱えるし、マーシャルアーツもマスターしている。さらにワープ装置まで装備
 と、高い戦闘力を誇るキャラであるが何よりも特筆すべき最大の武器は『第四の壁の破壊』である。いわゆるメタ言動。デッドプールは自分がコミックのキャラであることを知っているのだ
 『第四の壁』とは、舞台用語であり、演劇の舞台上での背景を『第一の壁』、左右のソデの部分を『第二、第三の壁』とし、客席側の方向を『第四の壁』と例えている
 舞台上の演者達は、客席の方を認識していないという設定で、舞台の上から見ると客席の方にも演劇上の世界が広がっている『テイ』で演技をしている。舞台ソデの方も同様
 舞台上の演者達は演劇の世界に入り込んで演技をしており、観客などの存在には触れない(触れられない)。しかしデッドプールはこの『第四の壁』を無視することができる
 つまりデッドプールはコミックを読んでいる読者のことが見えている。自分達を描いているMARVEL社のことも認知している。実社会のことすらも熟知しているのだ
 読者に話しかけることもしょっちゅうだし、自分の気に入らない展開になるとMARVEL編集部に押し掛けて無理やり展開を描き替えさせたりするのだ
 長らく日本での知名度は低かったものの、格ゲーの『MARVEL VS CAPCON3』に参戦したことをキッカケに(そのキャラクターから)高い知名度と人気を獲得
 最初は『誰これ?スパイダーマン?』『ヘンタイ仮面じゃん』とか言われてたのに今じゃすっかり人気者に。邦訳本までも発売されるほどになった
 ちなみにゲーム内でもやりたいほうだいで、ゲーム画面に表示されてるライフバーを武器にして相手に叩きつけたりしている。KOされるとプレイヤーの操作ミスを指摘する
 あと、メキシコ料理のチミチャンガが好物
109:
デップー「ちょい待ちちょい待ち。いきなり『SNIKT』するなよな毛むくじゃラー。俺とお前の仲ジャン?」
ローガン「なんでてめぇがこんなとこにいんだ。返答次第じゃ八つ裂きにしてやる」
デップー「そりゃX-MENの顔のウルヴァリン主体でクロスするSSに俺ちゃん出ないと苦情の滝になるの目に見えてるだろ?前まで日本じゃマイナーだったが今じゃジム・キャリー並の人気だもん僕」
ローガン「相変わらず意味不明なヤツだ」
エレン「教官、知り合いですか?」
ローガン「違う」
デップー「やぁんツンデレおっさんなんだから☆俺ちゃんとウルヴィーは一緒に暗殺部隊でヤりまくった仲だよ。>>101で『X-FACTAR』って書いてるけどホントは『X-FORCE』ね。ややこいわ」
ライナー「ローガン教官の同僚ってとこか」
ローガン「・・・認めたくねえがな。コイツの腕だけは確かだからな」
ベルトルト「そんなにスゴイなら今度のゲスト講師に呼ぶとか――」
ローガン「ダメだ。教育上よろしくねえ」
デップー「お前が言うのねそういうこと。ま、俺ってモテるからな!訓練兵団の女の子がメロメロになったら困るしぃ!こないだ結婚したんスけどね。浮気ぐらいいいだろ別にさ」
サシャ「そんなことより食べ物です!くださいな!」
デップー「あ、ハイハイ。チミチャンガね」ス
ローガン「なんでンなもん売ってんだよ・・・」
デップー「いやー俺ちゃんの登場の仕方の案が浮かばなくってさ。ホントは訓練兵として入学したかったんだけどこれ以上世界観壊すのもいかがなもんかってことで・・・」
コニー「おお!うまいなこれ!」モグモグ
サシャ「でしょでしょ!隠れた名作です!」モグモグ
アニ「・・・おいしい」モグ
デップー「うーん最近の10代のコって自分勝手っていうけど深刻なレベルだな。娯楽の拡張化のせいだ。いっぱいゲームがあるもんな。PS3、3DS、PSエンジン・・・」
ローガン「おいお前ら、食いモン買ったんならとっとと行くぞ。時間は限られてんだからな」
サシャ「はーい」モグモグ
デップー「(`・ω・´) ム・・・徹底的に無視する気だな。ようしこっちにも考えがあるんだぞ。猛獣には猛獣をってな」
110:
>>109
意味不明なヤツ?:デッドプールがメタ発言をしても、他のキャラにとっては『虚空の方を向きながら独り言をぶつぶつ言ってる狂ったヤツ』にしか見えていない
X-FORCE:ミュータント達が中心となって結成した攻撃的なチーム。X-MENらヒーローチームができない汚れ仕事でもこなすプロ戦闘集団といったところ
 けっこう昔からあるが、最近はミュータント国家『ユートピア』を建国したサイクロプスが(多くの仲間に秘密裏に)結成させた、いわば裏X-MEN
 リーダーはウルヴァリンでデッドプールもメンバーだった。この時のチームコスチュームは黒くてカッコイイ
俺ってモテる?:上記の通りデッドプールは頭がイカれてる上に素顔は焼けただれているが、かなりモテる。それも美女に
 デッドプールが主役となるシリーズでは頻繁に美人との絡みが描かれている。また、死を司るコズミックビーイング、女神デスも彼にベタボレ
こないだ結婚した?:つい最近、『デッドプールが結婚!』と大きな宣伝文句が話題になり、どうせネタだろうと思われたが本当に結婚した
 相手はサキュバスの女王で、キスされると生命を吸われるのだが超回復能力ヒーリングファクターがあるデップーなら大丈夫
 ちなみに、この号の表紙には古今東西のあらゆるMARVELキャラが隅々まで描かれており、『最も多くのキャラクターが描かれたコミックの表紙』としてギネスに載った
111:
サシャ「いやー食べ歩きっていいですねー」モグモグ
ミカサ「サシャ、こぼれてる」フキフキ
アルミン「教官、本屋によりたいんですがいいですかね?」
ローガン「おう、いいよなお前ら」
ライナー「うっす」
クリスタ「はいっ」
アニ「・・・まあ」
ユミル「っつーかなんでこんなゾロゾロいんだよ・・・散れよクリスタ以外」
エレン「教官との親睦を深めるためだ」
ミカサ「エレンがそういうから」
ローガン「おーおー、慕われるってのはいい気分だな。お前らみたいに素直な生徒はなかなかいねぇぜ」
 「へぇ・・・だったらお前のその『大事な生徒』を奪ってみせてやるぜ・・・」
ローガン「!」
 ッ!
ユミル「へ?」
 ッ!
クリスタ「!?ユミルが消えちゃった!?」
アニ「あそこだ」
ジャン「・・・屋根の上に・・・なんだありゃ・・・」
ローガン「・・・野郎ォ」
セイバートゥース「ハッハァーッ!また会ったなウルヴィーちゃぁん。お前の大事な大事なコイツを返してほしけりゃ・・・ここまで来い!」
ユミル「てめっ・・・離しやがれ!」
デップー「ウププ・・・ローガンの天敵を呼び出したもんねー。え?なんでそんなことするのかって?そりゃおめー、問題を起こして話をつなげるためよ。それ以外になにがある?」
112:
>>111
セイバートゥース:ウルヴァリンのライバル的立ち位置のミュータント。超回復能力ヒーリングファクターと野性的な嗅覚や強靭な肉体を持つ
 本名ビクター・クリード。かつてウルヴァリンが実験隊にされた『ウェポンX』という実験の被験者でもあり、ウルヴァリンと同じチームで働いていた
 この頃から彼のことを気に入らなかったらしく、ことあるごとに対立。『ウルヴァリンの誕生日に彼の大事な女性を襲う』という趣味を持つド級のヤな奴
 アダマンチウムの骨格も手に入れている。ウルヴァリンが手の甲から三本の爪を出すのに対しトゥースは五本の指先から爪を出す。牙もアダマンチウムになっている
 かなり残忍で残虐なヴィランだが実はかつては優しい少年で、今でも過去の犯罪の罪悪感を感じており、他者のテレパシー能力で抑えてもらわないと発狂してしまうほどだった
 後にX-MENに投降したりしたがメンバーをブチのめして脱走。それを他のチームでも何度か繰り返している。『エイジ・オブ・アポカリプス』では正統派ヒーローとなっていた
アルティメット・X-MENでは手の甲から四本の爪が伸び、よりウルヴァリンに近い形となっている。ちなみに『着てるコートが似合ってない』と言われると大声を上げてキレる
 格闘ゲームのマブカプシリーズにも登場していたので知名度は高い。ゲームでは秘書のバーディーを連れている。彼女がテレパシーで罪悪感を抑えてくれていた
 実写映画版でも第一作目から登場。その時は言葉もろくに話さない野獣キャラだったが後の『X-MEN:ZERO』ではまさかのウルヴァリンの兄として再登場。一作目の設定ガン無視
 ウルヴァリンの兄であり、ライバルでもある立ち場だった。ちなみにコミックでも一時期『自分がウルヴァリンの父親である』という偽の記憶を描きこまれていたことがある
115:
クリスタ「ユミル!」
ベルトルト「ユミルがさらわれちゃった!」
ライナー「この人でなし!」
ローガン「ビクター・・・てめぇ」
トゥース「この女を返してほしけりゃ俺を追ってこい。向こうで勝負といこうぜ。ここじゃあ戦いづらいからよ」ガシィ
アルミン「!ユミルをどこかにつれていくつもりだ!」
ユミル「おいこら!離せっつってんだろ!」
トゥース「暴れるなって。お前はエサなんだからよ」
クリスタ「ユミルがお姫様だっこ・・・これはこれで・・・」ニンマリィ
トゥース「来いウルヴァリン。ガキを失いたくなければな!」ダッ
エレン「!屋根の上をジャンプしてった・・・」
ローガン「・・・」クルッ ダッ!
ミーナ「教官!どこ行くんですか!ユミルが連れ去られたのと反対方向ですよ!」
ローガン「立体機動装置を取りに行く。今日は休日で兵舎に置きっぱなしだからな」
117:
 ・・・・・・壁の上
トゥース「・・・」
ユミル「おい。・・・あんたミスったな」
トゥース「何がだ」
ユミル「あのオッサン教官と戦いたくて私をさらったんだろうけど、人選ミスだ。私を助けにきやしないよ」
トゥース「・・・なぜだ」
ユミル「優秀なミカサとか懐いてるエレンとかがさらわれりゃ身を挺して助け出そうとするだろうが、私はしがない訓練兵だ。オッサンと会話したことすらほとんどない」
ユミル「私のために来るメリットが一つもない。次やる時はエレンでもかっぱらうんだな」
トゥース「そうか・・・・・・だったら、てめぇに用はねえな」SNIKT
ユミル「・・・」
トゥース「温かい血をすすらせてもらうぜお嬢ちゃぁん」
 CHUNK!
トゥース「!?・・・グアッ・・・」
ユミル「!・・・立体機動装置のアンカー・・・・・・!・・・」
ウルヴァリン「俺の生徒にうすぎたねぇ爪で触れんじゃねえ。おろすぞ」
ユミル「ッ・・・・・・なんで・・・」
118:
トゥース「ッチ、ヘンな小道具ぶら下げやがって・・・腕に刺すなんて痛ぇじゃねぇか。もっとも、すぐ治るがな」CHUNK
ウルヴァリン「この世界で学んだ新しい戦闘技術だ。お前を6回は狩れるぜ」
トゥース「おぉっとぉ、動くなよ。こいつのノドをひっ裂くぜ」ス・・・
ユミル「・・・」
ウルヴァリン「・・・俺と戦いたいんじゃなかったのか?脅して動けない俺を一方的にぶちのめしたいだけか?」
トゥース「まずは・・・お前が大事な教え子を失う悲しみの表情をみたくってな。内臓を順番に取り出すからよーく見てな」
ウルヴァリン「ユミルに手を出すな・・・最後の警告だぞ」
ユミル「ッ・・・」
トゥース「・・・すまんが俺は警告は聞き入れねぇタチなんだ。見届けろウルヴァリン!自分の大事な者がえぐられるのを!」
 BANG!
トゥース「ッ!?・・・RGHッ・・・・・・」
ウルヴァリン「さすがだ、ウェイド」
デップー「あ?苦しかった。こんなに長時間口を閉じてたの『クローン・サーガ』を目の当たりにした時くらいだぜ。伏兵は敵に見つからないように隠れてなきゃならんなんてルール厳しすぎ」
ユミル「!・・・(今のうちに!)」ダッ
トゥース「GHH・・・待て・・・女ァ!」グオ!
 SLAAASHH!
トゥース「ARGGHHH!」
ウルヴァリン「俺とやりたかったんだろ?男だけでケリをつけようぜ」
119:
>>118
クローン・サーガ:スパイダーマンの有名なエピソード。内容があんまりにも無鉄砲すぎて『ダメなエピソード』の代表例としてしばしば上げられる
 デップーもクローン・サーガはキライらしい
120:
トゥース「GHHHH!てめぇ!」THUNK!
ウルヴァリン「泥試合の始まりだな!」SHLIICCEE!
ユミル「っふう・・・あの野獣野郎から逃れられたのはいいが・・・こっからどうやって戻んだよ・・・」
デップー「ヤ、無事だった?クリードにヘンなことされたない?舌入れられたとか耳なめられたとか」
ユミル「・・・お前飯屋の・・・」
デップー「あーいい、いい、お礼なんていいよ。俺ちゃんの銃弾がトゥースの額に命中してゆるんだ間にアイツから離れられたお礼はいいから。でもどうしてもってんならベッドで――」
ユミル「なんであのオッサンは私を助けに来たんだ?・・・別に助ける義理も必要もないのに・・・」
デップー「HA?そりゃローガンが子供ダイスキな毛むくじゃらだからだろ」
ユミル「・・・」
デップー「そもそもミュータントの子供達のことで仲間とケンカしてX-MENが二派に分裂しちゃったんだし、子供達のためならなんでもするってスタンスなんだよ。ホープの件とか」
デップー「ま、お前はミュータントじゃないから守る必要はねーのかもだけどさ。ん?・・・ミュータントって言えるのかもなお前も」
ユミル「!・・・・・・てめぇ・・・何を知ってる・・・」
デップー「『進撃の巨人』のコミックス読んだだけ。日本じゃ社会現象なんだろ?ウィキペディアにもネタバレ書いてたし」
ユミル「・・・?」
162:
いまさらながら >>120で忘れてた
ホープ:ミュータントの救世主になると言われている少女。ミュータント全体の運命を左右する重要な存在
 『アベンジャーズvsX-MEN』にて、銀河を滅ぼすほどの強力なエネルギーである『フェニックスフォース』の宿主と目され、両陣営は彼女をめぐって対立した
 ホープ自身はフェニックスを受け入れて自分が救世主になるつもりでいたが、フェニックスの強大すぎる力を知っていたウルヴァリンはそれを止めようとしていた
 両陣営から追われる身となったホープと二人だけで行動しながら、『もしフェニックスをコントロールできず、支配されそうになれば俺が手を下す』とホープと約束した
 しかし土壇場でホープはフェニックスを拒絶。結果、サイクロップス、エマ、コロッサス、ネイモア、マジックの5人にフェニックスが宿り、『フェニックスファイブ』となった
 その後もすったもんだあった挙句、ホープはスカーレットウィッチと共に協力し、『NO MORE PHOENIX(フェニックスはもういらない)』とつぶやき、ダークフェニックスを浄化した
123:
 SLASH!
ウルヴァリン「GHH!」
トゥース「ッハァー!どうしたウルヴィー!ベルトがきついか!?動きが窮屈だぜ!」GYLLEEE!
ウルヴァリン「うるせえ!」SHUNK!
トゥース「GHH・・・そんなんじゃあ俺に勝てんぜお前は。・・・てめぇをぶっ飛ばした後は他のガキどもを狙ってやるぜ」
ウルヴァリン「!」
トゥース「さっきさらった女以外にもたくさんいたもんな・・・一人ずつ生皮をはいでやる。ちょうど寝床のカーペットを変えようと思ってたとこなんだ。HAHAHAHAHA!」
ウルヴァリン「黙れ!」バシュ! CHUNK!
トゥース「AARRRGGGHHH!あ、アンカー・・・」
ウルヴァリン「てめぇにガキどもを傷つけさせやしねぇ!」ZAANNGG!
トゥース「AAIIEEEEEE!」
ウルヴァリン「ミュータントだろうと人間だろうと関係ない!」CHUUUCCCKKK!
ウルヴァリン「もうこれ以上未来あるガキどもを失うのはたくさんだ!」THHHUUUNNNKKK!
ウルヴァリン「誰にもあいつらの生きる自由を奪わせるもんかよ!」SCCLLLIIIEEEEEE!
ウルヴァリン「誰にも!」SSLLLAAASSSHHH!
ウルヴァリン「誰にもだ!!!」SSCCLLLIIIEEEEEEEEE!
トゥース「ッ・・・GHHH・・・・・・わ・・・忘れたかウルヴァリンン・・・・・・俺にはヒーリングファクターが・・・」
ウルヴァリン「承知の上だぜ。お前に痛みを刻みつけただけだ。これから仕上げにかかるとこだ」POF シュルンッ
トゥース「!ッ・・・・・・ワイヤーを・・・巻き付けッ・・・ッガ・・・・・・」グググ・・・
126:
デップー「ありゃりゃ、心配なんで戻ってみたらローガンがリッタイキドウソウチのアンカーワイヤーをトゥースにまきつけてらぁ。肩固めの体制で片腕もとってるからこりゃ逃れられんな」
トゥース「ウグッ・・・・・・ガ・・・」グググ・・・
ウルヴァリン「オチろ」グイッ
 クビコキャッ
トゥース「ッ・・・・・・」ガクッ
ウルヴァリン「ッペ・・・手間とらせやがって」スック
デップー「YAHYAHYAH!これにて一件落着だな。とらわれた女の子は救出、悪役のライバルは倒した、二人はキスをしてハッピーエンドだな」
ウルヴァリン「デッドプール、こいつを元の世界につれてけ。お前も一緒に元の世界に帰るんだな」
デップー「OッK。元々コイツつれてきたの俺ちゃんだし、騒ぎが終息したから連れて帰るわ。こっちに長居するとSS進まないし。でも巨人の謎はときたかったなぁ」
ウルヴァリン「ユミルはどこだ?」
ユミル「・・・ここだよ。・・・・・・教官・・・その」
ウルヴァリン「無事か?」
ユミル「・・・・・・あ、ああ」
ウルヴァリン「すまなかったな、せっかくの休日が台無だ。早いとこクリスタ達の所を戻ってやってくれ。アイツらも心配してるだろうぜ」
ユミル「・・・・・・あの・・・教官・・・なんで危険な目にあってまで私を助けに・・・」
デップー「WHAO、ありきたりな問答だよな。こういうやりとり見るだけでなえるっての」
ウルヴァリン「・・・戦場じゃ仲間を見捨てでも戦うべきなのかもしれねぇが、幸いここは壁の中だ。何よりお前は俺の大事な教え子だからな。まあ、なりゆきではあるがよ」
ウルヴァリン「そんなこともわからねえようじゃ、座学の試験で赤点になっちまうぞユミル。さあ帰ろうぜ」
ユミル(・・・・・・ほとんど会話もしたことないのに・・・私の名前覚えてたのか・・・教官・・・)
デップー「そんじゃ帰るぜセイバトゥース。帰って実写版進撃の巨人公開を待とうぜ。漫画の実写化だからって斜に構えんずにいような」
トゥース「・・・GHH・・・・・・」
デップー「ま、俺ちゃんの映画の方がずーーーっと待ってるんだけどな。いいかげんに待つのあきたわ私」
129:
>>126
クビコキャッ:DCコミックの女ヒーロー、ワンダーウーマンの代名詞。とあるキャラの首をコキャっと回して折ったことから有名になったとか
 しかし実際にクビコキャをしたのは一度だけで、そのシーンが何度も回想として描かれるうちに、ワンダーウーマン=クビコキャという風に定着したらしい
俺ちゃんの映画?:デッドプールを主役にした実写映画版が制作されているのだが、一向に情報が出ていない。企画そのものはけっこう前からあったそうだが・・・
 年齢制限されるほどグロイものになるらしいのだが、そもそも本当にちゃんと公開されるのかどうかも怪しい・・・いや、きっと仕上がるはず
144:
 ・・・・・・その後 ―兵舎―
 ドヤドヤ ガヤガヤ ワイワイ
ライナー「一時はどうなることかと思ったな」モグモグ
クリスタ「ユミル・・・無事でよかった」
ユミル「私がクリスタを置いてくわけがねーだろ。ったく、心配性なんだからよ」ワシャワシャ
エレン「さっすが教官です!あの野獣みたいなヤツをやっつけてとらわれのユミルを助けだすなんてさっすが!さっすがぁー!」ヨイショヨイショ
ローガン「当然だろ。俺の生徒にちょっかい出すヤツァ誰だろうと容赦しねぇぜ」モグ
ミカサ「とらわれのお姫様のユミル」
アニ「悲劇のプリンセスユミル」
ユミル「うっさい!そんなガラじゃねぇだろ私ゃ!あの野郎もさらうならクリスタにしといた方がしっくりきただろうに。ぶっ飛ばすけど」
大阪「ユミルはお姫様やー」モグモグ
サシャ「しかしせっかくの休日のほとんどが無駄になっちゃいましたね。チミチャンガくらいしか食べれませんでしたよ」イモグモグ
ミーナ「だね・・・ちょっともったいないな。ねえ教官、明日は振り替え休日ってことにしませんか?」
ローガン「そうだな・・・元はと言えば俺が原因みてえなもんだし・・・」
 ギィ・・・・・・
キース「・・・」ギョロ
ミーナ「!」ビク
アルミン「!」ピタッ
キース「・・・・・・ローガン・・・・・・明日からはキッチリと訓練をしてもらうぞ・・・独断で訓練を止めるなよ・・・・・・」
ローガン「・・・あいよ」
キース「・・・・・・それと・・・貴様ら食堂で騒ぎすぎだ・・・・・・兵士ともあろうものがガヤガヤしながら飯を食うなどと・・・ふぬけとるぞ・・・誰だ・・・誰がこんなていたらくを始めたのだ・・・」
エレン「・・・」ゴクリ
ジャン「・・・」タラ?ッ
ミカサ「ローガン教官が許可しました」ス
ローガン「てめぇ!アッカーマン!」
キース「ローガン・・・話がある」ギィ・・・
ミカサ「がんばって教官」
ローガン「てめぇ・・・」
145:
キース「どういうつもりなんだローガン」
ローガン「・・・」
キース「あいつらは兵士となるためにここで訓練を積んでいるのだ。たしかにお前は様々な方法で指導をしているが・・・訓練兵と慣れ合いすぎだ!どういう了見であいつらと慣れ合うのだ!」
ローガン「・・・生徒と教師には信頼関係ってのが必要なんだぜセンセイ」
キース「・・・なぜだ?・・・わからんな・・・なぜそんなことをする?・・・厳しく指導してこそ立派な兵になるというものだろう・・・」
ローガン「心を開いてくれるほうがやりやすいのさ。それに・・・その方が楽しいじゃねえか」
キース「・・・楽しい?・・・・・・」
ローガン「俺はあいつらを戦闘マシーンにするつもりはねえ。あいつらは人間だ。血の通った人間で、10代のガキだ。これからの人生をよりよく生きるために教育してるんだよ」
キース「・・・我々の方針とは違うな。貴様をここから追い出してもいいんだぞ」
ローガン「心配しなくともいずれ出てくさ。あいつらが立派に戦えるってのを確認したらな。・・・・・・お前だってその方がいいだろ?キース」
キース「・・・・・・では明日からも訓練を任せるぞ」
ローガン「任せな。お前が教えるよりも数倍マシな指導をしてやるぜ」
キース「・・・・・・何か不備があれば言え。訓練に必要な機材などがあれば出来る限り調達しよう」
ローガン「・・・・・・一つ」
キース「なんだ?」
ローガン「マトモな飯を出すようにしてくれ」
146:
 ・・・・・・
ローガン「今日の訓練は立体機動だ。蜘蛛男からの指導を思い出しながらやるぞ」
エレン「はいっ!」
ローガン「お前らが先行してスタート、俺が3分後にスタートする。追いついた奴から――」SNIKT
ローガン「アンカーを切らせてもらう。地面とハグしたくなきゃあ全力で逃げろ」
アルミン「!・・・」ゴクリ
トーマス「これは油断できないな・・・」
ローガン「今からだ。いくぞ、スタート」
ベルトルト「!うわわっ!」バシュ!
コニー「いきなりかよッ!」バシュ!
クリスタ「あ・・・慌てると他の人とぶつかっ――」
 ・・・・・・
ローガン「よく動いた後はよく食うことだ。食事だぞ」
エレン「いてて・・・見事にやられたぜ・・・」
ミカサ「メラメラメラ・・・」
ジャン「よく食うっつったって・・・メシなんてたかがしれて・・・・・・うおッ!?ちょっとだけボリュームがあがってる!」
エレン「ほ、本当だ!申し訳ていどだがスープの味もついてる!パンだって増量してるぞ!」
サシャ「SSSYYYAAAAAAAAAAAIIIIEEEEEEEEEEEE!!!」
アルミン「サシャが暴走しちゃった!」
ライナー「この人でなし!」
 ・・・・・・
148:
 ・・・・・
ローガン「今日の座学の授業だが、俺は勉強ってのはニガテでな。そこで今日も俺の知り合いを呼んである。幼い頃から過酷な環境で生き抜いてきたサバイバーだ」
ライナー「なるほど、生き残る術ってのを教えてもらえるんだなきっと」
ユミル「・・・」
アルミン「どんな先生なんだろ」
ローガン「おいレミー、いいぜ」
 ツィー・・・ チャラララララ?♪
ミカサ「?」
コニー「なんか踊りながらヘンな奴が出てきた。あ、特別講師って言ってたっけ」
 ボン☆
アニ「わ・・・手から突然花が出てきた」
サシャ「す、すごぉい!」
 ボン☆
クリスタ「今度は鳥だぁ」
サシャ「ぜ、是非パァンを!食べものを出してください!」
 ボン☆
エレン「両手からカードがいっぱい・・・」
サシャ「ふざけんなパンだせパァン!」
ガンビット「ッチッチッチ・・・・・・驚いたか?このテの手品は生き抜くのに使えるんだぜ。道の端でやれば、受け皿にたっくさんチップがもらえるからな」
 ゴン
ガンビット「いたっ!」
ストーム「ヘンな登場の仕方をしないでよレミー。こっちまで恥ずかしくなるじゃないの」
149:
>>148
ガンビット:X-MENのメンバーでもあったミュータント。イケメンでクールなオシャレ泥棒。格ゲーや映画への出演もあって日本での知名度も高い人気キャラ
 本名レミー・ルボー。幼い頃から盗賊に育てられ、その過程で盗みなどの様々な技術を覚えた。後にストームと一緒にS-MENに加入。しかし脱退したり別チームに入ったりと忙しい
 物体に破壊エネルギーを付加する能力を持ち、カードなどにパワーを込めて敵に投げつけて攻撃する。また、棒術の腕もかなり高く、エネルギー能力と棒術を駆使して戦う
 また、見つめた相手を魅了する瞳を持っており、相手が女だろうと男だろうとメロメロにしちゃう。相手がそれを認識して抗おうとすれば効果はないらしい
 日本人アメコミアーティストのタケダ・サナもお気に入りで、自分が描いていた『X-23』のタイトルではX-23(ローラ)の保護者のような役回りで登場していた
 が、かの有名な『ウィンターソルジャー』などを手掛けた作家、エド・ブルベイカーからは「なんでコイツ人気あんの?」と言われたとか
 日本での人気は高く、かつて格ゲーの『マブカプ2』などをプレイした人の多くの印象に残っているようだ。映画でもウルヴァリンの仲間のような形で登場している
 また、『るろうに剣心』の刃衛、蒼紫などのモデルとも言われている。日本でのガンビット人気はそういう所の刷り込みもあるのかもしれない
ストーム:X-MENの人気キャラクターの一人で、天候を操るミュータント。MARVEL初の黒人女性ヒーローでもあり、X-MENのリーダーも務めたことがある
 本名オロロ・マンロー。幼い頃に空爆によって両親と家を失い、盗賊に育てられることとなる。その頃に盗賊技術などを覚え、能力にも目覚めた
 天気を意のままに操る能力を持っており、雷をふらせたり嵐をおこしたりと凄まじい力を発揮する。史上最強のミュータントの一人とも言われることがある
 サイクロップス以外の初代X-MENメンバーが『生きた島、クラコア』に捕らえられた際にプロフェッサーXが招集した第二期X-MENのメンバーで、ウルヴァリンと同期
 後にサイクロップスがX-MENを抜けて旅に出た際にはX-MENのリーダーを務めた。当時のサイクよりもずっとすぐれたリーダーっぽい活躍だったとか
 世紀末もビックリなモヒカンヘアーにしていた時期があり、伝説となっている。実写映画シリーズではアカデミー賞を受賞した初の黒人女性俳優であるハル・ベリーが演じている
 現在放映中のアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』でも登場したが、凄まじいボリュームのオシシ仮面みたいな髪型で登場。ちょっと盛りすぎな気がしないでもない
 ちなみに、マッドハウス版のアニメの『X-MEN』での彼女は凄まじいほど美人。すっげえかわいい。すっごい
150:
ベルトルト「美人な先生だな・・・」
アルミン「二人も特別講師が来るなんてすごいや」
ミーナ「ちょっとカッコイイかも」
ローガン「こいつら二人はガキのころからサバイバルしてきた。お前達にとって役に立つ話が聞けるかもしれねえと思ってな」
ストーム「と言っても褒められたものじゃないわよ。盗みをして生きてきたんだからね・・・」
ユミル「・・・」
マルコ「先生、いったいどんな環境だったんですか?その・・・先生方の住んでいる所がどういうところかも知りませんので」
ガンビット「そうさな・・・毎日くいもんに困って盗みをし、さっきみたいな手品で小銭をかせぐ毎日だな。もちろん、追いかけまわされるのもしょっちゅうよ」
ストーム「もしミュータントだってバレれば周囲からリンチされるし」
ジャン「!?」
エレン「・・・どうしてですか?」
ストーム「ミュータントっていう種族はね、人間から嫌悪されてるのよ。自分の本性を隠しながらひっそりと生きるというのは並大抵のことじゃないわ」
アニ「・・・」
ライナー「・・・」
ローガン「過酷な環境で生き抜く術ってのは、これから兵士になろうっていうお前らには必要ねえかもしれねえが・・・ま、色々勉強になるだろうぜ」
151:
ガンビット「――・・・ということで俺はマフィアに追われてな。銃を向けられながら全力で走った。だが仕方ないだろ?食わなきゃ生きてけない。生きるためだからな」
ストーム「あなた達が住むこの世界も・・・過酷な環境にあるとローガンから聞いてるわ。でも私達だってなんとかして生き延びた・・・あなた達だって同じはずよ」
ストーム「そして、貴方達が兵士になった後もどうか忘れないでほしい。かつての私達のように・・・今この瞬間もこの世界にも同じように苦しむ子供達がいる・・・」
ストーム「その人達のことを忘れず、彼らのために少しでも何かできることがないか・・・考え、行動してくれないかしら」
アルミン「・・・」
ローガン「区切りがついたとこで終わりにしようぜ。ちょうど時間だしな」
ライナー「・・・うぅ」ポロポロ
ベルトルト「ぐすっ・・・」ポロポロ
コニー「ライナーとベルトルトのやつ泣いてるぜ。そりゃつらい話だとは思うけどさ・・・」
アニ「・・・」グスン
大阪「アニ?どうしたん?うつむいて大丈夫?」ユサユサ
ストーム「ちょっと陰鬱な話をしすぎたわね」
ローガン「ためになったろうぜ。ありがとうよ。このかりはいずれ返すからな」
ガンビット「あー、帰る前に聞いとくことがある」
エレン「?」
ガンビット「女性訓練兵は後で俺の控え室に来るように。特にそことそこの金髪ちゃんな」
クリスタ「え?・・・私??」
ユミル「ふざけんな行くんじゃねえぞクリスタ」
アルミン「・・・・・・あの・・・先生・・・僕は男ですけど・・・」
ガンビット「え?・・・・・・マジ?ウソ?・・・・・・男なの?」
アルミン「・・・」
ミーナ「アニ・・・名指しされなかったからって気にしないで」
アニ「・・・」ガス
ミーナ「ぐえ」
 ・・・・・・
154:
 ・・・・・・
ローガン「今日は特別講師を呼んであるんだが・・・・・・あー・・・実を言うと俺も誰が来るのか知らねえんだ。キャップが『指導に向いている者に行ってもらう』と言っていたが・・・」
エレン「今日はどんな先生だろうな」ワクワク
ミカサ「対人格闘の訓練だからおそらく体術にすぐれた人だと思う」
トーマス「この前の対人格闘の時は教官が訓練兵と組手だったけど、もうあれはやめたのか?」
ライナー「そりゃそうだろ。教官に殴られたらメチャクチャ痛いし、殴ってもこっちが痛くて訓練にならなかったからな」
サシャ「訓練兵のほとんどが医務室送りになってその後の訓練に出れませんでしたからねぇ」イモグモグ
ユミル「今度は力押しとかじゃなく技術を教えようってハラだろうな」
 ザッ
タスクマスター「吾輩が貴様等を超人に仕立てあげる指導者のタスクマスターである!これから2週間、貴様等にはみっちり吾輩が訓練してやるから覚悟しろ!」
アニ「わ・・・ドクロの顔の人だ」
アルミン「2週間も!?今までの講師の人は一日だけだったのに」
タスクマスター「吾輩が直接指導するからには生半可な仕上がりにはしたくないからな!ではこれから契約書類にサインしてもらう作業に移る。全員2列に並んで前金200ドルを準備するように」
ミカサ「・・・?」
ローガン「なるほど・・・こいつなら確かに指導は完璧だな。・・・・・・だがおい、こいつらから金を徴収すんじゃねえスカルフェイス」
158:
>>154
タスクマスター:MARVEL世界きっての技巧派で、ヒーロー側にもヴィラン側にもつく雇われ兵。見た目はドクロ(骸骨)の顔に白いマント、盾、剣といったところ
 本名トニー・マスターズ。超能力を持たない普通の人間だが、『写真的反射(フォトグラフィック・リフレクシズ)』という才能を持っている
 一度見た他人の動き、技などを自分で完全に再現できる技術で、キャプテンアメリカやデアデビル、ホークアイといった達人の動きを完全にコピーしている
 また、銃器の扱いにも長けており、普通の人間ながらかなりの技術を持っている。(といってもあくまで人間が再現できる動きなので、空を飛んだりビームを出したりはできない)
 また、その覚えた技術を第三者に指導する能力(才能)にも優れており、素人を達人レベルにまで鍛え上げることもできる。この才能を買われて新人ヒーローの教官に抜擢された
 本人も指導者として報酬をもらえるので納得して指導していた。あとデッドプールと絡むことも多い。二人でオズボーンの口座カードを奪ったりした
 格ゲーのマブカプ3に参戦してから日本での知名度も上がり、本場でも個人誌が発表されたりした。ちなみに、人気が出たキャラの宿命として色々後付け設定が出てきた
 他人の動きを覚えるたびに自分の過去の記憶が消えていくという欠点が発覚。さらに元々はSHIELD(MARVELの地球防衛軍的組織)のエージェントだったらしい
 ちなみに、ドクロ顔はホログラム(もしくはマスク)であり、素顔は傷が目立つイケメン
159:
 ・・・・・・
ローガン「――・・・それしか方法はねえだろう。訓練兵が何人いると思ってんだ?あいつら全員分の授業料だぞ?クラコアには学園以外の問題で迷惑をかけたくねえ」
 ガチャ
キース「・・・?・・・・・・ローガン、何をしている?・・・訓練はどうした?お前に指導を任せているはずだが・・・?・・・そいつは誰だ?何者だ?青い・・・猫か?・・・」
ローガン「口に気を付けた方がいいぜキース。こいつはビースト・・・あんまり外見をひどく言うと頭と胴体を分離させられるかもしれねえぜ」
ビースト「失礼だな。私はそんな野蛮なことはしない。キース殿、私はハンク・マッコイ。ローガンの同僚だ。彼が世話になっているな。すまない・・・迷惑をかける」
ローガン「おい」
キース「そうか・・・俺の苦労を理解してくれる者がいたか」
ローガン「おい」
キース「・・・それはそれとしてローガン、訓練はどうしたのだ」
ローガン「タスクマスターが強化合宿をしてやがるから俺の出番はたまにしかねえのさ。対人格闘の時にちょいとある程度だ。ほとんどあいつが単独でみっちり指導してるからな」
ローガン「立体機動もキルシュタインやミカサの動きを覚えて指導してやがるしよ。俺の出番はしばらくないらしい。それより資金の問題を片づけてんだ」
キース「資金?」
ローガン「あいつは金にがめついからな。訓練兵全員に教育をほどこしたとあれば全員分の教育費をせがんでくるからよ・・・そこでビースト様に相談ってわけだ」
ビースト「しかし、だからと言って宇宙のカジノで稼げなど・・・私に言うのか?私に宇宙カジノでイカサマしろと?」
ローガン「他に方法はねえ。お前の頭脳ならカンタンだろうが。それともまた俺が行こうか?どうせブラックリストに写真が載ってるから店の前で追い返されるだろうがな」
ビースト「君は本当に最高の教師だよローガン」
キース「・・・・・・大変だなマッコイ」ポン
ビースト「慣れたもんだよキース」
ローガン「・・・」SNIKT
 ・・・・・・
160:
>>159
ビースト:X-MENの初代メンバー、『ファーストファイブ』の一人。青い猫(獣)のような外見をしている超天才ミュータント。昔は人間の姿だったが能力が促進して変化した
 本名ハンク・マッコイ。手足が大きな『ビッグフッド』と呼ばれるような見た目だったが、X-MENに加入して様々な戦いを乗り越えてきた歴戦のヒーロー
 高い身体能力とスタミナを持ち、大柄にも関わらず華麗なフットワークで戦う。最大の武器はその頭脳であり、様々な便利機能を開発している
 X-MENの代表的メンバーでもあるが、アベンジャーズのメンバーとしても長期間在籍していた。さらにはハルクやDr,ストレンジ、シルバーサーファーらと『ディフェンダーズ』も組んでいた
 ユートピアを離れたウルヴァリンについていき、ジーン・グレイ学園を設立。学園のシステムを全てハンクが作り上げた。外観も未来的な設計である。トイレの中でも戦闘訓練ができる
 ちなみに、『アルティメット・X-MEN』ではネット上の女性にたぶらかされて『マグニートーが生きている』という秘密を漏らしてしまい、X-MENの危機を作ってしまったことがある
 ちなみに、そのネット上の女性(ビーストは本気で女性と思っていた)相手は、実はマグニートーの部下の超絶肉ダルマ男のブロブであった
クラコア:生きた島であり、知能を持った怪獣とも言われるミュータント。初代X-MENのメンバーを全滅させ、捕らえるほど強力
 これがきっかけでX-MENは第二期を迎えることとなった。が、後年になって様々な後付けが付加され、実はクラコアには知能などないただの怪獣ということになった
 さらに近年、クラコアのクローンが作られ、ジーン・グレイ学園などの襲撃に使われた。が、学園の生徒のキッド・オメガによってクラコアは仲間として迎え入れられた
 ジーン・グレイ学園の一員となったクラコアは、グレープフルーツほどの大きさのダイヤモンドを生やすことができることが発覚し、学園の資金はこれによってまかなわれている
金にがめつい?:タスクマスターは金にがめつい。報酬さえ払えばしっかり働くがしっかり徴収する。ちなみに、『?である』口調はマブカプ3のみの口調であり、翻訳本などでは普通に話す
 おそらく日本人に馴染みのなかったキャラなので、つかみやすくキャッチーにするために?である口調になったと思われる
宇宙カジノ?:クラコアがダイヤモンドを成らせることが発覚するより以前、資金難に陥った学園をなんとかするためウルヴァリンは宇宙のカジノへ行って一攫千金を狙った
 もちろん、イカサマで儲けようとしたのだが、宇宙人達にバレて一騒動になった。その後地球に戻ってからクラコアの能力が発覚したので無駄骨だった。色んな意味で無駄骨だった
163:
 ・・・・・・
エレン「うりゃあ!」
 SKKLLIIISSSHHH!
ジャン「だあッ!」
 SLLLAAAASSSHHHH!
ライナー「うおおおお!」
 BBLAAACCCHOOOOOOOOOMMM!
アニ「フンッ!」
 SSPAAAACCCOOOOOOOOOOMMMM!
ミカサ「ッ」
 VVVJJJJZZZZZAAAAAAAAAAMMMMMMMMMM!
キース「」
ローガン「上出来・・・上出来だタスクマスター。さすがだ。あいつら、以前にも増して強くなってやがる」
タスクマスター「実に!実に教えがいのある生徒達であったぞ!奴らはのみこみが早い上に、基礎身体能力が高い。土台がしっかりしていたおかげでかなりの腕になったぞ」
ローガン「お前は大したヤツだ。ヴィランなんかよりこういう職の方がずっと向いてるな」
タスクマスター「自覚しているのである。さてウルヴァリン、報酬の件だが・・・」
ローガン「心配すんな。ウェストチェスターにあるジーン・グレイ学園のハンク・マッコイが払ってくれる。向こうに戻ったらアイツに言え」
タスクマスター「了承したのである!ハハハ!実に有意義な仕事であった!」
ローガン「さて・・・キース、俺達の仕事も9割方終わっちまったな」
キース「・・・・・・巨人に見立てたパネルを・・・一振りで3つに切り分けてるぞ・・・アッカーマンに至っては周囲の木々まで・・・」
ローガン「AMAZING(驚いた)だろ」
 ・・・・・・
164:
 ・・・・・・
 ―風呂
 カポーン
ライナー「いやー・・・厳しかったなタスクマスター教官の合宿・・・」イテテ
アルミン「合宿といっても、2週間つきっきりで指導されただけで、場所は変わってないけどね。朝4時半起床で22時まで訓練・・・休憩は一度・・・さすがにきつかったよ・・・」
コニー「でも俺たちスゲー成長したと思うぜ!巨人なんてイチコロさ!」
マルコ「確かに成長した・・・だけど巨人を甘く見ちゃダメだ。うぬぼれてたらあっという間にやられちゃうぞ」
ベルトルト「そうだね。いくら強くなっても人間の動きの範疇なんだから・・・」
ローガン「とにかくこれでお前らは巨人を倒せるかどうかはともかく、簡単にやられはしないようになっただろうぜ。俺とから教えることなんざもうねえな」
エレン「いえ!教官には訓練の総仕上げをしてもらいたいです!」
トーマス「そうです!卒業までの残った期間を教官にまとめてもらいたいです!」
ローガン「・・・・・・そうだな。ま、それなりにやってやるか」
ローガン「ところでお前ら・・・女達の風呂を見たいと思わねえか?」
ジャン「・・・」
マルコ「・・・」
ローガン「なんだよ、腰ぬけか。そんなんで立派な兵士になれるのか?」
アルミン「お言葉ですが教官・・・その・・・・・・ここの皆は知っています・・・ミカサやアニ、ユミルを敵にまわすのは壁の外に丸腰で行くよりも危険ということを・・・」
ローガン「WHOA。いいぜ、お前らが行かねえなら俺一人で行くからよ」ザバー
エレン「きょ、教官!ダメですよ!」
<?・・・オマエラ、マダフロニハイッテナカッタノカ?・・・・・・ハヤクフロニ・・・!?・・・・・・キコエタ?・・・ナ、ナンノハナシ・・・・・・AAAAAIIIIIIIEEEEEEEEEEE!
 ・・・・・・
165:
 ・・・・・・
 コソ?ッ・・・
サシャ「ぐふふ・・・タスキー先生の強化週間中は来れませんでしたが・・・久々に食糧庫に侵入できます。このスリルと食べ物を得られるという偉業のためにコッソリ抜け出すのがたまりません」
サシャ「この前から食事が少し増量したということは、食糧も増えたということ・・・ぐへへ・・・腹が鳴ります・・・・・・あ、腕がなります」
サシャ「さて・・・今日も無事たどりつきました。後はゆっくりとお食事さんをちょうだいするだけです」
 ギィ?・・・
ローガン「・・・」モグモグ・・・
サシャ「」
ローガン「・・・」モグモグ・・・
サシャ「」
ローガン「・・・」ゴクンッ
サシャ「」
ローガン「・・・」
サシャ「」
ローガン「・・・食うか?」
サシャ「勿論」
 ・・・・・・
166:
 ・・・・・・
アルミン「それ!」ブン
コニー「ぎゃっ!」ドン!
ローガン「アウトだスプリンガー。外野へ」PEE
コニー「ちぇっ・・・やるじゃないかアルミン」
アニ「見直したよ」
アルミン「へへへ」
ジャン「今度はこっちの番だ!くらえウリャ!」ブン
エレン「おっと!」バッシィ
ジャン「!」
エレン「そんなへなちょこボールじゃ俺達はやられないぜジャン!いくぞオアアー!」ブン
ライナー「あれ!?ボールがこっちにこっちオアアー!」ドン!
ローガン「ブラウン、アウト。外野へ行け」PEE
キース「・・・・・・何をやっているのだ・・・」
エレン「!教官!」ザッ
ユミル「ドッヂボールなるものをやっていました!」ビシッ
キース「・・・?・・・ドッヂボール?・・・なぜだ・・・わからんな・・・・・・なぜボールを投げあっていたのだ・・・」
ローガン「俺の授業の時間だぜキース。訓練内容は俺が決めたっていいだろ?これでコイツらの俊敏性を高めてんだから邪魔すんじゃねえよ」
キース「・・・・・・訓練・・・なのか?・・・これが」
ローガン「おう」
キース「・・・・・・ならば・・・物いいはしない。訓練なのだからな・・・うん・・・訓練だから・・・」
ローガン「・・・・・・それと、楽しいってことを学ぶ授業さ。そらっ、再開するぞ」PEE
ジャン「うっしゃあー!いくぞエレン!」
エレン「来やがれってんだ!」
 ワーワー! ッゲ!ミカサガカタテデボールヲトメタ! ワハハハハ!
 ・・・・・・
167:
 ・・・・・・
ローガン「足元がお留守だぜアッカーマン」スパッ
ミカサ「っく!」ガッシィ
ローガン「っ?」
ミカサ「フン」ブアオ
 WHOOOMP!
ライナー「見ろよ。ミカサが教官を投げ倒したぞ」
ユミル「優秀な指導者だよまったく」
ローガン「・・・もう一度だアッカーマン」スック
ミカサ「・・・」スチャ
 WHOOOMP!
 ・・・・・・
アルミン「・・・」ウーン
ローガン「何してんだアルレルト」
アルミン「いえ・・・キャプテン教官のように超人血清を作ろうと文献を研究してまして・・・」ウーン
ローガン「・・・・・・ま、がんばれや」
 ・・・・・・
クリスタ「ローガン教官、自分を変えたいと思った時はどうすればよろしいでしょうか」
ローガン「難しい問題だなレンズ。人間は変わろうと思えば変われる。だが決して簡単なことじゃねえ。俺も昔はカナダで野獣同然の生活をしていたのに、最近は校長職についたんだぜ」
クリスタ「・・・?・・・よくわかりませんがそれはどうやったんですか?」
ローガン「成り行きさ。何度も世界を救ってるうちに、いつの間にかこうなっちまった。お前も・・・生きてりゃ何とでもなるさ」
クリスタ「・・・教官」
ローガン「調査兵団で名を上げるのも良し、憲兵団でのうのうと暮らすのも良し、ユミルと結ばれるのも良し、だ。最近はミュータントでも同性婚をする時代だからな」
クリスタ「・・・?」
ユミル「教官」ユラァ
ローガン「・・・・・・Uh-oh」
 ・・・・・・
サシャ「オイシイです!オイシイですこのお肉!なんといっても教官のお墨付きで食べれるのがたまりません!」モシャモシャ
ローガン「あんまり食いすぎるなよ。量が減りすぎてるとキースに気付かれる可能性が高いからよ」モフモフ
サシャ「ハァイ!」モグモグ
 ・・・・・・
168:
 ・・・・・・ローガンが教官として赴任してからしばらく経ったある日・・・
ローガン「・・・」スパァ?
キース「いい御身分だな教官。訓練所内は禁煙だ」
ローガン「キース・・・そろそろいい頃だと思わねえか?」フーッ
キース「何がだ?」
ローガン「あいつらさ・・・もう実戦経験を積むには十分な頃だと思う」
キース「・・・巨人と戦わせるというのか?」
ローガン「練習だけ積んで、実際に戦ったことがないままいきなり戦場に放りだされりゃマトモに戦えるはずがねえ。少しずつ、だ。少しずつ巨人との実戦をならして・・・」
キース「ダメだ。訓練兵は卒業するまで訓練兵だ。巨人との戦いは卒業してからでないとダメだ」
ローガン「・・・実戦訓練は本番でってか」
キース「それがここの方針だ。巨人が壁の中に攻めてくるようなことがない限りな」
ローガン「・・・あいつらは今、座学の授業を受けてるんだっけか?」
キース「ああ。あいつらにはまだ学ぶべきことがあるからな」
ローガン「・・・・・・一つ・・・気になるんだが・・・巨人が壁の中に攻めてくるっつったな?そんなことあり得るのか?」
キース「・・・・・・あってはならんがな・・・もし何者かが門を壊せば・・・巨人どもは中に――」
 「いいことを聞かせてもらったぜぇ・・・」
ローガン「!」バッ
キース「!・・・何ッ!」
セイバートゥース「よぉ、ウルヴァリン。実戦訓練がしたいって?その悩み解決してやろうか」
ローガン「てめぇ・・・また・・・・・・!?・・・まさか!」
トゥース「HAHAHA!」ダッ!
ローガン「まずい!」
169:
キース「どこへ行くローガン!」
ローガン「立体機動装置を持ってくんだよ!アイツは・・・壁を壊す気だ!」
キース「何!?」
ローガン「キース!お前は人数を集めろ!俺はヤツを追う!」
キース「わかった!」
 ―ウォール・ローゼ南端・・・トロスト区
 バシュ!
ローガン「!・・・遅かったか」
トゥース「遅刻だぞウルヴィー。見ろよ、この壁・・・俺があと一回でもひっかけばぶっ壊れるぜ。もっとも、ここまで切り崩したとあっちゃあ外の巨人が壊すかもしれねえがな」
ローガン「てめぇ・・・」
トゥース「俺の爪がアダマンチウムじゃなけりゃあここまでのことはできなかったろうぜ。さあ、お前の大事な教え子達は巨人の群れに太刀打ちできるのかな?実戦訓練といこうぜ」
 SKAAAASSSHHH!
 CHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!!!
トゥース「TA-DA!」
ローガン「・・・やってくれたなセイバートゥース・・・そっちがその気ならこっちだって本気だ・・・俺達は全力で迎え打つ。アイツらの・・・人類の反撃を見せてやるぜ」
 SNIKT!
ウルヴァリン「LET'S GO BUB(いくぜ)」
170:
 ・・・・・・
トゥース「こっちだぜウルヴィー!」SKASH!
ウルヴァリン「Ghh・・・てめッ――」
 巨人「―――」ブン
ウルヴァリン「!」
 BACOOOOOOOOOMMM!
トゥース「ッHA!巨人のビンタは痛ェだろうな!」
ウルヴァリン「GAH・・・・・・野郎ォ・・・」
 巨人「―――」グアッ・・・
ウルヴァリン「てめぇらをヤる方法は・・・」バシュッ
 DOOOOOMMM!
ウルヴァリン「十分学んだぜ!」SLLAAAAASSSHHH!
 巨人「ッ―――・・・」
 ズーン・・・
トゥース「お見事だ。だが腰に携えたブレードは使わねぇのか?自前の爪でやってんじゃあそいつは無用の長物なんじゃねえか?」
ウルヴァリン「武器は少ないより多い方がいい。戦場でそう学んだんでな。次はてめえだ!」バシュ
トゥース「HAッ!」シュッ!
ウルヴァリン「!?い!」
トゥース「能力増強のクスリをキメてきたんでな!てめぇのスパイダーマンごっこよりもずっと素早く動けるぜ!そしてェ!」SNIKT!
 巨人「―――」
 SSKKKAAAAAAAAASSSHHH!
 ズーン・・・
トゥース「巨人だって狩れる。お前の何倍もデカイ巨人をもな。覚悟しろウルヴァリン」
ウルヴァリン「・・・巨人がお前を襲うのを想定したが、なるほどさほど問題じゃなさそうだな」
171:
 ・・・・・・
エレン「本当に巨人がトロスト区に入ってきてやがる・・・とうとう戦う時が来たんだ!」
ミカサ「落ちついてエレン。駐屯兵団の半分の人達が住民の避難を誘導してる。残り半分と私達で巨人と戦うという指示・・・慌てて前に出すぎるのは危険」
エレン「・・・ああ、わかってるさ。キャップの指導でもそう言われたもんな」
ミカサ(・・・キャプテンアメリカ教官の指導が効いてる・・・以前のエレンなら飛び出してても不思議じゃなかったのに)
コニー「!おい!アレ見ろよ!何かスゲェいもんが動いてるぞ!」
アルミン「!・・・あの動き・・・もしかしたら調査兵団の人かも!」
ベルトルト「まさか・・・調査兵団はまだ壁外調査のはずじゃあ・・・」
 バシュ! ギューン!
 巨人「―――」グオ
ウルヴァリン「邪魔だ!」SSHHHRRRIIIPPP!
 巨人「―――」グア
トゥース「ここまで来なウルヴァリン!どけ巨人が!」SLLLIIISSSHHH!
 巨人「―――」
ウルヴァリン「待ちやがれこの野郎!」SSCCIIILLEEEE!
トゥース「ハーッハハハハハ!」SSKKAAAALLLYYYYYY!
ベルトルト「」
アニ「・・・高で移動しながら巨人を蹴散らしてる」
173:
サシャ「うおお!すごいです!さすがローガン先生!皆さん!私達はあんなスゴイ人に指導してもらってたんですよ!私達だって巨人を蹴散らすくらいできると思いませんか!」
ミーナ「・・・・・・確かにそうかも・・・」
コニー「ああ!その通りだ!俺達だってあれだけ訓練を積んだんだ!タスクマスター教官にもしごかれた!俺達なら巨人にだって負けねえ!」
クリスタ「!・・・見て、まだ避難できてない人達が巨人に狙われてる!」
ジャン「ッ・・・」
ライナー「くそっ・・・これでも黙って見てろってのか!?もうだめだ!俺はいくぜ!」
エレン「おお!もう我慢できねぇ!待機の時間は終わったんだ!行くぞ皆!」グ・・・
アルミン「ま、待ってよ!キース教官が待機していろって指示を出したじゃないか。僕達はまだ訓練兵だから――」
エレン「そんなこと関係ないだろ!眼の前で巨人が人間を食おうとしてるんだぞ!ここで何もしないなんて兵士のすることかよ!」
アルミン「で、でも・・・」
 バシュ
アルミン「!?」
ジャン「だ、誰だ!あのアンカーを出したのは・・・・・・!・・・」
 巨人「―――」ユラァ・・・
女性「うわあああ!た、助け!助け――」
 巨人「―――」グオ
女性「!」
 SLAAASSSHHH!
 巨人「ッ―――・・・」ズーン・・・
ウルヴァリン「危なかったな。無事か?」
女性「!・・・あ、ありがとう!ありがとうございます!・・・!危ない!後ろ!」
ウルヴァリン「!」
 巨人「―――」グア!
 ザシュ!
 巨人「ッ―――・・・」ズーン・・・
 スタッ
ウルヴァリン「・・・やっと増援か」
キース「もっと遅くなる予定だったがな・・・・・・待機指示を出した私が飛び出したとあっては・・・あいつらが待機指示を無視して戦闘に入るやもしれん」
ウルヴァリン「ッヘ、めんどくえヤツだぜお前は」
174:
マルコ「ようし!行くぞ皆!訓練兵団104期生の実力を見せてやるんだ!」
 『おおー!』
 ダダダッ!!!
エレン「うりゃあああ!」ズバア!
ジャン「だあああ!」ズバァ!
アニ「ふん!」ズバ!ドシュ!
サシャ「しゃおらあああ!」シュバ!
ミカサ「・・・ッ」ズバ!ズギャ!ドシュバア!
 ズズズーン・・・・・・
キース「」ポカン
ウルヴァリン「・・・どうやらあいつらは想像していた以上に強くなってたみてえだな」
キース「・・・・・・なんかズルイ」
175:
 ・・・・・・
コニー「あぶねえマルコ!」ズバ!
 巨人「―――・・・」ズーン
マルコ「ありがとうコニー!かりができたな!」
コニー「だったら今度の休日に――」
 ズバ!
コニー「!」
 ズーン・・・
ユミル「油断してんじゃねーよマヌケ。後ろの巨人に気付け」
コニー「・・・す、すまんユミル。サンキュー」
マルコ「・・・しかし・・・・・・」
 巨人「―――」
 巨人「―――」
マルコ「囲まれたな・・・他の皆とはぐれて我々3人だけになってしまった・・・」チャキ
ユミル「いくら倒せるっつっても数が数だからな・・・コニー、敵に囲まれた時はどうするんだっけか?」
コニー「仲間と背中合わせに構えて、相手の隙をうかがう・・・だったと思うぜ」チャキ
ユミル「・・・よく勉強してんじゃないか」チャキ
 ・・・・・・
サシャ「皆さん!く避難してくださーい!こっちこっちオアアー!」
アルミン「向こうに駐屯兵団の人達がいます!急いで!」
 巨人「―――」グオ
アニ「ふん!」ザシュ
 ズーン・・・
アニ「サシャ、アルミン、く住民の避難を」
サシャ「ハァイ!」
176:
 ・・・・・・
ウルヴァリン「いいかげんに失せやがれ!」THUUNNNKKK!
トゥース「RRGGGHHHHH!・・・COF・・・」
エレン「うりゃああ!」ザシュ
 巨人「―――・・・・・・」ズーン・・・
エレン「見たかミカサ!今ので5体目だ!巨人を5体も倒したぞ俺!」
ミカサ「・・・」ズバ!スパァン!ギャス!シュパア!ドシュバァ!
 ズズズズズーーーン・・・・・・
エレン「・・・」
ミカサ「大丈夫?エレン」
エレン(・・・っぐ・・・ちくしょう!結局ミカサの方がすげえじゃねえか!俺だって強くなったのに・・・ミカサに心配される必要なんかないくらいに・・・・・・)
ウルヴァリン「GGGAAAHHHHH!」SSLLLIIIPPP!
トゥース「RRRGGGGHHHH!」SSCCIIILLLEEE!
エレン(!・・・・・・そうだ・・・ローガン教官と戦ってるアイツを倒せば・・・アイツがこの事態を引き起こしたんだ・・・アイツを倒せば・・・いや、倒さなくちゃならない!)チャキ
 バシュ
ミカサ「!・・・エレン!?」
トゥース「前みてえにワイヤーでシメ落とすことがまたできるなんて思っちゃいねえよな?ええ!?今度はどうやって俺を止める!?」SSRYYY!
ウルヴァリン「GGHHH・・・てめぇなんざ・・・簡単に・・・ブチのめしてやるってんだ」
トゥース「HA!やってみ――」
 ギュオ!
エレン「だああああああああ!」
177:
ウルヴァリン「!?イェーガー!?やめろ!」
 CHUNNNGGG!
トゥース「ッ!・・・GAH・・・」
エレン「!やった!深く突き刺し――」
 ガッ!
エレン「!?」
トゥース「痛ェなボウズ・・・調子にのンじゃねえ!」ブオ!
 WHOOOMMMPPP!
エレン「がッ!」
ミカサ「エレン!」
 巨人「―――」
ミカサ「!っく!邪魔を・・・」
ウルヴァリン「イェーガー!」
 巨人「―――」グオ
ウルヴァリン「!くそっ!こんな時にッ!」BACOOOOMMM!
エレン「ぐあ・・・お、俺を投げ飛ばした・・・・・・なんて力・・・」
トゥース「イェーガーっていうのか?ウルヴァリンの教え子・・・巨人にとられる前に俺が始末してやるか!」バッ!
ウルヴァリン「!逃げろイェーガー!」
ミカサ「エレン!」
トゥース「八つ裂きタイムだぜ!GAAAAAAHHHHHH!」グオ!
エレン「!」
 Z A R A K T !!!
178:
エレン「!!!」
トゥース「・・・GA・・・・・・GHHHHH・・・・・・」シュゥ?・・・
ミカサ「・・・!?・・・アイツが・・・吹き飛ばされた・・・・・・巨人も複数一緒に・・・・・・」
クリスタ「ローガン教官!今の音は一体・・・!?・・・・・・これ・・・どうなってるんですか?」
ウルヴァリン「・・・・・・いいニュースと悪いニュースだ。悪いニュースから言おう・・・『俺の大キライな奴がもう一人現れた』・・・」
クリスタ「・・・・・・いいニュースというのは?」
ウルヴァリン「『俺達の勝ちだ』」
サイクロップス「待たせたな、ウルヴァリン」ザッ
179:
>>178
サイクロップス:X-MENの初代リーダーにして、ファーストファイブの一人、そして全ミュータントの指導者として『ユートピア』を建国したミュータント
 本名スコット・サマーズ。リーダーとして長年X-MENに所属しており、時には離脱することもあったが基本的にはリーダーとして活動している
 目から破壊光線『オプティック・ブラスト』を放つことができる。が、目を開いている限り無限に放射され続けるので、ブラストを遮断する特殊なサングラスが常に必要
 戦闘時に装着するバイザー姿から『サイクロップス(一つ目巨人)』のコードネームとなった。その威力は年々増加してきており、アダマンチウムを破壊しうる数少ない手段の一つ
 昔はチームのリーダーながら失敗が重なったり、ストームの方が優秀だったりして一部の日本ファンからは『スットコ』と呼ばれるありさまだった
 が、そんな不名誉も今は昔。しっかりとX-MENのリーダーとしての責務をこなすようになり、上記の通りユートピアの指導者となり、ミュータントという種族の指導者とも言える姿に
 しかし種族の保護を優先するあまり次第に思想が過激になり、ウルヴァリンとの『スキズム(分裂)』を招いてしまった。また、その後はすったもんだあってお尋ね者に・・・
 ウルヴァリンとは長年共に戦った戦友でもあるが、ジーン・グレイをめぐっての三角関係になったりしており、複雑な間柄となっている
 また、ワイルドでアウトローなウルヴァリンと、優等生でマジメなサイクという真逆な性格同士ということもあって対立することもしばしば
 時には本気で戦うようなこともあるが、本当は互いに誰よりも信頼しあっており、『スキズム』の事件が起きる直前では完全に信頼しあっていた
 『アベンジャーズvsX-MEN』によって完全に壁ができたかに思えたが、後に(なりゆきではあるが)一緒に戦い、戦闘後にビールを飲み交わす程度には関係が回復している
 格ゲーのマブカプシリーズにも参戦しているが、最新作には参戦できなかった。実写映画版でも役者の都合上出番が大幅に削られたりと不遇がち
 だが、ウルヴァリンとともにX-MENの顔として活躍するヒーローであることは間違いない
184:
エレン「ッ・・・」
サイク「無事か、少年」
エレン「は・・・はい。あなたは・・・」
サイク「私はサイクロップス。ウルヴァリンの・・・ローガンの友人だ」
エレン「教官の・・・」
サイク「セイバートゥースは戦闘不能だ。私のオプティックブラストを正面から食らわせてやったからな」
 巨人「―――」グオ!
エレン「!後ろ!」
サイク「大丈夫だ」
 SLIIIPPP!
 巨人「ッ――・・・」ズーン・・・
 スタッ
ウルヴァリン「よお、スリム。世話かけさせちまったな」
サイク「気にするなローガン。今まで君は自分の問題を一人で背負いこんできた。私達も肩をかすぐらいできるということを身をもって教えてやろうと思ってね」
ウルヴァリン「っへ、今回は素直にご厚意を受けさせてもらうぜ。人数は?」
サイク「今動ける者だけ11人ほど集めた。十分だろ?」
ウルヴァリン「ああ、十二分だ」ニヤ
エレン「?・・・な、何の話ですか?」
ウルヴァリン「X-MENだ」
185:
>>184
オプティックブラスト:サイクロップスの目から放たれるビーム。その威力は最近では凄まじいの一言。アダマンチウムを破壊しうるほどの威力を持つ
 目を開いてる限り無限に放射される。実はサイクの目が異次元との門になっており、そこから異次元のエネルギーが放出されているとかなんとか
 サイク自身、サイクと血のつながりがある者には効かない。マブタを閉じたらビームが収まるのはそのため。なのだが、普通にサイクの血族の者にも効くこともあったり
 『アベンジャーズvsX-MEN』後、フェニックスフォースと一体化した影響で制御が効かなくなっているが、新型のセンチネルの集団を一撃で全滅させるほどの威力を見せた
スリム:サイクロップスことスコットのあだ名。昔のスコットはやせていたのでそう呼ばれる
X-MEN:プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアが結成したミュータント達によるヒーローチーム。ミュータントと人間の共存のため、あらゆる問題と戦うチームである
 最初のメンバーはサイクロップス、マーベルガール、アイスマン、ビースト、エンジェルといった『ファーストファイブ』と呼ばれる5人で、プロフェッサーも参報役だった
 その後は何人ものミュータントがチームに参加し、脱退していった歴史あるチームである。しかしミュータントは人間から憎まれているので世間の目は厳しい
 ちなみに、初期ののX-MENのコミック誌は人気があまりなかった。が、第二期X-MEN(ウルヴァリンらが加入してメンバーがほとんど入れ替わった)頃から人気に火がつく
 だんだんと人気があがっていき、1991年に発売された『X-MEN』のコミックは800万部以上を売り上げ、1冊のコミックでで最も売りあげた作品として2010年にギネスに認定された
186:
 ・・・・・・
 ズーン・・・
ライナー「どうだ!また一体倒したぞ!」チャクチ
トーマス「さすがだなライナー!」
ミーナ「今のタスクマスター教官に教えてもらった動きだよね。実戦でも通じるなんてスゴイわ!」
ベルトルト「なあライナー・・・僕らこのまま巨人と戦ってていいのかな?」ヒソヒソ
ライナー「俺も少し考えたんだが・・・今はとにかく兵士として戦うしかないだろな。・・・この先どうするかはわからないが・・・今は人類側で戦うしかない」ヒソヒソ
ベルトルト「・・・そうだね」
 巨人「―――」グオ!
トーマス「!ベルトルト!後ろ!」
ベルトルト「!しまっ――」
 BBLLAAACCCHHHOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!
ベルトルト「!?」
 ズーン・・・
トーマス「・・・な・・・なんだ?・・・」
ミーナ「今の・・・人・・・だよね?・・・巨人を・・・殴り倒した・・・・・・」
コロッサス「これが巨人か。センチネルに比べれば怖くもなんともないな。さあ、束になってかかって来るといい。僕をふんづけても意味はないがね」
マジック「あまり調子にのらないでよ。まあ、何かミスしても私が帳消しにしてあげるけど」
187:
>>186
コロッサス:X-MENのメンバーで、第二期に加入したウルヴァリンと同期。いわゆる優しくて力持ちタイプの典型で、大柄な体格のロシア人
 本名ピーター・ラスプーチン。全身を生体金属に変化させる能力を持ち、すさまじい怪力を誇る。ハルクには数段下回るものの、ゴジラを殴り倒したことがあるほどのパワーである
 その頑丈っぷり、怪力っぷりから『アルティメットX-MEN』においては史上最強のミュータントの一人と称されるほど。アルティメットシリーズでは特に強キャラのように扱われている
 ソーを数分間一方的にボコったり、小型の核爆弾を足下で爆発させられても兵器だったり、ウルヴァリンやサイクなどX-MENのメンバーがマグニートーによって動きを封じられている中、
 自分も動きを封じられながら(しかも金属の身体なので特に効果は大きいにも関わらず)マグニートーのパワーを押し戻し、殴りつけて逆転の一手を担うほど(あくまでアルティメットの話)
 また、近年は正史世界でもジャガーノート化したり、フェニックスフォースを得たりと波乱万丈。妹のイリアナを何よりも大切に思っている
マジック:コロッサスの妹にしてX-MENの一員。ミュータントながら魔法に関連しているという珍しいタイプのキャラクター。日本でいう魔法少女とかその辺
 本名イリアナ・ラスプーチン。MARVEL世界における魔界のような世界『リンボ界』と繋がり、そこを経由することで世界の遠く離れた場所に移動する、いわゆるテレポートが能力
 また、自分の身の丈ほどの巨大な剣も武器として扱う。まさしく魔女っ子って感じ。たぶん日本でうまいことやったら人気が出ると思う
 テレポート能力がすごく便利で、『アベンジャーズvsX-MEN』以降の隠れながら活動するサイク達の移動手段として多様される。が、本人は『私は魔法のバスじゃないんだけど』としぶってる
 また、闇の王ことドーマムゥに危険人物として警戒され、早めに始末しようと呼びだされるが逆に脅威のパワーで返り討ちにするほど潜在能力が高い
センチネル:対ミュータント用に開発されたロボット兵器。ミュータントにとって恐怖の象徴であり、最も恐れられる存在
 様々なタイプがあり、中にはスパイダーマンが楽勝できるタイプや手に負えないほど強いタイプまである。また、女のコ型のオメガセンチネルや日本特有のサムライセンチネルなど
 ミュータント能力を無効化するシステムを搭載し、ミュータントを手当たり次第に始末していく。その恐ろしさは特に『フューチャー&パスト』編が顕著で、ウルヴァリンも一撃で敗れた
 映画の『X-MEN:フューチャー&パスト』においても新型センチネルのどうしようもないほどの恐ろしさは凄まじい。X-MENのメンバーがどうあがいても太刀打ちできず、次々に敗れていった
189:
 ・・・・・・
コニー「・・・どうなってんだ・・・・・・こりゃ・・・」
 カキンッーーー・・・
マルコ「巨人達が氷に包まれてる・・・」
ユミル「・・・」
コニー「俺達、巨人に囲まれてどうしようもないと思ったけど・・・なんとかなったってことか?」
 「なんとかなった、ではなく、私達がなんとかした、という方が正確だな」
コニー「!?」
ビースト「待たせたね。私達が来たからにはもう安心だ」
アイスマン「巨人どもを凍らしたのはこの僕、アイスマンさ!どう?驚いたかい?」
ナイトクロウラー「君達がローガンが教えてた兵士達なんだって?聞きたいんだけど、彼はどこにいるのかな?手助けしなくっちゃあ」
191:
>>189
アイスマン:X-MEN初代メンバー、ファーストファイブの一人にしてMARVELを代表する悪ガキ(元)。日本でも知名度の高い人気キャラ
 本名ボビー・ドレイク。コードネームの通り氷を作る能力を持つ。最初は氷というより雪を作り出す程度だったが、後に氷を自在に作りだす能力へと強化され、さらに成長している
 近年ではさらに成長し、最強レベルのミュータントを意味する『オメガレベル』にまでなってると言われている。自分の身体を氷で再生させたり、分身を何体も造ったりできる
 ある世界線の未来においては伝説的な英雄として有名な存在だったりするらしく、その潜在能力は計り知れない。が、まだまだ明るいムードメーカーキャラのままである
 ローガンがジーン・グレイ学園を開くさい、その人柄をかわれてスカウトされている。学園で教師として指導する側となっている
ナイトクロウラー:X-MENの第二期メンバーでウルヴァリンと同期のミュータント。肌が青く、尖った耳、シッポなど悪魔のような外見をしているがとても親しみやすくいい奴
 本名カート・ワグナー。『BAMF!』という効果音と共に紫の煙を発生させながらテレポートする能力を持つ。他にも壁に張り付いたりする能力も持っており、戦闘向きではなくサポート向き
 他人からは外見が怖くてビビられてしまうが、性格は誰もが認めるほど気さくでいい人。ローガンとも仲が良い。彼からは(尖った耳から)『エルフ』と呼ばれることも
 マジックと能力がかぶるが、個人的に思う両者の違いは、マジックが多人数を超長距離までテレポートできるのに対し、
 こちらは自分と数名をある程度の距離までしかできないがほとんど間をおかずに連続でテレポートできるといったところか。あくまで>>1の個人的なイメージなので正確ではないので注意
193:
 ・・・・・・
 ズーン・・・
サシャ「はぁ!はぁ!さあ早く逃げて!」
住民「あ、ああ!すまねぇ!」
 巨人「―――」グア
アニ「フン!」ザシュ!
サシャ「アニ!」
アニ「まだ避難できないの?」
サシャ「我先に避難しようと皆が押し合いへしあいしてて・・・」
アルミン「まだ時間がかかるみたいだよ・・・それまで僕達が皆を巨人から守らないと!」チャキ
 巨人「―――」
アルミン「スパイダーマン教官とタスクマスター教官の指導と・・・キャプテン教官から学んだ勇気をみせてやる!」バシュ!
 ザシュ!
アルミン「どうだっ!」
 巨人「―――」グオ!
サシャ「アルミン危ない!」バシュッ!
 ズバ!
 ズーン・・・
アルミン「ありがとうサシャ。・・・って・・・・・・」
 巨人「―――」ユラァ
 巨人「―――」ユラァ
サシャ「・・・・・・まだまだいますね・・・」
194:
 巨人「―――」グオ!
 ドガァン!ガラガラガラァ・・・
サシャ「っ!・・・避難経路が!」
アニ「・・・」
住民「道がふさがれた!」
住民「どうすんだ!もう逃げ場はないぞ!」
住民「もうだめだ・・・おしまいだぁ・・・」
アルミン「・・・・・・周りは瓦礫でふさがれてる・・・避難できてない人がまだたくさん・・・たくさんの巨人・・・・・・どうやら・・・逆転は難しそうだ・・・」
 巨人「―――」ズーン・・・ズーン・・・
アニ「・・・」
サシャ「それじゃあ・・・ここで皆・・・死んじゃうんですか?・・・」
 巨人「―――」ユラァ・・・
アニ「死は避けられない」
 ザザザザザッ・・・・・・
アニ「あんたやあんたも死ぬし、私だって死ぬ」
 キュラキュラキュラ・・・・・・
アニ「皆いつか死ぬ」
 ガコンッ・・・・・・
  アニ「だが今日じゃない」
 BOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!
アルミン「!」
ガンビット「痛いのをぶっくらわせてやれ」
ハンネス「撃てェ!」
 DOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!BOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!CHOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!
196:
サシャ「!駐屯兵団の皆さん!」
アルミン「砲台を・・・壁の上から巨人を砲撃してくれてる!でもどうしてこんな威力が・・・」
 DOOOOOOOOOOMMM!
ガンビット「なぜかって?俺が砲弾にパワーをチャージしてるからさ!巨人の頭を根こそぎ吹っ飛ばすほどの威力だぜ。ま・・・あんまりいくつもできねーけどな」
ハンネス「ガンビット!まだまだ砲弾はたくさんあるんだ!どんどん不思議パワーを加えてってくれよ!」
ガンビット「任せな!撃った分だけチャージしてくぜ!」FOOOM
 DOOOOOOOOOOOOOMMM!
住民「す、すごい!巨人どもをどんどん倒してくぞ!」
住民「いいぞー!もっとやれー!」
 バサァ!
住民「!?うわぁ!な、なんだぁ!」
住民「鳥だ!」
住民「怪獣だ!」
エンジェル「いや、天使さ」バサァ!
サシャ「ゲーッ!?羽の生えた人間!?」
エンジェル「怖がらないで。僕はローガンの友達だ。君達を援護しに来たんだ」バッサバッサ
サシャ「!教官の・・・」
アニ「・・・空を自在に飛べるのなら、砲撃部隊に瓦礫を破壊するように連絡をして。アルミン、サシャ、砲撃を瓦礫に向けてもらうように誘導を。住民の逃げ道を作らないと」
アルミン「!そ、そうか!」
サシャ「はぁい!」
エンジェル「OK。他の場所でも訓練兵の皆が戦ってるようだよ。皆、巨人をどんどん倒してる。それに僕の仲間もね」
199:
>>196
エンジェル:初代X-MEN、ファーストファイブの一人。背中に大きな白い翼が生えた天使のような見た目のミュータント。イケメンでプレイボーイでセレブ
 本名ウォーレン・ワージントン?世。羽で空を飛べるのが能力だが、後に治癒能力を得たり、鋼鉄の翼になったりとけっこう変化がある。初期の頃はバズーカを扱ったりしてた
 X-MENの大物ヴィラン、アポカリプスに狙われたり、『ダークエンジェル・サーガ』と呼ばれるイベントで記憶を失ったりとやはり波乱万丈なヒーロー生活
 このSSでは記憶はあるという設定で
 また、他のX-MENメンバー(サイクロップス達)も、最近の展開ではウルヴァリンらと離別しているが、このSSでは友好関係にあるという設定で
 『アベンジャーズvsX-MEN』のイベントはあったが、その後色々あってサイクロップスらもユートピアを再建してヒーロー側に戻ったとかそういうご都合主義ということで
211:
ジャン「だあああああ!」ザシュ!
 ズズーン・・・
ジャン「はあっ!はあっ!おい皆!無事か!?ヘバってねえだろうな!」
訓練兵「そっちこそ!俺なんかもう5体も巨人を倒したぜ!」
訓練兵「俺だって6体やっつけたもんね!タスクマスター教官にならったアクロバット技術が冴えてるぜ!」
訓練兵「ちょっと!討伐数競争してる場合じゃないわよ!まだまだ敵は沢山!壁の穴から巨人がうじゃうじゃ出てきてるんだから・・・」
ジャン「・・・あの穴をなんとかしなきゃな・・・」
 巨人「―――」ユラ・・・
 巨人「―――」ユラァ・・・
訓練兵「しっかし・・・いつまで体力がもつかね・・・俺達」チャキ
訓練兵「・・・俺はもう帰って寝たいぜ・・・」
ジャン「ウダウダ言ってんじゃねえ!俺達がやらなきゃなんねえんだ!行くぞ!」ザッ!
 SLLLIIIICCCCCEEEEEPPP!
ジャン「!?」
 SLAAASHHH!
 SYYYYYEEEELLLLEEEEEEEE!
 KKKRRRYYYSSSSSHHHHHHHH!
 巨人「ッ―――・・・」
 ズズズーーーン・・・・・・
訓練兵「!・・・な、なんだ・・・今の・・・・・・複数体の巨人の首を一斉に切り落とした・・・」
訓練兵「・・・あれ・・・人間だよな・・・・・・それも立体機動の装備もないぞ・・・」
ジャン「・・・!」
X-23「あなた達、ローガンに指導されたんでしょう?だったらもう少し・・・ガッツを見せてくれない?彼ならそう言うわ」
ジャン「!!!」ズキューン☆
215:
>>211
X-23:
 冷酷な戦闘マシーンとして育てられたが、様々な人々との出会いから人間らしく成長していき、後にX-MENにも参加。ウルヴァリン率いる暗部隊のX-FORCEにも参加する
 ウルヴァリンと同じくヒーリングファクターによる再生能力とアダマンチウムの爪をもつ。手の甲から二本、足のつま先から一本ずつ爪がでる。爪の部分だけアダマンチウム製らしい
 かなり人気があるキャラで、単独タイトルも書かれていた。ガンビットらと旅に出たり、ファンタスティックフォーのリードとスーから子供達のベビーシッターを任されたりした
 ちなみにこの時、リード達の子供であるフランクリンとヴァレリアの世話をしてるのにモニターに映し出された恐竜達の映像を食い入るように見ていた。かわいい
 日本人アーティストのタケダサナが描く彼女は特に美人かつかわいい
218:
>>217
正直出したかったというか、最初はライダーが主体のクロス考えてたんだ。初代ライダー(ジョニー・ブレイズ)が訓練兵として入団して夜な夜な巨人駆逐してく的な
でも巨人って夜は行動しない?らしいし、巨人に罪の意識とかないだろうからライダーが裁くこともないのかなーとかそういう風に考えて、こうなった
X-MEN主体の中にライダーが来るってのもなんか違和感だからたぶん出ないっすわ・・・でもやりたかった展開ってのが、巨人の森ん中皆で立体機動で飛び回ってる中で、巨人と戦いながら
エレン「馬が飛んでる!」
ジャン「馬が飛ぶかよ!」
アルミン「いや・・・あれは!」
ゴーストライダー「COME HERE BOY!HAHAHAHAHA!」VVVVVVOOOOOOOO!
アルミン「燃え盛る馬にまたがった骸骨だーッ!」
的な。バイクは世界観違いすぎるから馬にのって登場的な。でもこれしか思いつかなかった
225:
訓練兵「アンタ・・・味方なのか?装備もなしでどうやって巨人を・・・」
X-23「話は後。今は敵を一体でも多く殲滅することが重要。お前」
ジャン「・・・」ポケ?
X-23「おい」
ジャン(か、かわいい・・・それに美人だ・・・・・・い、いやいや!何を考えてんだ俺は!俺にはミカサがいるんだ!)ブンブン
X-23「おい」
ジャン「ッハ!・・・あ、ああ」
X-23「お前が先陣を切って行動しろ。他の部隊と合流して体制を立て直すんだ」
ジャン「あ、ああわかった!」
訓練兵「あなたはどうするの!?」
 SNIKT
X-23「やることは一つ」
 巨人「―――」
 SSSLLLLLLAAAAAASSSSHHHH!
訓練兵「す、すげえ・・・」
 バシュ チャクチ
アルミン「皆!無事かい!?」
訓練兵「アルミン!サシャとアニも」
サシャ「向こうの住民の避難は完了しました!他で苦戦してる訓練兵の皆さんのとこへ援護に行きましょう!」
アニ「それに、巨人が入ってくる穴もなんとかしないと」
 SSLLLCCCCIIIIPPPP! ズーン・・・
X-23「・・・デカイくせに意外と動きがい。面倒な相手だけど・・・苦戦するほどじゃない。ただ・・・」
 グオ! バゴーン!
X-23「首を切らないと意味がないのは困る。建物の上から飛びかかるしか方法がない・・・」
 バサァ
X-23「わ」
エンジェル「僕をお忘れかい?翼が生えてるからエンジェルってコードネームなんだぜ?さ、僕が君を運ぶ翼になるから、巨人をやっつけてくれ」
X-23「空中行動の援護をしてくれるのはありがたいけど、ヘンなとこ触ったらターキーにするから」
エンジェル「・・・はい」
227:
 ・・・・・・
クリスタ「えっくすめん?・・・」
サイク「今ごろ各地で私達の仲間が戦っている。君達訓練兵と呼ばれる者達も相当な実力をつけているらしいが・・・微力なれどお助けしようと思ってね」
エレン「ローガン教官のお仲間ですか!?」
ウルヴァリン「そういうこった。遠くを見てみろ。巨人がひっくり返ったり、氷漬けになってたりしてやがる。ありゃあ俺のダチの得意技だ」
ミカサ「・・・あなた達は一体・・・何者・・・」
クリスタ「あ!あれは特別講師のストーム教官!そ、空を・・・空中に浮いてるッ!」
 GGGGRRRRR・・・
ストーム「もうかつての私達のような子供をこれ以上増やさないためにも・・・巨人を駆逐してやるわ!」バリバリバリ!
 CCRRAAAAAKKKOOOOOOOMMMMM! CHHHOOOOOOOOOMMMMM! ZZZZRRRAAAAAAAAAKKKKKKKK!
エレン「す・・・すげぇ・・・雷を降らせて巨人を狙い撃ちしてる・・・」
ウルヴァリン「X-MENは優秀なヤツらなのさ。全員な」
 BAMF!
ジュビリー「あっれー?それって私にもあてはまっちゃうのかな?」サッ
ウルヴァリン「!・・・ジュビリー。エルフ」
ナイトクロウラー「や、ローガン」
クリスタ「わ・・・ミカサとおんなじ黒髪の人だ」
ジュビリー「ローガンがピンチだって言うから助立ちに来たんだよ♪あ、この硬質ブレードかりるね」スラァ
ウルヴァリン「おい!そりゃあ俺のだろ。勝手に・・・」
ジュビリー「両手に3本も爪があんだからいいじゃない。じゃ、いっくぞー!カート!空中大決戦といこうよ!」
ナイトクロウラー「いいけど、危ないと思ったらすぐに離脱しようね」
ジュビリー「なにいってのさ。私はウルヴァリンのサイドキックよ!危ない橋を渡ってナンボでしょ!早くカート!巨人のそばにテレポートしてってば!」
ナイトクロウラー「やれやれ・・・じゃ、いくぞ!」BAMF!
ミカサ「・・・」
229:
>>227
ジュビリー:黒髪のアジア系ミュータントで、90年代にウルヴァリの相棒としておおいに活躍した。初登場は89年だが、90年代には主要メンバーの一人と扱われていた
 本名ジュビレーション・リー。花火のように火の玉を作り出す能力を持っており、その気になれば核レベルまで出せるとか。世界で最もパワフルなミュータントと言われることも
 が、多くのミュータントが地上から減った『ハウス・オブ・M』というイベント以降、能力を失ってしまっていた。その後、ドラキュア関連の事件で吸血鬼になってしまった
 一応吸血鬼のままでもヴィランになった訳でもなく、ただ特異体質になっただけのよう。最近は赤ちゃんを拾ってきて一騒動起こしてるらしい
 ウルヴァリンの相棒として活躍していたが、親子のようにも見える。似た立ち位置のX-23とも仲良くなった。ちなみに、X-23の個人誌に登場したジュビリーはめちゃくちゃカワイイ
 90年代の絵柄では、いわゆる少し古いアメコミチックな絵柄だったものの、最近は大体かわいく描かれている。吸血鬼化で八重歯も追加しててさらにかわいい
サイドキック:アメコミにおける、ヒーローの相棒を意味する単語。バットマンに対するロビンなどが有名
 キャプテンアメリカにもバッキーというサイドキックがいたが、当時(第二次大戦時代)は子供だったが現代に復活した彼は大人に成長しており、サイドキックではなく独立している
 実写映画シリーズではバッキーは最初からキャップと同年代と設定が改められている
230:
 ・・・・・・
アイスマン「カーワーバンガー!」WHHAAAAAAACCCCCCCCCKKKKKK!
マルコ「すごい・・・巨人どもを凍らしながら進んでる・・・苦戦してた他の皆の援護をしながら移動できるなんてすごい!」バシュ
コニー「あの氷男が俺達を先導してくれてるから楽なもんだな!このままローガン教官のとこへ合流できそうだ!」バシュ
ユミル「・・・しかしいくら巨人を倒しても壁の外からウジャウジャ入ってくるぞ。元栓を閉じないとキリがない」バシュ
ビースト「フム・・・向こうに大きな岩が見えるな。どうだろう?壁に開けられた穴にアレを押しこんでふさぐという手は」JUMP!JUMP!
ユミル「あの大岩をかぁ?どういう頭してたらそんな考えを口にできんだよ。あんなもん動かせられるわけがないだろう。巨人でもなけりゃ持ち上げらんないっての」バシュ
ビースト「できるとも。我が友人ならばね。エマ、いるか?」JUMP
 《繋がってるわ。状況は?》
ビースト「我々が押しているが、数が多すぎる。元をふさぐためにピートの・・・コロッサスの力がいる。伝令を任せてもいいかな?」JUMP
 ・・・・・・――壁の上
エマ「わかったわ。皆に同時に伝達させる」FFFHHHOOO・・・
エマ《X-MEN、ビーストが打開策を思いついたわ。この地区内にある大岩で壁をふさいで、巨人の侵入を止めるの。皆でコロッサスの進路を確保してちょうだい。私は状況を把握しながら連絡する》
 ジュビリー《OK!》
 コロッサス《わかった。僕がなんとかするよ》
 ガンビット《駐屯兵団の連中も援護させるぜ!》
エマ《スコット、目的地付近の巨人を一掃して》
 サイク《ああ、今向かう》
231:
>>230
エマ:サイクロップスことスコットの彼女にして金髪美人なセクシーミュータント。見た目、性格ともに女王様キャラのように言われることが多い
 本名エマ・フロスト。強力なテレパシー能力が使え、他人の頭の中を読むことから直接脳内に会話を送ることもできる。また、全身をダイヤモンドに変える能力も持っている
 元々はX-MENの敵対組織である『ヘルファイヤークラブ』のメンバーで、ホワイトクイーンと呼ばれていた。しかし、紆余曲折あってX-MEN側につくことに
 サイクロップスにアプローチしていて、現在では公私ともに最大のパートナーとなっている。『ダークレイン』展開ではヴィランの秘密結社『カバル』に潜入スパイもこなした
 実写映画版では『X-MEN:ウルヴァリン・ゼロ』に幼い頃の姿で登場。サイクと絶妙なコンビネーションを魅せてファンをニヤリとさせた
 が、『X-MEN:ファーストクラス』にて大人の姿で登場。こちらの作品は『ウルヴァリン・ゼロ』よりも過去の時代の話なのに大人の姿で登場しているので矛盾爆発状態
 もしかしたら同姓同名で見た目ソックリで能力が同じなだけの別人なのかもしれないが・・・
232:
 ・・・・・・
マジック「ちょっとそこの兵士さん達。これからここの岩をおに・・・コロッサスが運ぶから、巨人どもが近づかないように護衛してちょうだい!」
ライナー「岩を運ぶだと!?あんなデカイのを・・・」
マジック「私は周囲の民間人をテレポートで避難させるから!そこの三人!ちゃんとおに・・・コロッサスを護衛しなさいよ!・・・じゃあねお兄ちゃん、がんばって」
コロッサス「ああ。君もがんばれ、イリアナ」
 FOOOOM・・・
トーマス「き、消えちゃった・・・」
コロッサス「フン!」グアバァ!
ベルトルト「!」
 グググググググ・・・・・・
ベルトルト「・・・すごい・・・・・・あの大岩を持ち上げた・・・」
ライナー「マジか・・・あれで壁をふさぐんだな。さっきの女が言ってたように、俺達はあれを護衛するぞ!キャプテン教官から教わった『守るための戦い』をみせる時だ!」バシュ!
 ・・・・・・
 CHUNK!
 巨人「ッ――・・・」ズーン・・・
訓練兵「すげえや・・・羽の生えた男が爪のはえた女をかかえて飛びまわって・・・巨人をつぎつぎと狩ってく」
 グググググググ・・・・・・
訓練兵「!・・・なんだありゃあ!大岩が動いてるぞ!」
訓練兵「ライナー達が周囲を飛んでる。きっと何かの作戦だ!俺達もライナー達と合流しよう!」バシュ
訓練兵「ああ!」バシュ
ジャン「・・・!・・・おい!アンタらも来いよ!あの岩運んでるのもお前らの仲間だろ!?」
X-23「エンジェル、向こうの方角へ飛んで」
エンジェル「お任せあれ、マドモアゼル」ヒューン
ジャン「!・・・あいつらどこに・・・全く逆の方じゃねえか・・・巨人がうじゃうじゃいる方に・・・・・・」
ジャン「・・・そうか・・・数が固まりすぎるから・・・一か所に戦力が固まりすぎないために・・・自分達が今やるべきことを理解してるのか・・・」
ジャン「・・・・・・どうせなら俺もそっちを選ぶぜ!」バシュ!
233:
ミカサ「フンッ!」ズバシャア!
クリスタ「たぁーッ!」ザシュゥ!
エレン「だああああ!」ザンッ!
ウルヴァリン「邪魔なんだよ!」SKAASSHHH!
 ズズズーン・・・・・・
ジュビリー「ウヒョォー!やっるぅー!ローガンが指導してタスクマスターが鍛えたってだけはあるね。カート、私達も負けてらんないよ!」
ナイトクロウラー「ハイハイ、鼻はつまんでおきなよ」BAMF!
 BAMF!
ジュビリー「ジュビリースラァーッシュ!」SLAASSHHH!
ライナー「ローガン教官!皆!」バシュ
ウルヴァリン「来たか・・・お前ら道を開けろ!ロシアの鋼鉄巨人のお出ましだぞ!」
 ズーン・・・ズーン・・・
エレン「!・・・す、すげえ!・・・岩を持ち上げて歩いてる!バケモンだ!」
ミカサ「すごい」
クリスタ「あわわ・・・」
コロッサス「・・・やあ、ローガン」グググ・・・
ウルヴァリン「よおピート。荷物運びやらせてすまねえな」
コロッサス「構わないさ・・・そこの壁の穴を・・・この岩でふさげばいいんだよね?」グググ・・・
ウルヴァリン「おう。元栓を絞めっちまおうって訳さ。やってくれ」
コロッサス「ふんぬらばッ!」グオ!
 KKRAAAKKKOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!
コロッサス「あ」
 バキバキバキ・・・ガラガラガラ・・・・・・
ウルヴァリン「・・・・・・おい」
コロッサス「勢いよくねじこみすぎて穴が広がっちゃった」テヘペロッサス
 BAMF!
ジュビリー「このドワオ!」SMAK!
ジュビリー「いたい!殴った私の手がいたぁい!」
ナイトクロウラー「もうちょっとちゃんとしようよ皆・・・」
234:
ミカサ「まずい・・・巨人が入れるスペースが広がった」
クリスタ「壁の外側で行列してた巨人達が入ってくる!」
エマ《大丈夫》
クリスタ「!?」
サイク「これ以上侵入させやしないぞ!」ZPRAAAT!
 CHOOOOOOMMM!
エマ《壁の上からスコットが外側の巨人をやっつけてる。あなた達は壁の内側だけを気にしてて》
ミカサ「直接脳内に・・・」
トーマス「テレパシーってやつか」
ライナー「だが広がった壁の穴をふさがない限りはキリが・・・」
 パキパキ・・・・・・ カキカキ・・・・・・
エレン「?・・・・・・な、なんだ?・・・急に寒く――」
 WHHHOOOOOOOOOOOKKKKK!
エレン「!?な、なんだ!?」
アイスマン「AMAZING SPIDER-MAN(アメイジング・スパイダーマン)さ!誰だと思った!?」
         HHHHHHHHHHHHHHHCCCCCCC  CCCCCCCCCCCC
 SSSCCCC    CCCCRRRRRRRRRRRRR  HHHHHHHHHHHH    CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC!!!
   CCRRRRRRRRRSSSSSS   SSSSSSSSSSSH   HHHHHHCCCCCCCCCCCCCC
ビースト「出遅れたようだな。アイスマンの氷で壁を封じるぞ!」JUMP
コニー「どけどけー!一緒に氷の壁になっちまうぞ皆ー!」バシュ
ユミル「クリスタ!早いとこ離れろ!」
クリスタ「ユミル!皆!」
235:
>>234
アメイジング・スパイダーマンさ?:『アルティメット・X-MEN』にて、アルティメット版アベンジャーズである『アルティメッツ』とX-MENが戦うイベントでアイスマンが言ったセリフ
 ホワイトハウスを直接襲撃するなどの大規模テロを行ったマグニートーとX-MENは裏で繋がりがあると疑惑を持ったアメリカ政府は、ヒーローチームであるアルティメッツにX-MENの捕獲を指示
 指導者であるプロフェッサーXを狙って攻撃してくるアルティメッツとX-MENが攻防を続ける中、プロフェッサーがとうとう捕まりそうになったその時、
 少し前にX-MENから離れていたアイスマンが、氷の津波を巻き起こしながら軍の兵士達を蹴散らしながら、このセリフとともに登場。すさまじくカッコイイド迫力の場面である
 が、このセリフの意味は不明。突如周りが凍りはじめる状況に軍の兵士達が『なんだこれは!?』と言っているのに対してのセリフなのだろうが・・・
 『アルティメットシリーズ』の世界ではスパイダーマンはとても有名なヒーローなので、大物の名前を名乗っての登場といったところだろうか・・・『スーパーマンの登場だぜ!』的な
236:
 SCRSHCCC!
ビースト「やったぞ!壁が氷で覆われた!」
コロッサス「あとは・・・壁の中に入った巨人を全部倒せばいいだけだな」
ジュビリー「うっしゃ!X-MEN!皆でいっせいに――」
ウルヴァリン「まった」POK
ジュビリー「グエッ」
ウルヴァリン「後は・・・俺達に任せてくれ。訓練兵団によ・・・」
エレン「!」
ビースト「本気か?まだ巨人の数は多いぞ。我々が協力した方が・・・」
ウルヴァリン「ここまで持ちこたえて、壁の穴を防げたのはお前らの助けのおかげだ。感謝してるぜ。だがここからは俺と訓練兵団の仕事だ。これ以上の実戦訓練はねえぜ」
ミカサ「・・・」
ウルヴァリン「こいつらは巨人と戦うために修行してきたんだ。今日、この日のために・・・わかるだろ?」
ライナー「教官・・・」
サイク「エマ、X-MENの皆に戦闘を止めるように伝えてくれ。それから・・・ローガンの声を訓練兵団の皆に聞かせてやってほしい」
エマ「いいの?私達はここで手を引くと?」
サイク「ああ。X-MENの役目はここまでさ」
 ・・・・・・
 ウルヴァリン《訓練兵団104期生の皆に告ぐ》
アルミン「!?これ・・・頭の中に声が!・・・」
サシャ「ローガン先生の声です!」
アニ「・・・」
 ・・・・・・
 ウルヴァリン《壁の穴はふさいだ。後は壁内にいる巨人どもを駆逐するぞ。お前らの腕前を見せる時だ。駐屯兵団の連中も見てるし、キースだって見てる。株を上げるチャンスだぜ》
ジャン「!・・・そうか・・・そういわれりゃやる気になるってもんだよな!」
 ・・・・・・
 ウルヴァリン《やってやろうぜ。お前らが今まで積んできた訓練の成果を発揮しろ。巨人どもに人類の意地ってもんを見せてやれ!》
訓練兵「おお!その通りだ!いくぞ皆ァ!」
訓練兵「うおおおおおおおおおお!やぁってやるぜえ!」
ウルヴァリン《LET'S GO BUB》
237:
 ・・・・・・
アニ「りゃ」ザシュッ!
サシャ「よくもトロスト区を荒らしてくれたなー!お返しだっしゃあー!」ズッバァン!
アルミン「僕だってやれるって、エレンやミカサにもわかってもらうんだ!うおおー!」ズバ!
ガンビット「おいおい、強いじゃないか練習生達。アンタらより強いんじゃないのか?」
ハンネス「う・・・そ、そんなことないぞ!俺達駐屯兵団が訓練兵なんかに負けるわけ・・・ない・・・といいな」
ガンビット「お前らも一から訓練し直すか?資金さえありゃタスクマスターがじっくり指導してくれるぜ」
 ・・・・・・
訓練兵「撃墜スコアはいただきだぜー!」ズシュ!
 巨人「―――」グア!
訓練兵「げ!」
ジャン「そういう時は、身を隠すんだ!」ズバァ!
 ズーン・・・
訓練兵「さ、サンキュージャン!」
訓練兵「よーし!俺も!タスクマスター教官に教えてもらったアクロバティック戦法だ!くらえうりゃー!」ズババ!
ジャン「スパイダーマン教官・・・アンタの動き、マネさせてもらうぜ!」バシュバシュ!
 ギューン!ズバッ!バシュッギュイーッ!ザシュザシュ!ズバァア!
エンジェル「うひょー、やるじゃんあの子たち。さすが、鍛えてるだけはあるね」
X-23「当たり前。ローガンが教えたんだから」
エンジェル「えぇー・・・パパにデレデレか・・・」
X-23「!?そっ!そんなんじゃないしッ!デレてないし!そもそもローガンはパパじゃなくて正確にはクローンで!」
エンジェル「はいはい、そんじゃスコット達のとこ戻ろうかねー」バッサバッサ
X-23「マジだし!別にローガンとかただのオッサンだし!言うなよ!さっき私が言ったこと誰にも言うなよ!」
 ・・・・・・
238:
コニー「タスクマスター直伝!スペシャルグレートスーパーミラクルアンキャニー斬りィー!」ズバン!
 ザシュ!
クリスタ「!や、やった!また巨人倒しちゃった!私でも・・・私でも戦えるんだ!キャプテンアメリカ教官みたいに!」
 巨人「―――」グオ!
ユミル「後ろ、気ィつけろって」ズバシャ!
 巨人「―――・・・」ズーン・・・
クリスタ「!・・・あ、ありがとうユミル!」
ユミル「ッチ・・・キャップにあこがれてんなら防御にももっと気を配れよ」
クリスタ「ユミルみたいに?」
ユミル「うっせー!」
ライナー「おいおい、談笑は帰って食事のときにでもしろよな!」ズギャ!
ベルトルト「ほんとは食事の時も騒いじゃダメなんだけどね・・・まあ、ローガン教官が来てからは大丈夫みたいだけどね」バシュ スバ!
ミカサ「その通り。遊ぶなりふざけるなりは兵舎で十分できる。もし怒られるとしてもローガン教官の責任になるから心配ない」ズギャガ!バギャア!メリメリメリ!
クリスタ「確かに、ローガン教官が来てから訓練の雰囲気がゆるくなったね。なんかおふざけみたいで」ザシュッ!
コニー「遊びみたいな訓練もあったもんな!」ズシャ!
ライナー「ふぬけちまったって言ってもいいかもしれないな」ズバア!
ユミル「違えねえ。あのオッサンに悪い影響受けちまったんだろうな」ザシュ!
エレン「お前ら!ローガン教官をなんだと思ってんだ!教官のおかげで俺達かなり強くなれただろ!巨人なんかメじゃないくらいに!」ズババ!
ベルトルト「でもローガン教官よりも、他の講師の人達の指導のおかげってことも考えられるね。特にタスクマスター教官とか」ザン!
ミカサ「タスクマスター教官の指導はかなり有意義なものだった。皆一気に成長したと思う」ズガギャア!ザグルシャアアア!ドリドリドリィ!
エレン「俺はローガン教官を支持するぞ!ローガン教官あってこその訓練だったろうが!」ザシュズバァ!
キース「・・・会話しながら片手間で巨人を駆逐できるほどに成長したとは・・・・・・お前に任せて正解だったなローガン」
ウルヴァリン「俺も正直驚いてる」
キース「私は正直引いてるがな」
239:
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・・

エレン「あ!いつの間にか巨人全滅してる!」バーン
ミカサ「エレンすごい。巨人駆逐したね」パチパチ
クリスタ「これで壁内に入ってきた巨人を全部やっつけることができたんだね・・・」
ユミル「・・・・・・いや、私らすごくね?巨人ってめっちゃ強いんじゃなかったの?」
コニー「俺達強くなりすぎちまったみたいだな!」
ベルトルト「・・・・・・(すっごい複雑だ・・・)」
ライナー「・・・・・・(人類に帰化しよ)」
 バシュ バシュ
アニ「皆、無事だったみたいね」スタ
エレン「!皆!」
アルミン「エレン!ミカサ!聞いてよ聞いて!僕、巨人を12体もやっつけたんだよ!」
エレン「おお!本当かよアルミン!すごいな!」
ジャン「ミカサ!俺なんか16体も倒したぜ!」ドヤサァ
ミカサ「私は途中から数えるのをやめた」
サシャ「これって私達人類が巨人に勝利したってことですよね!すごぉい!すごいですよ!」
ウルヴァリン「よくやったなお前ら」
エレン「教官!」
ウルヴァリン「正直ここまでやるとは予想以上だったぜ。エマに・・・俺の仲間のテレパスに調べてもらったが、こちら側の犠牲者はゼロらしい」
ユミル「いや、すごいってレベルじゃないだろ冗談みたいなスコアじゃねーか」
サシャ「テレポートできるお方が住民を避難させてましたし、他にもスゴイパワーを持った方々が活躍してくれたおかげですよ」
エレン「あの人達は・・・皆ローガン教官の仲間なんですよね」
ウルヴァリン「ああ。X-MENだ。俺達皆・・・」
アルミン「教官、そのエックスメンという人達に改めてお礼をしたいんですが――」
エマ「スコット、あの子達の会話を聞いてるけど、どうやら礼が言いたいらしいわよ?」
サイク「皆、知らんぷりしながら訓練兵達の所へ行くぞ。『どうやらなんとかなったな』とか言いながら、さり気なく顔を見せて、いっぱいありがとうを言ってもらおう」
ジュビリー「普段人から感謝されることほとんどないからって・・・」
240:
 ドタバタドタバタ
ウルヴァリン「?」
憲兵団兵「貴様!貴様だ貴様ァ!人間ではないようだな!・・・巨人の仲間か!」
アルミン「!?」
ウルヴァリン「はあ?」
憲兵団兵「今回の戦闘において多数の『超人』が確認されている!お前もその一人だと目撃証言があるぞ!人間じゃないのだろう!」
ウルヴァリン「・・・」
エレン「なんだって・・・この戦いで生き残れたのはローガン教官のおかげだぞ!なんだその言い方は!」
憲兵団兵「黙れ!そいつが巨人側の回し者であるかもしれんのだぞ!我々にはこいつを尋問する義務がある!」
クリスタ「ちょ、ちょっと待ってください!教官は――」
ユミル「クリスタ、相手は憲兵団だ。・・・首をつっこまない方がいい」
クリスタ「でもッ・・・」
憲兵団兵「答えろ!貴様は人間ではないだろ!違うか!?」
エレン「お前らッ・・・」
ウルヴァリン「俺は人間じゃねえ」SNIKT
エレン「!教官っ!」
憲兵団兵「っ!腕からブレードが!や、やはり巨人側の者か!}
ウルヴァリン「俺を尋問するって?いいぜ。とことん話し合おうじゃねえか」
憲兵団兵「こいつを捕らえろ!」
 ガシガシッガシャン!
アルミン「教官!どうして・・・」
ウルヴァリン「お前らのボスと話すためさ」
憲兵団兵「さっさと歩け!抵抗しても無駄だ!ほら!さっさとしろ!」
スコット「・・・・・・やっぱり帰ろう。ここから先はローガン達の問題だ。X=MEN!私達の世界へ帰るぞ!」
ジュビリー「あのさぁ・・・」
247:
 ・・・・・・―――廊下
 タッタカタッタカタッ
大阪「うわ?、むっちゃ寝坊してもた?。起きたら皆おれへんねんもんな?。ほんまひどいで?」
ミカサ「あ、大阪」
大阪「!みんなー!どこいくん??」
クリスタ「今までどこにいたの大阪。あんな状況だから誰がどこにいるかなんて把握できなかったし・・・でも無事でよかった」
大阪「?なんやよーわからんけど、今日の訓練もう終わってもうたん?」
アニ「・・・・・・まさかアンタ、今まで寝てたの?」
ミーナ「さすが大阪ね」
サシャ「今の今まで巨人と戦ってたんですよ!トロスト区に巨人が入ってきて・・・大変だったんですから!」
大阪「ええ?!?ほんまにー!?全然きづかへんかったわ?」
ユミル「んなことはこの際いい。それより審議場に行くぞ」
大阪「しんぎじょお?」
ミカサ「ローガン教官が尋問にかけられるの。すぐに始まるらしいから私達も行かないと」
アニ「ほら、行くよ」ガシッ
大阪「なんやようわからんけど、寝坊してもうたこと先生おこってへんかった?訓練寝過したからゴハン無しとかなったらいややわ?」
 ―――審議場
 ガン!ガン!
ダリス「静粛に!静粛にー!これより緊急兵法会議を開廷する!サイバンチョは私、ダリス・ザックレーだ!」
ウルヴァリン「・・・」
キース「・・・」
248:
ミカサ「エレン、もう始まってしまった?」
エレン「ああ・・・ローガン教官・・・あんな手枷くらい簡単にはずせそうなのに何で黙ったまんまなんだよ・・・」
アニ「・・・」
ダリス「ローガン・・・と呼ばれているそうだな。貴様は本日、トロスト区における巨人との攻防戦において、人間らしからぬ異常な行動をとっていたと目撃証言がある。間違いないな?」
ウルヴァリン「おう」
ダリス「巨人のような異常な再生能力、拳からブレードを生やすなどといった謎の体質・・・さらに他にも数名、異常な力を持つ者が多数目撃されている。間違いないな?」
ウルヴァリン「おう」
ダリス「態度が悪いぞ!・・・それら異常な力を持つ連中は貴様の仲間ということで間違いないな?」
ウルヴァリン「おう」
ダリス「貴様!この私をコケにするつもりかちゃんと返事はハイって教わっただろ!・・・さて、貴様は人間ではないと自身で証言したそうだが・・・どういう意味だ?貴様は巨人の仲間なのか?」
ウルヴァリン「そいつは違うな。巨人なんぞ知ったこっちゃねえ。俺ァミュータントさ。お前らサピエンと違うだけだ。まあ、だからって俺達のが上等だなんて言うつもりはねえがな」
ダリス「さぴ?・・・・・・何か知らんが、貴様はここしばらくの間、訓練兵団で教官として兵を指導していたというのは事実か?キース・シャーディアス」
キース「ッハ。間違いありません」
ダリス「・・・・・・なぜだ?なぜこいつが訓練兵団に就いたのだ?どういう経緯でだ。説明しろ」
キース「・・・」
エルヴィン「私の独断です」ス・・・
エレン「!あそこにいるの調査兵団の人達だ!エルヴィン団長にリヴァイ兵長もいる!」
アルミン「緊急に開かれた会議の割には人が大勢いるんだね」
大阪「へーちょ」
ミーナ「大阪、またクシャミ?」
リヴァイ「!・・・(今誰か俺を呼んだ・・・)」
250:
>>248
サピエン:人間のこと。主にミュータント側が人間のことを呼称する時に用いられる
249:
ダリス「!・・・エルヴィン団長?どういうことだ」
エルヴィン「我が兵団が壁外調査に出ていた時、偶然彼を発見しました。そのまま極秘に壁内に連れ帰り、訓練兵団に・・・キース教官に任せた」
ウルヴァリン「・・・」
ダリス「・・・なぜ・・・勝手にそんなことをしたのだ・・・せめて報告を――」プルプル
エルヴィン「彼の戦闘能力は非情に優れており、我々にとって有力な戦力になると判断したからです。極秘にしたのは、外部に情報が漏れると危険と判断したからです」
ダリス「・・・いや、だから勝手にそんなことされると困――」プルプル
キース「お言葉ですが、ローガンの指導は有意義なものでした。我が訓練兵団の兵達の実力は著しく成長しました。現に今回の戦闘において、犠牲者ゼロという史上初の戦績を記録しました」
ダリス「貴様らが勝手にその化け物を壁内にいれていたことが問題なのだ!」ダァン!
キース「・・・」
ライナー「・・・化け物だと・・・」
エレン「黙って聞いてればッ!・・・」
ダリス「巨人の仲間という可能性を考えなかったのか!そもそもこいつは一体何者かすらわからない!何が目的で訓練兵団に入ったのだ!」
キース「・・・」
ウルヴァリン「信じるかどうかは知らねえが、俺は壁の外よりももっと遠くから来た。こっちに来て右も左もわからなかったが、そこのエルヴィンとかいう奴らのおかげで状況を整理できた」
エルヴィン「・・・」
ウルヴァリン「キース達のおかげで色々学べたが・・・ガキどもに戦いを教えてやる仕事を任されたからには、中途半端にほっぽりだす訳にはいかなくってな。こう見えて義理は守るからよ俺ぁ」
ウルヴァリン「あいつらが巨人と戦えるようになるまではみっちり指導してやるのが俺の務めだと思ってよ。この残酷な世界であいつらが生き抜くための方法を学ばせてやりたくってな」
ウルヴァリン「昨日までずっと一緒にやってきた。今日、あいつらは立派に戦えることを証明した」
 SNIKT
ダリス「!?枷がッ・・・」
ウルヴァリン「だからもうここには用はねえ」
252:
アルミン「!何をする気なんだ教官・・・」
ベルトルト「・・・」
ダリス「き、貴様あ!動くんじゃない!皆の者狙え!奴を狙え!」
 ジャキ!ジャキジャキジャキジャキジャキ!
ウルヴァリン「なんだよその言い方は。JIDAI-GEKIじゃあるまいに」
ダリス「やはり我々人類の敵か!このケダモノめ!」
ウルヴァリン「っへ、よく言うぜ。お前らオエライサンの方がよっぽどケダモノだろうがよ」
ダリス「!」
エルヴィン「・・・」
ウルヴァリン「気付いてなかったか?時間がある時には憲兵団やら色々探り入れさせてもらってたんだぜ。忍者修行サマサマってやつだな」
ダリス「き、貴様・・・」
ウルヴァリン「俺が指導したガキどもの中には憲兵団に行きてえって奴もいるからよ、そいつらの所属先を下見するつもりで調べたんだが・・・中々腐ってて驚いたもんさ」
ジャン「!・・・」
コニー「ま、マジかよ・・・」
ダリス「それ以上の暴言はゆるさんぞ!今すぐ口を閉じろ!」
ウルヴァリン「あいつらが憲兵団に入ろうと毎日健気に努力してるってのにひでえ話だよな。それに王政に秘密があるってのももう少しで解明できそうたったんだが――」
 BANG!
キース「!?」
エレン「教官!?」
ダリス「・・・こいつは我ら人類の敵で巨人側のスパイと判断した。刑は今、この場で執行され――」
ウルヴァリン「っつ・・・・・・いきなり発砲たぁな。あんまり秘密に近づかれたくなかったからか?」ムクリ
ダリス「」
254:
ダリス「なななななん!?今撃ったよな!?心臓はじいたよな!?」
ウルヴァリン「心配すんなよ。俺ァまだ王サマの秘密とかまではたどりついてねえからよ。だがそんなにまでバレると困ることなのか?」
ダリス「全兵!狙えぇ!」
 バッ!!!
ウルヴァリン「・・・」
ダリス「貴様はバケモノだ!人類の敵だ!今この場で始末しなければならないのだぁ!この怪物が!全兵!こいつを撃てェェェ!」
 バッ!
エレン「その前に俺を撃て!」
ウルヴァリン「!?イェーガー!?」
ダリス「なんだ貴様ァ!なんだ貴様コラァ!」
エレン「バケモノだの怪物だの言いたい放題いいやがって!アンタらがローガン教官の何を知ってるってんだ!教官は俺達の教官だ!教官を撃つなら俺を先に撃て!」
ウルヴァリン「てめえさっさと下がれ!俺ァ撃たれても平気だって知ってるだろ!」
エレン「そういう問題じゃないだろ教官!バケモノだの怪物だのとののしられながら銃を向けられることが問題だろ!それが間違ってるってことだろ教官!」
ウルヴァリン「ッ・・・」
 サッ・・・
ミカサ「エレンを撃つなら私を撃って」
エレン「ミカサ!?お前また――」
アルミン「裁くなら僕を裁いてください!僕が代わりになります!」
エレン「アルミンまで!?」
ウルヴァリン「お前ら何やってんだ!ふざけんじゃねえぞ!とっとと下がれ!」
エレン「ミカサてめえ!俺はもうお前に守られる必要なんかねえって!巨人も倒したし!」ヤイノヤイノ
ミカサ「エレンは私が守る。アルミンも無理しないで下がって」ヤイノヤイノ
アルミン「僕だっていつまでも君達のお荷物じゃないってことと、キャプテンアメリカみたいに勇敢だってことを証明したいんだよ!」ヤイノヤイノ
ダリス「貴様らコラァ!ふざけてるな貴様らコラァ!お前私は怒ってるぞ貴様らコラァ!」
エルヴィン「・・・茶番になってるな」
リヴァイ「全員頭がどうかしてる」
255:
ダリス「ええいもういい!そこにいる連中全員反逆罪だ!撃ち方用意!」
クリスタ「!エレン!ミカサ!アルミン!」
エレン「ヤイノヤイノ!」
ミカサ「ヤイノヤイノ」
アルミン「ヤイノヤイノ!」
ウルヴァリン「!おいお前ら!危ねえ!」
 BANG!BANG!BANG!BANG!BANG!BANG!BANG!
エレン「!!!」
 ゥッ・・・・・・
エレン「・・・・・・?・・・」チラッ
アルミン「・・・・・・う、撃たれてない?・・・」
ミカサ「・・・銃弾が空中で止まってる」
ウルヴァリン「これは・・・」
マグニートー「やはりサピエンとは野蛮な種族だな・・・なんと嘆かわしいことか。子供にまで銃口を向け、引き金を引くとは」FOOOOO・・・
プロフェッサーX「やあ、ローガン」
256:
>>255
マグニートー:X-MENのヴィランとして有名な最強の磁界王。X-MENのコミックの第一話のヴィランを務め、以降長年にわたりX-MENと戦い、時には仲間になってきた超人気キャラクター
 本名エリック・マグナス・レーンシャー。磁力を操作する能力を持っており、金属の操作はもちろん、他人の体内の鉄分を操作してコントロールすることもできる
 さらには核にも耐えられる電磁バリアや、超々広範囲に及ぶ電磁パルス、地球の地磁気を操作して火山を噴火させたりととんでもないパワーの持ち主。史上最強のミュータントにも数えられる
 ユダヤ人だったため、かつて第二次大戦時にはアウシュビッツに強制収容され、さらにミュータントであることから周囲から虐待されてきた
 そのため人類に激しい敵意を持っており、ミュータントが人類を滅ぼす、もしくは支配するべきという思想の下、悪のミュータントチーム『ブラザーフッド・オブ・イビルミュータンツ』を結成
 人類とミュータントの共存を目的とするX-MENと激しい抗争を繰り広げてきた。が、近年はサイクロップスの下へつき、X-MENの一員となっている
 そもそも、『ミュータントの楽園を作る』というマグニートーの目標をサイクロップスが『ユートピア』を建国したことで実現させたので、サイクに敬意を表している
 近年はほぼ完全にヒーローとなっており、個人タイトルも発売、『アベンジャーズvsX-MEN』以降もサイクロップスと共に行動。イメチェンした白カラーのマグニートーもめちゃカッコイイ
プロフェッサーX;X-MENの指導者で、地球最強のテレパスと言われるミュータント。過去の事件から車イス生活で、能力のせいで頭はツルツル
 本名チャールズ・エグゼビア。他人の脳内を読んだり脳内会話ができるテレパシー能力を持ち、他人の脳を支配して洗脳したり、記憶を書き換えたりもできるチート能力
 さらには念力のようにブラストを発生させたりできることもあるし、他人を支配して時間が止まったような状態にするここともできる。しかも複数人同時に
 ミュータント達を受け入れて能力を制御する方法を指導する『恵まれし子らの学園』を建設。世界中のミュータントを救おうと奮闘する超善人・・・・・・とは言い難い
 実は過去の自分のミスを隠すためにサイクロップスの記憶を改変したり、戦闘経験の無い新人ミュータントに脳内で急きょ空想訓練を施し、強くなったと思いこませたり、
 自我を獲得したコンピューターの人格を有無をいわさず封印し、それが原因でコンピューターに襲撃されたり、世界を滅ぼす破壊神『オンスロート』の原因となったり、問題行動がけっこうある
 一応それぞれの失敗エピソーソにフォローがいれられるので、あまり誤解はしないでほしい。だけど本人はけっこう自信過剰気味なクセがある
257:
エレン「ど、どうなってんだコレ!銃弾が止まってる!」
ウルヴァリン「・・・来るのが遅いぜ」
アルミン「この人達も教官の仲間なんですか?・・・」
教授「その通り。そして君達の味方だ」
マグニ「だがこのサピエンどもの味方ではない。決してな。自分達に逆らう者を排除しようとするこ奴らは断じてゆるせん・・・この銃弾をそのままこやつらに返してやろうか」
教授「エリック、約束しただろう。ダメだ」
マグニ「・・・フン」
エレン「・・・」ポカーン
サシャ「危機一髪でしたね皆さん!大丈夫ですか?」
アルミン「あ、うん・・・一応」
アニ「ねえ・・・憲兵団の人達・・・動かないんだけど・・・これもあんたらのパワーなの?」
教授「そうさ。ここにいる者達の中で、ローガンに対して快く思っていない者の動きを止めている。私はテレパスだからね」
ライナー「・・・すげえな」
ウルヴァリン「ならチャック、この世界の秘密ってヤツもわかるんじゃねえか?あんたの能力なら・・・王政の人間どもの隠してる秘密なり、巨人の謎なり全部をよ」
教授「・・・・・・いや、それは私達がやるべきことではない。私達はこれ以上、この世界の中核に首をつっこむべきではないと思う」
ウルヴァリン「・・・だが」
教授「君が自分の過去に決着をつける時、他人が介入しようとしたら君はどう思う?」
ウルヴァリン「スゲーいや」
教授「だろう?この世界の問題は、この世界の者が解決すべきだ。我々の役目はほんの少し手助けをするだけ・・・」
ウルヴァリン「・・・・・・それもそうだな。俺の役目は訓練兵を強くすることだけ。この残酷な世界で生き残れるくらいに」
ミカサ「・・・」
マグニ「我々の世界もよっぽど残酷だがな」
258:
>>257
自分の過去?:ウルヴァリンは長年、過去の記憶を失っている設定で通してきたキャラクターだったが、『ハウス・オブ・M』において全ての記憶を取り戻した
 過去のウルヴァリンは一人で狼の群れと過ごしたり、軍人として戦ったり、組織に洗脳されたり、CIAの工作員になったりと様々な組織に関与してきて、何度も洗脳されていた
 そしてそれらウルヴァリンの過去の出来事は、全てロミュラスという男が裏で糸を引いており、ウルヴァリンを思うがままに操っていたということが発覚した
 さらにウルヴァリンの子供であるダケンをも同じように操ろうとしていたこともあり、ウルヴァリンは過去に決着をつけるべくロミュラスと対峙し、ついに倒した
259:
ウルヴァリン「さてと・・・俺はそろそろ帰ることにさせてもらうぜ」
エレン「!教官・・・帰ってしまうんですか?」
ウルヴァリン「お前らの戦いっぷりを確認できたからな。いつまでもいたら邪魔でしょうがねえだろ。キース、世話んなったな」
キース「・・・あぁ」
ウルヴァリン「調査兵団のアンタらも、きっかけをくれて礼をいうぜ」
エルヴィン「こちらこそ」
リヴァリ「・・・」
アニ「・・・ちょっと、なんか悲しいお別れシーンって感じだしてるけど、私達のことちょっとは考えてよ」
ウルヴァリン「?・・・なんだ?」
アニ「アンタがこの場で色々やりたい放題したってのに、そのアンタが元の世界にどっか行ったらそれこそ大混乱でしょ・・・私達だって尋問されるだろうし」
サシャ「そ、そういわれればそうです!」ハッ
ミーナ「キース教官達も色々問題になるだろうし・・・エレン達だって反逆罪だーって言われたもんね・・・」
教授「大丈夫だ、問題ないよ。今、動きを止めている者達の頭の中のローガンに関する記憶は全て削除しておいた。君達の反抗的な態度も全部なかったことになる。この場で起きたことはね」
マグニ「フッフッフ・・・あいかわらずえげつないなチャールズ」
ジャン「ほめられた話じゃねえよな・・・」
ライナー「有無を言わさずだもんな・・・」
クリスタ「・・・教官は・・・本当に帰っちゃうんですね」
ウルヴァリン「ああ、楽しかったぜレンズ」ナデナデ
ユミル「ッ」ガタッ
ベルトルト「最後くらいいいじゃないかユミル」
260:
 FOOOOOOOOOMMM・・・
マグニ「このワームホールの先にリチャーズが待っている。次元移動装置を準備してな。行くぞローガン」
アルミン「ワームホールって・・・テレポートの渦ってことだよね・・・す、すごい・・・」
アニ「もはやどんなことをやってもそこまでおどろかないよ」
ウルヴァリン「じゃあなガキども。もし巨人に負けそうになった時は・・・俺を呼べ。いつでも駆けつけるぜ。必ず駆けつけるからよ。お前達は俺の大事な生徒なんだからな」
エレン「教官・・・」グスン
ウルヴァリン「そうだ、アッカーマン。お前早いとこイェーガーに本音をぶちまけといたほうがいいぞ」
ミカサ「!!?ナッナニヲ・・・なにを言ってるかわからない教官はやはり意味不明なことを言う全然理解できないやめてほしい困るのは私達今度そんなことを言ったら口を縫い合わす」
ウルヴァリン「ッヘ、そんじゃあ――」
キース「まてぃ!ローガン!」
ウルヴァリン「・・・?」
キース「訓練兵ーっ!」サッ!
エレン「!・・・ッハ!」
キース「ローガン教官に敬礼ッ!」
 バババババババッ!
ウルヴァリン「!・・・・・・ッ」
 バッ!
ウルヴァリン「あばよ」
 FOOOOOOMMM・・・・・・
261:
クリスタ「・・・行っちゃった」
ユミル「やっと帰ったか。ったく、むちゃくちゃなオッサンだったぜ」
エレン「確かに・・・だけど、俺達は教官から色々学んだ。この世界で生き残るために・・・俺達は・・・ローガン教官の名誉のためにも戦って、生き残る!」
アルミン「うん!」
ミカサ「戦わなければ生き残れない」
エレン「そうだ!俺達の・・・・・・俺達の戦いはこれからだ!!!」
エレン「巨人を一匹残らず駆逐してやる!!!」
エレン「人類の反撃はこれからだ!!!」
大阪「―――・・・・・・ッハ・・・ふわぁ」
ミカサ「あ、おはよう、大阪」
サシャ「大阪?寝てたんですか?この状況で?あんなに騒々しかったのに?」
大阪「・・・?・・・ミカサ・・・皆・・・髪がのびてへん?」
アニ「何寝ぼけてんのさ」
大阪「なんかむっちゃ長い夢みてた気がするわー」フワァ
ミカサ「どうして寝てるの?」
         ―終
263:
 ―おまけ―
サイク「ローガン、戻ったか」
ローガン「よおスリム、その節はありがとよ」
サイク「気にするな。セイバートゥースも我々が回収しておいた。礼などいい。我々が駆けつけなければどうなっていたかわからんが大丈夫大丈夫」
ローガン「だが一つ気になるんだが・・・俺が憲兵団に連れてかれた時、お前らはどうしてたんだ?」
サイク「・・・・・・」
ローガン「・・・・・・」
教授「スコットの脳内を見たら、どうやら一目散に退散したみたいだ。その直前はお礼を言ってもらうためにさり気なーく君達の所へ顔を出そうとしてたみたいで――」
 SNIKT! ZPRAT!
ローガン「てめぇこの野郎ッ!」
サイク「なんだぁー!やるかぁー!」
 DOOOOOOOOOOOOMMMMM!
 ―おわり―
26

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