千夜「シャロちゃん、新しいバイト始めたの?」シャロ「な、なんで知ってるの?!」back

千夜「シャロちゃん、新しいバイト始めたの?」シャロ「な、なんで知ってるの?!」


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1:
千夜「だって、シャロちゃん最近出かけること多いもの。前も、私が店仕舞いしてる最中に出かけて行ったわよね。」
シャロ「そ、それは…」
千夜「シャロちゃん、なんのバイトしてるの?」
シャロ「…な、なんでもないわよ…」
千夜「知られたくないバイト?」
シャロ「…まぁ、そういうわけじゃないけど…」
7:
千夜「いいわ、シャロちゃんのことだからきっといいバイトだと信じてるわ。」
シャロ「私が悪いバイトしようとしたことあるみたいな顔やめてくれる?」
千夜「いや、でもシャロちゃんかわいいし…」
シャロ「あいにく、顔で稼ぐなんてこと考えてないわよ。」
千夜「えっ!?うさ耳つけてウェイトレスやってるのに!?」
シャロ「前うさ耳ウィークとか言って似たようなことやってたじゃない!」
千夜「あれはいいのよ」
12:
シャロ「安心しなさい。私は悪いバイトはしないわ。」
千夜「そう、ならいいけど…」
青ブル「こんにちはー」(カランコロン
千夜「あら、青山さん。いらっしゃい。」
シャロ「っ…」
青ブル「千夜さん、こんにちは。」
青ブル「いやぁ、やはりここで作品を書くのは捗りますね。」
千夜「それはよかったわ。今は何を書いてるの?」
青ブル「ええ、ウサギに恋をされた少女という短編小説を。」
千夜「ウサギに恋をされた少女?まるでシャロちゃんみたいね。」
青ブル「何を言っているんですか?この作品はシャロさんにお願いされて書い」
シャロ「わぁぁあああぁああっ」
14:
千夜「シャロちゃんどうしたの?いきなり騒いで…」
シャロ「あ、青山さん!パフェ食べない!?奢るわよ!」
青山「まぁ、本当ですか?」
シャロ「ええっ、構わないわ!」
青山「なら、小説の報酬の前払いとして」
シャロ「はい!千夜!戦国スペシャル!大盛りで!」
千夜「…大丈夫なの?シャロちゃん?」
シャロ「だ、大丈夫よ!」(明日から何も食べなければ!)
16:
千夜「なら、いいけど…」(厨房に
シャロ「…ふぅ…青山さん!あれは内緒って決めたでしょ!」
青ブル「あー、そうでした。すっかり忘れていました。」
シャロ「しっかりしてよ!千夜にバレたら元も子も無いんだから!」
千夜「…」(私に隠し事…?)(ショボン…
青ブル「わかりました。もう大丈夫ですよ。でもパフェはいただきますね。」
シャロ「ぅぅ…」(今月の食費が……
17:
………
……
千夜「って事があったの…私、シャロちゃんから隠し事なんてされたの初めてだわ。」
ココア「いや、あれは千夜ちゃんのたむぐっ」
チノ「そうですか。でも、シャロさんに悪気はないと思いますよ?」
ココア「あ…そっか、内緒だっむぐっ」
リゼ「そうだな、シャロは隠し事をして楽しむような奴じゃない。何かの間違いさ。」
ココア「……ぅぅ…口を塞ぐならもうちょっと優しくしてよチノちゃん」
千夜「そう思う?私も、そう思いたいのだけれど…」
チノ「大丈夫です。シャロさんは変なことはしてません。」
リゼ「ああ、心配しなくていいぞ」
21:
ココア「それに千夜ちゃん、何か思いつくことないかな?」
千夜「えっ?」
ココア「たとえば、誕生日とか。」
チノ「ココアさん!」
リゼ「ココア!お前!」
ココア「あっ、しまった!」
千夜「え?何言ってるの?私の誕生日はかなり前よ?」
ココア「へっ?」
リゼ「……」(あれ…話が違くないか?)
チノ「……」(シャロさん、誰の誕生日プレゼントを用意してるんでしょう…)
千夜「私、シャロちゃんに嫌われたのかしら…」
リゼ「いや、それだけはないから安心しろ。」
22:
………
……
千夜「…はぁ…」
千夜「…シャロちゃん、私何かシャロちゃんにしたかしら…」
千夜「……あら、あれは…シャロちゃん?」
千夜「青山さんも一緒…楽しそうに話してるわ…」
千夜「…ちょっと近づいてみましょう。」
………
……
青山「一応、間に合いましたよ。シャロさん。」
シャロ「…そう、よかったわ。今日が決行日だし。」
千夜(決行日?…どういう意味かしら)
青山「でも、シャロさんも意外に物好きですね。近所だからってプレゼントを嫌いな方にあげるなんてなかなかありません。」
24:
シャロ「まぁ、一応長い付き合いだし…ね?」
千夜(ま…まさか…シャロちゃんは、私へのプレゼントを無理やり用意してる?)
青山「シャロさんとしては、掛け替えのない一人の友人なんですね。」
シャロ「それだけはないわ。むしろ、今すぐいなくなっても誰も困らないわよ。」
千夜「ガーン……」(今すぐいなくなっても誰も困らないわよ…わよ……わよ………わよ…)
千夜「っ…」(泣きながら走る
青山「おや、いまだれかいたような…」
シャロ「?…気のせいじゃないの?」
25:
………
……
千夜「シャロちゃん……私のこと…そんなに嫌いだったの…」
千夜「…信じてたのに…」
千夜「…友達だと思っていたのは、私だけだったのかしら…」
千夜「…ぅっ…ダメよ千夜。」
千夜「シャロちゃんに嫌われてもシャロちゃんを支えるって決めたじゃない!」
千夜「これからは、影ながらシャロちゃんを支えるわ!」
(プルルルル
千夜「あっ、電話だわ。もしもし?」
ココア「千夜ちゃん、今日夜、ラビットハウスに来れないかな!」
千夜「ココアちゃん?まあ、構わないけど…」
ココア「うん!それで、あんこをつれてきて欲しいんだけど…」
千夜「あんこを?なんで?」
ココア「いいからいいから!お願いね!」(がちゃんっ
26:
千夜ちゃん「一応、ラビットハウスに来てはみたけど…」
千夜「やっぱり、億劫だわ…」
千夜「シャロちゃんの前に、顔を出していいのかどうか…」
千夜「…とにかく…今は第一歩が大事ね」
(がチャッ
(パンッパンパンッ
千夜「っ…なに……えっ?!」
千夜「…私……今…ラビットハウスに居たはずよね…」
千夜「…なんで…甘兎庵にいるのかしら…?」
30:
シャロ「千夜ー、ちょっと聞いてよ。」
千夜「っ…シャロちゃん!わ、私、さっきまでラビットハウスに…」
シャロ「?、なにいってんの?」
千夜「だ、だって、さっきまで本当に…」
シャロ「私が言えたことじゃないかもしれないけど、大丈夫?」
千夜「おかしくなんかないわ!だってさっきまで」
青ブル「こんにちはー」(カランコロン
千夜「えっ…」
青ブル「千夜さん、こんにちは。」
シャロ「っ…」
青ブル「いやぁ、やはりここで作品を書くのは捗りますね。」
千夜「……」
青ブル「…千夜さん?」
千夜「…時間が…戻ってるわ…」
33:
………
……
千夜「って事があったの…」
ココア「あっ!私もそれあるよ?デジャヴってやつ!」
リゼ「いや、千夜のはちょっと違くないか?」
チノ「会話の内容をまるまま覚えてるデジャヴなんてそうそうありませんよ。」
千夜「でも、この光景にもデジャヴがあるのよね。」
チノ「他に覚えてることは、ないんですか?」
千夜「えっと、青山さんが書いてる小説のタイトルは覚えてたわ」
ココア「あ、それ千夜ちゃんのたんむぐっ」
チノ「なるほど、不思議ですね。」
37:
千夜「あと…私…シャロちゃんに嫌われてるって事も…」
リゼ「いや、それだけはありえないぞ。」
千夜「ええ、前もリゼちゃんに同じように言われたわ。」
リゼ「ま、まぁ…でも、私じゃなくてもきっとそういうと思うぞ?」
ココア「そうだよ!だってプレゼントをようむぐっ」
チノ「私もそう思います。」
千夜「…たしか、前みんなは、私の誕生日が終わってることを言ったら驚いたわ。」
リゼ「なにっ!?」
チノ「っ!」
リゼ「…」(話が違くないか?)
チノ「…」(というか…なんか怖いです。
千夜「え?みんな?」
40:
ココア「…千夜ちゃん、本当に千夜ちゃんの誕生日は終わったの?」
千夜「ええ、私の誕生日は終わってるわ。」
ココア「千夜ちゃん、ネタバレするけど、私達は今日、千夜ちゃんのために誕生日会をする予定だったの。」
チノ「そうです。夜はラビットハウスは貸し切りの予定でした。」
千夜「でも、私の誕生日は終わってるわよ?」
リゼ「なあ、なら計画者のシャロに話を聞いたらどうだ?」
千夜「えっ!?シャロちゃんが計画してたの!?」
リゼ「ああ、あいつが新しいバイトを始めたのは、ほとんどこのためだったらしいからな」
ココア「だから、千夜ちゃんは嫌われてなんかないよ!」
41:
千夜「でも、それなら尚更嫌われてるわ…」
ココア「どういうこと?」
千夜「だって、シャロちゃんはプレゼントをあげる相手のことを凄い嫌いみたいだからよ…」
リゼ「意味がわからない…」
チノ「聞き間違いじゃないんですか?」
千夜「聞き間違いでそんなこと…っ…」(店を飛びだす
ココア「千夜ちゃん!!」
千夜「やっぱり…私…シャロちゃんに嫌われてるのよ…」
ココア「待ってよ千夜ちゃん!千夜ちゃああああああん!」
44:
………
……
千夜「ぅ….ぅぅ…シャロちゃん…」
千夜「私…何かしちゃったかしら…」
千夜「信じてたのに…」
千夜「…嫌ね…この光景にも覚えがあるわ。」
千夜「…シャロちゃん…」
あんこ「」
千夜「…あんこ?…どうしたの?」
あんこ「」
千夜「…やっぱり…あんこはかわいいわね。」
千夜「私も、あんこみたいに不動の心でシャロちゃんを支えないとね。」
(プルルルル
45:
千夜「…もしもし。あ、ココアちゃん?」
千夜「えっ?今からラビットハウスに?」
千夜「あんこをつれて?」
千夜「いいからって…ちょっとま…切れちゃったわ…」
千夜「あんこ…いきましょう?」
あんこ「」
………
……
千夜「一体、何なのかしら、この感覚…」
千夜「…怖いのか、憂鬱なのか…」
千夜「…でも…行かなきゃだめよね。」
千夜「頑張れ千夜!おーっ!」
(ガチャッ
(パンッパンパンッ
50:
千夜「…………」
シャロ「千夜ー、ちょっと聞いてよ。」
千夜「………」
シャロ「千夜?」
千夜「…シャロちゃん、新しいバイト。始めたの?」
シャロ「な…なんで知ってるのよ!」
千夜「………」
シャロ「千夜?」
52:
千夜「シャロちゃん!教えて!誰の誕生日を祝うの!?」
シャロ「な…千夜!どこでそれを!」
千夜「いいから教えて!シャロちゃん!」
シャロ「ほ、本人の目の前で言えるわけないじゃない!」
千夜「そ、それって…シャロちゃん!私の誕生日はもう終わってるの!」
シャロ「え、何言ってるの?あんたの誕生日じゃないわよ。」
千夜「誰の誕生日よ!」
シャロ「だから!」
青ブル「こんにちはー」(カランコロン
千夜「青山さん!新作のウサギに恋をされた少女って作品は誰のための作品なの!?」
青ブル「いやぁ、それは言えません。本人の前ですから。」
千夜「っ…今回の青山さんは口が硬いわ!」
54:
シャロ「もう、私帰るわよ!」
千夜「待って!シャロちゃん!」
シャロ「何よ!まだ言う気!?」
千夜「シャロちゃんは、私のこと…嫌いなの?」
シャロ「な…も、もういくわよ!」
千夜「シャロちゃん!!」
………
……
千夜「ということがあったの…」
56:
リゼ「意味がわからない…」
チノ「話が飛躍しすぎています。」
千夜「…そうよねぇ…」
ココア「ちょっと考えたんだけど、それって千夜ちゃんに祝って欲しいんじゃないの?」
千夜「どういうこと?」
ココア「千夜ちゃんは、ずっとその誕生日の人が誰だかわからないんでしょ?」
ココア「だから、きっとその人が千夜ちゃんに祝って欲しいからこんなことしてるんじゃないかな…」
千夜「でも…私覚えがないわ…」
千夜「こんな時期に誕生日の人なんて!」
58:
チノ「まぁ、ラビットハウスの中の人間でないことは間違いありません。私達は、祝う側としてシャロさんに招待されたんですから。」
リゼ「あと、知り合いかぁ。」
ココア「マヤちゃんやメグちゃんかもしれないよ!」
チノ「マヤさんやメグさんに時間を戻すなんて力はありません。」
リゼ「あと、チマメの誕生日をチマメの三人が知らないわけないだろ。」
ココア「な、なるほど…あと、千夜ちゃんに祝ってもらいたさそうな人かぁ。」
ティッピー「…」(人じゃない可能性を考えんのは、若いのう。)
チノ「…なんか高見の見物してるおじいちゃんがちょっとムカつきます。」
千夜「やっぱり、私シャロちゃんに聞いてくるわ!今なら、公園に青山さんといるはず!」
リゼ「私達も行こう。な?」
ココア「うん!私達も祝う相手、知りたいもん!」
60:
………
……
千夜「シャロちゃん!」
シャロ「な…ち、千夜!」
青山「おやおや、みなさんお揃いでどうしました?」
チノ「シャロさん!千夜さんの誕生日は、もうすでに過ぎてます!誰を祝うのか教えてください!」
ココア「誕生日が二回なんてそんな羨ましいけどダメだよ!本当の人が千夜ちゃんを困らせてるの!」
リゼ「シャロ、教えてくれ!」
シャロ「…ちょっと待って?千夜の誕生日なんて、誰も言ってないわよ?」
千夜「だから!誰を祝うのか教えて!シャロちゃん!」
シャロ「いや…その…」
千夜「祝う相手のこと、嫌いな人だってことは知ってるわ。でも、本当に私じゃないのなら誰?」
61:
シャロ「……あんこよ。」
ココア「へ?」
リゼ「なに?」
チノ「予想外です。」
青ブル「まぁ」
千夜「…あんこの…誕生日?」
シャロ「そうよ、って青山さん知らなかったの!?」
青ブル「知りませんでしたよ?むしろ、シャロさんが千夜さんを相当嫌いなのかと…」
シャロ「ち、千夜のことなんか、嫌いになれるわけないじゃない!」
千夜「シャロちゃん…」
シャロ「な…い、今のは…その…」
千夜「…」(ぎゅっ…
シャロ「んっ…千夜?」
64:
千夜「…私も、シャロちゃんが大好きよ。」
シャロ「ち、千夜…は、はなしなさいよ」
千夜「だーめ。あと一時間はぎゅっとしてたいわ。」
シャロ「ひぃいっいっ一時間!?」
千夜「…冗談よ。今から、パーティの準備があるんでしょう?」
リゼ「そういえば、もうすぐシャロとの約束の時間だな。」
チノ「今頃、知らなければ私達は、てっきり千夜さんのパーティだと思って準備していましたね。」
ココア「でも、今からなら十分あんこのために準備できるね!」
65:
シャロ「ええ、でそのことなんだけど」
千夜「?」
シャロ「千夜には、知らない振りをしてほしいのよ。」
千夜「?、どうして?」
シャロ「だって、そうしないとドッキリパーティにならないじゃない。もともとは、千夜は全く知らない予定で始まるダブルドッキリパーティだったのよ?」
千夜「…でも、私があんこが誕生日である事すら覚えていなかったから、あんこが怒ったのね。」
シャロ「あんこは、もう十分千夜の家族でしょ?忘れられたらそりゃ怒るわよ。」
千夜「…わかったわ。シャロちゃん!」
66:
………
……
千夜「あんこ、どう?久しぶりのお散歩。」
千夜「いつも、お店の看板ウサギご苦労様ね。」
あんこ「」
千夜「…あ、そうだ。あんこ、お茶して行かない?」
千夜「ラビットハウスにあんこと来るのは初めてよね。」
あんこ「」
千夜「…さあ、あんこ。入りましょう?」
千夜「…あんこ…」
(がチャッ
(パンッパンパンッ
ココア、シャロ、リゼ、チノ、マヤ、メグ、青山「お誕生日!おめでとう!」
あんこ「」
終わり
67:

69:

7

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