穂乃果「ラブライブと卒業式の打ち上げをするよ!」back

穂乃果「ラブライブと卒業式の打ち上げをするよ!」


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1:
みんなでわいわいやっていきます
アニメの補完ぐらいのつもりです
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2:
絵里「と、いうわけで…始めましょうか」
海未「いえ、絵里は座っていてください。もう送られる側になったんですから、ね?」
絵里「ふふっ、そうね、じゃあお願いしようかしら」
海未「では、お願いしますよことり」
ことり「うん!えーっと…ラブライブ本戦優勝と、3年生の卒業式の打ち上げを始めるね!」
穂乃果「待ってましたー!」
凛「楽しみにゃ!」
3:
ことり「最初は乾杯なんだけど…じゃあ音頭は、んー、花陽ちゃんにお願いしようかな?」
花陽「ヴェエ!?!?」
希「花陽ちゃん、真姫ちゃんみたいになっとるよ?」
花陽「なんでっ、わ、わたし…?」
にこ「決まってるじゃない、あんたは次の部長でしょ?しっかりしなさいよー?」
絵里「ふふっ、先代の部長からも激励をいただいてるし、がんばらなくちゃね」
にこ「な、なによ…」カァァ
花陽「うん…じゃあ…」
4:
花陽「うん…じゃあ…」
花陽「ラブライブ、本当にお疲れ様でした!えーっと、3年生……は卒業おめでとうございます…!」
花陽「というわけで、乾杯をしたいと思います…!みんな、準備できてるかな…?」
凛「あーっ!穂乃果ちゃんまだジュース注いでないにゃー!」
真姫「モウ、ハヤクシナサイヨー」
穂乃果「えへへ…はい!準備完了です!」
花陽「うん、じゃあ… いいかな?」チラッ
ことり「そうだね、じゃあお願いするね」
花陽「か、かんぱーい!」
全員「「「「 かんぱーーい!!!! 」」」」
5:
穂乃果「まずは3年生卒業おめでとう!」
絵里「ありがとう、穂乃果」
希「ありがとね、穂乃果ちゃん」
にこ「そうね、ありがと」
希「にこっちはなんとか卒業おめでとう、やね?」
にこ「な、なによ!卒業ぐらい余裕よ、よ・ゆ・う!」
希「ふーん、にこっちは赤点いくつあったん?」
にこ「赤点なんてないわよ、私は」
希「嘘ついたらわしわしマックスやよー?」
にこ「ま、待って!ふ、ふたつよ!2つ!」
希「3つで留年やし、やっぱりギリギリやん!よかったなあ、にこっち?」ニヤニヤ
にこ「う、うるさいわね!もう!」
絵里「みんな、こうはなっちゃダメだからねー」
凛「凛はにこちゃんほどじゃないにゃー」
花陽「り、凛ちゃん!」
穂乃果「き、気を付けます…」
7:
穂乃果「あ、そうだ!卒業式、どうだった?」
絵里「ハラショーだったわ、本当に感動しちゃったわ」
にこ「泣いてたわよみんな」
穂乃果「そっか!喜んでもらえてよかった」
希「真姫ちゃんが壇上に上がっていったときは何かと思ったで?」
穂乃果「えへへ、真姫ちゃんに急遽おねがいしたんだー!ありがとね真姫ちゃん!」
真姫「べ、べつにいいけど」
海未「真姫のピアノもかなり上達してましたね。素人目にもわかりましたよ」
真姫「エェッ」
海未「なめらかで綺麗でしたよ?」
真姫「ヴェェッ」
ことり「気持ちもすっごく伝わってきたよ!」
真姫「…!」プシュー
花陽「ま、真姫ちゃんがショートしてる…」
穂乃果「真姫ちゃーん、おーい」
凛「ダメだこりゃ…」
8:
絵里「でも、本当によかったわよ。突然歌いだすから驚いたけど」
穂乃果「うん、最後までμ'sらしくいたいなって思ったんだ!そしたらやっぱりこの曲かなって」
ことり「みんなに歌ってもらうのも成功してよかったぁ?」
海未「そうですね、全校のみなさんが知っているとは…嬉しい限りですね」
にこ「アイドル冥利に尽きるわね、ホント」
絵里「みんなの前で泣いちゃったわ、私」
穂乃果「絵里ちゃんの顔もよく見えてたよ!かわいかったなあ?」
絵里「ちょ、ちょっと…!」
にこ「なにイチャついてんのよ、花陽、お茶とって」
花陽「は、はいっにこちゃん」
にこ「ありがと」
にこ「いろいろと嬉しかったし、あんたたちならこれからも問題なさそうね。任せたわよ、アイドル部」ゴクゴクッ
穂乃果「…うん!」
海未「では穂乃果はまずラブライブ優勝後の気のたるみから増えた体重をなんとかしましょうか?」
穂乃果「そ、その話はまた今度で…!」
9:
真姫「それはそうと、私たちも2年生になるのね…」
凛「凛たちもついに先輩にゃ!」
花陽「だ、大丈夫かなあ…後輩、できるかなあ……」
希「大丈夫や、花陽ちゃん達はきっと立派な先輩になれるで」
穂乃果「雪穂に亜里沙ちゃんも入ってくれるし!来年からも楽しみだね!」
にこ「日本一のアイドル部って名誉を保てなかったら承知しないわよ?」
ことり「あはは…」
絵里「私、トイレにいってくるわね」
希「あ、ウチも行くね」
11:
――――――トイレ―――――――
絵里「みんな、私たちが思ってたよりずっと成長してるのね…」
希「そうやね。ウチらがいなくなった後の話って少し寂しいけど、みんなならきっとうまくやっていってくれそうやね」
絵里「それもそれで寂しいけれど、もう私たちの出る幕はないみたいね」
希「うん。もう任せていいんかもしれへんね。えりち、今までお疲れ様」
絵里「希も、今までずっと支えてくれて、あらためて、本当にありがとう」
希「…!」
絵里「どうしたの?」
希「昔のえりちからは考えられへんね、そういうの…。ウチ泣きそうやわ」
絵里「もう!やめてよ…恥ずかしいじゃない」
希「うふふ、ほな行こか」
12:
穂乃果「あっ、おーい!みんな?、絵里ちゃんと希ちゃん戻ってきたよ?!」
凛「2人とも遅いにゃー!」
絵里「どうしたの?」
ことり「寂しいけどこれでμ'sは解散になるし、最後にここであらためて、1人ずつ何かひとこと言っていこうって話してたの」
希「なるほどなあ」
にこ「ちゃんと考えなさいよー?最後なんだし」
花陽「どうしよう…どうしよう…」
にこ「次期副部長殿はどう?」
真姫「わ、私はベツニ!」
にこ「ふーん?」ニヤニヤ
真姫「な、なによ!もう!」
海未「じゃあリーダーの穂乃果と3年生は最後にするとして、最初は誰から行きましょうか」
穂乃果「あ?っ海未ちゃん言い出しっぺの法則だよ?!じゃあ海未ちゃんから!」
海未「私ですか?ええと…はい、ではみなさん準備いいですか?」
13:
海未「まずはみなさん、1年間お疲れ様でした。理事長が廃校について発表をし、穂乃果がスクールアイドルをやろうなんて言い始めた時には冷や汗をかきました。」
海未「膝上までしかないスカートでたくさんの人の前でダンスなんて、考えられませんでした。」
海未「1stライブは悲惨な状態でしたが、今となっては、あれがすべての始まりだったのだと思えてきて、あれすらも感慨深いものがあります。」
海未「いろいろありましたが、9人そろってラブライブ優勝、3年生は立派に卒業。」
海未「そしてμ'sは解散という形になりましたが、解散したのになぜか『この9人はずっと変わらないんだろうな』と思う私がいます。」
海未「私は、そんな風に思える、思わせてくれるμ'sが大好きなんです。本当にありがとうございます。」
海未「そしてこれからもよろしくお願いしますね。ラブライブお疲れ様、そして3年生、卒業おめでとうございます!」
14:
酉が変わってましたごめんなさい
海未「こんなものでしょうか。…って、どうしたんです穂乃果!?」
穂乃果「海未ちゃんが立派すぎてまぶしい…まぶしいよ…」
絵里「堂々としすぎてて3年生が真っ青よ」
海未「ちょっ…やめてください!つ、次は誰なんです!?」
凛「海未ちゃんが決めたらいいにゃ!」
海未「そうですか……では、ことりにしましょうか」
ことり「うん!じゃあ……」
15:
ことり「えっと…みんなお疲れ様でした!」
ことり「最初は穂乃果ちゃんの勢いに押されて始めたスクールアイドルだったけど、どんどん人数が増えて、ここまでこれたこと、すごくうれしいです!」
ことり「一度は自分の夢が何なのかわかってたはずなのに海外へ留学しようとしたこともあったけど……本当にあのころの私はダメダメだったなあ、なんて。えへへ」
ことり「そんなときに穂乃果ちゃんやみんなに引き留めてもらえて、ああ私の好きなことはこれで、やりたいこともこれなんだ、って思うことができたの」
ことり「夢をかなえられたこともすごくうれしいけど、私はみんなを支えることができて、みんなと一緒にいられたことがすごくうれしかったです!」
ことり「3年生は卒業しちゃうけど、いつまでも私はみんなが大好きで、μ'sが大好きです!」
ことり「本当に、みんなありがとう!絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん、卒業おめでとう!」
16:
ことり「これでいい、かなぁ…?」
海未「ええ、立派ですよ、ことり」
希「あかんわ…もう泣きそうや…」
絵里「ちょっと、まだ早いわよ希」クスクス
ことり「えっと…次は私が指名すればいいのかな?」
海未「そうですね、そうしてください」
ことり「じゃあ、1年生にしようかなぁ」
真姫「ヴェェェッ!?」プシュー
花陽「どうしよう…どうしよう……ダレカタスケテ…」
凛「すごいことになってるにゃ…」
ことり「じゃあ、ことりのことを最初に先輩なしで呼んでくれた凛ちゃんにお願いするね!」
凛「えっ、凛!?」
海未「他の2人があれですから、仕方ありませんね」
凛「わかったにゃ…」
穂乃果「凛ちゃん、ファイトだよっ!」
凛「うん!でもあらためてみると恥ずかしいね」
17:
凛「ラブライブと卒業式、お疲れ様にゃ!」
凛「最初は勢いだけで入部したアイドル部だったけど、ここまで来れたこと、本当に感謝してるにゃ」
凛「1年生のリーダーを任せられたときにはどうなることかと思ったけど……」
凛「この1年ですごく変われた気がする!」
凛「凛は賢くないからこれからもきっとみんなに迷惑かけちゃうけど、これからもよろしくお願いします!」
凛「……」
凛「あっ!3年生、卒業おめでとうにゃ!!」
18:
凛「えへへ……」
穂乃果「次のリーダーは任せたよーっ!?」
凛「がんばるにゃー!!と、いうわけで…次は??……?」
凛「かーよちん!」
花陽「エェッ ダレカタスケテー」
真姫「……」ホッ
凛「あっ真姫ちゃん今ちょっと安心してた!じゃあかよちんの次は真姫ちゃんに決まりにゃー!」
真姫「ヴェェッ!?なんでソウナルノヨ!」
ことり「真姫ちゃん、がんばろ?」
真姫「べ、ベツニイイケド!!」
19:
花陽「えーっと、まずはラブライブと卒業式お疲れ様…です!」
花陽「私は昔から自分のやりたいことをやりたいと言えない性格だったから」
花陽「スクールアイドルの話を聞いた時も、今回も憧れで終わるんだろうと思ってたし、最初アイドル部に入る時も一歩が踏み出せなくて困ってたんだけど…」
花陽「凛ちゃん達に背中を押してもらって……穂乃果ちゃん達に、優しく受け止めてもらえて、とっても、とってもうれしかった…」
花陽「μ'sのみんなと出会えて、みんなと一緒に過ごすことができた時間が私を変えてくれた…んだと思います」
花陽「私はきっとみんなをグイグイ引っ張っていくタイプではない……んだけど、みんなに引っ張ってもらって」
花陽「ラブライブの夢が近づいてきた時も、うれしいのと同時に、ありがとうの気持ちがあふれてきました」
花陽「昔の私から、少しは変われたかな……?どんな時も、どんな私も優しく受け止めてくれるμ'sが、大好きです…!」
花陽「だから、本当に、本当に、ありがとうございました…!」
20:
花陽「これでいい…かなぁ?」
ことり「花陽ちゃん、はいっ」っハンカチ
花陽「……え…?」
海未「涙が出てますよ、花陽」
花陽「私いつのまにか泣いてたんだ…あ、ありがとう」
にこ「これなら次の部長は安泰ねー」
希「にこっちよりしっかりしてるんと違う?」
にこ「な、なんですってー!?見てなさいよ!?」
絵里「ふふっ、じゃあ3年生のトップバッターはにこで決まりね」
にこ「ま、まあいいわ!次は真姫よ!」
21:
真姫「ラブライブお疲れ様っ、あと3年生卒業おめでとっ」
真姫「べ、べつにあらためて言うこともないけど!」
真姫「私の夢がかなったのはμ'sのおかげよ!」
真姫「にこちゃん、絵里、希にもお世話になったわ!あ、ありがとう」
真姫「これでいいデショ!」
22:
絵里「真姫にそんな風に思ってもらえてたなんて嬉しい限りよね?みんな」
穂乃果「真姫ちゃ???ん!!」ダキッ
真姫「ヴェェッッ チョット!モウ!」カァァァ
海未「オホン!次は誰にしましょうか!」
ことり「リーダーの穂乃果ちゃんは最後にしようかな?」
海未「そうですね、では3年生にいきましょうか」
にこ「やーっとにこの出番ね」
希「ちょっと緊張してたくせに?」
にこ「う、うるさいわね!」
26:
にこ「ま、ラブライブ優勝お疲れ様!これはにこの力が大きかったけどね」
にこ「アイドルとして一番大きな夢が叶ったこと、素直にうれしいわ。」
にこ「ずいぶん前にアイドル部を始めて、挫折も幾度となくあったわ。それでも、」
にこ「こんな仲間に、最高の仲間に会えて、今ならあれも無駄じゃなかったって胸を張って言える。」
にこ「私たちは卒業するけど、あんたたちにはまだ音ノ木坂学院アイドル部を背負っていく責務があるの」
にこ「あとは任せたわよ?ま、ここまでのあんたたちを見てると大丈夫そうって思えたけどね」
にこ「立派な卒業式をありがと。ちょっと泣いちゃったわ。心配ないだろうけど、μ'sの思いを忘れるんじゃないわよ!」
にこ「以上よ!これでいいかしら?」
27:
穂乃果「にこちゃんて真面目に話せるんだね…」
にこ「なに感心してんのよ!」
凛「びっくりだにゃー…」
にこ「茶化さない!」
希「ちょっとびっくりしたわ…」
にこ「希まで!」
希「うそうそ、次はウチやね」
28:
希「みんな、ラブライブお疲れ様!みんな、すごいかわいかったで」
希「前にも話したことあると思うけど、ウチはもともと小さいころから転校が多くて、特別な仲間みたいなのはできひんかったんよ」
希「だからこのμ'sっていう場はウチにとっては本当にうれしいものなんよ」
希「最終予選の時はウチがわがまま言うて新曲にしたけど、あれもそういうことなんよ。」
希「そんなμ'sで大きな結果を残せたことはすごく感動したし、うれしかった」
希「みんな、ここまでウチを連れてきてくれてありがとうね。」
希「μ'sのみんなは本当にウチにとって、女神なんよ。」
希「ウチらは卒業するけど、これからもがんばってください。本当にありがとうございました」
29:
希「あらためて言うのは恥ずかしいもんやね、やっぱり」
絵里「こうして考えると、希ともいろいろあったわね…」
希「そうやね。これからもよろしく、えりち」
絵里「ええ、よろしくね」
穂乃果「じゃ、絵里ちゃんの番!」
絵里「そうね、わかったわ」
30:
絵里「みんな、本当にお疲れ様、そしてありがとう。」
絵里「以前の私は生徒会長として学校を引っ張らなきゃいけない、学校を守らなきゃいけないって責任感からすごく焦ってしまっていたと思う」
絵里「みんなにもきっと強く当たってしまったと思うわ。反省してる。」
絵里「でも、そんな私でも受け入れてもらえる、μ'sはそういう過ごしやすくて安心できるところだとも思っています。」
絵里「昔の私さえも肯定してくれて、今の私も受け入れてもらえる、μ'sのそういう優しさとか一体感が好き。」
絵里「たくさんの人に応援してもらえるのも、そういうものを感じてもらえたからなんじゃないかな、って思うわ。」
絵里「時に失敗することもあるけれど、いつだってみんなで乗り越えてきた。」
絵里「幸せを噛みしめるのも、夢を追うための練習のつらさを分かち合うのも9人全員でだった。」
絵里「今思えば、助けてもらってばかりだったわ。みんな、本当にありがとう。」
31:
絵里「ふぅ……」
穂乃果「ぅ絵里ちゃーーーん!!!!!」ガシッ
絵里「ちょ、ちょっと穂乃果!?どうしたのよ」
穂乃果「そんなことないよぉ絵里ちゃんにはいっつも助けてもらってばかりだよぉぉ」
穂乃果「だからそんな寂しいこと言わないでよぉぉお」
絵里「穂乃果…」ギュッ
花陽「すごいイチャイチャしてるね…」
真姫「見てらんないわよ…」
海未「穂乃果!次は穂乃果ですよ!」
穂乃果「あっそっか!」
海未「リーダーなんですから、きっちり決めてくださいよ?」
穂乃果「うぅ?ハードルが…」
32:
穂乃果「みんな、あらためてラブライブと卒業式お疲れ様?!」
穂乃果「こんなリーダーだったけど、ここまでついてきてくれて、支えてきてくれて本当にありがとう!」
穂乃果「最初μ'sを始めて。ファーストライブの時は悲しいこともあったけど、あれがみんなと出会えた奇跡のきっかけだったんだなって思うと」
穂乃果「μ'sって本当に、みんなで叶えてきた奇跡の物語なんだって思う!」
穂乃果「1回目のラブライブのときは私のせいで失敗しちゃって、すごく落ち込んだけど、結局はみんなのおかげで戻ってくることができたし」
穂乃果「ダメダメなリーダーだったけど、本当に今までありがとうございました!」
33:
穂乃果「3年生にはあらためてお礼を言おうと思います!まずはにこちゃん」
穂乃果「アイドル部をこうして続けてきてくれてありがとう。部長として、3年生として、私たちの心が弱った時にいつも喝を入れてくれたのはにこちゃんだったよね。」
穂乃果「アイドルにも詳しくて、お料理も上手で、本当に頼りになる先輩でした!ありがとうございました!」
穂乃果「次に希ちゃん!」
穂乃果「希ちゃん、μ'sをずっと支えてきてくれてありがとう。誰かが困ったらそっと背中を押してくれる、そんなお母さんみたいな助け方をしてくれるのはいつも希ちゃんだったよね」
穂乃果「占いだったり、ちょっとしたアドバイスだったり……グループの名前をつけてくれたのも希ちゃんだったね。本当に助かりました!ありがとうございました!」
穂乃果「最後は絵里ちゃん!」
穂乃果「絵里ちゃんはずっとお姉さんみたいな感じだったよね。μ'sを引率したり、間違った方向に行きそうなときに引き戻してくれたり。」
穂乃果「前は怖い生徒会長だったけど、その時の絵里ちゃんの学校への強い思いが、今の私たちにもきっとつながっていると思います。」
穂乃果「もちろん優しいお姉さんになった今の絵里ちゃんもみんな大好きです。ダンスに歌にといろいろ教えてくれて、本当にありがとうございました!」
34:
穂乃果「えへへ、みんなありがとうしか言ってないね」
海未「それだけみんなの思いが詰まっているんですよ、μ'sには」
穂乃果「最後までやりとげられて、本当によかったね」
ことり「うん!」
ドタドタドタドタ
ワーギャーギャーワー
凛「誰かがドアの向こう側で盗み聞きしてたにゃー!」
???「ちょっ放しなさいっこのっ…!」
海未「マスクにサングラスとは…ものすごく怪しいですね……」
穂乃果「あーっ!!忘れてた!!凛ちゃんその人を放してあげて!!」
花陽「穂乃果ちゃん、知ってるの??」
穂乃果「穂乃果が呼んだんだよ!ラブライブの打ち上げだし!」
???「ひどい目にあったわ…」ゼーゼー
花陽「そ、その声は!」
35:
穂乃果「そう!A-RISEの綺羅ツバサちゃんでーす!」
穂乃果「ツバサちゃんはねー、ラブライブの打ち上げあるって言ったらお祝いに行かせてって言ってくれたの!」
ツバサ「ええ、みなさんラブライブお疲れ様」
絵里「あ、ありがとう…に、しても本当に驚いたわ」
花陽「ツ、ツバサさん…!」
ツバサ「お会いするのはしばらくぶりね」
36:
ツバサ「ラブライブの本戦、もちろん私たちも見させてもらったけど」
ツバサ「あらためて、あなたたち本当に魅力的ね。うらやましいわ」
穂乃果「いやぁそんな!照れますなあ!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん…!」
ツバサ「さっき穂乃果さんの話をドア越しに聞かせてもらったけど、あなたたちは本当に、周りを魅了する力があるわ」
ツバサ「私も同じアイドルとして学んでいかなきゃいけないことがまだまだあると思い知らされたわ…」
ツバサ「そして……」
凛「そして…?」
一同「……ゴクリ」
40:
ツバサ「今のうちにμ'sのサインをちょうだい!!!」
穂乃果「……ほえっ!?」
ツバサ「いやぁ、UTXにも結構あなたたちのファンがいてね。知り合いなんだからサインもらってきてよって頼まれちゃったのよね」
ツバサ「本当にラブライブ優勝おめでとう!私たちを倒したのがあなたたちで本当によかった!」
ツバサ「μ'sは解散と聞いたけれど、これからどうするつもりなの?」
穂乃果「まだ決まってないんだ」
ツバサ「あはは、ま、あなたたちらしいわね、最後まで」
穂乃果「そうかもね!じゃあツバサちゃんも今日は楽しんでいってね!」
41:
海未「あの2人、あんな仲でしたっけ…」
真姫「ラブライブのあとに何回か一緒に遊びに行ってたみたいよ」
海未「うわさでは、本戦でも私たちを応援していただいてたようですね」
ことり「A-RISEのみんなも一緒にアンコールしてくれてたんだって!」
花陽「そ、そんな夢のような…!」
42:
―――――――2時間後―――――――
ことり「じゃあ今日はお疲れ様でした!」
絵里「私たちはもう音ノ木坂学院にいることはないだろうけど、ずっと応援しているわ」
希「ほんと、ありがとうね」
穂乃果「絵里ちゃんたちもまた遊びに来てね!」
にこ「もちろんよ!私は今日から名誉会長よ」
凛「名誉会長って…」
にこ「なによ!!」
穂乃果「μ'sは解散しても、メンバーはずっと仲間だし、ずっと友達だよ!」
海未「ではここでお開きにしましょうか」
一同「「「バイバーイ!」」」
43:
―――――――――――――――
絵里「ねえ、穂乃果」
穂乃果「ん?どうしたの?」
絵里「このあとウチにこない?」
穂乃果「別にいいけどどうしたの?」
絵里「なんだか寂しくてね……というか亜里沙は今晩雪穂ちゃんのところにお泊りする?って言ってたけど」
穂乃果「あーそうだった!じゃあ絵里ちゃんところにお邪魔しようかな!」
44:
―――――――――――――――
穂乃果「わー久しぶりだね!絵里ちゃんち!」
絵里「そうだったかしら?」
穂乃果「うん…そう…だよ……」
絵里「穂乃果?」
穂乃果「ううん、なんでもないよ!」
絵里「そうそう、今日は本当にありがとう。ホントに楽しかったわ」
穂乃果「そう言ってもらえるとうれしいな」
46:
絵里「それにしても、卒業式もホント、すごかったわね」
穂乃果「そう?そう?」
絵里「すごかったわよ?生徒会長がソロで歌いだすなんて、聞いたことないわよ?」
穂乃果「私にはほかの人みたいなあいさつはできないなって思ったんだ!」
絵里「そうかもね」クスクス
穂乃果「むむむ……」
絵里「ふふっ、冗談よ、穂乃果らしくてとってもよかったし、なによりうれしかったわよ」
穂乃果「えへへ…」
絵里「卒業…かぁ…」
穂乃果「寂しくなるなあ、絵里ちゃん達がいないと」
絵里「私たちだって寂しいわよ?穂乃果たちを置いて行くなんて」
47:
穂乃果「そう…だよね、わがまま言ってごめんね」
絵里「ねえ、穂乃果」
穂乃果「ん、どうしたの?」
絵里「もう、いいのよ?」
穂乃果「…!」
絵里「おいで?」
穂乃果「…」ガシッ
穂乃果「グスッ、絵里ちゃんっ…うわぁぁぁん!!どこにも行かないでよおお!!」
穂乃果「せっかく、、せっかくここまで来れたのに!グスッ、離れたくない、ウッ、よお…」
絵里「ずっと我慢してたのよね、みんなが困ってしまわないように」
絵里「私はずっと穂乃果のそういうところに助けられてきたのよ」
絵里「音ノ木坂学院という場所で同じ部活をすることはできなくなってしまったけど、メンバーの絆は一生消えないわよ?」
絵里「私はどこへも行かない、どこかへ消えるなら穂乃果をひきずってでも連れて一緒に行っちゃおうかな?ふふっ」
穂乃果「……」
48:
絵里「大丈夫、いつでもあなたたちを応援してるわ」
絵里「ってこれじゃ死んじゃうみたいね」クスクス
穂乃果「どこへも行かない?」
絵里「ええ、ずっと一緒よ」
穂乃果「絶対?」
絵里「穂乃果とはお墓まで一緒に行きたいわね」
穂乃果「ええっ、えっ、絵里ちゃんそれって…!」
絵里「穂乃果、愛してる。ずっと一緒よ。」
49:
以上、完結です
ありがとうございました
54:
おまけ
穂乃果「ねえ、ことりちゃん、海未ちゃん」
ことり「んー?どうしたの、穂乃果ちゃん」
海未「はい、どうかしましたか?」
穂乃果「スクールアイドルを始めようって決めた時さ、みんなで最後までやりとげようって約束したよね」
穂乃果「私たち、やり遂げられたね」
穂乃果「あのころの私たちが今の私たちを見たら、なんて言うだろうね!」
ことり「そうだね、ここまで頑張ってきて本当によかったなって思うな!あのころの私たち…かあ」
海未「喜んでくれますよ、きっと。」
穂乃果「μ'sで、このメンバーでやり遂げられてホントよかった!」
穂乃果「それと…」
55:
穂乃果「2人にはいつも助けられてばっかりでした!ありがとう!」
ことり「穂乃果ちゃん…」
海未「穂乃果?」
穂乃果「は、はいっ」
海未「前にも言ったでしょう?もう慣れっこですよ」
穂乃果「えへへ…」
56:
海未「μ'sでの活動はおしまいになりました。でも、私たちの活動はまだ終わらないんですよ?」
海未「また、いつものように私たちを引っ張っていってくださいね?あなたにしかできないことです。見たことのない場所へ連れて行ってください」
ことり「またサポートするからね!」
穂乃果「…2人ともありがとう!」
穂乃果「そして、これからもよろしくね!」
海未「ええ、よろしくお願いします!」
ことり「うん!頑張ろう!」
海未「というわけでダイエットの計画書を作ってきました、今日からスタートです!」
穂乃果「ウエエエエッ!?」
57:
乙でした。申請出してきます
59:
乙乙
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