シャロ「あら、メール。誰からかしら」back

シャロ「あら、メール。誰からかしら」


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1:
シャロ「えっ!?」
シャロ「う、嘘でしょ...一、十、百、千、万、、、」
シャロ「い、一千万円...当選しちゃった」
ココア「お?い、シャロちゃ?ん」
4:
シャロ「ハッ!このメールがもし見られたら私の取り分が」
ココア「シャロちゃん?」
シャロ「あ、あらココココア、どどどうしたのよ」
ココア「どうしたのシャロちゃん、なんかおかしいよ?」
シャロ「な、何でもないわよ」
5:
ココア「千夜ちゃんが新作をご馳走してくれるみたいなんだけど、シャロちゃんも一緒にどうかな?」
シャロ「新作を!?じゃあ私も行...っとごめんなさい、ちょっと用事があって」
ココア「何の用事?待ってるから一緒に行こうよ」
シャロ「えっと、その、すぐには終わらないというか、時間がかかるというか」
ココア「それなら手伝うよ?」
シャロ「いや、その...そうバイトよバイト」
7:
ココア「え、でも今日ってシャロちゃんお休みの日じゃなかったっけ?」
シャロ「いや、あの、さっき急にメールが来て入ってほしいって」
ココア「そっかぁ。それじゃあ仕方ないね。もし早く終わったら来てね。リゼちゃんも来るし」
シャロ「ええ、ありがと。」
ココア「それじゃあまたあとでね!」
9:
シャロ「危ない危ない、危うくばれるところだったわ」
シャロ「それよりも早く返信しなきゃ。えっとここのURLからいけばいいのね」
ポチッ
シャロ「こんなの当たったの初めてだけど誘導してくれてすごくわかりやすいわね」
シャロ「名前、住所、銀行口座っと。やっぱりお金が絡むだけあって入力することも多いわね」
シャロ「でも一体何の懸賞だったかしら?」
11:
千夜「シャロちゃん、いらっしゃい」
シャロ「リゼ先輩来てる?」
千夜「リゼちゃんならココアちゃんと一緒にあそこに」
シャロ「ありがと」
千夜「じゃあ席でちょっと待っててね」
17:
ココア「シャロちゃん?バイトじゃなかったの?」
シャロ「えっと、行ったらやっぱり大丈夫だって言われて」
ココア「そっかぁ。リゼちゃんもいま来たとこだしいいタイミングだね」
リゼ「シャロはほんといつもアルバイトで忙しそうだな」
21:
シャロ「ところでリゼ先輩!」
リゼ「何だ?」
シャロ「聞きたいことがあるんですけど」
リゼ「私に答えられることなら遠慮せず聞いてくれ」
シャロ「じゃあ、あの」
千夜「お待たせ?。はい、新作の『悲しき乙女の黒真珠』よ。召し上がれ」
23:
ココア「わぁ、おいしそ?。いっただきまーす!」
シャロ「んっ、すごくおいしい!!」
千夜「今回は夏っていうことで涼しくなる感じのものにしてみたの」
ココア「うん。すごくおいしいよ!」
千夜「よかったわ」
24:
リゼ「それで、私に聞きたいことって何だ?」
シャロ「あ、そうでした。えっと...」
シャロ「リゼ先輩って暗証番号何にしてますか?」
リゼ「わ、私は普通に自分の誕生日だな」
ココア「私も誕生日にしてるよ。リゼちゃんお揃いだね」
リゼ「誕生日は違うけどな...」
25:
シャロ「そ、そんなに簡単に教えてもいいんですか?」
リゼ「えっ...シャロが聞いてきたんじゃないか」
シャロ「いや、そうですけど...悪用されたりとか」
リゼ「そんな暗証番号だけ知ったところで何もできないだろ」
千夜「そうよ、それにシャロちゃんはそんなことする人じゃないしね」
シャロ「そっか...そうよね」
27:
リゼ「どうしたんだ?急に」
シャロ「ごめんなさい、私用事思い出しちゃった」
ココア「えっ、ちょっとシャロちゃん!?」
シャロ「あんみつご馳走様!」
リゼ「シャロはほんといつも忙しいな」
28:
シャロ「こうしちゃいられない」
シャロ「急いで入力しなきゃもしかしたら取り消しとかになっちゃうかも」
シャロ「暗証番号はっと」
シャロ「よし、これで手続きは終わりみたいね」
シャロ「あら、メール?」
30:
シャロ「えっと、入金は数日の間にされます...」
シャロ「ほ、ほんとに...」
シャロ「ほんとに一千万円...うそ、信じられない!」
シャロ「えっ、どうしよ、やっぱりまずはおいしいもの食べに行きたいな!」
シャロ「夏休みだし旅行とかもいいかも!」
31:
シャロ「いつもはバイトで忙しくて何にもできないからたまにはね」
シャロ「って、一千万円あればバイトしなくてもいいんじゃ...」
シャロ「いや、でも急に辞めたらお店も迷惑だろうし」
シャロ「でもでも、私だってココア達みたいに放課後遊びたいし...」
シャロ「お、落ち着くのよシャロ!そうよ、バイトしてためたお金でさらに遊べばいいじゃない。うん」
32:
シャロ「あ、もしもしシャロですけども、はい。えっとバイトのことなんですけど」
シャロ「はい。では、失礼します」
シャロ「・・・」
シャロ「や、辞めてしまった...」
シャロ「ま、まぁでもいままでずっと頑張ってきたしね」
37:
シャロ「なんだか今日は非現実的なことがありすぎて疲れたわね」
シャロ「まだ7時か...ご飯食べる前に一眠りでもしようかな」
シャロ「い、いつ振り込まれるのかしら」
シャロ「って、こんなんだとココア達にばれちゃうわ」
シャロ「平常心。平常心」
41:
シャロ「ハッ!?」
シャロ「い、今何時...8時って」
シャロ「バイトに遅刻しちゃう!急がなきゃ」
シャロ「行ってきます」
バタン
シャロ「んんっ、今日もいい天気。なんかいい夢見てた気がするけど、どんな夢だったかしら」
シャロ「まぁいいか。今日も一日ガンバロ」
44:
シャロ「おはようございまぁす」
店長「シャロちゃん!?どうしたの?」
シャロ「え..今日わたしシフトじゃ...」
店長「でも昨日バイト辞めるって」
シャロ「いやいやいや、私がここのバイト辞めたら生活が...」
シャロ「あっ!!」
45:
シャロ「そ、そういえばなんか一千万円が当たったような...」
シャロ「で、でもあれは夢で」
ポチポチ
シャロ「メールが...残ってる。ゆ、夢じゃなかったんだ」
店長「シャロちゃん?」
47:
シャロ「ご、ごめんなさい!間違えました」
店長「あっ、シャロちゃん!?行っちゃった...」
シャロ「あぁ、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい」
シャロ「でも一千万円が夢じゃなかったなんて」
シャロ「い、命とか狙われないかな...」
48:
シャロ「でももしそうなったらリゼ先輩が私を///」
シャロ「って、リリリ、リゼ先輩!?」
シャロ「ど、どこかに隠れなきゃっ」
シャロ「あれはリゼ先輩とココアかしら。休みの日にリゼ先輩とお出かけなんて羨ましい」
シャロ「思わず隠れちゃったけど、隠れなかったら一緒に行けたんじゃ...」
49:
シャロ「どこ行くのかしら」
シャロ「ちょ、ちょっとだけつけてもみてもばれないわよね」
シャロ「その前にメールの確認...さすがにまだ振り込まれてないか」
シャロ「よし、それじゃあ」
51:
ココア「それでね、その時チノちゃんがね」
リゼ「それは珍しいな」
ココア「で300万って」
シャロ「何を話してるかほとんど聞こえないわね」
ココア「ところでリゼちゃん」
55:
シャロ「なっ!!」
シャロ「ココアがリゼ先輩とコソコソ話を...」
シャロ「怪しい、怪しすぎるわ。これはきっと何か...」
シャロ「あ、あれはチノちゃん?」
56:
シャロ「チ、チノちゃんとまでコソコソ話を...」
シャロ「あっ、三人が甘兎庵に。まさか千夜まで...」
シャロ「そうはさせないんだから!」
千夜「あらココアちゃん、リゼちゃん、チノちゃんもいらっしゃい」
千夜「シャロちゃんもいらっしゃい」
57:
シャロ「ハァハァ、三人とも、ぐ、偶然ね」
チノ「え、でもシャロさん」
ココア「チノちゃん、さっきも言ったようにつけてたことは」
チノ「あ、そうでした」
シャロ「ま、またコソコソ話...」
59:
千夜「みんな何か食べる?」
ココア「えっと、それじゃあ私はこれを」
千夜「わかったわ。ほかの人も決まったら言ってね」
リゼ「相変わらずわかりずらいメニューだな」
シャロ「あ、メールまだ来てないかしら」
60:
ココア「シャロちゃん」
ココア「シャロちゃん」
ココア「シャロちゃん」
ココア「シャロちゃん?」
ココア「シャロ...ちゃん...」
61:
ココア「どうしようリゼちゃん、シャロちゃんが私のこと無視してくるよ」
リゼ「おーいシャロ」
シャロ「あ、なんですか先輩?」
ココア「えぇぇっ!?リゼちゃんの時は一回で...私何かしたかな...」
リゼ「ココアが呼んでるぞ?」
シャロ「あら、嘘?ごめんなさい、気づきませんでしたわ」
64:
ココア「うっ、いいんだよ...それよりも今日はバイトじゃなかったの?」
シャロ「え、えーと...な、なんか今日は休みだってメールが来て」
ココア「そっかぁ」
リゼ「それよりも今日はやけに携帯を気にしてるんだな。何かあったのか?」
シャロ「えへへ、実は」
65:
シャロ「っと、危ない危ない。ここで話ちゃったら私の取り分が」
シャロ「いや、たまたまです」
リゼ「そうか..ならいいんだけど。最近いろいろ物騒みたいだしな」
ココア「それよりも夏休みどうしよっか?」
チノ「私は海に行ってみたいです」
66:
ココア「海いいねぇ!リゼちゃんは?」
リゼ「海もいいけど私は山派かな」
ココア「山登りもいいかもね!シャロちゃんは?」
シャロ「う?ん、こないわね...更新っと」
ココア「シャロちゃん...」
68:
リゼ「シャロは夏休みどこか行きたいところはあるか?」
シャロ「わ、私ですか!?私はリゼ先輩と一緒ならどこでも///」
リゼ「そ、そうか」
ココア「シャ、シャロちゃん、もしかして私のこと」
69:
シャロ「き、きたっ!!!」
ココア「嫌い...かな?」
シャロ「ごめんなさい、ちょっと私用事が」
ココア「・・・」
千夜「あ、ちょっとシャロちゃん?行っちゃった」
リゼ「なんか昨日もこんなことあったような...それよりもココアはシャロに何をしたんだ...」
71:
シャロ「とうとう来た」
シャロ「一千万円」
シャロ「ゆ、夢みたい...」
シャロ「はやく、早く銀行に」
73:
シャロ「はぁ、はぁ、」
シャロ「口座を開いてっと」
シャロ「・・・」
シャロ「キョロキョロ」
シャロ「嘘...」
75:
シャロ「ない...」
シャロ「わ、私の貯金がない...」
シャロ「な、何で?昨日までは確かに300万円あったのに」
シャロ「ひどい..いったい誰が」
80:
シャロ「私の...300万円」
シャロ「ゆ、許さない...絶対犯人を見つけてやる」
シャロ「でも銀行に預けてたのに奪えるなんて、身近な人くらいしか...」
シャロ「そ、そういえばさっきココアがリゼ先輩に300万って」
シャロ「それにコソコソ話も...」
81:
シャロ「犯人は」
シャロ「ココアしかいない...」
シャロ「冷静になって作戦を考えなきゃ...」
シャロ「一度家に帰ろう...」
84:
シャロ「やっぱりやるとしたら一人のところを狙わないと...」
シャロ「でもココアが一人になることなんて滅多にないし」
シャロ「やっぱり呼び出して...」
シャロ「でもそうするとばれる可能性が高いし」
シャロ「困ったわね」
86:
シャロ「いや、逆にココアとリゼ先輩が一緒にいるときに先輩を呼び出して...」
シャロ「いける。これなら確実に...」
シャロ「よし、綿密な予定を考えて」
カキカキ カキカキ
シャロ「善は急げね。決行は明日、そう決まれば今日は体を休めなきゃ」
88:
シャロ「午後一時、この時間はいつも二人で買出しに行ってる時間なはず」
シャロ「スーハ―スーハ―」
シャロ「よしっ」
シャロ「まずは二人を探さなきゃ。おそらく商店街を歩いてるはず...」
90:
シャロ「い、いたっ!」
ピポパポ
シャロ「あ、リ、リゼ先輩ですか?今学校横の川にいるんですけど猫が溺れてて」
リゼ「何!?わかった、すぐ行くからそこで待ってろ!」
ココア「どうしたの?」
リゼ「すまん、ちょっと行ってくる。買い物は任せた」
ココア「えっ、ちょ、ちょっとリゼちゃん!?」
91:
シャロ「あ、コ、ココア。偶然ね」
ココア「シャロちゃん」
シャロ「何してるの?」
ココア「リゼちゃんと買い物に来てたんだけど、急に走って行っちゃって...」
シャロ「そう...そういえばすごくおいしいケーキ屋さん見つけたんだけど、一緒にどうかしら」
ココア「ケーキ!?いくっ!!」
92:
シャロ「ここの路地をまっすぐ行ったとこなの」
ココア「お昼なのにすごく暗いね...」
シャロ「そうね」
シャロ「ねぇココア、私に隠してること、ない?」
ココア「えっ?ど、どうしたの急に」
シャロ「答えて!」
93:
ココア「もしかして、気づかれてる!?」
ココア「いや、でもリゼちゃんや千夜ちゃんには内緒にしててって頼んだし...」
シャロ「もし...もしココアが正直に話してくれたら...」
ココア「シャロちゃん、べ、別に何も隠し事なんてしてないよ?」
シャロ「そう...もし、なんて考えた私が馬鹿だったわ」
ココア「えっ?」
94:
ゴスッ ドガッ
ココア「シャロ...ちゃ..ん」
シャロ「私はココアのこと信じてたのに...」
ココア「どうしてそんなに...でも、初めに考えたのはリゼち」
ドゴッ
シャロ「え..今なんて...」
95:
シャロ「ココア?ココアッ!」
シャロ「あ..私は...」
シャロ「でもココアが最後に言った言葉は間違いなくリゼ先輩だった...」
シャロ「ここまで来たらもう戻れない」
シャロ「ココアのためにも...」
シャロ「やらなくちゃ」
96:
シャロ「リゼ先輩はきっとココアと別れた場所に戻ってくるはず」
シャロ「予定外だけど...」
シャロ「一人も二人も変わらない気がしてきたわ」
シャロ「とりあえず隠れて様子見ね」
97:
シャロ「戻ってきた」
シャロ「リゼ先輩!」
リゼ「シャロ!お前いったいどこに...学校のっ方に行ったけど」
シャロ「それよりも大変なんです。ココアが」
リゼ「何!?」
98:
リゼ「ココア!」
リゼ「ひどい..いったい誰が...」
リゼ「シャロ、とりあえず警察に」
リゼ「お、おいシャロ、いったい何の冗談だ...」
シャロ「リゼ先輩、私に何か隠し事してませんか?」
100:
リゼ「もしかして...」
リゼ「いや、しかしあんなことでシャロがここまで怒るとは思えない」
リゼ「すまない、心当たりがないんだが、何があったか教えてくれないか?」
シャロ「リゼ先輩まで隠すんですね...」
シャロ「私、リゼ先輩だけは味方だと思ってたのに」
リゼ「やばい、このままじゃ...しょうがない」カチャ
102:
ゴスッ
リゼ「遅かったか...」
シャロ「リゼ先輩、さようなら...」
リゼ「ま、待てシャロ、誤解だ」
シャロ「銃を向けておいて今更...」
ボギャ ドスッ
シャロ「ふぅ...」
105:
シャロ「そういえばもう一人、ココアとコソコソ話をしていたやつがいたわね」
シャロ「この時間はチノのお父さんもいないだろうし」
シャロ「勘付かれる前に...」
シャロ「ここは人も通らないし、とりあえずこのままでいいか...」
107:
チノ「あ、シャロさん」
チノ「すいません、ココアさんとリゼさん見かけませんでしたか?買い物に行ったきり帰ってこなくて」
シャロ「うーん、見てないわね」
チノ「そうですか...」
シャロ「それよりチノちゃん、最近変わったこととかなかった?」
チノ「変わったことですか?」
108:
チノ「と、特にはないです」
シャロ「そう、ならいいんだけど」
シャロ「さすがにこんな小さい子をやるのは良心が痛むしね」
シャロ「ところでその後ろにある大きな箱は?」
チノ「あっ!!!」
チノ「な、何でもないです。上に置いてきます」タッタッタ
109:
シャロ「やっぱり...」
シャロ「あの子もココア達のところに連れて行ってあげなきゃ」
シャロ「飲食店だしちょうどいいものがありそうね」
シャロ「ふふっ」
110:
チノ「あ、どうしたんですか?」
シャロ「いや、チノちゃんと少しお話ししたいなぁと思って」
チノ「わ、私とですか!?」
シャロ「ダメかな?」
チノ「いや、ダメってわけじゃないですけど...」
チノ「とりあえず下に...」
112:
シャロ「ねぇチノちゃん、何か隠し事してない?」
チノ「し、してないです」
シャロ「本当に?」
チノ「シャ、シャロさん近いです...」
シャロ「本当にしてない?」
チノし「して..ないです...」
シャロ「そう...」サクッ
113:
チノ「ハッ、ハァッ...シャロさん...」
シャロ「どうしてみんな...」
チノ「みんな...もしかしてココアさんたちも...」
シャロ「だって正直に話してくれないし」
チノ「シャロさん..何か勘違いを...」
シャロ「さようなら。ココア達と幸せにね」グサッ
116:
シャロ「さて、早く300万円探さなきゃ...」
シャロ「ココアの部屋はどこだったかしら」ガチャ
シャロ「ここは...違うわね」
シャロ「ここかしら」ガチャ
シャロ「違った...」
トントントン
117:
シャロ「なんか宝探しみたいでドキドキするわね」
トントントントン
シャロ「!?」
シャロ「誰か来る...」
シャロ「どうしよう、どこかに隠れなきゃ...」
シャロ「いや、先にチノちゃんを隠さないとまずい」
120:
シャロ「ひとまず目の前の部屋に」ズルズル
シャロ「でも一体誰かしら...」
パタッパタッ
シャロ「2階に上がってきた。間一髪ね...どうか気づきませんように」
パタッ!
シャロ「足音が...しまったっ!!」
121:
シャロ「床にチノちゃんを引きずった血の跡が...」
シャロ「まずい...確実に」
シャロ「2階だし窓から飛び降りるってわけには...」
パタッパタッ
シャロ「あ、足音がだんだん近くなってくる...」
123:
シャロ「とりあえず鍵を...」
シャロ「早く考えなきゃ」
パタッ
ガチャガチャ
シャロ「早く...早く...」
コンコン
シャロ「早く...」
125:
???「誰かいるの?」
シャロ「ドキッ!!!」
シャロ「女の人の声...」
シャロ「聞いたことのない声...いったい誰!?」
???「中にいるなら鍵を開けてほしいな」
シャロ「あ、開けるわけないでしょ...」
126:
シャロ「いや、この声...」
シャロ「私が混乱してるだけで、結構身近な声な気が...」
シャロ「そんなことよりも、逃げる手段を考えなきゃ」
シャロ「チノちゃんを囮に、その間に逃げるか」
128:
シャロ「で、でも...」
シャロ「もし顔を見られたら...」
シャロ「いや、ドアは一つしかないんだし確実に」
シャロ「そう考えるとやっぱりやるしか...」
シャロ「幸いここにはチノちゃんに使った包丁が」
129:
???「じゃあ十数えるからその間に鍵を開けてほしいな」
???「いーち、にーい」
シャロ「この油断してるすきに」
???「さーん、しーい」
シャロ「気づかれないようにそおっと」カチャ
130:
???「ごーお、ろーく」
シャロ「よし、鍵を開けたことは気づかれてない」
シャロ「先手必勝よ!」ガチャ
シャロ「このぉっ!!」
???「っと、そんなもの振り回しちゃ危ないでしょ!」
シャロ「嘘...避けられた!?」
131:
シャロ「しかも逃げられないように階段のほうに...」
シャロ「この人、一体...」
シャロ「見たこともない人だけど...誰かに似ているような...」
???「あなたがシャロちゃんね?」
シャロ「私の名前を...」
132:
???「あなたのことは妹からよく聞かされたわ」
シャロ「妹!?も、もしかして」
???「あ、気が付いた?」
シャロ「もしかしてココアの...」
135:
モカ「明日のために呼ばれたんだけど...」
モカ「まさかこんなことになってるなんてねぇ」
シャロ「ど、どうして...」
シャロ「いや、今は逃げることを」
シャロ「あの腰にあるのは...まさか拳銃!?」
136:
シャロ「まずい、この廊下だと逃げ場が...」
シャロ「とりあえず正面の部屋に」ガチャ
モカ「あらぁ」
シャロ「ここは...ココアの部屋!?」
モカ「シャロちゃん、明日が何日かわかるかしら?」
137:
シャロ「それが何よ」
モカ「いいからいいから」
シャロ「7月15日...」
シャロ「あっ...」
モカ「気づいた?」
138:
シャロ「嘘...」
シャロ「じゃあこの飾りつけも...」
シャロ「コソコソ話も...」
モカ「私には何があったかは分からないけど、気づいてもらえたみたいね」
シャロ「じゃあみんなが隠してたことって...」
シャロ「ココア..ココアッ...」
139:
シャロ「ココアもリゼ先輩もチノちゃんも」
シャロ「みんな私の誕生日パーティーを...」
シャロ「うっ..ヒック...」
シャロ「ごめんなさい...ごめんなさい...」
シャロ「私...」
142:
シャロ「ココア...」
シャロ「リゼ先輩...」
シャロ「チノちゃん」
シャロ「待っててね、すぐ行くから...」グサッ
シャロ「痛いよっ...苦しいよっ...」
シャロ「みんな..許してくれるかな?」
ドサッ
143:
fin
144:
クズ過ぎワロタ
145:
全米が泣いた
147:
乙…
149:
青山「っていうストーリなんだけど、どうかしら?」
ココア「・・・」
リゼ「・・・」
チノ「・・・」
千夜「・・・」
シャロ「いいわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
150:
ココア「そ、そうだよ、シャロちゃんはお金になんか負けないよっ」
ココア「ねっ!」
シャロ「え...えぇ...」
千夜「今目をそらしたような...」
シャロ「ドキッ!」
151:
リゼ「何気に千夜だけ生き残ってるな...」
青山「そりゃあいつもご馳走になってるし」
千夜「それよりもココアちゃんお姉ちゃんいたのね」
ココア「そういえばお盆に遊びに来るって言ってたよ」
チノ「ココアさんみたいな人だったらどうしましょう」
153:
リゼ「まぁ無事に夏休みも迎えられたし、どこか行きたいな」
ココア「はぁーいはぁーい!私海がいい」
チノ「夏といえば森林浴です」
ココア「森で海にはいれるの!?」
リゼ「・・・」
シャロ「あら、メール...誰からかしら」
シャロ「ちょ、ちょっとみんな、い..一千万円当たったわ!!!」
お・し・ま・い
15

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俺カラオケ好き、女の子と初カラオケで怒られてビンタされて帰られた…

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