チノ「エスポワール……?」back

チノ「エスポワール……?」


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1:
ラビットハウス再建のために借りた金と、
シャロの借金を肩代わりしたため、多額の負債を抱えたチノ。
黒服「そうだ。あれが希望の船、”エスポワール”だ」
チノ「希望の船……」
真っ暗な港に、豪華な客船が浮かんでいた。
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1407853299/
2:
やめてくれ
3:
ざわ…ざわ…
10:
チノちゃんが謎の強運を発揮しそう
6:
チノ「眠たいです……」
普段ならもう寝ている時間、
しかも、昨日はココアの”利きコーヒー”に明け方まで付き合っていたのだった。
チノの睡魔は限界まで来ている。
チノ「説明を聞いても、ちんぷんかんぷんでした」
そこへ、ガラガラと音をたてて札束が運ばれてきた。
黒服「では、借りる額を決めてください。最大で1000万円です」
7:
チノ「1000万円……」
ちょうど今している借金を全て返せる額だ。
説明をよく聞いてなかったチノは、何も考えずに借りることにした。
チノ「すいません。チノです。1000万円貸してください」
ざわ……。ざわ……。
船井「船井。俺も上限一杯や……」
ざわ……。ざわ……。
カイジ「馬鹿な……っ! あの二人は何を考えている……っ?」
11:
カイジ「くそ……っ! 俺もよく分からないまま1000万借りちまった……っ!」
利根川による、限定ジャンケンのルール説明を聞き終わったカイジは、
ひどく後悔していた。
カイジ「今のルールだと、金の使い道なんてねぇ……っ!
 船を降りた時の借金が増えるだけだ……っ!」
後悔は、いつしか自身に対する怒りに変わり、
船上で勝負が開始されてからも、出てくるのは悪態ばかりであった。
カイジ「くそ……っ!」
その横で、既に最初の勝負が始まっているとも知らずに。
12:
船井「チノちゃん……って言うたかな。君」
チノ「……? はい、そうですが」
チノがジャンケンカードを眺めていると、
関西弁の男に話しかけられた。
船井「俺は船井っていうもんや。
 ……チノちゃん。このゲームには必勝法がある」
チノ「……必勝法?」
船井「そうや」
チノが問うと、船井は力強く頷いた。
13:
船井「☆は3つあれば勝ち上がりできる。
 全部あいこでカードを使い切ってしまえばええんや」
チノ「なるほど。やっぱり大人は賢いです」
船井「そやろ? モタモタしてると借金が増える一方やからな。
 今は一分でも時間が惜しい。早やろうや」
チノ「そうですね」
二人は簡単な打ち合わせの後、
勝負をするためのボックスの前で向かい合った。
14:
船井「じゃあ最初はグーや。準備はええか?」
チノ「はい。大丈夫です」
船井が目の前でグーのカードをちらつかせている。
チノも手札の中からグーのカードを確認すると、伏せて場に出した。
船井「セット! ……オープン!」
船井がカードを表向きにすると、宣言通りグーの絵柄が現れる。
かたや、チノのカードに描かれていたのは、パーの絵柄であった。
船井「なんやと……」
ざわ……。ざわ……。
16:
先手がチノかよ
15:
クッソワロタ
17:
船井「何をしとんねん……っ!」
血走ったまなこで、船井がチノを睨み付けた。
チノ「あ、すいません……。眠くて、隣のカードを出しちゃいました」
チノは言いながら、船井の胸元の☆に手を伸ばす。
それを船井が慌てて振り払った。
船井「なんやねん。おのれは……」
チノ「いえ……。ルール上、☆の移動が無いと怪しまれますよ」
チノは声を潜めて、背後の黒服をちらりと見やった。
18:
さすがチノちゃん!
伊達に喫茶店切り盛りしてないで!
19:
ご注文は詐欺ですか?
20:
船井「ちっ……。いけしゃあしゃあと……」
船井は舌打ちをしながらチノへ☆を渡す。
チノ「すいません……。次は私がグーを出すので、
 船井さんはパーで勝ってください」
そう言ってチノは船井にカードを見せると、
場にセットしようとした。
チノ「あっ」
しかし、手が滑ってカードを落としてしまう。
チノ「すいません……。本当に眠いんです。
 ちゃんとグーを出しましたので」
その様子を、船井が睨み付けるようにして凝視していた。
21:
船井「オーケーや……」
ふん。アホが。
船井は思った。
眠いから落とした……? 馬鹿馬鹿しい。
どうせすり替えたんやろう。
そして、”そう考えるように俺を仕向けた”んや。
船井「俺はパーを出せばいいんやな」
そう言って、カードをチノに見せる。
チノは黙って頷いた。
船井はカードをセットする前に、自身のカードをすり替えた。
それは目の前のチノも分かっているはず。
船井は考えを巡らせていた。
22:
船井たん…あかん…
24:
ぴょん・・・ぴょん・・・
23:
打ち合わせ通りなら、チノがグーを出し、船井がパーを出す。
しかし、チノがカードをすり替えている場合、
チノはチョキ、よって船井はグーを出せば勝ちが確定する。
船井「ことは、そこまで単純じゃあらへんなぁ……」
船井は呟くように言った。
目の前のチノは”わざとすり替えを見せた”。
すなわち、船井がグーを出すことはチノの考えの内なのだ。
船井「セット! オープン!」
25:
船井「つまり俺が出すべきカードは……」
船井のカードはチョキ。
チノの考えの上を行くチョキ。
チノ「えっ……」
どうや……?
だまし討ちされる気分は……。
船井の口元が、邪悪な笑みに歪んだ。
26:
船井「ふん。ガキが。小賢しい真似しよってからに……」
船井は、チノの裏返しのままのカードを見下ろしたまま言った。
チノは驚きのあまり、カードに手をかけたまま固まっている。
チノ「船井さん……。なんで……」
船井「じゃかあしい! おどれの考えなんぞ読めとるんじゃ!」
叫びながらチノのカードを表向きにした。
現れた絵柄は。
グー。
宣言通りのグー。
船井「な……、なんやと……」
ぐにゃり。
船井の見ている世界が歪んだ。
27:
天使のチノちゃんが負けるはずがないわな
勝負の神もぴょんぴょんしてるわ
30:
まさか潰す側とは
28:
チノ「パーを出してください、って言ったのに……」
チノは、船井の胸元から☆を引きはがしながら呟いた。
船井「な、なんなんや……。おどれは……」
船井は、目の前にいる少女が心底恐ろしくて仕方なかった。
悪魔染みた考えで、自分から☆を奪い取っていく……。
チノ「また調整しないと……。
 じゃあ、船井さんのカードのバランスを考えて、
 次はパーを出してください。
 私はグーで負けるので」
カードのバランス……?
船井は違和感を覚えた。
29:
このゲームをやるのが初めてで、かつ、こんな状況。
ましてやこんなガキが、手札のバランスなんて考えるだろうか……?
船井は思考の渦に巻き込まれていた。
チノ「じゃあ、私はグーを出しますので」
チノはそう言ってカードを伏せた。
そのとき。船井に電流走る。
バランス……? そうや、バランスや!
俺がパーなら、このガキはチョキで勝てる。
綺麗にグーチョキパー、一枚ずつ使って終われるんや……!
船井「なるほどなぁ……」
不敵な笑みを浮かべ、船井は手札に指をかけた。
31:
いや、待てよ。
船井の動きが止まる。
それならばなぜ。こいつは、
自分から”バランス”なんて言葉を使ったのか。
……このガキ! なんてことを考えていやがる!
チノ「どうしたんですか?」
きょとんと首を傾げたチノの顔を、船井は鬼の形相で睨み付けた。
そう考えた俺が、グーを出すのを待っとったんやろう……。
つまりこいつの伏せたカードは……パー!
船井「いや……なんでもないで……」
船井はそっと。
チョキのカードを場に伏せた。
32:
嵌っている……
すでにココア風呂中 首まで……
33:
あーあ
34:
船井「セット! オープン!」
船井はカードを表にする。
チノもそれに続いた。
船井のカードに描かれていたのはチョキ。
チノのカードは……。
グー。
またしても宣言通りのグー。
船井「あ、ああ……」
船井は体を震わせながら後ずさった。
船井「あああああ…………」
そして地面にうずくまると、頭を抱えて呻いた。
35:
ぐにゃああああぁ^?
36:
チノ「申し訳ないことをしました……」
黒服に両脇を抱えられながら、別室に連れていかれた船井の背中を。
見送ったチノは、そう呟いた。
カイジ「な、なんなんだ……っ? あのガキは……」
その様子の一部始終を見ていた男がいた。
名前は伊藤カイジ。
友人の借金を押し付けられた不運な男だ。
カイジ「あの一瞬で☆を3つ増やすとは……。
 ただもんじゃねぇな……」
37:
別になにもしてないけどな
38:
カイジは談話室にいた。
しばらく船内をぶらついていたが、
勝負をする勇気が湧かなかったためだ。
カイジ「まさか……。あんな化け物が紛れ込んでいるとは……」
薄いブルーに髪の毛を染めた少女のことが、
頭に張り付いて離れなかったのである。
カイジと同様、強者にあてられたためか、
談話室には敗者の呻きが充満していた。
39:
カイジ「……ん?」
部屋の隅にあるソファに座る人影が、カイジの目に留まった。
カイジ「あいつは……」
間違いない。あのガキだ。
カイジ「なんであいつ。こんなところに……」
少女は、手に持ったカップに目を落とし、
静かにそこに佇んでいた。
カイジ「……っ!? なんて目をしていやがる……っ!
 あれが年端もいかねぇガキのする目なのか……っ!?」
少女の瞳は虚空を見据え、深く深く沈んでいた。
カイジはその目がただただ恐ろしくて、談話室を後にするのだった。
41:
チノ「うちのコーヒーよりはいくらか落ちますが、
 味はまずまずですね」
黒服にもらったコーヒーを一口飲んで、チノは呟いた。
チノ「これで眠気も覚めます」
談話室のソファに座って落ち着いたチノは、
カップの中のコーヒーを覗き込んでみる。
チノ「私が私を見つめています」
チノはそれがなんだか面白くって、
しばらくそのまま自分を見つめ続けるのであった。
42:
カイジ「よし……っ! これで3勝1敗……っ!
 ☆2つの戦果だ……っ!」
バランス理論の男相手に勝ち越したカイジは、
船内の隅で一人、勝利の余韻に浸っていた。
カイジ「勝てる……っ! 所詮ここにいるのは落ちてきた人間……っ!
 化け物にさえ当たらなきゃ、俺でも勝てるんだ……っ!」
確かな手ごたえを感じ、カイジはまた勝負の場に飛び込んでいくのだった。
46:
その後。チノは勝ったり負けたりを繰り返し、
☆が8つ、カードは残り1枚という状況であった。
チノ「あと一枚使い切れば終わりですね。相手は誰にしましょう」
まだ船内にはたくさんの人間がいる。
チノは相手を探して、ウロウロと歩き回った。
カイジ「待て……っ!」
背後から声をかけられた。
カイジ「嬢ちゃん……っ! 勝負だ……っ!」
チノが振り返ると、顎と鼻の尖った男が立っている。
その胸には。☆が11個、輝きを帯びて貼り付けられていた。
47:
チノ「いいですよ」
チノは簡単に答える。
カイジ「……っ! お前も修羅場をくぐっているなら分かるだろう……っ!
 この勝負はただの勝負じゃねぇ……っ!
 始まったら血が沸騰するような……っ!
 負ければ魂を抜かれるような……っ!
 そんな勝負だ……っ!」
チノ「いいですよ」
チノはまたも簡単に答えた。
カイジ「……ふん。言ったな……?
 この勝負には、☆8つ……っ! 賭けてもらおうか……っ!」
ざわ……。ざわ……。
48:
チノ「いいですよ」
カイジ「よし……っ!
 じゃあさっそくボックスにつけ……っ!」
チノはそもそも☆がどういうものか、理解できていなかった。
ただ単に、キラキラしてて綺麗なものだという認識しか持っていなかったのだ。
カイジ「まさか、俺たちにとって目の上のたん瘤だった、パー買占め組まで倒すとは……。
 お前はいったい何者なんだ……っ!?」
チノ「パー買占め組?」
カイジの問いかけに、チノは首を傾げた。
いったい誰のことを言っているのか、皆目見当もつかなかったからだ。
50:
カイジ「とぼけるなっ!」
チノ「ひっ」
カイジがボックスを叩くと、チノは体をびくりと反応させた。
カイジ「さっきお前が倒した長髪の男のことだ……っ!
 あいつがリタイアして、掲示板のパーが一気に減ったことに、
 気が付かなかったとは言わせねぇぞ……っ!」
チノ「……掲示板?」
チノは掲示板のこともよく分からなかった。
そもそも上を見上げることが無かったので、
存在していることすら知らなかったのだ。
カイジ「……まだ白を切るか。まぁ、それでもいいが……」
カイジがゆっくりとボックスの反対側に回った。
51:
カイジ「勝負は……、してもらうぜ」
チノ「……? いいですよ」
この人はさっきから何を言っているんだろうか。
チノの頭の上に、たくさんのハテナマークが湧いていた。
カイジ「さっきも言った通り、☆8つ賭けた勝負だ……っ!
 もう後戻りはできない……っ!」
カイジはそう言ったが、
実は☆を11個持っているカイジが負けてもリタイアにはならない。
完全に身の安全が保障されたギャンブルなのである。
カイジ「化け物め……っ! 震え上がらせてやる……っ!」
52:
このとき。
カイジは船内にあるグーを全て買い占めていた。
つまり。チノの手札にグーが無いことは当然知っている。
チノ「私はどうせ一枚しかないので。もうセットしておきますね」
そう言って無造作にカードを伏せた。
ざわ……。ざわ……。
カイジ「……っ!?」
馬鹿か……っ? こいつは……っ!
自分のカードが一枚しかないと、素直に白状してどうする……っ!
カイジの頭は混乱していた。
53:
チノのカードが一枚しかないことも、カイジは知っていた。
だからこその☆8つ賭けた勝負なのだ。
しかし……。
カイジ「……なんで一枚しかないと、俺に宣言したんだ?」
チノ「えっ」
二枚以上あると相手に匂わせておけば、そこに駆け引きが生まれる。
しかし一枚ではそうはならない。
選択肢が生まれないからだ。
カイジ「なぜだ……っ?」
まさかこいつ。
俺がグーを買い占めていることに気付いていない……っ?
54:
そんなわけはない。
掲示板さえ見れば、買占め組がいることなんて誰でもわかる。
ましてやこの化け物がそれに気づかないはずがない。
それが、このタイミングで勝負を仕掛けてきた自分であることも。
カイジ「……なるほどな。さすがだよ」
チノ「……?」
つまり。こいつの考えていることはこうだ。
”私は、買占め組があなただ、っていうことは知りませんよ”
そう俺に思わせようとしている。
しかし残念だったな。
俺はお前とあの船井との戦いを見ている。
そう思わせるなんてことは不可能なんだよ。
カイジ「じゃあ、俺の出すカードは」
57:
チノのカードはチョキかパー。
これは揺るがない。
カイジはチョキさえ出せばあいこ以上が確定。
負けは無いのだ。
カイジ「ちょっと考える時間をくれ」
チノ「いいですよ」
カイジは手札に手をかけたまま、掲示板を見やった。
グー 67枚 チョキ 16枚 パー 4枚。
58:
カイジによるグーの買い占めと、
他グループによるパー買占めがあったため、
パーの枚数が極端に少なくなっている。
買占めを知らない一部の人間にとっては、
パーを出すのが一番負けの少ない方法に見えるためである。
カイジ「…………」
チノ「……?」
カイジはじっと、チノの目を見つめた。
その深く澄んだ瞳に、吸い込まれそうになる。
カイジ「この蛇め……っ」
カイジは呟くように吐き捨てた。
59:
チノはパー買占め組に勝っている。
すなわち、チョキのカードをそのときに使い切っているはずだ。
チノもパー買占め組も双方グーを持ちえないのだから、
勝負を決するのはチョキのカードだけなのだ。
よって、チノが現在持っているカードはパー。
カイジ「しかし……っ!」
おそらくそれは引っ掛け……っ!
なぜなら……っ!
グー買占め組の前にパー買占め組を倒すという行動……っ!
ある種のパフォーマンス……っ!
カイジ「蛇め……っ!」
ギリギリとチノを睨み付けると、
カイジは叩きつけるようにして、グーのカードを場に伏せた。
60:
カイジ「セット……っ! オープン……っ!」
まずカイジが開く。
そのカードに描かれているのはグー。
どうだ……っ!?
カイジは口元に笑みを浮かべて、
上目づかいにチノの表情をうかがった。
チノは貼り付けた能面のような顔をしている。
そのまま。
ゆっくりとカードを表向きにした。
そして。
現れたカードは。
パー。
カイジのグーを殺すパー。
カイジ「な、なんで……っ!」
61:
チノ「すいません。☆8ついただきます」
カイジから奪った☆を、
チノは自分の胸のマジックテープに貼り付けた。
圧巻……っ!
胸に輝く☆16個……っ!
カイジ「なんで……っ! 俺だけがこんな目に……っ!」
チノ「あの……。すいませんでした……」
うずくまり、涙をこぼすカイジを横目に、
チノはその場を立ち去った。
63:
チノちゃんかわいい
64:
黒服「チノ様ですね。船が港に着くまで、
 こちらで食事などしておくつろぎください」
チノ「わぁ……!」
☆を16獲得し、カードを使い切ったチノは、
エスポワール船内のVIPルームに通されていた。
目の前には、和・洋・中の豪華な料理が盛られた大皿が、
所狭しと並べられている。
どうやらビュッフェ形式になっているようだ。
チノ「わくわくしますね……!」
目をキラキラと輝かせたチノは、
匂いに誘われるまま、フラフラと部屋の中に入っていった。
65:
チノ「おいしい……!」
最初の料理に口をつけると、感動のあまり声が漏れた。
チノ「これも……。これもおいしいです……」
チノは次々と料理を口の中に放り込むと、咀嚼し、飲み下した。
チノ「借金を返せるどころか、大儲けでした。
 それに、こんな豪華な食事まで……」
食べても食べても。
次々と料理が運ばれてきた。
チノはそのたびに、ニコニコとしながら、
お皿を持って歩き回るのだった。
66:
チノ「はぁ……。満足しました……」
おなかがいっぱいになったチノは、甲板に移動した。
潮風で、薄青色の髪の毛が揺れる。
チノ「あ、もうすぐ着くみたいですね」
遠くに街の明かりが見えた。
その手前にあるのが港だろうか。
67:
チノ「ココアさんも、シャロさんも、リゼさんも、千夜さんも。
 こんな大金見たら、みんな驚くかなぁ」
四人の顔を交互に思い浮かべた。
チノ「豪華な料理も食べたし、船に乗った自慢もしちゃいましょう」
チノはニコニコと笑いながら、話すことを考えていた。
もうすぐ船が、港に着く。
終わり
68:
ピョンピョン
69:
おつおつ
72:
乙です
76:
可愛いは正義ってことですね分かります
45:
チノ「ちょろいです」
71:
読んでくれた方、レスくれた方、ありがとうございました。
>>45
画像いただきました。ありがとうございます。
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