【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『狐憑き』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『狐憑き』


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3:

一昨日まで自分でも忘れてた話。
十年以上前に親父が死んで以来母親と二人暮らしなんだが、
母親が父方の祖母と妙に仲が良くて事有るごとに家に行く。
で、年末もそんな感じで二人してそっちの家に行ってて、
夜の9時とかにはばあちゃん自分の部屋戻ってって、
他の親戚は年明けてから来るとかで一人で暇だし、
初詣の運転手に朝早く起こされる予定だったから
俺も早々に寝ようと思って風呂入った。
別に風呂で変な事とかは起こらなかった。
だけど、風呂出て服着てたら、廊下をうろうろしてる影が
すりガラスの向こうに見えて、雰囲気がばあちゃんっぽかったから
風呂入るんかと思って「ばあちゃん?風呂入るの?」とか戸あけた。
そしたらやっぱりばあちゃんが居たんだけどきっとこっち睨んできて、
突然腕引っ張ってきて「こい!」とか言いながら外に連れてかれた。
本当に突然の事でぽかーんとしてて引っ張られていったら、
そのまま庭にある蔵っていうか、古い物置までひっぱってかれて、
「此処に入っとれ!」とか言われた。
全く意味不明だったから「何で?どうしたん?」とか聞いても
何も教えてくれなくて、とりあえず入れみたいな感じで押してくるから、
腕を掴んで押さえて、「理由教えてくれな何もわからん」みたいに言ったら、
「お前は見たから入っとらないかん!」て言われた。
聞いても意味不明だったから「何を?」って聞いた。
そしたら更に険しい顔して「わからんのか!」って叫んで、
「お前は見られたらいかんから入っとれ!」って。
会話が成り立たないからボケちゃったのかとか思ったら、
玄関の方から母親が普段の調子で歩いてきて、
ばあちゃんを止めてくれるんかと思ったら「入りなさい」って。
104:
(>>103の続き)
「母さんまで…何で?」って驚いてたら、
ばあちゃんから不意打ち食らって力いっぱい押されて蔵の中にしりもち。
で、湯冷めもあって蔵ん中がすごい寒くて、中に灯りないから真っ暗だし、
慌てて出ようと起き上がったら、立ち塞がるように母親が前に出てきて、
「これ持ってれば大丈夫やから」って何かを渡してきて、
受け取ったら、それは風呂の時外したシルバーのブレスレットだったけど、
何故かものすごく安堵して、力が抜けて、扉を閉められた。
はっとして開けようとしたけど、鍵かけられて開かなくて、
何が何だかわからなくてただ呆然とその場に座り込んで中を見回した。
窓が一個あったから若干の薄明かりはさしてたけどほぼ真っ暗。
ていうか寒い、と思いながらばあちゃんの言った事を考えた。
何か見た?見られたらいけない?
全然心当たりはないしやっぱ意味がわからんと思いながら、
ブレスだけとりあえずつけて、ぼーっとしてたらいつのまにか寝てた。
起きたのは8時くらい、ていうか起こされた、蔵の中でだけど。
気がついたら母親が俺の肩を揺すってて、「初詣行くよ」って普通に。
だから普通に飯食って初詣行って何も起こらずに三日滞在して帰った。
何が怖いってその日の朝、前日の夜の事を何も考えなかった事が一番。
覚えてなかったわけはないと思うんだけど、ばあちゃんも母さんも普通で、
酷い年越しだったけど一夜蔵の中で薄着で居て風邪も引かなかったし、
そのまま一昨日まで忘れてた。
思い出したのは、母方の伯父さんから俺に小包が届いたから。
中身はシルバーのブレスだった。
元々持ってたのも伯父さんからもらったやつだったんだけど、
そういえば蔵の中で起きたら鎖が切れて、飾りが割れてたんだよね。
だから新しいの送ってくれたんか、と思って、そこから芋蔓式に記憶が。
俺何を見て、何に見られそうだったんだろ。
全体的に意味のわからん話でスマソ、しかも長文やし…。
でも俺自身意味がわからなくて思い出してすごい怖くなった話。
121:
>>103
意味がわからなすぎてこええ
127:
Mさんから聞いた話
 仕事で付き合いのある『Mさん』から聞いた話。
 Mさんは、地方へ出張によく出る。釣りが趣味のMさんは、その先々で時間を見つけては海が近ければ磯へ、山が近ければ渓流へと釣り糸を垂らしていた。
 とある日、たまたま時間が空いたMさんは、土地勘のない出張先にて、どこかいい釣りのポイントは無いかと地図を眺めていた。ほどなくして近くの山に目標を定めたMさんは、車に乗り込み、助手席に地図を広げるとアクセルを踏み込んだ。
128:
 特に道に迷うことも無く、目的の山に到着したMさんは、山道を更に奥へと上っていった。
しばらく進むと山道の右側が斜面、左側が崖の様になっており、その崖下数?に川が流れていた。
『この辺りにしようか…。』道路から外れ、停車すると車を降りた。耳を澄ませば川のせせらぎが聞こえてくる。『どこから川まで降りようか…』Mさんは崖に近づいた。
少々雑草やら木々が邪魔しているものの、傾斜は緩やかであり、川まで降りるのはそれほど苦ではなさそうだった。
129:
視線を木々の間に見える渓流へと移したMさんはある物を目にした。
少々流れのい渓流だがそれほど深くは無いのだろう。直径40?50?位の石が、所々に水面から顔を出していた。
岸から2?位離れているだろうか?その石の上に、山中には不釣合いなスーツ姿の男性が立っていた。『こんな山の中でスーツに革靴かよ…。』
男性は直立し顔を下に向けたまま動かない。『何してるんだ…?』Mさんは足元に気をつけながら少し崖を下り、再び川に目をやり驚いた。
131:
男性はさっきと同じ直立した姿勢だが立っている石が違う。先程男性が立っていた石から1?程離れた別の石の上に移動している。
『………。』しばらく眺めていると、おそらくは苔等で滑りやすくなっているであろう別の石の上に、俯いたまま男が飛び移った。しばらくするとまた別の石の上へ…。
『あぁ…やばそうだな…。』何度か『そういうもの』に遭遇したことのある Mさんは、渓流に立つ男性がこの世の人ではないかもしれないと思った。
132:
 Mさんは、釣りに行く道中、地元の人を見かけると必ず声を掛けるようにしている。
近くに河川があることは調査済みなのだが、あえてこう聞くのだそうだ。
「この辺りに釣りの出来そうな所はありますか?」と。
ほとんどの場合、近くの河川を教えてくれるか、「川はあるけどそんなに釣れないよ」とかそんな返答があるのだが、
中には「この辺りにはないねぇ」とか、「近くにはあるけど…あそこは地元の人でも近よらならいから、よしておいたほうがいいよ」ということを言われる事がある。
そういった返答の場合、Mさんは余計な詮索はせず、早々に引き上げるようにしているのだそうだ。
そういった忠告を無視してろくなことにあったことがない。
 『今日はこの辺で誰にも会わなかったしなぁ…。』Mさんは石の上を飛び移る男性をしばらく見ていたのだが諦めて帰路に着いた。
?終わり
213:
ベビーカー
一昨年の夏休みの出来事。
車であてのないぶらり一人旅をしていたんだけど、新潟から長野へ向かう途中の山奥で道に迷ってしまった。
まあ高代を浮かすために勘のみで見知らぬ峠道を走ってみたんだけど、案の定はまってしまった。
…時間は深夜をまわって人家も全くないし、行けども行けども山を脱出できない!
参ったなと焦りはじめた頃、峠を下る歩行者を発見!
こんな山奥でも住んでる人はいるんだな?と思いながら徐行して近づいてみた。
それはベビーカーを押した若い女性だった。
きっと赤ちゃんが夜泣きでもしたためにこんな時間に散歩してるんだろうな。大変だな?と、ノンキに考えて通り過ぎようとした。
しかし!すれちがい様、アレッ!?と思った!
…何かこの女変だな?髪はぼさぼさで、服も泥で汚れている。手足はすりむいたのか、あちこち血がにじんでいる。
何よりこの女、裸足で歩いてる!
…僕はもしかしたら何か事故とか事件に巻き込まれた可能性があると思い、あわてて車を止めて降り、女性に声をかけた!
「あの…大丈夫ですか?」
しかし振り向いた彼女を見て僕はゾッとした・・・この女に声をかけてしまった事を後悔する事になった!
214:
ベビーカーに乗せた赤ちゃんは、何と死んでいるではないか!
腐った肉の匂い!目玉の部分がぽっかり空洞になっている・・・素人目に見ても明らかに死んでいた!
この女は!赤んぼの死体を押して歩いてる!
「うわッ!」
僕はあまりにビックリして、のけぞりひっくり返りそうになった!
だがよろめく僕の手を彼女がしっかりとつかんだため転ばずにすんだ・・・が、その後ものすごい腕力でグイィと引っ張り上げられて彼女と至近距離で目があった!
目の焦点がおかしい・・・いわゆるイっちゃってる状態・・・
で、女は僕に顔を近付けて突然叫びだした!
『私の赤ちゃん!赤ちゃん!赤ちゃん!赤ちゃん!』
・・・!!かなりパニックになった僕は女を突き飛ばして、車にダッシュで戻りその場から逃げ出した!
と、まあここまではよくある話というか、ただのキ〇ガイ女ジャネ?って事で終わるはずなんだけど更に続きがあるんだよ!
215:
何とかガクブルしながら山のふもとの町までたどりついた僕は、一睡もできず朝になると同時に近くの交番へ駆け込んだ!
『死体の赤ちゃんを連れた女が歩いてる』
なんて話信用してもらえないんじゃないか?
とも考えたが、僕はありのまま起こった事をお巡りさんにはなした。
年配のお巡りさんは最初ニコニコしながら黙って僕の話を聞いていたが、くわしい話をしている内に真剣な顔つきになり、最後には真っ青な顔色になった。
・・・しばらくの沈黙の後、お巡りさんは他言無用との約束で「真実」を話してくれた。その事件の内容を以下にまとめ記します。
216:
お巡りさんの話
「・・・先月の話、二週間程長雨が続いて久しぶりに晴れ間が見えた日の事。
その峠は豪雨が続くと危険防止のため通行止めになるらしい。
たまたま通りかかった地元の人がガードレールがなぎたおされているのに気付き110番通報。
間もなく警察官が到着、約100?下の崖下を捜索すると、やはり転落したであろう大破した乗用車を発見。
だが多少の血痕は確認されたが乗員の姿は何処にも見当たらなかった。
この年配のお巡りさんももちろん現場に居合わせて、すぐに乗員の捜索が始まった。
車のナンバーと持ち物から、事故にあったのは近くに住む若い女性らしいとすぐにわかった。
捜索は続き夕方、他の捜査員が赤ちゃんの死体を発見。
車が転落した際、車外に放り出され即死したらしい。
217:
・・・しかしこの遺体。奇妙だ!首が一度切断した後に無理矢理ホチキスで縫合した後が見られる。
年配のお巡りさんは怒鳴った!母親は生きてるかもしれん!急いで探せ!と。
・・・どうやら気の動転した母親が、息子の死体を何とか生き返らそうと無理矢理生首と体をくっつけた・・・そんな感じだったそうだ。
そして翌日母親の遺体も発見された。
必死の形相で助けを求めて、崖を這い上がる途中で息絶えていたそうだ。
えっ・・・?
お巡りさんの話を聞いて僕は震えがとまらなくなった!じゃあ昨日見たベビーカーを押す女は・・・幽霊なのか!?
218:
お巡りさんは幽霊なんて信じないそうだ。
でも母親の遺体を最初に発見したのはこの年配のお巡りさんだとの事。
あまりの酷い遺体にショックを受けたのか、精神的に不安定で、夜道で女の声とベビーカーをカラカラ押しているような音を聞いたり、部屋で寝ていると女が窓から覗いていたりとすっかりまいってしまったよ!
苦笑いしながらお巡りさんは語ってくれた。
・・・あれからしばらくの月日が流れ、きっとあのお巡りさんは元気にしている事でしょう。
なぜなら「あの女」はどうやら今、僕に憑いてきているから!
押し入れの中から一晩中睨まれていたり、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたり・・・
何故?・・・あの時助けを求めてきた女を置いて逃げたから?それとも・・・
〈おわり〉
314:
すりガラス
ええと、いつもはROM専なんですが、最近変わった体験をしたので書かせてもらいます。
文章下手なんですが、頑張ります。
去年からバイトに行ってるところに4つ年上の人がいて、私は入った時から片思いしてたんだ。
で、頑張って頑張って仲良くなって、年末頃にはデートしてもらえるようになってた。
告白するタイミングをうかがってたら、年明けて彼の家でまったりデートの誘いがあった。
私はその日に告白しようと気合を入れて、夜になって遊びに行ったんだ。
彼の手料理食べたりビデオ見てたりしたらなんとなくしっとりした雰囲気になり、押し倒された。
でも先にそーいう風になるのは嫌だったから、「ちゃんと付き合って欲しい。彼女にして欲しい」とどきどきで告った。
返事はOKで、もう嬉しいやら安堵感やらで、されるがままに目を閉じてたw
「ふふ」と声がした。テレビがついてたので、初めはそれだと思った。
またした。また、またした。テレビの音声と合ってないことに、その時やっと気づいた。
じゃあなに?その時は怖いとも思わずいた。
そーっと薄目を開けて私の上にいる彼の様子を伺ってみたけど、そんな声は出してない。
やっぱテレビかなと思いながらなんとなく部屋を見回してみた。
そしたら彼のわき腹の横あたり、位置は部屋真ん中あたりじゃないかな。
栗色のセミロングくらいの頭があった。その場から見えたのは多分後頭部。
で、続く。
318:
頭を見つけた私は大混乱、だってこの部屋には私と彼しかいないはず。なのにあれは誰!?
パニクりながら彼に言おうと口を開きかけたら、また「ふふ」が聞こえた。その声は頭の方向からした。
あの頭だ、頭が笑ってたんだ。その時やっと気づいた私は、一気に手が冷たくなった。
もう怖くて怖くて仕方なくて、けど彼にはなぜか言っちゃいけないと思ってしまい、ただ目をつぶって終わるのを待ってた。
終わってからも目を開けるのが怖くてしばらくつぶってたけど、思い切って開けてみたら、あの頭はなかった。
彼が話しかけてきてたんだけど、もうそれどころじゃなくって、窓閉め忘れたかもしれないって嘘ついて帰ってきた。
家に帰ったらちょっと冷静になれて、いままでそんなもの見たことないし、きっと目の錯覚なんだと思うことにした。
次の日彼に電話して、昨日慌てて帰ってしまったいい訳をして(嬉しくてテンパったって言った)、また何日かは普通に遊んでた。
でも彼の家には行かなかった。正直行きたくなかったし、否定してもしきれない自分もいたんだ。
10日くらいたった日、彼の自宅への誘いをやんわりかわしてホテルに行こうと誘った。
勿論OKで、一緒にお風呂に入ろうと思い、浴槽にお湯を張ってた。
そしたら、目の端にあった鏡の中に、茶色い頭が一瞬見えた気がした。
え?と思って鏡を見たら、私しか写ってない。あの時の恐怖心がぶり返してきたけど、気のせいだと自分に言い聞かせた。
まだ続く。
342:
お湯がたまったので、一緒に入ってた。
彼が頭洗ったりしてるのを湯船から見てたら、すりガラス?のドアの向こうで何かが動いた。
見たらいけない、見たくないと思って見ないようにしてた。
けど見間違いかもと思い、視界のはじっこに恐る恐るドアを入れてみた。
いた。頭が、頭だけがドアの向こうにいた。体がなくて、細い木の幹で頭を支えてる感じ。
そんなシルエットがあった。手が冷たくなって、お湯の中で膝が震えてた。
さすがに彼も気づいたらしく、「どうした?」って聞いてきた。
言おうかどうか迷った。けど彼の部屋で見てるものがここにもいるってことは、彼についてきてるってことだ。
そんなこと言われたら嫌だろうし、変なこと言う女だと思われてふられるかもしれない。
でも言いたい、この怖さから解放されたい。悩んだ末言おうと決め、「あのね・・・」と言いかけたら。
「だめだよ」って言われた。はっきり聞こえたの、「だめだよ」って。
「もう許せないけど、告げ口はもっと許せないから」って、可愛いけど、ちょっとノイズのかかった遠くからの声。
もうだめだと思った。その時には目があってたから、ドアじゃない部屋に面したガラスのむこうにいたから。
セミロングの茶色い頭、色白の顔は整って、大きな目の真ん中に、点のような黒目があって、無表情にこっちを凝視してた。
首が伸びきったようになって下から伸びてて、それが頭にくっついてる。
その時自分がどんな風にふるまったは、全然覚えていなくて、ただそれと冷たくなった手のことだけはっきり覚えてる。
具合が悪くなったから帰ろうと、それだけ言って帰ってきた気がする。
急に様子が変わった私を心配して、彼が何か言ったりしてくれてたと思うけど、それどころじゃなくて覚えてない。
家についても怖くて怖くて、泣きながら友達に電話してきてもらった。
その子はけいちゃん(仮名です)と言って、私はけいちゃんに全部話してしまった。
343:
霊感とかはないけどとても肝が座ってるけいちゃんは、あんまり信じてるふうではなかったけど、
私が落ち着けるように、その日は泊まってってくれることになった。
うちの父・母・兄とおばあちゃんとけいちゃんとご飯を食べて一緒にテレビ見てたりしたら元気になってきて、
やっぱ気のせいなのかなと思えてきた。でもあの顔が忘れられない。
次の日はバイトも学校も休みで、けいちゃんとなんとなくだらだらしてたら、下からおばあちゃんにお茶に呼ばれた。
けいちゃんと二人でおばあちゃんの部屋でお茶飲んで話とかしてたら、おばあちゃんから急に
「ひーちゃん(私)、最近変わったことない?」と聞かれた。
びっくりしたけど、彼が出来たことは親にも言ってなかったのでうやむやに返事をして、「なんで?」と聞いてみた。
「昨日ねぇ、じいちゃんが夢に出てきたのよ。ひーちゃんが心配じゃーて寝てられんわて言って」
けいちゃんと私は顔を見合わせてしまった。二人ともきっと顔がひきつってたと思う。
「ひーちゃん、ほんとになんもない?じーちゃんがねぇ、早く離れにゃいけんぞーて何度も言ってたよ」
おばあちゃんはほんと心配そうに聞いてきた。きっとじいちゃんも心配してくれてたんだ・・・
私は泣きながら全部話した。そして、別れたら彼が一人になってしまうから、それが心配なことも話した。
おばあちゃんはうんうん聞いてくれて、大変な思いしたんだねぇって言ってくれた。
344:
ごめん、時間なくなってきたからかいつまんで書くね。
その後私はなんとか彼を助けないとと思い、でも多分彼に自分のことは言うなと警告?されてるので彼の友達にそれとなく、
昔女の人と揉めたことないか聞いてみた。
何人かは言い渋ったんだけど、彼と同じ地元の人が「内緒だよ」って教えてくれたことがあった。
地元に長く付き合った彼女がいて遠距離してたんだけど、けどこっち出てきて彼が遊び狂ってしまってずっとほったらかし状態。
彼女は絶対別れない、責任とってもらうって(なんか殴られたり貢いだりしてたらしい)、ずっと待ってるんだって。
生きてるんだよ彼女。私が見たのは、その人だったんだ。
彼がとんでもない男だというのがわかったので何も告げずに別れたんだけど、それまでの間けいちゃんも巻き込んで霊障あったりもした。
長くなってごめんね、おばあちゃん目の手術で入院したんでお見舞いに行ってきます。
345:
ごめん補足。じいちゃんはもう空に帰ってます。
私はじじばばっこでした。
351:
>>345
あんまり期待してなかったんだけど、なかなか怖かった…GJ!!
331:
霊柩車
Kさんという若い女性が、両親そしておばあちゃんと一緒に
住んでいました。おばあちゃんはもともとはとても気だての
よい人だったらしいのですが、数年前から寝たきりになり、
だんだん偏屈になってしまい、介護をする母親に向かってねちねちと
愚痴や嫌味をいうばかりでなく
「あんたたちは私が早く死ねばいいと思っているんだろう」などと
繰り返したりしたため、愛想がつかされて本当にそう思われるようになりました。
介護は雑になり、運動も満足にさせて貰えず、食事の質も落ちたために、
加度的に身体が弱っていきました。最後には布団から起き出すどころか、
身体も動かせず口すらもきけず、ただ布団の中で息をしているだけ
というような状態になりました。はたから見ていても命が長くないだろうことは
明らかでした。
さてKさんの部屋は2階にあり、ある晩彼女が寝ていると、不意に外で
クラクションの音が響きました。Kさんはそのまま気にせず寝ていたのですが、
しばらくするとまた音がします。何回も何回も鳴るので、時間が時間ですし、
あまりの非常識さに腹を立ててカーテンをめくって外を見ました。
Kさんはぞっとしました。家の前に止まっていたのは大きな一台の
霊きゅう車だったのです。はたして人が乗っているのかいないのか、
エンジンをかけている様子もなく、ひっそりとしています。
Kさんは恐くなって布団を頭から被りました。ガタガタとふるえていましたが、
その後は何の音もすることなく、実に静かなものでした。
333:
朝になってKさんは、両親に昨日の夜クラクションの音を聞かなかったかどうか
尋ねました。二人は知らないといいます。あれだけの音を出していて気づかない
わけはありませんが、両親が嘘をついているようにも見えないし、
またつく理由もないように思われました。朝になって多少は冷静な思考を
取り戻したのでしょう、Kさんは、あれはもしかしておばあちゃんを迎えに来たの
ではないかという結論に至りました。彼女にはそれ以外考えられなかった
のです。しかし、おばあちゃんは相変わらず「元気」なままでした。
翌日の夜にも霊きゅう車はやって来ました。次の夜もです。Kさんは
無視しようとしたのですが、不思議なことにKさんが2階から車を
見下ろさない限り、クラクションの音は絶対に鳴りやまないのでした。
恐怖でまんじりともしない夜が続いたため、Kさんは次第にノイローゼ気味に
なっていきました。
7日目のことです。両親がある用事で親戚の家に出かけなくてはならなく
なりました。本当はKさんも行くのが望ましく、また本人も他人には
言えない理由でそう希望したのですが、おばあちゃんがいるので誰かが
必ずそばにいなくてはなりません。Kさんはご存じのようにノイローゼで
精神状態がすぐれなかったために、両親はなかば強制的に留守番を命じつつ、
二人揃って車で出ていきました。Kさんは恐怖を紛らわそうとして出来るだけ
楽しいTV番組を見るように努めました。おばあちゃんの部屋には恐くて
近寄りもせず、食べさせなくてはいけない昼食もそのままにして放っておきました。
さて両親は夕方には帰ると言い残して行きましたが、約束の時間になっても
帰って来る気配がありません。
時刻は夜9時を回り、やがて12時が過ぎ、いつも霊きゅう車がやって来る
時間が刻一刻と迫ってきても、連絡の電話一本すらないありさまなのでした。
はたして、その日もクラクションは鳴りました。Kさんはそのとき1階にいたのですが、
間近で見るのはあまりにも嫌だったので、いつもの通りに2階の窓から外を見下ろし
ました。
334:
ところがどうでしょう。
いつもはひっそりとしていた車から、何人もの黒い服を着た人達が下りてきて、
門を開けて入ってくるではありませんか。Kさんはすっかり恐ろしくなって
しまいました。そのうちに階下でチャイムの鳴る音が聞こえました。
しつこく鳴り続けています。チャイムは軽いノックの音になり、しまいには
もの凄い勢いでドアが「ドンドンドンドンドンドン!」と叩かれ始めました。
Kさんはもう生きた心地もしません。ところがKさんの頭の中に、
「 もしかして玄関のドアを閉め忘れてはいないか」という不安が浮かびました。
考えれば考えるほど閉め忘れたような気がします。Kさんは跳び上がり、
ものすごい勢いで階段をかけ下りると玄関に向かいました。ところが
ドアに到達するその瞬間、玄関脇の電話機がけたたましく鳴り始めたのです。
激しくドアを叩く音は続いています。Kさんの足はピタリととまり動けなくなり、
両耳をおさえて叫び出したくなる衝動を我慢しながら、勢いよく
受話器を取りました。「もしもし!もしもし!もしもし!」
335:
「○○さんのお宅ですか」
意外なことに、やわらかい男の人の声でした。
「こちら警察です。実は落ち着いて聞いていただきたいんですが、
先ほどご両親が交通事故で亡くなられたんです。あのう、娘さんですよね?
もしもし、もしもし・・・」
Kさんは呆然と立ちすくみました。不思議なことにさっきまでやかましく叩かれて
いたドアは、何事もなかったかのようにひっそりと静まり返っていました。
Kさんは考えました。もしかしてあの霊きゅう車は両親を乗せに来た
のでしょうか?おばあちゃんを連れに来たのでなく?
そういえば、おばあちゃんはどうなったのだろう?
その時後ろから肩を叩かれ、Kさんが振り返ると、動けない筈の
おばあちゃんが立っていて、Kさんに向かって笑いながらこう言いました。
「お前も乗るんだよ」
357:
産婆
私の母方の祖母は以前産婆をしていました。
以前といってもかなり昔で今から50年前くらいになると思います。
どんな子も小さい時はまるで天使のようにかわいいもんだ、といって幼い私によく話をしてくれました。
とても楽しかった。熱いお湯、清潔なシーツと毛布の用意を忘れないこと、赤ちゃんが生まれたときの感動、
お母さんの泣いて喜ぶ姿。そういう場に居合わせられる事が産婆をしていて本当に幸せだということ。
幼い私に聞かせるので当然の事なのですが、祖母は産婆という仕事の明るい部分だけをおもしろ可笑しく聞かせてくれました。
そんな祖母も1年半前に亡くなりました。
最近になって祖母の思い出話を笑って出来るようになった母に、「そういえばおばあちゃん、よく産婆の話をしてくれたよね。」
と私が言ったところ、この仕事の暗い部分について母から聞くこととなりました。
そのお話をしたいと思います。
これは私の母が今から10年くらい前に直接祖母から聞いた話です。
その日も祖母は今にも生まれそうな産婦の家へ行って朝から出産の手伝いをしていました。
この産婦さんは出産の時だというのに風邪をこじらせており、周りの人はとても心配していました。
祖母の他にはSさんという当時35歳の産婆さんも手伝いに来ていて、「家が近いし何かと人手もいるでしょ」と親切な人でした。
Sさんとは何度か一緒に仕事をしたことがあったのでとても心強かったようです。
359:
産婦のご家族や近所の人も今か今かと待っていたのですが、昼になっても夜になってもなかなか生まれません。
そこでみんな一旦落ち着こうということになりました。祖母とSさんは相談し、「夜は私たち産婆が近くについて代わり交代
に眠るようにします。任せてください。」とご家族に話しました。産婦の母親は「私もそばに」と言ったらしいのですが、祖母とSさんは
気疲れしていらっしゃるでしょうから、それにその時はすぐ起こします云々ということで了解を得たそうです。
2時間ずつの交代で祖母がSさんから番を受け、また2時間経ち今度は祖母がSさんに番を預けて、そしてまた2時間経ち・・・を
何度か繰り返しました。祖母は風邪の熱が夜中にあがるかもなぁと心配していましたが思ったほどあがらなかったので
このまま無事に乗り切れーと祈っていたんだそうです。
祖母は産婦さんの苦しい陣痛の声で目が覚めました。ぱっと見ると既にSさんは真剣に分娩の手助けをしていました。
祖母は何となく違和感を感じながら急いで取り上げの手伝いに加わりました。物音に気づき、起こしに行く前に産婦の母親がとんできまし
た。(その地域?村?では母親以外の家族は分娩する部屋に入らない、という暗黙の了解みたいなものがあったという。他の家族は
別の部屋でひたすら待っている。)
母親は娘の手を握っていました。
そしてSさんが赤ん坊を取り上げ、どうにか無事生まれました。
産婦さんも意識がはっきりしていたので産婦の母親と私の祖母がホッとしていると、Sさんが言うのです。
「この子、目ん玉が無いわ・・・・」
祖母は、頭半分母親から出てきた時の赤ん坊の顔を確かに見たといいます。
顔、指の本数などは取り上げた産婆が必ず確認する事なので、今回確認するのはSさんだったのですが、祖母はついいつもの癖で確認した
んだそうです。確かに目は開いていなかったが、下にはちゃんと眼球のもり上がりを確認していた、と。
360:
赤ん坊の母親は半狂乱になってうつ症状に陥ったが、何年後かに見た時は可愛がってその子を育てていたと聞きました。
祖母はずっと言い出せなかったと私の母に打ち明けました。万が一自分の見間違いだったらどうしようと。
しかし今でもSさんがあの赤ん坊の目を故意に潰したのではないか、と疑わずにはいられない、と母に言ったそうです。
あの時、祖母が産婦さんの陣痛の声でぱっと目が覚めたときの違和感は、後に冷静になって考えると、
「Sさんはなぜ私に一言『起きて』と声をかけてくれなかったのか」ということだった。
Sさんが一方的にその産婦さんに何か恨みを持っていたのではないか、
それとも祖母の思い違いでその子は本当に障害児として生まれてきたのか、
今となっては何も分からないそうです。
以上です。
404:
銃社会の都市伝説
これはアメリカで実際にあった事件だそうです
ある日の昼下がり、人通りもオフィス街で、黒人男性が45口径で撃たれました
麻薬関係のトラブルらしく、男性は不幸にも人違いで狙われてしまったそうです
しかし、目の下あたりを撃ち抜かれた男は奇跡的に生きていて
地面に仰向けに倒れたまま「動けない!助けてくれ!」と叫んでいました
通行人は恐々とそばに寄り、頑張れと声をかけたり、神への祈りを唱えたりしていました
そのうちに、救急車が到着すると人々は安堵し
「もう助かるぞ」「よく頑張ったな!」と口々に喜びあいました
例え頭を撃たれても、意識がしっかりしているのならば助かる確率は高いため
救急隊員も男の様子に一安心しながら「じゃあ病院に運ぼうと」言いながら
男の体を担架に乗せようと持ち上げました
次の瞬間、男は死んでしまいました
45口径などの銃で撃たれた場合、弾の入る穴よりも弾が出る穴の方が大きくなるそうです
そう
目の下の傷口と真反対の男の後頭部は、ぐちゃぐちゃ破壊されていたのです
地面に押し付けられて、かろうじて形を留めていた男の頭は
救急隊員が持ち上げた瞬間に割れて、中身がぼたぼたと地面に落ちてしまったのでした
407:
>>404
バイクで事故ってヘルメットを外したら…ってゆう都市伝説に似てるね。
本当にあった話なら元ネタかな?と前向きに考えてみる。
409:
>>407
ロスの友達の旦那さんから聞いたんだ(旦那さんはお医者さん)
けっこうグロイ事例が沢山あるらしい
421:
マムシ取り
これは私が大学一回生ぐらいのころです。
当時私は生物部に所属しており、その日は研究のためにマムシを捕獲しようと友人と出かけていきました。
夏の夜の草むら蒸し暑く、友人と「マムシいねえな?」とか言いながらどんどん山奥に入っていきました。
その友人は薬学部で、手伝いで私のマムシ取りに無理やり連れてきました。
彼は変人で、小学生のころから彼の奇行に悩まされていたのですが、彼にも一つ秀でた才能があります。
緊急時の救命措置や、薬などにとても詳しかったのです。
さて、話は戻りますが、私が草むらを掻き分け歩いていると、ふと右足に痛みを感じました。
慌ててライトで足元を照らしてみると、なんと、トグロを巻いた大マムシがいるではありませんか。
私は噛まれたと思い、友人を呼びました。
あいにく、ここは携帯電話も通じない山奥で、町まで車でも二時間はかかります。
そこで、友人に頼み、適切な処置を施してもらおうと思ったのです。
友人は近くまできてかがみこみ、私の足を見ました。
「これを治すツボはここだったかなw」
とかふざけていましたが、私は内心とても不安です。
「は、早く治してくれよ!」と私は懇願しました。
友人はバックを取り出し、中から塗り薬を、
「これを塗れば治るぞ」と言いながらだしました。私は動転してそんなことで治るのかとか考えるまもなく塗り付けました。
塗り終わって、確かに気分がよくなったような感じがしましたが、その瞬間、友人は衝撃の事実を言ったのです。
「この薬で治るけど副作用があるんだ」
「え?」
「これを塗ると頭がでかくなる。そして尻が死ぬほど痒くなる」
そういわれた途端、目と目の間が離れたような、口が裂けるような感覚が広がって、
尻が死ぬほど痒くなり、その場で転げながら尻を掻き毟り、叫びました。
そのまま意識がスゥ──っと薄れて、気が付いたら病院のベッドでした。
医者の話によると、あと少し救急車が遅れたら危険だったとのことです。
何故かその場に友人はおらず、電話してもそんな場所には行ってないとの事です。
いったい私は誰とマムシ取りに行ったのでしょうか、そして誰が救急車を呼んだのでしょうか。
最後にそれから数日は顔が腫れて大きくなっていました。
466:
オレの小っちゃい頃の心霊体験。
夜にあるとたまに玄関の入口が空く音(引き戸)と共に
「こんばんわー」
と誰かが明らかにきてるのだが、茶の間の戸(引き戸・玄関の目の前)
を空けると空いてるはずの入口は閉まってて誰もいないというのがよくあった。
今は全くありません。
468:
>>466
子供のころってそういうのあるよねwww
なぜかしら( ゚д゚ )
480:
案山子
去年の夏、祖父母が住む山形県にいったときの話です。
山形は少し田舎の方にいくと、地平線が見えそうなくらい田んぼが広がってました。
祖父母はその田んぼに囲まれたとこに住んでいたんですね。
祖父母の家につき、楽しいひと時を過ごしたんです。
2泊する予定だったので、その日はすぐ床に就きました。
そして翌朝、5時くらい祖母に起こされました。
祖父母はもうこの時間帯には朝飯を食うんだそうです。
僕は目が覚めずぼんやりとしてたのでそのまま外に出て走ろうと思いました。
田んぼの脇の細道をだらだらと走ってたのですが、少し変なものに気づきました。
50mほど前方にまるでマッチ棒のように、棒の先端に丸い物が地面から突き出てるんです。それもかなりの数。
「案山子かな?」
僕は少し小走りにその棒のところまで走っていきました。
僕は胃の中の物を全て吐き出しそうになりました。
地面に突き刺さってる竹の棒で、その先端の丸い物とは、猫の頭だったんです。
その棒はたくさんあり、その先端の物は犬のものであったり、猿(?)の物であったり、
とにかくそれは全て本物の動物の生首でした。
それが田んぼに100本近く立っていたんです。
僕は声は出さずに、そのまま家へと戻りました。
祖父にその事を言うと、「ここいら食害が酷いんじゃーよー」と平然な顔で言ってました。
やはり昔の人とかは今の人と少し感性が違うのかな・・と思いました。
すいません、心霊とかそういう系じゃなくて・・
487:
トイレにまつわる怪談
このスレ見てたら思い出したんでトイレにまつわる怪談を一つ
俺の実家は子供の頃、田舎だったせいもあってトイレが汲み取り式だった。
男用(小用)と女用(大用)の二部屋があって、大の方の便器が置いてある部屋は便器を覗き込むと昼間でも真っ暗な深い穴が開いていて、
いつも変な臭いがしてジメジメしてる上に電球がいつも切れかけてて、夜中になると薄暗い黄色い光の中で用を足さないといけなくて俺は大の方の便所に行くのが大嫌いだった。
ある晩、夜中に小便がしたくなって目が覚めたオレは、嫌な感じを我慢してトイレに入った。
薄暗い明かりの中で用を足していると、窓の方から声が聞こえる。
「お?い お?い」
俺はこんな夜中にトイレに行こうとした事をひたすら後悔した。でも、ここで声を上げたらきっと相手に気付かれてしまうような気がして、窓の方を見ない様にしてとにかくトイレから出ようと考えた。
ゆっくりと後ずさってトイレを出て、ドアを閉めようとした時、ドアが嫌な音を立てて軋んだ。
その瞬間
「オイ!!」
という怒鳴り声と共に大用のトイレの扉が開き、その隙間から青白い手が伸びてきた。
オレは絶叫した。
とにかく絶叫した。
そのまま逃げようとして勢い良く壁にぶち当たり、後ろを振り返ると
便器の中から皺だらけの男が反り返る様にしてこちらを見つめて手を伸ばしていた。
その後、悲鳴を聞き付けて駆け付けてきた家族によって俺は何とか助かった。
その時、用を足そうとして便器にはまって落ちかけてたじいちゃんも親父達に引っ張りあげられた。
でも、それ以来オレが夜中にトイレに行けなくなった事と、安全を考えてそれから3日と経たずにトイレが水洗になる事が決まった。
事件の次の日じいちゃんの部屋に謝りに行くと、じいちゃんは笑って俺の頭をなでると甘いお菓子をくれた。
その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいキャンディーをもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私がおじいいちゃん。孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら、
彼もまた、特別な存在だからです。
494:
>>487
ワロタ
563:
間借り
この話しが恐怖なのかどうかは解りませんが話します。
私としてもみなさんの意見を聞きたいですし。
話しは私が小学校の頃に遡ります…
当時、高学年だった私はしょっちゅう忘れ物をしたものでした。
そんなある日…私は図工の作品を完成させるため持って帰って来たものの…
なぜかその作品の一部が無くなっているのに気付いきました。
学校までも遠かったし、普段から面倒臭がりな私は、そんな些細な事ならほったらかす…
というか例えそれ明日が宿題の期限だとしても、ほったらかすような人間だったのですが…
なぜかそれが気になって、しょうがなかった。
6時までしか校舎は開放されていないのを知っていたので、
急いで学校に向かいました。
もう6時近くになりやっと学校に着いた。
学校に着いて気付いたのだが夕焼けが分厚い曇に覆われて不気味な紫色になっていて、
周囲はいつもより明らかに暗く不気味状況だったのを鮮明に覚えている。
すると、ちょうど先生が校舎の出入口をしてめいる所だった。
先生にわけを話してなんとか校舎に入れてもらった。
私は入って早々後悔した…そこは人気が全くなく…真っ暗で静まりかえった空間だったからだ。
566:
>>563続き
元々学校は木造の古い学校だった。
床はひどく痛んでいて、歩けばギシギシ音がなった。
図工室は三階から第二校舎に向かい、その奥にある教室だ…。
第二校舎は昔は普通の教室だったみたいで、
普段から人気は無く大半は倉庫みたいにして使われていた。
外の天気はあれだしていた。窓は風でガタガタ音を立てていた…
暗闇に目も慣れて来て第二校舎の三階にたどり着いた時だった。
校舎の中なのに私の方に向かって風が吹いていた。
ガタガタ窓の揺れる音は気付いたら無くなっていた。
聞こえるのは自分の足音だけ…
風に向かい図工室に向かう
…ギシギシ…
ぞくッッッッ!!と悪寒を感じると同時に
後ろに気配を感じた。振り返れなかった。
気配だけじゃなかった…ギシギシ音も聞こえた。
うわぁーッッッッ!!!
叫んで、とにかく逃げた。
その足音も私を追い掛けて来ていた…
と、突然強風が吹いてしりもちをついてしまった。
肩に、すぅ…っと手らしきを置かれた、
恐怖のあまりに目をグッとつぶっていたが…
気が付くと、その手を置かれた感覚もなく辺りを見回しても何もいなかった…。
567:
>>566の続き
結局、学校では捜し物は見つからなかった。
学校を出て先生に入って来なかったか聞いたが、
ずっと外で待っていたらしい。
トボトボ帰っていると…校門の付近で探していた作品の一部を発見した。
なんだ、帰る途中に落としたんだなぁ…
その時はそう思って片付けた。
時はたち、そして私は母校の小学校の教師になった。
4年のあの日まで、その昔の出来事は忘れていた。
私は戸締まりの係になっていた。最後に学校中を見て周りカギをかける。
鼻唄混じりに、見回りをして回った。
風は強く窓はガタガタ揺れていたが、私にはなんて事はなかった。
時刻は6時ほどになっていた。
気付くと校内は真っ暗になっていた。
三階の第二校舎…あの頃と一緒だ、風が吹き込んでいた。
窓を一つ閉め忘れていたかな?と思い廊下が目に入り込んだその時…
廊下を歩く少年がいた。
なにやってんだ?
と話しかけたが反応は無く歩いていたので、
小走りで走り寄ると、ダァーッと走り出したので
追い掛けていると少年は転んだ、
大丈夫か?
と話しかけて肩に手をやった時に気付いた…
あの時と同じだ…
569:
>>567の続き
私は思わず少年から逃げてしまった。
逃げたが…立ち止まり、冷静になって考えると、
ありえないと思い少年のとこに戻ったが少年は既にいなくなっていた。
その出来事が気になってしまい…
今は倉庫になっている、昔の図工室に入って見た。
部屋に入ると一つ気になったいっぱい小物の詰め込まれた段ボールがあり、
わけもなく手を突っ込んでみたら…
一つだけ掴んで取り出した。
記憶は曖昧だったが…おそらくあの作品の一部だろう、
なぜかそう確信を持てた。私は三階の窓から校門に向かってそれを投げた。
とりあえず、その後、少年を探してまわったが、見付からなかった。
やはりあの少年は私だったのだろうか…
あまり怖くなかったですね???
ただの根拠のない不思議体験みたいになってしまいましたf^_^;
でも、今もその少年は、私自身だったのだと何の根拠もありませんが思っています。
572:
あれが一番怖かった
最近思い出した話。
数年前に友達と4人で旅行に出かけた。
ビンボー旅行なので宿泊先はか○ぽの宿に泊まることにした。
外観はコンクリートの古い感じで、ちょっと大丈夫かな?という感があったが
安さには変えられない。
チェックインを済まし部屋に入ると8畳ぐらいの和室だった。
外は天気がいいにもかかわらず部屋は薄暗さが。
じめっとした空気が広がった。
私も含め4人共霊感は無かったので
「気持ち悪いね?」などと言い合いながらも
酒をのんだりはしゃいだりして深夜寝床についた。
私だけなかなか寝付けなかったので布団に入りながら
テレビを見ていた。
ふと、隣に寝ている友人を見るとなにらやもぞもぞと
布団のなかでしている。
何だろ?とは思ったが、いつの間にか私も寝てしまった。
翌朝、やたらテンションの高い友達の元気がない。
どうしたのか聞いてみると
夜中、なかなか寝付けなかったが、
疲れていた為なんとか眠ろうとしていたらしい。
ふと、部屋の入り口(玄関?)との境の襖を見たら襖の上のすりガラスに
人の形が見えたそうだ。「誰か通ったのかな?」と思ったが、
部屋の鍵は掛けたはず・・・と思いもう一度確認したがやはり人が、
しかも女がこちらを見ていたらしい。
573:
私がもぞもぞしているのを見たのはどうやらこの直後らしく、
一晩中ガタガタと震えていたらしい。
先日、この友人とこんな事あったね。と話していたら
友「でも、あれが一番怖かったよね」
私「?」
友「入ってすぐに部屋の色んなとこ開けたりしてたじゃん。
 そんで三面鏡があってO(私)が引き出し開けたら
 古そうな薬がいっぱい入ってて」
話を聞いてもまったく思い出せない。
怖い思いしたから他の事とまざっちゃたのかな?と思っていた。
それをまた別の(一緒には旅行に行っていない)友達に話したら
帰ってきてすぐに怖かったって話してたよ。と言われてしまった。
健忘症でしょうかね?脳の衰えが正直洒落にならないくらい怖かった。
574:
オノ
数年前の出来事なのですが、書いてみます。
大学1回生の夏。
私たちの間で心霊スポット巡りが流行っていた。
その日も友人A(女)と、Aの彼氏Bとその友人C(男)と4人で、
関西で心霊スポットとしてはかなり有名なU病院という廃病院に行くことになった。
私はCの車に乗り、AはBのバイクの後ろに乗って、午前1時頃、街から離れた物寂しい所にあるその病院に到着した。
4人ともその異様な雰囲気に鳥肌が立ちまくっている。
ドキドキしながら懐中電灯をそれぞれの手に、4人で固まって中に入っていった。
その病院には様々な噂があり、出たというのはほとんどが2階でということなので、私たちはいきなり2階に上がることにした。
夏だというのに、2階はやけに寒い。鳥肌のせいじゃない、冷たい風が吹いているという感じだ。
ホコリっぽい空気のせいでAは咳き込んでいた。それ以外はなぜか4人とも無言だった。
足音が響く。廊下の先の闇は懐中電灯を向けても何も照らし出さないほど深い。
廃墟独特の不気味さだ。
でもそれだけじゃない。
真っ暗な廊下の先から何かが来てる、近づいてきてる…そんな気がして仕方なかった。
精神的なものからだろうか、足が重い。足が地面からなかなか上がらなくなってきた。
575:
いきなりCがポツリと言った「なんかさ…前(廊下の先)から…なんか…」
私はギクっとした。Cも同じ事を感じていたのではないか。Bも口を開いた。
「Cもわかった?なんか…来てるよな」
続いてAが言った。「すぐそこ…いるよお!!もう逃げようよ!!」
体中がゾクゾクって…、身の毛がよだつとはこのことだ。4人とも夢中で階段まで走った。
階段を駆け下り1階に着いたとき、踊り場でBが足を止めていた。
Aが「なにしてんの、早く!!!」と急かすが、Bは「ちょっと待って」と、動かない。
踊り場でBが見つけたものは火災時に窓を割ったりする小さいオノのようなものだった。
(映画タイタニックでローズが、ジャックの手錠を壊すときに使ったやつみたいなの)
踊り場の壁にガラス?透明なプラスチック?が埋め込まれていて、
その奥にオノが1つ置いてあった。
災害時にそのガラス?を割ってオノを取るようになっているものだ。
そのガラスは割れていて、オノが簡単に取れる感じだった。
「これ記念に持って帰ろうや」
576:
Bはそう言ってオノを手に階段を降りてきた。
私はBにイラついた。AもCも同じだったと思う。この状況で何言ってんだ、空気読めよって。
とにかく外へ出てすぐ車に飛び乗り、私たちは逃げるように帰路についた。
その帰り道なのだが、、
Cはそのあたりの道に詳しくないので、Bのバイクに先導してもらっていた。
私を乗せたCの車はBの後を追うが…やけにBが飛ばしてる。Cの車が離されていく。
カーブの多い山道を、Bは特にバイクの運転技術があるというわけでもないのに、
まるで峠の走り屋のように飛ばしている。
私もCもほぼ口をそろえて言った「さっきの踊り場での言動といい、B、まさか…?」
Cはパッシングし、車を路肩に止めBもそれに気付きバイクを止めた。
「お前危ないやろ、もっと落ち着いて運転せいや」
Cが注意する。Bの後ろに乗っていたAは震えている。そんな状況の中、Bはおもむろにバイク(の座席の下の荷物入れるところ)からさっきのオノを取り出した。
そしてバットの素振りをするようにオノを振りながら「このオノ、霊ついとるんかもなww」と。
CはBの手からオノを奪い、それをガードレールの向こうの、木が茂る崖の下へ放り投げた。
「つまらん冗談言うなや!悪ふざけも度が過ぎとるぞ!!洒落ならんわ」Cが怒鳴った。
577:
Bはなんの反応も示さない。鼻歌でも歌ってるような感じだ。その反応のなさがひどく不気味だった。
普段のBはそんなキャラじゃない。もっと真面目でしっかりした人のはずだったからだ。
「A!Cの車に一緒に乗ろう」私とAはCの車で送ってもらった。
もうBはスピード出しすぎたりすることはなかった。
次にBに会ったときは普通のBに戻っていた。
Bはあの日のことについてはあまり記憶がはっきりしないようだった。
「ビビりすぎて、かなり精神がまいってた」とだけ言っていた。
4人とも、あの時Bはきっとパニック状態でおかしくなっちゃったんだ、そういう結論で落ち着いた。
でも私は、もしかしたらBは病院の2階の時点で、廊下の奥から近づいてきた「何か」に憑かれたのかもしれない…。
なーんて…心のどこかで思っていたりする。おそらく、口にしないだけで、AもCも同じだろう…。
話はもう少しだけ続く。
578:
その年の夏の終わりのある夜、私は別の友人D(女)とE(男)と遊んでいた。
その時、なにげにあの日のU病院での出来事をその友人たちに話すと
彼らは「そこ行ってみたい」と、目をキラキラさせて飛びついてきた。
「無理無理!!あそこは本当ヤバイって」もちろん私はやめるように言ったが2人はまったく聞こうとしない。
「今から行こう行こう」
2人はやけに盛り上がってる。そういえばあの日の私たち4人もこんなテンションであの病院へ向かったっけ。
2人があまりにしつこいので、こういう条件でそのU病院への道を教えることにした。
・私は病院には入らない
・2階で行っていいのは階段昇ってすぐのところまで。2階の廊下には足を踏み入れないこと
・何も持ち帰らない
・帰りの運転は私がする
この約束をし、私たち3人はU病院へ向かった。
579:
車の中で待つと言った私を残し、さっそくDとEは懐中電灯を持って車を降りて病院入り口へ歩いていった。
真っ暗な山道にポツンと停まる車、
シーンとした車内に1人。
私はひどくおびえていた。もしかして、3人であの病院に入るより1人で車内にいるほうが恐ろしく怖いんじゃないか?
どうせあの得体の知れない気配がある2階には行かないんだ、絶対そのほうが1人よりいい。
1人ぼっちにされてみて私ははじめてそう思った。
「D、E!!待って!」私は車から降りて、まだ視界にあった2人を追いかけた。
「やっぱ1人は怖い。ついていくけど…お願いやからちょっと見たらすぐ帰ろうな!!」
「わかってるって」Eは頷いた。
やはりこの病院の中は異様な雰囲気だ。気温は27℃はありそうな感じだが鳥肌がおさまらない。
ましてやここで怖い思いをしたあとだ。前に来た時以上の恐怖感が私を襲う。
相変わらずDとEは楽しそうだ。
580:
階段の、あと3,4段で2階というところまできた。DとEは2階の廊下を覗く。
「確かにこれはヤバイ感じ」「めちゃくちゃ怖いな…」さすがに2人も、この不気味な雰囲気に少しビビったようだ。
そのとき私は2階のほうは見なかった。2階のあの気配を感じることすら嫌だったからだ。
「もういいやろ、帰るで」私は2人を急かすと、2人は素直に「うん」と言った。完全にビビってしまってるようだ。
1階へ降りる時、階段の踊り場で私は2人に言った。「この中のオノをBが持って帰ろうとしたんや」
Eは言った。「へー。このオノか…。見た感じも、確かに気持ち悪いなあ…」
「…え?」
私は恐る恐る踊り場の壁を見た。
壁に埋め込まれたケースの中に、あのオノが、ある…。
Dが震える声で言った。「ちょっと待って…だってさっき、オノは帰り道に崖へ投げ捨てたって…?」
それからのことはあまり覚えていない。
夢中で車に飛び乗り、気付いたらEの家で3人で震えていた。
これで終わりです。
オノを見た瞬間は心臓麻痺の一歩手前だったんじゃないかな、というぐらいビビりました。
怖がりな私はあの後1ヶ月くらいは昼間でも1人でいることができないくらい、精神がやられました。
長文の上に読みにくい駄文で大変失礼しました。
581:
乙!
585:
びしょ濡れの男
1,2年前の事。
深夜に彼女とケンカして彼女が家を飛び出していった。
最初は「誰が追っかけるかよ」とか思ってたんだが
3分もしないうちに心配になって探しにいく事に。
んで適当に歩いて探し始めたんだがなかなか見つからない。
少し歩き回って近所のコインパーキングの前に差し掛かった辺りで
ふとコインパーキングの方から気配がした。
普段ならコインパーキング利用してる人だろうと気にも
止めないんだがその時はやけに気になって気配がした方を見た。
そしたら料金を支払う機械?の裏手に
傘をさしたびしょ濡れの男(スーツ着てたからたぶん男)が佇んでた。
雨も降ってないのに傘を差してるのはおかしい、
それにびしょ濡れなのもおかしい。やばいもん見つけてしまったと
思ってヒヤヒヤしてたら向こう側から彼女が歩いてきた。
ちょうどコインパーキングの前で俺を見つけたらしく立ち止まったので
ダッシュで腕つかんで家まで帰った。帰った後無理に腕引っ張るから
痛いとかさんざん文句言われたがその時の状況を説明したら許してくれた。
ごく稀にこんな体験するんだが初投稿につき見難い文章ですまん。
676:
Aさん宅
大学の時の話なんだけど。
6月頃だったかな、サークルの新歓も一段落したある日。
ちょうどその時に部室にいた10数名で、夕食に行ったんだ。
郊外の学校だったから、車4台に分乗して。
夕食の時に、他県からの1年生とこの近所の見所なんかを
話してて、流れで心霊スポットに行くことに。
不参加&門限組の1台を帰して、3台で向かったのね。
そこは、「Aさん宅」って一家全員殺害されたていう廃屋で
ダム湖のそばにあって、行くまでの道も雑草がすごく伸びてたりして
雰囲気満点でした。
で、一通り家見たり、集合写真撮ったりしたから、学校に戻ることにしたのね。
学校までは40kmくらいあったから、途中でコンビニ休憩して。
しばらく、駐車場で雑談してたんだけど
いつまでたっても、Mちゃんて女の子が戻ってこないんだよね。
俺「Mちゃん、まだトイレかな??」
同期W「あれ?私いまトイレから出てきたけど、誰もお店の中にいなかったよ?」
先輩Y「・・・ってか、Mちゃんて誰??」
俺「えーwAさん宅から帰る時、もう一回車分けしたじゃないすか。それで俺の車に来た子ですよ」
同期O「行きに俺の車に、Mちゃんって乗ってなかったよ」
先輩Y「うん。俺の車も・・・」
!!!
後日、サークルの先輩からAさん宅の長女の名前がMちゃんだということを聞きました。
Mちゃん、遊び半分でみんなで押し掛けてごめんね。
冥福をお祈りします。
685:
狐憑き
大叔母の話だが、その昔夢遊病だったらしい。
もしくは狐憑き? なのかも知れないが、とりあえず夢遊病ということにして進める。
目が覚めるとなぜか川原に立っていたり、山の中にいたりということがあり、
曽祖父(以下、父)に相談してみた所、とりあえず家族で交代で見張る、ということになった。
ただし曾祖母(以下、母)は体が弱かった為に不参加。
初日は父が見張り、大叔母が起き上がったところで顔の前で手を振ったり前に立ち塞がったりして
本当に寝てるか確認した後で体を揺すって起こしたそうだ。
翌日は大伯父(以下、兄)で、父と同じ様にした。
もちろん大叔母(以下、姉)は起き上がったことなど覚えていなかった。
その次の日は祖母(妹)の番。妹は先の二人と同じく、本当に寝ているかどうか確認した後、
姉を起こさず、この後何をするのか見てみようと思い立った。
姉は寝間着のまま裸足で外に出て少し立ち止まり、
クルッと向きを変えてちょっと離れた牧草地の方へと歩き出した。
月も出てない夜で、外灯も無く、真っ暗な中を妹は石ころだとかに躓きながらやっと付いて行ってるのに
姉は確かな足取りでしっかりと歩いていく。
何となく、ふらふらとした感じを思い描いていた妹は随分驚いたそうだ。
牧草地に着くと、姉は何かを探すようにぐるぐると歩き回り、やがてそこの真ん中あたりで立ち止まった。
少し離れた所で見ていた妹は次の行動を待ったが、どれだけ待っても全然動かなかったので姉に近寄った。
顔に手をかざして寝ているのを確認したものの、
ここで起こしては自分が言いつけを破ったことがバレると思い、
何とか寝たまま家に連れ帰れないものかと考えたが、担いで帰れるほどの力は勿論無い。
結局起こすしかないかと肩に手をかけようとしたその時、姉の手がスッと妹の方に伸びた。
何事か分からずに、何となくその手をとってみたが、姉に特に変化は無くそのまま寝息を立てている。
手を掴んで軽く引くと、姉はそのまま付いてきた。方向を変えるとそれにあわせて寝たまま歩く。
家族にバレると起こられると思い、妹はそのまま姉を引いて帰った。
686:
自分の番が来るたび、妹は姉について行く様になった。
姉の行く場所は一定しておらず、ある日は橋の袂、ある日は田んぼと向かい、
ぐるぐると何かを探すように歩き回って立ち止まる。
姉の手を引いて帰り、汚れた足を拭いてバレないように体を揺すって起こす。
そんな日々が一月ほど続いたそうだ。
夢遊病は一向に改善されず、拝み屋を呼ぼうかという話も出ていた。
妹自身も、最初の方こそ探検気分で面白かったりもしたのだが、この頃では、
有り体に言えば飽きてきており、次に一緒に行った後は部屋から出る前に起こそうと思っていた。
そして妹が最後だと決めていた日。
姉はいつもの様に起き上がり、いつもの様に裸足で外に出て、立ち止まり、どこかを目指して歩き出した。
妹はほとんど惰性で後を付いていったのだが、進んでいくにつれて疑問が持ち上がった。
今までは家の周囲、少なくとも歩いて行ける場所にしか向かわなかったが、
今歩いてるこの道は、歩きだと3時間ほどかかる街への道だ。
横には線路が通っており、家の近くと街とを結んでいる。このまま街まで向かうのだろうか?
妹は帰りの時間も考え、ある程度まで行ったらとにかく引っ張って帰ろうと考えた。
姉はそのまま進んでいき、不意に立ち止まった。
妹は驚き、周りを見回したが特に何があるわけでもない。
強いて言えば線路の向こうにトンネルが口を開けているくらいだが、
ただの道の途中で特定の場所という訳じゃない。
今日はこれで終わりかと、姉の手を取ろうとした瞬間、姉は弾かれた様に走り出した。
一直線に、トンネルへ向かって。道と線路を隔てる藪を突っ切り、線路の敷石を踏みしめ、一直線に。
妹は外のよりもいっそう深い闇の中を、姉の足音だけを頼りに進んでいった。
687:
間もなく、「キイィィィィィ!」という叫び声が前方から聞こえた。姉の声だ。
何かあったのかと急いで進むと、出口の半円状の「夜」と、トンネル内の闇との差で、
姉の姿がかろうじてシルエットとして浮かび上がった。姉は天を仰ぎ、歓喜の声を上げていたように見えたそうだ。
そして姉は壁に近づき、そこを引っ掻き始めた。何かを掘り出そうとしているようにも見える。
姉は時折唸り声を上げ、コンクリートの壁を一心不乱に掻き続ける。
怖くなった妹は、いつもの様に手を引いて帰ろうとするが、姉は取り合わない。それでもなお手を取ろうとすると
「キイ」とも「ガア」とも聞こえる声で威嚇してきた。
妹は急いで家へ戻り、家族を叩き起こして事情を説明した。父と兄は納屋から縄を持って飛び出していった。
妹は案内する為に自分も行くと言ったが、場所さえ分かれば良いと押し留められた。
自分の好奇心の為に姉がおかしくなってしまったと後悔し、姉が無事で帰ってくる事だけを祈った。
仏壇の前で手を合わせる妹に、母は一晩中寄り添っていてくれたそうだ。
夜が明け、日も高くなってきた頃、兄だけが帰ってきた。
母と何事か話していたようだったが、それが終わると出された食事にも手をつけず、ボーッと目の前を見つめていた。
どうなったか聞いてみるが「もう終わったから」としか言わず、しばらくして自分の部屋へと戻った。
母に聞いても何も答えてくれなかった。
数日して姉とともに帰ってきた父も同じで、姉は何かがあったこと自体覚えていなかった。
姉の指先には包帯が巻かれており、爪が剥がれ肉が削げて骨まで見えていたそうだ。
その後、姉の夢遊病は無くなり、日常が戻った。
誰からも説明は聞けず、たまにトンネルへ行って確認しようかと思うこともあったそうだが、
あの夜の体験が恐ろしく、結局一度も行くことはなかった。
祖母は言う。
何があったんだろう。あれはなんだったんだろうと。
怖いけど知りたい。でも、あれを思い出すと、頭の中で姉の叫び声が響くんだと。
689:
久しぶりにGJ!!
736:
うるさい!!
ちょうど一月前に越してきたアパートの事なんだけどさ。
俺は角部屋のひとつ隣りの部屋に住んでんだけど、夜中寝てる時とかその角部屋の奴がしょっちゅう「うるさい!!!うるさい!!!!」って壁をドンドン叩くんだよ。声からして男なんだけど。
うるさいとか言われてもこっちは別に騒いでもいないしテレビやCDかけてるわけでもないし、つーか寝てるし、うるさいのはお前じゃボケ!って、越して来て一週間目くらいの昼間に乗り込んでみたんだが。
 
その角部屋、空き家だった。(((゚Д゚;)))
 
注意して見ても夜に人が出入りしている様子もないし、右隣り(角部屋とは反対の方)の住人に聞いたら
「私もよく知らないけど、前の住人も同じこと言ってたわぁ」とか恐ろしいこと言われて、俺はもうどうすれば…。
おかげで寝不足だし…。
738:
>>736 殴り返してみれば?
お前がうるさいんじゃーって!
759:
朗読
実際にあったお話です。
怖い話が好きで、自宅の近所であった自殺の話を
少し脚色して、ネットで公開したそうです。
その夜、投稿に対するレスを確認していると
突然、電話が鳴りました。
自分が投稿した文章を電話の向うで朗読しているそうです。
か細い、女の人の声で。
これは自分の文章だとスグにわかり、きっと個人情報を
得た人間の悪質なイタズラに違いないと思いました。
ところが、脚色部分から、次第に朗読する女の声質が変わり
かすれた声になり、男の声に変わってゆきました。
しかも、脚色した内容とはかけ離れた、実際にあった
自殺の内容になっていったのです。
投稿した内容は、自殺者が女性、首吊り、文語体。
変わって行った内容は、自殺者が男性、首吊り、口語体。
実際にあった自殺は、男性、首吊り。
怖くなって電話を切り、無意識に手を合わせて「南無阿弥陀仏」を
繰り返したそうです。
自分の家には仏壇も無く、そんな習慣も無いのに。
今でも、女性から男性へと変容してゆく時の声が耳について
離れないそうです。
760:
>>759
結構怖いな
827:
卒業アルバム
すべて匿名ですが、物語風に編集した事実です。
「これ、まずいよ。」そう言ったのは、卒業アルバム担当の川島先生だった。
彼が机に置いた写真、それは3年C組の、アルバム用の集合写真。他の先生が集まってくる。
「やだ!何これ。」C組担当の荻田先生が、驚いて口元に手をやる。
写真は、校庭で撮ったもの。真ん中に先生、それを取り囲むように生徒達、一見変わった様子は無いが、
その背景、右上に、はっきりと男の顔が浮かんでいた。筋金入りの心霊写真である。
「どうしますか?先生」川島が荻田に聞いた。
普通なら、撮り直すのが当然かも知れなかったが、すでに三学期後半。付属高校という事もあり、
生徒はほとんど登校して来ない。次の登校日まで待っていたら、
アルバムの制作の方が間に合わなくなる可能性がある。
とはいえ、こんなにはっきり写っている写真をアルバムに載せたら、
生徒達も何を言うか分からない。
この時代、今のようなデジタル処理などほとんど無く、不自然さが無い修正は厳しかった。
悩んでいる所に、過去何度かアルバム制作に携わった八代先生が助言を出した。
「当日休んだ生徒がいるでしょ。その生徒の囲みを、そこに入れたらどうですか?」
結局この意見が採用された。
「しかし、この顔、2年前に自殺した、加藤君に似てるね。」八代は、
写真を見ながら、ぼそっとつぶやいた。
加藤君とは、2年前の夏休みに田舎で首を吊って自殺した生徒であった。
原因は不明。一説には、いじめがあったと言われているが、
はっきりした裏は取れていない。その時の担任も、荻田であった。
「え、嫌ですよ先生、そんな、違いますよきっと。」荻田はそう言って、
ハンカチで汗をぬぐった。
こうして心霊写真は隠蔽され、無事アルバムは完成した。
それから5年後。C組の同窓会が開かれた。
しかし43人全員出席とはならなかった。卒業して一年目に、
二人の生徒が事故に遭って死亡していたのである。その二人は、
アルバムで、囲みとして写真を隠す役を務めた二人だった。
862:
人が死ぬ数分間
人が死ぬ瞬間を見たことがありますか?
わたしは、見ました、人から魂が抜けていく数分間を。
交通事故の現場での話です。
数年前、朝、バイクで都心に向かうときのことです。
東京の山手通と川越街道の交わる交差点から東へ約百メートルの
ドンキホーテを少し過ぎたあたり、
日本ケミカル建設という会社の前です。
通勤のクルマやバイクが朝の光を浴びながら都心に向かっていきます。
そこに一台のバイクとひとりの青年が倒れていました。
交通事故だと思い、その倒れている青年を通り過ぎてから、
路肩にバイクを停めました。
864:
倒れている青年を歩道の方に移動させなければ...と思い、
そちらを見たところ、
急に起きあがり、酔っぱらいがゲロを吐くように、
胃の中のモノをドバーッと吐き出しました。
これでは、移動させることが出来ない。
そう思ったわたしは、119番に携帯電話で通報しました。
地番表示のプレートが無く探すのに手間取りました。
今思うと、豊島区池袋本町何丁目何番何号と
詳しく伝えることもなかったかと思います。
865:
で、その青年を見るとアスファルトにひざまずき、
げえげえと胃の内容物を吐き出しています。
加害者は誰かと見回すと、
F山通運のドライバーがどこかに携帯で連絡をしています。
彼と絡んだ交通事故なのかも知れません。
青年は、地べたに突っ伏し、鼻と口からぶくぶくと泡の混じった
血を吹き出していました。
これはSFXじゃない! こんなに血が出たら、彼の体から血が無くなってしまう!
そう思いました。
警察にも電話をしなければ!
彼は完全に動きを停めていましたが、
彼の心臓は、彼の血液を、彼の体の外に送り続けていました。
F山通運のドライバーが
自分の人生が終わってしまったとでもいうような表情で、
アスファルトの地面に横たわる青年を見つめていました。
地面に横たわる青年の心臓も動きを止めてしまったのか、
もう口と鼻から血液が出ることはありませんでした。
半開きの眼の彼の顔の前には、
大根下ろしを三角に盛り上げたような山が出来ていました。
このバイクの青年と貨物トラックのドライバーは、
10分前には、こんな場面は想像もしていなかったでしょう。
わたしは、
人の命ってこんなに簡単に消えてしまうもんなんだなと、
寂しい気持ちになりました。
86

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