上条&インデックス「さあ…お前の罪を数えろ!」御坂「振り切るぜ!」back

上条&インデックス「さあ…お前の罪を数えろ!」御坂「振り切るぜ!」


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1:
これは「とある風都の学園都市」の物語である。
途中、微妙に本家と設定が食い違う所もあるが、
ライブ感なので、私は謝らない。
規制さえ喰らわなければ最後まで書きたい。
2:
(風都・鳴海探偵事務所)
亜樹子「♪?♪」(パラパラ)
翔太郎「おい亜樹子。お前何読んでんだ?」
亜樹子「え?ラノベだよ」
フィリップ「ラノベ?興味深い!早検索を…」
翔太郎「しなくていい!てか、またかよ!それで何のラノベを読んでるんだ?」
亜樹子「ほら!」つ□
翔太郎「え?と何々?『とある魔術の禁書目録』?」
亜樹子「そっ!これすっごく面白いんだから!」
翔太郎「なるほどねぇ?。で、どの辺が面白いんだ?」
亜樹子「まあ色々ね。特にヒロインがたくさん出てくる上に皆、個性的な所かな」
翔太郎「例えば?」
亜樹子「あたしの一番のお気に入りは御坂御琴ね。少し凶暴な性格だけど正義感が強くて優しい子なの!」
翔太郎「少し凶暴か…。まるで亜樹子にそっくりだな(笑)」
亜樹子「でしょ?♪…って誰がよ!!」(パコーン)
4:
翔太郎「あ、痛ってえ!悪かった悪かった。それでどんな話なんだ?」
亜樹子「上条当麻って男の子とインデックスって女の子が出会う所から物語は始まるんだけど…」
翔太郎「インデックス?変な名前だな(笑)」
フィリップ「翔太郎!それは僕を馬鹿にしているのかい!?」
翔太郎「あ?いや…そんなつもりじゃ…」
亜樹子「インデックスは頭の中に10万3000冊分もの魔道書の知識が詰まった超物知りキャラなんだ」
フィリップ「ほう…。実に興味深い!何かシンパシーを感じるね!」
翔太郎「というか、それは本当にフィリップにそっくりだな」
亜樹子「私も読んでて同じ事を思ったの。実際に会ったりしたら面白いかもね」
フィリップ「よし!早彼女の現在位置を検索…」
翔太郎「アホか!これはフィクションの話で、インデックスは架空のキャラだ!」
フィリップ「何だ…そうなのか…」
5:
(カランコロン)
照井「左は居るか?」
翔太郎「おお、照井。どうした?」
照井「お前、『学園都市』というのを知っているか?」
亜樹子「!!」
翔太郎「『学園都市』?なんだそりゃ?聞いたことないな」
照井「実はつい最近、この風都のすぐ近くに『学園都市』という変な町が現れたらしい」
翔太郎「現れた?どういう意味だ?」
照井「前日まで普通の町だったはずの場所に突然、変なオーロラのようなものが現れて『学園都市』というものに変わったらしい」
翔太郎「それは奇妙な話だな…。で、その『学園都市』ってのは、どういう所なんだ?」
照井「詳しい事は俺もよく分からん。町の周囲が妙なセキュリティで完全に封鎖されているらしい。ただ真倉の調べによると…」
亜樹子「もしかして、その町には『超能力者』が大勢居るんじゃないの!?」
照井「そ、その通りだが…。どうして所長がそれを…?」
亜樹子「私の読んでるラノベにも出てるのよ!その『学園都市』が!」
6:
照井「何だと!?だがそれは作り話じゃないのか?ただの偶然では?」
亜樹子「でも、この話の『学園都市』でも同じ様に封鎖されていて超能力者が大勢居るのよ!」
照井「その話が本当ならば、もしかするとそのラノベの『学園都市』というのが実在したのかもしれんな…」
フィリップ「空想上だと思われていた都市が実在した…。これは興味深いね!」
亜樹子「翔太郎!そこ行ってみよう!」
翔太郎「ああ!」
照井「待て!実はもう一つ気になる情報があるんだ」
三人「???」
照井「どうもその『学園都市』には『ミュージアム』が関わっているらしい」
三人「!!!」
翔太郎「一体どういうことだ?『超能力』と『ガイアメモリ』に何か関係が…?」
照井「分からない。ただガイアメモリのルーツがそこにあるのかもしれないな」
亜樹子「とにかくそこに行ってみよう!何か判るかも!」
照井「だが、あの町は完全に封鎖されている。どうやって侵入したものか…」
亜樹子「大丈夫!私に良い考えがあるわ!」
7:
(学園都市・上条当麻の部屋)
インデックス「♪?♪」(□<ハートキャッチプリキュアコノアトスグ!)
上条「おいインデックス。お前何見てたんだ?」
インデックス「え?特撮だよ」
上条「特撮?何の特撮を御覧で?」
インデックス「『仮面ライダーW』って言うんだよ」
上条「仮面ライダー?ああ、そういえば俺も小さい頃に見てたような…。クウガだったっけ?」
インデックス「これすっごく面白いんだよ!」
上条「どんな所が面白いんで?」
インデックス「色々あるんだけどね。特にヒロインの女の子が面白くて好きなんだよ」
上条「ヒロイン?」
インデックス「鳴海亜樹子って言うんだよ。少し凶暴な性格だけど正義感が強くて優しい子なんだよ!」
上条「少し凶暴か…。まるでインデックスにそっくりだな(笑)」
インデックス「でしょ?♪…って誰がだよ!!」(ガブガブ)
8:
上条「イダダダダダ!悪かった悪かった。それでどんな話なんだ?」
インデックス「左翔太郎って男の子とフィリップって男の子が出会う所から物語は始まるんだけど…」
上条「フィリップ?…て誰がどう聞いても偽名じゃねーか!」
インデックス「とうま!それは私を馬鹿にしてるの!?」
上条「あ?いや…そんなつもりじゃ…」
インデックス「フィリップは『地球の本棚』というデータベースであらゆる事を検索できる超物知りキャラなんだよ」
上条「それは本当にインデックスにそっくりだな」
インデックス「私も見ていて同じ事を思ったよ。実際に会ったみたいんだよ」
上条「いやいや!インデックスさん。あれはフィクションの話で、フィリップは架空のキャラですよ」
インデックス「むぅ?分かってるんだよ!とうま、いじわるなんだよ!」
上条「はいはい…。あ!そうだ夕飯の材料買いに行かないと!」
インデックス「あ?、とうま!話を反らしたんだよ!」
上条「お前も付いてくるか?食べたいもの買ってやるぞ!」
インデックス「とうま!さっさと出かけるんだよ!」
9:
(学園都市・第7学区)
上条「あれ?向こうから来るのは白井と…ビリビリ!」
黒子「あら?お姉様?向こうから来るのは例の殿方とその居候ではありませんですの?」
御坂「え?あ、本当ね」
上条「おお白井!そしてビリビリ!」
御坂「だからビリビリって…。と、悪いけどアンタと遊んでる暇ないのよね…」
上条「どうしたんだよ?」
黒子「あなた、『風都』という町を御存知で?」
インデックス「!!」
上条「『風都』?なんですかそれは?聞いたことないですね」
黒子「実はつい最近、この学園都市のすぐ近くに『風都』という変な町が現れたらしいですの」
上条「現れた?どういう意味だ?」
御坂「前日まで普通の町だったはずの場所に突然、変なオーロラのようなものが現れて『風都』という町に変わったらしいのよ」
上条「それは随分奇天烈な話で…。で、その『風都』ってのは、どういう所なんだ?」
10:
黒子「詳しい事は私達もよく分からないですの。ただ初春の調べによりますと…」
インデックス「もしかして、その町には『仮面ライダー』が居るんじゃないの!?」
黒子「そ、その通りですけど…。どうしてアナタがそれを…?」
インデックス「私の見ている特撮にも出てるんだよ!その『風都』が!」
黒子「何ですって!?ですがそれは作り話なのでは?ただの偶然では?」
インデックス「でも、『仮面ライダー』自体、作り話なんだよ。それなのに町の名前まで一緒だなんて!」
黒子「その話が本当ならば、もしかするとその作品の『風都』というのが実在したのかもしれませんの…」
御坂「空想上だと思われていた都市が実在したなんて不思議な話ね…」
インデックス「とうま!そこに行ってみよう!」
上条「え!?でも、この町から出るには許可をもらわないと…」
黒子「それなら大丈夫ですの。もう私達は許可を取ってあります。貴方達も一緒に来るんですの」
上条「ところで、何でお前達はわざわざそこに行くつもりなんだ?」
御坂「実はもう一つ気になる噂があるの」
11:
二人「???」
御坂「どうもその『風都』には『統括理事会』が関わっているらしいの」
二人「!!!」
上条「一体どういうことだ?『風都』と『超能力開発』に何か関係が…?」
黒子「分かりませんわ。ただ『超能力開発』の真の目的がそこにあるのかもしれませんの」
インデックス「とにかくそこに行ってみるんだよ!何か判るかも!」
(パンッ)(シュルルルルー)(ボウンボウンボウン)
上条「ん?避難命令?何事だ?」
警備員「この付近で『学園都市侵入者』を発見!周辺の人間は安全の為に避難して下さい!!」
上条「何だ何だ!?魔術師の襲撃か!?」
警備員「待てーっ!逃げるなーっ!!」
御坂「『侵入者』って警備員が追いかけてるあの人達の事かしら?」
12:
翔太郎「亜樹子のアホー!何が良い考えだ!?モロバレじゃねえか!!」
亜樹子「うーん、おかしいなあ…。完璧な変装だと思ったのに…。『電波塔の道化師』」
翔太郎「完璧な変装って…。確かに変装は出来てるけど、どう見ても不審人物だろうが!!」
フィリップ「それ以前に翔太郎以外も変装しないと駄目だったんじゃ…?」
照井「そもそもセキュリティを馬鹿正直に通るという時点で気付くべきだった…」
亜樹子「ま…まあでも無事こうやって『学園都市』に潜入できた訳で、めでたし、めでたし♪」
翔太郎「じゃあ、あの追手を何とかしろ!!」
警備員「止まれー!止まらんと撃つぞー!!」
上条「…。何か、とんでもない事になってるなあ…」
黒子「まあ、あれだけの警備員に追いかけられてるんですの。捕まるのも時間の問題でしょう」
インデックス「あれ?あの人達って…」
フィリップ「翔太郎!こうなったら!!」
翔太郎「クソッ!一般人相手に変身するのは気が引けるけど仕方ねえ!おい、照井!」
照井「やむを得んな…。ガイアメモリの秘密を探る為だ」
上条「お?あいつら立ち止まったぞ?遂に観念したか?」
16:
警備員「よし!大人しく投降しろ!」
(カチッシューンッパチッ)
上条「ん?あいつら何か取り出したぞ?それにベルトが現れた?」
(カチッ)「サイクロン!」「ジョーカー!」 「アクセル!」
翔太郎&フィリップ「変身!」
照井「変…身!」
(カチッ)(シュイーン)(カチッ)(カチッ)(パシンッ)
「サイクロン!」「ジョーカー!」(ドリロリレーレーローリーパンッバンバンバン)
(カチッ)(キュロロロロン)(ブオオオオン)
「アクセル!」(シュォーンンカァンッ)
W「さあ…お前の罪を数えろ!」
アクセル「さあ…振り切るぜ!」
17:
上条「へ…変身した!?あ、あいつら何者だ!?」
インデックス「とうま!アレだよ!あれが『仮面ライダー』だよ!」
上条「何ですと!?」
黒子「仮面ライダー…なるほど。では、あれが『風都』に居るという…」
御坂「でも何でそいつらが此処に…」
警備員「な…何だかよく分からんが撃てー!」(バババババ)
W(翔太郎)「おっと!痛てて…。なかなか威力があるな」
W(フィリップ)「翔太郎!敵の装備を見る限り、ルナトリガーなら気絶ぐらいで済みそうだよ」
W(翔太郎)「よし!分かったぜ!」
「ルナ!」「トリガー!」(ホワアーンッベンベンベンベンベーンベーンバキューン)
上条「今度は色が変わった!しかも銃まで持ってやがる!!」
(バシュンバシュン)
警備員「ウワァァァァ!」(バタンッ)
上条「おまけにビームが曲がるなんて…。まるで『能力者』だぜ…」
18:
W(翔太郎)「照井!ここは俺達が何とかする!亜樹子とフィリップの体を連れて逃げろ!」
亜樹子「え?ちょっと待っ…」
アクセル「よし分かった!」
「トライアル!」(ポッポッポッパーンッ)
(シュタタタタタ)
上条「あ!三人が逃げたぞ!」
黒子「あっちは私が追いかけますわ。お姉様達はあの仮面ライダーをお願いしますわ」(ヒュンッ)
上条「お願いしますって言われても…」
インデックス「警備員ほとんどやられたみたいなんだよ」
御坂「しょうがないわね…私がやるわ」
(ドゴンッ)
W(翔太郎)「うわ!危ねえ!!何だ今のは!?」
御坂「アンタの相手はこのアタシよ!」
W(翔太郎)「何だ?中学生?」
W(フィリップ)「翔太郎。彼女は唯の中学生じゃない。恐らく彼女が噂の『超能力者』だろう」
19:
W(翔太郎)「なるほどな…。でも相手は生身の人間だぜ。どうすれば…」
インデックス「戦う必要なんてないんだよ」
W(翔太郎)「ん?誰だ?あの子供は?」
インデックス「私の名前はインデックスって言うんだよ」
W(翔太郎)「インデックス?どっかで聞いたような…」
W(フィリップ)「ほら翔太郎。亜樹ちゃんが言っていた女の子の事だよ」
W(翔太郎)「ああ!そういえば!本当に居たんだな…」
インデックス「どういう意味なんだよ?」
W(翔太郎)「いや、こっちの話だ。とにかく戦う必要はなさそうだな」
(シュオーンパーン)
翔太郎「初めましてお嬢さん。俺の名前は…」
インデックス「知ってるんだよ。左翔太郎だよね」
翔太郎「あれ?何で俺の名前を?俺も随分有名になっちまったなあ…」
21:
上条「あの?。もしもし…」
翔太郎「ん?何だアンタ?」
インデックス「紹介するね。この人が私がお世話になってる上条当麻だよ。そしてこの人が御坂美琴だよ」
上条「初めまして」
御坂「よろしく」
翔太郎「こちらこそよろしく(こいつらも確か亜樹子が言っていた…。だとするとやっぱり…)」
御坂「ところでアンタ」
翔太郎「え?」
御坂「どうしてこの町にやってきたの?ここは厳重なセキュリティだってあったのに…」
翔太郎「ああ、それはだな…」
23:
(学園都市・路地裏)
(シュタタタタタ)
トライアル「さて…、ここまで逃げれば大丈夫か」
亜樹子「うう…吐きそう…。私…聞いてない…」
トライアル「所長…大丈夫か?」
亜樹子「なんとかね…。ところで翔太郎君達の方は大丈夫かな?」
トライアル「フィリップの意識がまだ戻らないという事はまだ交戦中なんだろう」
黒子「見つけましたわ!」
トライアル「何!何故、こんな早く!?」
黒子「『学園都市』の科学力を舐めてもらっては困りますわ。敵の居場所を割り出すなど造作もない事ですの」
トライアル「それは大した科学だな」
(シュオーンパーン)
黒子「ジャッジメントですの。仮面ライダーだか何だか知りませんが、大人しくお縄についてもらいます」
亜樹子「あ!あなた白井黒子さんよね!」
24:
照井「所長、知り合いか?」
黒子「え?何故、貴方が私の名前を御存知で?」
亜樹子「だって読んだもの。ラノベで」
照井「なるほど。彼女が所長の読んでいたラノベに出てくるという…」
黒子「読んだ?ラノベ?意味が判りませんわ。とにかく貴方達の素状と詳しく事情を話してもらいますわ」
照井「俺に質問をするな。と、言いたい所だが状況が状況だ…。実は…」
26:
(学園都市・第7学区)
御坂「なるほどね。そのアンタ達の町に蔓延してる有害な「ガイアメモリ」っていう代物の秘密がここにねえ…」
翔太郎「そうだ。それを調べる為にこの町に来たんだ。本当はもう少しスマートに忍び込むつもりだったんだが…」
インデックス「そのピエロみたいな恰好はとてもスマートじゃないんだよ」
翔太郎「言うな!!悲しくなるから…」
上条「ま…まあ事情も分かった事だし白井達と合流するか?」
翔太郎「いけねえ!フィリップ達をほったらかしにしてたぜ!!」
27:
(学園都市・路地裏)
黒子「なるほど。貴方達はその「ガイアメモリ」とかいう碌でもない物の秘密を得る為にこの町に…」
照井「そうだ。この町に何らかの秘密がある可能性は否定できない。その為に潜入したんだが…」
黒子「まさかこんな早く潜入がバレるなんて…、と言った所でしょうか?」
亜樹子「いやあ?、本当に参っちゃうね♪」
黒子「…いやはや。とりあえず初春に連絡して、貴方達の事は警備員達に適当に説明しておきましたから」
照井「すまない…感謝する」
黒子「ところで先程気を失っていた殿方が目を覚まされたようですが?」
亜樹子「あ!フィリップ君、いつの間に?」
フィリップ「照井竜が事情を説明している間にとっくにね。誰にも気づいてもらえなかったから寂しかったよ…」
29:
黒子「初めまして。私はこの町のジャッジメントである白井黒子ですの」
フィリップ「初めまして。そういえば、さっきの戦いの途中でインデックスという女の子と出会ったよ」
黒子「そうでしたわ!お姉様方をほったらかしにしてましたの!すぐに合流を…」
上条「おーい!皆!」
翔太郎「フィリップ!亜樹子!照井!大丈夫か?」
御坂「どうやら皆無事なようね」
インデックス「あ!フィリップ君だ!会いたかったんだよ!」
フィリップ「君はさっきの…奇遇だね!僕も会いたいと思ってたんだよ!」
黒子「まずは皆さんの自己紹介が必要なようですの」
31:
(風都・園咲邸)
若菜「お父様。お話ってなんですの?」
琉兵衛「若菜。エクストリームになれたようだな」
若菜「ええ。とても素晴らしい力ですわ♪」
琉兵衛「究極の力『エクストリーム』。それを手にしたお前の力を見込んで大事な頼みがある」
若菜「お父様の頼みでしたら何なりと」
琉兵衛「頼むぞ若菜。この件は『財団X』からの頼みでもある」
若菜「財団X…『統括理事会』の事ですわね。一体何の頼みですの?」
琉兵衛「この風都のすぐ近くに『学園都市』という町がある」
若菜「『学園都市』?それは一体どういう所ですの?」
琉兵衛「『ガイアメモリ』『地球の本棚』。これらは正にこの『学園都市』の賜物である」
若菜「そうだったんですの!?今まで知りませんでしたわ!」
琉兵衛「それもそうだろう。あれは元々別の世界にあったものだ」
32:
若菜「別の世界!?別の世界って何ですの?」
琉兵衛「この世には様々な次元がある。異なる次元に我々の住む世界とは違った世界が存在するのだ」
若菜「そんな…にわかには信じられませんが…」
琉兵衛「一部の人間はその次元を超える能力を持ち他の世界に干渉する事が出来るのだ」
若菜「それが本当だとして何故それがこの世界に…」
琉兵衛「それは私も分からないが、恐らく何者かがこの世界に引き合わせたのだろう」
若菜「一体誰が…。それで私はそのような所に何をしに?」
琉兵衛「その『学園都市』に侵入した者が居る。恐らく『仮面ライダー』だろう」
若菜「その『仮面ライダー』を始末すればいいんですのね。お父様」
琉兵衛「そうだ。あそこにはお前がエクストリームになった今、彼らにはもう用は無い」
若菜「わかりましたわ、お父様!では早」
琉兵衛「頼んだぞ。ミックも連れて行け」
33:
(学園都市・路地裏)
上条「さて自己紹介が終わった訳なんですが…」
翔太郎「一体どういうことだ…?」
上条・翔太郎「俺達の世界が『フィクション』だなんて!」
照井「俺達の事がこの『学園都市』では特撮番組として放送されている…?」
御坂「私達の事が『風都』という町ではラノべとして読まれている…?」
亜樹子「一体何がどーなってるの!?」
フィリップ「検索の結果、やはりこの『学園都市』という物自体、僕達の世界には存在しないようだ」
インデックス「要するにお互いに住んでる世界は違うって事?」
フィリップ「そのようだ。しかし、お互いの世界では架空のキャラとして存在だけは知られているようだ」
黒子「なるほど…ですが、現に今ここに私達は実在していますの。同じ場所に…」
34:
フィリップ「どうやら何らかの力が働いて別々にあったはずの2つの世界が1つになったらしい」
御坂「何らかの力?一体誰がそんな物を…」
フィリップ「それは分からない。ただ一部の人間には互いの世界を干渉する力を持っているらしい」
亜樹子「それって…」
フィリップ「恐らくは僕達の世界の『ミュージアム』とこの世界の『統括理事会』の人間」
黒子「貴方達の世界の『ガイアメモリ』の力と私達の世界の『超能力』の力は密接に関係がある様ですの」
翔太郎「確かにドーパントの力は超能力者のそれとは等しいかもな」
御坂「つまり『超能力開発』の成果が『ガイアメモリ』の生成に繋がっているという事?」
黒子「それなら『絶対能力者進化計画』のようなイカれた計画が行われたのも納得ですわ」
御坂「それが本当なら私達の超能力がアンタ達の世界の悪事に間接的に手を貸して…」
亜樹子「美琴さん…」
御坂「私の力が社会に役に立つと思ったからこそ必死に鍛えてレベルを上げてきたのに、それがこんな…」
36:
照井「そんな事はないぞ」
御坂「え?」
照井「俺の『エンジン』のメモリには、お前と同じ電気の力が宿っている。この力で1人の女性の命を救った事だってあった」
御坂「…」
照井「もしたかしたらこのメモリはお前の超能力から作られたものなのかもしれない。それなら俺は君に感謝しないといけない」
御坂「でもそれはアンタが使ったからで…」
照井「力というのはそもそも使う人間の使い方によって、良い悪いが決まる。だから少なくともお前がメモリの悪事の事で気に病む事は無い」
御坂「…ありがとう。少し気が楽になったわ」
上条「そういえば翔太郎」
翔太郎「ん?何だ?」
上条「エクス…なんとかってフォームだっけ?」
翔太郎「エクストリーム」
上条「そうそうそれそれ。それ確か敵の能力を完全に無効化するんだって?」
翔太郎「ああそうだが?」
上条「ならそれは間違いなく俺の『幻想殺し』の力が元になってるな。こんなレア能力他に居ないから」
37:
翔太郎「ああそうか。それはありがとよ。あれ凄く役に立ったぜ」
上条「いえいえ。でも俺、『レベル0』だぜ!なのに勝手に能力使いやがってよ!」
フィリップ「『レベル0』?それなのにエクストリームのような強力なメモリになったというのか…?」
照井「クレイドールもエクストリームの力で強力になった。恐らく『ミュージアム』にとって重要な力のはずだ…。それが「レベル0」?」
黒子「どうやら謎はまだあるようですね。とにかく今、私達に出来る事は何でしょうか?」
亜樹子「とりあえずこの世界を繋げた犯人でも探してみようよ」
フィリップ「亜樹ちゃん。さっきも言ったけど、それは検索不可能だ。キーワードが足りない」
亜樹子「あ、そうか…。何か手掛かりでもあればなあ…」
フィリップ「一番の問題はこの世界の知識だ。僕達の世界の知識は『地球の本棚』にあるけど、こっちの世界のデータは全く無い」
翔太郎「この世界の知識をほとんど持った人間…」
7人「あ!」
インデックス「何々?私の顔に何か付いてるの?」
41:
フィリップ「インデックス。君の力を貸してほしい」
インデックス「うんいいよ!それで何をすればいいのかな?」
フィリップ「僕の『地球の本棚』と君の『10万3000冊の魔道書の記憶』。これを1つにまとめるんだ」
インデックス「1つにまとめるってどうやるんだよ?」
フィリップ「翔太郎。サイクロンメモリとドライバーを」
翔太郎「え!?…分かった。ほらよ」つ□
フィリップ「インデックス。これを使って変身するんだ」
インデックス「え!いいの!?私一度変身してみたかったんだよ!」
御坂「何か凄い事になってきたわね…」
(カチッシューンッパチッ)
(カチッ)「サイクロン!」「ジョーカー!」
インデックス&フィリップ「変身!」
42:
(カチッ)(シュイーン)(カチッ)(カチッ)(パシンッ)
「サイクロン!」「ジョーカー!」(ドリロリレーレーローリーパンッバンバンバン)
W(インデックス)「スゴイ!本当に『仮面ライダー』になれたんだよ!」
上条「改めて見ると縦半分で変な格好だな…」
W(フィリップ)「あとはエクストリームになるだけだ」
(キューイーッ)(ガチーンッ)(パチッ)
「エクストリーム!」(キュイーーンンッテーテー)
黒子「もっと変な格好になりましたわ…。最近のヒーロー物はこれが流行りなのでしょうか…?」
W(フィリップ)「この世界の全てを閲覧した」
45:
翔太郎「それでフィリップ。何か分かったか?」
W(フィリップ)「やはりこの世界での『超能力開発』は『ガイアメモリ』の生成で使われたことは間違いない」
照井「やはり『ミュージアム』が…」
御坂「『統括理事会』も一枚噛んでるのね…」
亜樹子「それで2つの世界を繋げた犯人は?」
W(フィリップ)「それが…分からない…」
黒子「なんですの!『この世界の全てを閲覧した』と言ったではありませんか!?」
W(フィリップ)「僕にも一体どういう事なのか…。もしかすると僕達でもこの世界でもない人間が犯人なのかも…」
上条「え!?アンタ達の世界の他にもまた別の世界があるのか!?」
照井「ますます謎は深まるばかりか…」
W(インデックス)「ごめんねフィリップ…役に立てなくて…」
W(フィリップ)「大丈夫だ。気にしないで」
翔太郎「それにしても段々と話がややこしくなってきたな…。とにかく俺達はどうすれば良いんだ…」
??「大人しく私達に倒されればいいんですの」
46:
御坂「誰!?」
若菜「あら♪誰だか知らないけど随分と仲間を連れているのね。『仮面ライダー』さん♪」
黒子「一体何者ですの?この女は?」
W(フィリップ)「彼女は園崎若菜…。僕達の世界の…敵だよ…」
若菜「悪いけど『仮面ライダー』さんには死んでもらうわ。ついでの貴方達のお仲間にも…ミック行くわよ!」
「クレイドール!」「スミロドン!」
上条「うわ!姿が変わった!しかもダサい!!」
クレイドール「エェクストリィィィィィィィィィィィィィィィィィィム!」
上条「うわ!また姿が変わった!しかもグロい!!」
クレイドールEX「ハハハw死ぬがいいわw」
スミロドン「フシーーーーッ」
49:
翔太郎「皆!下がってろ!」
「アクセル!」
照井「変…身!」
(カチッ)(キュロロロロン)(ブオオオオン)
「アクセル!」(シュォーンンカァンッ)
アクセル「さあ…振り切るぜ!」
クレイドールEX「ミック!コイツの相手はまかせたわ!」
スミロドン「シャーーーーッ」
アクセル「全て…振り切るぜ!」
「トライアル!」(ポッポッポッパーンッ)
スミロドン「フグーーーーッ」
トライアル「はあっ!」
(シュタタタタタ)
50:
クレイドールEX「さあ!かかってきなさい!!」
W(インデックス)「フィリップ!どうしよう!」
W(フィリップ)「インデックス!マキシマムだ!」
W(インデックス)「うん!わかった!」
「サイクロン!マキシマムドライブ!」「ヒート!マキシマムドライブ!」「ルナ!マキシマムドライブ!」「ジョーカー!マキシマムドライブ!」
W「ビッカーチャージブレイク!」
クレイドールEX「無駄よ!」
W(フィリップ)「うわっ!」
W(インデックス)「きゃっ!」
亜樹子「Wの攻撃が効かないよ!私聞いてない!!」
53:
スミロドン「フギーーーーッ」
トライアル「うおっ!」
上条「やばい!完全に圧されてるじゃねえか!!」
翔太郎「あいつらは半端なく強いんだ…」
御坂「私のレールガンで援護できないかしら」
(ドゴンッ)
スミロドン「シーーーーッ」
御坂「駄目だわ…すばしっこくて当たらない。あいつなら…」
(ドゴンッ)
クレイドールEX「効かないわ!」
御坂「え!効果が無い!?」
クレイドールEX「目障りね!邪魔よ!」(バシッ)
御坂「っ!きゃああ!」
トライアル「危ないっ!ぐわっ!!」
54:
(シュオーンパーン)
照井「うぅぅ…」
御坂「照井さん!?」
クレイドールEX「はあっ!」
W「うわあ!」
(シュオーンパーン)
フィリップ「うう…」
インデックス「痛い…痛いんだよ…」
クレイドールEX「さあ!とどめよ!」
上条「まずい…やられるぞ!!」
黒子「皆さん私に捕まって!!」
クレイドールEX「死ねぇぇぇ!!」
(ドカンッ)
クレイドールEX「死体が無い…さては逃げたわね…。まあいいわ…すぐに見つけ出して血祭りに…」
56:
(学園都市・廃墟ビル内)
上条「皆!無事か!?」
翔太郎「俺達は何とか…」
亜樹子「でもフィリップ君達が…」
フィリップ「うう…大…丈…夫…」
インデックス「そうだよ…こんなの…平気…なん…だよ」
御坂「照井さん…照井さん!?大丈夫ですか!?」
照井「俺に質問を…。ただのかすり…うっ!」
御坂「ごめんなさい!私が勝手な事をしたばっかりに…」
照井「気に…するな…お前は俺達を…助けようとしたん…だからな…」
黒子「私もさっきの大人数のテレポートで疲れてしまいましたの…」
上条「今度見つかったら本当に最期だな…。何か手は無いのかよ!?」
翔太郎「手も何もあいつには攻撃が効かないんだ…。エクストリームの力まで無効化してきやがる…」
上条「無効化…?それだ!!」
59:
亜樹子「え!?何々!?何か良い考えがあるの?」
上条「フィリップとインデックス!メモリとバックルを寄こしてくれ!!」
フィリップ「え…?一体…何を…?」
上条「翔太郎!俺と一緒に変身してくれ!」
翔太郎「何だと!一体どういうつもりだ!?」
上条「俺の能力は『幻想殺し』だ。これはあらゆる超能力を無力化する」
翔太郎「そうか!もし『ガイアメモリ』が『超能力』を元にした力なら…」
上条「俺の『幻想殺し』の力で無力化できるはずだ!」
翔太郎「やってみる価値はありそうだな。でもあの化け猫をどうしたものか…」
御坂「私がやるわ」
上条「ビリビリ…お前何言ってんだ!相手は怪物だぞ!生身で勝てる訳…」
御坂「照井さん。メモリとドライバを貸してください」
照井「何!」
60:
御坂「やっぱりこうなってしまったのには私にも責任があると思うんです!だから私に…」
照井「駄目だ!君を危険な目に会わせる訳には…」
御坂「負けたら皆殺されちゃうんです!お願いします!」
照井「…分かった。だが無理はするなよ…」
御坂「ありがとう…照井さん!」
クレイドールEX「こんな所に居たのね!!」
一同「!!!」
クレイドールEX「さあ!貴方達は袋のネズミよ!観念しなさい!!」
翔太郎「フン!飛んで火に居るってな!観念するのはそっちの方だ!!」
クレイドールEX「何ですって!?」
翔太郎「行くぜ当麻!」
上条「分かったぜ翔太郎!」
(カチッシューンッパチッ)
(カチッ)「サイクロン!」「ジョーカー!」
翔太郎&上条「変身!」
62:
(カチッ)(シュイーン)(カチッ)(カチッ)(パシンッ)
「サイクロン!」「ジョーカー!」(ドリロリレーレーローリーパンッバンバンバン)
W「さあ…お前の罪を数えろ!」
W(翔太郎)「フィリップが戦えないからエクストリームにはなれないんだよな…」
クレイドールEX「ハッ!エクストリームになれないお前らなんて雑魚ね!ミックで十分だわ!」
スミロドン「ニャーーーーッ」
御坂「アンタの相手はこの私よ!」
「アクセル!」
御坂「変…身!」
(カチッ)(キュロロロロン)(ブオオオオン)
「アクセル!」(シュォーンンカァンッ)
アクセル「さあ…振り切るわ!」
64:
クレイドールEX「チッ!どいつもこいつも…どうして私を怒らせるの!?」
「ルナ!」「ジョーカー!」(ホワアーンッパンッバンバンバン)
W(上条)「その幻想をぶち壊す!」(ブオンッ)
黒子「Wの右手が伸びましたの!」
クレイドールEX「無駄よ!私にはどんな攻撃も通用しな…」
(ガシッ)
クレイドールEX「むっ!汚らわしい手で私の体に…ってうわぁぁぁぁ!?」
亜樹子「あ!クレイドールの姿が戻った!!」
クレイドール「バ、バカな!?エクストリームの力が!!」
W(上条)「やったぜ!」
W(翔太郎)「よくやったな!相棒!」
スミロドン「キシャーーーーッ」
アクセル「全て…振り切るわ!」
65:
「トライアル!」(ポッポッポッパーンッ)
スミロドン「アオーーーーッ」
トライアル「はあっ!」
(シュタタタタタ)
スミロドン「フシャーーーーッ」
(シュオーン)(カチッ)(ピピピピピピピピピ…)
トライアル「ふんっ!」
(ガシボカドカガシボカドカガシボカドカガシボカドカガシボカドカガシボカドカ…)
スミロドン「フギャーーーーッ」
(ガシボカドカガシボカドカガシボカドカガシボカドカガシボカドカガシボカドカ…)
トライアル「ちぇいさーっ!」(ズバンッ)
(カチッ)「トライアル!マキシマムドライブ!」
トライアル「9.6秒…それがアンタの絶望までのタイムよ!」
スミロドン「ギニャーーーーッ」(ドカーンッ)
スミロドン「ウギャーーーーッ」(パリーンッ)
68:
クレイドール「ミック!?お、おのれえ…よくもミックを!!」
W(翔太郎)「相棒!トドメだ!」
W(上条)「わかった!」
「ヒート!」「メタル!」(ジュデデーンジュデデーンガガゴンガンゴンガゴンッ)
「メタル!マキシマムドライブ!」(ホワッホワッホワッホワッホワホワホワホワホワ…)
W「メタルブランディング!」(バシーンッ)
クレイドール「う、うわぁぁぁぁぁぁ!?」(ドカーンッ)
クレイドール「うぅぅ…。まだ少しだけエクストリームの力が残ってたみたいね…。覚えてなさい!!」
W(上条)「待てー!逃げるな!!」
W(翔太郎)「落ち着け!仲間が助かっただけでも良しとしよう。あの人の事は俺達の世界で何とかする」
W(上条)「そうか…わかったよ」
トライアル「とりあえず片付いたみたいね」
(シュオーンパーン)
71:
翔太郎「さあ、皆。もう大丈夫だ!」
亜樹子「た、助かったあ?!ありがとう!翔太郎君、当麻君!」
黒子「一時はどうなる事かと思いましたの…感謝しますわ」
インデックス「とうま、格好良かったんだよ!」
フィリップ「二人のコンビも中々悪くなかったね」
上条「いえいえ。ところでビリビリは?」
御坂「照井さん!アタシやったよ!」
照井「ああ!凄い蹴りだった。俺より強かったかもしれないな」
御坂「照井さん…」
黒子「きゃあーー!?お姉様!私という伴侶がありながらまたしても殿方に…」
御坂「うっさい!」(バチィッ)
黒子「あうッッ!ああ相変わらずのツンデレに黒子は…」(バタンッ)
照井「…まあ元気があって何よりだ」
73:
翔太郎「でも俺達がここに居たらまた奴らが攻め込んでくるかもしれない。帰った方が良いのかもな」
フィリップ「確かに『ガイアメモリ』の秘密を探るという当初の目的は達成できた。でも、この世界にも悪事の根が…」
インデックス「それは私達にまかせてほしいんだよ。私達の世界は私達で守るんだよ」
照井「俺達の世界も『ミュージアム』を倒さなければならんしな…」
上条「ん?なんだあれ?」
翔太郎「変なオーロラ…ってまさか!?」
黒子「あれのおかげで2つの世界が繋がった…。それが再び現れたという事は…元に戻るのでは!?」
亜樹子「大変!今すぐ風都に戻らないと!帰れなくなっちゃうよ!!」
インデックス「お別れだね…フィリップ…」
フィリップ「そうだね…。でも、楽しかったよ」
御坂「色々迷惑をかけたけど本当に助かったわ。ありがとう」
照井「助けられたのはこっちの方だ。それと『ガイアメモリ』の事は気にするな。俺達が何とかする。必ず」
74:
上条「すごく大変な一日だったけど楽しかったぜ!」
翔太郎「またどっかで会えるといいな相棒」
黒子「初春に連絡して貴方達がここから出られるように手配しておきましたの。すぐに帰るのですの」
亜樹子「助かるよ。本当にありがとう!じゃあ、行くよ皆!」
一同「さよなら!」
上条「…行っちゃったな」
インデックス「さっき戦ったドーパント強かったけどフィリップ達だけで倒せるのかな…」
御坂「向こうの世界はきっと照井さん達が解決してくれるから大丈夫よ!」
上条「俺達は俺達の世界を守ろう!あの人達の為にも!」
3人「うん!」
黒子「それにしても結局、この世界とあの方達の世界を繋げた犯人は誰だったのでしょうね…?」
76:
(某世界・光写真館)
士「どうやらこの世界で俺達のやるべき事も果たせたようだな」
ユウスケ「それにしても一方通行と打ち止めちゃんは良い子だったな?」
夏海「『超能力開発』のデータを『別の世界』に横流ししてた奴を倒しました。でも、まだ裏で糸を引く組織が…」
士「大丈夫だ。きっとあの強い2人なら何とかやってくれるさ」
ユウスケ「でも、本当にあの人達を助けるのが僕らのやるべき事だったのかな…」
士「どういう意味だ?」
ユウスケ「いや、だってあの2人、主役って感じじゃなかったし、士の変な格好と何の関係があったのか…」
士「ああ、この一昔前の探偵みたいな格好か…。何だったんだろうな?」
海東「やあ、皆♪」
士「海東!お前、今回は戦いに来なかったが?」
海東「ちょっとお宝を探しにね♪」
夏海「お宝?そのi?Podみたいな奴がですか?」
海東「これは『幻想御手』。普通の人間でも『超能力』が使えるようになる魔法のアイテムさ♪」
79:
士「なんだそりゃ?そんな馬鹿な話があるものか」
海東「まあ今度見せてあげるよ、僕の超能力を♪それと途中でこれも見つけたよ」
ミック「ミャオ?」
夏海「わあ♪かわいい♪」
海東「生き倒れになってる所を拾ったんだ」
夏海「かわいそうに…。家で飼ってあげましょう!」
士「やれやれ…また騒がしくなるな…」
栄次郎「さてさて…新入りの猫ちゃんを祝って写真でも…うわ!」(ガタンッ)
(ジャラララ)(グワーン)
ユウスケ「また新しい絵だ!」
夏海「今度はどんな世界なんでしょう?」
海東「女の子?SOS?赤い腕章に『団長』?」
士「『涼宮ハルヒの世界』か…」
81:
(風都・鳴海探偵事務所)
翔太郎「事件は終わった」
翔太郎「結局、俺達が『学園都市』を出たすぐ後に『学園都市』は消滅した」
翔太郎「きっと元の世界に戻ったのだろう」
翔太郎「『学園都市』という町は『風都』と同じぐらい不思議な町だったけど良い人も大勢いた」
翔太郎「上条当麻…インデックス…御坂美琴…白井黒子…」
翔太郎「俺達はあの人達の為にも俺達の世界を守る」
翔太郎「一日でも早く『ミュージアム』をぶっ潰して『ガイアメモリ』が製造されるのを止める」
翔太郎「あの人達の能力を元に悪用される事が無いように」
翔太郎「…と、こんなもんか」
82:
亜樹子「♪?♪」(パラパラ)
翔太郎「おい亜樹子。お前何読んでんだ?」
亜樹子「え?ラノベだよ」
フィリップ「ラノベ?興味深い!早検索を…」
翔太郎「しなくていい!てか、またかよ!それで何のラノベを読んでるんだ?」
亜樹子「ほら!」つ□
翔太郎「え?と何々?『涼宮ハルヒの憂鬱』?」
亜樹子「そっ!これすっごく面白いんだから!」
翔太郎「なるほどねぇ?。で、どの辺が面白いんだ?」
亜樹子「まあ色々ね。特にヒロインがたくさん出てくる上に皆、個性的な所かな」
翔太郎「例えば?」
亜樹子「あたしの一番のお気に入りは涼宮ハルヒね。少しワガママな性格で自己中だけどが芯が強くてしっかりした子なの!」
翔太郎「少しワガママな性格で自己中か…。まるで亜樹子にそっくりだな(笑)」
亜樹子「でしょ?♪…って誰がよ!!」(パコーン)
83:
翔太郎「あ、痛ってえ!悪かった悪かった。それでどんな話なんだ?」
亜樹子「キョンって男の子と涼宮ハルヒって女の子が出会う所から物語は始まるんだけど…」
翔太郎「キョン?変な名前だな(笑)」
フィリップ「翔太郎!それは僕を馬鹿にしているのかい!?」
翔太郎「あ?いや…そんなつもりじゃ…」
亜樹子「他にも長門有希って女の子が居て、頭の中に宇宙のあらゆる情報が詰まった超物知りキャラなんだ」
フィリップ「ほう…。実に興味深い!何かシンパシーを感じるね!」
翔太郎「というか、それは本当にフィリップにそっくりだな」
亜樹子「私も読んでて同じ事を思ったの。実際に会ったりしたら面白いかもね」
フィリップ「よし!早彼女の現在位置を検索…」
翔太郎「アホか!これはフィクションの話で、長門有希は架空のキャラだ!」
フィリップ「何だ…そうなのか…」
86:
(カランコロン)
照井「左は居るか?」
翔太郎「おお、照井。どうした?」
照井「お前、『県立北高校』というのを知っているか?」
(とある風都の学園都市・おしまい)
87:

じゃあ破壊者サイドいってみようか
88:

セロリサイドの事件見せてもらおうかw
89:
乙つつ
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