P「泣き虫響」back

P「泣き虫響」


続き・詳細・画像をみる

1:
響、幼少時代
響「うぁっ!」ズシャッ
兄「響!大丈夫か!?」
響「い、痛いぞ………転んだぁ……」グスッ
兄「全く……危なっかしいやつだな、来い」
響「うぅ………にぃに………」ギュッ
兄「全く、一人にさせると心配だよ……」なでなで
響「ありがとう……にぃに……」///
2:
響「うぅ………グスッ………」
兄「響?どうした、泣いて?」
響「捨て犬がいて……可哀想で……」グスッ
兄「そうか………響は優しい子だな」なでなで
兄「よし……母さんと父さんにその犬を飼っていいかどうか、聞いてやるよ」
響「ほ、本当!?」
兄「あぁ。飼うなら、名前何にする?」
響「へへっ、いぬ美!!」
3:
葬儀場
響「うっ………うぅっ………」グスッ
兄「………………」
響「にぃに………すー(父)が……」
兄「……大丈夫、大丈夫だ、響」なでなで
兄「今日は……目一杯泣いとけよ」ギュッ
響「う……うあぁぁぁぁあん!!」ギュッ
5:
現在、響
響「アイドル………」
響「………やって、みたいな……」
響「……………」
兄「はぁ?アイドル?」
響「う、うん……自分、それで家計の助けもしたいし……」
兄「無理無理、響みたいに泣き虫なやつがなれっこないさ」
響「なっ!……自分、いつまでも子供じゃないぞ!」
響「もういい!バイトしてお金貯めて、上京してアイドルになってやる!」タタタ
兄「あっ!待て!……しょうがないやつだなぁ……」
兄「………」カチッ、ジャー カチッ、ジャー
兄「あ、もしもし、そちらは………」
6:
響「そこそこ溜まったな……少ないけど、行くぞ!」
兄「全く……傍若無人なやつだな」
響「に、にぃに!」
響「自分、何言われようともう行くぞ!」
兄「止めないよ。勝手にいけ。」
響(…………ふ、ふん!)
兄「でも、最後にこれやるよ」
響「??立体型パズル?」
兄「辛くなったりしたら、それで遊べ」
響「自分は子供かーー!!」
7:
東京都
響「ひ、人がいっぱいだぞ……」
響「でも、アイドルになるなら、頑張らないと……」
??「おや?君、なかなか可愛いね?」
響「えっ!?じ、自分、初めてそんな事言われたぞ……」///
??「君、アイドルに興味とかないかな?ウチの事務所なら歓迎するよ?」
響「本当!?するぞ!自分、アイドルになるぞ!」
黒井「ククク……それはよかったよ……」
8:
3ヶ月後
黒井「さぁ響ちゃん、今日も他の事務所アイドルを蹴散らしておいで」
響「……………う、うん…」
オーディション会場
響「はぁ……友達も作っちゃダメ……クールで毅然とした態度をとる……」
響「…………辛いなぁ……」
響「……うぅ……」じわっ
響「な、泣かないぞ!自分、泣き虫なんかじゃ……」ドンッ
??「痛たっ!!」
9:
響「あっ!ご、ゴメン!」
P「いやいや、大丈夫だ」
響「本当、ゴメン!じゃあ……」
P「あれ?君は……我那覇響ちゃん?」
響「え?そうだぞ。」
P「やっぱり!オーバーマスターのPVで見たよ!あれ、かっこいいね!」
響「あ、ありがとう……」
P「いやぁ、やっぱりオーディション会場となると有名アイドルに会うなぁ」
響「……じゃ、じゃあ、自分行くね…」
P「ま、待って!今日はうちのアイドルも一緒にオーディション受けるから、よろしくね!」
響「……………」スタスタ
11:
響の家
響「…………はぁ、何だったんだろ、あの人…」
響「うちのアイドルって言ってたし……多分、プロデューサーとかかな?」
響「………961プロも、プロデューサー付けてくれないかなぁ……」
響「………ずっと、1人でアイドルしないといけないのかな……」
響「……………」
響「………うぅ……」グスッ
響「寂しいぞ……にぃに……あんまー……すー……」グスッ
響「………あ、そういえば……立体型パズル……」
響「………しよう、かな」
12:
響「……………」カチャカチャ
響「む、難しい、ぞ……」カチャカチャ
響「……でも自分、負けないさーー!!」
カチャッ
響「!!この感触………」
響「開いた!やった!にぃにに勝ったぞ!」
響「って、勝つっておかしいか……ん?何か入ってる?」
響「………!!こ、これって……!」
響「お金……こ、こんなにも………」
響「…………う、うぅ……」グスッ
響「にぃに……にぃに……いつも心配してくれて、ありがとう……」グスッ
13:
黒井「響ちゃん、最近調子がいいねぇ?」
響「ふふん、自分完璧だからな!」
響「じゃ、今日もお仕事行って来るぞ!」
ガチャ
黒井「………クククク、これで765プロを……」
収録現場
響「自動販売機は……あ、ここだな」
春香「あれ?あなた、確か961プロの……」
響「誰?」
春香「あ、初めまして!私、765プロ所属の天海春香!」
春香「響ちゃんの事、プロデューサーさんから聞いてね……」
響「プロデューサーって……あぁ、もしかして、あの時ぶつかっちゃった……」
14:
春香「今日の収録、よろしくね!」
響「………ふん、自分慣れ合うつもりはないさ」
春香「え?」
響「自分は、友達なんて余計なものを作らずにトップアイドルになるからな!」
春香「そ、そんな、余計なものだなんて……」
響「社長は言ってたぞ!自分は、黒井社長を信じるぞ!」
響「じゃあね!これ以上は関わらないで!」
春香「ひ、響ちゃん………」
15:
黒井「響ちゃん、ちゃんと余計な友人など作らず、孤高を持したかい?」
響「うん!自分、社長を信じてやって来たからね!」
黒井「よし、ならば今日のオーディションで765プロを完膚無きまで叩き潰して来い!」
響(にぃに……見ててね、自分がトップアイドルになるのを!)
16:
待合室前
響(………今日、トップアイドルになるんだ……絶対!!)
P「あ、君は……」
響「!!」
響「き、君は765プロの……」
P「今日は、よろしくね。どっちが勝っても文句は無しだぞ?」
響「………ふ、ふん、当たり前さ!」
P「頑張ってね、響ちゃん」
響「!!」
響(は、初めてオーディション前に応援された……)
響「ふ、ふん!そっちも精々最下位にならないようにね!」
17:
オーディション
響(3回戦の形式か………)
春香「……………よしっ!いける!」
響(………あの子、確か天海春香…)
響(………全然緊張してない様子だな…)
響(じ、自分だって!大丈夫!)
審査員「では、早一回目の審査をを始めます」
響(今まで辛いことを乗り越えたんだ、勝てるはず!!)
18:
審査員「………はい、では一回目の審査発表です。1位は我那覇響さん」
審査員「2位は、天海春香さん」
審査員「3位は…………さん、はい、それ以下は帰っていいですよ。」
春香「やったぁ!やりました、プロデューサーさん!」
P「よくやった!この調子で行こう!」
響「……………」スタスタ
P「あっ、春香、先に待合室で準備しててくれ!」
春香「あ、はい!」
P「おーーーい、響ちゃん!」
響「………なに?」
P「1位おめでとう、凄いね!」
響「………当然だぞ。それで?」
P「えっ?」
響「他に用は?」
19:
P「………いや、ないけど…」
響「はぁ!?」
P「いや、だって祝いの言葉を掛けたくて……」
響「呆れたぞ……全く、敵の事務所なのに祝うなんて、変なプロデューサーだな」
P「ライバルの成長は、悔しいけど祝いたくもあるんだ」
響「………ふん、自分にはそんなの必要ないさ!」
P「そっかー……響ちゃん、強いんだね。一人でも大丈夫なのか。」
響「…………………」
響「大丈夫……無いぞ……」
P「ん?」
20:
響「………なんでも、無い」
響「次も1位取ってやるからな!」タタタ
P「あ、あぁ、ウチも負けないぞ!」
響(…………)
オーディション
審査員「それでは、2回目の審査を始めます」
響(自分一人でも大丈夫何だ!アイドルにしてくれた黒井社長は正しいんだ!)
響(自分……一人でも……一人でも……大丈夫……大丈夫!)
兄『………大丈夫、大丈夫だ、響』
兄『今日は……目一杯泣いとけよ』
21:
響「!!?」ウルッ
響(あっ、しまっ………)ズシャッ
響「痛いっ!」
春香(ひ、響ちゃんが転んだ……!)
審査員「…………………」
響「うぅ………」
審査員「はい、では審査発表をいたします」
審査員「1位は……天海春香さん」
響「!!?」
響(た、大変だ!2位に入らなきゃ落ちゃう……!)
審査員「2位は………」
響(後半は完璧だったんだ!……お願い!!)
審査員「…………さん、以上。それ以下はお帰りください」
響(……………)
響「落ち、た」
22:
春香「………ひ、響ちゃん…」
響「…………」ダッ
春香「ひ、響ちゃん!!」
P「……春香、先に待合室に行っといてくれ。」
春香「………響ちゃんをおねがいしますね…」
P「………………」
待合室
響「………負け、ちゃった」
響「無様な姿、見せちゃったな……」
コンコン
響「!は、はい!」
ガチャ
黒井「私だ」
31:
響「く、黒井社長………」
黒井「……………」
響「黒井社長……ごめん!自分落ちちゃった……」
響「で、でもいつか、またリベンジして汚名返上するぞ!」
響「だから、次まで……」
黒井「次なんて……あるわけなかろうが!この小娘が!!」
響「ひっ!!」
黒井「リベンジだぁ?1度負けた人間など、トップに立つ資格などない!!」
黒井「せっかく金を掛けて育ててやったのに!!」
黒井「しかも、負けた相手があの忌々しい765プロと来たもんだ!!」
黒井「もうウチの事務所に顔を見せるな!!消えろ!!」
ガチャ
響「……………」
響「うっ………うぅっ………」グスッ
32:
響「………にぃに……ごめん、なれなかったぞ……」グスッ
響「自分、トップアイドルに………」
響「………!!」
響「だ、誰?ドアの所にいるの……」
P「…………………」
響「……………き、君は……」
P「話……聞いちゃったよ……ごめん……」
P「……待合室のドアが開いたままだったから、聞こえちゃって……」
響「…………自分を、馬鹿にしに来たのか?」
P「そんな……馬鹿にする所なんて無いよ……」
響「………出て、行ってよ……」
P「………泣いてる子を、ほっといてなんて行けないよ……」
響「……………う、ううぅ…」グスッ
33:
響(泣いてるとこ……にぃに以外に見せたく無いぞ……)
P「………その、響ちゃん」
P「……我慢しない方がいいよ」
P「今は………目一杯泣きなよ」
響「!!!」
響(にぃにと………同じ………)
響「…………うぇっ」ウルッ
響「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!!」ギュッ
P「…………………」
P「よく、頑張ったね、響ちゃん」なでなで
響「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!」ギュッ
34:
3ヶ月後
響「プロデューサー!早くご飯食べに行こうよ!ほらぁ!」
P「ま、待ってくれ響、まだ予約出来てないんだって……」
響「もぅ!遅いぞー!!」
春香「く、961プロの時のイメージと大分変わったね……」
真「クールなキャラは何処にいったのやら……」
小鳥「響ちゃんがウチに移籍してもう3ヶ月も経つのね」
36:
春香「前の時は一人でなんでもするって言ってたのに、今じゃプロデューサーさんにベタベタだね」
真「今まで一人でやって来た分、その反動なのかな……」
響「ほらぁ!終わっただろ?早く行くぞ!」
P「ひ、響!引っ張らないでくれぇ!」
ガチャ
真「行っちゃった……」
春香「プロデューサーさん、なんの予約してたんだろ……」
小鳥「それがね………プロデューサーさんと響ちゃん、来月に……」
39:
1ヶ月後
響「プロデューサー!ほら、海綺麗だろ!?」
P「本当、沖縄の海は綺麗だな……」
響「えへへっ!プロデューサー。実家に付いて来てくれて、ありがとうね!」
P「前から約束してたもんな。沖縄で何かしたかったのか?」
響「あのね、自分にぃにに返したいもんがあるんだ」
P「返したいもの?」
響「うん!これだぞ!」
P「…………パズル?」
40:
響「うん!にぃにがくれた、御守り!」
P「へぇ?、中に何か入ってるのか?」
響「うん!お金!」
P「お、お金が御守り……」
響「こ、心がこもったお金なの!」
P「使わなかったのか」
響「うん!お金で困ってなかったし、何よりにぃにが一生懸命稼いでくれた大切なお金だからな!」
4

続き・詳細・画像をみる


【悲報】とんねるず石橋貴明、半年間干されていた・・・・・・

はぐれメタルのくせに集団で現れる奴なに考えてんの?

元カノが他の男とセックスしてるの胸糞悪いんだけど

【画像】格闘家のジェロム・レ・バンナが転倒したおばあちゃんを助けてるwww

シベリアに謎の巨大穴が出現

【野球】逆に日本人選手がキューバ国内リーグ行けば無双じゃね?

【超!閲覧注意】50人の生首がフェンスに突き刺さってる

汎用性高い画像貼ってけwwwwwwwwww

過去最高! 主婦の“へそくり”は452万4000円

ワタミ社長インタビュー 「社員は家族であり同志。労使関係は存在しないので労働組合も必要ない」

オッケー、ゲームコントローラの歴史がいい感じー! うふふふ

ジェロム・レ・バンナいい人すぎるwwwww

back 過去ログ 削除依頼&連絡先