【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『警告・地蔵の道』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『警告・地蔵の道』


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5:
女中
突然だが私は太っているためか、イビキがかなりうるさいらしい。
先日伊豆の温泉へ社員旅行にいったのだが、私が夜中にふと目を覚ますと
ホテルの部屋の中には誰もいなかった。
どうやら同部屋の軟弱な後輩達は私のイビキに耐えかねて、他の同僚の部屋に避難したようだ。
まぁいいわ。さて、小便でもするかね?と、トイレに向かうが部屋の電気が灯かない!
(後で気付いたが、部屋のキーを挿してないと電源が入らないタイプの部屋で
後輩がそのキーを持っていってしまっていた。)
ちょっと怖いのでドアを開けたまま暗やみのトイレで座って小便をする事にしたいい年の私。
・・・しばらくすると部屋の方から
「ヒタヒタ・・ヒタヒタ・・」
と部屋のなかを裸足で歩き回る音が!
なるほど、私は後輩がイビキの仕返しに、私を驚かせてやろうとドッキリを仕掛けてきやがったな!と考えた。
「さすが我が後輩達よ。
だがね!俺はもっとズルイし賢いんだ。
返り討ちにしてくれよう」
一人でニヤニヤしながら、そ?っと音を立てないように部屋のドアから廊下へ脱出。
非常口から中庭にこっそり廻った!
27:
続き
私達が泊まっている部屋は一階の角部屋。
非常口から外に出れば、簡単に部屋の外に廻りこめた
私は後輩達に気付かれないように窓の方に近付き
そっと部屋を覗きこんだ。
真っ暗な部屋の中、立っている人影が確認できた。
私は深呼吸をしてから
思いっきり窓をガタガタさせて叫んだ!
「ゴルァ!!」
すると私に気付いた人影が物凄い勢いで
こちらにスーッと平行移動で近づいてきた!
「あれ・・ビビってない?
・・・つーか後輩じゃない!?
うわぁ!?」
・・・見るとおぼんを手にした和服姿の女中さん?
下を向いたままこちらに突っ込んでくる!
「ヤバい!人間じゃない」
私は驚き裸足のまま猛ダッシュで逃げた!
走りながら振り返ると、女がおぼんをカタカタ震わせながら追い掛けてくる!!
もう後は無我夢中で逃げて他の同僚を叩き起こして部屋に入れてもらった。
しばらくドアの前をカタカタ音が行ったり来たりするのが聞こえたがやがて静かになった。
翌朝。部屋からいなくなった後輩にこの話をした所、こう答えた。
「イビキは関係ない。
先輩の寝ている顔をずっと覗き込んでる女がいた。だから怖くなって逃げた。」と
63:
地蔵
自殺者が多い路線ではJR中央線がよく挙げられる。しかし、「自殺が多い駅」
というのはあまり聞いたことがないだろう。
この自殺の多い駅として、北海道江別市にあるJR高砂駅(函館本線)がある。
実は12日午前7時50分に19歳の女子学生が飛び込んだばかり。幸いにも軽傷で
済んだが、1時間不通となりその後のご家族のことを考えると怖い。
その怖いというのは放っておいて、この駅の紹介をします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%A0%82%E9%A7%85_%28%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%29
上記wiki
駅員さんがいるのは南口。北口は無人となっています。北口にあるラーメン
高砂の昔風ラーメンは美味しいです。一見面白い洋風チックな駅と歩道橋。
これらは今から5年前の2001年に完成しました。それまでは歩道で線路を
横断していたのですが、「自殺者が多いから」という理由で歩道橋に。
何故自殺のメッカと言われる程多いのか。両隣の駅が見える、静かなところ
など様々な要素があると思われます。そういう人を引きつけていると言われ
ればそれまでですが。
64:
この高砂駅のすぐ近くにはおじぞうさんが立っています。立てられたのは
昭和3年9月13日。これは自殺者遺族や有志によって立てられたものです。
今から77年も前。それほど前から起きていたのでしょうか。
実はこのおじぞうさん。2001年の駅改装の際、このおじぞうさんを移動させ
ていました。その改装直後、ミス江別がこの駅で飛び込み自殺。04年には、
恋人と別れたことを苦にした21歳の女性が、友人と家族に「今から死にます、
ごめんなさい」とメールを送り、靴を揃え、15時丁度に身を投げました。こ
の時の自殺は、防犯カメラにしっかりと残っていました。
そしてこの5日後、すぐ横にある踏切で女性が飛び込みました。電車の衝撃
で腕、足、首がバラバラとなり、悲惨な光景が…。
高砂駅を知っていて、霊感が強い人は「行きたくない」と言うそうです。
自分は江別の大学に通っているため、人身事故の影響はよく受けます。今日
も…。
71:
狐の呪い
ガチであった話だが大したオチは無い
俺が小学校のころ(1990年頃か)近所の友人と二人で家に帰る途中。
初冬の肌寒い日で、曇り空の日で木は枯れた感じ、二人で談笑しながら足早に帰ってた。
帰る途中、家までもう1kmも無いところで友人が変な人影に気付いた。
友人K「ねぇ、なんかおるよ」
俺「え?あ、ほんまじゃ。誰か知らん人座っとるね」
瀬戸内海の小さな島で、通学路近辺の人間で知らない顔は少ない。
俺たちはその人の異様な空気に気付いて足を止めた。
見たところ60~70歳の女性で、髪はぼさぼさでほとんど白髪、
服装はくすんだ灰色っぽい布切れみたいなもの、とにかくボロボロだった
文章にするとホームレスに思えるのだけど、田舎のばあさんにはこんなのは多い。
道の端っこに座っていて、俯いたままブツブツ呟いてる。
正確には距離があったので、呟いてるのが聞こえたわけじゃ無く
体が僅かに揺れながら口元が絶え間なく動いているのが見えた。
続く
73:
続き
友人K「変な人じゃね、あんな人2区におったけ?」
※2区ってのは地区分けで近所には1?3区まであった
俺「いや、知らんよ、奥の人じゃないん?」
俺「まぁえーけぇ、はよ帰ろうや、バスケするんじゃろ?」
友人K「あ、そうじゃね、あいつらもう行っとるんかもしれんね!」
そう言ってそれ以降そのばあさんのことは気にせず歩き始めた。
上にも書いたけど田舎には見た目汚い婆さんなんていくらでもいる。
バスケの話であーでもないこーでもないと言いながら歩いてるころには二人とも婆さんのことは頭に無かった。
いや、頭にはあってチラチラ見てはいたけどそれほど気にしていなかった。
婆さんまでもう2mも無いところまで歩いたところで友人Kの顔が少し引きつった。
会話は止まったが、足は止めずに二人とも歩いてたのでその理由はすぐにわかった。
婆さん「祟りじゃ、祟りじゃ、祟りじゃ、狐じゃ、祟りじゃ、狐じゃ(エンドレス」
婆さんの顔は痩せこけていて、真っ白だった
怖いのは言葉では無くて、目だった。
病気か?少し黒目が薄くなっていて、白内障みたいな感じ
さっきまで俯いてたのに今はこっちを凝視している。
続く
74:
続き
さすがに怖かったので、友人Kは俺の手を引っ張って早足になった。
友人K「あれぶちやばくない?」
俺「やばい、目見た?」
友人K「なんか白かったねぇ、コワー」
後ろを振り返ると婆さんはまた俯いてぶつぶつ呟いてた。
家につくまで10分も掛からなかった
夕飯時には土砂降りの雨になり、俺は少し婆さんが気になった。
その日以来、同じ様な人は見たこと無い。
友人Kも元気にしてるし、俺は大学中退しただけw
怖い話じゃ無いし、オチなくてすまんよ
今でも友人Kとはその話したりするよ、年に1回顔合わすくらいだけどね。
終わり
100:
黒い犬
漏れが16の時に郵便配達のバイトをしてた時の話だ。
俺の配ってる地域は、まぁ?所謂田舎でさ
地域の人によくしてもらったし、メシ食わしてもらったり
正月はお年玉までくれた。
田舎独特?っていうか、その地域はどこにいっても
おじいちゃんおばあちゃんが散歩なり畑仕事してるわけよ。
でも、その日は不思議と誰にも会わず配達が進んでいた。
んで、路地に入って配達してたらさ
( ̄△ ̄;)エッ・・?っていうような毛がところどころハゲた
黒い大型犬(みたことないくらい大きかった、体高はカブに乗ってた漏れくらい会った)
がイキナリ俺の前にいるんだわ
Σ(゚Д゚;)ビクッ!
ってなるじゃん?イキナリだしさ、でも不思議なんだけど
漏れはカナリなビビリなんだけど、
全然怖くないんだよね。(マジで不思議なくらいに)
で、その犬(こう呼ぶ事にしる)がさ漏れの顔をジーッと見てるわけよ、
その犬の目がさ、なんていうか濁ってるっていうか白いって言うかさ
年とった犬の目をしてるわけよ。
その目を見てたらさ、なんか寂しい気分になってさ
「お前、誰か待ってるの?」
ってその犬に聞いたわけよ、そしたらさ
トコトコトコトコ歩き出したわけよ、その犬が
漏れはなんだか見届けなくちゃって思ってカブ降りてついていったわけよ・・・・・
101:
 続き
そしたら、その犬はある家の敷地(駐車場だな)に入っていったんだ
漏れは入れないから家の前で後姿をみてたんだけど、
犬が突然振り向いてさ、鼻をペロッって舐めたらさ
こう、フッ・・・って消えたんだよね、本当に霧みたいにさ。
消えた後も漏れはずっとその場にいたんだけど、
イキナリ涙がでてくるんだよね、そして
「ありがとう・・・ありがとう・・・」
って漏れ言ってるんだよね。
 
昔から配達してる人に聞いてもそんな犬は知らないって言うし
まさに謎・・・っていうのを今思い出した。
長文、オチなしすまそ
168:
サリーさんの占い
30年程前から地元の駅前に夜になるとたまに現われる占いの婆さんがいた。
その婆さんの占いはよく当たると評判で、地元の人間達は彼女を「サリーさん」と呼んで親しんだ。
※(魔法使いサ〇ーが由来と思われ、某メリーさんとは関係ない)
いつも閉店後の銀行の前に簡素な机と椅子、そして提灯に「目」のマークと「3千エン」の文字。
サリーさんの占いは「道具」を使わない。
相手の顔を黙って見つめるだけで占うのだ!
何よりも変わっているのはサリーさんは耳が全く聞こえないという事。
だから相手の相談を聞く事も出来ないし、喋る事もできない。
客は黙ってサリーさんの前に座り、3千円を支払う。
そして2?3分サリーさんが客の顔をニコニコしながら見つめた後、
あらかじめ用意してあった茶色い封筒が渡される。
サリーさんは封筒の上にマジックで「開封日」を書く。
これで占いは終わり。
だがルールがあり、たとえば開封日を「四月二十日」と書かれたらその日まで封筒は開けてはならない。
おそらく運命を先に知ってしまえば占いは成立しなくなるという所か。
・・・これが「サリーさんの占い」です。
つづく
169:
つづき
さて・・・サリーさんの封筒の中にはどんな事が書いてあるか?
例としては
「急な出費があり困るが借金をしてはならない。金は二階の寝室の本棚にある。
捨てようと思っている雑誌の間を探してみなさい。」
とか
「家出した猫は今夜帰ってくる。縁側のガラス戸を少し開けておきなさい。
さもなければ近い内に轢死する。」
とか
結構具体的で、よく当たる。
なぜ?まるでその人が占いに来るという事ですら最初から分かっていたかのようだ。
・・・さて、ここからが洒落怖話になるんだが
実は私も今から10年以上前、サリーさんに占ってもらった事がある。
友達と二人でそれぞれ占ってもらった。
私の封筒には「七月九日」
友人の封筒には「七月八日」と書かれていた。
その時まだ4月だったので、開封日はまだまだ先であった。
・・・しかし!アホの友人Bは、あろう事か、待ちきれずすぐに封筒を開けてしまった。
封筒の中には白い紙切れが一枚。
・・・何も書かれてはいない。
「だまされた!!」
友人Bは怒って、封筒と紙切れを丸めて捨ててしまった!
(まあ高校生にとって三千円は大金だけどね?)
つづく
171:
つづき
そしてBは、私の封筒も見せろ!と要求してきた。
だが冗談じゃない!この罰当たりめがッ!お前だけ呪われろォ!
と断った。しばらくは私も開封日「七月九日」を指折り数えてドキドキしていたが
・・・やがてそんな事忘れてしまった。
・・・そして「七月九日」その日Bは昼近くなっても学校に来る事は無かった。
職員室が慌ただしい。
四時間目の授業は自習になった。
・・・どうやらBが通学途中にバイクで事故ったらしい!
交差点で左折トラックの内輪差に巻き込まれて、
そのまま運転手は気付かずBを引きずったまましばらく走行。
Bは顔面をアスファルトに削られ重体に!
・・・!!
その時私は思い出した!
「サリーさんの封筒」
・・・今日が私の開封日!
きっとBの封筒には
「事故を起こすから、しばらくバイクに乗るな」
とでも書いてあるはずだったのかも知れない。
そんな事を考えると恐ろしくなって、私はたまらず急いで家に帰った。
・・・「サリーさんの封筒」を開けなければ!
・・・Bはおそらくサリーさんを無視したために死ぬだろう。
・・・俺はイヤだ!死にたくない!!
172:
つづき
家に帰った私はメリーさんの封筒を引き出しから取出した。
開封日は「七月九日」今日である事を確認した私は封筒を開いた!
・・そこには便箋が一枚。
年寄りが書いたと思われる、震えた文字でこう書かれていた。
「友達は事故を起こす運命。もう元にはもどらない。」
・・・私は涙と震えが止まらなかった。
サリーさん・・・あなたの占いは当たってます。
でも!彼を救う方法は無かったのでしょうか?
私はBはもう助からないんだなという事をこの手紙から悟り
しばらく学校を休み恐怖と悲しみに震えて過ごした。
後日談
Bの事故から三ヵ月が過ぎた秋の日。
私は日本の医療技術の素晴らしさを知る。
わがクラスに、カールスモーキー石井似のイケメンがやってきた。
・・・だが転校生ではない。
何と彼はあの日事故で顔面をグチャグチャにしてしまった
・・・B本人だった!
顔を失ったBは、整形手術により、別人の男前になって退院してきやがった!
サリーさん・・・あなたの占いは当たってます。
「もう元にはもどらない」
・・・顔がw
サリーさんについてはまだエピソードがあるので、その内また。
258:
変な光景
うちの隣にDさんというおじさんが住んでいました。
その家には広いベランダがあって、
それが私の部屋からよく見えていました。
ある日の夕方、ふとそのベランダを見ると変な光景が目に入りました。
赤い布を頭から被った人間がイスに座り、その周りを中年の女性が
3,4人取り囲んでいたのです。
不思議に思ってしばらく眺めていると、おもむろに女性たちが
被せてある布を取り上げました。布を被っていたのはDさんでした。
顔色が少し悪いようで、土気色をしていましが、おかしいと
思ったのは顔色ではなく、Dさんが目をカッと見開いたまま
動いていなかったことです。
なんだか薄気味悪くなってきた私は、下にあるトイレにでも
行こうと思ったのでしょうか、階段を降りていました。
そしてトイレのドアの前に着いたとき、後ろから祖母に声をかけられました。
「Dさんが亡くなったってぇ!!!」
それを聞いた後の事はなぜか記憶がありません。
夕焼けのとてもきれいな日でした。
302:
落下感
もう十数年前、高校の頃の実体験ス。
さあ寝るぞって横になって身体の力を抜いた時に、不思議な落下感。
目は開いたまんまなんだけど、真っ暗な空間に落ちて行く。
2つ並んだ除き穴みたいなのが(自分の目?)どんどん遠ざかっていくんだ。
自分の”中”に落っこちていく感覚っていうのかな。身体はまるで動かない。
で、その穴も見えなくなって完全に真っ暗になったあたりで突然、
耳元に、野太い何人もの男の声で、何度も何度も「帰れ!」「来るな!」と叫ぶ声。
よくわかんないけど行っちゃいけないんだ! と思って
身体を動かそうとしたら、景色はいつもの天井に戻ってた。
で、改めて横になったら同じ落下感。
今度は女性の声でやっぱり何度も「帰れ!」「来るな!」の大合唱。
これも身体を動かそうとしたら戻ってこれた。
3度目はさすがになくて普通に眠れたんだけど、翌朝目覚めてから思い出して凄く怖くなった。
あれ、そのままだったらどこ行っちゃってたんだろう。
当時は金縛りに遭ったりもしてたので、あっち側に近いとこにいたのかな、と。
歳を取るにつれ、そういう経験・感覚もすっかり薄れてきちゃいましたが。
316:
『きもだめし』
私が学生時代に某老舗ホテルでルームサービスのバイトをしていた時の話です。
そこでは前々から新人バイトに度胸試しをさせるのが恒例となっていました。
それは『深夜のカード回り』。
1人で客室のドアノブに掛けられた朝食注文票を集めに行かされるのです。
その際、先輩に必ず聞かされる話があります。
「歩いていると背後から人の気配が…振り返っても誰もいない…
しかし確かに視線を感じる…まさか!?恐る恐る足元を見るとそこには子供!
いや上半身だけの血塗れの男が!!」
もちろん作り話なのですが、
静まり返った深夜のホテルはそれを真実と思い込ませるだけの魔力を十分に持っていました。
廊下を端から端へ…スタッフ用階段を上り今度は逆方向に端から端へ…。
必要以上に後ろが気になり、自然と歩くペースはくなっていきます。
4階を過ぎ5階を歩いていた頃だったでしょうか…私はふと気付いたのです…。
317:
各フロアーの一番端、北西角の部屋の前だけが妙にヒンヤリと感じるのです。
近くにエアコンの送風口などはありません。
そしてその感覚は上の階に行くほど強くなっていきます。
6階…7階…言いようの無い肌寒さと不安感が一層激しく私に襲いかかります。
階段を上り8階へ。
スタッフ用階段から客室フロアーへの扉を開けた瞬間、私は確信しました。
「(この階だ!)」
いちだんと増す肌寒さ…問題の部屋はもうすぐそこです。
そしてまさにその部屋の前を通り過ぎようとしたその時、
私は思わず立ち止まってしまいました。
「…何で!!」
電話で話でもしているのでしょうか?
ドア越しに女性の怒鳴り声が聞こえてきたのです。
「(気になるけど立ち聞きも良くないな…)」
そう思い、再び歩き始めた時には、不思議と例の肌寒さは感じなくなっていました。
残りのフロアーを回りスタッフルームに戻ると、私はその出来事を先輩達に話しました。
318:
「…8階の角部屋か…おまえ霊感ある?確かにあそこって昔あったんだよ…。」
先輩によると、数年前、その部屋で女性客の首吊り自殺があったのだそうです。
それ以来、あの部屋に泊まった客から「奇妙な体験をした」という声が相次ぎ、
今では極力使わないようにしているというのです。
そしてもちろん今日も…。
マスターキーを持ち、すぐに何人かで調べに行きましたが、
誰もいないどころか部屋を使っていた形跡すらありません。
私が聞いた女性の声は一体…。
スタッフルームは朝までこの話で持ち切りでした。
そして「霊感がある」と決めつけられた私に、更なる過酷な試練が言い渡されたのです。
このホテルには和室の別館があるのですが、
そこから更に山道を登った先に、何故か小さな鳥居が建てられています。
一説によると、このホテルが建てられている場所は昔の首切り場の跡地で、
そんな関係から鳥居が建てられているんだろうという話でした。
そうです。
ご想像のとおり、真夜中にスタッフルームから独りでそこまでを往復しろというのです。
…数日後、その日がやってきました。
319:
午前2時…決行の時間です。
前もって先輩が鳥居の傍に置いてきた「あるモノ」を持ち帰って来るのが条件とされました。
真っ暗な山道は確かに不気味ではありましたが、
虫やら蛙やらの鳴き声が賑やかだったこともあり、それほど恐怖心は襲って来ませんでした。
そして、10分程歩くと、話に聞いていた鳥居の立つ広場に出ました。
「(あった!)」
私はその「あるモノ」を取ると、急に不安になり大急ぎで戻りました!
「(いくら何でも首吊りの縄なんて!!)」
そう、私が見たのは3m位の高さの鳥居に結ばれた縄と
「どうぞ首を吊って下さい」とでも言わんばかりに踏み台として置かれた木箱…。
しかしスタッフルームに戻った私を迎えたのは先輩の意外な一言でした。
「俺…客室用のナプキンを支柱に結んできたんだけど…。」
(おわり)
336:
真っ黒な向日葵
漏れが七歳児だった頃の話
漏れは交通事故で入院していたのだが何分七歳児、心配した母親が泊まり込みで付き添いをしてくれていたのだが、『ある日』を境に泊まらなくなった…。
『忙しい』と言う理由だったのだが、退院後、その『ある日』の話をしてくれた。
その日、母親は漏れが寝付くのを確認してから就寝……何時間か経った真夜中に急に目が覚めたのだが何か様子がおかしい(母親は空気が重苦いと言っていた)。
嫌だな?などと思っていたら、急に金縛りの状態に陥り、全く身動き出来なくなったそうです。
目を瞑ったまま足掻いていると、周りに複数の気配が……開けてはいけないと思いながらも目を開けてしまったそうです。
337:
母親が目にしたのは部屋を飛び回る約10個の『モノ』が
それは真っ黒でバレーボール大の丸い塊(母親は真っ黒な向日葵みたいな物と形容してましたが)
『何あれ?』と思った瞬間それらは一斉にこちらを向いたそうです。
しばらくしたら『それ』は居なくなり金縛りも解けたそうですが、その後眠れる訳もなく朝まで起きて朝一番に帰りました。
話が終わった後の会話
俺「ちょっ……そげな所に俺だけ置いちょったん?」
母「多分大丈夫だと思ったし、何も無かったから良いでしょ?」
俺「俺が取り憑かれちょったらどうするん!?」
母「大丈夫!そっから太る!」
俺「…………。」
結論:母の方が怖い
俺「そういや、こっち向いたって言いよったけど……何でこっち向いたっち分かったん?」
母「……生首だったから。」
俺「……………。」
349:
ピアノの練習
小学生の頃の話
当時ピアノを習いに行ってて毎日夕方から自宅でピアノの練習をしてた
ある日遊びから帰ってきて「ただいま?」と言ったらうちのおかんの声で「おかえり?。手洗ってピアノ練習しなさい」
って言われた。声は台所から聞こえてて、夕飯作ってるんだなーと思いつつ、ピアノの練習を始めた
んで毎週出されるピアノの課題曲を練習してたら、突然自分の右手の右側から白い手が飛び出て
鍵盤を思い切り叩いた。ジャーン!ってすごい音がしてビックリして後ろを振り向いたら誰もいない
んで余りの恐怖に半泣き状態で周りを見回しても何もない
そんでふとピアノの方に向き直ったら、物凄い勢いで楽譜がめくれてた
ペラペラどころじゃなく、バァー!って感じで
3秒くらいの間楽譜を凝視していたら、いきなり襟首を引っ張られたみたいになってイスから引きずり下ろされた
というか吹っ飛ばされたというか・・
んでその後泣きながら台所に行ったら誰もおらず
流しの水がすんごい勢いでジャージャー出てた
そしたらその瞬間に「ただいまー」って声がして玄関みたらオカンが帰ってきた
もう声も出せずに涙流しながらオカンに抱きついた
怖くてオカンを台所に引っ張っていったら水は出ておらず、流しには水滴一つついてなかった
話しても信じてもらえず、夢でも見たんじゃないかって言われた。
でもマジで寝てなかったし・・・・・
351:
>>349
怖ええな。アグレッシヴで。
359:
秘密警察
ロシアにはOMOHという秘密警察のような部隊がある。(西側でいう海兵隊の特種部隊的な物)
しかし、この部隊は、行き過ぎた行動をするのでモスクワの政治家からも好かれていなかった。
その行き過ぎた行動の一つに、こんな話がある。
あるイスラム過激派の武装集団がロシア人を人質に取り
、モスクワに身代金を要求すると言うテロ事件が発生した。
モスクワの政治家達は、テロに屈せず軍を動かすか、身代金を払うかで慎重に会議を重ねて行った。
しかし一方でOMOHが独自に動き、テロリストの身元を洗っていった。
そしてある行動に出る。。。
彼らはテロリストの立て籠もる場所を突き止め、ある荷物を届けた。中身は爆弾などではない。。。
テロリスト達は中身を見て絶句したであろう。。。
中にはテロリストの妻や子供達が、バラバラの姿で詰め込まれていたのである。
結局、ロシアは人質を助ける事が出来ず、人質ごと、戦車で街を砲撃するという暴挙に出ることになる。。。
362:
ぺたぺた
某ゲーム会社で働く友人が体験した話。名前をKとする。
ある連休の日、Kは仲間と飲み会をして結構酔ってしまったらしい。
その飲み会をした場所は彼の実家に近く、飲んだ後は自分のマンションに
戻らずにKは久しぶりに実家に帰る事にそうだ。実家は郊外にあり、
方向が一緒の仲間の車に便乗し、国道の適当な場所で降ろしてもらった。
実家までは2kmほど歩かなくては行けなかったらしいが、既に終電もなく、
タクシーすらつかまりそうになかったので、そのまま彼は歩いて帰る事にした。
「じゃあなー」「ああ、またな」 車で送ってくれた友に挨拶をし、彼は歩き始めた。
郊外とはいえ、辺りは古い街並が残っており、うら寂しい。ましてや深夜のため、
それはなおさらであった。道の両側に並ぶ古い木造家屋を見ながらKは歩いていた。
Kにとっては初めて通る道だった。しかし町はよく知っている町だったので、
アルコール分100%の頭でゆっくりと帰りの歩みを彼は進めていた。
「橋は渡ったかな?渡ったはずだよな・・・?渡らなかったかな?」
すぐ近くに川があるはずだった。大きな川だ。けれども水の流れる音はちっとも
聞こえてこない。背後でかすかに聞こえていたはずの国道を走る車の音も、
いつの間にか聞こえなくなっていた。――そんなときだった。
キーーーーーッ ききききききききッ。
静まりかえった闇をやぶって、夜の街に甲高い音が響いた。獣の鳴き声にも、
鳥の声にも似ていた。だが、どうやら人間であるらしい。ガラスの表面を針で
引っかいたような、神経を逆なでする奇声だ。ひどくいやらしい、笑い声にも思えた。
(・・・・・?なんだ?)
頭の後ろにチリチリしたような物を感じながら、Kは反射的に辺りを見回した。
誰もいない。何もない。奇声はあれ1回だけのようだった。
――頭の中で尾を引いていた奇声も、すっかり現実味を欠いていた。
(気のせいじゃないよな・・・?人間の声だったよなあ?鳥とかじゃないな・・・)
考えながら闇の向こうを見ていたKの耳に、聞こえてくる音があった。それは奇声ではなかった。
363:
(これは・・・?)
足音のようだった。道の彼方から、こちらに近づいてくる。こっちに向かってくるようだ。
が、それにしても、なんだか濡れているような、ねばっこい足音なのが気になった。
ぺたっ ぺたっ ぺたっ ぺたっ
闇の中に人影がにじみ出た。自分のように終電に乗りそこねて、家路へと急ぐ
通行人だろうか。まさか、さっきの奇声を発した人物だとは思えないが・・・
(もしも、そうだったら・・・ヤバイな。)
それにしても、ずいぶんと背が低い影だった。その近づく人物の背が極端に低い。
「―――――」
子供だった。
5、6歳だろうか。髪をおかっぱに切りそろえた男の子だった。それが、小走りにこっちに
向かって駆けてくる。ぺたっ、ぺたっ、と足音をしきりに立てて。
こんな時間に子供がどうして外をうろついているのか―― いや、そんなことよりも
もっと近づくにつれて、異常な事が見て取れた。
その子供は裸だった。
何も身に着けてはいない。そして全身が濡れているらしく、ぬらぬらと光っているのが
Kには見て取れた。あれは――なんで水に濡れているのだろうか――
気のせいか、赤い色がちらちらする。煮凝りの汁のようにねっとりとした――
ぺたっ ぺたっ びちゃっ ぺたっ
Kは急に酔いが覚めていくのを感じていた。こんな場合、どうしたらよいのか。
とっさには思い浮かばなかった。道を引き返してあの子供をやりすごすべきか。
それとも子供を捕まえて事情を確かめるべきか。しかし捕まえるといってもあれは
子供――なのだろうか。本当に人間――なのだろうか。
364:
ぺたっ びちゃっ ぺたっ びちゃっ ぺたっ ぐちゃっ
――そんな事を頭で考えていたのはあっという間であった。すぐに子供は
Kの側までやってきた。子供は、にこにこと笑っていた。何かがべっとりと
ついているらしいその顔で。ただし、それはKを見つめて笑っていたのではなく、
虚空を、ただじっと見つめながら笑っているらしかった。そして、その子供は
両手に何かを握っていた。
(―――髪の毛!?)
よく分からなかったが、Kの目には、それが恐ろしい度のたくさんの髪の毛に見えた。
水垢みたいなものがこびりついている髪の毛。それが、小さい握りこぶしの間から
房になって垂れて、バサバサと揺れていた。バサバサと・・・。
裸の子供はKとすれ違うと、国道の方へと駆けていった。
びちゃっ びちゃっ ぺちゃっ ぐちゃっ・・・・・
今や、ぺたっ、ぺたっ、ではなく、べちゃっ、ぐちゃっ、と、何かの汚らしい汁を
撒き散らしているような粘液質の足音は、しだいに遠ざかっていった。
後には、道の真ん中に、完全に酔いの覚めてしまったKが、ぽつんと残されていた。
Kは、まばたきをしながら路上を見た。赤黒い汁が転々とそこらに落ちているのでは
ないかと思ったからだ。けれども、路上は乾いていて、どこにも、何も落ちていなかった。
「なんだったのかって?あの子供が?・・・なんなんだろうなあ・・・今でもあの、
びちゃっ、ぐちゃっ、っていう気持ち悪い音が耳に残っていてたまんないよ・・・。
あんなのに夜中にまたばったり会うくらいなら、簀巻きにされて川の中に
放りこまれたりするほうが、まだマシだよw」
 
後日、その出来事を語ってくれたKは、最後にそう言った。
389:
警告
【その1】
あっちの世界ゾ?ン・第参拾弐夜「警告」
いたこ28号談
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「元祖あっちの世界ゾーンに書かれている恐怖体験談は全て実話なのですか?」
私の「陰湿な呪い」を恐れず勇気ある質問をぶつけられる正直者がたまにおられます。
「あっちの世界ゾーンは限り無くエンターテイメントに近い実話集です!!」
私はそんな勇気あるチャレンジャー達に必ずこのように答えます。
そして謎の踊りを舞いながらその場から去り
そんな彼に不幸が訪れますようにと、呪いの唄を3番まで歌います。
そうなのです。
元祖あっちの世界ゾーンで語られている話は
限り無くエンターテイメントに近い実話集(笑い系)なのです。
「エンターテイメントて・・・・つまりネタなの???」
ふふふふふ(不気味な笑い)・・・・なかなかイぃ?質問だね。
ネタではありません。
元祖あっちの世界ゾーンで語られている恐怖体験談の、
現象(心霊現象等)や結果(オチ)はけして変えていません。
それを変えていしまうと、実話とは語れないからです。
私の美的価値観では、それは「実話」だと語れないからなのです。
「怪談」になってしまうからです。
恐怖を体験する登場人物や場所を変えている場合はあります。
嘘のようでほんとな、あずまたからの場合は違いますが・・・
諸事情が有り変える場合と、後はその方が「笑えるから」変える場合もあります。
「怖笑い」が元祖あっちの世界ゾーンの売りだから。
「オチを変更したら、もっと怖くなるぞ!!!」
そんな悪魔の囁きが脳味噌に心地よく聞こえて来ることが良く有ります。
今までは、けして、その部分だけは変更(作る)することは有りませんでした。
が・・・
390:
【その2】
今回のあっちの世界ゾーンは、ある意味では、その悪魔の囁きに負けてしまいました。
いや!!・・・正しくは悪魔の囁きではなく、恐怖に負けてしまいました。
事実をそのまま語るのはヤバイと感じたのです。
ある怪異な実話の体験談が元となっているからです。
しかし、どうしても語りたかった、聞かせたかった、恐怖を味わってほしかった。
今回の話は
あっちの世界ゾーン初心者の人はエンターテイメントして楽しんでください。
あっちの世界ゾーン中級者の人は、元となった話を想像して怖がってください。
あっちの世界ゾーン上級者の人は、どのあたりがヤバイのか感じて恐怖してください。
今回の話は「実話」です!!!とは叫べません。
だから・・・・・今回の話は「怪談」です。
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391:
【その3】
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■「ある管理者からのEメール」
はじめまして。
私は心霊系サイト(ホームページ)を運営しています、中野(仮名)と申します。
いまから書く体験談は現在進行形であり、(行方不明者もいる等)問題が
起こる可能性があるので、私のサイト名をあかす事はお許しください。
登場する人物達のハンドルネーム(ネット内でつかう名前)も
仮名のイニシャルに変えていますのでご了承ください。
私は先ほども書きました様に、心霊系サイトを運営しています。
私のサイトは、遊びに来てくれた皆さんの心霊体験談をEメールで
投書してもらったり、掲示板に書き込みをしてもらい運営されています。
数ヶ月前、私の元にEメールで心霊写真が送られてきました。
私のサイトでは心霊写真を募集したり、掲載したりしていません。
私は学生時代に、ある心霊写真が原因で「祟り」に有った事があったからです。
なるべくその手の物理的な心霊アイテムには触れたくなかったのです。
メールの差出人は不明。
関東にあるネットカフェから、フリーメールを使いおくられて来ていました。
写真は15人の30歳前後の男女が、日本間で正座して写っているものでした。
会社の旅行先の民宿で撮影されたのでしょうか?
オフ会の写真でしようか?
この写真の人達はどういった団体(集まり)で、どこで撮影されたものなのか
そのあたりの説明がぜんぜん書かれていなかったので謎です。
写真の説明は非常に簡単なもので
「助けてください。もう三人が死にました。壁に映り込んでいる白い顔の祟りでしょうか」
と書かれているだけでした。
392:
【その4】
私は少しだけ霊感があります。
霊感といっても私の場合は、それが、
もしくはそこが、ヤバいかどうか感じられるぐらいなのですが…。
「顔」???は確かに正座している人物の上空の壁に有りました。
それは丸く切り抜かれたような、ねずみ色の髪の無い男の顔でした。
無表情な・・・まるでお地蔵さんの顔。
それが心霊写真の類である事を感じることはできましたが、
その写真からはイヤな感じはしませんでした。
Eメールで送られてきたと言う事は、この写真はオリジナルでありません。
コピーされたものです。
だからなのかもしれませんが、気持ちの悪い写真ではありますが、
けしてヤバい写真には感じなかったのです。
祟りをなすようなヤバい写真には見えなかったのです。
・・・お地蔵さんの顔からは。
私のサイトでは第三金曜日の深夜二時に、
「心霊うしみつチャット」と命名されたイベントを行なっています。
イベントといえば大層な事を想像される方もおられると思いますが、
気のあった常連さん達とチャットルームで他愛も無い会話をするだけのイベントです。
チャットルームを知らない方の為に簡単に説明しますと。
チャットルームとはリアルタイムで数人の人々が文字で会話をする場所です。
新しい書き込みは一番上の段に書き込まれ、
古いものからどんどん下に流れていき最後には消えて行きます。
私は今回の写真をそのチャットルームで発表し、意見を聞こうと思いました。
そのチャットルーム集まる常連さんには霊感が強い人達が多くおられます。
心霊系サイトなので、自然と強い方が集まって来ることは不思議ではないのです。
金曜の深夜。
いつもの様に常連さんが集まり他愛も無い会話に花を咲かせていました。
私は霊感が特に強いUさんとAさんが来てからこの話題を出すつもりでした。
が、
393:
(その5)
挨拶的な会話も尽きてきたので、あの心霊写真の話題を切り出しすことにしました。
「見たい!見たい!」
当然チャットにいる人達は興味を示しました。
私は今回この写真が送られてきた経過や、写真の説明をまずは書き込みました。
そして、写真を公開。
私の管理するチャットルームでは写真を文字の変わりに貼れたりするのです。
チャットルームに参加している常連さんたちの反応は、恐怖というよりは、
なんだか、その白い顔はお地蔵さんみたいで可愛いという感じでした。
ただ霊感があるMさんだけは、写真を貼ってからすぐに会話が途絶えてしまいました。
・・・・・・・・そして突然一言
M「…俺駄目だわ。吐きそうなのでオチるわ。」
彼はチャットルームから退室しました。
私もそこにいた常連さん達も、Mさんがオチ理由を深く考えていませんでした。
後でわかった事なのですが、
その邪悪なモノに、最初に影響をうけたのがMさんだったのです。
久しぶりの心霊系サイトらしいネタなので会話は弾みました。
先ほど書いたように、古い書き込みはどんどん下に流れて行きそして消えます。
あの写真が消えてしまったので、再び私は写真をチャットルームに貼りました。
・・・そこからでした。
参加者の様子がオカシクなりだしたのが・・・。
D「……この写真はさっきと同じモノなの??(TT)」>中野さん
何人かの参加者達が、写真が少し妙だと書き込み出しました。
何度貼りなおしても、(アップしても)
それはデジタルデーターの写真なので変わるわけが無いのです。
しかし、たしかに何処が最初貼ったモノとの違っているような気がしました。
的確に違を指摘する事は出来なかったのですが、なにか妙な、寒気がするような…。
見てわかると言うより、身体に直接妙な違和感を感じるのです。
394:
【その6】
写真が流れてしまったので私は再びチャットルームに写真を貼りました。
チャットルームが非常に重くなり、書き込みがうまくできなくなりました。
突然私の携帯が・・・・・あの霊感が強いUさんからでした。
過去、このテのサイトをやっているが為に、
心霊系のトラブルに巻き込まれた事が数回ありましたが、
彼女の的確な判断により、最悪の事態を何度も回避できました。
必ず彼女は、先ずちょっとセクシーボイスでギャグをかますのですが、
今日は切羽詰た声でいきなり要点を話し出しました。
U「中野さん、あれヤバいよ。」
私はアレとは何の事かすぐにわかりました。
それは目の前のコンピューターモニターに映し出されている心霊写真だと。
Uさんはチャットには参加していなかったのですが、その写真を見ていたのです。
特別なチャットルームでない限り、
参加しなくても、書き込みや写真を見ることが出来るのです。
U「あの白い顔は大丈夫なんだけど・・・左側にあるクーラーの上が・・・」
私はモニターに写っている写真を見て驚きました。
写真の左端の壁にクーラーが映っているのですが、
そのクーラーと天井の間に黒いシミのようなものが現れていました。
U「男の上半身が出てきているよ。・・・あれかなりヤバイよ。」
彼女が言うには、彼女にもまだ正体はわからないのですが、
その男は「霊」とは少し存在が違う、恐怖を喰って増殖する邪悪なモノ達。
奴らは、恐怖する人たちの恐怖のパワー吸収し邪悪な力を増幅させるモノ達。
彼女は最近その邪悪なモノ達が存在する事に気づき、
なんともいえない不吉な予感を感じているようでした。
その邪悪なモノがそこに写っていたのです。
U「・・・皆が気づいて騒ぐ前に消したほうがいいよ。」
395:
【その7】
運がいい事に、チャットルームにいる人達は
まだ、その邪悪な存在に気づいていないようでした。
クーラーの上にいる上半身だけの男に気づいていないようでした。
私とUさんとの電話中も、チャットルーム内では、気持ちが悪い、
寒気がする等、体の不調を訴える書き込みがどんどん増えていきました。
Aさんからメールが届きました。
彼女も同じく邪悪な存在に気づいたようでした。
クーラーの上の男の存在を。
彼女らはお互い会話していないのに、同じ邪悪な存在を感じていたのです。
私はとにかくネット上から、その写真を消去する事をUさんに告げて電話を切りました。
皆が気付く前に消さなくては・・・・
K「…クーラーの上に男がみえる。」
・・・・・あッ!!・・・・・いっちゃった。
彼の発言がきっかけでチャットルームには邪悪な気がましたようでした。
そして、K君の次の一言が、私達を恐怖のどん底に突き落としました。
K「・・・俺の後ろに何かいるんだ。・・・そいつが何か俺に呟いているんだ。」
中野「なにが聞こえるんだよ!!!」>Kさん。
K「・・・・・・き」
K君の書き込みの途中で、チャットルームはフリーズしてしまいました。
書き込む事もチャットルームから出る事も、
パソコンを操作する事すら出来なくなったのです。
私は直接電源コード引っこ抜きました。
パソコンを再び立ち上げ、あの写真の全てをハードディスとサーバーから消去。
慌ててチャットルームに戻りました。
私だけではなくチャットルームにいた参加者全員が
フリーズしてしまい操作不能に陥っていたようです。
そして、私と同じように心配になり戻ってきたのでした。
396:
【その8】
・ ・・しかし、私たちが一番心配しているK君が戻って来ませんでした。
K君にはメールを出すと言うことで、その日の朝方お開きになりました。
結局K君は、この日を最後に私のサイトに来ていません。
メールでの返事も来ないのです。
ネット界では基本的にあまりプライベートな事を聞かない事が暗黙のルールです。
私も常連さんたちも、彼に連絡をとる方法はメールしかなかったのです。
・・・無事で居てくれればいいのですが。
それから数週間後、再び恐怖が私を襲いました。
心霊体験談投書掲示板に
「不思議なサイトがあります、ご存知ですか??」と
そのサイトのアドレス(場所)が書かれた書き込みがありました。
そこには海外にあるフリーサイトのアクセス場所が示されていました。
私はそのサイトを開いて戦慄しました。
あの写真が大きく貼られていたのです。
そのサイトは1頁しかなく、写真の下には文字化けした数行の謎の言葉。
(後日それが中国語で書かれていた為に文字化けしていた事がわかりました。)
その下には訪問者の数を示すカウンターのみのシンプルな作りでした。
カウンターが表示している数字も私をますます不安な気持ちにさせました。
カウンターの数字は「444」。
あの写真のあの部分は、あの日見たものよりも、
上半身しかない男がにじみ出てきていました。
不快でなんとも言えない恐怖が私を包み込みました。
私はこのサイトからとにかく出たい!!
しかし、また画面がフリーズしてしまいました。
パニック状態でキーボードを激しく叩く私の後ろに気配が・・・・・・
今までにまだ体験したことが無い最大の恐怖が背中に突き刺さりました。
・・・・・・何か私の後ろにいる。
私は恐怖で振り向く事が出来ませんでした。
397:
【その9】
「ず、ず、ず、ず、ず、」
私の後ろにある壁までの距離は、そんなに無いのですが、
それよりも長い・・・・
いや遠くから、なにかを引きずる音をさせなから近づいてきたのです。
「ず、ず、ず、ず、ず、」
私の背中数センチ前で音は止まりました。
恐怖で震える私の耳元に生臭い息が吹きかけられ・・・
そして、あのK君が書き込もうとしたと思われる言葉が耳元で囁くように・・・
それは弱々しい男の声でした。
「・・・・・きこえる?」
私は悲鳴を上げながらパソコンの電源をコンセントから引き抜きました。
・・・後ろには何もいませんでした。
後日、あのサイトが気になったのですが、さすがに自宅でみる勇気はありませんでした。
私は新宿にある有名なネットカフェから、そのサイトにアクセスしてみました。
写真はまだそこに存在していました。
恐ろしい事にクーラーの上の男は以前増してはっきりと見えてきていました。
それに反するようにお地蔵さんの白い顔は薄くなり、
ほとんどわからない状態になっていました。
恐ろしいことに、カウンターは一万人を超えていました。
私はなんともいえない恐怖を感じました。
このまま何も知らない人たちが、
このサイトを訪れ彼らの恐怖があの男に吸収されていくと・・・・・
先日、アングラサイトで知り合ったハッカーの友人と合いました。
彼はあのサイトを消す事に協力してくれるようです。
早くなんとかしなければ・・・・・。
もしこのメールを読まれた方で、この呪いのサイトを存知の方は
けして場所を教えないようにお願いします。
奴らにこれ以上恐怖を吸収させてはいけないのです。
399:
>>397

それで全部ですか?
実際に体験したらトラウマになりそうだね。
ぞわぞわした。
ちなみに、只今のアクセス数は・ ・ ・ と想像するだけでコワス
400:
久々に怖気を感じた。
407:
かくれんぼ
子供の頃、かくれんぼをしていました。
住宅や雑居ビルが入り組んだ地帯に住んでいたので、 隠れる場所などいくらでもありました。
特にビルとビルの隙間は見つかりにくく、
私はよくそこに隠れていました。
もちろん、ただ間に入るのではなく、
そこに捨ててあるダンボールなどを被って、
より見つからないようにするのです。
その日も5人ほどで同じ遊びをしていました。
私はいつもの場所とは違う、もう1つ裏の方面にある、
ビルとビルの間に隠れる事にしました。
そのビル間は1mくらい開いていましたが、ダンボールなど何も無かったため、
どうしようかなとうろうろしていました。そのうち、
白い消しゴムの欠片のような物が落ちている事に気付いたのです。
私は興味を持って近付きました。
否。白い消しゴムではなく、人間の歯、でした。
(それなりに光は入ってきているので識別できました。)
げっ、と思って捨てると、頭の上にかかかかっ、と何か落ちてきました。
うち一個か二個か、背中に入りました。なんだよ?と見るとやっぱり全部人間の歯・・・
そして上を見ると、太陽の眩しい光の間に黒い人影。
一瞬ぶるっ、と体が震えた後、全力で逃げました。
もちろん見つかってしまいましたが、どうでもよかったです。
安堵の溜息をついて、何気なく指を見ると、真っ赤な血がついていました。
どうやらリアルタイムで抜いていたようです。
全く以って意味不明の体験でした・・・
408:
>>407

>どうやらリアルタイムで抜いていたようです。
これの意味がサッパリなんだけどどゆこと?
409:
>>408
あ、私個人の見解なんですが・・・
あの瞬間、ビルの上にいた人物が、自分で自分の歯を抜いて、
私の居る場所へと落としていたのかな、と思っているのです。
それ以外はちょっと考えにくいので・・・
あと、「見つかってしまった」のはかくれんぼの鬼に、という事です。
文を見ているとビルの上の人物に見つかった、と取れなくも無いので・・・一応。
410:
>>409
ああ、なるほど・・・子供の時分ならさぞかし怖かっただろうね。
わざわざ解説ありがとう。
そのビル残ってるのかな?
まあそういう体験した場所に無闇に行くのもあれだけどw
411:
>>410
私、中学生の時に引っ越ししてしまったのですよ。
それも結構、遠く離れてしまったもので・・・その機会が・・・
ただ、その場所ははっきりと覚えていますから、
行けないという事は無いと思います。
ビルが残ってるかどうかは流石に分かりませんがw
415:
爆音
うちの母から聞いた話。
仕事帰りに音楽聴きながら車運転してたら、段差だか何だかの揺れで
カーナビのリモコンが隙間に挟まってしまったらしい。
それだけなら別になんてことないんだけど、ちょうど音量調節する部分が
ひっかかってしまって、勝手に音量が上がっていく。少しずつ少しずつ。
前後に車いるし横に止まれる場所なんてなかったし、母パニック。
どうしようどうしようと焦る間にも音量は上がっていく。耳がずきずき痛む。
丁度37くらい(普段は5とかそのへん)になったとき赤信号にあたり、ようやく
スイッチを切れたらしい。
「ほんとにパニックで気が狂いそうだったわー。音って人を殺せるのね」
これで赤信号やら泊める場所やらなかったら、母さんどうなってたんだろ。
416:
葬儀
こっちでいいのか分かりませんが、私的に洒落にならなかったので
先日母方の祖母が亡くなり、その葬儀に参列していたのですが、不思議な体験しましたの
ででカキコさせていただきます。
話は昔俺が大学生の時の頃から始まっています。当時、父方の祖母が亡くなり実家で葬儀
をあげました。
祖母の葬儀も無事終わり、火葬も終わりった夜、親戚の血の濃い面々で飯を食っていました。
ちょうど食事をしていたのが葬儀をあげた座敷ですが、私の座った位置から居間をとおし
て裏の台所が見えていたんです。
みんなと談笑しながら飯を食っていると、お勝手口から年の頃40代の男性が家の中に入っ
て台所を横切ったように見えました。
父母に「あれ?いま台所を誰か横切ったんじゃない?」とそのときみた男性の特徴を伝え
ました。ちょうど横に座っていた弟も「誰か通ったね」とのこと
父は「そりゃ爺ちゃんだわ。爺ちゃんが婆ちゃんを迎えに来たんだろ」と全く相手にしま
せん。確かに祖父は40代で無くなっていますが、そもそも当時霊を信じてない俺
「絶対誰か家に入ってきた!」と弟をつれ、台所のある側の部屋を虱潰しに探しました。
418:
弟が自分の部屋と裏のトイレを見るとのことで、父母の寝室と父の書斎を見に行った私。
寝室・・・OK。書斎に入った瞬間人影を見つけました。
一瞬「じーちゃん!?」と頭によぎって男を見つめたのですが男は恐ろしい形相でこっち
に来ます。男が私に重なった瞬間、「ドスっ」という音と、痛みが全身に駆け抜けました。
「なんやねんっっ!」と思って一番痛いお腹を見るとなんか生えてる。
その男、香典泥棒だったんですね。お腹をナイフで刺されて、そのまま私は入院。
さいごっぺで男の顔にヒジを入れて男失神。声で駆けつけて来た弟と父に取り押さえられ
て警察へ。父ちゃん・・・いらんこと言うから反応おくれたやんけ・・・
419:
それで、ついこの間母方の祖母の葬儀。母方の祖母にめっさ可愛がられていた私はばーち
ゃんが亡くなったと聞いて、朝一の新幹線で実家に帰省。母の実家に母が喪服を持ってき
て現地で着替えるという慌ただしさ。
葬儀も終わり父方の祖母の時と同じように飯を食いながら、昔ばーちゃんの葬儀のとき大
変だったんだよね?○○(私の名)刺されて、葬式2回もあげるところだったわ?と私の母。
酒も入っているので談笑していたところ裏のお勝手口へ向かうガラスに人影が映る。
気になった私はお勝手の方に歩いていく。従兄弟の部屋に向かう階段を上る不振な男性を
発見。「おまん!なにやっとんじゃ?!」と叫ぶと男が振り返る。男の手にはナイフが見
えた。しかも前回俺を刺した男と同じ奴。でてきたんかよっっ!
男が俺の顔を見て一瞬慌てた顔をしたが、俺の方に突進してくる。
・・・あれ?男が泡吹いて苦しんでる。白目をむいて足下にばったり倒れ込んだ。
救急車を呼んで、男はそのまま搬送。
危うく同じ人間に全く別の葬儀で刺されるところでした・・・洒落にならんつーねん!
420:
あとで聞くと男はその瞬間心筋梗塞を起こしたそうです。
・・・ばーちゃんかな・・
422:
ばーちゃんと>>420にGJだな。
423:
知りませんか
高校生だった時の話。
学校から帰ったらワンコの散歩に行くのが日課で、その日も当然ワンコを散歩に連れてった。
県大会が近くて、部活終わったのが遅かったから帰って散歩に出た時は夜の9時を過ぎてた。
家を出てすぐ右に曲がり、そこから町内を一周してくるんだけど、その途中に【事故多発!】って看板と、看板の下に何週間かに一度の周期で新しくなる花束が置いてある。
(5年くらい前にそこで轢き逃げがあったからたぶんその遺族が供えてるんだと思う)
で、その日そこを通ったら髪の長い女の人がしゃがんで看板に向かって手を合わせてた。
ああ、遺族の人かなって思ってそのまま通り過ぎようとしたんだけど、それより早く女の人が立ち上がってこっちを振り向いたんだ。
女の人は涙を流してて、こっちに気付いたのか軽く会釈したから慌てて会釈し返したんだけど、気まずくてすぐ顔を逸らすとそのまま足早に女の人の横をすり抜けたんだよ。
そしたら後ろから「知りませんか」って聞かれたんだ。
えっ?って振り向いたら女の人はこっち見てて、「貴方は知りませんか」ってまた聞いてきた。
「何をですか?」って聞き直すと、女の人はまたボロボロと涙をこぼしはじめる。
424:
続き
顔を伏せて喉を引きつらせながらヒックヒック泣きじゃくりはじめて、すっかり困ってしまったワンコと漏れ。
女の人は泣きながらも「知りませんか」って言葉を繰り返してる。
あ、もしかして事件のことを知ってるかっていいたいんかな?って思って「5年前の事故のことですか?」って聞いたら女の人は一層激しく泣き始めた。
時間が遅くて、あまり人が出歩いてないとはいえ、もしこんなとこを誰かに見られたらややこしくなりそうだなぁ、と正直勘弁してくれって感じだった。
かといって無視して行くのも憚られるし、取りあえず「あの、もう9時過ぎてるんで帰った方がいいですよ」って声をかけた。
そしたら女の人がキッ、と顔を上げて…その瞬間漏れは問いかけに振り向いてしまったことを激しく後悔。
女の人の顔は陶器みたいに真っ白、血走った目が今にも飛び出しそうになってて、口の左端から耳の方にかけて大きく肉が削げてた。
心臓が止まりそうなくらいビビってる漏れに「本当に知らないのか」「それともお前か」などとたたみかけてくる彼女。
しかもじりじり近付いてくる。
しまいには「殺してやる」と言い出す始末。
425:
続き
その時、連れてたワンコが勢いよく吠えだした。
しかも今までに聞いたことないような吠え方。
そしたらビックリした漏れの体は無意識にその場から逃げ出してた。
その場にとどまって吠えようとするワンコのリードを思いっきり引っ張って全力疾走。
女が付いてきてるのか振り返って確認する勇気もなく、あとはただ一刻も早く家に着くことを願ってた。
しばらく走って、家が目の前に見えた頃になってようやっと立ち止まり漏れは後ろを振り返ったけどそこにはもちろん誰もいない。
安心し、ヘロヘロになりながらようやく玄関に着いて、中に入った漏れは鍵を閉めようと閉まりかけたドアを振り返った。
その、ドアが完全に閉まるほんの一瞬、隙間から見えたそこには恨めしそうな顔して漏れを睨む女が立ってた。
それからはその女を見てないけど(散歩コース変えたし)あんときはホントに心臓が破裂するかと思ったよ…。
426:
それメンヘラ遺族とか
458:
>>426
多分生きてる人じゃないと思う…。
メンヘラ遺族だったらまだ良かったが(((゚Д゚;)))
459:
レンズ
俺が大学の時に住んでたアパートでの出来事。
これからの楽しい大学生活を夢みて東京に出てきた俺は
アパートに引越しをしていた。
あらかた荷物も整理し終わった時に誰かがピンポ?んと呼び鈴を鳴らした。
当然まだ知り合いが居る訳も無く不振に思いながらも
おそるおそるドアの覗きレンズを覗いてみた。
しかし真っ暗で何も見えずオカシイな?と思いもう一度覗き込もうとした瞬間
「ガサッ!」と音と共にレンズから真っ黒な蜘蛛がはい出てきた。
当然その日に不動産に苦情を言って翌日新しいレンズに変えて貰ったが
何故レンズが空洞だったのか不思議だった。
ちなみにその時に来た奴は新聞屋だったのは言うまでもない。
461:
>>459
覗きとか空き巣とかが外したんじゃね?
それともかなりのボロアパートだったとか。
504:
いたい?
俺が保育園の頃の話
秋口で日が落ちるのも早いってのに迎えが遅い園児たち(俺含む)でカクレンボすることになったんだよ
俺が隠れたのは玄関の有るとこと保育部屋があるとこの繋ぎになってるちょっと奥まった所
竹ヒゴで作った日除けとか色んなモンが置いてあったんだが、奥に入って蹲ると外から見えないだろうと思ってソコに隠れたのね
隠れて、もうちょっと奥に行こうと思い移動してソコにしゃがんだ瞬間、膝がちょっと「ちくっ」とした
なんか引っかかったのかなーとか思ってたら後ろら辺から「いたい?」って聞かれたのよ
(あれ?他にもココに来た奴居たんだ)って思いながら「ん?ん、ちょっとチクってしたけど、いたくないよ?」って答えた
続けざまに後ろの“誰か”が俺に話しかけてくる
「いたい?いたい?」
「いたいよ、いたいよ、もっといたいよ」
気の所為かまたちょっとチクっとした
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?もっといたいよ」
ジワジワと膝の辺りが痛い、しかもなんか湿っぽい
続く
505:
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?ひろがるよ」
ソノ瞬間、膝に激痛が走って「いたーい!!!!!」って叫んでた
ソレを聞いた“誰か”は「きゃはははははは!!またね!!」って笑いながら奥に行った・・・・奥は行き止まりなのにね
俺はというとワンワン泣きながら外に出て行った
泣きながら出てくる俺を見て園長先生と他の大人は青ざめた顔してた
何故って?俺の膝には幅1cmくらいの竹ヒゴが思いっきり刺さっててプラプラしてたからさ
園長先生が駆け寄ってきて竹ヒゴを抜こうとするんだけど中々抜けない
丁度迎えに来ていた俺の母親も抜こうとするけどコレも無理
「いたい!いたい!」って俺が泣くもんだから当時、看護婦だった母が自分の病院に連れて行って外科処置で抜くことにしたんだ
両端を切り広げるとアッサリ出てきたんだが医者が首を傾げた
刺さってた竹ヒゴが扇状に広がっていたんだよ
「これ・・・刺さんねぇよな・・・」って母と話してたりするけど俺には分ってた
あの後ろに居た“誰か”の所為だって
それからというもの、俺はカクレンボの時にソコを使うのは止めたよ
近づくとまたあの笑い声が聞こえてきそうだったから
「またね」って事は次に行った時はコレくらいじゃ済まないんじゃとも思ってたから
終わり
PS:今でも膝にその時の傷痕が残ってたりするw
626:
侵入者
本当、ネタと思われるだろうけど、先日起こったリアル体験談を書きます。
時間は深夜1時。風呂に入り煙草を吸い、俺は床についた。
目を瞑って数分後、金縛りにあったんです。
過去に何度か金縛り体験はあったのであまり怖くはなかったのですが、
その日は違いました。目を開けて天井を見ると、顔面蒼白の落ち武者みたいな
顔が外を見てるんです。驚いて
「へぁぁああ!!」
と思わず俺が叫ぶとその顔は消えてしまいました。
これだけなら良かったんですが、次の日にも怪現象は起こりました。
深夜1時頃。昨日の事もあり、恐る恐る俺は床につきました。
すると、目を瞑って数秒後に俺の部屋のドアがガチャリと開いたんです。
家の人間は全員寝てるはずだし、ノックもせずに入ってくるのはおかしい。
「泥棒!?」
一瞬そう思いましたが、入ってくるモノを見てそうではない事に気付きました。
窓から差し込む微かな月明かりが侵入してくるものを照らしたのですが、
明らかに人間じゃありませんでした。全身真っ黒なんです。
黒の全身タイツを着てる感じでした。また、存在そのものがぼやけて見えるんです。
俺は怖くて動けずにいました。すると、その侵入者は俺の頭の横に立ち、ボソボソと何か言い始めたんです。
聞いたら呪われると咄嗟に思い、耳を両手で塞ぎました。
その瞬間、気配でわかりました。侵入者の顔が俺の耳の傍まで近づいたんです。
そして一言
 「お前駄目だ」
それだけ言うとフッと消えてしまいました。
それ以降、怪現象は何もないのですが非常に心配です。
627:
>>626
幽霊に駄目だしされたのか。
可哀想に
681:
裏道
高校の頃の体験
塾の帰り、滅多に使わない公園の脇の裏道を通った。
その1年前程の夜にそこで日本刀持った男が通りがかった人に斬りつけるとか言う
事件が起こり(軽傷だったらしいが)、それ以外にも変質者が現れる等の話があり、
親や学校からも暗くなったら通るなとお達しが出てた場所であった。
いつもは言いつけ通り使わなかったんだが、その日は塾に少し長く居すぎたせいで
時間は10時を越えていたので、近道についそこを通ってしまった。
横にある誰も居ない公園の外灯から漏れる薄い明かりに照らされながら歩いてると、
前の方から一人の女が歩いてきた。
場所も場所だけに少し不気味で、刺されないだろうかとか少々飛んだ事を考えながらも
歩は進み、女との距離が近づいていく。
少しビビりながら女を見ていると、不意に違和感が沸いてきた。女はもう目の前だ。
すれ違った瞬間、俺は違和感の理由を理解すると共に、背筋に激しい悪寒が走った。
(・・・・首が無い)
その女の胴体と頭を繋げる首の部分が無く、女の頭が胴体の上にゆらゆらと浮いてたのだ。
見間違いだろうと思いつつも俺はしばらく振り向けずに歩いていたが、
いろいろ考えた末、50M近く歩いた後に意を決して振り返ってみた。
女は俺とすれ違った場所に居た。胴体こそ後ろを向いた状態だった。
しかし頭。頭だけが俺の方向を向き、俺を見ながら声こそ聞こえなかったが
口を大きく開けて高らかに笑っていた。
声も出せず、腰砕けになりながらも俺は即座に走って逃げた。
以後、その道を昼間でも通った事は無い。
683:
>>681
この話読んでる最中に、デスク横の壁にベタベタ貼ってある書類全部落ちたぞ。
696:
住職
・・・子供の頃、5才くらいまで八王子に住んでいた事がある。
でもまだ幼かったため当時の記憶はほとんどない。
だが「のりこちゃん」の事だけは鮮明に覚えている。
私と同じくらいの年令。
たしか近所のお寺の娘さんで大きな瞳と栗色の長い髪、
・・・私の初恋の相手だ。
・・・先日、仕事の都合で八王子に行く機会があり、昼で用事を済ました私は、懐かしい町をぶらり訪れてみようと思った。
・・・変わらない町並み。20数年前の忘れていた記憶が少しづつ断片的に甦ってくる。
私の住んでいたアパートの場所は残念ながら取り壊されてしまったのか駐車場に変わっていたが、
のりこちゃんのお寺は昔と変わらず今もそこにあった!
あ?・・・そういや当時のりこちゃんと、不謹慎にもお寺の境内でかくれんぼをしたりしてよく遊んだもんだ・・・。
なんてノスタルジーに浸っていると、境内を掃除している住職を発見!
見覚えのある顔。間違いなくのりこちゃんの親父さんだ!
嬉しくなって思わず住職に声をかけた。
・・・最初はこのオッサン誰よ?
って感じの住職だったが、名を名乗ると私の事をよく覚えているというではないか!
つづく
698:
つづき
私は当時の思い出話などを住職と、楽しくしばらく話したが
・・・だんだん話が噛み合わなくなってきた・・・
住職によれば、私は「一人で」お寺で遊んでいた。
(だから私をよく覚えていたらしい)
・・・そもそも「のりこちゃん」などという子は娘ではないし、
(この住職には息子しかいないし、私と大分年令が離れている)近所にもそんな子は知らないと言う。
じゃあ私が遊んでいた「のりこちゃん」は誰!?
・・・普通なら子供の頃の曖昧な記憶違いかな?って事で終わるんだけど
・・・ふと視線を反らすと住職の足元に座り目を細めて笑う小さな女の子が。
・・・それは20数年前と変わらぬ笑顔のまま「のりこちゃん」がそこにいた!
・・・突然寒くなり全身に鳥肌が立った。
そして!のりこちゃんがこの世の者ではない事に気付いた。
住職には見えない。私は恐怖のためか声がでない。
目が合うとのりこちゃんは、立ち上がりまるで狐の様にありえないくらい大きく口を開けた!
なぜか口の中は真っ黒
そしてゆっくりと口パクで
「は な し た ら 殺 す」
706:

2年ほど前の話。
とある駅ビルのカフェレストランで昼食をとっていた時のこと。
食事もほぼ終わり、セットのデザートが出された頃、
女性2人と子供2人の4人連れが入店してきた。
女性達は主婦仲間なのか、畳んだベビーカーを引いていて、
子供は3歳くらいの男の子と、1歳くらいの女の子。
あまり子供が好きじゃない私は、こっちの席に来て欲しくないな・・と思っていた。
しかしその願いもむなしく、店員は私の斜め後ろ辺りの壁際の席を案内し、
4人はそこへと歩いてきたのだが、その途端、唐突に子供が泣き始めた。
私はそちらに目を向けるのも嫌だったのだが、声から泣いてるのは男の子だと分かった。
突然堰を切ったように激しく泣き出し、何かを嫌がっているようだった。
しまいには、「こわい???!!」と大声で泣き、母親たちも困惑している様子。
私はそれでも無視していたのだが、ついに耐え切れなくなり、その親子連れへ目を向けた。
すると、母親に抱きかかえられた男の子は、案内されるはずだった席の上方を指差して、
「やだ、こわい???!!」とひどく怯えていた。
この店内には洒落た絵画などが飾られていたから、きっと変な絵でもあったんだろうと、
指差す方に目を向けると、
そこにはただ、真っ白な壁があるだけだった。
しかし男の子は、母親が一歩でもそこへ近付こうとすると、より一層激しく抵抗する。
背筋に何か冷たいものが走った。店内の客もみな唖然としている。
店員も困惑していたが、母親が「すみません。何かよく分からないんですけど、
他の席にしてもらってもいいですか?」と伝えると、あっさり別の席へと案内した。
あの席から離れると、すぐに男の子は泣き止んだ。
彼には一体、何が見えていたんだろうか…。
残された客の間には、嫌な空気が漂っていた。
710:
何も起こらないでそ('A`)
怖がりすぎるから余計にそんな気がするだけじゃないかなぁ
734:
エニグマスレで見つけた
兄弟
518 本当にあった怖い名無し sage 2006/04/15(土) 16:52:31 ID:vqUOhaAX0
ここに書いていいのか分かりませんが。
私は両親共働きの一人っ子、その上気の弱い方でなかなか友達は出来ずいつも
一人で室内遊びばかりしている様な子どもでした。寂しいのもあり、やはり兄
弟と言う物に憧れいつも理想のお兄ちゃん像を思い浮かべながらままごとをし
ていた私はだんだんとままごとだけでなく、一人公園で遊ぶ時も夕飯を食べて
いるときでも空想の兄を登場させては会話をするようになっていました。気味
悪がった親は辞めさせようとしたけれどもその癖はなかなか直らなかったそう
です。しかし私も大きくなり次第に社交的にもなりました。
そんな私も大人になり、今では4つになる娘とおなかの中に赤ちゃんがいます。
私が妊娠する前まで兄弟をしきりに欲しがっていた娘がパタリと兄弟の話をし
なくなったので「Mちゃんは妹と弟どっちだと思う?」と私から話しかけてみ
ると「お兄ちゃん」と言いいました。兄と弟の意味を間違えたのだと思い「M
ちゃんの次に生まれて来るんだから弟って言うのよ」と教えると娘はムっとし
て「違うよママのお兄ちゃんがお腹に入っているんだよ、ママのおなかに入る
前まで一緒に遊んでたんだ」と言いだした、私は幼い頃の自分を思いだし、こ
の子も寂しかったのだろうと解釈していると娘が「ひろしお兄ちゃんいつもマ
マを睨んでたよ」
ぞわっと鳥肌が立ちました。私の想像の兄の名前もひろしでした。
母に流産などの経験は無く、ひろしお兄ちゃんは確かに私の空想でした。ワケ
がわからないまま私は不安の中でお腹を抱えています。
735:
つり公園
近所に釣りが出来る海に面した公園がある。通称“つり公園”
・・・先日私はそこで一人夜釣りを楽しんでいた。
しかしその日は、深夜一時を回っても魚は釣れず、もう帰ろうかな??と考えていた。
・・・一服しながら辺りを見回すと、100?くらい先に釣り人が一人いた。
暇を持て余していた私は、その釣り人と世間話をしようと思い、近づいていった。
夜の海は暗い。堤防づたいにその釣り人に近づくにつれ、違和感を感じ始めた。
彼はおよそ釣りをするには相応しくないスーツ姿で、何より釣り竿を持っていない。
直立不動で黙って下を向いてうつむいている
・・・しかも近づいてみて気付いたが、彼の立っている場所は堤防ではなく
・・・何と海の上!
・・・ハイ。お察しの通り、彼は明らかにこの世のものではなかった!
ヤバい!と思いながらも、ここでパニくると余計恐くなるので
彼に気付いてないフリをしてさりげなく今来た道を引き返そうとした。
その瞬間、すぐ耳元で声が聞こえた!
『どうして助けてくれないの?』
・・・私は半泣きで後ろを振り返らずダッシュで逃げ帰った。
そう・・・この場所は釣り公園
・・・別名「首吊り公園」
745:
地蔵の道
Y君は関西の某大手製薬企業に勤めている。しかし仕事柄、中々女性と出会えず、
彼女がいないのが悩みであった。そんな彼に、友人が彼の悩みを聞いて、やはり
同じような悩みを持つ看護婦さん達との合コンの段取りを付けてくれることになった。
もちろんY君に異論があるはずがない。休日を選び、待ちあわせ場所はとりあえず
某海浜公園に決められた。参加者は男性がY君を入れて3人、看護婦さんも3人、
そして仲介役の友人を入れて7人のはずであった。Y君は当時を振り返って言った。
「なんか、最初からハプニング続きで、変な予感みたいなものがあったんですけどね・・・」
女性側はともかく、男性側はそれぞれ面識がなかった。友人が数合わせに知り合い
からY君のような男性を適当に選ぶという話だったのである。Y君はそのうちの一人とは
すぐに落ち合う事ができた。彼も年齢はY君と同じくらいで、おとなしそうな青年だった。
やがて、看護婦さんら女性側3人も時間通りにやってきて、なんとなくその場の雰囲気
がほぐれてきた。しかし、男性側の最後の一人と仲介役の友人がいつまで待っても
来ない。焦れてきたY君は友人の家に携帯で連絡を入れてみた。
「急病って事らしいんです。いや、腹痛かなんかで、病気自体はなんてことないん
だけれど、とにかく今日は来れない、と。」
いきなり水をさされる形となってしまった合コンだが、まあ、主役はY君らなので、自分
たちがいれば問題はないはずだった。しかし男側の最後の一人もなかなか来ない。
その顔を知ってるのは友人だけであったため、皆で相談してあと10分くらい待って
来なかったら、人数はそろわないが合コンをはじめてしまおうという事にした。すると、
「すぐ側のベンチに、いつの間にか若い男がいたんです。うつむいて座っていて・・・」
ひょっとしたら・・・と思い、Y君は声をかけてみた。もちろん、友人の名前を持ち出して。
共通項といったらそれくらいしかなかったのである。と、男はスッと立ち上がり、言った。
「じゃあ、行きましょうか・・・」と。
「なんか今思い返すとえらく不自然だったんですけど、その時は皆焦れてたし、ああ、
こいつが3人目なんだなって、妙に簡単に納得しちゃったんですよ・・・」
746:
再び簡単にそれぞれが自己紹介した後で、近くの喫茶店、それから海浜公園巡り。
そして飲み会へとオーソドックスに合コンは進行したそうだ。公園内の無料利用券
などもY君は友人から預かっていあたらしく、活用したらしい。看護婦さんたちも皆
20代くらい。Y君ともう一人の青年もはしゃいで場を盛り上げた。が、3人目の男、
こいつがどうもよく分からない。決して陰気ではないが反応もなんとなく変で、扱い
にくい感じで、結局盛り上がった座もしらけてしまい、誰が言い出したわけでもない
が、今回はお開きにしようという流れになってしまった。そして、いざ皆帰る時になり、
問題の男が、「僕はXX方面に帰るんですが、同じ方向の人はいませんか?
   よかったら僕が送っていってあげますが。」
などと言い出した。Y君らは皆電車で海浜公園に来ていたが、その男は自家用車で
来ていて近くに止めているらしい。そしてY君はたまたま、そのXX市に住んでいた。
言葉に甘えれば電車代がタダになるし、なんとなくその男が気に食わないという理由
で断るのもなんだか気が引けた。結局、Y君と、看護婦さんの一人がその男の車に
便乗させてもらう事となった。こうして、初対面の3人の夜のドライブがはじまった。
男の車は中古の軽自動車で、Y君と看護婦さんは後部座席に腰を下ろして座った。
車は走り出したが、男の運転は、なかなかの安全運転であった。
「海浜公園からXX市まで、普通に車を飛ばせば、だいたい1時間かからないんです。
それに、いったん郊外の道路に入れば、途中はほぼ一本道のはずなんですけど」
車はやがて、Y君の記憶どおりに郊外に入った。窓の外を夜の風景が流れていく。
片側2車線の道だ。その道の両側は黒い木々で覆われていて、ときおりぼおっとした
光が近づいてくると思ったら、それは小さなガソリンスタンドや自動販売機であった。
まだそれほど深夜ではないはずなのに走っている車は自分たちの軽以外ほとんど
なかった。ふわふわした信号の光が現れては消えていった。30分ほど走ったろうか。
車内でY君と看護婦さんは、たわいない雑談をしていた。3人目の男―運転手の彼は
まったく口を開かなかった。ときどきY君が話を振っても短く受け答えをするだけだった。
「とっつきにくい奴だな・・・」
747:
何気なく、Y君は窓の外を見た。そこは林が切り崩された斜面になっていて、どういう
わけか、たくさんの石の地蔵が並んでいた。小さいけれども数は100や200ではない、
車のライトの光に浮かび上がったそれは、とにかくえんえんと続いているのである。
しかも、光のかげんだろうか、その地蔵たちはひどく異様な格好をしていた。
「それが・・・一つもまともな物がないんです。どういうことかと言うと・・・」
 頭部が半分欠けているもの― 
 口のあたりに大きな亀裂があり、ゲラゲラと笑っているように見えるもの―
 斧を打ち込まれたみたいに、顔が真っ二つに割れているもの―
 目のところだけえぐられているもの―
ほんの一瞬だけ照らされるだけなのに、不思議にY君の目には地蔵たちが一つ残らず
無残な姿をしているのが見て取れるのだった。隣を向くと看護婦さんも、どうやら外の
光景に気が付いていたらしい。気分が悪そうな表情をしている。Y君も嫌な気分がした。
「なんであんないやらしい地蔵を置いておくんだろうか・・・それもあんなに」
窓の外はいつのまにか暗い林に戻っていた。人家もないようだ。明かりが見あたらない。
近くに大きな新興住宅地があるはずなのだが― そのときだった。
「このあたりはね、出るそうですよ。」
めずらしく、運転手の男が自分から口を聞き、ポツリと言った。
「・・・?出るって・・・何が?」
「出るんだそうです。」
「だから・・・何が?」
「・・・・・・・」
Y君が尋ねても、運転手は何も言わない。黙って前を向いて運転しているだけだ。
なんだかそのシルエットになった後姿も、さっきの地蔵そっくりに見えて気味が悪かった。
748:
(くそ・・・なんなんだこいつ・・・) Y君がそう思っていた時、隣の看護婦さんが言った。
「あのお・・・あのガソリンスタンド、さっきも通りませんでしたか?」
「えっ?」
彼女はいったい何を尋ねているのだろう?
「ほら、今度は自動販売機。これって、さっきも通り過ぎましたよね?」
たしかに、車の後ろに自動販売機らしい明かりが飛んでいく。つまり看護婦さんは、
この車がさっきからずっと同じ所を走っているのではないか・・・と言いたいらしいのだ。
「そんなことはないですよ。」
答えたのはY君ではなく、運転手の男だった。
「気のせいですよ。この道路は一本道ですからね。曲がってもいないのに同じところは
走れませんよ。郊外の道なんてみんな似ていますからね。単調ですし。気のせいですよ。」
運転手は初めてと言っていいくらいペラペラと話した。そして、ヒヒヒ、と低く笑った。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
その笑い声を聞くと、Y君も看護婦さんも何も言えなくなってしまった。
「何か、かけましょうか。」
運転手の男は手を伸ばしてなにやらゴソゴソやると、テープを取り出した。そして、
それをカーステレオに押し込んだ。・・・ところが、音楽は流れてこないのである。
2、3分たっても何も。圧迫感のようなものに耐えかねて、Y君はカサカサに乾き
はじめた唇をまた開いた。
「何も、聞こえないんだけど。」
749:
「・・・・・・・」
「ちゃんと、入ってるの、それ?」
「・・・・・・・・・・」
「ねえ」
「聞こえないでしょ?なんにも」
「ああ」
「深夜にね、家の中でテープをまわしておいたんですよ。」
「は?」
「自分は外出してね。家の中の音を拾うように、テープをまわしておいたんです。」
「・・・なんで、そんなことしたわけ?」
「だって、留守の間に、何かが会話しているのが、録音できるかもしれないでしょう?」
「・・・・・・何かって・・・・・なんなんだよ?」
「・・・・・・・・・・」
Y君は、相手が答えなくてよかった、とはじめて思った。と、いうよりも、それ以上その
男と会話をしてはいけないと思った。背中に、気味の悪い汗がにじんでいた。
ぞっとするものがせまい車内にみなぎってきた。
とたん、隣の看護婦さんが悲鳴をあげた。「ッ!!!」
窓の外にはまた、地蔵たちが並んでいたのだ。頭が割れ、目がえぐれ、ギザギザの口で
ゲラゲラと笑い続けている、あの異様な石の地蔵たちが・・・
「止めろ!」 運転手は何も言わない。
「車を止めろ!!」
Y君はもし運転手が言う事を聞かなかったら、力ずくでも車を止めるつもりだった。
750:
だが、以外にも、車はあっさりと静かに止まった。運転手は何も言わないままだ。
Y君と看護婦さんは、転がるようにして軽自動車から降りた。車はすぐに再発進して
赤いテールランプが二人の前から遠ざかって行った。
Y君はぼんやりと辺りを見回した。看護婦さんもそうだった。二人は顔を見合わせた。
街灯の光しかなかったが、お互いが蒼白になっているのが分かった。足がガクガクした。
そこには石の地蔵などはなかった。それどころか、近くには海の音が聞こえていた。
そこは、あの海浜公園のすぐ側だった。。
「・・・どうやってぐるりと戻ってきたのか全然分からないんです。だって、今しがたまで
郊外の道路を走っていたはずなんですから・・・」
それだけではなかった。問題の3人目の男について、
「翌日、友人に連絡を取ったら、予定していた3人目は1時間、時間を間違えて
待ち合わせ場所に来てしまっていたらしくて、そのまま待ちぼうけてその日は
帰ってしまったって聞かされたんです。」
それでは、一緒に合コンに参加し、Y君たちを乗せたあの男はいったい誰なのか?
後日、Y君は自家用車であの時とほとんど同じコースをたどる機会があったのだが、
道路のどこにも、あのえんえんと続くいやらしい石の地蔵などはなかったらしい。
あのドライブは現実のものだったのだろうか。現実だとしたら、自分たちはいったい
どこを走り、そしてどこに連れていかれるところだったのだろうか・・・
754:
初見だったから結構楽しめたぉ♪( ^ω^)
GJ!&乙
757:
患者
大作の後で書きにくいですが・・・
 よく、死ぬ直前に視界が暗くなるって言いますね。ドラマとかでもたまにそういうシチュエーションがあります。
 あれ、正直ガチです。体験しました。
 自分、肝炎なんですね。疲れやすくって「おかしーなー」とか思ってたら、そのうち起き上がることも出来なくなって、救急車で病院に行った時にはもういつ死んでもおかしくない状態。血液検査で総ビリルビンが10を越えてるって言ったら分かる人には分かるかな。
 そのときは、昼間なのになぜか視界が薄暗かった。夜なんて真っ暗。部屋にいても蛍光灯の明かりですら薄明かりって感じ。しかも青い。青いんだよね、視界が。これを読んでる人で、視界が暗くて青みがかって見える人がいたら病院に行ったほうがいいよ、マジで。
 まあそんなわけで即入院になりました。
 後で聞いたけど、ドクターも絶対死ぬと思ったって、俺のこと。まだ生きてるけどね。人間そう簡単には死なないもんだなー、たいしたもんだ。
758:
 病院に運び込まれて最初の日は、なんていうのかな、とりあえずの病室に入れられるのね。
 つまり、一般病棟じゃなくって、救急車で来た患者をとりあえず入れておくみたいな。その後に内科・外科?みたいに振り分けられるんだけど。
 その病室は二人部屋だったが、俺一人だった。まぁラッキーと思ったよ。なんか、点滴で利尿剤入れられてさ、腹水取るためなんだけど、これがまた強力な奴でね。
 10分おき位におぴっこがしたくなるわけ。それだけならいいけど、大のほうも強力でさ、もうピ?!って感じで、自分では気付かないうちに漏れてるみたいな、マジそんな凶悪な薬な訳。
 だから一人のほうが気が楽だもんね。隣に人がいたらおもらし出来ないからw
 だけど、さすがにまずいことになったなーとは俺も思った。
 そのときは俺、自分がそんなに悪い状態だとは思って無かったけれど、なんか周りの雰囲気がね、「あれ?おれってそんなにわるいの?」って類推させるのに十分っていうかさ、お袋と妹が付き添ってくれてたんだけど、なんかドクターと別室で話をしてるしwww 
 後で聞いたらプライバシーの問題で病状の話をするのは専用の部屋でっていうのが規則だったらしいんだけど、そのときはあせったよ。別室で話をするのは駄目だろw
 と、まあその入院初めての夜、その病室は一般病室じゃないもんだから、廊下側の壁に大きな窓がついている。まあ、異常を外からすぐ発見できるようにだろうね。
 中からはナースステーションが見える。病院っていうのはいろんな人間が歩き回ってるもんだ。ドクター、ナース、患者、業者っぽい人、いろいろ。
 そんな人たちが行き交っているのを窓からなんとなく眺めていた。
759:
看護師さん(ナース)が入ってくる。俺は動けないから、しびんの処理とか、大がしたいときにナースコールを押すと来てくれてトイレまで連れて行ってくれる。
 トイレは部屋の中にあるんだけど、情けないことにそこまで自分でいけないんだ、俺。そこまで動けないほど悪かったんだね。
 利尿剤のせいで小も大も頻繁に出る(出過ぎる)んだけど、何回もナースコールするのも悪い気がしてね、できるだけ我慢したりしてさ。そのうちうとうとしてきた。
 もちろん熟睡なんてできない。凶悪な利尿剤を点滴で打たれてるから眠れやしない。
 暗い視界の中で窓の外の廊下を見ていた。患者が歩いてる。でも、やたらと歩いてる。なんか人数が多くないか?
 ここは救急患者が運び込まれるフロアのはずなのに、何で歩けるほど元気な患者がこんなにいっぱいいるんだ?
 患者なのか? そうだ、病院パジャマを着てるもんな、患者の筈だ。
 でも、、、おかしい、なにかおかしい。
 
 人は行き交っている。でも、
 
 患 者 は 全 員 一 方 向 に し か 流 れ て い な い !
 
 左から右へ! 後から後から患者は通り過ぎるが、右から左へ帰る患者はいない!
 マジでちびりました。暗い視界の中を通り過ぎる病院パジャマの患者・・・
 
 ナースコールを押して看護師さんに来てもらってトイレに連れて行ってもらいました。
 その時に、
「このフロア、救急車で運ばれた人だけがいるんですよねえ、そういう人って普通歩き回ったりできないと思うんですけど、何であんなに大勢患者さんが廊下を歩いているんですか?」
ってきいたら、このフロアには、ナースの助け無しで歩ける患者さんは居ないって言われました。
 
 暗い視界が、さらに暗くなりました。。。
 暗くて青い視界で見た夢でしょうかね。あんまり恐くなくてごめんちゃいm( __ __ )m 。
57:
ナビの導く道
1/6
あれはもう三年くらい前になるかな。
俺と彼女で伊豆に泊まりで遊びに行ったときの話だ。
天気も良く西湘をドライブしながら伊豆方面へと向かった。
途中までは快適に進んだんだが、熱海を過ぎた頃からナビが
おかしくなっちまった。一応、目的地をインプットしてあったん
だが、グルグルと画面が回転している状態が続いた。
おかしいなぁ、壊れたか?
海沿いじゃなくて山越えルートにしたのは失敗だったか。
周りも何もなくひたすら1本の山道が続いているだけだった。
平日のせいか、対向車も後続車もない。
仕方が無いのでマップルを引っ張り出して、彼女にサポート
してもらう。俺も山越えルートは初めてだったんで道がよく
わからない。ゆっくり出てきたのでそろそろ夕方だ。あたりも暗くなりつつある。
まいったな、これじゃ時間通りに宿に着かないな。
携帯を見ると思いっきり圏外だ。。。
それでもひたすら山道を進むとYの字に分かれていた。
困ったことに標識が無い。路肩に車を止め、どっちだ?と二人
で問答。ナビの現在地は八王子を指している。。。(アホナビ!)
仕方が無いので右へ進むことにした。
これがすべての間違いだった。
58:
2/6
あたりはすっかり暗くなり車のライトなしでは本当の闇だ。
当然ながら街灯もない。しばらく進むと車がガタガタと揺れ始
めた。あれ?この道って舗装してないのか?今どき?
しばらくの間、緩やかな下り坂をガタガタと進んで行くと今度
は三叉路に出た。標識というか、随分古い感じの案内板が立っ
ていたが字が消えかかっててよく見えない。。。
どうする?
どうしよう・・・戻る?
ここでもしばらく問答。と、その時、目の前を1台の車が横切
った。その車は三叉路を右から左の道へと受け流すように進ん
で行った。久しぶりに自分達以外の車に出会った嬉しさからか、
俺らも勢いで左の道へ急発進した。きっとあの車に着いて行け
ば街まで出られる!勝手にそう思い込んで、前をゆく車を見失わないように進んだ。
しかし前の車、異常にい。どこかの豆腐店並みだ。どんな車
なのかとよく見る。白いセダンだがどこのメーカーか不明だ。
よほど足回りをいじってあるのか?色々と考えていると彼女が変なことを言い始めた。
ねぇ、あれって・・・どこのナンバー?
ん?ナンバー?ナンバーがどした?・・・
59:
3/6
確かにナンバープレートはあった。そして数字も書いてある。
しばらく見ていて何やら違和感を覚えた。ナンバーは問題ない
のだが、陸運局の地名?が見たこともない名前だったんだ。
何やら昔の略していない複雑な漢字3文字だ。3文字とも難しくて読めなかった。
あんな地名あったか?九州のほうかな?
えー・・・あんな名前聞いたことないじょ・・・
(翳欝嚢 ←こんなイメージ・・・)
そんな事を考えていたせいか、気がついたら前の車が見えなく
なっていた。あれ?どこかに曲がる道でもあったのかな?
キツネにつつまれたような奇妙な感じだったが、目印となる
車がいなくなってしまい、再び不安感がこみ上げてきた。
もはや先に進んでいいのか戻ったほうがいいのか、俺達には
わからなくなっていた。ナビは所沢を指していた。。。
と、遥か先に明かりが見えた。
やった、街だ!やっぱこの道で正解だったべ?
この時ばかりはホッと安心し二人で喜んだ。そして車を進める
と、さっき見えた明かりは民宿?の灯りだったことがわかった。
俺達は道を聞くために車を止め、二人で降りて民宿の中に入った。
中には親切そうなおばちゃんがいて、抜ける道を教えてくれた。
60:
4/6
お礼を言い、車に乗り込むと何か聞こえる。
ん?何だ?どこからか音楽が聞こえね? え、あ、ホントだ・・・
よく見ると民宿の隣に建ってる家?から聞こえてきているようだ
った。あれじゃ近所迷惑だな、とか言いながら民宿を後にした。
でもさー、あの民宿、すごく臭くなかった?
え?そうだった?俺、全然気がつかなかったわ。
アンタ、蓄膿だからね・・・なんか生臭かったよー魚みたいな。
そっかー、客用の仕込み中だったのかな?
その時だった。
目の前を何かが横切った。咄嗟に急ブレーキ。
鹿か?馬か?ヘッドライトに照らされて一瞬見えたような気が
するがハッキリとわからなかった。しかし白い何かだというの
は見えた。そして冷や汗をかいてる俺に彼女が言った。
ねぇ・・・ねぇ・・・あれ見て・・・
ん?何?どした?
彼女の指差す前方をよく見た。急ブレーキで立ち込めた土煙が
引き、視界が徐々に開けてきた。
あ・・・・
61:
5/6
言葉が出なかった。
目の前には大きな岩がいくつも転がっていた。きっと落石?が
あったんだと思う。でもさっきまでそんなものは見えなかった。
山道とはいえ、ここは直線に近かったから見えないはずがない。
きっとあのまま直進していたら、岩に突っ込んで。。。
しばらく彼女と口をあけてポカーン・・・
その時、車の後ろに人の気配がした。
バックミラーを見ると一瞬、白い人影?が見えたような気がした。
こりゃいかんってことで、すぐにもと来た道を引き返した。二人
ともさすがに只事ではないということを感じていた。もうどうして
いいかのさえ分からなかった。
恐怖に引きつりながら進むと、さっきの民宿の灯りが見えた。
助かった、とりあえずあそこに逃げ込もう!あまりの恐怖で髪が
全部白くなってんじゃないかと思うくらいだった。そして民宿の前で車を止めた。
そんな・・・あほな・・・
62:
6/6
そこは民宿じゃなくて俺達が泊まるはずのペンションだった。
よく見ると周囲には普通に民家がある。人の気配も普通にするし
車も普通に走っている。もちろん普通のナンバーの車だ。
しばらく彼女と無言でポカーンとしているとペンションの中から
従業員が出てきて誘導してくれた。当然、その夜は気持ちの整理
が着かずに二人とも楽しめなかった。
今では彼女と、あの時は狐に化かされたのかな?と言って笑い話になっている。
おしまい。
67:
>>62
なんとも不可思議な体験でしたね、
対向も後続も民家も無い暗い山道走ってるとすんげぇ不安になる
(舗装されてても一車線しかなかったりところどころ傷んでたりすると怖さ倍増)
先を行った車が異空間への水先案内なのかな、とか
落石へと続く抜け道を教えてくれた民宿のおばちゃんが主で
車の前に飛び出してきたモノ(もしかしたら白い人影と同一?)が助けてくれたのかな、
とか考えながら興味深く読ませていただきました。
98:
不気味なホテル
1/5
もう、5年か6年程前の話なんだけど……
僕の家族は旅行が好きなんだ。
好きって言っても、父が仕事忙しい人だから
そんな頻繁に行ってるわけじゃないけど
毎年必ず2,3回くらい旅行してたんだ。
その年も行ってきたんだ。
東京・横浜・千葉のいろんなところを巡る旅行ね。
2泊3日で、1日目の夜は東京の親戚の家に泊まって、
2日目の夜は横浜のとあるホテルで泊まる、ってことになってた。
僕の家族は、両親と僕と妹・それからまだ幼かった弟の5人。
ホテルの部屋は2部屋取って、両親と弟が3人で、
僕は妹と一緒の部屋で一晩寝て、翌日横浜の中華街行って帰る。
そんな感じだった。
ホテルの雰囲気は悪くなかったけれど、雲行きがあまりよろしくなく
一瞬、"不気味"と何故か感じていた。
チェックインを済ませ、9階だったかの部屋までエレベーターで上り
母に部屋のキーを渡されると、両親と弟は隣の部屋に入っていった。
99:
2/5
ご飯はホテル入る前に済ませたし、小腹が空いた時のためにお菓子等も
少しだが、一応買い込んである。
お風呂も済ませ、時計も10時を回った。さぁ、そろそろ寝ないと明日起きれない……
なのだが……僕は枕が変わると何故か寝つきが悪くなる。
ホテル泊まりが初めてじゃないとは言え、寝れないものは寝れないのだ。
今更だけど、当時の僕は中学生で妹は年子。
「ママ!おばけが怖いの、寝れないの!」なんて言う年頃でもない。
むしろ僕は幽霊だのお化け等を信じていない。
確かにホラー映画とかは怖いとは思うけど、あれは怖がるように作られているんだから
"怖い"と感じるのは別に普通なんだ。
決して「幽霊が怖いと思う」=「幽霊を信じている」ではないと思うんだ。
前置きがとても長くなってしまったけれど、本題に戻ると……
その日は、東京のいろんなところを見て結構疲れてた。
そのせいもあって、妹は11時頃にはとっとと夢の中だった。
何と無く、心細くてテレビをつけた。
面白いものはやってないかと思いチャンネルを回す。
すると面白そうなバラエティ番組が放送していたので、それを見ることにする。
…何故がベッドの前にある大きな鏡が気になる。
夜と鏡はあまり宜しくない組み合わせなので、鏡の自分と目を合わせぬように
恐怖心を紛らわすためにテレビに没頭する。
100:
3/5
鏡のことなどすっかり忘れていた。
幸運なことに、丁度スペシャルだったみたいで1時間では終わらず結構長いこと放送していた。
気が付けば時計は1時を過ぎた。
バラエティ番組がCMに入ると、よくわからないCMが流れた。
「なんだこれ?」と、何のCMか考えていると、あるホラー映画のCMだった。
バスに乗った男女2人、女が深刻な顔で男に何か相談している。
(相談している内容はもう覚えていない。)
女がふいに窓に目をやると、追い越すトラックに女の幽霊の顔がボウッと現れ
女が悲鳴を上げる…と、まぁこんな感じのCMだった気がする。
いつもならCMくらいでビビッたりしないのに、この時ばかりは本気でビビってしまった。
「せっかく恐怖感がなくなっていたのに…」
と、思いながら再び蘇った感情を消すために再びテレビに没頭するも、
蘇った感情はなかなか消えてはくれなかった。時間だけが過ぎていく……。
――コツン、コツン……コツ……
何かが窓に当たる音がした気がした。
風か何か…小石でも飛んできたんだろう。と、訳のわからない事を自分に言い聞かせる。
風がコツコツ言うわけもないし、真夜中に9階まで小石が飛ぶわけもない。
でもこのときはこう思うしかなかったんだ。そうしないと怖かったんだ。
3、4回鳴ると音はいったん止んで一安心…と、思った時だった。
101:
4/5
コツ、コツ…トントン、トントン……ドンドン…
何かが窓を叩く音がどんどん強くなってる…!!
"これは怖い!これは怖い!!"
そう思ってテレビを消した。部屋の電気はつけっぱなしだった。
布団をかぶって、若干震えながらも羊を数え自分を無理矢理寝かしつけた。
「起きなさい!あと30分したら、バイキング行くよ!」
ハッと目が覚めた時は既に朝だった。なかなか起きない僕たち姉妹を
母が起こしにきたのだった。
「ちゃんと着替えて、荷物まとめて、カーテン開けて、ゴミは捨てて
部屋を綺麗にしてから来るのよ。遅れると置いて行くよ。」
と、言うと母は部屋から出ていった。
目が覚めると夕べの出来事なんて綺麗さっぱり忘れていた。
ただ、あーっねむ。まだ寝てたいなぁ?…と、ぼんやりしながら身体を起こす。
妹は寝つきもいいが寝起きもいい。
サッと起きるとササッと身支度を始め、部屋を出る準備をする。
遅れまいとダルイ身体を起こし、フラフラしながらカーテンを開けた。
102:
5/5
見なければよかった。
本気で思った。
寝ぼけた頭が一瞬にして冷める光景だった。
窓には無数の手跡が残っていた。それも、内側ではなく外側の窓に……
このホテルにはベランダがない。ベランダどころか、足場がない。
それに窓は押すタイプというのか…45度くらいしか開かない窓で
とてもじゃないが人がそこから出ていくのは無理だった。
それだけじゃない。その手跡は何故か小さいものだった。
中学生にしては小柄の僕の手も結構小さいものだったが、それ以上に小さい。
まるで、幼稚園児か小学校低学年の子の手くらいの大きさで…
でも何故か指紋がついてない。手跡はついてるのに指紋がついてない。
どう考えても説明のしようがない出来事に、血の気がひいて寒くなった。
今思い返しても、寒いのだが…それでも幽霊は信じない。いや、信じたくない…。
……という、僕の実際にあった体験談です。釣りでも作り話でもないです。
むしろ作り話であってほしいと、逆に思うくらいです。
死ぬほど怖い、というわけじゃないからもしかしたらスレチかな……?
そうでしたらすみません。
でも、体験した僕からしたら死ぬ程洒落にならない体験でした。
144:
絶対に入ってはいけない辻
1/7
あれは俺が小学生の頃だから、もう20年も昔の話だ。
今回は少し長いっす。
俺の出身は北関東の寒村で、周りは田んぼと山だらけだった。
だから子供の頃は田んぼで藁の束を積んで秘密基地を作ったり
河で魚を取ったりして遊んだもんだ。村の人たちも皆いいひと
ばかりで、田舎ならではの良さがある村だった。
そんなよくある田舎の村だったが、たった1度だけ、村全体が
恐怖に陥った出来事があった。今日はその事件を書いてみる。
その村には「絶対に入ってはいけない辻」というものがある。
辻とは言っても小さな丘のような所で、幅3m、奥行き10m、
高さ1mほどの大きさだった。そしてその辻の上には、小さな
石碑と半鐘?(時代劇の火事とかで登って叩く鐘)のようなもの
があり、周りは田んぼに囲まれていた。
理由はわからないが、親や婆ちゃん(父方の)からは、あそこで
遊んじゃいけねぇよ、といつも言われていた。何でもあそこを
いじったりすると血の雨が降る、という言い伝えがあるそうだ。
確かに子供の俺から見ても不気味なふいんきがビンビン感じられる場所だった。
それは2月の寒い日のことだった。
145:
2/7
俺と友達は凧揚げをすることにした。この地域は冬はいつも
大風が吹いてるから凧揚げにはもってこいだったんだ。いつも
のように近所の田んぼで揚げていると、かなり乗りがいい。
釣竿のリールに糸を巻いて凧につないでるんだが、ぐんぐん凧が昇っていった。
こりゃすげーや、あんなに小さくなっちまったぜ!
俺は喜んでリールを緩め、どんどん高く凧を飛ばしていった。
しかしこの日は風が強すぎた。ブチッという音と同時に凧が回転
しながら遠くへ飛んでいった。アチャー・・・まいったな・・・
俺は友達のかっちゃんと凧を探しに走った。と、ほどなくして
先を進むかっちゃんの声がした。「あったぞ?」俺は見つかって
よかったと安心したが、それはすぐに不安へと変わった。。。
どうする?
う?ん・・・どうしよ・・・
凧は例の辻の半鐘に引っかかっていた。風でバタバタと揺れている。
今までここは通り過ぎることはあっても、登ったりしたことはない。
しかも親達からは絶対入ってはいかんと言われている。そのことは
かっちゃん家も同じだった。太陽はまだ高かった。しばらく悩んで
いたが、かっちゃんが「長い棒で引っ掛けて取ろう」と提案した。
俺はいいアイデアだと思い早二人で棒を探した。
146:
3/7
棒は意外と早く見つかった。かっちゃんがやると言い、少し離れた
所から凧に向かって棒を伸ばした。半鐘までの高さは3m弱といった
ところか。何度か突っついたが、全然取れる様子もない。頭にきた
かっちゃんは足元の石ころを投げつけた。カーン・・・半鐘に当たった。
錆付いた半鐘からはその外見からは想像もつかない程良い音がした。
ダメだな、取れないや。
と、その時、凧が半鐘から外れ空高く飛んでいっちまった。それも
すんごい勢いで。。。さすがにあれは追っても無駄だと子供の俺で
もすぐにわかるくらいの勢いだった。高かったので悔しかった。
諦めて二人で帰ろう、ということになったが急に天気が悪くなり始
め、雨が降ってきた。幸い俺の家もかっちゃん家も近い。バイバイ
してすぐに家に着いた。と、ほぼ同時に大雨。しかも雷?まで鳴って
きた。2月に雷?ありえねーとか思いながらも、まさかさっきのが
原因じゃないよな・・・とちょっと不安だった。
何やら外が騒がしくて目が覚めた。
なんだ?こんな時間に。。。時計を見たら午前零時半だ。親はすでに
起きて外で近所の人に何事か聞いてるようだった。戻ってきた父親は
血相を変えて「おい、かっちゃんがいなくなったんだと」と言った。
俺は「えっ!?」と驚いた。騒がしかったのは村の皆でかっちゃんを
探しているからだった。何でも昼間遊びに行ったきり帰ってこなかっ
たらしいが、親父さんが夜勤で帰宅が遅かったから気がつかなかった
ようだ(母親は亡くなっている)。
おまえ、何か知らないか?
「・・・」俺は怖くて黙っていた。
147:
4/7
結局その晩、かっちゃんは見つからなかった。あの時、確かに自宅の
方向へ走っていく姿を俺は見た。一体どこへ行ったのか。。。翌日、
警察と村人で捜索が始まった。俺は子供心に怖くてどうしようと悩ん
だが、このままじゃかっちゃんが本当にいなくなる気がしたので親に
言った。「バカヤロー!」俺は親父の平手で吹き飛んだ。「あそこに
は入るなといつも言ってただろう!」俺は泣きながら謝るしかなかった。
親父は早、村の人たちにそのことを告げ相談を始めた。
しばらくして村のご意見番というか不思議なちからを持った婆さんが
きて「家の周りに小便を撒いて玄関に塩を盛るように」と言った。その
婆さんの不思議なちからは何度か見たことがあり、俺も小さい頃に疳の
虫がひどかったので、その婆さんに直してもらった記憶がある。
手首に細い紐を巻いて指先をこすられたと思ったら、爪と指の間からクネクネ
と動く正体不明の生き物?が出てきた。それが疳の虫なんだという。
婆さんはそのクネクネを引っ張って巾着袋に入れて封をした。子供なが
らに不思議な婆さんだなと思っていた。外見はナウシカに出てきた予言の婆さんにそっくりだった。
こりゃ大変なことになっちまったね・・・死人が出なきゃいいが・・・
婆さんは村人全員に今すぐ家に帰り、今日は一歩も外へ出ないようにと
伝えた。あの辻にだけは触れちゃぁなんねぇ。昔からあそこを崩そうと
したりすると必ず死人が出たんだよ。そりゃぁすごい祟りが起こるんだ。
婆さんは俺を脅した。俺は泣きながら震えているしかなかった。
いいかい?次に祟られるのはおまえだ。今夜はずっと目を閉じているんだ。
絶対に何が起こっても目を開けちゃぁなんねぇ、いいね?婆さんはそうと
俺の髪を何本か抜き、うちの仏壇で念仏を唱え始めた。
148:
5/7
俺は両親に囲まれてずっと目をつぶっていた。時間ももう遅い。寝てしま
えば楽なんだろうが、緊張でまったく眠れない。婆さんはずっと念仏を
唱えている。と、バチンという音とともに電気が消えた。親父がブレーカー
を上げるも電気がつかない。停電か?仕方ないので仏壇用のローソクに火
をつけたようだ。すると婆さんが「むっ」と言い念仏をやめた。
カーン・・・カーン・・・
何やら遠くから鐘の音が聞こえた。。。
来たね・・・婆さんはそう言うとガサゴソと何かをいじっているようだった。
俺は目をつぶっているので何が起こっているのかわからない。ただ、鐘の
音がだんだん近づいているような気がした。
カーン・・・カーン・・・
俺は怖くなった。しっかりと両親の手を握っていたが汗でぬるぬるしてい
るほどだった。両親も震えている。婆さんは相変わらずガソゴソとしてる。
と、うちの前で鐘の音が止まった気がした。ずっと目を閉じてるから聴覚
が敏感になっていたんだと思う。途端に玄関の戸がガタガタと言い始めた。
ヒィッ!俺と親は怖くて悲鳴を上げた。玄関はしばらくガタガタしていたが
じきに止んだ。と、今度は屋根の上を何かが歩いている音がした。時折、
ヒ?ッヒヒヒヒというような不気味な声が聞こえてきた。しかも複数の声だ。
149:
6/7
いいかい?目をつむったまま声も出しちゃぁダメだからね?
婆さんはそう言うと家の中央の柱に何かを打ち付けていた。と、何かの気配
がする。。。すぐ近くに何かがいる。。。両親は気がついていないようだ。
でも声を出してはいけない。うう、でも何かが俺の近くで匂いを嗅いでる
ような感じだ。気持ち悪い。とてもじゃないがこの世のものとは思えない。
両親は気づいていないようだった。俺は恐ろしさと緊張で失神寸前だった。
見 ぃ ? つ け た ぁ
確かに聞こえた。
と同時に俺は完全に気を失ってしまった。
翌朝、俺は外の騒がしい声で目が覚めた。
いたぞー 見つかったぞー たくさんの人がそんな感じで叫んでいた。
部屋の中を見回すと両親はいない。婆さんもいない。俺は昨夜のことを思い
出して再び怖くなった。と、視線を部屋の中央へ向けると何か違和感がある。
昨夜、婆さんが何かをやっていた場所だ。よく見ると中央の柱(大黒柱)が
真っ黒に焦げている。。。一体何があったんだろ。。。と、外にいたお袋が
家の中に入ってきて、俺に言った。ねぇ、かっちゃんが見つかったんだって!
俺はすぐに飛び起きて外へ出た。ちょうど親父が帰ってきた。俺はそこで色々聞いた。
かっちゃんは近所の豚小屋の中でなぜか裸で寝ていたらしい。命に別状はない
が、俺とバイバイしてからの記憶がないらしい。ただ、手には火傷を負って
いたようだと言う。俺はというと、昨夜失神した直後に柱が燃え上がり、その
まま鐘の音も消え無事、朝を迎えられたと聞いた。婆さんが俺の髪を祈祷用の
人形に入れ、その柱に打ち付けたことによって、家の守り神の大黒柱が身代わ
りになって助かったんだという。
150:
7/7
婆さんは?と聞くとかっちゃんの体を清めに行っているそうだ。どうやら昨日、
玄関をガタガタしたのも屋根の上で暴れたりしたのも彼なのだそうだ。きっと
取り憑かれていたんだろうということだった。その後かっちゃんは街の病院へ
運ばれたが元気になり帰ってきた。但し記憶は消えたままだそうだが・・・
この事件を通して、子供ながらに自然には立ち入ってはいけない場所があるん
だなとしみじみ痛感した。
時が経ち、今、その辻の周辺には高のインターチェンジが出来た。北関東
自動車道という高らしい。俺は田舎を離れて数年経つが、今でも帰省すると
あの時のことを思い出す。親の話では高のルートもわざわざあの辻を迂回
して作られたということだった。確かにもし、工事であの辻が破壊されてたら
この高の建設計画もどうなっていたか・・・考えると恐ろしくなる。
おしまい。
166:
>>150
乙でした
昔から触れてはいけないという物にはそれなりの理由があるのですね…
152:

お払いをするとき返事をしてはいけないやらそっちを見てはいけないだのは知ってるけど
目も口も開けてはならんというのは初めて読むかな あと小便撒くのも
153:
どうも。
うろ覚えだが、その婆さんが言うには河童とか物の怪?は人間の
小便が嫌いで、かけると怒って逃げ出すそうな・・・
俺は見たことないけどその婆さんやお袋は昔、河童も見たらしい
110:
手招き
小学5年生の頃の話
その日は林間学校でした。皆で作るご飯、お泊まり、とくれば後は肝試し
男3女3の六人グループで森の中を懐中電灯だけで散策して宿舎に戻る
といったありふれたヤツでした。その森は地元では自殺の名所と名高く、昼間でも足を踏み入れたくない場所です
よりによって私はしんがりをつとめるハメになりました。
途中で先生たちが潜んでいて、度々私たちを脅かして来ました。これが意外に怖かった
そしてゴール近くの目印である小川と小さな橋に差し掛かった頃、私はこの日一番の恐怖を味わいました。
何かにつられるように橋のそばにある大木を見上げると、
明らかに首吊り死体と思われるモノが静かに揺れていました
前をいく友達は気付いていない様子。私はきっとアレも先生達がしかけたモノに違いない。
と思い込んでその場を足早に後にしました
と、宿舎の明かりが見え始め、皆の緊張の糸が緩みきった頃に
最後の脅かし役が近くのサトウキビ畑からヌルっと現れました
白い着物をきたソレはうつむいていて顔は見えませんでしたが、こっちへおいで、と手招きをしていました
今までとは質の違う脅かし方で妙に不気味でした。
私達は、ワーキャー言う事もなくその場を走り去り宿舎に駆け込みました
最後のが一番怖かったね?と話ながら、先生たちに文句を言うと、先生たちの顔色が変わりました。そんな役いない。と
担がれてると思った私は先にゴールしていたグループや
後から来たグループにも話をしましたが、誰も見ていない…
うすら寒くなってきた私は、じゃあ橋のそばの首吊りは?と先生達に聞きました
それがトドメになったように、先生たちは肝試しを中止しました
後日、ユタのおばさんが家に祈祷をしにきました。手招きの話をすると
それはこんな感じだった?と招き猫の要領で、手を動かしました
私がうなづくと、それは「こっちへおいで」じゃなくて、「こっちへ来るな」って意味だよと言っていました。
111:
>>110
ユタって事は沖縄か。
114:
>>110
そういや、東洋と西洋とでは、手招きと追い払う時の手の動きが逆らしいね
126:
覚醒
三年の夏までは俺よりも頭悪いくらいだったのに、秋くらいに何故か覚醒。
気持ち悪いくらい頭良くなった奴がいた
同じバスケ部だったんだけど、勉強だけじゃなくて、
ある日を境に何かが乗り移ったみたいに上達していた。引退してたから意味は無いんだけど
本人も本気で気持ち悪がってて、「宇宙人に改造されたんじゃないか」と自分で言ってた
それで何を思ったのか三年の秋に、
俺と一緒に行く予定だった県外の私立大学から地元の国立へ進路変更した
そこは結構な難関なのに一発合格。しかも特別待遇
そいつは「何か怖いなww」って言ってた
で、俺は予定通り県外へ出て、ここ一年ぐらいそいつとは連絡していなかった
それで先週、そいつの訃報が入った
一年前までは病気なんて全然しないような奴だったのに、死因は心不全
殆ど原因不明らしい
大学へ入ってからもそいつの覚醒っぷりは凄かったらしくて、何かいろんな賞とかとってたらしい
その賞金や、貯めてたらしいバイト代とかが全部遺されて、
二十歳そこそこの癖に遺産相続やらまで行われた。何か知らんけど俺はバットとアンプをいただいた
127:
そういうのが全部遺書みたいに纏められてて、何だか不気味だった
自殺じゃないのかって疑われてたようだけど、調べてもやっぱり自然死としか言いようがない、
みたいなことを言われたらしい
俺の貯金は妹の学費に、とか、二十歳の大学生が書いて遺しておくか?
自然死なのに?
何か凄い怖い
あいつなんで死んだんだろう
14

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