海未「姉妹丼…いいじゃないですか」back

海未「姉妹丼…いいじゃないですか」


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1:
雪穂「おねぇちゃん…おねぇちゃん…」コソコソ
雪穂「あっ…おねぇちゃん…すき…」クチュクチュ
コンコン
海未「穂乃果、入りますよ」
雪穂「!?」
ガチャ
海未「穂乃果?返事くらい…」
海未「!」
雪穂「あっ…」
海未「雪穂…ですか」
雪穂「う、海未ちゃん…これは…その…」
海未「穂乃果の下着…ですね」
雪穂「はわわわわわ!」
雪穂「み、見なかったことには…」
海未「しませんよ」
3:
雪穂「ひぃぃぃぃ!」
海未「まさか…雪穂が」ジロジロ
雪穂「見ないでぇ…」
海未「穂乃果の下着で自分を慰めてたなんて…」
雪穂「言わないでぇ…」
海未「姉ですよ?実の…」
雪穂「うぅ…」
海未「女同士でしかも近親だなんて…」
雪穂「うっ…うぅ…」
海未「あなたは変態ですか?」
雪穂「うっ…うう…」ジワッ
海未「うっ!?」
雪穂「ふぇぇぇぇ…」ポロポロ
4:
海未(しまった…言い過ぎました)
海未「あ、あの…」
雪穂「うぇぇぇぇ…うぅぅぅ…」ポロポロ
海未「ごめんなさい、本気で責めた訳では…」
雪穂「びくっ…びくっ…うわぁぁぁぁぁ!!!!」
海未「ごめんなさいって…雪穂」
雪穂「う…」
雪穂「うみちゃん…きっと…おねぇちゃんに…グスッ」
雪穂「言い付けて…グスッ…」
雪穂「きらわれて…しまいのえんを…」
雪穂「うぇぇぇぇぇぇぇん!」
海未「ごめんなさいって!」
海未「い、言いませんよ!」
海未「さっきのは冗談ですから!」
雪穂「…ほんと?」
海未「ごめんなさい…脅かし過ぎました…」
雪穂「…」
5:
海未「この事は誰にも言いません!」
海未「約束します」
雪穂「よかった…」
海未「はぁぁ…まさかあんなに泣くとは…」
雪穂「海未ちゃん…」
雪穂「幻滅…したよね」
雪穂「わたしのこと」
海未「えっ…」
雪穂「実の姉で…自慰を…」
海未「げ、幻滅なんて…」
雪穂「汚らわしいって…思ってるんだよね…」
海未「そんなことありません!」
海未「ああ、もう!」
海未「私はそんなことで幻滅したりしません!」
7:
海未「だって!」
ドン
海未「いいですか!」
海未「私だって!」ガバッ
海未「穂乃果の下着で…くんくん」
雪穂「えっ…」
海未「はぁぁ…」
海未「最高です…」
雪穂「う、海未ちゃん?」
海未「穂乃果の下着で!」
海未「楽しんでるんですから!」ドン
雪穂「あっ…」
海未「だから、あなたの事…軽蔑したりしません」
海未「さっき酷い事を言ったのはつい流れで言ってしまっただけです!」
雪穂「海未ちゃん…」
9:
海未「雪穂…」
海未「今まで、気持ちを一人で抱え込んで辛かったでしょう…」
海未「言えるわけありませんもんね…誰にも」
雪穂「うん…」ウルウル
海未「これからは私にぶつけていいですよ」
雪穂「海未ちゃん…」
海未「雪穂は産まれた時から知ってます」
海未「私にとっても妹みたいなものです」
海未「おいで」
雪穂「うみちゃゃゃゃゃゃ!」ダキッ
海未「あっ…いい匂い…」
12:
海未「穂乃果と同じような匂い…」
海未「でも…きっと私にしか、わからない微かな違いがありますね…」
海未「素晴らしいです…」
雪穂「うみちゃゃ…」グスグス
海未「よしよし」
雪穂「あのね…」
海未「はい」
雪穂「おねぇちゃんはね…馬鹿でね」
雪穂「ドジで、間抜けで、無神経で、うるさくて…」
雪穂「でも、とっても可愛くてカッコよくてね…」
海未「そうですね、わかりますよ」
雪穂「わたし、大好きで…」
海未「いいんですよ…それで」ナデナデ
海未「我慢したって、ダメです」
海未「好きなものは好きなままであるべきです」
海未「私も…そう、穂乃果から学びました」
15:
海未「私も…穂乃果は幼なじみですが」
海未「穂乃果の事は結婚したいくらい好きです」
雪穂「うん」
海未「まあ、出来ませんけど」
海未「だから…」
海未「せめて…下着くらいは」
雪穂「だよね」
『おーい!海未ちゃん、来てる??』
海未「はっ!穂乃果です」
雪穂「隠さないと…」
ガチャ
穂乃果「あー、やっぱり!海未ちゃん来てた!」
穂乃果「お店の方に声かけてよ?」
穂乃果「ありゃ?雪穂?」
穂乃果「どうしたの?穂乃果の部屋で…」
19:
園田家
海未「雪穂がね…」
海未「やっぱりというか…なんというか…」
海未「穂乃果の魅力は実の妹すら魅了するって事ですかね…」
ブブブブブブ
海未「ん?メール…ですか」
海未「…!」
海未「雪穂…」
海未ちゃん、今日は変な所見せてごめんなさい。
見られた時は『終わった…』って思ったけど、海未ちゃんが優しく抱き締めてくれて…心が軽くなりました
これからも、相談とかのってくれると嬉しいな。
今日のお礼にお風呂上がりのおねぇちゃんの写メあげる!
海未「…」
海未「…」タラー
海未「…」ガッツポ
22:
海未「まぁ…でも」
海未「私も、気持ちを誰かに漏らしたのは初めてですね」
海未「少しだけ…私も心が軽くなりました」
海未「叶うはずのない恋ですからね…抱え込む事しか出来ませんでした…」
海未「雪穂も私も…」
海未「いい形でこの気持ちを昇華できるといいですね」
・・・・・
翌朝
海未「穂乃果、朝ですよ」ユサユサ
ことり「穂乃果ちゃん!起きて!」
穂乃果「んん?」
海未「遅刻しますよ」
穂乃果「!!!」ガバッ
穂乃果「何時!?」
海未「7時半です」
穂乃果「はぁぁ…まだ大丈夫だよ」
穂乃果「二人ともありがとうね」
海未「いい加減、自分で起きれるようになってくださいね」
ことり「ふふふ、海未ちゃんたら起こすの楽しみなくせに」
海未「なっ…!」
23:
穂乃果「準備しなきゃ!」
海未「私達は下で待ってます」
穂乃果「うん!」
雪穂「海未ちゃん」
海未「雪穂」
雪穂「今朝もご苦労様」
海未「いえいえ」
雪穂「少しだけ羨ましいな」
海未「えっ、何がですか?」
雪穂「おねえちゃんね、わたしが起こそうとしてもなかなか起きてくれなくて…」
雪穂「今日でも、あんなにバッと起きるのは海未ちゃんが起こすからだよ」
雪穂「嫉妬しちゃう」
海未「そんな…」
穂乃果「おーい!おまたせー!」
ことり「穂乃果ちゃん、カバン!」
穂乃果「あっ!」
雪穂「ふふっ、じゃ」
雪穂「私は先に…」
海未「ああ、行ってらっしゃい…」
28:
ブブブブブブ
海未「メール…雪穂ですか」
海未ちゃん、今日の放課後…いきなりだけど相談にのってくれないかな
昨日も言ったけど、海未ちゃんにしか話せないから…
海未「雪穂…」
海未「『もちろんいいですよ』っと… 」ポチポチ
海未(何と言うか…なつかれたのですかね)
海未(彼女の苦しみは分かるつもりです)
海未(出来るだけ、協力してあげたい…)
海未(少し昔に戻った気持ちがします)
海未(私は穂乃果の家に預けられることが多かった)
海未(その時はよく雪穂とも遊びましたね)
29:
ガチャ
海未「雪穂、来ましたよ」
雪穂「えへへ、海未ちゃんいらっしゃい」ニコッ
海未「うっ…」ドキッ
雪穂「?」
雪穂「どうしたの?」
海未「雪穂は…その…」
海未「やっぱり、穂乃果に似てますね」
雪穂「そうかな」
海未「さすが、妹です」
雪穂「妹…か」
海未「あっ…」
海未「ごめんなさい…」
雪穂「いいの」
雪穂「事実だし…どうしようもないし」
海未「でも、その…少しドキッとしました」
海未「あなたの笑顔」
雪穂「えっ…」
海未「い、いや!何でもないです!」
海未「聞かなかったことに!」
30:
雪穂「いや、ちゃんと聞いたから」
雪穂「ドキッとしただなんて…」
海未「忘れなさい!」
雪穂「おねえちゃんの事、好きなくせに…」
雪穂「浮気ものだなぁ…海未ちゃんは」
海未「浮気ものだなんて…」
海未「素直に思ったんですよ…雪穂の笑顔は」
海未「穂乃果に負けないくらい素敵だって…」
雪穂「///」
雪穂「海未ちゃんってさ…」
海未「はい?」
雪穂「タラシとかよく言われない?」
海未「なっ!」
海未「言われたことないですよ!」
32:
海未「失礼ですっ!」
雪穂「あはは、ごめん」
雪穂「でも、素敵だって言ってくれて…嬉しいよ」
雪穂「海未ちゃんみたいなカッコいい女の人に言われると…特に」
海未「カッコいいだなんて…そんな」
雪穂「うちの中学では凄い人気だよ?海未ちゃん」
海未「え?」
雪穂「カッコいい!って…クラスの子も言ってるし」
雪穂「幼なじみとして鼻が高いよ!」
海未「ふふっ、それはあなたが誇ることですか?」
雪穂「海未ちゃんは、おねえちゃんみたいなものじゃん」
海未「やっぱり、雪穂は穂乃果にそっくりです」
雪穂「またそれ?」
海未「だって本当に似てるんですもん」
雪穂「もういいよ!」
海未「そうですね」
海未「ところで、相談があるって…」
33:
雪穂「それなんだけど…」
雪穂「あのね」
雪穂「この年で…おねえちゃんと二人でお出かけするのって変かな?」
雪穂「誘ってもおねえちゃんに変に思われないかな?」
海未「お出かけですか…」
海未「別に…問題は無いと思いますが」
海未「でも、私には近い歳の姉妹がいないので…」
海未「わかりかねます…」
雪穂「そっか…」
海未「ああっ、でも!」
海未「これは、絵里の話なんですけど…」
雪穂「絵里さん?ああ…一丁目の…」
海未「彼女にも、妹がいるらしくて…」
34:
?
絵里「そう、今度ね」
絵里「妹の亜里沙がね、ロシアから遊びに来るのよ!」
絵里「まずわね、東京を案内するのよ!」
絵里「久しぶりに亜里沙に会えるのとても楽しみだわ!ハラショー!」
絵里「会ったら何してあげようかしら…」
絵里「一緒にお風呂に入るでしょ」
絵里「歯を磨いてあげましょうか!」
絵里「そしたら、もちろん一緒に寝て…」
絵里「いっぱい、ちゅーするわ!」
?
雪穂「…」
海未「仲のいい姉妹ってこんな感じですかね」
雪穂「あの人、そんなんだったんだ…」
海未「でも、出かけるくらいは普通でしょうね」
雪穂「そうなのかなぁ…」
海未「とりあえず誘ってみては?」
雪穂「う、うん」
雪穂「で、でもね…」
雪穂「最近は恥ずかしくて…おねえちゃんと一緒に歩けないの…」
35:
雪穂「その…あのね」
雪穂「海未ちゃんも一緒に遊びに行ってくれない?」
海未「えっ…でも…いいんですか?」
雪穂「海未ちゃんに来て欲しい」
海未「まあ、雪穂がいいなら…」
雪穂「やった…」
雪穂「うん!じゃあおねえちゃんに言っとくね!」
雪穂「今度の日曜ね!」
海未「はぁ」
・・・・
日曜日
雪穂「おーい!海未ちゃーん!」
海未「雪穂」
雪穂「どうかな…?この服」
雪穂「可愛い?」
海未「ええ、可愛いですよ」
雪穂「えへへ、ありがとう」
穂乃果「雪穂ー!待ってよー!」
海未「!」
38:
海未「穂乃果!」
穂乃果「はぁ…はぁ…お待たせ…」
海未「…」ジー
穂乃果「ん?どうしたの?」
穂乃果「ああ、この服?」
穂乃果「可愛いでしょ?買ってもらったんだ!」
海未「凄く可愛いです!」
穂乃果「えへへ、ありがとう」
穂乃果「海未ちゃんの服もお洒落だよ」
海未「…」ジーッ
雪穂「…」
雪穂「海未ちゃん!」
海未「はひっ!」
雪穂「おねーちゃんに見とれてないで!早く行こうよ!」
海未「なっ…!」
39:
穂乃果「ええー?なになに?海未ちゃん、穂乃果に見とれてたの?」
海未「み、見とれてなんて!」
穂乃果「この服が可愛いからだね!きっと!」
穂乃果「ほらほら!ここ見てよ!」
海未(む、胸元が…)
海未「ほ、穂乃果…」タラー
穂乃果「あっ、海未ちゃん鼻血が!」
雪穂「もう!何してるの!」フキフキ
海未「ゆ、雪穂…」
雪穂「二人の世界に入らないでよ…」フキフキ
海未「へ?」
雪穂「今日は三人で遊ぶの!」グイッ
海未(か、顔がちか…いい匂いが…)
海未「ぶはっ!」
穂乃果「海未ちゃん!?」
雪穂「大丈夫!?」
40:
海未「んっ…」
穂乃果「鼻血、もう止まった?」
雪穂「ごめんね、海未ちゃん…鼻弱かったんだね」
穂乃果「穂乃果も初耳だよー」
海未「別にそういうことでは…」
海未「そろそろ、行きますか…時間が…」
穂乃果「もう大丈夫なの?」
海未「はい」
海未「穂乃果の服を鼻血で汚さないうちに…」
海未(穂乃果の太股…名残惜しいですが…)
バッ
海未「さっ、行きましょう」
穂乃果「うん!」ガシッ
海未「ちょっ!腕を!」
穂乃果「いいでしょー!デートなんだし!」
ガシッ
雪穂「わたしもいるんだからね!」
海未「ゆ、雪穂まで!」
海未(ダメです…この姉妹は…!)
海未(というか、雪穂は穂乃果の方へ行けば良かったのに)
海未(どうして?)
42:
喫茶店
穂乃果「あーむ…むぐむぐ…」
穂乃果「このパフェおいしー!」
雪穂「おねえちゃん、いちいち、うるさいよ」
穂乃果「だって美味しいんだもん!」
穂乃果「ほら、雪穂も食べてみて!」
穂乃果「はいっ、あーん…」
雪穂「あ、あーん…」
雪穂「ん!本当だ!おいしい!」
穂乃果「でしょう、ほら言ったじゃん!」
穂乃果「このパフェは穂乃果のお気に入りに登録しよう…」
雪穂「次は、わたしのも食べてよ!」
穂乃果「あーん…」
穂乃果「おいしー!!こっちにすれば良かった!」
雪穂「浮気はやっ!」
海未「ふふっ」
43:
海未(まるで昔に戻ったみたい)
海未(元気いっぱいの姉妹を見て微笑む私…)
海未(二人の仲の良さに少しだけ嫉妬しつつも…)
海未(楽しかった)
海未(でも…)
海未(穂乃果への気持ちを自覚して…)
海未(雪穂の気持ちを知って…)
海未(今は何だか…少し複雑な気持ち…)
グイッ
穂乃果「はいっ、海未ちゃん、あーんっ!」
雪穂「こっちのが美味しいんだから!海未ちゃん!あーんっ!」
海未「むぐっ!?」
47:
穂乃果「ねぇ!ねぇ!プリクラとろう!プリクラ!」
雪穂「いいね!」
海未「プリクラですか…あんまり慣れてませんが…」
穂乃果「大丈夫だよ!ほら、穂乃果の隣に!」
海未「は、はい…」
雪穂「あっ、海未ちゃん…」
雪穂「…」ムッ
グイッ
雪穂「私が真ん中!」
海未「おっと…」
穂乃果「お?」
穂乃果「雪穂?、センター狙ってきたね」
雪穂「何いってんの!」
雪穂「撮るよ!」
カシャッ
・・・・・・
穂乃果「あはは!海未ちゃん、ぎゅっと目を閉じてるよ!」
海未「ど、どうしても、こういうのは苦手で…」
穂乃果「普通の写真の取り方でいいのにねぇ?雪穂?」
雪穂「…」
穂乃果「雪穂?」
雪穂「はっ!えっ?なに?」
穂乃果「いや、だからプリクラの取り方…」
穂乃果「あっ…ごめんね、トイレに…」
海未「トイレはあっちですよ」
穂乃果「うん!ありがとう!ちょっと行ってくる!」タタタッ
48:
雪穂(おねえちゃん、ごめんね)
雪穂「海未ちゃん!こっち来て!」グイッ
海未「はいっ!?」
雪穂「私ともう一枚!」
海未「もう一枚!?何ですか!?」
雪穂「プリクラ!」
雪穂「二人で!」
海未「ええっ!?」
雪穂「もっとくっついて!」ダキッ
海未「ええっと…」ドキドキ
カシャッ
・・・・・・
穂乃果「ごめーん、トイレ混んでて」
海未「そ、そうですか…///」
穂乃果「?」
雪穂(やった…)
穂乃果「二人ともどうしたの?」
海未「な、何でもないですよ!」
56:
雪穂「えへへ…」ニヤニヤ
穂乃果「雪穂、何プリクラみてニヤニヤしてるの?」
穂乃果「久しぶりにおねえちゃんとプリクラ撮れて嬉しいのか??」
雪穂「ちょっ!そんなんじゃないから!」
穂乃果「じゃあ海未ちゃんだ?!」
海未「えっ!?」
穂乃果「昔は海未ちゃんにもべったりだったもんね?」
穂乃果「プリクラ一緒撮れて嬉しいんでしょ!」
穂乃果「妬けちゃうなぁ」
雪穂「…おねえちゃん」
海未「も、もう行きましょう!」
海未「時間、無いですよ」
57:
・・・・・・
穂乃果「はぁぁ!今日は楽しかった!」
海未「そうですね」
穂乃果「昔を思い出したよ」
雪穂「うん…」
穂乃果「海未ちゃんはさ、よくうちに預けられてたじゃない?」
海未「はい」
穂乃果「その時はずっと穂乃果と雪穂と海未ちゃんでいたよね」
穂乃果「ずっと三人で遊んで」
穂乃果「最近はもうあんまり…無いから」
雪穂「うん…」
海未「…」
海未「寂しい…ですね」
海未(時を経れば町が変わっていくように)
海未(人との関係も常に変わっていく)
海未(それが…お腹の中からの幼なじみである私たちでさえ)
海未(あの頃に戻りたい…そう思うわけじゃないけど…)
海未(雪穂の思い…)
海未(私の思い…)
海未(色んなことを知ってしまって…)
海未(昔の私たちを思うと…)
海未(心が切なさで溢れてきます)
海未(この感覚…どこかで…)
58:
穂乃果「海未ちゃん」
ダキッ
海未「穂乃果…」
穂乃果「そんなに悲しい顔しないで」
穂乃果「穂乃果は海未ちゃんの側にいるから」
穂乃果「穂乃果…変わっちゃっても…側にいるから」
海未「穂乃果」
穂乃果「側にいて…海未ちゃんがまた寂しくなっちゃったら」
穂乃果「こうやって抱き締めてあげる」
穂乃果「ぎゅー!」
海未「い、痛いですよ」
海未(また、染められていく…)
海未(どうしようもなくて…切なくて…暴れだしそうだった気持ちが)
海未(ずっとこうやって…抱き締められていたい…)
海未「穂乃果…」
雪穂「……」
穂乃果「ほら、雪穂も…」グイッ
雪穂「えっ…」
穂乃果「雪穂も…穂乃果が抱き締めてあげる」
雪穂「おねえちゃん…」
60:
・・・・
海未「やっぱり、穂乃果って…天使ですよね」
雪穂「うん…」
雪穂「モヤモヤしてた気持ちがふっ飛んじゃった…」
海未「これからも穂乃果と一緒にいれる…」
海未「そう思ったら、この気持ち…昇華出来そうです」
雪穂「…」
雪穂「海未ちゃん」
海未「はい?」
雪穂「ほら、これ見て」
海未「はっ!それは…」
雪穂「おねえちゃんの寝顔の写メ」
雪穂「ほしい?」
海未「欲しいです!!」
雪穂「ほらほら」
海未「あぁぁぁぁぁ…」
雪穂「あげようか?」
海未「ください!送って!」
雪穂「なら、お願いがあるの」
海未「なんですか!」
海未「私、何でもしますよ!」
67:
雪穂「ちゅーして」
海未「は?」
雪穂「だからちゅー!キス!」
海未「キ、キス!?」
雪穂「何でもするって言ったよね…」
海未「で、でもキスは…」
海未「というか何でキス?」
雪穂「だって海未ちゃんが好きだから」
海未「え…?」
雪穂「おねえちゃんに負けないくらい…海未ちゃんが好き」
雪穂「壊れそうで…苦しかったわたしを救ってくれた海未ちゃんが好き」
雪穂「だからね、キスを…」グイッ
海未「ちょ!ちょっと!まってください!」
雪穂「なに?先に写メが欲しいとか?」
海未「写メ欲しいですけど!違います!」
海未「私の気持ちは…」
雪穂「キスくらい…いいじゃん…」
雪穂「どうせおねえちゃんには出来ないんだよ?」
海未「そ、そんな…」
69:
海未「雪穂…」
雪穂「海未ちゃん…わたしたち…付き合っちゃおうよ」
雪穂「わたし…海未ちゃんが恋人になってくれたら…」
雪穂「おねえちゃんの事…忘れられる」
海未「そんな…」
雪穂「海未ちゃんも…」
雪穂「おねえちゃんの事、諦めようよ…」
海未「そんな…」
海未「そんなこと言わないで…」
雪穂「海未ちゃん」ガバッ
海未「ああっ!」
雪穂「んっ…」チュゥゥゥ
海未「んんっ!」
ガチャ
穂乃果「海未ちゃん?雪穂の部屋にいる…」
雪穂「んっ…」
海未「んんっ!?」
穂乃果「え?」
穂乃果「な、何してるの?二人とも…」
78:
海未「ほ、穂乃果!」
海未「こ、これは…!」
雪穂「ちゅーだよ」
穂乃果「ちゅーって…!」
穂乃果「そ、そんなの見たら分かるよ!」
雪穂「おねえちゃんが聞いたんじゃない」
穂乃果「…!」
穂乃果「そ、そんなことはいいの!」
穂乃果「何でキスしてたの!?…」
雪穂「だって…」
雪穂「わたしたち…愛し合ってるから」
穂乃果「…!?」
穂乃果「愛し合ってるって…どういう」
雪穂「わたしたち付き合ってるの」
穂乃果「!」
雪穂「ねぇ?海未ちゃん」
海未「…」
雪穂「ごめんね、内緒にしてて」
穂乃果「そ、そんな…」
穂乃果「付き合ってるって!女の子同士じゃん!」
穂乃果「そんなこと…おかしいよ…」
海未「…!」ズキッ
79:
雪穂「おかしくないよ!」
雪穂「性別とか…血が繋がってるとか…そんなの!」
雪穂「関係ない!」
雪穂「あのね、おねえちゃん」
雪穂「今…せっかく海未ちゃんと二人きりだったんだから…出てってよ」
穂乃果「…っ!」
穂乃果「?!」
ガチャ バン!
海未「雪穂!」
雪穂「何?」
海未「どういうつもりですか!?」
海未「付き合ってるだなんて…」
雪穂「いいじゃん…」
海未「よく無いです…」
海未「私、穂乃果が好きなのに…」
雪穂「あの反応見たでしょ…」
海未「…」
雪穂「女の子同士なんておかしいって…」
海未「…くぅぅ」ポロポロ
海未「いわないで…ください…」ポロポロ
海未「…っく…くぅぅ…」ポロポロ
81:
雪穂「海未ちゃん、つらいよね」
雪穂「当然だよ」
雪穂「ずっとおねえちゃんの事好きだったんだから…」
雪穂「私も同じ気持ち」
雪穂「でも…これで踏ん切りがついたんじゃない?」
雪穂「お互い…」
海未「うぅぅぅ…」ポロポロ
雪穂「大丈夫…私が抱き締めてあげる」ダキッ
海未「ゆ…き…ほ…」
雪穂「落ち着いたら…今度は」
雪穂「わたしを抱き締めて」
海未「…」コクッ
海未「雪穂…」
海未「好きです…」
雪穂「うん」
雪穂「私も好き」
84:
穂乃果「……」ポー
『わたしたち…愛し合ってるから』
穂乃果「海未ちゃん…雪穂…」
穂乃果「おかしいよ…そんなの…」
穂乃果「女の子同士なんて…」
穂乃果「…」
穂乃果「寂しいよ…」
・・・・・・・
海未「もう穂乃果への思いは捨てる…」
海未「恋人が出来ましたから」
海未「可愛くて…元気で…気が利いて…」
海未「……」
海未「そうです…」
海未「穂乃果への思いと一緒に…」
海未「これまで集めた穂乃果の下着も捨てましょう」
海未「さようなら…穂乃果」
海未「一親友として、またよろしくお願いしますね…」
87:

穂乃果「な、なにこれ…」
穂乃果「大量の下着が…家の前に…」
ことり「穂乃果ちゃーん!おはよー!」
穂乃果「ああ…ことりちゃん」ササッ
穂乃果「おはよう…」
ことり「ど、どうしたの?寝不足?」
穂乃果「まあね…」
雪穂「おはよ!海未ちゃん!」
海未「おはようございます!雪穂!」
雪穂「学校、途中まで一緒に行こうね」
海未「どうせなら、中学まで送りますよ」
雪穂「ほんと?嬉しいよ!」
雪穂「手を繋いでいこうね!」
海未「は、恥ずかしいですよ!」
ことり「ん?」
ことり「あの二人、あんなに仲よかったんだ」
穂乃果「付き合ってるらしいよ」
ことり「へぇー、付き合って…」
ことり「って、ええぇぇぇぇ!?」
ことり「つ、付き合ってる!?」
ことり「女の子同士だよ!?」
91:
穂乃果「愛し合ってるなら…関係ないって…」
ことり「そ、そうなんだ…」
ことり「いつから?」
穂乃果「知らないけど…穂乃果は昨日聞いた…」
ことり「そっか、だから寝不足だったんだ…」
ことり「やっぱり、ショック?」
穂乃果「ショック…かな」
穂乃果「驚きと…戸惑いと…寂しさが…」
ことり「まあ…親友と妹だしね…」
ことり「でも、好きなら仕方ないよね」
ことり「同性愛って珍しく無いって聞くし…」
ことり「まぁ、ことりは初めて見たけど…」
ことり「親友なんだし応援してあげようね」
穂乃果「うん…」
穂乃果「大切な妹と親友だしね…応援したい…」
穂乃果(でも…まだモヤモヤする…)
穂乃果(まだ気持ちの整理がついてないのかな…?)
92:
雪穂「ここまででいいよ」
海未「はい」
雪穂「じゃあね」
海未「帰りも迎えにいきます」
海未「終わったらメールください」
雪穂「うん!ありがと」
海未「雪穂…んっ」チュッ
雪穂「うみひゃ…」チュッ
雪穂「こ、こんなところで…」
雪穂「騒ぎになっちゃうよ!」
海未「見せつけてやりましょうよ」
雪穂「さっき手を繋ぐのにも恥ずかしいとか言ってたのに?」
海未「うぅ…」
海未「私、キス…好きなんです」
海未「ホントに幸せなキスというものを知ってしまったから」
雪穂「そっか…」
雪穂「でも、ここじゃダメ」
雪穂「帰り、家に来て?」
雪穂「何度でもしてあげるから」
海未「はい」
93:
放課後
穂乃果「はぁ…」
穂乃果「海未ちゃん、今日練習に来なかったな…」
穂乃果「連絡も無しに…めずらしいな」
穂乃果「ただいま」
穂乃果「ん?海未ちゃんのローファー…」
穂乃果「はぁ…来てるのか」
海未「雪穂…早く…」
雪穂「うん」
雪穂「いいよ」
海未「はむっ…」チュッ
雪穂「はぁっ…」チュッ
『ちゅっ…はぁ…はむっ…あん…れろ』
穂乃果「////////////」)
穂乃果「はぁ…はぁ…」
穂乃果「海未ちゃん…海未ちゃん…」
95:
海未「…」スタスタ
穂乃果「う、海未ちゃん」ドキドキ
海未「穂乃果、お邪魔してます」
穂乃果「う、うん」
穂乃果「あ、あのね…さっき雪穂と部屋で…」
雪穂「海未ちゃん!」
雪穂「明日も一緒に学校いこうね!」
海未「はい!また迎えにきます」
海未「それでは…」
雪穂「ばいばーい!」
穂乃果「あっ…」
雪穂「どうしたの?おねえちゃん」
雪穂「海未ちゃんに用事だった?」
穂乃果「ううん、何でもないの」
雪穂「そう」
雪穂「?♪」
穂乃果(雪穂…最近楽しそう…)
穂乃果(女の子同士って…楽しいのかな)
穂乃果(い、いや!そういうんじゃないよね)
穂乃果(きっと、好きな人と結ばれたから…)
穂乃果「はふぅ…」
97:
雪穂「おはよー!海未ちゃん!」
海未「おはようございます、雪穂」
海未「今日も手を繋いでいきましょうね」
雪穂「うん!」
ことり「あの二人、見るたびにラブラブになってるねー」
ことり「ねぇ?穂乃果ちゃん」
穂乃果「え…うん…」ドヨン
ことり「こ、こっちは、見るたびに元気が無くなってる…」
ことり「穂乃果ちゃん!どうしたの!?いつもの元気は!?」
穂乃果「うぅ?」
ことり「あの二人と何かあったの?」
穂乃果「そういうわけじゃ…」
ことり「じゃあどうしたの?」
穂乃果「それは…」
ことり「ことりは親友でしょ?何でも言って?力になるから…」
105:
穂乃果「その…」
穂乃果「海未ちゃん…が…ね」
穂乃果「うーん…」
ことり「海未ちゃん?」
穂乃果「…」
ことり「?」
ことり「海未ちゃんがどうしたの?」
穂乃果「その…えっと…」
ことり「実は穂乃果ちゃん、海未ちゃんの事が好きだったりして」
穂乃果「へぁっ…!」ドキッ
ことり「えっ…」
ことり「冗談のつもりだったんだけど…」
ことり「まさか…本当なの?」
穂乃果「わ、わかんないよ!/////」
穂乃果「そんな気持ち…無いとは思ってたけど…」
穂乃果「雪穂と手を繋いだり…キスをする海未ちゃんを見てたら…」
穂乃果「胸が痛くて…苦しくて…潰れそうで…」
穂乃果「凄くつらい」
106:
ことり「…そっか」
ことり「穂乃果ちゃんも好きなんだね、海未ちゃんのこと…」
穂乃果「…そうみたい」
ことり「何というか…さすが姉妹というか…」
穂乃果「やっぱり変だよね…こんなの」
穂乃果「幼なじみだし…同性だし…」
ことり「確かに変だと言えばそうかも…」
穂乃果「うぅ…」
ことり「女の子に恋心を抱いちゃうってこと…ことりにはわからないよ」
穂乃果「…」
ことり「でもね」
ことり「たとえ変でも、わからなくても」
ことり「ことりは大好きな穂乃果ちゃんの気持ちは絶対に否定しない」
ことり「応援する」
穂乃果「ことり…ちゃん…」ウルウル
107:
ことり「穂乃果ちゃん…」ダキッ
ことり「その気持ち…伝えよう」
ことり「海未ちゃんに」
穂乃果「えっ…」
ことり「つらいんでしょ?」
穂乃果「うん」
ことり「苦しいんでしょ?」
穂乃果「うん」
ことり「なら、気持ちを伝えてスッキリしよう」
穂乃果「でも…」
ことり「もう海未ちゃんと雪穂ちゃんは付き合っちゃってるんだから」
ことり「ダメでもともと!」
ことり「そう考えよう」
ことり「とにかく伝える、結果は知らない!」
ことり「帰ってきたら、ことりが慰めてあげる」
ことり「一緒にパーっと遊びにいこ?」
穂乃果「ことりちゃん…」パァァ
穂乃果「うん…!」
111:
昼休み
ガチャ
海未「穂乃果…!」
穂乃果「あっ、海未ちゃん」
海未「やはり穂乃果でしたか」
海未「こんな手紙を寄越して…」
穂乃果「ちゃんと来てくれたんだ…」
穂乃果「よく穂乃果だってわかったね」
海未「字でわかります」ピラピラ
『大切な話があります。昼休みに屋上で待ってます。』
海未「大切な話ってなんですか」
海未「こんな所に呼び出してまでする大切な話って…」
穂乃果「海未ちゃん、あのね」
穂乃果「あのね…」
穂乃果「穂乃果、海未ちゃんの事が好きだから!」
海未「そうですか…」
海未「私も好きです。大事な幼なじみですから…」
穂乃果「そういう好きじゃなくて!」
112:
穂乃果「好きなの!愛してるの!」
海未「えっ…」
海未「な、何を言って…」
穂乃果「穂乃果は海未ちゃんに恋してるのー!!」
海未「…!」
穂乃果「海未ちゃんが雪穂と付き合って、初めて気づいた…この気持ち」
穂乃果「穂乃果は一人の女として、海未ちゃんと結ばれたい」
穂乃果「海未ちゃんが好き」
穂乃果「好きだから!」
海未「…」
113:
海未「ご…」
穂乃果「…」
海未「ご、ごめんなさい…」
海未「穂乃果の気持ちには…応えられません」
穂乃果「…」
海未「確かに…」
海未「私は穂乃果の事に…恋してました」
海未「でも…もう諦めたんです…」
海未「もう今更…」
海未「ご、ごめんなさい!」ダッ
穂乃果「あっ…海未ちゃん!」
ガチャ バンッ
穂乃果「あはは…フラれちゃった」
穂乃果「わかった…わかってたけど…」
穂乃果「苦しいなぁ…」ポロポロ
穂乃果「海未ちゃん…」
114:
穂乃果「うみ…ちゃ…うわぁぁぁ…」ポロポロ
ガチャ
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「こ…とり…ちゃ…ひっく…」
ことり「頑張ったね…勇気出したね…」ナデナデ
ことり「大丈夫、ことりが撫でててあげるから…」
ことり「元気だして…」
ことり「そしたら、またいつもみたいに笑ってね」
穂乃果「うっ…うん…ひっ…ありがと…」
ことり「皆には悪いけど、今日は練習お休みして、パーっと遊ぼうね」
穂乃果「うん…」
・・・・・・
海未「はぁ…はぁ…」
海未(思わず逃げてきてしまいました…)
海未(でも…そうでもしないと…)
海未(あのまま…穂乃果の側にいたら、心が変になりそうで…)
海未「はぁ…」
海未「雪穂に会いたい…今すぐに」
115:
雪穂「あっ!おーい!」
雪穂「海未ちゃーん!」
海未「雪穂…!」
ギュッ
雪穂「!」
海未「雪穂…雪穂…」
雪穂「ど、どうしたの?」
海未「雪穂…ずっと会いたかった…」
雪穂「それは、わたしもだけど…」
雪穂「ふふっ、こんなところで高校生が中学生に抱きついてたら、変に思われるよ」
海未「構いません…」
雪穂「ありゃ…」
海未「雪穂…好きですよ」
雪穂「うん」
雪穂「わたしも」
海未「私には雪穂しかいない…」
海未「雪穂しか要らない…」
雪穂「…」
116:
雪穂「何かあった…?」
海未「何も…」
雪穂「そう…」
雪穂「つらいことがあったら、わたしに言ってね…」ナデナデ
海未「…」
雪穂「その時は…こうやって抱き締めてあげるから」
海未「…」
『穂乃果は海未ちゃんの側にいるから』
『穂乃果…変わっちゃっても…側にいるから』
『側にいて…海未ちゃんがまた寂しくなっちゃったら』
『こうやって抱き締めてあげる』
海未「穂乃果…!」バッ
雪穂「えっ…」
海未「あっ…」
雪穂「おねえちゃんがどうかしたの…?」
海未「な、何でもないです」
海未「すいません…先に帰ります」ダッ
雪穂「ええっ!?海未ちゃーん!」
117:
海未「ただいま帰りました…」
海未「すいません…」
海未「体調が悪いので、今日の稽古をお休みさせてください」
海未「夕飯も…いりません」
・・・・・・
バタッ
海未「…」
『穂乃果は海未ちゃんが好きだから!』
海未「ううっ…」
『好きなの!愛してるの!』
海未「やめて…もう…」ポロポロ
海未「せっかく…」
海未「せっかく忘れられそうだったのに…」
海未「雪穂…ごめんなさい…」
海未「あなたの声が…顔が…温度がまた…」
海未「私の中の穂乃果を呼び起こしてしまう…」
海未「私は…最低です…」
海未「ごめんなさい…」
120:
翌朝
海未「雪穂、おはようございます」
雪穂「海未ちゃん、おはよ!」
雪穂「昨日は一体どうしたの?」
海未「あ、いや…別に」
雪穂「?」
海未「それより、早く行きましょう」
雪穂「うん!」ニコッ
海未「…!」
海未「あっ…」
海未(駄目です…どうしても穂乃果の笑顔が浮かんで…)
雪穂「う、海未ちゃんどうしたの…?」
海未「何でも!!」
雪穂「…そう」
雪穂「じゃあ行こっか」
雪穂「はいっ!」
海未「?」
雪穂「手!いつもみたいに繋いでいこ?」
海未「あ…」
雪穂「えっ…」
海未「…」
雪穂「海未ちゃん?」
121:
海未「あっ!」
雪穂「!」ビクッ
海未「今日、日直でした…!」
海未「ごめんなさい!先に行きます!」
雪穂「ええっ!?」
海未「すいません!」ダッ
雪穂「あっ!」
雪穂「はぁ…またなの…?」
海未(このままではダメです…)
海未(雪穂を愛すると決めたのに…)
海未(私は最低…!)
海未(こんな汚れた気持ちでは雪穂と向き合えない)
海未(ごめんなさい…)
122:
放課後
雪穂「…」
雪穂「はぁ…」
今日は練習が長引きそうなので、一人で帰りますね
雪穂「海未ちゃんのバカ…」
・・・・
高坂家
雪穂「ただいまー」
穂乃果「お帰り、雪穂」
雪穂「あれ?練習は?」
穂乃果「え?」
雪穂「長引くって…」
穂乃果「いや、今日は早く終わった方だけど…」
雪穂「えっ…そんな…」
雪穂「海未ちゃん…」
123:
穂乃果「えっ…海未ちゃん?」
雪穂「いや、何でも…」
雪穂(海未ちゃん…最近おかしい)
雪穂(…どうしたんだろ)
雪穂(もしかして…)
雪穂(わたし…避けられてる?)
雪穂「えぅ…」ジワッ
穂乃果「ええっ!?雪穂!?」
穂乃果「どうしたの!?」
雪穂「なっ…なんぇも…ない…グスッ」
雪穂「…グスッ」
雪穂(そういえば…あの時…)
海未『穂乃果…!』
雪穂(海未ちゃんは突然おねえちゃんの名前を呼んだ…)
雪穂「…」
雪穂「ねぇ、おねえちゃん…」
124:
穂乃果「な、なに?」
雪穂「海未ちゃんに何かしたでしょ…」
穂乃果「えっ…!」ドキッ
穂乃果「べ、別になにも!?」
雪穂「嘘!!」
穂乃果「ひっ!」
雪穂「わかってるんだから…」
穂乃果「な、なにを…」
雪穂「あのね」
雪穂「海未ちゃんはね…」
雪穂「わたしと結ばれて…やっと忘れられたんだよ 」
雪穂「おねえちゃんの事」
穂乃果「え…」
雪穂「やっとね…おねえちゃんの呪縛から解放されたんだよ」
穂乃果「呪縛…」
雪穂「そう」
雪穂「つらそうだった…」
雪穂「そしてそのつらさはわたしが一番よくわかる」
穂乃果「それはどういう…」
雪穂「だって…わたしも同じ気持ちだったから…」
穂乃果「えっ…」
雪穂「おねえちゃんが好きだったから」
雪穂「おねえちゃんに恋してたから!」
127:
穂乃果「…!」
雪穂「でも…」
雪穂「そんなの無理だった…」
雪穂「おねえちゃんは女の子同士に興味無いって知ってたし…」
雪穂「だから…海未ちゃんとわたしは結ばれた」
雪穂「最初はただ傷を舐め合ってただけだった…」
雪穂「でも…わたしたちは段々本気で愛し合うようになった」
雪穂「それで…わたしたちはようやくおねえちゃんの事…諦めがついた」
雪穂「なのに…!」
雪穂「また、海未ちゃんはおねえちゃんの呪縛に苦しんでるっ!」
雪穂「おねえちゃんが何かしたから!!」
雪穂「一体何を!?」
128:
穂乃果「ほ、穂乃果は…」
穂乃果「伝えた」
穂乃果「好きって気持ちを…」
雪穂「!?」
穂乃果「海未ちゃんのこと、好きって気持ち」
雪穂「え…」
雪穂「そ、そんな…」
雪穂「…ぅ」ジワッ
雪穂「酷いよ…おねえちゃん…」ポロポロ
穂乃果「大丈夫だよ、フラれちゃったから…」
雪穂「そんなの関係ない!」
雪穂「きっと、また海未ちゃんはおねえちゃんの事…好きになっちゃう」
雪穂「しかも、今度は両想いじゃん…」
雪穂「そしたら、わたしはもう…」
雪穂「ううっ…」ポロポロ
穂乃果「雪穂…ごめんね」ダキッ
雪穂「やめて…抱き締めないで…」
穂乃果「ごめんね…雪穂…」ナデナデ
129:
海未「はぁ…」トボトボ
海未「私はいったいどうすれば…」
海未「穂乃果が私を好いてくれてる」
海未「でも、私には雪穂がいる…」
海未「雪穂とは心から愛し合ってる」
海未「でも、穂乃果あの笑顔も忘れられない…」
海未「…」
海未「…さっきから言ってることが最低ですね」
ことり「うん、確かに」
ことり「ダメなラブコメ漫画の主人公みたい」
海未「そこまで言いますか…」
海未「…ってことり!」
ことり「遅いよ」
130:
海未「もしかして…今の独り言…!!」
ことり「うん!バッチリ聞いてたよ!」
海未「今すぐ忘れてください!」
海未「そうしないと…この弓で…」
ことり「いいよ」
海未「えっ…そんなあっさり?」
ことり「でも忘れる前に」
ことり「一つ面白い言葉を教えてあげるよ」
海未「面白い言葉?」
ことり「うん」
海未「へ?」
ことり「あのね、姉妹丼って知ってる?」
海未「姉妹丼…ですか?」
海未「ごめんなさい…知りません」
ことり「ずっと穂乃果ちゃんの下着を集めてた変態のくせに、姉妹丼を知らないの?」
海未「なっ!何故それを!?」
ことり「まあ今はそれはどうでもよくて…」
137:
海未「姉妹丼…ですか」
ことり「そう」
ことり「姉妹丼っていうのはね、言葉の通り、妹と姉を両方美味しくいただいちゃうことなんだけど…」
海未「美味しくいただく…」
ことり「もちろんエッチな意味でね」
海未「////////」
海未「エッチな意味…/////」
海未「ダメですっ!破廉恥ですっ!」ブンブン
ことり「…」ジトー
ことり「海未ちゃんがそれを言うの…?」
海未「うっ…」
海未「そ、それで!まさか…」
ことり「うん!姉妹丼…いってみよ?」
海未「そ、そんなの!」
海未「そんなのダメです!姉妹丼だなんて!」
海未「これって、要は二股ってことでしょ!?」
海未「そんなの許されるはずがありません!」
138:
ことり「許される?」
海未「二股なんて…社会的に認められるはずがありません」
ことり「別にいいでしょ」
海未「え…?」
ことり「あのね、ちょっとイジワルいうけど…」
ことり「海未ちゃんたちはもう同性愛って時点で、社会的にタブーを犯しちゃってるんだよ」
海未「…!」
グイッ
海未「それは!言わないでください!」
ことり「い、痛いっ!」
海未「あっ…ごめんなさい…」
ことり「大丈夫」
ことり「落ちついて聞いて」
海未「はい…」
ことり「だからね、ことりが言いたいのは…」
ことり「あの姉妹を二人とも幸せに出来るのは海未ちゃんだけだよ」
ことり「だから、世間体とか気にしないで…」
ことり「二人とも美味しくいただいちゃって!」
海未「それで…本当に二人とも幸せにできるのですね…」
ことり「うん」
ことり「もしかして自信ない?」
海未「なっ!」
海未「…」
海未「ふふっ、そういう煽りは卑怯ですよ…」
海未「姉妹丼…いいじゃないですか」
海未「ことり、私はいきます」
ことり「うん、頑張ってね?」
140:
雪穂「うぅぅぅ…」ポロポロ
穂乃果「ごめんね…雪穂」
雪穂「あやまらないでよ…」
雪穂「もう…ダメだよ…グスッ…」
雪穂「海未ちゃんはきっとおねえちゃんを選ぶ…」
雪穂「そしたら…わたしはまた一人になっちゃう…」
雪穂「おねえちゃんも…海未ちゃんも…離れていく…」
雪穂「…ひっく…寂しいよぉ…」
穂乃果「そんなこと…」
雪穂「寂しいよぉ…」
ドドドドドドドド
穂乃果「えっ…なに?」
『穂乃果!雪穂!待っててくださぁぁぁぁぁい!』
『二人とも、今すぐいただいちゃいますから!』
雪穂「この声…海未ちゃん…?」
ガチャ
海未「穂乃果!雪穂!」
海未「はぁ…はぁ…」
穂乃果「海未ちゃん!ど、どうしたの!?」
海未「はぁ…はぁ…姉妹丼…いただきにきました…はぁ…」
141:
穂乃果「し、姉妹丼?」
海未「穂乃果!」
穂乃果「は、はいっ…」
海未「私の事、好きって言ってくれましたよね」
穂乃果「う、うん」
海未「今でもまだ、私の事好きですか?」
穂乃果「…」
穂乃果「好きだよ」
海未「あの…私も…好きです」
穂乃果「えっ…」
海未「あの時は気持ちに答えられなかった…」
海未「でもやっぱり…好きなんです!」
海未「穂乃果が」
海未「小さい頃から…」
海未「いつも太陽みたいに暖かくて…優しいあなたが」
穂乃果「そ、そんな…でも!」
雪穂「ほら、言った通りでしょ?」
雪穂「海未ちゃんはおねえちゃんを選ぶ…」
雪穂「わかってた」
海未「私は穂乃果を選ぶとは言っていません」
雪穂「えっ…」
142:
海未「…穂乃果だけを選ぶとは言っていません」
雪穂「そ、それって…」
海未「雪穂」
海未「私はあなたの事も好きです」
海未「穂乃果に負けないくらい」
海未「あなたも凄く暖かい人です」
海未「それに奥ゆかしくて…小悪魔的で…とても可愛い人です」
海未「雪穂、大好きです」
雪穂「えっ…そんな…でも…うっ…」ポロポロ
海未「私は決めました…」
海未「あなたたち姉妹を幸せにするって…」
海未「浮気だとか…最低だとか…何を思われても構いません…」
海未「これは私の我が儘ですから」
海未「こんな最低な私に…どうか…」
海未「ついてきてくれませんか…」
海未「お願いします」
海未「お願いします」
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