花陽「ラーメン二郎?」凛「そうだにゃ!」back

花陽「ラーメン二郎?」凛「そうだにゃ!」


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1:
凛「前から行ってみたかったんだけど、いつもすっごい行列で入れなかったんだ」
凛「だから、今日はせっかく練習もないしみんなで行ってみたいのにゃ!」
花陽「私は別にだいじょうぶだけど…」
真姫「…なんでそのラーメン屋さんに行くのに私たちが付き合わなきゃいけないわけ?」
4:
凛「ええっ!?真姫ちゃんは行きたくないの!?」
真姫「別にそういうわけじゃないけど…わざわざ行く理由もないし」
凛「行かない理由もないにゃ!」
真姫「っ…そんなに行きたいなら花陽と2人で行ってくればいいじゃない」
凛「えー、それじゃダメだにゃ!」
凛「だって、かよちんはいつも一緒だけど、真姫ちゃんは誘ってもなかなか来てくれないし!」
凛「真姫ちゃんも凛の大事な友達だもん!一緒に行こうよー!」
7:
真姫「っ…!」
真姫(た、大切な友達って…///)
真姫「んもう!...しょうがないわねえ!今日だけだから、付き合ってあげるわよ!」
凛「さっすが真姫ちゃんだにゃ!」
花陽(真姫ちゃん、チョロすぎだよ...)
凛「じゃあ、そうと決まったらさっそく行くにゃー!」
花陽「お、お?!」
8:
二郎前
花陽「うわあ…すごい行列だね…」
真姫「ざっと15人くらいかしら?」
花陽「うん…あと、男の人ばっかり…」
凛「そうだにゃー ってあれ!?」
凛「ちょっとみんな見るにゃ!あの一番後ろにいるのってもしかして!」
12:
凛「おーい、のぞみちゃーん!」
希「ええ!?凛ちゃん!?それに花陽ちゃんに真姫ちゃんまで…めずらしいね、こんなところで会うなんて」
希「今日は何の用事?」
真姫「ここのラーメンを食べにきたのよ。凛がどうしてもって聞かないから」
希「…! そう、てことは、みんなここは初めてってこと…?」
花陽「はい…」
真姫「そうね、だいたい私、普段からラーメンなんて食べないし…」
希「.....」
真姫「でも、それがどうしたっていうの?」
16:
希「悪いことはいわん。今日は食べずに帰ったほうがええ」
花陽「ええ!?」
真姫「ちょっと希、帰ったほうがいいてどういうことよ!?」
希「そのまんまの意味や。ここは女子高生が来ていい店やない、今日はおとなしく帰りゆうとるんや」
凛「そういう希ちゃんも女子高生だにゃー…」
希「ウチは特例」
希「その上3人連れなんて、許されることやないんよ」
18:
真姫「いいじゃない、別に私たちがどんなお店で食べようと!」
花陽「あわわわ…真姫ちゃん...」
希「真姫ちゃん、ウチは真姫ちゃんたちのことを思ってアドバイスしてあげてるねんで?」
希「ここで帰らへんかったら、絶対後悔する。それがわかってるから止めたんや」
真姫「そんなの、入ってみないとわからないじゃない!」
希「真姫ちゃん…」
21:
真姫「…」
希「…はあ」
希「じゃあひとつ聞くけど、お店で食べ物を残すのって、許されると思う?」
真姫「そりゃ残さないほうがいいと思うけど、絶対ってことはないと思うわ」
希「…じゃあもう一つ、食事をするときにおしゃべりするのって、許されると思う?」
凛「そりゃお店でおしゃべりするのは当たり前にゃ!そっちのほうが楽しいに決まってるにゃ!」
希「ハア…だからあかんのや!」
真姫凛花陽「」ビクッ
23:
希「ええか、ここはそんな甘い考えがゆるされるところやない!お残しは罪(ギルティ)、おしゃべりも罪(ギルティ)や」
真姫「っ…!」
花陽「そっそんな…!」
凛「嘘だにゃ…そんな楽しくないお店、存在するわけないにゃ!」
希「凛ちゃん…嘘やない、”ここ”はそういうお店なんや」
希「やからもしみんなが楽しくおしゃべりしながら食事したいゆうんやったら、こんなとこで食事したってなんも楽しいことあらへん」
25:
花陽「.....」
希「もう、今日はおとなしくかえり?」
凛「でも…凛はみんなとラーメン食べたいにゃ…」
花陽「凛ちゃん…」
希「やからこそなんや…これはみんなのためを思っていうてるんや」
真姫「でもっ!花陽「でも私は、せっかくみんなで集まれたんだしラーメンを食べて、笑って帰りたいです!」
花陽「それにうまく言えないけど、今ここでやめちゃったらぜったい後悔する そんな気がするの!」
凛・真姫「かよちん(はなよ)…」
26:
凛「そうだにゃ!凛はここのラーメンを食べるまで帰るわけには行かないのにゃ!」
真姫「それにそこまでいわれて帰れるわけないじゃない!この天才真姫ちゃんにできないことなんてないんだから!」
花陽「希ちゃん? いいよね...?」
希「…そう やったらもう、止めても無駄みたいやね」ニコッ
凛「っていうことは…?」
希「うん。うちももうなんもいわん。みんなでラーメン、食べよか!」
凛真姫花陽「やった(にゃ)ー!」
29:
30分後
真姫「分かってはいたけど、結構待ったわね…」
花陽「うん、私もう疲れちゃったよ」
凛「でもお腹はペコペコにゃー!」
希「はは、凛ちゃんは元気やなあ」
ツギノカタドウゾー!
希「ん、そろそろ券売機前やね…」
凛「券売機?」
花陽「あ、あれのことかな?」ユビサシ
希「そ、あれで先に食券を買ってお店の中で渡すんよ。いちいちお会計してたら店が混んでしまうからなー]
31:
真姫「確かにこんな人数をさばくにはよさそうね」
花陽「へー、よく考えてあるんだねえ」
真姫「で、メニューはと…」
真姫「ラーメンの大中小と油そば、あとは…大豚W?」
33:
希「ウチは大豚Wや」
チャリンチャリン ガシャッ
凛「じゃあ凛も同じのにするにゃ!」
希「ちょっ凛ちゃん!?」
チャリンチャリン ガシャッ
希「ああ…なんてことを…凛ちゃん!」
凛「ええっ!?凛なにか悪いことしたかにゃ!?」
希「二郎のラーメンは小でもほかの店の大くらいあるんよ。まして大豚Wは大の男でも音をあげるレベルや」
凛「ええっそんなに!?」
36:
希「ウチが伝えてへんかったばっかりに…ごめんな凛ちゃん」
凛「し、知らなかったにゃ…」
花陽「なんだか怖くなってきちゃったよう…」
真姫(てかそれを頼んだ希はどんな胃袋してるのよ!?)
希「まあ、買ってしもたもんはしょうがない。残さんよう全力で食べるしかないなあ」
凛「ううっ…食べきれるかにゃあ…」
37:
真姫「大丈夫よ、凛。いざってときは私も手伝ってあげるわ」
花陽「わ、私も協力するよ、凛ちゃん!」
凛「かよちん、真姫ちゃん…ありがとうにゃ」
希(2人とも優しいなあ…けど、その優しさ 二郎を前にしてどこまでもつやろか…)
希「とりあえず、花陽ちゃんと真姫ちゃんはラーメン小でいいよね?」
真姫「そうね、花陽もそれでいいわよね?」
花陽「うん。残すわけにはいかないもんね!」
希「あ、そろそろ呼ばれるみたいやね」
ツギノカタ ドウゾー!
39:
ヘイラッシャーイ!!!
真姫「やっと店内ね…」
凛「長かったにゃー」
ジロジロ ジロジロ
花陽「なんか、周りのお客さんに睨まれてる…」
希「まあ女子高生4人連れやからなあ」
真姫「希の言ってた、女の子が来るところじゃないってのはほんとだったのね…」
凛「ちょっと怖いにゃー」
希「まあ本来は、『女』ってだけでギルティものやししょうがないんよ…」
40:
真姫「ギルティ?」
希「ラーメン二郎にはいろんな掟があるねんけど…それを守れへん子にはきつーいお仕置きが待っとるっちゅうことや」
真姫「例えばどんな?」
希「食べるのが遅かったり、食べきれずに残しちゃったり、おしゃべりしたり、連席をたのんだり、注文のタイミングを間違えたり、まあいろいろやね」
希「あ、そうや!言い忘れてたけど、『にんにく入れますか?』って聞かれたときは必ず『ヤサイ少なめ』でって答えるんやで?」
凛「にんにくなのに野菜少なめなのにゃ?」
41:
希「やから、聞かれたときにはニンニク、野菜、油、カラメの四種類の量を答えたらええんよ」
希「例えば、ニンニク少なめ野菜多めの油ぬきやったら、『ニンニク少なめヤサイマシアブラヌキで』ってな感じや」
花陽「へえ?…なんだかすごく難しそう…」
真姫「私もちょっと覚えきれないわ」
希「まあ今回はみんな野菜少なめ、あとニンニク抜きでってゆっといたら大丈夫やから安心しい」
42:
オキャクサマヨンメイ? サンセキアイテルンデジュンニスワッテッテクダサーイ!
希(3席か…人数的には一年生のみんなで固めたい…けどウチが凛ちゃんを助けてあげんといかんし…!)
希「真姫ちゃん、花陽ちゃん・・・席、どうする?」
真姫「…」
真姫「花陽、希と凛と先に食べなさい…」
凛花陽希「!?」
花陽「でもそれだと真姫ちゃんが一人に…」
凛「そうだにゃ!そんなことできないにゃ!」
真姫「しょうがないじゃない、席が3つしかないんだもん」
花陽「なら私が!真姫「だめよ、花陽」
真姫「はっきりいって、このメンバーの中で一番食べられないのって、私でしょ?だから、凛のそばにはあなたが必要なの」
真姫「凛が困ったら、助けるんでしょ?」
46:
花陽「真姫ちゃん...」ジワッ
凛「でも!...そうだ!だったら席があくまで待てば!」
花陽「凛ちゃん!…それはダメだよ、ギルティなんだよ…」
希「そのとおりや、花陽ちゃん...」
希「それに凛ちゃん…真姫ちゃんは凛ちゃんのためを思って言ったんやで?」
凛「っ!...ごめん、真姫ちゃん…」
真姫「いいわよ、別に。たかだかラーメン一杯くらい、なんてことないわよ」
53:
希「じゃあ真姫ちゃん、一人でも…頑張るんやで」
花陽「ごめんね…ごめんね、真姫ちゃん」
凛「凛、真姫ちゃんのためにも絶対全部、食べきるから!真姫ちゃんも頑張ってね…?」ウルウル
真姫「あーっもう!たかだかラーメンくらいでそんなに言わないの!」
真姫(そうよ、たかがラーメンよ、希はああいってたけどいつものおどしに決まってるわ!)
55:
そのときの様子を、後に真姫はこう語ったという
真姫「たかがラーメン?ああ、私もそのときはそう思ってました」
真姫「でも、後で思い知らされたんですよ 『二郎』はラーメンじゃないって…」
真姫「私は自分が、捕食者だと思ってたんですよ…愚かなことですけど」
真姫「でも実際は、違った」
真姫「あのときの私はまさに、なすすべもなく獣に食われる『エサ』だったんでしょうね」
58:
「ふいー、やっと席につけたあ!」
凛「でも、真姫ちゃんには凛のせいで悪いことしちゃったにゃあ…」
花陽「そうだね…せっかくみんなでごはんってつもりだったのに…」
希「まあまあ、とにかく今は気にするより食べることだけ考えな」
凛「そうだね…凛、頑張る!」
オキャクサンニンニクイレマスカー?
凛「って、えっ…!?」
希「(ほらほらさっき教えたやつやん。『ニンニク抜き野菜少なめで』って答えるんや)」ボソッ
59:
凛「(あっそっか…)」
凛「あっえっと、にんにくぬきやさいすくにゃめで!」
凛(あうう…緊張して噛んじゃったにゃ…)
チッ ニンニクヌキカヨ… カワイイ ニンニク カワイイ カワイイ ノンギルティ ノンギルティ
凛(しかもなんか小声で囁かれてるにゃ!?)
65:
トナリノオキャクサンハドウサレマスカ?
花陽「あっじゃあ私もにんにく抜き野菜少なめで…」
カヨチンカワイイ コメ カヨチンサイコウ ノンギルティ ノンギルティ
花陽(なんか周りがこわいよ! でも「かわいい」かぁ...///)
ハイジャアソコノオキャクサンハ?
希「(ふっふっふ…とうとうウチの番か みときな2人とも、これが二郎最強のメニューを頼む猛者の姿やでえ!!!)」
オキャクサーン!?
希「...『全マシマシ』で.....!!!」
マジカヨ オオブタゼンマシマシ!? ザワ…ザワ… サイコガンダム スピリチュアルヤ サイコガンダムヤ
希(なんでうちだけサイコガンダムなんや!?)
67:
数分後
ヘイオマチー!
ドン!
花陽「あ、私のが一番かぁ」
凛「思ったより大した量じゃないにゃー!」
花陽「うん、これくらいならなんとかいけそう」
凛「でもこれくらいの量ならそんなに騒ぐほどのこともないんじゃないかにゃー?」
71:
オオブタダブルオマチー!
ドドン!
凛「」
凛「え…なにこれ…麺が見えないにゃ…」
花陽「さすがにこれは凛ちゃんでも無理なんじゃ…」
希「凛ちゃん、確かにすごい量やけど、食べるゆうたもんはしっかり食べなあかんで」
凛「でもこれ、さすがに多すぎないかにゃ…」チラッ
73:
オオブタダブルゼンマシマシオマチー!
ドドドン!
凛「」
希「うっほぉ…きたきた!ええ匂いやあ!」
凛「(あれは食べ物じゃないにゃ…あれは人間の食べ物じゃないにゃ…)」
希「何ボソボソいっとるん?早く食べんと麺がのびるでー」ズルッズルッハムッハフハフ!
凛「あああああああ!もういいにゃ!食べ尽くしてやるにゃああああああああ!!!」ズゾオオオオオオ!
77:
5分後
凛「(希ちゃんのを見て、だいたい食べ方とかはわかったけどやっぱり結構きついにゃ…)」
花陽「(私は、小だからなんとかなりそうだけど、いざとなったら凛ちゃんのも食べなきゃだし…!)」
凛「(で、希ちゃんはというと…)」チラッ
希「ハフっハフっズルっズルズウウウウウ!」
凛「(一心不乱すぎて声もかけられないにゃあ)」
78:
20分後
凛「ふうー!」ガタンッ
凛「なんとか食べ終わったにゃー!」オエップ
花陽「よかったね、凛ちゃん!」
凛「かよちんこそ、一番食べ終わるのはやかったにゃ!」
花陽「わっ私のは小だから大したことないよ///」
希「いやいや、小でも花陽ちゃんみたいな華奢な子が完食ってすごいんやで!」
希「それに凛ちゃんも、うちも最初はどうなるかと思ったけど、凛ちゃんやるやん!ええ食べっぷりやったで」
凛「ありがとうにゃ!希ちゃんが途中でアドバイスしてくれたおかげにゃ!」
凛(食べながらしゃべるから何言ってるか全然わかんなかったけど…)
希「うんうん。それにしたって初見で大豚Wはすごいよ」
凛「えへへへへへ…///」
83:
花陽「...」
凛「かよちん?」
花陽「...んー...」
希「どうしたん?具合悪なってもた?」
花陽「え、いや、なんでもないよ! 
花陽「ただ、なにか忘れてるような気がして…」
希「なにか忘れてるって…」
凛「うーん...!」ヒラメキ
凛「ああっ!!! そういえば、真姫ちゃんのこと忘れてたにゃ!」
花/希「あ”っ!」カオミアワセル
凛/花/希「.....」
凛/希/花(しまったー!!!忘れてたー!!!)
凛/希/花「.....」
凛「で、でもいくら真姫ちゃんでもあの量なら多分大丈夫じゃないかにゃー」
花陽「だ、だよね…大丈夫だよね…!」
希「(なーんか嫌な予感がするなあ…)
85:
凛「真姫ちゃーん、食べ終わったにゃー?」ヒョコッ
花陽「真姫ちゃん、大丈夫…だよね?」ヒョコッ
希「真姫ちゃーん、大丈夫かー?」ノゾキッ
真姫「うっ…ひっぐすっ…」チュルチュル
凛花陽希「」
希「ま、真姫ちゃーん?」
真姫「ひぐっぐすっ…な、なによ?」
希「な、なんで泣きながらラーメン食べてるん…?」
真姫「うっ…このラーメン、全然減らないのよ…」ジワッ
真姫「もう食べられないのよう…」メソメソ
91:
小ラーメン 残り6割 
希「あちゃー、これは完全に麺がのびてもうてるなぁ…」
花陽「ええ!?で、でも、ラーメン小なら私でも食べれたよ…?」
凛「うん、凛も泣くほど量はなかったと思うにゃぁ」
花陽「じゃあなんで…」
希「トッピングや」
92:
凛「トッピング?」
希「そうや。このラーメンに混ざった野菜の量と強烈なニンニク臭、さらに汁の表面に浮くギトギトの油…」
希「真姫ちゃんトッピングでなんて頼んだん?」
真姫「ぐすっひっく…思ってたより焦っちゃって、それで希に何言われたか忘れちゃって…となりの人の真似をしたのよ…」
希「それで、なんてゆうてもたん...?(たぶんこれは.....)」
真姫「『全マシマシ』…よ」
97:
回想
真姫(案外すぐに座れたわね…)
真姫(花陽たちの席はほかのお客で見えないけど、まあしょうがないわ)
「ニンニクドウシマス?」「ゼンマシマシデ!」「ゼンマシデ!」「ゼンマシマシデ!」
真姫(ええと、そういえばトッピングを聞かれたときはなんて答えるんだったかしら…)
「お客さんニンニクどうされます!?」
真姫(えっと、ニンニク!?トッピングじゃなかったっけ?あれ!?)
真姫「あの…その…」
真姫(こういうときはどうすればいいんだったっけ?ああもうっわかんないわよ!)
98:
「お客さんニンニクどうされます!?」
真姫(えっと、ニンニク!?トッピングじゃなかったっけ?あれ!?)
真姫「あの…その…」
真姫(こういうときはどうすればいいんだったっけ?ああもうっわかんないわよ!)
「お客さん?早く決めてもらえますかー!?」
真姫(ええっええっと…ええっと…たしかさっき隣のひとが…)
真姫(『ゼンマシマシデ!』)ハッ
真姫「『全マシマシ』でお願いします!」ドヤァ
オイオイアノコ ゼンマシマシダト!? マジカヨ… マキチャンカワイイ マジエンジェ!
真姫(ふふん、なんとかだけど咄嗟にトッピングにも対応できたわ!さっすが天才西木の真姫ちゃん!)
真姫「.....」
真姫(でも、全マシマシってどういう意味なんだろう…)
102:
数分後
ヘイオマチッ!
ドドン!
真姫「」
真姫「(え…なにこれは!?野菜もりすぎでしょ!?ていうか真ん中の白いのはなんなの!?)」
真姫「(ラーメン小でも大盛りとは聞いてたけどこんなにとは聞いてないわよ!?)」
真姫「(隣の人は…)」チラッ
ズゾゾゾゾ! ハムッフホッフホッ!
真姫「(えっ!?すごいスピードで食べてるじゃない! あ、そういえば確か食べるのが遅いとギルティって希が…)」チラッ
真姫「(とりあえず食べ始めるしかないみたいね…)」
104:
>>102
訂正
真姫「(えっ!?すごいスピードで食べてるじゃない! あ、そういえば確か食べるのが遅いとギルティって希が…)」チラッ
ウツワドン!
真姫「(とりあえず食べ始めるしかないみたいね…)」
でした
105:
モソモソ 
真姫「(うわっ!なによこの野菜…味がないじゃない!しかもこの上の白いの、もしかして全部にんにく!?)」
ヒョイッパク
真姫「(あっでもこのチャーシューはすごく柔らかくて美味しい…かも)」
モソモソ
真姫「(うんっ!このチャーシューを食べたあとならチャーシューの味がのこってなんとか野菜が食べれるかも!)」
真姫「(とりあえずこのチャーシューと野菜を交互に食べていって減らしていくしかないわね…)」モソモソ
真姫「(頑張るのよ、自分!この真姫ちゃんがラーメン一杯で音を上げるなんてありえないんだから!)」
106:
十分後
モソモソ モソモソ
真姫「(な、なんとか麺が見えてきた…)」
真姫「(まあトッピングのせいで多く見えたけど、実際器自体はそうでもない…のかしら?)」
真姫「(野菜も結構食べれたし、50%ってとこね… ならこの調子で行けばあと十分くらいで完食…!)」
107:
さらに五分後
真姫「(どうしよう、麺が全然減らない…)」
真姫「(隣のひともとっくに食べ終わってでていっちゃうし…)」
真姫「(これって食べきれなかったらどんなギルティが…怒鳴られたりとか、しないわよね…?)」
真姫「(でも、希ちゃんのあの言い方だともしかするともしかして…)」
真姫「」ゾオッ
真姫「(と、とにかく食べなきゃ!)」チュルッ
真姫「(でも油っこすぎてもう…うえっ)」
真姫「(み、水っ! このままじゃ吐いちゃう…!)」
ガタッゴクゴク…!
真姫「(ああ、水を飲んだらさらにお腹一杯になっちゃった )」
真姫「(このままじゃギルティ! どうしよう…)」ジワ
116:
???回想終わり???
真姫「ひっく…ていうわけよ…」
希「そう…そういうことやったんね…」
凛「(真姫ちゃんって実は凛よりアホなんじゃないかにゃー?)」
花陽「(だめだよ凛ちゃんそんなこといっちゃ…)」
希「なら、しゃーないな。 残った分はウチが食べる みんなもそれでええやんな?」
真姫「の、希…でもあんた、さっきすごそうなの食べてたじゃない。。。」
希「ああ、大丈夫やで!食べてる最中に黒烏龍茶のんでたからもうお腹はすっきりや」
真姫「で、でも!残したものを他人に食べてもらうなんてそれこそギルティ…ルール違反じゃないの!?」
120:
希「ああ、それは大丈夫みたいよ?」
ナイテタコ カワイイ マキチャンノナキガオ カワイイ ノンギルティ? ノンギルティ! ノンギルティ!
凛「(女子禁制の割に女の子に随分甘いにゃ)」
花陽「(凛ちゃん!聞こえちゃうよ!?)」
凛「でも希ちゃん大丈夫にゃ?さっきあれだけ食べてたのに…」
希「まあまあウチに任しとき。五分で片付けたるわ!」
121:
真姫「希…」
花陽「希ちゃん…かっこいい///」
凛「(ただのデブじゃなかったにゃー)」
希「凛ちゃん...お店でたらワシワシの刑な?」ボソッ
凛「ひいっ!?そ、それだけはぁ!!!!」
真姫花陽「(あれは凛(ちゃん)が悪い…)」
希「とにかく、ウチが残って全部片付けるから3人は先にでとき」
122:
花陽「で、でも…!」
希「大丈夫やから、心配せんとき それよりもここに残っとく方がよっぽどギルティやで?」
真姫「...わかったわ。でも、これでひとつ借りね…希」
希「はいはい。でもこれからは食べきれんゆうてもお店で泣いたらあかんよー?」
真姫「っ!///行くわよ、凛、花陽!」
花陽「はーい」
凛「外で待っとくねーっ!希ちゃん!」
ガラガラ ピシャン!
125:
希「......」
希「3人とも、ほんまに純粋でかわいいなあ…」ニヤッ
希「えーみなさん! 聞いてください!」
ナンダナンダ… ザワザワ ギルティ… ギルティ… 
希「実はこのラーメンを食べ残したあの子は…なんとスクールアイドル、西木野真姫ちゃんなんです!」
ナンダッテー!? マキチャン マキチャン カワイイ ケッコンシヨ
希「そしてウチは今、みなさんにこの食べ残しを食べる権利をあげようと思います!」
マジカヨ ホシイ ホシイ カワイイ スピリチュアルヤ サスガノンタン マジセイボ ノンギルティ ノンギルティ 
希「とりあえず、開始は1500円からや!みんな、気合入れて買ってってなーっ!」
3000! 5000! 7500! 10000!.....
希「.....クスッ」
希「(ああもう必死になってもて…二郎に一万円なんてアタマ湧いてるんちゃうか?)」
希「(ま、それも真姫ちゃんの食べさしとあってはしゃーないんかもしれへんけどなあ)」
希「(ほんま、真姫ちゃんには感謝やでえ)」フッフッフ
134:
真姫「はあ…疲れた もう二度とあんなお店行かないわ それにまずいし…」
凛「ええー! 凛は結構美味しかったと思うけどにゃー!」
真姫「そうかしら?野菜は味気ないし、汁は油まみれ、最低よ!あんなとこ美味しいわけないわ…!」
凛「むう...! 」
凛「まあ、真姫ちゃんは食べられなくてないてたみたいだし…」クスクス
真姫「ちょっと凛ちゃん!?」
凛「えー、だってほんとのことだよー」
真姫「それは…だって希があんなこと言って脅すから…」
凛「まあ、確かにあれは言いすぎだと思うにゃ…」
141:
真姫「希には今度きつくいっとかないとね」
花陽「2人とも…ちょっと聞いて」キッ
凛/真姫「花陽(かよちん)?」
花陽「まず真姫ちゃん、最後に真姫ちゃんを助けてくれたのは希ちゃんなんだよ?希ちゃんがいなかったらほんとに真姫ちゃんはルール違反だったんだよ?真姫ちゃんはそれでも希ちゃんにう怒れるの?」
真姫「花陽… ううん、怒れない…わ」
花陽「それに凛ちゃん 凛ちゃんももし途中で希ちゃんにアドバイスをもらえなかったら食べきれてたの?」
凛「...それはちょっときつかったかもしれないにゃ」
花陽「確かに希ちゃんはちょっと言いすぎだったとは思うけど、ちゃんと最後には助けてくれたんだから許してあげないと…ね?」
真姫「.....そうね、花陽の言うとおりだわ 私、ちょっと子供っぽすぎたわね」
凛「凛もちょっと反省にゃ…」
真姫「じゃあ、希が帰ってきたら謝ろっか、凛?」
147:
凛「うん、真姫ちゃん」
花陽「(よかった…2人とも落ち着いたみたい)」
凛「それにしても...なんだか今日はとっても疲れたにゃ!」
真姫「そうね…いろんなことがあったからかしら?」
花陽「うん。 でも…すっごく心地いい疲れだね…」
149:
真姫「確かにそうね なんだかすごく満足した、やりきった感じがするわ…」
凛「あーっ!それ凛もわかるにゃ!疲れてるのに、なんだかまだまだ動けそうな感じ!」
凛「んー…なんていうか、そう! ライブの後みたいな感じなのにゃ!」
花陽「それ、すっごくわかるかも!」
真姫「たしかに この満足感と疲労感はライブのあとと似てるわね」クスッ
150:
凛「凛、またここに来たいかも!次はもっとおっきいの食べたいにゃ!」
花陽「うん。 私も、来たい!私も次はもうちょっと大きなのを食べるんだ!」
凛「かよちん…! うん、絶対行こ!」
真姫「私も…ちょっと来てみたいかも。 次は絶対完食してリベンジしたいわね」
凛「あー、真姫ちゃんはあんまり無理しないほうがいいかもにゃー」ボソッ
真姫「なんですってー! 凛ー!」
ワー ワー キャー キャー ウッハキソウ… ギャー リンチャーン! キャー
154:
そして後日
凛「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!」ヒッツキ
真姫「な、なによいきなり?」
凛「また3人でラーメン行こっかなーって…あれ?」
真姫「どうしたの?」
真姫(ラーメンね…結局あれから食べきれなかったのがくやしくて二郎に通いつめちゃったのよね…)
凛「真姫ちゃん…太った?それに心なしかにんにく臭いような…」
真姫「ハアッ!?そ、そんなわけないじゃない!」クチオサエ
158:
凛「い、いやでも真姫ちゃん前はもっとアゴのラインがシャープだったような…」
真姫「ナ、ナニソレイミワカンナイ!(やばい、やっぱり週5で大豚はやりすぎだったかしら!?)」
凛「えー、そうかにゃー?」
真姫「そうよ、だいたいー
真姫「この私が自己管理を怠るわけないじゃない、それにアゴのラインなんてぱっとみただけでわかるもんじゃないし、
まあ確かに最近はらーめ…外食が多かったのは認めるけどそれでもほかの食事でカロリーくらい調整してたし?あと、
にんにく臭いなんてありえないわ!最近にんにくなんてぜんぜん食べて…ほとんど食べてないし!
だから凛、そんなことは凛「ま、真姫ちゃん…!ごめんね、凛の勘違いだったかもしれないにゃぁ」
凛「それに女の子にこんなこと言うなんてデリカシーなかったにゃ!」
真姫「そ、そうよ!(よかった、なんとかごまかせた…)」
凛「だからこの話は終わり、いいよね?(あんなに否定するってことは真姫ちゃん絶対二郎行ってたにゃあ しかもたぶん常連だにゃ…)」
真姫「わかればいいのよ(今度から二郎は週3にしよう…)」
159:
この後二郎に通いつめた真姫が世界初の二郎系アイドルとしてデビュー。
さらにマシマシを超えた盛り『マキ盛』を開発することになるのはまた別のおはなし。
終わり
162:
吹っ飛んだな乙
163:

次はのんたんの扱いよくしてあげてね
168:
おわ乙
169:
くぅ?疲れましたw これにて完結です!
実は、二郎系に行って全マシマシを頼んで残してしまったのが事の始まりです!
本当は話のネタなかったのですが←
二郎の魅力を余分なく伝えたかったので書かせていただきました所存です!
以下、真姫達のみんなへのメッセジをどぞ
希「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
凛「いやーありがとにゃ!
二郎の美味しさは二十分に伝わったかな?」
花陽「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしい・・・かも///」
真姫「見てくれありがとうね!
正直、作中で言った私の二郎への愛は本当よ!」
俺「・・・ありがと」ファサ
では、
希、凛、花陽、真姫、俺「皆さんありがとうございました!」

希、凛、花陽、真姫「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
170:

17

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嫁が5年間で間男に800万円近く貢いでた事が発覚した結果www

ハッキング? 毎日新聞サイトにハングル他で謎のメッセージ「テコンドーによりひとつになる夢」

兄から母に兄嫁と距離置いてくれって電話が来た。母も当たり障りないご飯の話とかしかしてないのに意味わからん

妹「ポッチャマかわいい!きみにきめた!」 数週間後…

『魔法科高校の劣等生』16話感想 達也凄すぎる!ついに自己修復まで!

にこ「真姫せんぱい!」

今考えると昔あった昆虫採集セットのデンジャラスさは異常 殺虫剤、防腐剤、ガチの注射針w

画像あり!名探偵コナンっていつからこんな感じになったの?今週のコナンクッソワロタwwwwwww

倉敷誘拐、踏み込んだ瞬間 女児は白いパジャマを着てお菓子食いながらテレビ 犯人は夕飯の支度(´;ω

ツイッター女、「貴重なマ○コが・・・」発言に激怒wwwwww

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