食蜂「あんまりエッチなのはダメなんだゾ?」back

食蜂「あんまりエッチなのはダメなんだゾ?」


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1:
食蜂「だ、だからそんなにおっぱい揉んじゃ……やぁ」
美琴「別にいいでしょ。減るもんじゃないし」
食蜂「ダメだってばぁ……」
美琴「私に胸が大きいこと自慢してきたんだから、揉まれるくらい余裕でしょ」
食蜂「どういう理屈よぉ!」
美琴「せっかくの巨乳なんだから揉まなきゃ損じゃない」
食蜂「それアナタが揉みたいだけじゃないのぉ!」
美琴「あら、てっきりアンタも揉まれたがってるのかと思ってたわ」
食蜂「そんなワケないでしょぉー!」
3:
美琴「まあいいわ。揉む」
食蜂「よくないって言って、ちょ、こらぁ……やめなさいってばぁ!」
美琴「うっさいわねぇ……アンタ状況わかってんの?」
食蜂「な、なによ状況って」
美琴「リモコンは持ってない、取り巻きもいない……この状況で私に逆らえるとでも思ってんの?」
食蜂「その気になればリモコンなしでもイケルしぃ……」
美琴「ふーん……能力に集中できないくらい痛い思いしてもいいんだ?」
食蜂「じょ、冗談でしょぉ? 御坂さんはそんなことできない人だって知ってるんだゾ」
美琴「試してみる?」
食蜂「……」
11:
食蜂「うぅ……」
美琴「ちょっと、そんなにビビんないでよ。アンタが暴れなきゃ痛いことはしないって」
食蜂「ほ、ホントぉ……?」
美琴「ホントよ。無理矢理は趣味じゃないの」
食蜂「この状況がすでに無理矢理だと思うんですけどぉ」
美琴「細かいことはいいのよ。それで揉ませてくれんの?」
食蜂「ん……揉むくらいだったらぁ……」
美琴「じゃあベスト脱いで」
食蜂「なんでぇ!?」
美琴「だってベスト厚いし感触がわかりにくいから」
13:
食蜂「逆らったらビリビリ?」
美琴「ベストくらいでそこまではしないけど……アンタも着たままじゃ鬱陶しいと思うわよ?」
食蜂「はぁ……わかったわよぉ。脱げばいいんでしょ、脱げば」
美琴「うんうん、それがいいって♪」
食蜂「腹立つ笑顔ねぇ……」
美琴「アンタも楽しめばいいのよ」
食蜂「それ本気で言ってるなら相当性格悪いわねぇ……」
美琴「いいからほら、はやく脱いで」
食蜂「そんなキラキラした目で見られると余計やりにくいんだけどぉ……」
14:
食蜂「はい、これでいいでしょぉ?」
美琴「前から思ってたけど……アンタって着痩せって言葉とは無縁よね」
食蜂「今はむしろ着痩せしとけばよかったって思ってるわぁ……」
美琴「仮に着痩せしても私の目はごまかせないわよ」
食蜂「それ誇らしく言うことじゃないからぁ!」
美琴「じゃあ揉んでいい?」
食蜂「今さら許可とる意味がわからないんですけどぉ」
美琴「言われてみればそうね。好き勝手やらせてもらうわ」
食蜂「それも困るからぁ!」
17:
美琴「ホントおっきい……」
食蜂「そういう感想いらな──ってなにしてるのよぉ!? ボタン外さないでよぉ!」
美琴「え? だってYシャツも邪魔だし、脱がしていいでしょ?」
食蜂「べ、ベストだけじゃなかったのぉ?」
美琴「ベストは脱がそうとしてもバンザーイしてもらわないと無理でしょ? だから自分で脱いでもらっただけよ」
食蜂「ちょっと待ちなさいよぉ……もしかして全部脱がす気? 下着も?」
美琴「直接揉まないと意味ないじゃない」
食蜂「だったら最初からそう言っときなさいよぉ!」
美琴「言っといたところでアンタ反抗するでしょ」
食蜂「当たり前でしょぉ!」
20:
美琴「いちいちうるさいわねぇ。どうしたら納得すんのよ」
食蜂「どうしようと納得はできないけどぉ……脱がされるくらいなら自分で脱ぐわよ」
美琴「あら、潔いわね」
食蜂「だいたい御坂さんは大きいブラの外し方知らないでしょぉ?」
美琴「なるほど、そんなに無理矢理されるのが好きなのね」
食蜂「冗談だからバチバチ放電するのやめなさいよぉ!」
美琴「ふんっ……さっさと脱ぎなさいよね」
食蜂「せっかちねぇ……」
22:
美琴「ちょっと、なに手で隠してるのよ」
食蜂「は、恥ずかしいからに決まってるでしょぉ……」
美琴「いつもみたいに胸張ってればいいのよ」
食蜂「できないわよぉ……」
美琴「自信あるんでしょ? じゃあ見せなさいよ」
食蜂「自信あるなんて言ってないんだけどぉ……」
美琴「私に自慢してきたじゃない」
食蜂「べ、別に自慢してたわけじゃ……」
美琴「あーもうまどろっこしい。いいから見せなさいって」
食蜂「や、やぁ……っ!」
26:
美琴「綺麗ね」
食蜂「うぅ……」
美琴「綺麗だから、そんな泣きそうな顔しないでよ」
食蜂「こんな状況で褒められても嬉しくないわよぉ……」
美琴「でも本当に綺麗なんだもん。肌も透き通ってて、全然垂れてないし」
食蜂「な、なんなのよぉ……おだててもなにも出てこないわよ?」
美琴「母乳とか出てきたら嬉しいんだけど」
食蜂「出てくるわけないでしょぉ!」
28:
食蜂「もういいからはやく終わらせなさいよぉ!」
美琴「え、なに? 揉んでほしいの?」
食蜂「……喧嘩売ってるのぉ?」
美琴「冗談よ。でもほら、アンタも少しはノッてきたのかなって」
食蜂「全然ノッてないけどぉ……もう諦めたのぉ」
美琴「どうせならアンタにも楽しんでもらいたいのに」
食蜂「だから楽しめるわけないでしょぉ」
美琴「じゃあこれから楽しい思いさせてあげるわ。楽しいっていうかキモチいいだけど」
30:
翌日
美琴「あ、食蜂」
食蜂「……」
美琴「おいコラ、無視してんじゃないわよ」
食蜂「はぁ……無視したくもなるわよ」
美琴「胸まで揉んだ仲じゃない」
食蜂「半ば強引に、しかも一方的にねぇ」
美琴「最後の方はアンタもノリノリだったじゃない」
食蜂「誰がノリノリですってぇ!?」
33:
美琴「さきっちょ弄られるたびに可愛い声上げてたのはアンタでしょ」
食蜂「ち、ちがっ、あれは痛くて……!」
美琴「しっかり感じてたじゃない。キモチいいって連呼して」
食蜂「はァーッ? はァーッ?? 感じてないって言ってんでしょぉ! 御坂さんの聞き間違いじゃないのぉ!?」
美琴「ベッドのシーツに染みがついてたけど、あれってアンタの──」
食蜂「わ、わかった、感じてたから、もうそれ以上言わないでぇ!」
美琴「ったく……最初から素直に認めとけばいいのよ」
食蜂「もうやだぁ……死にたい」
34:
美琴「ところでアンタ今日も暇なの?」
食蜂「え……?」
美琴「暇ならまたアンタの部屋行ってもいい?」
食蜂「きょ、今日はちょっと研究所に用事があってぇ……だ、だから無理なのよねぇ」
美琴「そう……残念だわ。じゃあ昨日撮ったアンタのおっぱい写メ眺めて過ごすことにするわ」
食蜂「なに言ってんのぉ!?」
美琴「アンタが用事あるって言うから、写メで我慢するだけよ?」
食蜂「なにキョトンとした顔してるのよっ! 言ってることおもいっきりエグいからぁ!」
35:
美琴「でもしょうがないじゃない。アンタが今日は無理って言うんだし」
食蜂「写メは悪用しないって約束でしょぉ!?」
美琴「ただ個人的に観賞することのどこが悪用なのよ」
食蜂「私が恥ずかしいのよっ!」
美琴「写メ撮ったら見るに決まってんでしょ。それもイヤならそもそもなんで撮らせたのよ」
食蜂「だってぇ……み、御坂さんがどうしてもって言うからぁ」
美琴「じゃあ私が見るのもかまわないでしょ」
食蜂「それはなんか違うっていうか、やっぱり恥ずかしいわよぉ……」
36:
美琴「アンタが今日も揉ませてくれるなら写メは別に見ないけど」
食蜂「なによその究極の選択はぁ……」
美琴「で、どうなの?」
食蜂「……む方で」
美琴「聞こえないんだけど」
食蜂「おっぱい揉む方でいいって言ってんのよぉ!」
美琴「ま、そうよね。アンタもキモチよくなれてお得だもんね」
食蜂「そ、そんなこと考えてないわよ! 誤解しないでくれるぅ!?」
美琴「はいはい。じゃあはやくアンタの部屋行きましょ」
44:
食蜂「あ、ダメぇ……!」
美琴「またイキそう?」
食蜂「う、うんっ……」
美琴「ホントに感じやすいわよね、アンタ。巨乳のくせに」
食蜂「知らないわよぉ……いいからぁ、はやくぅ」
美琴「イキたいの?」
食蜂「どうしてそういうイジワルするのよぉ……」
美琴「意地悪じゃないけど、アンタさえよければもっとキモチいいことしてあげようと思って」
46:
食蜂「え……? もっとキモチいいこと?」
美琴「うん。どう?」
食蜂「それってぇ……最後までするってことぉ?」
美琴「よくわかってるじゃない。アンタだって興味あるでしょ?」
食蜂「でもぉ……」
美琴「今、濡れてるでしょ?」
食蜂「……ぅん」
美琴「アンタのカラダはしたがってるってことよ」
48:
美琴「素直になりなさいよ。我慢してもカラダに悪いだけよ?」
食蜂「でもでもぉ……御坂さんはしたいのぉ?」
美琴「したい。すっごくしたい。今すぐしたい」
食蜂「それなら……」
美琴「いいの!?」
食蜂「ま、待って! 1つお願いがあるんだけどぉ……」
美琴「なに? 私にできることならなんでもするわよ」
食蜂「その……チューしてくれたら、エッチしてもいいんだゾ?」
美琴「そんなの……お安い御用よ」
51:
食蜂「はぁ……」
美琴「ちょっと、なによ今のため息は」
食蜂「べっつにぃ……まんまと御坂さんに抱かれちゃった自分が情けないと思っただけよぉ」
美琴「なーんだ。私が満足させられなかったのかと思っちゃったじゃない」
食蜂「それはまあ……結構よかったけどぉ」
美琴「さっきまでのアンタの乱れっぷりは結構ってレベルじゃなかったと思うけど」
食蜂「わざわざ言わないでいいからぁ! 自覚してるからっ!」
美琴「満足してくれたようでなによりだわ」
54:
食蜂「っていうかぁ……いつまで揉んでるわけ?」
美琴「え、イヤだった?」
食蜂「そうじゃなくて、もう終わったんでしょぉ?」
美琴「だって柔らかくて気持ちいいもの。なにもするつもりなくても揉んでたいわよ」
食蜂「なんでそんなにおっぱいが好きなのぉ? やっぱり自分にはないからぁ?」
美琴「まあそれもあるかもね。単純に感触が好きってのが1番だけど」
食蜂「ふぅん、そんなものなのね」
美琴「あと胸が大きい女の子ってほぼ間違いなくエロいから」
食蜂「わ、私は違うわよぉ?」
美琴「説得力なさすぎね」
55:
美琴「そんなエロい食蜂に質問なんだけど」
食蜂「エロくないわよ!」
美琴「私とまたしたいって思う?」
食蜂「えっ……い、今すぐは無理よぉ? もう疲れてカラダ動かないわぁ」
美琴「どんだけ体力ないのよ……今すぐじゃなくて、これから先よ。どう?」
食蜂「どうって言われても困るんですけどぉ……」
美琴「いっぱいチューしてあげるわよ?」
食蜂「ほ、ホント?」
美琴「うん。アンタがしてほしいって言うならいくらでも」
食蜂「じゃ、じゃあ……したいかもぉ」
56:
美琴「うん。それならちょうどいいわ」
食蜂「え、なにが?」
美琴「食蜂、アンタ、私のセフレになりなさいよ」
食蜂「……は?」
美琴「セフレよ、セフレ。意味はわかるでしょ?」
食蜂「わかるけどぉ……」
美琴「アンタは私と好きなだけキスできて、私はアンタを好きなだけ抱ける。どう? 最高でしょ?」
食蜂「……」
59:
食蜂「ねぇ、御坂さん」
美琴「ん?」
食蜂「アナタ……私をバカにするのもいい加減にしなさいよねぇ!」
美琴「ちょ、うるさいわよ。耳元で大きな声出さないで」
食蜂「セフレってなによぉー! 私の初めて奪っといてそれっていくらなんでもひどすぎでしょぉ!?」
美琴「だから責任とるためにセフレになろうって──」
食蜂「だからなんでセフレなのよぉー! そこは普通恋人じゃないのぉ!?」
美琴「えぇー……恋人?」
食蜂「どうしてイヤそうな顔するのよぉ……」
61:
美琴「だって恋人っていろいろとめんどくさいじゃない」
食蜂「そ、そうなの?」
美琴「付き合ったことないアンタにはわからないかもしれないけど、相当大変よ。割り切った関係の方がよっぽどいいわ」
食蜂「で、でもやっぱりセフレはイヤなんだけどぉ……」
美琴「だいたいアンタさ、そんなに私と付き合いたいの? 恋人になりたいの?」
食蜂「え、その、それはぁ……」
美琴「どうなのよ」
食蜂「つ……付き合いたい」
73:
美琴「そう」
食蜂「うん……」
美琴「わかったわ。付き合いましょ」
食蜂「……いいのぉ?」
美琴「アンタがセフレよりも恋人がいいって言うならかまわないわ」
食蜂「なんかそれって結局セフレみたいになりそうなんだけどぉ……」
美琴「ま、それはアンタ次第ね」
食蜂「なによそれぇ……」
75:
1日目
美琴「操祈」
食蜂「あ……み、御坂さん」
美琴「今日もアンタの部屋行っていいでしょ?」
食蜂「うん、それはいいんだけどぉ……」
美琴「けど? なによ?」
食蜂「な、名前で呼んでくれるんだ」
美琴「え? 付き合ってるなら普通でしょ?」
食蜂「でも……嬉しいわぁ」
美琴「ふーん? よくわかんないけど」
76:
2日目
食蜂「今日はどこか出かけない?」
美琴「いいわよ。どこ行きたい?」
食蜂「甘いもの食べに行きましょぉ」
美琴「オッケー。でもそのあとホテルね」
食蜂「ほ、ホテルぅ!? それはさすがにまずいんじゃなぁい!?」
美琴「なに想像してんのよ。普通のホテルだっつーの」
食蜂「なぁーんだ」
美琴「まあやることは変わらないけどね」
食蜂「……それわざわざホテル行く必要あるぅ?」
美琴「気分よ、気分」
79:
3日
美琴「操祈、はやくアンタの部屋行きましょ」
食蜂「今日はダメよぉ。派閥の集まりがあるの」
美琴「どれくらいかかるの?」
食蜂「さぁ……夕方には終わると思うけど」
美琴「じゃあアンタの部屋で待ってるわ」
食蜂「……そんなにしたいのぉ?」
美琴「当たり前でしょ。毎日楽しみにしてるんだから」
食蜂「もっと別の楽しみを見つけなさいよねぇ……はいコレ、鍵渡しとくわぁ」
美琴「はやく帰ってきなさいよ」
80:
7日目
食蜂「はぁ、はぁ……」
美琴「もう真っ暗ね」
食蜂「んぅ……そろそろ門限じゃないのぉ……?」
美琴「……今日泊まっていこうかな」
食蜂「えぇ……?」
美琴「黒子に頼めば寮監もなんとかなるだろうし、明日休みだからちょうどいいじゃない。泊まったら一晩中できるし」
食蜂「ま、まだし足りないのぉ……?」
美琴「うん。というわけでもう1回しましょ」
食蜂「少し休憩させてぇ……」
81:
10日目
食蜂「も、ムリぃ……」
美琴「ちょっと、なにへばってんのよ」
食蜂「な、何時間連続でしてると思ってるのよぉ……」
美琴「まだ3時間くらいでしょ?」
食蜂「充分長いわよぉ……お願いだから少し休ませてぇ……」
美琴「ダーメ。ほら、チューしたげるから元気出して」
食蜂「ん、んぅ……」
美琴「頑張れそう?」
食蜂「うん……頑張るぅ」
83:
20日目
食蜂「きょ、今日もするのぉ?」
美琴「イヤ?」
食蜂「イヤじゃ、ないけど……疲れるんだもん」
美琴「続けてればそのうち体力つくでしょ」
食蜂「なんのトレーニングよぉ……」
美琴「今日はすぐ終わらせるから、ね? しよ」
食蜂「ウソばっかり……そう言ってすぐ終わった覚えがないんですけどぉ」
美琴「操祈が可愛いから悪いのよ」
食蜂「ば、バカぁ……」
86:
25日目
食蜂「こ、ここじゃダメよぉ……」
美琴「もう無理。我慢できない。今すぐしたい」
食蜂「お願いだから部屋に戻るまで我慢してよぉ……や、やぁん」
美琴「操祈がキスねだってきたせいよ。だから責任とって」
食蜂「や、ダメ……やらしい触り方やめてよぉ」
美琴「操祈が1回イッたらやめるから。ほら、スカート捲って」
食蜂「う、うぅ……」
美琴「声、出しちゃダメよ。誰か来ちゃうかもしれないから」
食蜂「そんなぁ……!」
89:
30日目
食蜂「保健室……? お昼休みに?」
美琴「うん。そこで昼食にしましょ」
食蜂「なんでぇ……?」
美琴「あそこならベッドあるでしょ?」
食蜂「ま、また学校でするつもりぃ!?」
美琴「この前のスリルあってよかったでしょ?」
食蜂「い、イヤ! もう絶対あんなことしたくない!」
美琴「約束だからね。待ってるわよ」
食蜂「ひ、人の話聞いてよぉ!」
90:
放課後
食蜂「どんっっっだけしたがりなのよぉ、御坂さんはぁ!」
縦ロール「それで結局お昼休みは保健室に?」
食蜂「そうよぉ。あの人聞く耳持たないから」
縦ロール「行為には及んだのですか……?」
食蜂「ええ……お昼ご飯も食べずにずっと抱かれてたわよぉ……」
縦ロール「それはまた……情熱的ですね、女王」
食蜂「熱を上げる時と場所と場合を間違えてる気がするんですけどぉ」
92:
縦ロール「ところで今日はもう御坂さんとは会われないんですの?」
食蜂「他校の友達と約束があるらしいわぁ。でも夜に部屋に来るって」
縦ロール「またお泊りですか?」
食蜂「たぶんそうじゃなぁい? 明日は寝不足確定ね」
縦ロール「贅沢な悩みですね」
食蜂「そうなんだけどぉ……どうしてあんなにしたがるのかしら」
縦ロール「女王がそれだけ魅力的ということですわ」
食蜂「それならいいけど……なんだかおっぱいしか見てないような気がするのよねぇ」
94:
食蜂「やっぱりセフレ扱いなのかなぁ……」
縦ロール「デートはしませんの?」
食蜂「結構してると思うけどぉ」
縦ロール「それはいつも女王から誘いますの?」
食蜂「最初はそうだったけど、最近は向こうからも誘ってくれるわ。そのあとホテル直行だけどぉ」
縦ロール「それならちゃんと恋人として見てくれていると思いますわ」
食蜂「どうかしらねぇ……ホテルのついでにデートしてるだけじゃないかしらぁ」
縦ロール「もう少し御坂さんを信じてあげてもいいのでは?」
食蜂「あそこまで性欲丸出しじゃなければ信じられるんだけどねぇ」
97:

美琴「なんか元気ない?」
食蜂「別にそんなことないわよぉ。ただ誰かさんがお昼から盛ってたせいで疲れてるだけ」
美琴「でもたまにはああいうのもいいでしょ?」
食蜂「つい最近似たようなことした気がするんですけどぉ」
美琴「細かいことはいいのよ。それよりもこっち来なさいよ」
食蜂「お風呂入ってからにしてよねぇ」
美琴「違うわよ。いいからこっち来なさいって」
食蜂「なによぉ」
美琴「ほら、膝の上座って」
99:
食蜂「座ったままするのぉ?」
美琴「だから違うって言ってんでしょうが……操祈、キスしよっか」
食蜂「なによ急にぃ……別にいいけど」
美琴「じゃあ口開けて」
食蜂「ん……ンぁ、んぅ」
美琴「元気出た?」
食蜂「うん……っていうか御坂さんこそどうしたのぉ?」
美琴「なにが?」
食蜂「キスしたのに押し倒してこないなんてアナタらしくないじゃない」
美琴「アンタは私をなんだと思ってるのかしらねぇ」
106:
食蜂「性欲の権化でしょぉ」
美琴「私はただ自分の手で女の子が感じてる姿を見るのが好きなだけよ」
食蜂「今まで何人の女の子を泣かしてきたわけぇ……?」
美琴「泣かしてないわよ。みんな悦んでくれたわ。操祈だってそうでしょ?」
食蜂「そうだけどぉ……ってそういうことを言ってるんじゃないのよ!」
美琴「過去の話するのは野暮ってもんよ」
食蜂「悪かったわねぇ」
美琴「まあ別にいいんだけど。4人よ」
食蜂「意外と少ないじゃない」
122:
食蜂「で、結局その子達とは別れたのよねぇ?」
美琴「当たり前でしょ。今アンタと付き合ってんだから」
食蜂「……私もいつか捨てられちゃうの?」
美琴「なんでそうなんのよ。言っておくけどね、私は自分からフッたことは1度もないのよ」
食蜂「そんなウソ信じないわよぉ?」
美琴「ウソじゃないわよ。今まで4人とも私がフラれたの」
食蜂「それってなにか理由があるのぉ?」
美琴「いや、まぁ……私が毎日したがるから、もう付き合ってられないってことで、毎回電撃破局。超電磁砲だけに」
食蜂「全然うまくないわよぉ?」
125:
美琴「だから私としてはセフレがよかったのよね。付き合ってもフラれるだけだし」
食蜂「性欲を抑えるって考えはないわけぇ?」
美琴「一応その方向で頑張ったこともあるけど結局ダメだったわ。だからもうセフレでいいやってなったわけ」
食蜂「考えが飛躍しすぎだと思うんだけどぉ……」
美琴「好きになってもフラれるくらいならカラダだけの関係の方が傷つかないと思ったのよ」
食蜂「それはまぁ……わからなくもないわねぇ」
美琴「だってのにアンタが付き合いたいって言うから……」
食蜂「私は初めてだったんだからそれくらいのワガママは許されるでしょぉ!?」
134:
食蜂「だいたい私のことはセフレとしてしか見てないくせにぃ……」
美琴「あー……やっぱりバレてた?」
食蜂「心が読めなくたってそれくらいわかるわよ」
美琴「アンタは胸大きいし、感じやすいし、セフレとしては最高よね」
食蜂「ここまで嬉しくない褒め言葉は初めてだわぁ……」
美琴「しかもなんでも受け入れてくれるし」
食蜂「私の包容力のなせるワザよねぇ? そこらへんの子と一緒にしてもらったら困るわぁ」
美琴「っていうかアンタがエロいだけでしょ」
食蜂「違いますぅ!」
137:
美琴「いいじゃない、エロいの。私は好きよ、エロい子。エロい子としか付き合えないし」
食蜂「じゃあ私とも付き合いなさいよぉ……」
美琴「え? だから付き合ってるでしょ」
食蜂「それは形だけでしょぉ。セフレ扱いしてるって今言ってたじゃない」
美琴「ちょっと、なに誤解してんのよ。セフレ扱いしてたのは最初だけよ?」
食蜂「え……じゃあ今は本気ってことぉ?」
美琴「うん。アンタとはカラダの相性バッチリだし、両想いなんだから付き合う以外ないでしょ?」
食蜂「えぇー……?」
139:
美琴「っていうかなによ。アンタもしかして今もセフレ扱いされてると思ってたの? 私がこんなに大切にしてんのに?」
食蜂「大切にしてる子だったら普通学校でエッチしようなんて思わないでしょぉ!?」
美琴「逆よ逆! すっごく好きな子だからどこでもエッチしたいって思うんでしょうが!」
食蜂「そんな理屈通るわけないわよぉ!」
美琴「通るわよ。事実アンタがそうじゃない」
食蜂「私は学校でしたいとは思わないわよ!」
美琴「でも私が求めたらどこでも受け入れてくれるじゃない。それって私のことが好きだからでしょ?」
食蜂「そ、そ、それは、そのっ……たしかにそうだけどぉ」
141:
美琴「はぁ、もぉ……ホンっトに心外だわ。私の気持ちがまったく伝わってなかったなんて」
食蜂「わかるわけないでしょぉ! 好きってちゃんと言ってよぉ!」
美琴「え、言ってたでしょ?」
食蜂「おっぱい見ながら好きって言われても伝わるわけないからぁ!」
美琴「いやいや、ちゃんと面と向かって言ったはず、よ……」
食蜂「どうして最後の方声が小さくなってるのかしらねぇ」
美琴「……私、言ってなかった?」
食蜂「言ってない。絶対に言ってない」
144:
美琴「じゃあ言うわよ。言えばいいんでしょ。その代わり条件があるわ」
食蜂「なんで好きって言うだけで条件がつくのぉ?」
美琴「いいから聞きなさい……操祈も私のこと、名前で呼んでよ」
食蜂「え? それだけぇ?」
美琴「それだけって、アンタ1回も呼んでくれたことないじゃない……私だってずっと呼んでほしかったのに」
食蜂「わかったわよぉ……み、美琴?」
美琴「ありがと……操祈、好きよ。愛してる」
食蜂「う、うん……私も好きぃ」
150:
美琴「今日、泊まってくから」
食蜂「言われなくてもわかってるから」
美琴「私がどれだけアンタのこと好きか、カラダに教えてやるから」
食蜂「そこは心にも教えなさいよねぇ……」
美琴「時間が2倍になるけどいいの?」
食蜂「5回戦でも10回戦でもイケルけどぉ?」
美琴「言うじゃない……今夜は寝かせないから」
154:
後日
縦ロール「女王、今日もお昼は保健室ですか?」
食蜂「うん、そうだけど」
縦ロール「もう学校中の話題になってますよ。保健室は2人の花園になってしまった、と」
食蜂「それで最近昼休みに保健室に来る人がいないのねぇ」
縦ロール「昔は他人に知られるのをあんなに嫌がっていたのに……女王は本当に強くなられましたわ」
食蜂「今さら私が気にしたところで意味ないんだもん。それよりもぉ、美琴に抱かれる方が幸せだしぃ」
縦ロール「ですが先生にバレたらさすがにまずいのでは?」
食蜂「私の改竄力でどうとでもなるけどぉ……あえて転校して2人で暮らすのも手よねぇ」
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