大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」back

大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」


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1:
大井「あっ、いえ、なんでもありませーん♪ うふふっ」
提督「うふふじゃねーんだようふふじゃ。完全に聞こえよがしだったろうが」
大井「……聞こえてるならハッキリそう言いなさいよ。性格悪いわね」チッ
提督「ああん!? お前に言われたかねーんだよ!」
大井「あら、不思議なことを仰るんですね提督ったら。それじゃあまるで私の性格が悪いみたいじゃないですかー、ふふふっ」
提督「クレイジーサイコレズ」ボソ
大井「は?」
提督「あっ、いえ、なんでもありませーん♪」
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2:
大井「ちょっと提督、訂正してくださいよ」
提督「訂正? なにを?」
大井「確かに私はクレイジーです」
提督「上官に魚雷ぶっ放そうとする奴だもんな。まあそれは瑞鶴あたりだってそうだけど」
大井「で、サイコです」
提督「強烈な魚雷フェチだしな。戦闘中の大井には北上ですら近寄らん」
大井「極めつけに、レズです」
提督「説明の必要もないな」
3:
大井「……それでも! それでも断じて! 私はクレイジーサイコレズじゃありません!!」
提督「ええー?」
大井「確かに私は北上さんが大事です! 世界で一番に愛しています!」
大井「でもだからって私と北上さんの間に立ち塞がる障害を取り除くために手段を選ばなかったり北上さんの寝込みを襲ったり着任してもいない北上さんの名前を呼んだりはしません!!」
提督「最後は事実だろ。お前なぜか北上より早く着任しやがったからな、呼んでもいないのに」
大井「あ?」
提督「あん?」
5:
大井「とにかく私はクサレじゃありません」
提督「初めて聞いたぞそんな略し方」
大井「私と北上さんは、あくまで純愛ですから!」
提督「どーだか。案外北上も迷惑してんじゃねーの」ヘッ
大井「ああん!? んなわけないでしょ!?」ガルルル
提督「『身体触るのやめて大井っちー』ってこないだ迷惑がってただろ」
大井「それ提督がおさわりした時のリアクションでしょ!?」
大井「だいたいあの時の北上さんボイスにはまんざらでもなさそうなニュアンスが含まれてましたー!」
提督「はっ、どうだかねぇ。北上はあれで意外に常識がある奴だから、友人を傷付けまいとしたんじゃねーの」
7:
大井「地味に北上さんdisってんじゃないわよ!!」
提督「disってねえよ。北上はお前と違って頼りになるしレズじゃないしスーパー北上さまだし」
大井「私だってスペックは同じでしょうが!?」
提督「スペックが同じなら性格のいい方を重用したくなるのが人間の性ってもんよ」ハン
大井「だったらなんで私あなたなんかの秘書艦してるんですか!」
提督「………………仮にも上官に向かって『なんか』とはなんだテメー!」ガタッ
大井「提督なんか『なんか』で十分ですー! 書類仕事もロクに片付けられないクセに上官気取ってんじゃないわよ!」
提督「俺の仕事が遅いのは秘書艦のお前が無能なせいもあるだろうが!」
8:
大井「言うに事欠いてこの私が無能ですってぇ!?」
提督「あーそうだとも!」
大井「無能提督が、言わせておけば付け上がって……! 魚雷20発ぶちこみますよ!?」
提督「そうやってすぐ暴力に訴えるのがその証拠よ!」
大井「いいえ違います、私無能じゃありません!」
提督「俺だって無能なんかじゃねー!」
大井「ぬぬぬ」
提督「ぐぬぬぬぬ」
9:
大井「ねえ、あなたはどう思う!?」クルッ
提督「おい、お前はどう思う!?」クルッ
北上「……」ウツラウツラ
11:
北上「……ん? んん、あ、ああー、ふわあああああ」コスリコスリ
北上「ふう」
北上「とりあえずねー、この鎮守府の書類仕事がなかなか片付かないのはねー」
北上「歴戦の提督と、その不動の秘書艦が」
北上「年柄年中そんな風に夫婦漫才してるからだと思うよー?」
提督「漫才じゃねえ!!!!」
大井「夫婦でもありません!!!!」
北上「あーはいはい。お後がよろしいようで」
20:
北上「だいたい大井っちさー、冒頭のセリフが出たってことは小破状態だよね? 入渠しなくていいの?」
大井「入渠ならしてますよ? しながら秘書艦やってるんです」
北上「……確かにシステム上可能な行為だけどさ、それは」
提督「可能もなにも、なんのために執務室に温泉檜風呂があると思ってるんだ」
北上「え、あれってそのためのものだったの?」
北上「っていうか大井っち、今までお風呂に入った状態で漫才してたの!?」ガーン
提督「なにを言ってるんだ北上? そんなの一目見ればわかるじゃないか」
北上「あー、うん、そうね。気付かない私が悪いのね」
大井「水着は着てるから心配しないで、北上さん♪」
北上「あー、うん、そうね。そりゃ安心だね」
21:
大井「まったく。どうして入渠してまでこんなのの面倒見なきゃいけないのかしら」
提督「おい口を慎め、そして立場を弁えろ」
提督「いいか、俺がお前の面倒を見てやってるんだ。そこんとこ勘違いしてんじゃねえ」
大井「はあ? 私が提督の面倒を見てあげてるんですけど?」
大井「あなたの無能と私の有能で辛うじて釣り合いが取れているからこの鎮守府は回っているんです」
大井「そこのところ理解していますか、提督?」ニッコリ
提督「……表に出ろやテメエ!!」ガタッ
大井「」ジャキン
提督「あっ、待って魚雷はやめてください。五連装はまずいんで、ちょ、ほんとやめろ!!」
22:
ワーワーギャーギャー
北上「ふわああああああ」コスリコスリ
北上「ね、そろそろ私戻ってもいいかな。溜まってるアニメの消化したいんだけど」
提督「おい待つんだ北上、こんな暴力女と二人きりにしないでくれ」
大井「それはこっちの台詞ですこの変態提督」
提督「誰がなんだって?」
大井「私だって北上さんがいてくれるからこそ、この不愉快な空間においてギリギリのところで我慢していられるんですよ?」
北上「……」
23:
提督「んだとコラ」
大井「なにか文句でも?」
北上「……」
提督「」バチッ
大井「」バチバチバチッ
北上「あのさあ」
提督「ああん?」
大井「なんですか北上さんッ!?」ニッコリィィィ
24:
北上「そのへんにしとかないと、私本気で帰るよ?」
提督「……」
大井「……」
北上「もー少し静かにやってくれるなら私も文句ないからさ」
大井「はいすいません」
北上「あ、そこのテレビで映画見てていい? 部屋からお菓子とDVD持ちこむんで」
提督「あっどうぞ」
25:
オマエハサイゴニコロストヤクソクシタナ ソ、ソウダタイサタスケテクレ アレハウソダ ウワアアアーーー!!
北上「ぷっぷぷ、あはははは! あーうけるー!」ムシャムシャ
大井「……」
提督「……」カキカキ
大井「あ。修復終わりました」ザバー
提督「ん」カキカキ
大井「着替え、着替えっと」
提督「……」カキカキ
28:
大井「……ちょっと、提督?」
提督「あんだよ」
大井「私の下着が一枚減ってるんですけど」
提督「知らねーよ」
大井「知らないってことはないでしょう! 提督以外に誰がいるっていうんですか!?」
提督「俺じゃねーよ! どうせお前が数え間違えただけだろ!」
大井「どうせってなんですかどうせって!!」
北上「待って。待って待って待って。ちょーっと待ってそこのお二人さん」
29:
提督「どうかしたかね」
北上「いや、かねじゃなくて。なんで大井っちのパンツがここにあんの」
提督「風呂があれば着替えがいるだろ」
北上「……う、うーん?」
大井「そうよ北上さん。なんのための『長門』模型と桐箪笥だと思っているの?」
北上「長門が聞いたら泣くよ……」
北上「っていうか着替えここですんの? さすがにそれは一線越えてない大井っちー?」
大井「着替え用のスペースなら向こうにあるわ」
提督「ああ。普段の母港画面では見ることのできない、執務机から向かって右側の壁の方に仕切りがあるぞ」
北上「はははそんなわけ……あれーほんとだー!?」ガーン
30:
大井「で?」
提督「あ?」
大井「私の下着をどこにやったんです? 今素直に吐けば魚雷25発で許してあげますよ?」ニコ
提督「俺じゃねーっつってんだろ! いつもより魚雷増えてんじゃねーか!!」
北上「……あっ」
提督「おお北上、なにか気がついたか! このアマにビシッと言ってやってくれ!」
大井「冗談じゃないわよ北上さんは常に私の味方です! ねー北上さん?」
31:
北上「いやね、こないだ雪風が『しれぇのお部屋で女の人のパンツ拾っちゃいましたー!』って」
北上「食堂で大騒ぎになったことがあってね?」
提督「……」
大井「……」
北上「で、私がそれ見て大井っちのだって気付いて、もう一騒ぎあってね?」
提督「……」
大井「……」
北上「まあ一騒ぎの内容は置いておくとして」
提督「えっ」
大井「あの、ちょ」
32:
北上「なんやかんやのうちに回収して、雷巡部屋のタンスに戻しといたんだけど」
北上「そういやあの時、大井っち出撃中でいなかったんだっけー」
北上「あはは、すっかり忘れてたわ。めんごめんご」
提督「あの」
北上「なに?」
大井「その、下着が私の物だって判明した瞬間の、『もう一騒ぎ』っていうのの内容」
提督「置いとかないで、教えてほしいんですけど……」
33:
北上「うーん。一言で言うとー」
提督「い、言うと……?」
赤城『あっ……』
伊勢『あっ……』
伊19『あっ……』
金剛『Oh……』
利根『?』
雪風『??』
北上「って感じ」
大井「……」
提督「……」
34:
大井「信っじられない。まさかこんな男との関係を疑われるなんて。我が艦生最大の汚点だわ」ハァァァ
提督「あ?」
北上「いや、執務室でひとっ風呂浴びてる時点で割ともう手遅れだかんね?」
大井「はあ」
大井「はああ」
大井「はあああああーあ」
提督「ため息つきすぎだろお前ぇ!!」
北上(大井っち……提督からは見えてないだろうけど、私のとこからは見えてるからね)
大井「はああああああああ………………………………うふっ♪」ニコ
56:
大井「まあいいわ、過ぎたことだもの。いい加減着替えてきますね」
提督「そういやお前まだ水着だったな」
大井「覗いたら雷撃ですからね?」
提督「誰がお前なんざ覗くか」
大井「それはそれでムカつくので撃ちます」ジャキン
提督「どないせーっちゅーねん。いいからとっとと着替えろ、風邪引くぞ」
大井「はーい」
北上「キス島レベリングなんて油断してたら熱40度、とかザラだもんねー」
57:
大井「さあ、いい加減に書類を片付けちゃいましょう。仕事の遅い提督さん?」
提督「いちいち一言多いんだよお前は……ん」
大井「はい」つハンコ
提督「不要な装備を二つ、確かに廃棄完了、と。おい」
大井「はい」つ書類
提督「午前の演習」
大井「二つともそっちの山ですよ」
提督「ちっ、この中かよ。第三艦隊の」
大井「遠征報告書ならまだ提出されていません。旗艦は……隼鷹さんですね」
提督「またあいつか……」
北上「……(DVD視聴中)」ダッタラコゲバイイダロ!
58:
提督「おい、本部から届いたあれ」つ
大井「はいはい」つ
ピトッ
大井「……あ」
提督「ん?」
大井「」ジャキン
提督「どうした急に!?」ガーン
大井「提督。この手はなんですか?」
59:
提督「この手って……あ、わり、触ってたのか」スッ
大井「なにかの演習ですか? 撃ってもいいですか?」
提督「はあ!?」
大井「セクハラですよね?」
提督「いやちげーよ不可抗力だよ! 好きで触ったわけじゃねーよ!」
大井「……」
提督「な、なんか言えよ」
大井「やっぱり提督って危険だわ。こんな男北上さんには近付けられない」
提督「北上の周囲で一番危険なのはお前だろうが……」
60:
大井「心外です、いつ私が北上さんを危険な目に遭わせたと?」
提督「存在そのものが危険なんだよ。なんのためにお前を秘書艦にしてると思ってんだか」
大井「……なんのためですか?」
提督「……北上をお前の毒牙から守るために決まってんだろ」
大井「やっぱり下心あるんじゃないですか! これだから男って嫌!」
大井「だいたい私が秘書艦をやってあげてるのだって、北上さんを薄汚い男の欲望から守るためですしっ」
提督「だぁれが薄汚いって?」
大井「鏡を見ればわかりますよ?」
北上「……」ダレガテメエナンカ! テメエナンカコワカネエ!
61:
提督「だから北上がー!」
大井「いいえ、私こそ北上さんをー!」
ワーワーギャーギャー
北上「……あのさー」
提督「おお、どうした北上」
大井「あ、ごめんなさい北上さん。もしかしてうるさかった……?」シュン
北上「んーにゃ、別にそれはいいんだけどさ。またしてもちょっと一言いいかな」
62:
提督「おーいいぞ北上。このクレイジーサイコレズに現実ってもんを教えt」
大井「もちろん。北上さんの言葉なら私はいつだっt」
北上「いい加減にさぁ――」
北上「私を言い訳にするの、やめにしない?」
提督「……」
大井「……」
北上「お、映画終わった」アイウィールテッシュー!
北上「じゃあ私帰るねー」
提督「あ、うん」
大井「あ、はい」
63:
北上「一応言っとくと、ダシにされるのが嫌だって言ってんじゃないからね?」
北上「二人ともいい加減素直になれば、って言ってんの」
提督「……」
大井「……」
北上「言いたいことはそれだけだよん。それじゃー私はこれで……」ガチャ
北上「あっそうだ、もいっこ忘れてた」
提督「……?」
大井「……?」
北上「さっきの出撃でなったばっかだよね。うん、つい忘れるところだったよ」
64:
「大井っち、練度(レベル)99おめでとうね」
65:
北上「じゃ、今度こそ。重雷装艦北上、帰投しまーす」
ガチャ バタン
提督「……」
大井「……」
シーーーーーーン
66:
提督「大井」
大井「なんでしょう」
提督「……ん」つ書類
大井「……」
提督「名前、書いて。ハンコ、押しとけ」
大井「……ん」コクリ
提督「それからアレだ。本部から届いた、あれ。ほれ、付けとけ」
大井「……」スチャ
68:
提督「なんか言えよ」
大井「提督こそ、こういう時なにか言うものじゃないんですか?」
提督「あー……そうだな。一回しか言わんぞ」
大井「はい」
提督「お前みたいな奴は、俺の側に置いておくしかない……し」
大井「……し?」
提督「俺の側には、お前みたいな奴以外、置いておくつもりはない」
大井「っ///」
提督「そういうことだ」
73:
えんだああああああああああああ
75:
いやあああああああああああああ
76:
提督「で? 俺は言ったが、お前はなんかないのか」
大井「……」
提督「いや別に、ないならないでいいけどな」
大井「いえ、言います。その、一回しか言わないので」
提督「ん」
大井「私は提督のことも……ああ違う。違います、そうじゃなくて!」
提督「……」
大井「すーっ、はー。すー、はー……よし!」
提督「」ゴクリ
77:
「提督を、あなたという一人の男性を、あ「しれぇーーーーーーっっ!!!!」ます……!」
78:
提督「……」
大井「……」
提督「えっ」
大井「えっ」
雪風「しれぇ! あ、大井さんも! 雪風ただいま帰投しました!」
提督「……」
大井「……」
雪風「あれ? お二人ともどうしちゃったんですか、口をパクパクして? あっ、お魚さんのマネですか!?」キラキラ
82:
提督「……大井」
大井「……なんでしょう」
提督「今なんつったオイ」
大井「あー、いえ……なんでもありませーん♪ うふふっ」
提督「はああああああああ!!!!??」ガタッ
大井「だって、ほら、その……そう! 一度しか言わないって断ったじゃないですかー♪」
提督「ふざけんなこんなんノーカンに決まってんだろーが!!」ダンダンダン!
提督「もっかい言え! つーかお前の台詞もうちょっと長いはずだろ!!」
大井「嫌です。セクハラです。魚雷40発叩き込みますよ?」
提督「上等だコラァ! 今度という今度はこっちも引きさがらねーぞ!!」
84:
ワーワーギャーギャー
北上「はーいうざったい駆逐艦ちゃん、危ないから避難してよーねー」
雪風「あ、北上さん! 雪風、なにかいけないことをしちゃったんでしょうか……?」ショボン
北上「気にしない気にしない。行っていいっつったの私だし」
北上「いやーまさかこんなことになるなんておもってもみなかったわー」
雪風「そうですか! 思ってもみなかったならしょうがないですねっ!」
北上「そーそーしょうがないしょうがない」
北上「……ま、こんぐらいの腹いせは許してもらわないと割に合わないんでね」ニシシ
86:
提督「言えやおら!」
大井「嫌です言いませんセクハラですこの変態!」
提督「顔真っ赤にして説得力がねーんだよこのヤロー!」
大井「女に向かってヤローとはなんですかヤローとは! だいたいそっちだって顔真っ赤で……!」
ワーワーギャーギャー
雪風「あわわ、どうしましょう! お二人のケンカが止まりません!」
北上「んーじゃーねー、うざ風ちゃんに任務を与えよう」
雪風「はいっ、がんばります! それでなにをすればっ!?」
北上「うざ風ちゃんが二人の間に割り込んで、元気よくこう言えばいいと思うよ」
87:
「ごケッコン、おめでとうございます――ってね♪」
艦、もとい完!
90:
最初に手に入れた雷巡は大井っちでした
最初に改二にした艦は大井っちでした
今、艦隊で最もレベルが高いのは大井っちです
というわけでひとまず終わりなわけですが
一つ二つ小ネタが思い浮かんでいるのでそれを書いてからHTML化を申請したいと思います
もうちょっとお付き合いください
ではご一読ありがとうございました
105:
※ケッコン後のお話です
106:
〈公私〉
大井「第一艦隊より鎮守府。ポイント二○三において敵艦隊を撃滅しました」
提督『鎮守府了解。損害状況を報告せよ』
大井「大井、利根、損傷なし。赤城、隼鷹、小破。北上さん、金剛、中破。以上です」
提督『撤退。小破艦を前列、中破艦を中列に置いて複縦陣を組め』
大井「第一艦隊了解。これより帰投します」
提督『了解』ブツッ
大井「それじゃあ皆さん、全艦回頭してください」
107:
提督「おい、お前曲がりなりにも旗艦だろーが。あ、ドック空いてるから入ってきていいぞ」
大井「は? だったらなにか? 大井に落ち度でも? あ、また後でね北上さーん♪」
北上「ほいほい。じゃーね大井っちー」
隼鷹「へーい。さぁて熱燗熱燗っと」
利根「おおいいな、一献付き合うぞっ」
金剛「今日も今日とてバケツのお世話になりマース……」
赤城「そんなことよりボーキサイトが欲しいです」
提督「はいはい全部用意してあるから。それから利根、筑摩が探してたから行ってやれ」
大井「金剛さんは心配ないでしょうけど……赤城さんに隼鷹さん? ほどほどにしておいてくださいよ?」
108:
提督「で。お前もうちょっと旗艦ガード減らせや。おかげで撤退する羽目になったぞ」
大井「はあ? 庇われる側の私にはなんの落ち度もないじゃないですか」
大井「もちろん庇ってくださった皆さんには感謝の言葉もありませんけれど」
提督「お前の機動が悪いんだろ。スペック通りの回避見せろ」
大井「無茶言ってんじゃないわよこの脳みそ筋肉……」ボソ
提督「今なんつったオイ」
大井「いえ別に?」ニコ
提督「ちっ」
大井「だいたいですね、私の継戦能力に多くを期待しないでもらえませんか」
提督「お前の装甲と耐久に期待したことなんざ一度たりともないわこの魚雷バカ」
109:
大井「……あえて、あーえーてー寛大な態度で今の暴言は見送ってあげますけどね」
大井「じゃあなんですか? このうっすい装甲で、逆に味方の盾になって大破しろとでも?」
提督「んなこと死んでも認めるかバカ! 全戦無傷で帰ってこいや!」
大井「またバカって言ったわねバカの一つ覚えみたいに! ほんっとボキャブラリーの貧困な男なんだから!」
提督「普段から北上北上うるさいお前に語彙がどうこうとか言われたかねーわ!」
大井「そもそも言ってることが理不尽なのよこのバカ!! 艦娘である以上全戦無傷なんて不可能に決まってるでしょうが!」
提督「それでも無傷でいろっつってんだよバカっていう方がバカなんだからなやーいやーい!」
大井「なんですってええええ!!??」ガタッ
110:
ワーワーギャーギャー
一同「「「「「……」」」」」
北上「あの二人にとっての『公私』って、顔を合わせてるか合わせてないのかが基準なのかな」
利根「『私』の時間が長すぎはしないか……?」
赤城「もしかしてこれ、遠回しにノロケられてます?」
隼鷹「だねぇ。キス島経由でサーモンに飛ばされる程度には遠回しだけど、ノロケだねぇ」
金剛「テンション駄々Downデース、ケッ」
艦!
111:
〈変わらないもの探していた〉
提督「おいお前、俺のたばこどこやった」
大井「知りません」
提督「お前が知らないわけねーだろーが」
大井「なんであなたがそう思ったのかも知りませんし、たばこの行方も知りません」
提督「禁煙禁煙うるさかっただろお前」
大井「常識的に考えて、吸い過ぎなんですよあなたは」
提督「普通だあんなもん。お前の北上中毒にくらべりゃかわいいもんだろ」
大井「くっさいニコチンごときと北上さんを同列に語ってんじゃないわよ!!」ガタッ
112:
ワーワーギャーギャー
雪風「……」
北上「……」
雪風「北上さーん」
北上「どしたの駆逐艦ちゃん」
雪風「しれぇと大井さん、せっかくケッコンしたのにケンカばっかりですね」(´・ω・`)
北上「だねー」
雪風「あれじゃあ、ケッコンする前となにも変わらないんじゃないでしょーか?」
113:
北上「んー。ケンカについてはあの二人のライフワークみたいなもんだから、確かに変わんないだろうけどね」
北上「だからってね、なにも変わってないってのは違うと思うわけよ」
雪風「そーなんですか?」キョトン
北上「あー……特段なにかが変わってるわけでもないんだけどさ」
北上「変わってないのが変わってるっていうか。うん、難しいね」
雪風「はい、難しくてよくわかりません!」
北上「ま、見てればわかるよ。チミにはわかんないかもわからんけど、わかる人にはわかるから」
雪風「??」
114:
提督「だいたいお前はいつも……ん、もうこんな時間か」
大井「それを言ったらあなただって……ああ、第二艦隊」
提督「ヒトサンマルマル。出撃予定時刻だ」
大井「綾波ちゃんたちのお見送りですね」
提督「うし、行くぞ……お前」
大井「ん……はい、あなた」
ガチャ バタン
北上「わかった?」
雪風「わかりませんっ!」ビシッ
北上「だろーねー」
艦!
115:
一つ二つ書いたらもう三つ四つネタが浮かんできました
というわけで後ちょっとだけ続くんじゃよ
ご一読ありがとうございました
120:
もうちょっとと言わず気が済むまでネタが思いつくまで続けください、代わりにオリョクル行って来ますから
122:
そういやうちの鎮守府も大井が98でもう少しで99だなあ。
125:
>>120
ウチはホワイト鎮守府なんでオリョクルなんて1日30回ぐらいしか行きません(憤怒)
マジな話そんなにネタの引き出しもないので…
>>122
ケッコン(ニッコリ)
さて、今度こそこれで最後です
前回軽めだったので今回重めというか、しっとりめというか、イチャイチャめでツン少なめです
それぞれのお話に前後の繋がりはございませんので、適当に読み流してやってください
126:
〈やみやみ〉
提督「もしもお前が沈んだら」
大井「なんですか藪から棒に? 縁起でもない。魚雷撃ちますよ」
提督「真面目な話だ」
大井「……」
提督「もしもお前が、あの暁の水平線に沈んじまったら」
大井「私はあなたの心の中に、永遠に留まることができますか?」
提督「……」
127:
大井「たった一つ、その夢さえ叶うのならば……うふふっ、悪い気持ちじゃないわね」
提督「無理だな」
大井「……そう、ですか。うん。その方が健全ですね」ニコ
大井「戦場に死は付き物です。指揮官は兵の死に動じてはいけません」
大井「なぜなら指揮官とはそういう生き物で、兵とはそういう生き物だからです」
大井「だから、もしも私が沈んだら。あなたは……あなたは……」ギリッ
提督「お前が沈んだらこの鎮守府は終わりだ」
大井「え?」
128:
提督「だから沈むな」
大井「ああ、なるほど。秘書艦が有能すぎるのも考えもの、ということですね?」ニコ
提督「……」
大井「まあ、私がいなくなったら確かにこの鎮守府は回らな」
提督「お前の能力うんぬんは関係ないな」
大井「ちっ、そこ否定されると腹立つんですけど。じゃあどういう意味ですか」
提督「お前が沈んだら――その時は俺が後を追う」
大井「……!!」
129:
提督「だからな。お前が沈んだ後、俺の脳みその中でふわふわ漂い続けるってのは、土台無理な話なんだよ」
提督「どうせすぐに俺の脳みそもオシャカになる」
大井「……」
提督「だからな。鎮守府の他の娘どもを路頭に迷わせたくなかったら」
提督「俺を死なせたくなかったら」
提督「まずお前が死ぬな」
大井「……」
提督「俺は……お前のいない世界に、堪える自信がないんだよ」
130:
大井「……」
提督「……」
大井「それ、命令ですか?」
提督「あー。どっちの方が効くかな」
大井「……」
提督「うん、命令。命令だ。命令にしておこう」
提督「大井。命令だ。俺より先に沈むな」
大井「了解しました」ニコ
132:
提督「まーお前は不動の秘書艦だから、システム上どうやっても轟沈しっこないんだけどなー。ははは」
大井「ですよねー。うふふ」
綾波「……」ダラダラ
伊19「なにこの人たちこわいの」
伊勢「なんか変なスイッチ入ったかな」
筑摩「どのみちいろいろ台無しなんですけど……」
提督「それでは出撃! 皇国の興廃この一戦にあり、各艦奮励努力せよ!」
北上「出撃直前だったんかい!」ビシッ
艦!
133:
〈しっ督〉
大井「北上さーん、一緒にご飯食べましょー♪」
大井「北上さん、一緒にお風呂入りましょっ♪」
大井「北上さん、今日一緒に寝ない? ガールズトークよ、ガールズトーク♪」ワキワキ
北上「とりあえず同衾は勘弁させてもらうねー」
大井「やだもう、つれないんだから北上さんってば」キャハ☆
北上「……あのさ、大井っち。珍妙なマーク飛ばしまくるのもいいんだけどさ」
大井「なぁに?」ニコ
134:
北上「あんま私にばっか構ってると提督が黙ってないんじゃない? カッコカリにも旦那様でしょ?」
大井「いいのよあんな男、北上さんに比べれば屁でもないわ♪」
北上「はーぁ。冗談で言ってるって、提督含めこの鎮守府のほとんどが理解してるから、まだいいんだけどさ」
大井「」ギク
北上「いつまでもこんなこと続けちゃって、どうなっても知らないよ?」
大井「えっ?」
北上「男の嫉妬ってのもぉ、なかなかに怖いもんらしいからね」ニヤリ
135:
提督「……」
136:
バタン!
提督「……」
大井「な、なんでしょうかあなた? か、か、顔が近いですよ?」
提督「なあ」
大井「はい」
提督「北上と同衾、ってのはさすがにやりすぎじゃねーのか」
大井「……嫌ですね、本当に嫉妬ですか。心の狭い人なんだから」クス
137:
提督「冗談だとはわかってるんだけどな」
大井「まあ確かに、一応は冗談ですけどね」
提督「一応?」
大井「いちいち言葉尻を捉えて怖い顔しないでください。ほんっと心の……」
提督「そうだな、お前の言う通りだな」
大井「……?」
提督「なにしろ俺は、心が狭い男らしいからな」グイ
大井「え? ちょ、ちょっと待ってくださ、きゃっ!」
138:
提督「おい」
大井「は、はい」
提督「いい機会だ。はっきりさせておくぞ」
大井「な、な、なにをでしょう?」
提督「俺はお前を、たとえ北上にだろうと渡したくない」
大井「っっ!!///」
提督「言ったよな? 俺の側にはお前しか置かないって」
大井「えっ、あっ、いや、その、言いましたけど、確かにっ///」
提督「大井。俺にはお前しかいない」ギュッ
大井「????????っっっ!!!///」プシュー
139:
提督「おいお前」
大井「ひゃっ、は、はいあなたっ」
提督「得意分野は?」
大井「は?」ポカン
提督「重雷装艦大井が戦闘においてもっとも自信を持てる分野とはなんだ。答えよ」
大井「そ、それはもちろん、先制雷撃ですけど……?」
提督「……それだけじゃないよな?」
大井「えっ」
140:
「お前、夜戦も得意だよな」
141:
大井「……」
提督「……」
大井「……」
提督「……」
シーーーーーーーーーーン
大井「……ふぁい///」コクン
提督「よろしい。それではこれより演習を
142:
   _______
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  }∠,..艦__これ_ \    \
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143:
〈デレいっち〉
提督「……」グビ
大井「……」
提督「ん」
大井「どうぞ」トクトクトク…
提督「ありがとさん」グビ
大井「はい」
提督「機嫌いいな」
145:
大井「そう見えます?」
提督「見える。目の錯覚かとも思ったけどな」
大井「……」
提督「やっぱお前機嫌いいな。今夜はなに言っても怒りそうにねえ」グビ
大井「気になります?」
提督「まあ、普段のお前を鑑みるになぁ……」
大井「足にいっぱい付いたんですよ? なんかいっぱい付いちゃったんですよ? うふふふふっ♪」
提督「あーわかった。酔ってんだなお前」
146:
大井「酔ってちゃいけませんか?」
提督「悪いとは言わんが」
大井「……言い訳、みたいなものなんですよ。二人きりの晩酌で、私はお酒でべろんべろんで」
提督「……ああ、なるほどな」
大井「わかります?」
提督「わかる」
大井「じゃあ、隣いいですか?」
提督「好きにしろ」
147:
ピトッ
大井「……」ゴク
提督「……」グビ
大井「あなた」
提督「どうした」
大井「私を裏切ったりしませんよね?」
提督「お前が裏切らなきゃな」
大井「微妙に甲斐性のない台詞ですね。情けないの」ニコ
148:
提督「台詞と表情が合ってねーぞ」
大井「そうですか?」ニコニコ
提督「だいたい俺がお前の裏切りを疑いたくなるのにだって、ちゃんとした理由があんだからな」
大井「そうなんですか?」ニコニコ
提督「その薬指のもん渡して以来、結局一度も聞けてねーぞ」
大井「なんて?」ニコニコ
提督「……だから、お前の口から聞かないと意味が」
大井「愛してます」
提督「ぶっ、ごほっ!」
149:
大井「愛してます」
提督「奇襲とは卑怯な、んっ、げほっ」
大井「なにしろ先制雷撃が得意技ですから。愛してますよ」サスリサスリ
提督「ったく」グビ
大井「愛しています」
提督「わかったわかった」
大井「愛して、ます」
提督「……要求したのは確かに俺だけどなあ。もうそのへんで」
大井「愛しています、あなた」ギュ
150:
提督「……わーったよ。俺の負けだ」ギュ
大井「はい、私の勝ちです。愛してますあなた」
提督「俺もだ。愛してるぞ、お前」ナデナデ
大井「うふ、うふふふふっ///」ギュー
提督「ところでお前」
大井「はいあなた」
提督「本当は酔ってないだろ」
大井「ぎくっ」
艦!
153:
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これが私にできる限界のゲロ甘でした
同時にネタをすべて放出しきりました
ところでウィークリー消化に3?4行ったら二マス続けてむっちゃんをドロップしました
これは次をむっちゃんで書けという天からの啓示なのでしょうか
あるいはジュウコn
よって次があったら龍田スレを立てます
いつになるのかはわかりませんが
今までご愛読ありがとうございました
157:
乙。
提督にデレデレな大井っち可愛い。
151:
なんか苦い苦いコーヒーが飲みたくなってきたぞ
159:
>>151
つ「MAX コーヒー」
16

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