花子「櫻子はバカだし」 櫻子「」プッツンback

花子「櫻子はバカだし」 櫻子「」プッツン


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1:
花子「少しは考えて――」
櫻子「あ?」グイッ
花子「ちょっ――さ、ぐら子、ぐるじ……」
櫻子「調子に乗るのもいい加減にしろよ、お前」ゴスッ
花子「いだっ」
櫻子「家族なら何言ってもいいの? 妹は何してもいいの?」バシッ バシッ
花子「だ、やべ、ごべん、ごべんだざっ」
櫻子「ねぇ、きいてるんだけど」バシッ バシッ
花子「ごべんだざ、ごべ」
3:
櫻子「聞こえないんだけど」
花子「ぼう、ぶだだいで……ごべんだじ、ざぐらご」
櫻子「呼び捨てかよ」ドゴッ
花子「うぐっ、ざ、ぐらご、おでえぢゃん」
櫻子「まだ目が反抗的だなぁ」
撫子「なにやってんの、櫻子!」
6:
花子「なでじ…でえぢゃ…だずげ、で」
撫子「喧嘩にしてもやりすぎでしょ! 鼻血でるまで叩くなんて……」
櫻子「花子が勝手に鼻血だしたんじゃん。私、鼻血出させるつもりなかったし」
撫子「……あんたさぁ」
櫻子「そうやっていっつも私が悪者じゃん!」
撫子「もういいや、いくよ花子」
7:
撫子「あぁ……こりゃしばらく傷が残っちゃうかもなぁ」
花子「ほね…おれでるの……?」
撫子「それはたぶん平気よ。念のため、病院いくよ」
花子「わがっだじ」
撫子「あ、そうだ。大事なこといい忘れてた」
花子「大事なごど?」
撫子「お医者さんに聞かれたらさ――」
撫子「絶対に『家族に殴られた』って言わないでね」
8:
花子「……どうじで?」
撫子「もしさ『虐待してる』なんて噂がたったらさ、困るのよ」
花子「でぼ……」
撫子「花子はお姉ちゃんが学校でみんなにいじめられてもいい?」
花子「ぞれは……やだじ。でぼ」
撫子「じゃあお願いね。やっぱり櫻子と違っていいこだね、花子は」
花子「……」
12:
医者「骨に異常はありませんね」
撫子「よかったね、花子」
医者「それにしても、喧嘩……ですか」
撫子「乱暴で困った子です」
花子「……」
医者「しばらくは安静にしてくださいね」
医者(あの子の手には怪我ひとつ無かったのに喧嘩かねぇ)
医者(まぁ厄介事はゴメンだからな)
15:
撫子「今日もお母さんたち帰ってこないってさ。よかったね」
花子(……『よかった』? なにがだし?)
花子(心配されるから? 怒られるから?)
花子(どうせあの親は『どうしたの』すらないし。傷に気がつくかすらわからんし)
櫻子「花子」
花子「ひっ!?」
櫻子「わかってるよね? 誰かに話したらどうなるか」
花子「だ、誰にも言わないし」
櫻子「ならいいけど」
16:
花子(学校でみんなになんて言えば――)
ガシャーン
花子「ひぃっ!?」
モノニアタルンジャナイノ! ナンカイイエバワカンノヨ!
ワタシワルクナイッツッテンジャン!
ケガサセトイテナニイッテンノ! バカジャナイノ!?
アイツガワルイ! アイツガワルイ! アイツガワルイ!
アンタラガバカヤルト、ワタシマデメイワクスンノヨ!
花子(聞こえないし聞こえないし聞こえないし)
18:
翌日
花子(みんな深くきかなくてよかったし)
先生「あら大室さん、その怪我……」
花子「こ、これはその――」
先生「いじめじゃないわよね!? 学校以外よね!? ね?ね?」
花子「は、はい」
先生「ふう、気を付けなきゃダメよ」
花子「――はい」
21:
花子(明日はお休みだし。ゆっくり休めば花子は大丈夫だし)
楓「あっ、花子お姉ちゃ――お怪我してるの、大丈夫?」
花子「だ、大丈夫だし」
楓「本当? あのね、お暇なら楓と一緒にお出かけしてほしいの」
花子「お出かけ?」
楓「お姉ちゃんにプレゼント買うの! 花子お姉ちゃんにも選んでほしいの」
花子「別に……いいし」
楓「やったあ」
22:
花子「じゃあ花子も準備してくるし。後で楓の家にいくし」
楓「わかったの!」
花子「楓、お待た――どうしたし」
楓「ヒック お母さんが、『あの家の子と遊んじゃダメ』って言うの……」
花子「えっ」
楓「『あの家はおかしいから』って怖い顔グスッするの……」
花子「……楓、ごめんし。花子は用事があったし」
楓「花子お姉ちゃん……」
花子「楓は悪くないし」
25:
花子(つらくないし、全然つらくないし……)
向日葵「あら、花子ちゃん」
花子「ひまね――(ダメだし)」ダッ
向日葵「ちょっ、ちょっと。どうして逃げるんですの?」
花子「どうせ、ひま姉も花子を避けるし。だったら自分から逃げた方が――」
向日葵「ああ……私の親がまた何か失礼なことを申したんですのね、本当に恥ずかしい限りですわ」
花子「……楓にも言われたし」
向日葵「あの子だって無理やり押し付けられてるだけですわ。いつも『仲良く遊びたい』って駄々をこねてますの」
花子「……嘘だし。ひま姉だってきっと花子のことなんか――」
ギュッ
向日葵「私は花子ちゃんが大好きですわ」
花子「ひま姉……」
31:
向日葵「周りが何をしようが、私だけは花子ちゃんの味方ですわ」
花子「ありがとうだし、ひま姉……」
向日葵「このやわらかな肌も唇も全て私が守って見せます」
花子「花子……もう、ひとりぼっちは嫌だし」
向日葵「じゃあ、せっかくだから遊びにでも行きましょうか」
花子「うん!」
37:
花子「――ひま姉、ここ公衆トイレだし?」
向日葵「早く入って」グイッ
花子「ちょっ――ひ、ひまね、ぐるじ……」
向日葵「ああかわいい胸ですわハァハァ」カプッ
花子「いだっ」
向日葵「ほら、早く脱いで、脱ぎなさい、脱げ!」バシッ バシッ
花子「だ、やべ、ごべん、ごべんだざっ」
向日葵「脚閉じるな!!」バシッ バシッ
花子「ごべんだざ、ごべ」
41:
向日葵「花子ちゃんも嬉しいですわよね?」
花子「ヒック ヒック」
向日葵「返事」ドゴッ
花子「うぐっ、は、はい、ありがとうございばず」
向日葵「安心してくださいな、私が守ってあげますわ」
44:
向日葵「楽しい時間はすぐですわね。花子ちゃん、また今度アソビましょうね」
花子「(アシタ、アシタ ユックリ ヤスメバ) ただい」
櫻子「遅くなるなら連絡しろよ」バシッ
花子「いだっ」
撫子「夜遅く歩いてたら変な人に誘拐されちゃうよ」
櫻子「いやいや、こんなクズ誰もさらわないって」
撫子「いや、幼ければ中身はバカでもなんでもいいってやつは多いよ。花子も気を付けな」
花子(もう、明日、待てな、い、)
花子(たしかあそこに睡眠薬が――)
47:
……コ!
…ナコ!
ハナコ!
花子「――ここ、は?」
医者「おお、気がついたか」
撫子「花子!! 大丈夫? 私がわかる?」
花子「撫子、お姉……ちゃん?」
撫子「よかったぁ…」
花子「花子……どうしてたんだし?」
医者「睡眠薬の過剰摂取だよ。まったく、薬はあくまで手助けなんだよ?」
撫子「大雑把にもほどがあるわよ! 死んじゃったらどうするのよ」
花子「……花子、それでもよかったし」
撫子「えっ」
49:
花子「これ以上みんなのこと嫌いになるくらいなら、花子……もう」
撫子「……なに言ってるの?」
花子「家族に殴られるのも幼なじみに裏切られるのも耐えらんないし!」
撫子「……ちょっと」
花子「この顔の傷だって治ったところで、どうせまた新しくつくられるし!」
撫子「……先生」
医者「……記憶が混乱してますね。花子さん――」
医者「その傷はあなたがベッドから落ちた時の傷ですよ」
花子「……えっ」
50:
花子「これは櫻子が――」
撫子「倒れてるあんたを見つけて、泣きながら救急車を呼んでた櫻子が殴った? あんたを?」
花子「だって、撫子お姉ちゃんが口止めして……」
医者「今こうして学校を休んで付き添ってくれてるお姉さんがかい?」
花子「楓もひま姉も花子のこと……」
撫子「ひま子も後で見舞いにくるってさ」
花子「じゃあ、花子はひとりぼっちじゃ……」
撫子「ふふ、あたりまえだろ」
51:
花子「よかった、よかったし……ヒック ヒック」
医者「やれやれ、ではなにかあったら呼んでください」
撫子「お世話様でした」
花子「……ごめんなさい。怒ってるし?」
撫子「そりゃあね」
花子「……本当にごめんなさいし」
撫子「まったく、ずっと前から言ってたよね?」
撫子「『迷惑かけるな』ってさ」
医者「口裏あわせも楽じゃないなぁ。まぁ、でも」
医者「『虐待を見過ごした』なんて厄介事はゴメンだからな」
おわり
53:
お付き合い感謝
ちなみに
櫻子→身体的虐待
撫子→精神的虐待
両親→ネグレクト
向日葵→性的虐待
で大まかな虐待の分類
子どもは大切にね
5

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