八幡「いい雰囲気になった時の練習?」back

八幡「いい雰囲気になった時の練習?」


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1:
まだまだSSには慣れていないのでキャラのブレや
誤字脱字等のおかしいところはお許しください
前半は同人誌が元になってる部分があります
2:
帰り道
結衣「ねえねえ、ヒッキー」
八幡「悪い、他に当たってくれ」
結衣「まだ何も言ってないよ!?」
八幡「どうせロクでもないことなんだろ」
結衣「せめて話を聞いてよ!」
八幡「へいへい」
結衣「あのね、好きな人といい雰囲気になった時の練習に付き合ってほしいなって...」
八幡「......」スタスタ
3:
結衣「あーん、待ってよぉ」ガシ
八幡「離せよ。やっぱりロクでもねえことじゃねえか」
結衣「あたしにとっては大事なことなんだってば」
八幡「クッキーの味見とはわけが違うんだぞ。それに頼む相手がおかしいだろ?葉山にでも頼めよ」
結衣「隼人くんじゃハードルが高すぎるしヒッキーがちょうどいいかなぁって」
八幡「どうせ俺はヘタレだからな」
結衣「卑屈にならないでよぉ。そういうんじゃないんだから」
八幡「しゃあねぇ...とっととやって終わらせそうぜ」
結衣「やった!」
4:
公園
結衣「?♪」
八幡「...なあ」
結衣「な?に?♪」
八幡「ただこうやって隣に座ってるだけか?」
結衣「だからそういう雰囲気になった時の練習っていったじゃん」
八幡(くそ、公園なのに誰もいないじゃないか)
八幡(しかもこいつはビッチの癖にいい匂いしやがって。なんかこっちまでおかしい気分になりそうだ)
結衣「そもそもヒッキーにトークとかを求める無理だし」
八幡「へいへい、悪うござんしたねぇ」
結衣「......」
八幡「......」
5:
結衣「...ねえ、キ、キスしてもいい?」
八幡「はぁ!?、おまっ...なに言ってんだよ!」
八幡「それこそ好きな人にするもんだろ!?俺、そこまで付き合う義理はないぞ」
結衣「...」ムー
ズイ
八幡「お、おいって」
結衣「ほんとに嫌なら抵抗すればいいじゃん...」
八幡(なにこれ?なんかの罰ゲーム?このあと「あはは!ヒッキーったらその気になってる?」ってからかわれるんだよな?)
八幡(そして実は近くに隠れてる三浦や海老名さんが「ヒキオ、マジきもい」「ヒキタニくん、はやはち以外認めないよ?」とか言われるんだよな?)
結衣「...罰ゲームでもないし優美子や姫菜もいないよ」
八幡「」
6:
結衣「えへへ、ヒッキーの考えそうなことだもんね」
八幡(くそ、アホの子の癖に俺の考えを読みやがって)
結衣「ほんとに優美子たちがそんなことしようとしたら、いくらあたしでも怒るよ...」
結衣「...」ガシ
八幡(ほ、ほんとに近づいてきた!つっぱねないと)
八幡(ここで拒否したらこいつと険悪になって奉仕部に来なくなったりするのか?)
八幡(そうなったら雪ノ下や先生に問い詰められてどうあがいても面倒な事になるな)
八幡(じゃあ、俺がこのまま犠牲になってキスされなきゃいけないのか?)
八幡(いやいや俺が犠牲ってのはおかs)
チュ
7:
八幡(遅かったー!唇やわらけぇぇぇぇぇ)
結衣「ん、んん」
八幡「んん!」
結衣「ん、はぁ」パッ
八幡「」ポカーン
結衣「やっぱり嫌だったかな...?」
八幡「...むしろお前は嫌じゃないのかよ」
結衣「あたしはヒッキーなら嫌じゃないよ」
八幡「...」
結衣「ねえ...また練習に付き合ってもらってもいい?」
8:
八幡「...」
結衣「だめかな...」
八幡「...キス以外ならいいぞ」
結衣「うん!それでもいいよ!」
八幡(それから由比ヶ浜とは何度か練習と言いながらこんな感じの事をしている)
八幡(そして、たまにキスもしてくる...まぁ俺もそんなに嫌じゃないんから拒否もしないんだが)
八幡(俺は過去の黒歴史で学んで...ってキスするのは初めてじゃねえか)
八幡(もちろん雪ノ下には内緒にした方がいいな。知られたら気まずくなって奉仕部には居づらくなりそうだ)
9:
数日後、奉仕部
ガラ
八幡「うーす」
雪乃「こんにちは比企谷くん。いつ見ても目が腐ってるわね」
八幡「うっせ、由比ヶ浜は友達と遊びにいくとかで来れないんだとよ」
雪乃「あらそう」
雪乃「......」ペラ
八幡「......」ペラ
八幡「ふあ?あ」
雪乃「...比企谷くん」
八幡「んあ、何?」
10:
雪乃「あなたと由比ヶ浜さんって付き合ってるの?」
八幡「な、何でそう思うんだよ?」ギク
雪乃「最近、よく一緒に居たり仲よさそうに話をしてるのを見かけるわ」
八幡「たまたまじゃないのか?」
雪乃「そうよね...あなたが由比ヶ浜さんに限らず特定の女性と付き合うなんてありえないもの...」
八幡「もしかして雪ノ下ともあろうものが嫉妬でもしてるのか...なんてな」
雪乃「...」ガタ
八幡「うわっ!じょ冗談だって」
雪乃「...」スッ
八幡(なんか椅子持ってきて近くに座ってきたぞ!由比ヶ浜とはまた違うけどいい匂いだなぁ...)
11:
雪乃「あなたが由比ヶ浜さんにしてるのと同じ事をして...」
八幡「お、同じ事ってあいつは好きな人といい雰囲気になった時の練習とかってだけで付き合っただけだぞ?」
雪乃「構わないわ」
八幡「練習とかいってキ、キスもしたんだぞ?」
雪乃「......なら私もしないといけないわね」ズイ
八幡「お、おい!無理するな!顔近いぞ!こんな目の腐ったようなやつと練習とはいえキスなんてしたいか?」
雪乃「比企谷くん...目が腐ってるだなんて自分を卑下するのはよくないわ」
八幡「いや...お前それ、いつも言ってるだろ...」
雪乃「それに私もいずれ、異性と付き合う時に失敗しないための練習するのも必要よ」
八幡(たしかにこいつは可愛いけど誰かと付き合うってのはなんか想像できないよなぁ)
雪乃「失礼なことを思われた気がするのだけど」
八幡「俺、何も言ってねぇぞ」
雪乃「あなたの考えるてる事なんてお見通しよ」フフン
ズイ
八幡「なんで俺の膝に座ってるんすか?」
雪乃「もちろん今からキスするからよ」ガシ
八幡「ほんとにするのかよ!?」
雪乃「ええ...」
チュ
12:
八幡(やっぱり唇やわらけぇぇぇぇぇ)
雪乃「ん、ん、」チュチュ
雪乃「れろぉ、じゅぶ」
八幡「んむぅぅぅ!」
八幡(!?こいつ!舌入れてきやがった!!由比ヶ浜に対抗でもしてんのか?)
八幡(くそ!ならこっちも!)
八幡「れろぉ、じゅぶ」
雪乃「ん!じゅぶ、んんん!」
八幡「じゅぶ、じゅぶ」
雪乃「じゅぶ、れろぉ」
雪乃「んん、んはぁ」パッ
八幡「はぁ、はぁ」
13:
八幡(息するの忘れかけてた...)
雪乃「こ、これはただの練習だから...」
雪乃「だから、2人のときはまたしれくれる?///」
八幡(なにこいつ!デレてるの!?)
八幡「あ...ああ。たまにならな」
八幡(と、まぁ...なんかこうして依頼もなく、由比ヶ浜が居ない時には練習と称して雪ノ下ともキスするようになった)
八幡(このことは由比ヶ浜は知らないわけだし知られたらややこしくなるだろうな...)
八幡(俺は過去の黒歴s...ってあれ?いくらなんでも短期間で女子と...しかも2人とキスするなんてなくね?)
14:
さらに数日後、奉仕部
雪乃「?♪」ペラ
八幡「......」ペラ
結衣「?♪」カチカチ
八幡(いつも通り依頼も来ないため、由比ヶ浜は携帯いじって俺と雪ノ下は本を読んでるのだが...)
雪乃「?♪」ペラ
八幡「......」
結衣「?♪」カチカチ
八幡(なんで2人とも俺の隣に座ってるんだよ!)
八幡(しかも微妙に機嫌がいいし)
八幡(この状態を先生が見たら俺がぶっ飛ばされるんだろうなぁ)
15:
八幡「...なぁお前ら」
結衣「ん?」
雪乃「?」
八幡「なんで俺を挟んで隣に座ってるわけ?」
雪乃「そうよ由比ヶ浜さん。こんな男の隣に座ってるとあなたまで腐ってしまうわ」
結衣「えー、ゆきのんこそヒッキーの隣にいるとキモいのうつっちゃうよ?」
八幡「言い争うのは勝手だが俺を罵倒する必要なくない?」
16:
雪乃「?♪」ペラ
八幡「......」ペラ
結衣「?♪」カチカチ
八幡(なんか2人とも嬉しそうだけど俺には耐えられないな...)
結衣「ねえねえ、ヒッk」
八幡「おっと悪い、今日は小町と用事があるんだった」
八幡「それじゃあなー」タッター ガラ
ピシャ
八幡(つい、逃げ出してしまった)
八幡(自分でやっててなんだがいいやり方じゃないな...これ)
17:
比企谷家、リビング
ブーブー
小町「ありゃ、電話だ...雪乃さん?」
八幡「」ビク
小町「もしもしー 雪乃さん。ご沙汰ですー」
小町「へ?特に何もないですけどー」
八幡(これで嘘ついたののバレたな...)
小町「ふんふん...そうですかー お兄ちゃんに伝えとおきますー」
小町「いえいえー 小町のことはお気になさらずにー ふつつかなごみいちゃんですがよろしくお願いしますー」
ピッ
18:
八幡「ふつつかなごみいちゃんってなんだよ...」
小町「それよりお兄ちゃん。雪乃さん達と何かあった?」
八幡「べ、別に何もないぞ」
小町「ふーん」
小町「まぁいいや。明日、雪乃さんちで結衣さんと奉仕部の打ち合わせをやるからお兄ちゃんも参加するようにってさ」
八幡「はぁ!?」
小町「きっとお兄ちゃんが悪いことしたんだからちゃんと謝るんだよ」
八幡「勝手に決め付けんな」
小町「結局は小町がお兄ちゃんのことをフォローしなきゃいけないんだから。あ、これ結構小町的にポイント高い!」
八幡「最後が余計だよ」
19:
学校、放課後
キーンコーンカーンコーン
八幡(さて、このまま奉仕部をサボって帰ることも考えてるんだが...)
結衣「ヒッキー!!」
八幡「うわ!ばか!声でけぇよ!」
結衣「そんなことより!このまま奉仕部に顔ださないまま帰るつもりじゃないよね!?」
八幡「ああ...」
結衣「じゃあ、いくよ!」グイ
八幡「ちょ、引っ張るなよ」
奉仕部
結衣「......」
雪乃「......」
20:
八幡(2人とも怒ってらっしゃる...ここは素直に言うことに従おう)
雪乃「ねぇ...比企谷くん」
雪乃「昨日、小町さんとどういう用事だったの?」
八幡「ごめんなさい嘘でした」
雪乃「そう...まぁいいわ」
雪乃「昨日、比企谷くんがいなくなった後、何をしたと思う?」
八幡「わかりません」
結衣「...ゆきのんと喧嘩したんだよ」
八幡「......」
雪乃「でも仲直りしたのよ」
八幡「へ?」
21:
ーーーー
ーーー
結衣「......」
雪乃「......」
結衣「ゆきのん。あたし最近、ヒッキーとキスしてるんだー(練習だけど)」
雪乃「......」ムッ
雪乃「奇遇ね。私もあなたが部活に来ない時は比企谷くんとキスをしてるわ(練習だけど)」
結衣「......」ムー
雪乃 結衣「......」
雪乃 結衣「......」シュン
22:
結衣「ねぇ、ゆきのん。あたしゆきのんと喧嘩したくないな...」
雪乃「そうね...私も嫌よ」
結衣「この間「例外はいるけど大半は他人ね」って言ってたけどあたしもその例外に入るよね?」
雪乃「ええ、あなたは...由比ヶ浜さんと比企谷くんは例外よ」
結衣「あはは...それが聞けてすっごく嬉しい。じゃあ、あたし行くね」
雪乃「待ちなさい」
結衣「...」ピク
雪乃「このまま、奉仕部に来なくなる気?」
結衣「そ、そんなことないよ」
結衣「でも、ヒッキーってあたしなんかよりゆきのんの方が...」
雪乃「私も同じようなことを考えているわ。いつも比企谷くんに冷たい事ばかり言ってしまう私より明るくて優しい由比ヶ浜さんの方が...と思うのよ」
雪乃「それに彼はどちらか選べと言われれば自分から2人に振られるような手段に出ると思うわ」
23:
結衣「はは、ヒッキーならそういうことしそうだね。じゃあどうすれば...」
雪乃「ふ、ふ...2人で彼と付き合うの」
結衣「え、ええー!?それはちょっと...」
雪乃「たしかに一般的に考えればおかしい事だけど...由比ヶ浜さんとなら嫌じゃないわ」
雪乃「由比ヶ浜さんは嫌?」
結衣「......」
結衣「...ううん。嫌じゃないかな」
結衣「あたし、ヒッキーもゆきのんも大好きだから」
雪乃「由比ヶ浜さん...嬉しいわ」
結衣「でも、明日からヒッキーの方もあたしたちを避けようとしない?」
雪乃「そうね。小町さんを優先したあのシスコンには私達から逃げられないことを思い知らせてやらないと」
結衣「そうだ!ゆきのん。じゃあさ......」
31:
ーーーー
ーーー
結衣「...とこんな感じ」
八幡「なんか後半おかしくねぇか?それと勘違いかもしれないけど2人とも俺のこと...?」
雪乃「勘違いではないわ。比企谷くんの事が好きよ」
結衣「あたしもヒッキーが好き」
八幡「ていうか雪ノ下。俺、友達になろうとして断られたんだけど...」
雪乃「ええ、友達は嫌。あなたとは友達という関係で済ませたくないもの...」
八幡「......」
八幡「由比ヶ浜。お前んとこの犬を助けたのが...っていうんなら」
結衣「ヒッキーにとってはただ犬を助けただけかもしれないけど...」
結衣「あたしにとってはそうじゃないもん!」
八幡「好きになった人といい雰囲気になった時の練習って...」
結衣「ただの口実に決まってんじゃん...こうでもしないとヒッキーは意識してくれないだろうし」
32:
雪乃「わ、私は由比ヶ浜さんに対抗して始めたことだけど、いいきっかけだったわ」
八幡「まじかー」
雪乃「ヘタレな比企谷くんはどちらかを選べて言われても無理だろうからこういう形になったの」
八幡「まあ...できないだろうな。つーか、さりげなくディスるな」
雪乃「もし「実は俺、小町の事を本気で愛してるんだ」みたいな事を言おうものなら全力で阻止して更生させるわ」
八幡「なんだそりゃ」
雪乃「あなたの事だから自分を貶めて私達に振られる行動をするでしょう?」
八幡「いや...でもそこまでは言わない...かな?」
結衣「ヒッキーは自分だけ傷つけばいいと思ってても...」
結衣「あたしは...あたしとゆきのんはヒッキーだけが傷つくみたいなの嫌だよ...」シュン
八幡「くそ、逃げ道塞ぎやがって」
雪乃「それで、あなたはどうなの?」
33:
八幡「......」
八幡「俺は無理矢理な形で奉仕部に入ったが色んなことがあった...」
雪乃「......」
八幡「その中で雪ノ下と由比ヶ浜とで過すのが凄く充実してる気がする」
結衣「......」
八幡「2人一緒ってのはちょっとおかしい気もするけれど、こんな俺でよければお付き合いしてください」
雪乃 結衣「...」パァァ
八幡「はは、俺達は3人でいるのがちょうどいいのかもな」
34:
雪乃「そうね、捻くれているあなたは普通のお付き合いなんて似合わないわ」
結衣「こ、こんな可愛い女の子が2人もついてくるなんてヒッキーは幸せものなんだからね!」
八幡「自分で可愛い言うなよ...まぁ否定はしないけどな」
八幡「ところで、雪ノ下んちで奉仕部の打ち合わせするって聞いたけど何するんだ?」
雪乃「ただの口実よ」
八幡「は?」
結衣「ほんとはね、3人でお泊り会しようかなーって事になってるんだよ」
雪乃「私は1人暮らしだし比企谷くんと由比ヶ浜さんの家より都合がいいでしょう?」
八幡「そうだったのか」
35:
雪乃のマンション
八幡(あれから3人でご飯食べてパンさんDVD見たりして過ごした)
八幡(俺が先に風呂に入って、今は雪ノ下と由比ヶ浜が入ってる)
八幡(きっと、キャッキャウフフな事が繰り広げられてるんだろうなぁ)
(「ゆきのんの髪と肌ってすっごくきれー」サラサラペタペタ「由比ヶ浜さんの方こそうらやましいわ」ムニュ)
(「あん♪陽乃さんの妹だからゆきのんも大丈夫だよー」「姉さんの名前を出すと...こうよ」ギュウ、クリ)
(「やだ♪ゆきのんったらー」)
八幡(......)
八幡(......やば、ムラムラしてきた)
八幡(いくら付き合い始めて女子の家に泊まるとはいえ、ごにょごにょな事はできないからなぁ)
ガラ
36:
雪乃「ふう」
結衣「おまたせー」
八幡「う...」フイ
八幡(2人とも湯上りでパジャマ姿...髪とかも色っぽすぎてまともに見れないな...)
結衣「あー!ヒッキー!えっちぃ事考えてるでしょ!」
八幡「ち、ちげえよ!」
結衣「そういうのはまだダメだからね!」
八幡「わかってるよ!」
雪乃「比企谷くん...私達のことを体目当てにしか考えてなかったのね...」
八幡「んなわけあるか!俺だって健全な男子なんだからそういうこと考えてしまうんだよ...仕方ないだろ」
雪乃「ふふ、冗談よ」
37:
結衣「でも実際、ヒッキーってあたしの胸の方とか見ることあるよねー」
雪乃「あら、比企谷くんは私と部室にいるときにいやらしい視線を感じることが多々あるわ。きっと比企谷くんはスレンダーな方が好きなのよ」
八幡「なに2人とも勝手なこと言ってるんだよ」
結衣「......」ムー
雪乃「......」ムス
八幡「お、おい...まさか」
結衣「ヒッキー!おっきいほうがいいが好きだよね?」
雪乃「比企谷くん...スレンダーな方よね?」
八幡「やっぱりな!前にも似たようなことあったぞ!特に雪ノ下は勝負事に関してはムキになりすぎだ!」
38:
雪乃「そろそろ寝ましょうか」
八幡「じゃあ俺、このソファーに寝るわ」ドッコイショ
八幡「おやすみー」
結衣「えい!」グイ
八幡「おわっ」
ドスン
八幡「いてて...なにすんだよ」
結衣「みんなでい、一緒に寝るんだから!」
雪乃「由比ヶ浜さんが言ったでしょう?あなただけが犠牲になるのは嫌だって」
八幡「それとはまた別だろ?間違いを犯すとは思わないけどさすがに男女で一緒に寝るのは...」
雪乃 結衣「......」ジー
八幡「そんな顔してもだめだって!俺達まだ学生だぞ!?」
雪乃 結衣「......」シュン
八幡「わ、わかったよ!」
39:
結衣「?♪」ギュー
八幡「......」
雪乃「?♪」ギュー
八幡(2人とも俺の腕に抱きついてる...)
八幡(由比ヶ浜は破壊力抜群なアレが押し付けられてヤバい)
八幡(雪ノ下は慎ましいがその分、体が密着してる。ちょっと手首を動かせばもっとヤバい部分に当たりそうでヤバい)
八幡(いい匂いなんて次元じゃない。俺、今日は眠れないな...)
雪乃「八幡...」
八幡「へ?は、はち?」
雪乃「まさか、戸塚くんじゃないと名前で呼ぶのは許さないとでも?」
八幡「い、いや。そんなことはないが...」
八幡(あ、材木座も呼んでたな)
40:
雪乃「なら、私のことも名前で呼びなさい」
八幡「あ、ああ...ゆ、雪乃」
雪乃「ふふ///」ギュー
結衣「ヒッキ...八幡!あたしも!あたしのことも名前で呼んでよ!」
結衣「その前にゆきのんもそろそろ「由比ヶ浜さん」はやめて欲しいかな...」
雪乃「そうね。ゆ、結衣///」
結衣「へへ///」
雪乃「結衣。あなたにも名前で呼んで欲しいわ」
結衣「う、うん。雪乃///」
八幡「やっと俺らはそのダサいネーミングから解放されるか。あと百合百合しいぞ」
結衣「るっさい!ダサくないし!それより!ヒッk...じゃなかった八幡も!」
八幡「そうだな。ガハマさん」
結衣「名前で呼ぶ!」
八幡「わかったよ。ゆいゆい」
結衣「ゆいが余計!」
チュ
41:
結衣「んんー」
八幡「んむぅ、れろぉ」
結衣「んん!れろぉ」
八幡「れろぉ、れろぉ」
結衣「れろぉ、じゅぶ」
八幡「じゅぶ、れろぉ」パッ
結衣「...」ポー
八幡「そういえばこういうキスはまだだったな。結衣」
結衣「えっへへー///」ポー
雪乃「ず、ずるいわ...八幡、私にもしなさい」グイグイ
結衣「だめだよぉー雪乃にした分、あたしにもしないとー」グイグイ
八幡「余計なことしたかな...」
42:
八幡「つーか俺はもう寝るからな!おやすみ!」
雪乃「八幡?」グイグイ
結衣「もっとー」グイグイ
八幡(寝たふり)
結衣「...」ムー
八幡(これでおとなしく......)
結衣「はい!雪乃!奉仕部部員として相談があります!」
八幡(ならなかったか...それと声でけぇよ)
雪乃「あら?奉仕部の部員が悩みを抱えてるのであれば部として支障が出てくる恐れがあるわね?つまり依頼者以上に早急に解決しなければいけないわ」
八幡(なんか芝居じみたことがはじまったぞ)
結衣「あたし、好きな人いるんですがあたしの大切な友達もその人の事が好きで喧嘩になりました」
雪乃「ふむふむ」
43:
結衣「その大切な友達と仲直りして一緒にその好きな人と付き合うことになったんです」
雪乃「たしかに普通とは言いがたいけれど素敵な事ね」
八幡(つーかお前らの事だろ。わざとらしい)
結衣「ですがその彼がヘタレすぎて困ってるんです!」
八幡(悪かったなヘタレで)
雪乃「私もそう思ってたことよ。ここは2人で協力して彼を調きょ...いえ、教育していくというのはどうかしら?」
結衣「はい!それでいいと思います!」
八幡(おい!今なんつった!調教って言おうとしただろ!?)ピク
シーン
44:
雪乃 結衣「......」
雪乃「ふふ、これくらいにしておきましょうか」
結衣「そうだね。でもそのまえに...」
雪乃「ええ」
雪乃 結衣「おやすみ。八幡」チュ
八幡(!?)
八幡(......)
八幡(2人で頬にキスしてきた...)
八幡(これから先もこんな感じで振り回されるんだろうなぁ)
45:
チュンチュン
八幡(ん...朝か...)ググ
雪乃 結衣「......」スウスウ
八幡(ずっと腕に抱きついてたのかよ...なんか拘束されてるみたいだ)
雪乃 結衣「......」スウスウ
八幡(2人とも気持ちよさそうに寝やがって。まぁ寝顔も可愛いんだけどな)
八幡(トイレ行きたいんだが腕を解かないと...)ググ
雪乃「どこに行くのかしら?」ガシ
八幡「お、起きたのか」
雪乃「今、目を覚ましたわ。おはよう八幡」
46:
八幡「ああ、おはよう...でトイレに行きたいんだが」ググ
雪乃「だめ」ガシ
八幡「あのー、雪乃さん?」
雪乃「腕を離して欲しければどうすればいいか考えて?むしろ今のさんづけで気分が悪いわ」
八幡「漏らしたらどうするんだ?」
雪乃「人に家でお漏らしなんて恥ずかしいわよ?嫌いにはならないけど一生軽蔑するわ」
八幡「なんか理不尽じゃないすか?」
雪乃「ふふ」ギュー
八幡(どうすりゃいいんだ...あ、キスしろってことかな?)
チュ
47:
雪乃「んん」
八幡「んちゅうう」
雪乃「んんー」
八幡「ちゅ、ちゅ」
雪乃「ん、ちゅ」
八幡「ん、」パッ
雪乃「はぁ、はぁ」
八幡「これでいいか?」
雪乃「し...仕方ないわね。まだまだ足りないけど許してあげるわ///」パッ
八幡「これで...あ、結衣も抱きついたままだったな」ググ
結衣「へへー、おはよー八幡」ガシ
48:
八幡「おはよう...って起きてたのかよ!?」
結衣「途中からねー。雪乃もおはよー」
雪乃「おはよう、結衣」
八幡「結衣、トイレ行きたいんで離してくれない?」
結衣「やだ」
八幡「つーか漏れそうなんだけど」
結衣「えー!この歳でお漏らしなんて最低だよ?」
八幡「同じ事言ってるんじゃねぇ」
結衣「じゃあどうすれば離してくれるか八幡が考えて」ギュー
八幡「あのー、その大きいアレが腕にめり込んでるんですが...」
結衣「八幡のエッチ///」ギュー
雪乃「...」ムッ
ツネリッ
49:
八幡「いてっ!雪乃!なにしやがる!」
雪乃「ふーん」
八幡「くそ、理不尽すぎるぞ。こうなったら...」
ハミッ
結衣「んひゃ、そこ耳ぃ!」
八幡「れろぉ」
結衣「んんあぁぁぁ」パッ
八幡「今だ!」ダッ
結衣「んもー。ずるいよー」
八幡「トイレに行くのも一苦労だよ...」
50:
結衣「みんなでどこかに遊びにいこうよ!」
八幡「ここ、居心地いいからダラダラすごそうぜ」
雪乃「......」
結衣「えー。雪乃!どこか行きたいとこない?」
雪乃「私もここでみんなで過そうと考えたわ」
八幡「2対1だな」
結衣「ううー」
雪乃「紅茶やお菓子も奉仕部にあるものより良いものを用意するから。ね?」
結衣「しょうがないなー」
51:
雪乃「?♪」ペラ
八幡「......」ペラ
結衣「?♪」カチカチ
八幡(ソファーでそれぞれ、本読んだり携帯いじったりしてる)
八幡(まるでいつもの奉仕部みたいだが...俺を挟んでくっついてるから窮屈だ!)
八幡「なぁ。このソファー結構大きいんだからもうちょっと離れてくんない?」
雪乃 結衣「いや」
八幡「こういう時ほんとに息合ってるよね君達...」
八幡「......」ペラ
雪乃 結衣「......」スウスウ
八幡(俺の肩に頭を乗せて寝やがった...こいつら何度寝れば気が済むんだ)
八幡(それだけ俺に寄りかかるのが心地いいのかな?まぁ、悪い気はしないわな)
52:
八幡「そろそろ、おじゃまするか」
結衣「そだね」
雪乃「......」
八幡「雪乃?」
雪乃「...2人ともありがとう」
結衣「へ?」
雪乃「私...こんなところに住んでるけど人を招いて入れたことなんて殆どなかった」
雪乃「だから、結衣がここで3人でお泊り会をしようと考えてくれたり、八幡がここが居心地いい見たいなことは言われたことがなかったわ」
八幡「...いや、ほらここって高級マンションだからかな?」
結衣「そ、そうだよ。こういうとこにおじゃまする機会なんてないなーって」
雪乃「それでもよ...例えダラダラするだけでも八幡と結衣がいるだけですごく充実した気がするわ」
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