高2の時に書いた星新一風のショートショート晒すback

高2の時に書いた星新一風のショートショート晒す


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1:
「新事実」
ある時、一人の男が突然死んだ。死因は不明だった。ただ、死ぬ直前に大声で笑いながら五回ジャンプして椅子に座った途端死んだという。
問題はそれを真似した者が次々死んだということである。
興味本位で試した者は全員死に、そのふざけた動作と突然死の直接の関係があることが証明されると、ついには国の研究機関が動いた。
死んだ者の体には何の怪我も内臓の損傷もなく、ただ心臓が止まって死んでいるのであった。
ただ死の瞬間脳波に異常が現れることは明らかになったが、それ以上は不明であった。この事実は世界各国のニュースで報道され、一連の動作を絶対に行わないこと、また人に強要した場合は殺人罪が適用されること、が新たな常識として人々に広まった。
子供が面白がって行い、死ぬ事件も多発したため、教育ではこの動作を行うことを人間の最大の罪として子供達に教え込み、またこの動作で手軽に自殺が行える事から、この動作をしている人間を止める事が推奨されるようになった。
「『大声で笑いながら五回ジャンプして椅子に座ると死ぬ』は人間の新たな特徴である」事が新たに人類に発覚したのである。
「ついに人間が気づいたぞ!」「これは面白い、よく見つけたものだ」
「いや、俺の『目をこすりながら熊と戦うと背中に羽が生える』は絶対に見つけられないね!」
「何言ってる、丁度いいくらいの難易度がいいんだろう」
天の上の神々はそう言って笑った。
転載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1403704305/
星新一っぽいショートショートを作るスレ『パパはメジャーリーガー・天国の控室・戦争のある風景』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4343107.html
7:
結構面白い
9:
「締め切り」
ある締め切りを守らない漫画家がいた。かつては数々の作品をヒットさせた人気漫画家だが、このところ締め切りを守らずに怠けてばかりいる。ただ、人気はあるため編集部をなかなか彼を除け者にできずにいた。
だが、ある日から彼は急激に仕事をするようになった。元々無駄にしていたその才能を惜しまず発揮し、漫画界を変えるような革新的な作品を数々生み出したのだ。
1人の編集者が怠けている漫画家の元へ赴いた。
「なんですか、締め切りなら守りませんよ。そんなものでいい作品が生まれるわけがない」
編集者はいつもはこのやり取りをして帰るはずであったが、今日は違った。
「違います。そんな事を言いに来たのではありません。あなたはガンです。締め切りなのはあなたの命です。」
38:
>>9
冨樫カナ?
11:
オチの前にもう一文欲しい気がするけど、いいね
好きだわ
12:
読んでくれる人がいると嬉しいわぁ
14:
まぁそれっぽくて面白い
15:
「未来」
「どんどん科学は進歩しているね」
「あぁ。これからどうなるのか楽しみだ」
人々は言った。
そして文明は進み、宇宙船が作られ、人類は宇宙へ旅立った。
それから西暦で言って十年後、多くの人々は顔を汚しながら土を耕していた。
「まさかこんなことになるなんてな」
「あぁ、宇宙人に根こそぎ別の星に連れて行かれて奴隷にされるなんてな」
78:
>>15
これ好き
79:
>>78
ありがとう
これも一応自信作
17:
あと一歩足りない感
18:
>>17
具体的にどのへん??
29:
>>18
最初のだと「『大声で笑いながら五回ジャンプして椅子に座ると死ぬ』は人間の新たな特徴である」事が新たに人類に発覚したのである。まではものすごく良い
そっからもっと根本的なものを否定するような積み上げてきた設定をひっくり返すようなそんな展開に持っていけそうな感じがする
20:
締め切りだと場面とセフリが分かり難い
21:
>>20
あーなるほど
「悪魔の薬」
「ついに出来たぞ助手よ!」N博士が嬉しそうな声で言った。「本当ですか」と助手と呼ばれた人間が答える。
「あぁついに出来たぞ私がずっと作りたかった薬が」「いったいどんな効果の薬なんです」「まぁ一度試してみてくれ、なに、悪いことにはならんよ」「それは楽しみですね」
そんなやり取りをして、N博士は助手に薬を飲ませた。
助手は「どんな能力が身についたのか気になりますね」と笑いながら言った。
じつは、N博士が飲ませたのは強力な自白剤だったのである。
最近、助手はデスクに何かを鍵をかけて隠している様だった。効果を試してみるついでに博士は助手の秘密を暴いてやろうと画策したのだ。
「で、どうだね、具合は」
「むにゃむにゃ、なんだかふわふわしてきました」
博士は期待に胸を高鳴らせながら助手の次の言葉を聞いた。
「で、君何か僕に隠し事はないかね」
博士が質問すると、助手は今までに聞いたことのないような濁声で、
「うむ、私は実は悪魔で人間界を偵察するために人間になりすましているのである」
と言った。
25:
「正直者と嘘つきの村」
ある村で殺人事件が起き、警察が村に到着した。
その村には一人嘘ばかりつく悪人がいるという。
10人の村人が広場に集められた。殺人犯の事を誰か知らないか、という警部の問いに、そのうちの九人が口を揃えて「殺したのはEだ」と言い、残った一人が
「殺したのはDだ」と言った。
手錠をかけられ、警察に連れていかれながら、「違う!殺したのは私じゃない!」と必死に弁明するEを睨みながら、残った9人は口々に「嘘をつくなんて最低なやつだ」など言っていた。
その中の一人がぼそっとつぶやいた。
「俺の嘘を信じるなんて馬鹿な奴らだ」
27:
新事実と未来は好き
32:
「夜行列車」
俺には友人がいる。
俺とそいつは鉄道研究部で知り合った仲で、部員が少なかったため仲良くなった。あいつも俺も電車が好きだった。俺の家の近くには線路が通っていて、毎日電車が通る。
昔はあいつを俺の家に呼んではよく近くで走る電車を見せてやったものだ。あの頃は楽しかった。
高校を卒業して顔は合わせなくなったが、俺たちはたまにメールでやり取りしていた。
文面からでもあいつが社会の辛さを受け止めているのがわかった。あんなにいい奴だったのに…
今夜俺があいつを家に呼んだのは他でもないあいつを元気づけてやるためだった。
相談ならいくらでも受けてやるつもりだった、だが、一番のねらいはあいつに夜行列車を見せてやることだった。暗闇と静寂の中力強く走り抜ける電車を見れば、きっとあいつも元気を取り戻すはずだ。
…時間になってもあいつは来なかった。夜行列車も俺の家の前を通ることはなかった。なんでも、人身事故があったらしい。
35:
オチが弱いというかそこまで高く登っていないのに途中で落ちちゃった感
でも最後まで書ききって人前に晒すのは良い事だと思うよ
41:
>>35
オチまでの文章を盛り上げればいいのね?
39:
落ちが直接的すぎるというか
読み手は落ちを想像しながら読むのに想像通りの文が連なってると面白くない
良い意味で期待を裏切るような落ちを作るか読み手に想像させて終わらせるか
47:
>>39
締め切り以外は意表突いたと思うんだけど…
オチってやっぱ最後の一文にまとめるべきかな
40:
やっぱ1番最初のやつが1番良いよな
42:
「奇病」
「大変な病が流行っている!医者さま!たすけてくれ!みんな髪が白くなったり頭が急に働かなくなったりで大変なんだ!」と男が駆け込んできた。
平均寿命が極端に低い国を援助する団体に所属する医師たちは泣いて喜んだ。
これもわりと自信作…
44:
>>42
なかなかいいね
しかししょーとしょーととは言っても短すぎないかな
脚色していけばかなり光る
49:
「自殺」
今夜もまた一人自殺しようとしている人間がいた。
「自分は誰にも注目される事がなかった…もう生きてても意味がない…」
そう言ってまた一人、身を投げた。
ちょうどその時その場所を写真で撮った者がいて、それがSNS上にアップされ、モラルについての論争が起こり、それがまたサイトにアップされ、途方もない数の人間がその写真を見たことを自殺した人間は知る由もない。
もうなくなった
また二週間後くらいに来る
54:
>>49
最後の二文は関係ないのか?
どうなん?関係あるならなかなかいいとおもうんだが
55:
>>54
いやショートショートには関係ないよ
関係あったらどんなオチなのか俺にはわからんのやけど
51:
面白かった
52:
中々良かった
最後の見たいに現代風刺混ぜてると新鮮
53:

56:
俺が文盲なだけだと思うがいいんだけど
ネット上では様々な論争が繰り広げられるがその話題もすぐに消沈
しかし二週間もすれば同じような画像がアップされ……みたいな
57:
>>56
あーーーなるほど
そっちの方が面白そうだな
58:
「失敗作」
「やれやれ、また失敗か」
エフ博士は頭を掻きむしった。長い研究で分かったのは少しだけの事実、終わりが見えなかった。すると助手が言った。
「酸素濃度に異常があったのでしょうか、それとも気温が…」
「次の条件で試そう。悩んでいてはどうにもならない。」
「そうですね、ところで失敗作を放置しておいて良いのでしょうか。」
「特に問題もないし、大丈夫だろう。それにこれらも一つの資料だ。捨てては勿体無い。」
「そうですね。私たちはこの太陽系の創造を任されたのですから…」
彼ら、天界の科学者達は、できそこないの地球達を横目にそう言った。
60:
>>58
と思ってたら早きた!
どんどん見してよ
59:
他に書いてみた人とかいたら見せて欲しいなー
66:
ショートショート書き方講座第一回(全十二回)
一般的にショートショートと言われると意外な結末の用意された話を連想する方が多いでしょう。
しかし、ショートショートには必ずしもオチが必要というわけではありません。
ウィキペディアでショートショートと検索してみますと、「短編小説よりも短い小説のこと。長さに規定はないが、
一般的には原稿用紙10枚に満たない作品を指す。」とあります。つまり、ショートショートには短い小説
といった意味合いしかないのです。ところが、オチを偏重したものが多くみられるために、ショートショートとは
意外な結末のある短い小説だといった誤解が根付いてしまったのです。
たしかに、掌編と呼ばれる長さの小説で出来ることは限られています。
家事の片手間に読めてしまうほどの小説では、ひとつのシーンに割ける分量がごくわずかですので丁寧な描写
など望むべくもありません。危機的状況を仔細に語りサスペンスを盛り上げることは叶いません。キャラクターに
深く感情移入させ涙を誘うことも不可能です。またジェットコースターさながらの息もつかせぬ展開もできません。
そうした制約のもと読者を楽しませようとすると、アイロニカルなオチで話を締めるのが主流となるのも致し方ないのかもしれません。
しかし、それがショートショートの全てではないはずです。
オチがなければショートショートには非ずといった姿勢は、ショートショートの可能性を狭めているのではないでしょうか。
たとえ、原稿用紙十枚に満たない長さであろうとオチに頼らずに読者を満足させることができるはずです。
俳句や短歌、詩で多くの人々の心を動かすことができるのですから、文章をもってしてそれができないはずがありません。
この連載の読者には今一度、ショートショートというものの在り方について考え、そしてその可能性を開いていってほしいのです。
とはいえ、「ショートショート書き方講座」と銘打った連載に目を通すのは、オチのある話を書きたい人間が多いでしょうし
面白いオチのアイデアをどうやって生み出すかに興味があることでしょう。
そこで、今回は誰にでもできるオチのある話の作り方について書いてみようと思います。
オチから話を組み立てていくというのは、ストーリー作りの初歩といったものですのでここで学んだことは
あなたがオチに頼らないショートショートを執筆したいと考えたときにもきっと役に立ちます。
さて、意外な結末ですが、読者は結末を意外だと感じるのは何故でしょう。
それは、予想が裏切られるからです。物語が進んでいけばたいていの人はこの先どうなるか気になり、結末に見当をつけます。
具体的にこうなると予測する人もいるでしょうし、漠然とハッピーエンドになるだろうとだけ考える人もいるでしょう。
そういった読者の思い描いた筋道を外れたところに着地するからこそ、意外な結末となるのです。
言い換えるならば、意外な結末のあるショートショートは、読者に見当違いの結末を想像させるストーリーなのです。
この流れならばこうなるといった当然の成り行きをひっくりかえのです。これがもっとも簡単なオチのです。
では以下で実際の例をご覧に入れます。<編集部より 都合により、全十二回を予定しておりました連載は今回をもって終了いたします。>
67:
>>66
やられた
68:
>>66
ムカつくなww
これくらい綺麗に落としたい
80:
「噂」
「南蛮から凄いものがやってきた」
城下町はそんな話題でいっぱいであった。
朝方に広まった噂であったがそれは夕刻になっても城下を満たしていた。
そこである商人が不満をこぼした。
「凄いものとはなんなのか」
その質問には誰一人として答えなかった。
翌朝町へ出てみると同じ噂が流れていた。
商人は苛立ち、町人達に問いかけた。
「凄いもの、凄いものとはなんなのか。 まずは私に見せてみろ」
耐えかねた一人の侍がそれに答えた。
「貴殿の言葉はわからぬがまずは自身を映し見てみよ」
そう言って手鏡を差し出しされる。
不審に思いながらも顔を映す。
なんということだ!
そこには南蛮人の姿が写っていたのだ。
81:
(自分でもなにかいてんのか理解できん
オチもなんもないしそもそも星新一らしくない
城の中の人とか好きだったから歴史物にしてみたけどそんなことなかった)
82:
「出来過ぎたラブストーリー」
男は旅行をしていた、その先でとある女に一目惚れした。しかし男は旅行中の身なのでその場を惜しみながら自分の土地へ帰っていった。
数日後その一目惚れした女が隣へ引っ越してきた、その後事あるごとに町で女と出会う男は戸惑いながらも幸運に思いその後必死にアピールし遂に男と女は恋仲になった。余りに出来過ぎた展開に疑問を持ちつつも幸せな日々が続いたある日の事家に黒服の男が来た
「何ですか貴方は?借金の保証人になった覚えはありませんよ」
「そういう類の者ではない、私は政府の人間だ」
「何ですって?」
「実はこの国では完全な共産党のリーダーを作ろうとしている、しかしそのリーダーは良き人格者でないといけないため親が重要となってくる。それが君達だ」
「という事は最初から僕達が結婚するように仕組まれていたんですか?」
「そうだ、君が旅行で彼女に会ったのも引っ越させたのも私達がやったのだ。君達は選ばれた存在、この調子で無事リーダーを産んでくれ」
83:
>>82
最近世にも奇妙であった感じだな
86:
>>83
詳しく……
88:
>>86
住み始めたアパートに自分でカスタムできるホログラムみたいなのが置いてある
性格や好みなどを入力して現れたのは自分の理想の女性であった
そのホログラムはメイドのようなもので身の回りの指示をしてくれる
いつの間にかホログラムに恋を抱いていたが就職決まって
と思ったけど調べたらあったわ
ニートな彼でしらべといて
90:
>>88
すまん、良い話だと思うが何処が似てるのか全然分からん
99:
>>90
男女が結婚したのは政府の仕込み
日本国の将来のために理想的な夫婦を作るってのは似てない?
91:
「神々」
天界では、様々な「神」達が話し合っていた。
キリストから仏陀、ゼウスやアルテミスなど、人々に神として崇められたものはこうして天界に集まるのである。
シヴァ神がふと言った。
「しかし最近は新入りが多く来たものだ、何でも、『ニコニコ動画』という場所で信者を集めているらしいが…」
92:
「神様」
「神様どうか元気な赤ちゃんが産まれますように。」
ここは町外れにある神社。地元では"当たり神"と呼ばれ安産の神様が祀られているそうだ。近年全国的に有名になり、今日も平日というのに多くの参拝者が後をたたない。
「いやぁ人間ってのはつくづく馬鹿だ。ニートになるとも知らずに」
祟り神
95:
「未来から来た男」
奇妙な布を身にまとった男が村を訪れた。
男は早口で何かを喋っているが何を言っているかは全く理解することができない。
村人は恐々として彼を殺そうとした。しかし彼は抵抗しなかった。
そのまま彼は死んでしまい、村人たちは後悔した。次に村を訪れる人には手厚くもてなそう、と。
驚くことに次の日に同じ風貌の男がやってきた。頭に何かを被っているため顔はよくわからない。
村長の家に男を招待し、村人総出でもてなした。
途中男は外に出て少したっても戻らなかった。
すぐに戻ってくるだろうと誰も気にせず盛り上がる。それはどんどん熱くなり、皆は衣服を脱ぎ始めた。
男は決して戻らなかった。
96:
>>95
ドユコト?
103:
>>96
うわー、すまんわからなかったか
そりゃそうだな
始めに来た男は「後から殺人者がやってくる!逃げろ!」みたいなことを行ったが殺される
続けてきたのは殺人者
放火して逃げた
未来関係ないなこれ
俺死んだ方いい
118:
「進化」
ある時、人類の一部はエスパーを手に入れた。
彼らは念じることでものを動かし、見つめることて人の考えを知った。
エスパーを持たぬ旧人類は、自らの考えを知らず知らずのうちに読まれてしまうことを恐れ新旧人類ごとに居住区を分けることを提案、エスパー側はこれを飲み、二つの人類はそれぞれの道を進んだ。
それから何百年後、エスパーの青年と美しい人間の少女が話をしていた。
彼は自分がなんでも知っていることを誇示し、少女の気を引こうとしていた。
しかし少女は言い放つ「あなたは愛を知らないわ」
そんなことはない、と弁明する青年には人を抱きしめる腕が無かったのだ。
なんか違う……
127:
>>118
星新一の『闇の目』だな
130:
>>127
マジかよ盗作とか俺最低だな
120:
「つき名人」
ある日、退屈した殿様が、町中の「つき名人」を募った
殿様をうならせるほどの「つき名人」がいれば、その者に金一封を与えようというのだ
「私は『やり突き名人』です。この演武をごらんください」
一人の男が見事な槍さばきを披露してみせた。殿様は笑って拍手した
「私は『餅つき名人』です。おいしい餅を御馳走しましょう」
一人の男が素晴らしい腕前で餅をついた。殿様はうまいうまいと笑って食べた
「私は『取り憑き名人』です。古の怨霊をこの身に宿しましょう」
一人の男が呪文を唱えて降霊に成功した。殿様は驚きながらも質問をしたりして楽しんだ
「けっ、どいつもこいつも大したことありやせん。私はここにいる誰よりも槍がうまいし、餅つきもうまいし、イタコのマネだってこいつ以上にできますよ」
一人の男はそんな大口をたたいて見せた。ならばと槍を扱わせてみれば、へっぴり腰で見られたものではない
餅をつかせてもまるでダメだし、降霊の際は芝居が透けて見えた
「なんじゃ、大嘘ではないか。そんな嘘で金一封を狙ってきたのか?」
「へい、ですからあっしは、ここにいる誰よりも大ぼらを吹く『嘘つき名人』でございます」
「あっぱれ! 金一封はそなたのものだ」
嘘つき名人の男が、与えられた箱を開けると、しかし中身は空だった。きょとんとした顔で男が殿様を見上げると、殿様は笑って言った
「私のほうが、ひとつ上手の名人だったようだな」
123:
>>120
オチバレバレかと思ったらもう一段階あってやられた
122:
「忠犬」
非常に利口な犬がいた。
元は捨てられていた柴犬であったが、その犬は飼い始めた当初から物分かりが良かった。
それは、人に懐かれるための術として本能的に行ったものなのかは不明だが、飼い主はそんなことどうでもよかったのである。ただただ立派な犬を飼っていることが誇りであった。
あるとき、飼い主は村にとって大事な防風林に火をつけてしまったのである。語弊があるかもしれないが、故意にやったのではない。
そしてあろうことか林が燃えきり、山にまで火が回った頃に台風が村を襲ったのである。無論、畑も田んぼも全て台無しになった。
誰がやったのかはすぐに判明し、飼い主は毎日石を投げられた。
そして飼い主は家から出ずに篭っていった。
こもり始めた当初は罵声が飛んだり石が投げられていたが、すぐにそれはなくなった。
10日ほどして食料もつき、石を投げられなくなったことを不審に思った飼い主は夜中に家から出てみたのだった。
霞む目であたりを見渡すと家の前には村人たちの死体が山ほど転がっていた。
屍臭に耐えられずその場に倒れ込み、ふと気がつく。
犬はどうした、と。
さらに気がつく。
「あっ」、と思った時には遅かった。
私は忠犬に噛み付かれたのだ。
容赦なく迫る強靭な歯に当てられて意識が朦朧としてきた中思っていた。
「忠実なんだな」と。
125:
「遭難」
遭難してしまった。しかも無人島である。こんな現実味のない事がまさか自分の身に起ころうとは。
とりあえず俺は出来る事を全てやった。落ちていたビンに助けを求める旨の紙を入れたり、焚き火をしてみたりした。
どれも上手くいくとはとても思えなかったが、色々な方法を試す内に少しずつだが生きる希望が湧いてくるような気がしていた。
だがそれもここまでだ。出来うることは全てやった。すなわち、もう手詰まり。
流すものも無ければボールペンのインクも尽きた。
時々生で食べたのが悪かったのか体が思うように動かず、もう生き物を捕まえる気力もない。
意識が朦朧としてきた。あぁ俺はここまでなのだろうか…
砂浜に流木のように転がって虚ろな目で地平線を見ていると、船が見えた。ヘリが飛んでくるのも見えた。
俺が試した助けを求める手段は成功したのだ。
目をこすって頬を叩いてみたりしたが、間違いない、夢ではない。
助かったのだ。俺は。
助けに来てくれた船から人が降りてきて、俺を二人がかりで持ち上げた。何やら喋っていた様だが、聞き取れない。
あぁ、俺もここまで弱っていたのか…などと思っていると、別の方角から汽笛とヘリの音が近づいてきた。
俺のビンを拾った人間が他にもいたのだろうか。そんな事を思っていると、何やら二つの集団が言い争い始めた。
「ここで何をしている、ここは我が国の領土だ」
「何を言う、我が国の領土だ」
銃撃戦が始まった。俺は流れ弾に当たって死んだ。
どっかツッコミどころありそうだけどこれ置いて寝ますね
126:
「タバコ」
とあるファミレスの喫煙席、ガランと空いた席に二人の男が座っていた
エヌ氏はタバコに火をつけこう言った
「最近はタバコの規制も厳しくなったもんだね、喫煙者なんてほとんどいやしない」
「ああ、まったくだ。禁煙席はあれだけ賑わっているのに喫煙席はこの有り様だ」
「まったく、どいつもこいつも喫煙者を見れば煙たがって。だいたい昔に比べて臭いも有毒な物もほとんどないってのになんでここまで……」
「仕方ないだろう。その昔マスコミがタバコ叩きをしたとき、思った以上に大衆が食いついたんだ。一度決壊したダムはそうそう簡単に治らないぜ」
「それにしたってこいつは酷いだろう、あまりに主体性なんてまるでない、他人がそう言ってるから自分もそう言っているだけだ」
「いつの時代も大衆なんてそんなものさ、嘆いたところでダムの水を止める手段はありはしないんだ」
「そうだよなぁ、このままじゃ俺たち喫煙者は何もできずにそのうちタバコも吸えなくなっちまう」
二人の間に数分ぶりに沈黙が訪れる
しかし、その均衡もエヌ氏によってすぐに崩されることになった
「なあ、天然タバコに興味はないか?」
「天然タバコ?天然タバコっていうとその昔に吸われていた有害なタバコのことかい?」
「そのとおり、実は今ここにあるんだよ。お前も喫煙者なら一回くらい……」
彼はその言葉を言い切ることはできなかった
店内に入ってきた警察が男を迅に取り抑え、連れて行ってしまったのだ
「まったく、こんな紙筒のどこがいいのやら。俺にはちっとも理解できんな」
残された私服刑事はそう呟いて、吸いかけのタバコを道端に捨てた
自分でも何書いてるのやら
128:
「通り魔」
私は警察官だ。といっても地方の交番勤務で、仕事といったらたまに届く落とし物の管理くらいだった。
だが、ある日からその生活は変わった。通り魔が出たのだ。
毎晩決まって、背後からナイフで一刺し。
幸いまだ死者は出ていないが、犯人の顔を見られた者はおらず、目撃証言もないため、本部の命で私は毎晩パトロールすることになったのだ。
夜間のパトロールは疲れるが、警察官らしい仕事が行えているという満足感に浸ることができた。そして、何を隠そう本部からボーナスまで出るらしい。大変おいしい仕事だ。
今晩もパトロールをする。
始めて30分くらいだろうか。人気のない薄暗い交差点を曲がると、そこには地面に倒れこむ老人の姿があった。
「大丈夫ですか!?」
急いで駆け寄ったが、よく見るとナイフで刺されたような傷はない。
「すみません。暗くてつい転んでしまって…」
ゆっくりと老人は起き上がった。
「なんだそうか!安心しました。ご存じかもしれませんが、最近通り魔がよく出没しているので、お気をつけて下さい。」
「そうですか、気を付けます…」
そう言いながら老人は歩き出した。
(今晩もいいカモが見つかったぜ)
ポケットのナイフを確認し、老人の背中を見ながら私はそう思うのだ。
129:
星新一のオチって意味がわかると怖いorなるほど系のコピペに通ずるものがあるよな
そういったひらめきがほしい
131:
三十路を手前にして人生で初めての彼女ができた。
父の残した遺産のおかげだと理解はしている。けれど俺はそれでもかまわなかった。
美人で性格も良い彼女は俺にはもったいないくらいだ。彼女がそばいてくれるだけで十分だ。
喧嘩をしたのは一度きり。
ささいな行き違いから俺は彼女を怒鳴りつけてしまった。そのせいで彼女はしばらく口もきいてくれなくなった。
以来、俺は彼女につくしてきた。彼女が笑ってくれる、それが俺の幸せだった。
この幸せな日々がずっと続くものだと思っていた。
しかし、終わりが突然おとずれる。
その日は、会社でトラブルが相次ぎ俺は疲れきって帰宅した。
会話に付き合う気力もなく、彼女の言葉が耳を素通りしていく。ただ休ませて欲しかった。
「ねぇ、ちょっと聞いてるの?」
生返事を繰り返す俺に彼女が言う。
「うるさい!ちょっと静かにしてくれよ!」
反射的に怒鳴ってしまった。
あの時の後悔がよみがえるが、もう手遅れだった。
彼女は、父が残した古いランプへと音もなく戻って行った。
132:
>>131
面白い!いい!
137:
宇宙人が地球人に対して寿命がずっと長くなる薬の作り方を教える話好きだったわ
139:
>>137
なんだっけそれ結局飲まないんだっけか
141:
>>139
いや、オチを言っちゃうと
人類が全然死ななくなっちゃったから食料不足に居住不足で地球全体が過密になってしまう
宇宙人がその頃にやってきて「多すぎる人々に困っていませんか? 奴隷として引き取りますよ」という
実は宇宙人は奴隷商人だったという話
143:
「宝」
ある時、N氏は古代の悪魔を召喚する古の魔術を復活させた。
「人間よ、願いを言うがいい」
そこでN氏は大金持ちになろうとこう願った。
「未だ世界に眠っているありとあらゆる宝をくれ!」
悪魔はその要求を受け入れ、N氏の前に差し出した。
願いを聞き入れた悪魔はそのまま消え、N氏は宝の山を見た。
「なんだこれは!ゴミばかりじゃないか!」
そこにあったのは、風雨にさらされてボロボロしてしまった財宝だったもの。
食人民族が崇め奉っていた人骨のかけら。
とても現代人にとって宝とよべない物ばかりであった。
うーん難しい
144:
>>143
いいじゃん
147:
とあるデパートの屋上、エヌ氏は死のうとしていた
勤めていた会社にリストラされ、妻に逃げられ、やけ酒をした際に騙されて僅かに残っていた貯金まで失ってしまった
もう明日を生きる気力もない、いっそここで死んでしまおう
エヌ氏が柵を越えてとうとう飛び降りようとしたときだった
「お待ちください!」
後ろから人の声が聞こえた
エヌ氏が振り向くとそこには天使の格好をした青年がいた
「なんの用だ?私は今から死ぬのだ、邪魔をしないでくれ」
「いいえ、今死んでもらっては困ります、あなたはもう少し生きるべきです」
ははあ、なるほどこいつはここの従業員でこうやって自殺しようとするやつを食い止める仕事なのだな
確かに人が死んだとあればここの評判も悪くなる、だから私を止めようというわけだ、面白くないやつだ、少しからかってやろう
「もう少し生きるべき?自分は何もしないのにそんなことを言うのは無責任じゃないか」
「どうすればいいのでしょう」
「とりあえず金だ、金を持ってこい」
エヌ氏はこの青年が金を取りに行くか、断れば飛び降りるつもりだった
しかし青年はその場から一歩も動かず金を取り出した
「これでよろしかったでしょうか?」
「き、君はいったい?」
「申し遅れました、私は天使です」
エヌ氏は本物か確かめようと思ったがやめた、偽物なら飛び降りてやればいいのだ
「まさか本当に天使だったとは……しかしそうなるとこんなものじゃ足りないな……」
「好きなものをいくらでもお申しくださいませ、他人に干渉すること以外ならなんでもやりましょう」
エヌ氏は考えうる全ての贅沢を受け取り、こう言った
「ありがとう、満足したよ。君のおかげで生きる気力が湧いてきた」
「それはよかった、私としても嬉しい限りです」
「しかし何故私を助けようとしたのだ?もっと別に助けるべき人はいるだろう」
「助ける?何を言っているのかよくわかりませんね」
「いや、君は私が死ぬのを止め、生きる希望を与えてくれたじゃないか、これを助けると言わずなんと言う」
「ああ、それなら未来ある若者が自殺しないよう自殺を繰り返す霊を作るためですよ、未練がないと死んだ場所に残れませんから」
天使はエヌ氏を突き落としながらそう言った
151:
真似して書いてみて初めて、星新一の凄さが実感として分かる
15

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隣に越してきた家の子供が「こいつんち子供 いねーんだぜ。ばばぁだから子供うめねーんだよ。」と笑い出した

こんなところに巣があった

やべぇ大学に侵入するの面白すぎワロタwww

【画像】今日のスポーツ各紙、一面でこれでもか!と日本代表を猛烈にバッシング。デイリーだけは筋通した

そうめん食べながら大好き五つ子を見てたあの夏は帰ってこないのか

【社会】多摩川の高収入ホームレス!!! ゴミ拾いで年収が・・・・

【画像あり】最近のJCお●ぱいでけえええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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