ほむら「錬金術を覚えたわ・・・・・・」back

ほむら「錬金術を覚えたわ・・・・・・」


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1:
ほむら「まどかの魂を近くに落ちていたチェーンソーに同着させたわ」
まどチェーンソー『ほむらちゃん、よくこんなこと出来たね。凄いよ!』
ほむら「照れるわ・・・・・・」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
まどチェーンソー『でもほむらちゃん。何かを得るには同等の代価が必要でしょう?
ほむらちゃんは何かを失ったの?』
ほむら「・・・・・・巨乳になる権利」
まどチェーンソー『あ・・・・・・その、わざわざごめんね・・・・・・』
ほむら「・・・・・・いいえ。それで貴方がこうして帰ってきてくれたのだから、私は構わない』
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
ほむら「それじゃぁ、ワルプルギスの夜に備えましょうか」
まどチェーンソー『うん!』
9:
ほむら「という訳で、豆腐メンタルを脱出したマミと杏子と千歳ゆまに接触するわ・・・・・・」
まどチェーンソー『え、誰それ?』
ほむら「まぁ、仲間よ」
まどチェーンソー『へぇ・・・・・・ほむらちゃんって、わたしたち以外にも友達が居たんだねっ。知らなかった』
ほむら「・・・・・・友達とは少し違うわ・・・・・・単なる同業者よ』
まどチェーンソー『ふぅん・・・・・・』
ほむら「さてと、それじゃぁ」
さやか「まどかあああああああああああああああああ!!」
仁美「まどかさああああああああああああああああああん!!」
まどチェーンソー『あ』
ほむら「二人のアフターケアを忘れていたわ・・・・・・」
11:
まどチェーンソー『そっか。二人にとってはもう私は死んじゃったんだっけ』
ほむら「まどかの亡骸に縋っているわね・・・・・・」
まどチェーンソー『ていうかほむらちゃん。どうしてわたしの体があるのにわたしの魂を
チェーンソーに容れたの?』
ほむら「練成に失敗したらまどかは六つぐらい手が生えてしかもブリッジで動き回る顔面爆弾岩の
怪物になっていたかもしれないのよ?まぁ、やれと言うなら私は――」
まどチェーンソー『止めて下さい』
ほむら「了解したわ・・・・・・さてと、それじゃぁ。さやか、仁美」
さやか「ほむら!まどかが、まどかが!!」
ほむら「落ち着いて・・・・・・」
12:
さやか「こんな時に落ち着いてられるか!お前は!お前は悲しくないのかよ!!」
ほむら「そんな訳ないわ・・・・・・だからこそ」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
さやか「え・・・・・・」
仁美「チェーンソーから・・・・・・まどかさんの声が・・・・・・」
まどチェーンソー『ウェヒヒwwwこんな姿になっちゃった。ティヒヒッ』
さやか「まどかあああああああああああああああああああああ!!」
仁美「まどかさああああああああああああああああああああん!!」
まどチェーンソー『ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!』
ほむら「これで一件落着ね・・・・・・」
17:
ほむら「さてと、それじゃぁマミと杏子とゆまを探しに行きましょうか」
まどチェーンソー『そうだね!』
マミ「やっぱりソウルジェムが魔女を産むなら!みんな死ぬしかないじゃない!!貴方も、わたしも!!」パンッ
杏子「」パリンッ
ゆま「杏子・・・・・・?」
ほむら「杏子!マミ!!」
ゆま「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!」パリン
ほむら「まずいわ・・・・・・千歳ゆまが魔女になってしまった・・・・・・」
まどチェーンソー『私の出番?』
ほむら「そうね・・・・・・でもその前に」
マミ「あなたも!!」
ほむら「・・・・・・彼女をどうにかしないと」
「なんだ、また来たのか」
18:
マミ「死ぬしかないじゃない!!」スカッ
マミ「あれ・・・・・・銃は・・・・・・それに、わたしの服が制服に戻ってる・・・・・・?」
ほむら「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
まどチェーンソー『こんどは何を持っていかれちゃったの・・・・・・?』
ほむら「胸を五ミリ」
まどチェーンソー『そんなのってないよ・・・・・・あんまりだよぉ・・・・・・』
ほむら「話は後よ。まずは、千歳ゆまをどうにかしないと」
まどチェーンソー『――そうだね!行こう、ほむらちゃん!』
ほむら「えぇ!」
まどチェーンソー『ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ』
まどチェーンソー『――ウェヒヒ』
「え、また来たの?しかも今度は二人分かよ。仕方ない、もう胸から取れそうにないから身長もらうぞ、良いな?」
24:
杏子「どういうことだ・・・・・・おい・・・・・・?あたし、さっき確かにマミに・・・・・・」
ゆま「杏子ぉ!!」
杏子「ゆま・・・・・・え?」
マミ「ごめんなさい・・・・・・ごめんなさい・・・・・・!」
杏子「マミ・・・・・・ど、どういうことだ――」
ほむら「私から説明するわ」
杏子「お前は・・・・・・あのときの・・・・・・」
杏子「・・・・・・あれ、そんなに小さかったっけ?」
ほむら「貴方達のソウルジェムを練成して、肉体に同着させるのにちょっと持っていかれたのよ」
杏子「・・・・・・?何言ってるのかさっぱりわかんねえけど、まぁ、お前のお陰ってことだな。ありがとよ」
ほむら「礼には及ばないわ」
杏子「・・・・・・けっ。素直じゃない奴」
マミ「ごめんなさい・・・・・・ごめんなさい・・・・・・!」
25:
ゆま「ごめんじゃないよ!杏子を殺したくせに、この人殺し!!」
マミ「ごめんなさい・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・!」
杏子「・・・・・・ゆま、それくらいにしてやれ」
ゆま「でもこの人は杏子を!」
杏子「でもじゃねぇ。あたしが良いって言ってるんだ。良いんだよ」
ゆま「・・・・・・きょーこ・・・・・・」
杏子「お前はあたしのこと思って言ってくれたんだよな。ありがとよ」
ゆま「・・・・・・えへへ」
26:
マミ「佐倉さん・・・・・・ごめんなさい・・・・・・!」
杏子「いや別に良いっていってんじゃん。なんかよくわからねぇけど生き返ったんだ。
これで後腐れなしだぜ」
マミ「・・・・・・ごめんなさい――」
杏子「違う。『ありがとう』だ」
マミ「――ありがとう」
杏子「おう!」
ほむら「これで一件落着ね・・・・・・」
まどチェーンソー『これで後はワルプルギスの夜を待つだけだね!』
ほむら「・・・・・・えぇ」
30:
まどチェーンソー『ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!』
まどチェーンソー『――ウェヒヒ』
まどチェーンソー『ふぅ。魔女っていうのも一杯居るんだね!』
ほむら「えぇ・・・・・・」
まどチェーンソー『ほむらちゃん、体大丈夫?』
ほむら「心配には及ばないわ。少し小さくなったけれど、能力には問題ないから」
まどチェーンソー『そっか。でも、無理は禁物だからね!』
ほむら「えぇ・・・・・・」
QB「やぁ」
31:
ほむら「!?」
まどチェーンソー『え・・・・・・誰、というか、何?猫?兎?』
QB『僕の名前はQB!鹿目まどか、今日は君にお願いがあって会いに来たんだ!』
まどチェーンソー『わたしにお願い・・・・・・?』
QB『うん!』パァンッ
ほむら「・・・・・・消えなさい』
まどチェーンソー『ほむらちゃん!何も、殺さなくても!!』
ほむら「・・・・・・」
QB「いきなり酷いじゃないか、暁美ほむら」ムシャムシャ
ほむら「ちっ・・・・・・」
まどチェーンソー『あ・・・・・・生きてたんだ』
QB「代わりは幾らでもあるけれど、無闇に殺されるのは困るんだよね、勿体無いじゃないか」
32:
ほむら「・・・・・・行くわよ、まどか」
まどチェーンソー『あ、うん・・・・・・』
QB「まどか――その体は窮屈じゃないかい?」
まどチェーンソー『え?』パンッ
QB「僕なら、君を元に戻してあげることも出来るプォー」バチチッ
ほむら「そのおしゃべりな口をラッパにしてあげたわ・・・・・・」
QB『君が元の体に戻ることを願ったとき、いつでも僕を呼ぶと良い。僕なら、その奇跡を君に
与えてあげらるからね』
ほむら「ちっ――消えろ、インキュベータ!」バンッ
QB『それじゃぁばいばい、まど』パァンッ
まどか「あ・・・・・・」
33:
ほむら「まどか。奴の言葉は出鱈目よ。あいつの言う事なんて、信じちゃ駄目――魔法少女がどうなるのか、貴方も見たでしょう?
――あいつらが、魔法少女を―ーいいえ、魔女を造り出している諸悪の根源なのよ」
まどチェーンソー『・・・・・・』
ほむら「まどか!」
まどチェーンソー『あ、う、うん!そうだよね、うん!解かってるよ、ウェヒヒ。ちょっと、考え事していただけだから・・・・・・』
ほむら「・・・・・・まどか」
まどチェーンソー『も、もう!そんな悲しそうな声出さないでよほむらちゃん!大丈夫!わたし、絶対に魔法少女にはならないから!
それにこの体も、居たらいたで居心地が良くなってきたからね!いまさら人間の体の方が窮屈だよ!』
ほむら「・・・・・・そう」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
まどチェーンソー『www・・・・・・』
35:
さやか「ほむら、まどか。ちょっと良いかな?」
まどチェーンソー『どうしたの?』
ほむら「・・・・・・?」
さやか「へへーん!」
ほむら「貴方・・・・・・!」
まどチェーンソー『さやかちゃん・・・・・・』
さやか「あれ?驚くかと思ってたけど、案外?ていうか、ほむら、なんか怒ってない?」
36:
ほむら「いいえ・・・・・・ただ、まさか貴方が魔法少女になるとは思っていなかったから・・・・・・」
さやか「あたしだって自分がそんなのになるだなんて夢にも思わなかったわよ。でも、どうしても欲しい奇跡が
あったからさ。QBと契約したんだ。魔法少女もほむら以外居ないって言うし」
さやか「よーし!これから見滝原の平和はあたしもほむらでがんがん護りまくちゃおうね!」
ほむら「・・・・・・えぇ」
まどチェーンソー『わたしもだよ、さやかちゃん』
さやか「お、悪い悪い忘れてた。よし、この三人が組めば向かうところ敵なし!恐怖の大魔王でも降りてこいっつの!」
ほむら「・・・・・・」
まどチェーンソー『ウェヒヒ・・・・・・』
39:
さやか「始めてにしてはよくやったでしょ、あたし!」
ほむら「えぇ、見事だったわ・・・・・・」
まどチェーンソー『かっこよかったよ、さやかちゃん!』
さやか「えへへ・・・・・・!」
双樹「良いなぁ欲しいなぁ、あの子たち」
QB「ソウルジェム集めなんて、君も珍しい趣味を持っているよね」
双樹「だってこんなキレイな宝石他にないじゃない!生命のか・が・や・き!」
QB「僕には理解出来ないよ」
双樹「あぁ・・・・・・欲しいなぁ、ねぇ、あの子たちの名前は?」
QB「黒髪の少女が暁美ほむらで、青髪の方が美樹さやかだよ」
双樹「へぇ・・・・・・ありがとっ。これで宝石に付ける名前が決まったぁ」
QB「やれやれ・・・・・・君は本当に訳が解からないよ」
43:
双樹「こんばんわぁ」
さやか「ん?」
ほむら「・・・・・・誰?」
双樹「ふふっ。わたしの名前は双樹あやせ。貴方達は、美樹さやかと暁美ほむらでしょう?」
さやか「そうだけど・・・・・・」
双樹「ふふっ。やっぱりぃ。あ、でも貴方のソウルジェム、ちょっと汚れてるなぁ。はい、これ使ってキレイにしてねぇ」ポイッ
さやか「あっ・・・・・・ありが、とう・・・・・・?」
双樹「ふふっ。自分の宝石をキレイに磨くのは当たり前でしょう?」
さやか「え、は・・・・・・?」
44:
双樹「お近付きの印にいいもの見せて――あげるね」
ほむら「これは・・・・・・・!」
さやか「ソウルジェム・・・・・・?」
まどチェーンソー『どういうこと・・・・・・?』
双樹「集めてるんだぁ、ソウルジェム。こんなキレイな宝石他にないよね――だって生命の輝きなんだもん!」
ほむら「・・・・・・気が狂ってるわ」
双樹「そういうナンセンス、好きくないなぁ。――まぁいっかぁ。その余計な肉塊が離れれば、貴方たちだってキレイな宝石になるだもん。
・・・・・・ねぇ、貴方たちのソウルジェム、わたしにくれなぁい?」
ほむら「石ころでも舐めてなさい」シュッ
双樹「・・・・・・やっぱりあなた、好きないなぁ!!」
48:
双樹「アウディーソ・デルスティオーネ!」
まどチェーンソー『まずいよほむらちゃん!相手は必殺技持ちだよ!』
ほむら「くっ・・・・・・!ゲームさえ発売すれば、私たちにだって!!」
さやか「スクワルタ・トーレ!!」
ほむら「さやか!」
まどチェーンソー『さやかちゃん!』
さやか「あたしは先行ムービーでバレたからね・・・・・・それに、こいつは気に食わない。
あたしがやる!!」
ほむら「さやか・・・・・・!」
まどチェーンソー『・・・・・・さやかちゃん・・・・・・頑張って・・・・・・!』
52:
ほむら「――私達にだって、出来ることはあるわ、まどか!!」
まどか『え?』ガチャガチャ
まどか「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
双樹「くっ、何この奇声!好きくなぁいっ!!」
まどか『奇声って・・・・・・酷い・・・・・・』ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
ほむら「よくもまどかを・・・・・・!」ギリッ
さやか「お前だけは・・・・・・お前だけは絶対に許さない!!」
まどか「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
双樹「うあぁっ!もう・・・・・・駄目・・・・・・!」
さやか「これで――トドメだぁ!!」スクワルタ・トーレ
双樹「――美樹さやか、いとおかし」
さやか「え――?」パリンッ
53:
ほむら「――私達にだって、出来ることはあるわ、まどか!!」
まどチェーンソー『え?』ガチャガチャ
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
双樹「くっ、何この奇声!好きくなぁいっ!!」
まどチェーンソー『奇声って・・・・・・酷い・・・・・・』ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
ほむら「よくもまどかを・・・・・・!」ギリッ
さやか「お前だけは・・・・・・お前だけは絶対に許さない!!」
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
双樹「うあぁっ!もう・・・・・・駄目・・・・・・!」
さやか「これで――トドメだぁ!!」
さやか「スクワルタ・トーレ!!」
双樹「――美樹さやか、いとおかし」
54:
双樹「ガーゾ・フレッド」
さやか「え――?」パリンッ
ほむら「え・・・・・・?」
まどチェーンソー『さやかちゃん・・・・・・?』
双樹「あやせを傷つけようとした罰です・・・・・・これは、彼女は私の宝物なんですから」
さやか「」
ほむら「さやかあああああああああああああああああ!!」
まどチェーンソー『さやかちゃああああああああああああああああああん!!』
56:
まどチェーンソー『――ウェヒヒ・・・・・・』
双樹「」
まどチェーンソー『さやかちゃん・・・・・・!』
ほむら「さやか・・・・・・」
まどチェーンソー『――ほむらちゃん!』
ほむら「えぇ・・・・・・勿論よ」
ほむら「・・・・・・」パンッ
さやか「」バチチッ
さやか「ん・・・・・・あれ?」
まどチェーンソー『さやかちゃん!』
さやか「何・・・・・・何なの――そうだ、双樹なんとか!」
57:
双樹「」
さやか「あっ・・・・・・あっ、あれ・・・・・・も、もしかして・・・・・・?」
さやか「うっ――おえぇっ!!」
ほむら「さやか・・・・・・」
さやか「ひっ!」
ほむら「あ・・・・・・」
さやか「あ・・・・・・あんたがやったの?」
ほむら「・・・・・・えぇ」
さやか「・・・・・・――付いて来ないで!!」ダッ
ほむら「あ・・・・・・」
まどチェーンソー『さやかちゃん・・・・・・』
58:
さやか「・・・・・・」
仁美「お二人とも、学校に来ませんわね」
さやか「・・・・・・うん」
仁美「・・・・・・さやかさん。実はわたくし、貴方とお話したいことがあったのですけれど」
さやか「あ、うん・・・・・・何?」
仁美「此処ではなんなので、放課後、喫茶店に行きましょう」
さやか「良いけど・・・・・・」
59:
さやか「それで、話って何?」
仁美「わたくし、上条恭介君のこと、お慕いしておりましたの」
さやか「え・・・・・・?」
仁美「わたくし、もう自分の気持ちに嘘は付かないって決めたんです。・・・・・・さやかさん、あなたはどうですか?
自分の本当の気持ちと、向き合えますか?」
さやか「・・・・・・あたしは」
仁美「一日だけ待ちます。一緒に居た時間はさやかさんの方が長いでしょうから、ハンデです・・・・・・明日の放課後、わたくしは上条君に告白します」
さやか「・・・・・・」
仁美「それでは、失礼します」ガタッ
さやか「・・・・・・」
61:
?VS魔女?
さやか「ああああああああああああああああああああああああ!!」
さやか「あぁ!あぁっ!!」
さやか「ふざけるな・・・・・・何が、何が一日だけ待ちますだぁ!!」
さやか「お前なんかが、お前なんかがぁ!!」
さやか「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
さやか「――はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
さやか「――大丈夫、あたしが振られるわけない・・・・・・大丈夫だよ。だって、あたしは恭介とずっと一緒に居たんだもん。
大丈夫・・・・・・きっと、大丈夫・・・・・・!」
上条「やぁ、いらっしゃいさやか」
さやか「・・・・・・入って、良いかな?」
上条「うん、どうぞ」
63:
上条「でも、急にどうしたんだい?こんな夜遅くに」
さやか「ちょっとね・・・・・・恭介は大丈夫だった?」
上条「うん。今丁度今日の特訓が終わったところだったんだ」
さやか「そっか。順調なんだね」
上条「あぁ。本当、腕が治ってからバイオリンを触って居ないのが耐えられないくらいにね。
学校でも、うずうずして仕方ないんだ」
さやか「・・・・・・そっか」
さやか「ねぇ、恭介」
64:
恭介「ん、なんだい、さやか」
さやか「手、貸して」
恭介「うん・・・・・・良いけど、何――」ムニュッ
恭介「え・・・・・・?」
さやか「・・・・・・どうかな?あたしの胸とバイオリン・・・・・・どっちが触り心地良い――」パシッ
恭介「何をしているんだよさやか・・・・・・訳解かんないよ」
さやか「・・・・・・ははっ。ごめんね・・・・・・今日は帰るわ。変なことしてごめん」
恭介「・・・・・・あぁ」
さやか「・・・・・・」スタスタ
さやか「・・・・・・ははっ。呼び止めて・・・・・・くれないんだね・・・・・・」ポロッ
67:
仁美「」ウフフ
恭介「」アハハ
さやか「・・・・・・」
VS魔女
さやか「あっはっはっは!あれおかしいなぁ、全然痛くないやあっはっは!これじゃぁ負ける気がしないわぁ!!」
さやか「・・・・・・」
さやか「・・・・・・――」
ほむら「何をしているの・・・・・・?こんなところで剣を出して、魔女の気配もないというのに」
さやか「・・・・・・やぁ、久しぶりだね。でも話してる暇ないから。邪魔しないで」
ほむら「・・・・・・そんなことしたって無駄よ――志筑仁美を殺したって上条恭介の気持ちは変わらない」
69:
さやか「――五月蝿い!!知ってるわよそんなこと!でもあんたに何が解かるっていうのよ!
――あいつはあたしから――あたしが 何もよりたい刹那恭介を奪ったんだ!
だからあたしは、あいつから一番大切なものを奪う!!
それが等価交換ってもんでしょ!!」
ほむら「・・・・・・そうかもしれないわね」
さやか「なら邪魔しないで――」
ほむら「ただ私が言いたいのは・・・・・・貴方が支払った物の高価にしては何も得ていないという事よ・・・・・・
そろそろ、貴方は自分が支払った代価に見合う物を受け取るべきだわ」パンッ
まどチェーンソー『ほむらちゃん・・・・・・』
「よぉ、久しぶりだな」
75:
まどチェーンソー『いよいよだね』
ほむら「えぇ」
まどチェーンソー『とうとう、見滝原の魔法少女はほむらちゃんだけになっちゃったね』
ほむら「別に構わないわ。元より私一人で大丈夫だったのよ。だからまどか、貴方をいまからヤマト運輸で
美樹さやかの家に送りつける。彼女と一緒に私の帰りを待ってなさい」
まどチェーンソー『ティヒヒ、今上条君とさやかちゃんの邪魔出来ないよ』
ほむら「そう、じゃぁ巴マミの家にでも」
まどチェーンソー『わたしその人のこと知らないもん』
ほむら「――そう、だったら」
まどチェーンソー『ほむらちゃん』
ほむら「・・・・・・何?」
まどチェーンソー『わたしも、戦うよ』
76:
ほむら「・・・・・・馬鹿言わないで。ワルプルギスの夜は、今まで戦ってきた魔女なんて比べ物にならないくらい強いわ。
貴方なんてすぐに壊れてしまうわよ」
まどチェーンソー『それでも、戦うよ』
ほむら「――馬鹿言わないで!!貴方が傷付けば、貴方を失えば傷付く人がいるの、その人の気持ちを、少しは考えて!!」
まどチェーンソー『それじゃぁさ、ほむらちゃんはそれを考えたことがあるのかな?』
ほむら「――え?」
まどチェーンソー『ほむらちゃんはわたしに、わたしが居なくなったとき傷付く人が居る、その人の気持ちを考えろって言うけど・・・・・・
じゃぁさ、ほむらちゃんは、ほむらちゃんを失った人がどれだけ辛い思いをするか考えたことあるの!?・・・・・・
自分ばっかり得ようとしちゃってさ、そういうの、等価交換の原則に反するんじゃないの?錬金術師失格だよ、ほむらちゃん・・・・・・』
ほむら「・・・・・・私はもう、失えるものは全て失ってきた。だから、今度は得る番なのよ」
まどチェーンソー『そんなの詭弁だよ!』
ほむら「まどか、私は必ずワルプルギスの夜に勝つ。貴方は待っていて」パタン
まどチェーンソー『ほむらちゃん!』
77:
ほむら「これ・・・・・・お願いします」
まどチェーンソー『ほむらちゃん!』
郵便局員「生き物はちょっと・・・・・・」
ほむら「チェーンソーですが・・・・・・?」
まどチェーンソー『ほむらちゃん!』
郵便局員「ひぃっ!?あ、え、あ・・・・・・じゃ、じゃぁ、預からせていただきます・・・・・・」
ほむら「お願いします・・・・・・」
まどチェーンソー『ほむらちゃん!!』
郵便局員「ひぃいっ!!」
79:
さやか「仁美!」
仁美「さやかさん、上条君!」
上条「やぁ、志筑さん。こんにちわ」
仁美「ごきげんよう」
さやか「一体なんなんだろうね。自宅待機とかじゃなくて、わざわざ大きなホールに避難ってさ。
本当に恐怖の大王が降りてくるのかっつの」
仁美「・・・・・・そういえば、暁美さんは大丈夫なんでしょうか・・・・・・?」
さやか「あぁ・・・・・・ほむら・・・・・・か」
さやか「・・・・・・大丈夫だと、良いな」ピンポンパンポン
『美樹さやかさん。美樹さやかさん。窓口に荷物が届いております。至急取りに来てください』
さやか「え・・・・・・あたしに・・・・・・なんだろう?」
81:
さやか「しっかし遠いなぁ――ってあれは・・・・・・?」
杏子「・・・・・・」
マミ「・・・・・・」
ゆま「・・・・・・」
さやか「あの時・・・・・・あそこに居た人たちだ・・・・・・何やってんだろう、外なんか見上げて――って、なんだあれ!?」
杏・マ・ゆ「「「!?」」」
さやか「あ・・・・・・すいません、失礼します」
82:
マミ「待って」
さやか「えっ?」
杏子「あんたも・・・・・・あれが見えるんだな」
さやか「え、じゃぁ・・・・・・貴方たちも・・・・・・?」
さやか「・・・・・・あれは、なんなの?」
マミ「ワルプルギスの夜」
杏子「超弩級の・・・・・・魔女だ」
さやか「魔女・・・・・・!?」
84:
さやか「それじゃぁ、この嵐ってもしかして」
マミ「あれの仕業よ」
さやか「そんな・・・・・・自然現象じゃないの・・・・・・?」
杏子「あぁ・・・・・・黙ってたら、こっちがやられちまう。お前の友達も親も恋人も、そしてお前も、
瓦礫や洪水の底に埋もれちまうだろうな」
さやか「まさか・・・・・・――それじゃぁ、そんなとんでもない奴、放っておけないじゃん!」
杏子「誰も放ってなんていないさ・・・・・・」
ゆま「一人だけ、あれに立ち向かっている魔法少女が居る・・・・・・」
さやか「――!?それって!!」
マミ「――暁美、ほむら・・・・・・!」
85:
ほむら「股間がいずいわ・・・・・・」
ほむら「まさか最後に奪われたのが女性だなんて・・・・・・こんなの絶対おかしいわ・・・・・・」
ほむら「――でも、奴が見る力だけは残っていて良かった」
ほむら「魔法なんか使えない――となればもう仕方ない。私は、この錬金術だけでワルプルギスの夜を・・・・・・倒す」
ほむら「・・・・・・以外と簡単なような気がするわ」
89:
さやか「ほむらだけ・・・・・・?そんな、勝てるの!?」
杏子「解かんねえよ・・・・・・あいつは美国おりこに単体で互角に渡り合った奴だが・・・・・・」
QB「無理だろうね」
マミ「QB・・・・・・!!」
杏子「どの面さげて出てきやがったてめえ」
QB「やれやれ、招かれざる客ってわけかい?」
ゆま「あなたに皆騙されたこと・・・・・・忘れてないよ」
QB「騙したなんて人聞きの悪い。僕はきちんとお願いしたはずだよ?」
さやか「皆どういうこと――そうだQB!あたし、また人間に戻ったけど願い事しても良いかな?」
杏子「おいっ!!」
90:
QB「僕は構わないよ。君にはその資格もあるし――」
マミ「魔女になっても良いなら!!」
さやか「・・・・・・え?どういうこと?」
杏子「ちっ・・・・・・やっぱり知らなかったのかよ」
さやか「え・・・・・・え・・・・・・?」
マミ「・・・・・・っ!」
ゆま「・・・・・・ソウルジェムが穢れ切った時、魔法少女は魔女になるんだよ」
さやか「――え?な、何それ・・・・・・?」
さやか「う・・・・・・嘘でしょ、QB・・・・・・?」
QB「本当だよ」
さやか「え――そんな・・・・・・そんなのって・・・・・・」
マミ「それでも貴方は、もう一度、魔法少女になれる?」
さやか「・・・・・・!」
マミ「――わたしには・・・・・・とても・・・・・・出来ない・・・・・・!」
杏子「・・・・・・」
91:
ゆま「・・・・・・ゆまは」
杏子「おいっ!」
ゆま「ゆまは、成れるよ」
杏子「止めろ、ゆま!!」
ゆま「杏子の為なら、ゆまは魔法少女にだって――魔女にだって!」
杏子「止めろっ!・・・・・・止めてくれ・・・・・・!!」
ゆま「だってこのままじゃ、みんな死んじゃう!!」
杏子「お願いだから・・・・・・止めてくれよ・・・・・・ゆまぁ・・・・・・」
ゆま「きょーこぉ・・・・・・」
QB「それで君はどうするんだい、さやか?」
93:
さやか「どうするって・・・・・・」
QB「魔女になる宿命を負い、もう一度魔法少女になってまで叶えたい願い事、君にはあるかい?」
さやか「あたしは・・・・・・」ピンポンパンポーン
『美樹さやかさん!美樹さやかさん!!至急!!!大至急運営窓口まで!!!』サヤカチャーン!!
『くっ、課長がやられた!!美樹さやかさん、美樹さやかさ――』プツン
さやか「あの声・・・・・・まどか?」
さやか「・・・・・・あたし、行くところがあるから」
QB「やれやれ、それじゃぁ僕もそちらに行かせてもらおうかな。君達は誰も、魔法少女になるつもりは
ないんだろう?」
マミ「・・・・・・」
杏子「・・・・・・」
ゆま「・・・・・・」
QB「それじゃぁ、行かせてもらうよ」
98:
さやか「すいません、あたしが美樹さやかですけど!!」
まどチェーンソー『さやかちゃん!!』
公務員「これを・・・・・・」
さやか「まどかの声・・・・・・送り主は、ほむら!」バリバリ
さやか「中に手紙が入ってる・・・・・・!」
まどかは悪くありません。全て私の責任です。どうか、彼女だけ許してあげてください。
さやか「許すって・・・・・・もしかして、あの時のこと・・・・・・!」
さやか「・・・・・・なら、あたしだって、あてつけで魔法少女として人間だった魔女を殺していた
あいつと何も変わらないのに・・・・・・それなのに、あいつは・・・・・・!」
まどチェーンソー『さやかちゃん!お願い、わたしをほむらちゃんの所に連れて行って!!お願い!!」
さやか「まどか・・・・・・!」
まどチェーンソー『お願いさやかちゃん!!』
さやか「・・・・・・!」
99:
QB「僕ならさやかよりも、その願いを確実に叶えてあげられるけど」
まどチェーンソー『その声は、QB!!』
さやか「お前・・・・・・」
QB「それどころか、彼女を苦しめるワルプルギスの夜だって、君が願うなら消し去ってあげることが
出来る」
まどチェーンソー『――それじゃぁ!!』
さやか「でもその代わり・・・・・・あんたは魔法少女であるあいつを苦しめる、魔女に成り果てる・・・・・・』
まどチェーンソー『・・・・・・知ってるよ』
さやか「!?それでも、あんたは!!」
まどチェーンソー『でも大丈夫。その時わたしは、オーバーヒートして魔女になる前に自害するだけだから』ウェヒヒ
100:
さやか「そんな・・・・・・そんなのって!」
まどチェーンソー『だってそれでも叶えたい願いがあるんだもん。失いたくないものがある。
わたしの命一つでそれが得られるのなら、最高の等価交換だと思うんだ』
さやか「あんた・・・・・・そんなにほむらの事を・・・・・・!」
まどチェーンソー『ほむらちゃんだけじゃないよ・・・・・・わたしは、さやかちゃんや
仁美ちゃん、上条君、パパママ、たつや、それに、あの時戦ってくれた魔法少女の人たちみんな
が救えるのなら、わたし一人の命なんて、軽すぎると思ってる』
さやか「馬鹿!軽いもんか!あたしの親友の命を舐めるな!!』
まどチェーンソー『さやかちゃん・・・・・・ありがとう。こんな体になったわたしを、
まだ親友って言ってくれて・・・・・・こんなに汚れたわたしの事を、親友って呼んでくれて・・・・・・』
102:
さやか「――馬鹿!そんなしんみりした声出すなよ!そんなのあたしが許さない!!」ガシッ
まどチェーンソー『え?』
さやか「もう知るか!やってやる、あたしだってやってやるんだ!刃物使うのには成れてるんだ、チェーンソーの
一つや二つ、使いこなしてやる!!」
まどチェーンソー『ちょっ、さやかちゃん!?』
さやか「あたしはあの早乙女先生の教え子なんだ!諦めの悪さはそこらへんの女子中学生よりも上なんだよ!」
QB「ただの人間の君が行ったところで無理に決まって」
さやか「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
QB「聞いてない・・・・・・か。やれやれ、まどかまで持っていって・・・・・・まぁ良い、まどかの魂
があり続ける限り、好機は幾らでもある」
104:
杏子「そんなもの、ねーよ」
マミ「これ以上・・・・・・魔法少女は増やさない」
ゆま「うん」
QB「君達か・・・・・・牙の抜かれた山猫たちが、一体何の用だい?」
杏子「けっ・・・・・・まさか、あんなとーしろ共に教えられるたぁなぁ。情けねぇ」
マミ「そうね・・・・・・ベテランって、ただ頭が頑いだけじゃない・・・・・・何も難しいことは無かったのよ」
ゆま「うん」
QB「ということは、君達も、願い事を決めたという訳だね」
105:
杏子「おう」
マミ「えぇ」
ゆま「うん!」
QB「それじゃぁ聞こうか。佐倉杏子。巴マミ。千歳ゆま――その魂を代価にして、君達は何を願う?」
杏子「取り消しなしだぜ?」
マミ「変えろと言われたって、お断りだから」
ゆま「うん!」
106:
QB「言わないさ――どんな奇跡だって、僕なら起こしてあげるよ?」
杏子「そうか――それじゃぁ」
マミ「せーのっ」
ゆま「うんっ!」
杏・マ・ゆ「「「魔女になりたくない!!」」」
QB「・・・・・・え?」
杏子「よし、そんじゃ行くか」
マミ「そうね。魔女にならないって知ったら体が軽いわ。もう何も恐くない」
ゆま「うんっ!」
QB「そんな・・・・・・そんな願いが叶うだなんて・・・・・・!」
杏子「・・・・・・あばよ、酔っ払い」
110:
さやか「うおおおおおおお!」
まどチェーンソー『ティヒッ!?さやかちゃん、アスファルトは歯がいずいよぉ!』
さやか「いやぁ、ごめんごめん!ていうか、もう、きりがない!これじゃあいつまでたってもほむらの所に辿り着けないじゃん!」
まどチェーンソー『頑張って!』
さやか「――仕方ないなぁ!スクワルタトーレ!!」
まどチェーンソー『ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!』
さやか「ていうかこれまんまジェイソンだし・・・・・・まぁ、いっか」
さやか「――待ってろほむら、今助けに――」
さやか「――え?」
まどチェーンソー『さやかちゃん、避けて!!』
さやか「だ――駄目――あ、あ、あ、足が――」
まどチェーンソー『さやかちゃん!!』
マミ『ティロ・フィナーレ!!』
112:
さやか「あっ・・・・・・ビルが・・・・・・」
まどチェーンソー『助かったね・・・・・・さやかちゃん・・・・・・』
マミ「貴方たち、危なかいところだったわね」
さやか「あ!」
まどチェーンソー『貴方は!』
マミ「自己紹介、結局していなかったわね・・・・・・わたしは見滝原中学校の三年生、巴マミ。
貴方達は二年生よね?」
さやか「あ、うん・・・・・・」
113:
杏子「おい、何暢気に挨拶なんざかましてんだよ。そういうの、後にしろよな」
ゆま「来るよ、マミお姉ちゃん!」
マミ「えぇ――燃え尽きなさい、ティロ・フィナーレ!!」
さやか「魔法少女に・・・・・・なったんだ・・・・・・」
杏子「話は後だ、走れ!そいつを届けないといけねー奴が居るんだろ?」
さやか「あ――うんっ!」
114:
杏子「へっ。そんじゃ先輩の背中、よく見とけよなっ!」
さやか「うんっ――あたし、美樹さやか!」
まどチェーンソー『わたしは鹿目まどか!』
杏子「・・・・・・たく、調子狂うなぁ――佐倉杏子だ」
ゆま「千歳ゆまだよ!」
さやか「うん・・・・・・ありがとう、マミさん、杏子、ゆま!」
杏子「あたしは呼び捨てかよ」
さやか「なんかそれがしっくり来るじゃん?」
杏子「けっ。まぁさん付けってんも性にあわねーし、別に良いけどよ」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
116:
ほむら「・・・・・・まるで攻撃が効かない・・・・・・くっ、せめて手が届けば奴の魂ごと
兎のうんこにでも練成してやれるのに・・・・・・!やっぱり、魔法がないと不便だわ・・・・・・!」パンッ
ほむら「防戦一方ね・・・・・・このままじゃ、避難所に・・・・・・!」
さやか「ほむらー!」
まどチェーンソー『ほむらちゃん!!』
杏子「さてと、いっちょやってやるか!!」
ゆま「うん!!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
ほむら「貴方たち・・・・・・その姿・・・・・・どうして・・・・・・!!」
117:
さやか「この街を――大切なものを命に代えても護りたいと思うのは、あんただけじゃないってこと」
まどチェーンソー『ほむらちゃん、ごめんね!わたしも、護りたい。この街を、そしてほむらちゃんを。だからわたしも
戦う』
ほむら「まどか・・・・・・駄目よ、そんなの絶対に――」
まどチェーンソー『だからね、ほむらちゃん、お願いがあるんだ』
ほむら「駄目よ――絶対に、貴方を戦いには巻き込まない――」
まどチェーンソー『違うよ』
ほむら「え・・・・・・?」
まどチェーンソー『わたしに・・・・・・錬金術を、教えてほしいんだ』
119:
杏子「けっ。なんだかなー。あんまり思うようには戦えないな」
マミ「仕方ないわ。願いがあれだもの」
ゆま「ゆまも回復出来なくてごめんなさい・・・・・・ゆま、役立たずで」ポンッ
杏子「馬鹿言うなよ・・・・・・お前が居てくれるだけで元気百倍だよ」
ゆま「きょーこ・・・・・・!」
杏子「さてと、休憩お終い、第二ラウンドだ!こっから先は一歩も通さねぇぜ、ワルプルギスの夜!!」
マミ「えぇ!!」
ゆま「うん!!」
122:
まどチェーンソー『――解かった』
さやか「あたしはさっぱりだよ」
ほむら「まどか・・・・・・貴方、一体何をするつもりなの?」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww内緒だよwww』
ほむら「・・・・・・」
まどチェーンソー『ほむらちゃん、顔が恐いよ?』
ほむら「あたりまえでしょう・・・・・・!また貴方は、何か危険なことをしようとしている。
なら私はそれを全力で止めるっ!!」
まどチェーンソー『・・・・・・ううん、違うよ。ほむらちゃん、わたしがこれからしようとしているのは別に危険でもなんでもない。
ただ、わたしは返してもらいたいだけ。わたしが生まれ持った才能を・・・・・・それを全部返して、わたしはただの鹿目まどかになる。
ただそれだけなの』
123:
ほむら「・・・・・・それは一体・・・・・・?」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww今に解かるよ。だからね、お願い。わたしをワルプルギスの夜のところまで連れて行って』
ほむら「・・・・・・」
さやか「あんたがやらないなら、あたしがやる」
ほむら「美樹さやか・・・・・・!」
さやか「付き合いはあんたよりあたしの方が長いんだ。まどかの事、あたしの方が信頼出来る。今のまどかは、なんかすっごいことしてくれるよ」
さやか「何より出番をください」
ほむら「・・・・・・そう、解かったわ」
ほむら「なら、私は・・・・・・――貴方達の道を創る」パンッ
ほむら「マミ!杏子!ゆま!」
マ・杏・ゆ「「「えぇ!!・おう!!・うん!!」」」
ほむら「行きなさい、美樹さやか!」
美樹さやか「おっしゃぁ!スクワルタトーレ!」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
126:
さやか「うおおおおおおおお!!」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
マミ「振り向かないで!!」
さ・ま「『はい!!』」
ゆま「頑張って!!」
さ・ま「『うん!!』」
杏子「任せたぜ!!」
さ・ま「『おう!!』」
さやか「これで――トドメだぁ!!」
まどチェーンソー『ウェヒヒwww』
まどチェーンソー『ティヒ――』
ほむら「・・・・・・まどかぁ」
128:
「なんだってお前らは、此処に来たがるのかね?」
まどか「ウェヒヒ、類は友を呼ぶってことじゃないかな?」
「てめーの一生だ。てめーの為にだけ払えばこういう事にはならない。割りを食うだけだぜ?
他人に尽くすってのは。あいつを見て、そういうのは痛いほど理解していると思うんだが」
まどか「そうだね。他人の為に何かをしたって、それで必ず救われるなんてことはない。自分の
してきたことが結果として、誰よりも助けたかった人の事を傷つけているかもしれない。
気が付いてる人は、それに気が付いてるんだよね」
「そうだ。そしてお前さんはそれに気が付いてる側の人間だろう。だったら、どうしてこんな事を?
解かってるんだろう、良かれと思って次元に遍く魔法少女を全て人間に戻したところでそれで救われねー奴が居る事くらい――」
まどか「そうだね――でも、わたしが誰よりも救いたい人は、救える」
「――そのとおりだ。鹿目まどか。魔女と言う存在をその身を代価にして無に代えようとするとき、お前にはそれに見合う
代価が発生するだろう。それが何か――解かるな?」
まどか「ウェヒヒ、よく解かんない。それでもわたしに絡まった贅肉を取ってくれるなら、それはとっても嬉しいなって・・・・・・
その絶望の糸を代価に、希望の世界のタペストリーを作るのも、悪くないよね。わたし、手芸部だし」
129:
「しらねーよ」
まどか「ティヒヒ」
「さてと、雑談は終わりだ――それじゃぁ、貰うぜ」
まどか「どうぞ」
まどチェーンソー『』ヒュゥゥゥゥゥゥン
「ご馳走様」
まどか「お粗末さまでした」
「くっくっく」
まどか「ウェヒヒwww」
「これでお前は晴れて凡人だ。世界も構成が変わり、原初から今まで生まれた魔法少女はみんな人間になっちまった。
此処で一つ矛盾が起きちまう。解かるな?」
まどか「うん。QBだね」
「そうだ。必然的に、こいつらという矛盾も処理してもらわねーといけなくなる。さて、鹿目まどか。
お前は今度は何を代価にするんだ?」
まどか「決まってるよ――これ。・・・・・・わたしたちの世界には、魔法も錬金術も、必要ないから」
「――それで正解だ、鹿目まどか」
130:
早乙女「それじゃぁ、転校生を紹介します」
さやか「そっちが後回しかよ!」
早乙女「暁美さん、入って」
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
さやか「・・・・・・あれ、ほむらってあんなだったっけ?」
まどか「ウェヒヒwww」
杏子「良いんじゃねーの、別に」
さやか「良い・・・・・・いや、あたし的にはあんまり良くないかな・・・・・・
これじゃぁさやかちゃんがますます翳る・・・・・・」
杏子「いや、何も変わんねーだろ」
まどか「ティヒヒwww」
さやか「どういう意味よ!」
131:
さやか「やっぱすげー人気だなーぐぬぬ、この妬みや嫉みは何処にやれば・・・・・・!」
杏子「寝癖をどうにかすれば?」
さやか「う、五月蝿いな!違う、これは跳ねさせてんのよ!別に寝坊したわけじゃないの!」
杏子「だらしねぇチャームポイントだなぁ・・・・・・」
まどか「ウェヒヒwww」
さやか「何よ!」
ほむら「鹿目まどかさん」
まどか「ん?何かな、ほむらちゃん」
132:
ほむら「・・・・・・連れて行ってくれる、保健室」
まどか「ティヒヒwww良いよwww」
さやか「あ、じゃぁあたしも」
杏子「そういうところがモテない秘訣か。いやぁ、さやかは勉強になるなぁ」
さやか「ど・う・い・う・意・味・だ!」
まどか「ウェヒヒwww」
まどか「それじゃぁ、いこっか」
ほむら「・・・・・・えぇ」
133:
まどか「ほむらちゃん、本当にかっこよくなったね!」
ほむら「・・・・・・貴方がそうなれって言い続けた癖に」
まどか「ウェヒヒwwwだってほむらちゃんって全然自身が無い子だったんだもん。
仕方ないよ」
ほむら「・・・・・・もう」
まどか「でも、これからは今までよりもずっと一緒に居られるんだね!」
ほむら「えぇ・・・・・・そうね」
まどか「ティヒヒwww楽しみだなぁwww」
ほむら「私もよ、まどか」
まどか「・・・・・・ほむらちゃん。この世界にもしも魔法とか錬金術が在ったとしたら、どうする?
ほむらちゃんは、叶えたい奇跡とか、ある?」
ほむら「そうね・・・・・・私は」
まどか「うんうん!」
ほむら「・・・・・・どうか、そんなもの無くなって下さいとでも、願おうかしら・・・・・・」
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