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【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『眼ェ返せ・膝の上』


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1:
先祖の因果
俺には四歳上の兄がいるんだが、その兄の話
兄が高一の頃、突然夜中に金縛りにあうだの、うめき声が聞こえるだの
夢に落武者みたいなのが出てくるだのと言い出した。
最初、家族はみな「ハァ!?」てなもんで全然本気にしなかったんだが
そのうち体調を崩したので、近所の医者に診てもらったんだ。
そしたら盲腸炎ということで、すぐに手術することになった。
兄の手術は無事終わり、1週間で退院できる見込みだったが
なぜか傷口が化膿して、なかなか綺麗にふさがらない。
入院が2週間に延び、3週間目が過ぎようとした頃、病院側から
「うちでは手におえない」と言われ、そのまま国立病院へ転院したんだ。
そしてすぐに再手術。10時間にも及ぶ大手術だったらしい。
腸の一部が壊死してしまっていて、兄は一時マジで命がヤバかったそうだ。
父は医者から
「このまま意識が戻らなかったら、諦めてくれ」
とまで言われた。
72:
その頃母はと言えば、やはり兄のことが心配でたまらなかったんだろう。
近所にとある宗教の幹部がいたので、当時入信していたこともあり
その人に頼み込んで、病気平癒のお祈り(?)をしてもらった。
(ちなみに今は退会しているw)
結局兄は無事助かって、1ヶ月の入院生活の後退院したわけだが
当時俺は、母からこんな話を聞かされた。
兄のために祈ってくれた宗教の先生の話によると
父方の先祖に因縁のある武士の霊が、兄貴にとり憑いて苦しめていたんだと。
こういうケースはままあることで、たいてい家族の中で一番弱い人間に出る。
うちの場合は、たまたまそれが兄だった。
ちゃんと説得しておいたのでもう大丈夫とのこと。
なんかありがちで出来すぎた話だと思ったが、兄の病気が治ったのも事実だったので
俺は素直に納得したんだ。
73:
ところが、その頃から兄の性格が変わった。
優しくて温厚だった兄が、攻撃的で執念深く、いつも怒ってばかりいるようになった。
俺は兄によく難癖つけられて、事あるごとに虐められた。
当時、兄は高校で酷いいじめを受けていて
ストレスの矛先が俺に向かっていたんだと思う。
ちなみに兄を虐めたヤツは
大学に進学してからも、これと決めたターゲットを徹底して攻撃し
ついには中退に追い込んだサイテー野郎だ。
親と教師の協力で、一応虐めが沈静化した後も、兄の性格は戻らなかった。
とにかく、その後の兄はついていない。
高校を卒業した後、就職しても職場内の人間関係が原因で辞めてしまう。
そんなことが何回か続いた。
さらに、兄がとある似非宗教にはまったことがきっかけで
家族ともうまくいかなくなり、性格がますます攻撃的に歪んでいった。
誰の言葉も聞き入れず、好意を好意と受け取らず
忠告は自分に対する攻撃と受け止めて、誰に対しても激しく非難するようになった。
結局、半ば勘当みたいな形で家を出、アパートで一人暮らしを始めたんだが
何もかも思うようにいかず、ひきこもり状態になっていったらしい。
74:
長文すまん。
アパートの管理人から連絡を受け、父が兄を迎えに行った。
兄は半ばノイローゼ状態で、押入れの中からなかなか出てこなかったそうだ。
家に帰ってからもすぐに天井裏に逃げ込み、降りてこようとしなかった。
精神科の医者に診てもらうことも考えたが、兄は頑として了承しない。
家族一同困り果てていた時、親戚がボランティアみたいな療法士を紹介してくれた。
山奥の田舎で開業しているんだが、医者ではない。
患者の話を聞き、マッサージや鍼灸…? その辺のことはよく知らないんだが
まあ、そのようなことをして、その人に合った漢方薬を処方してくれるんだそうな。
金は、ほんの謝礼程度しか受け取らないので、地元では結構評判だったらしい。
そこに行ってから、兄の様子が少し落ち着いた。
その頃になって母が、兄が大病したときに祈祷してもらった先生から聞かされた話を
俺にくわしく教えてくれた。
75:
父方の先祖は昔、かなり大きな武家だったそうだ。
だが何代前かは知らないが、大失態をやらかして
このままだと御家断絶になりかねないという事態に陥ったらしい。
その時先祖は何をしたかというと、家来の一人に因果を含め
そいつに罪を全部ひっ被せて切腹させたんだ。
自分の身代わりに切腹させる代わりに、その家来の幼い息子を取り立て
成長したらちゃんと家を継がせて、存続させてやるという条件で。
だが先祖は約束を守らなかった。
それどころか家来の幼い息子も妻も、一族みんな殺してしまい
その財産を全部自分のものにしてしまったんだと。
ひどい話だよな。
兄にとり憑いたのは、その家来の霊だったんだ。
そいつが
「許さない絶対に許さない。憎い憎い。
こいつにも俺と同じ苦しみを味あわせてやる
腹を切らせてやる。そして殺してやる」
と言っていたんだ。
祈祷してくれた人が
「もう二回も腹を切らせたのだから、これで勘弁してやりなさい」
みたいな事を言って、とにかく説得してくれたのだとか。
76:
なんか名前欄が妙なことに??
とりあえず続き
なんで今ごろになってそんな話が出たのかというと
兄が診てもらった民間療法の先生(うまい言い方がみつからない)が
診察中に言った言葉が原因だ。
その先生は、兄の腹の手術痕に手を当てながら
「この奥に固く凝り固まった小さな塊のようなものがあって
“憎い憎い…許さない許さない…”と言いつづけている。
そのせいで、人の優しさや暖かさを心に伝え
また自分からも優しさを伝達するためのパイプが細く細く狭まって
ほとんど感じられないようになってしまっている。
過去に誰かにひどい仕打ちをされたのだろうが
いい加減それらを許してはどうか」
と兄に言ったんだ。
兄は驚いて「それは先祖の祟りと関係があるんですか?」と尋ねた。
その先生は
「私は拝み屋ではないので、祟りや幽霊といったことはわからない。
だが人を許せるようにならないと、自分の心もいつまでたっても
辛いままだ」
と。
それに対する兄の答えは
「自分にされた仕打ちは絶対に許すことができない。
そいつが生きている限り、一生憎み続けてやる」
駄目じゃんorz
77:
最後。
この話に特にオチはない。
兄の攻撃的な性格は相変わらずだ。
俺は兄とは距離をとっているので、特に会話することもない。
兄も含め、うちの姓を継ぐはずの数少ない男は、いずれも結婚しそうにない。
ゆるやかに家が消えていくようなかんじだよ。
まあ、それも自然の流れだとは思っているが
先祖代々の墓の管理なんかはどうなるんだろうな。
長文スマソ
81:
兄ちゃん、可哀想す。家族も可哀想す。・゚・(ノД`)・゚・。
82:
>>81
ありがとうございます。
兄は今はかなり落ち着いて、仕事についています。
両親とは相変わらずぎくしゃくしていますが…
先祖の因縁云々というのは、本人にはなんら関係がないわけで
理不尽極まりないと思うのです。
86:
お化け屋敷
もう今から十年以上前の話なので記憶違いがあったらすいません。
小学校六年の卒業を控えた三月。卒業旅行ということで神奈川の某遊園地(今は廃園になってるはず)
にいった。友人六人くらいで。
その遊園地は(ソースはわからないけど)昔防空壕があったとか
戦争で亡くなった人が焼かれたとかそういったうわさがあった。
誰からきいたのかわからないんだけど自分のまわりの子達はみんなそう聞かされたと
いっていた。
三月といっても結構寒くて、それでもさびれた遊園地なのでそんなに人はいなく
みんなでわいわいしながらメリーゴーランドとか乗ってあそんでた。
そんで、お化け屋敷にいってみない?って話になったからいくことにした。
自分はそういった類のものは全然こわくなくて所詮作り物ーくらいにしか思ってなかった。
他の子は結構怖がりの子もいてみんなでがやがやしながら中に入った。
そのお化け屋敷っていうのが自分の足で歩いてくやつで足元にウォーターベットみたいな
感触のマットがあったり、煙がでたり、赤い光がでたり、マネキンみたいなお化けがでてきたりってやつで、
本物の人間はいないようなとこ。
お化けの人形もネット(っていうか金網みたいの)で仕切られているので実際にさわることはできなかった。
しかも通路は薄暗くて財布とか落としてもみつからないから気をつけてね!みたいなことを係りの人にいわれた。
88:
薄暗いどころかほぼまっくらで非常灯のあかりを目印に歩いていくって状態だった。
通路は一人しか通れないような幅で自分は前から三番目か二番目くらいになって一列であるいていった。
壁に手をあてながら。中は真っ暗に近いから当然自分の手足もうっすらみえるかみえないかってかんじだった。
私は全然こわくなかったんだけど、他の女の子が怖くなってきたらしく小学校の校歌wをすごい大きな声で
歌いだした。思わず笑ってしまったw
ほんとーーーーーに怖くなさ杉で自分は物足らなかったんだけど、出口も近づいてきたときに壁から出てる手を発見した。
青?緑ってかんじで光ってた。
やべーなにこれよくできてんじゃん!!と思った瞬間その手がにゅーっと伸びてきて私の右手をつかんでひっぱった。
すっごく冷たかった。しかも結構な力だった。
ほんとによくできていらっしゃる!!!と思ったんだけどいきなりレディの手をつかむなんて何事YO!
と思った私は左手でおもいっきりチョップをかました。
よくできていらっしゃるその青っぽい手は一瞬「え!?」みたいなかんじでびくっとした。
そんでそのまますーーーーっと壁に消えていった。
私はさびれた遊園地のくせに心憎い演出しやがるぜ!と思いながらそのまますすんでいって出口からでた。
89:
しばらくして私の後ろの子達の中にはは恐怖が頂点にたっしていたのが泣き出した子もいたけど、全員出口からでてきた。
こわかったねーみたいな話をしてて、私が「あの壁からでてきた手が良くできてたよねー!!!」
っていったら全員ぽかーんとした顔をした。
「手ってなに?そんなんでてこなかったけど?」って。
えーそんなはずは。だって私は手をひっぱられたもん!ということで係員の人にきいたんだけど
「そんなんないですけど」っていわれた。
そんでそこにいた子全員ギャーとか叫んでた。
もしかしたら係員の人がふいんき(ryをもりあげるために嘘をついたとか。
本当は中に変質者がいて小学生を狙ってたとか。
色々かんがえられるけど、あのままひっぱられていったら何処につれていかれたのかなーと思う。
以上です。
141:
>>89
それって向ヶ丘遊園じゃね?
今廃園だし、俺もそこのお化け屋敷に行ったけど記憶に無い…haha
194:
黒い人
一昨日の話。
夜友達A、Bと遊ぶ為に、俺はAと一緒にBの家に行った。
途中、公園を通るんだけど、公園で自転車に乗った人とすれちがったんだ。
俺は目が悪いから、自転車に乗った人を黒い人としてしか見てなかったんだけど、すれちがった時に腕が当たったんだ。
ヤバイと思って、後ろを振り返ったんだけど、誰もいない。
Aに「今人通ったよな?」って聞いたんだけど
「今?いたの?」
なんて言う。
俺ら二人共オカルト好きだから「幽霊かな?」なんて楽観視してた。
続く
195:
続き
とりあえず、急いで友達Bの家(マンション)に着いて、落ち着いてから普通に遊んだ。
しばらくして、外の階段に三人で煙草吸いに行ったんだ。
踊り場で話をしながら盛り上がって、部屋に戻るかってなった。
その時に俺、A揃ってひとつ上の踊り場に黒い足首が出て戻る(出して戻す?)所を見たんだ。
焦って顔を合わせてたんだけど、Bには見えてない。
「だからこうやって・・・」俺が説明する。
すると急にBのふざけ半分の顔が真剣になった。
俺「どうした?」
B 「いや、お前の手から黒いモヤが出てる・・・」
俺は焦って手を確認したけど、何にもない。
何だか三人共いやな気分になったんでこの日は解散になった。
俺は家に帰って考えた。
もしあの黒い人と足首が同一人物だったら?
公園より明らかに近付いている。また現れたら・・・。
以上が本当に体験した怖い話です。携帯からなんで読み辛いと思います。すいません。
244:
眼ェ返せ
16歳の頃でしたでしょうか 初夏で熱帯夜の日
こんな夢を見た
もやが掛かった河原を歩いていると人が二人争ってるのを見つけた
慌てて駆け寄ると 女が二人...いや、髪が長いが一人は男だった
着流し?に落ち武者みたいな長い髪だ
そいつが馬乗りになって女性の首を絞めている。 相手は....
「母さん!?」 私の母親だった
苦しそうにうめいている。私が「何やってやがんだ!」と叫ぶと男はこっちを振り向いた。
片方の目が潰れ、
耳と鼻が削ぎとられ 歯も何本か無い。
開いている方の眼で私をギロリと睨んだ。そしてこう言った
『カツサダに、カツサダに眼ェとられた、あと1つ、あと1つコイツからもらう』
再び母の方に向き、今度は握りコブシで母の顔面をガンガン殴り始めた。
何とかして母を助けようと思った私は、ハッキリとは覚えてませんが
咄嗟にこう叫んだ
「眼が欲しいんならウチの眼ェくれてやる!母さん返せ!」と
男は殴るのを止め、眼玉の無い顔をこっちに向け ニヤ?っと笑った。
そして母から手を離し、私に向かって飛び掛って来た。
視界は真っ暗になり、目が覚めたときには汗びっしょりだった。
それだけじゃない、私は起きる瞬間まで自分の左まぶたを自分の左手で
ガリガリガリガリ引っ掻き続けていたのだ。その痛みで目が覚めたんだ。
その日 眼球がパンパンに腫れ、眼科に行くハメになった。医師曰く
『失明の心配は無いが、レンズに傷が付いてるので視力低下は免れない』との事だった。
おかげで今も視力は1.5と0.3である。
245:
後日 お彼岸か何かで母方の実家に集まる事があり、
母はこんな話をした
「夢の中で知らない男に首を絞められて、死にそうになったんだけど
この子の(私)の『お母さん、お母さん!』って声が聞こえてフッと楽になったんよ」って
私は驚き自分が見た夢の話をした。
母はボロボロ涙を流しながら、祖母は嗚咽でしきりに謝り始めた「ゴメンなぁ ゴメンなぁ」って
そして祖母はこんな話を始めた。
母方の7、8代前の先祖に『カツサダ』という男が居て
藩の牢番の職につき、特に拷問の役を任されていた。
残忍な性格の男で、拷問の途中しばしば『事故』と称しては
罪人をいたぶり殺していたそうな
焼きゴテを当て、
両目を潰し、
爪を剥がし、歯を抜き、
耳や鼻を削ぎ落とし、
陰茎を切り取って罪人自身に食べさせたり
それはそれは陰惨な行いだった
『カツサダ』の死後も大いに祟り、一族内で凶事が続いたため
本家では毎年一回 地鎮祭というか厄払いみたいなのをやっているらしいんだが
あの年はたまたま婆さんが入院してた為に行われなかったのだ。祖母はその事をしきりに謝り
こう続けた
祖母が嫁に来た年、爺さんが26の時。たまたま結納時期と被り、その年もお払いをやらなかったそうだが
爺さんも私と同じような夢を見たのだそうな
246:
夢の中、祖父が河原を歩いていると両目の無い男が現れ
顔を鷲づかみにし「カツサダぁ 眼ェ返せ」と
祖父の右眼をえぐり取っていった。
そんな夢だ
その時期から爺さんは白内障を患い始め、半年の間に右目は失明してしまった。
生前祖父の白く濁った右眼を何度も見ているので周知であった。
「『両目の無い男』って言うたよねウチの夢では片方あったんやけど」
愚問だった。婆さんは当然のごとく
「そりゃ片一方は爺さんの眼だぁな、目ぇ覚めるに男が『次は左眼を返してもらう』て言うたんだと」
「○○(私の名前)には悪いことをしたがぁ、両目が揃えばもうアレも出ぇへんやろう」
私は震えが止まらなかった。
視界が真っ暗になり左眼の痛みと共に目覚める瞬間 あの男は確かに私にこう囁いたのだ
『次は耳を返してもらう』 と
きっとまた夢の中にあの男は出てくるんだろう
私の子供か、それとも孫の代か、
今度は両目が揃った、耳の無いアイツが
眼 耳 鼻 歯 命
奪われたモノを全部取り返すまであの男は夢に出てくるんだろう
カツサダの子孫を恨み続けるのだろう
子孫?
「ハハ...ザマぁ見ろ!」 私は独り毒づく
  私は ゲイなんだ。
258:
>>246
面白い
271:
引っ張った
んと、身近な人間がよく死にます。つか死が身近なのかも。
うちの一族霊感ってか勘がよすぎて、漠然とだけど「やっぱり」というのがある。
最近よく眠れなくて、この間から体調も悪い。
ふと目が覚めて時計を見ると5時になったくらい(外は少し明るくなってきた)
部屋の右端にベッドを置いているのだが、まどろみながらもう一度寝ようとしたら
左耳に自分のとは違う寝息が聞こえてきた。隣に寝ているくらい近い。
いるわけがない、視界の端には誰もいない部屋が見えているのだから。
特に何があったわけではないが、この程度なら日常の範囲内だったりする。
そういや今住んでるところ、自殺した人がいたんだっけ・・・
従姉妹が泊まりに来て「ここで死んだ人がいるね?」夢でみたそうな。
死んだ人が淋しくて身内を「引っ張る」というが、身近に2件ほど。
一つは田舎のとある家で。
子供が幼くしてなくなったのだけど、就学前で教科書とかが残っていた。
一緒に荼毘に付さずに妹に使わせていたら、ほどなく妹がなくなった。
親が立て続けに子供を亡くすのでみてもらったら「子供が自分に買ってもらった
教科書を欲しがっていて(妹が使うのを)許してない」と。慌てて燃した。
末っ子は死なずに済んだ。
職場の上司が休止した翌年、息子さんが亡くなった。
一周忌が来る前だったらしく地元では「引っ張った」ともっぱらだ。
275:
>>271
引っ張った、っていうのあるのかな。
ウチのじいちゃんが死んだ2ヶ月後、父親も急死。
そしたら、隠れてた借金が出てきた。
悪い言い方をすれば、そのおかげで負債が大きくならずに済んだらしい。
276:
オービス
27 :22:
そんでは遠慮なく書きます。
まぁ俺はトラブルが発生した為、大船にある某電機メーカー工場へ向かって
打ち合わせなりなんらり済ませて自宅へ直帰(青葉区まで。この時点でPM10:00頃だった記憶が)
する予定だった。普通なら横横乗って東名で青葉インターってパターンなんだが、その日に限って
なんか寄り道したい気分になった。それでも次の日に差し支えると思って帰ろうと横横に乗った。
あれは確か日野のインターだったと思うが(某メーカーには殆ど行かない為記憶が曖昧)乗って暫くしたら
営業車(SUNNY)が遅くなった。登りだから遅くなったんだなぁと思っていたのだが
どう考えてもパワーが出ていない感じになった。それでも普通に走るから無視していた。
そんで料金所に着き、保土ヶ谷バイパスへ向かえばいいのだが俺は何をとち狂ったか首都高・湾岸線方面に向かって
しまった。(この時点で自分がムショウに怖くなった。死ぬかもしれない!って動物的勘で思った。)   
しかも意識はあるのに気分が高揚してしまい(ROCK MUSICを聞く感じなのかな?)
SPEEDも出したくなり120?くらいで走っていたと思う。(会社勤めの人ならわかると思うが度超過違反を犯すと後々面倒な為、普段は絶対
に度には気をつける)
そのまま横羽線に突入し川崎辺りで目の前が真っ赤になった。
一瞬なんの事かと思い我に返る。そこで自分が今無謀な運転している事や川崎にいる事を知り、汗だくになりながら
家に帰ろうと思った。(この時点でオービスの事はまったく考えていなかった)
怖くなって嫁に電話をしたのだが、嫁は酔っているの?とかまったく意に介していない様子。
俺自身が何故意味も無く川崎にいるか?が一番自分で知りたい事なのだが・・・
続く
277:
28 :22:
それから1週間位何故なんだ?と考えながら精神科に行く事に決めた。
特段体調の変化なども無い為、診断はもちろん異常無し。
(精神科に行ったのが保険使用明細でバレる事を承知で行った)
それから3週間経過し、会社宛てに警察から手紙。内容は横浜500○○が違反したから運転してた奴来いとの事。
もちろん俺が違反犯したのだから行くわけだが・・・
東神奈川の交通機動隊かなんかの建物に行き、違反の手続きをしてもらうのだが相手の警察官が写真を出して不思議そうにしている
「当日運転してたの○○さんだよね?ちょっとこれ別人じゃないの?」と言われ俺も写真確認。
うん。ビックリしたね。俺の顔がまるで般若みたいになってました。しかも口元笑ってるし、目元なんてヤバかった。
普段の俺の顔では無かった。でも自分には間違いない為、警察官に説明。たまたま同じ柄のネクタイもしていた為、渋々違反について
説明される。自分もあの時の原因が霊的現象と関係あるの?みたいな気持ちになり、色々と警察官に質問。
聞き出した内容としては
?オービスに変なのが写る事はある。一応カメラ反応したら確認しなきゃいけないらしく
 そういった写真は誤作動という名の霊現象かも・・と含みを持たせて話してくれた。
?事故現場などは悲惨な状況な時もあり、気持ち悪いらしい。死体処理みたいなのはあんまり
 しないが、後処理は結構手伝う模様。どんなにグチョグチョでも医師の死亡確認があるまでは
 生きてるかもしれないという事を前提に業務を行っている為、救急隊員がシンドイかもと言ってた。
とまぁ免停になり罰金も10万くらい払ったのだが、未だに般若の顔については原因は分からない。
こうやって休日前日にオカルトみたいな所で似たような人が居ないか探している。
川崎辺りでそういう事が多いならなんとなくは納得できるのだが、自分自身に何か問題があれば
対処方法を知りたい。
こんななったお陰で毎日般若心経を唱える日々。無駄?に仏教とかにも詳しくなった。
オチというか怖くはない話だと思うがこういう経験した人いたらレスして下さい。
長文スマソ
290:
警告音
先日、沼津の友人の所に車で遊びに行ったんだが、帰りが深夜になったんだよ、
当然帰りも高なんだが帰りは246で都内に帰った、なぜかと言えば次の日が休み、
あと最大の理由は歩行者を電波で感知して警告音を鳴らすという装備を試したかったと言う理由です。
ICの手前を右折して走行するも深夜の為か歩行者がいなくて、あ?次で高に乗るか?
と思いながら走っていたら歩行者発見!警告音キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
すげーな!で高を使わず一般道直進w しかし、深夜の為かその後歩行者なし(´・ω・`)
その時です、目視で歩行者発見ーーーん、ん、ん、警告音鳴らないぞ?
オイオイなんだよー警告音も鳴らないしプンプン、役にたたねーじゃねーかよ、減
で横を通る時にその歩行者を見たたら下半身がないんですよ・・・上半身だけ・・・
次のICで高に乗って帰ったんだが、いまでも俺の錯覚だと思うようにしてます。
291:
>>290
場所はどの辺?
293:
>>291
御殿場から大井松田の間で清水橋の前後だったような気がするんだが・・
正確な場所は頭が白くなったからよくわからんが、ETCの記録は大井松田から
高に乗ったのは間違いない。
295:
家出
(1)
俺は今まで悔いを残さない生き方をしてきた。
つまり、とりあえずやりたいことは全部やろうって事だ。
自衛隊にも行ったし、強盗もしたし、ごついナイフを懐に仕舞い込み夜の工業地帯を徘徊したこともあった。
まぁ、今になって思えばどこか病んでいたのかも知れないが…。
これから書くことは、まぁ、そんな中で体験した一つ。
怖いかどうかは、そっちで判断してくれ。
もう何年前になるだろう?
俺は過去に一度だけ家出をしたことがある。虐めとか色々あって生きているのも嫌になっていて。
だけど死ぬのは怖いから、とりあえず見知らぬ場所にでも行ってみようと思ったんだ。
行き先は、どこでも良かった。ただ地元から少しでも離れたいから所持金で行ける限界をと考えたら、静岡県の富士樹海に向かってしまっていた。
行きは何も問題がなかった。
ローカル電車の車窓では街と緑の風景が代わる代わる流れていて、裸の大将を彷彿させるような、そんな雰囲気に身を任せていれば鼻歌の一つも飛び出すといった具合で、ともかく安らいでいた。
電車を降りて、まず向かった先は霊山なんて看板の掲げられた場所だった。
木々の鬱蒼と生い茂る小高い山。日の沈む前に到着した俺はここで野宿しようと思ったが、結果として出来なかった。
枯れ草を拾い集めて火を起こす度に雨が降ってきて、瞬く間に焚き火は消されてしまうのだ。
火を起こしては雨に消されるといった循環を三回ほど繰り返して、ようやく「ここには神様か何かいるんだろうな」と思い至った俺は場所を変えることにした。
296:
(2)
それから数十分。
天気は曇っていたが、まだ辺りは明るい。
明るいうちなら獰猛な野犬の群れに襲われることもないだろうと樹海に入ることにした。
途中で近所の小学生から「死ぬなよ?」と叫ばれたり、赤い数字の記された石とそこへ供えられた花を発見したりもしたが、気にせず直進。
さらに数十分後には日中でも薄暗くジメジメした森の中にいた。
森は暗かった。いや、本当に同じ日の光が差し込んではいても、森の外とでは明るさが違うのだ。
それで雰囲気だけで怖くなってきた俺は逃げるように来た道を引き返し、森の外に出たはず……。
しかし帰り道が違っていたらしい。
来た道を引き返したはずなのに、見覚えのない道路に俺は出ていたのだ。
その道路の先には小さな石造りの鳥居があって、奥には古ぼけた社があった。
障子張りの木製引き戸を開けて中を覗けば、埃の積もった床板と、意外としっかりした壁(土壁だが穴とかは無かった)が見えて、奥には何かを祀ったような祭壇が蜘蛛の巣まみれになっていた。
その頃の時間は、確か午後の六時過ぎ。
俺は屋根と壁のある場所なら夜になって野犬に襲われることはないだろうと、怖くとも中で一夜を過ごすことにしたのである。
季節柄そうなのか、樹海周辺がそうなのか、辺りが暗くなるのはあっという間だった。
荷物の中に懐中電灯は入っていなかった。ただ自衛のため(もしくは自殺するため)に持ってきた特大ナイフを握りしめて、予想もしていなかった寒さの中、毛布にくるまっていた。
それから旅の疲れで眠ってしまったらしく、目を覚ましたのは夜の十時を過ぎた頃。
なぜ起きたのかといえば社の外で何か物音がしたからだ。
こんな時間に何だろう?不審に思って耳を澄ませると、トン、トン、トンと、まるで手鞠でもついてるような規則的で軽快な音が響いている。
辺りに民家はなく、なので当然周囲に明かりはない。
こんな夜遅くに、こんなへんぴなところで遊んでる子供なんているのか?とか考えつつ、引き戸をほんの少し開けて外の様子を窺う。
戸の隙間から見えたのは一面が真っ白な景色だった。
深い霧が出ているんだ。俺はそう思って、つまり物音は幻聴かそうでなければヤバい物だと判断して引き戸を閉めると、再び毛布にくるまって、寒さに歯をガチガチいわせつつ目を閉じた。
297:
(3)
それからしばらく眠っていたと思うが、再び目を覚ましたのは午前の二時だった。
俺は最初、自分の状況が分からなくて、上半身だけ起こすとぼんやりしていたが、不意に誰かの靴音が聞こえてビクリとした。
靴音は、運動靴ではなく草履のような「じゃ、じゃ、じゃ」といった物で、やはり子供のような身軽さに思えた。
音は先刻と同じ場所、社の正面。鳥居のあった場所辺りから鳴っている。
俺は寒さに鳴りやまない歯もそのままに、再び引き戸を開けて外の様子を覗き込む。
しかし、やはり霧が出ていて視界は真っ白。
我ながらヘタレだと思いつつ。俺は何も聞かなかったことにして引き戸を閉めようとする。
だが閉めようとしたほんの僅かな隙間は、力を入れても動かなかった。
なんで?と混乱する俺。
色々と嫌な想像をしてしまって白い隙間の奥から目が離せない。
三分か、五分か、金縛りに遭っているわけでもないのに恐怖で身動きできないでいると、不意に戸の隙間に広がる景色に変化があった。
白い部分に誰かの影が差したのだ。そいつはぜぇぜぇと苦しそうな息をしていて、なのに目とか口とかは影になっていてよく見えない。
ふ、ふ、ふ、ふ。
女の笑い声?もしくは呻き声が聞こえた。
寒さのせいか全身に鳥肌が立った。背中に粘っこい汗が流れるのを感じた。
俺は手だけを動かして床を探り、置いていたナイフに指が触れた瞬間に掴みあげた。
「俺に何かしたら殺す、お前が幽霊でも殺す、死ぬまで殺す、だから入ってくるな!」
と、叫んだつもりだったが、心底ビビッていた俺の口から出たのはもごもごした呟きだけだった。
だが向こうは察してくれたらしく、影は気配と共に消え失せた。
大人しく帰ってくれたらしい。俺は今度こそ戸を閉めて、眠った。
298:
(4)
それから安堵も手伝って午前十時頃まで眠っていた。
目が覚めてから、俺はとりあえず引き戸を少し開けて、外に何か居ないことを確認すると早々荷物をまとめて表に出た。
怖くなったので家に帰ろうと思ったのだ。
(この時は自分をヘタレだと思ったが、今は後悔していない)
道路を延々歩き回って、発見したコンビニでおにぎりを二つ買って食べて、民家の水道を勝手に飲んで(あのときのおばあちゃん、饅頭ありがとう。あの味は今でも覚えてます)
そして駅に到着した俺。
しかし、ここで問題があった。
当初『持ち金で行けるところまで』と来ているので、帰りの電車賃が無いのだ。
俺の家は大阪府。ここは静岡県。どうしようかと悩んだ挙げ句、一つのアイデアを思いつく。
無賃乗車、つまりキセルするのだ。幸い、当時の俺は切れかけの定期券を持っていて、地元まで戻って来れば改札は抜けられる。
しかし急行などでは乗務員による切符の確認があるはずなので、あくまでもローカル線で行かなければならない。
だから怪しまれないようにと二百円くらいの切符を買って電車に乗ると、心臓バクンバクン言わせながら大阪へとむかったのだ。
ナイフはギリギリ銃刀法違反に引っ掛かるくらいの長さ?(刃渡り24?)だったし、そのうえ無賃乗車ともなれば、見つかったらただでは済まないだろう。
俺は社での一夜よりも、むしろ車内で過ごす時間に恐怖を覚えていた。
おわり
299:
>>298
樹海があるのは山梨県だよ、どこに行ってたの?
327:
バイク便事故り過ぎ
940 :774RR:2006/05/21(日) 22:40:12
バイク乗ってる時に俺の前方を走ってるバイク便の
ライダーの姿が突然消えて、バイクだけが走ってるように
見えることがある
18で免許取ってから16年間で4回見たんだが、そう見えた
直後にそのバイク便は右直とか脇道からの飛び出しとか
進路変更の巻き込みとかで必ず事故ってライダーが死ぬ
3回目でさすがに気持ち悪くなって病院で検査したり
お祓いしてもらったけど4回目があって諦めた
出来の悪いオカルト漫画みたいだが、俺の目には何が
いるんだろうか
329:
テープレコーダー
14年前、家族全員が日帰りでまる一日家を空けたことがあった。
当時小学生だった俺は興味本位で姉ちゃんと一緒にテープレコーダーを
家の書斎と寝室に設置し、留守中録音していた。
夜遅く帰宅して翌日、学校から帰ってきたら姉ちゃんが血の気の引いた青ざめた顔をして
玄関に突っ立ってた。「これ・・ちょっとあんた聴いて見て・・」
俺が恐る恐る何か残ってたの?と聞いても姉ちゃんはその場に座り込んじまって、泣き出してしまった。
意を決して近所の公園で友達3人集めて、聞いてみることにした。以下、録音されてた音声です。
寝室、録音開始。しばらく無音。16分23秒を回ったとき、突然誰かがフローリングの床をスリッパを履いて走り回っている音、
何かが床に落ちた音。カーテンを開けたり閉めたりする音が1分くらい続く。水が排水口へ吸い込まれるようなコポコポ音。まだ
録音されてたけどこれ以上は聞く勇気なんて残ってなかった。隣で聞いていた友達もみんな暫く何も言葉がでなかった。テープ
をもはや1分たりとも長く持っていたくなかったんで、友達とその公園の砂場に埋めた。
問題の寝室(書斎のほうは何も録音されていなかったらしい)
は祖父母の寝室でした。本当に体験した実話です。今でも当時の同級生
と再会するとこの話をしません。4人とも意識的にさけています。姉とも暗黙の了解でこの出来事に関して一切口外しないことに
しています。
340:
白い球
ここ5?6年続く体験なのですが、たまに夜中の3時に目が覚めるのです。
その時に部屋に無数の白い球のような煙のようなものがフニャフニャ飛んでます。気付いたらそれを無意識に必死で掴み取ろうとする自分がいるのです。
またか…なんなんだ…
と我にかえると白い球は窓からスゥっと逃げていくように消えます。
最初は寝ぼけているのかと気にしませんでしたがこう毎回体験すると、あれは夢でもなく寝ぼけてるのではない思えるのです。あの白い球を知っている方、同じ体験をしているかたいませんか?
いきなりの体験談失礼しました
345:
トラックの運転手
彼氏から聞いた話ですが。
彼氏はトラックの運転手をしているのですが、鹿児島のとある峠を通り
かかった時の事です。その峠は、地元の方でも夜はめったに通らない、
いわゆる「出る」ことで有名な場所でしたが、幽霊などまったく信じていない
彼は、車もいないし目的地まで早く着けるからと、普段からその道をよく
利用していたようでした。
その日もいつも通り峠を越えていたところ、バックミラーに明るい玉のような
ものがチラッと見えたかと思うと、その玉がもの凄いスピードで彼のトラックを
追い越していったそうです。トラックのスピードはだいたい80km位出ていた
そうなのですが、その光る玉は一瞬で見えなくなるほどかったそうです。
我に返った彼は、急に恐ろしくなり、死に物狂いで鹿児島市内までトラックを
走らせました。そして信号待ちをしていると、横に2トントラックが停車し、
窓を開けた運転手が彼に話しかけてきました。
2トン:「あんた見た?」
彼氏:「み、見た!!」
2トン:「俺あんたの後ろ走ってたけど、あの玉ずーっとあんたのトラックに
  ついてきてたよ。」
 それから、彼氏は荷物をおろしたあと、寝ずに家に帰ったそうです。
・・・あんまり怖くなかったかな。私は怖かったんだけど。
346:
部屋の中の男
私は大学時代に一人暮らしをしていました。
友達もできずに毎日一人きりの生活でした。
あるひバイトからかえると部屋の中に一人の男がいました。
人間とは思えない感じですが、幽霊とも思えませんでした。
ニコニコと笑って私を迎え入れてくれました。
私はそいつに向かって毎晩はなし続けました。
学校で一人なこと、友達ができないこと、寂しいということ
そいつはニコニコ笑って聞いてくれました。
毎晩いるので毎晩はなしました。
あるひその男が私の体に触れようとしました。
気がついたら朝でした。
電話の呼び出し音で起きたのですが、知らないやつの名前が表示されていました。
不思議に思いながらも電話を取ると彼は
「なにしてんだよ、早く濃いよ」
と親しげに話してきます。
347:
全く分からないまま学校に行くと、みんなが私に声を掛けてきます。
今までは私なんか無視していた人たちが…
あまりの状況に吐き気を覚えました。
それどころか、彼女という人まで現れました。
よくよく日付を聞くと1週間が過ぎていました。
みんなはいつもと違うと言います。
怖くなり家に帰りました。
そいつはニコニコ笑って座っていました。
どういうことなのか?
たずねても笑っているだけなのです。
最初は1週間だったのに今では1年過ぎています。
朝起きると妻がいます。娘もいます。
会社では重要なポストについています。
でも私のやってきたことではありません。
だれか助けてください。
402:
ポスト
前にバイトしてた店で体験した話。
普段は2人でバイトに入っている日だった。しかし、その日は
ちょっとした事情で、オレ一人だった。
いつもなら二人でやる仕事を一人でこなしたオレは、めちゃめちゃ疲れて
ぐったりしながら店を閉めて、外に出た。
その店はレンタルビデオ店で、営業時間外の返却用に返却ポストが外に用意してあった。
営業時間中はポストが使えないようにしてあるから、中の鍵を開けてあるか
最後にポストの入り口を突いて、ポストが空くことを確かめる。
その日は、なんとなく…本当になんとなくポストを覗いた。
中の誰かと目が合った。
それから家の近くのコンビニまで必死に走った。
次の日、確かめてみたが何の異常もなかった。
410:
目隠し鬼
幼い頃、祖母の家に行くと奥の間というところで遊んでいた。
奥の間はとても広く、家具が置かれていないので客間としても
使われていたのだが、遊ぶには適した場所だった。
その日は年上のイトコも来ていて、一緒に遊んでくれた。
祖母の手拭いを借りて目隠しをして、目隠し鬼をすることになり、
ジャンケンして俺がはじめに鬼をすることになった。
何も見えない恐怖と緊張、耳だけが敏感に音を拾う。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」イトコの声がする方に手を
伸ばしながら歩き回る。二人とも笑っていた。そのうち、変な感覚に
陥った。笑い声が、イトコのものなのか、自分のものなのか、
知らない誰かなのか。感覚が混ざり合うというか、とにかく変だった。
イトコのものらしき声が近くに、と思うと遠くから聞こえる。
とにかく声の方へ、と思って足を動かすと、突然冷たいものに触れた。
突然足がうまく動かなくなった。走りたいのに走れない、夢の中に似ていた。
気づけば、誰かが手を掴んでいる。「●(イトコ)ちゃん?」呼びかけても
耳元でクスクス笑う声が聞こえるだけだ。甲高い女の声だった。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」楽しそうに笑っている。俺の身体はもう
自分の意思では動かなかった。
411:
「○○(俺の名前)!」突然イトコの声がして、目隠しが外された。
「なに、かくれんぼに変えるん?」イトコは笑っていた。
なんと、俺は押入れの中に入っていたのだ。どっと汗が吹き出し、
涙があふれ出た。何が何だかわからなかった。
イトコは途中で母親に呼ばれ、俺に向かって「ちょっと待ってて」と
言ったのだが、俺は部屋の中央をぐるぐる回っているだけで返事を
しなかったので、すぐ戻るからいいか、と思って放置して出て行ったのだという。
もし、イトコが戻ってくるのが遅かったら、俺はどうなっていたのだろうか。
俺が押入れに入っていたことを聞いた祖母は驚いて、
「まあ、あの渋い戸をよく開けられたねえ。ばあちゃんより力持ちだぁ」
なんて笑っていた。少なくとも子供の俺よりは力があった祖母でも
押入れの戸を開けるのは難儀だったのだ。しかも俺は押入れの上段にいた。
あのときはまだ上段には一人では上れなかったのに。
俺に何が起こったのか、どうなろうとしていたのか、わからない。
祖母の家の奥の間は、ひんやりとして薄暗く、今でも苦手だ。
467:
今夜はさみしいですね(つД`)
469:
>>467
不思議な香り
さみしい夜の暇つぶしにひとつ。
高校時代私には友達がいた。
友達と言っても時々お昼を一緒に食べたり遊びに行ったりする程度の友達。
その子はサンローランのベビードールが好きでよくつけていた。
(化粧や香水をつけてくるのは禁じられていたが、守っている人のほうが少なかったw)
ある時からその子からベビードールに混じって不思議な香りがするようになった。
甘いような苦いような妙に鼻につく…不思議な香りだった。
その香りは日を追うごとに強くなり、ある日を境にベビードールの香りは消え
その子からはその甘く粘っこい不思議な香りしか香らなくなった。
それは花の香りでもなければ果物の香りでもないような…強い印象だが正直どこか不快な香りだった。
あまりにもニオイが強いので、ある日思い切って彼女に
香水少し控えめにしたほうがいいんじゃない?それと私は前のベビドのほうが好きだったな
と、言ってみた。
すると彼女は怪訝な顔で私を見た。
「私、ずっとベビードールから香水変えてないけど」
Σ(゚д゚lll)エ!香水変えてなかったのか!でもじゃあの甘い香りは一体なに…?
470:
首を傾げる私を置いてその子はさっさと帰ってしまった。
その発言が気に障ったのだろう、以来、彼女は私を避けるようになった。
私が彼女の訃報を聞いたのは、それから二週間後のことだった。
亡くなった直後、葬儀の時は事故死とされていたが、しばらくたつと
どこからともなくあれは自殺だという話が流れ始めた。
住んでいた自宅マンションの7階から飛び降りたのだと…。
この話を聞いて私は胸を痛めた。
大して親しくない友達とはいえ、一緒にいてどうして彼女の悩みに全然気がつかなかったのだろう。
そしてそんな心理状態にある彼女にどうしてあんな無神経な発言をしてしまったのだろう…
私はその場で手を合わせ、彼女の冥福を心から祈った。
471:
二年がたち私は大学生になった。
この頃は料理も覚え、食事を作るのが楽しくなった。
そんなある初夏の日、私は覚えのある香りを嗅いだ。
妙な粘っこさのある甘いあの香り…
そう、それは高校時代の友達が漂わせていたあの香りだった。
……なにこのニオイ…一体なんなの…?
奇妙な既視感に囚われながら、私はニオイの出所を探した。
その香りは部屋の床に放り出してあるバッグから漂いだしていた。
あ!そういえば5日前鳥ひき肉を買って確かそのままにしていた!
慌ててバッグを探ると、子ハエのたかった5日前の鳥ひき肉が出てきた。
そして私はあの友達から漂っていた香りがなんだったのか知った。
あの甘くて妙に粘りのある不思議な香り…。
それは腐臭だった。
477:

ネタを編集してたら、世が明けそうだぜ。
ちっと長文だけど仕事行く前に、投稿しとく。
学生時代、スキー教室で菅平に行った時の話だ。
オレは都会っ子でな。今までスキーなんかやったことねーし、
そもそも壁みてーな雪自体みたこともなかったよ。
昼前に旅館について、まず自室に荷物を運んだ。
そのあとは飯だ。まぁ、そこそこうまかった。
飯を食い終わったら、そのままゲレンデにバスで直行。
旅館から10分くらいだったかな。すまねーが名前は忘れちまったよ。
ゲレンデの入り口にゃデカい建物があって、そこで全員スキー用具を借りるんだ。
装着が終わった班から、インストラクターについて滑りに行ったよ。
つーか軽度の高所恐怖症だったからかもしらねーが、リフトってジェットコースターより怖かったぜ。
そのまま日が下がってくる頃まで、ヒィヒィ言いながらスキーしてた。
それがきっかけでショートスキーとかやるようになったから、スキー教室って結構教育上重要なのかもしんね。
集合時間が迫ってきたこともあって、インストラクターから帰りの指示があった。
後に列をなして、8の字走行でついて来いってやつ。
最初に集まった建物からちょっと離れたとこで傾斜は無くなってるから
そこからは担いで歩いた。
478:
そのときなんだけど、前方の建物の屋根のふちに妙なものが見えたんだ。
当時は今ほど目が悪くなくて、裸眼で0.6前後だったんだけど、
白い屋根のふちんとこから、なんか真っ黒いのが飛びでてんの。
近づくにつれてだんだん造詣がはっきりしてきてな。
建物下につく頃にはなんだか分かったよ。どうも手みたいなんだよね。真っ黒い。
同じ班のやつに言ってもみえねーらしく、馬鹿いってんじゃねーみたいな態度取られたっけ。
生徒が全員集まって、先生が前でなんか話してるんだけど、意識と目線はずっとそれに行ってた。
だって明らかに手出し、微妙に動いてるのも気持ち悪かった。
そしたら突然その手がうねって伸びたと思ったら、屋根から生えてる氷柱が横にずれるように落下してきて。
「あ????」って声上ちゃって、みんな一斉にこっちみたけどそれどころじゃねーし。
氷柱が落ちてきた場所にはほかの学校の生徒が集まってる最中で、
みんながこっちに注目して時には女の悲鳴が聞こえたよ。
どうも女生徒に当たったんだかで大騒ぎ。1m近い氷柱がぶつかったんだから重症だったのかもしれね。
通常ああいうとこの屋根下は危険だから入れないようになってる。もちろんその建物もなってたよ。
ただ氷柱が落ちてきたのはそこから4.5メートル横行ったとこ。普通はそんな事故起きるはずねーし
そもそも氷柱が縦じゃなく、根元のほうを頭にして落ちてくるなんてのは絶対にねーよ。
その子が骨折くらいですんだらしい、死ななくて良かったよ。
ちなみに悲鳴が上がってから、上を見直したらもうその腕はもう無くなってた。
479:
階段
ドン。
ガキの頃階段から転げ落ちた。当時住んでいた家は古い木造住宅で
階段は急、さらに下りきった正面には柱が立っており、その柱に
頭から突っ込むハメになった。
音を聞きつけ、当時同居していた祖母が部屋から出て来る。
俺を発見するなり叫び声を上げ、両親を呼ぶ。父と、幼い妹を抱えて
母もやってきた。みるみる広がっていく床の血溜りで状況を察した父は、
俺を抱き上げ必死に俺の名を呼んでいる。母がどこかへ駆けだした。
今思えば、救急車を呼ぶため電話をかけに行ったのだろう。
俺の頭を押さえる父の手の指の間からは、暗い色の塊が床へ滴っていた。
480:
その光景は今でもはっきり覚えている。
おろおろするばかりの祖母。
厳しかった父が俺の名前を呼んでいる。
声が少し震えているような。
泣いているんだろうか。よく聞き取れない。
母はいない。まだ電話をしているのかもしれない。
不思議そうな顔で「俺」の方を見つめている妹。
ふと気づく。
何かおかしい。
家の中はこんな灰色がかった色だったろうか?
なぜ目の前で叫んでいる父の声がこんなに遠いんだ?
家族は皆 俺 を取り囲んで騒いでいるのに、妹はなぜ
「俺」を見つめているんだろう?
あぁどうして「俺」は「こんなところ」から家族を眺めているんだろう?
 俺 は階段の下で血を流して倒れているというのに!
481:
その瞬間、恐怖が襲ってきた。
死ぬ。自分は死ぬ。
当時、霊だの魂だのといった概念は当然理解していない。
超常的なものに対する知識と言えば、せいぜい「オバケ」くらいのものだ。
だから直感的に悟ったんだ。「俺」はさっきよりも高い場所にいる。
このまま昇ったら死んでしまうんだと。
さっきよりも視界から色が失われてきている気がする。寒い。
なんとか家族の元へ戻ろうとした。焦燥にかられながらもがく。
宙を泳ぐように身体を動かしているつもりだが、
一向に近づくことができない。そもそも身体が動いている感覚がない。
身体が「ある」感覚がない!
482:
すると、ぼーっと「俺」を見つめていた妹が唐突に口を開いた。
「おにた!」
(おにた = おにいちゃん)
視界が暗転し、落下するような感覚があった後、意識がなくなった。
次に覚えているのは、病院のベッドの上で見舞いに来た友達と話している
シーンだった。頭に包帯を巻いた俺と見舞いのみんなで撮った写真は
今でも実家にある。
その後順調に回復し、今も何事もなく生きているわけだが、
あの時妹が呼んでくれなかったら、きっと俺は死んでたんだろう。
見える妹GJ。助かったぜ。今度帰ったら飯でもおごってやるか。
今でもわからない事がひとつ。
あの時階段の上に独りでいた俺の背中を突いたのは誰だったんだろう?
483:
ドアノブ
つい最近の話
深夜にトイレに行きたくて目が覚めた
1Kのユニットバスのトイレに向かう途中玄関の鍵が開いてることに気がついた
男の一人暮らしだからそこまで神経質に鍵を閉める習慣がなかった
何気なくガチャッと鍵を閉めるとドアノブがゆっくりと元に戻った
どうやら誰かが音を立てないようにゆっくりとドアを開けようとしていたらしい
それ以来部屋に入ったらすぐに鍵とチェーンロックをかける習慣が身についた
484:
>>483
怖いなぁ。
私は、帰ってきたら向かいの家のドアノブが下がったままなのに気づいた。
覗いてみてるのか!?いきなり開けてきて、襲ってきたらどうしようとか、ガクブルだったよ。
家に入ってドアスコープで覗いてみたら、一瞬ドアを開けてゆっくり戻っていった・・。
588:
たりもるこ
八月くらいだったかな、東西線の西船橋駅で電車待ちしていた時の事なんだけど・・
ちょうどその時東西線乗り場とはちょっと離れた総武線乗り場の方で飛び込みがあったんだ、キキーッ!ていう激しいブレーキ音とブーーッ!ていうクラクション?が鳴って、向こうの方でガヤガヤやってるから
『ああ、飛び込み自殺かな?』って思って階段上がって総武線のホームまで見に行ったんだ、電車はホームの半分ほどで止まってて、人が集まって不謹慎な事に携帯のカメラで撮影してる人もいた
ちょっと離れたところから電車の下を覗き込んでみると電車の下から引かれた人の手がニョキっと出て筋肉の何かの運動なのか必死にグー、パー、グー、パーと繰り返してた
『うわぁ・・』と思って目をそらしたらちょうど俺の横にいた青の服着た清掃のオバちゃんの顔が目に入ったんだ
そのオバちゃんが物凄いにこやかな顔してるから『不謹慎だなぁ・・ちょっとおかしいんじゃないのババア』と思ってたら、『たりもるこ』と意味不明な言葉言ってモップとバケツ持ってエスカレーター上がっていったんだ
『なんだったんだ?あのババアは?』と思ったけど気を取り直してもう一度電車の方
590:
見てみたら駅員やらなんやらがたくさん集まってきてたからもう東西線の方に戻るか、と思ってエスカレーターに乗って上行ってたら途中で階段下りていくさっきの清掃のオバちゃんが見えたんだ
『は?また?どんだけ死体が好きなんだよ』と思ったけど興味が無いのでさっさと東西線に戻って電車待ちしてたらすぐに快電車きたんでそれに乗り込んで席に座って目の前見たらさっきの清掃のオバちゃんが東西線のホームにいるのが見えた
『今度はこっちか、さよならババア』と心で念じてたら電車のドアが閉まって電車が出発した
そしてすぐに電車が急停車してアナウンスが流れた、『ただ今、人身事故が発生しました』
592:
『はぁ!?今度はこっち!?』と思ってキョロキョロしたけど当然電車の中だし状況が分かるわけない、電車のドアも開くわけもないので仕方なく座っていたんだ、そうしてしばらくしたら、やはりたくさんの野次馬の中でホームを歩く清掃のオバちゃんの姿が見えた
『やっぱりおかしいよあのオバちゃん』と思ってたらオバちゃんの姿がいきなり消えた
『ん?いなくなった?』人込みに紛れて上行ったかな?と思ってたらオバちゃんがさっき来た方向からまた歩いてきた
『?なんでまたこっちの方向から歩いてくるんだ?』左方向から右に抜けたのにまた左方向からくるわけないだろと思った
一時間くらいして電車は出発して目的地の浦安駅に付いて電車を下りたらさっきの清掃のオバちゃんと同じ服着た人が二人一緒にホームのガム取りしてた
その人達の横通り過ぎる時、その人達が言っていた、『西船橋担当の○○さん電車にひかれたって?』『そうらしいな、事務所に電話きたから』
あのオバちゃんは・・・
599:
ストーカー
先月頃の話で一応実話。
俺が住んでるアパートの向かいの家(一軒家)の駐車場の住みに
怪しい男が佇んでる事がしばしばあった。
その男は虚ろに家の中を覗き込むようにして立ってる。
見た目は中年のニート風、ってかそうとしか見えず、
ストーカーだと思って警戒してた。あまり頻繁に見かけるようなら
警察呼ぼうとまで考えていた。
ある日、夕方から仕事だった為アパートを出て駅へ向かおうとしてたら
またあの中年ニート風ストーカーがいた。ただいつもと違う所は
今日は家の中を覗いてるんじゃなくて俺をじっと見てる。
目が合ってしまい、寒気を覚えたので俺は目を逸らし駅へダッシュした。
600:
その日の夜、ニュースでニートの話題があったので
例のストーカー男の事を思い出し、一緒に見ていた彼女に話した。
結構頻繁にいるはずだが彼女は一度も見かけた事ないよと言っていた。
とりあえずキモいし何かされたら怖いから注意しなよと言ってその話は終わった。
その日から数日がたち、ストーカー男の事も忘れかけてた時だった。
夕方になったので仕事に向かうべくアパートを出て駅へ向かった。
そしてすぐさま俺は氷ついた。
なぜか例のストーカー男がうちのアパートのゴミ捨て場の前に立っている。
しかも俺をじっと見つめていた。10秒ほど呆然としてしまったが
仕事に遅刻したらマズいとナイスタイミングで理性が働きかけてくれたので
奴から目を逸らし、早足で横を通り過ぎ駅へ向かった。
ある程度距離が開いたのでふり返り奴の様子をチラっと確認した。
すると奴は俺を一瞥すると何かを呟くように口をパクパクしていた。
それが俺には「邪魔をするな」と言ってるように感じた。
601:
翌日も奴はゴミ捨て場の前に立っていた。
その時俺はゴミ捨ての為ゴミ捨て場に赴いたので奴が邪魔でゴミが捨てられない。
ゴミを捨てる為にはかなり接近する事になってしまうので
ゴミ捨てやめようかと迷ったが、なんで奴の為に俺がゴミ捨てを
我慢せにゃならんのかと考えたら無性に腹が立ってきたので思い切って
「邪魔、ゴミが捨てられへんやろ」と言ってみた。
すると無言のまま奴は去り、いつもの向かいの家のポジションに戻った。
その日からゴミ捨て場に奴が立つ事は無くなった。
604:
ある日、彼女と買い物に出かけた帰り、
奴がまた向かいの家を覗き込んでるのを見かけた。
俺は彼女に「あいつだよ、こないだ話したストーカー男。
どう見てもストーカーでしかないよなぁ…通報しようかね?」
と言ったら彼女が
「は?誰もいないじゃんなにいってんの。」と言った。
今は仕事が変わり、夕刻に家を出る事が無い為奴は見かけないが
ずっとあの場所に留まり続けているんだろうか。
長文失礼。
626:
蛍光灯
夜勤のバイトを始めた頃の話。
慣れない昼夜逆転の生活をしていたので、バイトのない日の夜中に街を散歩することがあった。
その日は近所の中学校(といっても卒業した中学ではない)の横を通りがかった。
窓から校舎の中の様子が伺える。と、言っても深夜なので当然電灯はついていない。
ふと廊下の奥のほうが明るいのに気が付いた。
立ち止まって見ていると、その明るさが移動した。
蛍光灯が一本だけついているようだ。
その蛍光灯はすぐに消えて、その隣の蛍光灯が点灯した。
次はさらにその隣の蛍光灯が……。
そんな感じで蛍光灯がついていった。
不思議な現象だったが、やがて廊下の端まで点灯していって見えなくなったのでその日は帰った。
それからしばらくして同窓会みたいな集まりの時にこの話をした。
話が終わった時、その中学を卒業した友人がこんなことを言った。
「自分が中学生の時に校内に幽霊が出るという噂があった。
自分は見たことがないが、深夜の校内を歩くだけの女の霊がいるらしい。
そして、その女の霊が歩く時、女の上にある蛍光灯は点灯するらしい。」と。
自分には見えなかったが、もしかしたらあの時、点灯した蛍光灯の下を女の霊が歩いていたのかもしれない。
975:
膝の上
その友人と知り合ったのは研究室が同じだったのがきっかけでした。
初対面の私に「アンタさ、取り憑かれやすいだろ」と言い放つブッ飛んだ人物で
普通なら「何だ?この電波人間は」なのでしょうが、私には笑えない。
自慢じゃないが私は憑かれやすい。
幼少期から祖母に
「お前は『いらんモノ』連れて帰ってくるから」と外出時に必ずお守りを渡され
忘れた日には井戸ん中落っこちてるの発見されたりとか
身内一同、謎の疱瘡発生とかしょっちゅうでした。
年と共にマシにはなりましたが今も体調が悪いと油断できません。
幸か不幸か
自称『見えるが祓えない』友人に興味を持たれ
いろいろ連れ回されるハメになる。
そんな話。
2回生の7月、件の友人と石鎚山の麓のにある史跡に行った帰りの出来事。
一通りレポート用の写真やメモをとって『さぁ帰ろうか』という時に調度雨が降り始め
急いでローカル線の停留所に駆け込みバスを待った。
「傘を持って無かったけど屋根着きの停留所で良かった」と私がこぼすと
『..良くない。開城戦のあっちゅう跡や言うから楽しみにしてたのに。何も無いに――』と
ふてくされた顔。相変わらずの土佐弁訛りはカワイイ。
雨がシトシト降りからザーザー降りなった頃 ようやくバスが着き、急いで乗り込んだ。
その時ふと、おかしな光景を目にした。
976:
バスの入り口の直ぐ前の席(乗り口が後ろ、降り口が運転席にあるバス)に
女の人と少女が2人座っていた。
ただ座ってるのではない、妙なのはその座り方。
他の席が空いているにも関わらず、座っている女性の膝(ヒザ)の上に
もう一人が腰掛けているのだ。
雨のためかびしょ濡れだ、
13歳位の女の子だ。
濡れるし重いのによくあんな事するなぁ と思ったけども、
ジロジロ見るのも悪いので通り過ぎ 前の方の席に進んだ。
クーラーは効いてるみたいだが嫌な蒸し暑さだった。
席に着き さっきの様子を話そうと思った矢先、友人がこう言った。
『ビックリするかもしれんけど 黙ってじっとしち』 「は?」
言うなり友人は私の膝の上に座ろうとする。
「何やってんだ」当然驚く。
『いいから座らせろ!あと、次のバス停で降りるよ』 「え?」
 ○○  『...』
 ノ|ノ|  「...」
 .|| ̄|
「あの」 『しっ!』
「ねえ」 『黙っとき』 
..どうやら発言権は無いようだ。
次の駅でひっぱられてそそくさとバスを降りた。
977:
辺り一面田んぼで屋根の無いベンチだけのバス停である。
雨はさっきよりヒドい。
もちろん私は
「忘れ物でもしたん?雨降ってんのに何でこんなトコで降りんだよ!」と怒ったが
友人は
『アレ見たろ』 「は?」 
『ヒザの上に乗ってたヤツ』
「何や、さっきのが霊やって言うんか?ハッキリ人の形してたのに」
(普段憑かれやすい私だが、『視る方』はカラッキシなのだ)
『アレはな、たぶん 【自分の気に入った人】のヒザの上に座って、
  降りる時いっしょについて行くんや』
「ついて行くって?」
『気に入られたらしい。オマエの方じ??っと見てて笑いよった。
 そしたら、スッとコッチ来たんよ。
 ああ、ヤバいなと思って アレが座る前にウチが先に座ってね
 んで、言ってやった。【コイツの膝は私のだ、お前にはやらん】って』
「私のって('A`)...」
『そしたら恨めしそうに後ろ戻ってっち。後ろの女の人には悪いけど
 ハッキリ見えてたからね、アレは相当ヤバい奴だ。良かったな 憑いて来なくて。」
「...良くない。」
次のバスが来るまで30分も雨に降られ続け
カメラもメモもおじゃんになり、次の日38℃の熱で寝込んだのだ。
あの事があってから バスや電車に乗る時、
荷物をヒザの上に置くのが習慣になっています。
風邪引いたせいでまたややこしい事になるんですが
..それはまた別の機会に。
98

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