楓「ゆずってさー」back

楓「ゆずってさー」


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1:
楓「ゆずって彼氏いるの?」
ゆず「はぁ?!い、いるわけないじゃん!」
楓「あははだよねー」
ゆず「なに?どういう意図の質問?」
楓「いやー?深い意味はないよー」
ゆず「んん?……変な楓」
12:
昼休み
楓「ゆずーお昼一緒に食べよー」 ヒョコッ
楓「……あれ?」
楓「いない……」
ことね「ゆずちゃんならさっき屋上にいたよ?」
楓「あ、そうなんだ」
ことね「……ふふっ」
楓「ん?どうかした?ことね」
ことね「うふふー」
ことね「なんかねー、男の子と二人でいたよ?」ニヤニヤ
楓「………えっ」
ことね「もしかしてー……
あの男の子、ゆずちゃんの彼氏さんだったりするのかな?」ニヤニヤ
楓「………」
15:
楓「………」
ことね「どうする楓ちゃん?ゆずちゃん取られちゃうかもよー?」
楓「………」
楓「ことね」
ことね「うん?」
楓「それ……嘘でしょ?」ニヤッ
ことね「えー?どうかなー?」
ことね「本当かもしれないよ?」
楓「嘘バレバレだって」
楓「今朝『彼氏はまだいない』ってゆずが言ったばかりだもん」
ことね「……あら?」
楓「で?
ことねは本当にゆずが男と二人でいるところを見たの?」
ことね「……うっそでーす☆」
楓「てりゃ!」
デコピンっ!ビシいいイィィ!!
ことね「痛いっ!」
16:
楓「だいたい、ゆずに彼氏ができるわけないって。
あの娘結構ウブなところあるし」
ことね「まぁそれもそうだねー」
ことね「……でも油断してると、そのうちほんとに彼氏できちゃうかもよ?」
楓「………」
ことね「楓ちゃんはそれでいいのかな?」
楓「……」
楓「……まぁ、仮にできたとしても私には関係ないよ」
ことね「ほうほう」
楓「ゆずとは友達だしね。
もし彼氏ができたら普通に祝福してあげると思う」
ことね「ほうほう……あ!」
扉『ガラガラ!』
18:
扉『ガラガラ!』
ことね「ゆずちゃんおかえー……り?」
楓「おかえ……り?あれ?どうしたゆず」
ゆず「………」
楓「なんか顔が……」
楓「……真っ赤になってるけど……」
ゆず「……こ」
楓「こ?」
ゆず「告白されちゃった……!」
21:
ことね「ええ!?ほんとに男の子と一緒にいたの!?」
ことね「ていうか……こ、告白!?」
ゆず「う、うん…….お昼休みに屋上に呼び出されてそのまま……」
楓「………」
春香「やっほー
なんだか楽しそうだねー。どうかしたの?」
ことね「春ぽっぽ!そ、それがね、ゆずちゃんがね……」
ゴニョゴニョ……ゴニョゴニョ……
春香「え、えええええ!?こ、告白!?」
ことね「ちょ!こ、声が大きいって!」
楓「………」
ゆず「か、かえで……」
楓「……うん?」
ゆず「ど、どうしよう……私どうしたらいいと思う……?」
楓「………」
26:
楓「……付き合ってみてもいいんじゃないかな」
ことね「……」
楓「相談してくる、ってことは
ゆずはその人に悪い印象は持たなかったんでしょ?」
ゆず「それはまぁ……う、うーん……///」
楓「ゆずが少しでも興味を持てたなら……
私は……付き合ってみてもいいと思うよ?」
楓「えー……?う、うーん……」
ことね「………楓ちゃんは、」
楓「ん?」
ことね「………」
チラッ
ゆず「……どうしよう……どどどうしよう……っ///」
ことね「……ごめん、後で言うね」
楓「うん」
27:
春香「ゆずちゃん顔がすごい赤いよ?大丈夫?」
ゆず「だ、大丈夫じゃないかも……ちょっと飲み物買ってくるぅ……」
フラフラ……
春香「わ、私も付き添うね」
ゆず「あ、ありがと……春香……」
扉『ガラガラ………バタン』
ことね「………」
楓「……ことね、なんか怖い顔してるね」
ことね「……楓ちゃんは、これでいいの?」
33:
楓「さっき言った通りだよ
私は祝福するし、ゆずのことを応援するつもり」
ことね「でも、楓ちゃん……なんだかすごく辛そう……」
楓「……私が辛そう?あはは、そんなことないってーw」
ことね「でも……」
楓「辛いはずないよ。だって私は今のゆずとの関係に十分満足してるもん」
ことね「………」
楓「……私はゆずのことを親友だと思ってるし、
きっとゆずも私のことを親友だと思ってくれてる」
楓「これ以上の関係なんて……私には想像もできないよ」
ことね「……でも!でも楓ちゃんは……」
楓「多分ことねは何かを勘違いしてるよ」
ことね「勘違いじゃないよ!楓ちゃんはゆずちゃんのことを……!!」
扉『ガラガラ!』
春香「ただいま?!」
ことね「…………………お、おかえり?……」
37:
先生「お前ら席につけー、昼休み終わりだぞー」
春香「はーい!」
ことね「……楓ちゃん、放課後話があるから」
楓「えー……めんどいなぁ……」




放課後
ことね「楓ちゃん!」
ことね「あら、いない」
春香「楓ちゃんならゆずちゃんと一緒に帰っちゃったよ?」
ことね「……チッ!逃げられたか!

45:
楓「わるいねーことねー」ボソッ
ゆず「え?なんて?」
楓「ごめんごめん、こっちの話だよー」
ゆず「ふーん?」
楓「しかしゆずが男子から告白される日がくるとはなぁ……」
ゆず「ふふん!どうよ!少しは見直した?」
楓「したした。
……子供の頃はあんなにやんちゃしてた"あの"ゆずにこんな日が来るとはねー……」
ゆず「む、昔の私のことは忘れてよ!
私も成長して変わったんだから!」
楓「………」
楓「……そうだね。ゆずは……変わったよ」
ゆず「……楓?」
楓「あ、もちろんいい意味で、だよ?」
46:
楓「ゆずが付き合い始めたらこうやって一緒に帰るのも難しくなるかもねー」
ゆず「そ、それは……どうなんだろう……」
ゆず「………」
楓「おやー?もしかしてゆず……
私と一緒に帰れなくなるのが淋しいのかな?」
ゆず「え?!そ、そんなことないしっ!」
楓「ゆずは基本私にベッタリだからなーw
そろそろ私から自立した方がいいんじゃないの?」ニヤニヤ
ゆず「別にベッタリしてないしっ。う、うるさいなぁ……」
楓「あはは」
楓「………」
48:
ゆず「そっか……私が付き合い始めたら楓と一緒の時間が減っちゃうのかー……」
楓「え?私限定なの?w」
ゆず「っ!間違えた!
『付き合うと"みんな"と一緒にいられる時間が減っちゃうんだなー!』」
楓「あははは」
楓「まぁー、その辺はきっとどうとでもなると思うよ?」
ゆず「なるのかなぁ……」
楓「なるなる、きっと、おそらく、たぶん」
ゆず「楓は適当だなぁ……」
50:
ゆず「うーん……」
ゆず「……よし!」
ゆず「やっぱ付き合うのやめる!」
楓「えっ」
楓「……それでいいの?」
ゆず「うん!……って楓、なんでそんなに嬉しそうなの?」
楓「っ!……そんなことは、ない、けど?」
ゆず「んー?そうかなぁ、
若干頬が緩まってるような気が……」
急に顔を近づけてくるゆず
楓「っ」
ゴツン!
ゆず「痛ぁ!?急に頭突かないでよ!」
楓「い、痛い……」
ゆず「もー……どした?楓。なんか今日は変だよ?」
楓「……そんなことないけど?」
55:
ゆず「考えてみたらさ、私あの人のこと全然知らないんだよね」
ゆず「そもそも初対面だったし」
ゆず「好きって言えるほどあの人のことが気になるわけでもないしさ」
ゆず「それなら、もういっそ断っちゃってもいいかなーって」
楓「……付き合ってから相手のことを知って行けばいいじゃん」
楓「付き合い始めてから相手を好きになっていく、
そういう恋愛もあると思うな」
ゆず「………」
ゆず「……楓はさ、」
楓「うん?」
ゆず「楓は……私と一緒にいたくないの?私と遊べなくなってもいいの?」
楓「そ、そうは言ってないけどさ」
ゆず「付き合ったら確実に会える時間減ったゃうじゃん!それでもいいの?」
楓「で、でもさ、きっといい経験になると思うよ」
ゆず「はぁ!?……もういい!楓なんか知らん!楓のアホーーッ!!」
楓「あっ!ちょっとゆず!?」
楓「……行っちゃった」
63:



ことね「で?」
楓「うん」
ことね「そのまま喧嘩別れして四日が経ったと」
楓「うん……」
ことね「あれからゆずちゃんと会話した?」
楓「してない……」
ことね「……ハァ」
65:
ことね「なんで楓ちゃんはゆずちゃんを付き合わせようとするの?」
楓「そうした方がゆずちゃんのためになるかなー、と思って」
ことね「そうなの?ほんとに?」
楓「そうだよ?もちろん」にへら
ことね「私には。
ゆずちゃんへの恋心を早く諦めるために、
ゆずちゃんを付き合わせようとしてるように見えるんだけどなー」チラッ
楓「恋ってwどこから出てきたのさそんな単語w
だから私はーーーー」
ことね「……そういえば、ゆずちゃん付き合うことにしたらしいね」
楓「っ!!」
ことね「……あれ?もしかしてショック受けてる?
楓ちゃんは付き合って欲しかったんじゃなかったっけ?」
楓「……はは、ショックなんて、そんな……」
ことね「……中途半端だなぁ、楓ちゃんは」
楓「………」
66:
ことね「ま!気になるなら一度話して見たらいいんじゃないかなー」
楓「………」
楓「そうだね。気になるね、友人として」
ことり「うんうん。それじゃーねー♪」
楓「………」



楓「ゆず」
ゆず「(ビクン!)……あ、えっと……こ、こんにちは……」
楓「プッ……w」
楓「なんだその態度wらしくないなー」
ゆず「………っ!」
楓「……あのさ、」
楓「今から時間、ある?」
68:
ゆず「な、なんだよ話って」
楓「うん。あのさ……」
楓「………」
楓「ごめんっ!!」
ゆず「……え?」
楓「この前のことでさ」
楓「私なんていうか……おかしな方向に意固地になってた気がする」
楓「なんというかその……ほんすんませんでしたー!」
ゆず「………」
69:
楓「……っ」
ゆず「えーっと……」
ゆず「とりあえず、頭あげて?」
楓「う、うん」
ゆず「あのさ」
ゆず「これだけは聞いておきたいんだけど」
楓「うん」
ゆず「結局楓は……私が付き合うことに賛成なの?反対なの?」
楓「さ、」
ゆず「ちゃんと本心で答えないとあたし怒るから」
楓「………」
楓「………」
楓「………」
楓「………」
楓「……反対」
ゆず「……そっか」
楓「……………………」
80:
楓「ゆず、動揺しないね?結構濃い修羅場が繰り広げられていたんだけど」
ゆず「い、いや動揺してるよ?」
楓「ふーん、さっきしずくちゃんキスって言ってたけど?」
ゆず「えっ?前に言ってたほっぺにキスってやつでしょ?」
楓「そうなのかなぁー」
ゆず「いやそうだろ!」
楓 (ぁ……) ←ちょっとだけ心の声出てた
ゆず「さすがに楓変な想像しすぎだわ!さすがにそれ以上はねーわ!」
楓「あぁ…そうだね…」
切ねぇ…
111:
ゆず「……そっか。反対……か」
楓「うん、反対。ていうか、嫌」
楓「ゆずが、私以外と仲良くするのが、笑顔を向けるのが、手を握るのが……キスをするのが嫌」
楓「だって、好きだから」
ゆず「……」
楓「絶対駄目。男なんかと付き合ったら、私はそいつになにをするかわからない」
ゆず「そっか……」
ゆず「あたしはさ……、知ってたんだ。知ってたっていうか……何となくわかってた」
楓「わかってた?」
ゆず「だけど、今の楓との関係が心地よくて、知らないふりしてた」
楓「……」
ゆず「最低だね」
115:
ゆず「楓の気持ちに気付いたら、今までの関係が壊れちゃうんじゃないかって思った。楓の好意に甘えてたんだ」
ゆず「本当、最低だ」
楓「でも」
ゆず「あたしはこの日常の風景が変わっていくのが怖いんだよ。春香や優、コトネにしずくちゃん。それに楓がいるこの日常が大好きなんだ」
楓「……好きなのは私じゃなくて、今続いている日常って事?」
ゆず「……うん。だけど、その前からあたしは知ってた。楓の気持ち。いろんな風景を見てきたけれど、隣には楓がいたんだ」
楓「ゆず、お前……」
ゆず「多分だけど、あたしは楓が好きなんだよ。今見ている世界の中で、一番」
酔った勢いで書いたけど収集がつかねえからはやく戻ってこい>>1
117:
楓「ゆず……」
ゆず「おい、泣くなよ」
楓「だって、ずっと好きだったから。小学校の頃から、ゆずが階段から落ちた時から、ずっと見てたから」
ゆず「……お前はそんなに前からあたしを見てたんだな。それなのに、あたしは……本当にごめん」
楓「いいんだ、普通に考えて受け入れられると思ってなかったから」
ゆず「でも、ずっと苦しい思いをして」
楓「恋ってのは、苦しいもんだよ。多分」
ゆず「じゃあ、ずっと頑張ってきた楓にご褒美だ」
楓「ご褒美?」
ゆず「春香やコトネ達と同じように」
楓「……それにも気づいてたのかよ」
ゆず「最初はビックリしたよ」
楓「ふふ」
ゆず「ん……」
楓「む、んあ……んん……」
119:
楓「ゆず、好き。好き、好き、好き。本当に好き」
ゆず「うん、うん」
楓「本当に私のこと好き? 嘘じゃなくて?」
ゆず「うん、本当だ。好きだよ」
楓「ふへへ、口にすると照れますな」
ゆず「そうかもね」
楓「好き……」
122:
楓「今まで言えなかった分、全部受け止めて」
ゆず「気が済むまでしていいよ」
楓「ゆずはバカだから、パンクしちゃうかも」
ゆず「うるさい」
楓「それだけ溜まってるって事。キスだけじゃすまないかも」
ゆず「それは……学校じゃ……。家でな……」
楓「キスくらいでその気になってんなよ、変態ゆず」
ゆず「お前なーっ!」
春香「……まさかあの二人まで……」
優「ねえ、春香」

124:
乙!
よくぞ書ききってくれた!
12

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