澪「……」ヒョイ パクッ 唯「あっ、澪ちゃん今鼻くそ食べた!」back

澪「……」ヒョイ パクッ 唯「あっ、澪ちゃん今鼻くそ食べた!」


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1:
律「え?」
澪「な、なにを言ってるんだ唯!」
唯「ムギちゃんも見たよね? 澪ちゃん鼻くそ食べてたよね?」
紬「ごめんなさい、見てないわ」
梓「急になにを言ってるんですか唯先輩」
澪「そ、そうだぞ! 変なこと言うな!」
唯「でも本当に見たのに……」
7:
律「澪が鼻くそなんて食うわけないだろ。な?」
澪「う、うん」
唯「えー、でもぉ…」
梓「唯先輩! 下品ですよ!」
紬「ほら唯ちゃん、おかし食べよ?」
唯「……はーい」
澪「……」
13:
紬「今日はクッキーよ」
律「うまそうだなー」
澪「……」ヒョイ
唯「あっ!」
澪「!?」
梓「どうしたんですか?」
唯「今指で鼻くそ取ったよね! そうだよね澪ちゃん!?」
15:
澪「はぁ? しつこいぞ唯、そんなことするわけないだろ」
唯「じゃあ手見せて! 絶対に指に鼻くそついてるから!」グイッ
澪「あっ」
唯「ほら……あれ?」
律「なにもついてないぞ」
唯「あれ…でも確かに……」
澪(とっさにその辺に捨てておいてよかった……)
澪「は、離せ!」パシッ
唯「で、でもでも……」
澪「もういい! 今日は帰る!!」
17:
シーン・・・
唯「……」
紬「唯ちゃん…」
梓「最低ですよ、唯先輩」
律「さすがに今のはないだろ」
唯「だって、本当に見たんだもん…」
梓「唯先輩は澪先輩になにか恨みでもあるんですか?」
唯「ち、違うの! 事実を言っただけだもん!」
律「とにかく、明日ちゃんと澪に謝れよ?」
唯「……」
22:
秋山家
澪「まったく、唯のせいでバレるところだった」モグモグ
澪「気分が悪いなぁ……」ホジホジ
澪「あっ、もう今日の分なくなっちゃった」
澪「はぁーあ…あの時に捨てたやつもったいなかったなぁ」
澪「唯が余計なことさえ言わなければ……」
澪「……ムカつく」
27:
翌日
唯「おはよー」
紬「おはよう、唯ちゃん」
澪「……」
唯「あっ、澪ちゃん……」
澪「……」
唯「あの、澪ちゃん…昨日はごめんね」
澪「ふんっ」
唯「まだ怒ってる?」
律「もうちょっとちゃんと謝れよ唯」
唯「えっと…昨日は澪ちゃんが鼻くそ食べてた事をつい口に出しちゃってごめんさなさい」
澪「!!」
30:
律「お、おい唯!」
唯「だって、事実だし……」
「え、秋山さんって鼻くそ食べてるの?」
「キモーイw」
澪「い、いい加減にしろ唯!! でたらめなことばっか言って…」
唯「だって…」
律「だってじゃないだろ!」
澪「もういい! 唯なんて嫌いだ!!」ダダッ
唯「あっ、待って澪ちゃん!」
36:
澪「くそっ…唯のやつ……!」
澪「くそっ! くそっ!」ヒョイ パクッ
澪なんでみんなの前であんなこと言うんだよ…」モグモグ
澪「うぅ…グスッ……もう学校通えないよ…」
唯「澪ちゃん!」
澪「!?」
39:
澪「ゆ、唯…また私をバカにしにきたのか!?」
唯「違うよ、話を聞いて」
澪「うるさい! 唯のせいでみんなの前で恥じかいちゃっただろ!」
澪「もう許さないからな!」
唯「あのね澪ちゃん…」
澪「うるさい! 唯の話なんて誰が聞くもんか!」
唯「実はね、私も食べてるの…鼻くそ」
澪「……え?」
47:
唯「本当だよ」ホジホジ
唯「ほら、こんなに大きいの食べるの」モグモグ
澪「ゆ、唯…」
唯「鼻くそを食べるなんて私だけだと思ってたから…澪ちゃんが食べてるところを見てつい嬉しくなって声に出しちゃったの」
澪「そうだったのか…」
唯「ごめんね澪ちゃん…」
澪「……」
唯「あの…まだ怒ってる?」
澪「当たりまえだろ、みんなの前でそんなこと言って…」ホジホジ
澪「恥ずかしかったじゃないか」パクッ モグモグ
唯「えへへ、ごめんね」
53:
澪「もう二度と私が鼻くそを食べてるなんて人前で言うんじゃないぞ?」モグモグ
唯「わかった」
澪「はぁ…でもなんか安心した。唯も食べてたんだな、鼻くそ」
唯「うん、幼稚園の頃から」
澪「へぇ、私もその時ぐらいからなんだ」
澪「一人の時とかはいっつも食べてて」
唯「あっ、わかるわかる」
58:
澪「なんでかな…子供の頃の癖って中々治らないんだよな」ホジホジ
唯「ほんと、不思議だよね?」ホジホジ
澪「あっ、大きいの取れた」
唯「私も!」
澪「…ふふっ」
唯「えへへ?」
62:
唯「ねぇ、澪ちゃんの鼻くそ食べてみたいな」
澪「え?」
唯「せっかくだから他の人の鼻くそも食べてみたいの!」
澪「で、でも恥ずかしいよ…」
唯「お願い食べさせて!」
澪「しょ、しょうがないな…」
唯「いただきまーす!」パクッ
唯「……」モグモグ
澪「ど、どうだ…?」
唯「お、おいしい…私のよりおいしい!」
67:
澪「そ、そうか?」
唯「うん、とってもおいしいよ?」
唯「澪ちゃんにも私の鼻くそ食べさせてあげる」
澪「いいの…?」
唯「ほら口あけて。あーん♪」
澪「あ、あーん」パクッ
澪「……」モグモグ
唯「どう?」
澪「うん、唯の鼻くそもおいしい///」
唯「よかったぁ」
74:
律「あっ、唯たちが戻ってきた」
唯「ただいまー」
澪「ごめんな、心配かけて」
紬「仲直りできたの?」
澪「ああ、もう大丈夫だよ」
唯「私たち、もうすっごい仲良しなんだから!」
律「きゅ、急にどうしたんだ…?」
紬「でもちゃんと仲直りしたみたいでよかった」
紬「これでまたいつもどおり部活もできるわね」
澪「ああ、そうだな」
83:
それからというもの、私と唯は二人っきりになるたびにお互いの鼻くそを食べさせあっていた。
人気のない教室で、トイレで、屋上で。
お互いの鼻をほじり、談笑しながら、時には黙って見つめあったりしながら……。
唯「澪ちゃん、今日も鼻の中いっぱいだね…」ホジホジ
澪「あっ、唯…そこはだめ……」
唯「ほら、たくさん取れたよ」
唯「あっ、鼻毛までついてる」
澪「恥ずかしいよ…///」
唯「えへへ、食べちゃお?」パクッ
澪「こら、お返しだ」ホジホジ
唯「あ?ん、澪ちゃんのぷにぷにの指が鼻の奥に入ってるぅ!」
澪「ははは、唯もたくさん溜めてるんだな」
87:
澪「うん、ちょうどいい塩加減だ」モグモグ
唯「あっ、そろそろ部活始まっちゃうよ」
澪「そうだな…そろそろ行くか」
唯「まって澪ちゃん、鼻くそそよいでる」
澪「え?」
唯「えいっ!」パクッ
澪「!!」
唯「えへへ…行こっか」
澪「直食いは反則だろ…///」
91:
唯「みんなおまたせー」
律「どうしたんだよ二人とも、やけに遅かったな」
澪「ちょっと先生に呼ばれて」
梓「澪先輩、顔が赤いですよ?」
紬「風邪でも引いたの?」
澪「ううん、なんでもないんだ。気にしないで」
唯「それより今日のお菓子はなに?」
95:
紬「今日は苺のショートケーキよ」
唯「わーい」
律「澪、最近唯と仲いいよな。急にどうしたんだ?」
澪「えっべ、別に普通だけど?」
律「ふーん…まぁ雨降って地固まるっていうか」
澪「……」
澪(仲がいいのは当たり前だ…だって私と唯は秘密を共有しあう仲なんだからな)
澪(律ですら知らない…知ったら絶交されてしまうような秘密を)
101:
澪「ショートケーキか…」モグモグ
紬「澪ちゃん、おいしい?」
澪「え? あ、うん…おいしいよ」
澪(ダメだ……最近唯の鼻くそで舌が肥えたせいか全然おいしくない)
唯「ムギちゃんのケーキはおいしいなぁ」
澪「……」
澪(唯のばか…私の鼻くその方がおいしいだろ……)
112:
澪「……」
澪(そうだ、いいこと思いついたぞ)ヒョイ
ペタッ
澪「唯、苺あげるよ」
唯「えっ、いいの!?」
澪「ああ」
澪(ふふ…私の鼻くそがついてる苺とも知らないで)
澪(きっとおいしそうに食べるんだろうなぁ)
律「隙ありっ!」パクッ
澪「あっ」
115:
唯「あー、ずるいよりっちゃん!」
澪「律!!」
律「うーん、おいしい」モグモグ
澪「えっ…」
澪(おいしい…?)
澪(私の鼻くそがついた苺が、おいしいの……?)
律「わかったよ、じゃあ私の分の苺あげるから」
澪(律が私の鼻くそ…おいしいって言って食べてる……)
澪「ハァ…ハァ……」
117:
澪(そうだ、今度は試しに…梓のケーキに鼻くそをつけてみよう)
澪(バレないように…バレないように…)ヒョイ
ペタッ
唯「あずにゃんのケーキちょっとちょうだい」
梓「ダメです」モグモグ
澪「梓、ケーキおいしいか?」
梓「え? おいしいですけど」
澪「そっか…ふふ」
梓「?」
119:
数時間後
律「よし、今日の部活はこれでおしまいだな」
紬「じゃあ帰ろっか?」
唯「あっ、そうだ! 私と澪ちゃん先生に呼ばれてたんだった」
澪「え?」
唯「ほら澪ちゃん、行かなくちゃ」
唯「私たちは用事があるからみんなは先に帰ってて」
澪(唯…?)
122:
トイレ
澪「どうしたんだよ唯、いきなり…」
ズブッ
澪「!!?」
唯「澪ちゃん…あずにゃんに鼻くそ食べさせてたでしょ?」ホジホジ
澪「や…きゅ、急に指入れないで……」
唯「なんでそんなことしたの?」ホジホジ
澪「だ、だって…」
128:
唯「私だって鼻くそケーキ食べたかったのに…」ホジホジ
澪「あれは律が…」
唯「だからって何であずにゃんなの!?」ズブブッ
澪「がっ!?」
澪(い、痛い!!)
唯「ひどいよ澪ちゃん……」
唯「お仕置きに澪ちゃんの鼻に残ってる鼻くそ全部ほじくり出しちゃうんだから!」
グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ
澪「ひっ、ひぎゃああ!!」ブシャッ
唯「あっ、鼻血出ちゃった」
132:
澪「あっ…ひぎっ…」ドクドクドク
唯「すごぉい…私の指が澪ちゃんの鼻くそと血でコーティングされてるよぉ」
唯「んっ…んん……」ペロペロチュパチュパ
澪「ご、ごめんなさい…もう許して…」ドクドク
唯「あっ、澪ちゃんの鼻から血がいっぱい出てる…」
唯「もったいない…」ゴクゴク
澪「や、やめ…鼻血吸わないでぇ…」
102:
───
唯「えへへ、澪ちゃん澪ちゃん」スリスリ
澪「ん?どうしたんだ唯、今日はやけに……」
唯「実はね、今日は澪ちゃんにプレゼント持ってきたの!」
澪「プレゼント?」
唯「えへへ?、はい!」 ジャジャーン
唯「鼻くそで作ったケーキだよ!」どーん
澪「すごいっ! 全部緑のケーキだ!」
澪「これ、全部鼻くそなのか? すごいな!」プニプニ
唯「えへへ、がんばってほじったんだよ?」
澪「この何とも言えない緑色と、唯の鼻毛が点々のアクセントになってるのが素晴らしいな!」
唯「えへへ?ありがと?」
澪「じゃ、いただきまーす」
 はぐっ ヌチャァ ヌチョ ネバァ ポロポロ
澪「はぐはぐはぐ! ん? しょっぱい!おいしいっ!」
145:
唯「んっ……ゴク……チュパ」
澪「や、やめてくれよぉ……唯ぃ……」グス
唯「ぷは……えへ、澪ちゃん泣いてるの?」クス
澪「いじわる……しないでくれ……」グス
唯「あはぁ、だって……澪ちゃんの鼻血、とっても美味しいんだよ?」
唯「ほらぁ、澪ちゃんにも、おすそ分け」
 ちゅうっ
澪「んむっ!?」
唯「ん……ちゅぱ……ん…」
澪「んーっ、ん???っ!?」バタバタ
唯「んちゅ……レロ……」
澪「んっ……んー……ん……」トローン
唯「ぷはぁ……澪ちゃん、どうだったぁ? 口うつしで味わう、自分の鼻血ぃ」
澪「…………」
澪「……もっと、ちょうらい……」
147:
唯「えへへ、もっと味わいたいの?」
澪「……」コク
唯「ん?、それじゃ、明日までおあずけ」
澪「ええっ」
唯「明日、いっぱい味わわせてあげるから」
澪「……うん。約束だぞ」
唯「えへへ、 その代わり、一つお願いがあるの」
澪「お願い?」
───
つぎのひ!
唯「今日は部活お休みだよ?」
澪「……でも、どうして調理実習室なんだ?」
唯「そりゃそうだよ! 味わうって言ったじゃん!」フンス
澪「??」
149:
唯「はいじゃあ、澪ちゃんボウル出してー」
澪「あ、ああ」 トン
唯「で、昨日言った奴、ちゃんと用意してきた?」
澪「あ、ああ、一晩かけて、鼻くそ集めてきたぞ ホラ」
唯「おおー、ちゃんとラップにくるんで持ってきたんだね バレーボールぐらいあるねぇ」
澪「何だろう、こうやって見るとヨモギ団子のタネみたいだな ちょっと鼻毛が混じってるけど」
唯「硬くて濃い緑の奴と、鼻水に近い黄緑の奴のまだらのコントラストも綺麗だね!澪ちゃんすごい!」
澪「がんばったんだ……唯の頼みだもんな」
唯「み、澪ちゃん……////」
澪「////」
唯「じゃ、この鼻くそをボウルに入れるよ」
澪「ああ」
 ヌチャッ ドン
唯「で、これをこねます」
 ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ
154:
ヌッチャ ヌッチャ ぐちゅ ヌチュッ ヌチャ
澪「……どんな感じだ?」
唯「澪ちゃんもやってみる??」
澪「……うん!」
 ぬちょっ
澪「!」
 ヌチャ グチュ ヌチョ
澪「指にからみついて、気持ちいい!」
唯「でしょ??」
澪「見ろ!こうやって力を入れて揉むと……」
 にゅ?るるるルルルるるるるる……
澪「鼻くそが指の隙間から飛び出るんだ!」ニコッ
唯「あはは?おもしろ?い!」ニコッ
 にゅるるぅるる ヌチョッ ぬちゃぁ ヌチャヌチャ
160:
ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ
唯「えへへ、ちょっと味見?」
 ペチョッ←指に付けて
 ペロッ パクッ
唯「んふ? しょっぱくておいひい?」
澪「あ!つまみぐいはダメだぞ唯?」
唯「えへへ……ねぇ、この鼻くそ……」
唯「澪ちゃんの味がしたよ」チラッ
澪「ドキッ」
唯「澪ちゃんの味……すっごくおいしかった」舌ペロ
澪「唯……」キュン
唯「だからもう一口?」スッ
澪「こらっ」ポカ
唯「ひぃん……」シュン
166:
唯「じゃ、そろそろがんばって作らないとー」
澪「だな! ……鼻くそだけじゃちょっと寂しいな」
唯「そうだ! 鼻血も混ぜちゃおうよ!」
澪「グッドアイディア!」
 ホジホジホジホジ
澪「もうちょっと……」
 ホジホジホジホジ プシュッ
澪「出た!」
唯「ボウルをセットして、と……じゃ、いいよ?」
澪「はーい、出すぞー」
 どぽぽぽぽぽぽぽ
唯「わぁ!深緑の鼻くそのタネの上に赤黒い鼻血が広がって行くのがキレーだよー!」
 どぱぱぽぽぽぱぱ
澪「ふ……ん、ふ……ん、くっ……」
 どぽぽ ポタタタ ぱぱぱぱぱ……
173:
ぽたっ…ぽたた……
唯「もういいよ?」
 ぽたぽた…… キュッ
澪「こんな感じでいいかな」
唯「すごいよ澪ちゃんっ」ギュッ
澪「ゆ、唯ぃ」////
唯「じゃ、がんばって作ろっ」
澪「ああ!」
唯「よし、こねるよー」
 ぬっちゃ ぬっちゃ ぬっちゃ ぬっちゃ
澪「おー、私の鼻血が馴染んでく!」
 ヌッチャ ヌッチャ ぐちゅぐちゅ
唯「えへへー、綺麗だねー」
澪「ああ、緑と赤が混じって、濃い茶色になってきたな!」
 ヌチャッ ぬちゅ ぐちゅ グッチャ ぬちゃぁ
177:
ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ
唯「混ざったねー」
澪「ああ!かなりイイ感じだ!」
唯「じゃ、これを調理しよっか!」
澪「そうだな!」
唯「何がいいかな?」
澪「そうだ!つみれ汁にしよう!」
唯「わ?い!」
澪「鼻くそをスプーンですくって、と」
 ヌチャァ…
澪「粘り気がすごいなぁ」
 ヌチャ ベチョ
澪「で、すくった鼻くそを手の平でお団子にこねる」
 コネコネ ネチョ コネコネ
181:
唯「澪ちゃん!こっちのお鍋、だし汁が沸いたよ?」コポコポ
澪「ああ、こっちの鼻くそつみれもいい感じだ!」コネコネ
澪「じゃ、一個一個鍋に入れてくか」
 チャポン…
唯「おおー、お団子がお湯の中で揺れてる?」
澪「まだダメだぞ、ちゃんと火を通さないと汚いからな」
唯「澪ちゃん物知り?」
 コポコポ
澪「鼻血の赤黒いのが黒くなったら、火が通ったってことだ。火を止めてくれ」
唯「はーい」
 カチッ
澪「器によそって……」
澪「鼻くそつみれ汁、完成!」
唯「うわ? いい匂い! 鼻くその緑もちょっと残ってるんだね!」
澪「ああ、キレイだろ?」
183:
唯「まだ食べちゃダメだの??」ウズウズ
澪「まだダーメ ほら、まだ鼻くそが残ってるだろ?」
唯「うん!」
澪「じゃ、これはハンバーグにしよう」
唯「わーい! ハンバーグ!ハンバーグ!」キャッキャ
澪「鼻くそを手に取って……」ヌチャァ…
澪「まず握りこぶしぐらいの大きさにこねます」コネコネ
唯「こねたよー」ヌチャヌチャ
澪「で、これを平らに潰します」
唯「はーい」ヌチョァ…
澪「で、これをフライパンで焼きます!」
唯「はーい!」
 ジュウジュウ…
澪「うーん!いい匂いだ!」
唯「あれだね!鼻毛が焼けて……髪の毛とかが焼ける独特の匂い!」クンクン
186:
澪「お、鼻くその表面に焦げ目がついてきたな!」
唯「香ばしいねっ、鼻血が混じってるから、お肉の美味しそうな匂いもするよっ」クンクン
澪「じゃ、器によそって……」
澪「ハンバーグソ、完成!」
唯「かんせーい!」ワーイ
澪「でもこれで終わりじゃないんだぞ?」
唯「えー?」
澪「よいしょ」ピトッ
唯「鼻の穴の片方にコップをつけて、どうしたの?」キョトン
澪「ふんっ!ふんっ!ふんっ!」
 ジュルッ じゅる じゅるるる… ジュルッ…
唯「あ!鼻汁が出て来た!」
澪「ふんっ ふんっ」
 ジュルル、ジュズ…ジュズズズズ…ジュルるるる……
唯「おおー、コップに鼻水がどんどん溜まっていくよ?」
188:
じゅうるるるる……ジュルルル…
澪「よし、溜まったぞ」
唯「それどうするのー?」
澪「これをハンバーグソにかけて、特製ソースにするんだ! えい!」
 とろろろろろ…ネバァ…ヌチョ、どろっ、どろろろ…ロロロロ……
唯「わぁー、黄緑色の鼻汁がキレー!」
澪「よし、今度こそハンバーグソ、完成だ!」
唯「わぁーい!」パチパチ
澪「じゃ、さっそく食べよっか」
唯「うん!」
澪「いただきまーす」
唯「いただきまーす」
191:
唯「じゃ、私ハンバーグから!」
 はぐっ ヌチャァ…
唯「! かじったら、中がまだ粘り気があるから糸を引いたよ!」
澪「新鮮だろ?」
唯「うん! この引いた糸を……麺みたいに、」
 ちゅるちゅるっ パクッ ムチャミチャムチャムチャ
唯「んふ?チーズハンバーグみたいで美味しい?」ニコニコ
唯「それに鼻くその絶妙な塩加減!」
唯「このしょっぱさがたまらない!」
唯「そして舌にたまにザラリと当たるこの食感……」
唯「硬めの鼻くその欠片が粒つぶになってるんだね!」
唯「それに、飲み込むときに鼻毛が喉をくすぐって、喉越しも楽しいっ!」
唯「何よりジュウジュウに焼いてあるおかげで、鼻くその味と匂いがホワァァっと口の中に広がるよ!」
唯「最高だよ澪ちゃんっ!」ムシャムシャ ヌチャムチャヌチャヌチャ
澪「喜んでもらえて嬉しいよ、唯」ニコッ
196:
唯「それにこのかかってる鼻汁ソースが味を引き立ててて!」ガツガツ
唯「つるりとした喉越し! 鼻水をすすって喉に飲み込むときのあの感触が楽しめる!」ゴックン!
唯「すごい!鼻くそと鼻汁ってこんなに相性良かったんだ!」ムシャムシャ ヌチャヌチャ ネチョ
澪「あはは、唯、ほっぺたに鼻くそついてる」
 ちゅう パク
唯「あっ……////」
澪「えへへ……////」
唯「み、澪ちゃんのつみれ汁はどうなの?」////
澪「ああ、中はまだしっとりとしてて、鼻くそ本来のえぐみと渋み、そして粘り気が楽しめる」ヌチョァ…
澪「噛み締めるたびに鼻くそが歯にこびりつき、鼻血の風味が口内に広がる……」
澪「……宇宙だ………」
唯「澪ちゃん……」ジーン
198:
澪「唯……」
唯「澪ちゃん……」
澪「唯、私思うんだ」
唯「?」
澪「この美味しさを、皆にも知って欲しいって」
唯「! うん! あたしもそう思う!」
澪「唯……協力してくれるか?」
唯「うん! だって……」
 澪ちゃんのこと、大好きだもん
───
唯「澪ちゃーん、ハンバーグソ3人前ー」
澪「りょうかーい はぁ忙しい忙しい」ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ ヌッチャ
200:
私たちは、小さいお店を持ちました。
唯「あ、今いきまーす」
 小さいながらも、毎日お客さんはいっぱいです。
澪「はい、ハナの汁のドリンクお待ちどうさま」
「よう」
唯「あ!りっちゃん!」
律「へへ、また来ちゃったよ」
澪「律!いらっしゃい!」
律「よう澪! ……いやー、ここの料理、くせになっちゃってさー」
澪「……へへっ そりゃそーだろ」
 ギュッ
唯「きゃっ、澪ちゃん!?////」
澪「私と唯の……愛が詰まった料理なんだからな」
  完
212:
おまけ
澪「なあ唯、新メニュー考えたんだ」
唯「新メニュー」
澪「まずこれだ」ドン
唯「これ……いつもの鼻汁ドリンクじゃない?」
澪「まあ見てろって……ゴキュゴキュ」
唯「全部飲んじゃった!」
澪「ぷは……」
唯「それがどうして新メニューなの?」
澪「実はな、今、喉のところに、鼻汁がひっかかってるんだ」
唯「うん、よく引っかかるよね それ」
澪「これをな……」
澪「カァーアァァアアアーーーーーァァーーーーァァァーーーー」
澪「 ペッ 」
 ボチャッ
215:
唯「! すごい! 鼻汁混じりの痰だ!」
澪「な? これをスプーンですくって食べてみろ」
唯「うん! いただきまーす」
 スッ ヌチョァ…
 パクッ
 グチュグチュグチュグチュ
唯「んー♥ おいひー♥」
澪「だろ?」
唯「んー、これいつまでも噛んでたいよー」グチュグチュグチュグチュ
唯「ごっくん! おいしかったぁ」
澪「これ、デザートに出そうと思ってるんだ」
唯「いいね!絶対流行るよっ!」
澪「へへ……おかわり、いるか?」////
唯「もちろんだよ、澪ちゃん」////
 おまけ 完
21

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