まどか「さや母ちゃん」back

まどか「さや母ちゃん」


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2:
さやか「まどかってさ」
まどか「うん?」
さやか「お母さんと仲いいよね」
まどか「うんっ」
まどか「仲良しだよ、いろいろお喋りしたりするし…」
まどか「さやかちゃんは?」
さやか「あー…うちは…」
3:
さやか「あんまし…仲良くない…かな」
まどか「…そう、なんだ」
さやか「んー…」
さやか「仲良くない…ってのは違うかなぁ」
さやか「あんまり、喋らない…かな」
さやか「お母さん、あんまり家にいないから」
4:
さやか「夜遅くに帰ってきて」
さやか「朝はあたしが起きる前に出てっちゃう」
さやか「そりゃ、仕事だからしょうがないけどさ」
まどか「うちも似たような感じだよ」
さやか「そうだよねえ…」
さやか「何故ここまで違うのか」
さやか「慢心、環境の…」
まどか「さやかちゃんっ」
さやか「はいはい」
6:
まどか「だめだよ、そんな風に考えちゃ」
さやか「はいはい」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「分かってるけどさぁ…」
さやか「なんか…昔からお母さんのこと苦手でさぁ」
まどか「………」
8:
まどか「思いつきました」
さやか「へ?」
まどか「ママのことが苦手なさやかちゃんには」
まどか「実際にママの気持ちに立って考えて貰いましょう」
さやか「え、え?」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「ここにいるわ」ヌゥッ
さやか
9:
まどか「思いつきました」
さやか「へ?」
まどか「ママのことが苦手なさやかちゃんには」
まどか「実際にママの気持ちに立って考えて貰いましょう」
さやか「え、え?」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「ここにいるわ」ヌゥッ
さやか「うわあ!なんでいるんだ!?」
11:
さやか「お母さんの気持ちって…?」
まどか「さやかちゃんには今日1日、わたしとほむらちゃんのお母さんになって貰います!」
ほむら「そして、マ…母さんの気持ちを体で分かってもらうわ」
さやか(めんどくさそう)
さやか「あのさ…」
ほむら「……」ギロッ
さやか(断れないみたいだね…)
13:
ほむらの家
さやか「………」
まどか「ママ―、お腹へったよー」キャイキャイ
ほむら「今日は麺類が食べたいわ…」
さやか「……」
まどか「ママ―?」
さやか「……」ハッ
さやか「え、あたしが作んの?」
14:
ほむら「当たり前でしょう、今日1日あなたが母さんなんだから」
まどか「ママのごはん楽しみだなー?」ワクワク
さやか「あぁ…はいはい…」
さやか(冷蔵庫の中は…割とあるなぁ)ガチャ
さやか(簡単に野菜炒めとご飯でも作ってやればいいか?)
さやか「ちょっと待っててねー」ガサガサ
まどか「ほむらちゃん!敵だよ!」ワイワイ
ほむら「落ちついて、そいつの弱点は実は雷属性なのよ」ガヤガヤ
さやか(聞いてねえのかよ…)
17:
さやか「…よっと」ジュージュー
さやか「もうちょっとで出来るよー」
まどか「はーい」ピコピコ
ほむら「………」ピコピコ
さやか(ちょっとくらい手伝ってくれたってさぁ…)
さやか「くっそぅ…あたしもゲームしたい…」ジュージュー
21:
さやか「よっし、出来たぞ!」デデーン
さやか「まどかー!転校生ー!!できたよー!!」
まどか「…あ、逆鱗」ピコピコ
ほむら「捕獲したんだからそれくらい出て欲しいわよね…」ピコピコ
さやか「おーい!出来たって言ってんだろー」
まどか「…はぎ取るまでまってー」ピコピコ
さやか(急かしといてそれかよ…!)イライラ
23:
まどか「ふぅーやっと逆鱗揃ったよー」ゾロゾロ
ほむら「上位で捕獲して尻尾はぎ取れば結構でるわよ」ゾロゾロ
さやか「やっと来たか…はいはいさっさと食べちゃいなさい」
まどか「いただきまーす」
さやか「めっしあがれー」
ほむら「……」
さやか「…転校生、どしたの?」
ほむら「…麺類じゃない」
さやか「え」
26:
ほむら「麺類がいいって言ったじゃない…」
さやか「あー、ごめん…」
さやか「でももう作っちゃったしさ、今日のところはこれで…」
ほむら「……ふん」モグモグ
さやか「……」イライラ
さやか(文句あるなら食うんじゃないよ…)
33:
まどか「ごちそう様でしたー」
ほむら「ごちそう様…」
さやか「はいはい、おそまつ様…」
さやか(なんか無駄に疲れた…)
まどか「ママ…」チョイチョイ
さやか「ん、何?まどか」
まどか「……」ジー
さやか(…皿)
さやか「…え、ちょっと待って」
さやか「洗えって?」
まどか「うん」
36:
さやか「あぁー…めんどくさい…」ジャブジャブ
さやか(何が悲しくて自分で作って食べて洗わにゃいかんのよ)ジャブジャブ
まどか「古龍撃退って何分から?」ワイワイ
ほむら「いきなり撃退じゃなくて倒す事を考えなさい」ワイワイ
さやか(しかもまたゲームかよ)イライラ
さやか(これ終わったら混ざる…!)ジャブジャブ
44:
さやか「よし、終わった!」
さやか「まどかー!転校生ー!あたしも混ぜろー!」
まどか「あ、ママ」
さやか「何狩りー?アカムでもウカムでも…」
ほむら「母さん」
さやか「なに?」
まどか「お部屋のお掃除は?」
ほむら「布団も干して」
まどか「晩御飯のお買いもの」
ほむら「晩御飯は今度こそ麺類よ」
まどか「お風呂も沸かさなきゃ」
ほむら「そしたら狩りに行きましょう?」
さやか「……」
ブチィッ
51:
さやか「やってられっかぁぁぁーーー!!」ズガアァァァァ
まどか「PSPがぁー!」ヒュー
ほむら「ほむらキャッチ!」パシッ
さやか「なんであたしが家事全部やんなきゃいけないのよ!!」
さやか「あんたら2人ずっとゲームしてただけじゃん!!」
さやか「納得いかねえーー!!!」
まどか「ひええ…」
ほむら「…でも」
ほむら「それがお母さんの仕事、なのよ」
59:
ほむら「朝早く起きて、あなたのお弁当を作って急いで会社に行って」
ほむら「夜遅く帰ってきて、またそれを繰り返して」
ほむら「たまの休日も家族にご飯を作ったり、家の掃除をしたり」
ほむら「母親ってそういうものなの」
さやか「……」
まどか「さやかちゃん」
まどか「私達がゲームしてるのを見てどう思った?」
61:
さやか「えーっと」
さやか「ちょっとは手伝って欲しいなぁ、とか思ったけど」
さやか「あ」
さやか(…お母さんって、いつもこうなのかな)
さやか(あたし、いつも自分の部屋にばっかいて)
さやか(お母さんのお手伝いとか、したことないな)
64:
さやか「まどかは、お手伝いとかする?」
まどか「うん、うちはお父さんだけど、するよ」
さやか「…そっか」
まどか「ママの気持ち、分かった?」
さやか「うん」
さやか「お母さんって、立派なんだね」
67:
ほむら「そうね、家族のために文句ひとつ言わないで頑張ってくれてる」
ほむら「たまには、いたわってあげなさい」
さやか「…うん」
さやか「今日は、お疲れ様って言ってあげるよ!」
まどか「えへへ」
まどか(これでさやかちゃんとさやかちゃんママが仲良くなれたらいいなぁ)
ほむら(私もたまには実家に帰ろうかしら…)
70:
まどか「じゃあお母さん体験はおしまい!」
ほむら「モンハンでもやりましょう」
さやか「よっしゃー!」
さやか「さっそくあのアゴ野郎を…!」
まどか「あ」
ほむら「まどか?」
まどか「充電切れちゃった」
さやか「……」
おしまい
78:
ほむら「まどチェーンソーを拾ったわ・・・」
さやか「は?」
ほむら「まどチェーンソーよ」
さやか「ちょ、こっち向けんなあぶない」
さやか「転校生さぁ、なんでもかんでも『まど』つければいいわけじゃないんだよ…」
さやか「前もさぁ、ピンクなだけで『まどコーラック』とか言い出すし」
ほむら「………だめかしら」
85:
さやか「ダメだろ」
さやか「今回はチェーンソーって…まどかと何の関係があるのさ」
ほむら「このチェーンソーはね…」
グイッ ドルルルルン
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ドルルルルルル
さやか「うるっせえええええええ!!」
ほむら「このようにまどかの笑い声で作業する人を癒してくれるのよ」
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ドルルルルルル
さやか「えー!?なに!?聞こえないー!!」
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ドルルルルルル
ほむら「まどかの笑い声がするのよー!!」
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ドルルルルルル
さやか「あぁーー!!??」
89:
ほむら「止めればよかったのね」カチン
さやか「最初からそうしろよ、喉がカラカラになっちゃったよ」
さやか「で、これ何に使うの?」
さやか「どうぶつの森じゃあるまいし、日常的に木なんて切り倒さないでしょ」
ほむら「眠れない夜に枕もとでスイッチオン」
さやか「近所迷惑だよ」
91:
ほむら「せっかくチェーンソーなんだし、使わないのはアレね…」
ほむら「美樹さやか、何か切り倒したいものはあるかしら?」
さやか「…ないよ、あるわけないでしょ」
ほむら「せっかくの癒し土木作業用具、使わないのはもったいないわ…」
ほむら「…うーん」
ほむら「わかめ狩り、いっとく?」
さやか「仁美逃げろぉーー!!」
93:
さやか「とにかくチェーンソーに興味はないよ、どっか持ってってよそれ」シッシッ
ほむら「じゃあ別の誰かの所に持っていくわ…」
ほむら「ふむ…そうなると次は巴マミのところへ行きましょうか」スタスタ

マミ「…まどチェーンソー…?」
ほむら「えぇ」
マミ「普通のチェーンソーよね…どこが鹿目さんの…」
まどチェーンソー「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ドルルルルルル
マミ「ティロ・フィナーレ!!」スパーーーン
95:
ほむら「あやうくまどチェーンソーが壊されてしまうところだったわ…」スタスタ
ほむら「どうしたら…」
杏子「よぉ、ほむらじゃん」
杏子「いったい何を抱えて…」ピタ
杏子「……」アトズサリー
ほむら「一番常識のなさそうなのが一番常識的な反応したわ」
杏子「お、おまそれチチチチェーンソソソソソソ」ガタガタ
98:
ほむら「落ち着いた?」
杏子「あぁ…ジェイソンがトラウマなんだ…」ドキドキ
ほむら(チェーンソー、ジェイソン違う)
杏子「あんたそんな物騒なもん持っていったい何を…」
ほむら「これを持て余していてね」
ほむら「うまく有効活用したいのよ」
杏子「ふむ…」
杏子「なら切ってもらいたいもんがある」
100:
ほむら「どこまで歩くの?」テクテク
杏子「すぐそこの河原だよ、ほら」テクテク
ほむら「これは…すごい雑草ね」
杏子「だろ、こいつのせいで家が埋まっちゃって参ってるんだ」
ほむら(あの段ボールハウスね)
杏子「この雑草、綺麗さっぱり切っちゃってくれよ」
ほむら「…………」
101:
ほむら「佐倉杏子、あなたには植物を愛でる心はないの?」
杏子「え?」
ほむら「これは禊萩、夏の花よ」
杏子「ふーん、これ花なのか」
杏子「でも邪魔だし、ずぱーっと…」
ほむら「この花はね」
ほむら「7月から8月ころに、綺麗なピンクの花を咲かすのよ」
杏子「ぴん…あんたまさか!」
ほむら「まど花…」キラキラ
杏子「………はぁ」
おしまい
102:
| ̄ ヽ
|ハ从k}
|゚ ー゚ノリ <ごめんねコテでした
|⊂ノ
| ̄ ヽ
|ハ从k} ∩
|゚ ー゚ノリ 彡 <さやかちゃんに免じて許して!
|⊂彡
|
| ミ
| サャッ
流浪流離のオナニストこと榊鳥がお送りしました。
まさかの2本立て!眠いから寝る!
じゃあね
103:
いつもの奴か
毎回なかなか面白いから期待してる
104:

10

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