灰原「え、小嶋くんと付き合ってるの?」 歩美「うん」back

灰原「え、小嶋くんと付き合ってるの?」 歩美「うん」


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1:
灰原「…いきなり…」
歩美「えへへっ。実は中学入ってから気になったんだよね…」
灰原「…そうなの」
灰原(…すごく意外だわ)
歩美「哀ちゃんはいないの?好きな人!」
灰原「、え、別に私は…」
コナン「おい、お前ら次移動教室だぞー!」
歩美「わかったあっ。行こ哀ちゃん」
灰原「ええ」
灰原(…好きな人、か)
8:
元太「おせえぞ歩美」
歩美「ごめんねー」
タッ
灰原「…」
コナン「…おい」
灰原「え?」
コナン「何、歩美の事ジーっと見てんだよ」
灰原「…あなたは聞いたの?」
コナン「何が?」
灰原「歩美ちゃんと小嶋君が…」
コナン「あー、そりゃ見ればわかるだろ」
灰原「そうなの…」
灰原(私、気づかなかったわ)
16:
灰原「いいわね、こういうの」
コナン「はあ?」
灰原「私、中学時代とはそういうの楽しんだことないし
 恋愛もね。」
コナン「…。じゃあ俺と恋愛すっか?」
灰原「―っ!、な、何…」
コナン「冗談だっつーの」
灰原「…ばか」
--------------
元太「やっとお昼だー!!」
歩美「もー元太くん早く食べすぎ…」
光彦「歩美ちゃんが早食いの癖直してくださいよ」
歩美「えー私?」
コナン「おい、元太ご飯こぼれてるぞ!」
先生「残ったデザートじゃんけんするよー!」
23:
元太「はい!俺俺!」
男子「まーたてめえかwwww」
光彦「まったく僕には驚きですよ…。歩美ちゃんが元太君と
 付き合っちゃうなんて…」
歩美「そうかな?…」
光彦「小学生の頃なんて想像つきませんでしたし」
歩美「んー、でも今歩美はすごく幸せだよ!」
灰原「…」
灰原(歩美ちゃんが、幸せならいいけど…)
歩美「コナン君は好きな人いないのー?」
灰原(―ドキ!)
27:
コナン「は?俺?」
灰原(…そういや工藤君って蘭さんの事好きだったはずじゃ…?)
コナン「いるわけねーだろー。まあ推理が恋人かな!」
光彦「相変わらず好きですねコナン君…」
歩美「出来たら教えてね!私応援する!」
光彦「じゃあ灰原さんはいるんですか?」
31:
灰原「…、私も今は特に…」
コナン「なんかおめーは好きな人とかっていうタイプじゃ
 なさそうだしなー」
灰原「どういう意味よ。それ」
コナン「あ、だからモテそうだけど全部断るみてーな!」
灰原「…」
光彦「灰原さんは確かにモテますよね!男子の中でも
 人気ですよ」
灰原「…そう。ありがとう」
38:
元太「はー。美味かった!」
歩美「よかったねー」
元太「おう!」
光彦「…なんか元太くんたち見てると和みます…」
コナン「ああ、そうだな…」
灰原「…」
灰原(…好きな人ね…。私も1回そういうの
 体験してみたいわ)
コナン「あ?何だよ、人のことジーっと見て」
灰原「…っ、べ、別に何でもないわ」
灰原(…何してんのよ、私…!)
48:
キーンコーンカーン
歩美「帰ろーっ!」
元太「あれ、光彦は?」
コナン「光彦は他のやつらの帰ったよ」
元太「他のやつらって女の子じゃねーのかー?」
コナン「さーな。光彦にも春が来たんじゃねーのか?」
歩美「わー!お祝いしなきゃね!」
元太「おい、ここのパスタ屋うまそうだぞ!」
コナン「また、食べ物かよ」
灰原「でも本当に美味しそうね」
元太「今度皆でここ来ようぜ!」
歩美「さんせー!」
53:
灰原「…あ」
灰原(…どうしよう、体操着忘れちゃったわ。でも明日は体育ないし…
 って、あるわよ。)
灰原「ごめん、皆。学校に忘れ物しちゃったから
 先かえっててくれる?」
歩美「え、私も行こうか?」
灰原「大丈夫!じゃあまた明日ね」
元太「明日じゃだめなのか?」
灰原「だ、だめよ。じゃあっ」
灰原(だって、今日たまたま偶然体操着の中に薬のデータ
 入れっぱなしにしちゃったんだもの)
タッ
歩美「大丈夫かなー…」
コナン「…」
62:
ガラッ
灰原「はぁはぁ…。あった…」
灰原(走って戻ったから疲れたわ…)
ピシャン タッ
灰原(…皆もう家に着いたかしら…。
 それにしても綺麗な夕日…)
--
コナン「よう」
灰原「…!?」
コナン「何だよ」
灰原「な、なんで工藤君が校門に…!」
コナン「おめー待ってたんだよ。」
灰原「帰ったんじゃ…」
72:
コナン「つーか」
ぐいっ
灰原「えっ」
コナン「おめー走って戻ったからスカーフぐちゃぐちゃだぞ」
灰原「し、仕方ないじゃない」
コナン「それと髪ぼっさぼさでばーさんみてーだぞ!」
灰原「なっ!うるさいわね」
コナン「んじゃ、帰るぞ」
灰原「…。」
灰原(なんで、わざわざ待ってたのよ…)
コナン「つーかさっき言ってたパスタ屋皆いくみてーだから
 お前も行くだろ?」
灰原「工藤君は行くの?」
コナン「まーな。」
灰原「…わかったわ」
73:
コナン「あと、あいつら付き合ってるし俺邪魔みてーだから
 戻ってきただけだぞ。勘違いすんな」
灰原「あら、探偵さんも優しいところあるのね」
コナン「うっせーな」
灰原「…。」
コナン「…。」
コナン・灰原「なあ。」「ねえ。」
コナン・灰原「「 ―っ!! 」」
コナン「なんだよ、おめーから言えよ」
灰原「私は別にたいした内容じゃないし。」
コナン「灰原、おめーから言えっ!」
84:
灰原「お昼のとき…あなた好きな人いないって言ってたけど
 そういえばあの彼女はどうなったの?」
灰原(―ドキン…。)
コナン「あー蘭か?良い感じだったんだけど俺好きって気持ち
 薄くなってたみてーでもう最近は連絡とってねーぞ」
灰原「そう、なの…」ホッ
灰原(―って、一瞬体緩んじゃったわ…)
灰原「で、あなたは何か言おうとしてなかった?」
コナン「あー俺もうねえや」
灰原「な、何それ」
コナン(俺がおめーに伝えたいこと今言っちまったしな…)
コナン「まーまー早く行こうぜ!」
102:
---
ガチャ
コナン「ただいまー」
平次「よう!コナン君!」
コナン「は、服部!?…じゃなくて平次、兄ちゃん…」
蘭「おかえり!コナン君。今日ね和葉ちゃんと服部君
 泊まるんだよ」
コナン「な、なんで…」
和葉「コナン君お久しぶりー!私ら東京遊びに来てて
 そのついでにおっちゃん訪ねようかと思ってて
 そしたら蘭ちゃん泊まっていき言うから…」
コナン(ま、まじかよ…)
平次「お前中学生になったんやろ!立派になったなー!」
126:
コナン(こいつ馬鹿にしてるだろ…)
蘭「じゃあ私、和葉ちゃんと夕食準備するから
 そこで待っててー」
平次「おう!…で、お前あっちゅー間に成長したんやな!」
コナン「仕方ねえだろ。戻れねえんだから」
平次「まあこのままでもいいんやないか?」
コナン「…。さーな?」
平次「で、あのネーちゃんとはどうなってるんか?」
コナン「…、どーもねーよ。好きって気持ちもあんまねーし…」
128:
平次「え」
コナン「つーか、まあ幼馴染として大事だけどな」
平次「じゃああのネーちゃんはお前の事まだ…」
コナン「さあな。…よくわかんねえ」
灰原『 工藤君? 』
コナン「―!!」
平次「どうかしたんか?」
コナン「別に、なんでもねーよ」
コナン(…なんで、灰原…?)
134:
コナン「それよりおめーはどうなんだよ?」
平次「あ、俺か?まあ和葉と付き合ってるけど。」
コナン「へえ。…、…―って!まじかよ!」
平次「なんや今更。結構前やぞ」
コナン「そりゃ、おめでとさん」
コナン(なんか最近皆付き合ってってねえか…?)
平次「和葉ー!まだかー!?」
和葉「うっさいわ!もうちょい待ちぃ!」
蘭「あははー。相変わらずだねっ」
和葉「ったく…うるさいんやから」
140:
平次「んまあお前もはよ、大人になって…」
コナン「俺だって一人や2人気になってる人くれー…」
平次「ん?いんのか?」
コナン「わかんねえ…」
平次「あのネーちゃんの事か?それとも他に…」
コナン「蘭じゃねえ。」
平次「じゃー誰なんや」
コナン「今はまだ誰にも言いたくねーよ」
平次「ふーん。お前も成長したなあ!」くしゃ
コナン「ガキ扱いすんじゃねえ!」
平次「いいか?女の子は繊細でちょっとした事でも気づくぞ。」
コナン「は、何だよ…」
141:
平次「頑張れっちゅうことや!」
蘭「ご飯できたよー。」
平次「よっしゃああ!」
蘭「コナン君。箸。」
コナン「ありがとう。蘭姉ちゃん…」
コナン(…ったく意味わかんねえぞあいつ)
------
元太「コナンー!おせぇえぞ!」
コナン「わりーわりー!ワイシャツ探してたらよ…」
光彦「おはようございます!」
144:
コナン「よう…。そういや光彦なんで昨日…」
元太「コイツにもやっぱ春が来たみてーなんだよ!」
光彦「ちょ、言わないで…っ」
歩美「しかもお相手は東尾マリアちゃーん!」
コナン「…マリアって確か小1のときの…」
歩美「そうだよっ。」
灰原「円谷君おめでとう」
光彦「い、いやあ…」
151:
コナン「なんかおめーらどんどん付き合っていくなあ」
歩美「あとはコナン君と哀ちゃんだけだねっ」
元太「もうお前らくっついちまった方が早いんじゃねーのか?」
灰原・コナン「「 え 」」
コナン「そりゃあ期待しないほうがいいぞ!」
灰原「…そうね。推理オタクさんとはなさそうね」
コナン「…なんだよおめー…」
灰原「別に?」
歩美「2人とも出来たら教えてね!」
コナン「へいへい」
灰原「ええ。もちろんよ」
155:
元太「なーなー!俺らで探偵クラブつくんねえか!?」
コナン「なんだよいきなり…」
元太「俺ら部活とかやってねえじゃん。だから俺らで作ろうぜ!」
光彦「確かに面白そうですね…」
歩美「皆がやるなら歩美も入るー!」
灰原「でも、どうやって作るの?担当先生は?」
元太「そこが問題なんだよなあ?…」
160:
コナン「まあ同好会くれーはOKしてくれんじゃねーのか?」
光彦「そうですねっ。じゃあ放課後までに元太くんと僕で
 行っておきます!」
コナン「え、おめーらで大丈夫なのか?」
元太「ああ。俺らにまかせろよ!」
歩美「じゃあ宜しくねっ。」
---------
167:
灰原「…江戸川君?」
コナン「…」
灰原「聞いてるの?江戸川君」
コナン「―あ、どうかしたか?」
灰原「どうかしたか。じゃないわよ。今日貴方日直よ」
コナン「あ、わりぃーな。あいつらは?」
灰原「歩美ちゃんは用事があって帰っちゃって小嶋君たちは
 まだ探偵クラブの申請中。」
コナン「ふーん。で、おめーは…」
灰原「貴方が日直だからこれ届けに来たのよ。」
コナン「わりぃな。さんきゅ」
188:
-----
一方―
光彦「元太君!灰原サンたちに何も言わなくていいですか?」
元太「いいだろ!あいつら絶対お互いの事気になってるぞ」
光彦「で、でも同好会OKされたことくらい…」
元太「明日でもいいだろ!今日はあいつらおいて帰って
 二人きりにさせる作戦だ!」
光彦「い、今やんなくても…」
光彦(相変わらず元太君は無茶しますね…)
----------
コナン「おっせえな…」
灰原「ええ…」
189:
コナン「あいつらどんだけ先生に粘ってんだよ…」
灰原「そうね…。そのくらいやりたいんじゃない?」
コナン「ああ。にしてもこの教室あっちーな…」
灰原「仕方ないでしょ。夏休み前で今クーラー付けられないんだから」
ガラッ
先生「あれ、君達まだいたの?」
コナン「あ、先生元太たち見ませんでした?」
先生「小嶋くん?…さっき下駄箱出て帰っちゃったわよ」
コナン「―はあ!?」
先生「貴方達も早く帰りなさいね。あと江戸川君第2ボタンつけなさい」
コナン「はあい…」
ピシャン
コナン「ったく何考えてるんだあいつら」
灰原「まあ、私達も帰りましょ」
198:
コナン「おいおめー今日は忘れ物すんじゃねえぞ」
灰原「ばかにしないでくれる?」
コナン「ならいいけどよ…」
ガラッ ピシャン…
コナン「まじであいつら帰ってるぜ」
灰原「靴ないしね。まあいいんじゃない?」
コナン「それにしても探偵クラブなんて作って
 何すんだよ」
灰原「あら、そういうの好きじゃないの?」
コナン「いや、別に…」
200:
コナン「…」
灰原「…」
コナン「もう中学生になっちまったな」
灰原「そうね…」
コナン「ぜってー小学生のうちに黒ずくめのやつらを
 ぶっとばしてやりたかったのによ」
灰原「…」
コナン「おめーは元に戻ったら何がしてーんだ?」
灰原「…っ。」
灰原(私、は…)
コナン「俺はまたあいつらとずっと関わっていきてーって思ってるよ
 もちろんおめーともな!」
灰原「―っ。」ドキ…。
灰原「わ…」
コナン「ん?」
灰原「私も貴方と同じよ…」
コナン「―だろ!」
203:
コナン「そんであいつら驚かしてやろーぜ!本当の正体は―って」
灰原(―…、工藤君って…)
灰原「…はぁ。まったく…」
コナン「何だよ」
灰原「まあ、それも面白そうね」
コナン(―ドキッ!)
コナン「ああ」
コナン(なんでいきなり笑うんだよ…調子がくるっちまうぜ)
205:
コナン「おい…
「 江戸川と灰原あぶねえ!! 」
灰原「―え…」
ぐいっ
コナン「―…」
ドン!!
灰原(え…何…)
男「わりーな、江戸川大丈夫か?」
コナン「ってえ…ったく気をつけろよ」
男「まじごめんな!気をつけて帰れよ!」
コナン「ったく…首折れそうだだっつーの」
灰原(もしかして…今私の事庇ってくれた?)
灰原「工藤君大丈夫?」
コナン「サッカーボールくれー大丈夫だよ」
209:
灰原「あの、」
コナン「なんだ?」
灰原「庇ってくれてありがとう」
コナン「別にいーぞ」
灰原「…」
コナン「サッカーとか懐かしーな」
灰原「いつも犯人に蹴ってるじゃない」
コナン「そーじゃなくて普通のサッカーだよ」
灰原「ふーん」
コナン「…って、お前泣いてる…?」
灰原「…はあ?」
ぽつ…ぽつ…
コナン「雨…?」
灰原「…って…」
ザー ザー
コナン「大降りじゃねえか!」
ダッ
212:
灰原「ちょ、待っ…」
コナン「早くしねーとびしょびしょになんぞ!鞄貸せ!」
 
灰原「えっ」
コナン「行くぞ!」
ダッ
--------------
コナン「…なんかやみそうにねえな」
灰原「…ここの屋根かりても大丈夫かしら」
コナン「さあ。店閉まってるからいいんじゃねえか?」
灰原「工藤君、鞄ありがと…」
コナン「ほらよ」
灰原「…」
コナン「…」
222:
灰原「くしゅんっ!!…寒いわね」
コナン「おい、大丈夫かよ?ったく…」
灰原「私なら大丈夫よ…」
コナン「ほら」
灰原「…え」
コナン「ジャージ着てろよ。貸すからさ」
灰原「…。…貸させてもらうわね」
コナン「…つーか…」
灰原「…何よ」
コナン「…」ジーッ
灰原(ちょっと、顔近…)
228:
ぷに
灰原「何…っ」
コナン「おめーほっぺにどろついてんぞ」
灰原「え…」
コナン「とってやるから動くなよ」
灰原「なんでどろ…」
コナン「走ったときについたんだろ」
灰原(なんか、工藤君が近いわ…)
コナン「取れたぞ」
灰原「ど、どうも…」パッ
コナン「…おめー今顔赤くね?」
233:
灰原「ち、違うわよ!」
コナン「熱かもしんねーんだぞ。博士に迎えにきてもらうか?」
灰原「大丈夫だって言ってるでしょ!」
コナン「ちょ、おめーこっち見ろよ!」
灰原「ほっといて―…
コナン「灰原!」
ぐいっ
灰原(…恥ずかしい)
コナン「お前今日家帰ったらゆっくり休めよ」
灰原「…ご心配どうも。」フラッ
灰原(やばいわ…。本当に風邪引いたかも…)
灰原「雨少し止んだみたいだから行きましょ…」
ふら…
コナン「―、灰原!」
236:
ぐいっ
次の瞬間、コナンは思わず灰原を後ろから
抱きかかえるようにした。
灰原「―…。」
コナン「おい、てめえふらふらしてんぞ!」
灰原「ご、ごめんなさ…」
コナン「やっぱ博士に…」
灰原「それより…」
コナン「なんだよ」
灰原「いい加減手離してくれる?」
コナン「―っ、おめーが倒れそうになるからだろ」
238:
コナン「荷物は俺が持ってやるから。行くぞ」
灰原「ええ。」
灰原(…なんかまだ感触が…。―じゃなくてびっくりしたわ…)
-------
ガチャ
コナン「博士ー!いるかー?」
博士「おお、新一。」
コナン「こいつ熱あるみてーだから送りに来た」
博士「哀君が?」
灰原「大丈夫よ、博士。」
241:
コナン「じゃあ俺帰るな。」
博士「わざわざありがとうな」
コナン「灰原も気をつけろよ」
灰原「ええ…」
パタン
灰原「博士、私着替えて寝るわ…」
博士「そうじゃな。…新一は中学生になって新一っぽくなったなあ」
灰原「…当たり前でしょ。本人なんだから…」
博士「これからも仲良くやるんじゃぞ」
灰原「…。ええ」
ガチャ パタン…。
博士「ふう。いつになったらあの子らは
 お互い気づくんじゃろーか…。」
244:
ガチャ
コナン「ただいまー」
蘭「あ、おかえり。雨でびしょびしょなったでしょー。」
コナン「うん。大丈夫だよ」
小五郎「今日お前遅かったじゃねーか」
コナン「あ、日直だったんだ。」
蘭「コナン君先お風呂場行ってて!タオル持ってくるね」
コナン「うん」
ガチャ
コナン「下着まで濡れてんじゃねーか」
249:
ガラガラ
蘭「持ってきたよ。制服のズボン明日までに乾かすからそこに
 おいておいてね」
コナン「ありがとう、蘭姉ちゃん」
蘭「いいえー」
コナン「あ、蘭姉ちゃん…」
蘭「ん?どうしたのコナン君」
コナン「蘭姉ちゃんは、結婚とかしないの…?」
蘭「え…」
250:
コナン「それとも新一兄ちゃんのことまだ…っ」
蘭「いきなりコナン君何聞くのかと思ったら…」
コナン「…蘭姉ちゃん?」
蘭「私、新一の事はまだ好きだよ。でも…もう新一
 知らないどっかに行っちゃったみたいでさ…
 無理みたいっ」
コナン「…」
蘭「だから、次に好きな人が出来るまでは結婚
 しないんだよ。」
コナン「そっか…」
蘭「そういえば、コナン君って中学生の頃の新一に似てるね」
コナン「(ドキッ)そ、そうかなあ…」
蘭「じゃあ風邪引かないように早くお風呂入ってね」
パタン
256:
コナン「…。」
コナン(やっぱ俺、蘭の方には戻れねえよ…)ずるずる…
ぺたん…
コナン「俺、今のままでいいって思っちまってる…」
--------------
歩美「おはよー!コナン君!」
コナン「よう」
光彦「今日は雲が多いですねえ」
歩美「雨やだー」
コナン「つーか光彦と元太!」
元太「な、なんだよ」
コナン「昨日先帰ったなら言えよな!教室で待っちまったぜ」
歩美「嘘ー。元太君!」
元太「悪かったって!でも同好会OKもらえたぞ!」
光彦「ええ!今日からやっても大丈夫みたいです」
灰原「あら、楽しみじゃない?」
257:
コナン「っておめー大丈夫なのかよ」
灰原「当たり前よ。寝れば治るわ」
コナン「ならいいけどよ…」
歩美「あ、光彦君!マリアちゃんいるよ!」
光彦「え、本当ですか?」
歩美「マリアちゃーん!おはよう!」
タッ
元太「おい、光彦も行けよ!彼女だろ?」
光彦「ちょ、待ってくださいよ…」
259:
マリア「おはよう、光彦君」
光彦「おはようございます…マリアちゃん」
元太「あいつ顔真っ赤だぞ!」
歩美「わー幸せそう?。マリアちゃんも一緒に学校行こ!」
マリア「うん。ありがとうっ」
コナン「なんだこれ…。ダブルデートみてーじゃんか…」
260:
灰原「見てて面白いじゃない?」
コナン「ったくマセてんなー…」
歩美「あ、ねえ皆!夏休み6人で海行こうよ!」
元太「さんせー!」
光彦「いいですねえ」
歩美「哀ちゃんとコナン君も行くでしょ?」
光彦「一緒に行きましょうよ」
元太「おい、おめーらも絶対だぞ!」
マリア「私、楽しみにしてます」
コナン(断れねえ空気になってんじゃねえかよ…)
灰原「私は別にいいわよ。江戸川君も行くわよね?」
コナン「え…。ああ…。」
歩美「じゃあ決定?!」
266:
------
キーンコーンカーン
先生「では2学期にまた教室で皆さんに会える事を
 期待してますね」
元太「おい、光彦成績どうだったよ…。」
光彦「僕は普通でしたー。」
元太「俺、やべえよ…!」
歩美「皆で一緒に課題やろーねー」
光彦「帰りもマリアちゃん呼んでもいいですか?」
歩美「いいよー」
光彦「じゃあ僕呼んで来ますねっ」
タッ
元太「おい、コナン…おめーは成績どうだったよ…」
コナン「まあ普通だったぞ!」
コナン(習ったしな…)
267:
元太「あー俺まじ頑張れねえと…」
コナン「が、頑張れよ!」
灰原「…」
歩美「哀ちゃんどうしたの?」
灰原「…あの」
歩美「ん?」
灰原「明日一緒に水着買いに行かないかしら」
歩美「あ、いいねっ。マリアちゃんも誘おうよっ」
灰原「ええ、いいわよ。それで…」
歩美「ん?」
灰原「…話があるの」
272:
-----------
次の日―…。
歩美「哀ちゃーん!こっちだよー」
灰原「はぁはぁ…。ごめんなさいね。準備遅くなって…」
マリア「灰原さんの洋服可愛い?」
灰原「ありがと…。」
歩美「じゃあ行こっ」
灰原(…今日、ちゃんと言おう…)
マリア「この花柄の水着可愛いっ」
歩美「超似合ってるねっ。哀ちゃんはビキニ?」
灰原「えっと…どうしよう…」
灰原(そういえば水着なんて着たことないわ…)
マリア「灰原サンは黒とかが似合いそうです」
歩美「歩美もそう思うー!」
灰原「…そうかしら?」
277:
歩美「それにピンクのラインもちょっと入ってて哀ちゃんらしいよ!」
灰原「…、じゃあ私これにするわ」
マリア「当日が楽しみです!」
灰原(本当…楽しみ…)
-----
一方―…
元太「おいコナン」
コナン「なんだよ。マックのポテトは嫌いなのか?」
元太「そうじゃなくて!」
光彦「単刀直入にいいます、灰原さんの事どう思ってるんですか!」
コナン「…灰原?なんだよいきなり…」
282:
元太「本当は好きなんだろ!」
光彦「それなら僕達全力で応援しますよ!」
コナン「だから好きじゃねーよ!もし芽生えたら
 ちゃんと言うから」
元太「んだよ。つまんねーの」
光彦「ちゃんと教えてくださいね!」
コナン(…本当の事なんか恥ずかしくていえるわけねーだろ。
 バーロー)
------
歩美「はー欲しいもの買えてよかった!」
マリア「このアイスむっちゃ美味しいねん」
歩美「そーだねー!…で、哀ちゃんの話って何?」
灰原「あ、じゃあどっか座れる場所で…」
287:
歩美「で、何!」
灰原「あ、食べながらでいいわ…。たいしたことじゃないし」
マリア「気になります!」
灰原「そ、そう…」
歩美「うん」
灰原「前に歩美ちゃんに好きな人出来たらおしえるって
 言ってたでしょう?」
歩美「え、そうだけど…」
灰原「私、好きな人出来たわ」
294:
歩美「え、哀ちゃんに…?」
灰原「ええ。やっと自覚できたわ。」
マリア「すごいです!私応援超する!」
歩美「相手は誰なの!?」
灰原「え…」
歩美・マリア「え?」
灰原「…っ、江戸川君…。」
-----------
コナン「つーか今日はおめーたち彼女さん達と
 一緒じゃなかったのかよ」
元太「いや、誘ったんだけど遊ぶんだってよー」
光彦「僕もそう言われました。」
コナン「じゃあ二人でどっか遊びに行ってんじゃねえのか?」
元太「灰原もな!」
コナン「ああ、そうだな…」
301:
その日の夜―
灰原(…今日、ちゃんと言えた…。から私頑張らなきゃ…)
?♪?♪
灰原「メール…?」
-------------------
from歩美ちゃん
本文:明日海行けますか?*
皆いけるようだったらまた
時間とかメールします!
----------------
灰原(明日、とか早いわね…)
灰原「博士!」
博士「なんじゃ?」
灰原「明日何も用事ないわよね?」
博士「おう。そうじゃが」
灰原「私、歩美ちゃん達と海行ってくるけど大丈夫?」
博士「大丈夫じゃぞ。海か?昔わしもよく行ったなあ」
灰原「そうなの。じゃあ明日行ってくるわね」
ぱたん
博士「哀くんが楽しそうに遊びに行くなんて…
 成長したのう…。」
304:
灰原「行けるわ…っと。送信」
灰原(皆と海…楽しそうね)
--------------
コナン「蘭ねーちゃん!俺の海パンどこにあるかわかるー?」
蘭「え?明日どこか出掛けるの?」
コナン「えっと出掛けるかもしれないんだあ」
蘭「そうなんだ。ちょっと待っててね」
ガチャ
小五郎「まーたあの探偵団ぐるみのやつらか?」
コナン「ま、まーね…」
306:
ガチャ
蘭「えっと黒と青があったけどどっち持ってくの?」
コナン「うーん、黒で!」
蘭「はい。楽しんできてね」
コナン「うん」
小五郎「中学生っつってもまだまだガキだなあ?」
?♪?♪
コナン「あ」
---------------
from:歩美
本文:明日皆行けるようなので
米花駅に8時に集合してくださいっ
---------------
コナン「了解…っと。」
コナン(なんか楽しみだな!)
310:
次の日―…
歩美「じゃー皆そろったから行こー!」
元太「よし!海の家の食べ物沢山食うぞ!」
光彦「またそれですか。元太君は…」
コナン「あ、おめー今日珍しくショーパンかよ」
灰原「…悪い?」
コナン「べ、別に…」
灰原(…なんか変に意識しちゃうじゃない)
光彦「マリアちゃん荷物僕が持ちますよ!」
マリア「み、光彦くんありがとう…」
元太「じゃー俺も歩美の持つぞ」
歩美「え、本当?ありがとうーっ」
311:
コナン(おい、これって空気的に・・・)
コナン「おい、灰原お前の荷物も…」
灰原「いいわ。」
コナン「え」
灰原「その代わり、電車降りたら宜しく」
コナン「…んだよ。」
歩美「哀ちゃんいい感じだねえ」ヒソ
マリア「見てるこっちがニヤけちゃう…」ヒソ
元太「何あいつらニヤニヤしてんだ…?」
光彦「さあ…」
323:
『 ―○○駅に到着しました 』
歩美「ここだよね?」
元太「おう。いこーぜ!」
コナン「…ほら、貸せよ」
灰原「!、ありがとう」
-------
マリア「わー着いたあ!」
元太「泳ごうぜ!」
光彦「元太君待ってください!日焼け止め…」
元太「ちっ、面倒くせえ」
歩美「もー塗らなきゃだめだよ!」
灰原「…あら、江戸川君めがね取るの?」
コナン「ああ。海だし、別にいいだろ。こんなとこに
 黒ずくめなんているわけねーだろし」
カタ・・・
灰原(…めがね取ると…工藤新一みたい…)
326:
歩美「じゃあ私達着替えてくるね!その間に日焼け止め塗るんだよー」
光彦「行ってらっしゃい!」
コナン「あ、お前も水着あんのか?」
灰原「当たり前でしょ、海に来てるんだから。じゃあ」
タッ
コナン(あいつも水着か…)
元太「あ、おめー今灰原の水着姿想像しただろ!」
コナン「―はあ!?」
光彦「もうすぐ見れるんですからね!」
コナン「な、何言ってんだよてめーら…」
332:
歩美「お待たせー!」
元太(―ドキ!)
歩美「どしたの?」
元太「歩美、水着似合ってんぞ!」
歩美「ありがとー!早く泳ぎに行こ!」
元太「おう!」
タッ
光彦「マリアちゃんも可愛いですよ」
マリア「ありがとうっ…」
コナン「…あれ、灰原は?」
マリア「あ、灰原さんに先行ってていいって言われたから
 多分まだ着替えてると思うよ」
コナン「あーじゃあ俺待ってるからお前ら泳ぎに行ってもいいぞ」
光彦「あ、そうですか?ありがとうございます!マリアちゃん行こう」
マリア「ありがとう。うんっ」
333:
―10分後
コナン「おっせえなあ…」
―20分後
コナン「…?何してんだ、あいつ…」
―30分後
コナン「もーおっせえ!どこにいんだよ!」
ダッ
コナン(たしか、シャワーつきの着替え場所ってここだっけか…?)
コナン「人多すぎだろ…」
337:
コナン(あいつの水着の色さえわかればなあ…)
ドンッ ドテッ
コナン(―!やべえ、女転ばせちまった)
コナン「す、すみません。大丈夫ですか…」
灰原「いえ、こちらk…」
コナン「…」
灰原「…」
コナン「―って灰原…?」
灰原「そうだけど」
コナン(―、黒い水着すげえ似合ってんじゃねえか…)
灰原「…何よ」
339:
コナン「…おめー、可愛いな…」
灰原「え…」
コナン「あ。」
コナン(やべえ、何言ってんだ俺)
灰原「…」
コナン「…灰原?つーか顔赤いぞ…?」
灰原「…ばか」
ドンッ
コナン「いってえ!どこ行くんだよ」
灰原「戻るのよ」
タッ
コナン「つーか着替えに何分かかってんだよ」
灰原「後ろの紐が結べなかったのよ」
347:
コナン「へ、へー…」
灰原「そんなに見ないでよね。変態」
コナン「―んな、俺はちっげえよ!」
歩美「あ、コナン君たち来たーっ」
元太「お前らビーチバレーやろうぜ」
コナン「ああ。いいぜ」
マリア「灰原さんもね!」
灰原「ええ」
349:
歩美「じゃー女子対男子ね!」
光彦「手加減しませんからね!」
マリア「ルールはボールを落とさないようにすればいいのかな?」
歩美「じゃあそういう事で!」
マリア「じゃあ行くよ?…」
歩美「マリアちゃん頑張れ!」
マリア「そー…れっ!」
バシッ
352:
元太「コナン!」
コナン「おう!」
ポンッ
歩美「哀ちゃん!」
灰原「え、ええ…っ」
ポンッ
コナン「おい、元太と光彦どっちか!」
元太「ど、どっちってどっちだよ!」
光彦「ええええっ」
ポサッ…
歩美「やったー!ナイス哀ちゃんっ」
マリア「わーいっ」
354:
―20分後
歩美「10対7で女子チームの勝ちー!」
マリア「わーい!」
元太「くっそ…う」
光彦「おしかったですね!」
コナン「…ああ。」
歩美「てゆーかちょっとやっただけなのに疲れた…」
ドサッ
灰原「楽しいけど疲れるわね」
マリア「うん!」
357:
元太「次は海で泳ごーぜ!」
歩美「いいよーっ」
コナン「あ、俺は休んでるわ。」
マリア「灰原さんは?」
灰原「私はトイレ行ってくる。」
歩美「じゃあ終わったら来てねー!」
光彦「じゃあ行きましょう」
タッ
灰原「…工藤君も泳ぎに行けばいいのに」
コナン「俺は疲れたから休憩ー」
灰原「そう…。じゃあ私トイレ行ってくるから」
コナン「おー」
382:
ジャー…。
灰原(わ、まだ人多いわ)
灰原「あら、あっちのほう結構空いてるのね…」
「 おじょーさん 」
灰原「…?」
ギャル男「一人なの?俺らとあそばねー?」
ギャル男2「高校生?いやもしかして中学生?」
灰原(ナンパ…かしら?)
ギャル男「ねえー暇なんでしょ?俺らに付き合ってよー」
388:
灰原「…結構です。友達が待ってるので」
ぐいっ
ギャル男「そんな事いわずにさーね?」
ギャル男2「焼きソバ奢るよ?」
灰原「…手、離してください」
ギャル男「なんならその友達も一緒に遊ぼうよ」
391:
灰原「本当にやめてくれませんか?」
バッ
ギャル男「んだよ。少しくれーいいじゃんか」
ギャル男2「まあ、行こうぜ」
灰原(…よかった。早く皆のところ戻ろう)
タッ
ギャル男「…なーんて離すかよ!」
ぐいっ
灰原(―っ!?)
灰原「きゃああっ…」
---------------
コナン「…?つーか灰原トイレもおせーな…」
403:
タッ
光彦「あれ、灰原さんまだなんですか?」
コナン「ああ…」
光彦「僕は飲み物飲みにきました」
コナン「…」
光彦「灰原さん来たら一緒に合流してきてくださいね」
コナン「おう!」
タッ
コナン「…。」
-------
灰原「ちょっとあなた達離しなさいよ!」
ギャル男「おっと、そんな暴れんなよー」
ギャル男2「外見は美人でも中身は凶暴だなww」
灰原「…っ」
灰原(なんでこんなに力強いのよ…っ)
412:
ギャル男「おい、早く車に乗せろ!」
灰原「どこに連れて行くつもりなのかしら?」
ギャル男2「着いたら教えてやるよ」
ぐいっ
ギャル男「早く乗れ!」
灰原「乗るわけないでしょ…」
ぐぐ…
ギャル男2「いい加減諦めろ!」
灰原(嫌…っ、誰か…)
421:
「 おい 」
ギャル男「あ?誰だてめえ」
コナン「俺のツレに何か用ですか?」
灰原「工藤く…」
ギャル男2「俺らが先に目ぇつけたんだからガキはすっこんでな」
ザッ
灰原「工藤君あぶな…っ!!」
プスッ
ギャル男2「ふにゃ??にゃ…」
ドサッ
灰原(麻酔銃…!)
ギャル男「おいギャル男2どうした?」
コナン「灰原逃げるぞ!」
ぐいっ
灰原「―…っ!」
ギャル男「おいてめえ待てよ!!」
425:
コナン「はぁはぁ…お前、大丈夫か?」
灰原「…」
コナン「おい、灰原…」
ぽすっ
灰原は体の力がぬけたのか
コナンの胸の中に飛び込んできた
灰原「…」
コナン「はい、ばら…?」
431:
灰原「助けてくれて…ありがと…」
コナン「別にいいけどよ…大丈夫か?」
灰原「ええ…。ちょっと怖かったけど」
コナン「…っ、お前自分が女だって自覚して気をつけろよ!!」
灰原「…クス」
コナン「…なんだよ」
灰原「工藤君も心配してくれるのねってね」
コナン「…なんだよ、それ」
ぎゅ…っ
439:
灰原(どうしよう…安心するわ…)
コナン・灰原「俺」「私」
コナン・灰原「え…何」
灰原「…次は工藤君から言ってよ」
コナン「俺からかよ!」
灰原「前は私から言ったじゃない」
コナン「…俺…」
灰原「…?」
445:
コナン「俺、お前のこt…
歩美「あー!2人ともいたー!」
コナン・灰原(―!!)
バッ
元太「おい!何してたんだよ!」
歩美「あれ、今抱き合っって…
灰原「何言ってるのよ?ナンパから助けてもらっただけよ」
マリア「コナン君すごいですねっ」
光彦「早く泳ぎに戻りましょうよ!」
歩美「れっつごーっ♪」
灰原(…なんかちょっと残念かもね…)
455:
灰原「ねえ、工藤君さっき何か言いかけてなかった?」
コナン「あー聞くか?」
灰原「な、何よ…」
コナン「ちょっと耳貸せよ」
灰原「え…」
ぐいっ
コナン「――――…。…」
灰原(―…っ。)
457:
コナン「よし!お前ら泳ぎの勝負すっか」
元太「お!やんのか?」
ダッ
灰原「…。」
歩美「哀ちゃん?どうしたの?」
灰原「…っ」
歩美「すごく顔赤いよ?」
灰原(なんで…
 耳元であんな事―…っ)
コナン『 ―…おめーが、好きだ。 』
灰原(―っ!!…やだ…、私…)
464:
灰原「あゆみちゃん…」
歩美「ん?」
…ぺたん
灰原「私…すごく江戸川君が好き…」
歩美「うん。」
灰原「…え…」
歩美「きっとコナン君も哀チャンの事大好きだから
 哀ちゃんもコナン君に気持ち伝えてきなよ」
灰原「…」
歩美「それに皆には言ってないけどさっき抱き合ってたよね?」
灰原「―っ…。そうね…」
475:
歩美「歩美はすごくお似合いだと思うよ。コナン君も絶対待ってるよ!」
灰原「…ありがとう。歩美ちゃん…。」
ダッ
歩美(…頑張れ哀ちゃんっ)
灰原「江戸川くーーーん!!」
コナン「…!」ビクッ
元太「なんだ灰原、大きな声出して…?」
灰原「私だけ気持ち伝えられなくて…っ。」
コナン「…なんだ…?」
灰原「…っ!! 
 私も、江戸川君が好きーーーっ!!」
483:
光彦「灰原さん…!?」
元太「お、おいコナン…」
コナン「…ったく…」
バシャバシャ ダッ
灰原「工藤く…」
ぎゅっ…
マリア「わあ…っ、大胆ですねえ…」
コナン「おめーって女王様タイプだしよくわかんねーなあ…」
灰原「…何よ女王様って…。それより恥ずかしい…」
コナン「灰原。俺をこっち向け」
灰原「…?」
ちゅ、
489:
ザワッ
ギャル達「あのカップルちゅーしたああwwww」
ギャル女「可愛い?っ」
歩美「哀ちゃん幸せそう?…っ」
マリア「そうですねえ…」
元太「…」
光彦「元太君…すごい、ですね…」
歩美(哀ちゃんおめでとう。)
そして哀ちゃんはキスされたあと
恥ずかしそうに手で顔を隠した。
コナン君は楽しそうに私と元太君たちに
ピースをして笑っていた。
495:
―――
コナン「つーことで俺ら付き合う事になった!」
灰原「…」
歩美「おめでとー!」
マリア「おめでとうございます?」
光彦「よかったですねえ」
元太「…つーか…」
コナン「え?」
元太「おめー好きな人いねえんじゃねえのかよ!!」
コナン「あ…わりぃ」
光彦「元太君もういいじゃないですか…」
503:
元太「言ってくれれば俺だって協力したのによー」
コナン「わ、悪かったって!」
灰原「…クス」
コナン(…あ…)
俺は元太からも罵声を浴びさせられてる
間、隣にいる灰原を見たら楽しそうに笑っていた
コナン(まあ、最初はこれでいいかな)
コナン「灰原。好きだぞ」
灰原「…えっ」
俺はそう言って灰原の赤くなる顔を見て
俺はまた幸せを感じた。
―END
506:
楽しませてもらったぞ
50

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