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【閲覧注意】後味の悪い話『ターザン』
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3:
故・如月小春の戯曲『DOLL』は後味悪い。
全寮制の学校で出会った女子中学生5人は仲良しルームメイト。(高校生だったか?忘れた)
元気一杯の主人公A子、泣き虫甘えんぼのB子、不良娘のC子、ガリ勉のD子、リーダー気質のE子は
それぞれに悩みを抱えながらも、友情によってさわやかに解決を図っていく。
(すべて仮名)
ある日、主人公A子に恋人ができる。
みんな応援するが、会っている時に本当の自分でいられないことに悩むA子。
大好きだけど彼といると疲れちゃう。それを打ち明けると、彼は優しく笑って納得してくれた。
よかったね、よかったね、という雰囲気になるもつかの間、彼が自殺してしまう。
ショックを受けるA子。
「私、もうだめ、もうだめ・・・」
「A子・・・」「しっかりしろよ!」「A子・・・」
14:
授業を休んで海に向かう5人。
「海って広いんだねえ」「ねえ、死んじゃおうか?」
5人は明るく、意気揚々と海に進んでいく。
軍隊のように高らかにマーチを謳いながら。
「進め!進め!進め!」「怖くない!怖くない!」
結局5人は海に消える。
場面はニュース映像へと切り替わるが、5人の死体は最後まで上がらない。
天国では5人が「怖くなかったねえ」などと言いながら談笑している。
5人が死を選んだ理由も最後まで描かれず、
爽やかに始まり、怒涛の如く砕け散る。
80年代の戯曲だが、保護者や学校関係者の受けはすこぶる悪いにも関わらず、
いまだに演劇部で生徒が好んで使用する戯曲。
(さっき名前欄間違えた。後味悪い)
16:
補足。
まったく理由のない自殺ではなくて、彼の自殺によって仲間5人の心がかき乱されていく過程や、
それまでの5人の背景の説明はしっかり描かれている。
それにしても死ななくても、という理不尽さと、
あとは5人がいかにもごく普通の生徒だった事実に翻弄される周りの大人たちの姿が、
なんともいえない後味の悪さを引き起こしている。
中2病にかかってる人は共感できるし泣ける話だと思うよ。
21:
主人公は優等生でみんなから頼られている。
係活動などではやる気の無いみんなを引っ張り、
勉強のできない子には教えてあげ、体育でも率先して活動する。
父の再婚によってできた義母とも上手くいっている。
ある時から主人公は不思議な世界に入り込むようになる。
そこには自分と同じ人間が多数いるが、それぞれ性格が異なっている。
『真面目な私』『明るい私』『優しい私』などなど…
面白いからと何度もその世界に行くようになった主人公。
様々な『私』のいる世界を歩き回っていたら、
ひどく陰気な雰囲気のただよっているところに出た。
そこには憂鬱そうに寝転がっている『陰気な私』や、
人の悪口を言いまくったりする私など、
今まで見た事の無いマイナスな自分がたくさんいた。
見なかった事にしようと思い通り過ぎていくと、突然声をかけられた。
それは『わがままな私』だった。
わがままな私は主人公の優等生さを馬鹿にする。
なんでいつもやる気のない馬鹿のために自分の面倒事を増やすんだ、
あいつらは主人公に恩を感じたりなんかしないしただの雑用係だとしか思っていない、
大人にいい子ちゃんだと誉められる事が嬉しくてやってるなんて阿呆みたいと言ってくる。
主人公は無視して帰っていく。
またその世界に行った時『わがままな私』はまた主人公の悪口を言ってきた。
「あんた本当はお母さんの料理まずいからって嫌いなんでしょ
下手したら家族仲壊れるかもしれないからって無理してるけど
そんな事も言い出せないあんたって本当に小心者」
いい加減うっとおしい、死んでしまえと主人公は叫ぶ。
その途端に『わがままな私』が全身から血を流して倒れた。
「ばかね…どうして『自分』を殺すのよ」と血まみれで泣く『わがままな私』
その瞬間、主人公は吐血した。様々な我慢が積もった結果、胃を壊したのだろうと診断された。
43:
望月花梨の「傷」
主人公は無口な少女。
その無口さのせいで起こる後味の悪い話が時系列順に語られて行く。
小学校低学年ぐらいの主人公は、従姉の車に乗っている。
無口で友達のできない主人公に従姉は
「いざという時に大事な事を言えないでしょう」と言う。
用事があって車から降りる従姉。主人公は同い年の従弟と共に車に残される。
外では雨が降っていて、暇な主人公は曇りガラスに絵を書いていた。
いきなり、従弟が胸をさわってきた。やめてと言ったが「さわらせろよ」と怒鳴られた。
従姉が帰って来ると、何事もなかったかのように平然としている従弟と、
激しく泣きじゃくる主人公の姿があった。「お腹が痛いんだって」と従弟は言う。
違うと言おうとするが、見えないように足をつねられ牽制された。
どうして自分はお腹が痛いふりなんてしてるんだろう、
どうして何も言えないんだろうと、泣き続けながら主人公は思った。
小学校高学年になった主人公は、いじめのようなものを受けていた。
いじめっ子たちは理科室からプレパラートを盗んでくるよう主人公に強要していた。
プレパラートを窓から落とすと、地面に落ちて割れる瞬間がキラキラしてとても美しいのだ。
教員たちはもちろん教材を盗む事など許さず、戸締りを強化したりと対策していたが
プレパラートを持って行かなければひどい目にあうと主人公は隙を見て理科室に忍び込む。
なんとかプレパラートをげtできたものの、教員たちがやってくる気配がした。
焦りながら窓の外を見ると、いじめっ子たちが歩いていた。
「パス!」主人公は叫びながらプレパラートを投げつけた。
いつもは節約していちまいずつ落とすプレパラートが大量に落ちて行くその様は、
キラキラと輝きとても美しく、主人公もいじめっ子たちも呆然と見惚れてしまう。
だがそれは一瞬で、すぐにプレパラートを大量に浴びたいじめっ子たちの悲鳴が聞こえた。
大事には至らなかったが、薄いガラス片を大量に浴びたわけでいじめっ子たちは無傷ではすまなかった。
後日、教員によって、包帯を巻いたいじめっ子たちに主人公は謝らされた。
「私達何も知りません」口々に主張するいじめっ子たちによって、全ては無口な主人公のせいになった。
44:
中学生になった主人公がトイレに行くと、目立つタイプの子が先生に怒られているところだった。
彼女は生理用品を用具入れに無断で置いていて、トイレを私物化するなと言われていた。
「でも私だけじゃなくて、いきなり来ちゃった子とかみんな使ってるし便利なんですよ」
彼女は言うが、先生は怒りつづけ、二人はそのままトイレを出て行った。
すると、個室に入っていた女の子が出て来た。目立つ子の友達だ。
しかし、エキセントリックで短気で周りに喧嘩売りまくりという感じの目立つ子と違い、
大人しくて目立たないタイプだ。どちらかというと無口で主人公と似たタイプ。
内気な子は小学生の時にトイレにナプキンを持ち込んでいるところを男子にからかわれ、
それ以来目立つ子は内気な子のためにトイレにナプキンを置いておくようになったのだという。
そんな小学生の時の事を、先生に反抗してまでやらなくたっていいのに、と内気な子は呆れた様子。
目立つ子のエキセントリックさにもついていけなくなったのか、似たタイプの主人公といい感じになる。
「もしかしたら友達になれるかも…」と主人公は期待するが、外から怒声が聞こえてきた。
目立つ子が、以前に喧嘩を売った男子たちからリンチを受けているらしい。
内気な子は主人公と話しながらもそよそよした感じになりあげくに
「すぐ帰るね」と言い残し、何故か掃除用のモップを手に出て行き、そのままいつまでも帰ってこなかった。
主人公は待ってと引き止める事すらできず、ただ無言で床に落ちていたナプキンを踏みつけた。
45:
高校生になった主人公は、以前の無口さなど微塵もなく、
友達もたくさんいて誰にでも話しかけおちゃらける明るいキャラになっていた。
ある日、片思いの相手の少年が持ち歩いているノートが気になり盗みだしてしまう。
読み終わったらすぐに返そうと思ったが、開いて見ると中は英文だらけで時間がけっこうかかりそうだった。
英語辞書を片手に和訳していく。それはどうやら交換日記のようだった。
英語の苦手な少年のために、少年の姉が英文での交換日記を提案したようだった。
今日あった出来事などを和やかに書き綴って行く二人。
だが雲行きがだんだん怪しくなる。少年はやがて、姉への欲望を吐露していく。
噂に聞くところだと、少年には親の再婚によって義理の姉がいるのだという。
だけど血がつながらないわりに顔がよく似ており、それには複雑な事情が関わっているらしい。
和訳するにつれ、学校での明るい少年の姿が崩れて行くように思えてきて、
主人公は恐れを抱いて日記を少年の机の中に返す。その姿を同級生の男子たちが見ていた。
恋文でもあるのかと思った男子たちは机の中を覗き、日記を取り出した。
翌朝学校に行くと、少年の日記とその和訳が黒板に貼り出されていた。
ざわめく人々の中、すぐに黒板を消しにかかる主人公に
「もともと読んだのはお前じゃんか」と貼り出した男子たちが言ってくる。
その後ろには当の少年がいた。少年は主人公の名を叫びながら、主人公を殴り倒す。
「お前だろ、お前がやったんだろ、なんとか言えよ、おい」
何も答えない主人公に圧し掛かり、激昂した少年は首を絞める。
周りの生徒が止めに入り、少年は引き離された。
荒く呼吸しながら泣く主人公。友人は男子を責めながら
「あんたもなんで何も言わないのよ」と主人公に訊ねる。
なにを話そうと、やっぱり自分は肝心な時には何も言えないのだと主人公は思う。
それらの記憶を思い出しながら、今でも疼くこの傷をそれでも愛しいと思うと主人公は語る。
46:
>>45
乙。最後の「愛しい」って感情がいいと思ったけど、その傷は
少年に首を絞められたアザってことかな。それともそれらの体験全般を指して?
前者だとしたら、切なくもモヤモヤする乙女心だ。
ところで>>44の「そよそよした感じ」ワロタ
49:
よそよそした感じじゃなくてよそよそしい感じだった。
そしてどっちかというとそわそわした感じの方が近かった。
正直正気じゃなかった 大変すまんかった
50:
>>49に秘められた狂気が今、そよそよと音を立てる!
100:
もう随分前なんだけど、猫のおしっこの匂いを消すクスリ、
売り出されてたんだけと知ってる?
「ねこのおしっこは くさい」っていうコピーのコマーシャルのやつ。
婆さんの面倒みてる友達がいたんだけど、そいつが
「婆さんもらすと臭くてしょうがないから、今度これ飲ませる」
って言ってたんだよな。
「大丈夫かよ?やめなって。副作用出たらどうすんの」
「それはそれで良いじゃん。早く死ぬでしょ」
という会話をしたが、翌日くらいにぶわっと後味悪くなった。
しばらくして婆さん本当に死んで、まあ死んでもおかしくはない状態だったけど、
その猫のクスリに関しては、今だにそいつに確認できないでいる。
106:
臭いの話で思い出した。悩み相談だったかで読んだ話。
「嫁は仕事が忙しいからと店で出来合いの料理を買ってくる。
私は昔から嫁の立場で苦労してきた。嫁が来たら、もう掃除洗濯は嫁が
するものと思っていた。嫁が来て、これからのんびりするつもりだったのに、
嫁は仕事を辞めずに続け、家のことは何もしようとしない。
掃除も洗濯も私がうるさくいわないとしてくれない。
嫁がして当然のことなので私は黙って見守っているが、どうしても小言が
でてしまう。焼きたての魚が食べたかったので、嫁に家で魚を焼くように
言ったら、嫁が焼いた魚がなぜか苦い。腐った魚を出したのかと
怒ったら、魚が臭いので香水をふりかけて下ごしらえをした、と言った。
こんな嫁をどうしつけたらよいのでしょう」
最初読んだときにお互いに思いやりのない嫁も姑に後味悪さを感じたのだけど、
もしかしたら、この嫁と姑はいい勝負なのかもしれないと思ったりもした。
107:
>>106
>嫁がして当然のことなので私は黙って見守っているが
この辺が胸糞。魚に香水振り掛ける嫁もどうかと思うが。
でもこの文章読んでると姑にむかついてわざとやったのかもしれないな…
112:
数年前に見たひきこもり特集でやってた話。
ひきこもりになった妹のことを姉が回想する形で話が進んでいる。
妹は、中学の頃にいじめが原因で不登校になった。
それからひきこもりになり、
父や母に無茶苦茶なわがままを言うようになった。
父は、妹が整形したいといったら整形を、
高いものが欲しいと言ったらそれを買ってくるようになった。
どんどんとわがままがひどくなり、
しまいには、要求が通らないと父や母に暴力をふるうようになった。
妹はとっくに成人しているが、今でもひきこもって、
父にわがままを言っては暴力をふるう。
最近は、妹が肉まんが食べたいといって、
高熱を出していた父に大雨の中買いにいかせたこともあった。
父と母は年金暮らしで、
妹の病院代やら何やらで、生活が苦しいらしい。
貯金も底をつきるそうだ。
父も、妹とともにカウンセリングなどの治療を受けさせたいのだが、
父はそれに応じようともしない。
妹を甘やかすのをやめてほしいと父に言うが、
「(家族や自分のことは)どうでもいい」としか言わなかった。
父は、もう妹と目先のことしか考えられなくなっていたのだった。
破滅的な方向へまっしぐらなのが後味悪い。
この一家(姉以外)はまだいきているんだろうか。
113:
小さい頃近所の溜め池に、土手で遊んでいた子供が落ちて溺れた。
しかもどうやら落ちた場所が悪く、先日工事が済んでそこだけ垂直の
壁になったところらしい。
駆け付けたお父ちゃんは大パニック。
「落ちた場所を正確に知りたいから、一緒に遊んでいた弟を連れてきて」
と警察や消防の人が言うが、
「子供になんか何が判る!」
数時間後弟が連れてこられた。その数分後、溺れた子供が発見された。
亡くなっていた。
もしもお父ちゃんが最初から弟を連れてくれば、助かっていたかも知れない。
118:
昔テレビで見た、カミングアウトかなにかがテーマの番組。
あるお笑いタレント(見たことも聞いたことも無い)が、
付き合っていた彼女が、急に会ってくれなくなったどうしたんだろう?
...新しい男でも出来たんだろうか?...位のノリ。
すると、彼女の母登場!目をむき出して「お前のせいだろうがぁ」
?????の男。
彼女妊娠、でも彼女未婚母。昔、子供出来て男に逃げられたらしい。
その逃げた男の分まで、彼に怒りをぶつける母親。
何がなんだか.....のまま、彼の両親と彼女の母(母子家庭らしい)対面。
結婚へ(2児の父へ)...彼の、しゃくりあげるような悲痛な涙で終わり。
(あの泣きかたは、ヤラセでは出来ない泣きかただった)
それだけでも、後味悪かったのに、
ある番組で、
ダンナが、お笑い芸人の夢をあきらめない。
子供がいるんだから、地道に働いて自分と子供たちを養ってほしい。
ってのに、その女と彼が...。
124:
>>118読んで思い出した、やっぱり売れない芸人の話。
ちょっと前に出てた、極楽とんぼの加藤が
モデルの田中美保を泣かせて降板させたのと同じ番組でのこと。
「本能のハイキック」だったっけか?番組名。
その番組には当時売り出し中だった芸人たちが5,6組?レギュラーで出てて、
その中には今じゃけっこう売れてる劇団ひとり、キングコング、おぎやはぎ、などもいたのだが
結局今になってもテレビでぜんぜん顔を見ない芸人もまじってた。
申し訳ないが、これから書く芸人コンビのことは、
名前すら覚えていないし、あれ以来テレビで見たことはない。
仮に「大仏ズ」と呼ぶ。(大仏関連の持ちネタがあった気がするので)
番組終了間近、大仏ズの片方の嫁の父親が、目の出ないお笑いの道など諦めてかたぎの仕事についてほしい、
との旨の手紙を番組に出してきた(ちょっと経緯は違ってるかも。発端はよく覚えてない)
で、番組ではこの嫁の父親の訴えに対して、○○(大仏ズ片割れ)はお笑いが好きなんです、認めてやってくれ!
みたいなスタンスで話し合いを持ちかけ、
結局「最終回までに1万人(?)の署名が集まったら、お笑いを続けてもいい」との条件を引き出す。
で、番組内で必死に署名を呼びかける大仏ズ。
でも、最終回での開票の結果、結局署名してくれた人数は一万人を割ってしまった。
でも、大仏ズのちょっと視聴者が引くレベルの泣き落としと、番組側の強引な話法によって
結局大仏ズがこれまでどおりお笑い活動を続けることを承諾させられてしまった、嫁父。
「大仏ズの夢はまだまだ続くんだ!」みたいな感動オチに無理やり持っていってたけど
嫁とその実家の心のうちを考えると、余りにも後味悪い。
娘の幸せを願うというあたりまえの心を、たかが深夜バラエティの都合で踏みにじられた嫁父(と嫁本人)が
気の毒でしょうがなかった。まあ、実際ほんとにあれで嫁父が婿を許したかどうかはわからないけれど。
120:
俺自身に起こった話だが…
ある友人の結婚式に呼ばれた。
俺がかつて住んでいたかなり遠い街を久しぶりに訪れ、
受付で祝儀を渡し、披露宴、2次会、3次会と楽しんで、その日の宿についた。
風呂に入り、荷物を整理しているとポロリと出てきた1万円札の新券3枚…。
今更、俺の祝儀袋に金入ってた?とも訊けず、時だけが流れていきました。
121:
>>120
そういうことは、時間が経てば経つほど言い難くなるよなぁ。
123:
>>120
前にどこかのスレでそれをわざとやる人の話があったのを思い出した。
向こうからは祝儀袋空っぽだったよとか入れ忘れた?とか
言い出せないから儲けもんらしい。
それを節約術として紹介してたもんだから皆から叩かれまくりみたいな感じだった。
もしかしたらこのスレで紹介されてた話だったかも。
とにかく皆気をつけようぜ。
133:
間違って、もう一つのスレに誤爆してしまった話を。
なんかの漫画で読んだ話
舞台は近未来の日本。
その世界は死んだ人間を生き返らせる技術みたいなのが発達していた。
生き返らせるのに時間が少しかかる以外は特に問題ないシステムだった。
また、何週間に一度か記憶をセーブする必要もあり、死んで生き返る時最後にセーブした日までの記憶しか蘇らない。
ある日、主人公の少女は友人から相談を受ける。
先生に見られたくないものを見られたから先生を殺すのを手伝ってほしい、と。
主人公だけでなくクラスメイトも協力し、先生を殺すことに成功する。
先生はちゃんと生き返るが、セーブしてなかったお陰で友人の見られたくないものを見たことは忘れていた。
主人公は、こんな簡単な世界が便利で好きだった。
そんなある日再びクラスメイトが誰かを殺す計画をたてていた。
しかし、主人公にその話は回ってこない。
そこで、主人公は「もしかしたら、今度は自分が殺されるんじゃないだろうか?」と思う。
それと同時に、今までは全く感じなかった死への恐怖に震え出してしまう。
結局、主人公はクラスメイトたちに殺されるのだが、そこで初めて死ぬ事が恐い、と感じた。
うろ覚えだがこんな感じ。
138:
>>133
でもその主人公はどうして友人達に殺される事になったの?
消されたいくらいの何を見たのかな
139:
>>138
確かその世界では殺人なんて使えなくなった携帯を変える程度のもんだったはず
殺人でも適当に事故死に扱われたり、どうせ生き返るからみたいな
226:
>>133は
井口かのん「FREEZIN’」に入ってる「リバース-再生-」って話
148:
ホラー少女漫画で思い出した。
厨房くらいの女の子が悩んでいる。悩んだ挙げ句に自殺しようと思いつく。
女の子は母子二人暮らし。母親は夕方までパートで帰ってこない。
学校から帰ってきた女の子は手首を切る。
しかし流れる血を見ている間に段々と恐怖が募っていく。
助けを呼ぼうと思うが、血が流れすぎて身体が動かない。
そろそろ帰ってくるはずの母親は、今日に限って帰ってこない。
薄れていく意識の中で恐怖だけを感じている。
149:
目が覚めた時、そこは病院だった。
傍らで付き添った母親が泣いている。
心配して泣く母親、無事を喜ぶ母親を見ているうちに
生きている実感が湧いてくる。
もう二度と馬鹿な真似はしない、苦しくても生きていこうと誓う。
次のページで。
手首を切った娘が倒れたところを、
帰りが遅かった母親が発見するシーンで終わる。
154:
>>149
子供心に印象的でよく覚えてるよ。
追記してみる。
クラスに陰気臭いが美人の女がいるんだ。
そいつの腕にはリスカの痕があって、色んな噂が流れていた。
「別な女に彼氏を奪われそうになって、狂言自殺して取り返した」
「別な女の彼氏を奪うために狂言自殺を図った」
ってな感じで。
で、主人公の彼氏がその女と仲良くしてる所を何度も目撃する。
嫉妬から「あんなのに関わるな」と言うのだけど、「あの子いい子だよ?」と取り合ってくれない。
もしかして噂は本当で彼氏を奪われかけているのか?
疑心暗鬼に陥った主人公は、母親が帰ってくるタイミングを見計らってリスカ実行。
ところが軽く切るだけのつもりが結構ざっくりいっちゃった。
あまつさえそこに母親から電話が入って「残業が入ったから遅くなる」と。
155:
主人公は慌てて救急車を呼ぼうとするが、既に体が動かない。
這いずって119番しても声が出なくてイタズラと思われ、切られてしまう。
死にたくない死にたくない
はっ、と気づくと部屋の中。手首から血が流れている。
夢か。電話がダメなら外に出て誰かに助けてもらおう。
這いずってアパートの扉を開ける。誰もいない。
主人公の部屋はアパートの2階で、下へ降りようとしてバランスを崩し階段を転がり落ちる。
はっ、と気づくと部屋の中。手首から血が流れている。隣に彼氏。
「大丈夫か?救急車呼んだから」
優しい彼氏に、あの女のことも誤解だったんだ喜ぶ主人公。
しかしいつまで経っても救急車は来ない。そのうち彼氏が言い出す。
「ほんと馬鹿な女だよな。これで堂々とアイツと付き合えるよ」
はっ、と気づくとそこは病院。優しそうな看護婦さん。
「もう馬鹿なことしちゃダメよ。それと、血を分けてくれた彼に感謝してね」
そしてガラガラとベッドのまま運ばれる。
やがて霊安室の前に着く。
「なんでこんな所に!」と抗議して看護婦を見ると、看護婦はあの女に代わっていた。
「あなた、もう死んでるのよ」
主人公は母親に揺り起こされる。
手首を見たら傷はない。全ては夢だったんだ。
主人公は母親に抱きついてむせび泣く。
私もう馬鹿なことしない。だから
──もう目を覚まさなくてもいいのね。
(ここでリスカで死亡した主人公と、その奥で絶叫する母親の大ゴマ)
156:
>>155
修正ありがとう。
かなり記憶が間違っていたorz
絵も内容もうろだけど、最後の1ページだけ思い出せる。
ラストページが激しくショックだった。
175:
バトロワは重症を負った主人公を助けた女の子グループの自滅が後味悪かった。
その女の子達はクラスメイトを殺すなんて出来ずに数人で建物の中に閉じこもってる。
ただ、一人の臆病な子が主人公を殺そうと食事に毒(最初に支給された武器)を入れる。
それを誤って食べてしまった女の子が死に、疑心暗鬼からギリギリ保ってた皆の精神状態が切れた。
一人が銃を取れば、他の子も応戦するしかなく銃撃戦に。
最後まで生き残ったのは毒を入れた臆病な女の子。
その臆病な子は主人公が他のクラスメイトを殺す所(正当防衛&事故)を見てて、
主人公が殺人鬼にしか見えてなかった。ただ、友達を守りたいだけだった。
屋上から飛び降りようとしたその子を、怪我を押して助ける主人公に
女の子は自分が間違ってたことを悟り、一度は屋上に戻る。
そして主人公に礼を言ってから再び飛び降りた。
176:
>>175
細かいツッコミだけどごめん、ちょっと最後が違う。
銃撃戦の音を聞いた主人公が心配して部屋の扉をがんがん叩く。
(女の子ばかりだから、と断られて鍵を掛けられていた)
その音を聞いた、毒を入れた女の子が部屋の鍵を開ける。
一体何があったんだ、と聞く主人公に女の子は、
「ごめんね、私、みんなのこと大好きなの忘れてた…」と言って屋上へ登っていく。
殺しあった惨状を見て、慌てて追いかける主人公だが、怪我のせいもあってすばやく上がれない。
ようやく屋上へ上り詰め、女の子を捜すが、女の子は下の岩場に飛び降りて死んでいた。
最近見たばっかで、印象深くて覚えてた。勝手に直してごめん。
187:
去年の世にも奇妙な物語であった「ネカマな男」
主人公は事業に失敗し、バリバリキャリアウーマンの妻の働きだけで生活している。
妻に冷たくされ、何も言い返すことのできない毎日。
そんな主人公の唯一の楽しみは、出会い系で知り合った女子大生とのメールだった。
男で登録すると全く反応がないが、女性で登録してみてはと考え、妻の名前で登録し
知り合った仲。
そして妻になりすまし、自分のことを「駄目な夫」と女子大生に愚痴る。
なぜなら女子大生は、「そんなことないですよ」「旦那さんも頑張ってるんですよ」
と励ましてくれるから。
188:
そんな日々が続いたある日、自分が男でも彼女なら許してくれると思い女子大生に
会おうとメールを出す。しかし返ってきたメールには、
「実は自分は30の男、女性と話がしたくて女性のふりをしていた」
と衝撃の告白が。
主人公ブチギレ(自分も嘘ついていたくせに)
「嘘をつくような人とはお会いできません!メールもしないで下さい!」
と返して終わり…になるはずだった。
その翌日から男から何十通というメールが届くようになる。男はストーカーと化していた。
最初はメールを気味悪がり削除&無視していたが、
「A子さん(妻の名前)をB社(妻の働く会社)で見かけました。綺麗ですねぇ。」
というメールに妻の身に危険を感じるようになる。
(主人公は住んでいる場所、さらに妻の名前を教えていたため、ストーカーに
簡単に調べられてしまった)
これに恐ろしくなった主人公は、妻からの「暗くなったから迎えにきて」という要求にも
文句を言わずするようになる。
189:
それが幾日か続いたある日の昼、主人公は買い物帰りに借金取りに捕まりボコボコにされる。
実は株に手を出していて、しかも大失敗で新たに借金を作っていた。
事務所に連れて行かれた主人公は、もう少し待ってくれと頼みこむが、借金取りは妻の資産で
払えばいいではないかと詰め寄る。
以前の失敗で肩身が狭くなっている上、これ以上は無理だと答えるが、借金取りはある話を持ちかける。
「では、奥さんを殺すので遺産から払ってください。
殺しはこちらが請け負うのであなたは何も心配しなくていい」
主人公は迷うも、今ならあのストーカーのせいに出来ると思い承諾。
殺害決行の朝、いつにく明るい主人公にどうしたの?と問う妻に、会社の面接があるんだ、と主人公。
それを聞いた妻は「頑張ってね」とめずらしく笑顔で主人公を励ました。
それに心を痛めつつ、主人公は妻を見送った。
191:
予定通り妻は殺害され、葬儀も終わった主人公は2日ぶりにパソコンを起動させる。
すると、ストーカーから一通のメールが届いていた。
「今まで嘘をついていて、ごめんなさい。私はA子です。
あなたが本当に私を愛しているか確認したかったからこんなことをしてしまいました。許してください。
でも、あなたが迎えに来てくれたとき、本当に嬉しかった。
今まで辛く当たってごめんなさい。あなたにやる気を出して欲しかったの。
私たち、また昔のように仲良くなれる。やりなおせると思う。
会社の面接どうだった?今日は、私が夕飯を作るわ。なるべく早く帰るね。」
そのメールを読みながら、瞬きもせず涙を流す主人公であった…
うろ覚えなので細部が違うかもしれん
239:
723 :本当にあった怖い名無し :2006/07/21(金) 17:22:31 ID:eBh3lWTN0
前に、虫歯の医療ミスで死んだ子居たね。
良く覚えてないが、フッ素? なんか神経を溶かすとか?
それを間違えて塗ってしまい、子供が激痛で悲鳴を上げて
苦しんでもがいてるのを
治療を嫌がってぐずってるんだと思った母親が
力づくで押さえ付けて、フッ素塗りを続けたとか。ガクブル
子供も可哀相だが、母親も気の毒過ぎるな。
我が子を拷問死させるのに加担してしまったのだから…
725 :本当にあった怖い名無し :2006/07/21(金) 21:49:00 ID:HzVD4Qfu0
>>723
本来なら虫歯予防のために塗布するのはフッ化ナトリウムなのに、歯科医師だか歯科衛生士だかが
間違ってフッ化水素(腐食性が強く、経口最小致死量=1.5gという強力な劇薬)を塗布した事件ですね。
亡くなった子供は吐血したらしいですが、実際は口の中の大部分が溶けたものと思われます。
240:
738 :737:
│1982年:東京都八王子市の歯科診療所でフッ素塗布液のNaF(フッ化ナトリウム)とHF(フッ化水素
│ 酸)を間違えて塗布し、診察台から2mもハネ飛んで幼児急死(4.20)
これ、塗布された瞬間に女児が大騒ぎして暴れだしたので治療していた歯科医が付き添いでそばにいた
母親と助士に女児を押さえている様に言って、母親が押さえつけているところに更に塗布して
筋肉の痙攣で大の大人二人を跳ね除けた上で2メートル吹っ飛んだと言う。。。
歯の神経の痛感ってのは、人体が感じる様々な痛み、つまり痛覚としては、2番目に強力なものなんだよ。
まあ、麻酔がなかったら普通は耐えられない。だから拷問なんかにも使う。
歯にフッ酸塗るとどういう痛みを感じるかっつーと、塗られた歯が全部、末期の虫歯の痛みを同時に引き起こし、
さらにフッ酸が浸透を続ける顎や頭蓋骨の中を通ってる痛感神経も、最大強度の痛感を発信するようになる。
まあ、ここまで強力な痛覚になると、もう脳というか神経系全体が耐えられんわな。
そんで自律系の神経が機能不全を起こし、その端末である各種臓器も不全、いわゆるショック死へ、という流れ。
やっちまった医師が、通夜の席で土下座して詫びて、そのまま脳溢血起こすのも、まあ無理はない。
仮にも医者なら、想像しただけでも気絶したくなるほどむごい状況を、年端もいかない女児を押さえつけて
引き起こしたって事が、まるわかりだからな。自分にゃ嘘はつけないし、誤魔化しも効かんよ。
およそ人が知覚し得る最大限の苦しみを自らの手で与えたって事実からは、逃げようがないわな。
むしろそのへんの知識も想像力もない親は、単に毒を塗られて殺された?くらいの認識だろう。
まあ、愛娘が単に殺されただけでなく、人としておよそあり得る最大限の苦しみを与えられて死んだ、
なんて話は、親には言わんほうがいいけどな…。
241:
745 :sage:2006/07/22(土) 21:54:56 ID:pZRpwthU0
この事件、相当悲惨な死に方らしかったぞ。
激痛のため、薄れ行く意識の中で女児が最期に言った言葉が
「ママ、○○(女児の名前)ちゃん、死んじゃう」だったそうな。
お父さんがTVのレポーターに
女児はあの歳で自分が死ぬ事が分かったのだと言っていた。
まあ母親も周りから「お前が殺したようなもんだ」とか言われたんだろうな。
747 :本当にあった怖い名無し :2006/07/23(日) 04:11:31 ID:h06IYX6AO
やり場のない怒りとはこのことだな、
何で人間はミスをするように出来てるんだろう……。
749 :本当にあった怖い名無し :2006/07/23(日) 08:33:11 ID:nwV04YV90
>>745
幼い子供に死を直感させるほどの激痛… ( TдT) 想像つかん。
252:
歯医者の話はここで何回か出てる気もするけど、何度見ても後味悪い…
有名所だとは思うが、「人食いゾンビ」を定着させた映画「ナイトオブザリビングデッド」
郊外の墓地に墓参りに来た兄妹(兄はゾンビにやられて早々と死亡)
車で逃げてきて燃料切れになった黒人の男。
十代のカップル。
三十代くらいの夫婦とゾンビにやられて重傷の娘。
この七人がひとつの家に立てこもってゾンビとの攻防…というよくあるパターン。
車に給油しようとしたカップルが爆死したり、娘がゾンビ化して夫婦が食われたり、
ゾンビ化した兄に妹がやられたりと、最後に残ったのは黒人の男。
地下室に閉じこもってひたすら助けを待つ。
やがて遠くから聞こえてくる銃声。助けが来た!!もう大丈夫だ!!
そろそろと地下室から出てきた所で眉間に一発パーン。ドサ。
今時の映画ならバッドエンドも珍しくないけど、何の予備知識も無しに見た当時は唖然とした。
268:
「ミノタウロスの皿」
主人公は宇宙飛行士で乗ってる宇宙船の故障でとある星に不時着する。
そこは地球と似た星だが唯一違うのが本来家畜である牛達が知能を持ち人間達を飼っているという点。
当初、主人公もそこの星の牛達に家畜の一匹だと思われてたんだが宇宙船の発見により家畜の人間ではないと判明する。
謝罪と共に牛達に歓迎を受け彼の母星から迎えが来る迄この星に滞在する事が決まった。
滞在してる間に主人公は牛に家畜として飼われてる人間の女性と出会い恋をする。
主人公は彼女と仲良くなりとても楽しい日々が続いたが、ある日彼はその女性が食料牛ならぬ食料人間な事を知る。
しかも、もうすぐある立派な会に料理として出されるという。
主人公は驚き、「ここいたら君は殺されてしまう。一緒に逃げよう。」と女性に言うが、彼女は笑って「この会の料理には私達家畜の中でも最も優れた肉を持った物しか選ばれない。それに私が選ばれるなんて、とても名誉な事だ。」というような台詞を答える。
女性の家族(彼らも人間だから当然家畜)に言っても我が娘の栄誉を誇らしげに言うだけで話にならない。
主人公は女性を何とか助けようと奔走するが上手く全くいかない。
結局最後彼女は素っ裸で沢山の群集の歓声の中、皿に乗せられてまるでパレードのように自分が食べられる会場迄運ばれていく。
その間も女性は当然ずっと笑顔で道行く人に手を振り嬉しそうにしている。
主人公はその後をずっと走りながら「一緒に逃げよう!!」と叫びながら追いかけるが歓声で声がかき消され彼女には届かない。
しかし女性は主人公の声聞こえないものの彼の存在には気付き、笑顔で嬉しそうに「私は今幸せよ!!」と主人公に対し答えると会場内に消えていった…。
直接的には描かれないけど、その女性が首を切断されても意識はあり、皆の賞賛を聞くことができるという描写で主人公が「やめろ・・・気分が悪くなる・・・」と言っていたが、同感。
その後主人公は他の宇宙船の迎えが来て、そこで出された久々の上等なビフテキを味わいながら泣いてるシーンで完。
306:
タイトル忘れたけど、昔ジャンプに連載されていた漫画。
アニメ化とかもされて結構人気だった記憶がある。
ある拳法道場で道場主に後継ぎとして育てられてきた
兄と弟(←どっちも養子、あと兄が2人いた記憶もある)がいた。
兄は弟より明らかに優れた実力を持っており、試合では
いつも兄が勝利を収めるんだけど道場主の方はあからさまに
弟を贔屓しており明らかに兄が勝った試合でも訳のわからない
理屈をつけて「お前の負けだ」等と言う。
(連載が続くにつれて、弟はその拳法の宗家の血筋である事が発覚する
恐らくはそれが贔屓されていた理由だろう)
弟も弟でチンピラのような性格のくせに
道場主の前ではわざと礼儀正しい振りをしている。
ある日、兄は「弟が拳法の伝承者に選ばれた」と言う事を聞き
どうしても納得できない彼は弟の元に行き詰問するが、残虐な本性を表した
弟は問答無用で兄をボコボコに殴りついには顔面をメチャクチャにされてしまう。
顔にも心にも消えない傷を負った兄はメットをかぶり
仲間達とバイクで各地を旅をしたり、名前あてゲームで遊んだり
胸像を作ったりするのどかな生活を選ぶが再び残虐な弟が現れ
兄はいたぶり殺されてしまうって言う後味の悪い話だった…
309:
>>306
また斬新な目線だなww
314:
北斗の拳まったく知らない私は
>>306はめちゃくちゃ後味悪い話だなぁ…って思ったんだけど、違うのか?
316:
>>314
原作では、よくできた弟とクズ兄って構図
324:
いやこの弟はろくでもない奴だよ。
太ってるだけで普段は面倒見の良い温厚な人に対して、豚は屠殺場へ行け、と言い惨殺。
今日より明日なんじゃと言って命がけで種籾を守った爺さんの墓の上に、
その種籾ばらまいて「良い肥料になる」みたいなこと言う。
病気の人々を治療していた男が、尊敬していた兄に良く似ていたため間違えてたのを別人だと友人から指摘されたとたん、
自分の失敗をごまかすためかその男をテラスから地面へと落下させ殺害、
このときは自ら手を下すことなく、その男自らが飛び降りるよう仕向けるなど精神的にも残酷な面が見られる。
さらに幼い自分を守って海を渡ってくれた兄(血の繋がりはない)をも自分の目的のために殺害。
よその国に勝手に乗り込んだ挙句、そこで出会った男を殺すため、つい先日友人になったばかりの障害者に
命と引き換えのドーピングを打って殺させるなどあまりに非人道的な振る舞いが目立つ。
他にも質問に対し、無いアル、と答えただけの相手の発言が気に入らないと惨殺。
ほんとろくでもない男だよ。
327:
>>324
ワラタ…が最後のはガチだよな
なんで無いアルさんが意味も無く虐殺されたのか未だにわからない、
あれは普通に後味悪いな…
北斗の拳は、言う事を聞けば命だけは助けてやると約束した
夫婦と幼い赤ん坊を用済みと見るや牢屋に閉じ込めて衰弱死させたり、
半強制的に村人に自分へ忠誠を誓うように強いて拒否した物は
火あぶりにして殺したり、ちょっと下品な冗談を言った部下を
撲殺したりしていた極悪人のラオウがやたらカッコいい死に方をした上
死後も英雄として扱われている事実がある意味一番後味の悪い気がするw
329:
ある大富豪が不治の病になった。まだやりたい事が沢山あった。
その大富豪は冷凍人間になって、将来医学の進歩した時代に生き返ろうと考えた。
身寄りはない。金はたくさんある。冷凍人間になった自分を管理してもらう
ために選びに選んで一人の誠実そうな男を養子にした。
大勢の科学者(医者?)が集まり、大富豪の身体を冷凍するための装置が作られた。
巨大な敷地に巨大な四角いコンクリート(?)の建物が建てられ、その装置が
中に設置された。そして、大富豪は現代の延命治療を拒み、冷凍人間になることの
喜びを笑顔で語り、絶命した。富豪の遺体は素早くその装置のある建物に運ばれた。
ここまでが再現フィルムで語られて、話は20年後、現代の話になる。
当時その富豪を取材したジャーナリストが、その後の富豪を追跡してみることにした。
そのジャーナリストは冷凍人間になることは素晴らしい、と思っていた。
自分もお金があるならば、冷凍人間になりたいと考えていた。
テレビ局がその話を聞きつけ、面白そうだと言うことで取材に同行することになった。
330:
装置があった建物があった場所を訪ねるジャーナリストとテレビ取材班。
建物は既になく、高級住宅地になっている。が、その富豪の養子という男が見つかる。
その養子が住むという豪勢な屋敷を訪ね、大富豪の遺体について訊ねると、養子は
広大な屋敷の敷地の端のプレハブ小屋のようなみすぼらしい建物に案内した。
中に大きなクーラーボックスのようなものがあった。
富豪の遺体はその中に入れられているという。
大富豪の遺体を見たいと言うと
養子は氷を除けて、遺体をくるんであるビニールを剥いで見せた。人間の顔らしいものがあった。
鼻が欠け、耳がなかった。養子はビニールをかぶせながらこともなげに言った。
「片手、片足も随分前に欠けてしまったんですよ」
「生き返ると思う?」とジャーナリストに聞かれて養子は「まさか」と笑う。
無言で立ち尽くすジャーナリストを映すカメラ。
男は富豪の遺体を冷凍したまま維持する、という条件で莫大な遺産を定期的に定額ずつ
受け取る事になっていた。
……小さい頃にテレビでみて、物凄く衝撃的だったので記憶に残ってる。
あまりの内容にドラマだったのでは、と今でも思う事がある。
確かにドキュメンタリーだった記憶があるんだけど、でも、ドラマだったのかなぁ……。
362:
タイトル忘れたが高橋葉介の。
姉弟は喧嘩をして、姉は木の枝で弟を殴った。
それが弟の目に入り、弟は目から血を流して倒れた。
両親は弟を病院に連れて行く。
家に一人残った姉は、どうしようと怯える。
きっと弟の目は見えなくなってしまう。
両親は自分を責めるだろう。
優しい弟は許してくれるかもしれないが。
弟を守り、目が見えない弟のかわりに様々な事をやろう。
目が見えない事で弟がみんなにいじめられたら、
自分がかばってあげなくてはならない。
やがて年頃になると自分に求婚する男が現れるかもしれない。
でも自分は弟の世話をしないといけないから断る。
弟は目が見えないから結婚もできないだろう。
姉弟で一生二人きりで支え合おう。
弟は自分が必要で、自分にとっても弟は大切な存在となるのだ。
そんな事を思っていると、両親が笑顔で帰ってきた。
目の傷は包帯こそ巻かれたが大した事なく、
明日には包帯を取ればいいらしい。
喜びながらも拍子抜けする姉。
包帯のせいで目の見えない弟に
刃物を持った姉は言う。
「あんたの目を潰させて」
365:
>>362
目って意外に丈夫だからね。
ぼくが中学のころ、同級生が野球のボールで眼球をクシャクシャになるくらいつぶされたが、
翌日には治っていたよ。眼球の中の水分が出ただけらしいんだ。
367:
>>365
花京院乙wwwwwwwwwwww
368:
視力はともかく、眼球自体は再生力強いらしいな
白目に釘刺さったとか、火の粉が入って白目が溶けたとか聞いた事あるが
それほど大怪我ではなくあっさり治ったとか
525:
最近見て後味悪かった映画「サイレントヒル」
あらすじ
娘が異世界に行く。助けるために母親も行く。
女警官と合流して一緒に行動することになる。
父親も娘を助けに行くが異世界に入れない。
何やかんやで女警官が殺されて、娘と母親が助かって父親に会いに行く。
でも娘と母親は異世界から脱出出来てなくて父親には会えなかった。
終わり
527:
>>525
漏れ怖くてゲームもクリアしてないんだけど、そんなオチ?
530:
>>527
ゲームのオチは4種類
GOOD+
主人公、女警官生還、娘(ラスボス)は死亡するが転生した赤ん坊を主人公に託す
GOOD
主人公生還、女警官死亡(敵に操られたんで殺した) 娘はGOOD+と同じ (これが正史らしい)
BAD+
主人公と女警官生存、娘は転生できずに死亡。
BAD
女警官死亡。娘転生できず。ラスボス戦後、 最後に主人公が最初のシーンで既に死んでいて、今までの冒険が
今わの際にみた夢だという事が示される
532:
>>530
残りもう一つのUFOエンドは・・・スレ違いだな
534:
>>532
しまったw だがあれの後味もかなり悪いから書いておく
様々な場所で”チャネリングストーン”を使った主人公。すると空にUFOの姿が現われる。
そして最終的に灯台の頂上でチャネリングした主人公の眼前にUFOが着陸する!
主人公「娘を探しているんだが・・・・」
宇宙人「qあwせdrftgyふじこlp」
そしていきなり光線銃で主人公を昏倒させ、拉致。何処かに飛び去っていってEND
その後、宇宙人に改造されたらしい主人公は、続編の主人公を似た様な方法で拉致ったり、
続々編の主人公(娘)に頼まれてサイレントヒルを空爆。全てを完結させる。
ちなみに2の犬エンド
病死したはずの嫁は自分が殺していた・・・衝撃的な事実にショックを隠せない主人公はある扉を開ける。
そこには謎の機械と一匹の犬がいた。主人公は唐突に悟る!
「オマエノシワザダッタノカ!!!」(今まで英語だったのに)
うなだれる主人公の顔を、犬はただなめるのであった・・・・
543:
お詫びに後味悪かった映画「ソイレントグリーン」
あらすじ
舞台は近未来。
人口増加に伴い失業者も増加、更に食糧難で食糧は配給制に。
最近開発された栄養豊富なソイレントグリーンという配給食糧。
そんな中、ソイレントグリーンを生産、配給しているソイレント社の幹部が殺される。
主人公である優秀な刑事は相棒である老人と共に事件を追う。
何やかんやで事件の真相を掴んだ老人は「ホーム」と呼ばれる老人用安楽死施設で死を選ぶ。
主人公に事件の裏付けを取れと言い残し。
主人公はソイレントグリーン製造工場に忍び込み真実を目にする。
何とか工場から抜け出すも追手に撃たれ重傷を負う。
瀕死の重傷を負った主人公が担架で運ばれてく途中
「ソイレントグリーンの原料は人間だ!」
と叫んで終わり。
564:
映画『私は貝になりたい』
理容師である豊松は、太平洋戦争中徴兵された。
そして、訓練中に、上官からアメリカ人捕虜を殺せと命じられる。
気弱な豊松は、とどめがさせず、ただ兵士に怪我をさせるだけだった。
戦争が終わり、元からやっていた理髪店を再開させ、
家族とともに暮らすが、ある日、戦犯として逮捕される。
そして、豊松の裁判が始まる。
豊松は、「軍隊で上官に逆らうと命がないからやるしかなかった」と訴える。
しかし、アメリカ側は、「拒否しなかったのは殺す意思があったのと同じ」と絞首刑の判決を出した。
再審を願う豊松。
ある時から処刑がぴたりとなくなり、
囚人の間では、近々結ばれる講和条約によって釈放されるかもしれないという噂が流れる。
そして、地元で集めた助命嘆願書を持って妻が面会にきた。
豊松と妻は、これで釈放されると信じていた。
565:
それからしばらくして、豊松が独房から出された。
移された部屋で、絞首刑執行を言い渡された。
釈放だと信じていた豊松は絶望する。
その頃、妻は新しい理髪台を豊松のために購入しようとしていた。
常連にも、嬉しそうに「夫が釈放される」と喜びを伝えていた。
13階段を上る豊松。
「せめて生まれ代わることが出来るのなら……
いゝえ、お父さんは生れ代わっても、もう人間になんかなりたくありません。
人間なんて厭だ。牛か馬の方がいゝ。
……いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる。
どうしても生まれ代わらなければならないのなら……いっそ深い海の底の貝にでも……
そうだ、貝がいゝ
貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。
兵隊にとられることもない。戦争もない。
房江や、健一のことを心配することもない。
どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい……」
そして豊松は処刑された。
豊松全然救われなくて後味悪い。
566:
>>565
こういう類の話は後味悪いよね
よく似た実話に、連合軍の捕虜を預かっていた収容所の看守が
捕虜達が飢えて弱っていくのが見ていられなくて、山を歩き回って
何とか自生の根菜(牛蒡やその他の茎根など)を見つけ、自分も
飢えていたのにそれを捕虜達に与えていたので、その看守の
捕虜からは死人が1人も出なかった。
それなのに、戦争が終わって捕虜が開放されたとたん、その
看守が捕虜達からの訴えで捕まって「捕虜虐待」で戦犯として
死刑を言い渡された
食文化の違いで、牛蒡を知らない捕虜達には「飢えている自分達に
木の枝を食べさせて喜んでいる」と思われていた、という笑えないジョーク
今なら笑い話なのに、当時ロクに通訳者がいない裁判で、死刑確定
そのまま執行された。
その後日本食が広まったからもし「牛蒡」を知った当時の捕虜達は
後味悪い思いをいてくれたら少しは看守も救われると思う
567:
>>566
本当はただ日本人殺す口実に「木の根食わされた!」て言っただけなんだけどね。
オーストラリア人とかは捕虜を飛行機から落として殺しちゃうし。
そもそも殺し合いしてるのになんで突然ヒューマニズムが生まれるとか思えるのかな…
569:
>>567
少なくとも日本人は、非戦闘員の女性だけは助けてあげたり、戦地で一般人と
交流したり、矛盾かもしれないけれどやり取りがあったんだよ。
年寄りに聞いてみ。
571:
そういや、シンガポールかどっかで、日本人旅行者が現地の人と仲良くなったとき、
「あの山から、夜中に何か声がするんだが、何て言ってるのかわからない」
って言われたらしい。
んで何て言ってるのかと、聞いてみたらば
「ガンバレ」「シッカリシロ」「ダイジョウブカ」
みたいな事を話していたんだそうだ。
勿論現地の人だから、日本語は話せないわけで。
その旅行者は、さもありなんと思い、
お花と供物を供えて手を合わせてきたんだそうな。
593:
私的に後味の悪い話しです。
先日、連日の雨がやっと上がり、久しぶりに愛犬の散歩に行ったところ
ずぶ濡れで弱り切った子猫を発見。
放って置く事が出来ず拾いました。
すぐに病院に連れて行ったところ、衰弱はしていたものの命に別状は無く一安心しました。
しかし、我が家はペット可のマンションですが、各戸に付き一匹迄という条件があり、飼う事は出来ません。
獣医に相談したところ、利用者の多い里親募集のサイトを教えて頂き、藁にもすがる思いでそのサイトを覗いてみると…
594:
中身はほとんどが捨て猫、野良猫、或は半野良(餌だけはやるが飼育しているわけではない)等
人間が無責任に命を弄んだ結果産まれてしまった子猫達が
画像付きで掲載されてるという物でした。
ペット天国というこの時代にこんなにも多くの猫達が とそれだけでも後味悪かったのに
募集の内容を詳しく見て唖然としました。
595:
なんでも、そういったいわば引き取り手の無い猫達を里親になる振りをして引き取り
実験用として業者に払い下げしたり、一時の可愛いという感情だけで 飽きたら再び捨てたり、虐待したりする人が多かったらしく
里親になるには 様々な条件が付いていました。
まずは必ず避妊する事、室内飼育する事、家で引き渡す事、ペット可の家に住んでいる事 、身分証を提示する事等です。
これは確かに必要かもしれないと思いました。
しかし中にはもっと酷い条件も…
596:
一人暮らしには譲らない、アンケートに答えろ、等様々でしたが、中でも1番後味悪かったのは
捨て猫を4匹拾った人でした。その人は自分でも 猫を飼っているが、アレルギーなのでこれ以上飼えない、
なおかつ、今拾った子猫のブログを作成したのでこれからも定期的に写真を提供してくれる人
というのが条件でした
拾っただけで自分では飼育もせずに、里親側には厳しい条件と責任を押し付け、
いつまでも所有権をあからさまに固持しようとする人が多くて愕然としました
600:
>>593
うへぁ‥(´д`)
二重三重に厭な話ですね。
結局593さんが拾った猫タソはどうなさったのでしょう?
602:
>>593
家の前の空き地に子犬が3匹捨てられていて、まだ離乳も
出来ていなさそうな状態で、お決まりのダンボールに入れられて
クンクン鳴いていた。
放っておいても2,3日、雨でも降ればその時点でアボーン( ´・ω・`)なのが
判っていたし目の前でその一部始終を見るのも辛いので、その3匹を
取り合えず持って帰って、出来るだけの努力で里親を探して、駄目だったら
情を捨てて保健所に連絡しよう、と思ったよ
当時、まだネットをやっていなかったんで、写真付きで張り紙・・反応無し
隔週で配達される地域情報紙の伝言板に3000円かけて掲載
これは反応あって何とか3匹とも貰い手が見つかってホッとしたけど
連絡があったのが約10件としたら、そのうち子犬を貰う気のありそうな
まともな連絡が5件くらい、自称、動物愛護団体を名乗るヒスっぽい
オバサンの声で「あなたのような人がいるから可哀想な動物が減らないの!
どうして飼い犬に避妊をしないで、生まれてからいらないなんて最低です!!!キィーーー」
・・・みたいなのが2件
いくら事情を説明しても聞く耳持たず、罵詈雑言吐いて切りやがったよ
(子犬の健康診断も自前の金でやったし、掲載料も払って時間もとられて
なぜ人でなしみたいに言われにゃならん??)
また自称、気の毒な動物を作らない会とかいうのから「1匹5000円で
避妊手術します♪そういうのは補助が出るから損はないですよ?」つうのが1件
あとの2件は「自分も犬を処分したいので、あんたのところに連絡してきた
(犬を欲しがってる)人の連絡先を教えろ」ていう類だった_| ̄|○
DQN率5割って、結構すごい世界だと
612:
>>593です。
その後ですがまだ子猫の引き取り手は見つかってません。とゆうか募集すらしてない状況です
引越し等をしてこのまま、自分で飼育する気持ちも芽生えてきました
私の幼い頃は 拾い主<新しい飼い主って感じで
新しい飼い主は感謝されるという物だったのに、
今では募集主>新しい飼い主で
募集主がいかにも偉そうに 「厳正な抽選の結果、選ばせて頂きます」
なんて書いてあるともう…
募集主が1番命を冒涜してるようなしてないような…
もうずっともやもやがとれません
597:
猫がほしけりゃお金さえ多少あればペットショップに行って、
血統書付きで自分好みの可愛い猫がすぐに手に入る時代です。
血統書がいらなきゃ、保健所に行って正当な手続きをすればいい話しです。
それが正しい事とは決して思わないけど
全くの赤の他人に個人情報(家族構成、職業、住所、はては経済状況)を知られたうえに、いつまでたっても拾い主が介入してくるのもどうかと思いました。
拾っただけでそこまでする権利はあるのかと…
598:
>>597
そういう掲示板覗いたことあるけど、そこまですごいのは見なかったなー
そこまで条件が厳しかったら貰い手はつかないと思うんだけどw
実際には何も出来ないのに「アテクシが一番その子のこと思ってるのよ!」なのは2chでも時々見かけるよ
でも実際、大阪かどっかで「大量に里親引き受けて動物殺しをした」女がタイーホされた
事件があったんだよね
605:
このスレでもおなじみ、『地獄少女』より第18話「縛られた少女」。
アニメ通りだと長くなりそうなので時系列で書きます。
女の子(中一)は、不注意で散歩中の二匹の犬を放してしまう。
犬達は他人の家の庭に入り込んで庭を荒らした上、そこの住人の
中年女の足を噛む。
怒った中年女は「他人を噛んだ犬は処分されるんだ」と女の子を脅し、
朝晩の食事やその他の家事など、身の回りの世話をさせる。
(女の子の家や近所には「家庭教師をする」という名目。
中年女は元教師で、現在は親の遺産を受け継いで一人暮らし)
二匹の犬を人質に捕り、「言うことを聞かないとこいつらを殺す」と
さらに脅す中年女。
犬達のために渋々言うことを聞く女の子だったが、
ある時逆上した中年女に一匹の犬を殺されてしまう。
地獄少女と契約し、藁人形を手に入れる女の子。
藁人形に巻かれた糸を解けば、中年女は即座に地獄に送られる。
虐げられながらも「いつでも殺せる」と我慢する女の子。
606:
そんな中、残った一匹の犬が3匹の子犬を生んだ。
喜ぶ女の子だったが、翌朝母犬は中年女に殺されていた。
怒りと悲しみに震え、それでも糸を解かない女の子。
(糸を解けば、自分も死後地獄行きになるから)
ある日、中年女の元に、女の子の担任と警官が訪ねてきた。
途端に逆上した中年女は女の子と子犬を殺そうとする。
身を守るために糸を解こうとした時、間一髪庭に踏み込んでくる
警官と担任、さらに地獄少女を追っているジャーナリスト。
警官と中年女がもみ合っている内、庭の一角の土が掘り返されると
、そこには人間の頭蓋骨が埋まっていた。
607:
中年女は遺産を渡したくないため、わが子を殺めていたのだ。
女の子に執拗にこだわっていたのも犬に荒らされた庭を見られたと
思ったからで、すべてはこの殺人を隠蔽するためだった。
安心する女の子だったが、風呂に浮かんで息絶える子犬を見て愕然、
ジャーナリストの制止も聞かず、最後は藁人形の糸を解いてしまう。
「もっと早くこうしていれば……」と肩を落としながら
家路につく女の子……。
結局長くなっちゃった。ゴメン。
元はと言えば犬が悪い。
でも「死体を見つけたから庭を掘ったのかも?」とも想像できるし、
女の子はとにかく言われるままだし、結局犬は皆殺しだしで、
すべてにおいて理不尽な話だった。
648:
さっき読み終えたばかりの石持浅海著「月の扉」
聡美は思春期の不安定な時期に自閉的になり、
勧められて問題のある子供向けのキャンプに行かされた。
沖縄で行われるそのキャンプは特になにかを強制されるわけでも
計画を立てなければいけないものでもなく、
ただ主催者の石嶺と話したり、海で遊んだり、
月や星を眺めていればいいといった、自由気ままなものだ。
ただそれだけだが聡美は癒された。
石嶺は読者が「何かトリックあるんだろ?」
と最後まで疑い続けちゃうぐらい異様に皆に慕われるカリスマなキャラで、
多くの子供たちは石嶺の存在を神のように感じるようになり、
自殺未遂を繰り返してたような子ですらも、数日一緒にすごしただけで立ち直ったりする。
だが怪しい宗教だろの誹りを受けたり、その声を鵜呑みにした保護者により
途中で連れ帰られた子供が結果的に自殺したりという事もあったりした。
聡美は無事に成長し、教育学部を経て教師を目指したが、
現代の教育構造に反感を覚えてやめる。
そしてかつて自分が救われたように、
自分も子供を救いたいと石嶺のキャンプでボランティア活動をする事にした。
だが石嶺が不当に逮捕されてしまう。容疑は児童誘拐だった。
両親の離婚によって傷ついた大地という少年が
かつてキャンプに訪れ復活して帰って行ったのだが、
大地の母親が「あれは誘拐されてたのよ」と騒いだためだった(キャンプは父が独断で行かせた)。
大地の母方の祖父は沖縄の警察の偉い人で、
明らかに不当ではあるが一時的に石嶺は拘束を余儀なくされた。
聡美は焦る。あの日にやらなければいけない事があるのに…と。
そして他のボランティア仲間たちと共に知恵を絞り、
沖縄空港の飛行機をハイジャックし、幼子を人質に石嶺の身柄を解放してもらおうと考えた。
649:
実行メンバーは迷惑がかからないようにと家庭を持っていない、聡美を含めた三人にした。
真壁はかつて家族を米軍に轢き殺されたあげく、
祖国にとんぼ返りされてしまったので裁きすら与えられず、
私刑を下そうと空手を習い腕を磨いたが、
石嶺にあいボランティア活動をする事で恨みを消して行った。
柿崎はかつては家庭を持っていたが、いじめに気付かぬまま息子を自殺で亡くした。
その事が原因で妻とも別れた。真壁と同じように、孤独を石嶺に癒されボランティアをするようになった。
彼らはもし警察側が言う事を聞かなければ見せしめに人質を一人ずつ殺していくつもりだった。
石嶺は実は公安にマークされていた。行動は白も白だが、いつ危険になるかわからないからだ。
彼のキャンプを出た子供たちは、東大を卒業して官僚になった者や、
歌手として多くの人々を惹きつける者や、甲子園で活躍している者など、
ほぼ全ての者たちが有名であれ無名であれ、様々な分野で才能を開花していた。
石嶺は宗教的な野望を持っていないが、その気になればキャンプ出の者たちを使い、
そして自らのカリスマ性で国家を乱す事すら可能だ。
大地の件で石嶺に関わった警察官たちも、目に見えて石嶺のカリスマ性に惹かれ始めていた。
石嶺は確かに野望こそ持っていないが、宗教チックな思想は確かに持っていた。
その基本となるのは輪廻転生。人間はこの世で生きていくうちにどうやっても内に汚れを溜めていく。
そして死んだら『再生の世界』に行き全ての汚れを落とし、また生まれてくる。その繰り返しだという考えだ。
だが世の中には汚れになじめず苦しんでいる者たちがいる。
石嶺にはそんな人々に自然に生きる術のようなものを与える能力があった。
けれど、石嶺自身は汚れを溜めるだけのこの世界を厭い、
ただ浄化だけが行われる「再生の世界」に永遠に存在していたいと思った。
常人にはよく理解できないが、石嶺はその方法を発見した。
最大級の皆既月食が起こる夜に、石嶺が沖縄の広い場所にいること。
そうする事で再生の世界へと生きながらにして辿りつき、永住する事ができる(死んでから行くと輪廻にくみ込まれるだけらしい
650:
皆既月食の間は「再生の世界」への扉を開け放したままにしておくので、
石嶺の思想に同調した者が共に「再生の世界」に行きたいと願えば行けるのだという。
その結果石嶺がいなくなったら、この世界で石嶺に救いを得ようとする人々は困るかもしれないが、
こんな能力を生まれながらに持っているのはけして一人だけではないだろうから丈夫だろうと石嶺談。
つまり、聡美たちは「再生の世界」に行きたいがために、
皆既月食の起こる瞬間に石嶺を広い場所にやらなければいけないとハイジャックを起こしたのだった。
色々トラブルはあったものの、子供を一人も殺さずにすみ、石嶺を取り戻す事ができた。
広い滑走路から皆既月食を見上げようとした瞬間、柿崎が石嶺を刺した。
激昂した真壁は柿崎を殴り倒す。石嶺はすぐに死に、柿崎も死に行こうとしていた。
柿崎の息子は石嶺の思想で言えば、死んでから「再生の世界」に行った。
そしていじめによって受けた汚れなどを消し去り、いつかはこの世界に帰ってくるはず。
でもその時に救いがなければ、また二の舞になりかねない。
救い手である石嶺が「再生の世界」に留まり続け、
我が子が救われず、生まれ変わってもまた苦しみの末に死んでしまったら。
石嶺から「再生の世界」の話を聞いてから、柿崎はずっと石嶺殺害を計画していた。
再生の世界に行く事はきっと止められないから、それなら石嶺を殺すしかない。
そうすれば石嶺はこの世にいつかまた生まれ変わり、
同じように生まれ変わった息子を救ってくれるかもしれない。
石嶺が死んでしまったら「再生の世界」への扉は開かれず、残された物はただの犯罪者でしかない。
真壁はパニックになり一度は手放した人質の子供に駆け寄ろうとして銃殺された。
そして聡美も。
その日の夜、皆既月食を観察していたのを最後に失踪した者が15人出た。
もしかしたら「再生の世界」というものは確かにあり、石嶺は死の寸前にその扉を開いたのかもしれない。
聡美たちも望みを捨てずにいたらその世界に行けたかもしれない、と探偵役が語る。
同作者の「水の迷宮」や「扉は閉じられたまま」も犯人の動機がものすごく理解し難かったが、
今回は途中まで感情移入してただけにエエエエエーという感じだった。
660:
>>650
乙。面白かったし、要約上手いね。
仄かに幻想的な雰囲気もするし、タイトルも好みなので今度読んでみよう。
しかし、石嶺は生まれ変わっても同じ様な力を持てるのかね?
それに、柿崎の息子とても生まれ変わってなお、現世の汚れに馴染めないだなんて
そんなの柿崎の勝手な妄想じゃないか・・・と思うと悲しい。
石嶺の教えもさぁ、生まれ変わる度にある程度前世の業(カルマ)を解消して
ステップアップして行くみたいな思想だったら良かったのに。
695:
映画「がんばれ、リアム」
1930年代初頭のリバプール。
リアムは、港町で家族5人と暮すちょっと内気だけど元気な男の子。
名前を尋ねられても「...........スススうううう....リアム」と吃ってしまい、なかなかうまく言えない。
そのせいでよく理不尽な目に遭うが、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
カトリック教徒のリアムは初めての聖体拝領にそなえ、神父と先生から授業を受ける。
彼らが地獄火について説教をすると、怯えたリアムの口からはますます言葉が出てこない。
町に不況の波が押し寄せると父の働く造船所が閉鎖される。
なかなか新しい職にもありつけず、子供たちを見るのが辛い父は、次第にリバプールの
大多数を占めるアイルランド人やユダヤ人に自分の仕事を奪われていると逆恨みをするようになる。
そして迎えたリアムの聖体拝領の日。厳粛な雰囲気の中、よそいきの服を着て緊張するリアム。
しかし、神父の説教の最中に、父は突然立ち上がり、おおっぴらに教会を非難し始めてしまう。
近所同士だけでなく、家族の中でさえ孤立していく父は、ファシズム運動に参加することで、
やり場のない怒りを解消しようとする。
ある日、運動に勤しむ父が富豪宅に火炎瓶を投げたところ、それがその家にメイドとして来ていた
リアムの姉のテレサに大当たり、全身火だるまとなり彼女は大火傷を負ってしまう。
ラストは酷い火傷を負った姉の髪をリアムが優しく梳かしているところに、
親父が項垂れて登場して終わり…。
タイトルからほのぼの系の話を期待して観たんで、すごく衝撃的なラストでした。
704:
>>695
火炎瓶投げたのは親父の仲間で、その場にいたリアムが親父に姉がいる事を
伝えようとするが、どもって上手く言えず声が出た時にはもう間に合わない。
そこは「がんばれ,リアム」なんだから間に合ってくれよ?と思って後味悪い。
767:
ディズニーの長編アニメ「ターザン」。
ジャングルに調査に来た研究者とその娘ジェーン、そして用心棒的なハンター(クレイトンとかそんな名前)は、
いろいろ探検するうちにゴリラに育てられた青年ターザンと出会います。
ジェーンとターザンはイイ感じになるんだけど、
ターザンのママゴリラとパパゴリラは人間を良く思っておらず、交際に反対
またハンターのクレイトンが乱暴で野蛮なDQNで、ゴタゴタとストーリーは進みます。
最終的にクレイトンは退治され、ゴリラやその他の動物の人間への偏見も無くなり
研究者とジェーンはジャングルに残ってターザン達とともに幸せに暮らすのでした
ジェーンにいたってはターザンと同じく半裸になり、とても開放的でした
めでたしめでたし。
なのですが、
良く考えなはれ。無人島のジャングルですよ?
あり得ない細菌とか毒の或る生き物とか猛獣とかいるやん
ジャングルで育って来たターザンはともかく都会育ちのジェーンが半裸ってひどくないですか?
そもそもゴリラに育てられた男とうまくやっていけるんだろうか
そして年老いたジェーン父の立場と未来は。
これから一体どうやって生きて行くつもりだろうと思うと後味悪かったです。
こんな漏れはディズニー見る資格無いですか。
771:
>>767
別に変わった視点というほどではないから安心しる
769:
だいたい、後味の良いディズニー映画ってあるのか?
原作付きの(特にアニメ)は軒並み後味悪いような気がするよ
772:
それは今キングダムハーツクリアしたばかりの自分には大ショックだ。
思えばアラジンもDQNが一国の王になったり
シンデレラも小間使いの娘がいきなり王女様になったり
リトルマーメイドもフォークの使い方もわからない娘が王女になったり
不思議の国のアリスにいたっては夢オチだし
物語の後については触れないほうがいい。
773:
>>772
あ、ほんとだ!
どれもこれもなんだかモンヤリとしますね
白雪姫もですね
妻(悪い魔女)と娘(白雪姫)を一度に失った王様はどれだけ辛いだろうと。
790:
>>772
いやいやいや
自分にとってリトルマーメイドは、
小さい頃人魚姫を読んで結末に大ショックを受けた
トラウマを払拭してくれたありがたい作品だ。
とても後味すっきりしたよ。
確かにターザンとアラジンは(´・Д・`)エーだったが
774:
安心しろ。原作のターザンは文明も使いこなす紳士で、町にも来る。
単に、ジャングルではあの方が都合いいだけだ。
775:
「類人猿ターザン」のリメイク、「グレイストーク ターザンの伝説」も
なかなか後味悪かったよ。
ヒーローというよりも一人の人間としての苦悩を描いた作品。
このターザンは「あ?ああ?」とか言わない。
寡黙で、人間としての自分と野生の一部である自分の狭間で苦悩する。
精神的には間違いなく鬱状態で、健康優良児などとは対極の位置に居る。
劇中、「ターザン」という言葉は一度も登場しない。
以下あらすじコピペ。
グレイストーク伯爵家のジョン・クレイトン夫妻は、
アフリカへ旅立つ際に船が難破し、森での生活を余儀なくされる。
妻はそこで一人の男の子を出産するが、間もなくマラリアで死亡、
夫 もサルに襲われて無惨な最後を遂げる。
ひとりぼっちになった男の子は自分の子供を失ったばかりのサルに抱きかかえられ、
群れの一員として育てられる。
やがて大きくなった彼は、自分の両親の住んでいた小屋を見つけ、
そこで自分が何者であるかを意識し始める。
そして父の形見のナイフを携え、仲間の死やグループの権力争い、
猛獣との闘いを通してたくましく成長していく。
そんなある日、大英博物館の目録採集のために学者とハンターたちが森へやってくる。
彼らは森で原住民に襲われ全滅するが、ただひとりからくも生き残った
ベルギー人フィリップだけは野生児に命を助けられる。
フィリップは小屋にあった遺品からこの命の恩人がグレイストーク家の者と知り、
彼に父と同じジョンと名前をつけ、彼に言葉を教えながらジャングルでの生活をともにする。
自分が何者であるかをようやく認識し始めたジョンは、
少しずつ文明社会に慣れるための訓練を始める。
776:
そしてジョンとフィリップは遂にイギリスへたどり着き、そこで実の祖父に迎えられる。
フィリップとの悲しい別れの後、グレイストーク家の跡取りとして第2の人生を歩むことになった彼は、
ジェーンという女性と祖父から数々のこと学びながらとまどいつつも次第に人間社会に馴染んでいく。
そんなある日、グレイストーク家でのクリスマスパーティーの最中、
ジョンの祖父が階段から落ちて事故死してしまう。唯一の真の肉親の死に悲しむジョンは、
グレイストーク家の当主という重みも同時に背負うことになる。
そんな彼に追い打ちをかけるように、ある日彼は博物館の目録として
捕らえられたサルたちの無惨な姿を目のあたりにしてショックを受ける。
そこで彼の育ての親であるサルを発見したジョンは、猿とともに街を逃げ回るが、
かけつけた人間によってサルは射殺されてしまう。
人間社会は自分の生きる世界ではないと感じたジョンは、
生まれ故郷のジャングルに帰ることを決意する。
ジェーンと一緒に森で生活することを望んだジョンであったが、それがかなうはずもなく、
フィリップとジェーンに見送られながら森へ帰っていくのだった……。
ラストシーンでターザンが恋人とおじさんが見守る中、
何度も振り返りながらジャングルへ消えていくシーンはとても印象的。
783:
ターちゃんの妻ジェーンはジャングルでもたくましかったぞ。
784:
>>783
×ジェーン
○ヂェーン
828:
田村由美の漫画より。作品名失念。
主人公A(♀)と、クラスメイトB(♀)、各サイドの視点で描かれている。
Aはいじめられっこで、朝から高校のトイレの便器に、
無理矢理顔を突っ込まされたりする。
そこにBが登場、Aをいじめる3人ほどの女子に声をかける。
「あんたたち、何やってんの?いこう、臭いうつっちゃうよ。」
いじめっ子達はBの友達。Aをトイレに残し、笑いながら去っていく。
Aが教室に戻ると、Aの椅子が無い。
捜しに行こうにも、始業ベルが鳴ってしまい、教師に咎められる。
内気なAは、椅子が無い旨を告げることは出来ずに、
一時間空気椅子で過ごす。
授業が終わり、AはBに「椅子を返して」と言いに行く。
Bは、「椅子?何の事?」と、取り合ってくれない。
更に、教室から出ようと、フラフラの足取りで歩くAは、
Bの足につまづかされ、転ばされる。
「あ、ごめんねぇ。」
Bの気の無い言葉と、いじめっ子達の笑い声を背に、
Aは教室をでる。
829:
AとBは、小学生からの同級生だった。
Aは、Cちゃんという仲良しの子が居たのだが
途中から仲間に入ってきたBに、Cちゃんを取られてしまう。
Aは思う。
『いつもいつも、アイツはあたしをいじめる。仲良しの
Cちゃんを取ったのもあいつだ。高校に入っても、
友達を使って、あたしをいじめさせて…』
Aの恨みは、Bに向いていた。
放課後、ボーっとしながらAは寄り道。
何気なく、手にしたイヤリング。
『盗ってしまおうか』
弱った心に、黒い考えが湧いてきてしまう。
いざ実行しようとした時、自分を見つめる視線―――
Bだ。見られてしまった。自分が万引きしようとした事を、
悟られてしまった。
イヤリングを棚に投げ捨て、逃げるA。
『どうしよう、明日、学校で言いふらされる。そうしたらまた、
いじめられる!!』
バタン!と玄関を閉め、息をつく。
「ただいま…」
誰もいない。母は留守だ。その時、電話が鳴る。
でてみると、Bだった。Bは電話の向こうで言う。
「話があるの。今から家に行って良い?もちろん一人よ!
大丈夫、家は知ってるから。じゃ、後でね!」
―Bが来る?―
一人でなんて来るはずない、あいつらも連れて来る気だ。
学校だけじゃなく、家にまで―――
831:
ここからBサイド。
朝、学校へいくと、友人がまたAをいじめてる。
Bは友人達を止め、教室へ向かおうとする。
チラッとAを見る。トイレの水でグチャグチャなっているA。
その目はしっかりとBを睨み付けている。
廊下に出ると、Bは友人達を叱る。
「くだらない事止めろっていってるでしょ!!」
「ごめ?んB。でもAの奴ムカつくんだよ。何か、小学校の頃
BがAの友達取ったとか言いふらしてさ?」
「え?何のことだろう。良く3人で仲良く遊んでたのよ」
もっとも、声をかけなきゃAは付いてこなくて、あたしは
てっきり一人で遊びたいのかと思ったんだけど…
教室に戻り、授業が始まっても、Aが席につかない。
『何してるんだろう、あの子?』
教師に促され席に着くAを、Bは振り返り見る。
またしっかりとBを睨み付け…
833:
授業が終わり、AがBの元へ。「椅子、返して」
Bには何の事かわからない。「何の事?」
たまたま机の外に出していた足に、Aがつまずき、転んだ。
「あ、ごめんねぇ」
BはAの背中を見送りながら、友人達に言う。
「なんか、あのこ、フラフラしてない?えぇ!?椅子を隠したぁ!?
くだらない事すry」
何か、あの子誤解してるんだわ。恐らくあたしが命令してやらせてると
思ってるはず。どうにかならないかな。このまま睨まれ続けるのは嫌だし。
放課後、プラプラしながら考えるB。
アクセサリー屋で、イヤリングを見ているAを見つける。
しかしAは、Bの姿を見るや否や、イヤリングを投げ捨て逃げてしまう。
『あーあ。完全に怯えさせちゃってるわ。なにも姿見ただけで逃げなくても。
コレを買おうとしてたのかしら。そうだ、もうすぐあの子の誕生日じゃない。
これで仲直りできるかな!!』
プレゼントにイヤリングを買い、A宅に電話をするB。
「話があるの。今から家に行って良い?もちろん一人よ!
大丈夫、家は知ってるから。じゃ、後でね!」
これで仲直りね!BはA宅へと急ぐ。
到着し、玄関をノック。Aの声で「はい。」と聞こえ、ドアが開く。
包丁を振りかざすA。胸を、何度も何度も刺されるB。
Bが息絶え、Aはその場にへたり込む。
―――だって、いじめるんだもの、ひどい子なのよ、ひどいこ―――
で、終わる漫画。文章下手で伝わらないね、ごめん。
漫画読むと、結構苛々する。なにこのすれ違う心。
長文すまなかった。
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