二宮飛鳥「超正常刺激?」back

二宮飛鳥「超正常刺激?」


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1:
みく「そうにゃ!」
飛鳥「えっと、前川さん……突然そんな事を言われても、だね……」
みく「もうっ! 飛鳥チャン、いや、あすにゃんも同じ事務所の仲間にゃんだから、みくの事は気軽にみくって呼んで欲しいにゃ!」
飛鳥「うっ、じゃあ、みくさん」
みく「どうしたんだにゃ?」
飛鳥「そろそろ、ここに呼ばれた理由を説明して欲しいかな?」
2:
みく「そうだったにゃ! あすにゃんもこの事務所に所属してから結構たったでしょ?」
飛鳥「まあ、そうだね」
みく「お仕事も順調に増えてきたし、あすにゃんもそろそろアイドルとして次のステージに進んでも良い頃なはずにゃ!」
飛鳥「いや、みくさんみたいな大先輩にそう言って貰えるのは光栄だよ? だけど、それがさっきの言葉とどういう関係があるのか……」
みく「ちっちっちー♪ まあ慌てずにみくの話を聞くにゃ♪」
飛鳥「……うん」
3:
みく「コホン、まずさっきの超正常刺激っていうのは、現実にはあり得ないのに動物に特定の行動を引き起こさせる刺激の事を言うんだにゃ!」
飛鳥「現実にはありえない?」
みく「そうにゃ♪ 例えば……えっと、ある鳥はおっきい卵を優先的に暖めようとするんだけど、そこに通常の三倍の大きさの卵の模型を置くにゃ。そうすると……」
飛鳥「その鳥は自然界には存在しないはずの、その大きな卵を暖めようとした、かな?」
みく「そのとおりにゃ! あすにゃんは頭がいいにゃあ♪」
飛鳥「いやぁ、そんな事はないよ。でも、それがボクたちといったいどんな関係があるっていうんだい?」
みく「実はその超正常刺激が、人間にもあるんだにゃ!」
飛鳥「なんだって!?」
4:
みく「ヒントをあげるにゃ! 日本の鬼とヨーロッパの悪魔、どっちにも共通している事ってなにかにゃ? さあ、あすにゃん、考えてみるにゃあ♪」
飛鳥「つまり、東洋と西洋で共通する事だね。鬼……悪魔……」
モバP「ちひろっ!」
みく「にゃっ!?」
飛鳥「えっ!?」
モバP「……すまん、何でもないんだ」
5:
飛鳥「え、えっと……あっ! どちらも角が生えているね?」
みく「そうにゃ! そのとおりにゃ!」
飛鳥「ということはつまり、角が人間の持つ超正常刺激、なのかな?」
みく「ん?っ惜しいけど違うにゃあ! 正解は、頭の上に何か合った方が魅力的に見えるっていうのが人間の超正常刺激なんだにゃ!」
6:
飛鳥「頭の上に、何か……」
みく「そうにゃあ! だから王様は王冠を被っているし、武士は兜に立派な角飾りを付けているんだにゃあ!」
飛鳥「あっ、言われてみれば!」
みく「スーパーサ○ヤ人のあの髪型も、ニャ○子のあのアホ毛も全部これで説明がつくにゃ!」
飛鳥「そんなっ!? それじゃあ、ちょっと前にあった昇天ペガサスMIX盛りなんていうのも……」
みく「ぜんぶ超正常刺激の仕業なんだにゃっ!」
飛鳥「な、なんてことだ……」
7:
みく「だから、あすにゃんもアイドルとしてよりいっそうの魅力発揮するために、コレを頭に付けるんだにゃ!!」
飛鳥「こ、これはっ……!?」
8:
飛鳥「ネコミミだね、うん」
みく「そうにゃ♪ ねこみみを付ければあすにゃんの魅力も倍増♪ 向かうところ敵なしなんだにゃあ♪」
飛鳥「うん……話に夢中になってすっかり忘れていたよ……」
みく「どうしたのにゃ? さあさっそく付けてみるにゃあ♪」
飛鳥「……そうだね、ボクのキャラに合うかどうかは分からないけど、これを付けなくちゃ帰れなそうだし、ね……」
9:
のあ「……待ちなさい」
みく「にゃ? のあにゃん!?」
のあ「……どうやら……間に合ったようね」
飛鳥「えっ?」
ヘレン「ふっ、人には相応しい衣装がある。違うかしら?」
みく「にゃ!? ヘレンチャンも、いったいどうしたのにゃ?」
10:
ヘレン「飛鳥、この中に貴方が真に身に纏うべき物が入っているわ」
飛鳥「えっ……あっ……あ、この中にって……」ガサゴソ
飛鳥「こ、これは……!」
みく「な、なんなのにゃ!?」
11:
飛鳥「い、イヌミミだっ!」
みく「にゃ、にゃんだってーっ!」
12:
みく「の、のあにゃんっ! これはいったいどういうことにゃっ!?」
のあ「みく……」
みく「わざわざいぬみみを用意するにゃんて……のあにゃん! まさか裏切ったのかにゃ!?」
のあ「……違うわ……みく……わたしたちは三人でにゃん・にゃん・にゃん……そうでしょう」
みく「うぅ、のあにゃん……で、でも……」
13:
ヘレン「みく、貴方はもう気がついているんじゃないかしら」
みく「ま、まだにゃ! まだ、あすにゃんはどっちが良いのか選んでないにゃ!」
飛鳥「えっ!?」
のあ「……貴方がそう望むのなら……それでかまわないわ」
ヘレン「どうやら決定権<キャスティングボート>は貴方に委ねられたみたいね、飛鳥」
飛鳥「だからいったいどういうことなんだっ!?」
14:
みく「さあ、あすにゃん! ねこみみか!」
のあ「……いぬみみか」
みく「どっちが良いか、選ぶにゃ!」
飛鳥「あ……そ、その……ボクは……」
みく「さあっ!」
飛鳥「くっ、ここは逃げさせてもらうよ!」
15:
みく「あっ! 待つにゃ! のあにゃん! 追うよっ!」
のあ「……ええ!」
ヘレン「ふふっ……白でも黒でもない灰色の盤面、普段なら美しいとは思わないけれど、たまにはこうでいいのかもしれないわね」
16:
――後日――
アーニャ「ひさしぶりに三人でお仕事、ですね」
のあ「……そうね」
みく「あーにゃんものあにゃんも、ひっさびさのにゃん・にゃん・にゃんでライブなんだにゃあ♪ もっとテンション上げていくにゃあ♪」
アーニャ「ダー。今日は頑張りましょう、みく」
のあ「……ふふっ、張り切りすぎて途中でバテてはダメよ、みく」
みく「もうっ! 二人してみくの頭を撫でるのをやめるにゃあ!」
17:
モバP「よし、そろそろ三人とも移動するから先に車に乗っててくれ」
みく「分かったにゃ♪ あれ、あすにゃん?」
飛鳥「はぁはぁ……どうやら間に合ったみたいだね」
みく「そんなに息を切らせてどうしたのにゃ? というか、その頭に着いているのは……」
飛鳥「ふっ、これは池袋さんに頼んで作ってもらった付けアホ毛だよ。ネコミミもイヌミミも付けてあげることはできないけど、超正常刺激を利用するならこれでもいいはずだ」
みく「あすにゃん……」
飛鳥「これがボクの答えだよ」
18:
みく「なんかミョンミョン動いてて気持ち悪い」
飛鳥「えっ、そんな!?」
 おわり
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