サトシ「なあ……ピカチュウ」back

サトシ「なあ……ピカチュウ」


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1:
サトシ「イッシュ地方も一通り回ったことだし次はどこにいこうかな」
ピカチュウ「わたしにきくなどうていやろう」
サトシ「…………ゴメン」
5:
ピカチュウ「おいどうてい」
サトシ「……………シーン」(そんな呼び方で返事なんかしてやるもんか)
ピカチュウ「………………」ハァ…
ピカチュウ「じゅうまんぼると!!」
サトシ「ぐぎゃああああああああああああああ!!!!」ビリビリ
ピカチュウ「きこえないふりなんかするからだどうていやろう」
サトシ「こうかは ばつぐんだ!(やだ…きもちいい///)」
7:
俺はサトシ、ポケモンマスターを目指して相棒のピカチュウと一緒にいろんな場所を旅してるんだ
このイッシュ地方に来てから、妙な事情でピカチュウに俺に向かって十万ボルトを撃たせたんだが…
その後遺症というか副産物なんだろうか――――
それ以降――――俺はポケモンの言葉がわかるようになり……
同時に自分が重度のどMであることを知った
11:
―お別れ―
デント「サトシ…行っちゃうのかい?」
アイリス「また会えるよね?」
サトシ「デント、アイリス短い間だったけど楽しかったぜ!俺はまた別の地方のリーグに挑戦するつもりなんだ」
アイリス「そっか…頑張ってね」
デント「サトシならきっとポケモンマスターになれるよ」
サトシ「二人とも…本当にありがとう!」
アイリス「ねぇ……サトシ……」
サトシ「ん?」
14:
――ぎゅっ
アイリス「私のこと、忘れないでね……」ウルウル
サトシ「……アイリス///」(胸当たっとるwww胸当たっとるがなwwww)
ピカチュウ「………」
ピカチュウ「じゅうまんぼると!」
サトシ「ぐががががががががっががっがががggっがg!!!」ビリビリ
デント・アイリス「!!!!!!!!!!」
ピカチュウ「でれでれするんじゃない、ほらさっさといくぞ どうていやろう」
サトシ(やだ…どうして?痛いのにキモチイイ///)
15:
―バトル―
ポケモンレンジャーが勝負をしかけてきた!!
サトシ「頼んだぞ!ピカチュウ!!」
ポケモンレンジャーはドリュウズをくりだした!
サトシ「…っ!地面タイプか!!これじゃ電気技が効かない!」
レンジャー「ふふふ、勝負アリかな?」
ピカチュウ「………」
ピカチュウ「……じゅうまんぼると!」チュドーン!!
レンジャー「オウマイガアアアアァァァァアアーーーーーーーーsdjくfg!!!!」ビリビリ
ピカチュウ「くにへかえるんだな おまえにも かぞくがいるんだろう…」
サトシ(勝った…のか?でも…何だか悔しい、俺にも痺れる様な刺激がほしい!)
ドリュウズ「えっ俺は何?無視?」
16:
―ヒウンシティ―
サトシ「新しい旅に出る前に色々と揃えときたいものもあるしな」
ピカチュウ「あるしなー」
サトシ「お金かかるけど、こういった準備にはある種のワクワク感があるからなぁ」
ピカチュウ「あるからなー……」
ピカチュウ「………」
ピカチュウ「そういえば、どうていはどうやっておかねかせいでるんだ?」
サトシ「ポケモンバトルで倒した相手からの賞金が収入源です」
ピカチュウ「…かつあげみたいなもんかー」
サトシ「…カツアゲみたいなもんだなー」
17:
―ランチタイム―
サトシ「ふぅ…ごちそうさま」ゲフッ
ピカチュウ「ごちそうさま……」
サトシ「ん…?まだシュカの実残ってるぞピカチュウ」
ピカチュウ「…もうおなかいっぱいだからいらない」
サトシ「ハァ…また好き嫌いして…」
ピカチュウ「きらいなんじゃない!おなかいっぱいだかr…」
サトシ「あーハイハイそういうことにしとこうか」クスッ
ピカチュウ「なんかむかつく、どうていのくせに」ムスッ
19:
ピカチュウ「>>8のていあんをかたちにしてみたぞ」
 ―デザート―
ウェイトレス「本日のデザートはヒウンアイスになります、いかがですか?」
サトシ「あっ、頂きます(できればあなたも頂きたいグヘヘヘ)」
ピカチュウ「!!ひうんあいす?ぴかちゅうも!ぴかちゅうもほしい!!」
サトシ「あれー?お腹いっぱいなんじゃなかったかー?」ジトー
ピカチュウ「うっ…それは…」
サトシ「んー?」
ピカチュウ「……………」
ピカチュウ「………ピカー?」
サトシ「誤魔化すなwwww」
ウェイトレス(こいつ何でポケモンに普通に話しかけてんの?ジャップまじきめぇ)
21:
―数日前の出来事―
サトシ「失礼します」
中年の男「……サトシ君といったね?」
サトシ「はい」
中年の男「今日来てもらった理由は…分かるかな?」
サトシ「…………」
黙り込むサトシ――それを中年の男が、胸前に組んだ腕を崩すことなく見据える
中年の男「精神分析でも正常、過去の他地方のリーグでの成績も優秀ときている」
中年の男「しかしだね……」
中年の男「各方面から多数の証言が出ているんだ…」
サトシ「…………」
中年の男「サトシはポケモンと話が出来るなどと嘯く異常なトレーナーだとね」
サトシ「!!!!」
22:
サトシ「それは……ピカチュウの十万ボルトを食らったのが原因で…」
中年の男「その話は聞いた、しかし前例が無い上に……」
サトシ「無い上に?」
中年の男「そもそも自分に向かって十万ボルトを撃たせることが異常だとの結論に達した」
サトシ「あー……ですよねー」
24:
中年の男「兎も角だ、我々イッシュ地方ポケモンリーグ管理局としても君の過去の実績は知っている」
サトシ「…………」
中年の男「この問題については私の方で上手く収集をつけさせよう」
サトシ「あっ…ありがとうございます!!」
中年の男「しかし、だ」
中年の男「これ以外にも何か大きな問題を起こした場合……」
中年の男「君はイッシュ地方だけでなく全ての地方のポケモンリーグに参加できなくなる可能性がある」
サトシ「そんな!!」
中年の男「君のポケモンマスターになるという夢、叶えたいなら今後どう行動すべきか分かるね?」
28:
朝、ヒウンシティのホテルの一室
サトシ「………夢…か」
チュンチュン
サトシ「夢だったら良かったんだけどな…って!!」
―――ピカチュウが不安そうにサトシの顔を覗き込んでいた
 ポケモンの声が聞こえるようになって今までよりずっと近くに感じる相棒
しかし―――同時に今現在サトシが抱え込む悩みの源でもあった
ピカチュウ「うなされてたぞどうてい」
サトシ「そうか、かっこ悪いとこ見せちゃったなww(すげ…近い///)」
ピカチュウ「おい…どうてい」
サトシ「どっ…どうしたピカチュウ?」アセアセ
ピカチュウ「わたしのこえなんか…きこえないほうがよかったよな……」
サトシ「……なっ!!」
31:
ピカチュウ「ごめんね…」
―――顔の距離は以前近いまま、しかし謝罪の言葉を口にするピカチュウはとても儚げで
 普段サトシに無慈悲な言葉と容赦ない電撃を浴びせる電気鼠のそれとはどこか違い…
今にも―――消えてなくなりそうな印象を受けた
そしてサトシは今頃になり…この現状に対しピカチュウもまた悩んでいたということを理解した…
ピカチュウ「やっぱりへんなめでみられるよな、きのうのうぇいとれすもそんなかんじだった」
ピカチュウ「ぽけもんとはなせるとれーなーなんておかしくみられてとうぜんだよな…」
サトシ「……っそんな事無い!!」ガタンッ!!
ピカチュウ「!!!」ビクッ!!
32:
サトシ「あ………」
ピカチュウ「…………」ウルウル
サトシ「すまない…その……ごめんカッとなってつい」
―――いつの間にか…2人(1人と1匹)の距離は離れ
 その不自然な空間には如何ともしがたい空気が漂っていた――その刹那
ピカチュウ「……うぅ…どうていのばかっ!ほうけい!!」ダッ!!バタン!!
サトシ「おいぴかt……行っちまったか(なぜ包茎バレたし)」
サトシ「クソッ……何がポケモンマスターだ!相棒のことも分かってやれずに!」
34:
サトシ「…………」
サトシ「探しに…行かないとな」
サトシ「行って謝らないと!」
――立ち上がるサトシ
35:
ピカチュウ「…………」
ピカチュウ「わたしがいたら…あのどうていのゆめがかなわないんだよな…」
ピカチュウ「…………」
ピカチュウ(でも…さがしにきてほしいな)
――空を見上げるピカチュウ
37:
―森の中―
サトシ「ハアハア…ピカチュウのやつどこに行ったんだよ?」ゼイゼイ
サトシ「おーい!ピカチュウー!!!」
――シーン
サトシ「もうちょい遠くまで行ってみるか……ん?」
―――そう遠くない場所から微かに聞こえる声
????「ヤメテ…イタイヨ…タスケテ」
サトシ「これは…」
サトシ「ポケモンの声だ!!」
39:
ピカチュウ「>>36このかれいしゅうただよう>>1はおっさんだとおもうぞ」
 ―森の奥―
DQN1「おらギャラドスやっちまえ」
DQN3「おいおい俺のウルガモスにも経験地くれよな」ニタリ
DQN2「タブンネ狩りうめぇwwwww」
――野生のタブンネとガラの悪いトレーナー達の戦闘のようだ
タブンネ「ヤメテ、イジメナイデ…」
ガサガサッ
DQN達「っ!!誰だ!?」
ガサッ!
サトシ「よいしょっと、ふぅ…俺はサトシ!カントーから来たんだよろしくな!」
DQN1「あぁ?何の用だコラ!」
DQN2「ジャップきめぇwwwwww」
42:
サトシ「さっきから助けを呼んでたのは君か」
タブンネ「ボクノ声…ワカルノ?」
サトシ「うん…ちょっと色々と事情があってね話せるんだ」
DQN3「おいおい何邪魔してくれてんだよ!」
DQN1「今ポケのLV上げしてんだ、邪魔してんじゃねぇぞコラ!!」
DQN2「タブンネはwwwwサンドバッグなりwwwww」
43:
サトシ「……確かに。ただのバトルなら俺も止めはしない…」
DQN1「あぁ?だったらなんd」
サトシ「俺が出てきた時どうして驚いたんだ?」――詰め寄るサトシ
DQN3「そりゃこんな森の奥で人が出てきたら驚くだろうg」
サトシ「こんな森の奥、人のいない場所じゃないと出来ないよな」――さらに詰め寄るサトシ
DQN達「!!!!」
サトシ「3対1はバトルなんかじゃないただのリンチだ!」
サトシ「ポケモンリーグでも禁止されてるのは知ってるから、こんな場所でやってるんだよな?」
――しばし沈黙……と共に不気味な笑みを浮かべるDQN達
     その目線の先には……
タブンネ「!!!」ビクッ!!
44:
DQN1「なぁお前…」
サトシ「何だよ、俺はお前らがタブンネをいじめるのをやめてくれたらそれでいいんだ」
DQN3「このこと…管理局には黙っててくれねえかなぁ?」ニヤリ
サトシ「はぁ?何言ってんだお前ら(何だこいつらの表情…)」
DQN1「いや…俺らも無抵抗なやつを攻撃するのは気が引けるんだよ…」
サトシ「な…何を…」
DQN3「お前どう見てもトレーナーの割には…」
サトシ「あぁ!!しまった今は!!」
DQN2「どう見てもwwwwww」
サトシ「?????ッ!!」
DQN達「ポケモンを連れてないよなぁ?」ニヤリ
タブンネ「……」ガクガクブルブル
45:
?10分後?
サトシ「が……は……っ」ボロッ
DQN1「さて…結構なイケメンになったところで」
DQN3「仕上げといくか」ニヤリ
サトシ「あが……くぅ…(まずいな…こりゃいろんなとこ折れてるわ…)」
サトシ(こいつら…何を…する気だ?)
DQN1「たしかハイパーボールがこの辺に…ゴソゴソ…よしあったぜ!」ニヤリ
DQN2「マジ鬼畜wwwww」
46:
―――そしてDQN1はその手に持ったハイパーボールを……
    タブンネに向かって投げつけた!!!!
タブンネ「…エッ!?」ボウン!!
――――コロン…
――コロ…
―コr…
カチッ!!
DQN達「くくくくくくwwww」ニヤリ
サトシ「何…を…?」
47:
DQN1「くくくくwwwww」
――DQN1は右手に握り締めたハイパーボールをサトシの眼前に投げ出す
 出てきたのはもちろん……さっきまでサトシに助けを求めていた…タブンネだ
DQN1「こうやって野生で捕まえたばかりのポケモンを使えば…俺たちがお前をやったっていう証拠も出ない」
サトシ「あ…あぁ……」
DQN1「やれ!タブンネ!!」
タブンネ「…………」
DQN1「おいタブンネ!」
サトシ「…っく…タブンネやめるんだ!!さっきまで…お前をいじめてたやつらなんだぞ!」
タブンネ「……デモ、マスターノメイレイナンダ」
サトシ「…そん…な…」
48:
タブンネ「ボクハ…悪クナイ…メイレイヲキカナイトマタイジメラレルシ…」
タブンネ「ダカラ……」
―――タブンネの声からは彼の如何ともし難いような状況を物語っているように聞こえる……が
 彼のその表情は、サトシを傷つける事で少なくとも自分は助かるという考えが伺えた…
  その為だろうか…今のタブンネの表情は、彼のマスターがそうであるよう……【邪悪】という言葉が相応しかった…
タブンネ「ゴメンネ…ダカラ・・・ユルシテクレルヨネ」ニコリ

―――
―――――
50:
―ヒウンシティ某所―
ピカチュウ(あいつ…いまごろわたしのことさがしてるのかな?)
ピカチュウ(あいつのゆめを…わたしがうばってしまうかもしれない…)
ピカチュウ(それでも……)
ピカチュウ「わたしはあいつのそばにいたいなぁ」
ピーポーピーポー
ザワザワ
ピカチュウ「なんだろう、あっちがさわがしい」
52:
書き溜めとか無いのに…俺何やってんだろ…
56:
―森の入り口―
救急隊員「急患です!離れてー!!はい離れてー!!」
ザワザワ
救急隊員「心電図ST正常、R-R不整、レートは若干下がってます」
ザワザワ
市民A「森の奥でポケモンに襲われたんですって!」
市民B「やだ恐ろしい」
ザワザワ
――騒ぎの中心に向かうピカチュウ
ピカチュウ(なに?むねのおくがちりちりする…このかんじは…)
ピカチュウ「なに?なにがおこってるの?っちょっとどいてよ」
ザワザワ ナンダ ポケモンカ?
ヒソヒソ カワイソウニネェ…
―――群集を潜り抜け騒ぎの中心に到着したピカチュウ…
 騒ぎの中心にあったのは……サトシ…ぐったりと担架に横たわり運ばれるサトシだった
57:
―――ピカチュウは動けなかった…眼前のサトシは動かなかった…
 ただ理解できることは、ピカチュウ自身には現状が全く理解できないという事実だった
ピカチュウ「……………え?」ブルブル
ピカチュウ「………なんで?」ジワァ
ピカチュウ「…いやだ」ツー…
救急「要救助者1名収員完了、搬送先は…」ピーポー
―――救急車のドアが閉まる前に、まさに電光石火の如く…ピカチュウは走り出していた
58:
市民「なんだこいつ!うわっ!!」ビュン!!!
―――ドアが閉まる直前…救急車に黄色い小さなポケモンが滑り込んできた
救急隊員「こいつ!どこから!!おい!つまみだせ!!」
ピカチュウ「ピカ!ピカー!ピカピカー!!」
救急隊員「……まさか…この少年の…ポケモンなのか?」
ピカチュウ「ピカ……」ポタポタ
――そのポケモンは少年から離れなかった離れようとしなかった
 そしてずっと…救急車が病院に到着してからも、その流れる涙が止まることはなかった
59:
―病院―
―――モニターには規則的に心電図の波形が表示される
 看護師たちは慌しく走り回り、周囲にはエタノールの臭いが漂う
サトシ「………」ピッ…ピッ…
デント「サトシ…」
アイリス「どうして…こんな事に…」グスン
ピッ…ピッ…ピッ…
ピカチュウ「…………」ピクン?
ガラガラ
デント・アイリス「!!!」
医師「サトシ君…のご友人ですかな?」
デント「先生!サトシは?」
医師「一命は取り留めました…しかし…」
アイリス「…しかし?」
医師「脳にダメージがあり…何らかの後遺症が残る可能性があります」
デント・アイリス「後遺……症…」
60:
―病室―
―――数本のチューブと共に眠り続けるサトシ
ピカチュウ「でんとはきがえをとりにいってくれたぞ」
サトシ「…………」
ピカチュウ「あいりすはこんばんはなねいでかんびょうするとかいってたぞ」
サトシ「…………」
ピカチュウ「おいどうてい…」
サトシ「…………」
ピカチュウ「なにかしゃべってよ……」グスン
62:
ピカチュウ「さて……わたしはそろそろいこうかな」
ピカチュウ「あのきずはぽけもんだけじゃない…にんげんからつけられたきずもある」
サトシ「…………」
ピカチュウ「けいさつやいしゃをごまかせても……」
ピカチュウ「わたしはごまかせない……」
サトシ「…………」
ピカチュウ「でも……わたしがそのにんげんをぶちのめしちゃうと……」
ピカチュウ「わたしのますたーであるおまえにめいわくがかかるんだよな……」
サトシ「…………」
ピカチュウ「じゃあいくね……」
ピカチュウ「……ばいばい」
63:
――病室を出ようとするピカチュウ……
 だが机上に置かれたサトシのリュックサックからはみ出た『それ』を見付ける…
ピカチュウ「…これは…そういや…つぎのたびのじゅんびをしてたんだったね」クスッ
『それ』をつかむピカチュウ
ピカチュウ「おまえみたいなやつにはふひつようだろうし わたしがもらっていってやるよ」
ピカチュウ「こんどこそ…ばいばい」
サトシ「…………」
ピカチュウ「もうあえないかもしれないけど……ずっとだいすきだよ…“さとし”…」
――そして病室を出たピカチュウは森の奥に向けて駆け出す
 大切な相棒を傷つけた何者かの居所へ、小さな鼠は稲光の様に夜の街を駆け抜けた……
66:
―森の廃墟―
DQN2「ってゆーかさーwwwさっきのガキ死んだんじゃね??」
DQN1「別に死んだって構わねえさ」ニヤリ
DQN3「そうだな、実質あそこまで痛めつけたのは俺たちじゃない、そこにいるタブンネだ」
DQN2「違いねえwwwwww」
――談笑するDQN達と少し離れた場所でそれを見つめるタブンネ
タブンネ(ボクハワルクナイ…メイレイナンダモン…ボクハワルクナイ…)ブルブル
DQN1「そろそろこの場所も潮時か…目を付けられる前に移動しよう」
DQN3「そうだな、おいタブンネ!この辺り片付けとけよ!!」
タブンネ「ハ……ハイ、マスター!」
―――そして舞台は整った…廃墟の前には1匹のポケモンが立っていた……
67:
ピカチュウ「ここにいるな…くずのにおいがぷんぷんする」
―――すぅ…と大きく息を吸い込むピカチュウ…その直後
 今まで放った何百何千回もの電撃より遥かに大きな雷鳴と轟音が周囲に広がることになる
ピカチュウ「じゅう…まん……」
DQN1「何だ?急に…明る…く…」
DQN2「うおwwwwwまぶしwwwww」
DQN3「これは…お前ら!!伏せろっっ!!!!こいつで…!」
ピカチュウ「……ぼぉるとぉぉぉおおお!!!!!!!!」
――― 一瞬だった…森の廃墟と呼ばれていた場所
 そこには黒く焦げ臭い瓦礫が散乱する空き地に変わっていた……が…
ピカチュウ「…いない……うえかっ!!!」キッ
68:
―――地表から20m程の上空、そこにDQN達は居た
DQN1「あと少し遅れていたら消炭だったか…助かったぜDQN3」
DQN2「ぱねぇwwwww」
DQN3「いいってことよ、良くやってくれたウルガモス!」
ウルガモス「ぷひぃぃぃぃぃぃぃっぷ!」バサッバサッ
ピカチュウ「やっかいなやつをつれてるな……」
DQN1「あの鼠か…やってくれたのは!!」
DQN3「見た感じ野生ではないな…しかし…」
DQN2「お仕置きが必要wwwww」
69:
―――巨大な蛾から飛び降りるDQN達
 そして全身の毛を逆立たせそれを睨みつけるピカチュウ
DQN1「昼間のガキのだろうな…変だとは思ってたんだ…ポケモンを連れていないトレーナーなんてな」
DQN3「確かにな、大方敵討ちってとこだろう」
DQN2「敵討ちを返り討ちwwwwwwうめぇwwww」
ピカチュウ「わたしは……ゆるさないぞ!!」ギリリ
DQN1「来い!ギャラドス!!」
DQN3「やれ!ウルガモス!!」
―――2体の巨大な影がピカチュウを襲う!
タブンネ「ボクハ…ワルクナイ…ボクハ…」ガタガタ
70:
DQN1「なん……だと……?」
DQN3「どれだけ種族値に差があると思ってるんだ…こんな…馬鹿な!!」
――ほんのわずかな時間…2体とも高種族値で知られるポケモンだった…
 しかし…カントーから旅を続けてきたピカチュウとは埋めがたいLVの差があった
DQN1「俺のギャラドスが一瞬だと!?」
DQN3「起きろ!!ウルガモス!!」
――しかし…黒く焼け焦げた2体のポケモンは辛うじて生きているものの動きはしなかった
72:
ピカチュウ「くずどものくせによくきたえられていた…そこはほめてやる」
ピカチュウ「でも……おわりだ!!」ビリ…ビリ…
DQN2「おいおい勝った気でいるのかwwwwww」
ピカチュウ「なに!?」
DQN2「来いwwラグラージwwww」
――反応は出来なかった…ラグラージの放った地震は小さな鼠を飲み込む
 当然ながら『こうかは ばつぐん』LVの差があるとはいえ…ピカチュウの耐えられるものではなかった
DQN1「タイプ一致抜群か…やったな…」
DQN2「もちろん安心の意地っ張りA252振りwwwwww」
DQN達「!!!!!」
73:
ピカチュウ「……くぅ…きいたなぁ」ムクリ
DQN2「…な……なんでだよwwww」
ピカチュウ「しらないのか?」
ピカチュウ「すききらいはいけないんだよ…」
サトシのリュックサックから抜き出した『それ』を持ってピカチュウは立ち上がった
DQN1「シュカの実だとぉぉ!!!」ギリッ
ピカチュウ「さてと……」テクテク
ラグラージ「!!!!」ビクッ
DQN2「ラグラージもう一回地震だ!!安心しろお前に電気技は効かないしwwww」
75:
ピカチュウ「でんきはたしかにきかないね…でも…」
ピカチュウ「くさむすび」ズバーン
ラグラージ「グフッ……」ドサッ
DQN2「……え?」
DQN2から笑みが消えた……
DQN達「全滅…だと…」
タブンネ「ボクハ…ボクハ・・・!!」
78:
ピカチュウ「じゃあな…きえろ…」ビリビリ
DQN1「終わったか…」
DQN2「ここまでコテンパンならしょうがねぇ」
DQN3「くるぞ……」
ピカチュウ「あいつのかたきだ!!」
ピカチュウ「ボルテッカーッッ!!!!!!」カッ!!
DQN達「!!!!」
――――
―――
――
強烈な閃光の後、その場に立っていたのはピカチュウ………とタブンネだけだった
79:
タブンネ「ア…ア……」ガタガタ
ザッ
ピカチュウ「さて…」
ピカチュウ「そのたいけい、そのにおい…」
タブンネ「??ッ!!」
ピカチュウ「いわなくてもわかる…おまえが……」
ピカチュウ「あいつをあそこまいためつけたんだな?」
タブンネ「ヒィィィ……」ブルブル
80:
ピカチュウ「かくごはできているな?」
タブンネ「マ…マッテ!」
タブンネ「ボクハイヤダッタンダ…デモマスターニイワレテシカタナク…」
ピカチュウ「ますたーか…」
ピカチュウ「だったらおまえどうして……」
ピカチュウ「さっきのせんとうでますたーをたすけようとしなかった?」
タブンネ「ソ…ソレハ……」
82:
ピカチュウ「わたしたちぽけもんとにんげんはいろんなばしょでともにいきている」
ピカチュウ「そこでくろこげになってるくずどもだって…」
ピカチュウ「びょういんでねてるあいつだって……」
ピカチュウ「ぽけもんとともにせいかつしているんだ…」
タブンネ「ボ…ボクダッテ…」
ピカチュウ「おまえはあいつをきずつけた…」
ピカチュウ「おまえはじぶんのますたーをたすけなかった…」
ピカチュウ「おまえは…ぜんぶひとのせいにして…つごうのいいときだけよわいふりをして……」
83:
タブンネ「………」
ピカチュウ「……そんなのは“ポケットモンスター”じゃない」
ピカチュウ「ただの“モンスター”だ!!」
タブンネ「…………」シーン
ピカチュウ「でも…わたしも…いっしょなんだろうな…」
ピカチュウ「いかりにまかせて…にんげんをこうげきして…」
ピカチュウ「おまえをせめるけんりなんてないか……」
ガサッ
???「動くな!!!!そこまでだ!!」
86:
タブンネ「エッ?」
ピカチュウ「ここまではでにやれば…そりゃくるよな…」
警察A「対象のピカチュウを捕捉、現在タブンネを攻撃しようとしている模様」
警察B「ひでぇ…なんて状況だ!」
警察C「民間人とそのポケモンの救助を最優先、対象のピカチュウはどうしますか?」
隊長「………即刻制圧せよ」
88:
隊長「タブンネには当てるなよ、総員構え!!」
警察隊「構えよし!!」ジャキ
ピカチュウ(わたしがいなくなれば…あいつはゆめにむかってすすめる)
ピカチュウ(でも………)
ピカチュウ「すこしくらい…かなしんでくれるとうれしいな」クスッ
隊長「ぅてーーーっつ!!!!!!!」
――――鳴り響く銃声、怒声、喧騒
  ピカチュウがその先を知る由はなかった……
91:
警察A「タブンネを救助した搬送頼む!」
警察B「要救助者3名とポケモン3体も救助確認、大丈夫だ生きてる!!」
警察C「至急…応援を……繰り返す……応援を……」
――担架で運ばれるタブンネ
タブンネ「ヤサシサポケモンカ…ボクハ……カワイソウナジブンヲエンジテタダケナノカモネ…」
タブンネ「ネェ………キミハ、コレデヨカッタノ?」
――――
―――
――


93:
?一ヵ月後?
アイリス「サトシ…退院おめでとう」
デント「本当に君はタフだな、でも…さすがに痛々しいな…」
アイリス「…………本当意識が戻って良かった」グスン
――病院の出口で松葉杖をつくサトシ
サトシ「ありがとう二人とも、全快とはいかないけど…普通に生きてく分には問題ないってさ」
デント「それじゃ予定通りに?」
サトシ「ああ」
サトシ「カントーに帰るよ!」
96:
―リーグ管理局―
サトシ「…失礼します」ヨロッ
中年の男「随分痛々しいな、大丈夫かね?」
サトシ「はい、なんとか…」
中年の男「警察からも聞いているだろうが、君を襲った犯人たちは無事逮捕された…」
中年の男「だが……逮捕に至る経緯は…知っているかね?」
サトシ「……持ち主不明のピカチュウが…警察隊を動員するような騒ぎを起こしたと聞いてます」
中年の男「そう…それによって彼らを取調べている折、君が目覚め…君の被害証言から逮捕に至った」
中年の男「そこで今日君を呼んだのは……」
サトシ「…………」
98:
中年の男「ピカチュウの持ち主は…まさか君ではないよね?」
サトシ「…………」
中年の男「いいんだよ、それでいい君はまだトレーナーを続けられる」
中年の男「カントー行きの船は手配しておこう……もう一度故郷で頑張るんだ」
サトシ「…………」クスッ
中年の男「??」
サトシ「……です」
中年の男「今…何と?」
サトシ「俺の……です…」
中年の男「!!…………自分が何を言ってるのか…分かっているのかね?」
サトシ「…………そのピカチュウは…」
サトシ「きっと俺の相棒です!!!」
100:
中年の男「いいのかね?それで…君は人を襲ったポケモンのトレーナーだと…」
サトシ「はい…ポケモンマスターになれないのは残念だけど…」
サトシ「俺、あいつのマスターですしwww」
中年の男「残念だ…君のように優秀なトレーナーが…」
サトシ「でも……あいつにはもう会えないんですよね……」
中年の男「…………」スッ
プルルプルル……ガチャ
中年の男「…私だ」
101:
カッ…カッ…カッ…
サトシ「これからどこに行くんですか……」
中年の男「君のピカチュウだ、会いたくないのか?」
サトシ(制圧するのに何発も銃撃を浴びせたって聞いたぞ……覚悟は…しとかないとな)ゴクリ
中年の男「ここだ」
ウィーン
ピカチュウ「…………よう」
サトシ「……………」
サトシ「………シルフスコープあったかな?」ゴソゴソ
ピカチュウ「いきてるよばか」
102:
中年の男「いや、死んだとは誰も言ってないはずだが……」
サトシ「いやいや流れ的にそうでしょ!!そう思うでしょ!!えっ銃撃は!?」
ピカチュウ「ますいじゅうだろ……じょうしきてきにかんがえて……」
ピカチュウ「でも……いいのか?」
ピカチュウ「もんだいをおこしたらぽけもんりーぐにさんかできなくなるんじゃ……」
サトシ「………」
サトシ「あの時すぐに追いかけなくてごめん…………それとありがとなピカチュウ」
ピカチュウ「………え?」
サトシ「俺の敵を取ってくれたんだろ?ありがとな」
103:
ピカチュウ「………ぅう」ジワァ
ピカチュウ「しんぱいしたんだぞばかぁ」ブワァ
サトシ「心配かけたな」ギュッ
中年の男「……ふっ…若いっていいもんだな」
サトシ「ありがとうございました」ムクッ
中年の男「行くのかい?」
サトシ「ええ」
ピカチュウ「………」ギュッ
104:
―フェリー乗り場―
サトシ「すみませんわざわざ送ってもらっちゃって」
中年の男「はは、これも仕事のうちさ」
ピカチュウ「わざわざわるいなはげあたま」
中年の男「おやピカチュウもお礼を言ってくれてるのかな?」
サトシ「えぇ……まぁたぶん」
中年の男「それではこれが乗船券1人と1匹分」
中年の男「それと………」
サトシ「それと?」
中年の漢「カントーリーグへの推薦状だ」
サトシ「!!!!」
106:
中年の漢「カントーリーグでも精一杯暴れてきたまえ」
サトシ「でも……俺は…」
中年の漢「僕は思うんだ…1匹のポケモンを大事に出来ない者が……」
中年の漢「全てのポケモンを統べるポケモンマスターになることなど出来はしないとね……」
サトシ「…………」
中年の漢「君と君のピカチュウの絆は見せてもらった、それで十分さ」ニコリ
ピカチュウ「はげあたま…」
サトシ「ありがとうございます!!!」
中年の漢「ベスト ウイッシュ!良い旅を!」
112:
―船の上―
サトシ「なあ……ピカチュウ」
ピカチュウ「なんだどうてい」
サトシ「駄目トレーナーだけどこれからもよろしくな!」ニコリ
ピカチュウ「…っ///しょっ……しょうがないどうていだな!これからもつきあってやる!!」
サトシ「ありがとうピカチュウ」
ピカチュウ「せっ……せいぜいしょうじんしろどうてい!!!」
ピカチュウ「よろしくな…さとし」ボソッ
119:
サトシ「あっ…そういえばピカチュウ」
ピカチュウ「なっ……なんだ?」ビクッ
サトシ「実はタケシのやつに頼まれてたシュカの実が無くなってたんだが…」
ピカチュウ「………あ」
サトシ「心当たり無いか?」
ピカチュウ「…………」
サトシ(何か怪しいな……)
ピカチュウ「………ぅう…」
ピカチュウ「…………ピカー?」
サトシ「誤魔化すなwwww」
おわり
125:
長々とすんませんお付き合いありがとうございました
ネカフェでポケスペ読んでたら何故か書きたくなった
シリアスは正直キツかった…最初のやり取りみたいなんで終わらせときゃよかったがな…俺のアホ
134:
そんな訳で皆ありがとう
お察しの通りネカフェで書いてるから延長料金が大変よwwwww
またどっかのスレで会おうぜwwwノシ
最後に……
ピカチュウは俺の嫁
137:
乙とっても良かったです
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