穂乃果「雪穂〜お酒〜！」 雪穂「もう、飲み過ぎだよお姉ちゃん……」
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1:
ラブライブSS
ごくっと
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2:
穂乃果「最近練習……行きたくない……」
雪穂「どうしたの、お姉ちゃん」
穂乃果「うーん……μ’ｓって人気出てきたんだけどさ」
穂乃果「穂乃果には……いないんだよね」
雪穂「お姉ちゃん……」
穂乃果「ちょっとみじめなきぶんになっちゃってさ……」
雪穂「そんなこと……」
穂乃果「みんな、魅力的だからさ……わかってはいるんだけどねぇ」
雪穂「私はお姉ちゃんのファンだから！」
穂乃果「ありがとね、雪穂」
3:
穂乃果「結構優しさって痛いことをこの前さ、思い知ったんだよね」
穂乃果「私達がクラスから出たら、海未ちゃんは告白されるし」
穂乃果「ことりちゃんは……サインねだられてたしさ」
穂乃果「穂乃果は一人で帰ろうとするんだけど」
穂乃果「……はぁ」
雪穂「聞いててあげるから、お姉ちゃん」
穂乃果「海未ちゃんは、穂乃果も気をつけてなんて言うし」
穂乃果「ことりちゃんは……サインなんて?的なこと言ってた」
穂乃果「一度もないよ、私なんて」
4:
穂乃果「一年生のところに行ったら」
穂乃果「真姫ちゃんなんて囲まれてたし」
穂乃果「凛ちゃんや花陽ちゃんだって……」
雪穂「……」
穂乃果「三年生の教室見に行ったら、絵里ちゃんがもみくちゃに……」
穂乃果「部室に行ったら、穂乃果しか居なくてさ」
穂乃果「みんな、ファンの人に……」ｸﾞｽ
雪穂「お姉ちゃん……」
穂乃果「仕方ないことだよ。アイドルなんだし格差社会もあるって花陽ちゃんも言ってた」
穂乃果「でも、ちょっとだけ期待してたのかなって」
穂乃果「最近思うようになったんだ……」
5:
穂乃果「だから……穂乃果はさ……」
穂乃果「うぅ……ひぐっ……」
雪穂「……お母さんがお姉ちゃんのこと心配しててさ」
雪穂「思い詰めてるんじゃないかって……」
雪穂「嫌なことを忘れさせてくれる、魔法の薬なんだって……チューハイだけど」
雪穂「はい、飲みなよお姉ちゃん」
穂乃果「でも、未成年だし……」
雪穂「甘酒と似たようなものだしさ……それに」
雪穂（お姉ちゃんがぼろぼろなの見たくないから）
穂乃果「うん、ありがと……」ｺﾞｸｺﾞｸ
雪穂「どう？ お姉ちゃん」
穂乃果「なんかふわふわする……」ﾎﾟｰ
6:
穂乃果「……雪穂ってすっごい抱き心地いいね」ｷﾞｭｯ
雪穂「うぇえ！？ お姉ちゃんっ！？」
穂乃果「このままで居させてよ……雪穂ぉ……」
雪穂「震えてる……？ お姉ちゃん」
穂乃果「ごめんね、雪穂……頼りないお姉ちゃんで」
穂乃果「…………」
雪穂「お姉ちゃん？」
穂乃果「ｽｰｽｰ」
雪穂「寝ちゃった……いい夢見てねお姉ちゃん……」
10:
穂乃果「おっはよー！ みんなー！」
海未「今日は早いですね、穂乃果」
ことり「寝坊するかと思っちゃった♪」
穂乃果「もー！ 穂乃果は遅刻しないよー！」
「あ、海未さんだ！ サイン下さい！」
「ことりさん……一緒に写真を……」
穂乃果「……先に穂乃果、学校に行ってるね」ﾀﾞｯ
ことり「穂乃果ちゃん！」
海未「穂乃果！」
穂乃果「気にしてないから大丈夫だって！」
11:
穂乃果「はぁ……気にしてない気にしてない！」
穂乃果「気にしてたってしかたない！」
穂乃果「できることから頑張ろー！」
穂乃果「あ、まきちゃ……」
「西木野さんってピアノどうしてあんなに弾けるの？」
「べっ、別に大したこと……」
穂乃果「……うぁ……一人で学校いこ……」
13:
――――放課後――――
海未「さぁ、穂乃果練習ですよ！」
ことり「いこっ！ 穂乃果ちゃん！」
穂乃果「……先に出てみて」
ことり「え？」
ｶﾞﾗｯ
ｷｬｰｷｬｰﾜｰﾜｰ
穂乃果「……体調悪いから先帰るね、ごめんね」ﾀﾞﾀﾞｯ
海未「くっ……ほの……」
「海未さーん！」ﾄﾞﾝｯ
海未「あっ、すいません……」
穂乃果「ただいまー」
15:
穂乃果「ねぇ、雪穂ーあれあるー？」
雪穂「昨日に引き続きだからだめだよぉ」
穂乃果「一本だけならいいでしょ、雪穂……お願い」
雪穂「わかった……」
穂乃果「ありがと……」ﾌﾟｼｭｯ
穂乃果「酔えない……」ｺﾞｸｺﾞｸ
穂乃果「もう忘れたいのに……」
穂乃果「イライラしてきた……」ｶﾞﾝｯ
穂乃果「」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
穂乃果「買ってこよう……」
17:
穂乃果「梅酒……」ﾋﾟｯ
穂乃果「家の近くに自販機があってよかった……」ｷｮﾛｷｮﾛ
穂乃果「誰も居ないよね……」
穂乃果「ははっ、穂乃果にファンなんて居るわけ無いじゃん……」
穂乃果「もう一本……」
穂乃果「今日は三本でいいよね」
穂乃果「わー飲みやすい……」ｺﾞｸｺﾞｸ
穂乃果「……おいし……身体あっつくなってきた……」
穂乃果「あ……意識が……」ｽｰ
雪穂「おねーちゃーんー！」ｶﾞﾗｯ
雪穂「うわっ、おさけくさっ！」
雪穂「また寝てる……毛布かけとくね、おやすみ」ﾊﾟｻｯ
18:
穂乃果「おかーさーん……頭痛い……」
穂乃果「いない……電話しよ……」
穂乃果「風邪ひきました……今日は休みます……」
「高坂ー気をつけろよー」
穂乃果「はーい……」
穂乃果「誰もいない……頭痛いけど……」
穂乃果「みんな……どうせさぁ……」ｸﾞｽ
穂乃果「飲もう……」
穂乃果「……今日はビール……初めてだから一本にしておこう……」ﾋﾟｯ
穂乃果「チューハイと梅酒買って……」
穂乃果「何やってんだろ、私」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
穂乃果「ビールまずい……」
穂乃果「本当に……何してるんだろう……」
19:
穂乃果「大体さー！ 私がスクールアイドルなんて間違ってたんだよ！」ﾎﾟｲｯ
穂乃果「みんなはー！ キレイだし可愛いしー！」ｺﾞｸｺﾞｸ
穂乃果「私だってちやほやされたいよー！」ﾋｯｸ
穂乃果「……私なんていなくなって機能してるじゃん……」
穂乃果「えーい！ もっとお酒だお酒ー！」ｺﾞｸｺﾞｸ
20:
海未「穂乃果は大丈夫でしょうか……」
ことり「最近なんか、ふわふわしてたし……」
海未「ちょっと嫌な予感がするんですよね」
ことり「やっぱり海未ちゃんも感じてた？」
海未「どうも、怒りの沸点が早くなったというか……」
ことり「落ち着きもなんか……」
海未「……」
ことり「……」
海未「お見舞い行きましょう」
ことり「うんっ♪」
22:
海未「穂乃果ー！ 大丈夫ですか！？」
ことり「穂乃果ちゃんっ！」
ｶﾞﾗｯ
穂乃果「ﾋｯｸ……ことりひゃんにうみひゃん……」
海未「穂乃果……？」
ことり「においが……」
穂乃果「おさけおいしーよー？」ｺﾞｸ
海未「穂乃果！ 貴女はそんなものを飲んで……」ﾊﾟｼｯ
穂乃果「あー！ とらないで！ ……違うの飲む」ｺﾞｸﾘ
海未「ことり……これは……」
ことり「相当まずいよね……？」
23:
穂乃果「でー人気の二人はなにしにー？」
海未「穂乃果が心配だったんですが……」
穂乃果「お酒飲んでたらなおったかなー」
ことり「穂乃果ちゃん……飲み過ぎ良くないよ……？」
海未「そもそも未成年ですよ！」
穂乃果「……いいじゃんべつに」
海未「穂乃果！」
穂乃果「……お酒飲むとふわふわして全部忘れれるんだから」
穂乃果「居場所とらないでほしいな」
ことり「ことりたちが……」
穂乃果「やめて……もう私を追い詰めないで……」
24:
穂乃果「帰ってよ……」
ことり「で、でも……」
穂乃果「帰って！」
穂乃果「もう居場所をとらないで！」
穂乃果「これ以上みじめにさせないで！」
海未「……帰りましょうことり」
ことり「うん……」
穂乃果「明日は行くから……ごめん……」
ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝ
穂乃果「……ごめんね……ごめんね……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
穂乃果「消えたい……」
36:
穂乃果「はぁ……あたまいった……」ﾌﾗｯ
穂乃果「あははーこれは風邪だから仕方ないね……」
穂乃果「約束……いいや、行ってもみじめになるだけだよ」
穂乃果「あ、高坂です……今日もすいません休みます」
穂乃果「……お酒は控えたほうがいいのかな……」
穂乃果「寝てよ……」
穂乃果「……」ｳｽﾞｯ
穂乃果「一本だけならいいよね……」ﾋﾟｯｶﾞｼｬﾝ
37:
――――部室――――
海未「私達では無力でした」
ことり「拒絶されちゃった……」
にこ「はぁ！？ あいつなにやってんのよ」
絵里「重症のようね……」
海未「今日は来る約束をしてたんですが……」
ことり「来なかったんだ……」
真姫「穂乃果が二人の約束を……？」
絵里「私が行くわよ」
絵里「三年生だし、穂乃果に救われた私が説得してくるわ」
海未「はい、お願いします……」
38:
絵里「気が重いわね……」
絵里「でも、私は穂乃果に救われたのは間違いない」
絵里「今度は……私が救う……！」
「あ、絢瀬さん！？ μ’ｓの絢瀬絵里さんですよね！」
絵里「え？ あ、はいそうですが……」
「サイン……Tシャツにお願いします！」
絵里「はい、ありがと、これからもよろしくね」ｳｨﾝｸ
ｷｬｰｷｬｰ
絵里「……さて行くわよ」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ほのママ「……いらっしゃい。穂乃果は上にいるから上がっていいですよ」
絵里「わかりました。……お邪魔します」
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
絵里「穂乃果、入るわよ」
39:
穂乃果「……」ｺﾞｸｺﾞｸ
絵里「……すごい量ね。十本以上じゃない？」
穂乃果「……何しに来たの」
絵里「そんなにつんけんしないの」
絵里「率直に言うわ、穂乃果戻って来なさい」
穂乃果「……どこに？」
絵里「どこに？ ってμ’ｓに決まってるじゃない」
穂乃果「穂乃果の居場所はそこじゃないよ」ｺﾞｸﾘ
絵里「……っ、お酒を飲むのはやめなさい」
穂乃果「絵里ちゃんには関係ないよ」
絵里「関係ないって……！」
穂乃果「……サイン、ねだられてたね。羨ましい」
絵里「それは……っ」
絵里「いい？ 穂乃果落ち着いて聞いて」
40:
絵里「確かに、他のメンバーと比べたら人気がないかもしれない」
穂乃果「あはは、バッサリ言うんだね」
絵里「でも、それはμ’ｓ内の話よ？」
絵里「私達は分母が違うのよ！ 例えば約分したら同じ２分の１でも」
絵里「４人のμ’ｓファンの２人が穂乃果のファンと」
絵里「５００人のμ’ｓファンの２５０人が穂乃果のファンなら」
絵里「同じ２分の１でもぜんぜん違うでしょう！？」
絵里「つまりμ’ｓっていうのはそういうことなのよ」
穂乃果「嫌味？」
穂乃果「穂乃果に２５０人もファンが居るわけないじゃん」
絵里「そ、それは例え話で……！」
穂乃果「……」ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ
絵里「……飲むのはやめなさいといったでしょう！」ﾊﾞｼｨｯ
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
穂乃果「もったいない……後始末するのは穂乃果なんだからね」
41:
絵里「穂乃果！ 戻って来なさい！」
絵里「私達は皆、穂乃果を待ってる！」
絵里「９人でμ’ｓって言ったじゃない！」
絵里「ことりが欠けそうになった時貴女は引き止めた」
絵里「９人一緒に！」
絵里「……海未もことりも心配してた。だから……」
絵里「そんな些細な事にとらわれないで……！」
穂乃果「絵里ちゃん……」
穂乃果「うん……うん……っ」
穂乃果「ありがとう……絵里ちゃん……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
絵里「穂乃果……！」
45:
絵里「だったら今から学校に――――」
穂乃果「帰って」
絵里「えっ」
穂乃果「絵里ちゃんにとっては些細な事かもしれないよ」
穂乃果「でも穂乃果にとっては大きなことなんだよ」
穂乃果「……人気者の絵里ちゃんにはわからないよ」
絵里「そ、そんなことは……」
穂乃果「じゃあ絵里ちゃんは皆サインしてる最中にぽつんとしてる人の気持ちわかる？」
絵里「あ……」
穂乃果「……だから帰って」
絵里「で、でも……」
穂乃果「帰ってって言ってるでしょ！」ﾄﾞﾝｯ
絵里「ごめんなさい……」ﾀﾞｯ
ﾊﾞﾀﾝ
穂乃果「……謝るのは穂乃果の方なのにね……」
穂乃果「どうしていいかわかんないや……」ｸﾞﾋﾞｯ
47:
雪穂（お姉ちゃんがお酒を飲み始めてから）
雪穂（お姉ちゃんが怒りっぽくなりました）
雪穂（お姉ちゃんが泣くようになりました）
雪穂（情緒不安定で……）
雪穂（浴びるように飲んで、何かから逃げようとしているのがわかりました）
雪穂（そんなお姉ちゃんに何もしてあげられません）
49:
雪穂「お姉ちゃん……うわっ……」
穂乃果「雪穂?お酒?！」
雪穂「もう、飲み過ぎだよお姉ちゃん……」
穂乃果「ふわふわして気持ちいいんだよ？ 雪穂も飲も？」
雪穂「お姉ちゃん……」
穂乃果「もういいんだよ、穂乃果はもう……」
雪穂「だめだよ！ お姉ちゃんは全然私より可愛いし！」
雪穂「歌だってダンスだって上手いじゃん！」
穂乃果「ゆき……ほ…………」
雪穂「私は応援してるから！」
穂乃果「……ｽｰ」
雪穂「……また寝てる……」ﾊﾟｻｯ
50:
――――部室――――
絵里「ごめんなさい……私じゃなにも……」
海未「絵里……」
真姫「そもそも……穂乃果に境遇が近い人なんているの？」
にこ「スーパーアイドルのにこちゃんが行っても仕方ないわね」
花陽「人気がないわけないんだけどなぁ……」
凛「比較対象がきつすぎなんだにゃ」
絵里「脚光を浴びるポジションだからこそ……？」
真姫（確かに絵里や海未の容姿には目を惹くものがあるから）
真姫「……あれ、絵里。希は？」
絵里「え、先に部室に行くって……」
51:
希「穂乃果ちゃん入るでー」
穂乃果「希ちゃん……」
穂乃果「……何かあるの？」
希「おいしい梅酒持ってきたけど飲む？」
穂乃果「えっ！？」
希「ウチ色んなとこ旅してたからこういうのもあるんよ」
穂乃果「飲む飲む！ でも意外だなぁ、希ちゃんは……」
希「止めると思った？ ウチもこっそり飲む口なんよ？」
穂乃果「……あ、確かに」ｼﾞｰ
希「今どこで納得したのかなぁ！」ﾜｼﾜｼ
穂乃果「わしわしはストーップ！」ﾋｬｱｧ
52:
希「自然に笑えるようになったやん？」
穂乃果「うん……ありがと」
希「人気のこと気にしてるん？」
穂乃果「そりゃあもちろん……でも」
希「μ’ｓのメンバーって皆ぴかぴか光ってると思わない？」
穂乃果「思うよ……ホント眩しいくらい……」
穂乃果「穂乃果は……」
希「実はウチもサイン頼まれたこと無いんよ？」
穂乃果「え……だっていっつもファンに囲まれて……！」
希「絵里ちの近くにいるからなぁ……そう見えても不思議じゃないかも」
穂乃果「なんで……？」
希「んー？」
穂乃果「なんでそんな普通でいられるの！？ わかんないよ！」
54:
希「ウチは影みたいなもんやから」
穂乃果「でも……」
希「絵里ちとか海未ちゃんとかの困惑した顔って可愛いやん？」
希「それを間近で見られるだけで幸せなんよ」
穂乃果「可愛いけど……さ……」
希「ウチだってちょっとは思ったことだってあるよ？」
希「穂乃果ちゃんは一位に何回かなった時もあるやん？」
希「ウチ……一回もないんよ？ μ’ｓのメンバーでウチだけや」
穂乃果「そう……なの……？」
希「事実やから仕方ない……よね」ﾌﾌｯ
55:
穂乃果「穂乃果……何も知らなかった……」
穂乃果「それなのに勝手に皆に嫉妬して……」
希「穂乃果ちゃんは優しいんよ？」
希「嫉妬が出来るってことは、人の良いところいっぱい見てるんやから」
希「ダメだと思ったら、治せばいい」
希「穂乃果ちゃんなら……出来るやろ？」ﾆｺｯ
穂乃果「……うん、頑張る」
58:
穂乃果「明日から頑張るから今日は……」
穂乃果「希ちゃんが持ってきてくれた梅酒を……」
希「ダメやで？ 未成年は飲酒禁止や」
穂乃果「えーっ！ さっきと言ってることがー！」
希「それに、穂乃果ちゃん明日学校行きたくないってなりそうやし」
穂乃果「穂乃果はー！ ……あ、約束……」
希「ウチが引っ張っていくから……今日はウチに泊まろか」
穂乃果「う、わかった……」
希「……じゃあ雪穂ちゃん。借りてくね？」
ｶﾞﾗｯ
雪穂「え、気づいてたんですか？」
希「お姉ちゃん思いのいい子やな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
穂乃果「雪穂……行ってくるね」
雪穂「うん、また明日」
60:
穂乃果「うぅ、外寒いね……」
希「夜やからなぁ……」
穂乃果「くっついてもいい？」
希「ええよ？ 手でいいかな？」
穂乃果「腕ごとー」ｷﾞｭｯ
希「穂乃果ちゃん、ちょっと照れるやん……」
穂乃果「希ちゃん温かい……」
62:
希「そうだ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「うにゃー、どうしたのー？」
希「ここ２．３日なに食べてたん？」
穂乃果「……あっ」
希「消化に良い……そうやなおうどんさんでも作ったげるよ」
穂乃果「希ちゃんの手料理？ やったー！」
希「はしゃぎすぎやって」ｸｽｸｽ
希「それに普通に作るだけよ？」
穂乃果「わーい！ わーい！」
希（さっきまでのつんけんさがなくなって良かったかな？）
63:
穂乃果「お邪魔しまーす……」
希「どうぞー」
穂乃果「わぁ……一人で来ると新鮮かも」
希「何度も来るのは絵里ちくらいしかいないからねぇ」
穂乃果「ふーん……絵里ちゃんの私物とかあったり？」
希「大人をからかうのはあかんよ?？」ﾜｷﾜｷ
穂乃果「や?め?て?！ からかわないよぉ」ｸﾞｽﾝ
希「……可愛いやん」ﾎﾞｿ
穂乃果「希ちゃんなにか言ったー？」
希「ううん、なんでもないよー」
64:
穂乃果ちゃんサインください
67:
穂乃果「ほぇ?お腹いっぱい?」
希「お粗末さまでした」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ
穂乃果「あー穂乃果が洗うよー？」
希「ゆっくりくつろいでくれたらいいよー？」
穂乃果「……希ちゃんありがとう」
希「いいっていいって」
穂乃果「希ちゃんに何か返さないと……」
希「そやなぁ……あー穂乃果ちゃん？ なんでもいいかな？」
穂乃果「穂乃果にできることならなんでもいいよ！」
71:
希「ウチ穂乃果ちゃんのサインが欲しいなーなんて」ｱﾊﾊ
穂乃果「えぇえー！？」
希「そんなに驚くことやった？」
穂乃果「穂乃果のサインでいいの……？」
希「穂乃果ちゃんのサインだから欲しいんよ？」
穂乃果「う、うん……」ｶｷｶｷ
希「これでウチがサイン第一号やな♪」ﾆｺﾆｺ
穂乃果「……穂乃果も……穂乃果も希ちゃんのサインがほしい！」
希「……ふふ、しゃあないなぁ」ｶｷｶｷ
穂乃果「穂乃果の宝物にするよ！」ﾜｰｲ
73:
穂乃果「ふぁ……」
希「そろそろ遅いしねよっか？」
穂乃果「うん……」
希「穂乃果ちゃんはベッドでええよ？」
穂乃果「え、穂乃果が床で寝るよ！」
希「お客さんを床はちょっとなぁ」
穂乃果「……一緒にベッドで寝よ？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
希「うふふ」
穂乃果「もー！ いいでしょ！ 決定だよ希ちゃん！」
希「うん、おいで穂乃果ちゃん」ﾎﾟﾑﾎﾟﾑ
穂乃果「う、ちょっとドキドキする……」
76:
穂乃果「入るよ……？」ｽｯ
希「穂乃果ちゃんそんなに遠くなら落ちちゃうよ？」
穂乃果「いや、その、恥ずかしくて」
希「寝ようって言ったのは穂乃果ちゃんやよ？」ｸﾞｲｯ
穂乃果「あうっ」ﾎﾟﾌﾝ
希「やん♪」
希「穂乃果ちゃんのえっち」
穂乃果「ちがっ、ちがうって！ ごめんね！」
穂乃果（あ、でも落ち着くかも……）ｽﾘｽﾘ
希「そんなにウチの胸が気に入ったん？」
穂乃果「なんか、希ちゃんと居ると落ち着くなって……」
希「そっかそっか……それならいくらでも胸くらい貸すよ？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
穂乃果「うん……ありがと……」ｳﾂﾗｳﾂﾗ
希「じゃあおやすみ……穂乃果ちゃん」
穂乃果「おやすみ……」
80:
ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ
穂乃果「んぁ……朝……？」
希「」ｽｰ
穂乃果「希ちゃん寝てる……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
穂乃果「髪の毛綺麗だなぁ……くちびるも……」
穂乃果「誰も見てないし……こっそり……」
穂乃果「いやいや……ダメでしょ」
希「何がダメなんや？」ﾆｯｺﾘ
穂乃果「お、おはよう！ 希ちゃん！」
希「？ おはよう♪」
83:
希「穂乃果ちゃんの好きなパンだよー？」
穂乃果「いやー今日もパンが美味いっ♪」
希「やっぱり穂乃果ちゃんは笑顔のほうが似合ってるよ」
穂乃果「照れちゃうなーえへへ」
希「太陽のようにキラキラしてるで、今の笑顔でいるのが一番や」ﾆｺﾆｺ
穂乃果「希ちゃんだって綺麗だからね！」
穂乃果「そういえば、どうして希ちゃんはそんなに穂乃果に……？」
希「……ウチは穂乃果ちゃんに感謝してるんよ」
希「……居場所はだれだって守りたいやろ？」ﾆｺ
希「μ’ｓはウチの帰る場所なんや……」
穂乃果「希ちゃん……」
希「だから、穂乃果ちゃんを助けるのは当たり前やん？」
希「だって……友達でしょ？」
穂乃果「！ ……うんっ！」
穂乃果「穂乃果も希ちゃんが大好きっ！」ｷﾞｭｯ
希「元気やね、穂乃果ちゃん」ｸｽｸｽ
86:
穂乃果「ねぇ、希ちゃん」
希「どうしたん？」
穂乃果「穂乃果のこと励ましてくれてありがとね」
希「落ち込んだらいつもでおいで」ﾆｺ
穂乃果「お願いばっかりであれなんだけどさ」
穂乃果「学校にいく時も……手をつないでいいかな？」
希「腕でもいいんやよ?？」ﾆﾏｰ
穂乃果「は、恥ずかしいよぉ?」
希「ふふ?ん」
穂乃果「でも……えいっ」ｷﾞｭｯ
希「ほな行こか?♪」
穂乃果「うん、行こう！」
ほののぞ「「私達の居場所に」」
FIN
87:
長々ゆったりと進みました。お疲れ様です。コメント等色々有り難うございます。
穂乃果ちゃんイベント三枚取れました。重ねてお疲れ様です。それでは。
88:
乙
スレタイと最初の流れから皆で励ます感じかと思ったらまさかのほののぞとは…素晴らしかった！
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