【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?『バス停の女』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?『バス停の女』


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4:
凝視
俺が中学生3年生の頃の話。
当時俺は神奈川県の藤沢市に住んでいた。
場所は湘南台にある小さな公園。
20時頃、俺を含めて10人程でボールを蹴り合って遊んでいると、
少し遠くから女の人が自分らを凝視していることに気付いた。
始めは「俺らがうるさくて文句言いに来たんじゃ…」と思った。
しかし、少し様子がおかしい。
ただこちらを凝視しているだけで何かを言う気配はない。
季節は冬なのに、上下真っ白で薄手そうな半袖とミニスカートを着ていた。
肌も真っ白で、髪は腰までのロングヘアー。今思えばそのまんま貞子。
暗闇に真っ白な姿は異常さが漂っていた。
しかも貞子(仮)が少しずつ近付いて来ていることに気付いた。
最終的には友達の1人から5mくらいの距離まで近寄って来た。
本当に気味が悪かったので、「おい、帰ろうぜ…」と友達同士で示し合わせ、
チャリの元へ走って逃げた。でも少し様子見てた。
したら女の人もいつの間にか出てきた黒い普通車に逃げて行った。
その後もその黒い車は公園の周りグルグルしてた。
俺のただ1つの怖い思い出。
171:
ラフレシア
4?5年ほど前に、取引先の人から聞いた話。
その人が言うに、もうだいぶ前の出来事とのことだから、少なくとも10年以上前のことと思われる。
インドネシアにA氏(話してくれた人)、B氏、C氏の3人で仕事に行った。
仕事といっても、半分は遊びを兼ねたような旅行だったらしい。
そんなわけなので、仕事が終わってから10日近い暇ができ、最初の2?3日はのんびりと観光を
楽しんでいた。3人とも現地は初めてではないので、なんとなく退屈さを感じていたところ、
B氏が「ラフレシアを見てみないか?」と言い出した。
ジャングルに入るには、やはりガイドが要る。
C氏が伝をたどってガイドをさがしたところ、幸いにも引き受けてくれる人が見つかった。
翌日、3人はガイドのいる町へ向かった。そしてガイドと落ち合い、装備を調達すると、その町の
安ホテルで1泊した翌早朝、ガイドを含めた4人はジャングルへと分け入った。
念のためにラフレシアについて書いておくと、巨大な寄生花であるこの植物は、数が少ない上に
開花する時間も僅かで、なかなかお目にかかることは困難である。
ガイドにも「期待はしないほうがいい」と予め念を押された。
まずは蕾を探し出し、その蕾が開花するまで待って花を見るというのが普通だが、日帰りで
何日かジャングルに分け入っても、まず無理だろうとのことだ。
それでも、偶にはジャングル探検も悪くない、何かの話の種になるだろう。
3人はそんな気分であったということだ。
172:
1日目。何の成果もなく終わった。A氏はジャングルに分け入るということがこんなにも大変
だとは思わなかったという。何と言っても蒸し暑く体力の消耗が酷い。おまけに害になる生き物
にも常に注意を払わなければならない。
おそらく、他の2人も同じ気持ちであったろう。
2日目。昨日とは方向を変えたが、これまた成果無し。疲労困憊でホテルに帰る。
もう、いい加減嫌にはなっていたが、せっかく来たのだからと、明日もう一日がんばってみる
ことにした。
そして3日目。
当然、1日目、2日目とは方向を変えて分け入る。
しかし、やはりというか、蕾さえ発見できぬまま時間は過ぎてゆく。
幾分早い時間だが、かなり疲れもあって、諦めて戻ろうということになった。
ガイドにその旨を告げると、4人は道を引き返した。
2時間半ほど歩いたころ、列の最後尾にいたB氏が声をあげた。
B氏が指差すほうを見ると、遠くに何やら赤茶けた塊が見えた。「あれ、ラフレシアじゃないのか?」
ガイドは目を細めるようにして見ていたが、突然、顔を引きつらせた。
「急ごう!黙って付いてきなさい!」
ガイドは小走りに進み始めた。なおもそれを気にして足の進まない3人に振り向きざま言った。
「命が欲しいのなら、急ぎなさい!」
只ならぬガイドの雰囲気に、3人は慌ててガイドの後を追った。
173:
しばらくすると、生臭い臭気が漂ってきた。
ふと振り返ったA氏の目には、赤茶けた物体がさっきより確実に近いところにあるのが映った。
動いているのか?あれは!
この臭いがあの物体から発せられているとしたら、あれはラフレシアではない。
実際に臭いを嗅いだことはないが、ラフレシアは肉の腐ったような臭いのはず。なのに今漂っている
のは生臭さである。A氏はあれがラフレシアではないどころか、何か得体の知れない「嫌なもの」
であることを確信した。
自然に足がまる。
ガイドはもちろん、B氏、C氏もそれに感づいたようで、自然と一行の足はくなった。
生臭い臭気は、徐々に強くなっている気がした。
後ろを振り返ってみようと思うが、恐怖でそれもできない。後に続くB氏、C氏の2人もA氏を追い抜く
勢いでぴったり付いてくる。
普通の道ではないから、全力疾走というわけにはいかないが、可能な限りく走った。
ようやく、自動車の通れる道が見えてきた。
ふと振り返ると、それはもう10メートルに満たない距離にいた。
その距離で分かったのだが、それは大きさは2メートル近く、直径70?80センチもある寸詰まりで
巨大なヒルのような感じであった。
道に出ると、ガイドが足を止め荒くなった呼吸を整えている。
3人も立ち止まった。
「もう大丈夫だと思います」ガイドが息を切らせながら言った。
A氏は安堵のあまり、その場に座り込んだ。他の2人も真っ赤な顔をしてしゃがみこんだ。
175:
落ち着いてみると、もうあの臭いはしない。ジャングルの中を見たが、木々が日光を遮っている
せいで、様子は分からない。
「あれは、何なのか?」
ガイドに尋ねたが、首を振っただけで何も答えてはくれなかった。
結局、ホテルに着いても「あのことは忘れてください。私も詳しくは知らないし、忘れたほうが
いいですよ」と、あれが何かは教えてもらえなかった。
後日、C氏が仕事でインドネシアに行ったとき、かなり方々でこの件を聞きまわったようで、
いくらかの情報を得ることができた。
それは「人を喰うもの」で、人をみつけると執拗に追いかけ、人が疲れて動けなくなったとき
襲い掛かってくるという。太陽の光が好きではなく、あのとき、もし早めに切り上げていなかったら、
ジャングルを抜け出しても追ってきて、逃げ切れなかったかもしれなかった。
それを見たら、現地で言うお祓いを受けなければならない。お祓いを受けなければ、それは追いかけ
た人間を忘れず、執拗に狙ってくる。3人はお祓いはしなかったが、すぐに日本に帰ったので難を
逃れたのではないか。
そして、その名前は分からない、というよりも口にしない、ということであった。
199:
宅間守
池田小児童殺傷事件の犯人、宅間守の母親が彼を身ごもった際、夫に言った言葉。
「なあ、お父ちゃん。これ(守)、あかんわ。私、堕ろしたいねん。ほんま、あかんわ。」
宅間守の母親は、直感的に何かを感じ取っていたようだ。
現在、彼女は精神を病んで病院生活を送っているらしい。
息子の起こした事件も知らずに。
202:
>>199
短いながらにぞっと来るものがあります。
212:
え?
母親、事件のこと知らないのか?
過去に、ニュースで
「宅間容疑者の母親も死刑を望んでいるとのこと」
ってのを見た気がしたんだが。
274:

俺が友達と沖縄に旅行行った時の事なんだけどさ。
結構有名な崖みたいなとこに行ったんだ。
しばらくみんなで写真撮ったりしてたらいきなり
メンバーの中の女の子の一人が悲鳴あげたんだよ。
それで崖の方見てみたら黄色いシャツに短パン着た人が海から出てき
て凄い勢いで崖を登り始めたんだ。
それ見てみんな怖くなって逃げたんだけどあれは何だったんだろうか。
276:
のび太だな
282:
琵琶湖
12年くらい前の話
俺は京都の大学に通ってて一人暮らししてた。
学生の身分ながらもバイクもってて、よく当時の彼女と遠出したりしてた。
秋のある日のこと
天気がよかったのでドライブがてら彼女を乗せて琵琶湖大橋を渡り、近江八幡市の友人の家を訪ね、その帰り。
長時間乗っていたもので疲れが出て、途中の湖岸道路で琵琶湖を眺めながらタバコを吸い、休憩していた。
そのあたりは休憩にふさわしい場所でもなんでもなく、草が生い茂り、その草を分けながらしばらく進み、
適当な岩に適当に腰掛けた。
5分か10分か適度に時間を過して軽く疲れを取った後、また京都の家に向かって走った。
まあ、何事もなかった。
続く
283:
その次の日。
授業も終わり、彼女に電話するのだが、近江八幡のSATYで買い物がしたい
そういわれて夕暮れではあったが閉店にはまだ間に合うと思い、
またバイクを駆って近江八幡まで走った。
無事に買い物を済ませると、時間は19時を過ぎた頃だったか、とっくに日は暮れ
あたりは真っ暗だった。
彼女を乗せ、また京都に向かって帰路を急いだ。
しばらく走ると車が渋滞している。
ここらで渋滞するのは珍しく、歩道と車道の間をすりぬけるようにして進んだ。
赤いランプが2,3個光っているのがみえた。パトカーだった。
何があったのか、しばらく考えて思い出した。
ここは昨日俺らがバイクを止めて休憩した所だ・・・
警察は検問しており、俺らも質問された。
質問内容はこうだ
「ここで今琵琶湖から死体があがった。何か知らないか?」
そのような質問だったと思う。
もちろん俺らは「何も知らない」と答え、通してもらったのだが、
昨日休んだそのすぐそばに水死体があったことを考えると、
急に身体が凍りつくほどの恐怖を感じた
おそらく彼女もそう感じただろう。
実話だけど、どうかにゃ
284:
>>283
身近な恐怖、生々しくてイイ(・∀・)
402:
尾の長い生き物
(1/8)
僕にはいくつかの変な癖がある。
まぁ、本当にどうでもいい癖なんだけど、
いやしかし、癖と言ってもいいのか…
とにかく、僕は自己中毒に陥りやすい体質で、
極度の緊張などに耐えられなくなると咳き込んで嘔吐したい気持ちになる。
もちろん、実際嘔吐した頃はないけれど。
で、時々、緊張もしないのに酷い嘔吐感に襲われることがある。
そんな時は決まって、僕の周り、もしくは僕自身に、奇妙な事が起こる。
403:
(2/8)
始まりはいつの頃か忘れた。
けれど鮮明に、今でも思い出す事がある。
中学3年の頃、ある進学塾に通っていた。
行き来は自転車、その道筋の中に、小さな祠が建てられていた。
確か白い狐が祭られていたから、お稲荷さんだったと思う。
名神高道路の高架下にあったせいか妙に薄暗い雰囲気だが、それでも僕はその祠が何故か好きで、
いつも5円だの10円だの、少しだけ石段に乗せて祈っては、塾から家に帰るのだった。
404:
(3/8)
ある日の事だった。
じめじめとした空気、夏だと言うのに馬鹿に薄暗い空。
僕は塾から家までの道のりをのんびり自転車をこいで帰っていた。
今日もあの祠に寄ろう、そう考えていた矢先、雨が唐突に降り出した。
と言っても、ほんの小雨なので特には気にならない。
少し蒸し暑いのが減っていい位だ、慌てる事無くゆっくり自転車をこぎ、
う………
突如、激しい嘔吐感が胸に来た。
吐きたいのに吐けないもどかしさの様なものが渦巻く。
その時は自転車をこいでいたので、
ただ早く帰ろうと自転車の変を切り替えて早くこぎ出した。
そして、妙な違和感に襲われる。
異常ににペダルが重い。
ギシギシ音を立てて、そう、ペダルが重いというか、まるで自転車全体に負荷が掛かっているようだ。
何だよこれ……
変が壊れたのかと元に戻してみても、その負荷は直らない。
懸命に漕いでいるのに、歩いていく人にさえ抜かされる。
406:
(4/8)
雨は少しずつ強くなっていき、生暖かい空気が首筋を駆け抜ける。
………え。
そして僕は青くなった。
生暖かい空気は、首筋に断続的に掛かるのだ。
そう、例えて言うなら、…後ろに何かを乗せている感じで、
……まさか、
僕は乗せているのか?
……何かを?
そう思った瞬間、背中に怖気が走る。
後ろが振り向けない。
振り向く事が怖い。
心なしか、首に痛みすら感じる。
408:
(5/8)
…こぐしなかい。
ペダルを踏み込み、ただひたすら、僕はこぐ。
嘔吐感は収まらない。
しかし稲荷の祠が視界の端に見えた時ほっとした。
大丈夫だ。大丈夫。あそこに着けば、大丈夫だ。
妙な確信を持って、僕はひたすらこぐ。
首が変に痛い。
でももう少し、
もう少し、
着いた!
稲荷の祠の前で、急ブレーキ。
ガクン、と自転車は大きく傾き、慌てて片足で耐える。
その体制のまま、がばりと祠の方を向く。
首筋に痛みが走る。
……あれ?
在るべきものが、そこには無かった。
白い稲荷の置物は、消えていた。
瞬間、目の端に何かが映る。
白い尾だ。
異常に、長い尾を持つ何かが、僕の横を駆け抜けた。
見惚れるようにその犬の様なものを見ていれば、
ソレはあっと言う間に曲がり角を曲がり、視界から消えていった。
410:
(7/8)
思えば、自己暗示というものの一種だったと思う。
僕は事故中毒持ちだし、暗示にかかりやすい。
怖いと思った瞬間、自身で怖い現象を引き起こすのだ。
つまり、極度の性質の悪い怖がり。
そこは今でも変わっていないのが悩みだけれど。
けれど、一つだけ不可解な事があった。
雨に濡れて帰れば、母は飛んできてタオルを投げてよこした。
僕が風邪を引くのも困るけど、部屋が僕のせいで濡れるのはもっと困る。
タオルを置き、さきに僕はシャツを脱いで置き、
…そして、シャツに釘付けになった。
背中の、首元辺りに滲む赤い色が見える。
慌てて母を呼び首筋を見せた。
母は絶句し、僕もその母の言葉を聞いて固まった。
横一文字に、薄く血が滲み出して、そして蚯蚓腫れになっていたそうだ。
首が痛かったのはこのせいだったのだ。
やがて蚯蚓腫れは引いたが、横一文字の傷跡は、今も首筋に残っている。
414:
(8/8)
時々、その名神下の祠の横を通る事がある。
薄気味悪く、曇りガラスの中の狐は、睨むようにこちらを見ている。
昔は何で平気に、ここで立ち止まってお金を置いていたんだろう。
今の僕の方が怖がりなのか、そんな事を思い通り過ぎる。
そして、無意識に、首筋を触る。
一文字の傷が、そこにあることを確認する様に。
それは稲荷の祠の前を通る時だけの、変な癖だ。
605:
餓鬼と即身仏の話
即身仏で思い出しました。北関東の田舎の、あるお寺のお坊様から聞いたお話。
「即身仏はなぜ尊いとされたのでしょうか」と、その寺のお坊様は私に尋ねました。
「それは『餓え』という生命全てが持つ生存欲を意志の力で越えていく行為ゆえです。
 大乗仏教では個人的な苦行は否定されていますが、即身仏のみ、自らの餓えを以って
 他者の餓え、大きな飢饉を贖おうとする、キリスト教的な価値観が見て取れるのです」
人間の3大欲求である性欲、睡眠欲そして食欲。餓えとは、その最大の欲求である食欲
が満たされない時に発生する、生命体の最大の試練なわけです。
最近、育児放棄による乳・幼児の餓死が多数報道されるようになっていますが、実は
こうした事例は昔から多くありました。そうして亡くなった方はあまりの食への妄執
の強さ故、餓鬼道に堕ちてしまうそうです。それは徳を積んだ高僧が目的を持っての
餓死であれば回避できるそうですが、幼く、餓死する必要もない子供であったりする
場合、「餓えて死ぬ」と、魂が磨耗してしまうそうです。前世の悪行故に今生で幼く
して餓えて死ぬ運命を背負って生まれてきたのだ、という人もいますが、そのお坊様
によると、そういう魂はバングラデッシュやアフリカなどの皆が餓えているところに
出る、この日本の今の時代に餓えて死ぬというのは、今生で生じた悪縁によるところ
が大きいそうです。
606:
その話は、祖父の何回忌かで、施餓鬼というものをやった時に聞きました。餓鬼道に
堕ちた餓鬼に施しを与え、現世に悪さをしないようにする祟り避けの儀式だそうです。
その時は、お団子をたくさん作って、お仏壇の前に小さなテーブルを祭壇にして供え
ました。そのお坊様が来てお経を上げて、
「何かを食べる時にはいつも『頂きます』食べ終わったら『ご馳走様』と口に出して
 言ってください。その感謝の念が餓鬼に届きます」「そう言わない食生活、ただ口
 に食べ物を運ぶだけの生活をしていると、物を食べていても餓鬼道に近づきます。
 餓鬼道は私達のすぐそばにあるんですよ」とお話して帰りました。その夜のこと。
ふすま1枚隔てて祖父の仏壇の隣の部屋で、母と姉と女3人で寝ていた(父は仕事が
あるので夕食後に一人で帰りました)のですが、夜中におしっこがしたくなり起きて
しまいました。祖母の家は当時まだ汲み取り式で、深い穴がちょっと怖かったのです
が、別に3色の手が出てきてお尻をなぜるということもなく、無事におしっこをし終
えて部屋に戻ったのです。私は当時確か小学校5年生でした。
部屋に戻ると、母と姉を起こさないようにそおっと布団の周りを回って、真ん中に敷
いてあった自分の布団に潜り込もうとしましたが、祖母の家で飼っているキジトラの
猫が布団の上に寝ていて布団に入れません。その子を抱っこして一緒に布団に入ろう
とするとその子はフゥッ!とうなって、隣の仏間に走りこんでしまいました。ああっ
そっちはお団子が飾ってあるから入っちゃダメだよ!と思って私も隣の部屋に四つん
ばいになったまま入りました。思えばなぜふすまが開いていたのか。
607:
暗い仏間の中心にそのキジトラが座っていて、毛を逆立て、尻尾を太くして、フーウ
フーと喧嘩をするようにうなっていました。後ろの寝室の常夜灯の茶色い光がふすま
の開いた隙間から微かに差し込んでいて、仏間の様子はうっすらとわかりましたが、
お仏壇の前に供えていた白いお団子が見えません。あーもうひっくり返しちゃったの
か、と思って暗がりの中、よく目を凝らしてみると、キジトラは仏壇をにらんで唸っ
ていました。そしてお団子が見えないわけも判りました。真っ黒い餓鬼が何体も、そ
のお団子の山に群がっていたのです。赤ちゃんくらいの大きさですが、手足が細く長
く、頭とお腹だけが丸々と。それらがお団子を口に?運んでいましたが、食べると青
白い火みたいになって、その照り返しで顔がおぼろげに見えるのです。その時はただ
お化けだ!と思いましたが、後で調べたら、典型的な餓鬼の絵にそっくりでした。3
体以上はいました。私はびっくりしてその場で気を失ってしまいました。
翌朝早く、布団がなくて寒くて目が覚めると、私は仏間と寝室の間に寝そべっていま
した。あー寒いと思って布団に戻って、そこで昨晩見たものを思い出してゾクっとし
て、お仏壇の前に見ると、お団子は全てドロドロに溶けてしまっていました。猫がお
しっこを掛けたんだとか言っていましたがおしっこの匂いはしませんでしたので、祖
母に昨晩見た話をすると、「そりゃ昔の飢え死にしたご先祖様じゃないの。お腹を一
杯にしてもらったから悪さはしないよ」と言ってくれました。
608:
でも私には気になることがありました。照り返しでおぼろに見えた顔の中に、小2の
時に仲良しだった友達の顔が見えた気がしたのです。彼女は親がパチンコに狂って生
活保護を受けていて、幼稚園に通っていませんでした。それで小1の時からいじめら
れていて、小2で同じクラスになった時に仲良くしていたのですが、小2の年末にご
飯も食べさせてもらえずに半裸で家から締め出されて凍死してしまったのです……
あの餓鬼の頭でキラっとしたパッチンどめは、彼女のお棺に入れたものだったと思う
のです。彼女はもう極楽にいるんでしょうか。いてくれるといいなぁと思います。
長文失礼致しました。
35:
原爆ドーム
中学の修学旅行で泊まった旅館は、原爆ドームのすぐ近くで、部屋によっては、窓からドームが良く見える。
で、私達の部屋からも木々の間からドームが見えた訳なんだけど、真下を見ると狭い墓地になっていて、墓がビッシリ。
中学生の私たちは面白がって窓辺に座って写真を撮ったり、心霊写真狙いではしゃいでたんだけど、すぐに隣の部屋の子が慌てて入った来たのね。
「トイレのドアが開かないから貸して!」
36:
建て付けの悪い旅館だなっと思ったんだけど、友達が言うには、
「中からドアを叩く音と水が流れる音がするの!」
もうみんな一斉に、我先にと隣に走ったW
でも、何も音がしないし、ドアも普通に開くんだよ。
その子達が私達を脅かす為に嘘をついたんだと思って、興ざめして部屋に帰った。
その日は期待してたようなことは何もなく、終わろうとしてた。
37:
でも夜になって、友達に起こされて目覚めた。
友達は凄い顔して足元を指差してる。
見ると、ボロボロで焼け焦げた人の集団がこちらを見ている。今にも襲って来そうな勢いで。
それは原爆記念館で見た被爆者に似ていた。でも、記念館の人形よりも全然痛そうで苦しそうで、私は怖いよりも悲しさで胸が張り裂けそうになった。
38:
この中学の時の体験から7年?
今年心霊特集の番組を見ていたら、男性タレントがほぼ同一の体験談を話していた。
ドーム近くの、真下に墓地のある旅館。被爆者が足元に。
ぞっとした。
44:
>>38
中尾彬のことかい?
47:
>>44
そうです、中尾さんです。
つい先日番組で言ってて、同じじゃん?!って思って。
同じ旅館だろうか…。
次からちゃんと推敲して書き込みますorz
61:
百鬼夜行
多少、文章がおかしいかもしれないけど、思い出しながら書くんで許してくれ。
三年ほど前の実話。
うちの父方の実家は田舎の旧家なんだけども、特に怪しいものはなかったわけ。
いや、都会には無いような神棚とかはあるけど、別に珍しくもなんとも無い物だしね。
俺も幼少の頃からよく行っていて、普段は触れられない自然に大はしゃぎしてた。
都会にはクマゼミ?が多いんだけど(ていうかこれしかいねーw)田舎ではレアで、
現地の子供とかに「めずらしくもねーよ」なんて講釈たれてた記憶がある。
最後はそんなやつらに混ざって真っ黒になって帰ってきてた。
そんな気心知れた場所だから、夜中とかは信じられないぐらい暗くて静かになっても怖く無い。
広い家の中に俺と祖父と祖母しかいないんだけど、
普通に一人で、八畳の和室で寝てたわけ(祖母たち二人は二階)。
そしたら夜中に、外で話し声(歌?)と楽器(鈴みたいなもの?)の音。
それと大勢の人が歩く足音が聞こえんの。足音は揃っていて、軍隊の行進みたいだった。
時間は良く覚えていないけど、夜一時から三時の間ぐらいかな。
うちの庭から門を抜けると田んぼしかない。ちなみにコンビニなんて気の利いたものもないから、
そんな大勢の人間が歩いてるはずは無い。
62:
俺は布団でごろつきながら、最初はあまり気にしてなかった。ていうか夢現って感じ。
ぼんやりと実家にいるような心持で「事件かな。火事でもあったか」とか考えてた。
そしたらその足音が庭にまで入ってくんの。そこではっきりと目が覚めたね。で、ありえねーって起き出した。
廊下に出て雨樋っていうのかな?よく分からないけど板の戸を開けようとしたんだわ。
その時は好奇心だけで、恐怖は感じなかった。事件現場を覗く野次馬みたいな心境。
幽霊とか妖怪とか、そんなものに結びつけもしなかった。
そしたら、ドタドタって別の方向から足音がしてさ祖母が走ってきたの(どっちかというと、そっちにビビった)。
七十超えた年寄りとは思えないさで。そりゃあもう、なにがあったってぐらいの形相をしてた。
「○○君(俺ね)。開けたらいけん。こっち来なさい」
「どうしたん?」
「いいから!」
入れ歯してなかったから何言ってるのか聞き取りにくかったけど、
概ねこんな会話をして神棚のある部屋に連れて行かれた。
俺はそのときも、凄い事件でもおきたのかとワクワクしてた(不謹慎だw)
そんでもってそこから、祖母は朝までお祈りのしっぱなし。
祖父は飾ってあった日本刀を持ってドアの前に仁王立ち。
いやね、正直笑ってしまった。なにがあったのかと。
しばらくは俺も大人しくしてたんだけど、いい歳した男が守られてるみたいなのはどうかと思って、
「どっか強盗でも入ったん? 俺もバッドでも持ってこようか?」
とか言って立ち上がった瞬間、
「ここにいなさい!」
二人揃って絶叫。マジで長年連れ添った息の合いかただった。
俺は訳も分からないまま、夜が白み始めて蝉が鳴き始めるまで、唯一置いてあったアルバム見てた。
昔はあんなに可愛かったのに、今はいい歳してコギャルスタイルな従姉に、何があったのかと黄昏ながら。
んで、次の日は祖父も祖母も大慌て。近くの神社に行って話を聞いて、俺も夕方になって簡単なお祓いをされた。
なんか知らない人も何人か来てた。
そこでようやく俺は事情を教えてもらったわけ。
なんでも、俺が聞いたのは百鬼夜行の足音らしい。
といっても、それは意訳的な意味で、なんとかウンギョウ?リョウ?行列とか言ってた(すまん聞いたこと無い単語で忘れた)
63:
以下、聞いて覚えてたことを箇条書き。
・そいつらは人間霊ではなくて、もっと違うものらしい。
・妖怪に近いものだが悪戯はしない。ただ、姿を見ると連れて行かれる。
・良いものと悪いものに分けるとしたら、悪いもの。関わらない方が良い。
・神社の井戸と、祠の間を同じ道で行ったり来たりしてる。
・俺のうちはその通り道だった。それで神社にお願いして道を変えてもらってたらしい。
 (確かにここらには、昔から通らない方がよいと言われている道がある)
・その日、祠が壊されたので昔の道を通った。
・家に入らなかったのは、神棚とご先祖様が守ってくれたから。
いやね、俺は最初「カルトじゃないんだから」とか「あーあー、我が家もかよ」とか白けてたんだけど、
よくよく考えると普通じゃありえないよね。なんで家に入って騒ぐ必要があるのかと。
寒くなって帰る時にその祠に寄って、神社の人に渡された棒切れを置かされた。
なんかミミズみたいな文字が縦に書かれてるやつ。
その祠自体は始めて見た。川の向こうだったから行くことが無い場所だったんで。
石造りなんだけど、粉々になっていた。コンクリートじゃない固い自然石で出来ていたのに本当に粉々。
マジであんな潰れ方は普通はしないね。断言できる。大人が数人がかりで鈍器を持ってもまず不可能。
車が突っ込んだわけでもないらしい。
その時はなんにも考えなかったけど、後から色々考えて怖くなった。
話を聞いた後だからかもしれないが、嫌な雰囲気をしてたよ。
刺すような敵意じゃなくて、薄く延ばした狂気みたいなものが充満してる感じ。お祭りみたいに浮ついてた。
手を合わせようとして祖父に怒られたw
帰り道に祖母に「よう気がついたな。俺が外に出ようとしたの」って聞いたら、
「神棚においてある鏡が転げ落ちてきた。それで気付いた」みたいな事を言われた。
俺は生まれて始めてその神棚に手を合わせたw
69:
似たような話が海外の何かであったな
あっちの話は確か葬列だったが
列をなすなにかというのだけが同じで
後はそれを馴染みのある物(日本=百鬼夜行、海外=葬列)に当てはめてるのかもしれんけど
765:
>>69
中国のキョンシー
84:
千羽鶴
私の友人に、息子が病気で3年近く闘病生活を送っていた家族がいる。
その家族の母親の話。
息子の名前はAとしておこう。
Aは通っていた高校のすぐ近くの病院に入院していた。
入院直後はクラスメイトも見舞いに来たが、なにぶん入学早々であったから、
友達らしい友達もおらず、見舞い客はすぐに途絶えた。
しかし、入院して2ヶ月程経ったある日を境に、奇妙な見舞い客がくるようになった。
一日一羽、時間はまちまちであったが、一日一羽の折り鶴を持ってくる青年が現れた。
名前を聞いても恥ずかしいからと名乗らず、息子に風貌を伝えても思い当たらないと言う。
一週間が経つと、さすがに気味が悪いと思い、母親が尋ねた。
「お気持ちはうれしいのだけれど、あなたは息子とどういった関係なのでしょう?」
「はい、クラスメイトです。ですが、A君はすぐ入院してしまって、ほとんど話したことは無いのです。
ですが、クラスメイトとしてお見舞いをするのは当然のことでしょう?」
母親は安心し、涙さえ浮かんできた。
「えぇそうね。ごめんなさいね。では息子にあってくださらないかしら?」
「いえ、あってしまったらおしまいです。毎日訪ねる僕の顔は、学校に来なければ見れません。
そうすれば、A君も早く学校に行けるよう病気と闘うと思うのです。」
母親は、あぁ彼は彼なりに考えてくれているのだと、それ以上たずねるのを止めました。
85:
青年は雨の日も、風の日も、休みの日も平日も、休むことなく毎日見舞いに来ました。
そして青年が初めて訪ねてきた日から千日目が過ぎた。
その日青年は来なかった。その次の日も、次の日も。
千羽鶴が出来上がるはずのその日を境に、青年は一度も訪れることは無かった。
母親は、青年に何かあったのではないかと不安になっていたし、これまでの礼も言いたかった。
そして退院の日、夫は周りの目も気にせずないていた。
母親も、あぁなんといい日だと涙が出そうであった。
退院後数日して、母親は夫に家族で旅行にでも行こうと提案した。
夫はいぶかしんでいたが、妻気持ちをさっし渋々了解した。
もちろん母親も退院のすぐ後に旅行は難しいとは思っていたが、
息子が行きたいと母にねだるのだから仕方が無い。
そして旅行当日の朝、駅に向かう途中であの青年とでくわした。
「まぁ、お体でも悪くしたのかと思って心配しておりました。」
「いえそうではありません」
「ではなぜおたずねになるのをおやめになったのですか?」
「千日目のあの日、息子さんは亡くなられていたはずなのですが。」
97:
なんか語り手の日本語が変で、
バスに乗って曲がり角を曲がったらみんな死んでたんです
みたいなこと言ってるコピペ知らない?
【洒落怖】洒落にならない怖い話『全く意味がわかりません・通学バスの老紳士』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589038.html
102:
>>97
あれって、現実の事故が別リンクの通りなら
誰も死傷者のいない小規模な事故だったんですよねえ・・・
なぜかひとりだけ精神にキてしまった人がいたということでしょうか?
107:
視線
この間映画館にレイトショーで観にいった。
その劇場が物凄い冷房がききすぎて寒い位だった。内容そっちのけでブルブル震えてた。
ちなみに客は自分一人だった。
映画が終った後に車を運転してたんだけど、急にお腹がグルグル鳴り出して「ヤバイ」って思った。
案の定お腹を壊したらしくて下半身がやばい事に。
家までの距離はまだ遠く、かといって劇場は閉まってるから戻れない。コンビニもちょっと遠い・・・
思案にくれつつグルグルいうお腹を抱えて運転してると、そういえば公園にトイレが有ったはず、と思い出した。
自分はあまり行った事はない公園だったけどトイレはすぐ目に付くところに合ったから駆け込んだ。
夜中だし当然使ってる人なんて居ない。シーンとするトイレに多少ビビリながらも、それどころじゃないと勢いよく個室に飛び込むと
一気にズボンもパンツも降ろしてかがんだ。
暫く天国が続く・・・
落ち着いてきて個室を見渡すと落書きがいっぱいしてある。男子トイレに有りがちな下品な図形とか絵とか色々。
その中でふと気になる文章が目に止まった。
「後ろを見ろ」
と書いてあった。自分は色々想像してしまって、ゾ?っとした。
怪談の落ちとかで後ろに幽霊が・・・っていうのが定番だから、「見るもんか、絶対見るもんか」と心の中で言ってた。
108:
その時にトイレの外の道路から車を停める音がして、足音がトイレに入ってきた。男の人で口笛を吹きながら俺の後ろの個室に入る。夜中のトイレに一人きりじゃないという状況に安心して用をたしおえると尻を拭く為に中腰に・・・
その時それまで静かだった後ろの個室からガタッて音がした。人が入ってる事は知ってたからビックリはしなかったけど気になったから、中腰のまま自分の股の間から後ろを見ると



目が合った。
壁に穴が空いてて、隣の人の目が俺を見てた。ジーっとズーっと見てる。
覗いてるのがばれても微動だにせず、ジーッと見てた。
俺はもうビックリしすぎて声が出なくて、動揺しすぎて何も考えられないし心臓が止まりそうで・・・そのままアッチコッチに体をぶつけながら逃げ出した。途中ズボンを上げてなかったから何度か転びそうになりつつも車まで走って、そのまま急いで公園から離れた。
その事があってからというもの、トイレに入ると視線を感じるような気がしてなりません。
115:
爺ちゃん
全然怖くないのでスレ違いかもしれんが…無性に誰かに話したくなったので聞いて下さいな。
ついさっき体験した不思議な出来事。
つい今しがた夢を見たんだ。すっげぇリアルな夢。
懐かしい、爺ちゃんの夢。もう死んじゃってこの世にはいないんだけど。
久しぶりに地元に帰省したって事で友達と一緒に飲んでたんだ。それでどういう訳か俺の爺ちゃんの話になって。
「よくお前の爺ちゃん俺達にも小遣いくれたよなー」とか、他愛も無い話なんだけどね。
話してる内に皆寝ちゃって、俺もそろそろ寝るかーって横になったんだ。
すぐに眠気に襲われて、気づいたら何故か自分の家にいてさ、あぁ、これは夢なんだって思った。
(続く)
116:
だって、死んだはずの爺ちゃんが一人でテレビ見てるんだもの。そんでこっち向いて「一緒に見るかー?」なんて言われたんだ。
この時点でほんのちょっと泣きそうになった。爺ちゃん、俺が何も恩返しできない内に逝っちまったから…
で、せめて夢の中だけでも…って思って勝手ながら恩返しさせて貰う事にしたんだ。
俺、製菓の専門学校通ってるから饅頭でも作ってやろうかと思って爺ちゃんに「ちょっと待っててくれよ」って言って台所に行ったんだ。
そしたら都合良く漉し餡が用意されててさ、生地作って蒸すだけでよかったんだよ。で、案の定すぐ完成したんだ。
それで、爺ちゃんに「食ってくれよ」って言って爺ちゃんの前に置いたんだ。
爺ちゃん、暫くは怪訝な顔で俺と饅頭交互に見てて食べてくれないんじゃないかって不安になったんだけどさ、急にあぁ、そうかって顔になって、食べてくれたんだ。
俺の作った饅頭さ、スーパーで売られてるやつみたいな綺麗な形じゃなかったんだけど、爺ちゃんは「うまい、うまい」って言いながら食ってくれた。
117:
それを見てたらさ、夢の中なのに涙が溢れてきて止まらなくなったんだ。
爺ちゃんに泣きながら必死に謝ったよ。「今まで酷いこととか言ってごめんな、通夜でも葬式でも寝ててごめんな」ってさ。
爺ちゃんは「いいんだよ、気にしてないから。お前はよく寝る子だったからな、むしろホッとしたよ」って言ってくれたんだ。
そんな事言われるなんて思ってなかったから、俺、爺ちゃんに抱きついて泣きながら「ありがとう、ありがとう」って言い続けたんだ。爺ちゃんはずっと俺の頭を撫でてくれてた。
暫くそうしてて、俺が落ち着いてきたら、爺ちゃんが「さて、そろそろ行かなきゃならん。饅頭、美味かったよ。ご馳走様」って言ったんだ。
俺、こんなことで恩返しできたのかわからなかったから、「行かないで、もっともっとお菓子作れるんだよ、俺!」って訳のわからない事言いながら必死に引き留めた。
でも爺ちゃん、「また、食べさせておくれよ」って言って、笑顔で消えてったんだ。
118:
目が覚めたら友達連中が俺揺すりながら「大丈夫か!?」なんて必死で言ってきたもんだから何事かと思ったよ。
気づいたら涙流してたんだよ、俺。夢の中で泣いて、現実でも泣いてたんだなぁ。
今、この話を誰かに聞いて欲しくて友人のパソコンで書き込んでます。
これ、オカルト体験って言うのかどうかわからないけど、少なくとも俺にとっては不思議な体験。
爺ちゃん、ありがとう。小さい頃親父とかおかんあんまり家にいなくて、両親の代わりに可愛がってくれたよな。小遣いも沢山とは言えないけど、俺にとっては沢山の小遣いだった。ありがとう。
いつか、俺が就職して、給料貰ったら、婆ちゃんを旅行にでも連れてってやろうと思う。その時は、婆ちゃんの隣で笑って、楽しんで欲しいんだ。ちゃんと一緒に来てくれよ。
爺ちゃん、本当にありがとう。出来の悪い孫で本当にごめんな。俺の我侭に付き合ってくれてありがとう。俺、今まで爺ちゃんの死から逃げてた。でも、これからはちゃんと向き合うよ。
俺、あんまり家には帰れないけど、婆ちゃんも元気にしてるよ。だから、爺ちゃんも元気でな。元気でって言うのは変かもしれないけど…元気でいて欲しいんだ。
実家に帰ったら、爺ちゃんの好きな饅頭、仏壇に供えるよ。今度は綺麗に作ってビックリさせてやるからな!
最後に…爺ちゃん、今まで本当にありがとう。今更言っても遅いかもしれないけど、本当に、本当にありがとう!
―爺ちゃん、今日も貴方の出来の悪い孫は、元気に楽しく馬鹿みたいに騒いで、馬鹿みたいによく寝てます。
夢といってしまえばそれまでだけど、俺にとっては不思議な体験だった。
乱文失礼しました。
121:
>>118
。・゚・(ノД`)・゚・。
206:
デカいオッサンの顔
そう言えば今日さ、バイト先の雑貨屋で酷い目似合った。
品出ししてたら、もの凄くデカいオッサンの顔が、こっちを見つめてるんだよ。
いや、尋常じゃないんだよ。1メートル位。顔が。
それが棚の向こうからジッと見つめてくるの。しかも、目があった途端ニヤッと笑った。
怖かったんだけどさ、どうやら見えてるのは俺だけらしかったし、仕事中だったから、無視して仕事続けた。
前から出るって従業員の間で有名な店だったんだけど、俺はこれが初遭遇だった。
で、そのオッサンは少しして消えたもんで、俺も忘れてレジ業務してたんだよ。
そしたらまた出た。今度は背後に。
お客さんいたんだけど、流石に声あげたよ。「うわっ」て。
訝しむお客さんに謝って、何事もないように装ってレジ業務した。
でも、その間ずっと冷や汗垂れ流してたよ。黒いプレッシャー?みたいなの感じて。
しばらくしてオッサンの気配が近付いて来て、
「死ねよ」
って、一言低い声で捨て台詞を吐いて消えた。
正直、若干チビった。
何なんだろう、これ。オカルトって言うか、実は俺、精神的にキてるんじゃないかと思ってへこんでるんだけど。
だから他の従業員には言えなかった。
227:
広島に住んでるだけに原爆ものはホント萎えるなあ。
原爆ドームって「とらのあな」と「アニメイト」のすぐ近くにあるし怖いイメージないwww
それに地元なのに原爆関係の怖い話はまるで聞かないし
231:
>>227
広島すげぇ
ひらパーの近くにも"とらのあな"と"アニメイト"作ってくれw
238:
>>231
省いたけどドームの近くに「メロンブックス」もあるよ。
301:
キンコンカンおじさん
うちの地元に、キンコンカンおじさんってのがいるんだ。ちょっとおかしい人。
まぁおかしくなっちゃったのは結構最近なんだけどね。
夕方になると、公園とかにあるスピーカーから時刻を告げる鐘の音が流れるんだけど、
そのおじさん公園のそばの畑で大体夕方は作業しているんだけど、
鐘がなり始めると
「きーんこーんかーんこーん、きーんこーんかーんこーん」と叫びながら、
スピーカーの下に向かって狂ったように突進。そしてスピーカーの下で
鐘の音に合わせて狂ったように叫びながら踊る。農作業中に使ってた鎌とか鍬とか持ったまま踊る場合もある。
そして鐘が鳴り終わると急に無言になってすたすたと元の作業に戻る。
なにがこわいって、
そんなのが日常なのに、小さな子供をつれて何事もなかったように遊ばせている親子が何組かいること。
おじさんが踊っている間も若奥さん同士子供無視して談笑してるんだぜ。
傍から見て怖いの何の・・・・その公園の前を通りかかるときは、何かあったらすぐ子供たちのほうへ駆け込めるように気をつけて歩いてる
322:
>>301
うちの地元には無線おじさんがいるよ
トランシーバー(無線受信機)をもって市内各地に出没
架空の誰かと常に大声で交信
そのときどきによって刑事になったり秘密諜報員になったり(笑)
410:
バス停の女
先日まで、パソコンの不具合のため本日書き込みます。
今から一週間前の話。
私はオカルト話が大好きなのでその日は夜の9時くらいに近くの書店に怖い話の本を買いに行きました。
結局3冊買いました。
家に帰って、買った本を夢中で読んでました。一冊読み終わり、ふと時計を見るともう深夜の1時。
まだまだ読めるな、と思い2冊目に手を伸ばす。
2冊目を三分の一くらい読み進めたところで無性に喉が乾いてきたので近くの自販機に飲み物を買いに行きました。
その自販機は私の住んでいるアパートから坂を下って道路を挟んだところにあります。
私は、道路を横断しようと左右を確認したところ、バス停に黄色いワンピースを着た女性がポツンと立っていることに気がつきました。
暗くて顔は見えず、年齢は分かりませんでした。
時計はちょうど2時を回る頃。なんでこんな時間にバス停に立っているのだろう。
もちろん最終バスは23時です。
「(あぁ、誰かと待ち合わせでもしているのかなぁ。)」
そう考え直した私は気にせず道路向かいの自販機に向かいました。
413:
sage忘れてました。すいません。
続きです。
ポカリスエットを買って、また、道路を横断しました。
前述しましたようにその頃はパソコンが壊れていたので携帯からmixiをやっていましたので、暗い夜道、携帯の画面を見ながら歩いてました。
そしてバス停の前を通り過ぎるときに、ふと先ほどの女性のことを思い出し、携帯から目線を横に逸らしバス停を見ると、
例の女がバス停の置物をガシッっと両手でつかんで時刻表の欄に顔を1センチもないくらいのところまで近づけていました。
いくら目が悪くてもそこまで顔を近づけないことくらいわかります。
いきなり目に飛び込んできた異様な光景に呆気にとられ、ビクゥッと体が縮み上がりその場で立ちすくんでいると、
女はその体勢のまま
キッ!!っとこちらのほうを向き直りました。
オカルト好きな私ですから、こういうときの女の表情といったら大抵は睨んでいるんだろうなと思ってましたが、その女は無表情・・・。
私を一通り見つめると、また、バスの時刻表に顔を近づける。
私は全身に冷や汗を感じ、全力で家まで走って帰りました。
あれが、ただの変質者だったのか霊だったのかは敢えて追求しませんが、とにかく怖かったです。
翌日、たまたまバスに乗るため、そのバス停に立っていて気づいたことなのですが、
女が見ていた側には時刻表などありませんでした。
596:
中河原海岸 (三重県津市)
第二次世界大戦中の7月28日、
米軍の空襲を受け250名もの人間が命を落とした。
火葬仕切れない遺体はこの海岸に埋められたと伝えられる。
そして昭和30年、
この場所で水泳教室を開いていた中学校の
1学年女子生徒36人が溺死した。
生存者はわずかに9人。
一度に出た水難事故死としては日本最大である。
生存者の証言によると、
もんぺ頭巾の姿のモノが女子生徒を海に
引きずり込んでいたという。
これは一人だけでなく、生き残った生徒の内の
5人が証言した。
多数の同時証言が取れているので疑う余地はなく、
空襲で死んだ者の怨念が海に引きずり込んだ以外に考えられない。
また、その後も事故が絶えず、現在は遊泳禁止である。
599:
アンビリーバボーでやってたね
>>596
【閲覧注意】アンビリーバボーで一番のトラウマ回決めようぜ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4349125.html
703:
ノイズ
お盆なんで体験談を
実体験なんで長文のわりにあまり怖くないかも…
今から数十年前の話。(実家時代四国地方です)
厨房の夏休み前友人Sがお盆の一日だけ家族が居ないので泊まりに来いと誘いがあった。
Sの家は先祖代々農家でその当時蔵まである立派な旧家。家族も7人いました。
当日は3人で泊まりに行きゲームしたりして楽しく過ごしてました。
が、夜の10時過ぎ頃から急にSのテンションが明らかにおち、心配になり色々聞いてみた。
理由は「実はお盆の一日だけ毎年幽霊が出る」って事だった。
正直信じられず他の3人は馬鹿にしてた。
なんでもSが生まれる前から出るらしく、当日はずっと、農家なのに家族総出で親類の家や旅行に行くそうな。
Sは反抗期で親類の家には行かず俺たちを呼んだらしい。
でも肝心の幽霊の正体は知らず、ただばあちゃんにおばけが出るからお盆は家にいたら駄目だと、
小さい時から言われてたらしい。
704:
11時頃になりSのビビリが他の3人にも伝染してしまい4人はガクブル。
Sの意見で庭のおかんの軽自動車に避難しようとなった。(田舎なので施錠なし)
Sの家は古くからの農家なので周りは全て田んぼ。隣の家までは50M程はなれていた。
車は暇なのでラジオとお菓子などを持ち込み4人でいると、
ちょっとした旅行気分になりふたたびテンションがあがっていた。
深夜1時をまわったあたり(オールナイトニッポンを聞いてた)突然ラジオのチューニングがおかしくなった!
それと同時に周りの田んぼの蛙の合唱ががピタリとやんでしまい、まさに無音状態
あせってラジオのチューニングを調整しても時折ノイズが入るだけだ。
と、その時ふいにノイズにまじり男の声で「○×▲※違う…違うぞ…○×▲※の方だ…」と声がラジオから聞こえた
(声のバックにデンデン太鼓?みたいな音がしてた)
チューニンングしてた俺はまじでしょんべん漏らすほどびびった!
すぐラジオを消したが4人はパニック。
とその時突然Sが近くの山を指差し「なんやあれ!」と叫んだ。
705:
Sの家の近くの山の頂上にK神社(ここは地元では色んな怪奇現象などで有名。後日工房時代もK山で怪奇現象体験)
付近より光る玉?(肉眼でみえたので結構でかいはず)が列になり山肌を舐める様に下っていた。
数百メートル離れていたので観察してると地上の田んぼに下りた後、こちらにゆっくり近づいて来た。
4人は怖くなり家の中に入り敷いてあった布団に潜り込み息もひそめて固まっていた。
暫くすると遠くの方からカチャカチャカチャと音が聞こえて来た。しかもだんだん大きくなってきた。
家の前付近まで来たかと思うとそのまま家の壁を通過して、隣の部屋に入って来た。
ガチャガチャ音に交じり人が10人程が歩く音。
全員恐怖の為金縛り状態でじっとしていた。
音は隣の部屋を通過してそのまま反対側にだんだん消えていきました。
数分後金縛り状態がとけSが泣きながら親戚の家に電話をして迎えに来てもらった。
後日ばあちゃんから詳しく聞いた事だが、昔この付近で落ち武者狩がありK神社に逃げ込んだとの事。
それ以来落ち武者の霊が出て落ち武者狩をした人々は恐れた(伝法なので事実は不明)
落ち武者の霊を弔う為Sの家の近くに石碑を建立したらしい。
事実Sの家から100メートル程離れた田んぼの横に古くて丸い石碑がありました。
隣の部屋にもし居たらどんな体験をしたかと思うと恐ろしい。
ちなみに翌年はSはうちに泊まりにきたw
あまり怖くなく正直スマンカッタ
857:
ドウドウ
暇だったので昔体験したオカルト話でも書き込もうか。
思えばこの経験が俺のオカルト好きの原点なのかも知れぬ。
小学校低学年のころ、何回か友人Kとドウドウという遊びをした。
どういう遊びかというと、夕方5?6時くらい、家に帰るくらいの時間になると
俺かKのどちらかがドードードードーと叫びはじめ、走って家に帰るのだ。
ドウドウというのはKの作った架空のお化けで、夕暮れどきになると現れて子供をさらってしまうという設定。
大声をあげながら走るため、かなりテンションも上がり、夕方という時間の不気味さも手伝って、
幼心にけっこう怖い遊びだったのを覚えている。
そんなある日のこと。10月か11月ごろだったと記憶している。
ドウドウをやって遊んでいると、近所のじいさん(故人・当時70くらい?)にいきなり怒られた。
「お前ら!!何しよんぞっ!!ドードーなんて言うて・・・連れちいかれても知らんぞっ!!」
普段はやさしいじいさんに、よくわからない理由で怒られて俺はもう半泣き。
わけのわからないまま、オロオロして遊びの発案者であるKの方を見た。
すると・・・なんかヤツの調子が微妙におかしい。
今まで見せたことのないようなヘンな顔(なんというか・・・歪んだ感じだった)、
言葉になっていない意味不明の声。
じいさんの顔が見る見るうちに真っ青になる。
「いかんっ!!Kは憑かれるちょるっ!!太夫さん呼べっ!!早ようせにゃぁ・・・」
今思えばものすごく貴重な体験だったのだが、あまりのショックにそのあとのことはよく覚えていない。
858:
聞いたところによるとKはその後、神主のところへ連れて行かれお祓いをうけたらしい。
次の日から一週間ほど小学校を休んだ。
そして、覚えているのかいないのか、ドウドウのことを口にすることは二度となかった。
俺も怖くてそれを聞くことはできなかった。
・・・で、そのまま時は流れ、俺は高校生のころ。俺たちを怒ったじいさんが亡くなった。
ちょうどいい機会と思い、葬式が終わって帰ってきた父と母ににドウドウとは何か?と聞いてみた。
普段、俺のオカルト趣味に呆れている両親だから軽くスルーされるかと思っていたが、
「まだ覚えとったんか。一応教えてやるけど、あんまり他言するなよ」
と言われ、教えてもらうことになった。
ドウドウが何なのかは誰も知らない。
意図して伝えられているわけでもないのに、子供たちの中にその存在を知っているものが出てくる。
共通しているのは、夕暮れどきになる現れ、ドードーと声を上げて子供をさらう存在だということ。
過去何人か、Kと同じような状態になり、太夫さんに祓ってもらった人がいるらしい。
太夫さんは何か知っているのかもしれない。でも、それを公言することはない。
たぶん表立って言うことではないのだろう。だからお前もこれ以上触れるな、と言われた。
やたら真剣な顔で説得する父の迫力に負け、つい「わかった」と言ってしまった。
あれから詳しくは調べていない。つーかなんか微妙に怖くて調べられなかった。
当方愛媛の山奥出身なんだが誰か似たような話を聞いたことある人いる??
865:
>>858
こういう話結構好きです。楽しく読ませて頂きました。
956:
八木山橋
友人から聞いた、洒落にならなかった話。
大学生のAは、久々に再会した3人の友達と肝試しに行くことになった。
AとBは霊感が全くなく、単に好奇心旺盛なだけだったが、CとDはちょっとした
霊感持ちで、特にDは親の仕事が珍しいことにそっち系らしく、Dは本業の親以上に
潜在的な霊感みたいなものが強かったそうだ。
そんな面子で向かうことになったのは、自殺者がかなり多いことで有名なY橋だった。
山中にある渓谷を跨ぐように架かったその橋は、それほど大きな橋ではないのに
橋の横にある鉄柵が異常にでかく、しかも奇妙な形をしている。
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こんな具合で鉄柵の上部が反り返っているため、左右どちらの鉄柵だろうと
よじ上って鉄柵の外側にいくことは困難を極めるわけだ。
この鉄柵によって自殺しようとする者の行動を抑制しようとしたのだろうが、
それでも自殺者は後を絶たないようだった。
4人が橋に到着したときには辺りはもう真っ暗で、人通りもほとんどなく、
しんと静まりかえっていた。
夜間はたまにパトカーが巡回するから、早めに済まして帰ろうという話を
事前にしていたのだが、AとBのテンションがやたら高くてそれにつられた
Cも興奮しており、4人で橋の下に降りてみようという話になった。
橋の一端から谷底に降りる道があったので、その道を4人で下っていった。
958:
ふと、Bがさっきまで4人が歩いていた橋のほうを指差した。
そこにはやや背の高い男性らしき人がいた。普通の通行人のように橋の真ん中辺りを
てくてくと歩いていた。視界の悪さもあってその男の姿はぼんやりとしか見えなかった…
が、Dは言った。
「あいつ、死んでる。」
4人は無言で頷き合って、急いで車に戻って、急いで橋を離れた。
AとBは霊感こそないものの、ただならぬ空気を感じてはいたようだった。
D「とにかくやばい。うちの親父だろうと誰だろうと、絶対にあいつは祓えない。」
A「日本一というか、最強の除霊師でも?」
D「無理だと思う。あいつ、少なくみても30年以上はあそこにいる。昨日か一昨日辺りにも、
絶対に誰か落ちてるから。賭けてもいい。」
霊感のないAもBも男の姿を視認していたので、蒼ざめるばかりだった。
その後、肝試しに行ってから1ヶ月もしないうちに、Cが精神病院に入ってしまった。
3人はCに会おうとしたが、Cの家族から強く拒絶されてしまった。
あの時、谷底に降りるあの道を、Cは先頭に立って下っていた。
本当にやばかったのは橋の上ではなく、谷底のほうだったのだ。
963:
>>958
怖かったよ。Cは霊感が有るが故、その男に…って事なのだろうか?
後日談が聞けずに残念だな。
965:
>>963
ありが?
橋の上の男も相当やばかったらしいけど、橋の下の谷底は
自殺者が叩きつけられて死ぬ場所だから、やばいという言葉では
到底形容できないほど危険な場所だった、という事らしい。
720:
呪いの手紙
中学生の頃、学校で「呪いの手紙」が流行った。
体育の授業から教室に戻り、机から教科書を取り出そうとすると、
ちょっと厚みのある茶封筒に手が触れた。
封筒には「一人で見てね」とマジックで書かれていたので、何か
ラブレターみたいなものを想像して、僕はこっそり家に持ち帰った。
夕飯を終えて、一人部屋で開封すると、中身はとんでもないものだった。
721:
「この写真の生徒はクラスでいじめに遭い、首を吊って自殺しました。
遺書には自分をいじめた生徒たちと、見てみぬ振りをした担任、そして、
死んだら悪霊になって、この連中を呪い殺すと書かれてありました。
この手紙を見た人は、一本のお線香を供えてください。
そして線香が灰になるまで、○○君ごめんなさい、
どうか安らかに成仏してください、と心の中で唱えてください。
それが済んだら、もう一枚の紙に自分の名前を記し、
まだ供養していない生徒に、誰にも気づかれないようそっと渡してください。
親や先生に告げ口しても結構ですが、○○君の呪いが治まったかどうかは分かりません。
あなたに不幸が起こるかもしれません。」色あせた便箋にそう書いてあり、
もう一枚のメモ用紙には、クラスの半分くらいの名前が書いてあった。
722:
最期に書いてあった名前はほとんど口をきいたこともない女子のものだったが、
どうやら男から女へ順番があるようだった。これだけなら無視できたかもしれない。、
ただ、一緒に同封されていた写真を見て、全身に鳥肌がたった。
古いポラロイド写真には、土気色をして、鼻の穴に白いワタを詰めた少年の顔が映っていた。
なぜか瞼が開かれ、薄く混濁した瞳が何かを見ていた。この少年は既に死んでいる。
でもなんだろう、何かを見ている感じがする。思わず見入ってしまい、これは供養するしかないと感じた。
すぐに客間の仏壇から線香を取ってきて、家族に見られないよう僕はこの少年を弔った。
723:
それから数日後、女子の机に手紙をそっとしのばせた。
やっと肩の荷が下りて一安心した僕は、クラスの友人に手紙のことを話した。
メモ用紙に本人の名前があったから、多分話しても祟りはないだろうと思った。
「あの写真見たら、やっぱり供養しないわけにいかないよなあ」僕が友人にそう話すと
「写真?そんなものあったっけ?」と返された。
一月後、他のクラスへ手紙が渡った頃、生徒の間で話題になった。
半分以上の人間が、写真は同封されていなかったといい、何人かが確かに見たと言った。
そしてさらに不思議なのは、写真を見た二人の女子が、写真には女子生徒が写っていた、
と言ったことだった。
結局○○君の話が本当かどうかも分からなかった。
それでも、誰も確認しようとは言い出さなかった。
なぜだか、確認するとき、その写真に自分の顔が写っているような気がしたからだ。
745:
>>720
おつ、ぞわっとした。
回すうちに何か意味が出来ちゃったのかね
元々どっから出たのかとか不思議だなー
747:
古井戸の女の子
うちの会社は結構ブラックで、絆を深めるためなのか精神修行なのか知らないけど
毎年、新入社員に山登りとかキャンプとかさせてる。
今年はお寺で修行。いつもは社長ともう一人が引率するんだけど
今年は社長が直前に行けなくなって俺だけで引率することになった。
新入三人(A,B,C)を連れてお世話になるお寺に行くと、
住職と小坊主のSさんとOさんが出迎えてくれた。
住職は常に笑みを絶やさずとても優しそうな人だ。
毎朝四時半に起きて、掃除して、座禅して、読経してという感じで三日間ここでお世話になる。
1日目の夜に新人二人の叫び声が聞こえた。どうしたんだろうと思い、
声の方へ行くとお寺の敷地にある井戸を覗き込んでいる。
何があったのか聞くと、二人で井戸を覗き込んでいたら急に横から女の子が井戸へ落ちていったという。
なんで女の子がいるんだ?とは思ったが急いでSさんに事情を話し井戸へ戻った。
748:
A「覗く前はまわりに誰もいなかったのに、本当に急に落ちていったんです。
早くしないと溺れて死んでしまいますよ。」
Sさん「・・・この井戸に水はありませんよ。ずっと前に横穴を閉じていますから。
それに井戸は鉄板で閉じていたはずですが・・・。」
A「いや開いてたんですよ。それにドボーンって水の音も聞きましたよ。なぁ、聞いたよな。」
B「うん。絶対落ちました。早く引き上げましょう。」
とりあえず水があるのか汲んでみることにしたが、やはり水はない。
そうこうしてると住職がやってきた。
今までのことを話すと住職の顔が一瞬引きつったように見えた。
住職「こんな夜ふけに子どもが一人でこのような場所にいるわけがありません。
皆さん本堂へ来てください。読経をいたしましょう。井戸はきちんと閉めておいてください。」
A、Bはもちろん、その場にいなかったCもかなりビビってた。正直言って俺もビビってた。
社長に電話をして事情を話し、中止したほうがいいかもしれないと提案したが、
そういう事を乗り越えてこそあーだこーだで、とりあってくれなかった。
749:
二日目の夜、就寝前に一服しておこうと外の喫煙所へいった。
喫煙所はあの井戸のすぐそばにある。
井戸の方を見ると、鉄板がどけてあった。
あれ?と思って井戸の方へ行き、なんとなく覗いてみると
急に女の子が落ちていった。水の音も聞こえた。
ちょうどAが一服しにやってきて「どうしたんです?」と聞いてくる。
俺「俺も見ちゃったよ。たしかに女の子が落ちていったわ。やばいなここ。」
A「Hさん(俺)もみたんですか?やばいっすよここ。帰りましょうよ。」
俺「いや俺も帰りたいけどさ・・・。まぁあと一日だから我慢しよう。というかもう行こうぜ。」
その場を去ろうとすると住職がやってきた。
住職「何をやっているんです。あぶないから鉄板をどかしてはいけませんよ。」
俺「どかされてたんですよ。住職さん、俺も見ちゃいましたよ。昔ここで何かあったんですか?」
住職「何もありませんよ。あなた方が憑かれているのかもしれませんね。
本堂で読経をいたしましょう。井戸は閉めておいてください。」
750:
あと一日我慢すれば帰れる。
俺は極力あの井戸の所へ行かないようにして何事も無く一日が過ぎた。
就寝前に一服をしようと思ったが、昨日のことが頭にあり一人ではちょっと行きにくい。
Aもタバコを吸うが俺が行く前に一人で一服しに行ってしまったという。
情け無いがひとりではちょと行けないので我慢することにした。
深夜に目が覚めて就寝前の一服をしなかった俺はどうしても一服したくなった。
どうしようか悩んでいると隣で寝ていたAが起きている感じだった。
俺「A、起きてるか?」
A「はい、起きてます。というかタバコ吸いたいっす。」
俺「おまえも?俺も吸いたいんだよ。寝る前に一服しなかったからさ。ちょっと行くか?」
A「行きます?こんな時間にあそこ行って大丈夫ですかね?」
俺「怖いって意味?それとも怒られるって意味?」
A「怖いって意味っすよ。でも二人なら大丈夫ですかね。」
俺「俺も怖いけどな・・・行くか。」
751:
深夜2時過ぎ、俺とAは忍び足で喫煙所へ向かった。
チラッと井戸の方を見たが井戸は閉まっている。
ああ良かったと思いタバコを吸っていると足音が聞こえた。
スタ、スタ、スタ、スタ・・・だんだん近づいてくる。
暗闇の中でうっすらと足音の主が見えてきた。足音の主は住職だった。
やばいかなと思い「すいません、どうしても一服したくて。」と言い訳をしたが
それを無視して住職は井戸の方へ向かっていった。
何をするんだろうと見ていると井戸の鉄板をどかし、俺達には何も言わずに帰っていった。
どういう事だ?鉄板をどかしていたのは住職だった。でも今の住職はあきらかにおかしい。
俺とAが住職の方から井戸へ視線を移すと井戸を覗き込んでいる女の子がいる。あの女の子だ。
その後ろに坊主がいて、女の子をニコニコと笑いながら見ている。
すると次の瞬間、坊主が女の子を井戸へ突き落とした。
俺達は井戸を覗き込んでいたから気がつかなかったが、女の子は落ちたのではなく突き落とされたのだ。
坊主は女の子を突き落としてニタ?と嬉しそうに笑顔を浮かべている。どこかで見た笑顔だ。
俺にはその坊主が住職に見えた。住職よりも若いが住職に見える。
752:
坊主は笑顔のまますっと消えた。
するとすぐにまた女の子と坊主が現れてさっきと同じ事が繰り返された。
動画のリピートのように何度も何度も女の子は坊主に突き落とされ、坊主は嬉しそうに笑う。
俺とAは呆然とそれを見ていた。
金縛りにあっていたわけではないが動けなかった。
あの時の心境を言葉にするのは難しい。ただその光景を見続けた。
何度繰り返されたかわからないが、いつの間にか女の子と坊主は現れなくなった。
俺とAは何もしゃべらずに呆然と立っていたが、「おはようございます。」というBとCの声で我に帰った。
顔を見合わせ、とっくに燃え尽きたタバコの吸殻を捨てて新しいタバコに火をつけた。
何を話していいのかわからず、ただ黙ってタバコを吸った。
そこにSさんがやってきた。
753:
Sさん「こんなところで固まっていないで掃除をしてください。」
俺「・・・Sさん。昔ここで何かありました?本当のことを教えてくださいよ。」
Sさん「また何か見たんですか?う?ん、私はわかりませんね。まだここに来て3年ですから。
Oさんなら何か知ってるかもしれませんけど・・・。」
俺とAは食事の後、Oさんに聞いてみることにした。
俺「Oさん。この寺で昔何かありませんでしたか?」
Oさん「井戸で何か見たらしいですね。私はここに来て10年以上になりますが特に何もありませんよ。
・・・ただ一つだけ妙なことがありましたが・・・う?ん、これは話してもいいものかどうか。
まぁ、内緒話ということでお願いします。実は前にも井戸の鉄板が開いてたことがあったんですよ。
私は開けた覚えはないのですが、住職に叱られましてね。
でも、またいつの間にか鉄板がどかされているんです。
住職に見つかったらまた叱られますのですぐに閉めていたんですが、ある日見てしまったんですよ。
住職が井戸の鉄板をどかしているのを。声をかけても無視されてしまいましてね。異様な雰囲気でしたよ。
それからしばらく井戸の鉄板がどかされることはなかったんですが、
Sが来てからまた何回かどかされてたことがありましたね。
まぁ私が見つけたらすぐに閉めていたんでSは気がつかなかったと思いますが。」
755:
A「井戸で何か見ませんでした?」
Oさん「何も見ていませんね。私は霊感がないのか生まれて以来一度も幽霊を見たことがないんですよ。」
俺「住職には鉄板をどかしたことについて聞いたんですか?」
Oさん「いや?、聞けませんでしたね。住職が何を意図してそのようなことをしているのか知りませんが・・・」
俺「あの、意図してというより・・・取り憑かれてるんじゃないんですかね?大丈夫なんですか?」
Oさん「・・・住職に限ってそのようなことはないと思いますが・・・。あなた方は何を見たんです?」
俺とAは顔を見合わせて言うべきかどうか考えた。
A「いや・・・・・・女の子が井戸へ落ちるのを見たんですよ。Hさんも、あとBも見たんですよ。
・・・まぁそれだけなんですけど。」
Oさん「そうですか。でも今までも特に何もありませんでしたし大丈夫ですよ。」
756:
もう詮索するのはやめよう。そう思った。今日ここから帰れるんだから。もういい。
その日の正午過ぎに寺をあとにすることにした。住職が笑顔で見送ってくれる。
ここに来た時に見た笑顔と同じ笑顔のはずなのに住職の顔を直視できなかった。
お礼を言い、寺の門から一歩外に出ると急に住職が狂ったように笑い出した。
「プフフフ・・ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒーヒーッヒッヒ」
しばらくすると急に笑うのをやめて子供のように泣き出した。
「うううぇーんうううう、ひっくひっくひっく」
異常な状況にBとCは逃げた。SさんとOさんが必死に住職に呼びかけるがどうにもならない。
俺は心配になり住職の方へ一歩踏み出すと、住職は泣くのを止めてニタ?と嬉しそうに笑った。
俺とAもその場から逃げ出した。
757:
普通の生活に戻ってからAは妙な使命感に駆られてあの寺についていろいろ調べている。
俺も一緒に調べるようにとしつこく言ってくる。
A「Hさんも一緒に調べましょうよ。いいんスか?このままで。あの女の子がかわいそうですよ。」
俺「・・・あれはなんなんだよ。最後の住職は。」
A「あれは・・・あの女の子なりに俺たちを引き戻そうとしてやったのかもしれませんし、
Hさん気がつかなかったと思いますけど、井戸であの光景を見てる時に横であの女の子がずっとHさんのことを見てたんですよ?」
全く気がつかなかった。なんとも言えないが、もしかしたらAの言うとおりかもしれない。
あの女の子は気がついてくれないSさんとOさんを諦めて、俺達に助けを求めた。
そういうことなのかもしれない。
何かしてやりたいと思う気持ちはあるが、俺には無理だ。
正直言って何度も見たあの女の子の顔や服装はあまり覚えていないが、あの坊主の笑顔は忘れられない。
女の子を突き落とした後のあの嬉しそうな笑顔。
今でもふいに思いだされて一人でいられなくなる。
俺には無理だ。申し訳ないがこれ以上は関わりあいたくない。
401:
呼び間違え
ウチの母ちゃんは、よく俺と弟の名前を呼び間違える。
双子じゃないし、俺と弟の年齢も近くないから、なぜ間違えるのか意味が分からない。
せっかち?な性格の母親だなくらいにしか感じてなかった。
ある休日、母ちゃんが「みんなで墓参りに行こう」と言い出した。
俺も弟も面倒くさがったけど、渋々墓参りをした。
母ちゃんは、やけに墓参りに熱心だった。家に帰り、仏壇の掃除まで俺にやらせる始末。
正直、適当にやって終わらせるつもりだった。
402:
俺はふと、仏壇に飾られてる本?経典?みたいのに目がいく。
表には、死んだ爺ちゃんの名前と戒名が書かれていて、
パラパラめくると、筆で先祖の名前と戒名がかいてあった。
最後のページを見ると、鉛筆で、母ちゃんの筆跡で、俺の名前が書いてあった。
それだけの話。
127:
着信
二週間くらい前、合コンにて。
一人の女の子と仲良くなった。
話もむちゃくちゃ盛り上がって、向こうも好感持ってくれてるっぽかったし、
帰りは二人で帰って家まで送ってあげた。
別れ際、今度は二人で会おうと、ドキドキしながら彼女の電話番号を聞き、
「じゃー俺がワン切りするね」と彼女の番号をコールした瞬間
俺の携帯の発信画面に現れた文字は
「ストーカー?」
実は二年くらい前、数ヶ月に渡って昼夜を問わずに、ある携帯から無言電話がかかってきていた。
時には女の泣き声がえんえんと聞こえることもあった。
俺は、その番号を「ストーカー?」という名前で登録し、着信拒否にした。
そのうち掛からなくなりわすれていたのだが、
今まさに、目の前の彼女の携帯にかけた番号はその番号だった。
背筋が凍り付いた。
結局彼女は数週間前に携帯を換え新しい番号になったらしく、
その無言電話とは関係ないらしかったが、
なにかひっかかるものを感じ、それ以来彼女とは連絡をとっていない。
96:
「お迎え」
ある知り合いの保母さんから聞いた話
仕事中に子供を預ける施設で一人の子供が
だれもいない空中を見上げてしゃべっていた
「ママ、ママ、」
その子の母親が迎えに来る時間は過ぎていた。
突然、電話が鳴り出し電話を取りにいこうと
したがその子が窓に向かって走りだしたので
その子供を抱えて制止した。
しばらくして電話に出ていた別の職員さんに
廊下から呼ばれて行ってみると小声で
「大変、○○ちゃん(その子)のお母さんが交通事故で、、」
保母さんは思わずその部屋に残された子供を抱き締めた。
「○○ちゃん、、おかあさんがね、、」
ふと子供が見上げてる小窓を見つめると保母さんは「ひゃっ!」声にならない悲鳴をあげた。
2階にあるその窓にべたべたといくつもの手のひらの跡がついていたそうである。
33:
いまからいくからね
私が大学生だった頃の話です。
ある日私はクラブのコンパで夕飯はいらないと母に言いました。
すると、そこにいた弟と妹も、その日は約束があり家で夕飯は食べないとの事でした。
それを聞いた父と母も、
「それなら私たちも外食しよう。」
とその夜は家族全員が外出する事になったのです。
夕方、私は荷物を置きに、一旦家に戻りました。
その時すでに家には誰もおらず、待ち合わせの時間も迫っていたため、すぐに家を出ようとしたときです…
電話が鳴りました。
私「はい、○○です。」
「もしもし、ボクごろう。」
…それは明らかに4,5歳の幼児の声でした。
「いまからいくからね」
???誰だ?ごろう?こども?知らないよ…
私「えっと?、どちら様ですか?」
「ボクごろう…いまからいくからね」
私「え?もしもし?ボクどこのごろう君?」
「………」
その名前にも、年齢にもまったく心当たりがなかった私は間違い電話だと思いました。
私「もしもし?ボクどこに電話してるの?ウチは…」
「かせの○○でしょ?」
確かにウチは『加勢と言う所の○○と言う苗字』です。
私は少々あわてました。
母達の知り合いの子供なのではないか?何か約束をしていたのではないか?
「…ボクいまからいくからね」
私「あのね、今日はみんな出掛けてて、ごろう君来ても誰もいないよ?!
私もこれから出掛けちゃうし。お父さんか、お母さんに代わってちょうだい!…もしもし?…もしもし?!」
「ボク……いまからいくからね。」
突然、私は気味悪くなりました。
その子は幼児独特のたどたどしい、ゆっくりとしたしゃべり方で何度も私が来てはダメだと言っているのに、
あせる風もなく同じ言葉を同じ調子で繰り返すのです。
自宅の電話番号は電話帳に載せていないので『加勢の○○』と言うのなら知人の子に違いないのですが…
「いまから………いくからね…」
私「もう切るよ、出掛けるからね。来てもダメだってお父さんとお母さんにもそう言ってね。」
「おとうさんもおかあさんもねー交通事故で死んだ」
私は電話を切ると、ものすごい勢いで夕暮れの街に飛び出しました。
ぐずぐずしてると、その子が来てしまうような気がしたのです。
…私の家族は災難を免れたんだ…
どうしてそんな事を思ったのでしょう…それはただのいたずら電話だったかもしれないのに…
私の中の原始的感覚が、いまだにこのときの事を激しく恐怖するのです。
時にどこかで不吉な風が起こって何の関わりもない者に襲いかかってくる…
私はそんな事があるような気がしてならないのです。
あの夜、家族全員が外出したのは偶然でしょうか…。
そして、これも偶然なのかもしれませんが、この話を数人の友人にしたところ…
友「…ちょっと!もう止めようよこの話!!やばいよ、あんた気が付いてる?
さっきから急に人がいなくなっちゃったよ!周り見て!!あんなに沢山人がいたのに…今、私たちだけだよ!!」
私達は大阪のあるデパートの中の喫茶店で話をしていたのですがふと気がつくと、
夕方であれほど混みあっていた、その辺り一帯が急に人けが無くなってしまったのです。
私はあの脳裏に焼きついた幼児の声を早く忘れたいです…。
48:
霊柩車
Kさんという若い女性が、両親そしておばあちゃんと一緒に住んでいました。
おばあちゃんはもともとはとても気だてのよい人だったらしいのですが、
数年前から寝たきりになり、だんだん偏屈になってしまい、
介護をする母親に向かってねちねちと愚痴や嫌味をいうばかりでなく
「あんたたちは私が早く死ねばいいと思っているんだろう」などと
繰り返したりしたため、愛想がつかされて本当にそう思われるようになりました。
介護は雑になり、運動も満足にさせて貰えず、
食事の質も落ちたために、加度的に身体が弱っていきました。
最後には布団から起き出すどころか、身体も動かせず口すらもきけず、
ただ布団の中で息をしているだけというような状態になりました。
はたから見ていても命が長くないだろうことは明らかでした。
さてKさんの部屋は2階にあり、ある晩彼女が寝ていると、不意に外でクラクションの音が響きました。
Kさんはそのまま気にせず寝ていたのですが、しばらくするとまた音がします。
何回も何回も鳴るので、時間が時間ですし、あまりの非常識さに腹を立ててカーテンをめくって外を見ました。
Kさんはぞっとしました。家の前に止まっていたのは大きな一台の霊きゅう車だったのです。
はたして人が乗っているのかいないのか、エンジンをかけている様子もなく、ひっそりとしています。
Kさんは恐くなって布団を頭から被りました。
ガタガタとふるえていましたが、その後は何の音もすることなく、実に静かなものでした。
50:
朝になってKさんは、両親に昨日の夜クラクションの音を聞かなかったかどうか尋ねました。
二人は知らないといいます。あれだけの音を出していて気づかないわけはありませんが、
両親が嘘をついているようにも見えないし、またつく理由もないように思われました。
朝になって多少は冷静な思考を取り戻したのでしょう、
Kさんは、あれはもしかしておばあちゃんを迎えに来たのではないかという結論に至りました。
彼女にはそれ以外考えられなかったのです。
しかし、おばあちゃんは相変わらず「元気」なままでした。
翌日の夜にも霊きゅう車はやって来ました。
次の夜もです。Kさんは無視しようとしたのですが、
不思議なことにKさんが2階から車を見下ろさない限り、
クラクションの音は絶対に鳴りやまないのでした。
恐怖でまんじりともしない夜が続いたため、Kさんは次第にノイローゼ気味になっていきました。
7日目のことです。両親がある用事で親戚の家に出かけなくてはならなくなりました。
本当はKさんも行くのが望ましく、また本人も他人には言えない理由でそう希望したのですが、
おばあちゃんがいるので誰かが必ずそばにいなくてはなりません。
Kさんはご存じのようにノイローゼで精神状態がすぐれなかったために、
両親はなかば強制的に留守番を命じつつ、二人揃って車で出ていきました。
Kさんは恐怖を紛らわそうとして出来るだけ楽しいTV番組を見るように努めました。
おばあちゃんの部屋には恐くて近寄りもせず、
食べさせなくてはいけない昼食もそのままにして放っておきました。
さて両親は夕方には帰ると言い残して行きましたが、約束の時間になっても帰って来る気配がありません。
時刻は夜9時を回り、やがて12時が過ぎ、いつも霊きゅう車がやって来る
時間が刻一刻と迫ってきても、連絡の電話一本すらないありさまなのでした。
はたして、その日もクラクションは鳴りました。
Kさんはそのとき1階にいたのですが、
間近で見るのはあまりにも嫌だったので、いつもの通りに2階の窓から外を見下ろしました。
52:
ところがどうでしょう。
いつもはひっそりとしていた車から、何人もの黒い服を着た人達が下りてきて、
門を開けて入ってくるではありませんか。Kさんはすっかり恐ろしくなって
しまいました。そのうちに階下でチャイムの鳴る音が聞こえました。
しつこく鳴り続けています。チャイムは軽いノックの音になり、しまいには
もの凄い勢いでドアが「ドンドンドンドンドンドン!」と叩かれ始めました。
Kさんはもう生きた心地もしません。ところがKさんの頭の中に、
「 もしかして玄関のドアを閉め忘れてはいないか」という不安が浮かびました。
考えれば考えるほど閉め忘れたような気がします。
Kさんは跳び上がり、ものすごい勢いで階段をかけ下りると玄関に向かいました。
ところがドアに到達するその瞬間、玄関脇の電話機がけたたましく鳴り始めたのです。
激しくドアを叩く音は続いています。
Kさんの足はピタリととまり動けなくなり、
両耳をおさえて叫び出したくなる衝動を我慢しながら、勢いよく受話器を取りました。
「もしもし!もしもし!もしもし!」
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