真美「お姫ちんとイチャイチャしてゆきぴょんを嫉妬させよう」back

真美「お姫ちんとイチャイチャしてゆきぴょんを嫉妬させよう」


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1:
雪歩「四条さん、お茶どうぞ?」
貴音「これはありがとうございます、雪歩。ではさっそく頂きます」ズズッ
真美「お姫ちんお姫ちーん!」
貴音「おや……どうしたのですか、真美?」
真美「真美にもお茶ちょーだい!」
雪歩「あっ、それじゃあ、真美ちゃんの分もいれようか?」
真美「あー、ううん、いいよ。ありがとね、ゆきぴょん!」
2:
貴音「しかし、先程はお茶が欲しいと……」
真美「ちがうの! 新しいのじゃなくて、お姫ちんのがいいの!」
雪歩「真美ちゃん……」
貴音「ふふっ……わかりました、真美。そういうことであれば、どうぞ」
真美「やった! いただきまーっす!」ズズッ
真美「……ぷはー、やっぱりゆきぴょんのお茶はおいしいね!」
雪歩「えへへ、ありがとう真美ちゃん」
5:
真美「お姫ちんお姫ちん!」
貴音「なんですか、真美?」
真美「えっへへー、今のって…………か、間接キス、だよねっ」
貴音「ええ、そうなりますね。間接きす、です」
真美「ねーお姫ちん、ドキドキした?」
貴音「はて……特に、そのようなことはありませんが」
真美「うあうあー、クールすぎだよお姫ちーん!」
貴音「はあ、そうなのでしょうか……?」
雪歩(間接キスを少しためらってから言う真美ちゃん可愛い!)
6:
真美「お姫ちーん、ギュってしていい?」
貴音「はい、いいですよ」
真美「やったー! ぎゅーっ!」
貴音「ぎゅーっ」
真美「わー、お姫ちんあったかい!」
貴音「ふふっ……真美も、とても暖かいですよ」
真美「えへへー!」
貴音「ふふふっ!」
7:
真美(ふふーん、どーだいゆきぴょん! ここまで見せつけられて黙ってらんないっしょー!)
雪歩「……」
真美(むう、黙って真美たちのほうを見てる……もっとゆきぴょんに見せつけてやらないと!)
真美「ねえねえ、お姫ちん!」
貴音「はて、今度はどうしましたか?」
真美「真美ね、お姫ちんのことね……大好きだよっ!」
貴音「ふふ、それはありがとうございます。わたくしも、真美のことは大好きですよ」
真美「えへへー! ありがと、お姫ちん!」
貴音「ふふふっ」
雪歩(微笑ましいなあ……)
9:
雪歩「あっ……あの四条さん、そろそろラジオ局に行かないと……」
貴音「なんと、もうそんな時間なのですね」
真美「えー、真美もっとお姫ちんと一緒にいたいー」
貴音「ふふっ……真美、心配せずとも、わたくしはすぐに帰ってきますよ」
真美「……ホントにすぐ帰ってくるの?」
貴音「ええ、まことです」
真美「わかった、じゃあガマンするっ」
雪歩(ちょっと不機嫌になる真美ちゃんもかわいい!)
10:
真美「あっ、ねーねーお姫ちん!」
貴音「なんでしょうか、真美?」
真美「んっふっふ?……あのね、いってきますのチューして!」
貴音「はて、いってきますのちゅう……ですか」
真美「うんうん、確かオービーってとこだと普通の挨拶なんだって!」
雪歩「そ、それは欧米のことかな……?」
真美「あれ、そーだっけ?」
12:
貴音「なるほど、わかりました。構いませんよ」
真美「やった! じゃあ真美、目つぶってるねっ!」
貴音「では……」チュッ
真美「……んむっ!?」
貴音「これで良いのでしょうか……では雪歩、真美、行ってまいります」
雪歩「すごくバッチリでしたよ四条さん! 行ってらっしゃーい!」フリフリ
13:
真美「うあうあ?……」
雪歩「あれ、真美ちゃん? どうしたの?」
真美「……口にするなんて、聞いてないよう……普通こういうのってほっぺっしょ!」
雪歩「まあ、そこは四条さんだから。しょうがないよ」
真美「そっか、お姫ちんだからしょうがないね……」
雪歩「……」
真美「……って、全然しょうがなくないよ! 真美、初めてだったのに?!」
雪歩「まあまあ落ち着いて、真美ちゃん!」
14:
雪歩「だいたい、女の子同士なんだからノーカンだよ。……たぶん」
真美「そういうもんかなぁ……」
雪歩「そういうものだよ……たぶん」
真美「ゆきぴょん、さっきから『たぶん』ばっかりじゃん!」
雪歩「あうぅ……ご、ごめんね真美ちゃん……私もこういうの、よく分からないから」
真美「……んー、まあ、よく考えたらそうだよね……ゆきぴょんって男の人苦手だし」
雪歩「うん……ごめんね、力になれなくて」
真美「いやぁ、別にいいって……やっぱり、そこまで深く考えることじゃない気もするし」
17:
雪歩「それにしても意外だなぁ、真美ちゃんが四条さんを好きだなんて」
真美「え、好きって……」
雪歩「そうじゃなかったらキスしてなんて言えないよう……たとえ、ほっぺにでも……」
真美「あちゃー! ゆきぴょんには真美の気持ち、バレてたんだー」
真美(……なんちって!)
雪歩「えへへ、バレバレだよ真美ちゃーん」
真美「でもさー……ゆきぴょんもそうっしょ?」
雪歩「ええええっ!? ……ど、どういうこと?」
20:
真美「ゆきぴょんも、お姫ちんのこと好きなんでしょ?」
雪歩「えっ」
真美「えっ」
雪歩「ま、待ってよ真美ちゃん、なんで私が四条さんのことを好きだなんて……」
真美「えっ、えっ……だって、いっつもお姫ちんのこと見てるじゃん」
雪歩「それは……四条さんってなんか目立つから、ついつい見ちゃうだけだよう」
真美「……えっ、それだけ?」
雪歩「それだけだよ?」
21:
雪歩「あ、でも、もちろん四条さんのことは嫌いじゃないよ」
真美「うん、それは分かるけどさぁ……」
雪歩「……な、なんか……ごめんね真美ちゃん」
真美「えっ、なんでゆきぴょんが謝るの?」
雪歩「なんとなく、期待に添えなかったかなって……」
真美「真美が勝手に思ってただけだもん、ゆきぴょんはそんなこと考えなくていいの!」
雪歩「あうぅ……ご、ごめんね……」
真美「だから謝んなくていいってー」
22:
雪歩「あ、あのね真美ちゃん」
真美「えっ、なに? どうしたの、ゆきぴょん」
雪歩「私ね、実は四条さん以外に、好きな人がいるんだけど……」
真美「ええーっ!? なにそれ、初耳だよう!」
雪歩「えへへ……誰にも言ってなかったからね」
真美「ねーゆきぴょん、それって誰なの? まこちん? 千早お姉ちゃん?」
雪歩「……真美ちゃん」
真美「………………えっ?」
25:
―――――
貴音「ただいま戻りました」
響「あっ、たかねー! おかえり、待ってたぞー!」
貴音「おや、響ではありませんか。……雪歩と真美は、いないのですか?」
響「んー、自分は見なかったけど」
貴音「そうですか……では、きっと二人とも帰ってしまったのですね」
響「そーかもね、二人になんか用でもあったの?」
貴音「……いえ、大したことではないのですが」
響「ふーん」
26:
貴音「響、ちょっとこちらへ」
響「ん? どーしたの?」
貴音「しばし、目をつぶっていてください」
響「わ、わかったぞ……ねえ貴音、いったい何を……」
貴音「……」チュッ
響「むぐふぅ!?」
貴音「……ふふっ。ただいまのちゅう、ですよ♪」
27:
響「たっ、貴音ぇ! なんで、いきなり…………アレ、するんだよっ!」
貴音「はて、欧米では普通だと聞いておりましたが……」
響「ここは日本っ! しかも、普通はほっぺにするのっ!」
貴音「……なんと、面妖な」
響「面妖なのは貴音のほうだぞ……自分、ビックリしたんだからね!」
貴音「そ、それは申し訳ありませんでした」
響「……いやまあ、謝んなくてもいいけどさ」
2

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