サスケ「ナルトォ!プールに行くぞ!」ナルト「うー…。ん!?」back

サスケ「ナルトォ!プールに行くぞ!」ナルト「うー…。ん!?」


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1:
サスケ「まだ寝てんのかコラァ!」ドンドン
ガチャ
ナルト「サスケ…!!?」
サスケ「なんだやっぱり寝てやがったのか!さっさと準備しろ!」
ナルト「サ…サスケ!戻ってきてくれたのかってばよ!」
サスケ「ああ?何言ってんだオマエ?」
ナルト「おまえってばイタチへの復讐のために木の葉を抜けて…!」
サスケ「なんだ?夢でも見てたのか?それより今日から夏休みなんだ、寝てるのはもったいねえぞ」
ナルト「ど…どういうことだってばよ!?」
3:
可愛いサスケェ
6:
これはこれで漫画で見たい
元スレ
サスケ「ナルトォ!プールに行くぞ!」ナルト「うー…。ん!?」
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7:
テクテク
ナルト「なんだってばよコレ!?俺がいた世界と違う!」
サスケ「なんだァ…記憶でも飛んだか?未成年の飲酒はよせって大蛇丸のおばさんのおっさんがいつも」
ナルト「道は灰色で固いし…鉄の箱は走ってるし…どこだってばよここは」
サスケ「木の葉町だろが」
ナルト「何だどうなってるんだってばよ…」
サスケ「クソ暑い夏休みを有意義に過ごすために小学校のプールに向かってんだよ」
ナルト「小学校?」
サスケ「オマエ本当にどうしちまったんだァ?」
9:
おばさんなのかおっさんなのか
10:
ナルト「柵の中に人がいっぱい…あ!シカマルたちだってばよ!おーい!」ザッ
シカマル「ん?」
ガンッ
サスケ「どうしたナルトォ!いきなりフェンスに激突するなんて!」タタタ
ナルト「痛いってばよ!痛いってばよ!」ゴロゴロ
シカマル「もしかしてジャンプで飛び越えようとしたのか!?無理があると思うぜ…」
いの「どうしたのシカマル…ってナルト!?どうしたの!?」
サスケ「フェンスに斜め45度で勢いよく突っ込んで支柱にデコぶつけたんだ」
いの「何考えてんの!?」
ナルト(運動能力まで落ちてる!?なんてことだってばよ…!)
シカマル「フェンス越しの会話もなんだし、はやく着替えてこいよ」
サスケ「ああ、そうする。行くぞナルト」
13:
更衣室
ナルト「へんな臭いがするってばよ…」クンクン
サスケ「塩素だろ。この臭いをかぐと夏が来たって感じがするよな」
ナルト「…くせえってばよ」
サスケ「人の臭いやらも混じってるだろうからな。いい匂いはしねーさ」
ナルト「でも、嫌いじゃねー…」
サスケ「俺もだ。夏を連想するからかもしれねー。…さて、準備はいいか?」
ゴソゴソ
ナルト「うーん。とりあえず水着にはなったってばよ…」
サスケ「よっしゃ、じゃあ早行くか」
15:
ナルトがサスケのことを「兄弟ってこんな感じかな」
とか言ってたのを思うとなかなか
16:
シャー
ナルト「つ・つべてえってばよ!こんなの浴びてたら凍えちまう!!」ガクガク
サスケ「が、我慢しろ!学校のプールのシャワーは極寒だと相場は決まってる!」ブルブル
ナルト「はやく日光を浴びるってばよ!」ダッ
サスケ「あっ気を付けろそこは…!」
ナルト「ぐああ!」ザパン
サスケ「足消毒用の塩素エリア…って遅かったか…」
ナルト「オエエ」
20:
ナルト「ゲホゲホ」
サスケ「大丈夫かよ…」サスサス
いの「あっ!遅かったじゃなーい」
シカマル「今度はどうしたんだナルトのやつ」
サスケ「うん、ちょっと消毒漕で泳ぎの練習をな。せっかちでよ」
シカマル「あの水はそんなに綺麗じゃねーと思うぜ」
ナルト「わざとじゃねえってばよ…」ケホ
チョウジ「そんなに急ぐとすぐお腹減っちゃうよ」
シカマル「おめーはプールに来る前に牛丼2杯食ったろうが!」
21:
ナルト「やっぱ外は暑いってばよ…早く水に」
リー「いけません!」バッ
ナルト「ゲジマユ!」
リー「水に入る前には準備体操です!」シュビ
サスケ「いや、もう十分温まってるから必要な…」
シカマル「めんどくせーけどやっとけよ。怪我予防だろ」
サスケ「仕方ねーな。おいナルト、準備運動だ」
イッチニッ サンッ シッ
ナルト「…なんだってばよこれ…」イッチニ!
22:
ジャバジャバ
ナルト「この球遊び楽しいってばよ」ボスッ
サスケ「フン、知らねーのかナルト。ビーチバレーっていうんだぜこりゃ」ポンッ
シカマル「ビーチじゃねーし水の中だから水球に近いけどな」ポーン
リー「ハイヤッ」ビス
いの「あっ」
テーンテーン…
リー「しまった…」
チョウジ「ボールが…プールサイドに…あ」
ヒョイ
サクラ「サスケくん!…とナルト」
ナルト「サクラちゃん!」
23:
サスケ「よ、よォ…来てたのか」
テンテン「家にいたって暑いからねー。3人で一緒に来たのよ」
シカマル「3人?」
サクラ「ええ…ってあれ?ヒナタ!?どこ!?」キョロ
ヒナタ「うう…ナルトくんがいるなんて…うれしいけど恥ずかしくて出ていけない…」ブクブク
ネジ「ヒナタさま!?そこは消毒漕ですが!?」
シノ「ちょっと深いとはいえやめておけ…なぜならそこは風呂ではないからだ」
24:
ヒナタかわいい
25:
???「…」チラ
???「そろそろ時間か」
カラーンカラーン
ナルト「なんだってばよ?」
サスケ「もう休憩か」
シカマル「一旦水からあがろうぜ」
サクラ「ふー」スイスイ
いの「なかなか可愛い水着じゃないのサクラ…」スイスイ
サクラ「コーディネートも勝負のうちよいのぶたちゃん」
いの「デコが…負けないわよ」
30:
プカー
チョウジ「…」
シカマル「どうしたチョウジ?早くあがれよ…」
チョウジ「こうして浮いてると楽なんだ」プカー
シカマル「早くあがれ!!!」
36:
サクラ「いの」ヒソ
いの「ん?」
サクラ「今日の監視員さん、サスケくんに似てない?」
いの「そういえば…」
サスケ「サクラたちどこ見てるんだ…?」チラチラ
ナルト「見すぎだってばよサスケェ」ジィ
サスケ「おめーもだろうが!」
チョウジ「こうしてると温かいんだ」ベッタリ
リー「プールサイドで寝そべるのはだらしないです!ハイ!」
シカマル「もういい…つっこむのめんどくせェ…」ダラッ
49:
ナルト「あの鐘を鳴らす人の方見てるってばよ」
テンテン「うんうん、監視員を見てるねえ」
サスケ「ケッ…小学生の水着見に来るなんてロリコン…ってなんでおまえが会話に!?」
テンテン「ふふ、男子ってどんな話するのか気になってさ」クス
リー「熱い青春の会話です、ハイ」
テンテン「…」
ナルト「ん?監視員?だっけか。お前に似てねーか?」ジィ
サスケ「バカ言え、俺に似てる奴がこの世に何人も…」ジーッ
イタチ「…」
サスケ「………」
サスケ「に、兄さん!?」ガバッ
61:
サスケ「…」タタタ
イタチ「気づかれたか…」
サスケ「兄さん!なんでこんなところに!?バイトじゃなかったのか!?」
イタチ「バイトだ、監視員の。大学も夏休みだし、帰省中にできるバイトを探したらこれだった」
ナルト「…」
イタチ「ん?おお、久しぶりだなナルト」
ナルト「え?あの…こ、こんにちはだってばよ」ペコ
イタチ「いつも弟が世話になってる。ありがとうな」
ナルト「え!いや」
サスケ「こっちが世話してんだよ!行くぞナルト」タタタ…
ナルト「お、おう!」タタタ
イタチ「…」ニッコリ
イタチ「さて、休憩終わりだ」カランカラン
72:
バシャバシャ… ワー…
ナルト「あれ?どこいったサスケ?」
サクラ「そういえば…」キョロ
シノ「ネジも…どこだ?」
82:
サスケ「クク…頃合いだな」
ネジ「ああ。さすがに正面切っては無理だからな…」
サスケ「だが、ここからなら」
ネジ「ためらうことなく!」
サスケ&ネジ「女子の水着姿を見つめることができる!」
サスケ「さすがは天才…考えることが違う」
ネジ「オマエもな。やはり天才…だがヒナタ様は見るなよ」
サスケ「………さあ、愉しもうか」
ネジ「オイ!ヒナタ様は見るなよ!」
サスケ「写輪眼!」ギン
ネジ「白眼!」ビキビキ
※ただガン見してるだけです
86:
ただの厨二病やな
88:
キャーキャー
サスケ「…いいな!」
ネジ「ああ…」
自来也「まったくだのォ」カキカキ
サスケ「…」
ネジ「…」
自来也「ン?」
サスケ「おまわりさ…!」
自来也「フンッ」ビス
サスケ「ぐあ…」
ネジ「サスケェ!」
自来也「別に性的な目で見とりゃせんわい、取材じゃ」
94:
???「ふう…ようやく腹痛が治りましたよ」スタスタ
イタチ「バイトも立派な仕事だ…体調管理はしっかりしておけ」
???「暑いからついつい水を飲みすぎてしまいましてね」
イタチ「水分補給も適度にな。む?」
???「どうしました?」
イタチ「あそこのプールサイドにいる少女、体調が悪そうだ。日陰で休ませた方がいい」
???「しっかり見ているんですねえ」
イタチ「当然だ。おまえも救護のバイトならしっかり仕事しろ」
???「ハイハイ。よっこいしょ…」ガタ
109:
ヒナタ「うう…」
テンテン「大丈夫?ヒナタ…」
鬼鮫「ちょっと失礼しますよ」
ヒナタ「?」
鬼鮫「見たところ体調が悪そうだ…あちらのテントの日陰で休みましょう」
テンテン「あなたは?」
鬼鮫「救護の者です。こう強い日差しにさらされていてはお体に障りますよ…」
テンテン「そうね、行こうヒナタ」
ヒナタ「ご、ごめんなさい…」
鬼鮫「いえいえ」
128:
サスケ「」テクテク
ナルト「サスケ、どこに行ってたんだってばよ?」
サスケ「日陰で休んでいたんだ」
シノ「ネジ」
ネジ「俺は何も見ていない…」
テンテン「どうしたの?」
ネジ「なんでもない」
サクラ「あれ?もう昼近いわね」
リー「そろそろ午前の部は終了ですね」
いの「午後はどうする?」
サスケ「俺はいったん帰る。午後もプールに来ると夜の祭りに遅れそうだからな」
ナルト「祭り?」
134:
祭りええなぁ
142:
シカマル「そういえば今日は木の葉祭りだな」
チョウジ「毎年露店もたくさん出るからね」
いの「食べ過ぎないでよねチョウジ…」
ナルト「おもしろそうだってばよ」
ネジ「ああ、おもしろいぞ。神輿も出るし」
ヒナタ「お、丘の上の神社まで練り歩くんだよね」
ナルト「ヒナタ!来てたのかってばよ」
ヒナタ「う、うん」
サクラ「もう具合はいいの?」
ヒナタ「救護員さんが、軽い熱中症だって」
ナルト「大丈夫かヒナタ?」
テンテン(誰のせいで熱出したんだかね)
158:
サクラ「それじゃあね!」
ネジ「ああ、またあとでな」
テンテン「バイバーイ」
チョウジ「おなかすいたな」
シカマル「運動したからな。昼飯食って帰るか」
いの「そうね」
サスケ「じゃあなおまえら。帰るぞナルト」
ナルト「おう!」
ヒナタ「ま、またね」
サスケ「あ、駄菓子屋寄って行こうぜ」
175:
ジィ
『ツインソーダバー 126円』
サスケ「…いくらもってる」
ナルト「…61円」
サスケ「俺は70円だ。買えるな。おっちゃん、これくれ」チャリン
大蛇丸「おばちゃんて言えって言ってるでしょうが」
サスケ「長いんだよ、おっちゃんのおばちゃんて呼ぶの」
大蛇丸「神様が性別間違えたんだから仕方ないじゃないの」スッ
サスケ「そういうもんか?」
サスケ「また来るよ」
大蛇丸「まいど」
ナルト(どういうことだってばよ!!!!!)
178:
大蛇丸wwwwwww
なごむわぁ
182:
ミーンミンミンミー…ミーンミンミンミー…ンミンミー…
パリッ…パキ
サスケ「ほら、半分」
ナルト「サンキュー」パシ
サスケ「あっちーなしかし」カリ
ナルト「夏だからな。おかげでアイスが美味いってばよ」パク
サスケ「まあな。泳いだ後にプールバッグ背負って歩きながら食うのがまた」テクテク
ナルト「でも早めに食べないと融けるってばよ」
サスケ「まあな…あ?」
???「だから…!」
185:
思い出のソーダバー
186:
オビト「ガリガリくんはソーダ味だって言ってるだろう!」
カカシ「いいや!リッチミルクだっていってるでしょーが!」
オビト「金を出せばいいってもんじゃねーだろうが!このバカリッチが!」
カカシ「40円になにを拘ってんのこのビンボーソーダ!」
オビト「教員の給与低いからしょうがないだろ!」
カカシ「それは俺のせいじゃないでしょーが!」
オビト「やめよう…余計に暑くなる」
カカシ「ん!そうだな、ごめんな」
サスケ「何やってんだあの二人」ガリ
ナルト「見なかったことにするってばよ…」テクテク
187:
オビトェ…
191:
サスケ「じゃあ、夕方な」
ナルト「おう、またな」
194:
ガチャ…バタン
ナルト「…」
ナルト「疲れたー…少し眠るってばよ」ボフ
ナルト「…」ポロ
ナルト「あれ?」ゴシゴシ
ナルト「なんで泣いてるんだってばよ…?」ポロポロ
ナルト「……………………ひっく」
ナルト「………」
ナルト「…すう」
ガチャ
クシナ「ナルト―?帰ったの?」
クシナ「…あら」
クシナ「夏だからって何もかけないで寝たら…風邪をひくってばね」ファサ
201:
ミナト「あれ?ナルトのやつ、お昼食べずに寝ちゃったのかい?」
クシナ「きっと遊び疲れたのね」
ミナト「そうか…」
クシナ「どうかした?」
ミナト「いや。こうしてナルトの穏やかな寝顔が見れてうれしいんだ」
クシナ「そうね。でも、なんだか今日は泣きそうになるの。どうしたのかしら?」
ミナト「うん。ボクも、普段とは違う気もちだ」
クシナ「…夏だからかしら?」
ミナト「どうかな」
クシナ「さて、ならナルトのごはんは起きたあとね」
ミナト「じゃあ、3人分作っちゃおうか」
クシナ「日曜日はあなたのごはん当番だってばね!」ニコ
ミナト「ハイ!」
203:
ナルト「ん…」
ナルト「!」
ナルト「今何時だってばよ!?」
サスケ「4時だぞナルトォ!さっさと出てこい!浴衣で来い!」
ナルト「寝過ぎたってばよ!待っててくれサスケ!今行く!」
ゴソゴソ
ナルト「ヤバいヤバい…」ドタタタ
ナルト「ん!?」
『ナルト 起きたら食べるんだよ 父 』
ナルト「はは…とーちゃん…かーちゃん。ありがとだってばよ」
ナルト「あれ…とーちゃん…かーちゃん…?」
ナルト「記憶が…混ざる…」
205:
ガチャ
ナルト「待たせたってばよサスケ!」
サスケ「よし、ちゃんと浴衣だな。オレンジと黒とは洒落てるじゃねーか」
ナルト「おまえも黒と赤とはかっこいいってばよ」
サスケ「フッ 当然だ。行くぞ」
ナルト「おう」
サスケ「…ところでそののびてるラーメンどうする気だ」
ナルト「行きながら食う!」
サスケ「露店のもの食わない気か?」
ナルト「大丈夫!お昼まだなんだってばよ」
サスケ「そういう問題じゃ…まあ、いいか」テクテク
206:
ピーヒャララ トントコトントコ… ピーー
ナルト「すっげー!店がいっぱいだってばよ」
サスケ「木の葉祭りは柱間神社を出発して、木の葉神社まで神輿を担いで歩くんだ」
ナルト「知ってるってばよ!あれ?知ってる…?」
おーい!
ナルト「!」
サクラ「やっぱり!やっと来たわね!」
ナルト「あ!サクラちゃんたち!」
ネジ「もう神輿が出る時間だぞ」
シノ「人ごみは苦手だ…」
207:
ナルト「みんな浴衣なんだな」
テンテン「そりゃお祭りだもの!」
サスケ「…白地に桜の花びらか」
サクラ「ど、どうかな?」
サスケ「…フン」
サクラ「…」シュン
ナルト「気にすんなってサクラちゃん。アイツなりの照れ隠しだってばよ。ひひ」
サクラ「そ、そうなの?」
サクラ「…ありがとナルト」
ナルト「へへっ」
208:
ヒナタ(浴衣のナルトくん…)プシュウウウウ
ナルト「どうしたんだってばよヒナタは」
テンテン「だ!れ!の!せ!い!で!し!ょ!う!ね!」
ナルト「どういうことだってばよ」
シカマル(鈍感すぎだろオマエ…)
ネジ「…ヒナタ様の浴衣はどうだナルト」
ナルト「ん?」
ナルト(白地に向日葵と青のグラデーション…)ジー
ヒナタ「…はっ!?」
ナルト「うん!すっげーきれいだってばよ!」
ヒナタ「ふわぁぁぁぁぁぁ…!」フラフラ
ヒナタ「…兄さんちょっとあっちへ」
210:
ヒナタ(ありがとうネジ兄さん!!!)バシバシ
ネジ「よ、よし、この調子で行きますよヒナタ様」
211:
ヒナタかわええええええ
212:
こういうのもありやな
215:
わっしょい!わっしょい!
サスケ「お、神輿が出て来たな」
ナルト「すげえ…」
ネジ「あれは駄目だが、子供神輿は俺たちも担げる。やってみるか?」
ナルト「できるのか!ならやってみたいってばよ!」
デイダラ「お!神輿担ぎたいのか坊主、うん?」
サスケ「できれば俺たちも担ぎたいんだが」
シカマル「げ!俺もかよ!」
いの「ちょうどいいじゃない、男子全員行ってきなさいよ」
シノ「人ごみよりはマシか」
デイダラ「ちょっとまってろ。町会長はどこに…また便所か?」
デイダラ「町会長!」
デイダラ「町会長!このぼうず達が神輿担ぎたいって言ってるぜ!うん!」
???「便所に入ってるときまで呼ぶんじゃねえ!落ち着いて用が足せねえだろうが!」
217:
ほのぼのするな
222:
デイダラいいなwww
223:
バシャバシャ…キュ
???「…」テクテク
デイダラ「用は済みました?うん」
マダラ「…あとで覚えておけよ…」
マダラ「おまえたちが神輿を担ぎたい小僧か?」
ナルト「そうだってばよ!」
マダラ「ほう…威勢がいいな。あとは?」
サスケ「ここの男全員で担ぎたい」
マダラ「ふむ、まあ大丈夫だろう。サソリ!半被はまだあるか!?」
サソリ「ああ、まだあるぜ芸術的なのが。そのくらいの人数なら足りるだろ」
マダラ「よし。じゃあお前ら着替えてこい。小南、いちおう着方を教えてやってくれ」
小南「はい。じゃあ、神社の中で着替えましょうかね。おいで」
227:
ナルト「おお!カッケ―ってばよ!」
ネジ「やはり浴衣より動きやすいな」
サスケ「浴衣をどうするかだが…」
ナルト「?」
シカマル「神輿をここから別の神社に運んだあと、戻るのもめんどくせーだろ?」
ナルト「ああ、そっか」
リー「小脇に抱えて神輿を担げばいいのでは」
ネジ「断る!」
小南「ああ、それなら」
231:
サクラ「あ、出てきた…」
いの「半被も悪くないわね」
テンテン「うん、威勢の良さそうな感じが好印象」
ヒナタ「わあ…!」
ナルト「準備できたってばよ!」
テンテン「あれ?浴衣は?」
ネジ「ああ、役員の人が運んでくれることに…あっ」
サスケ「どうしたネジ…」
ヒナタ「…ます」
小南「?」
ヒナタ「私たちが…運びます!」
サクラ「!」
いの(その手が!)
235:
小南「大変じゃない?」
サクラ「どうせ神輿と一緒に移動するつもりなので」
いの「大丈夫です!」
テンテン(うわあ…めんどくさいなぁ…)
ナルト「じゃあ、頼むってばよ!」
237:
マダラ「準備いいか」
ナルト「おう!」
マダラ「よし…配置着いたな。さあ神輿あげろ!!!行くぞ!」
一同「うおおおおおおおおおーーーー!!!」グイッ
わっしょい!
わっしょい!
マダラ「おい、ところで副会長はどこだ?」
デイダラ「ああ、さっき寄合所でビール飲んでたぜ、うん」
扉間「飛雷神飲み!」グイッ
イズナ「おい」
241:
テクテク
テンテン「重いよお〜…」
ヒナタ「…」
サクラ「…」
いの「…」
テマリ「…」
テンテン「なんでみんな平気なの?しかも…」
テマリ「たまたま通りがかっただけだ」
ヒナタ(…ナルトくん…の匂い)スン
サクラ(うー…サスケくん…)クンクン
テマリ(…………シカマル)ギュッ
テンテン(リーとネジならまあいいか)キュ
いの(チョウジ…来る前に焼肉食べたわね)ボスドス
242:
ナルト「ねえ!ねえ!シノってばなんで浴衣預けなかったの!?」
シノ「…一応気を遣ったつもりだ」
ネジ「フッ」
246:
ナルト「…いい加減ヘトヘトだってばよ」ゼェ
サスケ「へ、情けねえ!こ、こんなもん全然」
シノ「く、疲れが…見えるぞ、サスケ…」
ネジ「もう1時間は担いだか…なかなかの消耗だな」フウ
リー「イキイキしてるよっ!」
シカマル「なんでそんなに元気なんだオマエ…」
チョウジ「青春だからだよ」
252:
ナルト「ありゃ?鳥居が…」
デイダラ「もうひとふんばりだぞぼうず達、うん。あの先が…」
マダラ「木の葉神社。別名、木の葉大社だ」
253:
マジで青春やな
255:
サスケ「石段が…きっついな」
ナルト「へばんなよサスケェ!」フーフー
サスケ「誰に言ってやがるウスラトンカチ!」ゼェハァ
ネジ「ハァハァ…まだ元気のようだな…フフ」
シノ「あれも励ましあいだ…」ゲホ
リー「もっと熱くなれよ!俺も熱いんだからさ!」
シカマル「………」
チョウジ「あれ?体が軽い…もしかして痩せた?ボク」
角都「あの石像の前が終着点だ!もう少しだぞ!」
飛段「うおおすげえなぼうず達!俺なんか大人神輿担いで肩パンパンだぜ!」
長門「交代なしでここまで担ぐとは…すごい子たちだ」
257:
ナルト「もう少し…」
サスケ「あと少しだ」
ネジ「ふっ!」
シカマル「最後まで声出すか、ここまできたら」
チョウジ「うん!」
シノ「…わっしょい」
リー「元気にいきましょう!ハイ!」
260:
ナルト「つ…」バタ
サスケ「ついた…」
ネジ「ハー…ハー…」
リー「…」
シノ「フウ」
シカマル「ま、たまにはいいかもな」
チョウジ「きっとごはんがおいしいね」ハァハァ
ナルト「…」
サスケ「どうした?ナルト。空に何か見えるか?」
ナルト「………楽しいってばよ」ニコ
サスケ「そうか」
サスケ「俺もだ」フッ
262:
ヒナタ「ナルトくん!」タタ
ナルト「はは、意外とキツかったってばよ」
サクラ「サスケくん」
サスケ「サクラ…」
テマリ「……おう」
シカマル「お、おう…」
テンテン「がんばったわねアンタたち」フフ
いの「ま、見てて楽しかったわよ」
ナルト「…ありがとだってばよ」ニコ
マダラ「おつかれさん。さ、とりあえず着替えてこい。このタオルやるから、汗も拭けよ」ポン
267:
サスケ「着替えも済んだし、こっちの神社の露店まわるか」
ナルト「そうだな」
ネジ「人数も多いし、少しの間自由行動にするか」
テンテン「そうね」
チョウジ「たくさん食べるぞー」
いの「しかたないわねー…」
シカマル「少し歩くか…」
テマリ「…」
シノ「折角の祭り、楽しまなくてはな」
サクラ「チャンスね…」
ヒナタ「…うう〜…」
ネジ「さてと…」
269:
サスケ「どうする?」
ナルト「とりあえずぐるっと回ってみるってばよ」テクテク…
ヒナタ「あ…」
サクラ「…行っちゃったね」
ヒナタ「…うん…」
271:
シカマル「…浴衣サンキュ…」
テマリ「うん…」
シノ「こういう場では何が美味しいのだ?」
チョウジ「任せて」
キバ「お?なんだ来てたのか」
273:
テンテン「さーてどこに行こうかな」
ネジ「…」スッ
テンテン「おーっとアンタもこっちだよ」ガシ
ネジ「なにを」
テンテン「あとは自分次第ってこと」
リー「ハイ」
ネジ「…」
ネジ「そうだな」
278:
サスケ「うまいな」モグモグ
ナルト「だってばよ」モグモグ
サスケ「しかしちょうどいいところにベンチがあったな」
ナルト「露店から距離があるから人もいないってばよ」
サスケ「知ってるかナルト?」
ナルト「?」
サスケ「ここはある神様を祀ってる神社なんだ」
ナルト「なんだってばよ」
サスケ「かつて夢の世界を創りだした神だ」
ナルト「うっ」ズキ
サスケ「!どうした」
ナルト「なんでも…ちょっと一人になるってばよ…」
281:
ホー…ホー・・・ ヒャラ・・・ 
ナルト「…」
ナルト「祭囃子が遠いってばよ…」
ナルト「…」スッ
???「だ、だ〜れだ?」
ナルト「!!」
ナルト「…」
???「うう…」ドキドキ
ナルト「わからないわけないってばよ、ヒナタ」
ヒナタ「あはは…」
282:
ナルト「…」
ヒナタ「ど、どうしたのナルトくん」
ナルト「い、いや。ちょっと考え事だってばよ」
ヒナタ「となり、す、座っても…」
ナルト「いいってばよ」
スッ
ヒナタ「そろそろお祭りも終わりの時間だね」
ナルト「そうなのか?」
ヒナタ「うん」
284:
この世界のキバはいじめられてるの?
287:
キバのセリフが一個しかなくてワロタ
288:
ヒナタ「ねえ、ナルトくん、この神社に祀られてる神様、知ってる?」
ナルト「いや…サスケもそんなこと聞いて来たけど…」
ヒナタ「風神レインっていうんだよ」
ナルト「なんだか厨二くさい名前だってばよ」
※風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
約1時間20分の間に63回も書き込みしてた人です。
297:
その人は昔、一人だったの
ううん、最初は、一人じゃなかったの
友達がいたんだ
でも、嫌なことの拒絶を続けるうち、一人になってしまったの
そのうち、自分に都合のいい、理想の世界を創ろうと思いついたんだ
現実ではなく、仮想世界で
そう、それが夢の世界
だけど、創って気付いた
それが自分の虚妄だってことに
夢なんかじゃない、嘘なんだって
寂しさを、悲しさを紛らわすために見ている都合のいいだけの世界だって
思い出した、世界は人と交わって紡いでゆくものなんだって
交わりは押し付けるものじゃないんだって
298:
クソコテ批判になっててワロタ
302:
そして彼は、自分が偽りの世界の神になってしまったことを戒めて
自らを石に変えたの
本当の世界を、長い時間見つめていられるように
それが、あの御神輿の終着点…
304:
ナルト「…」
ヒナタ「ナルトくんは…どう思う?」
ナルト「寂しいってばよ」
ヒナタ「それは…」
ナルト「その、なんとかって奴のことも、この世界のことも」
ヒナタ「…」
305:
ナルト「…ヒナタ」
ヒナタ「うん」
ナルト「あのな」
ヒナタ「わかってるよ」ポロ
ナルト「ごめん」
ヒナタ「ううん、いいよ。ナルトくんの選んだ道だもん」ポロポロ
ナルト「ありがとう」
ヒナタ「うん…うん…グス…わたしは…ナルトくんの横にいるよ」
ナルト「うん…」
ヒナタ「私は…ナルトくんが…大好きだから…」グス
ナルト「…」
ヒナタ「手…繋いで?」
ナルト「…」ギュウ
306:
ヒナタ「こんな世界も…あるんだよ?」
ナルト「ああ。知れてよかった」
ヒナタ「…」ニコ
ザッ
サスケ「ナルトォ!」
サクラ「ナルト!」
いの「ナルト!」
シカマル「ナルト!」
リー「ナルトくん!」
シノ「ナルト」
ネジ「………ナルト」
クシナ「…………起きなさい、」
ヒナタ「ナルトくん」
ナルト「おう…おはよう。みんな」
バリン!!!
309:
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
サスケ「やっと起きたかウスラトンカチ!俺が来た途端にだらしねえ!」ザッ
ナルト「寝坊助ですまねーってばよ!けどオマエこそ!」グッ
マダラ「…悪くない世界のはずだったんだがな…」
カカシ「オビト…」
オビト「…カカシ。俺は」
ヒナタ「…」キュ
サクラ「フフ。悪くは無かったわね」
ナルト「けど、こっちを無視してあっちにいるわけにはいかねーってばよ」
マダラ「ならばそろそろ…」
ナルト「決着だってばよ!」
おおおおおおおおおお!!!!
310:



サスケ「ナルトォ!プールに行くぞ!」
ナルト「うー…ん!?」ガバッ
サスケ「未だに寝坊助かおめーは」テクテク
ナルト「いや…」
サスケ「じゃあなんだよ」
ナルト「ヒ、ヒナタに今日…告白しようと思って…」
サスケ「まだそんな仲かおまえら!?」
ナルト「気持ちを打ち明けるには勇気がいるってばよ…」
315:
サスケ「そんなだからヒアシ様に睨まれるんだよ…」
ナルト「お、おまえこそイタチに恋愛指南受けてるんだろ!?」
サスケ「ど、どこで聞いた!?」
ナルト「シスイの兄ちゃんが言ってたってばよ!」
サスケ「く、くそ!」
ナルト「サクラちゃんまた可愛くなったからなあ。高嶺の花じゃないのかってばよ?」
サスケ「だから迷ってるんだろうが」
ナルト「いっそ綱手のバァちゃんにアドバイスもらったらどうだってばよ」
サスケ「そうだな…だがあの人はすぐにからかうからな」
ナルト「たしかに」
317:
ミーンミンミンミー…ミーンミンミンミンミンミー…
サスケ「今日も暑いな」テクテク
ナルト「おう…」
サスケ「いくらもってる?」
チャリ
ナルト「70円」
サスケ「…61円」
ナルト「アレ買おう」
サスケ「アレな」
ガラッ
サスケ「オーッスおっさん!」
大蛇丸「」ギロ
ナルト「のおばさん」
大蛇丸「はいよ。仲良く食べな」
ナルト「へへ。ありがとだってばよ!」
318:
大蛇丸「いったか…」
ガラ
大蛇丸「あら」
イルカ「どうも」
大蛇丸「…うれしそうね」
イルカ「ええ。あいつらがああやって並んで歩くのを見るのは夢でしたから」
大蛇丸「フフ、そうね」ゴソゴソ
パキ
大蛇丸「はい、半分あげるわ」
イルカ「これは…」
大蛇丸「お祝いよ。ちょっと安いけど。今のナルトくんとアイス半分食べるのは、サスケくんだからね」
イルカ「代わりにくれると?」
大蛇丸「不満かしら」
イルカ「めっそうもない」ガリ
320:
パキ
ナルト「半分だってばよ」スッ
サスケ「おう」パシ
ナルト「陽射しがキツイってばよ」
サスケ「おかげでアイスが美味いけどな」ガリ
ナルト「うん、でもたぶん、そのおかげだけじゃないってばよ」パク
サスケ「あ?」
ナルト「二人だからな」ニッ
サスケ「ふん」
サスケ「…そうかもな」
     おしまい
321:

322:
おつ
なごんだよ
323:
あまりあとがき書くのは好きじゃないんだが一言だけ言わせてくれ
こんなに晩くなってごめんな、読んでくれてありがとう
早く寝ろよ!おやすみ
324:

325:
おつん
32

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