幼馴染「やくそく…だよ?」back

幼馴染「やくそく…だよ?」


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1:
登校時間
幼馴染「おはよっ男ちゃん!」
男「ああ、おはよう幼」
幼「ふむふむ、ちゃんと待っててくれたみたいだね。感心感心」
男「いつも待ってるじゃん。何言ってんだよ?」
幼「いつもは私が待ってます。今日はめずらしく男ちゃんが先に来ているなと驚いたんだよ」
幼「いつもは寝坊すけ男ちゃんなのにね。全く、昔っから朝弱いんだから…」クスッ
男「…悪かったな」ムスッ
男「幼と約束したからな。先に来て待ってるって」
幼「…そっかぁ」
元スレ
幼馴染「やくそく…だよ?」
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2:
幼「私との約束はちゃんと守ってくれるわけだね…うれしいな」ニコッ
男「まぁ…そもそもそういう約束だし…」
幼「えへへっ、すなおじゃないんだから」ツンツン
男「…よせって」
男「…そういや、何で俺が先に待ってなきゃ行けなかったんだ?」
男「いつもいっしょに通ってるだろ高校?」
幼「…たまには待ってる男ちゃんに声をかけてみたくて」
男「…なんだそりゃ?」
幼「ごめんね。…でも、このセリフが言いたくって…」
幼「待たせてごめんね」ニコッ
男「…ああ、デートの定番か…」
男「待ってないよ」
3:
男「今来たところさ」ニコッ
男「…こんな感じかな?」
幼「そう…そんな感じ」ニコッ
幼「ありがとう男ちゃん」
幼「じゃあ、これを渡さなきゃね」サッ
男「…なんだこれ?」
幼「お弁当。早く目が覚めたから作ってみたの」
幼「あんまり自信ないけど、食べてくれるとうれしいな」
男「ありがとう。味わって食べるよ」
男「じゃあしっかりお礼しないとな」
男「今度お弁当、俺も作るよ…上手く作れるか分からないけど」
幼「ありがとう男ちゃん、楽しみにしてるよ♪」
4:
幼「じゃ指切りしましょ?私にお弁当作ってくれるって」
男「いつものか…いいよ、わかった」
男「…ちょっと恥ずかしいかな」
幼「まぁいいじゃない。私たちの定番なんだから」
幼「指切りげんまん♪」
男「指切った♪」
幼「やくそくだよ?」
男「わかってる」ニコッ
幼「じゃ、行きましょ?」
男「うん」
男「…なんで待ち合わせしたかったんだろ?あのデートの定番のやりとりは一体?」
幼「…朝から待ち合わせでデート気分♪」ボソッ
10:
……
休み時間
幼「宿題は調べ学習かぁ…」
幼「大変そうだなぁ…」
男「…いっしょにやろうか?」
男「クラス違うけど、俺のとこもいっしょだし…はかどるよ?」
幼「…そだね、いっしょにやろ!」
男「じゃ、約束だ!」
幼「やくそくね」
男「指切りげんまん♪」
幼「指切った♪」
幼「やくそくだよ?」
男「分かった」
男「…なんかガキみたいだな、指切りなんてさ」
幼「じゃ、やめる?」
男「…やめない」
幼「…えへへ」
11:
幼「…私たちの指切り、ちいさい頃からの習慣だもんね」
男「うん」
男「してると落ち着くな俺…」
幼「私も安心するよ」ニコッ
幼「…私、男と指切りして約束すると、なんだか楽しくなるんだよね」
幼「約束できるってことは次の予定ができるってことだもん」
幼「男と予定を立てられるのが嬉しいの♪」
幼「未来に思いを馳せてる感じでね」
男「それは俺もそうだよ」
男「幼と次の予定があるとわくわくするんだよ。大事な計画を立ててるって思えてさ」
男「…些細な計画なんだけどな」
幼「そのささやかな計画がいいんだよ」
幼「毎日を大切にしてるって感じだもん」ニコッ
12:
男「1日1日を大切にか…」
幼「そういうこと」ニコッ
男「…じゃあ今日も楽しく過ごすか」
幼「おおー♪」
13:
……
昼休み
幼「男ちゃん、お昼食べに行こ」
男「うん」
幼「中庭で朝、渡したお弁当食べよ。天気いいから」
男「お弁当、外で食べたほうがうまいもんな」
幼「さっ、早く」
男「おう」
14:
中庭
幼「お弁当おいしい?」
男「うん、すごくうまいよ」モグモグ
幼「良かったー。お料理上手な男ちゃんが、おいしいって言ってくれるなら間違いないね」
幼「あんまり自信なかったんだよ。私、普段料理しないから」
男「そんな。うまいぞこれ。肉じゃがとか春巻きとか」モグモグ
男「栄養バランスもとれてるし」
幼「えへへ」
幼「ほめてくれると私調子に乗るよ?毎日男ちゃんに作るよ、お弁当?」
男「テンション上がりやすいのは知ってる」
幼「もー」プクー
男「ふふ」
男「…いいよ、楽しみだ」
15:
男「俺は幼にお弁当作るからさ」
幼「朝、約束したもんね」
男「幼もお弁当頼んだぞ」
幼「…お互いにお弁当、作りっこするんだね。了解です」
男「うん。約束だぞ?」
幼「うん」ニコッ
幼「じゃあ…」
男「いつものか…」
幼「指切りげんまん♪」
男「指切った♪」
男「約束したよ幼」
幼「わかったよ男ちゃん」ニコッ
16:
幼「よし!頑張るぞー!」フンス
幼「料理上手くなるぞー!」
男「俺も頑張るよ」
幼「うん。お互いに頑張ろ」
フワッ
幼「…春は空気が気持ちいいねぇ」
男「…ああ。いい風だな」
幼「だから外でお昼は食が進むよ」モグモグ
男「幼はいつも食が進んでるじゃん」モグモグ
男「春も秋も夏でさえ。曇ってても雨でも雪でも」
幼「そうだけどさぁ…。情緒がないよ男ちゃんは。こういうときくらい素直に同意してよー」
男「すまん」
幼「…ぶぅ」
17:
幼「…そういえばこないだのお花見楽しかったなぁ」
幼「ちょうど今日みたいなあったかくて気持ちいい日だったよね」
男「うん、楽しかったよな花見。幼のお母さんの弁当もうまかったし」
幼「うん」
幼「今年は二人だけで行ったけど、落ち着いてお花見できてよかったね」
男「今回は内緒の穴場だもんな」
幼「近所の雑木林にあんなところがあったなんてね」
男「いつもみたいに散歩してたら見つけたんだよな」
幼「後日行ったときも桜、綺麗に咲いてて良かったよ」
幼「また二人で行こうね」
男「うん」
18:
幼「人が居なくて静かで桜がきれいで」
幼「すてきなとこだったね…」
男「うん…」
幼「また男ちゃんとのひみつが増えちゃったよ」
男「秘密の場所もな」
男「…全く、幼とは秘密がたくさんだよな」
幼「長い付き合いだもん。ふたりだけのひみつはたくさんあるよ」
幼「…小2のとき、男ちゃんのおねしょした布団を、私のうちで内緒で干したこともね」
男「小4の頃、幼の壊した花瓶を、空き地にふたりでこっそり埋めたこともな」
幼「……」
男「……」
幼「ないしょだよ」
男「内緒だぞ」
19:
幼「…男ちゃん」
幼「またあそこでお花見しようね」
男「わかってる。いいとこだもんな」ニコッ
幼「あとね…」
幼「毎年…これまでとおんなじように…」
幼「いっしょにお花見してね?」
幼「…いいかな?」
男「……」
男「どうした改まって?」
幼「改まって…ってわけじゃないけど…」
男「……」
男「…そんなの当たり前だろ」
男「毎年家族のお花見も含めてお花見してるもんな」
男「来年もさ来年もそのあともずっと幼とお花見するよ」
幼「…そっか」
20:
幼「そっかぁ」ニコッ
男「うん」
男「いつもみたいに指切りして約束するよ」
男「約束だ」サッ
幼「やくそくだね」
ギュッ(指切り)
幼「…えへへ」
男「…ふふ」
幼「……」
幼「…来年もさ来年もかぁ」
幼「がんばんなきゃね…」
男「……」
男「…ずっとずっとか…ふふっ」
23:
………
放課後 校門
男「お待たせ幼」
幼「ううん、そんな待ってないよ男ちゃん」
男「待っててくれてありがとな。先生に当番任されてさ」
幼「いいよ、気にしないで」
幼「いつもの約束だからね。それに私もいっしょに帰りたいもん」
男「俺もいっしょに帰れないと寂しいよ。ずっといっしょに帰るのが当たり前だからな」
幼「幼稚園のころにはいっしょに帰ってたもんね、私たち」
幼「こうやって」ギュッ
男「手を繋いでね」ギュッ
幼「えへへっ、懐かしいねぇ」
男「うん」
24:
男「……」ギュッ
幼「……」ギュッ
男「あのさ…幼…」
幼「…男ちゃんなに?」
男「…いや、なんでもない」ギュッ
幼「…そう」
幼「……」
25:
男「…あっ、そうだ」
男「…自転車をこないだ乗ったときから、学校に置いてあるんだけど乗って帰らないか?」
男「雨だから乗らないで帰ったら置き忘れちゃってさ、そろそろ家に持って帰らないと」
幼「…うん」
男「…じゃあ、取って来るな」パッ
幼「…あっ」
幼「…手ぇ、あったかかったな男ちゃん…」
男「……」
男「…ヤバいまだドキドキしてる」
男「…幼」
26:
………
幼「自転車の後ろに乗るね」
男「幼、背中にしっかりつかまれよ、危ないからさ」
幼「うん」ギュウッ
男「じゃあ行くぞ」キコキコ
幼「うん、行こ」
27:
男「……」キコキコ
幼「……」ギュウッ
男「背中があったかい…」
男(…そしてやわらかい)
幼「…男ちゃん」ギュウッ
男「なんだ?」
幼「自転車に乗って帰るのひさびさだね…」
男「小学校の頃は遊びに行った帰りに、よくこうやって幼を後ろに乗せて帰ったな」
幼「えへへ、そうだったよね」
幼「一生懸命、私を乗せて、自転車漕いでる男ちゃんはかわいいかったよ」
男「…どうせ、俺は非力だよ」
幼「そういうことじゃないよ」
幼「頑張ってくれてるなって」
28:
幼「男ちゃん、私を乗せて自転車を漕いでるとき、すごく頑張ってたもんね」
幼「小学生の頃は私たちたいして大きさ変わらなかったのに」
幼「私が交代するって言っても、女の子に苦労させられないって、自分で頑張って…」
幼「男ちゃんは努力家だからね…見てると私も励まされるんだよ、自転車以外でも…いつも…」
男「…俺も幼がいっしょにいると楽しくて励みになるんだよ」
男「細かく気遣ってくれるし」
男「…まぁたかが自転車で大げさなんだけど」
幼「…だね」クスッ
29:
幼「…あとは、女の子扱いしてくれたのが嬉しかったかな」
幼「女の子だから無理すんなって…」
幼「男ちゃんは紳士だよね」
幼「こないだも、買い物でさりげなく荷物持ってくれたし」
幼「電車じゃ私を窓際にして、混雑から自然にかばってくれるし」
幼「…男ちゃんのそういうとこがいいなと思うんですよ」
男「……/////」
幼「…えへへ」
男「……」
男「…今日は川沿いのルートを使って帰ってもいいかな?」
男「あっちは通ると気分いいから」
幼「…うん、いいよ」
30:
………
幼「川沿いの土手は風が気持ちいいね」
男「おう」シャー
男「スピードを上げるからしっかりつかまっておけよ」
幼「うん!」ギュウッ
幼「男ちゃんあったかい…」
男「…幼もあったかいぞ」
男(…そしていい香りがします)
幼「男ちゃん…」
幼「これからもずっといっしょに帰ろうね」
幼「あとね、また自転車乗せてね」
男「もちろん」
男「」ピタッ(自転車を止めました)
男「約束だ」
幼「約束だよ」
男・幼「」キュッ(指切り)
男「…ずっとな」
幼「…うん」
31:
幼「えへへっ」
男「ふふっ」
幼「…小さいころはいつもこうやって、二人いっしょに帰ったねぇ」
男「覚えてるよ…」
32:
………
幼稚園時代
幼「きょうもいっぱいあそんだねっ、おとこちゃん♪」
男「うん、たのしかったよねおさなちゃんっ」
幼「ようちえんのかえりに、こうやっておててつないでるととってもあったかいね」ギュッ
男「うん、あとほっとするよね」ギュッ
男「おさなちゃんとてをつないでるからだね」ニコッ
幼「いつもわたしたち、いっしょだからだもん」
幼「わたしもうれしいよ」
幼「おとこちゃんだいすき」ニコッ
男「ぼくもおさなちゃんのことだいすきだよ」ニコッ
男「ふふっ」
幼「えへへ〜」
35:
幼「ずっといっしょにいようね」
男「うん」
幼「ずっといっしょに帰ろうね」
男「うん」
幼「…じゃあ、ゆびきりしてやくそくしようね」
幼「だいじなやくそくはゆびきりしてするんだよ、ママがいってたもん」
男「わかった、ぼくゆびきりするよ」
幼「…じゃあ、まずこゆびをたててね…」
男「…わかったよ」
幼「ずっといっしょだよ」
幼「ゆびきりげんまん♪」
男「うそついたらはりせんぼんのーます♪」
幼・男「ゆびきった♪」
幼「やくそくだよ」
男「やくそくしたよ」
幼「…えへへ」
男「…ふふ」
37:
幼「やくそくできたね、おとこちゃん」
男「うん、できたね」
男「ゆびきりするの楽しいね、おさなちゃん」ニコッ
幼「うん。やくそくするのっていいよね」ニコッ
幼「こんどから、わたしたちがやくそくするときはゆびきりしようね」
男「うん、そうしよう」
男「ゆびきりすることを、ゆびきりしてやくそくしようね」
幼「そうだねっ」
幼「ゆびきりげんまんっ♪」
男「うそついたら、はりせんぼんのまーす♪」
男・幼「ゆびきりきった♪」
幼「これでやくそくしたからね」
幼「ぜったいまもろうね」
男「うん、ぜったいっ」
39:
男「じゃあ手をつないでかえろう、おさなちゃん?」
幼「うん」ギュッ
男「ふふっ」
幼「えへへっ」
42:
……

現在
幼「…なつかしいねぇ」
男「…うん」
男「こうやってずっといっしょだったんだよな」
幼「…そうだね」
男「これからも…」
幼「…?」
男「よろしくな」
幼「えへへ…うん」
男「ありがとう」ニコッ
43:
幼「そういえばこの辺、駄菓子屋さんがあったよね」
男「うん、よくおやつ食べたよな」
男「学校帰りや休みの日にお小遣い握りしめてさ」
幼「うんうん」
男「駄菓子ってときどきすごい食べたくなるよな」
幼「久しぶりに行きたいなぁ…」
男「…坂を登れば…」
男「…行くか」
幼「うん」
49:
男「…こっちだな」
幼「だね」
モブ女「…あれ」
モブ女「男君!」
男「ああ…お久しぶりです」ニコッ
モブ女「いやーこんなとこで男君に会えるなんて奇遇だねー!」
男「ええ、びっくりです」
モブ女「すっかりカッコ良くなっちゃってぇ」ポンポン
男「どうもありがとうございます」
幼(…だれだろ?きれいな人だな。親しげな感じだし…)
幼「……」ムッ
モブ女「私は仕事で遠出してるのよ。男君は学校の帰り?高校に通ってるんだっけ?」
男「はい。今高校から帰るところです。相変わらず忙しいんですね」
モブ女「わかってくれるー?」
50:
……
男「…母が久しぶりに会いたがってますよ…」
モブ女「…そう。じゃあ、近いうちに挨拶するわね…」
モブ女「♪」
男「♪」
幼「……」
幼(美人なお姉さんだなぁ…大人で…)
幼(チンチクリンな私と違う…)
幼「」ジッ
モブ女「!」
モブ女「この子が例の…」
男「はい」
モブ女「可愛い子ね」ニコッ
男「…でしょ」
幼「……」
53:
男「じゃ、また」
モブ女「またねー♪お母さんによろしく」
男「はい」
幼「」シュン
男「行こうか?」
幼「…ん」ギュッ
男(…めっちゃ袖掴まれてる)
男(どうした幼?)
58:
……
幼「……」ギュッ
男「……」
男(…さっきから、自転車から降りて歩いてるんだけど)
男(袖を掴んだままの幼が、妙に無口だ…)
男「…心配だな」
幼「」クイクイ
男「…どうした幼?」
幼「……」ギュッ
59:
幼「……」
男「…さっきの人はね、モブ女さん。俺の親戚のお姉さんだよ」
男「昔からよくしてもらっててね」
幼「…うん」
男「母さんのいとこの娘さんでさ…ってか、幼も会ったことあるよ」
幼「…え?」
男「幼稚園とか小学低学年の小さいころ、俺も幼もよく面倒を見てもらったんだけど」
男「覚えてないかな?」
幼「…えとね…」
61:
幼「…ああ」
男「思い出した?」
幼「うん」
幼「男ちゃんちによくいたお姉さんだよね」
男「昔は近くに住んでたんだよな」
幼「ご飯作ってくれたり」
男「目玉焼きハンバーグライスとかシーフードペペロンチーノとか」
幼「うん、美味しかったよね」
男「みんなで俺んちや幼んちに泊まったり」
幼「三人でおんなじ布団で寝たよね」
幼「優しいお姉さんだったよねぇ…変わってたからわかんなかったよー…」
男「ああ」
幼「美人さんだったなぁ…昔から可愛い人だったけど…」
男「うん」
幼「…むっ」プクー
62:
幼「…私はどうせへちゃむくれだよっ」プイッ
男「…うん?」
幼「…ばかぁ」ジワァッ
男「……」
男「幼は可愛いよ。きれいだし」
幼「…ふぇ!?」
男「こうしてくっついてると暖かいし」ギュッ
幼「…ふぁ/////」
男「なでなですると猫みたいに可愛くリラックスするし」ナデナデ
幼「あふぅ…」
男「料理できるし、家事できるし、いい子だし」ギューッ
男「俺にはもったいない幼馴染だよ」ナデナデ
幼「はぅ…/////」
男「…色々ごめんな。機嫌直してくれるかな、お嬢さん?」
幼「…ゆるす」
63:
幼「…可愛いって言ってくれてありがと/////」
幼「…うれしいよ」
男「事実だし/////」
男「…また自転車に乗るから、背中につかまって…」
幼「…うん」ギュウッ
男「ああ…幼…」
幼「…なぁに?」
男「…もう幼以外には可愛いとか綺麗とか言わないから…」
男「…約束する」
幼「…そんな、いいよ…」
幼「でも…ありがと、男ちゃん…」ギュウッ
男「……」
男(…背中越しで良かったな)
64:
男(…今は顔を見られたくないや)
幼(…顔を合わせるのは恥ずかしいもん)
幼「」ギュッ
65:
幼(…男ちゃんが背中向けててくれて良かった)
幼(私、今きっとへんな顔してるから…)
幼「……」
男「……」
66:
……
男「…坂だな…駄菓子屋行くときに通る」
幼「私、降りようか?」
男「いや、いいよ」
男「このまんま登ってみる」
幼「そう…」
67:
……
坂の途中
男「」キコキコ
幼「…遠回りしないの…」
幼「…私、重くないかな?」
男「全然。軽いよ」ニコッ
幼「…降りて押そうか?」
男「いや。問題ないよ」
男「…ふふっ」
幼「どうしたの、男ちゃん?」
男「…いやね、実は坂を、女の子を乗せて登るのをやってみたくてさ」
幼「…ジブリの、耳をすませば?」
男「その通りっ」
男「あのシーンは憧れるよね」
幼「わかるよ…すてきだよね…」
男「うん」
68:
男「それに、この坂を幼を自転車に乗せて登るのは約束だからさ」
男「思い出したよ」
幼「…あれ?」
男「うん」ニコッ
69:
………

小学生時代
男「ぐぬぬ〜」キコキコ
幼「…男ちゃんつらそう」
幼「わたしを乗せて、坂を自転車で登るのは大変だよね」
幼「降りていっしょに自転車押すよ?」
男「…だめだよ、そんなのカッコ良くない…」
男「…僕は男だから幼を守ってあげなくちゃ…」
男「だから、ぐぬぬ…」キコキコ
幼「……」
幼「」スタッ
男「幼?降りるのか?」
幼「…守られてばかりのわたしじゃないもん」グイッ
幼「わたしも男ちゃんの隣で頑張るんだもん」
幼「男ちゃんの気持ちは嬉しいけど、わたしは降りて、自転車を押すよっ」フンス
男「…幼」
男「ありがとう」ニコッ
72:
男「今はこれでいいよ」
男「…でもいつか必ず、幼ちゃんを乗せて自転車でこの坂を登るんだ」
男「約束したい」
幼「…強くなりたいんだね」ニコッ
男「うん。幼ちゃんを守れるくらい力強く」
幼「…そうだね。やくそくしましょ」
幼「いつかわたしを乗せてここを登ってね」
幼「やくそくだよ」
男「約束する」
(指切りしました)
幼「頑張って」
男「うん」コクリ
幼「…で必ず」
幼「…わたしを守ってね」
男「…ぜったいに」
73:
………

現在
幼「あの約束を守ってくれてるんだぁ…」
男「バカみたいだけな…子供ときの口約束なのに…」
幼「ううん…うれしいよ…」
幼「私も覚えてるから…」
幼「ありがと、男ちゃん…」ギュッ
男「…ふふっ」
幼「…えへへ」
74:
幼「……」
幼「…もうひとつの約束も守ってくれますように…」
男「……」
男「…強くなるかぁ…」
男「…頑張るか…」
75:
男「…なぁ幼」キコキコ
幼「…なぁに?」
男「…幼を乗せて自転車で坂を登れて良かったよ」
男「今までいろんな約束したけどさ…」
幼「男ちゃん…?」
男「みんな守るから…」
男「…待っててな…」
幼「…うん」
幼「…待ってるね」ギュウッ
男「うん…」
76:
……
駄菓子屋
男「…この昔ながらのひなびた感じ…変わらんね」
幼「…えへへっ、懐かしいよね」
男「うん」
男「ちびっ子のころはよく来たよなー」
男「ここで買いぐいするのが、幼稚園小学校の1日の楽しみだったんだよ」
幼「わかるわかる」
男「…さて、中に入るか」
77:
幼「…見て男ちゃん、ボンタンアメ」
男「オブラートに入ってる柑橘系のアメだよな。うまいんだよねこれ」
男「…これはきびだんごか、珍しいな」
幼「四角くて、平べったくて、長くて、全然だんごじゃないよね」
男「桃太郎もびっくりだよな」
幼「フエラムネだ〜」
男「…俺たち口笛吹けなかったから、このラムネで気分だけ口笛マネるのが楽しかったんだよな…」
幼「そうなんだよ〜、口笛吹けるようになりたいなぁ…」
男「俺、こないだできるようになったよ」
男「…ほら」ピューッ
幼「…あっ、いいなー」
78:
幼「自分だけずる〜い、今度やり方教えてね」
男「わかった、いっしょに口笛練習しような」
幼「うん」ニコッ
幼「男ちゃんやくそく」
男「わかった、指切り」
幼「…やくそくだよ」
男「…約束な」
キュッ
幼「やくそくしたからね」
男「おっけー」
男「…幼は約束するの大好きだな」クスッ
男「…こんなの指切りしなくても守るよ」
幼「…習慣だし」
幼「…男ちゃんとはたくさん約束したい…」
幼「そしたら…ずっと…」
男「…ずっと…なに?」
幼「…なんでもないよ…」
幼「…指切りは…だめかな?」
男「…いいよ」
79:
男「…俺も幼と指切りするの好きだからな」
男「…幼みたいな可愛い子と手が触れるわけだし」ニコッ
幼「…可愛いなんて/////」
男「……」
男「さて…外のお菓子も見てみるかな…」プイ
幼「……」
幼「…臆病だな、わたし…」
幼「…すなおになりたいよ…」
幼「…一番大切な約束ができるように…」
80:
幼「…うやむやでもいっしょにはいられる、多分ずっと…でも…」
幼「…流されて付き合ってるだけじゃ、さびしいもん…」
幼「…気持ちは伝えなきゃ」
……
男「……」
男「…一応、付き合ってることにはなってるんだよな…まわりから…」
男「…でも、ちゃんと告白したいな…自分の言葉で…」
男「……」
83:
男「…だから自分に約束しよう」
幼「…だから私に約束だよ」
「「絶対伝えるって…」」
84:
……
男宅
男「…駄菓子うまいな」モグモグ
幼「うん、懐かしい味だねぇ…」モグモグ
テレビ『…今日はイタリアの観光名所を案内します…』
男「…海外旅行かぁ」
幼「いいよね、憧れるなぁ…」
幼「…男ちゃんも行きたいとことかあるの?」
男「俺は…」
男「…エジプトでピラミッド見たいな」
幼「ふむふむ…」
男「ほら、歴史で必ず習う、世界のみんなが知ってるピラミッド」
男「一度くらい目にしたいよな」
幼「…うんうん、わかるよ」
85:
幼「…わたしだったら、今テレビでやってるイタリアのローマとかがいいかな」
男「ローマの休日みたいな観光とか?」
幼「そうそう」ニコッ
男「幼、あの映画好きだもんな」
幼「うん、大好きっ」
幼「…好きな人とふたりでジェラート食べたり」
男「いいな」
男「…トレビの泉で願掛けしたりか?」
幼「泉にコイン投げ入れるんだよ、うまく入ると幸せになれるの」
幼「…私の幸せはどんなことか決まってるんだけどね…」
幼「…真実の口に手を入れてドッキリしたり」
男「…嘘つくと噛まれちゃうんだっけな」
幼「うん」
幼「手を入れて好きな人に告白したら盛り上げるよ、きっと…」
86:
男「うん、ロマンチックだな」ニコッ
幼「えへへ、わかってもらえる?」
男「ああっ」
男「…でも、告白のとき、真実の口に噛まれちゃったら気まずいよね」
幼「あはは、そうだねっ、確かに」
幼「……」
幼「…私ならぜったい噛まれないもん…」
男「……」
男「…俺は噛まれないで告白できるな…」
87:
男「…まぁ、もし海外旅行に行くなら」
幼「…え?」
男「幼といっしょに行きたいかな」
幼「…私も男ちゃんと行きたい」
男「いっしょだな」
幼「いっしょだね」
幼「…いっしょに海外旅行、指切りして約束しようか?」
男「うん、いつか必ず」
幼「やくそくだよ?」
男「約束だ」
キュッ
幼「えへへ」
男「ふふっ」
幼「楽しみだね」
男「うん」ニコッ
89:
幼「男ちゃん」ニコッ
男「…なんだ?」
幼「あ〜ん」ポイッ
男「」パクッ
男「」モグモグ
男「…甘くてうまいな…」
男「幼、これなんだ?」
幼「きな粉棒だよ。駄菓子屋さんで買ったんだよ」
幼「私のお気に入り。気に入ってくれたなら何よりもだよ」
男「うん、すごくうまいな」
男「じゃあお返しだな」
男「あ〜ん」ポイッ
幼「」パクッ モグモグ
幼「…チョコバットだね。これすき」ニコッ
男「俺の好物さ」
90:
男「これうまいんだよ、腹持ちいいし」
幼「男ちゃんよく食べてたよね、小学校の帰りとか」
男「あの駄菓子屋で買ってね」
幼「それで、男ちゃん私にもよく分けてくれたよね」
幼「ありがと、お菓子おいしかったよ」ニコッ
男「うん、ふたりで割って食べたよな」
男「…チョコバット以外にも色々分けて食べたなぁ」
幼「分けあって食べるともっとおいしいもんね」
男「うん」ニコッ
男「幼もお菓子もよくくれたしな」
125:
幼馴染「男ちゃんとふたりで食べたほうがお菓子も美味しいもん、えへへっ」
幼「今もね、楽しいよ」
男「…そっか」
男「僕もだな…」
男「…分け合えば仲良し、ってCMがあったけどそんな感じかな」
男「幼とお菓子食べると楽しい」
幼「元から仲良しだけどね…えへへ」
男「まぁな」
幼「…ふぇ…」
幼「…照れないの?」
男「なんで?」
幼「えとね…」
幼「今日はいつもと違うね男ちゃん…」
127:
男「ん?何が?」
幼「男ちゃん、今日は何だか照れたりしないから…」
幼「いつもより積極的というか…」
男「そうかな?いつも変わらないぞ」
男「だいたい幼は俺が照れるようなこと言ってるの?」
幼「ええと…」
幼(いつも攻めてるんだから気付いてよぅ…)
145:
幼「にぶちん…」
幼「……」
男(ヘンなムードに…)
男「……」
幼「……」
幼「男ちゃんはさ…」
男「…な、なにかな…/////」ビクッ
幼「うん/////」モジモジ
幼「あのね…」
147:
幼「……」
男「……」
男(…もしかして…いよいよかな?)
男(出来たら男子の俺から言うべきだろうけど…)
男(いい言葉が聞きたいけど…)
男「…どうしたの幼?」
幼「あのねわたし…わたし…」
幼「/////」スウ
男「うん」ゴクリ
幼「おとこちゃんのことがずっと…ずっと…」
オトコーゴハンヨー!
160:
……
夕食
男「……」ハァ
幼「カツおいしい♪」モグモグ
男母「…ご飯おいしい幼ちゃん?」モグモグ
幼「はい、ごちそうになっちゃってすみません」
男母「いいのよ。昔からよくいっしょにご飯してるもの」
男母「幼ちゃんがいっしょにいたほうが楽しいし、おいしいわ」
男母「…それに」
男「」モグモグ
男母「…男も喜ぶし…」
幼「…?」
191:
男母「男も幼ちゃんがいるとご飯がとっても楽しそうなの」
男母「最近いっしょに食べられなくて寂しいみたいよ」
男「母さん…」
男母「ふふっ」
男「……」モグモグ
幼「…えへへ」モグモグ
幼「男ちゃんの好きな食べ物…」
男母「はい?」
幼「作り方聞いてもいいですか?」
男母「ええ!ぜひいっしょに作りましょう」
幼「はい!!」
192:
男母「いっぱい教えてあげるわね」
幼「はい」
男「」モグモグ
男母「じゃあ約束ね」
幼「約束です!」
男母「しかし、いっしょにキッチンで料理したりしたら…」
男母「お嫁さんみたいね」クスッ
男「な、なっ!!?」
幼「/////」
男母「幼ちゃんみたいな子が男のお嫁さんになってくれたらいいのに…」
幼「そんな…」
195:
男「…どうしたもんかな」
男「」
幼馴染『あなた』
男(…こんなのかな?)
男(悪くない…)
男「ふふ」
幼馴染「えへへ…」
男母「まぁ…」
男母「楽しみ」
196:
男母「幼ちゃん、ところで今日は止まっていかない?」
男母「もう遅いし、ゆっくりしていってほしいな」
男母「どうかしら?」
男「」
幼「ええと…」
198:
………
幼「お風呂先にいただいたよー。ありがと」
男「いいよ」
幼「ふー」ホカホカ
幼「泊まっちゃってごめんね」
男「あっ…うん…いいよ…」
男(湯上がり幼、色っぽいなぁ)
男(母さんが貸したパジャマ、ぶかぶかしてて余った袖が可愛い…)
幼「気持ち良かったよ。男ちゃんも早く行ったら?」
男「そうするよ」
199:
廊下
男「」スタスタ
男「そういや風呂、幼が先に入ったんだよな」
男「/////」
男「雑念を払うんだ…臨、兵、闘、者、…」
男「…後なんだっけ…?」
客間
幼「私の入ったお風呂に男ちゃんが…」
幼「彼女なら当たり前…」
幼「お嫁さんなら常識…」
幼「/////」
幼「」ギュッ
−枕を抱きしめています−
200:
風呂
男「皆、陣、裂、在、前…だったな…」
男「…このお湯に幼が…」ジー
男「…シャワーだけで済まそうかな…」
男「なんでこんなに緊張してるんだ…?よく泊まってるのに相手の家に、二人とも」
男「思春期かっ!!」
男「はぁ…」
その前
幼「…シャワーだけでいいよね」
幼「湯船に浸かるの、恥ずかしいし…」
幼「今日はなんかいっぱい意識してるなぁ…」
幼「昔からたくさんお互いの家に泊まってるのに…」
幼「むう…」
201:
………
居間
男「あがったよー」
幼「おかえりー」
幼「ジュース飲む?」
男「うん」
幼「ポンジュースどうぞ」コポコポ
男「ありがとう」
幼「飲み物注いであげるのいいな」
男「ん?」
202:
………
居間
男「あがったよー」
幼「おかえりー」
幼「ジュース飲む?」
男「うん」
幼「ポンジュースどうぞ」コポコポ
男「ありがとう」
幼「飲み物注いであげるのいいな」
男「ん?」
203:
幼「…うふみたいだから」
男「どうかした?」
幼「なんでもないよー」
幼「ポンジュース美味しいよねっ」
男「うん」
男「ポンジュース水道から出てきてほしいくらい好きだわ」
幼「手とか洗えないよ?」
男「あはは」
男「あとはC.C.Lemonとかカルピスとかファンタとかも蛇口から出てきたら嬉しい」
幼「もうドリンクバーじゃん」
男「よしサイゼリヤ行こう。ドリンクバー頼む」
幼「勝手に決めないでー」
幼「男ちゃん、ドリンクバー使い過ぎてよくお腹いっぱいになっちゃうよね」
204:
男「ジュース好きだから色々飲みたいんだよな」
幼「じゃあカラオケも行こ?ドリンクバーあるよ」
幼「わたしの歌声披露しちゃうよ。聞きたいでしょ?」
男「幼の歌声は良く聞くけど好きだよ」
男「久しぶりにカラオケで聞きたいかな。俺も歌いたいし」
幼「じゃあ、決定♪」
幼「いやー、予定がどんどん決まるね」
男「だな」
205:
幼「ちゃんと守ってよー予定」
男「もちろん、約束だよ」
幼「うん、約束ね」
幼「…さて、うたうだりらっくすして過ごそうかな」
男「ああ」
幼「テレビ見る?」
男「うん、チャンネル(リモコン)くれ」
幼「はい、男ちゃん」
男「ありがとう」
206:
幼「落ち着くなぁ〜」
幼「男ちゃんの家っていいよね。なんか馴染むよー」ノビー
男「それは良かった」
幼「ほとんど赤ちゃんのときから来てるからね」
男「俺も幼のうちに赤ん坊の頃から行ってるから好きだよ」
幼「好き!?」
男「…うん」
幼「へぇ…」
男「……」
幼「ねぇ、頭なでなでして?」
男「こう」ナデナデ
幼「そう…」
207:
男「…明日ひまだよね」
幼「うん、休みだし…知ってるよね」
男「じゃあ、デートしないか?」
幼「いいよ、えへへっ」
男「どこ行きたい?」
幼「そうだねぇ…」
幼「カラオケとかファミレスとか?さっき話したし」
男「せっかくだから普段行かないところに行きたいんだ」
幼「う〜ん…」
男「いきなりむちゃぶりしてごめんな」
幼「いいよ、考えるの楽しいもん」
209:
幼「…で、どこ行くの?」ゴクゴク
男「ん」ゴクゴク
男「…春だし(作中時間)、自然の中でピクニックとか?」
幼「いいねー、気持ち良さそう」
幼「電車に乗って自然公園とか行こう」
男「うん、うん」
男「お弁当もってさ、…俺作ろうかな」
幼「じゃあいっしょに作ろうよ?そのほうが楽しいよきっと」
男「いいな」
幼「じゃあ早起きしないとね」
男「だな」
210:
幼「おやつは300円までかな?」
男「遠足じゃないよ」
幼「じゃあ自由かな?わ〜い、たくさん持ってけるねー」
男「太るぞー」
幼「失礼だよ男ちゃんは〜」
幼「だからモテないんだよ〜」
男「モテなくてもいいし、リア充にも興味がないな」
幼「クールキャラ?似合わないよ?」
男「似合わないか…自分ではいいと思ってたんだけど…」
幼「男ちゃんはほっこり癒やされるなごみ系です」
男「そんな普通人よりミステリアスな男になりたいかな」
幼「ミステリアスと呼ぶには男ちゃんのこと、わたしは知り過ぎてるかな」
211:
男「ふふっ、確かにな」
幼「いつも見てるから…昔からずっと…」
幼「…だからわたしのこともちゃんと見ててね?おねがい」
男「うん、ジーって見るよ」
男「アルソックぐらい見守る」
幼「あははっ、それは安心だね」
幼「…でも、恥ずかしいとこは見ちゃダメだよ?」
男「わかった、プライバシーは遵守するよ」
幼「着替えとかお風呂とか覗いちゃだめだよ、約束だよ?」
男「…俺、痴漢とかストーカーとかなの?」
幼「それ以外はそばにいてね」
幼「ず〜っとね?」
男「出来うる限りは」
212:
幼「まだ時間早いし、お菓子を見に行こー!」
男「いっしょにコンビニにな」
幼「でも、お弁当の材料はコンビニじゃ揃わないなぁ」
男「食材はあるから弁当は平気だぞ」
幼「じゃあ一応、うちにも寄る?食材、家からも持ってくよ」
男「悪いな、ありがとう」
幼「…すぐ帰れるのになぜ泊まってしまったのかな、わたし?ごめんねいつもいつも…」
男「今更気にするなよ」
男「幼が来ると母さんも喜ぶし、…俺も嬉しいから」
幼「ありがとう…男ちゃん…」
213:
男「じゃあ行こうか」
幼「うん」
男「…じゃあ、というわけで、母さん行ってくるよ」
男母「行ってらっしゃーい」
男母「幼ちゃんと仲良くね」
男「ああ…」
幼「/////」
……
幼「夜道っていつもと違うねぇ」
男「だな」
男「いつも歩いてる道なのにな」
幼「不思議だねぇ…」
幼「見方を変えると色々変わるモノなのね」
男「街灯におぼろげに照らされてるのっていいよな」
男「なんでも儚くて幻想的に見える」
214:
幼「うん…」ギュッ
男「…手を繋ぐのかい?」ギュッ
幼「……」ギュッ
幼「なんか楽しいね男ちゃん」
男「うん、ワクワクするな」
男「…あのさ、幼…」
幼「なぁに、男ちゃん?」
男「…いや、なんでもないよ…」
幼「言いかけて止めないでよ。気になるじゃん」
男「本当に何でもないから」
幼「?」
男(光の中…)
男(…僕にとって一番綺麗に見えたのは幼でした)
男(…なんてね…)
215:
男(夜、あんまり外を歩かないから変な気持ちだな…)
男(しかも幼がいっしょだし…)
幼「♪」
男「ご機嫌だな…」
幼「えへへ、うん」
男(浮き世放れした感覚だ…)
216:
男(色々考えてたら…)
幼「コンビニに着きました」
男「お菓子何買う?」
幼「わたし的にはまずは百円くらいで、たくさん中身が入ってるヤツからがいいかな」
幼「無印のチョコスナックとか」
男「俺はマリービスケット」
幼「それおいしいよね」
男「うん」
幼「あとオレオとかもいいよね」
男「オレオほろ苦くてうまいよな」
幼「うんうん」
幼「わたしたちはお菓子の好みも合うよね」
男「昔からいっしょだからな…おかげで分けやすい」
幼「えへへ…だね」
幼「…そうそう、お菓子の好みといえば…」
217:
幼「きのこの山とたけのこの里、どっちが好き?」
男「…あえてタブーに触れるか…」
幼「この問いでわたしたちの相性が分かります」
幼「…男ちゃんのこと、信じてるよ」
幼「さぁ、答えは?」
男「……」
幼「」ドキドキ
225:
男「…そうだね」
男「まずは情報を整理させてもらうよ」
幼馴染「うん」
男「たけのこの里はクッキー部分がおいしいよね。味がしっかりしてて」
男「きのこの里はチョコがほろ苦くてうまい」
男「ところで幼はきのことたけのこ、両方入ってるバラエティーパックは知ってるかな?」
幼「うん、小袋がたくさん入ってるやつだね」
男「あれを食べている時、俺には1つのアイデアが思い浮かんだ」
男「きのことたけのこ、いっしょに食べたらどうなるか?」
幼「!?…男…もしかして…?」
男「うん、幼…」
226:
男「たけのこの里のクッキー、きのこの山のチョコ」
男「両方がフィットして非常にうまかった」
男「異なる二つの物でも共存できる」
男「手を取り合い、助け合える」
男「俺はこれを学んだ」
男「俺たちもそうだろう?」
男「幼と俺、ふたりいっしょだからこそ毎日楽しい」
男「同じように、たけのこの里ときのこの山も共にあるべきなんだよ!!」
男「俺は両方大好きだ!!」
幼「男…」
227:
男「だから二つとも買うぞ!」
幼「…むー、深いよ男ちゃん…さすがだよ…」
幼「男ちゃんなら、両方欲しいって言ってくれるとわかってたよ」
幼「私も両方大好きです!」
幼「いっしょだね?」
男「ああ!いっしょだよ!」
男「幼!」
幼「男ちゃん!」
ガシッ (握手)
店員「……」
店員「…あのカップル、お菓子選びにどんだけマジなんだよ…」
228:
………
男「食材揃えたぞー」
幼「明日の準備できたよー」
男「…もう、時間結構遅いな」
幼「だねー」
幼「…じゃあ、おやすみなさい男ちゃん」
男「うん、おやすみ」
幼「えへへ」
幼「また明日ー」
男「また明日な」
幼「…また明日っていうのも約束だよね?」
男「約束だね」
幼「えへへ」
男「幼、テンション高いな」
幼「そうかな?」
229:
幼「男ちゃんとデートできるからかな」
幼「テンションだって上がっちゃうよ」
男「うん」
男「わかるよ」
幼「…でもそれだけじゃないんだよ…」
男「え?」
……
幼母「今日は男ちゃんちに泊まるのよね?」
幼「うん、だから一旦、荷物を取りに来たの」
幼「明日お弁当作るから、冷蔵庫の食材少し持っていくね」
幼母「ええ」
幼母「幼ちゃん」
幼「なぁに?」
幼母「頑張ってね」
幼母「明日も、今晩も…ね」
幼「/////」
幼「も〜!!」
男「…幼ー、何してるの?」(隣りの部屋から)
幼「今行くよー」
……
幼「……」
232:
幼「男ちゃん…」
男「何?」
幼「いっしょに寝ない?」
男「え…」
男「…それ、まずくないか。もう俺たちいい年だし」
幼「昔はよくいっしょに寝たよ?」
幼「いいじゃない」
幼「何か問題でも?」
幼「久しぶりなんだし」
男「……」
233:
………
寝室
男「布団は別だよ」
幼「えへへ」
幼「手を握ってあげましょう、幼稚園のお昼寝の時間みたいにね」ギュッ
男「確かに握って寝たけど…」
幼「夢の中でも私を守ってくれるんでしょ?」
男「確かにそんな約束したけど」
幼「怖い夢を見て泣いてる私を慰めてくれたじゃない」
男「あれね」
234:
………

幼稚園時代
男『おひるねの時間、おしまいだね…』
男『…幼ちゃん、起きた?』
幼『…ぐすっ』
男『…どうしたの、幼ちゃん?』
幼『へんな夢見た…』
幼『…こわいの…みんないなくなっちゃうの…わたしひとりぼっちなの…』
男『うん…』
男『』ナデナデ
男『へいきだよー』
男『僕はずっとそばにいるよ』
男『それで幼ちゃんを守ってあげるからね…』
男『泣かないでー』
幼『うん…』
幼『ありがとう男ちゃん…』
235:
男『そうだ!寝るとき手をつなげばいいんだよ!』
男『そしたら、はぐれないで夢でもいっしょだよ!』
男『夢の中でも幼ちゃんを守ってあげるからね!』
男『もちろん夢の外でもいっしょだよ!』
男『ずっといっしょだよ』
幼『うん…』ギュッ
幼『…ずっと、ずっといっしょ』ニコ
男『うん!』
236:
……
幼「…って言って、それからずっと手を握って寝てくれたじゃない」
幼「起きてるときだって、よく手をつないでくれた」
幼「いつもそばで守ってくれるって」
幼「とっても嬉しかったんだよ」
幼「ありがとう」
男「なんだか恥ずかしいな」
幼「ふふ」
幼「じゃあおやすみ男ちゃん」
幼「また明日」
男「おやすみ、また明日」
幼「」ギュッ
男「」ギュッ
239:
幼「…なんだか、ホッとするなぁ」
幼「手を繋いでると安心するね」
男「そうだな、少し恥ずかしいけど」
幼「あはは」
男「…で、離さないのか?」
幼「離さない…」
幼「…このまま、おやすみなさい」
男「うん、おやすみ」
幼「えへへ」
240:
……

男「いっしょに料理するの、楽しいな」トントン
幼「そーだね」ジュー
男「幼は料理が上手だなー」
幼「男ちゃんも上手だよー」
241:
幼「……」
幼「これっくらいのお弁当箱に♪」
男「……」
男「おにぎり、おにぎり、チョイとつめて♪」ギュッ
幼「…え〜と、ゴマ塩ふって♪」
男「ずいぶん歌詞飛ばしたな」
幼「だって覚えてないんだもん」
男「自分でフったのに」
男「…まぁ、幼稚園の頃の歌だしな」
男「俺もわかんないや」
幼「うろ覚えの歌って多いよね」
幼「幼稚園、小学校あたりで習う曲は特にね」
男「うん」
男「でも歌っちゃうんだよな」
幼「リズムが印象的なのが多いからねー」
242:
幼「まぁ、大事なのはノリだよね」
男「だな」
幼「男ちゃんとノッてるときが一番楽しいよ」
幼「男ちゃんはどうかな?」
男「幼といるときが一番ノリノリです」
幼「いっしょだね!」
244:
男「しかもノリのポイントも共通!」
幼「最高だね!」
男「なっ!」
245:
男「もう夫婦みたいだよな!」
男「このまま結婚しちゃったりしてな!」
幼「…そう、結婚しちゃったり…」
幼「ふぇ!?」
男「…」
男「こうやっていっしょに料理してるとことか、まるで夫婦そのものだよな」
男「ホントに夫婦になりたいなぁ…」
男「幼がホントに好きだから」
男「…結婚してみる?」
幼「え…あー…うん…」
幼「……」
男「……」
幼「ん…」
幼「いいよ。しよ?」
幼「私は男ちゃんが大好きだから…」
幼「いっしょになるなら男ちゃんとがいいな」
246:
幼「いつもいっしょにいてくれたから」
幼「たくさん私と約束して、みんな守ってくれたから」
幼「だから私は男ちゃんが大好き」
幼「…そして、これからも男ちゃんと約束して、未来を作っていきたい」
幼「…いいかな?」
男「俺も幼と過ごす未来がほしい」
男「ずっといっしょにいよう。これからも」
男「たくさん約束しよう」
幼「うん…」
247:
幼「ずっといっしょね」
幼「やくそく…だよ?」
男「約束だ」
幼「うん」
幼「約束…」ギュッ
男「…」ギュッ
248:
男「…ごめんな、長いこと待たして…」
男「…しかもきちんと告白しないで茶化した言いかたして」
男「今までも、ずっとはぐらかして」
男「…ごめんな。…でも俺、幼が大好きなんだ」
男「それだけ言いたいんだ」
幼「気にしないで。私も自分の気持ち、ごまかしてたから」
幼「…私たち、ずっと前から恋人同士なんだよね」
男「うん。そして、これからも…」
幼「」ギュッ
男「」ギュッ
249:
……
自然公園
幼「…あー、天気が良くて気持ちいいー」
男「な、気持ちいいなー。シートを敷いてゴロゴロ最高」
男「膝枕されてる頭がめちゃくちゃ気持ちいいし」
幼「それは良かった」
幼「私も心地いい重さと暖かさを感じるよ」
幼「…彼氏の頭の」
男「…彼女の膝枕もいいよ」
幼「えへへ」
男「ふふっ」
250:
幼「…そういえばモブ女さんが私の事気にしてたけど、なんて言ってたの私のこと?」
男「ああ」
男「俺の彼女だって話しちゃってた」
男「まだ、ちゃんと告白してなかったのにごめんな」
幼「別にいいよ、なんか嬉しいし」
幼「もちろんこれからもずっといっしょなんだよね?」
男「約束する」
幼「ありがと」
……
幼稚園時代
男『僕たちこれからもずっと仲良しだよ!』
幼『やくそくね!』
中学時代
幼『いっしょの高校に入ろうね?』
男『うん、頑張ろうな。約束だ』
……
幼「…ふふっ」
251:
男「…で、モブ女さん陰ながら応援してくれてたんだよ…」
男「アドバイスもくれたし…」
幼「……うん」ボー
男「どうしたの?」
幼「…男ちゃんが私との約束を破ったことなかったなって」
男「幼が破ったこともないだろ」
幼「したいことを誓ってるだけだからね」
男「俺もさ」
幼「いっしょかー」
幼「とりあえずお弁当食べようか?」
男「うん、食べよう」
パカ
男「二人で作ったからうまそうだな」
幼「うん!」
252:
幼「これからもいっしょにご飯作ろうねー」
男「作ろうな」
幼「ねぇ…男ちゃん…」
男「なんだよ?」
幼「ふたりで幸せになろうね?」
男「約束…」
男「…もう充分幸せだよ」
幼「違いないね」
男「!」
男「」ギュッ
男「」チュッ
幼「/////」チュッ
幼「…きす!?」
男「…もっともっと幸せになろうか?」
幼「うん…」コクリ
幼「やくそく…だよ?」
男「うん!」
253:
……
幼稚園時代
幼『私、男ちゃんだいすき!』
男『僕も幼ちゃんだいすき!』
幼『大きくなったら結婚しようね』
男『うん!』
幼『じゃあ、いつもどおり指切りしてやくそくするよー』
男『しよ!』
男『指切りげんまん♪』
幼『ウソついたら針せんぼんのーます♪』
幼・男『指切った♪』
幼『やくそくね』
男『やくそくだよ』
……
254:
幼・男『ぜったい結婚しようね』
男「弁当うまい!」モグモグ
幼「おいしいね」モグモグ
幼(…どうやら昔の約束が本当になる日もそう遠くないみたいです)
おしまい
255:
お付き合いありがとうございます
256:
乙、面白かった。
後日談なしか?
258:
糖尿になったら>>1のせいだと断言できる
259:
エピローグ
……
幼「長かったねー」
男「そうかな。なんだかあっという間だった気がする」
幼「長いようで短い月日だね…」
男「うん。とにかく、ここまで来れたな」
幼「きちんと結婚の約束を守ってくれてありがとう男ちゃん」
男「小さい頃からの約束だから」
幼「えへへ…だね」
幼「次は何を約束してくれるの?」
男「幸せな家庭生活かな」
幼「いいね、それ」
トントン
係員「新郎様、新婦様。お時間ですよ」
260:
男「はい」
幼「はーい」
幼「結婚式が始まるね」
男「そうだな。楽しみだね」
幼「えへへ…」
男「じゃあ行こうか?」
幼「うん」
幼「男ちゃん!」
男「はい?」
幼「やくそく守ってくれてありがとう!」
おしまい
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