亜里沙「はい。何ですか?」back

亜里沙「はい。何ですか?」


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1:
モバP「ふー仕事も一段落ついたな」
モバP「んー……」
モバP「時間が空いたな。休憩しよ」
2:
モバP「……」
モバP「ちょと眠いな……」
モバP「まだまだ時間もあるし、仮眠するか……」
仮眠室
モバP「タイマーセットして……」
モバP「よいしょ」
モバP「おやすみ……」
3:
ぴぴぴぴぴ
モバP「んあ……」
モバP「……ああ、時間か。まだ眠いけど、これ以上寝ると……逆につらい」
モバP「ん?」
千枝「zzzzz」
モバP「うわっ」
4:
モバP「……」
モバP「千枝? あれ、いつのまに。ドアに使用中って札を下げといたはずだけどな……」
モバP「まあ……いいか」
千枝「zzzzz」
モバP「寝てる。起こすのも忍びない」
5:
モバP「よいせ」
モバP「……ん?」
千枝「……」ギュ
モバP「あら、シャツ掴んでるな。千枝、離してくれ」ググ
千枝「……ううー」ギュ
6:
モバP「余計強まった……うーん、どうしようか」
千枝「zzzzz」
モバP「寝てる……あどけない寝顔ってやつか。まだまだ子供だもんな」
モバP「……」
7:
モバP「……」ナデナデ
千枝「……」
モバP「……こんだけかわいければ、絶対トップアイドルになれるよな」ナデナデ
モバP「なら、後はプロデューサーの腕次第だな。がんばらないと……」ナデナデ
千枝「……えへへ」
モバP「お、弱まった。それ」ググ
モバP「外れた」
千枝「あ」
モバP「ん?」
8:
千枝「……」
モバP「千枝」
千枝「……」
モバP「千枝、起きたのか?」
千枝「zzzzz」
モバP「よかった、起こさなかったか」
モバP「時間が来たらまた来るから。それまではおやすみ」
千枝「……」
9:
ガチャ
モバP「んんーよく寝た」ノビノビー
モバP「ふあ……」
桃華「Pちゃま、ごきげんようですわ!」
モバP「お、桃華か。おはよう」
モバP「ごめんな、少し寝ていたんだ。居るのに気がつかなかったよ」
桃華「いいえ。問題ありませんわ。Pちゃまがお眠りになっているのは、気がついていましたの」
モバP「そっか。桃華は気が利くなあ」
桃華「ウフフ、淑女ですもの。このくらい当然ですわ」
10:
モバP「ん? 千枝は見なかったのか?」
桃華「千枝ちゃんですか? わたくしは見ていませんけど、どうしてですの?」
モバP「あー……」
モバP「いや、なんでもないよ。今紅茶を淹れてくるから。ちょっと待っててな」
桃華「Pちゃまもお気遣いが上手になりましたわね。わたくしちょうど喉が渇いていましたの!」
モバP「桃華にはいろいろ言われてるからな。アイドルに応えるのもプロデューサーの役目だよ」
桃華「当然ですわ。Pちゃまはわたくしをエスコートしなければなりませんの。もちろんそれはお仕事だけではなくてよ?」
モバP「はいはい、じゃあ淹れてくるよ」
11:
モバP「桃華はローズヒップだったよな。俺はコーヒー。はい、どうぞ。」
桃華「さすがPちゃま、わたくしの好みをしっかり覚えていて下さる……これも愛ゆえですわ」
モバP「プロデューサーだからな」
桃華「もうっ、Pちゃま。素直にならないと素敵な大人の男性になれませんわよ?」
モバP「善処するよ」
12:
桃華「Pちゃま、わたくしのを飲んでもよくてよ?」
モバP「ありがとう。でもローズヒップは酸っぱくて飲めないなあ」
桃華「やっぱりPちゃまはおこちゃまですの。ローズヒップティーは肌にも良いのを知っていらして?」
モバP「初耳だよ、物知りだね。そう言う桃華はコーヒーを飲めるのかな?」
桃華「いいえ、飲めませんわ」
モバP「おやおや、桃華はお子ちゃまの舌だね」
桃華「お互い得て不得手があって、一緒に補えあえる……わたくしたち、理想の関係ですわ……」
モバP「……おませさんだなあ」
桃華「ウフ、恥ずかしがらなくてもいいんですのよ?」ギュ
桃華「……ん?」
13:
桃華「……」クンクン
モバP「……? どうかしたのか」
桃華「Pちゃま、臭いですわ」
モバP「えっ、本当か!? うわすまん、ちょっと離れてくれ」クンクン
モバP「?」クンクン
モバP「う、うん? 別に匂わないけど」
桃華「いいえ、匂いますの。おかしな香りですわ」
15:
モバP「……確かに。なんだろう、ミルクみたいな甘い香りがする……」クンクン
モバP「あ、これ……千枝の……?」
桃華「千枝ちゃん? どうしてそこで千枝ちゃんが出てきますの?」
モバP「さっき仮眠してただろ? 起きた時、千枝が隣に居たんだ。たぶんその時に……」
桃華「……Pちゃま、それはどういうことですの?」ズイ
モバP「うお」
桃華「どういうことですの?」
16:
モバP「どうもこうも、いつの間にか潜り込んでたんだろうな。今は仮眠室でおねんねしてるよ」
桃華「本当ですの? Pちゃま、わたくしは多少の嘘は見逃してさしあげますけど、そうでない嘘もありますのよ?」
モバP「はは、桃華はいいお嫁さんになりそうだなあ」
桃華「Pちゃまっ!!」
モバP「ほあっ」
桃華「真剣に答えて下さいましっ! わたくしの目を見てっ!」
17:
モバP「ほ、本当だよ。嘘をつく理由がないだろ?」
桃華「……」
モバP「もう、何を疑ってるんだか。仮眠室、見るか?」
桃華「いいえ。千枝ちゃんを起こしたら悪いですわ。申し訳ありませんでしたわ、Pちゃまの愛を疑って……」
モバP「あ、愛? 大げさだなあ」
桃華「なら、お着替えしないといけませんわね。そんな匂いでお仕事なんていけませんわ!」
モバP「そうかな、そこまで気にならないけど」
18:
桃華「いけません! Pちゃまのお仕事は、香りひとつで印象も変わってしまうんです。そこをわかっていらして?」
モバP「む、そうだな。確かにそのとおりだ」
桃華「もう、Pちゃまは時々抜けてますわ。ほんと、わたくしがいないとダメなんですから」
モバP「そうだな、えらいえらい」
桃華「ウフフ。本来なら、きちんとレディをエスコートしなければいけないんですのよ?」
モバP「頼りにしてるよ、じゃあ上着だけ着替えてくるか」
桃華「はい、待ってますわ」
千枝「……」ジー
19:
モバP「よいせ」
モバP「そこまで匂うかなあ?」
モバP「……」クンクン
モバP「ダメだわからん。男にはわからないものなのか?」
モバP「まあいいか。よし、着替え完了っと」
23:
佐々木千枝(11)
櫻井桃華(12)
26:
ガチャ
千枝「も、桃華ちゃん。おはようごさいます」
桃華「! ご、ごきげんようですわ」
桃華「仮眠室で寝ていらしたの?」
千枝「はい。プロデューサーさんと一緒に……えへへ」
桃華「……」
桃華「千枝ちゃん。Pちゃまもお疲れなんですから、お休みの邪魔をしてはいけませんわ」
27:
千枝「う、うん。そうだね」
桃華「そもそも使用中の札があるんですから、入ってはいけなかったんですよ?」
千枝「うん」
桃華「まったく……PちゃまもPちゃまです」
千枝「……ねえ、桃華ちゃん」
桃華「なんですの?」
28:
千枝「プロデューサーさんと寝るの、とっても気持ちよかったですよ?」
桃華「!」
千枝「あったかくて、ぽかぽかして、胸がドキドキしちゃいました」
桃華「むっ……」
千枝「頭もやさしく撫でてもらって……」
桃華「むう……千枝ちゃん!」
29:
ガチャ
モバP「うん? なんだ、大きな声出して」
桃華「!」
桃華「な、なんでもありませんわ」
千枝「あ、プロデューサーさん、おはようございます」
モバP「千枝、起きたんだな。よく眠れたか」
千枝「はい。でも、まだ眠いです……」フラフラ
30:
モバP「おっと、大丈夫か」
桃華「あっ」
千枝「えへへ。プロデューサーさん、あったかい……」ギュウ
モバP「あれま、まだ寝ぼけてるのかな」
桃華「千枝ちゃん、Pちゃまから離れてくださいまし!」
千枝「プロデューサーさん、だっこして」
モバP「だっこって」
31:
千枝「それっ」ダキ
モバP「おわ。こら飛びつくんじゃない!」
千枝「プロデュ?サ?さん」スリスリ
モバP「なんだ、ほんとに寝ぼけてるのか?」
桃華「P、Pちゃま! 早く千枝ちゃんを降ろしてくださいまし! 何のために着替えたんですの!?」
モバP「う、うん。千枝、ほら降りて。仮眠室まで運ぼうか?」
32:
千枝「えへへ、嫌です。ここじゃないと眠れません」チラ
桃華「!?」
桃華「Pちゃま、千枝ちゃんに騙されてはいけませんわ!」
モバP「何を騙すんだ?」
桃華「むう……ずるいですわよ!」グイグイ
33:
ガチャ
薫「あ、せんせぇ、おはよ?」
桃華「離れてくださいまし!」グイグイ
モバP「桃華、引っ張るんじゃない」
千枝「プロデューサーさん、このまま家まで送ってください」
モバP「まず降りて、な?」
34:
薫「せんせぇ?」
モバP「お、おう。薫、居たのか。おはよう」
薫「なにしてるの? せんせぇ」
モバP「何って言われると、むずかしいな」
モバP「お、こら桃華、服が伸びる! 千枝も降りなさい」
千枝「えへへ?」スリスリ
35:
薫「あ?、あそんでるの? いいなあ!」
モバP「違うから、薫はそこで大人しくしてなさい」
桃華「薫ちゃん! 一緒に千枝ちゃんを下ろしてくださいまし!」
薫「ほんと? わぁい! かおるもあそぶ?! じゃあかおるは背中にのるね!」
モバP「ふおっ」
桃華「あ、薫ちゃん!? 何をしていますの!? 千枝ちゃんを離さないとPちゃまに匂いが……!」
薫「わあ! せんせぇの背中、おっきいねえ! あったかいよ!」
千枝「あ、薫ちゃん。おはようございます」
薫「ちえちゃん、おっはよ?!」
36:
桃華「Pちゃま、これはどういうことですの? わたしくを差し置いて! わたくしを愛してるんじゃありませんの!?」
モバP「うぐぐ」
 
桃華「もう我慢なりませんわ。お二人が降りないのでしたら、わたくしも乗ります!」
モバP「む、無理だ。もう乗る場所無いから」
桃華「薫ちゃん、肩のほうに行ってくださいまし」
薫「いいよ?」
桃華「では、いきますわよ! それっ」
モバP「ふぬうっ」
37:
ガチャ
メアリー「ハァイ! ダーリン。あなたのメアリーよ! 会いに来たわ!」
こずえ「ぷろでゅーさー…おしごとのじかん…だよー?」
莉嘉「Pくん、今日も来たよ。よろしくー☆」
モバP「ふぐ……ぐ」
莉嘉「Pくん、なにやってるの? 顔真っ赤だよ☆」
薫「あ?、みんなおはよ?っ! あのね、ぷろでゅーさーが遊んでくれるって! みんなであそぼ?よ!」
モバ「! 薫、待て!」
38:
メアリー「そうなの。フレンドの頼みじゃ断れないワ!」
こずえ「こずえはぁー…のるの…とくいだよー…へへー」
莉嘉「大丈夫だよ、Pくん♪ アタシたち軽いもん。じゃあ行くよー、せーの☆」
モバP「じょ、冗談じゃ……!」
…………
……
3

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