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男「引っかかったなwwww」幼馴染「…………」


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1:
男「そのサイダーはwww俺がすでに振りまくったwwww」
幼馴染「……そう」
男「ちょwwwお前顔ベタベタwww」
幼馴染「……そうね」
男「動くなwwwww拭いてやんよwwwうはwwお前髪サラサラwww」
幼馴染「……触っていいとか……言ってない」
男「キましたよwwwwやんわりな否定wwwいややんわりじゃないってwwww皆までいうなwwwww」
幼馴染「…………」
男「無言の圧力wwwキッツいwwww笑えねえwwww」
元スレ
SS報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
男「引っかかったなwwww」幼馴染「…………」
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4:
男「これwwww今日の課題なんすよwww」
幼馴染「……何で敬語?」
男「ノリwwwwwww」
幼馴染「……よく分からない」
男「後これwwwこないだのテストの結果wwww個人情報漏洩っすよwwww先生甘すぎwwww」
幼馴染「……そう」
男「お前全教科一位wwww頭良すぎwwww」
幼馴染「……そう」
男「反応薄いなwww俺とか比べもんにならんwwww」
幼馴染「…………」
男「そういえばwwwこないだの始業式wwwお前途中で帰ったけどwwwあの後校長のヅラ落ちたwwww」
幼馴染「……そう」
男「全校生徒爆笑wwww俺腹よじれるかと思ったwwww」
5:
男「運動会終わったwww安心しろwwwシャワーは浴びてきたwwww」
幼馴染「……今日だったの」
男「お前出席しなさすぎwww引きこもり乙www」
幼馴染「…………」
男「ちょwww否定しろよwww俺が悪いみたいじゃんwwwって実際俺が悪いかwwwww」
幼馴染「…………」
男「俺A組だけどwwwA組優勝wwwほれ見ろトロフィーだwwww」
幼馴染「……何で持ってるの?」
男「そりゃアレだwwwスリwww俺のテクやべぇwwwww」
幼馴染「…………」
男「ちょwww睨むなってwwwちゃんと許可取ったってwwww」
幼馴染「……何でこれを?」
男「お前もA組だろがwww」
幼馴染「……そうね」
男「少しは感動しろよwwww」
6:
男「今日はwwww窓から登場wwww」
幼馴染「…………」
男「オウフwww無言の批判キましたwwwwベランダ乗り越えるとき死ぬかと思ったwwwwマジこえぇぇwwwww」
幼馴染「……何か用」
男「今日はwww何月何日www」
幼馴染「……7月7日」
男「正解www七夕ですよ七夕www彦星と織姫見ようずwww」
幼馴染「……それで?」
男「願い事に決まってるジャマイカwwwペンと短冊持ってきたwwww」
幼馴染「……今日は曇り」キュッキュッ
男「痛いとこ突かれたでござるwwwwその通り夜は降水確率80%wwwよって笹は室内に避難させるwwww」
幼馴染「……はい」
男「受け取ったwwwつうかおまwwちょww『桜を見たい』とかwww季節考えろwwww」
幼馴染「……季節の問題じゃ……ないわ」
男「表情暗いwww前髪長いwwwいや髪関係ねえなwww」
幼馴染「…………」
男「…………」
7:
男「おいwwwもうすぐ修学旅行だぜwww」
幼馴染「……そう」
男「反応しろよwwwこれしおりwwwちゃんと準備しろよwwww」
幼馴染「……いらない」
男「なんでwwwwww」
幼馴染「……私には……関係ない……」
男「来いよwww京都だぞwww大仏テラでけぇwwww舞妓はん見てみてぇwwww」
幼馴染「……知らない」
男「まあwww気長に考えろやwwww気持ち変わったらすぐ連絡よこせよwwww」
幼馴染「…………」
9:
男「着いたwww京都なうwww俺in京都wwww」
幼馴染「……うるさい」
男「へいガールwwwそのテンションの低さは何だwww」
幼馴染「…………」
男「おッwww京都タワーwwww今日はバスで寺見回るぞwww」
幼馴染「……そう」
男「ちゃんとバス内用のUNO持ってきたwwwっておい早足かよwww置いてくなってwwww」
10:
男「寺ばっかwwwオイここから落ちたら死ぬのかwww」
幼馴染「……清水の舞台から落ちても……致死率は低い……」
男「マジかwwwやってみようかなwwww」
幼馴染「……危ない」
男「わーってるwwwやるわけねえよwww俺そこまでアホじゃないwwww」
幼馴染「……そう」
男「一気に関心なくしたwwwやっぱ飛び降りよっかwwww」
幼馴染「……ご自由に」
男「ちょwwwwww」
11:
男「銀閣寺www俺ここの写真スポット知ってるwww」
幼馴染「……そう」
男「この障子ちょっと閉めてwwwこっちも閉めてwww間に入ると背景に松が入るwwww」
幼馴染「……誰が……カメラ使う……の?」
男「カメラマンさんwwwこっちこっちwwwww撮ってくださいよwwww」
幼馴染「……私も……?」
男「たりめーよwwwほらピースピースwww」
幼馴染「…………」
男「ちょwwwダブルピースとかwwwお前実は楽しんでるだろwwww」
幼馴染「…………」ギロッ
男「オイにらむなってwww良いじゃねえかwwwああホント」
男「……良かったぁ」
17:
男「ちょwwこの写真wwwお前無表情ダブルピースwwwww」
幼馴染「……何それ?」
男「修学旅行の写真wwwこれお前の分www先生が買ってくれたwwww」
幼馴染「……そう」
男「ヤバイwww何回見ても笑えるwww普通そこはアヘ顔だろwwww」
幼馴染「……あへ、顔?」
男「オウフwww久々のホワイト幼馴染さんですかwwwグッっとくるねwww」
幼馴染「…………」ゲシッ
男「イテテwww別にww普段ブラックとかwww言ってないwwww」
幼馴染「……ッ」ゲシッゲシッ
男「おまwwベッドの上からだからwwwキックが肩とか胸とかにしか当たらんwwwいてぇwwww」
19:
男「もう長袖じゃ暑いなwww実はこの学ランの下夏服www」
幼馴染「……そう」
男「夏休みwww塾の夏講座に行く予定だからwww来れないかもwww」
幼馴染「……別に」
男「ちょww反応冷たしwwwちょっとは寂しがってもいいじゃんwww」
幼馴染「……理由が……ない」
男「出ましたwww的確な反駁wwww何も返せないwww俺マジ下げぽよwww」
幼馴染「…………」
男「後これwww期末テストの結果wwwお前また全教科一位www」
幼馴染「……そう」
男「やっぱ無反応www格がちげぇwwww」
幼馴染「……あなたは」
男「えwww何て言ったwwww」
幼馴染「……あなたは……どれくらい、の……順位?」
男「それはwwwそれは……それを聞くのはwwwwww野暮だろwwwww言えねえwwwwwつか言わねえwwwww」
幼馴染「…………」
24:
男「ヘイwww元気かwww肌白いなwww俺結構焦げたんだがwwww」
幼馴染「……夏講座は?」
男「今日www休みwwwつーか難しすぎwww何あいつらガリ勉ばっかwww」
幼馴染「……大丈夫?」
男「問題ナッシングwww無難にこなしてるwwwただ先生から当てられたら死ねるwwww」
幼馴染「……そう」
男「ところでwwwお前ww覚えてるかwwww」
幼馴染「……夏祭り」
男「えっ」
幼馴染「……覚えてるの……意外……?」
男「……いいやwwwお前の記憶力侮ってたわwwwさすが学年一位www」
幼馴染「……昔……一緒に……」
男「それも覚えてたんかwwwなついwww」
幼馴染「…………」
男「今年もwww行こうずwwww」
幼馴染「…………うん」
26:
男「着物かwww似合ってるじゃねえかwww」
幼馴染「……そう」
男「つか人ごみやべぇwwww蒸し暑いwwwはぐれんなよwwww」
幼馴染「…………」コクリ
男「見ろwww人がゴミのようだwwwww一回言ってみたかったwww」
幼馴染「……こ、こと……」
男「ん?wwwん?www何て言ってるのwww」
幼馴染「……言葉を……慎みたまえ……」
男「えッwwww」
幼馴染「……君は……君は……」
男「言わせねえよwwww」
幼馴染「…………」ムゥ
28:
いいよーすごくいいよ
47:
男「綿菓子www最後に食ったのいつだwwww」
幼馴染「……好きだった?」
男「おおwwwハンパなかったwww」
幼馴染「……金魚すくい……やる?」
男「おまwww金魚ハンターと呼ばれたwww俺をナメるなwww」
幼馴染「……何匹……取ってたっけ?」
男「32匹www」
幼馴染「……すごい」
男「やってやるぜwwwww」
49:
男「ちょwwおまwww56とかwwww俺立場ナッシングwww」
幼馴染「…………」フフン
男「得意げですねwww気持ちよさげにwww金魚虐殺しやがってwww」
幼馴染「……全部……戻した」
男「たりめーだwww俺の35とwwwお前の56でwww91とかwwww飼えねぇwwwww」
幼馴染「……でも……楽しかった……」
男「やけに素直ですなwww不気味www」
幼馴染「…………」
男「だからwwwにらむなってwwwこえぇぇぇwwww」
51:
男「射的とかwww俺初挑戦wwwガチビギナーなんすけどwwww」
幼馴染「……そう」
男「いくぜwww何か欲しいのあるかwww」
幼馴染「……あれ」
男「どれwwww」
幼馴染「……あの、熊のぬいぐるみ」
男「ブフォオwwwwww」
幼馴染「!?」
男「おまwwwイメージがwwwあんなファンシーなのとかwwww」
幼馴染「……ち、ちがっ……あれは…………」
男「あれwww昔俺がやったやつにそっくりwwww」
幼馴染「ッ」
56:
男「しゃーねーなwwwまた取ってやるよwwww」タン!
男「ちげーしwwwお前じゃwwwねーよwwwなんでヨーヨーwww」
幼馴染「……そんな……小さいの、に……よく当てた……」
男「ちょwwまぐれっすよwww次から本気出すwwwwってやばww失敗フラグ立ったwwww」タン!
男「今後は逆wwwちげぇってwwwヒゲメガネとかwwwwいらんwww」
幼馴染「…………」スチャ
男「!?wwwちょwwwwwwwwwおまwwwwwwww」
幼馴染「……次」
男「着けたままかよwwwまあいいやwwwwいくぜwwww」タン!
男「何ぞwww何ぞコレwwwwAVwwwwなぜか地域の祭りのww射的のwww景品にwwwAVwwwwしかも痴漢モノwww……えっ?」
57:
AVwwwwwwwwwwwwwwwwww
58:
幼馴染「……ばか」スタスタ
男「ちょwwまwwwおっちゃんこれ返すwwwつかいらんもん乗せんなwwww」
男「後二発wwwていうか幼馴染が着々と遠ざかっていくwwwww」タンタン!!
男「さすが俺www二発でwwしとめたwwwいや計何発だwww俺しょぼwww皆まで言うなwww」
男「そして幼馴染どこwwwそろそろ花火wwwヤバスwwww俺ピンチwwww」
男「どこwwwあいつどこwwwちょwww迷子とかwwww」
男「! いたwww見っけwwww」
幼馴染「…………」
男「ほれwww熊さんぞwwww」
幼馴染「……当てたの」
男「おうwww俺ナメんなwww誰だと思ってやがるwwww」
幼馴染「……そう」
男「あのDVDwwwちゃんと返したからwww興味ないwww」
幼馴染「…………そう」
60:
男「花火wwwwキたかwwwww」
幼馴染「…………」
男「うはwwwキレイすぎwwwテンション上がってきたwwwww」
幼馴染「……そう」
男「お前と来てwww良かったわwww」
幼馴染「ッ……そう」
男「今後wwwともwwwよろしくwwww」
幼馴染「……そうね」
男「俺www将来花火職人になるwww」
幼馴染「……そう」
男「ちょwwwリアクション薄いwwwショックwwww意外と気にかけられてないwww」
幼馴染「……自惚れ屋さん」
男「コポォwwww」
69:
男「新学期wwwまたお前テスト一位wwwもう結果見るの嫌になってきたwwww」
幼馴染「……そう」
男「今日はwwそれだけじゃないwwwwこれwwww」ピラッ
幼馴染「……これは?」
男「そうですwww進路調査ですwwww」
幼馴染「…………」
男「ちなみに俺wwwすでに記入済みwwwお前の分のwww回収www俺の役割wwww」
幼馴染「……そう」
男「悩めよ少女www俺は即決したったけどwwwww」
幼馴染「…………そう」
73:
男「ちょwww」
男「見るなと言われてたがwww興味に負けてwww記入用紙開いたったwwww」
男「こいつwwwこいつwwww」
男「ねーわwwwマジねーわwwww」
『なし』
男「なんか書けよwww将来wwお先真っ暗wwwあいつニートフラグwww立ったじゃねえかwww」
男「ホントねーわwwwwwwww」
男「…………」
74:
芝がないと途端にイケメンに見えるな
75:
男「文化祭www終わったwwwお前準備も参加もしてねえwwwぼっちにも程があんぞwwww」
幼馴染「……そう」
男「興味なさげwwwお前ww人生かなり損したwww」
幼馴染「…………」
男「演劇www俺らのクラス三冠wwww最優秀作品賞www最優秀主演賞www最優秀演出賞www」
幼馴染「……そう」
男「賞状ぞwww三枚ともくすねてきたwww間違ったww借りてきたwwww」
幼馴染「……そう」
男「おおwwそうだwwwこれwwwうちのクラスで作ったマフィンwww自信作wwwなんと俺が調理担当wwww」
幼馴染「……前……クッキー焼いてくれた」
男「ハズいwww確かwwシナモン強すぎてwww俺もお前もダメだったwwwイミフwwwwなぜあそこまでシナモンに固執したのかwwwww」
幼馴染「…………」ハグハグ
男「美味いかwwww」
幼馴染「……そこそこ」
男「手厳しいwwwたまには誉めてくれよwwww」
幼馴染「……そう」
男「リクエストwww無視wwwwのれんに腕押しwwww幼馴染にwww何だwww思いつかんwwww」
幼馴染「…………」
80:
うん、いいな
がんばれ、男!
81:
男「オイwwwオイwww」
幼馴染「……何」
男「スマホ買ったwwwレグザフォンwww扱いづらさハンパないwww」
幼馴染「……そう」
男「こいつwww水滴に反応しやがるwww風呂場で使えねぇwwww」
幼馴染「……そう」
男「充電の減り方やばかったwww気づいたらwww30%代www」
幼馴染「……そう」
男「つーか2.2まだかよwww早くしろww俺の生活にwww支障が出てるwwww」
幼馴染「…………」
男「興味なしwww平常運転ですねwwwwはいwwwww」
82:
男「これwwwこれwwww」
幼馴染「……何」
男「お前wwwケータイ持ってないとかwwwwJK失格だろwwww」
幼馴染「……そうね」
男「iPhoneですwww明らかにwww俺のレグザより高性能wwwいや最近こいつ進化したんだぜwwwタスクキラーうめぇwwww」
幼馴染「……二台目?」
男「ちげぇよwwwこれお前の分www」
幼馴染「……え?」
男「おうよwwwお前のwww受け取れ」
幼馴染「……なん……で」
男「忘れたんかwwwお前ww今日wwお前の誕生日wwwお前の母さん父さん出張wwwツイてねえなwww」
幼馴染「…………」
男「勘違いすんなwwwこのiPhoneはww俺とおじさんとおばさんの三人でwww金出してるwwwつまり親と俺からの誕プレがこれwww」
幼馴染「……そう」
男「そうだwwアド交換すっぞwwwどうせお前俺以外と連絡取らねぇだろwww」
幼馴染「……そうね」
男「ぼっち乙wwwww」
幼馴染「…………」
83:
男「冬休みキタコレwwwしかし雪降らねぇwww」
幼馴染「……そう」
男「俺の野望がwww潰えたwww雪合戦がwwwかまくらがwww雪だるまがwww」
幼馴染「……一人で……やる、つもり……だった?」
男「ちょww逆にねwww俺がぼっちですかwwwまさかの展開wwww」
幼馴染「……むしろ……妥当……」
男「マジかwwつーかお前wwwその服装wwwもっこもこwww室内着じゃねぇwwwww」
幼馴染「……寒いもの」
男「やべぇwwwシベリアの人みてぇwwwお前ウィスキー飲んでんのかwwww」
幼馴染「……ロシアの人を……どう思ってるか……分かった……」
男「いや違いますよwwwただの酔っ払いだなんてwww思ってませんwwwwあれは体温上げるためwwww」
幼馴染「……そうね」
91:
男「クーリスマスがwww今年もwwやぁってくるwwww」
幼馴染「……そろそろね」
男「サンタさんいたぜwwwそこのコンビニwwwケーキ売ってたwww」
幼馴染「……そう」
男「ケンタ買うwwwお前は?www」
幼馴染「……七面鳥」
男「オウフwwwなんというwwww」
97:
幼馴染『……もしもし』
男「おうwwwやっとwww出たかwwww」
幼馴染『……何』
男「何ってwwおまwwあれですよwwwクリスマスwww」
幼馴染『……そうね』
男「現在時刻www午前零時wwwちょwwサンタさんwwwお前んトコ来たったwwww」
幼馴染『……?』
男「表wwお前んちのww空き部屋からwww表見てみwwww」
幼馴染『…………』ガサゴソ
男「早くwwww」
幼馴染『……待って』タッタッタッ
男「寒いっすww立ってるだけでwwwツラいwww」
幼馴染『……ッ!』ガラッ!
98:
男「あー、ゴホンゴホン」
男「メリークリスマス、お姫様」
99:
幼馴染「」
男「雪ww降ってるwww」←サンタコス
幼馴染「……な……んで」
男「ウチのクラスwwwヤバいぐらいのwww金持ちいてwww協力してもらってるwww」
幼馴染「…………」
男「上見ろwwwヘリwwあいつの本気www侮ってたwwwやべぇぇぇぇぇwwww」
幼馴染「……そうじゃ、なくて」
男「えっww」
幼馴染「どうして……! どうして、ここまで……してくれるの……!?」ポロポロ
男「…………」
101:
男「てかwwお互い顔見えてんのにwww電話とかwwwウケるwwww」
幼馴染「…………」ポロポロ
男「そうだwwwオイwwもう雪いいぞwwwwあんがとさんwww」
幼馴染「……なんで、なんで……」
男「オーイwww今からwwwそっち行くwwww待ってろwww」
幼馴染「……えッ?」
男「とうッwwちょww塀うっすwww立てねぇぇぇぇぇぇwwww」
幼馴染「……え、え……ええ?」
男「まぁ待てやwwwホアッ!www危ねぇwwww玄関の上立ったったwww」
幼馴染「…………」
男「よっとwww着いたwww楽勝wwマリオの1-1より簡単wwwww」
幼馴染「…………」
男「どうしたww口をあんぐり開けちまってwww」
幼馴染「………………バカ?」
男「やっとしゃべったwwwと思ったらそれかwwwサンタさんにwwwww失礼なwww」
幼馴染「…………」
102:
男「クリスマスプレゼントwwwその1www雪景色wwwww」
幼馴染「……これ……近所迷惑じゃ……?」
男「問題wwナッシングwww警察とかご近所さんにはwww許可とったwww」
幼馴染「……アクティブ……ね」
男「プレゼントその2wwwじゃんwwww」
幼馴染「……これ、って?」
男「包装をwww解いてみwwww」
幼馴染「……あ」シュルシュル
男「そうですwwwオルゴールwwwww」
幼馴染「…………」
男「曲はwwパッヘルベルのwwwカノンwwwww」
幼馴染「…………」ギュッ
男「おおうwwwそんなww大事そうにwww抱きかかえてwwww」
幼馴染「…………から」
男「えっww何だってwww」
幼馴染「……大切に……する、から……ッ!」
男「おうよwwwなんせwwこの俺からのwwwプレゼントだからなwwww」
103:
ああ、なんかいいな
104:
やばい
最高すぎる
132:
男「ちっすwww」
幼馴染「!!」バッ!
男「ちょww今ww何隠したんだよwww」
幼馴染「……何でも……ない」
男「そりゃないぜwww気になるwww何してたんだwwww」
幼馴染「……内緒」
男「マジかよwww」
幼馴染「…………」
男「わりぃわりぃwwwそう睨むなってwwww気を悪くしたならwww謝るからさwwww」
幼馴染「……気に……しない、で」
男「わーったよwww」
133:
男「気づいたらwww年明けですかwwww」
幼馴染「……そうね」
男「こたつwwあったけぇwwwみかんうめぇwwリオレウスつえぇぇぇぇwwww」
幼馴染「…………」
男「無言で睨まんといてwwwさすがにww大晦日にwww人の家でモンハンはwww失礼だわwwwww」
幼馴染「……そう」
男「何見るwwすでにwwガキ使は予約済みwwww」
幼馴染「……紅白」
男「おうwwおっwwちょうど福山wwwカッケーwwww」
幼馴染「…………」
男「どうしたwww興味ないかww」
幼馴染「……いいえ」
男「おおwwそうかwwwならいいwwwつかこの歌wwwこないだカラオケでwww山内が歌ってたwwwアイツ92点www上手すぎwwww」
幼馴染「……ねえ」
男「ん?ww」
幼馴染「……iPhone、録音とか……できる?」
男「モチロンよwwwこのボイスメモってのがwwwそうだww」
幼馴染「……そう」
男「何だよwww何を録音するんだよwww」
幼馴染「……内緒」
男「オウフwww最近ww内緒が多い件についてwwwwwまさかの秘密主義ですかwww」
135:
男「そろそろかwww行く年来る年にwwなっちまったよwww」
幼馴染「……そうね」
男「つかwwおじさんとおばさんはwwwいいのかwww」
幼馴染「……もう寝てるわ」
男「そうかwww」
幼馴染「…………」
男「オイww近所のあの寺www鐘ついてやがるwwww俺もやりてぇwwww」
幼馴染「……そうね」
男「百八回とかwww腕疲れるwwwつーかwwお年玉wwいくらもらえるだろwww」
幼馴染「……そう」
男「ていうかwwこたつの一辺に並ぶとかwww俺らバカップルみてぇwww」
幼馴染「……そうね」
男「まぁwwイヤじゃないしwww大歓迎だけどなwww正直密着してwww大変ご馳走様ですwwww」
幼馴染「……そう」
男「あがーwwお前の部屋www絨毯も気持ちいいなwww」
幼馴染「……寝転ぶと……服に毛が……つく……」
男「知らねwwww眠いwww」
幼馴染「…………」
男「あーwwやばwwちょwwガチで眠くwwwなってきたwww」
幼馴染「……そう」
男「んーwwwんー、んっ……」
幼馴染「…………」
男「…………」
幼馴染「……寝た?」
男「…………」
幼馴染「…………」ゴソゴソ
136:
男「ん……あ? 右腕がなんか重てぇ……何なんだよ」
幼馴染「…………」スヤスヤ
男「」
男「……う、う、腕枕? は?」
幼馴染「……ううんっ……」
男「!」
幼馴染「……おはよう」
男「……おおwwはよっすwww何してんのwww」
幼馴染「……寝てる」ギュッ
男「ちょwwデレきたwwwやったねwww俺大勝利wwwwでwwどうしたのwww」
幼馴染「……寒かった」
男「こたつww無視かよwww」
幼馴染「……寒いよ」ギュゥゥ
男「ちょww柔らかすwww気持ちいいwwww」
幼馴染「……男」
男「おおwwなんかwww久々にwww名前呼ばれたwwww」
幼馴染「……あけまして……おめでとう……」
男「オウフwww先に言われたwwwおkwwことよろーwwww」
幼馴染「…………」ギュゥゥゥゥゥ
137:
女かわええ
138:
かわえええええ
144:
男「新年早々www窓破りドッキリをwww敢行しますwwww」
男「ヤツはwwwまだ寝ているはずwwww」
男「このスイッチwww押すとwwwヤツの部屋のwwwカーテンが開くwwww」
男「そおぃ!wwwww」ポチ、ウィーン
男「後はwww俺が窓を開けてwww侵入www」
男「覚悟しやがれwwwww」
男「……ん?www」
幼馴染「…………」
男「 」
男「 え?」
146:
幼馴染「……んっ」パチッ
男「…………」スヤスヤ
幼馴染「……男?」
幼馴染「……ここ……どこ?」
幼馴染「……白い、部屋。…………病室……?」
幼馴染「……そう、だ。私……部屋で……確か」
男「……ん、あ?」
幼馴染「! ……起こし、ちゃった?」
男「あ……あ、あ、ああああああああ!」
幼馴染「!?」ビクッ
男「幼馴染ッ! 幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染幼馴染ッッ!!!」ギュゥゥゥゥ
幼馴染「……!?」
男「あ、ああ…………本当に、良かった……」ポロポロ
幼馴染「…………」
男「……あ。わ、ワリぃwww取り乱しちまったwww」
幼馴染「……そう」
148:
男「つかwwビビらせんなwww部屋見たらwwwお前が血ィ吐いてwww倒れてるとかwww心臓にワリぃwwww」
幼馴染「……ごめんなさい」
男「いやいやwww何謝ってんのwwwお前ww」
幼馴染「……助かった」
男「ははっww」
幼馴染「……いつも……ありがとう」
男「何だよww改まってwww」
幼馴染「……もう、いいわ」
男「えっwww」
幼馴染「……もう……無理して、私に構わなくて……いい」
男「ちょww何言ってww全然ww意味分からんwww」
幼馴染「……今まで、ごめんなさい……私のせいで……ずっと……」
男「オイwwオイww勝手にww話進めんなwww」
幼馴染「……もう、手遅れなの……」
男「ちょwwwww」
幼馴染「…………」
男「オイwwオイwおい……おい、何言ってんだよ」
幼馴染「…………」
男「…………」
150:
男「ちわっすwwwメリーバレンタインwww」
幼馴染「…………」
男「オウフwww一ヶ月近く無視wwwこれは中々wwwキますねwwww」
幼馴染「…………」
男「これwww逆チョコwww」
幼馴染「…………」
男「お返しとかはwww気ィ使わなくてwwwいいからww」
幼馴染「…………」
男「俺のww力作wwブッシュ・ド・ノエルwwww」
幼馴染「…………」
男「気が向いたらwww食えやww」
幼馴染「…………」
男「じゃww俺帰るわwwwテスト近いwwww勉強してねぇぇぇぇwwwww」
幼馴染「…………」
153:
ハッピーにしてくれよ
160:
男「…………」
すげー、お前模試1位だったんだろ!?
今まで2位だったけど、ついにトップになったわけか!
さすが男だなー。
男(何で……)
ていうか男君、T大医学部志望なんでしょー?
マジで!? やべえなオイ!
男「い、いや…大したことじゃねえよ」
んなこと言ってもなー、俺たちとお前の間にゃバカみたいな差があるしよ。
男君完全にデキル人側の発言ー(笑)。
男「いや、俺は帰宅部だしさ。みんなは部活しながら勉強してんじゃん。俺には無理だもん。だからみんなすげーと思う。マジ尊敬……いやマジリスペクトだな!」
男君……///
オイ、リスペクトってお前V系かよ。
つかよく言うぜお前演劇部の助っ人とかしてるくせにさ。
男君「オイ、せっかく俺がきれいにまとめたのに茶化すな(笑)」
全然きれいじゃねーし!
まぁまぁ、男だって1位とれてうれしい、俺らも志望大判定上々でいいじゃねえか。
あたしD判定だったんだけど……
マジか。
男「よかったら勉強見ようか?」
ホント!? えっとねー、じゃあリーディングとライティングと数?と数Cと物理と、えっとそれから……
多すぎだろ!
男「さすがに見切れねえわ……」
あはははははは!
男「…………」
男(幼馴染……どうしたんだよ、お前……)
161:
やっぱ男は頭良かったか
162:
男「…………」
おーい、男ー! フリースロー合戦やるけど、やるかー!?
男「……いや、やめとく」
あー!? 何だってー!?
男「やめとくー!」
ンだよーノリわりぃー
男「ははは……」
男「…………」
男(……俺が無理させたから、なんじゃないのか?)
男(修学旅行とか、夏祭りとか、俺はよかれと思ってやってたけど……あいつの体に負担をかけすぎたから、それで倒れたんじゃ?)
男「俺のせいだ……」
男(最近は、家にも行けてない。窓も開いてないしカーテンも閉じっきりだ。遠隔操作じゃ開けなくなってる)
男(つーか姿も見てないし……テストが終わってからずっと……)
男「ちょっと先生に聞いてみるか」
163:
んー? 幼馴染のことか?
男「はい。えっと……最近、何かありました?」
……言っていいのか分からんが、確かお前は、あいつの病気のこと知ってるんだったよな。
男「はい」
あいつ、テスト中に倒れたぞ。
男「!」
まあ、本人も薄々限界だと気づいていたらしいがな……あ、お、おい男! どこ行くんだ! まだ午後の授業があるぞ!?
男「すいません先生、今日俺、早退します!」ダッ
まったく……オイ、幼馴染は普段の病院じゃなくて、○○救急医療センターに搬送されてる!
男「え!?」
病室までは知らん、その場で探せ。
男「……ありがとうございます!」
164:
先生惚れるわ…
165:
幼馴染の前でしか草生やさなかったんだな・・・惚れるわ・・・
166:
男「幼馴染ッ!」ガラッ!
男「あ……おじさん、おばさん」
男「…………」
男「…………」
男「…………そうですか。今晩が、山なんですね」
男「はい。……着替え取りに、一回家に帰ります」
男「分かりました、もしもことがあったら、連絡お願いします」
男「……ははっ、そうですよね。こいつのことだから、多分大丈夫だと思います」
男「すいません、余計な心配しちゃって。じゃあ、後でまた来ます」
168:
男(……バカやろ。桜、見るんだろ)
男(つーかマジでやめてくれよ。まだ俺、お前に言ってないことがあるんだよ)
ぎゃはは、マジウケるー!
男(……電車、混んでるな。俺と同年代ぐらいの人もいる。そっか、もう学校終わったのか)
その話ホントー!? あいつありえねーし!
男(何でだろ、俺、ちょっとズレてる気がする)
男(何でこの人たちはこんなに元気なのに、あいつは……)
男(不平等じゃないのかよ、これって。おかしいじゃないか)
男(どうせこいつら、ドラッグキメて、誰にでもまたがって腰振るような連中なんだろ。なんでこんなヤツらが大声ではしゃいで、外を出歩いてるんだよ)
男(幼馴染は、あいつは、何であんな目にあわなくちゃいけないんだ。何万分の1の奇病だか忘れたけど、何で幼馴染だったんだ。あいつじゃなくてもいいじゃないか。何で、何で……)
ていうかこの写真ヤバくなーい?
ウッソ、あたしの写り超ワルー! ハズっ!
男「……るせぇよ」
ぎゃはは、こっちだとあんた変なトコ見てる!
あーそれ多分ハエ見てた! だってプリん中でうるさかったもん!
だからってこんな角度になるー!?
うっさい! 別にいいじゃんこんなさー
男「うるせぇんだよあんたら!! 黙ってろ!!」ガタッ!!
ッ……ご、ごめんなさい。
男「口閉じてろっ! 二度としゃべんな!!」
な、何あの人。こわッ。
雰囲気ヤバ……なんかジャンキーっぽくない?
男(クソっ、クソっ、畜生ッ……)
169:
男「……戻りました。ええ、しばらく俺が見ときますから、おじさんもおばさんも仮眠とってていいですよ」
男「はい、分かりました。大丈夫です」
男「…………」
幼馴染「…………」
男「…………」
幼馴染「…………」
男「……なあ、知ってるか? 俺さ、志望校判定Bだったんだ。T大医学部。スゲーだろ?」
男「つっても、お前がベストコンディションで模試受けてたら、多分お前の方がいい成績だったんだろうな……」
男「…………」
男「はは、何話してんだろ、俺。やべ、全然話のネタ思いつかねぇ」
男「…………」
男「頼む、頼むから、目ェ覚ましてくれよ」
男「なあ……本当に、頼むよ……」
男「好きだ、って、まだ伝えてないんだよ……」
174:
男「…………」
男(……なんか、俺、叩かれてる……誰かが、俺の名前を呼んでる……誰だよ……)
男「…………」
??「……男、くん……」
男「……ん、あれ? 幼馴染……? ――!?」
幼馴染「……おはよう」
男「え、え? あれ、ここ病室じゃない……俺の、部屋……!?」
幼馴染「……病室? 何言ってる……の?」
男「あ、ああww悪いwwなんかこんがらがってwwww」
幼馴染「……先に、下行ってる」
男「おおww」
175:
男「まだ桜咲いてねーなwww」
幼馴染「……今年も、お花見……する、よね?」
男「モチのwwロンよwwww」
幼馴染「……うん」パァァ
男「…………」
177:
男「テストのwww結果来た?www」
幼馴染「……総合1位……でも、いくつか……教科別で、負けてる……」
男「オイww医学部志望ナメんなwww俺にもww意地とかプライドとかあんだよwwwww」
幼馴染「……そうね」ニコッ
178:
男「5分休みww授業楽勝でござるwww」
オイ男! 昼休み体育館でバスケやろうぜ!
男「よし来たwwwスリーポイントキメてやんよwwww」
球技大会で打ちまくってたもんなー。本物のバスケ部員より活躍とかマジ俺立場ねぇわ(笑)
男「今日はww1on1でもするか?www」
止めろ俺勝てない……
男「落ち込むなってwww他にも人呼ぼうぜwww」
179:
あーもう分かんない!
男「ん?ww」
幼馴染「……落ち着いて……これは高次方程式……因数定理を使うの……」
うー、またやり直しー?
幼馴染「ここまでは……正解……」
えっとー。こう?
幼馴染「…………」コク
やったー! やっと終わったー!
男「オイwwその課題ww提出おとといだろwww」
担当誰だっけ?
幼馴染「……江岸先生、だったはず」
やっば! あたしえぎっちゃん前の課題も遅れてる!
男「つかww今回も手遅れwwww」
うあー!
幼馴染「……ふふっ」
あははは!
男「プハハハハ!wwwww」
男「………………」
男「オイ、何だよこれ」
181:
おい
おいこの展開は・・・
186:
幼馴染「……? どうした……の?」
男「なあ幼馴染。何でお前、学校に来てるんだ?」
幼馴染「……え?」
男君、どうしたの?
男「オイ、俺の知ってる幼馴染はどうした。なあ、誰だお前。何だお前。どうなってるんだ。何だよこれ」
おいおい、いきなりどうしちまったんだよ。
幼馴染「……男?」
男「何だよ……!? どうなってる!? オイ、何なんだよ!?」
急に叫んでどうしたんだ。
ちょっと、男君大丈夫?
男「うるッせぇ!!」
幼馴染「…………」
男「どこだ、ここ。俺の教室なのか? じゃあ何で……幼馴染が元気に登校して、みんなと喋ってるんだ」
いつものことじゃん。男君、勉強のしすぎなんじゃないの。
お前ちょっとおかしいぞ。大丈夫なのか?
男「俺じゃねぇっ! おかしいのはお前らの方だ! お前ら、幼馴染の顔すら覚えてないはずだろうがっ!!」
191:
幼馴染「……ねえ、男」
男「ああ!?」
幼馴染「……私、じゃ……ダメなの?」
男「お前、何言って……」
幼馴染「……私じゃ、ダメなの?」
男「止めろ。……止めろ」
幼馴染「……私じゃダメなの?」
男「止めろッ! それ以上聞きたくない!」
この幼馴染ちゃんは、男君の話に笑顔を返してくれるよ?
男「違う! 俺は……そんな……おれは……」
この幼馴染は、お前と一緒にいてくれるぞ?
男「やめろ……やめてくれ……ちがうんだ……そんな……そんな……」
幼馴染「……『私』は、あなたを拒絶したり……しない」
男「――――ッ!」
192:
男(真っ暗になった)
男(何も見えない)
男「……違う」
男「違う。ああ、違うとも!」
男「俺が好きなのは……ずっとずっと好きだったのは……」
男「無口で」
男「無愛想で」
男「ノーリアクションで」
男「笑わなくて」
男「チョコ渡しても放置したりして」
男「何考えてるのか分からなくて」
193:
男「……でも」
男「言葉にしないけどいつも気遣ってくれて」
男「根は優しくて」
男「時々レアなリアクションを見せてくれて」
男「俺の話を覚えていてくれて」
男「俺がいなくなった後にチョコをこっそり食べていて」
男「だんだん心を開いてくれて」
男「――そんな幼馴染を、俺は好きになったんだ」
195:
男「…………」
幼馴染「…………」
男「俺って間抜けなんだな」
幼馴染「…………」
男「なあ、そう思うだろ?」
幼馴染「…………」
男「おい、起きろよ。返事、してくれよ」
幼馴染「…………」
男「今なら、言える気がするんだ。なんにも迷う必要なんてないって分かったから……だから、」
ピーッ、ピーッ、ピーッ、ピーッ
男「!」
男「な、ナースコールっ! オイ、おじさん、おばさん! 起きて! 幼馴染が……ッ!」
196:
男「頼む、頼む、死ぬな。死なないでくれよ、頼むから」
脈拍が――電気ショックを――先生、血圧が――処置のしようが――
男「オイ、勝手に死ぬな。散々俺のこと無視して、チョコだけ食いやがって、感想もよこさずに、死ぬんじゃねえよ」
そんな――先生、どうにか――我々もできるかぎりのことは――もう見守ることしか――
男「死ぬな……起きろ……神様、ああ、神様。頼む、俺が死んでもいいから……こいつを……誰か……助けてください……」
ピ――――――――――――
男「 、」
男「  あ 」
男「…………」
197:
マジかよ…(´・_・`)
199:
うそ・・・だろ?
201:
oh……
203:
なんてこった・・・
205:
ハッピーエンド希望したじゃねぇか・・・
なんてこった・・・
い、いやまだだ・・・続きがあると信じている!
210:
男「…………」
幼馴染「」
男「静かだな、ここ」
男「遺体安置室、か……」
男「…………」パサッ
男「死んでるんだな、こんな、いつもどおりなのに。ああ、顔色ちょっと悪いか」
男「…………」
男「……いつもお前ばっかり見てたんだ」
男「髪を切るたびにドキドキしてた」
男「病気のことはずっと前から知ってたのに……わざと、考えてなかったのかもな」
男「幼稚園のころからずっと一緒だったよな」
男「お前がいつか、元気になれるように、病気のことなんか気にしなくて済むようにって」
男「医者になろうとして、必死こいて勉強して」
男「結局俺、何をするにも、理由にお前がいたんだ」
男「これからは……どうなるんだろうな」
男「お前が好きなんだ」
男「十数年間、ずっと」
男「晴れでも雨でも」
男「暑い日も寒い日も」
男「外を走っててもベッドの中で丸まってても」
男「いつもいつもずっとずっと――お前のことを考えてきたんだ」
男「う、う。う゛ぅぁ゛……」ポロポロ
214:
男「……」
男(久々の、幼馴染の部屋だ)
男(でもあいつはいない。ベッドは空っぽだ)
男(いつもいたのに……)
男(……いや)
男(いただけだったんだ。話してただけだ。手を握りもせず。ただ自分を偽って)
男(ずっと笑っていれば、幼馴染も元気になる気がした。笑顔を分け与えられる気がした)
男「自己満足だったのかもなー」
男「……いまさら何言ってんだか」
男「ん? 机の上に、何か置いてる……?」
『男へ』
男「…………」
男「……」パサッ
『改めて手紙を書くと緊張します。ほとんど毎日顔を合わせているのに、変なものですね』
男「あ……」
216:
『知ってました。あなたが運動会で大活躍だったって。
 騎馬戦では大将を勤め、クラス対抗リレーではアンカーとして3人ほど一気に抜いてトップでゴールしたって。
 写真を見せてもらいました。すごく格好良かったです。私もこの目で見たかったです。
 知ってました。あなたがずっと、テスト全教科2位だって。お母さんから聞きました。
 あなたが頑張ってるのも知ってました。医学部に進もうとしているのも。
 私の病気を治す、と七夕の日に短冊に書いてるの、お母さんから聞きました。
 本当にうれしくて、涙が出ました。ベランダ越しに笹を見ては元気をもらえました。
 知ってました。本当は修学旅行のしおりなんか無かったって。あなたが修学旅行のしおりを、私のために手作りしてくれたって。
 行けるはずもないのに無神経だと思ったけど、あなたが私の両親に頭を下げて許可を取り付けてくれたそうですね。
 あなたはお母さんに口止めをお願いしたそうですが、お母さんは話してくれました。お母さんのことは責めないでください。きっとそのことを知らなかったら、私、すごく後悔したと思います。
217:
 修学旅行本当に楽しかったです。
 あなたがいてくれて本当に楽しかったです。色んなところを見回りましたね。
 写真ありがとうございました。私が写ってる写真、全部先生じゃなくてあなたが買ってくれたのでしょう?
 感謝しています。あなたは私の表情を笑いましたが、今手元にある写真の中でもあなたの変顔はひどいですよ。
 夏祭りに連れて行ってくれてありがとうございました。
 金魚すくい、正直言うと夢中になっているあなたの横顔に見とれていました。
 射的の時は……まあ、あなたも男の子なので仕方ないですよね。けど、熊さんのぬいぐるみは本当にうれしかったです。ずっと大切にしたかったです。
 そして花火を見る時、隣にいたのがあなたで、本当によかった。あの夏のことは忘れられません。
 進路調査、何を書いていいのか分かりませんでした。先の長くないこの体で何ができるのか、想像もできませんでした。
 あなたが医者になろうとがんばっているのを聞いて、応援しようと思いました。あなたならきっと、いえ絶対、夢を叶えることができると思います。
 ただ、私を治療するためにお医者さんになろうとするのは……それは、やめてください。私はもう、だめなんです。
 文化祭、お疲れ様です。気づきませんでしたか? 私、実は行ってたんです。
 といっても私服でしたし、学校にはほとんど行っていなかったから、誰も分かりませんでした。
 劇も見ました。あなたが主演と聞いて楽しみでした。とてもうまい演技だったと思います。舞台の上で、主人公を務めるあなたは、カッコよかったです。観客投票で、ちゃんとあなたに票を入れました。といっても、私の票がなくても、あなたの演技は大差で1位だったと思いますが。
221:
 誕生日にくれた携帯電話は宝物になりました。両親も仕事の休憩に電話してくれたりメールしてくれたり、コミュニケーションがうまくいくようになったと思います。
 このプレゼントはあなたが発案したそうですね。あなたはいつも、私のために、色んなことをしてくれます。
 その度に私は、どんどんあなたへの借りが増えていってしまいます。もう返せそうにありません。
 クリスマスプレゼント、ちょっとキザでしたね。雪を降らせるなんて、どこの少女漫画ですか。
 けれど、一面の銀世界はとても美しくて、本当にきれいでした。といっても、私が一番みとれたのはあなたなんですが。
 オルゴールは毎日聴いてます。あの音楽を聴いていると、なんだか私の体が楽になるんです。目を閉じると、音楽と一緒に、あなたの笑顔が浮かんで、励みになりました。
 一緒に過ごした年越しは、最後の楽しい思い出です。どうしても止まらなくて、甘えてしまいました。
 ずっとあのままでいたかった。ずっとあなたと一緒にいたい。
 ずっと抱きしめていたかった。腕を放したくなかった。あなたを放すと寒かった。あなたの腕を抱きしている間は温かかった。
 まだ、離れたくありません。ずっとずっと。離れなくなんてない。
223:
 倒れているのに気づいてくれた時……もう限界だと思いました。ずっとあなたに守ってきてもらって、励ましてもらって、それでも、この体はどんどん弱っていきます。
 あなたに見つからないよう咳き込むのも、血を吐くのも、負担ではありません。あなたの笑顔を見れるためだったら、それぐらいの我慢は安いものでした。
 でももう、限界なんです。私はこれ以上あなたに心配をかけなくない。だから、あんな風に突き放してしまいました。本当に、ごめんなさい。
 バレンタインチョコ、美味しかったです。すごく手が込んでて、私にはあんな風には作れそうにありません。
 あんまりにキレイで、少しずつ分けて食べました。
 食べるたびに泣けてきて、何であの時、お礼を言えなかったんだろう、何であの時、ベッドの中で手に持っていたチョコを渡せなかったんだろう、と後悔しています。
 私が作ったのはガトーショコラです。家の冷蔵庫にまだ残っていると思います。もしよかったら、なんて虫のいいことは、言えませんね。
 あなたがこの手紙を読むとき、多分私はもう、この世にはいません。
 最後に、ずっとずっと、あなたに言いたかったことがあるのです。最後の便箋に、まとめて書き綴りたいと思います。
226:
 ごめんなさい。ごめんさないごめんなさいごめんなさい。ありがとうって言えなくてごめんさない。何回感謝しても感謝しきれません。一生かけても返せないほど、恩を受けたと思います。
 ずっと言いたかったけど言えませんでした素直になれませんでした。ずっと無口で気分を悪くさせました。
 本当に、あなたにずっと伝えたかった。
 大好きです。あなたのことが大好きです。ずっとずっと大好きでしたこれからも大好きです。
 大好き大好き大好き大好き。ありがとう。大好き。今までありがとう。愛してます。死んでも愛してます。絶対にあなたから離れません。
 あなたがいつか、別の誰かを愛しても、それでも私を忘れないでほしいのです。
 言葉にして言えませんでした愛してます大好きです。ずっとあなただけ見ていました。これからもずっと見ています。
 髪を切るたびドキドキしていました目が離せませんでした。あなたが笑うたびに私も嬉しくなりました。あなたが悲しむと私も泣きそうになりました。
 どこにいても見守っています。夢を追いかけるあなたを、あなただけを応援しています。
 いつまでも愛しています。大好きです。愛しています。
 さようなら』
228:
うぅ…ダメだ…泣けてきたわ…
230:
泣いてもいい・・・のか?
231:
男「…………」
男「…………」
男「……あ、あ、あああ。う、ぁ」
男「う゛……っう、あ゛、ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
男「あああああああああっ! ああ、ああああああああああああああ!!」
男「ああああ! あ、あぁぁぁぁぁ……」
男「愛してるんだっ! 俺も、お前のことを愛してたんだ! 大好きだったんだ! ひたすらお前が大好きだったんだ!」
男「なぁ……どこだよ、どこにいるんだよぉっ!」
男「見守ってくれるんだろっ!? どこだよどこにいるんだよ姿を見せてくれっ! 声を聞かせてくれ! 手を握らせてくれ!」
男「あああああ……俺も、大好きだ……グズッ、愛してる……グズッ、ズズッ、愛してる……ずっとずっと……時間を跳び越えてでも……不可能を可能にしてでも、もう一度……会いたいよっ……」
男「何でいなくなっちまうんだよ……っ。俺の、見守ってくれるんだろ? なあ、なあっ!」
男「…………」
男「まだ、続きが……?」
『P.S. 携帯のボイスメモ 一番上』
232:
男「…………」シャッシャッ
男(データが大量に……どれも6秒とかその辺だ)
男(ひょっとして、失敗したデータの消し方分かんなかったのかな)
男(一番上……7秒か)
男(再生)
男「……ははっ、指が震えてら」
男(怖ぇな。何が入ってんだか分かんねえ)
男「でも。これを聞かなきゃ。多分……前に進めない。だから」ピッ
『……あ、ゲフンゲフン』
男(何が聞こえるのかなんて分かってた)
男(もう二度と、俺の耳を打つことはないであろう声)
『……男』
男(名前を呼ばれるたびに、何でもできる気がした)
男(何万分の一っていう確率の奇病も魔法みたいに治して)
男(ずっとずっと前にさかのぼってやり直して)
男(あいつを、幸せにして)
男(でも……実際には、できやしなかった)
男(…………)
男(……俺は。俺は、おれは)
男(あいつのために、なにか、できたのかな)
233:
『――――だいすきだよ』
「…………ああ。おれも、だいすきだ」
234:
235:
236:
風が吹く。
桜が散る。
花びらが舞う。
桜色の竜巻のすぐそばに、あいつの眠る場所がある。
「すげぇなwwwお前ww毎年花見できるじゃねえかwwwww桜見たかったってwww言ってたしwwwドンピシャだなwwww」
ウソだ。俺が手配したのだ、この場所は。あいつが見たがっていた桜を毎年見せてあげられるように。
花束を墓前に捧げ、墓石をなでる。
やっと。
やっと、俺の方から触れた。
「俺wwがんばるwwwwからww」
スーツにはまだ慣れない。職場では白衣だが、まだ学生気分が抜け切らないんだ。
そう簡単に社会人の仲間入りは果たせねーな。
「だからwwww見ててくれwww」
背を向けた。頬を伝う熱い水を見られたくなかった。
俺は最後までクールガイなんだよ。
宣誓にも近い儀式が終わる。金縛りにあったみたいに、足が動いてくれねぇ。
いいんだ、これで。未練があって、いいんだ。
なんていっても、
「大好きwwwだしなww」
風がまた吹いた。花びらが鼻先をかすめ思わず目を閉じる。
まぶたの裏に、確かに、あいつの顔が見えた。
……ばっかやろ。そういう時は、わざとでもいいから、笑顔にしろよ。何いつも通りの無表情で出てきてんだ。
振り向いた。花束が風で少し動いてる。それ以上に。
もう一度、言いたかった。
「大好きだ、幼馴染。愛してる」
そして、
確かにその時、
幻聴なんかじゃなく、
俺の耳には聞こえたんだ。
――あいつの、声が。
『……私も……大好き』

237:
終わったったったwww
途中何回か荒れそうになってたけどもwww毎回涙目だったからなwwww俺豆腐メンタルwww
そして>>49で算数ミスwww小学校からやり直せ俺www
内容先読みとか>>224は何者ってwww
224:
締めは録音かな
いや分かりやすすぎたかwww伏線張るの慣れてないwwww
そしてww言っとくwwwけどwwこれwwバッドエンドじゃねえからwwwハッピーではないけどもwwwww
お前らマジで気持ちは言葉にして伝えろよ! じゃあな!
238:
決して良いエンドでは無かったけれども
いいSSだったと思う!
そんな作品を書いてくれた>>1に乙を贈ろう!
乙!
239:
最高だった。泣かせてもらったぜ
幼馴染が男と幸せに暮らすENDを書いてくれたら嬉しいです
240:
ハッピーではないけれど、いいエンドだった
>>1
241:
最高に最高なハッピーエンドじゃなかったけど、グッときた
男と幼馴染のやりとりというか、色んなイベントを見せられてこの最後は流石に目から汗が出た
読み応えがあったよ
>>1乙
それにしても男がかっこよすぎる。幼馴染も可愛いけど
245:
マジで泣いたじゃねーか
最高なssに会えたもんだ・・・最高だ
246:

とても感動した!
248:
くそ、泣けてきた…
乙!
249:
マジ乙ー! これは本気で見て良かったと思う!!
252:
仕方ないから本気出す
ごめんちょっと待って
253:
一体何が始まるんです?
255:
男「頼む、頼む、死ぬな。死なないでくれよ、頼むから」
脈拍が――電気ショックを――先生、血圧が――処置のしようが――
男「オイ、勝手に死ぬな。散々俺のこと無視して、チョコだけ食いやがって、感想もよこさずに、死ぬんじゃねえよ」
そんな――先生、どうにか――我々もできるかぎりのことは――もう見守ることしか――
男「死ぬな……起きろ……神様、ああ、神様。頼む、俺が死んでもいいから……こいつを……誰か……助けてください……」
??「――――待てッ!!」
男「ッ!?」
男(……何だ、誰だよ、こいつ。変な形の注射器もって……?)
ちょっと、部外者は入ってこないでください!
待って、この声、どこかで……
??「これを! 特効薬なんだ、早く!」
男「!」
特効薬!? そんなの聞いたことがありません!
男「こいつが助かるんなら何だっていい!」
男君!?
男「おい、アンタ、早くしろ!」
??「ああ……」プスッ
256:
脈拍安定、危篤状態から回復……体の各部機能が回復していきます。
信じられない……本当に、特効薬があったのか。
??「…………」
男「あ、あのッ」
??「! ああ……男君か」
男「え? 名前、言いましたっけ?」
??「さっき病室で聞いたんだよ」
男「はぁ……」
??「……そろそろ時間だな」
男「あ、ちょッ」
??「悪いな、とびきり美人の嫁さんと鯖の味噌煮が俺を待ってるんだ」
男「は、はぁ……」
??「いいか、疑問は色々あると思うが、残念なことに僕は、いや俺はそれに答えられない」
??「ただ言えるのは、俺がここにきて、彼女を救ったのは、偶然でもなければ運命でもないってことだ」
男「……?」
??「俺がそうしたかったからそうしただけだ」スッ
男「あ、ちょ!」
男くーん! 幼馴染が、目を覚ましたわー!
男「!」
男「って、あ……消えた……?」
男「医者みたいな格好だったな……ていうかあの顔つき…いや、そんな……」
257:
男「幼馴染ッ!」
幼馴染「……あ……男……?」
男「良かった……本当に良かった……!」ポロポロ
幼馴染「……なんで、私」
男「助かったんだよ! お前、助かったんだ! もう病気なんて気にしなくていいんだよ!」
幼馴染「……!? ……ウソ、そんなはず……」
男「本当なんだ! 先生に聞けば分かる!」
幼馴染「あ……あ、あ……!」
男「良かった……本当に、俺、お前が死んだらどうしようって……!」
幼馴染「……男」
260:
男「……言うしか、ないよな」
幼馴染「……?」
男「幼馴染、聞いてくれ」
幼馴染「…………」コク
男「今まで言いたくて、でも言えなかったんだ」
男「俺はお前のためなら何でもできる」
男「いつまでどれほどかかっても、絶対に成し遂げてみせる自信がある」
幼馴染「……男」
男「でも、お前を助けたのは、全然知らないヤツだった」
幼馴染「…………」
男「だけど。まだ俺は諦めてない」
幼馴染「……?」
男「ずっとお前の傍にいる。その役を誰かに取られるなんてまっぴらごめんだ」
男「だから、俺は、俺は……お前のことが――」
男(……偶然でもなけりゃ運命でもない、か)
男(分かってるよ、ったく)
男(俺の人生は、何をするにしてもその理由には幼馴染がいた)
男(分かった、やっと分かった)
男(やっぱり、こいつを救うのは『俺』の使命なんだ。『俺』にしかできないことなんだ!)
男(だから、死ぬまで)
男(こいつのために生きてやる)
男(こいつを救うことと一緒にいることが、俺の生きる理由だ)
「――大好きなんだ」
261:
ふぃー、疲れた。
……おかえり。取材……終わった、の?
ああ。あの雑誌に乗るのは久々だな。患者さんに知り合いがいてさ、結構フランクに話してるとこが載るらしい(笑)
……そう
ああ。
……おビール……に、する?
気分が乗らねぇや、まだいいよ。晩ご飯は?
……鯖。
味噌煮? 一昨日昼に食ったわ。
……そう。
あーでもちょっと待った。用事あるから少し部屋入る。
……地下室?
いつも通りな。
……たまには……入らせて、くれても……いい、のに。
悪いな。でも、本当に出入り禁止なんだよ。見られたらマズいっていうかさ。
……そう。
ああ。やっと実際に跳躍するわけだ。
……何、してるの?
んー、実は地下室に行くのは、多分今日で終わり。目的が果たせるからな。
……目的?
ああ。
…………
ちょっと素直になれない女の子を、助けに行くのさ。
お前を救うためなら、時間だって飛び越えてやるよ。

262:
別√なんて書くもんじゃねえなwww
かなり強引ww
実は幼馴染死亡√で何度か男が「時間を飛び越えてやる」とかイタいこと言ってたのは生存√の構想が元々あったから。
これで本当に終わり!
264:
そこらへんの仕込みは良かった
乙だ
265:
乙、ハッピーエンド見れてよかった。救われてよかった
266:
いいもの見たわ
267:
乙! すっきりした
268:
ほんっとうに乙!
271:
死亡√の方で不覚にも真昼間から涙腺崩れた
お疲れ様
277:
乙!
やっぱり泣いたわ
284:
蛇足……だけど、happy endはイイよね。特に昼間は死亡endだったから
乙!
287:
乙。
やっぱりハッピーの方がスッキリする
28

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