北条加蓮「ねえ、Pさん。」back

北条加蓮「ねえ、Pさん。」


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1:
病室
北条加蓮「ねえ、Pさん。」
P「なんだ?」
加蓮「私もうすぐ死ぬんだね。」
P「バカなこと言うんじゃない。」
加蓮「嘘だよ。私知ってるよ。私はもうすぐ死ぬんだ。だから凛も奈緒も来ないんだ。」
千川ちひろ「それは違うわ。」
加蓮「何が違うの?二人は私に愛想を尽かした。だから来ないんだよ。」
3:
P「違う。凛と奈緒は大事な用があってまだ来れないだけなんだ。きっともうすぐ─」
加蓮「もうすぐもうすぐって、もう聞き飽きたよ!Pさんもちひろさんも、もうとっくに嫌になって
たんでしょ!?病気にばっかりなる私に、嫌気が差してたんでしょ!?もうこんな奴なんか─
P「加蓮、もうそれ以上は言うな!」
ちひろ「そうよ、そんな悲しいこと言わないで。凛ちゃんも奈緒ちゃんも、私達も、もちろん事務所
のみんなも、みんな加蓮ちゃんのことを待っているのよ。」
P「それに、加蓮にどうしても会いたいっていう世界レベルの人もいるんだ。二人はその人を迎えに
いっている。」
加蓮「嘘だよ!世界レベルの人なんか来るわけない!二人が居ない理由をでっちあげただけ─」
4:
ガチャ
ヘレン「ハロー、加蓮。」
6:
加蓮「本当だ!世界レベルだ!」
ヘレン「ええ、危うく今年はアジアレベルになりかけたけど、今年も世界レベルよ。」
加蓮「おめでとう!でも、どうやって世界レベルに?」
ヘレン「例えば、日本レベルの人がいるわよね?その人が日本レベルだったとしても、私は世界レベルなのよ。」
ヘレン「インターネッツの方では、私を地方出身だと言う人もいたけれど、とんでもないわ。」
7:
ヘレン「私は世界レベルよ。」
8:
加蓮「…うん。」
ヘレン「考えてみると、渋谷レベルから始めさせられたのよ。」
加蓮「…そうなんだ。」
ヘレン「あの頃が一番辛かったわ。いつも『あいつは何なんだ』という好奇の目で見られたわ。」
ヘレン「そんなときはいつも広島の教会で過ごしたのよ。」
加蓮「そうなんだ…。」
9:
加蓮「世界レベルさん、握手、してくれない?」
ヘレン「ふふ…ええ。」
ギュッ…
ヘレン「頑張るのよ。」
加蓮「してくれたんだね。」
10:
ヘレン「Cathy.」
キャシー・グラハム「はい。」
ヘレン「私は去年何レベルだった?」
キャシー「世界レベルです。」
ヘレン「今年は何レベル?」
キャシー「世界レベルです。」
ヘレン「よしんば私が佐賀出身だとしたら?」
キャシー「世界、レベルです。」
12:
加蓮「世界レベルさん、私も、世界レベルになれるかな?」
ヘレン「…」
加蓮「…」
13:
加蓮「…」
加蓮「…あの、世界レベ
prrrr prrrr
ヘレン「失礼。」
ピッ
ヘレン「もしもし。何、私をダンサブルじゃないという人がいる?それは誰…
ヘレン「沖縄の女ね。そんなにいっているのね。」
ヘレン「わかった、すぐに行くわ。」
ピッ
ヘレン「というわけで、失礼するわ。」
14:
ガチャ
加蓮「…」
加蓮「頑張ろ。」
END
15:
いったいなんなのこれ……(戦慄
16:
世界レベルだよ
17:
なんかすみませんでした。
ごっつ復活おめでとうございます。
19:
元ネタ
20:
北条加蓮(16)
ヘレン(24)
キャシー・グラハム(15)
24:
【モバマス】お見舞い
2

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