八幡「遊戯王大会?」結衣「うん!」back

八幡「遊戯王大会?」結衣「うん!」


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1:
昼休み 教室
材木座「八幡!八幡はおらぬか!」
八幡「なんなんだ急に…」
材木座「うむ、実はな我は今遊戯王にハマっておるのだ!クリアマインドでかっとビングなのだ!」
八幡「相反する状況じゃねえか」
材木座「しかし現実にデッキを組むと一つの壁にぶつかったのだ。我には共に遊戯王をする仲間がいないということに!」
八幡「自信ありげに言うなよ悲しくなる…」
材木座「そこでだ!八幡!おぬしならデッキの一つや二つ持っているだろう!我と決闘しようではないか!」
八幡「声がでけえよ…。教室なんだから静かにしろ」
八幡(わざわざ教室まで押し掛けやがって…目立っちまったらどうすんだ )クル
結衣 戸塚(……)ジー
八幡(すげえ見られてる…。いやいや材木座がなんか一人で騒いでるだけですから。俺関係ないですから)
結衣「ヒッキー!…と中二も。デュエルできるの!?」
戸塚「八幡!実はね、僕も遊戯王してるんだよ!」
八幡(予想外の展開だ…)
材木座「なんと!決闘者がこんなにもいたとは!八幡よ、これは決闘大会を開くべきではないか!?」
2:
放課後 部室
雪乃「で、どうしてこんなことになっているのかしら」
八幡「俺にもよく分からん」
八幡(由比ヶ浜の妙なテンションと材木座の『決闘には女子が必要であろう!』発言と戸塚のうるうるした目を見てたらいつの間にかこうなっていた)
雪乃「第一私は今日はデッキを持ってきていないから参戦できないのだけれど」
結衣「まあまあ、今回は仕方ないよ!」
戸塚「参加者は4人みたいだけどどんな風にやるの?」
八幡「ああ、やっぱりこういう大会は総当たりで…」
材木座「甘いぞ八幡!大会はトーナメントと古より定められているのを知らんのか!」
八幡「少年マンガの王道は聞いてねえよ。まあ、俺も総当たりにこだわりがある訳じゃないしトーナメントにゆずるが」
戸塚「八幡がトーナメントにするんなら僕もトーナメントでいいよ!」
結衣「うん!ヒッキーがトーナメントって言ってるしトーナメントでいいんじゃない?」
材木座「あの…トーナメントって言ったの我なんだけど…」
7:
八幡「組み合わせはアミダでいいな?」
材木座「ふふっ…八幡よ!決勝で会おう!」
八幡「お前さてはそれが言いたかっただけなんじゃ…」
結果
一回戦
八幡VS材木座
戸塚VS由比ヶ浜
材木座「ぬぅ…」
八幡「アミダなんだからこういうこともあるだろ…」
結衣「ヒッキーと戦うのは決勝だね」
戸塚「負けないよ由比ヶ浜さん。八幡と戦うのは僕だ!」
材木座「あれー?二人の眼中から我消滅してなーい?」
8:
材木座「して八幡よ。ルールなのだが…ライフ4000にしてはどうだ?」
八幡「ああ、その方がぱっぱと進むしいいか」
一回戦第一試合
八幡4000VS材木座4000
材木座「いくぞ八幡!先攻はもらった!」
八幡「先攻は貰ったって言った方が先攻のルールか…」
材木座「我のターンドロー!我は白魔導士ピケルを召喚!」
八幡「お前…」
結衣 雪乃 戸塚「………」
八幡(周りが明らかに引いてるじゃねえか!アイドルカードは手札にしまっとけよ!)
材木座「カードを2枚伏せてターンエンド!」
材木座
手札3枚
場 ピケル セット2枚
11:
八幡「ドロー、スタンバイ、メイン入ります」
結衣「えっ、ヒッキーなにそれ」
八幡「え?フェイズ移行確認だろ」
結衣「そんなのするんだねー」
戸塚「八幡!仲間内なんだしその辺は省略しながらやってもいいんじゃないかな?」
雪乃「確認は確かに大事なことだけれど、ゆとりを持ったプレイングを心掛けていれば確認は自然と必要なくなるわ」
八幡(それもそうか…。材木座なら平気で『発動しておいたのさ!』とか言いそうでこわい気もするが、その辺はギャラリーがいるから大丈夫だろ)
八幡「そうだな、省略する」
13:
八幡(さて、材木座のデッキは…あんなまじめにピケルを出してきたってことからファンデッキよりのキュアバーンか魔法使いってとこか。とりあえず確かめさせてもらうぜ)
八幡「手札断殺発動」
グレイブスクワーマー、レベルスティーラー捨て
材木座「くっ…許してくれ」
サイガール、カードエクスクルーダー捨て
八幡「こいつ完全に…」
材木座「なんだ八幡!そんな目で見るな!これらは優秀なカードなんだぞ!」
結衣「うわぁ…」
雪乃「…」
戸塚「分かるよ!サイガールかわいいもんね!」
材木座「ぐっ…」
八幡(戸塚…それはフォローじゃなくてとどめだぞ…)
16:
八幡「ミスティックパイパー召喚、効果発動。引いたのはバトルフェーダー。もう一枚ドロー」
材木座「どうやら八幡はレベル1主体デッキのようだな」
八幡「おお、1っていう数字が心地いいんだ。カードを2枚伏せてターンエンド」
八幡
手札4枚
場 セット2枚
材木座「臆したか八幡よ!我のターン、ドロー!ピケルたんの効果によりライフを400回復!そして黒薔薇の魔女を召喚!」
八幡「ピケルたんって…。吹っ切れたか材木座!」
20:
材木座「黒薔薇の魔女の効果発動!我がドローしたのは召喚士セームベル!」
材木座「更に!我は血の代償を発動!ライフを500払ってセームベルたんを召喚!
 フハハハハ!我の血肉が!幼女に!」
結衣 雪乃 戸塚「………」
材木座「まだいくぞ!セームベルたんの効果発動!手札からセームベルたんを特殊召喚!」
八幡「大量展開してきたか…」
22:
材木座「レベル2ピケルたんとレベル2セームベルたん2人をレベル4黒薔薇の魔女にチューニング!
神聖なる森を守る猛き森の守護者よ!今こそその封印を解き腐りし眼を討ち滅ぼせ!シンクロ召喚!神樹の守護獣・牙王!」
八幡(うわー口上自分で考えたのか?)
結衣「うわぁ…」
雪乃「まず森を守るという表現を使いすぎだし、守っているはずなのに封印されているというのはどういうことなのかしら。更に…」
戸塚「す、すごくかっこいいと思うよ!」
材木座「…と、とにかく!こいつは自分ターンのメインフェイズ2にしかカード効果の対象にならない!よってお主が強脱などを使っても無意味!バトル!牙王よ!八幡を打ち砕け!」
25:
八幡「バトルフェーダーで」
材木座「ですよねー」
雪乃 結衣 戸塚「………」
材木座「…八幡!まさかバトルフェーダーとは予想もつかなかったぞ!だがすべて計算通り!我はこれでターンエンド!」
八幡(完全に強がってる…)
結衣「うわぁ…」
雪乃(かわいそうに…)
戸塚(すごいや八幡!)
材木座
手札2枚
場 牙王 セット2枚
28:
八幡「ドロー、お?材木座、悪いなどうやら勝負は決まっちまったぜ」
材木座「なに!?」カーン
八幡「俺はワンフォーワンを発動!金華猫をコストに音響戦士ベーシスを特殊召喚!」
材木座(ベーシス…レベル上昇効果を持つモンスターだったか…。
なるほどそいつとスティーラーのコンボでシンクロモンスターを出す気か…。
しかし我の場にはディメンションウォールとピケルの魔法陣が伏せてある!
効果ダメージは無効!
ライフ4000ルールでは牙王を超えるモンスターを出そうものなら反射すれば致命傷…。
悪いな八幡、我の…勝ちだ!)
32:
八幡「ベーシスの特殊召喚に攻魔法発動!地獄の暴走召喚!」
材木座「なんだと!?我の場のモンスターは牙王のみ…」
八幡「そう!牙王は暴走召喚では特殊召喚できない!俺は音響戦士ベーシスをデッキから2体特殊召喚!」
結衣「すごい!」
雪乃「比企谷君のテンションも上がってきてるわね」
戸塚「あ…八幡の勝ちだ」
材木座「くっ…シンクロモンスターを大量に並べる気か!このままでは…」
材木座(パニックなったふりをしておこう…どうせディメンションウォールがあるしwww)
八幡「一体目のベーシスの効果発動!俺の手札の枚数分、つまりレベルを2上げる!なにかあるか?」
材木座「バトルまでなにもないぞ」
八幡「そうか…」ニヤ
35:
八幡「二体目のベーシスの効果発動!レベル3のベーシスのレベルを2上げる!墓地のレベルスティーラーの効果発動!
レベル5のベーシスのレベルを1下げて特殊召喚!レベル4のベーシスとスティーラーで
リミッター解放、レベル5!レギュレーターオープン!スラスターウォームアップ、オーケー!アップリンク、オールクリアー!GO、シンクロ召喚!カモン、TG ハイパー・ライブラリアン !」
材木座「む?」
八幡「効果使用済みのベーシスとバトルフェーダーで、集いし願いが新たな度の地平へ誘う、光さす道となれ!シンクロ召喚!希望の力、シンクロチューナー、フォーミュラシンクロン!」
材木座「まさか!」
八幡「ライブラリアンとフォーミュラの効果で2枚ドロー。三体目のベーシスの効果発動!ベーシスのレベルを4上げる!墓地のレベルスティーラーの効果発動!ベーシスのレベルを1下げて特殊召喚!ベーシスとスティーラーでシンクロ召喚!AOJカタストル!」
材木座「ああ…」
雪乃「決まったわね」
戸塚「揃った…」
結衣「え?何が何が?」
八幡「ライブラリアン効果で1ドロー。」
39:
八幡「行くぜ!レベル5ハイパーライブラリアンとレベル5カタストルをレベル2フォーミュラシンクロンにチューニング!
集いし星が1つになるとき、新たな絆が未来を照らす! 光さす道となれ! リミットオーバー・アクセルシンクロ! 進化の光、シューティング・クェーサー・ドラゴン!」
材木座「オワタ」
結衣「すごーい!すごいよヒッキー!」
八幡「シューティングクェーサードラゴンは素材にしたチューナー以外のモンスターの数だけ攻撃できる!
この場合、2回!バトル!シューティングクェーサードラゴンで攻撃!天地創造撃ザ・クリエイションバースト!」
材木座「ディメンションウォール発動…」
八幡「クェーサーの効果で無効!牙王を破壊!」
材木座「もうやめて!我のライフは直に0よ!」
残りライフ3600
八幡「まだ0じゃないだろ?クェーサーでもう一度攻撃!天地創造撃ザ・クリエイションバースト!」
材木座「ぐああああ!」
結衣「すごいよヒッキー!」
雪乃「さすがといったところね」
戸塚「八幡…かっこよかったよ!」
キャッキャッウフフ
材木座「慰めとか…ないよね…分かってる…」
42:
戸塚「じゃあ次は僕と由比ヶ浜さんだね!」
結衣「負けないよさいちゃん!」
八幡(喉かわいたな…叫びすぎたか。第二試合の間にでもMAXコーヒー買ってこよう)ガララ…ピシャッ
結衣「次は私のターン!ブラッドヴォルス召喚!攻撃!」
八幡(ブラッドヴォルス…だと…!?)
戸塚「じゃあコーリングノヴァの効果を発動するね」
八幡(戸塚は天使デッキか…ぴったりすぎる。…と、さっさとコーヒー買ってこねえと)
八幡「さて、どっちが買ったかな?戸塚だろうな、戸塚に決まってる」ガララ…ピシャッ
結衣「ヒッキー、負けちゃったよ…」
八幡(だろうな、今時ブラッドヴォルスを使うような奴が勝てるわけがない)
結衣「さいちゃんのデッキがすごい動きしててさー…」
戸塚トテトテ「勝ったよ八幡!これで二人の決勝戦だね!」ニコッ
八幡(ああ…ヤバい…。戸塚のスマイルでドキドキした俺の心にハピネス注入される…)
48:
八幡「さあ、決勝戦のデュエルといくか!」
結衣「うーん、どうして勝てなかったんだろう…」
雪乃「由比ヶ浜さん。私が言うことじゃないかもしれないけれど、あなたのそのデッキブラッドヴォルスを抜いたら完成度が上がるんじゃないかしら?」
結衣「ええー!?そう?」
由比ヶ浜デッキ
ブラッドヴォルス3
武神ヤマト3
武神器ヘツカ3
武神器サグサ2
武神器ヤサカニ2
武神器ムラクモ3
武神器ハチ1
武神器ハバキリ3
オネスト1
ビビット騎士1
暗炎星ユウシ2
エフェクトヴェーラー3
炎舞テンキ2
炎舞テンスウ2
禁じられた聖槍2
サイクロン3
大嵐1
死者蘇生1
神警1
神宣1
50:
決勝戦
八幡4000戸塚4000
八幡(ここはあのセリフを…)
「先攻は譲るよ。こい!」
戸塚「ありがとう八幡!行くよ!僕のターン、ドロー!僕はモンスターを裏守備表示でセット、カードを4枚伏せてターンエンド」
戸塚
手札1枚
場 裏守備1体 セット4枚
八幡(4枚も伏せる…?大嵐がこわくないのか?…)
「俺のターンドロー。手札断殺発動」
サニーピクシー、グレイブスクワーマー捨て
戸塚「これかな」ダブルサイクロン、コーリングノヴァ捨て
八幡(ダブルサイクロン?そんなのが無理なく入る天使族デッキ?どんなのだ?)
53:
八幡「俺は手札からサイバードラゴンを特殊召喚。更に金華猫を通常召喚。金華猫の効果で墓地からサニーピクシーを特殊召喚。
レベル5サイバードラゴンをレベル1サニーピクシーにチューニング
こい!超念導体サイコンダクタービヒーマス
(裏守備やバックが怖いが攻めないことには始まらない!)バトル!
ビヒーマスで裏守備モンスターを攻撃!」
戸塚「じゃあ攻撃されたアブソーブポッドのリバース効果を発動するね」
八幡「アブソーブポッド!?」
戸塚「フィールド上のマジック、トラップカードをすべて破壊し、破壊されたカードのコントローラーは破壊された数だけデッキからカードをドローできる。僕は4枚破壊されたから4枚ドロー」
材木座「ドローを許すとは情けないぞ八幡!」
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