アルミン「ミカサのお○ぱい触りたいよう」back

アルミン「ミカサのお○ぱい触りたいよう」


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1:
・キャラ崩壊注意(特にゲスミン化)
・軽いエロあり
ミカサがこれだけ弱っている所を、僕は初めて見たのかもしれない。。
一体いつから、昨夜からなのか、今朝からなのか、気づかなかった。
隣を歩いていたはずのミカサが、ヘナヘナと座り込んで苦しそうに喘いでいる姿に僕は目を見張った。
正常な人間の体温じゃない。
脱力した体をなんとか医務室まで届け、ベッドの隣に座る。
ミカサは僕の袖を指が白くなるほど掴んで、ぐずぐず泣いていた。
ミカサが僕の前で泣くのは、兵団に入団してから何度もあったことだ。
それは醜態を見られたくない、誰かさんがいないときだけだった。
元スレ
アルミン「ミカサのおっぱい触りたいよう」
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2:
そのまま手を握っていると、エレン、エレン、とうわ言のように零し始めた。
その唇は乾ききっている。
「ミカサ、起きて。少し水を飲んだ方がいいよ」
「エレン」
ミカサの口からエレンの名が出る度に、どうしようも出来ないもどかしさに胸が締まる。
誤魔化すように、汗で湿った背中を撫で続けた。
「…エレンはリヴァイ兵長のところにいるよ」
「エレン」
「大丈夫。エレンは調査兵団にとっても切り札なんだ。守ってもらえるよ」
あやすように言い聞かせる。
それは面白いくらいに効果覿面で、ミカサの強ばっていた手から力が抜けた。
3:
良かった。
そう思ったら、今度は僕の手を投げ出して毛布を頭まで被ってしまう。少し面倒くさい。
「ミカサ、ちゃんと顔を出すんだ。水だけでも飲もう。エレンもきっと心配するだろうし」
僕がそう言うと、ミカサは苦しそうな顔をして、呟いた。
「しない」
「ん?どうしたの」
「エレンは私の心配なんてしない」
小さな声で吐き出された言葉の意味を、僕は理解出来なかった。
「そんなはずないよ。エレンは確かに意地っ張りだけど、ミカサのこともちゃんと考えて」
「しない。私の言葉はエレンに届かない」
4:
私の言葉は届かない。
それには思い当たることがある。
巨人化したエレンがミカサの言葉に反応せず、しかもミカサに向かって拳を振り上げたという信じられない話だ。
それどころじゃなかったが、気にしている様子もなかったのに。
「ミカサ、あれはエレンの意思じゃない。巨人の体を制御できなかったんだ。エレンだって記憶がないみたいだし…」
「無関係だって」
「ミカサを庇う為の嘘だよ。分かるだろう?」
僕がそう言うと、ミカサは黙って頷いた。
「でも、家族なのに」
ただの家族が見せるには、何とも複雑な表情だった。
ミカサは何をそんなに苦しんでいるんだろう。そんなに苦しいなら、家族なんてやめてしまえばいい。
君がエレンを大切に想っていることなんて、何年も前から知っている。家族としてではなく。
分かってないのは、エレンとミカサ自身だけなのだから。
5:
××××××××××××××××××××
「あ、ミカサ起きてたんだ」
「ええ」
「ごめんね。特別なものは作ってもらえなくて…。スープに浸したら食べられるかな」
「もう大丈夫。アルミン、」
食事の乗った盆を受け取ったミカサが、顔色を伺うように見上げてくる。
「看病してるのは僕なのに、ずっとエレンのこと言ってるからね。酷いな、ミカサは」
「ごめんなさい。アルミンには凄く感謝してる」
少し意地悪を言ってやると、面白いくらいにシュンと小さくなる。
「でもミカサが寝込んでたって知ってたら、エレンは飛んできたかもね」
「そんなはずない」
「エレンって意外と世話焼きなんだよ。ミカサも覚えてるでしょ?シガンシナにいた頃」
「ミカサが風邪をひいて、エレンがずっと傍にいたじゃないか」
6:
僕の言葉で昔を思い出したのか、ほんの少し嬉しそうに目を細めた。
「あの時は、結局エレンにも移っちゃったんだよね。エレンがおばさんの言うことを聞かないで、ミカサと一緒に寝たから」
「一緒に寝てもらえるチャンスだったのにね、ミカサ」
「エレンはもう私と一緒には寝ない。風邪が移るから…」
何を思ったのか、頬を赤らめて僕の軽口を否定してくる。
男子と女子が同じベッドで眠るのはいけない事だと、ミカサはいつ知ってしまったのだろう。
ウブだなあ、ミカサは。
7:
頬を染めて毛布をたぐり寄せながら、じっと見上げてくる様は、幼い子供のようにも見えるが、同時に甘ったるい女らしさも持っている。
ミカサは誰かに媚を売る人間じゃない。
これはミカサの意図するところではないと思う。
でも、もし、これがエレンだったら?
エレンがミカサを意識しているのかなんて、僕は分からない。
でももし、エレンがミカサを想う気持ちが、ミカサがエレンを想うそれと同じなら。
ミカサの気持ちは報われて、全ては丸く収まる。なのに、僕はどうしようもなく、その時が来るのが嫌だった。
「ミカサは本当にエレンが好きなんだね」
何でもないように言うと、ミカサは顔を赤くして小さく頷いた。
ミカサは、僕のことを、そういうことを素直に話していい存在だと思い込んでいるみたいだ。
苦々しい。自分で言っておいて、僕は。
8:
「ミカサ、ちょっと目を閉じてみてよ」
「? わかった」
横になったままのミカサは、素直に目を閉じた。
僕はベッドに腰掛けて、ミカサの肩に両手を置く。
「アルミン?」
「想像しててよ。今ミカサを触ってるのは、エレンの手だ。ちゃんと目を瞑って、想像して」
「アルミン、どういうこと」
「いいから、黙ってろミカサ」
エレンの口調を真似て耳元で囁くと、ミカサの反応が一気に変わった。
子どもの頃、苛めっ子と果敢に戦うエレンに憧れて、エレンの口調を真似したことがあった。
エレンの、乱暴で、でもどこか温かい話し方。僕が1番よく知ってる。
惨めだ。
僕はミカサと出会ったときから、惨めだったんだ。
9:
「えれ…ん」
ミカサが目を瞑ったまま、甘い声をあげた。
その声は僕の心臓を鷲掴んで、上手く息が吸えなくなる。
僕はそれを誤魔化すようにミカサの体をまさぐった。筋肉質で贅肉のない体。一般的な男性が求める、柔らかな女性らしい体ではない。でもミカサなら何だって良かった。
「う…ぁっ」
鎖骨から肩、腕、脇腹まで。ごくりと唾を飲んで、シャツの下へと手を潜らせる。
ミカサが体を震わせて息を止めた。
僕は声をかけずに、そのまま手を滑らせる。
手の動きはエレンを意識して、少し乱暴で不器用に。引き締まった腹筋を指先でなぞってから胸の下着に触れると、驚いたように体を強ばらせた。
10:
それでも健気に目を閉じているのを確認して、下着をずらして胸に手を乗せた。
信じられないほど柔らかなそれを、掌で包むと、すっぽりとはいかないが丁度良く収まった。
そのまま全体をゆっくり回すようにして触る。
「…ん、はっ」
ミカサから、こんなに色気を帯びた声が出るのか。
下腹部が熱くなるのを自覚した。僕はもう、止まれそうになかった。
ベッドにのしかかり、ミカサに跨るように座る。
「あ、アルミン、もうやめよう」
「目を瞑っててよミカサ」
僕が強く言うと、躊躇った様に視線を迷わせて目を閉じ直す。
一瞬だけ開かれた瞳は泣きそうな程に潤んでいた。
ゆっくり服を脱がせていく。
ミカサは体を強ばらせたままで、抵抗はしなかった。その代わりに、苦しそうに眉を寄せて瞳を閉じている。
その瞼の裏には、僕ではなくエレンの姿が描かれているはずだ。
11:
何も言わずに再び触れると、小動物のように体をびくつかせる。
声は出せなかった。
ミカサ、ミカサ、ミカサ、何回でもその名前を呼びたかったけど、それがミカサを夢から覚ましてしまう。
そのもどかしさを僕は手先に込めた。
露になった胸をくすぐるように指先だけで撫でる。時々その先端に指が当たると、ミカサの唇から吐息が漏れた。
エレンはこんなにしつこい前戯はしないかもしれない、なんて、そんなことを考える余裕はとっくに失われていた。
「ふ、うっ…っあ」
何かに耐えるような声が、ミカサの口から漏れている。
同じような荒い吐息が僕からも零れそうなのを堪えて、下半身へと手を滑らせた。
20:
腰をなぞり、太ももを撫でて足の間に手を滑り込ませると、流石にミカサも身じろぎした。
「っあ!いゃ、」
否定の言葉を言わせる前に、ミカサの耳を舐める。
唇で挟み、舌を差し込んで窪みを抉るように唾液を塗り込む。
ぴちゃぴちゃと水音を立てると、ミカサの体から力が抜けて崩れ落ちた。
「ひ、や、ふぁぁ…」
しばらく耳を舐めつづけてると、ミカサの息遣いがどんどん荒くなっていくのが分かる。
頃合いを見て、太ももでとどめていた手を股間に浸入させると、ミカサは抵抗なくそれを受け入れた。
21:
(濡れてる…)
心臓が、許容量を超えるほどに激しく脈打つ。
ミカサのそこは、筋肉質な身体とは対象にとても柔らかかった。指で触れると熱く、肌とは違うツルツルとした粘膜の感触があった。
膣口からじんわりと液体が溢れていて、指先についたそれは糸を引いて粘っていた。
ぬめりを纏った人差し指をミカサの陰核へと滑らせる。
「あっ!…っ、くふ、だめ、だめ」
ミカサが高い声をあげて腰をくねらせた。
ミカサがエレンに対して乙女になっているところは何度も見てきたけど、こんな「女」になっているところは初めてみた。
22:
あのミカサが、こんなに淫らに喘ぐなんて。
僕の指は、ミカサの陰核を擦るように撫でた。こんなことしたことがないし、本でも見たことがない。でも、下世話な男子達の世間話でこうするものだと聞いたことがあった。
ミカサの膣口から溢れてくる液体を全体に塗り広げるようにしながら、陰核を押しつぶして円を描くように刺激する。
「ひっ!…っあっ、いやだ!っく、ふ、あああっ!」
今までと違う劇的な反応。
溢れる愛液は量を増して、それを全体にまぶす度にミカサの喘ぎは大きくなっていく。
23:
「ふぁっ、く、…っ、あぁ!」
ミカサの手が、ぎゅっと毛布を掴む。
手だけじゃなく体中強ばらせて、それはまるで、何かを我慢しているようだった。
空いている手でミカサの手に指を絡めると、ぎゅうときつく握り返された。
その手を僕の肩に導くと、ミカサは急に両手を背中に回して抱きついてきた。
強すぎて痛い。
これはきっと、エレンへの想いの強さだ。身体がきしむくらいに強い抱擁。
(…あったかい)
それが自分に向けられた想いではないと分かっていても、ミカサの温かさと柔らかな感触、すぐ近くに感じられる脈動が、どうしようもなく「幸せ」だと感じさせた。
24:
でも、頭の隅には今も尚地下室に繋がれている親友がチラついて、やっぱり、虚しい。
抱きしめられたまま、ミカサの首筋や鎖骨にキスをして、右手は股間をまさぐる。
段々とミカサの腰が揺れ始めて、僕の与える刺激が物足りないのだと伝えてきた。それに答えるように、強く、早く、激しく指を動かす。
今度は腰を浮かせて、後ろへ逃げ始めた。
「ふぁぁっ!っひ、っ、や、へん、いやだ、へんになるっ」
これがいいんだ、と覚えて僕は右手を休まず動かした。
陰核に爪先を引っ掛けるみたいにして弾くと、ミカサの口がだらしなく開いて淫らな声が出る。
それがたまらなく興奮して、やめられない。
25:
「あっ!っぐ、あっ…あっ!だめ、もう、あああ!」
次から次に溢れる喘ぎに、僕の方が高まってしまう。これはもうすぐイクってことなんだろうか。
僕の手で、ミカサが。
それを考えただけで、下半身に熱い塊が膨れあがってくる。
右手でミカサを愛撫しながら、投げ出されたミカサの左手を取って僕の股間に擦りつけた。そこはもう、どうしようもないくらい勃ちあがっていた。
だけど、与えられる刺激に夢中のミカサは、僕がミカサの手で自慰をしてることにすら気づかない。
でも、それでいいんだ。
一緒に果てるなんて、そんなことは許されないと思った。
26:
「はっ、ひっ、おかしく、なる!っふ、うぁあ、ぁぁああ」
ミカサが喘ぐ度、僕の股間で小さな爆発が起こるみたいだった。
「…っ、…っ、ぁぁあああああっ!」
一際大きく喘いだ後、ミカサの体は反り返って跳ねた。
どぼ、と大量の液体が溢れて、シーツに染みを作っていく。
「は…っ、はっ」
ハクハクと唇を震わせて、必死に呼吸しようとしているミカサの横で、僕も小さく呻き声あげる。
ミカサのそこは解れて蜜を噴き、進入されるのを今か今かと待ちわびている。
いや、駄目だ。流石にそれは、だめだ。
27:
僕はその代わりに、イったばかりで震える陰核を、より強く早く責めたてた。
「ひっ!?いや、だめぁぁあああああっ!おかし、おかしくなぁああっ」
「…そんな声出したら、エレンに聞こえるよ」
聞こえるわけがない。
エレンは遠く離れた地下室の中だ。
ミカサをいじめたくてそう呟いてやると、血が出てしまうんじゃないかという程唇を噛み、声を堪え始めた。
目は固く閉じ、唇は噛み締めて、鼻息は荒く。抑えこまれた快感を吐き出すみたいに、余りに素直に蜜を噴出し続けるミカサ。
可愛い、すごく。
28:
「ーーーーっ!ーーーっ!ぁ、っ、ぁ!ーーーっ!」
ビクビクと腰を跳ねながら果てるミカサ。
声を殺してる分、快感が大きくなっているようで、そのイキ方は壊れたおもちゃみたいだった。
その光景を見ながら、それを自分の手で造り上げたことに震える。
ミカサがイってるんだ。僕の手で、感じて、僕の。
執拗に繰り返す愛撫。
ナイフを突き刺し倒れた相手に、何度も何度も刃を突き立てるような、そんな責め方。
その度に血じゃなくて愛液を溢れさせて達するミカサに、僕はたまらなく興奮した。
29:
「っあ!もう、もうや、やめてっえっ…ひぃっ」
ミカサが泣きじゃくりながら許しを請うてきた。
もうその顔は、涙と汗と唾液でべとべとになっている。
「…もう、嫌なの?」
「…はっ、もう、おかしくな」
「じゃあ、じゃあ、僕の方ももう、いいよね…?」
「っふ、っえ?」
駄目だ。
分かっていたのに、僕はもう止まれなかった。
ミカサが欲しい。
あの柔らかい肉に受け入れられたい。繋がりたい。
ミカサが本気で抵抗しなかった、というのが僕に言い訳を与えてしまっていた。
30:
目を閉じててよ。
そう言ってからまだ痙攣してるミカサの膝を割り、間に座り込む。
どろどろに溶けたソコに僕のモノを合わせ、上半身はミカサに覆い被さった。
「エレンのだと思ってよ」
「っ、アル」
何を言おうとしたのかは知らない。
それを遮るように、僕は腰を進めてペニスを奥まで押し込んだ。
「っ、あ…、あ…、痛い、痛い!」
疑ってたわけじゃないけど、やっぱりミカサは処女だったみたいだ。
よく聞くような、膜みたいなものを破る感触はなかったけど、腰が痺れて蕩けそうだ。
31:
「…っ、もういや、アルミン、やめ」
「っ、ミカサ、言ってたよね。エレンも大事だけど、アルミンも同じくらい大切だって。エレンと同じように、僕のこともっ、愛してよ」
「そ、そんなの」
無理難題だ。自分でも無茶苦茶なことを言ってると思う。
枕元にあった赤いマフラーを掴んで、ミカサの視界を覆う。
「俺だよ、ミカサ」
「…っ!」
僕は何をやってるんだろうか。
空しい。虚しい。
でもそれ以上に、気持ちよくて。
「…っ、はぁっ、え、えれ…んっ」
32:
ミカサが再び堕ちたのを見て、肉棒を出し入れし続ける。
ぬめるヒダが絡みついてきて情けない変な声が漏れた。
「っ…ぐ、ミカサ」
「はぁっ、えれ、エレン、エレン、エレン」
ミカサがその名を呼ぶ度に、涙が出そうだった。
でも、それを堪えて腰を動かし続ける。
ミカサが、僕の身体で、僕のペニスで、よがっている。
その事実だけを頭で繰り返して、僕はこの行為から幸福感を探そうとした。
結合部から、僕の先ばしりとミカサの愛液に混じって血の赤が垂れていた。
33:
「っ、ひ…エレン、えれ、」
涙混じりの喘ぎに良心が締め付けられる。
でも、胸の奥には小さな快感が生まれていた。
好きな子を、自分の体で喘がせてる。
その事実が、何にも替え難い快感になっていた。
「好き、っ、エレ、エレン、すきっ」
涎を垂らしながら、僕に揺すられるミカサ。
溶けた鉄に包まれているかのような熱さに、頭の裏がチカチカする。
気持ちよかった。
「エレンのっ、あつい!エレン、えれ、ごめ…なさっ!もっと、…っなるから、つよく、なるからぁぁったたかうから!だからぁっ」
きっと言葉の表面だけでは分からない、2人にしか通じない言葉を聞きながら、逃げる腰を掴んで揺さぶる。
34:
(あ、出る)
そう思ったとき、ミカサの両腕が僕をがっちりと抱きしめてきた。
溺れかけた子供のように、力強く僕を求めてくるミカサに、理性は屈服してしまう。
でも射精したら、妊娠してしまうかもしれない。
僕は逃げなければいけないのに、腰を動かすことも出来ず、ただただ快感に喘ぐだけだ。
ミカサの中は、射精を受け止める準備が出来ている、とでも言うように、ぐじゅぐしゅと蠢いている。
(もう、無理だ)
視界がチカチカする。
性欲、というよりは、支配欲に狂わされる。ミカサをどうにかしてしまいたいという、愛と呼べるのか分からない感情がただただ膨らんで。
35:
「っく、出る、出るよミカサ」
吐き出された精を受けとめて、ミカサが震えた。
僕は自分の中に生まれた初めての感覚に戸惑いながら、膣内にぶちまける感覚に酔いしれた。
それは心地よく、暖かくて、幸せだった。
じんわりと中に広がっていく精液が、僕の理性をどろどろに溶かしていく。
「ぁ…ぁ…」
僕は肉の摩擦だけじゃなくて、抱いて抱かれるという関係とこのシチュエーションに興奮して絶頂してしまった。
完全に体の力を抜いてミカサと重なる。
ミカサも、力なく体を投げ出して肩で息をしていた。
お互いの鼓動と呼吸だけが、部屋を支配して。
僕はミカサの体温を感じながら、幸せに浸る。啜り泣く声が聞こえた気がした。
39:
軽いエロどころかガッツリエロやないかw
だが悪くはない…
NTRは人を選ぶんだろうけどな
40:
内容で引いているのではない 
今まであまり見かけなかったエロミンに
戸惑いを感じているだけだ
49:
時間が経ち、冷めてきた昂り。
冷静になってみると、自分のしたことに余りにも大きな後悔と、焦りが生まれてくる。
恋愛小説みたいな、情事の後の愛の囁きなんてない。
ミカサの上から体を起こして、ベッドの端に座る。それを見て、ミカサものそのそと上体を起こした。
倦怠感と、たまらない気まずさ。
ミカサは俯いたまま、シャツのボタンを止め始めた。僕もそれを黙って眺める。
沈黙。
視線が交わることはない。
いや、正確に言うとミカサは僕のことをチラチラ見ていた。
僕がどうしてここにいるのか、何故こうしているのがエレンじゃないのか、信じられないとでも言いたそうに。
50:
それとも、ずっと一緒にいた幼馴染みからの裏切りを受けてショックを隠せないのか。
または、いつも僕らにそうするように、こんなことになってしまったのを気に病んで、僕を気遣うつもりなのか。
「ミカサ」
肩をびくつかせて僕と視線を合わせてきたミカサ。僕の最初の言葉は。
「後で薬を貰いに行こう。その…避妊をしていないから……」
僕の顔色を窺うように、ミカサは小さく「わかった」と言った。そのあとに、掻き消えそうな声で「ごめんなさい」と。
僕のしたことの方がよっぽど罪なのに、そんな風に謝られるといたたまれなくて涙が出そうになる。
51:
ミカサはきっと、僕の体の表面にエレンを被せたことを謝っているんだろう。
ミカサはそういう子だから。
ミカサは処女だったけど、僕だって初めてだった。
僕は、好きな子と初めての経験をした。
もうそれだけで良かった。
だって、最初から僕は負けていたんだから。
「ミカサ」
ミカサが視線だけを動かして、何?と伝えてくる。
「ミカサは、やっぱり、エレンが好きなんだね」
ミカサが泣きだしそうな顔をして俯いて、頷いた。
52:
ミカサはどうして。
どうして、そんなに一途に想い続けられるのだろう。
昨日泣きながら吐いていた言葉は何だったのか。いやその前も、幼いときだって。
なのに、なんで。
「ミカサは酷いよ」
「……あ」
「僕は、ミカサが、好きだったよ。ずっと前から」
ミカサの瞳が見開かれる。
出会った時から、彼女の心はエレンのものだと分かったけど。
君が、エレンが好きだと打ち明けてくるまで、僕の初恋は続いていたのに。
「あ、アルミン、私」
「気にしないでいいよ。ミカサが僕のことを意識してないことは、充分分かってたんだ」
「…こんなことは、もう取り返しがつかないけど、二度としないから。さっきは、僕もどうかしてたんだ…」
ごめんね。
僕の謝罪を苦々しい表情で飲み込んで、ミカサが何か言おうと口を開くが、何も言葉にならずに閉じられる。
53:
ミカサは何度も僕に何か言おうとして、口の端から苦しげな息を漏らして閉じる。
僕は、最低だ。
そうして苦しんでるミカサが愛しかった。
このまま苦しんで、苦しみ続けて、行き場のなくなった心が僕の方へ倒れてくればいいのに。
もっと苦しんで、エレンには受けとめて貰えずに、積み重ねすぎたエレンへの想いが倒れてしまえばいい。
僕が受け止める。
だから、もっともっと苦しめばいい。
もっともっと、悲しんで傷つけられて、泣いて、擦り切れて、突き放されて、傷んで、もっと。
もっと、可哀想になればいい。
54:
ぼろぼろに泣き腫らした目で、置き去りにされた迷子みたいな心で、「アルミンの方が良かった」って、ぐずぐず泣きながら縋りついてくればいい。
そうして傷ついて開ききったそこに僕を塗りこんで、僕じゃないとダメなんだとミカサに思い込ませて、僕以外の誰かに心を開かないように。
ミカサなんて、ぼろぼろになってしまえばいいのに。
55:
「…でもエレンは、今は、巨人で頭がいっぱいだよね」
「私は、エレンを守れればそれでいい…から」
僕の中に、醜い感情が沸き上がる。
これが嫉妬なんだ。
最低だ。ミカサには憎悪にも似た嗜虐の感情で、エレンには嫉妬。
これで何が、「友達」なんだろうか。
ミカサの恋は叶わないかもしれない。
エレンの視線の先には巨人への憎しみがあって、その向こうには、きっと外への世界への憧れがある。
ミカサはその背中を追いかけるだけで、声をかけようともしない。
じゃあ、僕は?
僕はミカサの隣に居ながら、ミカサの想いを知っていながら、その手を取ろうとはしないのか。
56:
「でもミカサ、エレンは君に守られることは望んでな」
「分かってる」
ミカサが遮るように、強い語気で言った。
そんなことは滅多にしないので、少し面食らってしまう。
「エレンが望んでるかなんて関係ない。私はエレンを守る。エレンが巨人でも、人間でも、そんなの関係ない。だって」
徐々にいつもの静かな声色に戻る。
やがて、呟くような小さな囁きに変わってしまう。
「誰もエレンを守ってくれないから」
57:
ああ。ミカサは僕と同じだ。
「ミカサ」
「だから、エレンは前だけ見てればいい。私がエレンを守れれば、傍にいられたら、それで」
「そんなのミカサが辛いだろう」
「辛くない。私の人生はエレンのためにあるから。エレンは私を生き返らせてくれた」
ミカサはきっぱりと言い切ったけど、その表情には暗い陰を帯びていた。
赤いマフラー。
ミカサが大切に大切にして、何度も解れて取り繕って、大切にしてきたマフラー。
なんて、残酷な鎖なんだろう。
ミカサが泣いている。
あんなに強い女の子が、ミカサの乙女心が、声もあげずに泣いている。
それを想うと、今まで何度も飲み込んできた言葉が、口をついて出そうになる。
58:
言っては駄目だ。
ミカサとエレンのことを想うなら、言ってはいけない言葉だ。分かってるけど。
「ミカサ、僕じゃ駄目かな」
「え?」
「僕にするのは、駄目かな」
言ってしまった。
ずっとずっと封印して、否定し続けてきた言葉。
「僕はミカサを選ぶよ。寂しい想いなんてさせないし、それに」
「アルミン」
「離れたりしない。ずっと傍に」
「アルミン」
ミカサに強く制止されて、僕は言葉を止めた。
「アルミンのことは、とても信頼している。とても物知りでとても強い。とても優しくて、とても、大切な」
僕の目を、あの真っ黒な瞳で真っ直ぐのぞき込む。
「大切な、友達」
59:
そう言って、寄り添うように僕に身を寄せてくる。
ミカサの腕がふわりと僕を包んで、耳元に口を寄せられる。
「アルミン、大好き」
涙が溢れた。
振るならしっかり振ってくれよ、ミカサ。
君がそう言うなら、僕は頭のいい君の友達で、エレンを君の王子様に留めるための手段を考えないといけないじゃないか。
悔しいけど、本当に本当に、エレンしかいないんだ。
どうにかして巨人を滅ぼして二人を生き残らせて、ハッピーエンドを作り上げないと。
「こればっかりは、正解が分からないよ」
はは、と涙と一緒に笑いが溢れた。
その笑いは、馬鹿な自分への自嘲なのか、2人の幸せを願うものなのか、僕自身にも分からなかった。
60:
終わり。
アルミン好きな人すまんかった。
みんなもミカサのエロ書こうぜ!
61:
切ない
とても良かった、乙
雰囲気も話もすごい好き
62:
てっきりバカ話かと思って開いたら……
これはいいタイトル詐欺
63:

凄く良かった
64:

これ読むと地下室のバイバイが切ないな
逆タイトル詐欺に引っ掛かったわ
65:
こういうアルミカすき…けど切ない
67:

やっぱりアルミカは切ないなぁ……
良かったです
6

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