少女「バレンタインにはパイをあげるねっ」back

少女「バレンタインにはパイをあげるねっ」


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1:
男「お、いいね、パイ好きだよ」
少女「美味しいパイがあるよ〜」ニヤニヤ
男「パイの実?」
少女「もっといいパイだよ〜」ムニッ
男「源氏パイとかうなぎパイも好きだなあ」
少女「ほれほれ」ムニムニ
男「あ、アップルパイとかも好き」
少女「……」ムニムニ
元スレ
少女「バレンタインにはパイをあげるねっ」
http://jbbs.shitaraba.net/internet/14562/storage/1392212660.html
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2:
男「楽しみにしてるから」ニコッ
少女「……う、うん」
男「……」
少女「……」ムニムニ
男「寄せても、胸ないな」
少女「うるさいっ!」
4:
少女「むぅ、あの朴念仁はどうやったら私になびくんだろう……」
少女「いっそもう見せるか!?」
少女「回りくどいの、やめちゃうか!?」
少女「右のパイと左のパイ、どっちがい〜い? とかゆって!」
少女「右手でつまんで左手で揉んで! みたいな! みたいな!」
少女「きゃ〜」
男「おい、聞こえてるぞ」
少女「ぎゃ〜!!」
5:
男「お前な、家の中でそういうこと大声で言うのやめろ」
少女「お母さんがいるから?」
男「そうだよ」
少女「お母さん、応援してくれてるよ?」
男「なんてこったい」
少女「お父さんはちょっと反対気味だけど……」
男「……なんてこったい」
6:
男「男手ひとつで育ててきた息子が、できたばかりの妹に求婚されてるってショックだろな」
少女「まあ、いずれわかってくれるよ」ポンポン
男「なんでおれ慰められてんの!?」
少女「私たちの愛に、壁など意味ないのだよ」ポンポン
男「主にお前の愛だろ」
少女「愛してくれてないの?」
男「ん……いや、まあ、それなりに?」
少女「歯切れ悪っ!」
7:
一応これの続き物ですが、読んでなくても全く問題ありません
ぬるっと続きます
では、また明日です
少女「お菓子をくれたら悪戯してもいいよっ」
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1864942.html
10:
……
少女「なにつくろっかなあ」
母「あら、なにを悩んでるの?」
少女「んーお兄ちゃんにバレンタイン、なにあげよっかなあって」
母「私のパイをあげる♪ っていうのはどう?」
少女「それはもう無視されちゃった」
母「あそう……」
少女「私やっぱお母さん似だなあ……」
11:
母「手作りにこだわらなくてもいいんじゃない?」
少女「でもやっぱ、作ってあげたいし」
母「簡単なのは、チョコと溶かして固めて」
少女「ナッツとか入れて?」
母「そうそう」
少女「髪の毛とかもちょっと隠し味で?」
母「そうそう」
男「おいやめろ」
12:
少女「ちょ、ちょっと、台所は女の聖域よ!」
母「あらあら、だめじゃない、入ってきちゃ」
男「恐ろしい相談が聞こえてきたからだよ!」
少女「もう、お兄ちゃんのエッチ♪」
男「勘弁してくれ」
母「あらあら、私のいないところでお願いね、二人とも」
男「いなくてもダメでしょう!」
13:
少女「当日まで秘密っ! 見たらだめだよ!」グイグイ
男「食えるもんにしてくれよ……」
少女「ふう、危ない危ない」
母「全身チョココーティングというのもアリよね?」
少女「やっぱり普通に考える」
母「あそう……」
14:
男「そんなに気合い入れなくていいんだけどなあ」
男「別に市販でも」
男「って言ったら、怒りそうだな、あいつ」
……
少女「むむう、決まらない……」
母「別に市販のでも、お兄ちゃん喜んでくれると思うけれど」
少女「だめ! 手作りがいいの!」
母「どうして?」
少女「だって、他の女に差をつけられちゃう!」
15:
母「他の女って……」
少女「お兄ちゃんに手作りチョコ渡す女がいたら、私負けちゃう!」
母「大丈夫よ、お兄ちゃんモテないから」
少女「万が一、ということがあるでしょ!」
母「用心深いのねえ」
16:
……
少女「ふむふむ……プリン……ふむふむ……」カチカチ
少女「ほほう、カラメルソース……なるほど……」カチカチ
男「あいつ、なにしてんの?」
母「パソコンで調べものだって」
男「……あんまり根つめないように、言ったげてくれる?」
母「あなたが言った方が、効果があるんじゃない?」
男「まあ、それもそうなんだけど……」
17:
母「自分からは、言いたくない、と」
男「あ、や、そういうわけじゃあ」
母「優しいのね、お兄ちゃんは」
男「……」
母「どんなものができても、受け取ってあげてね」
男「……去年は確か……」
母「色はちゃんと茶色だったでしょ?」
男「それだけは覚えてる」
18:
……
男「……まだやってるっぽいな」
少女「あぎゃー!」
男「……明日起きられなくなっても知らねーぞ」
少女「っ! 痛っ!」
男「あーあ、あの馬鹿……」
……
少女「わ、お兄ちゃんっ! 入ってきたらだめだよっ!」
男「いいから、ほれ、指見せてみろ」
少女「だ、大丈夫だよ?」
男「化膿したらどうすんだ、ほれ、指出せ」
19:
少女「……ありがと」
男「あとまあ、チョコに血が入ったら大変だからな」
少女「あ、そっか」
男「昔はそういうおまじないがあったらしいけど」
少女「ほんとに?」
男「好きな相手に血を飲ませても、うまくいくとは思えないが……」
少女「ふむふむ……血をチョコに……なるほど」
男「おい、なにがなるほどだ」
20:
男「よし、治療終わり」
少女「ありがとう」
男「ほどほどにして、早く寝ろよ」
少女「……うん」
男「……じゃあ、おやすみ」
少女「……」
男「ん?」
少女「……一緒に寝る」ギュ
男「……じゃ、片づけるか」
少女「うん」
22:
はぁ
癒される
24:
……
少女「明日、誰かにチョコ、もらう?」
男「さあ、どうかな」
少女「くれそうな人、いる?」
男「いないことも、ないな」
少女「……」
男「でもお前のチョコ、最初に食べるから」
少女「……私のチョコ、最後にして」
男「ん? いいけど」
25:
少女「んん」モゾモゾ
男「寒いか?」
少女「んーん、ぬくい」モゾモゾ
少女「ぎゅーってして」
男「はいはい」ギュ
少女「もうすぐバレンタインになるし、フライングでパイを揉んでもいいよ」ギュ
男「馬鹿、早く寝ろ」
26:
……
男「んん……」モゾモゾ
男「……あいつ、先に起きたのか」
男「……さみい」モゾモゾ
……
少女「おはよーお兄ちゃん、冷蔵庫は開けちゃだめだからね!」
男「おはよう」
少女「帰ってからのお楽しみだからね!」
男「はいはい」
27:
少女「行ってきまーす」
男「行ってきまーす」
母「行ってらっしゃい♪」
……
少女「寒いねー」
男「寒いな」
男「チョコ、誰かにあげるのか?」
少女「んーん、お兄ちゃんとお父さんだけだよ」
男「そっか」
少女「気になる?」
男「……」
28:
少女「気になるんだー、うふふ、うふふ」
男「気にならん」
少女「まあ、あげられないよね、いろんな意味で」
男「……なるほど」
少女「私がチョコ持って行ったら、騒ぎになると思う」
男「……それはまずいな」
少女「でしょ」
29:
男「じゃあ、気を付けて」
少女「はあい、お兄ちゃんも」
男「おれは誰かにもらうかもよ?」
少女「そしたら、私に見つかる前に捨てること!」
男「怖いよ」
30:
……
男「ただいま」
少女「お帰りっ」フリフリ
男「……なんだ、その恰好は」
少女「聖・ヴァレンチヌスのコスプレだよっ」フリフリ
男「どこにそんな需要が……」
少女「どう? どう?」フリフリ
男「……」
男「……ありだな」
少女「でしょでしょ!」
31:
少女「チョコもらった? もらった?」
男「あ、えっと、ゼミの友だちに一つ……」
少女「ゼミ? セミ?」
男「んー少人数の授業、かな」
少女「仲良いの?」
男「ふつう」
少女「むむ、なら許す」
32:
少女「一口ちょうだいっ!」
男「ご飯前だぞ」
少女「いいの、ちょっとだけ!」
男「しゃあねえなあ」ガサガサ
少女「お、可愛いぞ、これは」
男「ほれ」ヒョイ
少女「あむ、むぅ、うまいぞ、これは」モグモグ
男「市販だからな」
35:
……
少女「よっし、お待ちかね! 私からのバレンタインチョコだよっ!」
男「まだご飯食べてすぐだけど……」
少女「お腹空いてない?」
男「まだちょっと……」
少女「じゃあ、コタツでテレビ見よう」
男「なんか見たいものあったか?」
少女「んー」
36:
男「なんもねえなあ」ピッピッ
少女「ニュースはバレンタイン一色だねえ」
男「んー」ピッピッ
少女「ね、そっち行く」
男「ん?」
少女「足の間入る」
男「はいはい」
少女「やたー」モゾモゾ
男「甘えん坊め」
37:
男「髪伸びたなあ」
少女「うん」スリスリ
男「……」
少女「似合う?」スリスリ
男「うん」
少女「コスプレは?」
男「案外、似合ってる」
少女「えへへー」スリスリ
38:
少女「はっ! このポジションは冬のパイ祭り開催の絶好のチャンス!」ピキーン
男「なに言ってんだ」
少女「ちゃんとチョコ作ったよ? 作ったけどね?」
少女「お兄ちゃんになら……いいよ? パイ祭り開催するよ?」
男「馬鹿」コショコショ
少女「ひゃっ! あははは! くすぐりはダメ!」
男「お馬鹿な妹におしおき」コショコショ
少女「ひゃははは! や! ちょっと! ごめんって!」
39:
男「……ふぅ」
少女「あはは……あは……ひー」
母「あらあら、仲良しさんねー」
男「ははは」
母「そのポジションだと、冬のパイ祭りが開催できるわねー」
男「……」
少女「……」
男「親子だなあ」
少女「親子だねえ」
母「ん?」
40:
……
少女「はい……バレンタインの……例の……」
男「お、おう」
男「どうした、なんか変だぞ」
少女「……今年はちょっと、頑張ったから」
男「知ってる」
少女「?」
男「頑張ってたの、知ってるし」
少女「……うん」
41:
男「開けるぞ」ゴソゴソ
少女「うん」
男「……おぉ、これは」
少女「……うん」
男「プリン型?」
少女「……うん」
男「へえ、うまいじゃん」
少女「変なもの、入れなかった」
男「よしよし、えらいぞ」
42:
男「可愛い」
少女「えっ!? 私!? 私のこと言った!?」
男「いやいやいや、チョコのことだよ」
少女「はよ食え!」ベシベシ
男「はいはい、いただきまーす」
少女「……」ドキドキ
男「……おぉ、普通にうまい」
少女「やった!」
43:
男「あれ? どうしたことだ、これは」
少女「ふふん、私も成長してるし!」
男「市販?」
少女「手作りだっつーの!」
男「ごめんごめん、冗談」
男「でも、うまいわ、ありがとな」
少女「えへへー」テレテレ
44:
男「でもなんでプリン?」
少女「え、お兄ちゃん巨乳好きだから……」
男「……」
少女「……」
男「いや、別に巨乳好きでは……」
少女「!」
男「……」
少女「じゃ、じゃあ」ムニッ
男「壁にも興味はない」
少女「うわあああああああああん」
45:
男「うそうそ、冗談、ほらこっちおいで」
少女「……」ベシベシ
男「ほらお前も一個食え」
少女「あむ」
男「来年はもっとうまくなるかなー」
少女「……頑張る」モグモグ
46:
少女「ねえ、さっきのうそって、壁のこと? 壁に興味ないこと?」ベシベシ
男「えーと」
少女「私に興味ないの? 私が巨乳だったら好きなの!?」ベシベシ
男「お前のことは好きだよ」
少女「!」
男「ただし、今は、妹として」
少女「……」ベシベシベシベシ
47:
男「お返し、なにが欲しいか考えといてな」
少女「え、うーん、うーん、お返しか、そうか」
男「常識の範囲内で」
少女「常識か……でも、常識を覆すってのも」
男「なしで」
少女「今すぐ結婚とか」
男「無理で」
少女「あ、あれにしよ!」
男「?」
少女「ホワイトデーには白いのが欲しいなっ」
★おしまい★
48:
 ∧__∧
 ( ・ω・)  ありがとうございました
 ハ∨/^ヽ またどこかで
 ノ::[三ノ :.、 http://hamham278.blog76.fc2.com/
  i)、_;|*く; ノ
  |!: ::.".T~
  ハ、___|
"""~""""""~"""~"""~"
49:
乙です!
50:
おつおつ
ホワイトデーも是非
5

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